JP2002318173A - 車両検査システム - Google Patents
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Abstract
うことができるように、ブレーキ測定機器による測定作
業を効率化すること。 【解決手段】 車両検査ライン5には機器による検査を
行なう第2の検査ステーション12が含まれており、こ
の検査ステーション12はブレーキ・スピード測定機器
16aを含んでいる。このブレーキ・スピード測定機器
16aの前後のローラシャフト31、32の間隔を調整
する間隔調整機構33は、入力部41から入力された検
査対象の自動車の検査証のデータに基づき、予めメモリ
45に記憶保持されている諸元表から該当するホイルベ
ースのデータを検索出力し、これに基づき、ローラシャ
フト間隔を自動調整する。作業員が入庫車両毎にローラ
シャフト間隔を調整する必要が無いので、ブレーキ、ス
ピード測定作業を効率化できる。
Description
・検査を、効率良く短時間で処理することのできる車両
検査システムに関するものである。
法定点検・検査では、顧客から預かった自動車を所定の
点検場所に移動させ、そこにおいて、法定項目毎の検査
が行われる。また、検査結果に基づき、顧客の了解を得
た後に、必要箇所の修理・整備が行われる。このような
点検作業にはかなりの時間が掛るのが一般的である。
器を用いた検査作業においては、検査対象の入庫車両毎
に、作業員によって当該ブレーキ測定器のローラシャフ
ト間隔を入庫車両のホイルベース間隔に対応するように
調整する必要がある。
がブレーキ測定機器にホイルベース間隔などを入力する
ことにより行われている。このように、検査対象の車両
毎のホイルベース間隔に対応するようにブレーキ測定機
器のローラシャフト間隔を調整するための入力操作を逐
一行うことは煩雑であり、また、時間が掛かってしま
う。このために、検査時間もその分長くなってしまい、
検査時間の短縮化の弊害となっている。
インにおけるブレーキ測定器での測定作業の効率化を図
り、もって、検査時間の短縮化を実現可能な車両検査シ
ステムを提案することにある。
めに、本発明の車両検査システムは、ブレーキ測定機器
が備わっている車両検査ラインと、前記ブレーキ測定機
器におけるローラシャフトの間隔を調整する間隔調整機
構を有しており、この間隔調整機構は、検査対象の自動
車の検査証に記載されているデータを入力する入力部
と、入力されたデータと予め記憶保持されている諸元表
に基づき、検査対象の自動車のホイルベースのデータを
検索し、検索されたデータに基づきローラシャフト間隔
を調整する間隔調整部を備えていることを特徴としてい
る。
の自動車の移動経路に沿って配列された複数の検査ステ
ーションを備え、これらの検査ステーションの一つに前
記ブレーキ測定機器が装備された構成とすることができ
る。
て、ブレーキ測定機器のローラシャフトの間隔が、自動
的に検査対象車両のホイルベースに対応するように調整
される。よって、間隔調整作業を効率良く行うことがで
きるので、当該ブレーキ測定機器による測定時間を短縮
化でき、もって、全体の検査時間を短縮化することがで
きる。
を適用した車両検査システムの実施例を説明する。
車の検査を行なう検査棟の一例を示す外観斜視図であ
る。検査棟1は、例えば、道路際に設置されており、道
路2から敷地内に進入した検査を受けようとする自動車
の入口3と、この入口3の反対側に形成されている検査
後の自動車の出口4とを備え、入口3と出口4の間には
直線状の車両検査ラインが形成されている。
直線状の車両検査ライン5の一例を示す説明図である。
この図に示すように、本例の車両検査ライン5は、検査
対象の自動車6、7を移動させるための直線状の移動経
路8を備えている。この移動経路8に沿って、入口3の
側から出口4に向けて、第1の検査ステーション11
(第1の工程)、第2の検査ステーション12(第2の
工程)、および第3の検査ステーション13(第3の工
程)がこの順番で配置されている。
外観からの目視検査および室内からの目視検査を行なう
ための検査ステーションであり、ピット14および/ま
たはリフト15が装備されている。この第1の検査ステ
ーション11では検査員と整備主任者により検査が行わ
れる。このステーション11での検査項目および附帯作
業内容は、図3に一覧表として示してある。また、ブレ
ーキオイルの沸点温度、バッテリーの電圧、クーラント
の凍結温度の測定が行われ、測定値が後述のように安全
度電光表示器に表示されるようになっている。
を行なうための検査ステーションであり、ブレーキ・ス
ピード測定器16a、サイドスリップテスタ16b、排
ガステスタ、黒煙測定器、前照灯試験機、音量計を含む
マルチ検査装置17が装備されている。この第2の検査
ステーション12でも検査員と整備主任者により検査が
行われ、その検査項目および附帯作業内容を図4に一覧
表として示してある。
分解・点検検査を行なうための検査ステーションであ
り、リフト18が装備されている。この第3の検査ステ
ーション13では検査員と整備主任者とメカニックの3
人により検査が行われ、その検査項目およびリフト操作
内容、並びに附帯作業を図5、6に一覧表として示して
ある。
ピット14および/またはリフト15の代りに、第3の
ステーション13に設置されているリフト18と同様な
リフトを設置して、目視検査およびサイドスリップの調
整作業を行うようにしてもよい。
沿って平行に、検査立ち会い見学路21が併設され、移
動経路8とはフェンス22によって仕切られている。顧
客はここを歩きながら自分の自動車の検査作業風景を見
学できる。この見学路21には、各検査ステーション1
1、12、13に対応した位置に、それぞれベンチ2
3、24、25が置かれている。
路21から目視できる壁面26あるいは天井(図示せ
ず)に、検査データ等を表示するための安全度電光表示
器27、28が掛けてある。この安全度電光表示器2
7、28には、検査結果内容が随時表示される。これら
の安全度電光表示器27、28の入力操作盤27a、2
8aは検査員が操作可能な高さ位置に設置されており、
各検査項目の終了毎に、検査結果が当該操作盤27a、
28aから入力され、その内容が安全度電光表示器2
7、28に表示される。入力操作盤27a、28aの代
わりに、携帯用の無線操作式の入力装置を用いて、安全
度電光表示器27、28を無線により遠隔操作して各種
情報を表示するようにしてもよい。
21のフェンス22には、上記の安全度電光表示器27
での表示内容を解説している説明用表示器29および安
全度電光表示器28での表示内容を解説している説明用
表示器30が配置されている。
は、検査結果等を集計・管理するためのコンピュータシ
ステムからなる検査管理装置40が装備されている。
次に、図7(a)および(b)は、第1の検査ステーシ
ョン11に設置されている安全度電光表示器27および
対応する見学路21のフェンス部分に設置されている説
明用表示器29を示す平面図である。
り、第1の検査ステーション11に含まれている検査項
目を表示している「ブレーキオイルの沸点温度は」、
「バッテリの電圧値は」、および「ラジエーター冷却水
の凍結温度は」とそれぞれ記載されている各表示部分2
71a、272a、273aと、これらの検査項目の測
定値を表示するための電光板部分(値表示部)271
b、272b、273bと、これらの検査項目における
新品の場合の標準値を表示している標準値表示部分27
1c、272c、273cとを備えている。
値が標準値に基づき「安全」であるか「注意」を要する
ものであるのかを表示する安全度表示部274を備えて
いる。この安全度表示部274は、測定値が「安全」で
あることを示す青色(緑色)ランプ275a、275
b、275cと、次回車検までは持たないことを示す
「注意」を示す黄色ランプ276a、276b、276
cとを備えている。
点温度が200℃であり、安全基準値である170℃よ
りも高いので、安全を示す青色ランプ275aが点灯し
ている。測定したバッテリーの電圧が13.1Vであ
り、安全基準値の12.6Vよりも高いので、安全を示
す青色ランプ275bが点灯している。また、ラジエー
ター冷却水の凍結温度の測定値はマイナス45℃であ
り、安全基準値のマイナス15℃よりも低いので、青色
ランプ275cが点灯している。
1のフェンス22の部分に取り付けられている説明用表
示器29は、安全度電光表示器27における安全度表示
部274と同様に構成され、検査項目の検査結果である
測定値が標準値に基づき「安全」であるか「注意」を要
するものであるのかを表示する安全度表示部294を備
えている。この安全度表示部294は、測定値が「安
全」であることを示す青色(緑色)ランプ295a、2
95b、295cと、測定値から次回車検までは持たな
いことを示す「注意」を示す黄色ランプ296a、29
6b、296cとを備えている。また、各ランプの隣接
位置の表示面部分291、292、293には、各ラン
プによる表示内容を解説した解説文が記載されている。
テーション13に設置されている安全度電光表示器28
および対応する見学路21のフェンス部分に設置されて
いる説明用表示器30を示す平面図である。
器28は、第3の検査ステーション13に含まれている
検査項目である「ブレーキパッドの残厚」、「ブレーキ
ライニングの残厚」とそれぞれ表示されている各表示部
分281a、282aと、前輪および後輪のブレーキパ
ッドの測定した残厚値をそれぞれ表示するための電光掲
示板部分(値表示部)281b、281cおよびブレー
キライニングの測定した残厚値を表示するための電光掲
示板部分(値表示部)282bと、これらの検査項目に
おける新品の場合の標準値を表示している標準値表示部
分281d、282dとを備えている。
が標準値に基づき「安全」であるか「注意」を要するも
のであるのか、あるいは直ちに交換を要する「危険」で
あるのかを表示する安全度表示部を備えている。この安
全度表示部は、測定値が「安全」であることを示す青色
(緑色)ランプ285a、285b、285cと、測定
値から次回車検まではもたないことを表す「注意」を示
す黄色ランプ286a、286b、286cと、直ちに
交換が必要な「危険」を示す赤色ランプ287a、28
7b、287cとを備えている。
ッド残厚が8mm、後輪側が6mmであり、いずれも安
全基準の2mmよりも厚いので、安全を示す青色ランプ
285a、286aが点灯している。これに対してブレ
ーキライニングの測定値は1mmであり、直ちに交換が
必要である旨の危険を示す赤色ランプ287cが点灯し
ている。
ェンス22の部分に取り付けられている説明用表示器3
0は、安全度電光表示器28における安全度表示部28
4と同様に構成され、検査項目の検査結果である測定値
が標準値に基づき「安全」であるか「注意」を要するも
のであるのか、あるいは「危険」であるのかを表示する安
全度表示部を備えている。この安全度表示部は、測定値
が「安全」であることを示す青色(緑色)ランプ305
a、305b、305cと、測定値から次回の車検まで
はもたないことを表す「注意」を示す黄色ランプ306
a、306b、306cと、直ちに交換が必要な「危
険」を示す赤色ランプ307a、307b、307cと
を備えている。また、各ランプの隣接位置の表示面部分
300、301には、各ランプによる表示内容を解説し
た解説文が記載されている。これに加えて、各ランプの
反対側の隣接位置の表示面部分302、303には、そ
れぞれ、ブレーキパッドの見本302a、ブレーキライ
ニングの見本303aが展示されている。
客に知らされていなかった検査結果の測定値を表示する
と共に、その測定値が示す危険度あるいは安全度がどの
程度のものかを安全、注意、危険の三段階で表示すると
共に、見学路21には、安全、注意、危険が意味してい
る内容を解説した説明用表示器を配置してある。したが
って、見学路21において各検査を見学している自動車
の使用者は、これら安全度電光表示器および説明用表示
器を見ることにより、検査対象の部品の交換の要否、危
険度などについて直ちに認識できる。
0を中心に構成される本例の車両検査システム1の制御
系の概略ブロック図である。図2および図9を参照して
説明すると、本例の検査管理装置40は、検査対象の自
動車のデータおよび顧客データを入力する入力部41
と、各検査ステーション11、12、13での検査結果
を入力する検査結果入力部42と、これら入力部41お
よび検査結果入力部42からの入力情報に基づき、検査
結果一覧表50を作成する情報処理部43と、作成され
た検査結果一覧表を出力する出力部44と、検査結果一
覧表を含む各種情報を記憶保持するメモリ45と、表示
装置46とを備えている。
情報処理端末(ハンドターミナル)であり、この場合に
は、携帯用情報処理端末42と情報処理部43の間は送
受信部47を介して無線通信により情報の送受信が行わ
れる。
1において、各検査ステーション11、12、13での
検査結果を記入した用紙を集めて、入力することもでき
る。この場合には、例えば、図10、11に示すような
書式の用紙(カルテ記入用チェック項目用紙)に検査結
果を記入し、これを検査管理装置40において回収し
て、入力部41から入力すればよい。
されているブレーキ・スピード測定器16の前後のロー
ラシャフト31、32の間隔を調整する間隔調整機構3
3は、入力部41から入力された検査対象の自動車の検
査証のデータに基づき、予めメモリ45に記憶保持され
ている諸元表から該当するホイルベースのデータを検索
出力し、これに基づき、ローラシャフト間隔を自動調整
する間隔調整部34を備えている。
検査結果一覧表50(お車の健康診断カルテとアドバイ
ス)の書式を示してある。本例の検査結果一覧表50
は、3枚綴りの用紙であり、表紙50aが会社控えであ
り、二枚目の複写紙50bがお客控えであり、三枚目の
複写紙50cが検査管理装置40への入力用(コンピュ
ータ入力用)のものである。
に、検査項目を記載したチェックポイント欄51と、各
検査項目毎の安全基準の目安を記載した安全ライン欄5
2と、検査対象の自動車における各検査項目毎の検査結
果を記載した安全度チェック欄53と、各安全度チェッ
ク欄の記載内容を解説した症状欄54と、各検査項目毎
に、安全ライン欄52に記載されている安全基準と比較
して、検査対象部品あるいは部位が前記安全基準を満た
していない場合に、直ちに修理、交換を要するときには
「危険」を表す文字と記号「×」を記入し、直ちに修
理、交換をしなくても良い場合には「注意」を表す文字
および記号「△」を記入する安全危険度欄55と、各検
査項目毎に、検査結果に基づく安全上の注意点を記載し
た安全上の注意点欄56とを備えている。
品あるいは部位を修理、交換する場合における使用部品
名を記入する使用部品名欄57と、使用部品名欄57に
記入された使用部品の使用個数を記入する数量欄58
と、使用部品名欄57に記入された使用部品を数量欄5
8に記入した個数だけ使用して修理、交換を行う場合の
部品代および技術料を記入する部品代技術料欄59と、
各検査項目毎に、修理、交換を行う場合の作業時間を記
入する作業時間欄60と、修理、交換が必要な検査対象
の部品、部位を、検査後直ちに整備する当日整備にする
のか後日整備にするのかについての顧客の指示を記入す
る選択欄61と、整備を後日行う場合における整備時期
を記入する後日整備時期欄62とを備えている。
は、例えば、図10、11に示す用紙に記入された検査
結果を、検査管理装置40の入力部41から入力するこ
とにより作成され、入力内容などが検査結果一覧表50
の該当欄に印字された状態でプリントアウトされる。
ば次の通りである。検査員は点検検査を進めながら、カ
ルテ記入用チェック項目に記入する箇所があれば、その
該当番号および安全度チェック欄の測定数値、部品名な
どを称呼しながらアシスタントに伝え、カルテ記入用チ
ェック項目用紙(図10、図11参照)へ記入するよう
に指示を与える。アシスタントは、検査員からの指示事
項を順次用紙に記入し、記入終了後は、検査管理装置4
0の担当オペレータに手渡す。担当オペレータは、入力
部41を操作して、カルテ画面を表示器46上に呼び出
し、カルテ記入用チェック項目用紙に記入されているガ
イド番号を入力して、顧客のカルテ画面に切り換え、表
示された項目に安全度チェック欄の測定値を入力し、使
用部品のコード番号および数量を入力する。入力後に、
空欄状態の検査結果一覧表50を出力部(プリンタ)4
4に挿入して、これを印字発行して、再び、アシスタン
トへ渡す。
表50を作成するために、予め検査管理装置40のメモ
リ45に保持されている各欄への印字出力用のメッセー
ジパターン等を示してある。オペレータは、カルテ画面
上において、測定値、使用部品のコード番号および数量
を入力する以外は、自動的に生成された定型のメッセー
ジ、あるいは、複数のメッセージパターンから該当する
定型のメッセージを選択するのみでよい。
おいて、入力しようとする項目のガイド番号を入力する
と、当該ガイド番号に対応して割り振られているメッセ
ージパターンがメモリ45から呼び出されて表示され
る。例えば、図13においてガイド番号1−1で示され
ているバッテリーの電圧測定の行を入力する場合には、
当該ガイド番号1−1を入力すると、チェックポイント
欄から安全上の注意点(アドバイス)の欄の記載項目が
自動生成されて表示される。従って、オペレータは、表
示画面上において、通常は該当する使用部品の欄をクリ
ックして選択すれば、予め記憶保持されている事項、す
なわち、数量が1個であり、その場合の部品代技術料お
よび作業時間が自動的に入力される。数量が2個以上の
場合には数量の欄に表示される数量「1」を所定の数に
変更すれば、それに対応して、部品代技術料および作業
時間が自動的に計算されて該当欄に入力表示される。
されたアシスタントは、顧客に対して、そこに記入され
ている注意および危険箇所について説明すると共に、修
理した場合の金額についても説明する。しかる後に、修
理が必要な箇所を、今回行うのか、後日行うのかを選択
してもらう。後日整備の場合には後日整備時期を、空欄
62に記入し、今回整備の場合には、完成日時の案内と
代車の要望を聞き、検査結果一覧表に顧客に署名をした
もらった後に、顧客控え50bを顧客に渡し、コンピュ
ータ入力用の控え50cをオペレータに渡す。
cを見て、後日整備箇所と時期を入力する。
は、当日整備(今回整備)の場合には、その入力内容が
自動的に指定整備記録簿および概算見積書・作業指示書
および納品請求書に反映するようになっている。また、
後日整備の場合には、その入力内容に基づき、期限管理
が開始され、例えば、後日整備時期の1ヶ月前に後日整
備の案内葉書に反映するようになっている。
処理部43は、検査結果一覧表における部品代技術料欄
および選択欄の記入内容に基づき、当日整備の場合の整
備料金を算出する料金算出機能を備えている。検査結果
一覧表における部品代技術料欄および選択欄の記入内容
に基づき、後日整備の場合の整備料金の見積もり額を算
出する料金算出機能も備えており、さらには、後日整備
時期欄の記入内容に基づき、検査が終了した各自動車の
整備時期の期限管理を行う期限管理機能も備えている。
したがって、見積書の作成、整備の期限管理を効率良く
簡単に行うことが可能になる。
た検査結果一覧表の別の例を示してある。この検査結果
一覧表においては、上記の検査結果一覧表50における
欄60、61、62が省略されており、また、安全危険
度欄55には、安全である場合においても、「安全」の
文字とそれを表す記号「○」が印字されている点が異な
っている。それ以外の欄構成は同一である。
された本例の車両検査システム1による自動車の検査作
業の流れを説明する。本例の全体的な作業の流れは、図
2に示すように、自動車6を移動経路8に沿って第1お
よび第2の検査ステーション11、12のそれぞれに順
次に移動させて、それぞれの検査ステーションで図3、
図4に示す検査項目の検査を行い、第2の検査ステーシ
ョン12での検査終了後に、当該自動車6を第3のステ
ーション13に移動させると同時に、検査対象の次の自
動車7を第1の検査ステーション11に移動させ、この
後は、第3の検査ステーション13における自動車6の
検査(図5、6に列記する項目の検査)と、第1の検査
ステーション11における自動車7の検査とを同時に進
行させるようにしている。
の検査時間を10分程度とすることができ、また、第2
の検査ステーション12での検査時間を5分程度とする
ことができ、第3の検査ステーション13での検査時間
を10分程度とすることができる。従って、検査対象の
自動車を最短で10分間隔で、車両検査ライン5の移動
経路8に入庫させながら、検査を連続して行なうことが
できる。すなわち、本例では、検査機器による検査ステ
ーション12での検査項目以外の検査項目を二つの検査
項目に分割し、その一方を第1の検査ステーション11
で行い、他方を第3の検査ステーション13で行うよう
にすると共に、各検査ステーション11、13での検査
作業時間がほぼ同一(10分程度)となるように検査作
業を割り振ってある。従って、1台当たりの検査時間を
短縮化でき、効率良く多数台の自動車の検査作業をベル
トコンベア式に行うことが可能になる。また、検査作業
に必要な人員の省力化も実現できる。
れを説明すると、まず、事務所の管理事務所において車
検の予約受付を行い、顧客データと車両データ(車検証
に記載されている各種データ)等を検査管理装置40の
入力部41(キーボード)から入力する。
携帯用情報処理端末42を利用して検査管理装置40に
入力する場合には、入力された車両データは情報処理部
43の制御の下で、送受信部47を介して携帯用情報処
理端末42に送信される。図示の例では、検査結果の入
力を入力部41から直接に行うようになっており、アシ
スタントは図10、11に示す用紙を携帯し、ここに検
査結果を記入する。
示書がプリントアウトされ、検査員は、作業指示書およ
び車検書類一式と、図10、11に示すカルテ記入用チ
ェック項目用紙を持って、顧客と共に、検査対象の自動
車を検査棟1に移動させる。自動車は検査棟1内の第1
の検査ステーション11に移動され、顧客は、立ち会い
見学路21に入り、検査を見学することになる。
依頼事項と気になる症状の問診から始まって、目視と機
器による検査が開始される。検査項目は図3に示す通り
であり、当該図3の上の行から下の行に記載されている
検査項目順に各種の検査が行われる。検査結果が検査員
によって安全度電光表示器27に入力され、その安全表
示部に表示される。この安全表示部の表示内容は、その
まま、見学路21のフェンス部分に配置されている説明
用表示器29の安全表示部にも同時に表示される。ま
た、検査結果は携帯している用紙(図10、11)に記
入される。
ては測定機器により各種の検査が行われる。ここで、本
例では、予め入力されている検査対象の自動車の車検証
データに基づき、間隔調整部34によって前後のローラ
シャフト31、32の間隔が測定対象の自動車に合うよ
うに自動調整される。従って、作業員らが逐次、ローラ
シャフト間隔を調整する必要がないので便利である。こ
のステーションで検査された排ガス測定結果、黒煙測定
結果、サイドスリップ測定結果等が、このステーション
12の手前側および後側に設置されているモニター7
1、72に表示される。また、スピード測定結果、ブレ
ーキ測定結果、ヘッドライト測定結果、ホーン測定結果
等が、同じくモニター71、72に表示される。このス
テーションにおける具体的な検査項目は前述のように図
4に示す通りである。ここでの検査結果(測定数値)は
自動的に検査管理装置40に入力される。
3に移動され、リフトに乗せられて、下回りの分解点検
検査が行われる。ここでの検査項目は前述のように図
5、6に示す通りである。検査結果は用紙(図10、1
1参照)に記入される。
どが必要な場合(危険という判断が出た場合)には、見
学路21で検査を見学している車の使用者に対して直接
に、その部品の状況などを見せながら、説明が行われ
る。
を受け取り、検査管理装置40の入力部41から入力し
て、メモリ45に格納する。
検査結果一覧表50に検査結果を印字して、出力部44
(プリンタ)からプリントアウトする。この検査結果一
覧表50を用いて、顧客に検査結果、および部品交換、
修理等が必要な箇所の説明を行なう。注意という判定が
下された部品については検査には合格するが次回の車検
までは持たないので、顧客に今回整備を行なうのか、後
日整備を行なうのかを選択してもらう。選択結果は、検
査結果一覧表50の右端の欄に記入する。
には、自動車を隣接配置されている整備工場に搬入して
整備を行なった後に自動車を顧客に引き渡す。後日整備
の場合、あるいは修理箇所が無い場合には、そのまま自
動車を顧客に引き渡す。
ステーションでの検査結果を入力あるいは記入するよう
にしている。この代わりに、携帯用情報処理装置を携帯
し、あるいは、各ステーションに入力装置を設置してお
き、検査管理装置40に検査結果を送るようにしてもよ
い。
用した車両検査システムの別の例を示す斜視図である。
本例の車両検査システム101も、検査対象の自動車1
06の移動経路108に沿って複数の検査ステーション
が配列されている車両検査ライン105と、この車両検
査ライン105に沿って併設され、各検査ステーション
ので検査状況を見学可能な検査立会い見学路121とを
有している。
動経路108に沿って当該移動経路108の入口103
の側から出口104の側に向かって、第1の検査ステー
ション111および第2の検査ステーション112のみ
が配列されていることである。
ト118が配置され、自動車の外観および室内からの目
視検査、並びに下回りの分解・点検検査が行われる。
測定機器117が配置され、自動車の測定検査が行われ
る。測定機器117には、ブレーキ・スピード測定器1
6a、サイドスリップテスタ16b、排ガステスタ、黒
煙測定器、前照灯試験機、音量計を含まれている。これ
らの測定機器のうち、前輪平行軸の狂い測定を行うサイ
ドスリップテスタ116bは、第2の検査ステーション
の最も上流側の位置に配置されている。
査立会い見学路121は直線経路である。L型の折れ曲
がった経路や、円弧状の湾曲経路とすることもできる。
ョン112に配置されているブレーキ測定機器のローラ
シャフト131、132の間隔を調整可能な間隔調整機
構を備えていることが望ましい。この間隔調整機構の構
成は、実施例1の場合と同様とすることができるので、
その説明および図示を省略する。
01における検査作業の流れを示す説明図である。図2
3および図24を参照して検査作業の流れを説明する
と、まず、検査対象の自動車106を、第1の検査ステ
ーション111まで前進させて、当該第1の検査ステー
ション111において外観と室内からの目視検査を行う
(第1の工程)。
検査ステーション112のサイドスリップテスタ116
bの位置まで前進させて、前輪平行軸の狂い測定を行う
(第2の工程)。測定後の自動車を、第1の検査ステー
ション111におけるリフト118によるリフトアップ
位置まで後退させて、リフト118によって当該自動車
をリフトアップし、この状態で下回りの分解・点検検査
を行うと共に、前輪平行軸に狂いがある場合には当該狂
いを修正する(第3の工程)。
は、第2の検査ステーション112における自動車を前
進させてサイドスリップテスタ116bの位置まで前進
させて、前輪平行軸に狂いの無いことを確認する(第4
の工程)。この後は、自動車を更に前進させて、当該自
動車に対してその他の機器による測定検査を行う(第5
の工程)。
平行軸に狂いが無いことが確認された場合には、第4の
工程を経ることなく、第3の工程から第5の工程に移行
する。すなわち、リフト118から下ろした自動車を第
2の検査ステーション112におけるサイドスリップテ
スタ116bの位置を越えて前進させ、各種測定機器に
よる測定を行う。
備えており、検査結果一覧表が実施例1の場合と同様に
発行される。また、安全度電光表示器127、128、
およびモニター171、172が配置されている。さら
に、見学路121のフェンス122には、安全度電光表
示器127、128に対応する説明用表示器129、1
30が配置されている。安全度電光表示器127、12
8はそれぞれ実施例1における安全度電光表示器27、
28に対応する構成とされており、説明用表示器12
9、130もそれぞれ実施例1における説明用表示器2
9、30に対応する構成とされている。
システムのブレーキ測定機器はローラシャフト間隔を自
動調整するための間隔調整機構を備えており、この間隔
調整機構は、検査対象の自動車の検査証に記載されてい
るデータを入力する入力部と、入力されたデータと予め
記憶保持されている諸元表に基づき、検査対象の自動車
のホイルベースのデータを検索し、検索されたデータに
基づきローラシャフト間隔を調整する間隔調整部とを備
えている。
ンにおいてブレーキ測定機器のローラシャフト間隔を、
検査対象の自動車毎にそれに合うように調整する作業が
人手に頼ることなく自動的に行われ、作業員による調整
作業が不要となる。よって、検査時間を大幅に短縮でき
る。
である。
テムを示す説明図である。
ーションで行われる検査項目等を一覧表の形態で示す説
明図である。
ーションで行われる検査項目等を一覧表の形態で示す説
明図である。
ーションで行われる検査項目等を一覧表の形態で示す説
明図である。
ーションで行われる検査項目等を一覧表の形態で示す説
明図である。
る安全度電光表示器および見学路フェンスに配置されて
いる説明用表示器を示す説明図である。
る安全度電光表示器および見学路フェンスに配置されて
いる説明用表示器を示す説明図である。
制御系を示す概略ブロック図である。
カルテ記入用チェック項目用紙の例を示す説明図であ
る。
カルテ記入用チェック項目用紙の例を示す説明図であ
る。
覧表における各欄の記入例を示す説明図である。
覧表における各欄の記入例を示す説明図である。
覧表における各欄の記入例を示す説明図である。
覧表における各欄の記入例を示す説明図である。
覧表における各欄の記入例を示す説明図である。
覧表における各欄の記入例を示す説明図である。
覧表における各欄の記入例を示す説明図である。
検査結果一覧表の例を示す説明図である。
検査結果一覧表の例を示す説明図である。
示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 ブレーキ測定機器が備わっている車両検
査ラインと、前記ブレーキ測定機器におけるローラシャ
フトの間隔を調整する間隔調整機構を有しており、 この間隔調整機構は、検査対象の自動車の検査証に記載
されているデータを入力する入力部と、入力されたデー
タと予め記憶保持されている諸元表に基づき、検査対象
の自動車のホイルベースのデータを検索し、検索された
データに基づきローラシャフト間隔を調整する間隔調整
部を備えていることを特徴とする車両検査システム。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記車両検査ラインは、検査対象の自動車の移動経路に
沿って配列された複数の検査ステーションを備えてお
り、これらの検査ステーションの一つに前記ブレーキ測
定機器が備わっていることを特徴とする車両検査システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001346382A JP2002318173A (ja) | 2001-02-14 | 2001-11-12 | 車両検査システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001-36850 | 2001-02-14 | ||
JP2001036850 | 2001-02-14 | ||
JP2001346382A JP2002318173A (ja) | 2001-02-14 | 2001-11-12 | 車両検査システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002318173A true JP2002318173A (ja) | 2002-10-31 |
Family
ID=26609372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001346382A Pending JP2002318173A (ja) | 2001-02-14 | 2001-11-12 | 車両検査システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002318173A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009042223A (ja) * | 2007-07-13 | 2009-02-26 | Alpico Jiko Kk | 車両検査システムおよび車両検査方法 |
JP2009300081A (ja) * | 2008-06-10 | 2009-12-24 | Tcm Corp | 産業車両のロードテスト室 |
JP2014132413A (ja) * | 2013-01-07 | 2014-07-17 | Altia Co Ltd | 車両誘導システム |
CN106198054A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-07 | 北京博科测试系统股份有限公司 | 双轴制动台及具有该双轴制动台的车辆检测设备 |
-
2001
- 2001-11-12 JP JP2001346382A patent/JP2002318173A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN106198054A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-07 | 北京博科测试系统股份有限公司 | 双轴制动台及具有该双轴制动台的车辆检测设备 |
CN106198054B (zh) * | 2016-08-30 | 2019-03-26 | 北京博科测试系统股份有限公司 | 双轴制动台及具有该双轴制动台的车辆检测设备 |
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A521 | Written amendment |
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