JP2002319094A - バス運行管理方法 - Google Patents

バス運行管理方法

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JP2002319094A
JP2002319094A JP2001120484A JP2001120484A JP2002319094A JP 2002319094 A JP2002319094 A JP 2002319094A JP 2001120484 A JP2001120484 A JP 2001120484A JP 2001120484 A JP2001120484 A JP 2001120484A JP 2002319094 A JP2002319094 A JP 2002319094A
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Satoshi Aoki
敏 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最新の交通状況を考慮した路線バスの正確な
運行管理方法を提供する。 【解決手段】 バス路線の標準の運行予測時間情報を、
前記路線の管理対象バス4の直前に走行したバスの実運
行時間情報に基づいて最新の運行予測時間情報に補正
し、バス4の位置情報と、最新の運行予測時間情報とに
基づき、バス4の運行を予測して管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、路線バスの運行管
理方法に関し、詳しくは、バスの運行状況の予測及びバ
ス利用者への運行案内の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、路線バスの運行管理は、バス路線
の運行計画にしたがって走行する各バスを管理対象バス
とし、これらのバスが到着した停留所それぞれから営業
所等の運行管理所に、無線又は有線で到着通知を送って
行われる。
【0003】このとき、運行管理所においては、例え
ば、到着通知の着信時刻と、予め登録されたその路線の
標準の運行予測時間情報とに基づき、つぎの停留所又は
この停留所を含む残りの各停留所までの運行予測時間を
求め、各停留所の到着予定時刻又は各停留所の到着待ち
時間を求めて運行状態を評価する。
【0004】また、バス利用者への運行案内は、従来、
各停留所において、何らかの手法でバスの接近,到着を
実際に検出して案内スタンドを点滅等したり、運行管理
所からの表示切換えの受信により、前記の標準の運行予
測時間情報に基づいて予め設定されたつぎのバスの到着
予定時刻又は到着待ち時間を表示等して行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のバス運行管
理方法の場合、過去の運行実績等に基づく標準の運行予
測時間情報のみから、その路線の各バス(管理対象バ
ス)の運行状況が予測されて管理される。
【0006】一方、路線の交通状況は種々の要因によっ
て時々刻々変化し、この時々刻々の交通状況の変化に伴
って各バスの待ち時間や所要時間が変動する。
【0007】そして、前記従来の標準の運行予測時間情
報のみに基づくバス運行管理では、路線の時々刻々変化
する実際の交通状況が運行予測に反映されないため、予
測と実際とのずれが生じ易く、各停留所の実際の到着時
間が標準の運行予測時間情報に基づいて予測された到着
時刻から大幅にずれたりし、バスの運行状況を正確に予
測して管理することができない問題点がある。
【0008】また、バス利用者への運行案内として、各
停留所に表示されるつぎのバスの到着予定時刻,到着待
ち時間も極めて不正確になる問題点もある。
【0009】さらに、従来はバスの乗客にはつぎの停留
所等の到着予定時刻等が案内されず、不便である。
【0010】本発明は、最新の交通状況を考慮して路線
バスの運行状況を正確に予測し、路線バスの正確な運行
管理が行え得るようにすることを課題とし、また、停留
所の待ち客及び車内の乗客に正確な到着予定時刻等の運
行案内が行えるようにすることも課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明のバス運行管理方法は、請求項1の場合、
バス路線の標準の運行予測時間情報を、路線の管理対象
バスの直前に走行したバスの実運行時間情報に基づいて
最新の運行予測時間情報に補正し、管理対象バスの位置
情報と、最新の運行予測時間情報とに基づき、管理対象
バスの運行を予測して管理する。
【0012】したがって、その路線の標準の運行予測時
間情報が、直前に走行したバスの実運行時間情報に基づ
き、直前の交通状況を考慮して最新の運行予測時間情報
に補正される。
【0013】そして、管理対象バスの位置情報と、最新
の運行予測時間情報とに基づき、そのバスの運行状況
が、従来の標準の運行予測時間情報のみを用いる場合よ
り正確に予測されて管理される。
【0014】また、請求項2の場合は、バス路線の標準
の運行予測時間情報を、直前に走行したバスの実運行時
間情報に基づいて最新の運行予測時間情報に補正する
際、渋滞情報,事故情報等の交通情報に基づき、最新の
混雑状況の重み付けを加味する。
【0015】したがって、標準の運行予測時間情報を最
新の運行予測時間情報に補正する際、直前に走行したバ
スの実運行時間情報だけでなく、路線の最新の混雑状況
をも考慮して補正が行われ、請求項1の場合より一層正
確に管理対象バスの運行状況が予測されて管理される。
【0016】つぎに、請求項3の場合は、バス路線の一
部又は全部の停留所に、最新の運行予測時間情報に基づ
く管理対象バスの到着予定時刻又は到着待ち時間を、運
行案内として報知する。
【0017】したがって、管理対象バスが到着するつぎ
の停留所等の一部又は全部の停留所の待ち客に、その到
着予定時刻又は到着待ち時間の運行案内が、極めて正確
に表示等されて提供される。
【0018】さらに、請求項4の場合は、最新の運行予
測時間情報に基づき、管理対象バスの車内に、一部又は
全部の停留所の到着予定時刻又は各停留所までの所要時
間を、運行案内として報知する。
【0019】したがって、従来は行われていなかった車
内の乗客への運行案内が行われ、その際、最新の運行予
測時間情報に基づいて、目的の停留所等の到着時刻又は
所要時間が正確に提供される。
【0020】さらに、請求項5の場合は、各種の情報を
収集する運行管理所により、バス路線の標準の運行予測
時間情報を最新の運行予測時間情報に補正し、管理対象
バスの運行を予測して管理する。
【0021】したがって、運行管理所に情報を集中し、
この管理所で請求項1又は請求項2の運行管理を実行し
て実現することができる。
【0022】また、請求項6の場合は、各種の情報を収
集する運行管理所により、最新の運行予測時間情報に基
づく一部又は全部の停留所の到着予定時刻,到着待ち時
間又は所要時間を運行案内として演算し、運行管理所か
ら各停留所又は管理対象バスに、演算結果の運行案内の
情報を送り、各停留所又は管理対象バスの車内の運行案
内の報知を行う。
【0023】したがって、運行管理所により、最新の運
行予測時間情報に基づき、管理対象バスについての各停
留所又は車内の運行案内の情報が正確に求められる。
【0024】そして、運行管理所から各停留所又は管理
対象バスに送られた運行案内の情報に基づき、各停留所
又は車内に、正確な到着予定時刻,到着待ち時間又は所
要時間が表示等され、運行管理所から停留所,管理対象
バスに情報を送って請求項3又は請求項4の運行管理を
実現することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1及び図2を参照して説明する。図1はバス路線の運行
管理システムを示し、営業所等の有人の運行管理所1
に、コンピュータ装置で構築された運行管理用の中央シ
ステム2が設けられ、このシステム2の運行制御によ
り、運行計画にしたがって道路3を路線バスが順次に走
行し、これらのバスがそれぞれ管理対象バス4を形成す
る。
【0026】そして、道路3に沿ってA,B,C,D停
留所(バス停)5a,5b,5c,5dが設置され、バ
ス4が停留所5a〜5dそれぞれに到達すると、停留所
5a〜5dの案内スタンド6に組込まれた検出・通信装
置(図示せず)により、例えばバス4から電磁波等で出
力されている個別の識別情報を読取り、この識別情報に
基づき、そのバス4の路線(系統)及び運行番号等を判
別し、バス4の位置情報として、「○○系統の××バス
がバス停△△に到着した」という到着通知の情報を運行
管理所1に無線又は有線で送信する。
【0027】また、この形態においては、路線の交通情
報の1つである渋滞情報に基づき、最新の混雑状況の重
み付けを加味してバス4の運行予測等を行うため、各停
留所間の区間(バス停区間)LAB,LBC,LCDのうちの
渋滞が頻出する1又は複数の区間,例えば区間LABの適
当な地点に渋滞検知機7が設置される。
【0028】この検知機7は、例えばカメラ撮影情報等
に基づき、単位時間に通過する車両の台数,平均車速等
を計測し、計測結果を評価してその区間LABの渋滞状況
を、例えば6段階のレベル評価で周期的に判別し、判別
結果の最新の渋滞レベルの情報を、現在の渋滞情報とし
て、運行管理所1に無線又は有線で送信する。
【0029】つぎに、運行管理所1の中央システム2
は、各停留所5a〜5dからの到着通知の情報,渋滞検
知機7からの渋滞情報等の各種の情報を受信して収集
し、受信した到着通知の情報に基づき、バス4毎に、例
えば「05:30に○○系統××バスがAバス停に到
着」,「05:50に○○系統××バスがBバス停に到
着」という内容のバス到着情報を得るとともに、この到
着情報及び渋滞検知機7の例えば「06:05に区間L
ABが渋滞レベル3」,「06:10に区間LABが渋滞レ
ベル2」,「06:15に区間LABが渋滞レベル3」と
いう内容の時々刻々の渋滞情報を、ハードディスク等の
情報収集装置(図示せず)に蓄積保持する。
【0030】また、中央システム2は前記の情報収集装
置に、バス4の標準の運行予測時間情報及び各情報の重
要度に応じて設定された係数の情報,交通情報の重み付
け情報を設定情報として保持するとともに、直前に走行
したバスのバス到着情報に基づき、そのバスの実運行時
間情報も保持する。
【0031】そして、標準の運行時間情報は、例えば、
各停留所間の過去の運行所要時間の平均値の情報からな
り、つぎの表1に示すような区間毎の所要時間のテーブ
ル情報である。
【0032】
【表1】
【0033】また、直前に走行したバスの実運行時間情
報は、バス4の直前に走行したバスにつき、各停留所5
a〜5dのバス到着情報の時刻の差から求めた時間の情
報であり、例えば、表1と同様の区間毎の実際の所要時
間のテーブル情報である。
【0034】さらに、係数の情報は、例えばつぎの数1
の式の演算により、標準の運行予測時間情報を、現在の
交通状況に即した最新の運行予測時間情報に補正し、こ
の時間情報からバス4の区間毎の運行予測時間を求める
際に必要な各情報の係数a,b,cのテーブル情報であ
る。
【0035】
【数1】運行予想時間=(係数a)×(標準の運行予測
時間)+(係数b)×(直前の実運行時間)+(係数
c)×(渋滞情報の重み)×(標準の運行時間)
【0036】なお、数1の演算式において、渋滞情報に
基づく第3項は、渋滞情報が得られる区間LABについて
のみ有効であり、渋滞情報が得られない残りの区間
BC,L CDについては無効であり、これらの区間につい
ては、数1の演算式の第1項及び第2項から運行予測時
間が求められる。
【0037】そして、係数a,b,cは、区間によって
異なるとともに、各情報の信頼性,すなわち新らしさに
よっても異なり、直前の実運行時間情報の新らしさに応
じて例えばつぎの表2に示すように設定される。
【0038】
【表2】
【0039】なお、この表2は、渋滞情報が存在する区
間LABについての係数a,b,cの設定例を示す。
【0040】また、交通情報の重み付け情報は、渋滞情
報等の交通情報の反映度を決める係数の情報であり、例
えば区間毎のつぎの表3のテーブル情報からなる。
【0041】
【表3】
【0042】なお、表3は交通情報が報知機7の渋滞情
報の場合の例を示す。つぎに、これらの情報に基づいて
中央システム2が実行するバス4の運行予測について説
明する。
【0043】まず、バス4の運行予測は、最も簡単に
は、標準の運行予測時間情報のみに基づき、バス4が停
留所に到着して最新の位置情報が発生する毎に、つぎの
停留所以降の残りの各停留所までの各区間の標準の運行
予測時間情報から、これらの停留所の到着予定時刻又は
到着待ち時間を求めて行える。
【0044】しかし、この標準の運行予測時間情報のみ
に基づく運行予測は、実際の交通状況が全く反映されて
おらず、極めて不正確である。
【0045】そこで、本発明にあっては、バス4が停留
所に到着してバス4の最新の位置情報が発生する毎に、
標準の運行予測時間情報を、直前のバスの実運行時間情
報に基づいて最新の運行予測時間情報に補正する。
【0046】この補正は、具体的には、前記数1の式の
第1項と第2項との加算で実現される。
【0047】そして、バス到着情報に基づくバス4の位
置情報と、補正後の最新の運行予測時間情報とに基づ
き、到着した停留所から残りの停留所までの各区間の最
新の運行予測時間を演算し、つぎの停留所以降の各停留
所の到着予定時刻又はこれらの停留所の到着待ち時間を
求めてバス4の運行が予測される。
【0048】この場合、過去の運行実績に基づく各区間
の標準の運行予測時間情報が、直前のバスが実際に要し
た各区間の運行時間の情報により補正され、直前の交通
状況を考慮した各区間の最新の運行予測時間が求めら
れ、この最新の運行予測時間情報に基づいてバス4の運
行が精度よく予測され、バス4がつぎの停留所以降の各
停留所に到着する時刻又は到着するまでの待ち時間を従
来より著しく正確に予測し、路線バスの運行状況を正確
に把握して管理することができる。
【0049】ところで、この形態にあっては、バス4の
運行予測の精度を一層向上するため、数1の式に第3項
を設け、交通情報としての報知機7の渋滞情報に基づく
最新の混雑状況の重み付けも加味して前記数1の式の演
算から最新の運行予測時間情報を求める。
【0050】そして、バス4が停留所に到着する毎に、
バス4の位置情報と、最新の運行予測時間情報とに基づ
き、つぎの停留所以降の残りの各停留所の到着予定時刻
又は到着待ち時間を求めてバス4の運行を予測して把握
し、管理する。
【0051】さらに、前記運行の予測に基づき、中央シ
ステム2は、路線の一部又は全部の停留所に、すなわ
ち、停留所5aに到着したバス4が以降に到着する各停
留所5b〜5d又はこれらの停留所5b〜5dのうちの
主要な1又は複数の停留所に、それぞれのつぎのバスの
到着予定時刻又は到着待ち時間を運行案内の情報として
無線又は有線で送信し、それらの停留所の案内スタンド
6に、受信したつぎのバスの到着予定時刻又は到着待ち
時間を運行案内として表示し、バス待ちの利用客に正確
な運行案内を報知して提供する。
【0052】つぎに、この形態にあってはバス4の乗客
にも運行案内を報知して提供し、バス利用者へのサービ
スの著しい向上等を図るため、中央システム2は例えば
つぎの停留所以降の残りの各停留所のうちの重要な1又
は複数の停留所についての到着予定時刻又は前記の到着
待ち時間に等しい所要時間の情報を、バス4に運行案内
の情報として無線送信する。
【0053】そして、この運行案内の情報(時刻)の受
信に基づき、バス4の車内に設けた運行案内処理装置
(図示せず)が、受信した到着待ち時間又は所要時間を
車内の運行案内表示器(図示せず)に表示する。
【0054】なお、運行案内表示器は、専用の表示器で
あってもよいが、例えばバス4の車内の各区間毎の料金
表示器(デジタル表示器)等の既存の表示器を共用して
形成してもよく、この場合、料金表示等を行わないとき
に、運行案内を表示すればよい。
【0055】そして、中央システム2の具体的な処理手
順は、例えば図2に示すようになり、通常は、ステップ
1,S2,S3 のループにより、渋滞検知機7からの渋
滞情報を定期的に取込んで蓄積保持し、いずれかの停留
所5a〜5dからのバス4の到着通知を受信すると、ス
テップS1からステップS4に移行してその通知に基づく
最新のバス到着情報を形成して得る。
【0056】さらに、ステップS5 により標準の運行予
測時間情報,直前のバスの実運行時間情報を読出し、ス
テップS6 により表2の係数a,b,cの値を決定した
後、ステップS7 により表3の最新の渋滞レベルに対応
する重みを決定し、ステップS8 により、数1の式等の
各区間の運行予測時間の式の演算から、各区間LAB,L
BC,LCDの運行予測時間情報を算出して求める。
【0057】そして、ステップS9 ,S10により、各区
間LAB,LBC,LCDの運行予測時間情報に基づいて停留
所,バス4に送る運行案内の時間情報を演算し、演算結
果の運行案内の到着予定時刻,到着待ち時間又は所要時
間を各停留所の案内スタンド6,バス4の車内に表示さ
せる。
【0058】したがって、路線のいずれかの停留所にバ
ス4が到着したときに、停留所間の各区間の標準の運行
予測時間情報を、それぞれの区間間を直前に走行したバ
スの実運行時間情報に基づいて補正し、現在の交通状況
を考慮した正確な最新の運行予測時間情報を得てバス4
の運行を正確に予測し、把握して管理することができ
る。
【0059】しかも、この形態においては、交通情報の
1つである渋滞情報の重み付けも加味して最新の運行予
測時間情報を得るようにしたため、現在の交通状況に即
して一層正確に最新の運行予測時間情報を得ることがで
き、一層正確にバス4の運行を管理できる。
【0060】さらに、運行予測時間情報に基づき、バス
4がつぎに到着する停留所以降の各停留所のうちの一部
又は全部に、バス4の到着予定時刻又は待ち時間の正確
な運行案内を表示して報知することができる。
【0061】また、同様にして、バス4の車内に、バス
4の到着予定時刻,所要時間を正確に表示して報知し、
従来は行うことができなかった車内の乗客への到着案内
が極めて正確に行える。
【0062】ところで、前記形態では、標準の運行予測
時間情報を、数1の式の第1項,第2項の加算又は同式
の第1〜第3項の加算により最新の運行予測時間情報に
補正したが、この補正の演算式は数1の式に限られるも
のではない。
【0063】また、前記形態においては、交通情報を渋
滞検知機7の渋滞情報としたが、交通情報は各種の交通
情報サービス等から得られる渋滞情報や事故情報であっ
てもよく、例えばこれらの情報の音声認識等に基づき渋
滞の程度や事故の有無をレベルに換算し、前記形態の渋
滞情報と同様に扱うようにすればよい。
【0064】さらに、各停留所及び車内の運行案内の報
知は、前記形態のような表示に限られるものではなく、
音声等で行うようにしてもよいのは勿論である。
【0065】つぎに、前記形態ではバス4が停留所5a
〜5dに到着する毎に、停留所5a〜5dから中央シス
テム2に到着通知を報知してバス4の位置情報を得るよ
うにしたが、停留所間の距離が長いときは、その途中に
バス4の通過によって到着通知を報知する手段を設けて
もよく、また、バス4から常時位置情報を無線送信して
通知するようにしてもよい。
【0066】そして、路線の距離や停留所の間隔及びバ
スの運転間隔等はどのようであってもよく、本発明は、
停留所間隔や運行の時間間隔が短い市街地の一般的な路
線バスの運行管理の他、有料道路や山間部等を走行する
停留所間隔,運行の時間間隔が長い路線バスの運行管理
にも適用することができる。
【0067】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。まず、請求項1の場合は、その路線の標準の運行予
測時間情報を、直前に走行したバスの実運行時間情報に
基づき、直前の交通状況を考慮して最新の運行予測時間
情報に補正することができる。
【0068】そして、管理対象バス4の位置情報と、最
新の運行予測時間情報とに基づき、そのバス4の運行
を、最新の交通状況を考慮して、従来の標準の運行予測
時間情報のみを用いる場合より正確に予測して管理でき
る。
【0069】また、請求項2の場合は、標準の運行時間
情報を最新の運行時間情報に補正する際、直前に走行し
たバスの実運行時間情報だけでなく、最新の混雑状況を
も考慮して補正が行われ、請求項1の場合より一層正確
にバス4の運行を予測して管理することができる。
【0070】つぎに、請求項3の場合は、請求項1又は
請求項2の運行予測に基づき、バス4が到着するつぎの
停留所等の一部又は全部の停留所のバス利用者(待ち
客)に、つぎのバスの到着予定時刻又は到着待ち時間の
運行案内を、従来より正確に表示等して提供することが
できる。
【0071】また、請求項4の場合は、請求項1又は請
求項2の運行予測に基づき、従来は行われていなかった
バス4の車内のバス利用者(乗客)への運行案内を行う
ことができ、その際、最新の運行予測時間情報に基づい
て、目的の停留所等の到着時刻又は所要時間を正確に報
知して提供することができる。
【0072】さらに、請求項5の場合は、運行管理所1
に情報を集中し、この管理所1で請求項1又は請求項2
の運行管理を実行して実現することができる。
【0073】さらに、請求項6の場合は、運行管理所1
により、最新の運行予測時間情報に基づき、バス4につ
いての各停留所又は車内の運行案内の情報を正確に求
め、運行管理所1から各停留所5a〜5d又はバス4
に、求めた運行案内の情報を送って正確な到着予定時
刻,到着待ち時間又は所要時間を表示等することがで
き、運行管理所1から各停留所5a〜5d,又はバス4
に情報を送って請求項3又は請求項4の運行管理を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の運行管理システムの構
成図である。
【図2】図1の運行管理所に設けられた中央システムの
動作説明用のフローチャートである。
【符号の説明】
1 運行管理所 4 管理対象バス 5a〜5d 停留所

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス路線の標準の運行予測時間情報を、
    前記路線の管理対象バスの直前に走行したバスの実運行
    時間情報に基づいて最新の運行予測時間情報に補正し、 前記管理対象バスの位置情報と、前記最新の運行予測時
    間情報とに基づき、前記管理対象バスの運行を予測して
    管理することを特徴とするバス運行管理方法。
  2. 【請求項2】 バス路線の標準の運行予測時間情報を、
    直前に走行したバスの実運行時間情報に基づいて最新の
    運行予測時間情報に補正する際、 渋滞情報,事故情報等の交通情報に基づき、最新の混雑
    状況の重み付けを加味することを特徴とする請求項1記
    載のバス運行管理方法。
  3. 【請求項3】 バス路線の一部又は全部の停留所に、最
    新の運行予測時間情報に基づく管理対象バスの到着予定
    時刻又は到着待ち時間を、運行案内として報知すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2記載のバス運行管理
    方法。
  4. 【請求項4】 最新の運行予測時間に基づき、管理対象
    バスの車内に、一部又は全部の停留所の到着予定時刻又
    は各停留所までの所要時間を、運行案内として報知する
    ことを特徴とする請求項1,請求項2又は請求項3記載
    のバス運行管理方法。
  5. 【請求項5】 各種の情報を収集する運行管理所によ
    り、バス路線の標準の運行予測時間情報を最新の運行予
    測時間情報に補正し、管理対象バスの運行を予測して管
    理することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバ
    ス運行管理方法。
  6. 【請求項6】 各種の情報を収集する運行管理所によ
    り、最新の運行予測時間情報に基づく一部又は全部の停
    留所の到着予定時刻,到着待ち時間又は所要時間を運行
    案内として演算し、 前記運行管理所から各停留所又は管理対象バスに演算結
    果の前記運行案内の情報を送り、前記各停留所又は前記
    管理対象バスの車内の前記運行案内の報知を行うことを
    特徴とする請求項3又は請求項4記載のバス運行管理方
    法。
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