JP2002318440A - レンズ付きフイルムユニット及びそのリユース方法並びに逆転防止爪 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット及びそのリユース方法並びに逆転防止爪

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JP2002318440A JP2001311904A JP2001311904A JP2002318440A JP 2002318440 A JP2002318440 A JP 2002318440A JP 2001311904 A JP2001311904 A JP 2001311904A JP 2001311904 A JP2001311904 A JP 2001311904A JP 2002318440 A JP2002318440 A JP 2002318440A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ付きフイルムユニットのフイルム詰め
替えによる不正規の再使用を効果的に防止する。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニットのフイルム
巻き上げノブ18に係合する逆転防止爪22に溶着片2
8a,28b,段差部28cを一体形成する。後カバー
6には、溶着片28a,28b,段差部28cが貫通す
る開口30a,30bと、仕切り片31とを設ける。溶
着ヘッド40を後カバー6の背面側から押し当ててイン
パルス溶着を行う。溶着片28a,28b,段差部28
cと仕切り片31とが溶融し、固化することによって逆
転防止爪22が後カバー6と一体に溶着結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不正規なフイルム
の詰め替えを防止する機能をもったレンズ付きフイルム
ユニットに関するもので、さらには、このような詰め替
え防止機能をもったレンズ付きフイルムユニットを効率
的に再利用することを可能とするリユース方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムが装填され、簡単な撮
影機構を備えたレンズ付きフイルムユニットが各種販売
されている。使用済みのレンズ付きフイルムユニット
は、正規には製造メーカーによって回収され、構成部品
ごとにリユース、あるいはリサイクルされている。
【0003】ところが、現在販売されているレンズ付き
フイルムユニットの中には、使用済みのレンズ付きフイ
ルムユニットに未使用の写真フイルムを不正規に再装填
して販売されているものがある。このような不正規な詰
め替え製品は、適正な検査や修理が行われずに販売され
ることが多く、信頼性に乏しいという問題がある。この
ような詰め替え製品に発生する問題は、レンズ付きフイ
ルムユニットそのものに対する信頼性を傷つけるため、
従来のレンズ付きフイルムユニットでは不正な再使用を
防ぐための工夫が各種なされている。
【0004】レンズ付きフイルムユニットの不正な再使
用を防ぐために、写真フイルムの再装填時に本体基部か
ら取り外される後カバーを超音波溶着で強固に固着して
おく手法がある。後カバーを無理に取り外すと溶着部分
が破損し、遮光性能が保たれなくなる。また、特開平7
−120883号公報記載のレンズ付きフイルムユニッ
トでは、レンズ付きフイルムユニットを分解したとき
に、フイルム巻き上げノブの逆転操作を禁止する逆転防
止爪を破壊する構造が採られている。このため、後カバ
ーに一体成形した係合爪を背面側から逆転防止爪に係合
させ、常態では逆転防止爪を正常に動作させながらも、
後カバーを無理に取り外したときには、係合爪で逆転防
止爪を引っ張って逆転防止爪を塑性変形あるいは破損さ
せるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなレンズ付きフイルムユニットには、超音波溶着さ
れた部分を超音波カッター等により切断することにより
容易に分解可能であるという欠点があった。また、爪を
用いて逆転防止爪を破壊する方法も、爪の係合が浅く効
果が不十分となる場合があった。この場合、製造時の寸
法管理を厳しくすることにより確実な詰め替え防止効果
を得ることもできるが、製造コストが上昇するため低価
格なレンズ付きフイルムユニットには採用することはで
きないというのも欠点であった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、低コストでありながら効果的な詰め替え防止を施
したレンズ付きフイルムユニットを提供し、またそのレ
ンズ付きフイルムユニットのリサイクル方法を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、フイルム
ロール室とパトローネ室が形成された本体基部と、この
本体基部の背面に組み付けられフイルムロール室からパ
トローネ室に至るフイルム通路を光密に覆う後カバーと
を有するとともに、本体基部に一体に連設され弾性を有
する逆転防止爪の先端側をフイルム巻き上げノブの周面
に形成した係止溝に係合させてフイルム巻き上げノブの
逆転操作を禁止したレンズ付きフイルムユニットにおい
て、前記逆転防止爪に背面側に突出するように溶着部を
一体に形成し、この溶着部を後カバーに溶着結合したこ
とを特徴とする。これにより、後カバーを分離しようと
すると、逆転防止爪が本体基部から分離して後カバーに
転移し、巻上げノブの逆転防止機能が確実に損なわれる
ようになるので、単にフイルムの詰め替えを行ってもそ
のまま使用することができなくなる。
【0008】前記溶着部は逆転防止爪の根元側に形成す
るのがよく、また溶着部を後カバーに形成した開口を貫
通して後カバーの背面側に突出させ、インパルス溶着な
どの手法によりこれを溶融させたときに後カバーの背面
側に溶着結合させるのが好ましい。さらに、溶着部を互
いに離間させた2個所に設け、これらを後カバーにそれ
ぞれ形成した個別の開口を通して背面側に突出させ、こ
れらの溶融時には前記2つの開口の相互間を仕切ってい
る仕切り片も合わせて溶融して溶着結合させると効果的
である。
【0009】さらに具体的には、逆転防止爪を根元側で
本体基部に連設させている支持部を後カバーに向かって
突出させるために断面コの字形状に成形し、この支持部
を溶着部として用いるとよい。また、後カバーに係止爪
を一体に設けておき、この係止爪で前記溶着部を後カバ
ーとの間で挟持する構造を採ることも非常に有効な手段
である。上述した逆転防止爪の部分だけでなく、本体基
部の背面側に後カバーの内面に当接して外光の進入を防
止する遮光用リブを一体成形するとともに、この遮光用
リブにも第2の溶着部を設けておき、この第2溶着部を
後カバーに形成した開口に挿入して前記溶着部と同様に
後カバーに溶着結合すれば、さらに効果的である。
【0010】また、上記のように不正規な詰め替え防止
機能をもたせたレンズ付きフイルムユニットを回収した
後、正規の工程を経て効率的にリユースする手法として
は、後カバーの分離工程とともに逆転防止爪を本体基部
から分離させ、分離した逆転防止爪の代わりに新たな補
充部品として準備した逆転防止爪を本体基部又は後カバ
ーに固着するのがよい。なお、本体基部から分離した逆
転防止爪が後カバーに転移してくる場合には、本体基部
に残る逆転防止爪の分離跡を整形してそこに新たな逆転
防止爪を固着し、あるいは後カバーもリユース対象部品
とするときには後カバーに転移してきた逆転防止爪を除
去しておく。こうして新たな逆転防止爪を補充してリユ
ースを図ることによって、巻上げノブの逆転操作防止機
能を確実に回復させることができる。
【0011】なお、後カバーもリユース対象部品とし、
しかも後カバーの分離により本体基部から分離して後カ
バーに転移してきた逆転防止爪をも利用することが可能
である。この場合、逆転防止爪が本体基部から分離する
ときに少なからず変形してしまうので、その変形を矯正
し、あるいはバックアップ用の補助部品を後カバーに組
み付けて矯正後の姿勢が保たれるようにするのが好まし
い。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明を適用
したレンズ付きフイルムユニットは、本体基部2と、本
体基部2の前面側に組み付けられる露光ユニット3及び
ストロボユニット4と、本体基部2の前後を覆うように
フック爪の係合によって組み付けられる前カバー5,後
カバー6とからなる。本体基部2にはフイルムパトロー
ネ室7とフイルムロール室8とが一体に形成され、それ
ぞれにフイルムパトローネ9とロール状にしたフイルム
10とが装填される。なお、このレンズ付きフイルムユ
ニットには、周知の135フイルム及びパトローネが用
いられている。
【0013】露光ユニット3には、撮影レンズ12及び
ファインダレンズ、シャッタ羽根を含むシャッタ機構、
フイルムの巻上げに連動して従動回転するスプロケット
を含むシャッタコッキング機構、巻止めレバーを含む巻
上げロック機構、フイルムカウンタの送り機構などが組
み付けられており、フック爪や位置決めピンなどの係合
により本体基部2に取付けられる。
【0014】ストロボユニット4は、ストロボ回路を構
成する各種電気部品を取り付けたプリント基板13に、
放電管やリフレクタ及びプロテクタからなる発光部14
を組み付け、さらにシャッタ羽根の開放に同期してオン
するシンクロスイッチと、電池15を保持する電池接片
とを設けたものである。スイッチ接片16は、その根元
側が本体基部2のフイルムロール室8の前面に組み付け
られ、前カバー5の電源ボタン17を押し込むとストロ
ボの充電が開始される。ストロボユニット4は、上述し
た露光ユニット3と同様、使用済みになって回収された
レンズ付きフイルムユニットから分離され、機能検査や
リペア工程を経て再利用される。
【0015】パトローネ室7の上部には巻上げノブ18
が回転自在に取付けられている。巻上げノブ18の下面
から突出したフォークがパトローネ9のスプールに係合
しており、巻上げノブ18を図中反時計方向に回動操作
するとフイルム10の巻上げが行われる。フイルム10
の両側縁には1コマ当たり8個のパーフォレーション
(図示省略)が設けられており、これに係合してスプロ
ケットが従動回転してシャッタコッキングが行われる。
フイルム10の1コマ送りが完了すると露光ユニット3
に組み込まれている巻止めレバーが巻上げノブ18の外
周に形成した歯列18aに噛み合い、巻上げノブ18の
回動操作が禁止される。
【0016】そして、前カバー5の上面に一体に設けた
シャッタボタン19を押圧すると、露光ユニット3に組
み込まれたシャッタ機構が作動し、シャッタ羽根が開閉
して一回の撮影が行われる。撮影完了と同時に巻止めレ
バーが解除位置に移動して巻上げノブ18の回動操作が
許容されるから、後は同様にフイルム巻上げ操作と撮影
操作を繰り返すことができる。これにより、フイルムロ
ール室8からフイルム10が順次に1コマずつ引き出さ
れ、露光済みのフイルム10はパトローネ9に巻き込ま
れてゆくようになる。
【0017】巻上げノブ18がフイルム巻上げ方向とは
逆向きに回動操作されることを阻止するために、本体基
部2に逆転防止爪22が一体に連設されている。逆転防
止爪22は、図2にも示すようにその根元側が本体基部
2に一体化され、先端側が弾性をもって背面側から巻上
げノブ18の歯列18aに係合している。なお、本体基
部2と一体に連設される逆転防止爪22の根元側とは、
逆転防止爪22が弾性変形するときの支点側を表し、必
ずしも逆転防止爪22の形状的な端部側でなくてもよ
い。また、歯列18aには巻止めレバーと逆転防止爪2
2との双方を係合させるようにしているが、例えば巻上
げノブ18の下面にその回転方向に沿って別の歯列を形
成して逆転防止爪22を係合させてもよい。
【0018】図3及び図4に示すように、逆転防止爪2
2は、本体基部2から上方に立ち上がった支持部23
と、この支持部23から巻上げノブ18に向かって延び
た係合片24とからなる。そして、係合片24の先端側
エッジ24aが巻上げノブ18の歯列18aに係合して
逆転防止を行う。係合片24の先端側にはさらに巻上げ
ノブ18の下面に接触する消音片25が一体に設けられ
ている。巻上げノブ18がフイルム巻上げ方向に回動操
作されたときに、エッジ24aが歯列18aを断続的に
乗り越えるときに小刻みに振動して音が出やすくなる
が、消音片25を巻上げノブ18の下面に摺接させてお
くことにより、係合片24の小刻みな振動を抑制して音
の発生を抑えることができる。
【0019】支持部23の上部は、背面側に突出し断面
がコの字状をした溶着部28となっている。溶着部28
は互いに離間した2つの溶着片28a,28bからな
り、後カバー6を本体基部2の背面に被せたときに、図
5に示すように後カバー6に形成した開口30a,30
bから後カバー6の背面側に突出する。このとき、開口
30a,30bの相互間を仕切っている仕切り片31
は、溶着片28a,28bの間に入り込む。また、溶着
部28の前面側には、後カバー6の内面に一体に形成し
たフック32が係合し、溶着部28を後カバー6の内面
との間に挟持する。この結果、溶着部28及びこれに連
なる係合片24からなる逆転防止爪22が後カバー6に
位置決めされ、この状態で係合片24のエッジ24aが
巻上げノブ18の歯列18aに正しく係合する。
【0020】図2に示すように、本体基部2の背面側の
適宜の個所には遮光用リブが設けられており、後カバー
6の内面側の対応する個所に形成された溝に係合し、本
体基部2と後カバー6との合わせ面から外光が入り込む
ことを防ぐ。これらのうちの一部の遮光用リブ33,3
4には、後カバー6に向かって延びた溶着片33a,3
4aが一体に形成されている。これらの溶着片33a,
34aは、後カバー6を本体基部2の背面を覆うように
被せたとき、後カバー6の対応個所に設けられた開口3
5,36を通り、後カバー6の背面側まで貫通する。
【0021】上記のように、それぞれの開口を通って後
カバー6の背面側まで達した溶着片28a,28b,3
3a,34aは、後カバー6との溶着結合に用いられ
る。図5に示すように、開口30a,30bを貫通した
溶着片28a,28b及び、段差部28cに、溶着ヘッ
ド40が押し当てられる。溶着ヘッド40は、ニクロム
線に通電して瞬間的にプラスチックを加熱加圧溶着する
ためのもので、これによりインパルス溶着が行われる。
なお、プラスチックに高周波電界を与えて発熱させるこ
とによって溶着を行う高周波ウェルダーを利用して溶着
することも可能である。
【0022】溶着ヘッド40を溶着片28a,28b及
び段差部28cに押し当てると、溶着部28が前方に押
されることになるが、後カバー6のフック32が溶着部
28の移動を阻止するため、逆転防止爪22は組み込み
位置からほとんど動くことがない。したがって、係合片
24のエッジ24aと巻上げノブ18の歯列18aとの
係合関係に狂いが生じることはない。溶着ヘッド40に
よるインパルス溶着が行われると、溶着片28a,28
b,段差部28cの溶融とともに、溶着片28a,28
bの相互間にある仕切り片31も溶融する。
【0023】そして、図6に示すように、これらが互い
に混ざり合って溶融し固化することによって、逆転防止
爪22の溶着部28は後カバー6に強固に固着される。
また、後カバー6の背面側には、開口30a,30bの
周囲を取り囲むように凹部30cが設けられているの
で、図6に示すように溶着部分42はこの凹部30cの
中に収まり、背面側に大きく出っ張ることはない。
【0024】図7に示すように、遮光用リブ34に突設
された溶着片34aもまた、後カバー6の開口36を通
って背面側に突出しており、溶着ヘッド43により同様
の手順で後カバー6に溶着結合される。後カバー6にも
開口36の周囲を取り囲むように溶着片36aが突設さ
れているので、溶着片34a,溶着片36が混ざり合っ
て溶融し、これらが固化して本体基部2と後カバー6と
が強固に一体化されるようになる。なお、遮光用リブ3
3に設けた溶着片33aも全く同様にして後カバー6に
溶着結合される。また、上記インパルス溶着による溶着
結合のほかに、本体基部2と後カバー6とは、所要部に
設けたフック爪による機械的な結合、さらに遮光用リブ
と溝との嵌合部の所要部に施される超音波溶着による結
合などによって一体化される。
【0025】以上のようにして本体基部2に後カバー6
を結合させておくと、不正規なフイルム詰め替えのため
に本体基部2から後カバー6を分離する作業が困難にな
る。特に、後カバー6の背面側に突出させたそれぞれの
溶着片が後カバー6の一部と混ざり合って溶着結合され
ているので、無理に後カバー6を引き剥がそうとすれ
ば、この部分で破損することが避けられない。また、破
損を避けるために、例えば超音波カッターやフライス盤
等の工作機械を利用して溶着部分を切断,切削した場合
には、新規にフイルムを詰め替えた後にその個所を遮光
する手間がかかるだけでなく、特に逆転防止爪22に一
体化した溶着部28については、以下に述べるように機
能破壊が伴うことになり、不正規な再利用ができなくな
る。
【0026】まず、フック爪による機械的な係合部分を
外したり、また超音波溶着した部分を切断した後に無理
に後カバー6を引き剥がした場合には、逆転防止爪22
は溶着部28によって後カバー6と一体化しており、そ
の溶着強度は逆転防止爪22の支持部23の強度よりも
大きいため、逆転防止爪22は塑性変形しながら本体基
部2から分離し、後カバー6に転移する。こうして逆転
防止爪22が塑性変形すると、逆転防止爪22に必要と
される弾力性が失われてしまい、その後でこの逆転防止
爪22を再利用しようとしても適正な逆転防止効果を得
ることができなくなる。また、溶着部28をフライス盤
などの工作機械で切削して除去してしまうと、特に図5
に示す段差部28cが削られることに伴い、断面がコの
字形状をした支持部23の肉厚が薄くなるため、逆転防
止爪22の根元部分の強度が弱くなると同時に、逆転防
止作用に必要とされる適度な弾性が失われる結果とな
り、やはり適切な逆転防止効果を得ることができない。
【0027】以上のように、逆転防止爪22に一体に形
成された溶着部を後カバー6と一体に溶着結合しておく
ことによって、後カバー6自体を本体基部2から分離す
ることが困難になり、かつ後カバー6を分離したときに
は逆転防止爪22の本来の機能が損なわれるようにな
る。したがって、不正規にフイルムの詰め替えを行った
としても正常な撮影操作ができなくなり、こうした行為
を防ぐうえで非常に効果的である。
【0028】さらに、遮光用リブ33,34に設けた溶
着片33a,34aも後カバー6の背後から後カバー6
と一体的に溶着結合されるので、この部分を無理に引き
剥がすと遮光用リブ33,34が部分的に変形したり破
損することが避けられず、以後の使用が困難になる。ま
た、フライス盤などで溶着部を切削した場合には、後カ
バー6に大きな開口が開くことになり、遮光が不完全に
なりやすく再使用することが難しくなる。
【0029】後カバー6と溶着結合される逆転防止爪2
2の他の例を図8に示す。係止片24及び消音片25は
同様の形状であるが、支持部23の上方に一体に設けら
れた溶着部45(破線ハッチング部分)が矩形枠型形状
で後カバー6側にコ字形状に突出しており、この溶着部
45が後カバー6の対応個所に形成された開口を通って
背面側に突出し、溶融して後カバー6に溶着結合され
る。この場合にも、逆転防止爪22は後カバー6に固着
されることになるため、先の実施形態と同様の作用が得
られる。また、詰め替えのために溶着部45をフライス
盤などで切削すると、図9に示すように係合片24と支
持部23との間が細くした連結部46で繋がっただけと
なる。この連結部46は強度的に弱く、係合片24に逆
転防止作用を発揮させるだけの弾力性を与えることがで
きないので、フイルムを詰め替えてもそのままでは使用
不能となる。なお、この連結部46を全く省略すること
も可能で、その場合には溶着部45を切削したときに逆
転防止爪22が完全に分離してやはり使用不能となる。
【0030】図10に示す別の実施形態では、破線ハッ
チングを施した溶着部48が後カバー6の対応個所に形
成された開口を通って背面側に突出し、溶融して後カバ
ー6と一体化される。この場合にも、先の実施形態と同
様の作用を得ることができる。また、溶着部分を切削す
ると図11の形態となり、やはり逆転防止爪22の係合
片24の根元側の強度が不足し、巻上げノブ18を逆転
操作したときには容易に根元部分から破損して所期の逆
転防止効果を得ることができなくなる。
【0031】ところで、正規に回収した使用済みのレン
ズ付きフイルムユニットについては、基本的には露光ユ
ニット3とストロボユニット4とがリユースの対象であ
り、検査工程やリペア工程を経て新たなレンズ付きフイ
ルムユニットに使用されるが、本体基部2,前カバー
5,後カバー6は破砕し、必要に応じて溶融,ペレット
化を行って原材料としてのリサイクル対象となってい
る。しかし、よりローコストでレンズ付きフイルムユニ
ットを提供するには、本体基部2などについてもリユー
スできるようにしておくことが有利である。そこで、上
記のように後カバー6を分離したときに逆転防止機能が
失われるようにしたレンズ付きフイルムユニットの本体
基部2については、図12に示す逆転防止機能の回復工
程を行うことによってそのリユースができるようにして
いる。
【0032】使用済みになったレンズ付きフイルムユニ
ットを回収し、まず本体基部2から前カバー5を外して
露光ユニット3及びストロボユニット4の分離を行う。
これらのユニットは、それぞれ機能検査工程及びリペア
工程を経て新たなレンズ付きフイルムユニットに組み込
まれる。前カバー5は、一般には使用により傷や汚れが
ついていることが多いので、破砕し、必要に応じてペレ
ット化して原材料としてのリサイクルが行われる。
【0033】次に本体基部2から後カバー6を分離す
る。このとき、溶着片33a,34aによる溶着部分に
ついては超音波カッターなどで所定の切断線に沿って切
断しておくが、逆転防止爪22の溶着結合部はそのまま
にしておく。逆転防止爪22は溶着部28により後カバ
ー6と一体化されているため、前述のように、本体基部
2から分離して後カバー6側に転移する。逆転防止爪2
2が分離されることによって、図13に示すように、本
体基部2側の分離跡2aは不整形状態となっているの
で、まずその部分を図14に示すように切削などにより
整形する。
【0034】そして、追加部品として予め用意しておい
た別の逆転防止爪50を本体基部2の整形跡に固着す
る。この逆転防止爪50に、整形跡の形状に応じた突起
51aや凹部51bを設けておくことによって、逆転防
止爪50の位置決めが簡単になる。この逆転防止爪50
を本体基部2に固定するには、接着剤による接合やフッ
ク爪の係合による機械的な固着のほか、超音波溶着を利
用することも可能である。また、分離跡2aの整形を行
うときに、追加部品となる逆転防止爪の取付けや位置決
めに用いられる係合部や位置決め穴などを設けることも
可能である。また、本体基部2に新たな逆転防止爪を固
着する代わりに、後カバーに転移した逆転防止爪を除去
してその除去跡を同様に整形した後、そこに新たな逆転
防止爪を固着して逆転防止機能を復元させることもでき
る。
【0035】なお、追加部品となる逆転防止爪50の形
状としては、元の逆転防止爪22と同様の溶着部28を
一体化させたものを用いることも可能であり、この場合
には後カバーも全く同一形状の新規部品を準備してお
く。そして、新たな逆転防止爪の溶着部を後カバーの開
口を通して背面側に突出させ、全く同様の手法により逆
転防止爪と後カバーとを溶着結合して一体化すれば、さ
らなる詰め替えも確実に防ぐことができる。また、後カ
バー6を分離するときに超音波カッターなどで切断した
本体基部の一部については、別途遮光部材を設けること
によって、実用上は問題なく遮光をとることが可能であ
る。
【0036】本体基部2のリユースに加え、後カバー6
についてもリユースを図ることも可能である。この場合
には、新たに追加部品として使用する逆転防止爪には、
例えば図14に示すように、背面側に溶着部が突出して
いないものを用いる。この逆転防止爪は、本体基部2に
固着するだけで巻上げノブ18の逆転防止作用を発揮す
る。そして、分離した後カバー6に転移している逆転防
止爪を切断あるいは切削により除去し、逆転防止爪と干
渉しないように整形してから後カバー6を本体基部2の
背面に組み付け、所要部に超音波溶着やインパルス溶着
を施して一体化すればよい。
【0037】さらに、本体基部2からの分離時に転移し
てきた逆転防止爪22を含めて後カバー6をリユースす
ることも可能である。図15に示すように、逆転防止爪
22は支持部23の部分から分離して後カバー6に転移
しており、分離時に加わる力によって係止片24が捩じ
られた形に変形していることが多い。したがって、巻上
げノブ18に係合するエッジ24aも傾いており、その
まま用いたのでは逆転防止機能が確実に復元されるわけ
ではない。
【0038】そこで、図16に示すように、補助部品5
2を後カバー6の内面と逆転防止爪22との間にスペー
サとして挿入し、また必要に応じて後カバー6に接着し
て係止片24の姿勢が元どおりになるように矯正し、そ
の矯正姿勢のまま保たれるようにしておくとよい。逆転
防止爪22は後カバー6に強固に溶着結合されているか
ら、後カバー6を本体基部2に正規に組み付ければ、元
どおりの逆転防止機能を回復させることができるように
なる。
【0039】こうして再生されたレンズ付きフイルムユ
ニットは、再度後カバーを分離しても逆転防止機能が失
われないことになるため、それ以後の不正な詰め替えに
対してはあまり効果的とは言えない。ところが、再度後
カバーを分離するときには、超音波溶着やインパルス溶
着された部分について、再度切断あるいは切削等の分離
作業を加えなければならず、外観のみならず遮光性につ
いても著しく劣化することが避けられない。したがっ
て、商品化はきわめて困難なものになり、現実的にはあ
まり問題にはならない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、溶着によりレンズ付きフイルム
ユニット本体の主要な機能部品である逆転防止爪を後カ
バーに溶融結合し、レンズ付きフイルムユニットを無理
に分解しようとすると逆転防止爪が確実にその機能を果
たさなくなるように構成されているので、フイルムの不
正規な詰め替え使用を低コストで防止することができ
る。特に、逆転防止爪に一体化された溶着部を、開口を
通して後カバーの背面側に貫通させてから溶着結合を行
っているため、本発明は不正な詰め替えを防ぐうえで非
常に有用である。
【0041】さらに、溶着部となる逆転防止爪の支持部
を断面コ字状にし、溶着部を切断あるいは切削したとき
には逆転防止爪に要求される強度や弾性力が失われるよ
うにしているから、このような加工を考慮しても不正な
詰め替えを防ぐことができる。また、溶着部を後カバー
内面との間に挟持するように、後カバーに係止爪を設け
たので、溶着ヘッドを溶着部に押しつけても逆転防止爪
の位置に狂いが出じることはなく、確実な逆転防止機能
が達成されるとともに、後カバーの分離を困難にして不
正な詰め替えを防ぐことが可能となる。さらに、上記構
成を有するレンズ付きフイルムユニットについて、追加
部品として逆転防止爪を付加する手法を採ることによっ
て、正規にその本体基部をリユースすることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の正面側分解斜視図である。
【図2】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
の背面側分解斜視図である。
【図3】逆転防止爪の外観を示す斜視図である。
【図4】逆転防止爪の要部断面図である。
【図5】逆転防止爪の溶着工程時の説明図である。
【図6】逆転防止爪の溶着後の要部断面図である。
【図7】遮光用リブに突設した溶着片を溶着するときの
説明図である。
【図8】逆転防止爪の他の実施形態の外観を示す斜視図
である。
【図9】図8に示す逆転防止爪の溶着部を切除したとき
の斜視図である。
【図10】逆転防止爪の別の実施形態の外観を示す斜視
図である。
【図11】図10に示す逆転防止爪の溶着部を切除した
ときの斜視図である。
【図12】後カバーを分離した後に逆転防止機能を回復
させるときの工程図である。
【図13】逆転防止爪の分離跡を示す要部概略図であ
る。
【図14】逆転防止爪の分離跡を整形して新たな逆転防
止爪を組み付けるときの説明図である。
【図15】逆転防止爪が後カバーに転移した様子を示す
要部概略図である。
【図16】後カバーに転移した逆転防止爪を再利用する
場合の説明図である。
【符号の説明】
2 本体基部 5 前カバー 6 後カバー 18 フイルム巻き上げノブ 22 逆転防止爪 28 溶着部 28a,28b 溶着片 30a,30b 開口 31 仕切り片 40,43 溶着ヘッド 50 新たな逆転防止爪 52 補助部品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 599 G03C 3/00 599B (72)発明者 岩瀬 一人 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フイルムロール室とパトローネ室が形成
    された本体基部と、この本体基部の背面に組み付けられ
    フイルムロール室からパトローネ室に至るフイルム通路
    を光密に覆う後カバーとを有するとともに、本体基部に
    一体に連設された弾性を有する逆転防止爪の先端側をフ
    イルム巻き上げノブにその回転方向に沿って形成された
    係止部に係合させることによってフイルム巻き上げノブ
    の逆転操作を禁止したレンズ付きフイルムユニットにお
    いて、 前記逆転防止爪に背面側に突出するように溶着部を一体
    に形成し、この溶着部を後カバーに溶着結合したことを
    特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記溶着部は逆転防止爪の根元側に形成
    されるとともに、後カバーに形成された開口を通って後
    カバーの背面側に貫通し、この貫通部分の溶着により後
    カバーの背面側に溶着結合されることを特徴とする請求
    項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記溶着部は互いに離間した2個所に設
    けられ、これらの溶着部が後カバーに形成された個別の
    開口を通るとともに、それぞれの溶着部が前記開口の相
    互間を仕切る仕切り片とともに溶融して後カバーに溶着
    結合されることを特徴とする請求項2記載のレンズ付き
    フイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記逆転防止爪の根元側は、後カバーに
    向かって突出するように断面がコの字形状に屈曲した支
    持部を介して本体基部に一体に連接され、この支持部が
    前記溶着部となって後カバーに溶着結合されることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれか記載のレンズ付きフイ
    ルムユニット。
  5. 【請求項5】 後カバーに、前記溶着部を後カバーとの
    間で挟持する係止爪を設けたことを特徴とする請求項1
    〜4のいずれか記載のレンズ付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記本体基部の背面側に後カバーの内面
    に当接して外光の進入を防止する遮光用リブを一体成形
    するとともに、この遮光用リブの後カバーとの当接面側
    に後カバーに形成した第2の開口に挿入される第2溶着
    部を設け、この第2溶着部を溶融して後カバーに溶着結
    合したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の
    レンズ付きフイルムユニット。
  7. 【請求項7】 フイルムロール室とパトローネ室が形成
    された本体基部と、この本体基部の背面に組み付けられ
    フイルムロール室からパトローネ室に至るフイルム通路
    を光密に覆う後カバーとを有するとともに、本体基部に
    一体に連設された弾性を有する逆転防止爪の先端側をフ
    イルム巻き上げノブにその回転方向に沿って形成された
    係止部に係合させてフイルム巻き上げノブの逆転操作が
    禁止され、かつ逆転防止爪の背面側に突出するように一
    体成形された溶着部が後カバーに溶着結合されたレンズ
    付きフイルムユニットのリユース方法において、 使用後に回収したレンズ付きフイルムユニットの後カバ
    ーを分離したときに前記逆転防止爪を本体基部から分離
    させ、この分離した逆転防止爪の代わりに、新たな補充
    部品として準備した逆転防止爪を本体基部又は後カバー
    に固着して巻上げノブの逆転操作を禁止するようにした
    ことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットのリユー
    ス方法。
  8. 【請求項8】 フイルムロール室とパトローネ室が形成
    された本体基部と、この本体基部の背面に組み付けられ
    フイルムロール室からパトローネ室に至るフイルム通路
    を光密に覆う後カバーとを有するとともに、本体基部に
    一体に連設された弾性を有する逆転防止爪の先端側をフ
    イルム巻き上げノブにその回転方向に沿って形成された
    係止部に係合させてフイルム巻き上げノブの逆転操作を
    禁止したレンズ付きフイルムユニットのリユース方法に
    おいて、 前記逆転防止爪に背面側に突出するように溶着部を一体
    に形成してこの溶着部を後カバーに溶着結合しておき、
    使用済みになったレンズ付きフイルムユニットの後カバ
    ーを本体基部から分離することにより前記逆転防止爪を
    後カバーに転移させて本体基部から分離し、前記本体基
    部の逆転防止爪の分離跡及び、後カバーに転移した逆転
    防止爪を除去してその除去跡を整形した後、新たな部品
    として用意した逆転防止爪を本体基部又は後カバーに固
    着してレンズ付きフイルムユニットの本体基部及び後カ
    バーをリユースして新たなレンズ付きフイルムユニット
    を組み立てたときの巻上げノブの逆転操作を禁止するよ
    うにしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット
    のリユース方法。
  9. 【請求項9】 フイルムロール室とパトローネ室が形成
    された本体基部と、この本体基部の背面に組み付けられ
    フイルムロール室からパトローネ室に至るフイルム通路
    を光密に覆う後カバーとを有するとともに、本体基部に
    一体に連設された弾性を有する逆転防止爪の先端側をフ
    イルム巻き上げノブにその回転方向に沿って形成された
    係止部に係合させてフイルム巻き上げノブの逆転操作を
    禁止したレンズ付きフイルムユニットのリユース方法に
    おいて、 前記逆転防止爪に背面側に突出するように溶着部を一体
    に形成してこの溶着部を後カバーに溶着結合しておき、
    使用済みになったレンズ付きフイルムユニットの後カバ
    ーを本体基部から分離することにより前記逆転防止爪を
    後カバーに転移させて本体基部から分離し、この分離工
    程に伴って後カバーに変形して転移した逆転防止爪の変
    形を矯正した後、この後カバーを変形矯正後の逆転防止
    爪とともに新たなレンズ付きフイルムユニットに用いて
    巻上げノブの逆転操作を禁止するようにしたことを特徴
    とするレンズ付きフイルムユニットのリユース方法。
  10. 【請求項10】 逆転防止爪が転移した後カバーに新た
    に用意した補助部品を組み付け、この補助部品により逆
    転防止爪が矯正後の所定の姿勢に保たれるようにしたこ
    とを特徴とする請求項9記載のレンズ付きフイルムユニ
    ットのリユース方法。
  11. 【請求項11】 フイルムロール室とパトローネ室が形
    成された本体基部と、この本体基部の背面に組み付けら
    れフイルムロール室からパトローネ室に至るフイルム通
    路を光密に覆う後カバーとを有するとともに、本体基部
    に一体に連設された弾性を有する逆転防止爪の先端側を
    フイルム巻き上げノブにその回転方向に沿って形成され
    た係止部に係合させてフイルム巻き上げノブの逆転操作
    が禁止され、かつ逆転防止爪の背面側に突出するように
    一体成形された溶着部が後カバーに溶着結合されたレン
    ズ付きフイルムユニットを使用後に回収して前記本体基
    部及び/又は後カバーをリユースして新たなレンズ付き
    フイルムユニットを製造するときに用いられる別途用意
    された追加部品であって、前記逆転防止爪を除去した後
    に、前記本体基部又は後カバーへの組み付けにより巻上
    げノブの逆転操作を禁止することを特徴とするレンズ付
    きフイルムユニットの逆転防止爪。
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KR1020020061223A KR20030030903A (ko) 2001-10-09 2002-10-08 렌즈 부착 필름 유닛 및 그 재사용 방법과 역전 방지 클로
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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