JP2002325609A - シャフト - Google Patents

シャフト

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JP2002325609A
JP2002325609A JP2001135203A JP2001135203A JP2002325609A JP 2002325609 A JP2002325609 A JP 2002325609A JP 2001135203 A JP2001135203 A JP 2001135203A JP 2001135203 A JP2001135203 A JP 2001135203A JP 2002325609 A JP2002325609 A JP 2002325609A
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JP
Japan
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inner tube
shaft
tube
inner pipe
outer tube
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JP2001135203A
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English (en)
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Sadao Ishii
貞男 石井
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EXPERT OF JAPAN KK
Original Assignee
EXPERT OF JAPAN KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伸縮時に係合ピンが内管の小孔から確実に突
出し、伸縮操作を円滑かつ確実に行うことができるシャ
フトを提供する。 【解決手段】 係合ピン16の付勢部材として板ばね1
8が用いられている。外管11および内管12の断面形
状は楕円形状であり、しかも断面の長軸方向において直
線部11A,12Aが設けられ、係合ピン16が内管1
2の内周面と密着し易くなっている。すなわち、板ばね
18の基端側と内管12の内周面との接触が面接触状態
となり接触面積が大きくなっている。シャフト13の長
さを調節している間に板ばね18の動きが内管12の長
手方向から外れることがなく、板ばね18によって付勢
された係合ピン16が、内管12の小孔15内から確実
に突出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷雪面登山などに
不可欠なピッケル等に適用され、特に状況に応じて長さ
を調節できるようになしたシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】シャフトは、登山に用いられるピッケル
やスキーに用いられるストックなどに応用されている。
このシャフトには、使用者の体形もしくは徒行面の状態
などに応じて長さの調節が可能なものがある。
【0003】長さの調節が可能なシャフトは、複数の通
孔が穿設された外管と、上端部付近に小孔が穿設される
と共に、上端部内に付設されたばねによって係合ピンが
付勢された内管からなる伸縮可能な異径管を以って構成
される。ばねとしては、線状のものを略U字状に形成し
たものであり、その略半周部分が内管の内周面に接触す
るよう内管の上端部内に付設される。
【0004】このばねにより付勢された係合ピンが、内
管の上端部付近に穿設された小孔より外方に突出し、外
管に穿設された複数の通孔のうちの1つから突出するこ
とによって、シャフトの長さの調節をすることができる
と共に、長さを調節した後に外管と内管とが固定され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シャフトでは、係合ピンの付勢部材として線状のばねを
用いているため、シャフトの長さを調節している間にば
ねの動きが長手方向から外れることがあり、係合ピンが
内管の小孔内から突出しなくなることがあり、伸縮操作
を円滑に行うことができないという問題があった。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、伸縮時に係合ピンが内管の小孔から
確実に突出し、伸縮操作を円滑かつ確実に行うことがで
きるシャフトを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるシャフト
は、上端部付近に小孔が穿設されると共に断面が楕円形
状の内管と、この内管を伸縮可能に収納するよう内管と
は異径でかつ同じ断面形状をなすと共に、内管に対して
必要に応じて分離可能に構成され、長手方向に沿って複
数個の通孔が穿設された外管と、略U字状に形成され、
その略半周部分が内管の内周面に接触するよう内管の内
部に付設される板ばねと、板ばねによって付勢されるこ
とにより、内管の前記外管に対する収納状態に応じて、
内管に穿設された小孔から外方に突出すると共に、外管
に穿設された複数個のうちの一つの通孔から外方に突出
し、内管と前記外管とを固定する係合ピンとを備えてい
る。このシャフトでは、内管および外管それぞれの断面
の楕円形状の一部に長手方向にそって直線部を形成し、
この直線部に板ばねの略半周部分が接触するよう構成す
ることが好ましい。
【0008】本発明によるシャフトによれば、係合ピン
を付勢するばねに板ばねが用いられると共に、内管およ
び外管それぞれの断面が楕円形状であるため、板ばねと
内管の内周面との接触が実質的に面接触状態となる。従
って、係合ピンが内管の小孔内から容易に外れることが
なくなり、確実に内管の小孔に係合させることができ
る。更に、内管および外管それぞれの断面の楕円形状の
一部に長手方向にそって直線部を形成し、この直線部に
板ばねの略半周部分が接触するよう構成することによ
り、板ばねと内管の内周面とがより確実に面接触状態と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0010】図2は本発明の一実施の形態に係るピッケ
ル10の外観を表すものである。ピッケル10はシャフ
ト13を備え、このシャフト13は外管11と内管12
とにより構成されている。図1はこれら外管11と内管
12とを分離した状態を表している。また、図3は外管
11と内管12の固定構造の要部の拡大図、図4はこの
外管11と内管12の固定構造の要部の斜視図、更に図
5は図3のA−A線矢視方向の断面図を表している。
【0011】外管11には、複数個の通孔14が等間隔
に穿設されており、一方、内管12には上端部付近に小
孔15が穿設されている。外管11の上端部には、把持
部19が固定されている。外管11の複数個の通孔14
は、内管12を収納した状態において収納状態の安定性
が得られる位置より上方の長手方向に沿って等間隔に穿
設されている。外管11および内管12は、異径でかつ
同じ断面形状、例えば内管12が外管11内において不
用意に回転することがないよう楕円形状をなしている。
更に、外管11には、楕円形状となっている断面の長軸
方向において、楕円の中心から両端へ向かう曲線の一部
に直線部11A,11Aが設けられている。同様に、内
管12にも直線部12A,12Aが設けられている。
【0012】内管12の上端部内には例えば鋼板を主材
料とする板ばね18が付設されている。この板ばね18
は、略U字状に形成され、その略半周部分が内管12の
内周面に接触している。板ばね18の、内管12との接
触面と反対側の自由端の先端には係合ピン16が取り付
けられている。この係合ピン16は、板ばね18によっ
て付勢されることにより、内管12の上端部付近に穿設
された小孔15から外方に突出すると共に、外管11に
穿設された複数個のうちの一つの通孔から外方に突出す
る。なお、係合ピン16の下端部には、小孔15の径よ
り大径の鍔部17が設けられており、この小孔15内か
ら内管の外側へ脱離することを防止できるようになって
いる。
【0013】このような構成を有するピッケル10の長
さの調節方法について説明する。まず、ピッケル10の
シャフト13の外管11と内管12とが分離された状態
にあるとする。この状態から外管11内に内管12を挿
着するには、内管12の上端部付近に穿設してある小孔
15より外方に突出している係合ピン16を板ばね18
の弾性力に抗して指で下方に押し、開放状態となってい
る外管11の下端部から外管11内に挿着する。そし
て、外管11の最下段にある通孔14のところまで挿着
すると、係合ピン16が板ばね18の弾性力によって外
管11に穿設された通孔14に突出する。この場合のシ
ャフト13の長さは最長の状態である。次に、この最長
の状態にあるシャフト13の長さを短くするには、上述
と同様にして係合ピン16を板ばね18の弾性力に抗し
て指で下方に押し、最下段の通孔の一つ上に位置する通
孔14まで内管12を押し込んで、係合ピン16を突出
させる。外管11の通孔14は、前述のように外管11
の長手方向に沿って複数設けられているので、上述と同
様の操作を繰り返すことにより、ピッケル10を所望の
長さに調節することができる。
【0014】このように本実施の形態では、外管11と
内管12を以って構成されるシャフト13の長さを調節
するときには、係合ピン16を板ばね18の弾性力に抗
して指で下方に押し、所望の位置にある通孔14まで内
管12を押し込むという操作を繰り返し行う。この操作
の際、従来では、前述のように付勢部材として線状のば
ねを用いているため、内管12の内周面との間では線接
触状態であり接触面積が小さいので、係合ピン16が内
管12の小孔15から外れて突出しなくなることがあ
る。
【0015】これに対して、本実施の形態では、付勢部
材として板ばね18を用いると共に、外管11および内
管12の断面形状を楕円形状とし、しかも断面の長軸方
向において、楕円の中心から両端へ向かう曲線の一部に
直線部11A,12Aを設け、板ばね18が内管12の
内周面と密着し易くなっている。すなわち、板ばね18
の基端側と内管12の内周面との接触が面接触状態とな
り接触面積が大きくなっている。従って、シャフト13
の長さを調節している間に板ばね18の動きが内管12
の長手方向から外れにくくなり、板ばね18によって付
勢された係合ピン16が、内管12の小孔15内から確
実に突出し、伸縮操作を円滑にかつ確実に行うことがで
きる。
【0016】以上、実施の形態を挙げて本発明を説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態で
は板板ばね18の主材料として鋼板を用いたが、合成樹
脂、洋白板、銅版などを用いてもよい。また、外管11
および内管12の断面形状を楕円形状になしたが、円形
状にすることが可能である。更に、本発明のシャフトを
ピッケルに応用したが、スキー用ストックやステッキ、
テントポール等にも適用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のシャ
フトによれば、係合ピンの付勢部材として板ばねを用い
ると共にその断面形状を楕円形状としたので、付勢部材
と内管とが実質的に面接触状態で接触するため、長さを
調節する際に内管の小孔内から係合ピンが突出しなくな
る事態を防ぐことができ、伸縮操作を円滑に行うことが
できる。
【0018】また、請求項2記載のシャフトによれば、
内管および外管それぞれの断面の楕円形状の一部に直線
部を形成し、この直線部に板ばねの略半周部分が接触す
るようにしたので、板ばねと内管との接触面積がさらに
増加し、伸縮操作をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピッケルの外管と内管の分離状態を表す斜視図
である。
【図2】本発明の一実施の形態に係るピッケルの斜視図
である。
【図3】外管と内管の固定構造の要部を表す拡大図であ
る。
【図4】外管と内管の固定構造の要部を表す斜視図であ
る。
【図5】図3のA−A線矢視方向の断面図である。
【符号の説明】
10…ピッケル、11…外管、11A、12A…直線
部、12…内管、13…シャフト、14…通孔、15…
小孔、16…係合ピン、17…鍔部、18…板ばね、1
9…把持部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部付近に小孔が穿設されると共に断
    面が楕円形状の内管と、 前記内管を伸縮可能に収納するよう前記内管とは異径で
    かつ同じ断面形状をなすと共に、前記内管に対して必要
    に応じて分離可能に構成され、長手方向に沿って複数個
    の通孔が穿設された外管と、 略U字状に形成され、その略半周部分が前記内管の内周
    面に接触するよう前記内管の内部に付設される板ばね
    と、 前記板ばねによって付勢されることにより、前記内管の
    前記外管に対する収納状態に応じて、前記内管に穿設さ
    れた小孔から外方に突出すると共に、前記外管に穿設さ
    れた複数個のうちの一つの通孔から外方に突出し、前記
    内管と前記外管とを固定する係合ピンとを備えたことを
    特徴とするシャフト。
  2. 【請求項2】 前記内管および外管それぞれの断面の楕
    円形状の一部に直線部が形成されると共に、前記板ばね
    はその略半周部分が前記内管の直線部に接触するよう付
    設されることを特徴とする請求項1記載のシャフト。
JP2001135203A 2001-05-02 2001-05-02 シャフト Pending JP2002325609A (ja)

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