JP2002320608A - X線ct装置 - Google Patents
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Abstract
短い時間差を持つ2つの断層像を撮影する。 【解決手段】 複数の検出素子列A,Bを用いるヘリカ
ルスキャンによって透過X線データを獲得し、互いに隣
接する2つずつの検出素子列を通じてそれぞれ獲得した
2つの透過X線データ群を用いた補間演算により予め定
めたスライス位置における1スキャン分の透過X線デー
タを生成し、前半および後半のハーフスキャン分の透過
X線データを用いてそれぞれ断層像を生成する。
Description
ay Computed Tomography)装置
に関し、特に、ヘリカルスキャン(helical s
can)を行うX線CT装置に関する。
によって撮影の対象について複数ビュー(view)の
透過X線データ(data)を獲得し、この透過X線デ
ータに基づき画像生成装置によって対象の断層像を生成
(再構成)する。
れるコーン(cone)状のX線ビームを、コリメータ
(collimator)で扇状のX線ビームに整形し
て撮影空間に照射する。
X線を、X線ビームの扇状の広がりに沿って多数の検出
素子をアレイ(array)状に配置してなる多チャン
ネル(channel)のX線検出器で検出する。この
ようなX線照射・検出装置を対象の周りで回転(スキャ
ン:scan)させて複数ビューの透過X線データを獲
得する。
て旋回させることにより、いわゆるヘリカルスキャンが
行われる。ヘリカルスキャンでは、対象を体軸方向の所
定の長さにわたって連続的にスキャンするので、獲得し
た透過X線データに基づいて、体軸上のスライス(sl
ice)位置を異にする複数の断層像を再構成すること
ができる。
を扇状のX線ビームの厚みの方向に複数個並設し、複数
列の検出素子アレイでX線ビームを同時受光するように
した多列X線検出器がある。多列X線検出器では、1回
のスキャンで複数スライス分のX線検出信号を一挙に得
られるので、マルチスライススキャン(multi−s
lice scan)を能率良く行うためのX線検出器
として用いられる。多列X線検出器を用いてヘリカルス
キャンを行うことにより撮影の能率を向上させることが
できる。
って得られる断層像は対象の内部構造を表現するものと
なるが、そのような断層像を、同一のスライスについて
スキャン時間よりも短い時間差を持つ2つの画像として
撮影することができれば、それらの画像は医療上新たな
価値を持つものとなることが予想される。
についてスキャン時間よりも短い時間差を持つ2つの断
層像を撮影するX線CT装置を実現することである。
するためのひとつの観点での発明は、扇状のX線ビーム
を照射するX線照射装置、および、複数のX線検出素子
を前記扇状のX線ビームの広がりの方向に配列してなる
検出素子列を前記扇状のX線ビームの厚みの方向に複数
個配設してなり撮影の対象を挟んで前記X線照射装置と
対向するX線検出装置、を有するX線照射・検出装置を
撮影の対象の周りを螺旋状の軌道に沿って回転させて前
記対象について前記検出素子列ごとに少なくとも1スキ
ャン分の透過X線データを獲得する透過X線データ獲得
手段と、前記複数の検出素子列のうち互いに隣接する2
つずつの検出素子列を通じてそれぞれ獲得した2系統の
透過X線データを用いた補間演算により予め定めたスラ
イス位置における1スキャン分の透過X線データを生成
するデータ生成手段と、前記生成した1スキャン分の透
過X線データにおける前半のハーフスキャン分の透過X
線データおよび後半のハーフスキャン分の透過X線デー
タを用いてそれぞれ前記対象の断層像を生成する断層像
生成手段と、を具備することを特徴とするX線CT装置
である。
列を用いるヘリカルスキャンによって透過X線データを
獲得し、複数の検出素子列のうち互いに隣接する2つず
つの検出素子列を通じてそれぞれ獲得した2つの透過X
線データ群を用いた補間演算により予め定めたスライス
位置における1スキャン分の透過X線データを生成し、
この1スキャン分の透過X線データにおける前半のハー
フスキャン分の透過X線データおよび後半のハーフスキ
ャン分の透過X線データを用いてそれぞれ断層像を生成
するので、同一スライスに関しスキャン時間より短い時
間差を持つ2つの断層像を得ることができる。
点での発明は、扇状のX線ビームを照射するX線照射装
置、および、複数のX線検出素子を前記扇状のX線ビー
ムの広がりの方向に配列してなり撮影の対象を挟んで前
記X線照射装置と対向するX線検出装置、を有するX線
照射・検出装置を撮影の対象の周りを螺旋状の軌道に沿
って回転させて前記対象について少なくとも3スキャン
分の透過X線データを獲得する透過X線データ獲得手段
と、前記透過X線データのうち連続する2スキャン分の
透過X線データ群を用いた補間演算により予め定めたス
ライス位置における1スキャン分の透過X線データを生
成するデータ生成手段と、前記生成した1スキャン分の
透過X線データにおける前半のハーフスキャン分の透過
X線データおよび後半のハーフスキャン分の透過X線デ
ータを用いてそれぞれ前記対象の断層像を生成する断層
像生成手段と、を具備することを特徴とするX線CT装
置である。
列を用いるヘリカルスキャンによって少なくとも3スキ
ャン分の透過X線データを獲得し、連続する2スキャン
分の透過X線データ群を用いた補間演算により予め定め
たスライス位置における1スキャン分の透過X線データ
を生成し、この1スキャン分の透過X線データにおける
前半のハーフスキャン分の透過X線データおよび後半の
ハーフスキャン分の透過X線データを用いてそれぞれ断
層像を生成するので、同一スライスに関しスキャン時間
より短い時間差を持つ2つの断層像を得ることができ
る。
施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は実施の形態
に限定されるものではない。図1にX線CT装置のブロ
ック(block)図を示す。本装置は本発明の実施の
形態の一例である。本装置の構成によって、本発明の装
置に関する実施の形態の一例が示される。
リ(gantry)2、撮影テーブル(table)4
および操作コンソール(console)6を備えてい
る。走査ガントリ2はX線管20を有する。X線管20
から放射された図示しないX線は、コリメータ22によ
り例えば扇状のX線ビームすなわちファンビーム(fa
n beam)となるように成形され、X線検出器24
に照射される。X線管20およびコリメータ22からな
る部分は、本発明におけるX線照射装置の実施の形態の
一例である。
がりの方向にアレイ(array)状に配列された複数
の検出素子を有する。X線検出器24は、本発明におけ
るX線検出装置の実施の形態の一例である。X線検出器
24の構成については後にあらためて説明する。
出器24は、X線照射・検出装置を構成する。X線照射
・検出装置は、本発明におけるX線照射・検出装置の実
施の形態の一例である。X線照射・検出装置については
後にあらためて説明する。
続されている。X線検出器24の個々の検出素子の検出
信号をディジタルデータ(digital data)
として収集する。
トローラ(controller)28によって制御さ
れる。なお、X線管20とX線コントローラ28との接
続関係については図示を省略する。コリメータ22は、
コリメータコントローラ30によって制御される。な
お、コリメータ22とコリメータコントローラ30との
接続関係については図示を省略する。
ーラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34に
搭載されている。回転部34の回転は、回転コントロー
ラ36によって制御される。なお、回転部34と回転コ
ントローラ36との接続関係については図示を省略す
る。
を走査ガントリ2のX線照射空間に搬入および搬出する
ようになっている。対象とX線照射空間との関係につい
ては後にあらためて説明する。
有する。データ処理装置60は、例えばコンピュータ
(computer)等によって構成される。データ処
理装置60には、制御インタフェース(interfa
ce)62が接続されている。制御インタフェース62
には、走査ガントリ2と撮影テーブル4が接続されてい
る。データ処理装置60は制御インタフェース62を通
じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御する。
線コントローラ28、コリメータコントローラ30およ
び回転コントローラ36が制御インタフェース62を通
じて制御される。なお、それら各部と制御インタフェー
ス62との個別の接続については図示を省略する。
集バッファ64が接続されている。データ収集バッファ
64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続さ
れている。データ収集部26で収集されたデータがデー
タ収集バッファ64を通じてデータ処理装置60に入力
される。
ァ64を通じて収集した複数ビューの透過X線データを
用いて画像再構成を行う。画像再構成には、例えばフィ
ルタード・バックプロジェクション(filtered
back projection)法等が用いられ
る。
66が接続されている。記憶装置66は各種のデータや
プログラム(program)等を記憶している。デー
タ処理装置60が記憶装置66に記憶されたプログラム
を実行することにより、再構成画像が行われ、また、後
述する各種のデータ処理が行われる。
68および操作装置70が接続されている。表示装置6
8は、データ処理装置60から出力される再構成画像や
その他の情報を表示する。操作装置70は、使用者によ
って操作され、各種の指示や情報等をデータ処理装置6
0に入力する。使用者は表示装置68および操作装置7
0を使用してインタラクティブ(interactiv
e)に本装置を操作する。
す。同図に示すように、X線検出器24は、複数の検出
素子24(ik)をアレイ状に配列した、多チャンネル
のX線検出器となっている。
て、円筒凹面状に湾曲したX線入射面を形成する。iは
チャンネル番号であり例えばi=1〜1000である。
kは列番号であり例えばk=1,2である。検出素子2
4(ik)は、列番号kが同一なもの同士でそれぞれ検
出素子列を構成する。なお、X線検出器24の検出素子
列は2列に限るものではなく、例えば図3に示すような
4列あるいはそれ以上のものであって良い。
ータ(scintillator)とフォトダイオード
(photo diode)の組み合わせによって構成
される。なお、これに限るものではなく、例えばカドミ
ウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体検出素子
またはXeガス(gas)を用いる電離箱型の検出素子
であって良い。
管20とコリメータ22とX線検出器24の相互関係を
示す。なお、図4の(a)は走査ガントリ2の正面から
見た状態を示す図、(b)は側面から見た状態を示す図
である。同図に示すように、X線管20から放射された
X線は、コリメータ22により扇状のX線ビーム400
となるように成形され、X線検出器24に照射されるよ
うになっている。
0の広がりを示す。X線ビーム400の広がり方向は、
X線検出器24におけるチャンネルの配列方向に一致す
る。(b)ではX線ビーム400の厚みを示す。X線ビ
ーム400の厚み方向は、X線検出器24における複数
の検出素子列の並設方向に一致する。
を交差させて、例えば図5に示すように、撮影テーブル
4に載置された対象8がX線照射空間に搬入される。走
査ガントリ2は、内部にX線照射・検出装置を包含する
筒状の構造になっている。
の内側空間に形成される。X線ビーム400によってス
ライスされた対象8の像がX線検出器24に投影され
る。X線検出器24によって、対象8を透過したX線が
検出される。対象8に照射するX線ビーム400の厚み
thは、コリメータ22のアパーチャの開度により調節
される。
出器24からなるX線照射・検出装置は、それらの相互
関係を保ったまま対象8の体軸の周りを連続的に回転
(スキャン)する。X線照射・検出装置の回転と並行し
て、矢印42で示すように撮影テーブル4を対象8の体
軸方向に連続的に移動させる。これによって、X線照射
・検出装置は、対象8に関して相対的に、対象8を包囲
する螺旋状の軌道に沿って旋回することになり、いわゆ
るヘリカルスキャンが行われる。
えば1000程度)のビューの投影データが収集され
る。投影データの収集は、X線検出器24−データ収集
部26−データ収集バッファ64の系統によって行われ
る。
る、走査ガントリ2および撮影テーブル4からなる部分
は、本発明における透過X線データ獲得手段の実施の形
態の一例である。
ている場合、図6に示すように、2スライス分のデータ
が一挙に収集される。データ処理装置60は、2スライ
ス分の投影データに基づいて後述のような画像再構成を
行う。
ヘリカルスキャンの1旋回当たりの、X線照射・検出装
置の体軸方向の移動距離をLとしたとき、L/dをヘリ
カルスキャンのピッチ(pitch)という。
離Lはスライス中心間距離dと等しくなる。ピッチ1の
ヘリカルスキャンを行った場合、進行方向に向かって後
側の検出素子列は、前側の検出素子列がたどった螺旋状
の軌跡を1旋回遅れてたどることになる。
(diagram)によって示す。同図のダイヤグラム
では、X線照射・検出装置の回転角度を縦軸にとり、体
軸方向の移動距離を横軸にとる。また、1旋回における
相対時刻を第2の縦軸とする。
の初期位置を座標の原点とする。前側の検出素子列の初
期位置は原点から体軸方向に距離dの位置にある。な
お、各検出素子列の位置はそれぞれのスライス中心位置
で代表する。
の検出素子列は、1回目の旋回でdから2dまで移動
し、2回目の旋回で2dから3dまで移動し、以後、1
旋回ごとに距離dずつ移動する。
ヤグラムBのように、1回目の旋回で原点からdまで移
動し、2回目の旋回でdから2dまで移動し、以後、1
旋回ごとに距離dずつ移動する。以下、1旋回を1スキ
ャンともいう。
イヤグラムは体軸上のビューデータ取得位置を表すもの
ともなる。ダイヤグラムAは前側の検出素子列のデータ
取得位置を表す。ダイヤグラムBは後側の検出素列のデ
ータ取得位置を表す。
前側の検出素子列および後側の検出素子列がそれぞれ取
得したビューデータをも表すものとする。各ダイヤグラ
ムが示すように、ビューデータはビューごとに体軸上の
位置を異にする。
スキャンで2セット(set)のビューデータが得られ
る。これらデータセットにおいて、同一ビューのデータ
同士は、相対時刻が同一でありかつ体軸方向に距離dだ
け位置が相違する。
データからの補間によって生成したビューデータを用い
る。補間によるビューデータ生成はデータ処理装置60
によって行われる。データ処理装置60は、本発明にお
けるデータ生成手段の実施の形態の一例である。
るスライスの断層像を再構成するときは、スライス位置
dのビューデータを2セットのビューデータにおける同
一ビューのデータ同士の重み付け加算によって求める。
もの同士は相対時刻が同一であるから同一の時制を有す
る。したがって、補間によって求めたデータの時制は元
のデータと同一である。なお、元のデータおよび補間デ
ータはビューごとに相対時刻が異なりしたがって時制が
異なる。
120°のデータの相対時刻はT/3である。また、ビ
ュー角度180°、240°および360°のデータの
相対時刻は、それぞれ、T/2、2T/3およびTとな
る。
reconstruction)の技法が用いられる。
ハーフリコンの技法とは、180°の角度範囲のビュー
データを用いて画像再構成を行う技法であり、X線CT
装置の技術分野においてよく知られている。
いたときは180°にファン角度(fan angl
e)を加えた角度範囲のビューデータを用いて画像再構
成を行う。したがって、ファン角度が例えば60°であ
るとすると、240°の角度範囲のビューデータが用い
られる。
は、同図の(b)および(c)にそれぞれ示すように、
120°〜360°の角度範囲および0°〜240°の
角度範囲の2通りを抽出することができる。
(b)に示すビューデータは実質的にスキャンの後半の
期間に得られたものとなり、(c)に示すビューデータ
は実質的にスキャンの前半の期間に得られたものとなる
から、両者の間には時制の差が生じる。
の時制を代表させものとすると、(b)に示すビューデ
ータの時刻は2T/3となり、(c)に示すビューデー
タの時刻はT/3となって、両者の間にはT/3の時間
差が生じる。
ータからの補間によってそれぞれ生成した2系統のビュ
ーデータ間でも同様になる。したがって、それら補間デ
ータを用いてハーフリコンによりそれぞれ再構成した2
つの断層像は例えばT/3の時間差を有する。ハーフリ
コンによる画像再構成はデータ処理装置60によって行
われる。データ処理装置60は、本発明における断層像
生成手段の実施の形態の一例である。
て、スキャン時間より短い時間差を持つ2つの断層像を
得ることができる。これら1対の断層像は、例えば心臓
等のように動きのある体内組織の同一断面について、時
間差が小さい2つの時相を観察する用途に適し、医療上
有意義である。
データA’,B’を用いることにより、上記と同様にし
てスライス位置2dにおける2つの断層像を得ることが
でき、3回目のスキャンによって得られたビューデータ
A’’,B’’を用いることにより、上記と同様にして
スライス位置3dにおける2つの断層像を得ることがで
きる。以下同等である。
合のダイヤグラムを示す。同図において、ダイヤグラム
A、B、CおよびDは、それぞれ、前から1番目、2番
目、3番目および4番目の検出素子列のダイヤグラムで
ある。これらダイヤグラムはまたそれぞれのビューデー
タをも表す。
れによって、1番目の検出素子列は、ダイヤグラムAで
示すように、1回目のスキャンで3dから6dまで移動
し、以後1スキャンごとに距離3dずつ移動する。2番
目の検出素子列は、ダイヤグラムBで示すように、1回
目のスキャンで2dから5dまで移動し、以後1スキャ
ンごとに距離3dずつ移動する。3番目の検出素子列
は、ダイヤグラムCで示すように、1回目のスキャンで
dから4dまで移動し、以後1スキャンごとに距離3d
ずつ移動する。4番目の検出素子列は、ダイヤグラムD
で示すように、1回目のスキャンで原点から3dまで移
動し、以後1スキャンごとに距離3dずつ移動する。
するとしたとき、ビューデータA,Bから角度0°〜1
20°の補間データが生成し、ビューデータB,Cから
角度120°〜240°の補間データが生成し、ビュー
データC,Dから角度240°〜360°の補間データ
が生成し、これら補間データを用いて画像再構成を行
う。
(b)および(c)示すように、それぞれ、ビュー角度
範囲が120°〜360°および0°〜240°の2群
に編成することができる。そして、各群における補間デ
ータからハーフリコンによりそれぞれ画像を再構成する
ことにより、同一断面の2時相の画像を得ることができ
る。
な単一の検出素子列を有するものであっても良い。その
ような場合のヘリカルスキャンのダイヤグラムを図10
の(a)に示す。
る。これによって、検出素子列は、ダイヤグラムA,
A’,A’’で示すように、1回目のスキャンで原点か
らd/2まで移動し、以後1スキャンごとに距離d/2
ずつ移動する。ダイヤグラムA,A’,A’’はそれぞ
れのスキャンで獲得したビューデータをも表す。
構成するとしたとき、ビューデータA,A’から角度1
80°〜360°の補間データを生成し、ビューデータ
A’,A’’から角度0°〜180°の補間データを生
成する。補間によるビューデータ生成はデータ処理装置
60によって行われる。データ処理装置60は、本発明
におけるデータ生成手段の実施の形態の一例である。
(b)および(c)示すように、それぞれ、ビュー角度
範囲が120°〜360°および0°〜240°の2群
に編成することができる。そして、各群における補間デ
ータからハーフリコンによってそれぞれ画像を再構成す
ることにより、同一断面の2時相の画像を得ることがで
きる。ハーフリコンによる画像再構成はデータ処理装置
60によって行われる。データ処理装置60は、本発明
における断層像生成手段の実施の形態の一例である。
れば、同一のスライスについてスキャン時間よりも短い
時間差を持つ2つの断層像を撮影するX線CT装置を実
現することができる。
である。
る。
る。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 扇状のX線ビームを照射するX線照射装
置、および、複数のX線検出素子を前記扇状のX線ビー
ムの広がりの方向に配列してなる検出素子列を前記扇状
のX線ビームの厚みの方向に複数個配設してなり撮影の
対象を挟んで前記X線照射装置と対向するX線検出装
置、を有するX線照射・検出装置を撮影の対象の周りを
螺旋状の軌道に沿って回転させて前記対象について前記
検出素子列ごとに少なくとも1スキャン分の透過X線デ
ータを獲得する透過X線データ獲得手段と、 前記複数の検出素子列のうち互いに隣接する2つずつの
検出素子列を通じてそれぞれ獲得した2系統の透過X線
データを用いた補間演算により予め定めたスライス位置
における1スキャン分の透過X線データを生成するデー
タ生成手段と、 前記生成した1スキャン分の透過X線データにおける前
半のハーフスキャン分の透過X線データおよび後半のハ
ーフスキャン分の透過X線データを用いてそれぞれ前記
対象の断層像を生成する断層像生成手段と、を具備する
ことを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項2】 扇状のX線ビームを照射するX線照射装
置、および、複数のX線検出素子を前記扇状のX線ビー
ムの広がりの方向に配列してなり撮影の対象を挟んで前
記X線照射装置と対向するX線検出装置、を有するX線
照射・検出装置を撮影の対象の周りを螺旋状の軌道に沿
って回転させて前記対象について少なくとも3スキャン
分の透過X線データを獲得する透過X線データ獲得手段
と、 前記透過X線データのうち連続する2スキャン分の透過
X線データ群を用いた補間演算により予め定めたスライ
ス位置における1スキャン分の透過X線データを生成す
るデータ生成手段と、 前記生成した1スキャン分の透過X線データにおける前
半のハーフスキャン分の透過X線データおよび後半のハ
ーフスキャン分の透過X線データを用いてそれぞれ前記
対象の断層像を生成する断層像生成手段と、を具備する
ことを特徴とするX線CT装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001118164A JP4623858B2 (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | X線ct装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2001118164A JP4623858B2 (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | X線ct装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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