JP2002321205A - 木質ボードの製造方法及び抗菌性を有する木質ボード - Google Patents

木質ボードの製造方法及び抗菌性を有する木質ボード

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 茶殻を配合した抗菌性の木質ボードを提供
し、茶殻の有効利用を促進する。 【解決手段】 木質材と茶殻と水とを含有するスラリー
を調製し、スラリーから水を排出して木質材及び茶殻を
有する木質マットを成形し、木質マットを乾燥して木質
ボードを作製する。木質ボードは、木質材と茶殻とを含
有し、茶殻の割合が、乾燥重量比で木質材及び茶殻の合
計重量の5〜60重量%であり、抗菌性を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品廃棄物である
茶殻の有効利用に関し、特に、茶殻を用いた木質ボード
の製造方法及び茶殻を配合した抗菌性を有する木質ボー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】経済成長によって様々な製品が社会に提
供されると共に、廃棄物の処理が重大な問題として浮上
し、市場に提供された製品の再利用、再使用や廃材の有
効利用が不可欠となっている。
【0003】様々な廃材の中で、環境にやさしいリサイ
クル原料として用いられているものに、間伐材、製材工
場のおがくず及び廃材、住宅解体廃材などとして得られ
る木質廃材がある。これらは、インシュレーションボー
ド(ファイバーボード)、パーティクルボードやハード
ボードのような木質ボードの製造に用いられ、畳床や断
熱材など各種の用途に適用されている。このような木質
ボードは、木質廃材の木質繊維や木質粉末に成形、圧縮
等の処理を施すことによって製造される。
【0004】一方、日本で年間8万トン以上生産される
茶葉の一部は、茶系飲料の製造に供され、飲料製造工場
から抽出残渣として大量の茶殻を発生する。有機性廃棄
物である茶殻は、抽出しきれなかった有効成分を多く含
有しており、リサイクル原料としてきわめて有望と考え
られ、例えば、茶殻を利用したものとして、合成樹脂材
料に茶殻を配合して形成した薄いシート材から加工され
る成型容器(特開平6−159399号公報)や、茶殻
を充填した枕(特開平10−276880号公報)など
が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、飲料製
造工場から大量に排出される茶殻は、かなりの部分が堆
肥化或いは焼却等によって処理されており、十分に再利
用されているとは言えないのが現状である。その理由の
1つとして、茶殻の含水率が高く、再利用する際の乾燥
コストが問題となることがある。つまり、茶殻のリサイ
クルを進めるためには、茶殻の乾燥が不要となるような
再利用又は有効利用の技術を開発することが必要であ
る。
【0006】本発明は、食品廃棄物である茶殻のより有
効な用途を開発して優れたリサイクル製品及び製造方法
を提供し、茶殻のリサイクルを活性化することを目的と
する。 また、茶殻を利用した木質ボードの製造方法及
び抗菌性を有する木質ボードを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の抗菌性を有する木質ボードは、木質材と茶殻とを含有
し、茶殻の割合が、乾燥重量比で、木質材及び茶殻の合
計重量の5〜60重量%であることを要旨とする。
【0008】また、本発明の木質ボードの製造方法は、
木質材と茶殻と水とを含有するスラリーを調製する工程
と、前記スラリーから水を排出して木質材及び茶殻を有
する木質マットを成形する工程と、前記木質マットを乾
燥して木質ボードを作製する工程とを有することを要旨
とする。
【0009】
【発明の実施の形態】茶は抗菌性を有することが知られ
ており、特開平8−38133号公報に、茶抽出物を有
効成分とする抗菌剤が食中毒細菌、変敗菌、耐熱性有芽
胞細菌、感染症起因菌である抗生物質耐性ブドウ球菌
(MRSA)或いは植物病原性細菌などに対する抗菌作
用があることが記載されている。また、特開2000−
328443号公報には、茶抽出成分である茶ポリフェ
ノールを固着させた繊維が黄色ブドウ球菌、特にMRS
A、緑濃菌、大腸菌及び肺炎桿菌に対する抗菌作用を有
することを記載している。また、茶葉そのものについて
も、特開平10−179024号公報に、茶葉の含むカ
テキン(或いはテアフラビン)の作用によって腐敗菌の
発生や増加が抑えられることが開示されている。
【0010】茶の抽出残渣である茶殻にも、上記のよう
な茶の有効成分が残存し、これらの成分を分解すること
なくリサイクル製品に導入できれば、抗菌性を有したリ
サイクル製品を得ることができる。また、茶殻を乾燥せ
ずに用いて製造できれば、リサイクル費用も低減され
る。
【0011】本発明では、これを実現するために、茶殻
を配合した木質ボード及びその製造方法を提案する。
【0012】通常の木質ボードは、木質廃材から木質繊
維の水性スラリーを調製して必要に応じて結合剤を添加
し、スラリーの水を除いて成形し乾燥することによって
得ることができるので、水性スラリーの調製時に茶殻を
木質繊維に導入することによって茶殻を乾燥せずに使用
することができ、製造される木質ボードには茶殻由来の
成分による抗菌性が付与される。
【0013】このようにして茶殻を配合した木質ボード
は、従来の木質ボードと同様に各種の用途に適用するこ
とができ、特に緑茶の茶殻を配合した木質ボードは、高
い抗菌作用を備えることにより抗菌性用途に適用するこ
とができる。化学薬品や人工的な添加剤を用いずに製造
することができ、茶殻の天然成分を利用するので、人体
や環境に対する影響の面でも有利である。
【0014】以下、本発明の木質ボード及びその製造方
法について詳細に説明する。
【0015】本発明において木質ボードの製造に用いる
茶殻は、茶系飲料の抽出に供された茶葉抽出残渣であ
り、特に緑茶の茶殻を用いることにより抗菌性の木質ボ
ードが得られるが、緑茶以外の茶殻であっても木質ボー
ドの製造に用いることができる。その際、茶殻は含水茶
殻であっても乾燥茶殻であってもよく、抽出直後に得ら
れる水分が80〜95重量%の高含水茶殻をそのまま好
適に使用できる。
【0016】また、本発明において用いる木質材は、一
般的に建材や構造材料などとして使用される、いわゆる
木材であり、スラリーに調製可能な繊維状又は粉末状の
形態であればよい。木質材の樹種としては、例えば、
杉、桧、ヒバ、カラマツ、松等の針葉樹や、クリ、カ
バ、カシ、シイ、ポプラ、柳等の広葉樹、ラワン等の南
洋材などが挙げられるが、特に樹種は問わない。工業廃
材や建築廃材などの木質廃材を利用することができ、例
えば木質チップ等の木質廃材を解繊して得られる木質繊
維や、木材の粉砕により得られる木質粉末あるいは製材
において生じるおがくずのような木質粉末などがスラリ
ーの調製に用いられる。木質繊維と木質粉末とを適宜混
合して用いることもできる。混合割合は、木質ボードに
求められる強度及び可撓性や製造時の成形性を考慮して
適宜設定すればよく、木質材の約10重量%(乾燥重量
比)以上を木質繊維とするのが好ましい。木質チップを
解繊して木質繊維を得る手段としては、例えば、ディフ
ァイブレーター、ハンマーミル、リングブレーカー等が
挙げられる。スラリー調製及び得られる木質ボードの外
観などの点から、木質繊維は、繊維長が10mm程度以下
であるのが好ましく、木質粉末は粒径が3mm程度以下で
あるのが好ましい。但し、過度に細かい繊維や粉末を用
いると、木質ボードが脆くなり、形状保持性を高めるた
めに多量の結合剤を用いる必要が生じる場合もある。
【0017】本発明の木質ボードの製造方法では、ま
ず、上記の木質材及び茶殻が水に分散したスラリーを調
製する。茶殻の割合が木質材及び茶殻の合計重量の約5
〜60重量%(乾燥重量比)となるように、木質材及び
茶殻の配合割合を調節することが好ましい。茶殻の割合
が5重量%以下になると、得られる木質ボードにおいて
茶殻の有効成分による効果が実質的に得られず、60重
量%を越えると、木質ボードの外観や強度の点で満足な
ものが得難くなる。尚、製造する木質ボードに求められ
る特性に応じて、炭素繊維、セラミック繊維等の強化材
や各種添加剤を配合することも可能であり、これらの配
合割合は、木質材及び茶殻の合計100重量部に対して
3重量部以下(乾燥重量比)が望ましい。
【0018】上記のように配合した木質材及び茶殻は、
必要に応じて適量の水を添加し、攪拌することによりス
ラリーが調製される。この際、スラリーの取り扱い容易
性やコストの点から、木質材、茶殻(乾燥重量)及び水
の合計を100重量部として水が約95〜98重量部と
なるように水量を調整するのが好ましい。
【0019】なお、木質材及び茶殻の保形性を向上させ
るために、上記スラリーに結合剤を添加してもよい。結
合剤としては、コーンスターチやデキストリンなどのデ
ンプン及びその誘導体、カルボキシメチルセルロースな
どのセルロース誘導体、ポリビニルアルコールなどの水
溶性合成樹脂、アラビアゴムなどの水溶性多糖類を用い
ることができる。これらの結合剤の使用量は、用いる木
質材に応じて適宜調整すればよいが、概して、木質材に
対して2〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の割
合で添加するとよい。
【0020】次に、上記スラリーから水を排出すること
により木質材及び茶殻が成形されて木質マットが得られ
る。スラリーからの水の排出は、抄造、即ち、網などの
ろ過部材上にスラリーを供給して水をろ過することによ
って可能であり、ろ過面積と供給するスラリー量との比
率によって得られる木質マットの厚さを調節することが
できる。また、木質マットの抄造において、加圧ローラ
ー等で1〜10MPa、好ましくは2〜7MPaの圧力
を加えて強制脱水すると、この後に行う乾燥が容易にな
る。また、加圧によって木質マット表面の整形や密度調
節を行うことができる。従って、例えば、所定の幅及び
長さの長網を底面に有するろ過枠にスラリーを流し込ん
で排水し、ろ過枠の底面に対応したプレス板を押圧して
加圧脱水することにより木質マットが適切に形成され
る。木質マットの脱水は、遠心力等を用いて行ってもよ
い。
【0021】上記で得られた木質マットを乾燥すること
によって、木質ボードが製造される。必要に応じて、木
質マットを加熱したり減圧雰囲気中に配置して乾燥を促
進してもよい。この際、得られる木質ボードに歪みなど
が生じないように、木質マットの乾燥が全体に均一に進
行するように配慮する。このためには、例えば、加熱温
度又は真空度を徐々に高くするといった方法が有効であ
る。木質マットを加熱する場合の加熱温度は、200℃
以下、好ましくは180℃以下とする。
【0022】前述の木質マットの抄造において、ろ過に
より抄造した複数の木質マットを重ねて、加圧により脱
水すると共に一体化して多層構造の木質マットに成形し
てもよい。この場合、抄造した木質マットを表面に結合
剤を供給した後に重ねて加圧脱水すると、乾燥後の多層
構造の木質ボードの層間剥離を防止するのに有効であ
る。互いに組成が異なる複数の木質マットを重ねて脱水
・成形すると、部分的に機能の異なる木質ボードを形成
することができる。例えば、抗菌性を強化した表面層と
材料物性を重要視した内層とを有する木質ボードを構成
することができる。
【0023】このようにして製造された本発明の木質ボ
ードは、従来の木質材のみを用いた木質ボードに比べて
格段に優れた抗菌性を有する。更に、消臭機能も有して
おり、特にアンモニア脱臭率については90%以上の値
を示し、他の悪臭物質に対する消臭効果も木材100%
のボードと比較して遜色がないことから、抗菌・脱臭ボ
ードとして極めて優れている。したがって、抗菌断熱材
などの住宅建材、医療用建材及びマット、ペット用抗菌
・消臭マットなどに特に適している。故に、従来の木質
ボードの用途をさらに拡大することができ、各種廃棄物
の有効利用ないしはリサイクルとあいまって、木質ボー
ドの有用性のさらなる向上に大きく貢献する。
【0024】
【実施例】(実施例) [木質ボード(インシュレーションボード)の作製]緑
茶葉から熱水で緑茶飲料となる抽出液を抽出して、残渣
である含水率95%の茶殻を得た。また、製材工場から
集めた廃材である木質チップをディファイブレーターに
より温度180℃の蒸気を吹き込みながら繊維化して、
木質繊維を作製した。これらを乾燥ベースで茶殻が10
重量%となるように混合し、水を添加して濃度が3.5
重量%の木質スラリーを調製した。この木質スラリーに
上記木質繊維に対して乾燥ベースで10重量%に相当す
る酸化デンプンを添加・混合した。次に、これをそのま
ま幅1mの長さの長網上に流して水をろ過した後、加圧
ローラーで6MPaの圧力を加えて脱水した。さらに、
この脱水物を4mの長さに切断した後、150℃の乾燥
炉内で4時間乾燥して、本発明のインシュレーションボ
ードを作製した。
【0025】上記で得られたインシュレーションボード
から切り出した試験片に対して、以下の抗菌性試験を実
施した。
【0026】[抗菌性試験]試験片を1/500普通ブ
イヨンに24時間浸漬した後、抗菌製品技術協議会の
「フィルム密着法」に従って、1/500普通ブイヨン
で調製した黄色ブドウ球菌、耐メチシリン性黄色ブドウ
球菌(MRSA)、大腸菌、緑濃菌、肺炎桿菌又は白癬
菌(水虫原因菌)の菌液を試験片の表面に滴下し、プラ
スチックフィルムで密着被覆して35℃で24時間保持
し、試験片上の菌液について生菌数の変化を測定した。
【0027】抗菌試験の結果を表1に示す。尚、コント
ロールは、JIS L1902に規定された標準白布を
使用して上記の試験片と同様の操作を行った場合に得ら
れた標準値である。
【0028】(比較例)比較のために、茶殻を添加しな
かった以外は上記実施例と同様の方法で木質ボードを作
製し、同様に抗菌性試験を行った。結果を表1に示す。
表1中、「<10」は「不検出」を意味する。
【0029】
【表1】 抗菌性試験結果 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 細菌 細菌数(CFU/枚) 0時間 24時間後 −−−−−−−−−−−−−−−− コントロール 実施例 比較例 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 黄色ブドウ 球菌 4.8 ×105 2.8 ×105 <10 1.3 ×104 MRSA 1.4 ×105 5.3 ×104 <10 1.0 ×104 大腸菌 1.5 ×105 2.7 ×107 <10 7.9 ×105 緑濃菌 1.2 ×105 2.8 ×107 <10 4.0 ×105 肺炎桿菌 1.1 ×105 1.8 ×107 <10 6.4 ×105 白癬菌 2.0 ×105 2.0 ×105 <10 3.3 ×103 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例及び比較例の結果より、木質ボードに茶殻を配合
することによって各種の細菌に対する顕著な抗菌性が付
与されることが分かる。
【0030】また、実施例及び比較例の木質ボードの曲
げ強さをJIS A 5905の規定に従って測定した
ところ、17.0×105Pa及び18.5×105Pa
であった。このことから、茶殻を配合した木質ボードは
良好な強度を有していることが分かる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の木質系ボ
ードは、木質素材のみを主成分とする木質ボードに比べ
て格段に優れた抗菌性を有する。したがって、従来の木
質系ボードの用途がさらに拡大し、各種廃棄物の有効利
用ないしはリサイクルも図れ、木質性ボードの有用性の
さらなる向上に大きく貢献するものである。また、本発
明の木質系ボードの製造方法は、乾燥茶殻のみならず含
水率が80重量%以上の含水茶殻も用いることができる
ため、効率良く茶殻をリサイクルすることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B260 AA01 AA20 BA01 BA07 BA18 BA19 CB01 EB02 EB06 EB13 EB19 EB21

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質材と茶殻とを含有し、茶殻の割合
    が、乾燥重量比で、木質材及び茶殻の合計重量の5〜6
    0重量%であることを特徴とする抗菌性を有する木質ボ
    ード。
  2. 【請求項2】 前記木質材は、木質チップを解繊して得
    られる木質繊維を含有する請求項1記載の抗菌性を有す
    る木質ボード。
  3. 【請求項3】 インシュレーションボード又はハードボ
    ードである請求項1又は2に記載の抗菌性を有する木質
    ボード。
  4. 【請求項4】 木質材と茶殻と水とを含有するスラリー
    を調製する工程と、前記スラリーから水を排出して木質
    材及び茶殻を有する木質マットを成形する工程と、前記
    木質マットを乾燥して木質ボードを作製する工程とを有
    する木質ボードの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記調製工程における木質材は、木質チ
    ップを解繊して得られる木質繊維である請求項4記載の
    木質ボードの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記調製工程において、水分を80〜9
    5重量%含有する茶殻を用いて前記スラリーが調製され
    る請求項4又は5記載の木質ボードの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記木質ボードは、インシュレーション
    ボード又はハードボードである請求項4〜6のいずれか
    に記載の抗菌性を有する木質ボードの製造方法。
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