JP2002326313A - フロアマット - Google Patents

フロアマット

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JP2002326313A
JP2002326313A JP2001130589A JP2001130589A JP2002326313A JP 2002326313 A JP2002326313 A JP 2002326313A JP 2001130589 A JP2001130589 A JP 2001130589A JP 2001130589 A JP2001130589 A JP 2001130589A JP 2002326313 A JP2002326313 A JP 2002326313A
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JP
Japan
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cork
rubber
floor mat
plate
floor
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Application number
JP2001130589A
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English (en)
Inventor
Kenji Kojima
賢司 小島
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Morito Co Ltd
Original Assignee
Morito Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、滑り防止、割れ防止機能を確保し
つつ、反りをまったく生じず、更にはカビの発生も低減
できる極めて優れたフロアマットを提供することを、課
題とするものである。 【解決手段】ポリエチレンからなる低透水層(1)と、コ
ルク砕片(21)をバインダ樹脂(20)によって板状体に形成
したコルク板(2)と、(31)及びゴム砕片(32)を混入して
バインダ樹脂(30)によって板状体として形成されるゴム
コルク板(3)と、前記コルク板(2)の表面に形成されるコ
ーティング層(4)とからなり、前記ゴムコルク板(3)の上
に低透水層(1)、コルク板(2)の順に積層一体としたこと
を特徴とするフロアマットを解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、主として、オフィ
ス、玄関、化粧室等の平滑面となった床面上に敷物とし
て使用するコルク製のフロアマットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフィス、玄関、化粧室等で
の足下からの冷え防止、床面の汚れ防止、或いは装飾性
の向上等を目的として、床に対して接着等を行わず、専
ら床上に敷くだけで使用することのできる種々のフロア
マットが提供されている。
【0003】その中において、特に図4に示すようなコ
ルク製のフロアマット(以下、先行技術1という。)
は、コルク材の特質によって、防虫性、断熱性等を具備
している点で、例えば、布地等の他の一般材料を使用し
て製造されたフロアマットと比べて、優れた性能を有し
ており、また、コルク材の持つ自然な風合いが、需要者
にも広く認められるに至っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしその一方で、コ
ルク製のフロアマットは、コルクの撥水性によって、床
面と前記フロアマットとの間において水分が浸入したり
或いは高湿度、結露が生じたりすることによって、当該
フロアマットが湾曲して盛り上がることとなり、思わぬ
転倒を招来する虞があった。
【0005】また、コルク製のフロアマットは、外力
(特に曲げ方向に作用する力)の作用に弱く、湾曲させ
ると割れを発生しやすく、この結果、特に圧延後裁断前
の商取引形態あるいは購入後の保管の形態が制限され、
商取引時や保管時における取扱いが不便であった。
【0006】更には、コルク砕片の分散の不均一あるい
は成形時圧力等に起因して、フロアマット全体に反りを
生ずることも多く、この反りの発生によって、単にフロ
アマット自体の美感が損なわれるばかりでなく、敷設時
に周縁が浮き上がったり、中央部が膨出するなどの不体
裁を招来し、また前記したような転倒が発生したり、フ
ロアマットに割れが発生して耐久性が損なわれることも
あった。
【0007】このようなコルク材の特質に起因する欠点
を解決すべく、近年、ゴム砕片をコルク片に混入しバイ
ンダー樹脂によって成形したゴムコルク板が用いられて
いるが、該ゴムコルク板は、当該ゴムコルク板における
ゴムの占有比率が大きいこと等により、経時的な反り、
割れ、滑りをある程度緩和することができる反面、ゴム
特有の不快臭を発生させ、また、外観においても黒ずん
だものとなることから、オフィス又は室内の装飾的機能
を兼備するフロアマットとして使用する場合において
は、通常のコルクの代替として十分とはいえなかった。
【0008】更に、前記反り、割れ、滑りといった従来
のフロアマットの欠点についても、ゴムコルクでは、混
入されたゴムによって得られる効果しかないことから、
従来のコルクマットほどではないが、若干反り、割れを
発生するものであり、また、乾燥した床面で使用する場
合は、床面に対するフロアマットの摩擦抵抗は大きくな
り、滑り止めの効果を十分有するものの、濡れた床面で
は、ゴムの撥水効果によって、従来のフロアマットとほ
とんど変わらず、滑りやすいものとなっており、根本的
な解決手段が望まれていた。
【0009】これらの事情から、本出願人は、先に登録
実用新案第3048860号に係る考案(以下、先行技
術2という。)、即ち、コルク砕片をバインダ樹脂によ
って板状態に成形したコルク板を表面側として、当該コ
ルク板と、コルク砕片及びゴム砕片を混入してバインダ
樹脂によって板状体として成形されるゴムコルク板と
を、固着一体とし、前記コルク板の表面に樹脂コーティ
ングを施すとともに、前記ゴムコルク板の表面に吸着シ
ート部材を積層した、コルク製のフロアマットを開示し
ている。
【0010】当該考案はゴムコルク板及び該ゴムコルク
板の裏面に設けた吸着シート部材によって、床面とフロ
アマットとの間に侵入した水分により摩擦抵抗が低下す
ることを解消し、また、コルク板をゴムコルク及びコー
ティング層によって挟むことにより外力の作用による割
れ防止機能も十分とすることができることとなり、十分
な意義を有するものであったが、当該フロアマットの反
り防止手段として、コルク板及びゴムコルク板と一体と
してコーティング層を設けて、該コルク板及びゴムコル
ク板の変形を規制する手段が、十分な効果を発揮できず
に、反りの発生を招来するに至っている。
【0011】また、上記先行技術2は、カビに対する抑
止力を全く発揮し得ないものであったことから、この点
においても問題があった。
【0012】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
のであり、滑り防止、割れ防止機能を確保しつつ、反り
をまったく生じず、更にはカビの発生も低減できる極め
て優れたフロアマットを提供することを、課題とするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】ポリエチレンからなる低
透水層と、コルク砕片をバインダ樹脂によって板状体に
形成したコルク板と、コルク砕片及びゴム砕片を混入し
てバインダ樹脂によって板状体として形成されるゴムコ
ルク板と、前記コルク板の表面に形成されるコーティン
グ層とからなり、前記ゴムコルク板の上に低透水層、コ
ルク板の順に積層し、一体としたことを特徴とするフロ
アマットを、課題を解決するための手段とするものであ
る。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、ポリエチレン層、グラ
スウール層若しくはポリエステル層からなる低透水層
を、コルク砕片をバインダ樹脂によって板状体に形成し
た表面側のコルク板と、コルク砕片及びゴム砕片を混入
してバインダ樹脂によって板状体として形成される床面
側のゴムコルク板との間に介在させる構成としたことに
より、床面とフロアマットとの間の水分が低透水層によ
って殆ど遮断されることとなり、吸湿による膨張率の高
いコルク板に多量の水分が浸入することが防止でき、こ
れによって、コルク板及びゴムコルク板の膨張率の差を
低減し、膨張率の差によって生ずるフロアマットの反り
を防止することができる。
【0015】また、本発明によれば、床面とフロアマッ
トとの間の水分が低透水層によって殆ど遮断されること
となり、カビの発生要因の一となる多量の水分の浸入を
阻止できることから、施工後のフロアマットの表面にカ
ビが発生せず、外観を損なう事態を防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態及び実施例】図1は本発明の実施例
1に係るフロアマット(6)の層断面を示す説明図、図2
は同実施例1に係るフロアマット(6)を示す斜視図、図
3は本発明の実施例2に係るフロアマット(6)の層構成
を示す断面図である。
【0017】本発明の実施例1に係るフロアマット(6)
は、略縦30cm、横30cm、厚さ7.5mm程度の
形状であり、縦横4辺の夫々の中央部には、図2に示す
ように、フロアマット(6)相互を連結するための係合突
起(60)又は係合凹部(61)が形成され、図1に示すよう
に、最下層をゴムコルク板(3)として、その上側にポリ
エチレンフィルム(1a)(低透水層(1))、コルク板(2)、
コーティング層(4)の順に積層された構成を有する。
尚、本実施例1において、ゴムコルク板(3)及びコルク
板(2)に使用するバインダ樹脂(20)としては、フェノー
ル樹脂を使用している。
【0018】各層の厚みは、ゴムコルク板(3)が約3.
5mm、ポリエチレンの低透水層(1a)が約0.5m
m、コルク板(2)が約3mm、コーティング層(4)が約
0.5mmである。前記低透水層(1)は、コルク板及(2)
びゴムコルク板(3)とを、ウレタン系の接着剤(5)を塗布
した後、熱プレスによって一体としている。
【0019】尚、図1では理解容易とするため接着剤
(5)を層として記載しているが、実際には極めて薄膜で
熱プレスによって、当接する各層(即ち、ゴムコルク板
(3)、コルク板(2)、低透水層(1))に一部が浸透した状
態であると考えられる。
【0020】以上の各層の厚みは、必ずしも実施例1に
開示したものに限るものではなく、その厚みは、当該フ
ロアマット(6)の反り防止、使用時の防音性、コルクの
材質の有するクッション性等を適宜考慮して決定するこ
とができる。
【0021】次に、本発明の実施例2に係るフロアマッ
ト(6)は、実施例1と略同一の形態を有するものである
が、図3にその断面図を示すように、床面側となるゴム
コルク板(3)の裏面に、滑止めの吸着シート部材(7)を設
けた点において、前記実施例1と相違するものである。
【0022】即ち、当該実施例2に係るフロアマット
(6)は、先行技術2と同様の滑止め機能を備える構成
を、本発明に適用することができることを意味するもの
である。
【0023】一方、図示省略するが、低透水層(1)とし
て、前記実施例1に係るポリエチレンフィルム(1a)に代
えて、実施例3としてグラスウールを、また実施例4で
はポリエステルフィルムを作成使用し、実施例1と同様
に、床面とフロアマットとの間の水分が低透水層(1)に
よって殆ど遮断することにより、吸湿による膨張率の高
いコルク板(2)への量の水分の浸入を防止して、コルク
板(2)及びゴムコルク板(3)の膨張率の差を低減して膨張
率の差によって生ずるフロアマットの反りが防止でき、
カビの発生を抑止し、カビによる外観の悪化を防止する
優れた効果を得ることができた。
【0024】尚、上記実施例に係るフロアマット(6)に
おいては、いずれもフロアマット(6)相互を連結するた
めの係合突起(60)又は係合凹部(61)が形成したものであ
るが、本発明においてはこれに限るものではなく、フロ
アマット(6)相互の連結手段を有しないものも包含する
趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るフロアマットの層構成
を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1に係るフロアマットを示す斜
視図である。
【図3】本発明の実施例2に係るフロアマットの層構成
を示す断面図である。
【図4】従来のコルク製のフロアマット(先行技術1)
を示す斜視図である。
【符号の説明】
(1) 低透水層 (1a) ポリエチレンフィルム (2) コルク (20) バインダ樹脂 (21) コルク砕片 (3) ゴムコルク板 (30) バインダ樹脂 (31) コルク砕片 (32) ゴム砕片 (4) コーティング層 (5) 接着剤 (6) フロアマット (60) 係合突起 (61) 係合凹部 (7) 吸着シート部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B260 AA03 BA10 CD03 DA01 EA11 4F100 AG00A AJ02B AJ02C AK01B AK01C AK04A AK41A AN00C AR00E BA04 BA05 BA07 BA10C BA10D BA10E CC01C DE05B DE05C DG06A GB81 JC00 JD05A JD20E JK01 JK16 JL04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンからなる低透水層(1)と、 コルク砕片(21)をバインダ樹脂(20)によって板状体に形
    成したコルク板(2)と、 コルク砕片(31)及びゴム砕片(32)を混入してバインダ樹
    脂(30)によって板状体として形成されるゴムコルク板
    (3)と、 前記コルク板(2)の表面に形成されるコーティング層(4)
    とからなり、 前記ゴムコルク板(3)の上に低透水層(1)、コルク板(2)
    の順に積層し、一体としたことを特徴とするフロアマッ
    ト。
  2. 【請求項2】 低透水層(1)は、ポリエチレンに代え
    て、グラスウール、又はポリエステルからなるものとし
    たことを特徴とする請求項1記載のフロアマット。
  3. 【請求項3】 ゴムコルク板(3)の裏面に、当該ゴムコ
    ルク板(3)の滑止めとして吸着シート部剤(7)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のフロアマット。
JP2001130589A 2001-04-27 2001-04-27 フロアマット Pending JP2002326313A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7972672B2 (en) * 2007-02-24 2011-07-05 Jason Allen Laminated anti-fatigue area rug and method of manufacture
BE1025024B1 (fr) * 2017-06-26 2018-09-26 Cork Bio Solutions Plaque composite de liège.

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