JP2002325437A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

Info

Publication number
JP2002325437A
JP2002325437A JP2001131055A JP2001131055A JP2002325437A JP 2002325437 A JP2002325437 A JP 2002325437A JP 2001131055 A JP2001131055 A JP 2001131055A JP 2001131055 A JP2001131055 A JP 2001131055A JP 2002325437 A JP2002325437 A JP 2002325437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switching
power supply
control
converter
pwm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001131055A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Ogawa
和夫 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001131055A priority Critical patent/JP2002325437A/ja
Publication of JP2002325437A publication Critical patent/JP2002325437A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の周波数に集中した電磁波ノイズが放出
されることがないスイッチング電源装置を提供する。 【解決手段】 直流電源又は整流平滑された交流電源の
電圧が供給されるDC/DCコンバータDC/DC1,
DC/DC2を有し、該DC/DCコンバータの出力を
所望の値に制御する為に該DC/DCコンバータのスイ
ッチング制御を行なう制御手段と、該スイッチング制御
の為のスイッチング周期とスイッチングON時間とを指
定する制御信号を出力端子PWM1,PWM2を介して
出力する出力手段とを備えた電源制御手段CONTを有
し、前記スイッチング周期を、前記スイッチングON時
間を変更制御するための制御周期の1乃至整数倍の周期
において、任意のスイッチング周期に変更して設定させ
ることを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置に関し、特に、特定周波数の電磁波ノイズの放出を
抑止できるスイッチング電源装置に関する。また、デジ
タル信号により制御するデジタル制御スイッチング電源
装置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】DC/DCコンバータを用いたスイッチ
ング電源装置においては、出力電圧値が目標値になるよ
うに、スイッチング素子がONとされる割合(スイッチ
ングデューティ)を制御している。その場合、通常、該
スイッチングデューティに応じてスイッチングON時間
を変化させ、スイッチング周期を一定とするPWM(P
ulse Width Modulation)信号を
生成させて、スイッチング信号としてスイッチング素子
を駆動させている。
【0003】該PWM信号の生成方法としては、特開平
11−41925号公報「スイッチング電源」において
開示されているようなデジタル制御スイッチング電源装
置の場合、発振器で生成したクロック信号をカウンタに
よって分周させることにより生成させている。スイッチ
ング電源装置の出力電圧値を精度良く制御する為には、
かかる分周を実施させる為の前記クロック信号の発振周
波数としては、スイッチング電源装置のスイッチング周
波数(前記スイッチング周期の逆数)に対して、100
乃至1,000倍の周波数とする必要がある。たとえ
ば、スイッチング周波数を100kHzとする場合、ク
ロック信号の発振周波数は10MHz乃至100MHz
とする必要がある。このように発振周波数の高いクロッ
ク信号を生成させるので、前記発振器としては水晶発振
器が用いられることになる。
【0004】水晶発振器は、高い周波数でも安定した発
振周波数を得ることができる。その為に、このクロック
信号を分周して得られた前記スイッチング周波数も非常
に安定している。一方、スイッチング電源装置において
は、100Wを越えるような大きなパワーをスイッチン
グする場合があるので、該スイッチング電源装置を組み
込んだ装置からは、スイッチング周波数の整数倍の電磁
波が、電磁ノイズとして放射されてしまう問題がある。
【0005】一般に、スイッチング電源装置において
は、前述のように、そのスイッチング周波数が非常に安
定している為に、放出される電磁波の周波数が特定の周
波数に集中する結果となる。従来の装置においては、か
かる特定の周波数に敏感な周辺の装置に対し、電磁ノイ
ズの妨害波による影響を与えることが無いように、スイ
ッチング電源装置全体をシールドしたり、スイッチング
電源装置の入出力線にフィルタを追加したりして、特定
周波数の電磁波の放射を少なくするための工夫がなされ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特定周
波数の電磁波の放射を抑止させるために、スイッチング
電源装置をシールドしたり、スイッチング電源装置の入
出力線にフィルタを追加したりするために、スイッチン
グ電源装置が高価になると共に、電源の所要スペースも
大きくなってしまう問題を有している。本発明は、かか
る問題に鑑みてなされたものであり、特定の周波数に集
中した電磁波が放出されることがないスイッチング電源
装置を提供せんとするものである。
【0007】(請求項1に記載の発明の目的)スイッチ
ングデューティを更新する都度、又は、数回のスイッチ
ングデューティの更新に付き一回の割合で、スイッチン
グ電源装置のスイッチング周期を任意の値に増減させ、
当該スイッチング電源装置のスイッチング周波数を変更
させることにより、スイッチング周波数の整数倍の周波
数として放射される電磁波が特定の周波数に集中するこ
とを防止することにある。
【0008】(請求項2に記載の発明の目的)隣接する
スイッチングデューティ値の間においては、異なるスイ
ッチング周期を設定させるように構成されているスイッ
チング制御テーブルを用意し、出力電圧の微少な変更に
伴い、スイッチングデューティを更新する為に、設定す
べきスイッチングデューティにより該スイッチング制御
テーブルのスイッチングON時間とスイッチング周期と
を索引した際に、隣接するスイッチングデューティ間で
は、確実に異なるスイッチング周期が選択されることに
より、スイッチング周波数が変更されて、スイッチング
周波数の整数倍の周波数として放射される電磁波が特定
の周波数に集中することを防止することにある。
【0009】(請求項3に記載の発明の目的)発振周波
数が一定範囲で変動するPLL(Phase Lock
ed Loop)回路により、前記スイッチングON時
間を変更制御するための制御周期とは非同期に変動され
たクロック発振周波数を生成させることにより、スイッ
チング周波数の整数倍の周波数として放射される電磁波
が特定の周波数に集中することを防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、直流電源又は整流平滑された交流電源から電圧が供
給されるDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバ
ータの出力を所望の値に制御する為に該DC/DCコン
バータのスイッチング制御を行なう制御手段と、該スイ
ッチング制御の為のスイッチング周期とスイッチングO
N時間とを指定する制御信号を生成するための制御カウ
ンタと、該制御カウンタを動作させるクロック信号を生
成するクロック信号生成手段と、を有するスイッチング
電源装置において、前記スイッチング周期を、前記スイ
ッチングON時間を変更制御するための制御周期の1乃
至整数倍の周期において、任意のスイッチング周期に変
更して設定させることができるスイッチング電源装置と
することを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、直流電源又は整
流平滑された交流電源から電圧が供給されるDC/DC
コンバータと、該DC/DCコンバータの出力を所望の
値にする為に該DC/DCコンバータのスイッチング制
御を行なう制御手段と、該スイッチング制御の為のスイ
ッチング周期とスイッチングON時間とを指定する制御
信号を生成するための制御カウンタと、該制御カウンタ
を動作させるクロック信号を生成するクロック信号生成
手段と、を有するスイッチング電源装置において、前記
スイッチング周期が、複数種類の時間間隔のスイッチン
グ周期を有し、かつ、前記スイッチングON時間の割合
を示すスイッチングデューティの値に応じて、複数種類
の時間間隔からなる前記スイッチング周期のいずれかが
選択されるスイッチング制御テーブルを有し、該スイッ
チング制御テーブルの隣接する値を有するスイッチング
デューティ間においては、確実に異なるスイッチング周
期が選択されるように、前記スイッチング制御テーブル
が構成されているスイッチング電源装置とすることを特
徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、直流電源又は整
流平滑された交流電源から電圧が供給されるDC/DC
コンバータと、該DC/DCコンバータの出力を所望の
値にする為に該DC/DCコンバータのスイッチング制
御を行なう制御手段と、該スイッチング制御の為のスイ
ッチング周期とスイッチングON時間とを指定する制御
信号を生成するための制御カウンタと、該制御カウンタ
を動作させるクロック信号を生成するクロック信号生成
手段と、を有するスイッチング電源装置において、前記
クロック信号の周波数を、前記スイッチングON時間を
変更制御するための制御周期と、非同期に変動させるこ
とができるクロック信号生成手段を有しているスイッチ
ング電源装置とすることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るスイッチング電源装
置の一実施形態について、以下に図面を参照しながら説
明する。図1は、請求項1,請求項2,請求項3に記載
のスイッチング電源装置SWP(Switching
Power Supply Unit)の回路ブロック
図を示すものである。ここに、本スイッチング電源装置
SWPは、画像形成装置に直流電源を供給するために用
いられるものである。
【0014】AC電源ACから主電源スイッチSW1を
介して、スイッチング電源装置SWPにAC電圧が供給
されている。主電源スイッチSW1から入力されたAC
電圧は、ダイオードブリッジDB1とコンデンサC1と
からなる整流平滑回路に入力され、直流の駆動電圧とさ
れて、第一のDC/DCコンバータDC/DC1と第二
のDC/DCコンバータDC/DC2とに入力されてい
る。なお、第一のDC/DCコンバータDC/DC1と
第二のDC/DCコンバータDC/DC2とからなる各
コンバータに入力される駆動電圧として、直流電源を用
いる場合においては、当然のことながら、かかる整流平
滑回路を介することなく、直接入力させることになる。
【0015】また、ダイオードブリッジDB1の出力に
は、スイッチング電源装置SWP全体の制御を司る電源
制御手段CONTに対する起動回路を構成する抵抗R1
とリレーRA2とが接続されている。
【0016】ここに、第一のDC/DCコンバータDC
/DC1が、画像形成装置を構成するハードディスクな
どへのパワー系に用いられる直流電源(具体的には、1
2Vの直流電源)を生成出力するものであり、一方の第
二のDC/DCコンバータDC/DC2が、画像形成装
置の制御系に用いられる直流電源(具体的には、5Vの
直流電源)を生成出力するものである。第一のDC/D
CコンバータDC/DC1に入力された直流電圧は、ト
ランスT11の1次コイルに入力されて、さらに、スイ
ッチ素子FET11を介して、1次側グランドに入力さ
れる。また、スイッチ素子FET11とドライブ回路D
RIV11とにより、トランスT11のトランス駆動回
路が構成されている。ここで、ドライブ回路DRIV1
1は、電源制御手段CONTからPWM信号を出力する
PWM出力ポートPWM1に接続されていて、該PWM
信号により、トランスT11が駆動されることになる。
【0017】トランスT11の2次コイルはダイオード
D11とD12およびチョークコイルCH11とコンデ
ンサC11とからなる整流平滑回路を介して、スイッチ
ング電源SWPの第一の出力端子Vout1に接続され
ていて、該第一の出力端子Vout1の低圧側は、2次
回路のグランドGNDに接続されている。また、第一の
出力端子Vout1には、出力電圧を検出する電圧検出
手段VSEN11が接続されていて、電圧検出手段VS
EN11の検出信号が、電源制御手段CONT内に設け
られているA/Dコンバータの入力ポートである検出電
圧入力ポートVf1に接続されている。
【0018】一方、第二のDC/DCコンバータDC/
DC2も、図1においては、第一のDC/DCコンバー
タDC/DC1と同じ機能の箇所には、下1桁目が第一
のDC/DCコンバータDC/DC1と同一の符号で、
20番台の符号が付されている。20番台の符号が付さ
れた各箇所は、第一のDC/DCコンバータDC/DC
1と同一の機能を有するものであり、各箇所の説明は省
略する。
【0019】更に、第二のDC/DCコンバータDC/
DC2には、電源制御手段CONTの電源回路が設けら
れており、電源制御手段CONTの該電源回路は、トラ
ンスT21の3次コイルに接続されたダイオードD31
とコンデンサC31と定電圧回路CV31と逆流防止用
のダイオードD32とにより構成されていて、駆動電圧
Vout3を出力しており、電源制御手段CONTの電
源端子VCCを介して、駆動電圧が供給される。また、
電源制御手段CONTの電源端子VCCと低圧側端子で
あるグランドGNDとの間には、バッテリB1とダイオ
ードD1、さらに、起動回路のリレーRA2により駆動
される接点ra2が直列に接続されている。
【0020】次に、図2に示す電源制御手段CONTに
ついての説明を行なう。ここに、図2は、図1に示す請
求項1,請求項2,請求項3に記載のスイッチング電源
装置SWPに搭載されている電源制御手段CONTの回
路ブロック図を示すものである。
【0021】電源制御手段CONTには、スイッチング
電源装置SWP全体の動作をコントロールするマイクロ
プロセッサCPU,スイッチング電源装置SWPの第一
の出力端子Vout1及び第二の出力端子Vout2の
それぞれの出力電圧を、電圧検出手段VSEN11及び
VSEN21のそれぞれの検出信号として、検出電圧入
力ポートVf1及びVf2を介して読み取るA/D変換
器A/D,第一のDC/DCコンバータDC/DC1及
び第二のDC/DCコンバータDC/DC2をそれぞれ
スイッチングさせるためのPWM信号を発生させて、P
WM出力ポートPWM1及びPWM2からそれぞれ出力
するPWMカウンタ(制御カウンタ)PWM,PWMカ
ウンタ(制御カウンタ)PWMにクロック信号CLOC
Kを供給するクロック信号生成回路PWM_CLOC
K,マイクロプロセッサCPUのプログラムを内蔵する
読み出し専用メモリROM,データを一時保存するラン
ダムアクセスメモリRAMなどにより構成されている。
【0022】また、第二のDC/DCコンバータDC/
DC2に設けられた電源制御手段CONTの電源回路か
らの電源供給用ポートとして、電源制御手段CONTに
は、高圧側電源端子VCCと、低圧側端子であるグラン
ドGNDとが備えられている。更に、電源制御手段CO
NTには、前述の信号入出力ポートの他に、当該スイッ
チング電源装置SWPが搭載される画像形成装置全体を
制御している画像形成制御手段の制御板との間で、各種
の情報を送受信するための通信用ポートS1と、PWM
信号の上限検知信号であるPWMlimitを送信する
ためのPWMlimit出力ポートが備えられている。
【0023】次に、スイッチング電源装置SWPの第一
のDC/DCコンバータDC/DC1及び第二のDC/
DCコンバータDC/DC2の各コンバータ起動動作に
ついて、説明する。画像形成装置に備えられている主電
源スイッチSW1をオンにすると、AC電源ACからA
C電圧が主電源スイッチSW1を介して、スイッチング
電源装置SWPに供給され、スイッチング電源SWPの
ダイオードブリッジDB1から、抵抗R1を介して起動
回路のリレーRA2に電流が流れて、リレーRA2の接
点ra2がオンとなる。
【0024】これにより、電源制御手段CONTの電源
端子VCCにバッテリB1からダイオードD1を介して
電圧が供給され、電源制御手段CONTが起動される。
電源制御手段CONTが起動されると、電源制御手段C
ONTは、まず、制御系に用いられる第二のDC/DC
コンバータDC/DC2を起動するための制御を開始す
る。PWM出力ポートPWM2から出力されるPWM信
号により第二のDC/DCコンバータDC/DC2が起
動されると、第二の出力端子Vout2からの直流電源
が、画像形成装置の画像形成制御手段(エンジン制御手
段)に供給され、画像形成制御手段(エンジン制御手
段)が起動される。次に、電源制御手段CONTは、P
WM出力ポートPWM1から出力されるPWM信号によ
り、パワー系の直流電源を生成している第一のDC/D
CコンバータDC/DC1を起動させて、一連の起動処
理を完了する。
【0025】次に、図3を用いて、請求項1と請求項2
とに記載のスイッチング電源装置SWPに用いるスイッ
チング制御信号を生成するPWMカウンタ(制御カウン
タ)PWMを駆動するためのクロック信号CLOCKを
生成するクロック信号生成回路PWM_CLOCKの回
路ブロック構成について説明する。即ち、図3において
は、水晶振動子と水晶発振器とにより、図2に示すPW
Mカウンタ(制御カウンタ)PWMを駆動するクロック
信号CLOCKを生成している。本実施例においては、
クロック信号CLOCKの周波数は、第一のDC/DC
コンバータDC/DC1と第二のDC/DCコンバータ
DC/DC2の各コンバータにおけるスイッチング周波
数100kHzの500倍に相当する50MHzであ
る。かくのごとく、クロック信号CLOCKの周波数を
各前記コンバータにおけるスイッチング周波数の500
倍に選ぶことにより、スイッチングデューティを1/5
00=0.2%刻みで、設定することが出来、精度の高
い出力制御を実現することが出来る。
【0026】次に、図4を用いて、請求項3に記載のス
イッチング電源装置SWPに用いるスイッチング制御信
号を生成するPWMカウンタ(制御カウンタ)PWMを
駆動するためのクロック信号CLOCKを生成するクロ
ック信号生成回路PWM_CLOCKの回路ブロック構
成について説明する。図4は、PLL(Phase L
ocked Loop)を用いることにより、発振周波
数が一定範囲で変動するように制御されたクロック信号
生成回路であり、図2に示すPWMカウンタ(制御カウ
ンタ)PWMを駆動するクロック信号CLOCKを生成
している。本実施例においては、クロック信号CLOC
Kの周波数は、50MHzを基準としており、約1MH
zの範囲で低い周波数側に順次発振周波数が変動するよ
うに制御されている。
【0027】即ち、基準となる水晶発振器からのクロッ
ク信号と電圧制御発振器(VCO)の出力を分周器によ
り分周させた分周クロック信号とを位相検出器で位相比
較し、ローパスフィルタ(LPF)を通した電圧に、周
波数変動用に設けられた三角波発振器からの電圧を加え
ることにより電圧制御発振器(VCO)を制御してい
る。而して、電圧制御発振器(VCO)から出力される
クロック信号CLOCKは、前記三角波発振器からの電
圧レベルに応じて、50MHzから約1MHzの範囲内
で、徐々に周波数を変動させたクロック周波数が生成さ
れることになる。
【0028】次に、図5を用いて、請求項1,請求項
2,請求項3に記載のスイッチング電源装置SWPに用
いるPWMカウンタ(制御カウンタ)PWMの出力信号
であるPWM信号の信号波形について説明する。PWM
信号の周期T0に対する信号ON期間T1の比率(T1
/T0)をPWMデューティ(即ち、各コンバータをス
イッチングさせるスイッチングデューティとなる)と称
している。ここに、周期T0が、第一のDC/DCコン
バータDC/DC1と第二のDC/DCコンバータDC
/DC2の各コンバータのスイッチング周期となり、信
号ON期間T1が、第一のDC/DCコンバータDC/
DC1と第二のDC/DCコンバータDC/DC2の各
コンバータのスイッチングON期間となる。また、周期
T0の逆数が、第一のDC/DCコンバータDC/DC
1と第二のDC/DCコンバータDC/DC2の各コン
バータにおけるスイッチング周波数になる。
【0029】周期T0と信号ON期間T1の値(時間
幅)は、PWMカウンタ(制御カウンタ)PWM内に備
えられている、それぞれ、周期カウンタと信号ON期間
カウンタとに、マイクロプロセッサCPUが設定値を書
き込むことにより制御される。この2つのカウンタ即ち
周期カウンタと信号ON期間カウンタとに書き込まれた
値と、クロック信号生成回路PWM_CLOCKのクロ
ック信号CLOCKの周期とを乗じた値が、それぞれ、
周期T0と信号ON期間T1の値(時間幅)になる。本
実施例においては、クロック信号生成回路PWM_CL
OCKのクロック信号CLOCKの周波数は50MHz
としているので、クロック信号CLOCKの周期は20
ナノ秒である。ここで、たとえば、周期カウンタの設定
値を500とすると、周期T0即ち各前記コンバータの
スイッチング周期は、20ナノ秒×500=10マイク
ロ秒となり、各前記コンバータにおけるスイッチング周
波数は、100kHzになる。マイクロプロセッサCP
Uは、該マイクロプロセッサCPUの制御周期である
0.4ミリ秒毎に、各前記コンバータからの出力値を検
出して、該出力値に応じて、前記信号ON期間カウンタ
の値を更新させることにより、PWM信号のPWMデュ
ーティ(即ち、スイッチングデューティ)T1/T0を
制御している。
【0030】次に、図6を用いて、請求項1に記載のス
イッチング電源装置SWPにおいて用いられるPWMカ
ウンタPWMの出力信号であるPWM信号を更新制御す
る動作について説明する。ここに、図6は、請求項1に
記載のスイッチング電源装置SWPにおいて用いられる
PWMカウンタPWMの出力信号であるPWM信号を更
新制御する更新制御フローチャートである。図6に示す
PWMカウンタ更新制御フローチャートの動作は、マイ
クロプロセッサCPUの制御周期である0.4ミリ秒毎
に、起動される。
【0031】まず、A/DコンバータA/Dを使って、
スイッチング電源装置SWPにおける第一の出力端子V
out1及び第二の出力端子Vout2の出力電圧値を
検知する(ステップS1)。次に、PWMデューティ
(スイッチングデューティ)T1/T0を演算する(ス
テップS2)。即ち、目標とする出力電圧値と検知した
現在の出力電圧値との差に各コンバータにおけるゲイン
パラメータを乗算させたものに、現在のPWMデューテ
ィ(スイッチングデューティ)T1/T0を加算したも
のを算出する。而して、次に設定すべきPWMデューテ
ィ(スイッチングデューティ)T1/T0が算出され、
各コンバータのスイッチングON時間T1とスイッチン
グ周期T0との比が求められる。ここまでは、後述す
る、図8に示す請求項2の場合及び図10に示す請求項
3の場合とにおけるPWMカウンタPWMの出力となる
PWM信号の更新制御の動作についても、全く同じであ
る。
【0032】次に、図6に示すごとく、請求項1に記載
のスイッチング電源装置SWPにおいては、各コンバー
タのスイッチング周期の基となる周期カウンタ値を演算
する(ステップS3)。即ち、周期カウンタ基準値であ
る500に、後述するように設定されている加算値を加
算して、次に設定すべき周期カウンタ値を求める。かか
る加算処理により、次回の各コンバータに設定されるス
イッチング周期の基になる周期カウンタ値を確実に変更
せしめることが可能となり、各コンバータにおけるスイ
ッチング周波数を確実に変更させることができる。
【0033】次に、次回の起動周期(即ち、マイクロプ
ロセッサCPUの次回の制御周期である、例えば、0.
4ミリ秒後)で使う前記加算値をあらかじめ計算してお
く。即ち、前記加算値に1加算して(ステップS4)、
該加算結果の加算値が最大値を越えたかチェックする
(ステップS5)。最大値(例えば、10)を越えてい
る場合(ステップS5のYES)、前記加算値を初期値
の0に初期値化する(ステップS6)。即ち、前記加算
値は、0から始まり、起動周期(即ち、制御周期)毎に
1ずつ増加して、最大値である10になると、次は0に
戻る動作を繰り返す。
【0034】今までのステップによって演算された、P
WMデューティ(スイッチングデューティ)T1/T0
と周期カウンタ値とを使って、前記信号ON期間カウン
タ値が演算される(ステップS7)。即ち、周期カウン
タ値とPWMデューティ(スイッチングデューティ)T
1/T0とを乗算することにより、次に設定すべきPW
Mデューティ(スイッチングデューティ)となる信号O
N期間カウンタ値を算出する。更に、算出されたPWM
カウンタPWMの前記周期カウンタ値と前記信号ON期
間カウンタ値とを、PWMカウンタPWMに更新設定し
て、終了する(ステップS8)。更新設定されたPWM
カウンタPWMの前記周期カウンタ値と前記信号ON期
間カウンタ値とに、クロック信号CLOCKの周期20
ナノ秒が乗ぜられることにより、各コンバータのスイッ
チング周期とスイッチングON時間とが導出される。而
して、周期カウンタ値が演算されるたびに、周期T0即
ち各コンバータのスイッチング周期を変化させることが
出来、各コンバータのスイッチング周波数を確実に変更
させることが可能となる。
【0035】図6に示すPWMカウンタ更新制御フロー
チャートの動作は、前記信号ONカウンタ値(即ち、ス
イッチングON時間)を更新するためのマイクロプロセ
ッサCPUの制御周期である0.4ミリ秒毎に、前記信
号ON期間カウンタ値(即ち、スイッチングON時間)
と共に前記周期カウンタ値(即ち、スイッチング周期)
を変更させることにより、各コンバータのスイッチング
周期を変更させ、スイッチング周波数を変更させること
としているが、かかる場合に限るものではない。即ち、
前記信号ON期間カウンタ値(即ち、スイッチングON
時間)を変更制御する各制御周期毎(0.4ミリ秒毎)
に前記周期カウンタ値(即ち、スイッチング周期)を変
更せずに、1乃至整数倍の前記制御周期毎に、前記周期
カウンタ値(即ち、スイッチング周期)を変更するよう
に制御しても良い。
【0036】また、一例として、クロック信号CLOC
Kの周期が20ナノ秒の場合における周期カウンタ値と
各コンバータのスイッチング周波数との関係を図7に示
す。
【0037】次に、図8を用いて、請求項2に記載のス
イッチング電源装置SWPにおいて用いられるPWMカ
ウンタPWMの出力信号であるPWM信号を更新制御す
る動作について説明する。ここに、図8は、請求項2に
記載のスイッチング電源装置SWPにおいて用いられる
PWMカウンタPWMの出力信号であるPWM信号を更
新制御する更新制御フローチャートである。図8に示す
PWMカウンタ更新制御フローチャートの動作は、マイ
クロプロセッサCPUの制御周期である0.4ミリ秒毎
に、起動される。
【0038】まず、前記図6の場合と同様にして、スイ
ッチング電源装置SWPの出力電圧値を検知し(ステッ
プS11)、PWMデューティ(スイッチングデューテ
ィ)T1/T0を演算する(ステップS12)。次に、
図8に示すごとく、請求項2に記載のスイッチング電源
装置SWPにおいては、後述する図9に示すPWMカウ
ンタ値テーブル(スイッチング制御テーブル)を用い
て、PWMデューティ(スイッチングデューティ)T1
/T0に応じた、周期カウンタ値と信号ON期間カウン
タ値とを求める(ステップS13)。次に、求められた
PWMカウンタPWMの周期カウンタ値と信号ON期間
カウンタ値とを、PWMカウンタPWMに更新設定し
て、終了する(ステップS14)。更新設定されたPW
MカウンタPWMの前記周期カウンタ値と前記信号ON
期間カウンタ値とに、クロック信号CLOCKの周期2
0ナノ秒が乗ぜられることにより、各コンバータのスイ
ッチング周期とスイッチングON時間とが導出される。
【0039】ここに、図9に示すPWMカウンタ値テー
ブル(スイッチング制御テーブル)は、PWMデューテ
ィ(スイッチングデューティ)T1/T0の0.2%刻
み毎の各値に対応させて、周期カウンタ値と信号ON期
間カウンタ値とをあらかじめ登録しているテーブルであ
り、0.2%違いで隣接しているPWMデューティ(ス
イッチングデューティ)T1/T0間では、異なる周期
カウンタ値(即ち、各コンバータのスイッチング周期が
異なるスイッチング周期)となるように作成されてい
る。なお、PWMデューティ(スイッチングデューテ
ィ)T1/T0の0.2%刻みとは、クロック信号CL
OCKの周波数を各コンバータにおけるスイッチング周
波数の500倍に選んだ場合を一例として示したもので
あり、最小の刻み単位を示している。
【0040】スイッチング電源装置SWPの入力電源で
あるAC電源ACの電源電圧や、スイッチング電源装置
SWPの出力電流が安定している時においては、ステッ
プS12で演算されたPWMデューティ(スイッチング
デューティ)T1/T0は、微少の変動しか持たない。
したがって、隣接したPWMデューティ(スイッチング
デューティ)T1/T0に異なる周期カウンタ値を割当
てることにより、かかる微少の変動の場合であっても、
周期T0を変化させることが出来、而して、各コンバー
タのスイッチング周期を変更させ、各コンバータのスイ
ッチング周波数も確実に変更させることが可能となる。
AC入力電圧や出力電流が不安定で、絶えず変動してい
る場合にあっては、ステップS12で演算されたPWM
デューティ(スイッチングデューティ)T1/T0は大
きく変動するので、同様に、周期T0を変化させること
が出来、而して、各コンバータのスイッチング周期を変
更させ、各コンバータのスイッチング周波数も変更させ
ることが可能となる。なお、クロック信号CLOCKの
周期が20ナノ秒の場合における周期カウンタ値と各コ
ンバータのスイッチング周波数との関係は、請求項1の
場合と同じく図7の関係になる。
【0041】最後に、図10を用いて、請求項3に記載
のスイッチング電源装置SWPにおいて用いられるPW
MカウンタPWMの出力信号であるPWM信号を更新制
御する動作について説明する。ここに、図10は、請求
項3に記載のスイッチング電源装置SWPにおいて用い
られるPWMカウンタPWMの出力信号であるPWM信
号を更新制御する更新制御フローチャートである。図1
0に示すPWMカウンタ更新制御フローチャートの動作
は、マイクロプロセッサCPUの制御周期である0.4
ミリ秒毎に、起動される。
【0042】まず、前記図6の場合と同様にして、スイ
ッチング電源装置SWPの出力電圧値を検知し(ステッ
プS21)、PWMデューティ(スイッチングデューテ
ィ)T1/T0を演算する(ステップS22)。次に、
図10に示すごとく、請求項3に記載のスイッチング電
源装置SWPにおいては、固定の周期カウンタ値500
とステップS22にて演算されたPWMデューティ(ス
イッチングデューティ)T1/T0とから、信号ON期
間カウンタ値を演算する(ステップS23)。即ち、周
期カウンタ値とPWMデューティ(スイッチングデュー
ティ)T1/T0とを乗算して、信号ON期間カウンタ
値を算出する。更に、算出されたPWMカウンタPWM
の信号ON期間カウンタ値を、PWMカウンタPWMに
更新設定して、終了する(ステップS24)。更新設定
されたPWMカウンタPWMの前記信号ON期間カウン
タ値に、クロック信号CLOCKの周期が乗ぜられるこ
とにより、各コンバータのスイッチングON時間が導出
される。
【0043】ここに、クロック信号CLOCKは、図4
に示すPLL回路からなるクロック信号生成回路PWM
_CLOCKにより、自律的に、発振周波数が変動され
て生成されているものであり、クロック信号CLOCK
の周波数が50MHzの場合、各コンバータのスイッチ
ング周波数は100kHzになるが、クロック信号CL
OCKの周波数が49MHzの場合、スイッチング周波
数は98kHzになる。また、前記信号ON期間カウン
タ値に、該クロックCLOCKの周波数に相当するクロ
ック周期が乗ぜられることにより、各コンバータのスイ
ッチングON時間が与えられる。
【0044】即ち、請求項3に記載のスイッチング電源
装置SWPにおいては、図4に示すクロック信号生成回
路PWM_CLOCKブロック内の三角波発振器によ
り、マイクロプロセッサCPUとは独立して、自律的
に、各コンバータのスイッチング周波数を変動させてい
るので、スイッチング周波数は、マイクロプロセッサC
PUの制御周期とは非同期に、かつ、連続的に変更させ
ることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1に記載のスイッチング電源装置
においては、スイッチングデューティを更新する都度、
又は、数回のスイッチングデューティの更新に付き一回
の割合で、スイッチング周期を増減させて、スイッチン
グ周波数を変化させることにより、スイッチング周波数
の整数倍の周波数として放射される電磁波が特定の周波
数に集中することを防止することができ、特定の周波数
に集中した電磁波が放出されることを防止したスイッチ
ング電源装置を得ることができる。
【0046】請求項2に記載のスイッチング電源装置に
おいては、隣接するスイッチングデューティ値の間で
は、異なるスイッチング周期を設定させるようにあらか
じめ登録したスイッチング制御テーブル(即ち、PWM
カウンタ値テーブル)を用意し、出力電圧の微少な変動
に伴い、スイッチングデューティを更新する際に、スイ
ッチングデューティ値により該スイッチング制御テーブ
ルを索引して、スイッチング周期の基となる周期時間設
定値とを求めて、隣接するスイッチングデューティ間で
もスイッチング周期即ちスイッチング周波数を変更させ
ることにより、スイッチング周波数の整数倍の周波数と
して放射される電磁波が特定の周波数に集中することを
防止することができ、特定の周波数に集中した電磁波が
放出されることを防止したスイッチング電源装置を得る
ことができる。
【0047】請求項3に記載のスイッチング電源装置に
おいては、PWM信号を生成するためのクロック信号
を、発振周波数が一定範囲で変動するPLL回路を用い
て生成して、スイッチング周波数を変化させることによ
り、スイッチング周波数の整数倍の周波数として放射さ
れる電磁波が特定の周波数に集中することを防止するこ
とができ、特定の周波数に集中した電磁波が放出される
ことを防止したスイッチング電源装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1,請求項2,請求項3に記載のスイ
ッチング電源装置SWPの回路ブロック図である。
【図2】 請求項1,請求項2,請求項3に記載のスイ
ッチング電源装置SWPに搭載する電源制御手段CON
Tの回路ブロック図である。
【図3】 請求項1と請求項2とに記載のスイッチング
電源装置SWPに用いるスイッチング制御信号を生成す
るPWMカウンタPWMを駆動するためのクロック信号
を生成するクロック信号生成回路PWM_CLOCKの
回路ブロック構成図である。
【図4】 請求項3に記載のスイッチング電源装置SW
Pに用いるスイッチング制御信号を生成するPWMカウ
ンタPWMを駆動するためのクロック信号を生成するク
ロック信号生成回路PWM_CLOCKの回路ブロック
構成図である。
【図5】 請求項1,請求項2,請求項3に記載のスイ
ッチング電源装置SWPに用いるPWMカウンタPWM
の出力信号であるPWM信号の信号波形を示す波形図で
ある。
【図6】 請求項1に記載のスイッチング電源装置SW
Pにおいて用いられるPWMカウンタPWMの出力信号
であるPWM信号を更新制御する更新制御フローチャー
トである。
【図7】 請求項1と請求項2とに記載のスイッチング
電源装置SWPにおいて用いられるクロック信号CLO
CKの周期が20ナノ秒の場合における周期カウンタ値
と各コンバータのスイッチング周波数との関係を示す図
である。
【図8】 請求項2に記載のスイッチング電源装置SW
Pにおいて用いられるPWMカウンタPWMの出力信号
であるPWM信号を更新制御する更新制御フローチャー
トである。
【図9】 請求項2に記載のスイッチング電源装置SW
Pにおいて用いられるPWMカウンタ値テーブルを示す
図である。
【図10】 請求項3に記載のスイッチング電源装置S
WPにおいて用いられるPWMカウンタPWMの出力信
号であるPWM信号を更新制御する更新制御フローチャ
ートである。
【符号の説明】
A/D…A/D変換器、AC…AC電源、B1…バッテ
リ、C1,C11,C21,C31…コンデンサ、CH
11,CH21…チョークコイル、CLOCK…クロッ
ク信号、CONT…電源制御手段、CPU…マイクロプ
ロセッサ、CV31…定電圧回路、D1,D11,D1
2,D21,D22,D31,D32…ダイオード、D
B1…ダイオードブリッジ、DC/DC1…第一のDC
/DCコンバータ、DC/DC2…第二のDC/DCコ
ンバータ、DRIV11,DRIV21…ドライブ回
路、FET11,FET21…スイッチ素子、GND…
グランド、PWM…PWMカウンタ、PWM_CLOC
K…クロック信号生成回路、PWM1,PWM2…PW
M出力ポート、PWMlimit…PWMlimit出
力ポート、R1…抵抗、RA2…リレー、ra2…リレ
ー接点、RAM…ランダムアクセスメモリ、ROM…読
み出し専用メモリ、S1…通信用ポート、SW1…主電
源スイッチ、SWP…スイッチング電源装置、T11,
T21…トランス、VCC…電源端子、Vf1,Vf2
…検出電圧入力ポート、Vout1…第一の出力端子、
Vout2…第二の出力端子、VSEN11,VSEN
21…電圧検出手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源又は整流平滑された交流電源か
    ら電圧が供給されるDC/DCコンバータと、該DC/
    DCコンバータの出力を所望の値に制御する為に該DC
    /DCコンバータのスイッチング制御を行なう制御手段
    と、該スイッチング制御の為のスイッチング周期とスイ
    ッチングON時間とを指定する制御信号を生成するため
    の制御カウンタと、該制御カウンタを動作させるクロッ
    ク信号を生成するクロック信号生成手段と、を有するス
    イッチング電源装置において、前記スイッチング周期
    を、前記スイッチングON時間を変更制御するための制
    御周期の1乃至整数倍の周期において、任意のスイッチ
    ング周期に変更して設定させることができることを特徴
    とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 直流電源又は整流平滑された交流電源か
    ら電圧が供給されるDC/DCコンバータと、該DC/
    DCコンバータの出力を所望の値にする為に該DC/D
    Cコンバータのスイッチング制御を行なう制御手段と、
    該スイッチング制御の為のスイッチング周期とスイッチ
    ングON時間とを指定する制御信号を生成するための制
    御カウンタと、該制御カウンタを動作させるクロック信
    号を生成するクロック信号生成手段と、を有するスイッ
    チング電源装置において、前記スイッチング周期が、複
    数種類の時間間隔のスイッチング周期を有し、かつ、前
    記スイッチングON時間の割合を示すスイッチングデュ
    ーティの値に応じて、複数種類の時間間隔からなる前記
    スイッチング周期のいずれかが選択されるスイッチング
    制御テーブルを有し、該スイッチング制御テーブルの隣
    接する値を有するスイッチングデューティ間において
    は、確実に異なるスイッチング周期が選択されるよう
    に、前記スイッチング制御テーブルが構成されているこ
    とを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 直流電源又は整流平滑された交流電源か
    ら電圧が供給されるDC/DCコンバータと、該DC/
    DCコンバータの出力を所望の値にする為に該DC/D
    Cコンバータのスイッチング制御を行なう制御手段と、
    該スイッチング制御の為のスイッチング周期とスイッチ
    ングON時間とを指定する制御信号を生成するための制
    御カウンタと、該制御カウンタを動作させるクロック信
    号を生成するクロック信号生成手段と、を有するスイッ
    チング電源装置において、前記クロック信号の周波数
    を、前記スイッチングON時間を変更制御するための制
    御周期と、非同期に変動させることができるクロック信
    号生成手段を有していることを特徴とするスイッチング
    電源装置。
JP2001131055A 2001-04-27 2001-04-27 スイッチング電源装置 Pending JP2002325437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131055A JP2002325437A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 スイッチング電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001131055A JP2002325437A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 スイッチング電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002325437A true JP2002325437A (ja) 2002-11-08

Family

ID=18979308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001131055A Pending JP2002325437A (ja) 2001-04-27 2001-04-27 スイッチング電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002325437A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067472A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toyota Motor Corp Dc−dcコンバータおよびその制御方法
JP2009254014A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置の制御装置および制御方法
JP2010226772A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Denso Corp 電源装置
JP2013123315A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013217129A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Panasonic Corp 電気錠システム
WO2016136852A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 信号発生回路、電圧変換装置及び信号発生方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008067472A (ja) * 2006-09-06 2008-03-21 Toyota Motor Corp Dc−dcコンバータおよびその制御方法
JP4609400B2 (ja) * 2006-09-06 2011-01-12 トヨタ自動車株式会社 Dc−dcコンバータおよびその制御方法
JP2009254014A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nissan Motor Co Ltd 電力変換装置の制御装置および制御方法
JP2010226772A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Denso Corp 電源装置
JP2013123315A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013217129A (ja) * 2012-04-11 2013-10-24 Panasonic Corp 電気錠システム
WO2016136852A1 (ja) * 2015-02-27 2016-09-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 信号発生回路、電圧変換装置及び信号発生方法
JP2016163401A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 信号発生回路、電圧変換装置及び信号発生方法
CN107251391A (zh) * 2015-02-27 2017-10-13 株式会社自动网络技术研究所 信号产生电路、电压变换装置及信号产生方法
US10355576B2 (en) 2015-02-27 2019-07-16 Autonetworks Technologies, Ltd. Signal generating circuit, voltage conversion device, and signal generating method
CN107251391B (zh) * 2015-02-27 2019-08-16 株式会社自动网络技术研究所 信号产生电路、电压变换装置及信号产生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8624572B2 (en) Switching control circuit and switching power-supply apparatus
EP1248352B1 (en) Circuits and methods for synchronizing non-constant frequency switching regulators with a phase locked loop
US7489121B2 (en) Compensation offset adjustment scheme for fast reference voltage transitioning
JP4311564B2 (ja) 電流モード制御型dc−dcコンバータの制御回路および制御方法
EP1969705B1 (en) Switching regulator slope compensation generator circuit
US20080231247A1 (en) Semiconductor device
US20030201758A1 (en) Voltage regulator with pulse width modulation in dual frequencies
US7184283B2 (en) Switching frequency jitter having output ripple cancel for power supplies
US6369558B2 (en) Switching regulator
US20110085356A1 (en) Switching element driving control circuit and switching power supply device
US6009005A (en) Power supply device with reference signal generating circuit for power saving mode
JP2003333839A (ja) 電源制御方法及び電源制御装置
JP2002325437A (ja) スイッチング電源装置
JP3736201B2 (ja) 光源装置
EP1087506A2 (en) Frequency control of switch-mode power supply
JP2003309966A (ja) Pfm制御スイッチングレギュレータ制御回路
JP3469517B2 (ja) 電源装置
JP2003070242A (ja) スイッチングレギュレータ
JP2002051541A (ja) スイッチング電源装置及びスイッチング電源用半導体装置
JPH0549252A (ja) インバータ
JP2000188880A (ja) 圧電素子駆動回路及びその制御方法
US9413340B1 (en) DC-to-DC voltage converter using switching frequency detection
US20080258699A1 (en) Converter Circuit with Improved Efficiency
JPH04312351A (ja) 電源装置
JPH04113754A (ja) 任意波形発生装置