JP2002317967A - 調湿機 - Google Patents

調湿機

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JP2002317967A
JP2002317967A JP2001118334A JP2001118334A JP2002317967A JP 2002317967 A JP2002317967 A JP 2002317967A JP 2001118334 A JP2001118334 A JP 2001118334A JP 2001118334 A JP2001118334 A JP 2001118334A JP 2002317967 A JP2002317967 A JP 2002317967A
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Katsuhiro Ito
克浩 伊藤
Yoshihiro Uramoto
嘉弘 浦元
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    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
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    • F24F2203/10Rotary wheel
    • F24F2203/1084Rotary wheel comprising two flow rotor segments

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生通風路の吸込温度の変化等によるセラミ
ックヒータの消費電力の変動を少なくすることができる
調湿機を提供すること。 【解決手段】 空気に含まれる水分を吸着する吸湿領域
16と該吸湿領域にて吸着した水分を加熱された空気に
よって離脱する再生領域15とを有する回転式吸湿ロー
タ8と、該吸湿領域に水分を吸着させる吸湿通路AP1
と、該再生領域から水分を離脱させる再生通路AP2
と、室外と該吸湿通路又は再生通路を連通する室外通路
4と、室内に乾燥した空気を放出する除湿モードと室内
に高湿の空気を放出する加湿モードを制御する制御部と
を備えた調湿機において、回転式吸湿ロータの再生領域
に送る空気を加熱するセラミックヒータ13を設け、回
転式吸湿ロータの再生領域全体を通過する空気量を一定
にし、セラミックヒータによって加熱する空気量を制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般家庭で使用さ
れる加湿、除湿、換気の3つの空調を目的とした調湿機
に係わり、より詳細には、再生領域の加熱手段としてセ
ラミックヒータを設ける調湿機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転式吸湿ロータを利用
した除湿、加湿、換気可能な空調機器は様々な方式が考
えられており、いずれも、回転式吸湿ロータが水を吸着
する性質を利用したものであり、一例を挙げると、図1
2に示すような構成の調湿機が知られている。図12
は、従来の回転式吸湿材を利用した調湿機の概略構成図
であり、以下、その構成を図面を参照しながら説明す
る。
【0003】図12において、調湿機内部には、室内に
臨ませた第一室内空気吸込口1と第二室内空気吸込口2
に連通し、その下流側で室内空気吹出口3、あるいは、
室外空気吹出口4に連通する2つの空気通路AP1,A
P2が形成されている。第1の空気通路は、第一室内空
気吸引口1から導入された室内空気中の水分を途中で吸
湿することにより乾燥した空気を排気する吸湿通風路A
P1であり、第2の空気通路は該吸湿通風路内で吸湿さ
れた水分を脱離させて、前記第二室内空気吸込口2から
吸込んだ室内空気に混合することにより湿った空気を排
気する為の再生通風路AP2である。
【0004】図12の符号8は、前記吸湿通風路AP1
と前記再生通風路AP2の途中に介装された回転式吸湿
ロータ8であり、所定の幅及び長さを有するセラミック
シートなどの帯状のシート状基材に吸着材であるゼオラ
イトを溶解した溶液を含浸してこれを担持させたもの
に、同じくゼオライトを含浸、担持させた帯状平面シー
トに高さ1mm〜1.5mm程度のコルゲート加工を施
したものを接着して一体化した後、長さ方向に巻回する
ことにより略円筒形に形成されている。従って、この回
転式吸湿ロータ8を正面から見た場合、図示していない
が段ボールの断面に似たハニカム状の隙間が多数存在し
ており、該回転式吸湿ロータ8を軸方向に通過する空気
の圧損失が低くなるように設計されている。尚、この回
転式吸湿ロータ8は、その中心部において吸湿ロータ用
モータ9に接続されており、該モータ9の駆動に伴い、
モータ9の軸を中心に回転するようになっている。吸湿
通風路AP1と再生通風路AP2内の前記吸湿ロータ8
の上流側には、それぞれ吸湿ファン10、及び再生ファ
ン11が設けられている。
【0005】符号12は、除加湿通路切換ダンパー12
であり、調湿機の用途に応じて向きを変えられるように
なっている。符号6は、調湿機の室内側に設けた第二室
内空気吹出口6であり、符号5は、室外に臨ませて設け
た室外空気吸込口5である。また、再生通風路AP2内
の回転式吸湿ロータ8と再生ファン11の間には再生ヒ
ータ7が組み込まれている。
【0006】上記構成からなる従来の調湿機の除湿運転
時の動作について図13を参照しつつ説明する。図13
は、従来の回転式吸湿材8を利用した調湿機の概略構成
図であり、除湿運転時を示している。尚、図中の破線で
示す矢印は空気の流れを示している。
【0007】除湿運転時の場合、図示の如く吸湿通風路
AP1が第一室内空気吹出口3に連通し、一方、再生通
風路AP2は第一室外空気吹出口4に連通するように除
加湿通路切換ダンパー12は切り換え制御されている。
この状態において、吸湿ロータ用モータ9、吸湿ファン
10、再生ファン11、及び、再生ヒータ7に通電す
る。
【0008】吸湿ファン10の回転により第一室内空気
吸込口1から吸湿通風路AP1に導かれた室内空気中の
水分は吸湿ロータ8で吸着され、乾燥した空気が第一室
内空気吹出口3から排気される。
【0009】一方、再生ファン11の回転により再生通
風路AP2に流れ込んだ室内空気は、再生ヒータ7によ
って加熱された状態で回転式吸湿ロータ8を通過する。
この時、前記吸湿通風路AP1内で吸着した回転式吸湿
ロータ8内の水分は、再生ヒータ7によって加熱された
空気と吸湿通風路AP1の温度差に基づく飽和水蒸気量
の差により脱離され、水分を多く含む湿った空気が第一
室外空気吹出口4から排出される。
【0010】従って、吸湿ロータ8で繰り返される水分
の吸湿、脱離、これによる乾燥空気の室内への排気並び
に湿った空気の室外への排出によって徐々に室内空気の
水分が除かれ、適度な除湿効果が得られることとなる。
【0011】次に、加湿運転動作について図14を参照
して説明する。図14は、従来の回転式吸湿材8を利用
した調湿機の概略構成図であり、加湿運転時を示してい
る。この加湿運転の場合、除加湿通風路切換ダンパー1
2を図示の如く、吸湿通風路AP1が第一室外空気吹出
口4のみに連通し、一方、再生通風路AP2が第一室内
空気吹出口3のみに連通するように切り換える。この状
態において、吸湿ロータ回転用モータ9、吸湿ファン1
0、再生ファン11及び再生ヒータ7に通電する。
【0012】吸湿ファン10の回転により吸湿通風路A
P1に導かれた室内空気中の水分は回転式吸湿ロータ8
で吸着され、乾燥した空気が第一室外空気吹出口4から
は排気される。
【0013】一方、再生ファン11の回転により再生通
風路AP2に流れ込んだ室内空気は、再生ヒータ7によ
って加熱されて回転する回転式吸湿ロータ8を通過す
る。この時、前記吸湿通風路AP1で吸湿した回転式吸
湿ロータ8内の水分は、再生ヒータ7によって加熱され
た空気と吸湿通風路AP1内の空気との温度差に基づい
て脱離し、水分を多く含む湿った空気が第一室内空気吹
出口3から排出される。
【0014】従って、回転式吸湿ロータ8で繰り返され
る水分の吸湿、脱離、これによる乾燥空気の室外への排
気並びに湿った空気の室内への排出によって徐々に室内
空気に水分が補給され、適度な加湿効果が得られる。
【0015】更に、従来の調湿機の換気運転動作につい
て図15を参照しつつ説明する。図15は、従来の回転
式吸湿材8を利用した調湿機の概略構成図であり、換気
運転時を示している。この場合は、上記加湿運転動作の
場合と同様の位置に除加湿通風路切換ダンパー12を切
り換えるとともに、吸湿ファン10に通電してこれを運
転させる。この時、吸湿ロータ回転用モータ9、再生フ
ァン11、及び、再生ヒータ7には通電しないように制
御する。この場合、吸湿ファン10の回転によって室内
空気は第一室内吸込口1から流入し、吸湿通風路AP1
を経て第一室外空気吹出口4から室外に放出され、従っ
て、室内の換気が行える。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の調湿機において吸湿ロータ8内に吸着された水分を
加熱し離脱させる再生ヒータ7は、一般的にニクロム線
等を利用したものが使用されているが、異物などが混入
した場合や、吸湿ファン10、再生ファン11或いは吸
湿ロータ用モータ9が停止した場合に、ヒータ近傍が異
常過熱し、ヒータ周辺部が熱損失をきたすおそれの原因
になるといった問題があった。
【0017】そこで、ニクロム線等に代わって自己温度
制御特性を持つヒータ(以下、セラミックヒータとい
う)を利用すると、素子温度の上昇に反比例して電流値
が低下するので、上記のような異常が生じた場合でもニ
クロム線ヒータに比べ安全性を向上させることができ
る。
【0018】しかし、その反面、セラミックヒータに送
風される空気温度が変化した場合、素子温度の変化に伴
い電流値も変化するため、熱源として安定した消費電力
が得られないといった問題があった。空気温度変化によ
り変動する再生通風路AP2内に配されたセラミックヒ
ータの消費電力を一定に保つため、再生ファン11の風
量を制御すると、回転式吸湿ロータ8を通過する再生空
気の風速が変化する。これに伴い、ヒータから再生空
気、吸湿ロータ8への熱の伝わり方が一定にならないた
め、前記回転式吸湿ロータ8から離脱する水分量も安定
しないといった問題があった。
【0019】本発明は、前記の問題点を解消するために
なされたものであって、再生通風路の吸込温度の変化等
によるセラミックヒータの消費電力の変動を少なくする
ことができる調湿機を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。本発明の第1の要旨
は、空気に含まれる水分を吸着する吸湿領域と該吸湿領
域にて吸着した水分を加熱された空気によって離脱する
再生領域とを有する回転式吸湿ロータと、該回転式吸湿
ロータの吸湿領域に水分を吸着させる吸湿通路と、該回
転式吸湿ロータの再生領域から水分を離脱させる再生通
路と、室外と該吸湿通路又は再生通路を連通する室外通
路と、室内に乾燥した空気を放出する除湿モードと室内
に高湿の空気を放出する加湿モードを制御する制御部と
を備えた調湿機において、回転式吸湿ロータの再生領域
に送る空気を加熱するセラミックヒータを設け、回転式
吸湿ロータの再生領域全体を通過する空気量を一定に
し、セラミックヒータによって加熱する空気量を制御す
ることを特徴とする。
【0021】本発明の第1の要旨によれば、回転式吸湿
ロータの再生領域に送る空気の加熱手段として自己温度
制御特性を持つセラミックヒータを用いても、回転式吸
湿ロータの再生領域全体を通過する空気量を一定にしな
がらセラミックヒータによって加熱する空気量を制御す
ることで、回転式吸湿ロータで離脱する水分量を安定さ
せながら、セラミックヒータの消費電力の変動も少なく
することができる。
【0022】本発明の第2の要旨は、再生通路は、回転
式吸湿ロータの再生領域よりも空気流れ方向上流側に、
セラミックヒータを内部に配した第1の通風路と、セラ
ミックヒータによって加熱せずに空気を送風する第2の
通風路と、第1の通風路を通過する空気量と第2の通風
路を通過する空気量との比率を変化させる切換ダンパー
と、を有することを特徴とする。
【0023】本発明の第2の要旨によれば、簡単な構成
によって回転式吸湿ロータで離脱する水分量を安定させ
ながら、セラミックヒータの消費電力の変動も少なくす
ることができる。
【0024】本発明の第3の要旨は、セラミックヒータ
に通電される電流値を検知する電流検知センサーを設
け、制御部は電流検知センサーにて検知した電流値と予
め設定した閾値を比較する電流値比較部を設け、電流値
比較部の出力に基づいてセラミックヒータによって加熱
する空気量を制御することを特徴とする。
【0025】本発明の第3の要旨によれば、正確にセラ
ミックヒータの消費電力の制御を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。尚、本実施の形態に係わる調
湿機において、上記従来の調湿機と同一部分には同一符
号を付し、その詳細な説明を省略する。また、本実施の
形態に係わる調湿機の吸湿回路による作用効果は上記従
来の調湿機と大きな差異はないので、本実施の形態では
従来と異なる作用効果を奏する再生回路について説明す
る。
【0027】図1〜7は、本実施の形態に係わる調湿機
の再生回路の概略構成図である。本実施の形態に係る調
湿機の特徴的な構成は、図1〜7に示すように、再生熱
源としてセラミックヒータ13を設け、該セラミックヒ
ータ13を内部に配した第一再生通風路17と別に、そ
の通風路に隣接して該セラミックヒータ13を通過させ
ずに再生空気を送風する第二再生空気通風路18を設
け、また、該第二再生空気通風路18を通過する空気量
を段階的に変化可能とするために再生通風路切換ダンパ
ー14を設けたことにある。
【0028】すなわち、回転式吸湿ロータ8を通過させ
る再生空気の風速を変化させると、熱源からのロータ8
に伝わる熱量も変化し、回転式吸湿ロータ8から離脱す
る水分量も安定しない。また、セラミックヒータ13
は、自己温度制御特性をもち、素子温度の上昇に反比例
して電流値が低下するので、異常時の安全性を向上させ
ることができるが、セラミックヒータ13に送風される
空気温度が変化した場合など、素子温度の変化に伴い電
流値も変化するため、安定した消費電力が得られない。
ここで、セラミックヒータ13の消費電力を一定に保つ
ため、再生ファン11の風量を制御すると、回転式吸湿
ロータ8を通過する再生空気の風速が変化するため、上
記理由により、再生量も変化してしまう。
【0029】そこで、再生通風路AP2内に再生熱源と
してのセラミックヒータ13を内部に配した通風路17
と、再生空気のみを送風する通風路18に分割し、更
に、両通風路17,18を通過させる空気量の比率を段
階的に変化させることにより、再生領域全体に送風する
空気量は変えずに、セラミックヒータ13に送風する空
気量を変化させることができるので、再生通風路AP2
の吸込温度が変化した場合でも、再生量を変化させずに
消費電力が一定になるように制御することができる。
【0030】より具体的に、本実施の形態の調湿機の再
生回路と、ヒータの消費電力を一定にする制御手段につ
いて説明する。図1は本実施形態に係る調湿機の吸込口
2側から見た回転式吸湿ロータ8の正面図であり、図2
は図1のA−A断面図であり、再生回路を作用的に示し
ている。
【0031】本実施形態の吸湿通風路AP1と再生通風
路AP2は、図1に示すように縦断面円筒状のフレーム
F内に断面が略矩形となる仕切板F1によって所定の割
合で縦断面を分離、形成している。
【0032】フレームFと吸湿ロータ8は同心円上に形
成され、フレームFの縦断面外周が吸湿ロータ8の円周
よりも少し大きく形成され、フレームFの吸湿通風路A
P1と再生通風路AP2の縦断面の比がそのまま、吸湿
ロータ8の吸湿領域16と再生領域15となっている。
吸湿通風路AP1と再生通風路AP2を含むフレームF
と吸湿ロータ8を同心円上に相似形状に形成すること
で、無駄なスペースを省き、コンパクトな構成を実現し
ている。
【0033】前記再生通風路AP2は、セラミックヒー
タ13を内部に配した第一再生通風路17と、その通風
路に隣接するように再生空気のみを送風する第二再生空
気通風路18とに仕切板F2によって仕切られている。
本実施の形態では、計算処理の便宜等より、第一再生通
風路17と第二再生空気通風路18の縦断面積、すなわ
ち開口面積を同一としているが、装置の構造、使用状
態、処理動作等を考慮し、開口面積を異ならせてもよ
い。
【0034】仕切板F2は、フレームFと仕切板F1間
に設けた板状であり、図2に示すようにその所定長さを
有することで通風路17、18を区画、形成している。
両通風路17、18は、回転式吸湿ロータ8と再生ファ
ン11の中間に位置するように配置されている。
【0035】セラミックヒータ13は、通風路17の空
気流れ方向下流側に、通風路17の縦断面の所定領域を
占める大きさに形成されている。セラミックヒータ13
は、素子の温度変化によって電気抵抗(電流)が変化す
る特性を有していればよく、材質等は限定しない。
【0036】更に、図2に示すように仕切板F2の空気
流れ方向の上流端F2aに設けた軸を中心に、第一再生
通風路17又は第二再生空気通風路18を通過させる空
気量を段階的に変化させるように揺動可能な再生通風路
切換ダンパー14を設けている。
【0037】図3は、図2における空気の流れを示して
いる。再生通風路切換ダンパー14は、運転初期の状態
において、図3に示すように空気の流れに水平の位置に
なるように位置決めされている。再生ファン11により
再生通風路AP2内に取り入れられた室内空気は、第一
再生空気通風路17を通過する第一再生空気19と、第
二再生空気通風路18を通過する第二再生空気20に分
流し、第一再生空気19は、第一再生空気通風路17内
のセラミックヒータ13を通過,或いは周囲を通過する
際に加熱されて温風となり、その下流側で第二再生通風
路20内を通過してきた第二再生空気20と合流し、回
転式吸湿ロータ8を通過する。この際、吸湿領域16に
て室内空気中より吸着した水分が温められ離脱し、水分
を多く含む高湿空気となって回転式吸湿ロータ8下流側
に送風される。
【0038】しかし、上述したように、セラミックヒー
タ13の消費電力は室内空気温度によって変動するた
め、上記のような再生通風路切換ダンパー14の切換位
置で正規の消費電力が得られるかどうかは不明である。
【0039】そこで、セラミックヒータ13のリード線
より電流値を検知する電流値検知センサー22(図8)
を設け、その検知した電流値に応じて再生通風路切換ダ
ンパー14の切換位置を変化させ、セラミックヒータ1
3に送風する空気量を制御することにより、ヒータの消
費電力を一定にすることができる。図8は、そのような
制御機構の構成を示すブロック図である。図8に示すよ
うに、マイクロコンピュータ21(以下マイコンとい
う。)の内部には、調湿機の動作を制御する制御部24
と、電流値検知センサー22からの検出信号に基づき電
流値を所定の値と比較する電流値比較部23と、制御部
24からの命令に従って再生通風路切換ダンパー14へ
の通電を制御する再生通風路切換ダンパー駆動回路25
とが設けられている。
【0040】図9は、このように構成された調湿機の動
作制御の一例を示すフローチャートである。調湿機によ
る運転がスタートすると、再生回路内では、上述したよ
うに、通路17,18の開口比率を同一状態とするよう
に再生通風路切換ダンパー14を図3に示すような空気
流方向に平行に位置決めすると共に、再生ファン11と
セラミックヒータ13に通電され、第一再生通風路17
内で温めらる第一再生空気19と、第二再生通風路18
内を通過するだけの第一再生空気20が同一割合で送風
される(ステップS1)。この時、電流検知センサー2
2によりセラミックヒータ13に流れる電流値Iが検出
される(ステップS2)。
【0041】この電流値Iの値は、電流値比較部23に
より所定の閾値aと比較される(ステップS3)。も
し、この時、電流値Iの値が閾値a未満であれば、図4
〜5に示すように再生通風路切換ダンパー14を第二再
生空気通風路18側に回転させ、ステップS3での両通
風路17,18の開口状態(開口比率)に比べて、第一
再生空気通風路17側の開口比率を大きく、第二再生空
気通風路18側の開口比率を小さくする(ステップS
4)。これにより、セラミックヒータ13を備えた通風
路17の風量19が増加し、セラミックヒータ13の素
子温度が低下する為、電流値Iが増加し、閾値aに近づ
くこととなる。そして、再びステップS2に戻ってセラ
ミックヒータ13の電流値の検出をやり直す。
【0042】また、逆にステップS3で、電流値Iの値
が閾値a以上であれば、図6〜7に示すように再生通風
路切換ダンパー14を、第一再生空気通風路17側に位
置決めし、ステップS3での両通風路17,18の開口
状態(開口比率)に比べて、第一再生空気通風路17側
の開口比率が小、第二再生空気通風路18側の開口比率
が大となるように切り換える(ステップS5)。これに
より、第一再生空気19の風量が減少し、セラミックヒ
ータ13の素子温度が上昇する為、電流値Iが減少し、
閾値aに近づく。そして、再びステップS2に戻ってセ
ラミックヒータ13の電流値の検出をやり直す。
【0043】また、上記の検出(ステップS2)及び比
較(ステップS3)を繰り返すことにより、電流値Iと
閾値aが、ほぼ一致するようになった場合、この状態が
最適な再生能力を発揮することができる再生通風路切換
ダンパー14の切換位置であると確定し、その切換位置
でもつて運転を継続する。尚、電流値Iと閾値aの一致
度合いは、任意に決定することとなる。
【0044】図10〜11は、この再生通風路切換ダン
パー14の回転角度を変化させ、第一再生空気通風路1
7を通過する再生空気の風量を種々に変化させた場合の
セラミックヒータ13の電流値Iの移り変わり方の一例
を示している。
【0045】図10に示すように、運転初期において、
再生通風路切換ダンパー14が、図3に示すような位置
に切り換えられた状態で再生ファン11の運転を開始
し、この時の第一再生空気通風路17を通過する再生空
気の風量をQとすると、一定の時間が経過してもセラミ
ックヒータ13の電流値Iは、所定の閾値aより小さい
ので、例えば、再生通風路切換ダンパー14を回転さ
せ、第一再生空気通風路17側の開口比率を大きくし、
第二再生空気通風路18側の開口比率を小さくし、第一
再生空気通風路17を通過する再生空気の風量Qをより
大きな風量Q(+2)に変更する(時間t2)。
【0046】この状態でしばらく時間をおき、再び電流
値Iを求めて閾値aと比較する。すると、この場合は、
かえって電流値Iの値が所定の値aに比べ大きいので、
ステップS5(図9)で今度はQ(+2)より小さな風
量Q(+1)に変更すべく再生通風路切換ダンパー14
の駆動回路に司令が出され、第一再生空気通風路17の
開口状態が、現状より小さくなるように回転する(時間
t3.5)。
【0047】この状態でまたしばらく時間をおき、再び
電流値Iを求めて閾値aと比較する。この場合は、電流
値Iと閾値aはほぼ一致するようになったので、この状
態が最適な再生通風路切換ダンパー14の切換位置であ
ると確定し、その切換位置で運転を継続する。
【0048】また、上記の場合とは逆に、図11に示す
ように、運転開始から一定の時間が経過して安定した状
態で、セラミックヒータ13の電流値Iが閾値aより大
きい場合は、再生通風路切換ダンパー14を回転させ、
第一再生空気通風路17側の開口率を小さく、第二再生
空気通風路18側の開口率を大きくするように切り換
え、第一再生空気通風路17を通過する再生空気の風量
Qをより小さな風量Q(−2)に変更する(時間t
2)。この状態でしばらく時間をおき、再び電流値Iを
求めて閾値aと比較する。すると、この場合は、かえっ
て電流値Iの値が閾値aに比べ小さいので、ステップS
4(図9)で今度はQ(−2)より大きな風量Q(−
1)に変更すべく再生通風路切換ダンパー14の駆動回
路に指令が出され、第一再生空気通風路17の開口状態
が、現状より大きくなるように回転する(時間t3.
5)。この状態でまたしばらく時間をおき、再び電流値
Iを求めて閾値aと比較する。
【0049】この場合は、電流値Iと閾値aは、ほぼ一
致するようになったので、この状態が最適な再生通風路
切換ダンパー14の切換位置であると確定し、その切換
位置で運転を継続する。
【0050】このように、再生通風路切換ダンパー14
の回転角度を段階的に変化させ、第一再生空気通風路1
7内を通過する再生空気の風量比率を変化させることに
より、セラミックヒータ13の電流値Iが所定の閾値a
とほぼ一致するようにすることができる。
【0051】また、上記いずれの場合も、再生領域全体
に送風する空気量は一定にし、セラミックヒータ13に
送風する空気量のみを、セラミックヒータ13の消費電
力が一定になるように変化させている為、回転式吸湿ロ
ータ8を通過する再生空気の風速を一定にすることがで
きる。従って、セラミックヒータ13からの熱の伝わり
方や、前記回転式吸湿ロータ8から離脱する水分量も安
定させることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の第1の要旨
によれば、加熱手段としてニクロム線ヒータを利用した
場合に生じるヒータ近傍の異常過熱による熱損失を確実
に防ぐ安全な調湿機を提供でき、且つ、回転式吸湿ロー
タで離脱する水分量を安定させながら、セラミックヒー
タの消費電力の変動も少なくすることができる。
【0053】本発明の第2の要旨によれば、簡単な構成
によって回転式吸湿ロータで離脱する水分量を安定させ
ながら、セラミックヒータの消費電力の変動も少なくす
ることができる。
【0054】本発明の第3の要旨によれば、正確にセラ
ミックヒータによって加熱する空気量を制御することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る調湿機の回転式吸湿ロ
ータの正面図である。
【図2】図1のA−A断面図であり、再生回路を示して
いる。
【図3】図1のA−A断面図であり、空気の流れを作用
的に示す説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係る調湿機の回転式吸湿ロ
ータの正面図であり、ヒータ電流値が所定の値より小さ
い状態を示している。
【図5】図4のB−B断面図であり、再生通風路切換ダ
ンパーの切換位置を示している。
【図6】本発明の実施形態に係る調湿機の回転式吸湿ロ
ータの正面図であり、ヒータ電流値が所定の値より大き
い状態を示している。
【図7】図6のC−C断面図であり、再生通風路切換ダ
ンパーの切換位置を示している。
【図8】再生通風路切換ダンパーの制御機構の構成を示
すブロック図である。
【図9】再生通風路切換ダンパーの動作制御の一例を示
すフローチャートである。
【図10】運転初期にセラミックヒータの電流値が所定
の値より小さい場合に行う、再生通風路切換ダンパーの
動作制御による電流値の変化を時間の経過とともに示す
グラフ。
【図11】運転初期にセラミックヒータの電流値が所定
の値より大きい場合に行う、再生通風路切換ダンパーの
動作制御による電流値の変化を時間の経過とともに示す
グラフ。
【図12】従来の回転式吸湿材を利用した調湿機の概略
構成図である。
【図13】従来の回転式吸湿材を利用した調湿機の概略
構成図であり、除湿運転時を示している。
【図14】従来の回転式吸湿材を利用した調湿機の概略
構成図であり、加湿運転時を示している。
【図15】従来の回転式吸湿材を利用した調湿機の概略
構成図であり、換気運転時を示している。
【符号の説明】
AP1 吸湿通風路 AP2 再生通風路 8 回転式吸湿ロータ 13 セラミックヒータ 14 再生通風路切換ダンパー 15 再生領域 16 吸湿領域 17 第一再生空気通風路 18 第二再生空気通風路 19 第一再生空気 20 第二再生空気 21 マイクロコンピュータ 22 電流検知センサー 23 電流値比較部 24 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気に含まれる水分を吸着する吸湿領域
    と該吸湿領域にて吸着した水分を加熱された空気によっ
    て離脱する再生領域とを有する回転式吸湿ロータと、該
    回転式吸湿ロータの吸湿領域に水分を吸着させる吸湿通
    路と、該回転式吸湿ロータの再生領域から水分を離脱さ
    せる再生通路と、室外と該吸湿通路又は再生通路を連通
    する室外通路と、室内に乾燥した空気を放出する除湿モ
    ードと室内に高湿の空気を放出する加湿モードを制御す
    る制御部とを備えた調湿機において、 回転式吸湿ロータの再生領域に送る空気を加熱する正特
    性をもつヒータを設け、回転式吸湿ロータの再生領域全
    体を通過する空気量を一定にし、ヒータによって加熱す
    る空気量を制御することを特徴とする調湿機。
  2. 【請求項2】 前記再生通路は、回転式吸湿ロータの再
    生領域よりも上流側に、前記ヒータを内部に配した第1
    の通風路と、前記ヒータによって加熱せずに空気を送風
    する第2の通風路と、該第1の通風路を通過する空気量
    と第2の通風路を通過する空気量との比率を変化させる
    切換ダンパーと、を有することを特徴とする請求項1に
    記載の調湿機。
  3. 【請求項3】 前記ヒータに通電される電流値を検知す
    る電流検知センサーを設け、 前記制御部は、前記電流検知センサーにて検知した電流
    値と予め設定した閾値を比較する電流値比較部を設け、
    該電流値比較部の出力に基づいて空気量を制御すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の調湿機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016022056A1 (en) 2014-08-05 2016-02-11 Corroventa Avfuktning Ab Method and device for dehumidification
KR20160070875A (ko) * 2014-12-10 2016-06-21 코웨이 주식회사 제가습 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016022056A1 (en) 2014-08-05 2016-02-11 Corroventa Avfuktning Ab Method and device for dehumidification
KR20160070875A (ko) * 2014-12-10 2016-06-21 코웨이 주식회사 제가습 장치
KR102371162B1 (ko) 2014-12-10 2022-03-08 코웨이 주식회사 제가습 장치

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