JP2002321359A - 静電アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットヘッド - Google Patents

静電アクチュエータ及びそれを用いたインクジェットヘッド

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JP2002321359A
JP2002321359A JP2001128056A JP2001128056A JP2002321359A JP 2002321359 A JP2002321359 A JP 2002321359A JP 2001128056 A JP2001128056 A JP 2001128056A JP 2001128056 A JP2001128056 A JP 2001128056A JP 2002321359 A JP2002321359 A JP 2002321359A
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vibration
electrostatic actuator
chamber
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Akira Sano
朗 佐野
Masahiro Fujii
正寛 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動室と封止位置との距離を短縮することの
できる静電アクチュエータ及びインクジェットヘッドを
提供すること。 【解決手段】 インクジェットヘッド1において、アク
チュエータ1′の振動室16を気密封止するために通路
9に塗布される封止材90として、紫外線に反応して硬
化する機能と、加熱により硬化する機能とを兼ね備え、
選択もしくは併用して硬化させる事が出来る、紫外線熱
硬化型接着剤を用いることを特徴とする。この封止材9
0は、紫外線との反応により短時間で硬化するので、通
路9に塗布した封止材90の流れを通路9内において短
い侵入量で止める事ができ、振動室16への流れ込みを
防ぐことができる。従って、通路93や配線部23を短
縮でき、インクジェットヘッド1の小型化を図ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電アクチュエー
タ及びこの静電アクチュエータを備えたインクジェット
ヘッドに関するものである。さらに詳しくは、静電アク
チュエータの振動室に対する封止技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置のインクジェッ
トヘッド等は、半導体の微細加工技術を用いて形成され
たアクチュエータを備えている。この種のアクチュエー
タとしては、駆動源として静電気力を利用した静電アク
チュエータが知られている。
【0003】この静電アクチュエータは、例えば、図1
及び図2に示すように、ガラス基板4、流路形成板2及
びノズルプレート3がこの順に積層された構造になって
おり、流路形成板2の表面に形成されている凹部がノズ
ルプレート3によって塞がれて、独立した複数のインク
室5、1つの共通インク室6、及び共通インク室6を各
インク室5に連通させるインク供給路7が区画形成され
ている。
【0004】また、流路形成板2において、インク室5
の底壁は肉薄に形成されて、面外方向、すなわち、図1
の上下方向に弾性変位可能な振動板51が構成されてい
る。これに対して、ガラス基板4の表面には、流路形成
板2の各インク室5に対応する位置に凹部8が形成さ
れ、この凹部8の上面側を流路形成板2で塞ぐことによ
り、振動室16及びこの振動室16に連通する通路9が
形成されている。
【0005】また、振動室16の底部にはITO膜から
なるセグメント電極10が形成され、このセグメント電
極10からは、通路9の底部を通るように配線部23が
延設され、配線部23の先端部は、流路形成板2から露
出する位置で端子部24を構成している。
【0006】ここで、流路形成板2は、導電性を有して
いるので、流路形成板2と各端子部24との間に駆動信
号を印加すると、駆動信号の電圧変化に基づいて、動板
51とセグメント電極10との間に静電気力が発生して
振動板5が撓んでインク室5の容積が拡がり、印加を止
めると静電気力が消失し、振動板51がその弾性復帰力
によって元の形状に復帰してインク室5の容積が急激に
収縮する。
【0007】このとき発生するインク圧力によって、イ
ンク室5を満たすインクの一部が、このインク室5に連
通するノズル11からインク滴として吐出される。
【0008】ここで、振動室16が通路9を介して外部
に連通していると、振動室16内に大気中の水分や塵埃
が侵入し、振動板51の弾性変位が阻害される。このた
め、従来は、流路形成板2の縁部分において通路9を塞
ぐようにエポキシ系封止材などを塗布した後、熱硬化さ
せ、振動室16を気密封止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、通路9に塗布したエポキシ系封止材を熱硬化さ
せることにより、振動室16を気密封止する構成では、
未硬化のエポキシ系封止材が振動室16内に向けて流れ
込むという問題点がある。
【0010】このような問題点は、通路9や配線部23
を長くして、振動室16と封止部分との間に十分な距離
を確保することによって解消できる。しかしながら、こ
のような対策を施すと、インクジェットヘッド1(静電
アクチュエータ)の小型化を妨げてしまうという新たな
問題点が発生する。
【0011】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
振動室を気密封止するための封止材として短い侵入量で
流れを止める事が可能なものを用いることにより、振動
室と封止位置との距離を短縮することのできる静電アク
チュエータ、及びこの静電アクチュエータを用いたイン
クジェットヘッドを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、振動板と、該振動板に対向配置された
対向電極と、該対向電極と前記振動板との間に形成され
た振動室と、該振動室に連通し他方が封止材によって気
密封止された通路とを有する静電アクチュエータにおい
て、前記封止材として、紫外線に反応して硬化する機能
と、加熱により硬化する機能とを兼ね備えている紫外線
熱硬化型接着剤を用いることを特徴とする。
【0013】本発明では、静電アクチュエータの振動室
を気密封止するための封止材として、紫外線に反応して
硬化する紫外線熱硬化型接着剤を用いたため、短時間か
つ常温で封止材を硬化させることができる。このため、
封止材が振動室に流れ込むことがない。それ故、振動室
に封止材が侵入することを防止することを目的に、振動
室から離れた位置で気密封止を行う必要がないので、こ
の部分の距離を短縮できる。
【0014】よって、静電アクチュエータの小型化を図
ることができる。更に、紫外線熱硬化型接着剤は、熱に
も反応して硬化するため、紫外線の届かない部分を加熱
により硬化させる事ができる。また、エポキシアクリレ
ートを主成分とする紫外線熱硬化型接着剤からなる封止
材は、硬化時のガス発生が少ないため、振動室内の汚染
が少ない。従って、静電アクチュエータの信頼性が高
い。
【0015】本発明に係る静電アクチュエータでは、前
記対向電極からは、前記通路を通って前記封止材による
封止部分の外側にまで至る配線部が延設されている。
【0016】また、前記振動室及び前記通路は、例え
ば、当該振動室及び当該通路を構成するための凹部が形
成された第1の基板の表面に、前記振動板が形成された
第2の基板が積層されてなる。
【0017】本発明を適用した静電アクチュエータは、
例えば、ノズルと、該ノズルに連通し前記振動板が一部
に形成されているインク流路と、前記振動板と前記対向
電極との間に静電気を発生させて前記振動板を変位させ
る駆動手段とを有し、該駆動手段は、前記振動板と前記
対向電極との間に駆動信号を印加する電圧印加手段を備
え、前記駆動信号の電圧変化に基づいて前記ノズルから
インク滴が吐出されるように構成されているインクジェ
ットヘッドに用いることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0019】[静電アクチュエータ/インクジェットヘ
ッドの構成]本発明は、静電アクチュエータ(インクジ
ェットヘッド)において、振動室を気密封止する封止材
に特徴を有しており、この封止材が用いられる静電アク
チュエータの構成は、以下に説明する各実施の形態で共
通である。従って、各実施の形態を説明する前に、図1
及び図2を参照して、本発明が適用される静電アクチエ
ュータ(インクジェットヘッド)の要部の構成を説明す
る。
【0020】図1は、本発明が適用される静電アクチュ
エータを備えたインクジェットヘッドの断面図であり、
図2は、その平面図である。
【0021】図1及び図2に示すように、インクジェッ
トヘッド1に構成されている静電アクチュエータ1′
は、ガラス基板4、導電性を有するシリコン基板からな
る流路形成板2、及びシリコン基板からなるノズルプレ
ート3がこの順に積層された3層構造になっている。ガ
ラス基板4としては、シリコン基板と熱膨張係数が近い
ホウ珪酸ガラス基板が用いられている。
【0022】中央の流路形成板2には、半導体プロセス
を利用して表面からエッチングを施すことにより、多数
の溝が形成されており、これらの溝の上面がノズルプレ
ート3によって塞がれて、独立した複数のインク室5、
1つの共通インク室6、及び共通インク室6を各インク
室5に連通させるインク供給路7が区画形成されてい
る。
【0023】ノズルプレート3には、各インク室5の先
端側の部分に対応する位置にノズル11が形成され、こ
れらのノズル11は、各インク室5にそれぞれ連通して
いる。共通インク室6が位置しているノズルプレート3
の部分には、共通インク室6に連通するインク供給口1
2が形成されている。インクは、外部に設置されている
インクタンク(図示せず)からインク供給口12を通っ
て共通インク室6に供給され、共通インク室5に供給さ
れたインクは、各インク供給路7を通って各インク室5
に供給される。
【0024】独立した各インク室5の底壁は、肉薄に形
成されて、面外方向、すなわち、図1の上下方向に弾性
変位可能な振動板51として機能する。
【0025】ガラス基板4において、その上面である流
路形成板2との接合面では、流路形成板2の各インク室
5に対応する位置に浅い凹部8が複数、エッチング形成
され、これらの凹部8の上面が流路形成板2によって塞
がれて各振動室16が構成されているとともに、各振動
室16の各々に連通する通路9が形成されている。
【0026】各振動室16及び各通路9の底部には、I
TO膜からなるセグメント電極10が形成されている。
これらのセグメント電極10の各々からは、各通路9を
通って、流露形成板2の縁からはみ出す位置まで配線部
23が延設され、これらの配線部23の先端部によって
端子部24が構成されている。
【0027】ここで、振動板51と、これに対向配置さ
れたセグメント電極10との対向間隔(振動室16の深
さ)は、凹部8の深さとセグメント電極10の厚さとの
差に相当し、かなり狭いものである。
【0028】このように構成したインクジェットヘッド
1の静電アクチュエータ1′において、一方が振動室1
6に連通する通路9は、他方端が流路形成板2との間
で、各実施の形態ごとに後述する封止材90によって封
止され、振動室16は気密封止された状態にある。従っ
て、振動室16には、大気中の水分や塵埃が侵入するこ
とがない。
【0029】図2において、インクジェットヘッド1で
は、導電性を有するシリコン基板からなる流路形成板2
の振動板51と、ガラス基板4に形成されている各セグ
メント電極10との間に駆動電圧を印加する電圧印加手
段21を備えた駆動手段20が構成されており、外部か
ら供給される信号に応じて、振動板51とセグメント電
極10との間に駆動信号を印加する。
【0030】すなわち、電圧印加手段21の一方の出力
は、各セグメント電極10の端子部24に接続されてい
るとともに、他方に出力は、流路形成板2に形成されて
いる共通電極22に接続されている。ここで、流路形成
板2は、それ自身が導電性を有するため、共通電極22
から振動板51の共通電極に電圧を印加することが可能
である。
【0031】なお、振動板51に対してより低い電気抵
抗で電圧を印加する必要がある場合には、例えば、流路
形成板2の一方の面に金などの導電性材料の薄膜を蒸着
法やスパッタ法により形成すればよい。
【0032】このように構成したインクジェットヘッド
1において、駆動手段20の電圧印加手段21からの駆
動信号が振動板51と各セグメント電極10との間に印
加されると、駆動信号の電圧変化に基づいて、振動板5
1と各セグメント電極10との間に充電された電荷によ
って静電気力が発生し、振動板51はセグメント電極1
0の側に撓み、インク室5の容積が拡がる。この状態か
ら、電圧印加手段21から印加される駆動信号の電圧が
低下すると、振動板51と各セグメント電極10との間
で放電が起こって静電気力が消失し、振動板51は、そ
の弾性復帰力によって元の形状に復帰する結果、インク
室5の容積が急激に収縮する。
【0033】この時に発生するインク圧力によって、イ
ンク室5を満たすインクの一部が、このインク室5に連
通するノズル11からインク滴として吐出され、インク
滴によって、記録用紙などの記録媒体に記録が行われ
る。
【0034】このような構成のインクジェットヘッド1
を製造するときには、流路形成板2の端縁において、通
路9に封止材90をスポット状、あるいはライン状に塗
布した後、封止材90を硬化させて振動室16を気密封
止する。このような気密封止を行うにあたって、本発明
では、以下に説明するように、封止材90を通路9の先
端側に塗布し、通路9において短い侵入量で流れを止め
る事が可能なものを用いることにより、振動室16と、
封止位置との距離Lを狭めてインクジェットヘッド1の
小型化を実現する。
【0035】本発明では、図1及び図2を参照して説明
したインクジェットヘッド1において、振動室16を気
密封止するための封止材90として、紫外線に反応して
硬化する機能と、加熱により硬化する機能とを兼ね備え
た、紫外線熱硬化型接着材を用いる。ここで、封止材9
0には、主成分として、化学式1に示すような、エポキ
シ樹脂にアクリル酸またはメタクリル酸を反応させて合
成される重合体である、エポキシアクリレートが含まれ
ているとよい。
【0036】
【化1】 前記紫外線熱硬化型接着剤は、紫外線と熱のどちらかを
選択、もしくは併用して硬化させる事ができるため、紫
外線の届かない部分に対しては加熱により硬化させる事
ができる。故に、前記紫外線熱硬化型接着剤を封止材9
0に用いた場合、紫外線をガラス基板4を透過させて封
止材90に当て、封止材90の表面を短時間で硬化させ
ることにより、封止材90の流れを通路9において短い
侵入の内に止め、その後、加熱により封止材90の深部
まで確実に硬化させるという方法が適用できる。
【0037】この方法を用いれば、封止剤90が振動室
16に流れ込まず、更に、通路9の長さを短くする事が
できるため、インクジェットヘッド1の小型化が可能と
なる。そして封止材90の深部まで確実に硬化させるこ
とが出来るため、気密封止の信頼性は高い。
【0038】また、前記紫外線熱硬化型接着剤の主成分
がエポキシアクリレートであるため、硬化時のガス発生
が少なく、振動室16内の汚染が少ない。さらに、エポ
キシアクリレートが化学式1において重合するnが2か
ら20のオリゴマーであれば、粘度が比較的低くて安定
し、封止材90の侵入量を均一に揃える事ができる。
【0039】封止材90として用いる前記紫外線熱硬化
型接着剤には、例えば、エマーソンアンドカミング社製
のエコボンドUV-300を用いる事ができる。エコボンドUV
-300は、エポキシアクリレートを主成分としているた
め、硬化時のガスの発生が少なく、振動室16内の汚染
が少ない。エコボンドUV-300は、波長365nm近辺の紫外
線に反応して硬化する。よって、紫外線照射装置は365n
m近辺の波長の紫外線を発生する光源を有するものがよ
い。
【0040】前記光源の種類としては、紫外線照射強度
と高率の点で、水銀灯を用いるのがよい。エコボンドUV
-300は、光源に水銀灯を用いた紫外線を、ホウケイ酸ガ
ラスであってコーニング社製7740からなる厚さ1mm
のガラス基板4を透過して照射されることによって、表
面が数秒で硬化する。エコボンドUV-300の深部は、温度
120℃で10分の加熱によって硬化することができる。
【0041】従って、エコボンドUV-300を封止剤90に
用いれば、紫外線照射により数秒で封止材90の表面を
硬化し、通路9における封止材90の流れをとめ、その
後に、加熱によって深部を硬化すればよいので、封止剤
90が振動室16に流れ込まず、確実な硬化も可能とな
る。
【0042】更に、エコボンドUV-300の粘度が、5000か
ら20000cps程度であれば、通路9における封止材90の
侵入速度が抑えられるため、通路9の長さを短くする事
ができる。従って、インクジェットヘッド1の小型化が
可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において、
静電アクチュエータの振動室を気密封止するための封止
材として用いた紫外線熱硬化型接着剤は、紫外線に反応
して常温、かつ数秒といった短時間で硬化する。
【0044】従って、任意のタイミングで硬化が可能で
あるため、封止材の振動室への流れ込みを防ぐことがで
きる。それ故、振動室に封止材が侵入することを防止す
ることを目的に、振動室から離れた位置で気密封止を行
う必要がないので、この部分の距離を短縮できる。よっ
て、静電アクチュエータおよびインクジェットヘッドの
小型化を図ることができる。さらに、紫外線熱硬化型接
着剤は熱にも反応して硬化するため、紫外線の届かない
部分であっても加熱により硬化させる事ができる。
【0045】また、エポキシアクリレートを主成分とし
た紫外線熱硬化型接着剤とすれば、硬化時のガスの発生
が少なく、気密封止される気密室内の汚染が少なく、信
頼性は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される静電アクチュエータを備え
たインクジェットヘッドの断面図である。
【図2】図1に示すインクジェットヘッドの平面図であ
る。
【符号の説明】
1 インクジェットヘッド 1′ 静電アクチュエータ 2 流路形成板 3 ノズルプレート 4 ガラス基板 5 独立したインク室 6 共通インク室 7 インク供給路 8 凹部 9 通路 10 セグメント電極 11 ノズル 12 インク供給口 16 振動室 20 駆動手段 21 電圧印加手段 22 共通電極 23 配線部 24 端子部 51 振動板 90 封止材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動板と、該振動板に対向配置された対
    向電極と、該対向電極と前記振動板との間に形成された
    振動室と、該振動室に連通し他方が封止材によって気密
    封止された通路とを有する静電アクチュエータにおい
    て、 前記封止材は、紫外線に反応して硬化する紫外線硬化型
    接着剤であることを特徴とする静電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記封止材は、紫外線に反応して硬化する機能と、加熱
    により硬化する機能とを兼ね備えている紫外線熱硬化型
    接着剤であることを特徴とする静電アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2において、 前記組成物には、エポキシアクリレートが含まれている
    ことを特徴とする静電アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記対向電極からは、前記通路を通って前記封止材によ
    る封止部分の外側にまで至る配線部が延設されているこ
    とを特徴とする静電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記振動室及び前記通路は、当該振動室及び当該通路を
    構成するための凹部が形成された第1の基板の表面に、
    前記振動板が形成された第2の基板が積層されてなるこ
    とを特徴とする静電アクチュエータ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の静
    電アクチュエータを備えたインクジェットヘッドであっ
    て、ノズルと、該ノズルに連通し前記振動板が一部に形
    成されているインク流路と、前記振動板と前記対向電極
    との間に静電気を発生させて前記振動板を変位させる駆
    動手段とを有し、 該駆動手段は、前記振動板と前記対向電極との間に駆動
    信号を印加する電圧印加手段を備え、前記駆動信号の電
    圧変化に応じて前記ノズルからインク滴が吐出されるよ
    うに構成されていることを特徴とするインクジェットヘ
    ッド。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7253006B2 (en) 2003-09-01 2007-08-07 Seiko Epson Corporation Device and method for manufacturing bead array, and method for detecting target substance
JP2014208452A (ja) * 2013-03-29 2014-11-06 キヤノン株式会社 液体吐出ヘッドおよびその製造方法

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