JP2002320187A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2002320187A
JP2002320187A JP2001126308A JP2001126308A JP2002320187A JP 2002320187 A JP2002320187 A JP 2002320187A JP 2001126308 A JP2001126308 A JP 2001126308A JP 2001126308 A JP2001126308 A JP 2001126308A JP 2002320187 A JP2002320187 A JP 2002320187A
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JP2001126308A
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Yoshimasa Okabe
吉正 岡部
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理速度を低下させることなく、メモリ容量
の削減ができる撮像装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 撮影により得られる生の画像データを出
力する撮像回路1と、生の画像データを処理してYCデ
ータとして出力するYC処理回路2と、生の画像データ
及びYCデータをワーク領域7に記憶するDRAM5
と、CCD撮像回路1とYC処理回路2とからのDRA
M5に対するメモリアクセス要求を時分割多重処理で実
行するメモリ制御回路4とを備え、メモリ制御回路4に
よる制御によって、ワーク領域7に保存した撮像回路1
の生の画像データをYC処理回路2に転送してYCデー
タに変換し、変換したYCデータを、ワーク領域7の生
の画像データと同じ記憶領域に上書きして記憶する構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルスチルカメ
ラなど、画像の取り込みと信号処理を行う撮像装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のデジタルスチルカメラの構
成を示すブロック図である。図において、CCD(Charg
e-Coupled Devices)撮像回路101は、被写体像の撮影
により得られる入力画像を色分解しデジタルデータ化し
たものを生の画像データとして偶数フィールドと奇数フ
ィールドとに分けて出力する。メモリ制御回路104
は、CCD撮像回路101と、YC処理回路102と、
JPEG圧縮回路103とからの、DRAM105に対
するメモリアクセス要求を処理する。YC処理回路10
2は、入力される生の画像データを処理して輝度信号Y
と色信号Cを生成しYCデータとして出力する。JPE
G圧縮回路103は、縦8画素×横8画素のブロック単
位で入力されるYCデータに対して、DCTを含む圧縮
変換を施して、元の画像データの10分の1以下のサイ
ズに圧縮したJPEGデータを生成し、バッファ回路1
09に出力する。バッファ回路109は、JPEG圧縮
回路103が出力するJPEGデータを一時記憶し、書
き込み速度を調整しつつ不揮発性メモリ106に一時記
憶したJPEGデータを書き込む。不揮発性メモリ10
6は、バッファ回路109の出力するJPEGデータを
記録する。DRAM105内には、生の画像データの記
憶領域110と、YCデータの記憶領域111とが設け
られている。
【0003】次に動作について説明する。撮影時におい
て、CCD撮像回路101は入力画像を複数の色に分解
しデジタルデータ化して得られた生の画像データを偶数
フィールドと奇数フィールドとに分けてメモリ制御回路
104に出力する。メモリ制御回路104は偶数フィー
ルドと奇数フィールドとの生の画像データに各々異なる
アドレスを与えてDRAM105内の生の画像データの
記憶領域110に記憶する。続いて、メモリ制御回路1
04は偶数フィールド及び奇数フィールドの生の画像デ
ータを走査線毎に交互にDRAM105から読み出して
YC処理回路102に供給する。YC処理回路102は
読み出された生の画像データを処理して輝度信号Yと色
信号Cとを生成しYCデータとして出力する。メモリ制
御回路4はYCデータをDRAM5内の生の画像データ
の記憶領域110とは独立したYCデータの記憶領域1
11に記憶する。偶奇両フィールドの生の画像データを
全てYC処理してYCデータに変換した後で、メモリ制
御回路104は動作モードを切り替え、DRAM105
内のYCデータの記憶領域111から縦8画素×横8画
素のブロック単位でYCデータを読み出してJPEG圧
縮回路103に供給する動作を開始する。JPEG圧縮
回路103は縦8画素×横8画素のデータにDCTを含
む圧縮変換を施して、元の画像データの10分の1以下
のサイズに圧縮したJPEGデータを生成し、バッファ
回路109に出力する。バッファ回路109は不揮発性
メモリ106のアクセスタイムに合わせてJPEGデー
タを不揮発性メモリ106に書き込む。撮影開始後、1
フレームの生の画像データをYCデータに変換し、YC
データをさらにJPEGデータに変換し、最終的に全て
のJPEGデータを不揮発性メモリ106に記憶した時
点で一連の撮影動作は終了する。
【0004】このように、従来のデジタルスチルカメラ
においては、DRAM等のメモリはCCD撮像回路10
1とYC処理回路104とJPEG圧縮回路105との
間で、生の画像データとYCデータを遣り取りするため
に用いられているが、CCDの画素数が増大すると生の
画像データのデータ量が増大し、必要なDRAMの容量
も増大し、コスト面で大きな負担になる。
【0005】このようなデータ量の増大に対してDRA
Mの容量を削減することが可能な他の従来の技術が、特
開平10−178612号公報に提案されており、ここ
で提案されている処理の手順について概略を説明する
と、まず、生の画像データをDRAMに記憶させる。そ
して、メモリ制御回路が生の画像データをDRAMの生
の画像データの記憶領域から読み出してYC処理回路に
供給し、YC処理回路が生成したYCデータをメモリ制
御回路がDRAMのYCデータの記憶領域に書き戻す、
という上述した従来の技術と同様の動作を8走査線分だ
け行う。次に、動作モードを切り替えて、メモリ制御回
路がDRAMのYCデータの記憶領域の中の8走査線分
のYCデータから縦8画素×横8画素のデータを取り出
してJPEG圧縮回路に供給し、JPEG圧縮回路がY
Cデータを圧縮処理してJPEGデータを生成する、と
いう動作を開始する。そして8走査線分のYCデータを
JPEG圧縮し終えたら、再び動作モードを切り替え
て、メモリ制御回路が生の画像データをDRAM3の生
の画像データの記憶領域から読み出してYC処理回路に
供給し、YC処理回路が生成したYCデータをメモリ制
御回路がDRAM3のYCデータの記憶領域に書き戻
す、という動作に戻る。ここで、2回目のYCデータを
DRAMに保存する際に、最初の8走査線分のYCデー
タと同じアドレスを与えて記録しても、最初の8走査線
分のYCデータはJPEG圧縮の処理が完了しているの
で上書きにより消去しても支障はない。このように、Y
Cデータの生成とJPEG圧縮の実行を8走査線分ごと
に交互に行う手順を用いると、YCデータの記憶のため
に1フレーム分のYCデータを記憶するだけのメモリ容
量を用意する必要がなくなり、1フレーム分の生の画像
データと8走査線分のYCデータを記憶するだけのメモ
リ容量があればよいことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、上述し
た他の従来の技術においては、YCデータを格納する領
域を8走査線分のYCデータの容量に削減することで、
メモリの容量の削減を行っている。しかしながら、撮像
装置全体として必要なメモリ容量は生の画像データの記
憶領域とYCデータの記憶領域の容量の合計であり、こ
のような従来の他の技術においては、削減の効果の範囲
が限られているという問題点があった。
【0007】また、このような従来の他の技術において
は、YC処理とJPEG圧縮を交互に間欠的に行うため
全体の処理速度が低下する問題があった。本発明は、前
記のような問題点を解消するためになされたものであ
り、処理速度を低下させることなく、メモリ容量の削減
ができる撮像装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る撮像装置
は、入力した映像をデジタル化して得られる生の画像デ
ータを出力する撮像手段と、前記生の画像データに対し
て所定の処理を行い、処理後の画像データを生成する画
像処理手段と、前記生の画像データ及び処理後の画像デ
ータを記憶する記憶手段とを備え、前記撮像手段と画像
処理手段との間のデータ転送は前記記憶手段を介して行
われ、前記記憶手段は前記処理後の画像データを前記生
の画像データと同じ記憶領域に上書きして記憶するよう
にしたものである。
【0009】また、前記撮像装置において、前記記憶手
段は、前記処理後の画像データの量が前記生の画像デー
タの量と異なる場合に、この両者の画像データのうち
の、データ量がより小である画像データを、一定間隔ご
とにアドレスを飛ばしてストライプ状に配置して、前記
処理後の画像データを前記生の画像データと同じ記憶領
域に上書きして記憶するようにしたものである。
【0010】また、前記撮像装置において、前記一定間
隔を画像データの一水平走査区間の整数倍としたもので
ある。
【0011】また、前記撮像装置において、前記記憶手
段は、記憶領域の前記生の画像データの読み出されたア
ドレス位置に、読み出されたアドレス順にしたがって、
前記処理後の画像データを上書きして記憶するようにし
たものである。
【0012】また、この発明に係る撮像装置は、入力し
た映像をデジタル化して得られる生の画像データを、第
一フィールドと第二フィールドとに分けて出力する撮像
手段と、前記第一フィールドと第二フィールドとの生の
画像データに対して所定の処理を行い、1フレームの処
理後の画像データを生成する画像処理手段と、前記生の
画像データ及び前記処理後の画像データを記憶する記憶
手段を備え、前記記憶手段は、第一フィールドの期間に
おいては生の画像データを記憶し、第二フィールドの期
間においては、記憶した前記第一フィールドの生の画像
データを出力し、前記信号処理手段は、前記記憶手段が
出力する第一フィールドの生の画像データと前記撮像手
段が出力する第二フィールドの生の画像データとを同時
に処理して1フレームの処理後の画像データを生成し、
前記記憶手段は前記処理後の画像データを前記第一フィ
ールドの生の画像データと同じ記憶領域に上書きして記
憶するようにしたものである。
【0013】また、前記撮像装置において、前記記憶手
段は、前記処理後の1フレームの画像データの量が前記
第一フィールドの生の画像データの量と異なる場合に、
この両者の画像データのうちの、データ量がより小であ
る画像データを、一定間隔ごとにアドレスを飛ばしてス
トライプ状に配置して、前記処理後の1フレームの画像
データを前記一フィールドの生の画像データと同じ記憶
領域に上書きして記憶するようにしたものである。
【0014】また、前記撮像装置において、前記一定間
隔を画像データの一水平走査区間の整数倍としたもので
ある。
【0015】また、この発明に係る撮像装置は、入力し
た映像をデジタル化して得られる生の画像データを出力
する撮像手段と、前記生の画像データに対して所定の処
理を行い、処理後の画像データを生成する画像処理手段
と、前記処理後の画像データを圧縮して圧縮後の画像デ
ータを生成する画像圧縮手段と、前記生の画像データ、
前記処理後の画像データ、及び圧縮後の画像データを記
憶する記憶手段とを備え、前記画像処理手段と前記画像
圧縮手段とは並列に動作し、前期撮像手段と画像処理手
段と画像圧縮手段との間のデータ転送は前記記憶手段を
介して同時に並行して行い、前記記憶手段は、前記生の
画像データと前記処理後の画像データとを、前記生の画
像データ及び前記処理後の画像データよりも小さい記憶
領域に、繰り返し交互に上書きをしながら記憶していく
ようにしたものである。
【0016】また、前記撮像装置において、前記記憶手
段は、前記処理後の画像データの量が前記生の画像デー
タの量と異なる場合に、この両者の画像データのうち
の、データ量がより小である画像データを、一定間隔ご
とにアドレスを飛ばしてストライプ状に配置することに
より、前記処理後の画像データの書き込みアドレスの時
間当りの変化量と、前記生の画像データの書き込みアド
レスの時間当りの変化量とが同じになるよう調整して、
記憶するようにしたものである。
【0017】また、前記撮像装置において、前記一定間
隔を画像データの一水平走査区間の整数倍としたもので
ある。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
実施の形態1に係るデジタルスチルカメラの構成を示す
ブロック図であり、図において、CCD(Charge-Couple
d Devices)撮像回路1は、被写体の撮影により得られる
入力画像情報を色分解しデジタルデータ化したものをプ
ログレッシブスキャン方式の生の画像データとして出力
する。DRAM5のアドレス空間は、ワーク領域7と、
バッファ領域8とに分けられている。メモリ制御回路4
は、CCD撮像回路1とYC処理回路2とJPEG圧縮
回路3とからのDRAM5に対するメモリアクセス要求
を時分割多重処理で実行するとともに、比較的低速な不
揮発性メモリ6の書き込み速度に合わせてバッファ領域
8のデータをDRAM5から順次読み出し、不揮発性メ
モリ6に書き込む転送処理をバックグラウンドで実行す
る。ここで、メモリ記録制御回路4は、DRAM5のワ
ーク領域7にデータを書き込む際には、DRAM5のワ
ーク領域7に記憶されているデータの読み出されたアド
レス位置に、読み出されたアドレスの順番にしたがっ
て、この記憶されているデータを上書きするようデータ
書き込みが行われ、DRAM5のワーク領域7からデー
タを読み込む際には、ワーク領域7に書き込まれたデー
タの書き込まれたアドレス順番にしたがって、この書き
込まれたデータを読み出すよう、DRAM5のワーク領
域7のデータの読み書きを制御する。YC処理回路2
は、入力される生の画像データを処理して輝度信号Yと
色信号Cを生成しYCデータとして出力する。JPEG
圧縮回路3は、縦8画素×横8画素のブロック単位で入
力されるYCデータに対して、DCTを含む圧縮変換を
施して、元の画像データの10分の1以下のサイズに圧
縮したJPEGデータを生成して出力する。
【0019】次に動作について説明する。撮影時には、
CCD撮像回路1は被写体の映像を取り込み、入力され
る画像情報をデジタルデータ化した生の画像データをメ
モリ制御回路4を介してDRAM5のワーク領域7に書
き込む。YC処理回路2はメモリ制御回路4を介してD
RAM5のワーク領域7から、既に書き込まれた生の画
像データの、書き込みのアドレスの順番に沿って、生の
画像データを順次取り出し、これを輝度信号(Y信号)
と色信号(C信号)とからなるYCデータに変換するY
C信号処理を施して、得られたYCデータをメモリ制御
回路4を介してDRAM5のワーク領域7に、既に読み
出された生の画像データのアドレス位置に、読み出され
たアドレスの順番に沿って、生の画像データに上書きす
る形で順次書き込む。JPEG圧縮回路3はメモリ制御
回路4を介してDRAM5のワーク領域7から、既に書
き込まれたYCデータの、書き込みのアドレスの順番に
沿って、YCデータを取り出し、これにJPEG圧縮を
施して生成したJPEGデータをメモリ制御回路4を介
してDRAM5のバッファ領域8に書き込む。メモリ制
御回路4は比較的低速な不揮発性メモリ6の書き込み速
度に合わせてバッファ領域8のJPEGデータをDRA
M5から順次読み出して不揮発性メモリ6に書き込む。
CCD撮像回路1が出力した1フレーム分の生の画像デ
ータが全てYCデータに変換され、さらにJPEG圧縮
が施され、生成されたJPEGデータが全て不揮発性メ
モリ6に書き込まれた時点で1フレームの撮影動作が終
了する。
【0020】図2は本実施の形態1に係るデジタルスチ
ルカメラを説明するための、DRAM5に読み書きされ
るデータの、アドレスの経時的変化を示す説明図であ
る。図において、縦軸はワーク領域7のアドレスを示
し、横軸は時間を示している。ここでは、YC処理回路
2とJPEG圧縮回路3とにおける画素当りの処理時間
はCCD撮像回路1からの生の画像データの出力間隔と
同じであり、1画素あたりのデータ量が生の画像データ
とYCデータとで同じであるとする。この場合、生の画
像データの書き込みアドレスA1と、生の画像データの
読み出しアドレスB1と、YCデータの書き込みアドレ
スC1と、YCデータの読み出しアドレスD1の軌跡
は、図2(a)のように互いに交差することなく平行線を
たどる。続けて撮影した2枚目の画像のメモリアクセス
のアドレス、A2、B2、C2、D2の軌跡も同様であ
り、1枚目の画像のYCデータがメモリに残っている間
に2枚目の生の画像データの書き込みを開始しても、読
み出しが終わっていないYCデータが生の画像データで
上書きされて失われることはない。
【0021】このような本実施の形態1によれば、生の
画像データを記憶するメモリの記憶領域と処理後のデー
タを記憶する記憶領域とを独立して設ける必要がなく、
全体のメモリ容量を削減できる効果を奏する。
【0022】(実施の形態2)図9は本発明の実施の形
態2に係るデジタルスチルカメラの構成を示すブロック
図であり、図において、図1と同一符号は同一または相
当する部分を示している。本実施の形態2に係るデジタ
ルスチルカメラは、前記実施の形態1において説明した
デジタルスチルカメラにおいて、メモリ制御回路とし
て、さらにYCデータの画素当りのデータ量が生の画像
データよりも小さくなる場合、一定間隔ごとに書き込む
アドレスを飛ばしながら、生の画像データの、読み出さ
れたアドレスの順番に沿って、生の画像データに上書き
する形でYCデータをDRAM5にストライプ状に配置
されるよう順次書き込むことができるメモリ制御回路2
4を備えるようにしたものである。
【0023】図8(a)は、本実施の形態2に係るデジタ
ルスチルカメラを説明するための、YCデータの画素当
りのデータ量が生の画像データの半分程度である場合
の、前記実施の形態1において説明したデジタルスチル
カメラにおけるDRAM5に読み書きされるデータの、
アドレスの経時的変化を示す説明図である。また、図8
(b)は本実施の形態2に係るデジタルスチルカメラを説
明するための、YCデータの画素当りのデータ量が生の
画像データの半分程度である場合の、DRAM5に読み
書きされるデータの、アドレスの経時的変化を示す説明
図である。図において、縦軸はワーク領域7のアドレス
を示し、横軸は時間を示している。ここでは、YC処理
回路2とJPEG圧縮回路3とにおける画素当りの処理
時間はCCD撮像回路1からの生の画像データの出力間
隔と同じであるとする。
【0024】図8(a)に示すように、上述した実施の形
態1に係るデジタルスチルカメラにおいては、YCデー
タの画素当りのデータ量が生の画像データに対して少な
い場合、アドレスの変化率は小さくなり、そのために1
枚目のYCデータの読み出しアドレスD1を2枚目の生
の画像データの書き込みアドレスA2が追い越してい
る。この追い越し発生後のYCデータについては、YC
データの書き込みC1に続いて生の画像データの書き込
みA2が同じアドレスに対して行われているので、続い
て行われるYCデータの読み出しD1では生の画像デー
タが読み出されることになり、正しい圧縮後の画像デー
タが得られなくなってしまう問題がある。
【0025】これに対し、図8(b)に示すように、本実
施の形態2に係るデジタルスチルカメラにおいては、Y
Cデータの書き込みアドレスC1および読み出しアドレ
スD1の軌跡は一定間隔でアドレスジャンプを挿入する
ことにより、全体として生の画像データの書き込みアド
レスA1、A2の軌跡と同じ勾配を与えられているの
で、両者は交差することがなく、上書きでデータが失わ
れる問題は発生しない。
【0026】画素当りのアドレス変化量を調整する手段
としては、実データの間にダミーデータを挿入し、メモ
リに記録するデータ量を水増しすることで調整する手段
も考えられるが、この方法では実行されるメモリアクセ
ス量が必要以上に増大するため、消費電力の面で不利に
なる。また、特に本実施の形態2のように複数のメモリ
アクセスを並列実行するシステムでは、不要なデータの
挿入は他のメモリアクセスの時間余裕を奪うので、処理
性能の点でも望ましくない。
【0027】これに対し、本実施の形態2に示すよう
に、DRAM5のワーク領域7にデータを記録する際
に、アドレスを一定間隔で飛ばすことにより、メモリア
クセスの増大を生じないので、ダミーデータを挿入する
場合と比べて消費電力と処理性能の点で有利である。
【0028】このアドレスジャンプを挿入する位置は任
意であるが、挿入した位置においてメモリアクセスに不
連続が生じるので、挿入位置に配慮を施すのが適当であ
る。本実施の形態2としては特に一水平走査分の画像デ
ータ毎にアドレスジャンプを挿入するようにすることが
望ましい。一水平走査区間は有効画素区間と水平ブラン
キング期間に分けられ、水平ブランキング期間中は無信
号として信号処理を施さないので、ここでメモリアクセ
スに不連続が生じても信号処理に与える影響は無い。挿
入間隔を一水平走査区間の整数倍とした場合も同様であ
り、連続したデータ転送が求められる有効画素区間内で
アドレスジャンプを挿入するよりもメモリ制御が容易で
ある。
【0029】このように本実施の形態2によれば、前記
実施の形態1と同様にメモリ容量の削減が可能であると
ともに、生の画像データとYCデータで画素当りのデー
タ量に差がある場合でも、アドレスジャンプの挿入によ
って追い越しによるデータ喪失を防止できる効果を奏す
る。さらには、アドレスジャンプの挿入を水平走査区間
毎にすることによって信号処理への影響を回避できる効
果を奏する。
【0030】(実施の形態3)図3は本発明の実施の形
態3に係るデジタルスチルカメラの構成を示すブロック
図であり、本実施の形態3に係るデジタルスチルカメラ
は、前期実施の形態1において説明したデジタルスチル
カメラにおいて、プログレッシブスキャン方式のCCD
撮像回路を用いる代わりに、インタレーススキャン方式
のCCD撮像回路31を用いるとともに、メモリ記録制
御回路としてメモリ記録制御回路34を用いるようにし
たものであり、図において図1と同一符号は同一又は相
当する部分を示しており、CCD撮像回路31は、被写
体の撮影により得られる入力画像情報を色分解しデジタ
ルデータ化したものをインタレーススキャン方式の生の
画像データとして、奇数フィールドと偶数フィールドと
に分けて、一方をメモリ制御回路34に、他方をYC処
理回路2に出力する。メモリ制御回路34は、CCD撮
像回路31とYC処理回路2とJPEG圧縮回路3とか
らのDRAM5に対するメモリアクセス要求を時分割多
重処理で実行するとともに、比較的低速な不揮発性メモ
リ6の書き込み速度に合わせてバッファ領域8のデータ
をDRAM5から順次読み出し、不揮発性メモリ6に書
き込む転送処理をバックグラウンドで実行する。
【0031】次に動作について説明する。なお、前記実
施の形態1と同様の部分についてはここでは説明を省略
する。上述した実施の形態1においては、CCD撮像回
路としてプログレッシブスキャン方式のものを用いてい
たため、生の画像データについてCCD撮像回路1から
の書き込みとYC処理のための読み出しを平行して行う
ことが可能であったが、このような構成では、インター
レーススキャン方式のCCD撮像回路を用いる場合に
は、生の画像データが1ラインおきに出力されるので、
YC処理を行うことが出来ない。
【0032】そこで本発明の実施の形態3においては、
CCD撮像回路31が、画像の第一フィールドの出力期
間においては、入力画像情報をデータ化した生の画像デ
ータをメモリ制御回路34を介してDRAM5のワーク
領域7に書き込み、画像の第二フィールドの出力期間に
おいてはメモリ制御回路34を経由せず、生の画像デー
タを直接YC処理回路2に転送するようにする。これに
合わせて、YC処理回路2は画像の第一フィールドの出
力期間においては動作を停止し、画像の第二フィールド
の出力期間においてはメモリ制御回路34を介してDR
AM5のワーク領域7から第一フィールドの生の画像デ
ータを取り出し、CCD撮像回路31から直接転送され
る第二フィールドの生の画像データと合成することによ
り、1フレーム分の生の画像データとしてYC処理を施
す。そして、得られたYCデータをメモリ制御回路34
を介してDRAM5のワーク領域7に、第1フィールド
の生の画像データに上書きする形で書き込む。JPEG
圧縮回路3はメモリ制御回路34を介してDRAM5の
ワーク領域7から、既に書き込まれたYCデータの、書
き込みのアドレスの順番に沿って、YCデータを取り出
し、これにJPEG圧縮を施して生成したJPEGデー
タをメモリ制御回路34を介してDRAM5のバッファ
領域8に書き込む。メモリ制御回路4は比較的低速な不
揮発性メモリ6の書き込み速度に合わせてバッファ領域
8のJPEGデータをDRAM5から順次読み出して不
揮発性メモリ6に書き込む。CCD撮像回路31が出力
した1フレーム分の生の画像データが全てYCデータに
変換され、さらにJPEG圧縮が施され、生成されたJ
PEGデータが全て不揮発性メモリ6に書き込まれた時
点で1フレームの撮影動作が終了する。
【0033】図4(a)、図4(b)および図4(c)は本実施
の形態3に係るデジタルスチルカメラを説明するため
の、DRAM5のワークエリア7におけるアドレスの経
時的変化を示す図であり、図において、縦軸はアドレス
を示し、横軸は時間を示している。
【0034】図4(a)において、生の画像データの書き
込みアドレスA1は第一フィールドの期間に変化し、第
二フィールドにおいては生の画像データの読み出しアド
レスB1が変化する。一方、YCデータの書き込みでは
第二フィールドの期間内に、第一フィールドの生の画像
データ1画素と第二フィールドの生の画像データ1画素
から、2画素のYCデータを生成する処理を行っている
ので、2画素のYCデータのデータ量が1画素の生の画
像データのデータ量とほぼ同じである場合には、図4a
に示すように生の画像データの読み出しアドレスB1の
軌跡をYCデータの書き込みアドレスC1の軌跡は追い
越さないので、生の画像データの記憶領域をYCデータ
の記憶領域と同じアドレス空間に設定できる。同様にJ
PEG圧縮のためのYCデータの読み出しアドレスD1
も2回目の生の画像データの書き込みアドレスA1に追
い越される恐れはない。
【0035】ここで、生の画像データとYCデータの画
素当りのデータ量が同じであるとすると、図4(b)に示
すようにYCデータの書き込みアドレスC1の変化率
は、生の画像データの読み出しアドレスB1の変化率の
二倍になり、YCデータの書き込みアドレスC1が生の
画像データの読み出しアドレスB1を追い越す問題が発
生する。
【0036】このような場合には、前記実施の形態2に
おいて説明したように、生の画像データに対してアドレ
スジャンプの挿入によるアドレスの変化率の調整を施
す。図4(c)に示すように、生の画像データの書き込み
アドレスA1および生の画像データの読み出しアドレス
B1の変化率は、一定間隔ごとにアドレスジャンプを挿
入することにより、全体としてYCデータの書き込みC
1と同じ変化率に調整する。これによりYCデータの書
き込みアドレスが生の画像データの読み出しアドレスを
追い越すことは無くなり、同様にJPEG圧縮のための
YCデータの読み出しアドレスD1も2回目の生の画像
データの書き込みアドレスA1に追い越される恐れはな
い。また、この場合において、前記実施の形態2におい
ても説明したように、アドレスジャンプを一水平走査区
間を単位として挿入するようにすれば、信号処理への影
響を回避できる。
【0037】このように本実施の形態3によれば、イン
ターレーススキャンの撮像回路を用いる場合において
も、生の画像データの記憶領域とYCデータの記憶領域
とを独立して設ける必要が無いのでメモリ容量を削減で
きる効果がある。
【0038】また、1フィールドの生の画像データの量
と1フレームのYCデータの量が一致しない場合でも、
アドレスジャンプの挿入によって追い越しによるデータ
喪失を防止することができる。
【0039】さらに、アドレスジャンプの挿入を水平走
査区間毎にすることによって信号処理への影響を回避す
ることができる。
【0040】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4に係るデジタルスチルカメラの構成を示すブロック
図であり、本実施の形態4に係るデジタルスチルカメラ
は、ワーク領域7の記憶容量が1フィールド分の生の画
像データと1フィールド分のYCデータの小さいほうよ
りも、さらに小さな記憶容量を持つことができるように
したものである。図において図1と同一符号は同一又は
相当する部分を示しており、メモリ制御回路54は、C
CD撮像回路31とYC処理回路2とJPEG圧縮回路
3とからのDRAM5に対するメモリアクセス要求を時
分割多重処理で実行するとともに、比較的低速な不揮発
性メモリ6の書き込み速度に合わせてバッファ領域8の
データをDRAM5から順次読み出し、不揮発性メモリ
6に書き込む転送処理をバックグラウンドで実行する。
ここで、メモリ記録制御回路54は、DRAM5のワー
ク領域7にデータを書き込む際には、DRAM5のワー
ク領域7に記憶されているデータの読み出されたアドレ
ス位置に、読み出されたアドレスの順番にしたがって、
この記憶されているデータを上書きするようデータ書き
込みが行われ、DRAM5のワーク領域7からデータを
読み込む際には、ワーク領域7に書き込まれたデータの
書き込まれたアドレス順番にしたがって、この書き込ま
れたデータを読み出すよう、DRAM5のワーク領域7
のデータの読み書きを制御する。また、ワーク領域7が
1フレームの生の画像データやYCデータの容量よりも
小さい場合には、データ書き込み時においてワーク領域
7の空き領域がなくなった時点で、ワーク領域のデータ
の書き込みはじめのアドレス位置に戻ってデータの上書
きによる書き込みを続ける。
【0041】図6は本実施の形態4に係るデジタルスチ
ルカメラの動作を説明するための、撮影時におけるワー
ク領域7のアドレスの時間変化を示す図であり、図にお
いて、縦軸はアドレス、横軸は時間を示している。ここ
では、ワークエリア7の記憶容量が1フレームの生の画
像データ及びYCデータの容量よりも小さいこととす
る。以下、本実施の形態4に係るデジタルカメラの動作
について説明する。なお、図1と同様の構成の部分につ
いては、ここでは説明を省略する。
【0042】CCD撮像回路1は1フレームの画像の出
力開始の時点において、メモリ制御回路54を介して図
6のA1に示すようにワーク領域の下端から生の画像デ
ータの書き込みを開始する。同様に、YC処理回路2
は、メモリ制御回路54を介して、図6のB1に示すよ
うにフレームの開始から一定の時間間隔をおいてワーク
領域の下端から生の画像データの読み出しを開始し、さ
らにYC処理回路2は生の画像データからYCデータを
抽出して図6のC1に示すようにワーク領域の下端から
YCデータの書き込みを始める。JPEG圧縮回路3も
YCデータの書き込み開始から一定の間隔をおいて図6
のD1に示すようにワーク領域の下端からYCデータの
読み出しを開始し、YCデータを圧縮して生成したJP
EGデータを図5のバッファ領域8に記憶する。一方、
図6のA1に示す生の画像データの書き込みアドレス
は、ワーク領域7の記憶容量が1フレーム分の生の画像
データの量よりも小さいため、1フレームの途中でワー
ク領域の上端のアドレスに到達する。この時にメモリ制
御回路54の制御によりアドレスA1はワーク領域の下
端に復帰し、さらに書き込みを続行する。生の画像デー
タの書き込みアドレスA1がワーク領域の下端に復帰し
た時点で図6のD1に示すようにJPEG圧縮の為のY
Cデータの読み出しが開始していれば、生の画像データ
の同一アドレスへの2回目の書き込みによりYCデータ
が上書きされても、JPEG圧縮が施されて不要になっ
たデータが消えるだけなので何ら支障は生じない。生の
画像データの読み出しアドレスB1やYCデータの書き
込みアドレスC1やYCデータの読み出しアドレスD1
もワーク領域の上端に達した時にはワーク領域の下端に
復帰し、互いに追い越すことなくアクセスを続ける。図
6に示すように、書き込みアドレスと読み出しアドレス
がワーク領域7の下端と上端の間を複数回循環し、最後
のYCデータが読み出されてJPEG圧縮された時点で
一連の信号処理が完了する。
【0043】ここで、本実施の形態4においても、前記
実施の形態2において説明したように、生の画像データ
とYCデータの間で1画素当りのデータ量が異なってい
る場合に、一定間隔でアドレスジャンプを挿入すること
によりアドレスの変化率を調整して追い越しを防止する
ようにしてもよく、このような場合には、前記実施の形
態2と同様の効果を奏する。また、この場合に、前記実
施の形態2において説明したように、アドレスジャンプ
を一水平走査区間を単位として挿入することにより、信
号処理への影響を回避することができる。
【0044】このように、本実施の形態4によれば、1
フレーム分の生の画像データと1フレーム分のYCデー
タの小さいほうよりも、さらに小さな記憶容量のメモリ
によって、撮影時に生の画像データとYCデータの両方
の一時記憶を行うことができるため、メモリ容量をさら
に削減することができる効果を奏する。
【0045】なお、前記実施の形態1ないし4において
は、生の画像データをYC処理回路においてYCデータ
に変換する処理を行う場合について説明したが、本発明
においては、生の画像データに対して他の処理を行う処
理回路を設け、この処理回路により生の画像データに他
の処理を行う場合においても適用できるものであり、こ
のような場合においても前記各実施の形態と同様の効果
を奏する。
【0046】また、前記実施の形態1ないし4において
は、デジタルスチルカメラについて説明したが、本発明
は、撮影して得られた画像に対して処理を行う他の撮像
装置にも適用できるものであり、このような場合におい
ても前記各実施の形態と同様の効果を奏する。
【0047】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、入力
した映像をデジタル化して得られる生の画像データを出
力する撮像手段と、前記生の画像データに対して所定の
処理を行い、処理後の画像データを生成する画像処理手
段と、前記生の画像データ及び処理後の画像データを記
憶する記憶手段とを備え、前記撮像手段と画像処理手段
との間のデータ転送は前記記憶手段を介して行われ、前
記記憶手段は前記処理後の画像データを前記生の画像デ
ータと同じ記憶領域に上書きして記憶するようにしたの
で、処理のための読み出しが終わり、保持が不要になっ
た生の画像データの上に処理後の画像データを上書きし
て記憶することにより、生の画像データの記憶領域と処
理後の画像データの記憶領域を独立して設ける必要がな
く、全体としてメモリ容量を削減できる、という効果を
有する。
【0048】また、前記記憶手段は、前記処理後の画像
データの量が前記生の画像データの量と異なる場合に、
この両者の画像データのうちの、データ量がより小であ
る画像データを、一定間隔ごとにアドレスを飛ばしてス
トライプ状に配置して、前記処理後の画像データを前記
生の画像データと同じ記憶領域に上書きして記憶するよ
うにしたので、処理の前後でデータ量が変わる場合であ
っても生の画像データの記憶領域と処理後の画像データ
の記憶領域を独立して設ける必要がなく、全体としてメ
モリ容量を削減できる、という効果を有する。
【0049】また、前記一定間隔を画像データの一水平
走査区間の整数倍としたので、水平ブランキングのため
に処理が中断する個所と、アドレスの不連続によりメモ
リアクセスが中断する個所を一致させることにより、ア
ドレスが不連続であるために発生する処理の中断を防ぐ
ことができる、という効果を奏する。
【0050】また、前記記憶手段は、記憶領域の前記生
の画像データの読み出されたアドレス位置に、読み出さ
れたアドレス順にしたがって、前記処理後の画像データ
を上書きして記憶するようにしたので、生の画像データ
の記憶領域と処理後の画像データの記憶領域を独立して
設ける必要がなく、全体としてメモリ容量を削減でき
る、という効果を有する。
【0051】また、この発明によれば、入力した映像を
デジタル化して得られる生の画像データを、第一フィー
ルドと第二フィールドとに分けて出力する撮像手段と、
前記第一フィールドと第二フィールドとの生の画像デー
タに対して所定の処理を行い、1フレームの処理後の画
像データを生成する画像処理手段と、前記生の画像デー
タ及び前記処理後の画像データを記憶する記憶手段を備
え、前記記憶手段は、第一フィールドの期間においては
生の画像データを記憶し、第二フィールドの期間におい
ては、記憶した前記第一フィールドの生の画像データを
出力し、前記信号処理手段は、前記記憶手段が出力する
第一フィールドの生の画像データと前記撮像手段が出力
する第二フィールドの生の画像データとを同時に処理し
て1フレームの処理後の画像データを生成し、前記記憶
手段は前記処理後の画像データを前記第一フィールドの
生の画像データと同じ記憶領域に上書きして記憶するよ
うにしたので、第二フィールドの生の画像データを記憶
装置に記憶しないことによって、1フィールドの生の画
像データと1フレームの処理後の画像データのうち、ど
ちらか大きい方のデータ量まで必要なメモリ容量を削減
できる、という効果を有する。
【0052】また、前記記憶手段は、前記処理後の1フ
レームの画像データの量が前記第一フィールドの生の画
像データの量と異なる場合に、この両者の画像データの
うちの、データ量がより小である画像データを、一定間
隔ごとにアドレスを飛ばしてストライプ状に配置して、
前記処理後の1フレームの画像データを前記一フィール
ドの生の画像データと同じ記憶領域に上書きして記憶す
るようにしたので、1フレームの処理後の画像データの
量が1フィールドの生の画像データの量と異なっていて
も処理前と処理後の画像データの記憶領域を独立して設
ける必要がなく、全体としてメモリ容量を削減できる、
という効果を有する。
【0053】また、前記一定間隔を画像データの一水平
走査区間の整数倍としたので、水平ブランキングのため
に処理が中断する個所と、アドレスの不連続によりメモ
リアクセスが中断する個所を一致させることにより、ア
ドレスが不連続であるために発生する処理の中断を防ぐ
ことができる、という効果を奏する。
【0054】また、この発明によれば、入力した映像を
デジタル化して得られる生の画像データを出力する撮像
手段と、前記生の画像データに対して所定の処理を行
い、処理後の画像データを生成する画像処理手段と、前
記処理後の画像データを圧縮して圧縮後の画像データを
生成する画像圧縮手段と、前記生の画像データ、前記処
理後の画像データ、及び圧縮後の画像データを記憶する
記憶手段とを備え、前記画像処理手段と前記画像圧縮手
段とは並列に動作し、前期撮像手段と画像処理手段と画
像圧縮手段との間のデータ転送は前記記憶手段を介して
同時に並行して行い、前記記憶手段は、前記生の画像デ
ータと前記処理後の画像データとを、前記生の画像デー
タ及び前記処理後の画像データよりも小さい記憶領域
に、繰り返し交互に上書きをしながら記憶していくよう
にしたので、生の画像データの書き込みと、生の画像デ
ータを読み出しと、処理後の画像データの書き込みと、
圧縮の為の処理後の画像データの読み出しとを同時に並
行して、交互に上書きしつつ行うことができ、生の画像
データと処理後の画像データの記憶に要するメモリの容
量を、1フレームの生の画像データの容量、及び1フレ
ームの処理後の画像データの容量のどちらよりも小さく
できる、という効果を有する。
【0055】また、前記記憶手段は、前記処理後の画像
データの量が前記生の画像データの量と異なる場合に、
この両者の画像データのうちの、データ量がより小であ
る画像データを、一定間隔ごとにアドレスを飛ばしてス
トライプ状に配置することにより、前記処理後の画像デ
ータの書き込みアドレスの時間当りの変化量と、前記生
の画像データの書き込みアドレスの時間当りの変化量と
が同じになるよう調整して、記憶するようにしたので、
処理の前後で画素当りのデータ量が異なっていても、一
定間隔毎にアドレスを飛ばすことにより書き込みアドレ
スと読み出しアドレスが交差することを防止しつつ、読
み出しと書き込みを同時に並行して実行することがで
き、生の画像データと処理後の画像データを一定の領域
に交互に上書きしつつ記録することにより、生の画像デ
ータと処理後の画像データの記憶に要するメモリの容量
を、1フレームの生の画像データの容量、及び1フレー
ムの処理後の画像データの容量のどちらよりも小さくで
きる、という効果を有する。
【0056】また、前記一定間隔を画像データの一水平
走査区間の整数倍としたので、水平ブランキングのため
に処理が中断する個所と、アドレスの不連続によりメモ
リアクセスが中断する個所を一致させることにより、ア
ドレスが不連続であるために発生する処理の中断を防ぐ
ことができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るデジタルスチルカ
メラの構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1に係るデジタルスチルカ
メラを説明するための、ワーク領域におけるアドレスの
経時変化を示す図
【図3】本発明の実施の形態3に係るデジタルスチルカ
メラの構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係るデジタルスチルカ
メラを説明するための、ワーク領域におけるアドレスの
経時変化を示す図
【図5】本発明の実施の形態4に係るデジタルスチルカ
メラの構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係るデジタルスチルカ
メラを説明するための、ワーク領域におけるアドレスの
経時変化を示す説明図
【図7】従来のデジタルスチルカメラの構成を示すブロ
ツク図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るデジタルスチルカ
メラを説明するための、ワーク領域におけるアドレスの
経時変化を示す図
【図9】本発明の実施の形態2に係るデジタルスチルカ
メラの構成を示すブロック図
【符号の説明】
1、101 CCD撮像回路 2、102 YC処理回路 3、103 JPEG圧縮回路 4、24,34、104 メモリ制御回路 5、105 DRAM 6、106 不揮発性メモリ 7、 ワーク領域 8、 バッファ領域 109 バッファ回路 110 生の画像データ領域 111 YCデータ領域 A1、A2 生の画像データの書き込みアドレスの軌跡 B1、B2 生の画像データの読み出しアドレスの軌跡 C1、C2 YCデータの書き込みアドレスの軌跡 D1、D2 YCデータの読み出しアドレスの軌跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 H04N 5/92 H

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した映像をデジタル化して得られる
    生の画像データを出力する撮像手段と、 前記生の画像データに対して所定の処理を行い、処理後
    の画像データを生成する画像処理手段と、 前記生の画像データ及び処理後の画像データを記憶する
    記憶手段とを備え、 前記撮像手段と画像処理手段との間のデータ転送は前記
    記憶手段を介して行われ、 前記記憶手段は前記処理後の画像データを前記生の画像
    データと同じ記憶領域に上書きして記憶することを特徴
    とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の撮像装置において、 前記記憶手段は、前記処理後の画像データの量が前記生
    の画像データの量と異なる場合に、この両者の画像デー
    タのうちの、データ量がより小である画像データを、一
    定間隔ごとにアドレスを飛ばしてストライプ状に配置し
    て、前記処理後の画像データを前記生の画像データと同
    じ記憶領域に上書きして記憶することを特徴とする撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の撮像装置において、 前記一定間隔が画像データの一水平走査区間の整数倍で
    あることを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の撮像装置において、 前記記憶手段は、記憶領域の前記生の画像データの読み
    出されたアドレス位置に、読み出されたアドレス順にし
    たがって、前記処理後の画像データを上書きして記憶す
    ることを特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 入力した映像をデジタル化して得られる
    生の画像データを、第一フィールドと第二フィールドと
    に分けて出力する撮像手段と、 前記第一フィールドと第二フィールドとの生の画像デー
    タに対して所定の処理を行い、1フレームの処理後の画
    像データを生成する画像処理手段と、 前記生の画像データ及び前記処理後の画像データを記憶
    する記憶手段を備え、 前記記憶手段は、第一フィールドの期間においては生の
    画像データを記憶し、第二フィールドの期間において
    は、記憶した前記第一フィールドの生の画像データを出
    力し、 前記信号処理手段は、前記記憶手段が出力する第一フィ
    ールドの生の画像データと前記撮像手段が出力する第二
    フィールドの生の画像データとを同時に処理して1フレ
    ームの処理後の画像データを生成し、 前記記憶手段は前記処理後の画像データを前記第一フィ
    ールドの生の画像データと同じ記憶領域に上書きして記
    憶することを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の撮像装置において、 前記記憶手段は、前記処理後の1フレームの画像データ
    の量が前記第一フィールドの生の画像データの量と異な
    る場合に、この両者の画像データのうちの、データ量が
    より小である画像データを、一定間隔ごとにアドレスを
    飛ばしてストライプ状に配置して、前記処理後の1フレ
    ームの画像データを前記一フィールドの生の画像データ
    と同じ記憶領域に上書きして記憶することを特徴とする
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の撮像装置において、 前記一定間隔が画像データの一水平走査区間の整数倍で
    あることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 入力した映像をデジタル化して得られる
    生の画像データを出力する撮像手段と、 前記生の画像データに対して所定の処理を行い、処理後
    の画像データを生成する画像処理手段と、 前記処理後の画像データを圧縮して圧縮後の画像データ
    を生成する画像圧縮手段と、 前記生の画像データ、前記処理後の画像データ、及び圧
    縮後の画像データを記憶する記憶手段とを備え、 前記画像処理手段と前記画像圧縮手段とは並列に動作
    し、 前期撮像手段と画像処理手段と画像圧縮手段との間のデ
    ータ転送は前記記憶手段を介して同時に並行して行い、 前記記憶手段は、前記生の画像データと前記処理後の画
    像データとを、前記生の画像データ及び前記処理後の画
    像データよりも小さい記憶領域に、繰り返し交互に上書
    きをしながら記憶していくことを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の撮像装置において、 前記記憶手段は、前記処理後の画像データの量が前記生
    の画像データの量と異なる場合に、この両者の画像デー
    タのうちの、データ量がより小である画像データを、一
    定間隔ごとにアドレスを飛ばしてストライプ状に配置す
    ることにより、前記処理後の画像データの書き込みアド
    レスの時間当りの変化量と、前記生の画像データの書き
    込みアドレスの時間当りの変化量とが同じになるよう調
    整して、記憶することを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の撮像装置において、 前記一定間隔が画像データの一水平走査区間の整数倍で
    あることを特徴とする撮像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008543171A (ja) * 2005-05-24 2008-11-27 ゾラン・コーポレーション 引き続く画像取得の間の遅延を減らすデジタルスチルカメラ・アーキテクチャ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008543171A (ja) * 2005-05-24 2008-11-27 ゾラン・コーポレーション 引き続く画像取得の間の遅延を減らすデジタルスチルカメラ・アーキテクチャ
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KR101329517B1 (ko) 2005-05-24 2013-11-13 조란 코포레이션 후속 이미지 획득 간에 감소된 지연을 갖는 디지털 스틸 카메라 아키텍처

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