JP2002322653A - 基礎断熱材の固定構造 - Google Patents

基礎断熱材の固定構造

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JP2002322653A
JP2002322653A JP2001131973A JP2001131973A JP2002322653A JP 2002322653 A JP2002322653 A JP 2002322653A JP 2001131973 A JP2001131973 A JP 2001131973A JP 2001131973 A JP2001131973 A JP 2001131973A JP 2002322653 A JP2002322653 A JP 2002322653A
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heat insulating
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fixing
basic
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Hirotaka Miyazaki
寛孝 宮崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎の外断熱を構築するに際し、簡易に安定
した品質を確保すること。 【解決手段】 基礎断熱材20を樹脂発泡体21により
構成し、基礎梁13に設けた固定具31、32を樹脂発
泡体21に食い込ませるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基礎断熱材の固定構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の外断熱工法として、特開平
8-253941に記載の如く、基礎版に立設した基礎梁の外面
に沿って基礎断熱材を固定するものがある。このとき、
基礎断熱材の固定構造としては、接着によるもの、ボル
トによるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】基礎断熱材を接着に
より固定するものでは、接着剤が固化するまで基礎断熱
材を脱落しないように保持する必要があるし、接着剤の
塗布品質に作業者の技量によるムラがある等、安定した
品質を確保することに困難がある。
【0004】基礎断熱材に設けた貫通孔をボルトに挿
通して固定するものでは、ボルトの位置に合わせて基礎
断熱材に貫通孔を設ける必要があり、手間やコストが発
生する。
【0005】基礎梁が鋼材からなるとき、鋼製ボルト
を用いると、ボルトが冷橋となって断熱性能を損なう。
【0006】本発明の課題は、基礎の外断熱を構築する
に際し、簡易に安定した品質を確保することにある。
【0007】また、本発明の課題は、冷橋を気にしない
断熱性能を確保することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、基礎
版に立設した基礎梁の外面に沿って基礎断熱材を固定す
る基礎断熱材の固定構造において、基礎断熱材を樹脂発
泡体により構成し、基礎梁に設けた固定具を基礎断熱材
の樹脂発泡体に食い込ませるようにしたものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て更に、前記固定具がバネ性を備えるようにしたもので
ある。
【0010】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において更に、前記固定具が上固定具と下固定具からな
り、上固定具と下固定具で基礎断熱材を挟持するように
したものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1〜3の発明に
おいて更に、前記基礎梁が鋼材からなるようにしたもの
である。
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば下記、の作用があ
る。 基礎断熱材の樹脂発泡体に固定具を食い込ませて固定
するものであり、乾式工法であるから天候に左右され
ず、養生期間も必要なく、その仕上がりも作業者の技量
に影響されない。従って、現場での作業工数を削減し、
工期の短縮を図ることができるし、安定した品質を確保
できる。
【0013】基礎断熱材に貫通孔を設ける等の予備的
な加工を必要とせず、手間やコストを低減できる。
【0014】請求項2の発明によれば下記の作用があ
る。 固定具にバネ性を持たせることにより、基礎断熱材の
樹脂発泡体に対する固定具の食い込み状態を固定具のバ
ネ力により安定維持できる。
【0015】請求項3の発明によれば下記の作用があ
る。 上固定具と下固定具により基礎断熱材を挟持すること
により、基礎断熱材を安定的に保持できる。
【0016】請求項4の発明によれば下記の作用があ
る。 固定具が鋼製であっても、固定具を外気に面すること
のない状態で基礎断熱材の樹脂発泡体に食い込ませるこ
とにより、基礎梁が鋼材からなる場合にも、冷橋を気に
しない断熱性能を確保できる。固定具を樹脂製とするこ
とにより、冷橋の影響を皆無にできる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態の基礎断熱材
の固定構造を示す断面図、図2は基礎断熱材の固定手順
を示し、(A)は固定前の状態を示す斜視図、(B)は
固定後の状態を示す斜視図、図3は基礎断熱材の固定手
順を示し、(A)は基礎断熱材を下固定具に載せた状態
を示す断面図、(B)は基礎断熱材を上固定具と下固定
具の間に位置付けた状態を示す断面図、(C)は基礎断
熱材を上固定具と下固定具で挟持した状態を示す断面
図、図4は第2実施形態の基礎断熱材の固定構造を示す
断面図である。
【0018】(第1実施形態)(図1〜図3) 図1の基礎10は、地盤1に設置されるコンクリート製
の基礎版11を有する。基礎版11は、荷重受部11A
を上面に備えるとともにアンカーボルト12を植設され
て備える。基礎10は、基礎版11の荷重受部11Aの
上に形鋼製の基礎梁13を立設し、基礎梁13をアンカ
ーボルト12のロックナット12Aにより接合する。
【0019】基礎10は、外断熱を構築するため、基礎
断熱材20を基礎梁13の外面に沿って固定する。基礎
断熱材20の固定構造は以下の如くになされる。
【0020】(1)基礎断熱材20を、ポリスチレンフォ
ーム保温材、ウレタンフォーム保温材等の樹脂発泡体2
1と、樹脂発泡体21の表面に工場生産段階で接着剤等
を介して添設された石綿セメント板等の化粧材22とに
より構成する。
【0021】(2)基礎梁13の外面の長手方向複数位置
のそれぞれに、上固定具31、下固定具32をリベット
止め等により設ける。上固定具31は、バネ鋼板等の折
り曲げ成形体であり、樹脂発泡体21の裏面に当たる上
側位置決め部31Aと、樹脂発泡体21の上端面に当た
る上側支え部31Bと、樹脂発泡体21の上端面に食い
込む上側食い込み部31Cとを有する。下固定具32
は、バネ鋼板等の折り曲げ成形体であり、樹脂発泡体2
1の裏面に当たる下側位置決め部32Aと、樹脂発泡体
21の下面に当たる下側支え部32Bと、樹脂発泡体2
1の下端面に食い込む下側食い込み部32Cとを有す
る。
【0022】(3)基礎断熱材20の樹脂発泡体21の下
端面に下固定具32の下側食い込み部32Cを食い込ま
せる。このとき、樹脂発泡体21の裏面と下端面を下固
定具32の下側位置決め部32A、下側支え部32Bに
当てて位置決めする(図3(A)〜(C))。
【0023】(4)上固定具31の上側食い込み部31C
を一旦弾発的に上に開き、基礎断熱材20の樹脂発泡体
21の上端面に上側食い込み部31Cを食い込ませる。
このとき、樹脂発泡体21の裏面と上端面を上固定具3
1の上側位置決め部31A、上側支え部31Bに当てて
位置決めする(図3(A)〜(C))。
【0024】(5)上述(3)、(4)により、上固定具31と
下固定具32で基礎断熱材20を上下から挟持する(図
2)。
【0025】本実施形態によれば、以下の作用がある。 基礎断熱材20の樹脂発泡体21に固定具31、32
を食い込ませて固定するものであり、乾式工法であるか
ら天候に左右されず、養生期間も必要なく、その仕上が
りも作業者の技量に影響されない。従って、現場での作
業工数を削減し、工期の短縮を図ることができるし、安
定した品質を確保できる。
【0026】基礎断熱材20に貫通孔を設ける等の予
備的な加工を必要とせず、手間やコストを低減できる。
【0027】固定具31、32にバネ性を持たせるこ
とにより、基礎断熱材20の樹脂発泡体21に対する固
定具31、32の食い込み状態を固定具31、32のバ
ネ力により安定維持できる。
【0028】上固定具31と下固定具32により基礎
断熱材20を挟持することにより、基礎断熱材20を安
定的に保持できる。
【0029】固定具31、32が鋼製であっても、固
定具31、32を外気に面することのない状態で基礎断
熱材20の樹脂発泡体21に食い込ませることにより、
基礎梁13が鋼材からなる場合にも、冷橋を気にしない
断熱性能を確保できる。固定具31、32を樹脂製とす
ることにより、冷橋の影響を皆無にできる。
【0030】(第2実施形態)(図4) 図4の基礎40が、第1実施形態の基礎10と異なる点
は、基礎版41と基礎梁42を一体のコンクリート製と
したことにある。
【0031】基礎40では、基礎梁42に上固定具3
1、下固定具32を設け、この上固定具31と下固定具
32により基礎断熱材20を固定する。上固定具31と
下固定具32による基礎断熱材20の固定構造は第1実
施形態におけると同様である。
【0032】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、基礎の外
断熱を構築するに際し、簡易に安定した品質を確保する
ことができる。
【0034】また、本発明によれば、冷橋を気にしない
断熱性能を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1実施形態の基礎断熱材の固定構造を
示す断面図である。
【図2】図2は基礎断熱材の固定手順を示し、(A)は
固定前の状態を示す斜視図、(B)は固定後の状態を示
す斜視図である。
【図3】図3は基礎断熱材の固定手順を示し、(A)は
基礎断熱材を下固定具に載せた状態を示す断面図、
(B)は基礎断熱材を上固定具と下固定具の間に位置付
けた状態を示す断面図、(C)は基礎断熱材を上固定具
と下固定具で挟持した状態を示す断面図である。
【図4】図4は第2実施形態の基礎断熱材の固定構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
10、40 基礎 11、41 基礎版 13、42 基礎梁 20 基礎断熱材 21 樹脂発泡体 31 上固定具 32 下固定具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎版に立設した基礎梁の外面に沿って
    基礎断熱材を固定する基礎断熱材の固定構造において、 基礎断熱材を樹脂発泡体により構成し、基礎梁に設けた
    固定具を基礎断熱材の樹脂発泡体に食い込ませることを
    特徴とする基礎断熱材の固定構造。
  2. 【請求項2】 前記固定具がバネ性を備える請求項1に
    記載の基礎断熱材の固定構造。
  3. 【請求項3】 前記固定具が上固定具と下固定具からな
    り、上固定具と下固定具で基礎断熱材を挟持する請求項
    1又は2に記載の基礎断熱材の固定構造。
  4. 【請求項4】 前記基礎梁が鋼材からなる請求項1〜3
    のいずれかに記載の基礎断熱材の固定構造。
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