JP2002326598A - 船体健全性評価装置及び船体健全性評価方法 - Google Patents
船体健全性評価装置及び船体健全性評価方法Info
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- JP2002326598A JP2002326598A JP2001133854A JP2001133854A JP2002326598A JP 2002326598 A JP2002326598 A JP 2002326598A JP 2001133854 A JP2001133854 A JP 2001133854A JP 2001133854 A JP2001133854 A JP 2001133854A JP 2002326598 A JP2002326598 A JP 2002326598A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 船体の点検箇所の特定を容易に行い、メンテ
ナンスの効率を向上させる。 【解決手段】 船体2の応力を応力検出手段3で検出す
ると共に航行時の船舶1の状態を船舶状態導出手段4で
導出し、航行中における船体2の応力情報及び油送船1
の状態を船陸通信によりコンピュータ7に送信し、送ら
れた情報に基づいて船体構造体の健全性を管理側で推定
評価し、経験により蓄積された健全性の評価状況によら
ず船体2の健全性を管理側で評価し、点検箇所の特定を
容易に行い、メンテナンスの効率を向上させる。
ナンスの効率を向上させる。 【解決手段】 船体2の応力を応力検出手段3で検出す
ると共に航行時の船舶1の状態を船舶状態導出手段4で
導出し、航行中における船体2の応力情報及び油送船1
の状態を船陸通信によりコンピュータ7に送信し、送ら
れた情報に基づいて船体構造体の健全性を管理側で推定
評価し、経験により蓄積された健全性の評価状況によら
ず船体2の健全性を管理側で評価し、点検箇所の特定を
容易に行い、メンテナンスの効率を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、原油を輸
送する油送船や球径の貨物タンクを備えた液化ガス輸送
船(液状貨物船)や客船等の商船における船体の健全性
を評価する船体健全性評価装置及び船体健全性評価方法
に関する。
送する油送船や球径の貨物タンクを備えた液化ガス輸送
船(液状貨物船)や客船等の商船における船体の健全性
を評価する船体健全性評価装置及び船体健全性評価方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば、液状貨物船である原油
を輸送する油送船等の商船のメンテナンスは、定期的に
ドッグに入れて、航行時に想定される船体の負荷に応じ
て問題が生じる虞のある構造箇所をしらみ潰しに点検し
ている。また、近年、船側部及び船底部が二重船殻とさ
れた構造の液状貨物船が建造されてきている。
を輸送する油送船等の商船のメンテナンスは、定期的に
ドッグに入れて、航行時に想定される船体の負荷に応じ
て問題が生じる虞のある構造箇所をしらみ潰しに点検し
ている。また、近年、船側部及び船底部が二重船殻とさ
れた構造の液状貨物船が建造されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、液状貨物船等の
商船の船体健全性は、建造からの年数等に応じて経験に
より間接的に評価され、商船のメンテナンスは、問題が
生じる虞のある構造箇所をしらみ潰しに点検しているの
が現状であった。例えば、原油を輸送する油送船は、積
荷の原油の量や航行する海象、気象の状況等により、様
々な状態の応力を船体に受けることになるため、経験に
より蓄積された評価結果を踏まえて問題が生じる虞のあ
る箇所をしらみ潰しに点検せざるを得ないのが現状であ
った。つまり、遭遇海象とは無関係に検査で発見された
亀裂等の有無で船体健全性を評価していた。換言すれ
ば、設計時に考慮した荷重、応力との関係がつかないの
が現状であった。
商船の船体健全性は、建造からの年数等に応じて経験に
より間接的に評価され、商船のメンテナンスは、問題が
生じる虞のある構造箇所をしらみ潰しに点検しているの
が現状であった。例えば、原油を輸送する油送船は、積
荷の原油の量や航行する海象、気象の状況等により、様
々な状態の応力を船体に受けることになるため、経験に
より蓄積された評価結果を踏まえて問題が生じる虞のあ
る箇所をしらみ潰しに点検せざるを得ないのが現状であ
った。つまり、遭遇海象とは無関係に検査で発見された
亀裂等の有無で船体健全性を評価していた。換言すれ
ば、設計時に考慮した荷重、応力との関係がつかないの
が現状であった。
【0004】このため、商船のメンテナンスは非常に効
率が悪く、点検期間も長期にわたる作業となっていた。
特に、船側部及び船底部が二重船殻とされた構造の船舶
においては、外側の鋼板と内側の鋼板の間に補強部材等
が設けられる等して構造が複雑になっており、しかも、
蓄積された健全性の評価状況が少ないため、点検箇所が
更に多くなりメンテナンスの効率が悪いものであった。
率が悪く、点検期間も長期にわたる作業となっていた。
特に、船側部及び船底部が二重船殻とされた構造の船舶
においては、外側の鋼板と内側の鋼板の間に補強部材等
が設けられる等して構造が複雑になっており、しかも、
蓄積された健全性の評価状況が少ないため、点検箇所が
更に多くなりメンテナンスの効率が悪いものであった。
【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、経験により蓄積された健全性の評価状況によらず、
遭遇海象、荷重を把握し、余寿命の予測・メンテナンス
計画・就航計画・設計へのフィードバックを可能にして
船体の健全性を評価することができる船体健全性評価装
置及び船体健全性評価方法を提供することを目的とす
る。
で、経験により蓄積された健全性の評価状況によらず、
遭遇海象、荷重を把握し、余寿命の予測・メンテナンス
計画・就航計画・設計へのフィードバックを可能にして
船体の健全性を評価することができる船体健全性評価装
置及び船体健全性評価方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の船体健全性評価装置は、任意の船体構造部位
の応力を導出する応力導出手段と、航行中における応力
導出手段の検出情報が入力され導出された応力の状態を
蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されたデータに基
づいて船体構造体の健全性を評価する評価手段とを備え
たことを特徴とする。応力導出手段としては、応力を直
接検出する応力検出計や、船舶の運航状態を把握する計
測装置(船首加速度計や傾斜計)等の検出状態に基づい
て対応付けられる応力評価手段を適用することができ
る。
の本発明の船体健全性評価装置は、任意の船体構造部位
の応力を導出する応力導出手段と、航行中における応力
導出手段の検出情報が入力され導出された応力の状態を
蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されたデータに基
づいて船体構造体の健全性を評価する評価手段とを備え
たことを特徴とする。応力導出手段としては、応力を直
接検出する応力検出計や、船舶の運航状態を把握する計
測装置(船首加速度計や傾斜計)等の検出状態に基づい
て対応付けられる応力評価手段を適用することができ
る。
【0007】また、上記目的を達成するための本発明の
船体健全性評価装置は、任意の船体構造部位の応力を検
出する応力検出手段と、航行中における応力検出手段の
検出情報が入力され応力の受ける回数と強さを蓄積する
蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されたデータに基づいて船
体構造体の健全性を評価する評価手段とを備えたことを
特徴とする。
船体健全性評価装置は、任意の船体構造部位の応力を検
出する応力検出手段と、航行中における応力検出手段の
検出情報が入力され応力の受ける回数と強さを蓄積する
蓄積手段と、蓄積手段に蓄積されたデータに基づいて船
体構造体の健全性を評価する評価手段とを備えたことを
特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するための本発明の
船体健全性評価装置は、任意の船体構造部位の応力を検
出する応力検出手段と、航行時の船舶の状態を導出する
船舶状態導出手段と、航行中における応力検出手段の検
出情報が入力され応力の受ける回数と強さを蓄積する蓄
積手段と、蓄積手段に蓄積された蓄積情報及び船舶状態
導出手段で導出された航行時の船舶の状態情報が入力さ
れ蓄積情報に基づいて応力検出手段が設けられた船体構
造部位の健全性を評価すると共に蓄積情報及び状態情報
に基づいて応力検出手段が設けられていない船体構造部
位の健全性を推定評価する評価手段とを備えたことを特
徴とする。
船体健全性評価装置は、任意の船体構造部位の応力を検
出する応力検出手段と、航行時の船舶の状態を導出する
船舶状態導出手段と、航行中における応力検出手段の検
出情報が入力され応力の受ける回数と強さを蓄積する蓄
積手段と、蓄積手段に蓄積された蓄積情報及び船舶状態
導出手段で導出された航行時の船舶の状態情報が入力さ
れ蓄積情報に基づいて応力検出手段が設けられた船体構
造部位の健全性を評価すると共に蓄積情報及び状態情報
に基づいて応力検出手段が設けられていない船体構造部
位の健全性を推定評価する評価手段とを備えたことを特
徴とする。
【0009】そして、応力検出手段は、船体の船長方向
中央部位におけるアッパーデッキの両弦部に備えられ縦
曲げ応力を検出する縦曲げ応力計と、船体の船長方向中
央部位における船側部に備えられ局部応力を検出する船
側局部応力計と、船体の中央部位における船側部から船
底部にかけての部位に備えられ局部応力を検出する下局
部応力計と、船体の船長方向中央部位における船側部の
外側に高さ方向に複数備えられ波による圧力を検出する
波浪圧力計とで構成されていることを特徴とする。
中央部位におけるアッパーデッキの両弦部に備えられ縦
曲げ応力を検出する縦曲げ応力計と、船体の船長方向中
央部位における船側部に備えられ局部応力を検出する船
側局部応力計と、船体の中央部位における船側部から船
底部にかけての部位に備えられ局部応力を検出する下局
部応力計と、船体の船長方向中央部位における船側部の
外側に高さ方向に複数備えられ波による圧力を検出する
波浪圧力計とで構成されていることを特徴とする。
【0010】また、船舶状態導出手段は、風向を検出す
る風向検出手段と、船体の船首方位を計測する方位計測
手段と、船体のローリング及びピッチングを検出する傾
斜検出手段と、船首の上下加速度を検出する上下加速度
検出手段と、船首における海面からの高さである相対水
位を検出する船首相対水位検出手段とで構成されている
ことを特徴とする。
る風向検出手段と、船体の船首方位を計測する方位計測
手段と、船体のローリング及びピッチングを検出する傾
斜検出手段と、船首の上下加速度を検出する上下加速度
検出手段と、船首における海面からの高さである相対水
位を検出する船首相対水位検出手段とで構成されている
ことを特徴とする。
【0011】また、船体は船側部及び船底部が二重船殻
をなし、船体に複数室の貨物油槽を備えた液状貨物船で
あり、応力検出手段として、船側部の内板の圧力をオイ
ルタンクの内圧として検出するタンク内圧計を更に備え
たことを特徴とする。また、評価手段は、船舶側に備え
られ各種データを時系列に一次解析処理する一次解析処
理装置と、陸上側に備えられ一次解析処理装置で処理さ
れた時系列の一次解析処理情報に基づいて健全性の最終
評価を行う二次解析処理装置と、一次解析処理装置と二
次解析処理装置との間で定期的にデータの通信を行う船
陸通信手段とから構成されることを特徴とする。
をなし、船体に複数室の貨物油槽を備えた液状貨物船で
あり、応力検出手段として、船側部の内板の圧力をオイ
ルタンクの内圧として検出するタンク内圧計を更に備え
たことを特徴とする。また、評価手段は、船舶側に備え
られ各種データを時系列に一次解析処理する一次解析処
理装置と、陸上側に備えられ一次解析処理装置で処理さ
れた時系列の一次解析処理情報に基づいて健全性の最終
評価を行う二次解析処理装置と、一次解析処理装置と二
次解析処理装置との間で定期的にデータの通信を行う船
陸通信手段とから構成されることを特徴とする。
【0012】上記目的を達成するための本発明の船体健
全性評価方法は、任意の船体構造部位の応力を導出し、
航行中における船体の応力情報を船陸通信により管理側
に送信し、送られた応力情報に基づいて船体構造体の健
全性を管理側で評価することを特徴とする。
全性評価方法は、任意の船体構造部位の応力を導出し、
航行中における船体の応力情報を船陸通信により管理側
に送信し、送られた応力情報に基づいて船体構造体の健
全性を管理側で評価することを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するための本発明の
船体健全性評価方法は、任意の船体構造部位の応力を導
出すると共に航行時の船舶の状態を導出し、航行中にお
ける船体の応力情報及び船舶の状態を船陸通信により管
理側に送信し、送られた応力情報に基づいて船体構造体
の健全性を管理側で評価すると共に送られた応力情報及
び船舶の状態の情報に基づいて船長方向中央部位以外の
船体構造体の健全性を管理側で推定評価することを特徴
とする。
船体健全性評価方法は、任意の船体構造部位の応力を導
出すると共に航行時の船舶の状態を導出し、航行中にお
ける船体の応力情報及び船舶の状態を船陸通信により管
理側に送信し、送られた応力情報に基づいて船体構造体
の健全性を管理側で評価すると共に送られた応力情報及
び船舶の状態の情報に基づいて船長方向中央部位以外の
船体構造体の健全性を管理側で推定評価することを特徴
とする。
【0014】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る船体健全性評価装置の全体概略システム構成、図2
には船体健全性評価装置が備えられる油送船の側面状
況、図3には図2中のIII-III 線矢視状況、図4には図
2中のIV-IV 線矢視状況、図5には制御ブロック構成、
図6には応力蓄積情報の一例を表すマップを示してあ
る。
係る船体健全性評価装置の全体概略システム構成、図2
には船体健全性評価装置が備えられる油送船の側面状
況、図3には図2中のIII-III 線矢視状況、図4には図
2中のIV-IV 線矢視状況、図5には制御ブロック構成、
図6には応力蓄積情報の一例を表すマップを示してあ
る。
【0015】図1に示すように、液状貨物船である船舶
1には、船体2の船長方向中央部に応力検出手段3が設
けられ、応力検出手段3により船体2の構造体の応力が
検出される。また、船舶1には航行時の状態、即ち、風
向や方位、ローリングやピッチング、船首の上下加速度
や海面からの水位である相対水位等の状態を導出する船
舶状態導出手段4が備えられている。尚、応力検出手段
3は少なくとも船長方向中央部に設けられているのが好
適であるが、その他、任意の船体構造部位であば適宜箇
所に設けることも可能である。また、船体2の構造体の
応力は、船舶状態導出手段4の情報との対応が予め判っ
ていれば、船舶状態導出手段4の情報に基づいて記憶さ
せておく等が可能であるので、応力検出手段3によらず
に船体2の構造体の応力を導出することも可能である。
1には、船体2の船長方向中央部に応力検出手段3が設
けられ、応力検出手段3により船体2の構造体の応力が
検出される。また、船舶1には航行時の状態、即ち、風
向や方位、ローリングやピッチング、船首の上下加速度
や海面からの水位である相対水位等の状態を導出する船
舶状態導出手段4が備えられている。尚、応力検出手段
3は少なくとも船長方向中央部に設けられているのが好
適であるが、その他、任意の船体構造部位であば適宜箇
所に設けることも可能である。また、船体2の構造体の
応力は、船舶状態導出手段4の情報との対応が予め判っ
ていれば、船舶状態導出手段4の情報に基づいて記憶さ
せておく等が可能であるので、応力検出手段3によらず
に船体2の構造体の応力を導出することも可能である。
【0016】応力検出手段3の検出情報は船舶1側に備
えられた船上パソコン5に入力され、応力を受ける回数
と強さが蓄積されて蓄積情報とされる(蓄積手段)。ま
た、船舶状態導出手段4で導出された船舶の状態情報は
船上パソコン5に入力される。船上パソコン5に入力さ
れた蓄積情報及び状態情報は時系列に一次解析処理され
(一次解析処理装置)、例えば、決められた時間間隔
(6時間おき、12時間おき等)で人口衛星6を介して
衛星電話等でパソコン通信により陸上側の管理側であ
る、例えば、船体構造健全性評価施設(ドッグ)10に
設置されたコンピュータ7に送られる(船陸通信手
段)。
えられた船上パソコン5に入力され、応力を受ける回数
と強さが蓄積されて蓄積情報とされる(蓄積手段)。ま
た、船舶状態導出手段4で導出された船舶の状態情報は
船上パソコン5に入力される。船上パソコン5に入力さ
れた蓄積情報及び状態情報は時系列に一次解析処理され
(一次解析処理装置)、例えば、決められた時間間隔
(6時間おき、12時間おき等)で人口衛星6を介して
衛星電話等でパソコン通信により陸上側の管理側であ
る、例えば、船体構造健全性評価施設(ドッグ)10に
設置されたコンピュータ7に送られる(船陸通信手
段)。
【0017】尚、船陸通信手段としては、衛星電話等の
パソコン通信に限らず、インターネットを通じて船上パ
ソコン5とコンピュータ7との間で通信を行うようにし
てもよい。また、蓄積手段としての船上パソコン5や陸
上側のコンピュータ7は、携帯端末等と情報をやり取り
する機能等を付加したり、携帯端末自体とすることも可
能である。
パソコン通信に限らず、インターネットを通じて船上パ
ソコン5とコンピュータ7との間で通信を行うようにし
てもよい。また、蓄積手段としての船上パソコン5や陸
上側のコンピュータ7は、携帯端末等と情報をやり取り
する機能等を付加したり、携帯端末自体とすることも可
能である。
【0018】コンピュータ7では、送られた一次解析処
理情報に基づいて(蓄積情報及び状態情報に基づい
て)、船長方向中央部の船体2の構造体の健全性をリア
ルタイムで評価すると共に、船長方向中央部以外の船体
2の構造体の応力等(健全性)をリアルタイムで推定評
価する(評価手段)。即ち、時系列の一次解析処理情報
に基づいてコンピュータ7で船舶1の健全性の最終評価
が行われる(二次解析処理装置)。尚、コンピュータ7
には、複数隻の船舶からの一次処解析理情報を送ること
も可能で、複数の船舶に対して船体2の構造体の健全性
をリアルタイムで評価することができると共に、船長方
向中央部以外の船体2の構造体の応力等をリアルタイム
で推定評価することができる。
理情報に基づいて(蓄積情報及び状態情報に基づい
て)、船長方向中央部の船体2の構造体の健全性をリア
ルタイムで評価すると共に、船長方向中央部以外の船体
2の構造体の応力等(健全性)をリアルタイムで推定評
価する(評価手段)。即ち、時系列の一次解析処理情報
に基づいてコンピュータ7で船舶1の健全性の最終評価
が行われる(二次解析処理装置)。尚、コンピュータ7
には、複数隻の船舶からの一次処解析理情報を送ること
も可能で、複数の船舶に対して船体2の構造体の健全性
をリアルタイムで評価することができると共に、船長方
向中央部以外の船体2の構造体の応力等をリアルタイム
で推定評価することができる。
【0019】コンピュータ7で評価された船舶1の健全
性の最終評価のデータは、メンテナンスデータとして、
例えば、ドッグ10に送られる。また、最終評価のデー
タは、ドッグ10側の記憶装置11に記憶され、適宜他
の船の建造のための設計のデータとして活用されたり、
航行の履歴データとして活用される。尚、船舶1の健全
性の最終評価のデータは、メンテナンスデータや他の船
の建造のための設計のデータの他にも適用可能であり、
必要に応じて磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体に
保存しておくことが可能である。
性の最終評価のデータは、メンテナンスデータとして、
例えば、ドッグ10に送られる。また、最終評価のデー
タは、ドッグ10側の記憶装置11に記憶され、適宜他
の船の建造のための設計のデータとして活用されたり、
航行の履歴データとして活用される。尚、船舶1の健全
性の最終評価のデータは、メンテナンスデータや他の船
の建造のための設計のデータの他にも適用可能であり、
必要に応じて磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体に
保存しておくことが可能である。
【0020】図2乃至図4に基づいて応力検出手段3及
び船舶状態導出手段4の設置状況について説明する。
び船舶状態導出手段4の設置状況について説明する。
【0021】図2乃至図4に示すように、船舶1は、船
側部13及び船底部14が内鋼板13a,14a 、外鋼板13b,
14b からなる二重船殻をなし、内鋼板13a,14a と外鋼板
13b,14b とにわたり補強部材等が備えられている。そし
て、船長方向及び船幅方向に隔壁50が設けられ、複数
の貨物油槽(タンク)12が船体2に備えられた構造と
なっている。
側部13及び船底部14が内鋼板13a,14a 、外鋼板13b,
14b からなる二重船殻をなし、内鋼板13a,14a と外鋼板
13b,14b とにわたり補強部材等が備えられている。そし
て、船長方向及び船幅方向に隔壁50が設けられ、複数
の貨物油槽(タンク)12が船体2に備えられた構造と
なっている。
【0022】図3に示すように、応力検出手段3とし
て、船長方向中央部の船体2のアッパーデッキ15の両
弦部には縦曲げ応力計16が設けられ、縦曲げ応力計1
6により縦曲げ応力が検出される。船長方向中央部の船
体2の縦曲げ応力を検出することにより、船体2のホギ
ングモーメント(アッパーデッキ15の部位に引っ張り
荷重を受けるモーメント)及びサギングモーメント(ア
ッパーデッキ15の部位に圧縮荷重を受けるモーメン
ト)が検出される。また、一方側(図2中右側)の縦曲
げ応力計16の直下における船底部14にも縦曲げ応力
計16が備えられている。
て、船長方向中央部の船体2のアッパーデッキ15の両
弦部には縦曲げ応力計16が設けられ、縦曲げ応力計1
6により縦曲げ応力が検出される。船長方向中央部の船
体2の縦曲げ応力を検出することにより、船体2のホギ
ングモーメント(アッパーデッキ15の部位に引っ張り
荷重を受けるモーメント)及びサギングモーメント(ア
ッパーデッキ15の部位に圧縮荷重を受けるモーメン
ト)が検出される。また、一方側(図2中右側)の縦曲
げ応力計16の直下における船底部14にも縦曲げ応力
計16が備えられている。
【0023】また、応力検出手段3として、船長方向中
央部の船体2の一方側の船側部13の高さ方向の略中央
部及び下方部には、それぞれ内鋼板13a 側及び外鋼板13
b 側に船側部局部応力計17(図示例で4箇所)が設け
られ、船側部局部応力計17により一方側の船側部13
に係る局部応力が計測される。また、一方側の船側部1
3の内鋼板13a と船底部14の内鋼板14a とにわたり斜
板18が設けられ、応力検出手段3として、斜板18の
下部(船側部13から船底部14にかけての部位)には
下局部応力計19が設けられ、下局部応力計19により
斜板18の下部の局部応力が計測される。
央部の船体2の一方側の船側部13の高さ方向の略中央
部及び下方部には、それぞれ内鋼板13a 側及び外鋼板13
b 側に船側部局部応力計17(図示例で4箇所)が設け
られ、船側部局部応力計17により一方側の船側部13
に係る局部応力が計測される。また、一方側の船側部1
3の内鋼板13a と船底部14の内鋼板14a とにわたり斜
板18が設けられ、応力検出手段3として、斜板18の
下部(船側部13から船底部14にかけての部位)には
下局部応力計19が設けられ、下局部応力計19により
斜板18の下部の局部応力が計測される。
【0024】更に、応力検出手段3として、船長方向中
央部の船体2の一方側の船側部13の外鋼板13b 側の高
さ方向には波浪圧力計20が複数(図示例では2箇所)
設けられ、波浪圧力計20により船側部13が受ける波
の圧力が検出される。また、応力検出手段3として、船
長方向中央部の船体2の一方側の船側部13の内鋼板13
a 側の高さ方向略中央部及び船底部14の内鋼板14a に
はタンク内圧計21がそれぞれ設けられ、タンク内圧計
21により内鋼板13a,14a の圧力がタンク12の内圧と
して検出される。
央部の船体2の一方側の船側部13の外鋼板13b 側の高
さ方向には波浪圧力計20が複数(図示例では2箇所)
設けられ、波浪圧力計20により船側部13が受ける波
の圧力が検出される。また、応力検出手段3として、船
長方向中央部の船体2の一方側の船側部13の内鋼板13
a 側の高さ方向略中央部及び船底部14の内鋼板14a に
はタンク内圧計21がそれぞれ設けられ、タンク内圧計
21により内鋼板13a,14a の圧力がタンク12の内圧と
して検出される。
【0025】更に、図4に示すように、応力検出手段3
として、船首寄りの船体2の一方側の船側部13の外鋼
板13b 側の高さ方向には波浪圧力計20が複数(図示例
では2箇所)設けられ、内鋼板13a 側の高さ方向略中央
部、下部及び船底部14の内鋼板14a にはタンク内圧計
21がそれぞれ設けられている。
として、船首寄りの船体2の一方側の船側部13の外鋼
板13b 側の高さ方向には波浪圧力計20が複数(図示例
では2箇所)設けられ、内鋼板13a 側の高さ方向略中央
部、下部及び船底部14の内鋼板14a にはタンク内圧計
21がそれぞれ設けられている。
【0026】図2に示すように、船舶状態導出手段4と
して、航行中の風向を検出する風向検出手段25及び船
体2の船首の方位を計測する方位計測手段26が操舵司
令室27の部位に設けられ、船舶1が航行している海象
の風向及び船舶1の方位が検出される。また、船舶1の
ローリングを検出する傾斜計28(傾斜検出手段)及び
船舶1のピッチングを検出する傾斜計29(傾斜検出手
段)が設けられ、傾斜計28,29により船舶1のロー
リング状態及びピッチング状態が検出される。
して、航行中の風向を検出する風向検出手段25及び船
体2の船首の方位を計測する方位計測手段26が操舵司
令室27の部位に設けられ、船舶1が航行している海象
の風向及び船舶1の方位が検出される。また、船舶1の
ローリングを検出する傾斜計28(傾斜検出手段)及び
船舶1のピッチングを検出する傾斜計29(傾斜検出手
段)が設けられ、傾斜計28,29により船舶1のロー
リング状態及びピッチング状態が検出される。
【0027】更に、船舶状態導出手段4として、船体2
の船首部位には上下加速度計31が設けられ、上下加速
度計31により船首の上下加速度が検出される。また、
船舶状態導出手段4として、船体2の船首部位には波高
計32が設けられ、波高計32により船首における海面
からの高さhが計測される。波の高さにより海面からの
高さhが変化し、船首における相対水位が検出される。
また、船舶状態導出手段4として、船体2の喫水が計測
される喫水センサ34が船長方向中央部の船体2に設け
られている。尚、船舶1は油の積載状態により喫水位置
が略決まるため、喫水センサ34を設けずに油の積載状
態に基づく情報として予め喫水位置を記憶させておくこ
とも可能である。
の船首部位には上下加速度計31が設けられ、上下加速
度計31により船首の上下加速度が検出される。また、
船舶状態導出手段4として、船体2の船首部位には波高
計32が設けられ、波高計32により船首における海面
からの高さhが計測される。波の高さにより海面からの
高さhが変化し、船首における相対水位が検出される。
また、船舶状態導出手段4として、船体2の喫水が計測
される喫水センサ34が船長方向中央部の船体2に設け
られている。尚、船舶1は油の積載状態により喫水位置
が略決まるため、喫水センサ34を設けずに油の積載状
態に基づく情報として予め喫水位置を記憶させておくこ
とも可能である。
【0028】応力検出手段3としては、図示例以外に、
適宜場所に応力計等を設けることが可能である。また、
船舶状態導出手段4の情報としては、図示例以外に、船
舶1の航行時間、位置等をGPSにより検出する情報、
風速情報、対地速度情報や対水速度情報、移動方向情
報、更に、タンク12の液位情報、船体2の鉛直方向及
び、互いに直交する水平方向の加速度情報等を用いるこ
とも可能である。
適宜場所に応力計等を設けることが可能である。また、
船舶状態導出手段4の情報としては、図示例以外に、船
舶1の航行時間、位置等をGPSにより検出する情報、
風速情報、対地速度情報や対水速度情報、移動方向情
報、更に、タンク12の液位情報、船体2の鉛直方向及
び、互いに直交する水平方向の加速度情報等を用いるこ
とも可能である。
【0029】上述した応力検出手段3及び船舶状態導出
手段4の情報は、船舶1の航行中に逐次船上パソコン5
に取り込まれ、図5に示すように、応力検出手段3の情
報が蓄積手段41及び船舶状態蓄積手段42に時系列デ
ータとして蓄積され、船舶状態導出手段4の情報が船舶
状態蓄積手段42に時系列データとして蓄積される。蓄
積手段41及び船舶状態蓄積手段42に蓄積された時系
列データは、単純平均、標準偏差、最大/最小値、頻度
分布等の比較的単純な一次解析処理が実施される。
手段4の情報は、船舶1の航行中に逐次船上パソコン5
に取り込まれ、図5に示すように、応力検出手段3の情
報が蓄積手段41及び船舶状態蓄積手段42に時系列デ
ータとして蓄積され、船舶状態導出手段4の情報が船舶
状態蓄積手段42に時系列データとして蓄積される。蓄
積手段41及び船舶状態蓄積手段42に蓄積された時系
列データは、単純平均、標準偏差、最大/最小値、頻度
分布等の比較的単純な一次解析処理が実施される。
【0030】蓄積手段41で一次解析処理が実施された
時系列データ、即ち、応力検出手段3で検出された各部
所の局部応力情報は、コンピュータ7の評価手段43に
入力され、評価手段43で二次解析処理されて応力の状
況が評価される。例えば、評価手段43には、図6に示
した応力σと応力を受けた回数Nとの関係のしきい値線
(実線で示す)のマップが応力計に応じてそれぞれ記憶
されている。応力検出手段3で検出された局部応力情報
が図6に示したマップのしきい値線を越えたと判断した
場合、即ち、応力σ1がN1回以上になると判断した場
合や応力σ1より小さいσ2がN1より多いN2回以上
になると判断した場合、その部分の許容応力が近づいた
と判断する。
時系列データ、即ち、応力検出手段3で検出された各部
所の局部応力情報は、コンピュータ7の評価手段43に
入力され、評価手段43で二次解析処理されて応力の状
況が評価される。例えば、評価手段43には、図6に示
した応力σと応力を受けた回数Nとの関係のしきい値線
(実線で示す)のマップが応力計に応じてそれぞれ記憶
されている。応力検出手段3で検出された局部応力情報
が図6に示したマップのしきい値線を越えたと判断した
場合、即ち、応力σ1がN1回以上になると判断した場
合や応力σ1より小さいσ2がN1より多いN2回以上
になると判断した場合、その部分の許容応力が近づいた
と判断する。
【0031】尚、応力と船首加速度との対応が判ってい
る場合等は、船首加速度の情報により応力を評価するこ
とも可能であるため、上下加速度計31の情報が評価手
段43に入力されて応力の状況が評価される。
る場合等は、船首加速度の情報により応力を評価するこ
とも可能であるため、上下加速度計31の情報が評価手
段43に入力されて応力の状況が評価される。
【0032】また、蓄積手段41で一次解析処理が実施
された時系列データ及び船舶状態蓄積手段42で一次解
析処理が実施された時系列データ、即ち、応力検出手段
3で検出された各部所の局部応力情報(蓄積情報)及び
船舶状態導出手段4で導出された船体2の状態の情報
(状態情報)は、コンピュータ7の推定手段44に入力
され、推定手段44で二次解析処理されて応力検出手段
3が設けられていない部位の構造体の応力の状況が評価
される。
された時系列データ及び船舶状態蓄積手段42で一次解
析処理が実施された時系列データ、即ち、応力検出手段
3で検出された各部所の局部応力情報(蓄積情報)及び
船舶状態導出手段4で導出された船体2の状態の情報
(状態情報)は、コンピュータ7の推定手段44に入力
され、推定手段44で二次解析処理されて応力検出手段
3が設けられていない部位の構造体の応力の状況が評価
される。
【0033】例えば、局部応力計17や下局部応力計1
9で一方側の船側部13の応力を把握した時、その時の
船舶状態導出手段4による情報(風や波の状態、ローリ
ング及びピッチングの状態等)を加味する。即ち、他方
側の船側部13の応力は、船体2の傾きや波の高さ、方
向等を加味して一方側の船側部13の応力を補正演算す
ることで推測することができる。また、他方側の船側部
13以外の構造部位の応力も、同様に、縦曲げ応力計1
6や波浪圧力計20及びタンク内圧計21により船長方
向中央部の応力を、船舶状態導出手段4による情報に基
づいて補正演算することで推測することができる。
9で一方側の船側部13の応力を把握した時、その時の
船舶状態導出手段4による情報(風や波の状態、ローリ
ング及びピッチングの状態等)を加味する。即ち、他方
側の船側部13の応力は、船体2の傾きや波の高さ、方
向等を加味して一方側の船側部13の応力を補正演算す
ることで推測することができる。また、他方側の船側部
13以外の構造部位の応力も、同様に、縦曲げ応力計1
6や波浪圧力計20及びタンク内圧計21により船長方
向中央部の応力を、船舶状態導出手段4による情報に基
づいて補正演算することで推測することができる。
【0034】評価手段43で検出部分の許容応力が近づ
いたと判断(評価)された場合、評価された各部所の局
部応力情報はメンテナンスデータとして出力され、例え
ば、その部分のメンテナンスを優先させる等の情報とし
てドッグ10に送られる。同様に、推定手段44で推測
された船長方向中央部以外の構造体の応力情報は評価手
段43に入力されて評価され、メンテナンス情報として
ドッグ10に出力される。
いたと判断(評価)された場合、評価された各部所の局
部応力情報はメンテナンスデータとして出力され、例え
ば、その部分のメンテナンスを優先させる等の情報とし
てドッグ10に送られる。同様に、推定手段44で推測
された船長方向中央部以外の構造体の応力情報は評価手
段43に入力されて評価され、メンテナンス情報として
ドッグ10に出力される。
【0035】これにより、破損が生じる虞がある箇所等
のメンテナンス箇所や、応力の許容限界にはなっていな
い箇所等を経験により蓄積されたデータによらず容易に
特定することができ、メンテナンスを優先させる箇所等
点検が必要な箇所の情報が容易に得られる。このため、
二重船殻とされた構造の船舶1のメンテナンスを計画的
に効率良く行うことができ、点検期間の短縮を図ること
ができる。従って、船舶1の就航計画・メンテナンス計
画を確実に提供することが可能になる。
のメンテナンス箇所や、応力の許容限界にはなっていな
い箇所等を経験により蓄積されたデータによらず容易に
特定することができ、メンテナンスを優先させる箇所等
点検が必要な箇所の情報が容易に得られる。このため、
二重船殻とされた構造の船舶1のメンテナンスを計画的
に効率良く行うことができ、点検期間の短縮を図ること
ができる。従って、船舶1の就航計画・メンテナンス計
画を確実に提供することが可能になる。
【0036】また、評価手段43では、船舶状態導出手
段4で導出された状態情報に基づいて、航行した海象や
気象状況に応じて応力を受けた状態を検証し、同一構造
の船舶を設計する際の設計用データとして記憶装置11
に出力したり、船舶1の航行履歴データとして記憶装置
11に出力する。
段4で導出された状態情報に基づいて、航行した海象や
気象状況に応じて応力を受けた状態を検証し、同一構造
の船舶を設計する際の設計用データとして記憶装置11
に出力したり、船舶1の航行履歴データとして記憶装置
11に出力する。
【0037】例えば、比較的応力ダメージが早く生じる
構造部位であることが検証された場合には、図6に示し
たマップに対し、実測部及び推定部の応力データに基づ
いてしきい値線を点線のように増加側に変更したり、比
較的応力ダメージが生じにくい構造部位であることが検
証された場合には、図6に示したマップに対し、実測部
及び推定部の応力データに基づいてしきい値線を一点鎖
線のように減少側に変更する等の設計変更のデータとす
ることができる。
構造部位であることが検証された場合には、図6に示し
たマップに対し、実測部及び推定部の応力データに基づ
いてしきい値線を点線のように増加側に変更したり、比
較的応力ダメージが生じにくい構造部位であることが検
証された場合には、図6に示したマップに対し、実測部
及び推定部の応力データに基づいてしきい値線を一点鎖
線のように減少側に変更する等の設計変更のデータとす
ることができる。
【0038】このため、二重船殻とされた構造の船舶1
の構造体の評価データが得られると共に、船舶1の航行
履歴データを把握することができ、破損が生じた場合に
その破損がいつどのような状況下で生じたかを把握する
ことが可能になる。また、建造年数に基づく船齢に加え
て航行状況による船齢を加味して船舶1固有の耐用年数
を数値的に評価することが可能になる。
の構造体の評価データが得られると共に、船舶1の航行
履歴データを把握することができ、破損が生じた場合に
その破損がいつどのような状況下で生じたかを把握する
ことが可能になる。また、建造年数に基づく船齢に加え
て航行状況による船齢を加味して船舶1固有の耐用年数
を数値的に評価することが可能になる。
【0039】従って、従来は、遭遇海象とは無関係に、
検査で発見された亀裂等の有無で健全性を評価したた
め、設計時に考慮した荷重、応力との関係がつかない状
況であったが、本実施形態例では、遭遇海象、荷重を把
握し余寿命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計
へのフィードバックが可能となる。
検査で発見された亀裂等の有無で健全性を評価したた
め、設計時に考慮した荷重、応力との関係がつかない状
況であったが、本実施形態例では、遭遇海象、荷重を把
握し余寿命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計
へのフィードバックが可能となる。
【0040】上述した実施形態例では、船体健全性評価
装置を備えた船舶として、二重船殻構造の船舶1を例に
挙げて説明したが、球形のタンクを備えた船舶や、客
船、貨客船、貨物船等の商船に適用することも可能であ
り、あらゆる船舶に適用できる。
装置を備えた船舶として、二重船殻構造の船舶1を例に
挙げて説明したが、球形のタンクを備えた船舶や、客
船、貨客船、貨物船等の商船に適用することも可能であ
り、あらゆる船舶に適用できる。
【0041】
【発明の効果】本発明の船体健全性評価装置は、任意の
船体構造部位の応力を導出する応力導出手段と、航行中
における応力導出手段の検出情報が入力され導出された
応力の状態を蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積され
たデータに基づいて船体構造体の健全性を評価する評価
手段とを備えたので、経験により蓄積された健全性の評
価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿命の予
測・メンテナンス計画・就航計画・設計へのフィードバ
ックを可能にして船体の健全性を評価することができ
る。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メンテナ
ンスの効率を向上させることが可能になる。
船体構造部位の応力を導出する応力導出手段と、航行中
における応力導出手段の検出情報が入力され導出された
応力の状態を蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積され
たデータに基づいて船体構造体の健全性を評価する評価
手段とを備えたので、経験により蓄積された健全性の評
価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿命の予
測・メンテナンス計画・就航計画・設計へのフィードバ
ックを可能にして船体の健全性を評価することができ
る。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メンテナ
ンスの効率を向上させることが可能になる。
【0042】また、本発明の船体健全性評価装置は、任
意の船体構造部位の応力を検出する応力検出手段と、航
行中における応力検出手段の検出情報が入力され応力の
受ける回数と強さを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄
積されたデータに基づいて船体構造体の健全性を評価す
る評価手段とを備えたので、経験により蓄積された健全
性の評価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿
命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計へのフィ
ードバックを可能にして船体の健全性を評価することが
できる。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メン
テナンスの効率を向上させることが可能になる。
意の船体構造部位の応力を検出する応力検出手段と、航
行中における応力検出手段の検出情報が入力され応力の
受ける回数と強さを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄
積されたデータに基づいて船体構造体の健全性を評価す
る評価手段とを備えたので、経験により蓄積された健全
性の評価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿
命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計へのフィ
ードバックを可能にして船体の健全性を評価することが
できる。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メン
テナンスの効率を向上させることが可能になる。
【0043】また、本発明の船体健全性評価装置は、任
意の船体構造部位の応力を検出する応力検出手段と、航
行時の船舶の状態を導出する船舶状態導出手段と、航行
中における応力検出手段の検出情報が入力され応力の受
ける回数と強さを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積
された蓄積情報及び船舶状態導出手段で導出された航行
時の船舶の状態情報が入力され蓄積情報に基づいて応力
検出手段が設けられた船体構造部位の健全性を評価する
と共に蓄積情報及び状態情報に基づいて応力検出手段が
設けられていない船体構造部位の健全性を推定評価する
評価手段とを備えたたので、経験により蓄積された健全
性の評価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿
命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計へのフィ
ードバックを可能にして船体の健全性を評価することが
できると共に航行履歴データを把握することができ
る。。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メンテ
ナンスの効率を向上させることが可能になると共に、航
行状況による船齢を加味して船舶固有の耐用年数を数値
的に評価することが可能になる。
意の船体構造部位の応力を検出する応力検出手段と、航
行時の船舶の状態を導出する船舶状態導出手段と、航行
中における応力検出手段の検出情報が入力され応力の受
ける回数と強さを蓄積する蓄積手段と、蓄積手段に蓄積
された蓄積情報及び船舶状態導出手段で導出された航行
時の船舶の状態情報が入力され蓄積情報に基づいて応力
検出手段が設けられた船体構造部位の健全性を評価する
と共に蓄積情報及び状態情報に基づいて応力検出手段が
設けられていない船体構造部位の健全性を推定評価する
評価手段とを備えたたので、経験により蓄積された健全
性の評価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿
命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計へのフィ
ードバックを可能にして船体の健全性を評価することが
できると共に航行履歴データを把握することができ
る。。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メンテ
ナンスの効率を向上させることが可能になると共に、航
行状況による船齢を加味して船舶固有の耐用年数を数値
的に評価することが可能になる。
【0044】そして、応力検出手段は、船体の船長方向
中央部位におけるアッパーデッキの両弦部に備えられ縦
曲げ応力を検出する縦曲げ応力計と、船体の船長方向中
央部位における船側部に備えられ局部応力を検出する船
側局部応力計と、船体の中央部位における船側部から船
底部にかけての部位に備えられ局部応力を検出する下局
部応力計と、船体の船長方向中央部位における船側部の
外側に高さ方向に複数備えられ波による圧力を検出する
波浪圧力計とで構成されているので、船体のモーメント
及び船長方向中央部位における応力を確実に評価するこ
とができる。
中央部位におけるアッパーデッキの両弦部に備えられ縦
曲げ応力を検出する縦曲げ応力計と、船体の船長方向中
央部位における船側部に備えられ局部応力を検出する船
側局部応力計と、船体の中央部位における船側部から船
底部にかけての部位に備えられ局部応力を検出する下局
部応力計と、船体の船長方向中央部位における船側部の
外側に高さ方向に複数備えられ波による圧力を検出する
波浪圧力計とで構成されているので、船体のモーメント
及び船長方向中央部位における応力を確実に評価するこ
とができる。
【0045】また、船舶状態導出手段は、風向を検出す
る風向検出手段と、船体の船首方位を計測する方位計測
手段と、船体のローリング及びピッチングを検出する傾
斜検出手段と、船首の上下加速度を検出する上下加速度
検出手段と、船首における海面からの高さである相対水
位を検出する船首相対水位検出手段とで構成されている
ので、船舶の航行状況を確実に把握することができる。
る風向検出手段と、船体の船首方位を計測する方位計測
手段と、船体のローリング及びピッチングを検出する傾
斜検出手段と、船首の上下加速度を検出する上下加速度
検出手段と、船首における海面からの高さである相対水
位を検出する船首相対水位検出手段とで構成されている
ので、船舶の航行状況を確実に把握することができる。
【0046】また、評価手段は、船舶側に備えられ各種
データを時系列に一次解析処理する一次解析処理装置
と、陸上側に備えられ一次解析処理装置で処理された時
系列の一次解析処理情報に基づいて健全性の最終評価を
行う二次解析処理装置と、一次解析処理装置と二次解析
処理装置との間で定期的にデータの通信を行う船陸通信
手段とから構成されるので、陸上側の二次解析処理装置
で航行中の船舶のデータを解析して健全性を評価するこ
とができ、しかも、複数隻の健全性を評価することが可
能になる。
データを時系列に一次解析処理する一次解析処理装置
と、陸上側に備えられ一次解析処理装置で処理された時
系列の一次解析処理情報に基づいて健全性の最終評価を
行う二次解析処理装置と、一次解析処理装置と二次解析
処理装置との間で定期的にデータの通信を行う船陸通信
手段とから構成されるので、陸上側の二次解析処理装置
で航行中の船舶のデータを解析して健全性を評価するこ
とができ、しかも、複数隻の健全性を評価することが可
能になる。
【0047】本発明の船体健全性評価方法は、任意の船
体構造部位の応力を導出し、航行中における船体の応力
情報を船陸通信により管理側に送信し、送られた応力情
報に基づいて船体構造体の健全性を管理側で評価するよ
うにしたので、経験により蓄積された健全性の評価状況
によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿命の予測・メ
ンテナンス計画・就航計画・設計へのフィードバックを
可能にして船体の健全性を評価することができる。この
結果、点検箇所の特定が容易に行え、メンテナンスの効
率を向上させることが可能になる。
体構造部位の応力を導出し、航行中における船体の応力
情報を船陸通信により管理側に送信し、送られた応力情
報に基づいて船体構造体の健全性を管理側で評価するよ
うにしたので、経験により蓄積された健全性の評価状況
によらず、遭遇海象、荷重を把握し、余寿命の予測・メ
ンテナンス計画・就航計画・設計へのフィードバックを
可能にして船体の健全性を評価することができる。この
結果、点検箇所の特定が容易に行え、メンテナンスの効
率を向上させることが可能になる。
【0048】また、本発明の船体健全性評価方法は、任
意の船体構造部位の応力を導出すると共に航行時の船舶
の状態を導出し、航行中における船体の応力情報及び船
舶の状態を船陸通信により管理側に送信し、送られた応
力情報に基づいて船体構造体の健全性を管理側で評価す
ると共に送られた応力情報及び船舶の状態の情報に基づ
いて船長方向中央部位以外の船体構造体の健全性を管理
側で推定評価するようにしたので、経験により蓄積され
た健全性の評価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握
し、余寿命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計
へのフィードバックを可能にして船体の健全性を評価す
ることができると共に航行履歴データを把握することが
できる。。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メ
ンテナンスの効率を向上させることが可能になると共
に、航行状況による船齢を加味して船舶固有の耐用年数
を数値的に評価することが可能になる。
意の船体構造部位の応力を導出すると共に航行時の船舶
の状態を導出し、航行中における船体の応力情報及び船
舶の状態を船陸通信により管理側に送信し、送られた応
力情報に基づいて船体構造体の健全性を管理側で評価す
ると共に送られた応力情報及び船舶の状態の情報に基づ
いて船長方向中央部位以外の船体構造体の健全性を管理
側で推定評価するようにしたので、経験により蓄積され
た健全性の評価状況によらず、遭遇海象、荷重を把握
し、余寿命の予測・メンテナンス計画・就航計画・設計
へのフィードバックを可能にして船体の健全性を評価す
ることができると共に航行履歴データを把握することが
できる。。この結果、点検箇所の特定が容易に行え、メ
ンテナンスの効率を向上させることが可能になると共
に、航行状況による船齢を加味して船舶固有の耐用年数
を数値的に評価することが可能になる。
【図1】本発明の一実施形態例に係る船体健全性評価装
置の全体概略システム構成図。
置の全体概略システム構成図。
【図2】船体健全性評価装置が備えられる船舶の側面
図。
図。
【図3】図2中のIII-III 線矢視図。
【図4】図2中のIV-IV 線矢視図。
【図5】制御ブロック構成図。
【図6】応力蓄積情報の一例を表すマップ。
1 船舶 2 船体 3 応力検出手段 4 船舶状態導出手段 5 船上パソコン 6 人口衛星 7 コンピュータ 10 船体健全性評価施設(ドッグ) 11 記憶装置 12 貨物油槽(タンク) 13 船側部 14 船底部 15 アッパーデッキ 16 縦曲げ応力計 17 局部応力計 18 斜板 19 下局部応力計 20 波浪圧力計 21 タンク内圧計 25 風向検出手段 26 方位計測手段 27 操舵司令室 28,29 傾斜計 31 上下加速度計 32 波高計 34 喫水センサ 41 蓄積手段 42 船舶状態蓄積手段 43 評価手段 44 推定手段
Claims (9)
- 【請求項1】 任意の船体構造部位の応力を導出する応
力導出手段と、航行中における応力導出手段の検出情報
が入力され導出された応力の状態を蓄積する蓄積手段
と、蓄積手段に蓄積されたデータに基づいて船体構造体
の健全性を評価する評価手段とを備えたことを特徴とす
る船体健全性評価装置。 - 【請求項2】 任意の船体構造部位の応力を検出する応
力検出手段と、航行中における応力検出手段の検出情報
が入力され応力の受ける回数と強さを蓄積する蓄積手段
と、蓄積手段に蓄積されたデータに基づいて船体構造体
の健全性を評価する評価手段とを備えたことを特徴とす
る船体健全性評価装置。 - 【請求項3】 任意の船体構造部位の応力を検出する応
力検出手段と、航行時の船舶の状態を導出する船舶状態
導出手段と、航行中における応力検出手段の検出情報が
入力され応力の受ける回数と強さを蓄積する蓄積手段
と、蓄積手段に蓄積された蓄積情報及び船舶状態導出手
段で導出された航行時の船舶の状態情報が入力され蓄積
情報に基づいて応力検出手段が設けられた船体構造部位
の健全性を評価すると共に蓄積情報及び状態情報に基づ
いて応力検出手段が設けられていない船体構造部位の健
全性を推定評価する評価手段とを備えたことを特徴とす
る船体健全性評価装置。 - 【請求項4】 請求項2もしくは請求項3において、応
力検出手段は、船体の船長方向中央部位におけるアッパ
ーデッキの両弦部に備えられ縦曲げ応力を検出する縦曲
げ応力計と、船体の船長方向中央部位における船側部に
備えられ局部応力を検出する船側局部応力計と、船体の
中央部位における船側部から船底部にかけての部位に備
えられ局部応力を検出する下局部応力計と、船体の船長
方向中央部位における船側部の外側に高さ方向に複数備
えられ波による圧力を検出する波浪圧力計とで構成され
ていることを特徴とする船体健全性評価装置。 - 【請求項5】 請求項3もしくは請求項4において、船
舶状態導出手段は、風向を検出する風向検出手段と、船
体の船首方位を計測する方位計測手段と、船体のローリ
ング及びピッチングを検出する傾斜検出手段と、船首の
上下加速度を検出する上下加速度検出手段と、船首にお
ける海面からの高さである相対水位を検出する船首相対
水位検出手段とで構成されていることを特徴とする船体
健全性評価装置。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に
おいて、船体は船側部及び船底部が二重船殻をなし、船
体に複数室の貨物油槽を備えた液状貨物船であり、応力
検出手段として、船側部の内板の圧力をオイルタンクの
内圧として検出するタンク内圧計を更に備えたことを特
徴とする船体健全性評価装置。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に
おいて、評価手段は、船舶側に備えられ各種データを時
系列に一次解析処理する一次解析処理装置と、陸上側に
備えられ一次解析処理装置で処理された時系列の一次解
析処理情報に基づいて健全性の最終評価を行う二次解析
処理装置と、一次解析処理装置と二次解析処理装置との
間で定期的にデータの通信を行う船陸通信手段とから構
成されることを特徴とする船体健全性評価装置。 - 【請求項8】 任意の船体構造部位の応力を導出し、航
行中における船体の応力情報を船陸通信により管理側に
送信し、送られた応力情報に基づいて船体構造体の健全
性を管理側で評価することを特徴とする船体健全性評価
方法。 - 【請求項9】 任意の船体構造部位の応力を導出すると
共に航行時の船舶の状態を導出し、航行中における船体
の応力情報及び船舶の状態を船陸通信により管理側に送
信し、送られた応力情報に基づいて船体構造体の健全性
を管理側で評価すると共に送られた応力情報及び船舶の
状態の情報に基づいて船長方向中央部位以外の船体構造
体の健全性を管理側で推定評価することを特徴とする船
体健全性評価方法。
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JP2001133854A JP2002326598A (ja) | 2001-05-01 | 2001-05-01 | 船体健全性評価装置及び船体健全性評価方法 |
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