JP2002319424A - 燃料電池のセル電圧測定用接続端子部材 - Google Patents

燃料電池のセル電圧測定用接続端子部材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池の多数の金属薄板製セパレータの電
圧測定用の突起状端子と電圧測定装置の電圧取得用端子
とを一回の操作で確実に接続し得る端子部材を提供す
る。 【解決手段】 燃料電池のセパレータの外周に設けられ
た電圧測定用の突起状端子121と、燃料電池に取り付け
られた電圧測定装置10の電圧取得用端子123とを接続す
るための一体的な端子部材は、(a) 実質的にコの字状の
断面を有し、セパレータの突起状端子121と挟み込むよ
うにして接続する先端部11と、(b) 先端部11に連結した
幅の狭い帯部からなる弾性支持部12と、(c) 弾性支持部
12に連結するとともに実質的にコの字状の断面を有し、
電圧取得用端子123と挟み込むようにして接続する支点
部13とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池のセパレー
タの外周突起状端子と電圧測定装置の電圧取得用端子と
を接続する端子部材に関し、特にセパレータの積層方向
位置のバラツキを吸収してセパレータの外周突起状端子
と電圧測定装置の電圧取得用端子とを確実に接続し得る
端子部材に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】燃料電
池は、図21に示すように、電解質膜111の両面に電極112
が形成された構造の電解質膜−電極接合体101と、その
両側に配置された一対のセパレータ121とからなるセル
が複数積層してなる構造を有し、各セパレータ121には
電解質膜−電極接合体101に対向する一方の面に水素ガ
ス用の流通溝が設けられているとともに、他方の面に空
気用の流通溝が設けられており、またその外周にはセル
電圧を取り出すための端子として作用する突起状端子12
2が設けられている。
【0003】燃料電池を構成する各セルが正常な状態に
あるか否かを判定するために、各セルの電圧を測定する
ことが行なわれている。従来各セルの電圧測定には、セ
パレータの電圧測定用端子と電圧測定装置(通常燃料電
池に取り付けられている)の電圧取得端子とを両側にコ
ネクタを有するハーネス(ケーブル)で接続していた。
しかしながら、燃料電池は数十から数百のセルが積層さ
れた構造を有するので、各電圧測定端子及び電圧取得用
端子にコネクタを取り付けるのに大変な手間がかかるだ
けでなく、端子からコネクタがはずれたり、接続ミスを
犯したりする恐れもあった。その上、車載用の燃料電池
では振動がかかるので、振動によりコネクタがはずれた
り、複雑に絡み合うという問題もあった。
【0004】そのため、両側にコネクタを有するハーネ
スを使用せずに、多数のセパレータの電圧測定用端子と
電圧測定装置の電圧取得用端子とを一度に接続すること
が望まれている。しかしながら、燃料電池は多数のセル
を積層した構造を有するために、波形加工した金属薄板
からなる各セパレータの突起状端子の積層方向位置には
どうしてもバラツキがあり、自動作業に必要な位置精度
が十分にでない。さらに燃料電池は停止時と運転時とで
温度差があるので、熱膨張によりセパレータの積層方向
位置は変化するが、剛直な接続方式であると、熱膨張に
追随できず、接続不良が起こったり、電圧測定用端子に
余分な応力が加わる恐れがある。
【0005】従って本発明の目的は、燃料電池の多数の
金属薄板製セパレータの電圧測定用の突起状端子と電圧
測定装置の電圧取得用端子とを一回の操作で確実に接続
し得るとともに、セパレータの積層方向位置のバラツキ
や変位があっても、それらを吸収して簡単に位置決めし
得る端子部材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の端子
部材は、燃料電池のセパレータの外周に設けられた電圧
測定用の突起状端子と、電圧測定装置の電圧取得用端子
とを接続するための一体的な端子部材であって、(a) 前
記セパレータの突起状端子と接続する先端部と、(b) 前
記先端部に連結した幅の狭い帯部からなる弾性支持部
と、(c) 前記弾性支持部に連結し、前記電圧取得用端子
と接続する支点部とからなることを特徴とする。このよ
うに弾性支持部を介して先端部と支点部とが接合した構
造を有するので、本発明の端子部材は、燃料電池の多数
の金属薄板製セパレータの電圧測定用の突起状端子と電
圧測定装置の電圧取得用端子とを一回の操作で確実に接
続し得るとともに、セパレータの積層方向位置のバラツ
キや変位があっても、それらを吸収して簡単に位置決め
し得る。また多数のセルの電圧測定端子と電圧取得用端
子とをハーネスなしに取り付けることができるので、接
続の手間が著しく省ける。
【0007】本発明の端子部材は実質的にコの字状の断
面を有し、前記先端部は前記セパレータの突起状端子と
挟み込むようにして接続し、前記支点部は前記電圧取得
用端子と挟み込むようにして接続するのが好ましい。こ
の構造により、セパレータの突起状端子との接続及び電
圧測定装置の電圧取得用端子との接続を一回の操作で確
実に行なうことができる。またこの構造の端子部材は、
一体的な金属薄板を先端部、弾性支持部及び支点部を有
する形状にパンチ加工した後、折り曲げることにより形
成することができるので、一枚の金属薄板のパンチ加工
により簡単に作製することができるという利点がある。
また先端部のみならず支点部も断面コの字状で開口して
いるので、セパレータの突起状端子との接触圧力が小さ
い。そのため、端子数が多い場合に接続が容易になる。
【0008】弾性支持部は複数の湾曲した帯部からなる
のが好ましい。湾曲した帯部はいかなる方向の変形も吸
収し得る柔軟性を有するとともに十分な弾性を有し、か
つ一枚の金属薄板からパンチにより先端部及び支点部と
一体的に形成するのが容易である。
【0009】端子部材の支点部は支点となる位置に開口
部を有するのが好ましい。この開口部を電圧測定装置の
電圧取得用端子の開口部と整合させ、両開口部にプラス
チック棒等の絶縁性シャフトを貫通させると、端子部材
が回動するときの支点となるだけでなく、精確な位置決
めも可能となる。
【0010】支点部の開口部は電圧測定装置の電圧取得
用端子の開口部とハト目により接合するのが好ましい。
これにより、開口部を支点として端子部材を回転すると
きに端子部材が端子から脱着したり、位置ずれを起こし
たりすることがなくなる。さらにこの開口部構造によ
り、支点部の省スペース化を達成するとともに、電気的
接触を確実に維持することができるという利点もある。
また先端部及び支点部の開放端は僅かに拡開しているの
が好ましい。この構造により、電圧測定用端子及び電圧
取得用端子を端子部材に挿入するのが容易になる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の端子部材は、(a) セパレ
ータの突起状端子と接続する先端部と、(b)先端部に連
結した幅の狭い帯部からなる弾性支持部と、(c) 弾性支
持部に連結し、電圧取得用端子と接続する支点部とから
なる。
【0012】図1〜4に示す好ましい一実施例では、端
子部材1は一端で接合した一対の同じ形状の金属薄板片
からなり、各金属薄板片1a,1aは先端部11、弾性支持
部12及び支点部13に相当する形状を有する。この端子部
材1は1枚の金属薄板をパンチ加工することにより、図
2に示すように一対の端子部材が端部で接合した形状の
金属薄板片を作製する。金属薄板片1a,1aを中央部1
bで折り曲げることにより、本発明の端子部材1を形成
することができる。
【0013】金属薄板片1a,1aを折り曲げる際、中央
部1bが半円状になるようにし、かつ一対の金属薄板片
1a,1aの間に僅かな隙間を設けると、図4に示すよう
に端子部材1の断面が実質的にコの字状となる。実質的
にコの字状の断面形状により、先端部11の間隙にセパレ
ータの電圧測定用端子121を挿入するとともに、支点部1
3の間隙に電圧測定装置の電圧取得用端子123を挿入する
ためである。参考のために、図1に電圧測定用端子121
及び電圧取得用端子123を部分的に示してある。端子の
挿入を容易にするために、図4に示すように、端子部材
1の先端部11及び支点部13の開放端は僅かに拡開してい
るのが好ましい。この拡開形状により、電圧測定用端子
121及び電圧取得用端子123を端子部材1に挿入するのが
容易になる。
【0014】この実施例では、弾性支持部12は一対の外
側に湾曲した幅の狭い帯部12a,12aからなる。各帯部12
a,12aは幅が狭いのみならず湾曲しているので、積層し
た多数のセパレータに接合する場合、セパレータの積層
方向のみならず積層方向に直交する二方向における変位
に対しても、容易に変形することにより追随することが
できる。特に多数のセパレータを積層してなる燃料電池
の場合には、積層方向の変位や位置ずれは避けがたいの
で、積層方向に容易に変形し得る弾性支持部12を有する
ことにより、本発明の端子部材1はセパレータの電圧測
定用端子121と電圧測定装置の電圧取得用端子123との接
続を常に確実に確保することができる。
【0015】図2及び図3に示すように、支点部13は支
点となる位置に開口部15を有する。この開口部15は電圧
測定装置の電圧取得用端子123の開口部と整合され、ハ
ト目18によりしっかり接合される。図3(b) に示すよう
に、ハト目18は支点部13の開口部15に挿入する筒部18a
と、筒部18aを固定するためのフランジ部18bとからな
る。ハト目18の筒部18aを開口部15に挿入した後、筒部1
8aの先端部を工具により圧開すると、筒部18aの両端に
フランジ部18b,18bができ、それによりハト目18は開
口部15にしっかり固定される。
【0016】端子部材1が回動するときの支点とするた
めに、ハト目18の開口部に絶縁性シャフト16を貫通させ
ても良い。セパレータの電圧測定用端子121及び電圧測
定装置の電圧取得用端子123に対して端子部材1を正確
に位置決めすることができる。なお絶縁性シャフト16と
してはプラスチック棒等を使用することができる。
【0017】図5は、燃料電池全体における端子部材1
の位置を説明するためのもので、具体的には本発明の端
子部材1がセパレータ(図示せず)の電圧測定用端子
(突起状端子)121及び電圧測定装置10の電圧取得用端
子123に接続された状態を示す。1つの燃料電池の左右
上端部には多数のセパレータの電圧測定用突起状端子12
1があり、各側面毎に多数の突起状端子121は複数のグル
ープに分けられ、各グループの突起状端子121に接続さ
れた端子部材1は纏めて1つのケーシング130に収納さ
れる。
【0018】図6はセパレータの電圧測定用端子121及
び電圧測定装置の電圧取得用端子123に接続された端子
部材1及びケーシング130の関係を詳細に示す。ケーシ
ング130はそれぞれプラスチック製の上部ケーシング131
及び下部ケーシング132からなり、上部ケーシング131は
電圧測定装置10の電圧取得用端子123に接続された端子
部材1の支点部13を支持し、下部ケーシング132はセパ
レータの電圧測定用端子121に接続された端子部材1の
先端部11を支持している。
【0019】図7はケーシング130の側面図であり、図
8は上部ケーシング131の側面図である。また図9は上
部ケーシング132の平面図であり、図10は上部ケーシン
グ132の背面図である。図8〜10から明らかなように、
上部ケーシング131は、一体的に形成された本体部141
と、本体部141の前部に一体的に形成され、複数の幅の
狭いスリット143を有するくし部142と、本体部141の後
部に一体的に形成された突条部144とからなる。突条部1
44はケーシング130を回転させるときにハンドルとして
機能する。くし部142には長手方向の貫通孔146が設けら
れている。また本体部141には底面に開口するネジ穴148
が設けられている。
【0020】図11は下部ケーシング132の側面図であ
り、図12は平面図であり、図13は底面図であり、図14は
背面図である。下部ケーシング132は、一体的に形成さ
れた本体部151と、本体部151の前部に一体的に形成さ
れ、複数の幅の狭いスリット153を有するくし部152とか
らなる。本体部151には上部ケーシング131のネジ穴148
に対応する位置に断面小判状の穴156が設けられてお
り、その穴156の底面における開口部にはネジ頭部を受
承する凹部158が形成されている。くし部152は上部ケー
シング131のくし部142と対応する位置に設けられてい
る。また各くし部142,152のスリット143,153は精確に
整列しなければならない。そのため断面小判状の穴156
により、上部ケーシング131に対する下部ケーシング132
の固定位置を横方向に調節自在とする。
【0021】図7に示すように、上部ケーシング131と下
部ケーシング132とをネジで螺合すると、両者のくし部1
42,152は同じ側に位置し、それぞれのスリット143,15
3は整列する。その状態を上から見ると図15の平面図に
示す通りであり、下から見ると図16の底面図に示す通り
である。
【0022】図17はケーシング130を用いて多数の端子
部材1をセパレータの電圧測定用端子121及び電圧測定
装置の電圧取得用端子123に一度に接続する方法を示
す。まず図17(a) に示すように、個々の端子部材1をケ
ーシング130のスリットに挿入した状態で、上部ケーシ
ング131のくし部143を電圧取得用端子123の列と係合さ
せ、各端子部材1の支点部13の断面コの字状間隙内に各
電圧取得用端子123を挿入する。支点部13の開口部15と
電圧取得用端子123の開口部125とを正確に整合させた
後、積層方向に連なる全ての開口部15,125を貫通する
ように絶縁性シャフト16を開口部15,125に挿入し、端
子部材1を保持するケーシング130がシャフト16を軸に
して回転自在とする。
【0023】次に図17(b) に示すように、端子部材1を
保持するケーシング130をシャフト16を軸にして回転さ
せ、下部ケーシング132のくし部152をセパレータの電圧
測定用端子121と係合させ、各端子部材1の先端部11の
断面コの字状間隙内に各電圧測定用端子121を挿入す
る。図17(c) は各端子部材1の先端部11の断面コの字状
間隙内に各セパレータの電圧測定用端子121を完全に挿
入した状態を示す。
【0024】図6から明らかなように、各端子部材1の
先端部11はセパレータの電圧測定用端子121を挟み込
み、また支点部13は電圧測定装置の電圧取得用端子123
を挟み込み、もって各電圧測定用端子121と各田電圧取
得用端子123とを接続する。このとき支点部13の開口部1
5は上部ケーシング131のくし部142の開口部146と整合
し、両者に絶縁性シャフト16が貫通するので、ケーシン
グ130のくし部142,152のスリット内に挿入された端子
部材1は精確に位置決めされた状態で回転し、その先端
部13がセパレータの電圧測定用端子121と確実に接続す
る。
【0025】端子部材1がケーシング130を利用して全
てのセパレータの電圧測定用端子121及び全ての電圧測
定装置の電圧取得用端子123に接続した状態では、ケー
シング130のくし部142,152の各くし片は隣接する端子
部材1を絶縁するセパレータの役割をしている。このた
め、端子部材1同士が接触して検知電圧に誤差がでるこ
とはない。
【0026】図18は本発明の端子部材1の変更例を幾つ
か示す。いずれの端子部材1もほぼ同じ形状の先端部11
及び支点部13を有するが、弾性支持部12の形状が異な
る。(a) の例では、弾性支持部12は複数の縦長の狭い帯
部からなる。また(b) 〜 (d)の例では、いずれの弾性支
持部12も一対の湾曲した幅の狭い帯部からなる。帯部が
湾曲している方が、図面で上下左右方向の変位や位置ず
れ(特に積層方向の変位や位置ずれ)に対して追随が容
易であるので好ましい。
【0027】図19はセパレータの突起状電圧測定用端子
121の種々の断面形状を示す。(a)の例では、端子部材1
の先端部11の間隙に先に進入する側の突起状端子121の
縁部は鋭利になっている。(b) の例では、端子部材1の
先端部11の間隙に先に進入する側の突起状端子121の縁
部は折り曲げた金属片121aの丸みを帯びた形状を有す
る。この例では突起状端子121の金属片121a を折り曲げ
るだけで良いので、加工が簡単である。また(c) の例で
は、端子部材1の先端部11の間隙に先に進入する側の突
起状端子121の縁部は面取り加工により丸みを帯びた形
状(例えば丸く面取りした形状)を有する。これらの形
状により、断面コの字状の端子部材1の間隙に突起状端
子121が進入するのが確実・容易になる。
【0028】図20は本発明の別の端子部材をセパレータ
の電圧測定用端子及び電圧測定装置の電圧取得用端子に
接続する様子の詳細を示す。この例では、電圧測定装置
の電圧取得用端子123は端子部材1の支点として作用す
る突起部123aと別体になっている。そのため、端子部材
1の支点部13は突起部123aと電圧取得用端子123の両方
をカバーする長さを有する。それ以外の点では図20の端
子部材1は図1の端子部材と同じである。
【0029】この端子部材1によりセパレータの電圧測
定用端子及び電圧測定装置の電圧取得用端子を接続する
には、まず図20(a) に示すように端子部材1の開口部15
と突起部123aの開口部とを整合させる。次いで端子部材
1を回動し、端子部材1の支点部13の下方部が電圧取得
用端子123を挟み、さらに先端部11が電圧測定用突起状
端子121を挟み込む。
【0030】
【発明の効果】本発明の端子部材は、各端子を挟み込よ
うに断面コの字状となった先端部及び支点部が弾性支持
部により一体的に連結した形状を有するので、積層され
た多数のセパレータの電圧測定用端子と電圧測定装置の
電圧取得用端子との間に、板厚のバラツキ等により積層
方向の位置ずれがあっても、位置合わせを簡単に行なう
ことができる。また燃料電池の振動や発熱による熱膨張
等があっても大きな変位を確実に吸収することができる
ので、接続不良が起こったり、電圧測定用端子に余分な
応力が加わったりする恐れがなく、信頼性の高い燃料電
池とすることができる。このような特徴は、高出力とす
るために数十〜数百ものセパレータを有する燃料電池で
は特に重要である。
【0031】また断面コの字状になっている本発明の端
子部材は、くし部を有するケーシングに装着した状態で
電圧測定装置の電圧取得用端子に挟み込むようにして接
続し、ついでそこを支点として回転させることによりセ
パレータの電圧測定用端子に挟み込むようにして接続す
ることができるので、一回の操作で多数の端子部材を接
続することができるという利点を有する。これにより、
従来のように個々の端子をコネクタ付きケーブルにより
接続するという手間が省け、取り扱い性に優れた燃料電
池とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい一実施例による端子部材を
示す正面図である。
【図2】 図1の端子部材を折り目で展開した状態を示
す展開図である。
【図3】 図1の端子部材の断面を示し、(a) は図1の
A−A'断面図であり、(b) は端子部材に取り付けるハ
ト目の概略図である。
【図4】 図1のB−B'断面図である。
【図5】 本発明の端子部材をケーシングとともにセパ
レータの電圧測定用端子及び電圧測定装置の電圧取得用
端子に接続した状態を示す斜視図である。
【図6】 本発明の端子部材をケーシングとともにセパ
レータの電圧測定用端子及び電圧測定装置の電圧取得用
端子に接続した状態の詳細を示す部分拡大図であり、
(a) は接続した状態を示し、(b) はその分解した状態を
示す。
【図7】 本発明の端子部材を装着するケーシングを示
す側面図である。
【図8】 上部ケーシングを示す側面図である。
【図9】 上部ケーシングを示す平面図である。
【図10】 上部ケーシングを示す背面図である。
【図11】 下部ケーシングを示す側面図である。
【図12】 下部ケーシングを示す平面図である。
【図13】 下部ケーシングを示す底面図である。
【図14】 下部ケーシングを示す背面図である。
【図15】 上部ケーシングと下部ケーシングを螺着して
なるケーシングを示す平面図である。
【図16】 上部ケーシングと下部ケーシングを螺着して
なるケーシングを示す底面図である。
【図17】 ケーシングに装着した端子部材を電圧取得用
端子及び電圧測定用端子に接続する方法を示す概略図で
あって、(a) は端子部材をケーシングの上方くし部ごと
電圧取得用端子に接続した状態を示し、(b) は電圧取得
用端子に係合した支点部のシャフトを中心にして、ケー
シングに装着した端子部材を回転する状態を示し、(c)
はケーシングに装着した端子部材の回転を完了して、端
子部材をセパレータの下方くし部ごと電圧測定用端子に
接続させた状態を示す。
【図18】 本発明の端子部材の種々の変更例を示す正面
図である。
【図19】 本発明の端子部材が挟み込むセパレータの突
起状端子の種々の変更例を示す部分正面図及び断面図で
ある。
【図20】 本発明の別の端子部材をセパレータの電圧測
定用端子及び電圧測定装置の電圧取得用端子に接続する
様子の詳細を示す部分拡大図であり、(a) は接続する前
の状態を示し、(b) は接続した状態を示す。
【図21】 燃料電池を構成するセル構造を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・端子部材 1a・・・端子部材を一体的に構成する一対の金属薄板片
の一方 1b・・・折り目 10・・・電圧測定装置 11・・・先端部 12・・・弾性支持部 12a・・・幅の狭い帯部 13・・・支点部 15・・・開口部 16・・・絶縁性シャフト 18・・・ハト目 121・・・セパレータの電圧測定用端子 123・・・電圧測定装置の電圧取得用端子 123a・・・端子部材の支点として作用する突起部 130・・・ケーシング 131・・・上部ケーシング 132・・・下部ケーシング 141,151・・・本体部 142,152・・・くし部 143,153・・・スリット 144・・・突条部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月8日(2001.5.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池のセパレータの外周に設けられ
    た電圧測定用の突起状端子と、電圧測定装置の電圧取得
    用端子とを接続するための一体的な端子部材において、
    (a) 前記セパレータの突起状端子と接続する先端部と、
    (b) 前記先端部に連結した幅の狭い帯部からなる弾性支
    持部と、(c) 前記弾性支持部に連結し、前記電圧取得用
    端子と接続する支点部とからなることを特徴とする端子
    部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の端子部材において、実
    質的にコの字状の断面を有し、前記先端部は前記セパレ
    ータの突起状端子と挟み込むようにして接続し、前記支
    点部は前記電圧取得用端子と挟み込むようにして接続す
    ることを特徴とする端子部材。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の端子部材において、一
    体的な金属板を前記先端部、前記弾性支持部及び前記支
    点部を有する形状にパンチ加工した後折り曲げてなるこ
    とを特徴とする端子部材。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の端子部
    材において、前記弾性支持部は複数の湾曲した帯部から
    なることを特徴とする端子部材。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の端子部
    材において、前記支点部は支点となる位置に開口部を有
    することを特徴とする端子部材。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の端子部材において、前
    記支点部の開口部は前記電圧取得用端子の開口部とハト
    目により接合されることを特徴とする端子部材。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれかに記載の端子部
    材において、前記先端部及び前記支点部の開放端は僅か
    に拡開していることを特徴とする端子部材。
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