JP2002320049A

JP2002320049A - 仲介処理システム

Info

Publication number: JP2002320049A
Application number: JP2001121903A
Authority: JP
Inventors: Kazuhiko Okubo; 一彦大久保
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 2001-04-20
Filing date: 2001-04-20
Publication date: 2002-10-31

Abstract

(57)【要約】【課題】電話網のアクセス番号を利用し、簡単な構成
で販売者から顧客へのコンテンツの提供を仲介する仲介
処理システムを提供する。【解決手段】販売者側装置と仲介処理装置との間で販
売者側装置が提供するコンテンツに対応して電話網のア
クセス番号を決めて、該アクセス番号を顧客に流布して
おき、仲介処理装置３は販売者側装置２からコンテンツ
を取得し、該コンテンツをアクセス番号に対応してコン
テンツ登録手段３１に登録し、顧客端末１からのアクセ
ス番号による接続要求を電話網を介して受信すると、該
アクセス番号に対応するコンテンツをコンテンツ登録手
段３１から読み出し、インターネット７を介して顧客端
末１に配信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを介
して互いに接続された顧客端末、販売者側装置および仲
介処理装置を有し、仲介処理装置を介して販売者側装置
から顧客端末へのコンテンツの提供を仲介する仲介処理
システムに関し、更に詳しくは、販売者側装置から顧客
端末へのコンテンツの提供を仲介処理装置が仲介する際
に、販売者側装置と仲介処理装置との間で販売者側装置
が提供するコンテンツに対応して電話網のアクセス番号
を決めて、該アクセス番号を顧客に流布しておく仲介処
理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネットの普及に伴い、顧客は各
種商品やサービスをインターネットを介して販売者から
購入することが可能になっている。この場合、顧客はイ
ンターネットの検索エンジン、テレビのコマーシャル、
新聞や雑誌の広告などにより販売者が提供する各種商品
やサービスに関する情報や販売者のホームページのアド
レスを入手し、ホームページにアクセスし、より詳細な
情報を入手したり、更には各種商品やサービスについて
の購入契約を締結する。また、販売者は顧客からの各種
アクセス要求に応じて詳細な情報や商品などを配送す
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述したように顧客が
情報を入手する従来の方法は、顧客にとっては情報の入
手などの際の手続きが面倒であったり、また通信料がか
かるという問題がある。

【０００４】また、販売者にとっては、不特定多数の顧
客からの各種手続きを迅速に処理したり、今後の販売活
動のため顧客に関する情報を蓄積管理するための設備を
構築する必要があるという問題がある。

【０００５】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、電話網のアクセス番号を利用
し、簡単な構成で販売者から顧客へのコンテンツの提供
を仲介する仲介処理システムを提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の本発明は、ネットワークを介して互
いに接続された顧客端末、販売者側装置および仲介処理
装置を有し、仲介処理装置を介して販売者側装置から顧
客端末へのコンテンツの提供を仲介する際に、販売者側
装置と仲介処理装置との間で販売者側装置が提供するコ
ンテンツに対応して電話網のアクセス番号を決めて、該
アクセス番号を顧客に流布しておく仲介処理システムで
あって、前記仲介処理装置は、販売者側装置からコンテ
ンツを取得し、該コンテンツを前記アクセス番号に対応
して登録するコンテンツ登録手段と、顧客端末からの前
記アクセス番号による接続要求を電話網を介して受信
し、該アクセス番号に対応するコンテンツを前記コンテ
ンツ登録手段から読み出し、ネットワークを介して顧客
端末に配信する配信処理手段とを有することを要旨とす
る。

【０００７】請求項１記載の本発明にあっては、仲介処
理装置は販売者側装置からのコンテンツをアクセス番号
に対応してコンテンツ登録手段に登録しておき、顧客端
末からのアクセス番号による接続要求を電話網を介して
受信すると、該アクセス番号に対応するコンテンツをコ
ンテンツ登録手段から読み出し、ネットワークを介して
顧客端末に配信するため、顧客は従来のような面倒な手
続きなしに単に電話網のアクセス番号を用いて所望のコ
ンテンツを簡単に取得でき、また販売者はコンテンツ提
供の仲介を仲介処理装置に委託することでコンテンツ提
供に関する各種処理を行うための設備の構築が不要とな
り、経済的であるとともに、顧客獲得の効率化を図るこ
とができる。

【０００８】また、請求項２記載の本発明は、請求項１
記載の発明において、前記仲介処理装置が、顧客端末か
らの前記アクセス番号による接続要求を電話網を介して
受信した際、該受信で取得した顧客端末の電話番号に基
づき顧客の信用をチェックする信用チェック手段を更に
有することを要旨とする。

【０００９】請求項２記載の本発明にあっては、顧客端
末の電話番号に基づき顧客の信用をチェックするため、
顧客の信用チェックを簡単に行うことができる。

【００１０】更に、請求項３記載の本発明は、請求項１
記載の発明において、前記アクセス番号が、特殊電話サ
ービス機能の番号を含む特定の番号であることを要旨と
する。

【００１１】請求項３記載の本発明にあっては、アクセ
ス番号が特殊電話サービス機能の番号を含む特定の番号
であるため、例えばフリーダイヤルなどの特殊電話サー
ビス機能を利用することにより、顧客は通信料をかける
ことなくコンテンツを入手することができる。

【００１２】請求項４記載の本発明は、請求項１記載の
発明において、前記仲介処理装置が、顧客端末との通信
および販売者側装置との通信に関する通信履歴を収集す
る通信履歴収集手段と、この収集した通信履歴に基づい
て顧客および販売者に対する課金処理を行う課金処理手
段とを更に有することを要旨とする。

【００１３】請求項４記載の本発明にあっては、顧客端
末および販売者側装置との通信に関する通信履歴を収集
し、この通信履歴に基づいて顧客および販売者に対する
課金処理を行う。

【００１４】また、請求項５記載の本発明は、ネットワ
ークを介して互いに接続された顧客端末、販売者側装置
および仲介処理装置を有し、仲介処理装置を介して販売
者側装置から顧客端末へのコンテンツの提供を仲介する
際に、販売者側装置と仲介処理装置との間で販売者側装
置が提供するコンテンツに対応して電話網のアクセス番
号を決めて、該アクセス番号を顧客に流布しておく仲介
処理システムであって、前記仲介処理装置は、顧客端末
からの前記アクセス番号による接続要求を電話網を介し
て受信し、該アクセス番号に対応するコンテンツを有す
る販売者側装置に対して顧客の配信先情報およびアクセ
ス番号を含んだ配信要求をネットワークを介して通知す
る配信要求通知手段を有し、前記販売者側装置は、アク
セス番号に対応してコンテンツを登録するコンテンツ登
録手段と、前記仲介処理装置から前記配信要求を顧客の
配信先情報およびアクセス番号とともに受信すると、該
アクセス番号に対応するコンテンツを前記コンテンツ登
録手段から読み出し、このコンテンツを前記顧客の配信
先情報で特定される顧客端末にネットワークを介して配
信する配信処理手段とを有することを要旨とする。

【００１５】請求項５記載の本発明にあっては、仲介処
理装置は顧客端末からのアクセス番号による接続要求を
受信すると、アクセス番号に対応するコンテンツを有す
る販売者側装置に対して顧客の配信先情報およびアクセ
ス番号を含んだ配信要求を通知し、販売者側装置は配信
要求を顧客の配信先情報およびアクセス番号とともに受
信すると、アクセス番号に対応するコンテンツをコンテ
ンツ登録手段から読み出し、このコンテンツを顧客の配
信先情報で特定される顧客端末に配信するため、顧客は
従来のような面倒な手続きなしに単に電話網のアクセス
番号を用いて所望のコンテンツを簡単に取得でき、また
販売者はコンテンツ提供の仲介を仲介処理装置に委託す
ることでコンテンツ提供に関する各種処理を行うための
設備の構築が不要となり、経済的であるとともに、顧客
獲得の効率化を図ることができる。更に、コンテンツの
蓄積および配信を販売者側装置で仲介処理装置から分離
して行うことにより、仲介処理装置の負荷を軽減するこ
とができる。

【００１６】更に、請求項６記載の本発明は、請求項５
記載の発明において、前記仲介処理装置が、顧客端末か
らの前記アクセス番号による接続要求を電話網を介して
受信した際、該受信で取得した顧客端末の電話番号に基
づき顧客の信用をチェックする信用チェック手段を更に
有することを要旨とする。

【００１７】請求項６記載の本発明にあっては、顧客端
末の電話番号に基づき顧客の信用をチェックするため、
顧客の信用チェックを簡単に行うことができる。

【００１８】請求項７記載の本発明は、請求項５記載の
発明において、前記アクセス番号が、特殊電話サービス
機能の番号を含む特定の番号であることを要旨とする。

【００１９】請求項７記載の本発明にあっては、アクセ
ス番号が特殊電話サービス機能の番号を含む特定の番号
であるため、例えばフリーダイヤルなどの特殊電話サー
ビス機能を利用することにより、顧客は通信料をかける
ことなくコンテンツを入手することができる。

【００２０】また、請求項８記載の本発明は、請求項５
記載の発明において、前記仲介処理装置が、顧客端末と
の通信および販売者側装置との通信に関する通信履歴を
収集する通信履歴収集手段と、この収集した通信履歴に
基づいて顧客および販売者に対する課金処理を行う課金
処理手段とを更に有することを要旨とする。

【００２１】請求項８記載の本発明にあっては、顧客端
末および販売者側装置との通信に関する通信履歴を収集
し、この通信履歴に基づいて顧客および販売者に対する
課金処理を行う。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る
仲介処理システムの構成を示すブロック図である。同図
に示す仲介処理システムは、電話網などの電話接続機能
を少なくとも有し、インターネットへの接続機能や放送
局から放映されるテレビ番組を受信するテレビジョン受
信機の機能も有し、電話網６およびインターネット７の
両方に接続され、顧客によって操作される顧客端末１、
電話網６およびインターネット７に接続され、販売者に
よって操作される販売者側装置２、および電話網６およ
びインターネット７の両方に接続され、顧客端末１と販
売者側装置２との間でコンテンツ提供の仲介や課金処理
などを行う仲介処理装置３から構成されている。なお、
顧客端末１は、電話接続機能、インターネットへの接続
機能、テレビジョン受信機機能とを電話機、パソコン、
テレビなどのような別々の端末で構成されてもよいし、
または１つの端末で構成されてもよいものである。

【００２３】仲介処理装置３は、販売者が提供するコン
テンツを登録するコンテンツ登録手段３１と、顧客の信
用チェックを行う信用チェック手段３２と、顧客からの
要求により顧客にコンテンツを配信する配信処理手段３
３と、顧客端末１や販売者側装置２との間の通信の履歴
を収集する通信履歴収集手段３４と、この通信履歴収集
手段３４で収集した通信履歴に基づいて顧客や販売者に
課金を行う課金処理手段３５と、コンテンツの顧客への
配信先に関する情報である配信先情報、顧客の信用デー
タ等の顧客に関するデータが顧客の電話番号毎に蓄積さ
れている顧客データベース３６とから構成されている。

【００２４】次に、図２に示すシーケンス図を参照し
て、図１に示す仲介処理システムの作用について説明す
る。

【００２５】まず、本システムでは、販売者と仲介処理
装置３の運用者は、予め、販売者が顧客の要求に応じて
提供するコンテンツに対応するアクセス番号を取り決め
る（ステップＳ１０）。具体的には、販売者側装置２と
仲介処理装置３の間で、インターネット７を介して自動
的に決定してもよいし、電話による通話により決定して
もよい。アクセス番号としては、電話網６を介して仲介
処理装置３にアクセスするための番号であり、顧客の通
信料が無料になるフリーダイヤルや料金徴収の代行を行
うダイヤルＱ２等の既存の電話サービス機能を利用可能
な特定な電話番号を用いることができる。このように、
既存の電話サービス機能を利用することにより、新たな
設備を構築することなく、顧客は、通信料の支払いなし
にコンテンツの要求を行うことができ、また販売者は、
料金の代行徴収などを仲介処理装置３の運用者に委託す
ることが可能となる。

【００２６】販売者はアクセス番号に対応するコンテン
ツを仲介処理装置３に登録する（ステップＳ２０）。登
録方法としては、販売者側装置２からインターネットを
介して仲介処理装置３にコンテンツを配信する方法、記
憶媒体にコンテンツを格納して仲介処理装置３に提供す
る方法等があり、いずれの方法を用いてもよい。

【００２７】仲介処理装置３のコンテンツ登録手段３１
は、販売者から提供されたコンテンツをアクセス番号に
対応付けて登録する（ステップＳ３０）。

【００２８】また、販売者と仲介処理装置の運用者のい
ずれかは、取り決めたアクセス番号を顧客に周知するた
め、放送局４にテレビ番組中にアクセス番号を埋め込ん
で放送するように依頼する。販売者が多数になる場合
は、放送局に対しては、仲介処理装置３の運用者が一括
してアクセス番号の埋め込みを依頼するのが効率的であ
る。放送局４は依頼されたアクセス番号をテレビ番組中
に埋め込み、放送する（ステップＳ４０）。

【００２９】顧客端末１は、テレビジョン受信機機能に
よりテレビ番組を受信し、テレビ画面に表示する。顧客
は、テレビ画面を見て、所望のコンテンツがあれば、表
示されているアクセス番号に電話網６を介して顧客端末
１からアクセスする。

【００３０】以上は、顧客へのアクセス番号の周知方法
として、テレビ放送に埋め込む方法を述べたが、新聞や
雑誌の広告にアクセス番号を掲載して顧客に周知しても
よく、要はコンテンツに対応してアクセス番号が顧客に
流布されればよいものである。

【００３１】コンテンツの提供を要求する顧客は、顧客
端末１の電話機能によりアクセス番号をダイヤルし、仲
介処理装置３に接続要求する（ステップＳ５０）。

【００３２】仲介処理装置３は、顧客からの接続要求が
あると、電話網６から通知される顧客の電話番号（発Ｉ
Ｄ）を受信する。仲介処理装置３の信用チェック手段３
２は、この受信した電話番号に基づき、顧客データベー
ス３６から顧客の信用データを読み出し、顧客が取引に
適しているかの信用チェックを行う（ステップＳ６
０）。信用データとしては、例えば、電話サービスに関
する顧客の電話料金の支払い状況等のデータの利用や、
銀行やクレジットカード会社等の金融機関等から入手し
た信用データの利用などが可能である。

【００３３】顧客の信用チェックは、顧客に単に情報提
供を行う場合には必ずしも必要ないが、有料情報の提供
等のように顧客の信用チェックが必要な場合には、販売
者の希望に応じて行うようにすればよい。

【００３４】次に、仲介処理装置３の配信処理手段３３
は、コンテンツ登録手段３１からアクセス番号に対応す
るコンテンツを読み出す。また、顧客の電話番号により
顧客データベース３６を検索し、顧客の配信先情報を読
み出す。顧客の配信先情報には、顧客端末１の電子メー
ルアドレス、電話番号、配信先がファクシミリの場合の
ＦＡＸ番号などが含まれる。顧客データベース３６への
顧客の配信先情報の設定方法としては、通常の電話サー
ビスの利用の際に取得した情報を用いる方法、顧客がア
クセス番号により仲介処理装置３にアクセスする際に、
顧客端末１と仲介処理装置３との間の通信により設定す
る方法等があり、いずれの方法によってもよい。

【００３５】配信処理手段３３は、顧客データベース３
６から読み出した顧客の配信先情報により、配信する端
末種別、配信するネットワーク、配信するデータ形式を
決定し、必要に応じてデータ形式の変換（例えばファク
シミリデータへの変換など）を行い、コンテンツ登録手
段３１により読み出したコンテンツを配信する（ステッ
プＳ７０）。コンテンツの配信に当たっては、顧客が要
求したコンテンツに販売者の広告情報を付加して配信す
るようにしてもよい。

【００３６】仲介処理装置３の通信履歴収集手段３４
は、上述した仲介処理装置３における顧客からの接続要
求から顧客へのコンテンツ配信に至るまでの通信履歴を
収集する。なお、各顧客の通信履歴情報は、インターネ
ット等を介して販売者側装置２に配信することにより、
販売者に提供可能となる。販売者は、各顧客の通信履歴
情報を、今後のビジネス展開の際の顧客獲得に利用する
ことができる。

【００３７】課金処理手段３５では、通信履歴収集手段
３４で収集した通信履歴に基づいて、販売者や顧客に対
して課金処理を行う（ステップＳ８０）。例えば、販売
者に対しては、仲介手数料に対する課金処理を、顧客に
対しては、販売者がダイヤルＱ２のような料金代行徴収
を利用している場合には、有料情報の利用に対する課金
処理を、それぞれ行う。

【００３８】以上のように、電話網に接続された仲介処
理装置では、既存の電話サービスで用いている電話番号
対応の顧客管理機構を利用することが可能であり、簡単
な機構で顧客に対して所望のコンテンツを提供すること
ができる。また、仲介処理装置に顧客の信用チェック機
能を設けることにより、簡単な機構で顧客の信用チェッ
クが可能になる。更に、顧客にとっては、フリーダイヤ
ル等の電話サービス機能を利用することにより通信料が
かからずコンテンツの入手が可能になり、販売者にとっ
ては、仲介処理装置の運用者にコンテンツの提供の仲
介、顧客の通信履歴、顧客の信用チェックを委託するこ
とで、そのためのシステム構築が不要となり、顧客獲得
の効率化が図れる。

【００３９】次に、図３を参照して、本発明の他の実施
形態に係る仲介処理システムについて説明する。図３に
示す仲介処理システムは、図１に示した実施形態の仲介
処理システムにおいて仲介処理装置３からコンテンツ配
信機能を削除し、このコンテンツ配信機能を販売者側装
置に設けるようにしたものであり、そのため図１の仲介
処理装置３の代わりにコンテンツ配信機能のない仲介処
理装置４０とコンテンツ配信機能を有する販売者側装置
２０を有するように構成されている点が異なるものであ
る。

【００４０】販売者側装置２０は、販売者が提供するコ
ンテンツを登録するコンテンツ登録手段２１（図１の仲
介処理装置３のコンテンツ登録手段３１に相当）と、仲
介処理装置４０からのコンテンツの顧客への配信要求を
受信する配信要求通知受信手段２２と、登録したコンテ
ンツを顧客に配信する配信処理手段２３（図１の仲介処
理装置３の配信処理手段３３に相当）とから構成され
る。

【００４１】また、仲介処理装置４０は、アクセス番号
と該アクセス番号に対応するコンテンツが登録されてい
る販売者側装置２０のアドレス情報とを対応付けて登録
するアクセス番号登録手段４１と、顧客の信用をチェッ
クする信用チェック手段４２（図１の信用チェック手段
３２に相当）と、販売者に顧客へのコンテンツの配信を
要求する配信要求通知手段４３と、仲介処理装置４０が
行った顧客端末１や販売者側装置２０との通信の履歴を
収集する通信履歴収集手段４４（図１の通信履歴収集手
段３４に相当）と、通信履歴収集手段４４の通信履歴に
応じて顧客や販売者に対して課金処理を行う課金処理手
段４５（図１の課金処理手段３５に相当）と、コンテン
ツの顧客への配信先に関する情報である配信先情報、顧
客の信用データ等の顧客に関するデータが顧客の電話番
号毎に蓄積されている顧客データベース４６（図１の顧
客データベース３６に相当）とから構成されている。

【００４２】次に、図４に示すシーケンス図を参照し
て、図３に示す仲介処理システムの作用について説明す
る。

【００４３】まず、本システムでは、上述した場合と同
様に、販売者と仲介処理装置の運用者は、予め、販売者
が顧客の要求に応じて提供するコンテンツに対応するア
クセス番号を取り決める（ステップＳ１１０）。

【００４４】販売者側装置２０では、コンテンツ登録手
段２１により、コンテンツをアクセス番号と対応付けて
登録する（ステップＳ１２０）。また、仲介処理装置４
０では、アクセス番号登録手段４１により、アクセス番
号と、コンテンツが登録されている販売者側装置２０の
アドレス情報とを対応付けて登録する。

【００４５】販売者と仲介処理装置の運用者のいずれか
は、前記実施形態の場合と同様、放送局４に依頼して、
テレビ番組中にアクセス番号を埋め込んだり、新聞や雑
誌等の広告にアクセス番号を掲載したりして、アクセス
番号を顧客に周知する（ステップＳ１３０）。

【００４６】顧客は、テレビや新聞や雑誌などから、所
望のコンテンツに対応するアクセス番号を入手すると、
顧客端末１の電話機能によりアクセス番号をダイヤル
し、電話網６を介して仲介処理装置４０に接続要求する
（ステップＳ１４０）。

【００４７】仲介処理装置４０は、顧客からの接続要求
があると、電話網６から通知される顧客の電話番号（発
ＩＤ）を受信し、必要に応じて、信用チェック手段４２
により、顧客が取引に適しているかの信用チェックを行
う（ステップＳ１５０）。

【００４８】次に、仲介処理装置４０の配信要求通知手
段４３は、アクセス番号登録手段４１から、アクセス番
号に対応したコンテンツが登録されている販売者側装置
２０のアドレス情報を読み出し、適切なネットワークを
選定し、販売者側装置２０のアドレス情報宛にコンテン
ツの配信要求を通知する（ステップＳ１６０）。配信要
求通知時には、顧客データベース４６から読み出した顧
客の配信先情報と、アクセス番号を付加して通知する。

【００４９】販売者側装置２０の配信処理手段２３は、
配信要求通知受信手段２２により仲介処理装置４０から
受信したアクセス番号により、コンテンツ登録手段２１
から対応するコンテンツを読み出す。また、同時に受信
した顧客の配信先情報に基づいて、配信する端末種別、
配信するネットワーク、配信するデータ形式を決定し、
コンテンツ登録手段２１から読み出したコンテンツを必
要に応じてデータ形式に変換して顧客端末１に配信する
（ステップＳ１７０）。

【００５０】仲介処理装置４０では、通信履歴収集手段
４４により通信履歴を収集し、課金処理手段４５によ
り、通信履歴に基づいて課金処理を行う（ステップＳ１
８０）。

【００５１】以上のように、コンテンツの蓄積・顧客へ
の配信を販売者側装置で行うことにより、扱うコンテン
ツ量が多くなった場合には、仲介処理装置の負荷軽減を
図ることが可能となる。なお、この場合も、図１の実施
形態で述べたような、仲介処理装置の電話番号対応の顧
客管理機構を用いることにより同様の効果が得られる。

【００５２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
仲介処理装置は販売者側装置からのコンテンツをアクセ
ス番号に対応してコンテンツ登録手段に登録しておき、
顧客端末からのアクセス番号による接続要求を電話網を
介して受信すると、該アクセス番号に対応するコンテン
ツをコンテンツ登録手段から読み出し、ネットワークを
介して顧客端末に配信するので、顧客は従来のような面
倒な手続きなしに単に電話網のアクセス番号を用いて所
望のコンテンツを簡単に取得でき、また販売者はコンテ
ンツ提供の仲介を仲介処理装置に委託することでコンテ
ンツ提供に関する各種処理を行うための設備の構築が不
要となり、経済的であるとともに、顧客獲得の効率化を
図ることができる。

【００５３】また、本発明によれば、顧客端末の電話番
号に基づき顧客の信用をチェックするので、顧客の信用
チェックを簡単に行うことができる。

【００５４】更に、本発明によれば、アクセス番号が特
殊電話サービス機能の番号を含む特定の番号であるの
で、例えばフリーダイヤルなどの特殊電話サービス機能
を利用することにより、顧客は通信料をかけることなく
コンテンツを入手することができる。

【００５５】本発明によれば、仲介処理装置は顧客端末
からのアクセス番号による接続要求を受信すると、アク
セス番号に対応するコンテンツを有する販売者側装置に
対して顧客の配信先情報およびアクセス番号を含んだ配
信要求を通知し、販売者側装置は配信要求を顧客の配信
先情報およびアクセス番号とともに受信すると、アクセ
ス番号に対応するコンテンツをコンテンツ登録手段から
読み出し、このコンテンツを顧客の配信先情報で特定さ
れる顧客端末に配信するので、顧客は従来のような面倒
な手続きなしに単に電話網のアクセス番号を用いて所望
のコンテンツを簡単に取得でき、また販売者はコンテン
ツ提供の仲介を仲介処理装置に委託することでコンテン
ツ提供に関する各種処理を行うための設備の構築が不要
となり、経済的であるとともに、顧客獲得の効率化を図
ることができる。更に、コンテンツの蓄積および配信を
販売者側装置で仲介処理装置から分離して行うことによ
り、仲介処理装置の負荷を軽減することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る仲介処理システムの
構成を示すブロック図である。

【図２】図１に示す仲介処理システムの作用を示すシー
ケンス図である。

【図３】本発明の他の実施形態に係る仲介処理システム
の構成を示すブロック図である。

【図４】図３に示す仲介処理システムの作用を示すシー
ケンス図である。

【符号の説明】

１顧客端末２，２０販売者側装置３，４０仲介処理装置６電話網７インターネット２１，３１コンテンツ登録手段２３，３３配信処理手段３２，４２信用チェック手段３４，４４通信履歴収集手段３５，４５課金処理手段３６顧客データベース４１アクセス番号登録手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ネットワークを介して互いに接続された
顧客端末、販売者側装置および仲介処理装置を有し、仲
介処理装置を介して販売者側装置から顧客端末へのコン
テンツの提供を仲介する際に、販売者側装置と仲介処理
装置との間で販売者側装置が提供するコンテンツに対応
して電話網のアクセス番号を決めて、該アクセス番号を
顧客に流布しておく仲介処理システムであって、前記仲介処理装置は、販売者側装置からコンテンツを取得し、該コンテンツを
前記アクセス番号に対応して登録するコンテンツ登録手
段と、顧客端末からの前記アクセス番号による接続要求を電話
網を介して受信し、該アクセス番号に対応するコンテン
ツを前記コンテンツ登録手段から読み出し、ネットワー
クを介して顧客端末に配信する配信処理手段とを有する
ことを特徴とする仲介処理システム。
【請求項２】前記仲介処理装置は、顧客端末からの前
記アクセス番号による接続要求を電話網を介して受信し
た際、該受信で取得した顧客端末の電話番号に基づき顧
客の信用をチェックする信用チェック手段を更に有する
ことを特徴とする請求項１記載の仲介処理システム。
【請求項３】前記アクセス番号は、特殊電話サービス
機能の番号を含む特定の番号であることを特徴とする請
求項１記載の仲介処理システム。
【請求項４】前記仲介処理装置は、顧客端末との通信
および販売者側装置との通信に関する通信履歴を収集す
る通信履歴収集手段と、この収集した通信履歴に基づい
て顧客および販売者に対する課金処理を行う課金処理手
段とを更に有することを特徴とする請求項１記載の仲介
処理システム。
【請求項５】ネットワークを介して互いに接続された
顧客端末、販売者側装置および仲介処理装置を有し、仲
介処理装置を介して販売者側装置から顧客端末へのコン
テンツの提供を仲介する際に、販売者側装置と仲介処理
装置との間で販売者側装置が提供するコンテンツに対応
して電話網のアクセス番号を決めて、該アクセス番号を顧客に流布しておく仲介処理システム
であって、前記仲介処理装置は、顧客端末からの前記アクセス番号による接続要求を電話
網を介して受信し、該アクセス番号に対応するコンテン
ツを有する販売者側装置に対して顧客の配信先情報およ
びアクセス番号を含んだ配信要求をネットワークを介し
て通知する配信要求通知手段を有し、前記販売者側装置は、アクセス番号に対応してコンテンツを登録するコンテン
ツ登録手段と、前記仲介処理装置から前記配信要求を顧客の配信先情報
およびアクセス番号とともに受信すると、該アクセス番
号に対応するコンテンツを前記コンテンツ登録手段から
読み出し、このコンテンツを前記顧客の配信先情報で特
定される顧客端末にネットワークを介して配信する配信
処理手段とを有することを特徴とする仲介処理システ
ム。
【請求項６】前記仲介処理装置は、顧客端末からの前
記アクセス番号による接続要求を電話網を介して受信し
た際、該受信で取得した顧客端末の電話番号に基づき顧
客の信用をチェックする信用チェック手段を更に有する
ことを特徴とする請求項５記載の仲介処理システム。
【請求項７】前記アクセス番号は、特殊電話サービス
機能の番号を含む特定の番号であることを特徴とする請
求項５記載の仲介処理システム。
【請求項８】前記仲介処理装置は、顧客端末との通信
および販売者側装置との通信に関する通信履歴を収集す
る通信履歴収集手段と、この収集した通信履歴に基づい
て顧客および販売者に対する課金処理を行う課金処理手
段とを更に有することを特徴とする請求項５記載の仲介
処理システム。