JP2002320232A - カラー撮像方法および被写体照明装置 - Google Patents

カラー撮像方法および被写体照明装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体の色を忠実に再現可能なカラー画像を
得るための撮像方法を提供する。 【解決手段】 積分球20に予め設けられた第1の開口
部21に、CIEの標準光源であるD光源10からの照
明光を積分球に入射させる。積分球20に予め設けられ
た第2の開口部22に、被写体OJを位置させると共
に、複数の色を配したカラーチャート40を当該第2の
開口部22内に収まる位置に配置する。積分球20の第
2の開口部22と対向する位置に予め設けられた第3の
開口部23に、撮像装置50を配置する。照明光により
被写体OJおよびカラーチャート40を照明して、撮像
装置50により被写体OJおよびカラーチャート40を
撮像して、カラー画像データを取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体のカラー撮
影を行う際に、当該被写体の色合いを忠実に再現できる
ように撮像する技術に係り、特に、普及しているディジ
タルカメラなどの一般的な撮像機材を用いて、撮像され
た被写体の色を忠実に再現できるように撮像する技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、被写体をカラー撮影することが一
般的に行われている。特に、ディジタルカメラで撮像し
て、それをカラー画像データとして保存し、必要に応じ
て、表示または印刷して出力することが行われている。
その際、できる限り、被写体の色を忠実に再現できるこ
とが望ましい。一般に、赤、緑、青等の原色について
は、比較的容易に色の再現が行われている。しかし、肌
色などの中間的な色については、その微妙な色合いの違
いを再現することは必ずしも容易ではなかった。
【0003】カラー画像データについて、色バランスを
調整することは、画像処理ソフトウエアにより行われて
いる。例えば、アドビシステムズ社のAdobe Photoshop
5.5Jのレイヤー機能を用いて、カラー補正を行うことが
できる。その際、どのように補正すればよいかについて
は、必ずしも容易ではない。
【0004】そのため、カラーチャートを被写体と併せ
て撮像し、このカラーチャートに配された色をそれらが
本来の色を呈するように、色補正を行うことで、被写体
が本来持つ色を表示画面上で、また、印刷紙面上で、そ
れぞれ忠実に再現することが試みられている。このため
のカラーチャートとして、大日本印刷株式会社製造、共
和時計工業株式会社発売の商品名「キャスマッチ」と呼
ばれるカラーチャートが存在する。このカラーチャート
は、例えば、10mm角の大きさの用紙上に、白、灰、
黒を含む9色の色が、3×3の領域に区画されて配置さ
れている。
【0005】これによれば、例えば、次のような効果が
期待できる。医療用を例とすると、処置前後の患部の色
の変化を正確に記録することができる。患部の色に基づ
いて病気の診断を行う場合に、その判断の際に参考にす
るための標本の色が正確に表現できる。また、美容分野
では、処置による効果を顧客に説明するための記録が正
確に行える。さらに、歯科の分野では、例えば、義歯を
作成する場合、その色を正確に表現すると共に、記録に
残すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した方法
で、治療記録、研究用資料、発表資料等を作成する場合
に、色補正を行っても、本来の色が表現できないことが
ある。これまで、その原因が必ずしも明らかではなかっ
た。例えば、舌は、病気に応じてその色および色分布が
特徴的な態様を示す。このような色およびその分布は、
文章表現では、客観的に記録し、報告することが困難で
ある。そのため、前述したように、写真撮影が行われ
る。ところが、現実には、正確な色表現が行えていな
い。撮影者、撮影場所によって、色が異なって表現され
ている。
【0007】本発明者は、この点について研究したとこ
ろ、被写体を撮像する際の環境、特に、照明に問題があ
ることをつきとめた。すなわち、屋外で撮像されたもの
は、比較的に色補正が行いやすい。しかし、屋内で撮像
されたものは、色補正が困難となる場合があることが分
かった。
【0008】本発明は、被写体の色を忠実に再現可能な
カラー画像を得るための撮像方法、および、その撮像の
際に被写体の照明に用いることができる被写体照明装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1の態様によれば、被写体についてカラ
ー撮像を行う方法であって、前記積分球に予め設けられ
た第1の開口部に、CIEの標準光源であるD光源から
の照明光を積分球に入射させ、積分球に予め設けられた
第2の開口部に、被写体を位置させると共に、複数の色
を配したカラーチャートを当該第2の開口部内に収まる
位置に配置し、かつ、前記積分球の前記第2の開口部と
対向する位置に予め設けられた第3の開口部に、撮像装
置を配置し、前記照明光により前記被写体および前記カ
ラーチャートを照明して、前記撮像装置により前記被写
体およびカラーチャートを撮像して、カラー画像データ
を取得することを特徴とするカラー撮像方法が提供され
る。
【0010】また、本発明の第2の態様によれば、被写
体照明装置であって、複数の開口部を有する積分球と、
照明光を出射する照明光発生装置とを備え、前記積分球
は、複数の開口部として、前記照明光発生装置からの照
明光を入射させる第1の開口部と、被写体を配置する第
2の開口部と、前記第2の開口部と対向する位置に設け
られ、撮像装置を配置するための第3の開口部とを有
し、前記照明光発生装置は、CIEの標準光源であるD
光源の照明光を放射する発光体と、その駆動回路とを有
することを特徴とする被写体照明装置が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、それぞれ図面を参照して説明する。図1(A)およ
び図1(B)に、本発明の一実施形態に係るカラー画像
撮像方法の概要を示す。図1(A)および図1(B)に
示すように、本実施形態では、照明光を出射する照明光
発生装置10と、積分球20と、撮影装置として用いら
れるディジタルカメラ50と、カラーチャート40とを
用いる。
【0012】照明光発生装置10は、CIEの標準光源
であるD光源の照明光を放射する発光体11と、その駆
動回路13と、前記発光体を覆うと共に、発光体11を
前記積分球20の第1の開口部21に連結して、放射さ
れた照明光を積分球20内に導くための鏡筒部12とを
有する。
【0013】ここで、D光源には、例えば、D65があ
る。これは、色温度6500Kの昼光を代表するもの
で、CIE昼光といわれる標準照明である。このD光源
の照明光を実現するための発光体11として、例えば、
ダイワライティング社製のサンリームライトTDL-150S
T、セリック株式会社製の人工太陽照明灯SOLAX1
00WシリーズのXC100A等を用いることができ
る。例えば、セリック社製の発光体XCA100Aを用
いる場合、AC100V、1.8Aで点灯すると、37
0nm〜780nmの放射波長領域を有し、晴天時、正
午±2時間に地表に到達する太陽光とほぼ同じスペクト
ル分布で光を放射することができる。なお、有害な紫外
線および熱線は、フィルタによりカットする。
【0014】鏡筒12の一端側は、積分球20の開口部
21と連結される。この連結は、開口部21に密着し
て、かつ、着脱可能であれば、どのような形態であって
もよい。
【0015】なお、照明光発生装置10は、照明光を連
続的に発生させず、必要な時点で、短時間に発生させる
ものでもよい。このときは、駆動回路13において、照
明の発生を、ディジタルカメラ50の撮像タイミングと
同期させる。
【0016】積分球20は、内壁に硫酸バリウム粉末が
均一に塗着された球殻で構成され、内壁面が一様な反射
率を持った完全拡散反射を実現する装置である。一般的
には、二つの半球殻に分割して形成され、それぞれ、半
球殻の開口面にフランジを有する構造となっている。そ
して、二つの半球をその開口面で突き合わせ、突き合わ
せ部分をフランジでねじ止めして固定した構造となって
いる。
【0017】この積分球20には、複数の開口部とし
て、第1の開口部21、第2の開口部22、第3の開口
部23が設けられる。開口部21には、前述した鏡筒1
2が密着連結される。一方、開口部22には、被写体O
Jの撮影部分が配置される。なお、この積分球20内に
は、図示していないが、第1の開口部に対向する反射版
が配置されている。これは、第1の開口部21から入射
する照明光が積分球20の内壁面でスポット的に反射す
ることを防ぐため、入射照明光を反射させて、より均一
な拡散光を得るためである。
【0018】カラーチャート40は、図1(B)に示す
ように、開口部22内であって、被写体OJ上に配置さ
れる。被写体OJの大きさによっては、被写体OJ近傍
に配置される。
【0019】このカラーチャート40は、例えば、図2
に示すような構造となっている。図2の例では、10m
m角のシート41に、参照色となる複数の色を配置する
ための領域42を設ける。この領域42は、9個に区画
され、それぞれに異なる色が印刷されている。例えば、
レッド421、グリーン422、ブルー423、ブラッ
ク424、グレイ425、ホワイト426、イエロー4
27、マゼンタ428およびシアン429が印刷され、
それぞれの色を呈している。また、このカラーチャート
40は、例えば、シート41に粘着材を付着し、その上
に剥離紙を重ねた構造とすることができる。そして、剥
離紙を剥離して、その下層に付着されている粘着材によ
り、台紙を対象物に貼り付けることができる。なお、カ
ラーチャート40は、本実施形態で示したもの限られな
い。大きさ、配色等について、目的に応じて異なるもの
を用いることができる。
【0020】ディジタルカメラ50は、ボディに、レン
ズ、CCD撮像素子、記録媒体、それらを制御する制御
部等を収容して構成される。撮像したカラー画像を記録
媒体に格納し、記録媒体に格納された画像データを他の
情報処理装置に転送することができる。このディジタル
カメラ50は、開口部23を介して、対向する被写体O
Jを撮影する。したがって、開口部23に装着される。
【0021】被写体OJは、カラー画像を撮像する必要
があるものであれば何でもよい。ここでは、人の顔を被
写体としている。人の顔は、その皮膚の色が微妙な色を
持つため、正確に再現することが難しい被写体である。
特に、医療用画像データを取得する場合に、患部を正確
な色で撮像することが必要となる。このような場合のた
めに、カラーチャート40と共に、前述した照明光発生
装置10からのD光源照明光を積分球20で拡散した拡
散光により照明を行うこととしている。
【0022】次に、被写体OJについて撮像する場合の
手順について説明する。まず、駆動回路13により発光
体11を点灯させる。一方、被写体OJと積分球20と
の位置関係を、積分球20からの照明により被写体OJ
を照明できる距離におく。そして、開口部23内に、被
写体OJと共に、前述したカラーチャート40を配置す
る。ここで、カラーチャート40は、被写体OJに直接
貼り付けてもよい。
【0023】次に、ディジタルカメラ50を開口部23
に装着すると共に、撮影可能とする。すなわち、ディジ
タルカメラ50の画角内に被写体OJとカラーチャート
40とが入っていることを確かめ、かつ、焦点を被写体
の整合させる。これは、固定焦点レンズの場合には行わ
ない。また、自動焦点整合機構を有するカメラの場合に
は、自動的に合焦させる。
【0024】この状態で、前述した照明光発生装置10
により、発光体11からの照明光が積分球20に入射さ
れる。積分球20に入射した照明光は、積分球20の内
壁で反射されつつ拡散され、ほぼ完全拡散光となる。そ
して、第2開口部22において、被写体OJおよびカラ
ーチャート40を照明する。このとき、照明光は、完全
拡散光といえるため、被写体OJおよびカラーチャート
40は、いずれも均一の光束分布で照明される。また、
発光体11からの光がD光源の標準照明であるため、紫
外域を含む6500Kの昼光照明となり、被写体OJお
よびカラーチャート40は、自然光で照明されることと
なる。ディジタルカメラ50は、対向する位置で、この
状態の被写体OJおよびカラーチャート40を撮像す
る。したがって、ディジタルカメラ50は、被写体OJ
およびカラーチャート40を自然光の下で撮像したと同
様の状態のカラー画像を得ることができる。撮像された
カラー画像は、ディジタルカメラ50の記録媒体に記録
される。
【0025】次に、撮像されたカラー画像の再生につい
て述べる。図3に、カラー画像を再生するための典型的
なコンピュータシステムの一例を示す。図3に示すシス
テムは、コンピュータ61と、それに接続される表示装
置62と、入力装置63と、印刷装置64とを有する。
表示装置62は、CRTディスプレイ、液晶ディスプレ
イ等の各種カラーディスプレイを接続することができ
る。入力装置63は、キーボード、マウス等で構成され
る。印刷装置64は、インクジェットプリンタ、レーザ
ビームプリンタ等のカラープリンタで構成される。
【0026】このコンピュータシステム60に、前述し
たディジタルカメラ50が接続される。そして、ディジ
タルカメラ50の記録媒体から、画像データがコンピュ
ータ61に転送される。なお、ディジタルカメラ50か
らの画像データのコンピュータへの転送は、前述したケ
ーブルを経由することに限られない。例えば、記録媒体
自体をディジタルカメラから外して、コンピュータ61
の対応するインタフェースに装着して、カラー画像デー
タを取り込むようにすることができる。また、赤外線、
ブルートゥース等の近距離無線送信によりカラー画像デ
ータをディジタルカメラ50からコンピュータ61に送
るようにしてもよい。この他、LANを介して、カラー
画像データをディジタルカメラ50からコンピュータ6
1に転送する構成としてもよい。
【0027】さて、コンピュータ61に移されたカラー
画像データについて、前述したように、画像処理ソフト
ウエア、例えば、アドビシステムズ社のAdobe Photosho
p 5.5等により、色補正を行う。例えば、白、グレイ、
黒の3階調において、それぞれRGBについての0から
255の階調から適当な値の設定を行う。その設定の
際、表示されている、または、印刷されたカラーチャー
ト40の各色が本来の色を呈するかを確認して、RGB
についての階調の設定を行う。これを、何回か繰り返し
て試行することで、本来の色が表現できることとなる設
定を見つける。そして、一端設定した後は、カメラ、表
示装置、印刷装置等を変更しない限り、その設定を用い
る。
【0028】ここで、本発明の場合、被写体OJおよび
カラーチャート40の照明がD光源の完全拡散光により
行われている。そのため、照明光による色のバイアスが
かからない。その結果、色補正は、ディジタルカメラ、
表示装置、印刷装置等の機材の分光特性に依存したもの
に限られることとなり、補正が非常に楽になるといえ
る。例えば、A光源のような照明光を用いると、照明光
に、A光源特有の分光分布に依存する色のバイアスがか
かることとなる。そのため、撮像されたカラー画像が全
体的に赤みを帯びるようになる。ところが、色補正は、
補正できる範囲が限られるため、色バイアスがかかった
場合、実際上は、照明の色バイアスと機材の分光特性と
が重畳され、補正すべきレンジが広くなって、RGBの
階調設定のみでは補正しきれないことが多い。これに対
して、本願発明は、前述したように、照明光が標準昼光
であるため、被写体本来の自然色で、撮像が可能とな
る。したがって、前述したように、色補正が容易に行え
る。
【0029】以上のように、本発明の実施形態によれ
ば、被写体およびカラーチャートを、標準昼光で照明で
きるため、照明光による被写体に色バイアスが係ること
が防げる。その結果、撮像されたカラー画像データの色
補正を行う際、照明光による影響を考慮せずに、補正が
行える。これにより、撮像に際し、被写体の色を忠実に
再現可能とする撮像が行えることが保証できることとな
る。
【0030】次に、前述したカラー撮像についての具体
例について説明する。この例は、舌を撮影する際、周囲
の条件の違いにより、舌の色彩が変化してしまい、客観
的評価が得にくいという点に鑑みてなされたものであ
る。再現性と整合性を向上した画像を得るために、積分
球と自然光照明を併用し、カラーマッチングを試みた結
果、舌診の客観化の基本的手法を確立した例である。
【0031】(方法)まず、第1から第3の開口部を設
けた、直径20cmの積分球(ネムテック社製)に対し、第2
の開口部に被験者の舌を位置させ、第1の開口部から、
自然光の波長を有した、サンリームライトTDL-150ST(ダ
イワライティング社製)を用いて球内に照射し、被験者
の舌の近傍に、画像補正用カラーチャート、キャスマッ
チ(協和時計社製)を付与した上で、第3の開口部におい
て、デジタルカメラCoolpix950(ニコン社製)を用いて舌
を撮影した。
【0032】そして、Photoshop5.5で補正した画像と実
際の舌の色彩が、どの程度、整合性を有しているか、測
色計CM-503d(ミノルタ社製)の色差判定機能を用いて検
討した。
【0033】(結果)積分球と自然光照明を用いて撮影
した舌の補正画像は、色差判定において、本来の舌色に
近似した値を呈した。
【0034】(考察)本手法の有用性は以下の通りと考
える。 光源に国際照明委員会(CIE)が規定する、標準の光
である、「D65」光源に近似した標準光源を用いてい
る。 積分球の特性により、完全拡散光の形で被写体に入
射する。 積分球内は閉鎖された状態であることから、外部環
境の変化に対し、撮影条件が、ほとんど影響を受けな
い。
【0035】以上の結果から、積分球と自然光照明を併
用した撮影手法は、本来の舌の色彩をよく再現し、客観
的評価法として有用であることが示唆された。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、被写体の色を忠実に再
現可能なカラー画像を得ることができる。また、そのた
めに用いる被写体照明装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(A)は、本発明の一実施形態に係るカ
ラー画像撮像方法の概要を示す説明図、図1(B)は被
写体とカラーチャートの配置例を示す説明図。
【図2】 図2は、本発明においてもいられるカラーチ
ャートの一例を示す平面図。
【図3】 図3は、カラー画像を再生するための典型的
なコンピュータシステムの一例を示すブロック図。
【符号の説明】
10…照明光発生装置、11…発光体、12…鏡筒部、
13…駆動回路、20…積分球、30…照明光射出部、
40…カラーチャート、41…シート、50…ディジタ
ルカメラ、60…コンピュータシステム、61…コンピ
ュータ、62、…表示装置、63…入力装置、64…印
刷装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 510 G06T 1/00 510 5C077 H04N 1/48 H04N 5/222 Z 5C079 1/60 101:00 5/222 1/46 A // H04N 101:00 1/40 D Fターム(参考) 2G020 AA08 DA22 DA31 DA35 DA42 DA66 5B047 AA17 AB04 BC11 5B057 AA07 BA02 BA11 BA15 CE16 5C022 AA08 AA13 AB15 AC52 AC54 AC61 5C065 AA03 AA07 BB01 BB41 FF04 FF05 FF11 HH02 HH04 5C077 LL19 MM27 MP08 PP32 PP71 SS03 TT09 5C079 HB01 JA23 JA25 LA23 LB01 MA10 NA01 NA03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体についてカラー撮像を行う方法で
    あって、 前記積分球に予め設けられた第1の開口部に、CIEの
    標準光源であるD光源からの照明光を積分球に入射さ
    せ、 積分球に予め設けられた第2の開口部に、被写体を位置
    させると共に、複数の色を配したカラーチャートを当該
    第2の開口部内に収まる位置に配置し、かつ、 前記積分球の前記第2の開口部と対向する位置に予め設
    けられた第3の開口部に、撮像装置を配置し、 前記照明光により前記被写体および前記カラーチャート
    を照明して、前記撮像装置により前記被写体およびカラ
    ーチャートを撮像して、カラー画像データを取得するこ
    とを特徴とするカラー撮像方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のカラー撮像方法におい
    て、 前記撮像装置により取得したカラー画像データを、記録
    媒体に記録することを特徴とするカラー撮像方法。
  3. 【請求項3】 被写体照明装置であって、 複数の開口部を有する積分球と、 照明光を出射する照明光発生装置とを備え、 前記積分球は、複数の開口部として、前記照明光発生装
    置からの照明光を入射させる第1の開口部と、被写体を
    配置する第2の開口部と、前記第2の開口部と対向する
    位置に設けられ、撮像装置を配置するための第3の開口
    部とを有し、 前記照明光発生装置は、CIEの標準光源であるD光源
    の照明光を放射する発光体と、その駆動回路とを有する
    ことを特徴とする被写体照明装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の被写体照明装置におい
    て、 前記照明光発生装置は、前記発光体からの照明光を、前
    記積分球の第1開口部を介して積分球内に導くための鏡
    筒部とを有することを特徴とする被写体照明装置。
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