JP2002317813A - 揺動角度調節構造、付属装置 - Google Patents

揺動角度調節構造、付属装置

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JP2002317813A
JP2002317813A JP2001121270A JP2001121270A JP2002317813A JP 2002317813 A JP2002317813 A JP 2002317813A JP 2001121270 A JP2001121270 A JP 2001121270A JP 2001121270 A JP2001121270 A JP 2001121270A JP 2002317813 A JP2002317813 A JP 2002317813A
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link
rotating body
swing
angle adjusting
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Kazuyoshi Watanabe
和義 渡辺
Takayuki Kasuya
▲高▼之 粕谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 関節機構において、揺動角度の微調整を可能
とし、更に、クリック回数の増大を図ることで爽快な使
用感を提供する。 【解決手段】 第1リンク部材及び第2リンク部材がヒ
ンジによって連結された関節機構における揺動角度調節
構造であって、第1リンク部材に一体もしくは連結され
た第1回転体88Bと、同第1リンク部材に一体もしく
は連結された第2回転体88Cと、を備えるようにし、
第1回転体88Bに複数の第1受部94Aを形成すると
共に、第2回転体88Cに複数の第2受部96Aを形成
し、第2リンク部材に、揺動角度の変化に応じて第1受
部94Aに対して順次係合・離脱可能な第1掛部100
Aと、第2受部96Aに対して順次係合・離脱可能な第
2掛部100Bと、を設け、第1掛部100Aと第2掛
部100Bの係合タイミングとを互いにずらした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つのリンクがヒ
ンジによって連結されている関節機構における揺動角度
の調節構造、及び該調節構造を採用した付属装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ノート型パーソナルコンピュータ
や、折り畳み式の携帯電話装置等には、所定の関節機構
が備えられている。
【0003】例えばノート型PCの場合は、液晶ディス
プレイとしても機能する蓋部材と、キーボードが内蔵さ
れている本体部材との間に関節機構が設けられること
で、蓋が開閉(揺動)自在となっている。又例えば、折
り畳み式の携帯電話装置では、液晶表示画面等を有する
上方ケーシングと、ダイヤルボタン等を有する下方ケー
シングとの間に関節機構が備えられることで、携帯時に
はコンパクトに折り畳むことを可能にし、使用時には両
ケーシングを開く構造となっている。
【0004】以上のような関節機構は、一般的に2つの
リンクがヒンジによって連結されたものてあるが、その
一部においては、リンクを揺動させる際に、カチッ、カ
チッ、カチッという、いわゆる「クリック感」を発生さ
せる構造としている。このようにすると、段階的に揺動
角度を調節できると共に、このクリック時の係合力によ
って、所定の揺動角度で両リンクの角度関係を維持する
ことが出来る。
【0005】更に、クリック感が全く無い場合よりも、
関節機構自体に高級感を演出することができると共に、
揺動時に手に心地よい振動を伝えることで、使用者に爽
快感を与えることもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな「クリック感」はリンクを繰り返し揺動させるに伴
って、その感触が次第に低下するという問題があった。
これは、クリック感を発生させている角度調節構造の特
定の部材が徐々に磨耗することが主な要因と推察され
る。
【0007】又所定の揺動角度範囲内において多くのク
リック感が得られるほど、揺動角度の微調整が可能にな
るが、現存している一般的な関節機構においては角度調
節段階数(=クリック感の回数)が比較的少ないという
問題があった。又調節段階数が多い関節機構も希に存在
するが、その場合はクリック感が弱くなり、それに加え
て両リンクの角度を維持する力も弱くなるという問題を
有していた。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、関節機構における揺動角度の微調整を可能と
し、更に、心地よい使用感を提供できる角度調節構造を
得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記角度調
節構造について鋭意研究を重ねた結果、以下の本発明に
よって上記目的が達成可能となることが解った。
【0010】(1)第1リンク部材及び第2リンク部材
がヒンジによって連結され、該ヒンジの揺動軸を基準に
して前記第1及び第2リンクが相対的に揺動可能となっ
ている関節機構における、該第1及び第2リンクの揺動
角度調節構造であって、前記第1リンク部材に一体もし
くは連結され、前記揺動軸と略同軸の第1回転体と、前
記第1リンク部材に一体もしくは連結され、前記揺動軸
と略同軸の第2回転体と、を備えるようにし、前記第1
回転体表面に複数の第1受部を形成すると共に、前記第
2回転体表面に複数の第2受部を形成し、更に、前記第
2リンク部材に、前記揺動角度の変化に応じて前記第1
受部に対して順次係合・離脱可能な第1掛部と、前記揺
動角度の変化に応じて前記第2受部に対して順次係合・
離脱可能な第2掛部と、を設け、前記第1受部に対する
第1掛部の係合タイミングと、前記第2受部に対する第
2掛部の係合タイミングとを互いにずらしたことを特徴
とする揺動角度調節構造。
【0011】(2)上記(1)において、前記第1受部
に対する第1掛部の係合タイミングと、前記第2受部に
対する第2掛部の係合タイミングとを部分的に一致させ
ることで、前記揺動角度の保持力を少なくとも2段階に
設定したことを特徴とする揺動角度調節構造。
【0012】(3)上記(1)又は(2)において、前
記第1回転体と前記第2回転体を同一部材によって一体
的に構成し、前記第1受部を含む前記第1回転体の最小
外径寸法を、前記第2受部を含む前記第2回転体の最大
外径寸法よりも大きく設定したことを特徴とする揺動角
度調節構造。
【0013】(4)第1リンク部材及び第2リンク部材
がヒンジによって連結され、該ヒンジの揺動軸を基準に
して前記第1及び第2リンクが相対的に揺動可能となっ
ている関節機構における、該第1及び第2リンクの揺動
角度調節構造であって、前記第1リンク部材に、前記揺
動軸と略同軸の回転体を一体もしくは連結された状態で
設けると共に、前記回転体表面に複数の受部を形成し、
前記第2リンク部材に、前記揺動角度に応じて前記受部
に対して順次係合・離脱可能な第1掛部と、該第1掛部
が係合した前記受部に対して別途係合・離脱可能な第2
掛部と、を設け、前記複数の受部のいずれかに対する前
記第1掛部の係合タイミングと、前記複数の受部のいず
れかに対する前記第2掛部の係合タイミングとを互いに
ずらしたことを特徴とする揺動角度調節構造。
【0014】(5)上記(1)乃至(4)のいずれかに
おいて、前記回転体を中空部材によって構成すること
で、内部に配線或いは配管を挿通可能としたことを特徴
とする揺動角度調節構造。
【0015】(6)情報端末装置に用意される基体側コ
ネクタに対して電気的且つ機械的に連結可能な外部側コ
ネクタを有し、該連結状態で前記情報端末装置に対して
所定の電気的機能を提供可能な付属装置であって、前記
外部側コネクタを含んで延在するコネクタ側リンクと、
前記付属装置の本体側に用意される本体側リンクと、該
本体側リンクと前記コネクタ側リンクとの間に設けられ
る中間リンクと、を備え、前記コネクタ側リンクと前記
中間リンクが第1ヒンジによって連結されて第1関節機
構を構成すると共に、前記中間リンクと前記本体側リン
クが第2ヒンジによって連結されて第2関節機構を構成
し、前記第1及び第2関節機構の双方に、請求項1乃至
5のいずれかに記載の角度調節構造が採用されているこ
とを特徴とする情報端末装置用の付属装置。
【0016】(7)上記(6)において、前記第1ヒン
ジの揺動軸と第2ヒンジの揺動軸とが平行していること
を特徴とする情報端末装置用の付属装置。
【0017】(8)上記(6)又は(7)において、前
記第1ヒンジの揺動軸と前記第2ヒンジの揺動軸とが直
角となっていることを特徴とする情報端末装置用の付属
装置。
【0018】(9)上記(7)又は(8)において、前
記情報端末装置が携帯電話装置であることを特徴とする
情報端末装置用の付属装置。
【0019】本発明では、第2リンク側に第1及び第2
掛部を設けた上に、これらの係合タイミングを積極的に
ずらしている。このようにすると、受部の数の増加(或
いは形成間隔を小さくすること)に依存することなく、
係合タイミングを第1及び第2掛部に分散させることに
よって、揺動角度調節段階数(=クリックの発生回数)
を増大させることが可能になる。又、このように1つの
回転体表面における受部の個数の増加を抑制して、複数
の受部の隣接距離を十分に確保すれば、各受部の強度を
増大(或いは維持)させることが可能となる。これは、
部材の耐磨耗性の向上や、長期に亘って快適なクリック
感が得られることにつながる。
【0020】なお、本発明における受部とは、上記掛部
と係合可能なものであれば形状は問わない。例えば回転
体の表面に凸部或いは凹部が形成される場合等が考えら
れる。本発明における掛部についても同様である。
【0021】特に、上記発明(1)等によれば、第1受
部に対する第1掛部の組み合わせと、第2受部に対する
第2掛部の組み合わせが存在するので、この両者によっ
て自由度の高い状態で係合タイミングをずらすことが出
来る。又、掛部との接触回数が第1及び第2受部に分散
されるので、各受部の磨耗が減少し、より寿命を延ばす
ことが出来る。
【0022】なお、第1及び第2受部を形成する態様と
しては、例えば、第1回転体表面と第2回転体表面が並
列的(並設間隔は問わない)に配置され、それぞれに対
して第1及び第2受部が別々に形成される場合の他に、
円柱部材の外周に受部が一周に亘って複数形成されてい
るが、所定の半周側には第1受部(係合相手は第1掛
部)が、残り半周側の第2受部(係合相手は第2掛部)
が形成されている場合等の発想も含んでいる。又例え
ば、円柱部材の外周に受部が一周に亘って複数形成され
ているが、その軸方向の半分の一方は第1受部であり、
他方の半分が第2受部に設定され、それぞれに対して第
1及び第2掛部が係合する場合等の発想も含んでいる。
【0023】又特に上記発明(4)では、第2リンク側
に第1及び第2掛部を設け、これらが所定の回転体表面
に形成される受部を共有し、更に各掛部のクリックタイ
ミングを積極的にずらしている。このようにすると、受
部の数の増加(或いは形成間隔を小さくすること)に頼
ることなく、揺動角度の調節段階数(=クリック感の発
生回数)を増大させることが可能となる。又、受部を2
つの掛部で共有することから、角度調節構造全体をコン
パクトにすることが可能になり、調節範囲を大きく確保
できる。
【0024】更に本発明における付属装置ではこれらの
角度調節構造を2つの関節構造に適用して情報端末装置
と一体化を可能にしている。このようにすると、状況に
よっては付属装置を情報端末装置側に折り畳むことが可
能になり、全体をコンパクトにすることが出来る。付属
装置と情報端末装置のいずれか一方が固定された状態で
も、他方を快適なクリック感を伴いながら柔軟に揺動さ
せることができる。揺動角度の微調節も可能となる。
【0025】更に、2つの関節機構が、外力による衝撃
を効果的に吸収できるので、コネクタ部分に作用する反
力モーメントを抑制することが可能となり、両装置(コ
ネクタ)の寿命を延ばすことが出来る。
【0026】又このように中間リンクが存在する付属装
置の場合には、その中間リンクの長さ分だけ、情報端末
装置側の厚みの変化に対して柔軟に対応可能となる。例
えば、近年益々コンパクトになっている携帯電話装置や
ノート型PC等においても、その厚みの如何に関係な
く、中間リンクが許容する範囲であれば付属装置本体を
情報端末装置に密着させることが可能になる。なお、本
明細書では特に図示しないが、この中間リンクの長さを
調節自在にしておくことが望ましく、このようにすれば
情報端末装置のより広範囲な厚み変化に対して適応する
ことが出来るようになる。
【0027】なお、上記付属装置は、例えば前記情報端
末装置と他の電子機器との間での無線通信を可能にする
無線通信装置、前記情報端末装置に電力を供給する電力
供給装置、画像を取り込んで前記情報端末装置に画像デ
ータを提供可能なデジタルカメラユニット、前記情報端
末装置から所定のデータを受け取って記録保持可能なデ
ータ記録ユニット、等である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明の
第1実施形態に係る揺動角度調節機構ついて詳細に説明
する。
【0029】図1に、上記揺動角度調節機構が適用され
ている付属装置を示す。この付属装置は、情報端末装置
に接続されることで、電気的機能を提供している。具体
的には、ここでは情報端末装置として携帯電話装置40
が採用され、又付属装置として短距離無線通信装置(B
lueTooth規格)60が採用されている。
【0030】携帯電話装置40のケーシング42の下端
には連結用凹部44が形成されており、この連結用凹部
44の内部に基体側コネクタ48が設けられている(図
6参照)。又ケーシング42には液晶表示画面46、ダ
イヤル或いは文字入力ボタン(図示省略)等が用意され
ており、一般的な携帯電話としての機能を有している。
【0031】短距離無線通信装置60のケーシング62
の内部には、アンテナ、通信モジュール、バッテリ等の
各種部品が収容されており、同規格の無線通信装置を備
える各種装置(パーソナルコンピュータ、カーナビゲー
ションシステム等の多岐に亘る装置)との間で各種デー
タの交換が可能となっている。なお、ここでは短距離無
線通信としてBlueTooth規格を例示したが、そ
れ以外にもHomeRF規格、赤外線通信(IrDA規
格)等の各種規格が現存しており、又近い将来には新た
な規格が設けられることも十分にあり得る。
【0032】図2に示されるように、本短距離無線通信
装置60の末端には外部側コネクタ64が設けられてお
り、上記基体側コネクタ48と連結可能となっている。
この外部側コネクタ64を含むようにして、該外部側コ
ネクタ64を基準として基体側コネクタ48の反対方向
にはコネクタ側リンク66が延在しており、又ケーシン
グ62本体側には本体側リンク68が一体的に形成され
る(これは本体の一部と考えることが可能である)。本
体側リンク68とコネクタ側リンク66との間には中間
リンク70が設けられている。なお、上記コネクタ側リ
ンク66における外部側コネクタ64の近傍が携帯電話
装置40の連結用凹部44に挿入されて基本側コネクタ
48に連結されることで、両者が電気的且つ機械的に連
結される。この状態で短距離無線通信装置60は、携帯
電話装置40に対して「無線通信」という所定の電気的
機能を提供する。
【0033】コネクタ側リンク66と中間リンク70は
第1ヒンジ72によって連結されており、これらによっ
て第1関節機構80が構成される。又、中間リンク70
と本体側リンク68は、自身の軸線方向C2が上記第1
ヒンジ72の軸線方向C1と平行している第2ヒンジ7
4によって連結され、これらによって第2関節機構82
が構成されている。
【0034】第1ヒンジ72は、中立状態(コネクタ側
リンク66と中間リンク70が直線状に位置する状態)
から両方向(一方向でも可能)に少なくとも90度揺動
可能になっている。好ましくは、少なくとも一方向に1
00度以上揺動可能とする。より望ましくは110度以
上揺動可能にしておく。又図3に示されるように、第2
ヒンジ74についても同様に中立状態から両方向(一方
向でも可能)に少なくとも90度揺動可能になってお
り、好ましくは100度以上揺動可能とし、更に望まし
くは110度以上揺動可能にしておく。ここでは第1及
び第2ヒンジ72、74共に、両方向に約110度揺動
可能である。
【0035】次に、角度調節構造を含めて第1関節機構
80の具体的な構造について説明する。なお、第1関節
機構80と第2関節機構82とは概ね同じ構成であるの
で、第2関節機構82における第1関節機構80と類似
する部品については、同一符号を付することで説明は省
略する。
【0036】図4に示されるように、コネクタ側リンク
66は、ケーシング84及び該ケーシング84の内部に
収容されるコネクタ部材86を備えている。ケーシング
84は、第1ヒンジ72の軸方向C1及びリンク長手方
向L1を含む分割面84Aを境にして2つに分割可能と
なっている。
【0037】ケーシング84には、2つの揺動軸88が
同軸状に固定されており、このケーシング84の揺動運
動と一緒になって回転する。この揺動軸88は、中間リ
ンク70のケーシング90に形成される貫通孔92に対
して摺動自在な状態で貫通することで、第1ヒンジ72
として機能する。なお、揺動軸88には連結面88Aが
形成されており、この連結面88Aによってケーシング
84に対して回転方向に係合・固定される。
【0038】連結面88Aは、上記軸方向C1及びリン
ク長手方向L1に垂直となるリンク厚み方向T1と平行
している。この方向に設定すると、連結面88Aに対し
て(捻りモーメントから起因する)回転による負荷がリ
ンク長手方向L1に作用するので、ケーシング84を分
割面84Aを境に2分するような応力の発生を防止でき
る。
【0039】図5に更に拡大して示されるように、揺動
軸88は、詳細には第1回転体88Bと第2回転体88
Cを一体的に備えている。第1及び第2回転体88B、
88Cは、それぞれ、軸方向C1と略同軸となる第1及
び第2円弧表面94、96を備えている。なお、ここで
は第1及び第2円弧表面94、96共に完全な円を構成
しているが、勿論、部分的な円弧であっても構わない。
【0040】第1円弧表面94には(本発明の第1受部
となる)周方向に複数の第1凹部94Aが形成され、又
第2円弧表面96には、(本発明の第2受部となる)周
方向に複数の第2凹部96Aが形成される。なお、第1
及び第2凹部94A、96Aは共に軸方向C1に延びる
断面略V字形状の溝となっている。
【0041】更に、第1凹部94Aを含む第1回転体8
8Bの最小外径寸法が、第2円弧表面96及び第2凹部
96Aを含む第2回転体88Cの最大外径寸法よりも大
きく設定されている。つまり、この第1及び第2回転体
88B、88Cを軸方向から視た場合を想定すると、双
方の輪郭が互いに干渉しないように考慮されている。こ
のようにしたのは、この揺動軸88を樹脂成型で製作す
る際に、型から完成品を軸方向に容易に取り出すことが
出来るからである。
【0042】なお、回転体88B、88Cを含めて揺動
軸88は中空部材となっており、内部に配線を通すこと
が可能である。このようにすると、配線を保護すると共
に配線長を短くすることができる。又、各関節機構8
0、82の揺動運動による配線に対する負荷を、「折
れ」ではなく「ねじれ」で吸収することができるので、
断線等が抑制されてより信頼性を高めることができる。
【0043】中間リンク70のケーシング90には、各
回転体88B、88Cに対応するようして板ばね10
0、102が設置されており、この板ばね100、10
2の先端には第1掛部100A及び第2掛部102Aが
それぞれ設けられている。第1掛部100Aは、板ばね
100によって第1円弧表面94に付勢されることで、
中間リンク70とコネクタ側リンク66の揺動角度の変
化(第1回転体88Bの回転)に応じて第1凹部94A
に対して順次係合・離脱可能となっている。第2掛部1
02Aも同様に、上記揺動角度の変化に応じて第2凹部
96Aに対して順次係合・離脱可能となっている。ここ
では、各掛部100A、102Aは凸形状とされること
で各凹部94A、96Aと係合可能となっているが、こ
れとは反対の関係、即ち回転体88B、88C側には凸
部が形成され、掛部が凹形状になってもよい。
【0044】更に、本角度調節構造では、第1凹部94
Aに対する第1掛部100Aの係合タイミングと、第2
凹部96Aに対する第2掛部102Aの係合タイミング
とを互いにずらしている。具体的には、軸方向C1を中
心にして第1凹部94Aと第2凹部96Aを異なる位相
に配置した上で、第1及び第2掛部100A、102A
を同じ位相に配置することで係合タイミングをずらして
いる。なお、この他にも第1及び第2凹部94A、96
Aを同位相に配置し、第1及び第2掛部100A、10
2Aを異なる位相に設置しても良く、又これらを組み合
わせても構わない。
【0045】この結果、第1回転体88Bのみ、或いは
第2回転体88Cのみ、の場合と比較して約2倍の角度
調節段数(クリック感の回数)が得られている。
【0046】次に、携帯電話装置40と短距離無線通信
装置60の使用態様の例について説明する。
【0047】既に図1に示したように、携帯時には第1
及び第2関節80、82の双方を約90度程度折り曲げ
て、短距離無線通信装置60の本体を携帯電話装置40
の背面(或いは上面)に密着させる。このようにすると
一体化状態で装置全体が長大化(大型化)する事が防止
され、比較的狭い空間に収納可能となる。
【0048】携帯電話装置40における基体側コネクタ
48は、例えば図6に示されるように非対称構造となる
のが一般的であり、その場合はコネクタ連結方向が一方
向に限定される。そして、基体側コネクタ48を設ける
向きは、携帯電話装置40の各メーカーによって異なっ
ているため、短距離無線通信装置60の連結方向は事前
に決定出来ない場合が多い。しかし、本装置60によれ
ば、中立状態から両方向に揺動可能な第1及び第2ヒン
ジ72、74によって揺動方向を自在に選択できるの
で、連結方向によって折り畳み方向が制約されない。従
って、複数の製造メーカ、携帯電話会社の携帯電話装置
40に対しても、常にその背面側に短距離無線通信装置
60を折り畳むことが可能になり、液晶表示画面46や
各種ボタン操作の邪魔にならないで済む。
【0049】図7には、本携帯電話装置40が他の機器
と短距離無線通信している状態が示されている。
【0050】一般的に短距離無線通信装置は、その装置
全体の保持角度を調整すると通信品質が向上することが
ある。
【0051】特に、この短距離無線通信装置60のよう
にケーシング62の内部にアンテナが内蔵されている構
造の場合はその効果が顕著となる事が多い。例えば、図
7においては、携帯電話装置40をテーブル38の上に
載置した状態で第1ヒンジ72を約90度揺動させ、第
2ヒンジ74を略中立状態にすること等によって、短距
離無線通信装置60の角度を手動で調節可能にしてい
る。ここでは2つのヒンジ72、74を利用することが
できることから、短距離無線通信装置60の揺動角度範
囲を極めて広く確保することができる。
【0052】設定完了後は、手を離しても携帯電話装置
40自体が土台となり、本姿勢を維持することができる
ので長時間の安定した通信が可能になる。なお、ここで
は携帯電話装置40を土台にする場合を示したが、反対
に短距離無線通信装置60を土台として、携帯電話装置
40を略直立(或るいは傾斜)した姿勢に保持すること
もできる。この場合は、短距離無線通信装置60を携帯
電話用スタンドとして機能させることができる。
【0053】更に本第1実施形態の角度調節構造では、
第1及び第2掛部100A、102Aの係合タイミング
を積極的にずらすことでクリック回数を増加させている
ので、揺動角度のきめ細かい調整が可能になる。又この
ようにすると、第1又は第2凹部94A、96Aの数の
増加(=形成間隔を狭くすること)に頼ることなく調節
段階数を増大させることが可能となり、各凹部94A、
96Aの耐久性(耐磨耗性)を増大(或いは維持)させ
ることができる。この結果、長期に亘って快適なクリッ
ク感が得られる。
【0054】特に、第1凹部94Aと第1掛部100A
の組み合わせと、第2凹部96Aと第2掛部102Aの
組み合わせとが独立していることから、各凹部94A、
96Aの接触回数が低減して寿命を延ばすことが出来
る。又既に述べたが、第1回転体88Bと第2回転体8
8Cを射出成型等によって一体的に形成しているので、
製造コストを低減可能となる。
【0055】ところで、携帯電話装置40の厚さTは、
各製造メーカ、機種等によって全く異なることが多い。
例えば図8には、厚さTが比較的小さい薄型携帯電話装
置50に対して上記短距離無線通信装置60を連結した
場合の状態が示されている。
【0056】この場合、第1ヒンジ72が中立状態から
約80度程度、第2ヒンジ74が中立状態から約100
度程度揺動することで中間リンク70が傾斜し、薄型携
帯電話装置50と短距離無線通信装置60とを平行状態
で接近させることが出来る。従って、各ヒンジ72、7
4の揺動可能範囲内であれば、携帯電話装置60の厚み
Tが多少変化しても柔軟に対応することが出来る。従っ
て、各種メーカの携帯電話装置50の厚みTを考慮し
て、出来るだけ数多くの機種に適合可能にするために
も、中間リンク70の長さをある程度確保し、且つ第1
及び第2ヒンジ72、74の揺動範囲も出来る限り広い
方が好ましい。
【0057】なお、本第1実施形態では、第1円弧表面
94と第2円弧表面96が軸方向C1に併設されること
で、第1凹部94Aと第2凹部96Aが独立している場
合を示した。
【0058】しかし、本発明はそれに限定されず、例え
ば図9に示されるように、第1及び第2円弧表面94、
96並びに第1及び第2凹部94A、96Aがまとめて
形成されているが領域として独立しており、それぞれに
第1及び第2掛部100A、102Aが係合するように
してもよい。この場合は第1及び第2掛部100A、1
02Aの位相を異ならせることによって係合タイミング
をずらす。
【0059】又例えば、部材の外周に凹部が一周に亘っ
て複数形成されているが、所定の半周領域側の凹部に対
して第1掛部が、残り半周領域側の凹部に対して第2掛
部が、それぞれ係合する場合も同様である。
【0060】更に本第1実施形態では、第1掛部100
Aの係合タイミングと第2掛部102Aの係合タイミン
グが、揺動範囲の全体に亘ってずれている場合を示した
が、本発明はそれに限定されない。例えば図10に示さ
れるように、第1凹部94Aと第2凹部96Aの位相配
置が一部(ここでは120度間隔)において一致してお
り、その時に限って第1及び第2掛部100A、102
Aが同時に係合するようにしてもよい。このようにする
と、係合タイミングが一致するときの「クリック感−
強」と、異なる係合タイミングによる「クリック感−
弱」を設けることが出来、例えば使用者に対して、その
クリック感の違いによって好ましい揺動角度を積極的に
知らせることが出来る。
【0061】なお、ここでは第1回転体88Bと第2回
転88Cが隣接している場合に限って示したが、これら
は離れた場所に別々に配置されていても良い。
【0062】次に、本発明の第2実施形態に係る角度調
節構造について説明する。なお、この角度調節構造も第
1実施形態で示した短距離無線通信装置60の第1及び
第2関節機構80、82に適用したものであり、第1関
節機構80における角度調節構造についてのみ具体的に
説明する。他の部材等については第1実施形態で用いた
ものと同じ符号を付することで詳細な説明及び図示を省
略する。
【0063】図11に示されるように、本角度調節構造
は、コネクタ側リンク66に固定されている揺動軸88
に対して、円筒状の回転体120が同軸且つ一体的に設
けられいる。回転体120は、軸線C1と略同軸の円弧
表面122を有しており、又この円弧表面122には、
周方向に複数となる凹部124が形成されている。
【0064】一方中間リンク70には、第1及び第2板
ばね126、128が固定されており、この第1板ばね
126の先端に第1掛部126Aが、第2板ばね128
の先端には第2掛部128Aが設けられている。第1掛
部126Aは、コネクタ側リンク66と中間リンク70
の揺動角度に応じて凹部124に順次係合・離脱可能で
あり、又、第2掛部128Aは、第1掛部126Aが係
合した凹部124に対して別途係合・離脱するようにな
っている。つまり、特定の凹部124(全ての凹部とは
限らない)に関しては第1及び第2掛部126A、12
8Aの双方が係合することになる。
【0065】更にここでは、いずれかの凹部124に対
する第1掛部126Aの係合タイミングと、他のいずれ
かの凹部124に対する第2掛部128Aの係合タイミ
ングとを互いにずらしている。即ち、第1及び第2掛部
126A、128Aの一方が係合しているときには、他
方は非係合状態となる。
【0066】本第2実施形態においては、第1実施形態
と同様に係合タイミングをずらすことで角度の微調整が
可能になるが、それに加えて、特定の凹部124を第1
及び第2掛部126A、128Aが共有することで構造
をよりコンパクトにすることが可能になる。
【0067】なお、以上の実施形態では情報端末装置と
して携帯電話装置40(50)を採用し、付属装置とし
て短距離無線通信装置60を採用した場合を示したが本
発明はそれに限定されない。例えば、情報端末装置とし
ては、各種計算機(ノート型PC、デスクトップ型PC
等も含む)、ハンドヘルドPC、カーナビゲーションシ
ステム、PHS携帯電話、等が含まれている。又付属装
置としては、撮像装置(デジタルカメラユニット)、電
源装置(例えば充電バッテリ)、ハードディスク装置そ
の他の記憶装置、スピーカ装置、マイク装置、データ通
信装置としての携帯電話装置、液晶表示装置等、上記情
報端末装置に対して電気的機能を提供する各種装置が該
当する。
【0068】又本実施形態では、円弧表面に対して凹部
が形成される場合に限って示したが、勿論凸部を形成す
ることも可能である。更にこの円弧表面が失われる程度
に高密度に受部を形成するようにしてもよい。また、受
部は回転体の円弧表面に形成される場合に限定されず、
例えば図12に示される角度調節機構のように、回転体
120の側面側に受部(ここでは凹部124)を形成す
るようにしても良い。要は回転体の表面に受け部が複数
設けられる場合を本発明は意図している。
【0069】更にここでは第1及び第2掛部が板ばねに
よって付勢される構造を示したが、本発明はそれに限定
されず、所定の節度で受部と係合し、離脱できるもので
あればその構造を問わない。又掛部を3つ以上設けるこ
とで更にクリック感を増大させることも可能であり、そ
れは、2つの掛部を有している本実施形態の角度調節構
造を組み合わせた範疇に属するものである。又本実施形
態では、揺動軸88に対して回転体が一体的に形成され
る場合に限って示したが、本発明はそれに限定されず、
リンクの揺動運動と一体となって回転するものであれば
その固定構造は問わない。リンクに一体的に形成される
ようにしても良い。
【0070】本実施形態では、各関節構造において軸方
向の両端にそれぞれ角度調節構造が適用され、両者の係
合タイミングが一致している場合を示したが、これらの
係合タイミングをずらすことで更にクリック回数を増大
させることが出来る。
【0071】又本実施形態では、短距離無線通信装置6
0の本体に対して本体側リンク68が一体的に設けられ
ている場合を示したが、本体側リンク68と本体自体は
脱着可能であってもよい。又コネクタ側リンク66、中
間リンク70及び本体側リンク68のいずれかに更に第
3のヒンジを設けるようにしてもよい。例えば、図13
に示されるように、コネクタ側リンク66に第3ヒンジ
79が設けられるようにしても構わない。ここでは、第
3ヒンジ80の回動軸C3が第1及び第2ヒンジ72、
74の回動軸C1、C2に対して直角に設定されてお
り、本体側のより自由度の高い位置決めが可能となって
いる。
【0072】更に本実施形態では、第1及び第2ヒンジ
72、74の回動軸C1,C2が互いに平行している場
合を示したが、本発明はそれに限定されず、目的に応じ
て各回動軸の方向を適宜設定すればよい。
【0073】例えば図14に示されるように、第1ヒン
ジ72の回動軸C1と第2ヒンジ74の回動軸C2とが
直角となるように設定しても良い。ここでは特に、回動
軸C1はコネクタの連結方向と平行させている。このよ
うにすると、携帯電話装置40に対して短距離無線通信
装置60をコンパクトに折り畳むことが可能になる。更
に、ここでは特に図示しないが、第1ヒンジ74を略中
立状態にすれば、携帯電話装置40におけるケーシング
側面42S側に短距離無線通信装置60を折り畳むこと
も可能になる。つまり、ケーシング42の表面42T
側、背面42B側、側面42S側の3方向に対して使用
者の好みに応じて折り畳むことが出来る。
【0074】又、ここでは2つの実施形態のみを示した
が、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば、これらの
各部分等を適宜組み合わせた実施形態も存在し、更に、
今回示した形態以外の各種実施形態も存在する。明細書
全文に表れてくる部材の形容(機能・形状)はあくまで
例示であって、これらの記載に限定されるものではな
い。
【0075】
【発明の効果】本発明によれば、関節機構における揺動
角度の微調整を可能とし、更に、長期に亘って安定した
クリック感を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の例に係る角度調節構造が適
用された付属装置を示す斜視図
【図2】同付属装置における第1関節機構の開閉状態を
示す部分拡大斜視図
【図3】同付属装置における第2関節機構の開閉状態を
示す部分拡大斜視図
【図4】同第1関節機構の内部構造を示す部分断面斜視
【図5】同第1関節機構に採用されている角度調節構造
を拡大して示す斜視図
【図6】同情報端末装置における基体側コネクタを拡大
して示す端面図
【図7】同付属装置の他の使用態様を示す全体斜視図
【図8】情報端末装置の厚みが薄い場合における付属装
置の使用態様を示す全体図
【図9】同角度調節構造の他の例を示す拡大斜視図
【図10】同角度調節構造の他の例を示す拡大斜視図
【図11】本発明の第2実施形態に係る角度調節構造を
示す拡大斜視図
【図12】同角度調節構造の他の例を示す拡大斜視図
【図13】同付属装置の実施形態の他の例を示す斜視図
【図14】同付属装置の実施形態の他の例を示す斜視図
【符号の説明】
40、50…携帯電話装置 60…短距離無線通信装置 66…コネクタ側リンク 68…本体側リンク 70…中間リンク 72…第1ヒンジ 74…第2ヒンジ 82…第1関節機構 84…第2関節機構 88…揺動軸 88A…連結面 88B…第1回転体 88C…第2回転体 94…第1円弧表面 94A…第1凹部 96…第2円弧表面 96A…第2凹部 100、102、126、128…板ばね 100A、126A…第1掛部 102A、128A…第2掛部 120…回転体 122…円弧表面 124…凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J105 AA02 AA04 AA12 AB13 AC07 AC10 DA12 DA23 5K023 AA07 BB11 KK04 MM27 NN06 PP16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1リンク部材及び第2リンク部材がヒン
    ジによって連結され、該ヒンジの揺動軸を基準にして前
    記第1及び第2リンクが相対的に揺動可能となっている
    関節機構における、該第1及び第2リンクの揺動角度調
    節構造であって、 前記第1リンク部材に一体もしくは連結され、前記揺動
    軸と略同軸の第1回転体と、前記第1リンク部材に一体
    もしくは連結され、前記揺動軸と略同軸の第2回転体
    と、を備えるようにし、 前記第1回転体表面に複数の第1受部を形成すると共
    に、前記第2回転体表面に複数の第2受部を形成し、更
    に、 前記第2リンク部材に、前記揺動角度の変化に応じて前
    記第1受部に対して順次係合・離脱可能な第1掛部と、
    前記揺動角度の変化に応じて前記第2受部に対して順次
    係合・離脱可能な第2掛部と、を設け、 前記第1受部に対する第1掛部の係合タイミングと、前
    記第2受部に対する第2掛部の係合タイミングとを互い
    にずらしたことを特徴とする揺動角度調節構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記第1受部に対する第1掛部の係合タイミングと、前
    記第2受部に対する第2掛部の係合タイミングとを部分
    的に一致させることで、前記揺動角度の保持力を少なく
    とも2段階に設定したことを特徴とする揺動角度調節構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記第1回転体と前記第2回転体を同一部材によって一
    体的に構成し、 前記第1受部を含む前記第1回転体の最小外径寸法を、
    前記第2受部を含む前記第2回転体の最大外径寸法より
    も大きく設定したことを特徴とする揺動角度調節構造。
  4. 【請求項4】第1リンク部材及び第2リンク部材がヒン
    ジによって連結され、該ヒンジの揺動軸を基準にして前
    記第1及び第2リンクが相対的に揺動可能となっている
    関節機構における、該第1及び第2リンクの揺動角度調
    節構造であって、 前記第1リンク部材に、前記揺動軸と略同軸の回転体を
    一体もしくは連結された状態で設けると共に、前記回転
    体表面に複数の受部を形成し、 前記第2リンク部材に、前記揺動角度に応じて前記受部
    に対して順次係合・離脱可能な第1掛部と、該第1掛部
    が係合した前記受部に対して別途係合・離脱可能な第2
    掛部と、を設け、 前記複数の受部のいずれかに対する前記第1掛部の係合
    タイミングと、前記複数の受部のいずれかに対する前記
    第2掛部の係合タイミングとを互いにずらしたことを特
    徴とする揺動角度調節構造。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記回転体を中空部材によって構成することで、内部に
    配線或いは配管を挿通可能としたことを特徴とする揺動
    角度調節構造。
  6. 【請求項6】情報端末装置に用意される基体側コネクタ
    に対して電気的且つ機械的に連結可能な外部側コネクタ
    を有し、該連結状態で前記情報端末装置に対して所定の
    電気的機能を提供可能な付属装置であって、 前記外部側コネクタを含んで延在するコネクタ側リンク
    と、前記付属装置の本体側に用意される本体側リンク
    と、該本体側リンクと前記コネクタ側リンクとの間に設
    けられる中間リンクと、を備え、 前記コネクタ側リンクと前記中間リンクが第1ヒンジに
    よって連結されて第1関節機構を構成すると共に、前記
    中間リンクと前記本体側リンクが第2ヒンジによって連
    結されて第2関節機構を構成し、 前記第1及び第2関節機構の双方に、請求項1乃至5の
    いずれかに記載の角度調節構造が採用されていることを
    特徴とする情報端末装置用の付属装置。
  7. 【請求項7】請求項6において、 前記第1ヒンジの揺動軸と第2ヒンジの揺動軸とが平行
    していることを特徴とする情報端末装置用の付属装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7において、 前記第1ヒンジの揺動軸と前記第2ヒンジの揺動軸とが
    直角となっていることを特徴とする情報端末装置用の付
    属装置。
  9. 【請求項9】請求項6、7又は8において、 前記情報端末装置が携帯電話装置であることを特徴とす
    る情報端末装置用の付属装置。
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