JP2002318513A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002318513A
JP2002318513A JP2001123916A JP2001123916A JP2002318513A JP 2002318513 A JP2002318513 A JP 2002318513A JP 2001123916 A JP2001123916 A JP 2001123916A JP 2001123916 A JP2001123916 A JP 2001123916A JP 2002318513 A JP2002318513 A JP 2002318513A
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distribution flap
stopper
flow passage
image forming
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JP2001123916A
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English (en)
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Hisao Konno
久郎 近野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で一方及び他方の流路部の気流の
風量を適切に保つことができる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 気流の導入流路部53と、導入流路部5
3から分岐した一方及び他方の流路部57、59とを有
し、一方の流路部57にはオゾンフィルタ63が取り付
けられている分岐ダクト51を備える複写機1であっ
て、分岐ダクト51の分岐部51aには、導入流路部5
3の気流を一方及び他方の流路部57、59に分配する
可動フィラー61を備え、可動フィラー61は、気流の
下流側に設けられた回動支点65を中心に一方及び他方
の流路部側に向けて回動自在であり、可動フラー61の
長手方向の途中の部位は、長手方向の一端及び他端より
も厚みのある脹らみ部62を有し、脹らみ部62より下
流側の一側面61cは一方の流路部57の圧力を受け、
脹らみ部62より下流側の他側面61dは他方の流路部
57の圧力を受けており、可動フィラー61は、一方及
び他方の流路部57、59の圧力差により回動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置においては、定着装置をはじめとし
た様々な発熱源や、帯電チャージャー等のオゾンの発生
源があり、発熱源の冷却、及びオゾンの除去のためにフ
ァンを用いて、外気を吸排出する分岐ダクトが設けられ
ているものがある。この分岐ダクトは、一方の流路部を
通る気流により定着装置等の冷却を行い、他方の流路部
を通る気流により、帯電チャージャーで発生したオゾン
をオゾン除去フィルタによって除去している。
【0003】また、特開平07−104617に開示さ
れているように、ダクトを一方の流路部と他方の流路部
とに分岐し、冷却やオゾン除去といった画像形成装置の
諸処の目的によって2つの流路部の切り替えを行う切り
替え弁を設けているものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、分岐ダクトの
一方の流路部にオゾンフィルタを設けた場合、長時間の
使用によって、オゾンフィルタが目詰まりすると、一方
の流路部の圧力損失が大きくなってしまうため、一方の
流路部のオゾンフィルタを通過する気流の量が減少し、
一方の流路部を通る気流の量が減少してしまうという課
題がある。この場合、オゾンの時間あたりの処理量も低
減してしまい、外部に排出されるオゾン濃度が上昇して
しまう。
【0005】これに対し、公報開示の技術のように、切
り替え弁の回動を制御して、導入口からの気流の配分を
変化させることにより、一方の流路部のフィルタを通過
する風量を一定にすることが考えられるが、この場合、
切り替え弁を駆動する機構を設けて切り替え弁の回動を
調整する必要があり、構成が複雑になってしまうという
課題がある。
【0006】そこで、本発明は、簡単な構成で一方及び
他方の流路部の気流の風量を適切に保つことができる画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、気流の導入流路部と、導入流路部から分岐した一方
及び他方の流路部とを有し、一方の流路部にはフィルタ
が取り付けられている分岐ダクトを備える画像形成装置
であって、分岐ダクトの分岐部には、導入流路部の気流
を一方及び他方の流路部に分配する分配フラップを備
え、分配フラップは、気流の下流側に設けられた回動支
点を中心に一方及び他方の流路部側に向けて回動自在で
あり、分配フラップの長手方向の途中の部位は、長手方
向の一端及び他端よりも厚みのある脹らみ部を有し、脹
らみ部より下流側の一側面は一方の流路部の圧力を受
け、脹らみ部より下流側の他側面は他方の流路部の圧力
を受けており、分配フラップは、一方及び他方の流路部
の圧力差により回動することを特徴とする。
【0008】この請求項1に記載の発明では、導入流路
部の気流は、分配フラップによって、一方及び他方の流
路部に分配され、分配フラップは、その脹らみ部より下
流側の一側面及び他側面が受ける圧力の均衡によって静
止状態となっている。
【0009】ここで、経時の使用により一方の流路部の
フィルタが汚れて目詰まりすると、フィルタを通過する
風量は減少するが、フィルタに向かう風量は変わらない
ことにより、一方の流路部を通過する気流の圧力損失が
大きくなり、分配フラップとフィルタとの間の圧力が高
まる。この高まった圧力を、分配フラップの脹らみ部よ
り下流側の一側面が受けることによって、分配フラップ
は回動支点を中心に他方の流路部側に向けて回動する。
【0010】これによって、一方の流路部の風量は増加
していき、他方の流路側部の風量が減少していき、分配
フラップは、その脹らみ部よりも下流側の一側面及び他
側面が受ける圧力が均衡状態となるところで、静止状態
となり安定する。この分配フラップの回動により、一方
の流路部に分配される風量が多くなり、一方の流路部を
通る風量の減少を防止できる。
【0011】このように、回動可能な分配フラップが、
一方及び他方の流路部の圧力損失量に応じて適当に回動
し、一方及び他方の流路部への風量配分を変化させてい
るので、一方及び他方の流路部の気流の風量(処理風
量)を適正量に維持することができ、画像形成装置を適
切な状態で稼動することができる。また、分配フラップ
は、その脹らみ部よりも下流側の一側面及び他側面が受
ける圧力により回動又は静止することにより、分配フラ
ップを回動させるための部材を別途設けて分配フラップ
の回動を調整する必要がないので、構成が簡単である。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、分配フラップの回動範囲を限定するス
トッパを設けたことを特徴とする。
【0013】この請求項2に記載の発明では、請求項1
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、分配
フラップの回動範囲(回動量)を限定するストッパを設
けているので、分配フラップの回動過多によるいずれか
の流路部への風量減少を、許容可能な一定レベルまでに
制限することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、ストッパは、分配フラップとの
当接により分配フラップの回動範囲を限定しており、分
配フラップがストッパに接触したことを検知して検知信
号を発する検知手段を備えることを特徴とする。
【0015】この請求項3に記載の発明では、請求項1
又は2に記載の発明と同様な作用効果を奏するととも
に、分配フラップがストッパに接触したことを検知して
検知信号を発する検知手段を設けることにより、分配フ
ラップの回動過多を知ることができるので、一方及び他
方の流路部の異常を容易に判断することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、ストッパは少なくとも他方の流路部側
に設けられ、分配フラップが他方の流路部側に向けて所
定量回動したときにストッパに当接して、分配フラップ
の回動を規制することを特徴とする。
【0017】この請求項4に記載の発明では、請求項3
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、一方
の流路部のフィルタが目詰まりすると、分配フラップが
他方の流路部側に向けて回動するが、フィルタの目詰ま
りがひどい場合には、分配フラップが更に他方の流路部
に向けて回動してストッパに当接する。このストッパに
対する分配フラップの接触を検知手段が検知して検知信
号を発すると、例えば、表示部にフィルタの交換や清掃
を促す旨の表示をしたり、或いは、ブザーや警告ランプ
等によりフィルタの交換や清掃を促す。
【0018】このように、ストッパを少なくとも他方の
流路側に配置して、このストッパに対する分配フラップ
の接触を検知手段が検知することで、フィルタの目詰ま
りにより分配フラップが回動過多となる状態を容易に知
ることができるので、フィルタの劣化を正確に知ること
ができ、過不足のない確実なメンテナンスを行え、画像
形成装置を常に適切な状態で稼動することができる。
【0019】請求項5に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、ストッパは少なくとも一方の流路部側
に設けられ、分配フラップが他方の流路部側に向けて所
定量回動したときにストッパに当接して、分配フラップ
の回動を規制することを特徴とする。
【0020】この請求項5に記載の発明では、請求項3
に記載の発明と同様な作用効果を奏するとともに、一方
の流路部に対するフィルタのセット不良が生じると、一
方の流路部を通過する気流の圧力損失が低下することに
より、分配フラップが一方の流路部に向けて回動してス
トッパに当接する。このストッパに対する分配フラップ
の接触を検知手段が検知して検知信号を発すると、例え
ば、表示部にフィルタのセット不良が発生してる旨の表
示をしたり、或いは、画層形成装置の稼動を停止したり
する。
【0021】このように、ストッパを少なくとも一方の
流路側に配置して、このストッパに対する分配フラップ
の接触を検知手段が検知して検知信号を発することで、
フィルタのセット不良により分配フラップが回動過多と
なる状態を容易に知ることができるので、フィルタのセ
ット状態の良否を正確に知ることができ、過不足のない
確実なメンテナンスを行え、画像形成装置を常に適切な
状態で稼動することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照しなが
ら本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発
明を適用したデジタル複写機を概略的に示す構成図であ
る。図1に示すように、画像形成装置であるデジタル複
写機(以後、単に「複写機」という)1は、電子写真方
式により画像形成を行うものであり、概して、画像読み
取り部であるイメージスキャナ3と、画像形成部5と、
転写紙を給紙する給紙部7とを備えている。
【0023】イメージスキャナ3は、光源9と、ミラー
11と、結像レンズ(図示せず)と、CCD等のイメー
ジセンサ(図示せず)とを有する原稿読み取り装置14
を備えており、原稿載置台であるコンタクトガラス15
に載置された原稿の原稿画像を画素単位で読み取り、デ
ジタル変換(2値化)した信号を書き込みユニット19
に送ったり、或いは、図示しない記憶手段である画素メ
モリに記憶する。このコンタクトガラス15上には自動
原稿給紙装置(ARDF)17が設置されている。
【0024】書き込みユニット19は、レーザーダイオ
ード等の光源や、走査用の回転多面鏡21、ポリゴンモ
ータ23、fθレンズ等の走査光学系(図示せず)によ
って構成されており、イメージスキャナ3によって読み
取られた画像情報に応じてレーザー光を走査し、ミラー
を介して画像形成部5の感光体ドラム25上に画像を書
き込む(感光体ドラム25上に静電潜像を形成する)。
【0025】画像形成部5は、光導電性の感光体ドラム
25と、感光体ドラム25を帯電する帯電チャージャ2
7と、感光体ドラム25に形成された静電潜像をトナー
像として現像する現像装置29と、感光体ドラム25の
トナー像を給紙部7からの転写紙に転写する転写ベルト
31と、転写後の感光体ドラム25をクリーニングする
クリーニング装置33と、転写紙のトナー像を熱と圧力
とによって定着する定着装置35とを備えている。
【0026】また、画像形成部5の下方には、給紙部7
が配置されており、給紙部7は、複写機本体2内に配置
された本体内給紙装置37と、本体2にオプションとし
て取りつけられた外付け給紙装置39と、手差し給紙装
置41とを備えている。本体内給紙装置37には、2段
の給紙トレイ42、43が配置され、外付け給紙装置3
9には、3段の給紙トレイ44、45、46が配置され
ており、給紙時において、これらの給紙トレイのいずれ
かから、或いは手差し給紙装置41の手差しテーブル4
7から用紙が給紙されるようになっている。
【0027】本実施の形態では、画像形成部5と給紙部
7との間に、両面ユニット49が配置されており、この
両面ユニットにより、片側に画像が形成された用紙を、
反転し再給紙することで、用紙の両面に画像を形成する
ことを可能にしている。
【0028】尚、図中符号10は、多数枚のコピーをと
る場合に、定着装置35から排紙される用紙に対し、自
動的に丁合い、及び仕分けを行うソータであり、ソータ
10はオプションとして、複写機本体2に取り付けられ
ている。
【0029】本実施の形態では、複写機本体2内の上部
に位置して、定着装置35の冷却及び帯電チャージャー
27から発生するオゾンを除去を行うための分岐ダクト
51が配置されている。分岐ダクト51は、図2に示す
ように、装置本体2の後側に設けられた吸気ファン55
により外気を導入する導入流路部53と、導入流路部5
3の気流の一部を帯電チャージャー27に向けて案内す
る一方の流路部57と、気流の他部を定着装置35に向
けて案内する他方の流路部59と、導入口53からの気
流を一方及び他方の流路部57、59に分配する稼動フ
ィラー(分配フラップ)61とを備えている。
【0030】本実施の形態では、分岐ダクト51の一方
の流路部57は、帯電チャージャー27により発生する
オゾンを除去するためのものであり、帯電チャージャー
27の下流側には、オゾンフィルタ63が取り付けられ
ている。また、分岐ダクト53の他方の流路部59は、
気流を定着装置35に向けて案内することにより、定着
装置35の冷却を行うものである。
【0031】可動フィラー61は、図3に示すように、
分岐ダクト51の分岐部51aに設けられており、気流
方向の下流側に設けられた回動支点65を中心に回動可
能になっている。回動フィラー61の長手方向の中腹に
は、長手方向の一端及び他端よりも厚みのある脹らみ部
62が形成されており、回動フィラー61は略菱形状を
なしている。
【0032】これによって、図4に示すように、可動フ
ィラー61の脹らみ部62より上流側の一側面は、導入
流路部53の気流Cの一部Aを一方の流路部57に向け
て案内する一方側案内面61aを形成し、脹らみ部62
より上流側の他側面は、気流Cの他部Bを他方の流路部
59に向けて案内する他方側案内面61bを形成してい
る。また、回動フィラー61の脹らみ部62より下流側
の一側面は、一方の流路部57からの圧力を受ける一方
側受圧部61cを形成し、他側面は他方の流路部59か
らの圧力を受ける他方側受圧部61dとを形成してい
る。
【0033】また、可動フィラー61の図中左右方向の
位置は、オゾンフィルタ63の圧力損失を考慮した状態
で図示風圧A、Bが等しくなる様な位置に配置されるこ
とで可動フィラー61はその均衡を保った状態でとどま
っている。尚、この可動フィラー61の最適なバランス
は、可動フィラー61の外形形状によって決まるもので
あり、この外形形状は、分岐ダクト51の形状やオゾン
フィルタ63の圧力損失の程度に依存して決定されるも
のであり、本実施の形態のように菱形状に限定されず、
例えば、長手方向の途中の部位が、長手方向の一端及び
他端に比べて、大きく脹らむ楕円形状をなしていても良
い。
【0034】次に、上述した構成に基づき、本実施の形
態の作用を説明する。図4に示すように、導入口からの
気流Cの一部Aは、可動フィラー61の一方側案内部6
1aに案内されて、一方の流路部57に向かい、気流C
の他部Bは、可動フィラー61の他方側案内部61bに
案内されて、他方の流路部57に向かう。このとき、可
動フィラー61は、一方及び他方側受圧部61c、61
dが受ける圧力の均衡により静止している。
【0035】一方の流路部57において、帯電チャージ
ャー27によって発生するオゾンと一緒にオゾンフィル
タ63を通過した気流Dは、複写機本体2の後方から排
気される。これによって、帯電チャージャー27によっ
て発生するオゾンの除去を行う。また、可動フィラー6
1によって他方の流路部59を流れる気流Eは、定着装
置35を冷却した後、複写機本体2内に分散される。
【0036】ここでオゾンフィルタ61が経時で劣化し
て目詰まりすると、オゾンフィルタ63を通過する気流
Dの風量は減少してしまうが、入ってくる気流Aの風量
は変わらないので、オゾンフィルタ63の目詰まりによ
る一方の流路部57の圧力損失が大きくなり、図5に示
すように、可動フィラー61とオゾンフィルタ63との
間の空間の圧力Pは高まる。従って、可動フィラー61
は圧力Pに押されて図示右方向へ回動することにより、
一方の流路部57に流れ入ってくる気流Aの風量は増加
し、他方の流路部59に流れ入ってくる気流Bの風量B
は減少していく。そして、図6に示すように、可動フィ
ラー61は、一方の流路部57からの圧力(一方側受圧
部61cが受ける圧力)Pと、他方の流路部59からの
圧力(他方の受圧部61d)Qとが均衡状態となるとこ
ろで安定する。この結果、一方の流路部57の気流Aの
風量が増加するので、オゾンフィルタ63を通過する風
量は減少せずに維持される。
【0037】このように、回動可能な可動フィラー61
が、一方及び他方の流路部57、59の圧力損失量に応
じて適当に回動し、一方及び他方の流路部57、59へ
の風量配分を変化させているので、一方及び他方の流路
部57、59の気流A、Bの風量(処理風量)を適正量
に維持することができる。
【0038】従って、オゾンフィルタ63が目詰まりし
ても、オゾンフィルタ63を通過する風量の低減を防止
できるので、オゾンの時間あたりの処理量の低減を防止
でき、外部に排出されるオゾン濃度の上昇を防止できる
とともに、定着装置35の冷却をも行えるので、複写機
1を適切な状態で稼動することができる。また、可動フ
ィラー61は、一方及び他方側受圧部61c、61dが
受ける圧力により可移動したり静止したりしており、可
動フィラー61を回動させるための部材を別途設けて可
動フィラーの回動を制御する必要がないので、構成が簡
単である。
【0039】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり、上述した部分と同様な部分には、同一の
符号を付することにより、その説明を省略する。
【0040】図7は、第2実施の形態に係る可動フィラ
ー及びその周囲を拡大して示す断面図である。第2実施
の形態では、可動フィラー61の回動範囲を規制する左
右のストッパ71、73を設けている。これらストッパ
71、73はそれぞれ、分岐ダクト51の導入流流路部
53に対して間隔をあけて設けられており、回動フィラ
ー61の回動過多があっても、一方及び他方の流路部5
7、59には、許容可能な一定レベルの風量を有する気
流が通るようになっている。
【0041】本実施の形態では、ストッパ71、73
は、可動フィラー61の接触を検知する接触検知センサ
(検知手段)を兼ねており、ストッパ71、73に可動
フィラー61が接触すると、図示しない制御部に検知信
号を発する。また、可動フィラー61には、可動フィラ
ー61を図4に示す初期位置に向けて付勢するスプリン
グ79が設けられており、吸気ファン55が駆動してい
ない場合等に、回動した可動フィラー61を、自動的に
初期位置に戻すようになっている。
【0042】経時の使用により、オゾンフィルタ63の
目詰まりがひどくなり、オゾンフィルタ63による一方
の流路部57の圧力損失が大きくなっていくと、可動フ
ィラー61の均衡点は他方の流路部59に向けてずれて
いき、可動フィラー61が他方の流路部59に向けて更
に回動し、図7に示すように、右ストッパ73に接触す
ることにより、その回動を止められる。
【0043】可動フィラー61が右ストッパ73に向け
て回動して、この右ストッパ73に接触(又は接近)す
ると、この右ストッパからの検知信号を受けた図示しな
い制御部の制御により、複写機1の操作部の表示パネル
等に、オゾンフィルタ63の交換(清掃)を促す旨の表
示を行う。
【0044】一方、一方の流路部57に対するオゾンフ
ィルタ63のセット不良が発生し、一方の流路部57と
オゾンフィルタ63との間に間隙がある場合等には、一
方の流路部57の圧力損失が小さくなることにより、可
動フィラー61が一方の流路部57に向けて回動する。
このオゾンフィルタ63のセット不良により、一方の流
路部57とオゾンフィルタ63との間に大きな間隙が開
いており、一方の流路部57の圧力損失が著しく低い場
合には、図8に示すように、可動フィラー61が一方の
流路部57に向けて更に回動し、左のストッパ71によ
ってその回動を止められる。
【0045】可動フィラー61が左のストッパ71に向
けて回動して、この左のストッパ71に接触(又は接
近)すると、この左ストッパ71からの検知信号を受け
た図示しない制御部の制御により、複写機1の操作部の
表示パネル等に、オゾンフィルタ63のセット不良が発
生している旨の表示を行う。
【0046】このように、左右のストッパ71、73を
設けることにより、可動フィラー61の回動過多を防止
でき、一方及び他方の流路部57、59に流れる最低限
の風量を確保することができる。特に、可動フィラー6
1の他方の流路部59側への回動過多によって、他方の
流路部57を流れる気流B、Eの流量が小さくなりすぎ
て、定着装置35の冷却機能を満たさなくなってしまう
ことを防止することができる。同様に、可動フィラー6
1の一方の流路部57側への回動過多によって、オゾン
除去機能を満たさなくなることを防止できる。
【0047】また、左右のストッパ71、73が可動フ
ィラー61の接触を検知することにより、オゾンフィル
タ63の目詰まりやセット不良により、可動フィラー6
1が回動過多となる状態を容易に検知できるので、オゾ
ンフィルタ63の劣化やセット不良を正確に知ることが
でき、過不足のない確実なメンテナンスを行え、複写機
1を常に適切な状態で稼動することができる。
【0048】本発明は、上述した実施の形態に限定され
ず、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形
が可能である。例えば、本実施の形態では、分岐ダクト
51は、オゾン除去及び冷却のために用いたが、これに
限定されず、一方の流路部57をポリゴンモータの冷却
のために用いる等、適宜変更可能である。
【0049】第2実施の形態では、左右のストッパ7
1、73を検知手段として用いたが、これに限定され
ず、例えば、左右のストッパ71、73にそれぞれスイ
ッチを配置し、このスイッチのオン/オフにより、可動
フィラー61の接触を検知するようにしても良い。
【0050】本発明は、複写機1に適用したが、これに
限定されるものではなく、例えば、複写機1のほかに、
プリンタ、ファクシミリ、或いはこれらの複合機等の画
像形成装置に適用しても、同様な作用効果を得る。
【0051】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、一方及び他
方の受圧部を有し且つ回動可能な分配フラップを設ける
ことにより、一方及び他方の流路部の気流の風量を適正
量に維持することができ、画像形成装置を適切な状態で
稼動することができるとともに、分配フラップを回動さ
せるための部材を別途設けて分配フラップの回動を制御
する必要がないので、構成が簡単である。
【0052】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、分配フラップ
の回動範囲を制限するストッパを設けているので、分配
フラップの回動過多によるいずれかの流路部への風量減
少を許容可能な一定レベルまでに制限することができ
る。
【0053】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の発明と同様な効果を奏するとともに、分配フ
ラップがストッパに接触したことを検知する検知手段を
設けることにより、分配フラップの回動過多を検知する
ことができるので、一方及び他方の流路部の異常を容易
に判断することができる。
【0054】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、他方の流路側
に配置したストッパに対する分配フラップの接触を検知
手段が検知することにより、フィルタの目詰まりにより
分配フラップが回動過多となる状態を容易に知ることが
できるので、フィルタの劣化を正確に知ることができ、
過不足のない確実なメンテナンスを行え、画像形成装置
を常に適切な状態で稼動することができる。
【0055】請求項5に記載の発明では、請求項3に記
載の発明と同様な効果を奏するとともに、一方の流路側
に配置したストッパに対する分配フラップの接触を検知
手段が検知することで、フィルタのセット不良により分
配フラップが回動過多となる状態を容易に知ることがで
きるので、フィルタのセット状態の良否を正確に知るこ
とができ、過不足のない確実なメンテナンスを行え、画
像形成装置を常に適切な状態で稼動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写機を概略的に示す構成図であ
る。
【図2】図1の分岐ダクトを概略的に示す構成図であ
る。
【図3】分岐ダクトの分岐部の一部を破断して示す斜視
図である。
【図4】分岐ダクトの分岐部及びその近傍を拡大して示
す断面図である。
【図5】オゾンフィルタが劣化したときの状態を説明す
る断面図である。
【図6】オゾンフィルタの劣化により可動フィラーが回
動した状態を示す断面図である。
【図7】第2実施の形態に係る可動フィラー及びその近
傍を示す断面図である。
【図8】図7の可動フィラーが左のストッパに接触した
状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成装置) 51 分岐ダクト 53 導入側流路部 55 吸気ファン(送風機) 57 一方の流路部 59 他方の流路部 61 可動フィラー(分配フラップ) 63 オゾンフィルタ 65 回動支点 61a 一方側受圧部(脹らみ部より下流側の一側面) 61b 他方側受圧部(脹らみ部より下流側の他側面) 62 脹らみ部 71、73 ストッパ(検知手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気流の導入流路部と、導入流路部から分
    岐した一方及び他方の流路部とを有し、一方の流路部に
    はフィルタが取り付けられている分岐ダクトを備える画
    像形成装置であって、 分岐ダクトの分岐部には、導入流路部の気流を一方及び
    他方の流路部に分配する分配フラップを備え、分配フラ
    ップは、気流の下流側に設けられた回動支点を中心に一
    方及び他方の流路部側に向けて回動自在であり、分配フ
    ラップの長手方向の途中の部位は、長手方向の一端及び
    他端よりも厚みのある脹らみ部を有し、脹らみ部より下
    流側の一側面は一方の流路部の圧力を受け、脹らみ部よ
    り下流側の他側面は他方の流路部の圧力を受けており、
    分配フラップは、一方及び他方の流路部の圧力差により
    回動することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 分配フラップの回動範囲を限定するスト
    ッパを設けたことを特徴とする請求項1に記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 ストッパは、分配フラップとの当接によ
    り分配フラップの回動範囲を限定しており、分配フラッ
    プがストッパに接触したことを検知して検知信号を発す
    る検知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 ストッパは少なくとも他方の流路部側に
    設けられ、分配フラップが他方の流路部側に向けて所定
    量回動したときにストッパに当接して、分配フラップの
    回動を規制することを特徴とする請求項3に記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 ストッパは少なくとも一方の流路部側に
    設けられ、分配フラップが他方の流路部側に向けて所定
    量回動したときにストッパに当接して、分配フラップの
    回動を規制することを特徴とする記請求項3に記載の画
    像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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