JP2002317682A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2002317682A JP2001124999A JP2001124999A JP2002317682A JP 2002317682 A JP2002317682 A JP 2002317682A JP 2001124999 A JP2001124999 A JP 2001124999A JP 2001124999 A JP2001124999 A JP 2001124999A JP 2002317682 A JP2002317682 A JP 2002317682A
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排出特性が相反する排出物を生じる内燃機関
の排気浄化と燃費の向上との両立を図る。 【解決手段】 燃料の燃焼に伴って生じる排気中の所定
の排出物の量を減少させるように運転状態を変更するこ
とに伴って他の排出物の量が増大する内燃機関の制御装
置において、前記内燃機関の運転中におけるいずれかの
排出物の排出の履歴を判定する排出履歴判定手段(ステ
ップS1,S2)と、その排出履歴判定手段で判定され
たいずれかの排出物の排出の履歴に基づいて前記内燃機
関の運転状態を変更する運転状態変更手段(ステップS
4,S5)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ディーゼルエン
ジンなどの内燃機関の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンなどの内燃機関は、
燃料を燃焼させて動力を出力するので、不可避的に排気
が生じるが、地球環境の保全などの観点から、内燃機関
から生じる排気を可及的に清浄化することが求められて
いる。内燃機関の排気に含まれる汚染物質の一例が、炭
化水素やスモークなどの微粒子排出物(PM)や窒素酸
化物(NOx )などであり、その排出量を低減すること
が求められている。
【0003】NOx は、燃料の燃焼条件が、比較的高温
でかつ酸化雰囲気の場合に生じやすく、したがって内燃
機関で燃焼される混合気の空気と燃料との割合すなわち
空燃比が理論空燃比(14.5)より大きくかつ理論空
燃比に近い値(16〜17)の場合に生じやすい。その
ため、NOx の排出量を低減するためには、空燃比をこ
の値より小さくまたは大きくすればよいが、空燃比を低
下させると、燃料の供給量が増大するので、燃費が悪化
してしまい、またスモークが発生しやすくなる。また、
空燃比を大きくすれば、その程度により燃焼不安定にな
り燃費が悪化してしまう。このように、燃費特性とNO
x 排出特性とは相反する関係にあり、一方の特性を向上
させると、他方の特性が悪化する。このような関係は、
NOx と微粒子排出物との間にも成立し、一方の排出量
を過度に低下させると他方の排出量が大きく増大する。
【0004】そこで従来、内燃機関の出力側に無段変速
機を連結することにより、内燃機関の回転数をある程度
任意に制御できることに着目し、燃費特性とNOx 排出
特性とを両立させることが試みられている。その一例が
特開平4−255541号公報に記載されている。この
公報に記載された装置は、空燃比を理論空燃比あるいは
それよりリッチにした運転状態と、空燃比を理論空燃比
より大きくしたリーン運転状態とのそれぞれについて燃
費特性とNOx 排出特性とを求めておき、走行状態や要
求駆動量などに基づく出力を得る運転状態について、燃
費特性およびNOx 排出特性を評価し、これら両方の特
性が両立する運転状態を選択するように構成されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報に記載され
た制御装置によれば、実際の出力に応じた等出力線上
で、リーン運転と理論空燃比運転(ストイキ運転)との
いずれが、燃料消費率とNOx 排出率とを、より良く両
立させるかを評価し、評価の良い運転状態を選択するこ
とができる。しかしながら、最近では、NOx などの環
境の汚染物質の排出規制がますます厳しくなる傾向にあ
り、上述した公報に記載されているように、運転状態あ
るいは燃焼状態を変更することよっては、最新の排出規
制をクリアーすることが困難になりつつある。このよう
な厳しいNOx の排出規制に適合するために、燃費特性
およびNOx 排出特性を両立させるように車両の運転状
態を制御するとともに、微粒子排出物を排気経路に設け
たフィルタで捕捉したり、触媒を使用して、内燃機関の
排気を浄化することが試みられている。
【0006】これらのフィルタや触媒などのいわゆる排
気処理装置は、無制限に排気を浄化することができる訳
ではなく、その機能や活性を回復させることも必要であ
る。また、その機能や活性を回復させるための処理を要
するまでの運転継続時間や回復処理の内容が内燃機関の
運転に影響を及ぼすことがある。したがって燃費などの
内燃機関の運転に要求される技術事項と排気の浄化要求
との両立を図る必要があるが、従来では、そのため有効
な装置あるいは技術が必ずも充分には開発されておら
ず、また上記の公報にもその種の技術が開示されていな
い。
【0007】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであり、排気の浄化と燃費の向上とを両立
させることのできる内燃機関の制御装置を提供すること
を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
は、上記の目的を達成するために、排気と共に排出され
る物質の量もしくは状態に基づいて内燃機関の運転状態
を変更することにより、排気の浄化状態を良好にし、か
つ燃費の悪化を防止もしくは抑制するように構成したこ
とを特徴とするものである。より具体的には、請求項1
の発明は、燃料の燃焼に伴って生じる排気中の所定の排
出物の量を減少させるように運転状態を変更することに
伴って他の排出物の量が増大する内燃機関の制御装置に
おいて、前記内燃機関の運転中におけるいずれかの排出
物の排出の履歴を判定する排出履歴判定手段と、その排
出履歴判定手段で判定されたいずれかの排出物の排出の
履歴に基づいて前記内燃機関の運転状態を変更する運転
状態変更手段とを備えていることを特徴とする制御装置
である。
【0009】この請求項1の発明における前記排出履歴
判定手段は、前記いずれかの排出物の排出量を積算する
手段であってもよく、あるいは前記各排出物それぞれの
排出量を個別に積算する手段であっもよい。また、前記
運転状態変更手段は、前記いずれかの排出物の排出量も
しくは前記積算値が低下するように運転状態を変更する
手段であってもよく、あるいは前記各排出物の排出量の
積算値のうち増大した積算値が低下するように前記内燃
機関の運転状態を変更する手段であってもよく、さらに
は燃費が最小となる運転状態から他の運転状態すなわち
上記のいずれかの要求を満たす運転状態に変更する手段
であってもよい。なお、運転状態を変更する場合、内燃
機関の出力が変化しないように(直前の出力を維持する
ように)、運転状態を変更してもよい。
【0010】したがって請求項1の発明では、上記の排
出物を含む排気が内燃機関の運転中に継続して排出され
ると、その排出物についての排出の履歴が判定され、そ
の判定結果に基づいて内燃機関の運転状態が変更され、
例えば排出量の積算値が多くなった場合に、その排出物
の排出量が低下するように運転状態が変更される。ここ
で、運転状態は内燃機関の負荷や回転数などである。こ
のような運転状態の変更が実行される以前の内燃機関の
運転状態は、燃費が最小となる運転状態とすることがで
き、そうすることにより、燃費の良好ないわゆる最適運
転点を中心として運転状態が変更され、排気の浄化を促
進できると共に燃費を向上させ、あるいは燃費の悪化を
防止できる。
【0011】また、請求項2の発明は、燃料の燃焼に伴
って生じる排気中の所定の排出物の量を減少させるよう
に運転状態を変更することに伴って他の排出物の量が増
大し、かつ少なくともいずれかの排出物の量を減少させ
て排気を浄化する排気処理装置が排気経路に設けられた
内燃機関の制御装置において、前記いずれかの排出物の
量を減少させる前記排気処理装置の排気浄化能力を求め
る排気浄化能力判定手段と、その排気浄化能力判定手段
によって求められた排気浄化能力に基づいて前記内燃機
関の運転状態を変更する運転状態変更手段とを備えてい
ることを特徴とする制御装置である。
【0012】この請求項2の発明における前記排気処理
装置は、NOx と微粒子排出物との量を減少させて排気
を浄化する触媒であってもよい。また、前記排気浄化能
力判定手段は、前記内燃機関の運転継続時間の積算値も
しくはその積算値に対応する他の所定の積算値に基づい
て前記排気浄化能力を判定する手段、あるいは前記排気
処理装置によって吸蔵した所定の排出物の量に基づいて
前記排気浄化能力を判定する手段であってもよい。さら
に、請求項2の発明における前記運転状態変更手段は、
前記排気処理能力の低下に伴って前記排気処理装置によ
って処理される前記いずれかの排出物の排出量が低下す
るように前記内燃機関の運転状態を変更する手段であっ
てもよい。そして、請求項2の発明は、前記内燃機関の
運転中におけるいずれかの排出物の排出の履歴を判定す
る排出履歴判定手段を更に備え、前記運転状態変更手段
は、その排出履歴判定手段で判定された排出履歴と前記
排気浄化能力判定手段で判定された排気浄化能力とに基
づいて内燃機関の運転状態を変更する手段であってもよ
い。その場合、その排出履歴判定手段は、前記各排出物
の排出量を積算する手段であってよく、かつ前記排気浄
化能力判定手段は、前記排気処理装置による前記各排出
物それぞれについての排気浄化能力を求める手段であっ
てよく、前記運転状態変更手段は、各排出物の排出量の
積算値および各排出物についての排気浄化能力とに基づ
いて運転状態を変更する手段であってもよい。なお、請
求項2の発明においても前記運転状態変更手段は、燃費
が最小となる運転状態から他の運転状態すなわち上記の
いずれかの要求を満たす運転状態に変更する手段であっ
もよい。また、運転状態を変更する場合、内燃機関の出
力が変化しないように(直前の出力を維持するよう
に)、運転状態を変更してもよい。
【0013】したがって請求項2の発明では、内燃機関
を運転することにより生じた排気中のいずれかの排出物
が、排気処理装置によって減少させられ、排気が浄化さ
れる。その排気処理装置の処理能力が、排気の処理が継
続することにより次第に変化し、その変化した排気浄化
能力が求められる。その排気浄化能力に基づいて内燃機
関の運転状態が変更させられ、例えば浄化能力が低下し
た排出物の排出量が低下するように、例えば負荷あるい
は回転数が増大もしくは低下させられる。このような運
転状態の変更が実行される以前の内燃機関の運転状態
は、燃費が最小となる運転状態とすることができ、そう
することにより、燃費の良好ないわゆる最適運転点を中
心として運転状態が変更され、排気の浄化を促進できる
と共に燃費を向上させ、あるいは燃費の悪化を防止でき
る。
【0014】さらに、請求項3の発明は、燃料の燃焼に
よって微粒子排出物を生じ、かつその微粒子排出物を処
理する処理装置を排気経路に備えた内燃機関の制御装置
において、前記処理装置の前記微粒子排出物による閉塞
状態を判定する閉塞状態判定手段と、前記処理装置の閉
塞状態の悪化が前記閉塞状態判定手段で判定された場合
にその処理装置の閉塞状態を軽減するように前記内燃機
関の運転状態を変更する運転状態変更手段とを備えてい
ることを特徴とする制御装置である。
【0015】この請求項3の発明における前記閉塞状態
判定手段は、前記排気経路における圧力もしくは燃焼さ
せられる混合気の空燃比に基づいて前記閉塞状態を判定
する手段であってもよい。また、前記運転状態変更手段
は、前記微粒子排出物の排出量を減少させるように前記
内燃機関の運転状態を変更する手段、あるいは前記排気
経路における排気の温度が高くなるように前記内燃機関
の運転状態を変更する手段、さらには燃費が最小となる
運転状態から他の運転状態に変更する手段のいずれかで
あってよい。なお、運転状態を変更する場合、内燃機関
の出力が変化しないように(直前の出力を維持するよう
に)、運転状態を変更してもよい。
【0016】したがって請求項3の発明では、燃料の燃
焼によって生じた微粒子排出物が排気経路に設けられた
処理装置に捕捉され、酸化などの処理が施される。その
捕捉量と処理量との不一致が原因となって処理装置に閉
塞状態が生じることがあり、その閉塞状態が判定される
と、閉塞状態を軽減するように内燃機関の運転状態が変
更される。例えば、閉塞の原因となった微粒子排出物の
排出量が低下するように、あるいは処理装置に付着して
いる微粒子排出物を除去するように運転状態が変更され
る。その結果、微粒子排出物がそのまま排出されるなど
の事態を未然に回避でき、また運転状態が変更される直
前の内燃機関の運転状態を燃費が最適となる運転状態と
することにより、運転状態の変更に起因する燃費の悪化
が抑制されるので、燃費が良好になる。
【0017】そして請求項4の発明は、燃料の燃焼によ
って生じた排気の一部を吸気側に戻す排気再循環装置を
備えた内燃機関の制御装置において、前記排気再循環装
置における閉塞状態を判定する閉塞状態判定手段と、前
記排気再循環装置における閉塞状態が前記閉塞状態判定
手段によって判定された場合にその排気再循環装置の閉
塞状態を軽減するように前記内燃機関の運転状態を変更
する運転状態変更手段とを備えていることを特徴とする
制御装置である。
【0018】この請求項4における前記閉塞状態判定手
段は、前記排気経路における圧力もしくは所定のセンサ
ーで検出される空燃比に基づいて前記閉塞状態を判定す
る手段であってよい。また、前記運転状態変更手段は、
前記内燃機関から排出される微粒子排出物の量が低下す
るように前記内燃機関の運転状態を変更する手段、ある
いは前記排気再循環装置の内部を流通する排気の量が増
大するように前記内燃機関の運転状態を変更する手段、
もしくは燃費が最小となる運転状態から他の運転状態に
変更する手段のいずれかであってもよい。なお、運転状
態を変更する場合、内燃機関の出力が変化しないように
(直前の出力を維持するように)、運転状態を変更して
もよい。
【0019】したがって請求項4の発明によれば、燃料
の燃焼によって生じた排気の一部が、内燃機関の吸気側
に戻され、それに伴って燃焼温度が低下させられる。そ
の排気の再循環が継続しておこなわれることにより排気
再循環装置に閉塞が生じることがあり、その閉塞状態が
判定されると、その閉塞状態を軽減するように内燃機関
の運転状態が変更される。例えば、閉塞の原因となって
いる物質を酸化させて除去し、あるいは気流で排除し、
その物質の内燃機関での生成量が少なくなるように、負
荷や回転数などの運転状態が変更される。その場合、運
転状態が変更される直前の運転状態を、燃費が最小とな
る運転状態を基準に設定されたものとすることにより、
燃費が向上させられ、また運転状態の変更によって内燃
機関の出力が変更されないように制御することにより、
内燃機関を搭載した車両の挙動の変化が防止もしくは抑
制される。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を具体例に基づい
て説明する。この発明で対象とする内燃機関は、ディー
ゼルエンジンやガソリンエンジンなどの燃料を燃焼させ
て動力を出力する動力装置であり、一例として車両に搭
載されて主に走行のための動力源として使用される内燃
機関である。図6に直噴式のディーゼルエンジン(以
下、単にエンジンと記す)1を車両の動力源として使用
した例を模式的に示している。このエンジン1は、気筒
(シリンダ)の内部に燃料を直接噴射する形式の内燃機
関であって、高圧での燃料の噴射を可能にするために、
コモンレール式の電子制御燃料噴射システム2が備えら
れている。この電子制御燃料噴射システム2は公知の構
造のものを使用することができる。
【0021】また、図6に示すエンジン1は、排気ター
ビン式の過給機すなわちターボチャージャ3が備えられ
ている。そのコンプレッサー4の吸入口にエアークリー
ナ5を介装した吸気パイプ6が接続されており、またそ
のコンプレッサー4の吐出口には吸気温度を下げるため
のインタークーラ7を介してインテークマニホールド8
が接続されている。
【0022】また、各シリンダに連通されているエキゾ
ーストマニホールド9が、前記ターボチャージャ3にお
けるタービン10の流入口に接続されている。さらにそ
のタービン10における流出口には、排気浄化触媒を備
えた触媒コンバータ11が接続されている。この触媒コ
ンバータ11の上流側に、空燃比センサー12と触媒コ
ンバータ11に流入する排気の圧力を検出する圧力セン
サー13とが配置されている。さらに、触媒温度を検出
するための温度センサー14が設けられている。このエ
キゾーストマニホールド9から触媒コンバータ11を経
て大気への開放口(図示せず)までの経路が排気経路と
なっている。
【0023】なおここで、排気浄化触媒について説明す
ると、図6に示す例では、NOx 吸蔵還元型触媒が使用
されている。これは、酸化雰囲気において排気中の汚染
物質の一つであるNOx を硝酸態窒素の形で吸蔵し、還
元雰囲気において、その吸蔵している硝酸態窒素を還元
して窒素ガスとして放出する機能を備えている。また、
NOx の吸蔵時および還元時に活性酸素を生じるので、
その活性酸素および排気中の酸素によって、表面に付着
している煤(PM:微粒子排出物)を酸化して除去する
機能を備えている。したがってこの排気浄化触媒の雰囲
気を、酸化雰囲気と還元雰囲気とに所定時間ごとに変化
させる必要があり、このような雰囲気の変更を、空燃比
を空気過剰なリーン空燃比(理論空燃比より大きい空燃
比)と燃料の量を相対的に増大させたリッチ空燃比(理
論空燃比より小さい空燃比)とに切り換えることにより
実行するようになっている。なお、排気浄化触媒から窒
素物を放出させるために空燃比をリッチにする制御は一
時的で良く、このような空燃比の一時的なリッチ化を
「リッチスパイク」と称している。
【0024】さらに、図6に示すエンジン1は、排気中
のNOx を低減するために、排気再循環装置が設けられ
ている。すなわち再循環させる排気を冷却するEGRク
ーラー15および再循環の実行・停止の制御と再循環率
(EGR率)を一定に維持する制御とをおこなうEGR
バルブ16とを介して、前記エキゾーストマニホールド
9とインテークマニホールド8とが接続されている。
【0025】このエンジン1の出力側に無段変速機(C
VT)17が連結されている。この無段変速機17は、
要は、変速比を連続的に変化させることのできる変速機
であって、ベルト式無段変速機やトラクション式(トロ
イダル型)無段変速機が採用されている。
【0026】上記のエンジン1における燃料噴射量やそ
の噴射タイミング、排気再循環の実行・停止、スロット
ルバルブ(図示せず)の開度などを電気的に制御するた
めのエンジン用電子制御装置(E−ECU)18と、無
段変速機17を制御する変速機用電子制御装置(T−E
CU)19とが設けられている。これらの電子制御装置
18,19は、マイクロコンピュータを主体として構成
されており、アクセル開度などで表される出力要求量や
車速、エンジン水温、無段変速機17の油温、前記各セ
ンサー12,13,14の検出信号などに基づいて、ス
ロットル開度や燃料噴射量(すなわちエンジン負荷)、
あるいは無段変速機17での変速比(すなわちエンジン
回転数)などを制御するように構成されている。
【0027】上記のエンジン1では、各シリンダの内部
に燃料を噴射して燃焼させ、それに伴って生じる機械的
エネルギを駆動力として出力する。そのために消費され
る燃料の量は、出力要求量を満たす範囲で可及的に少な
い量に制御される。また、シリンダでの燃料の燃焼に伴
って生じるNOx などの汚染物質が触媒コンバータ11
における触媒で吸蔵され、その吸蔵量が飽和する以前に
排気中の燃料の量を増大させて還元雰囲気とし、触媒に
吸蔵している硝酸態窒素を還元して窒素ガスとして放出
させる。すなわち、排気の浄化のために燃料の供給量を
増大させて燃料を消費する。このように、エンジン1の
駆動のために燃料を消費するとともに、排気を浄化する
ため、言い換えれば、大気汚染物質の車両からの排出量
を低下させるために燃料を消費する。この場合の燃料
が、触媒を還元雰囲気にする還元剤に相当する。
【0028】上記のエンジン1は、基本的には、要求駆
動量に応じて燃費が最小となるように制御される。その
制御の一例を簡単に説明すると、要求駆動量を表すアク
セル開度と車速とに基づいて目標駆動力が求められ、そ
の目標駆動力と車速とに基づいて目標出力が求められ
る。この目標出力に基づいて、一方では、目標エンジン
回転数が求められる。これは、例えば、各出力に対して
燃費が最小となるエンジン回転数を予め求め、これをマ
ップとして予め用意しておき、目標出力とそのマップと
から目標エンジン回転数を求めることによりおこなえば
よい。そして、その目標エンジン回転数を達成するよう
に、上記の無段変速機17の変速比が制御される。
【0029】他方、上記の目標出力とエンジン回転数と
に基づいて目標エンジントルクが求められる。そして、
その目標エンジントルクを出力するようにエンジン負荷
(具体的にはスロットル開度もしくは燃料噴射量)が制
御される。
【0030】上記のようにして設定されるエンジン回転
数およびエンジン負荷で決まる運転点は、燃費が最小と
なる最適燃費線上での運転点となり、その空燃比(エン
ジン1で燃焼される混合気の燃料量と空気量との比率)
は、理論空燃比より大きい値となる。すなわち空気が過
剰な混合気となる。したがって通常の走行時には、エン
ジン1をこの最適燃費線上の運転点で運転するので、通
常の走行時の空燃比は理論空燃比より希薄な(リーン
な)空燃比となる。なお、発進時や急加速時などの運転
状態を急激に変更させる過渡状態では、最適燃費線を離
れた運転点でエンジン1が運転され、その状況によって
は煤が発生し、前述した触媒コンバータ11で捕捉され
たり、あるいは一部が排気再循環装置に流入することが
ある。
【0031】エンジン1における燃料の燃焼に伴ってN
Ox が発生し、そのNOx は排気系統に設けられている
前述した吸蔵還元型触媒によって吸蔵される。エンジン
1の運転が継続することにより、その触媒によるNOx
の吸蔵量が増大するので、所定時間ごとに還元剤を供給
して還元雰囲気とすることにより、すなわちリッチスパ
イクを実行することにより、触媒に吸蔵されている硝酸
態窒素を還元して窒素ガスとし、外気に放出する。この
リッチスパイクは、例えば、燃料噴射時間を積算し、そ
の積算値が予め設定した基準値に達した場合に実行され
る。すなわち、エンジン1で生じるNOx の量は、エン
ジン負荷やエンジン回転数などの運転状態と相関関係が
あり、またNOx の吸蔵量はエンジン1から排出される
NOx の濃度やその継続時間と相関関係があるから、燃
料噴射量やその時間を積算することによってNOx の量
を積算することができる。したがってエンジン1の運転
状態ごとの燃料噴射時間を積算することにより、リッチ
スパイクの実行タイミングを決定することができる。
【0032】また、煤などの微粒子排出物(PM)の量
は、空燃比を小さくした高負荷側で少なくなる。すなわ
ち、微粒子排出物とのNOx とは、一方の排出量を低下
させるようにエンジン1の運転状態を変更すると他方の
排出量が増大する関係にあり、またそれぞれの量にはあ
る程度の相関がある。したがって燃料噴射量やその継続
時間の積算値に基づいてNOx の排出量を求めることが
できると同時に、微粒子排出物の排出量を求めることが
できる。
【0033】この発明の制御装置は、上記のNOx や微
粒子排出物などの排気中の汚染物質の放出を抑制してそ
の排出規制をクリアーし、同時に燃費の悪化を防止もし
くは抑制するために、排気の状態に基づいてエンジン1
の運転状態を変更するように構成されている。その制御
例を以下に説明する。
【0034】図1はその制御例を示すフローチャートで
あって、所定の短時間Δtごとに実行される。図1にお
いて、目標とする運転状態すなわち目標運転点を求める
ために、先ず、NOx 排出量の積算値が求められる(ス
テップS1)。これは、例えば、現在のNOx の排出量
をエンジン回転数とエンジン負荷(もしくはエンジント
ルク)とをパラメータとするマップから求め、あるいは
そのマップの補間値として求め、その値を前回のNOx
排出量積算値に加えることにより、演算することができ
る。
【0035】これと同様にして微粒子排出物(PM)の
排出量の積算値が求められる(ステップS2)。すなわ
ち、現在のPMの排出量をエンジン回転数とエンジン負
荷(もしくはエンジントルク)とをパラメータとするマ
ップから求め、あるいはそのマップの補間値として求
め、その値を前回のPM排出量積算値に加える演算によ
り、PM排出量積算値が演算される。
【0036】これらNOx やPMの積算が可能なのは、
前述したように、それぞれの排出量とエンジン1の運転
状態とに相関関係があることに基づいており、したがっ
て上記のステップS1あるいはステップS2は、NOx
やPMの排出履歴を判定していることになる。また、前
述したように、NOx の排出量とPMの排出量とは背反
する関係にあり、さらに相互にある程度の相関があるか
ら、いずれか一方の排出量もしくはその積算値によっ
て、他方の排出量もしくはその積算値を求めることがで
きる。したがってこのステップS1およびステップS2
の機能的手段が、請求項1の発明における排出履歴判定
手段に相当する。
【0037】上記の各排出量積算値に基づいて目標エン
ジン回転数決定用変数Kが求められる(ステップS
3)。この変数Kは、一例として、NOx 排出量積算値
とPM排出量積算値とをパラメータとする評価関数Fを
予め用意し、その評価関数Fに基づいて演算して求めら
れる。その評価関数Fは、例えば、K=(NOx 排出量
積算値/PM排出量積算値)×定数である。このような
評価関数Fに従えば、エンジン1を継続して運転するこ
とによりNOx 排出量がPM排出量に対して多いと、上
記の変数Kが大きくなり、反対にPMの排出量が多い
と、変数Kが小さくなる。
【0038】このようにして求めた変数Kに基づいて目
標エンジン回転数が求められる(ステップS4)。その
一例を説明すると、燃費が最小となる最適燃費運転点も
しくは現時点の運転点に対して高負荷側にPMの排出量
が少なくなるPM減少目標回転数を予め設定するととも
に、燃費が最小となる最適燃費運転点もしくは現時点の
運転点に対して低負荷側にNOx の排出量が少なくなる
NOx 減少目標回転数を予め設定しておき、前者のPM
減少目標回転数に(1−K)を掛け合わせた回転数と、
後者のNOx 減少目標回転数に変数Kを掛け合わせた回
転数とを加算して、目標エンジン回転数とする。
【0039】これを図によって説明すると、図2には、
エンジン回転数とエンジントルク(エンジン負荷)とを
パラメータとしてPM減少作動線とNOx 減少作動線と
が示されており、これらの線は、例えば燃費が最小とな
る最適燃費線を挟んで、所定量高負荷側および低負荷側
に設定された運転点を結んだ線である。所定の出力でエ
ンジン1を運転している状態において上記の変数Kが求
められると、その出力でのPM減少回転数(すなわちそ
の出力での等出力線とPM減少作動線との交点で定まる
エンジン回転数)に前記(1−K)を掛け合わせた回転
数と、その出力でのNOx 減少回転数(すなわちその出
力での等出力線とNOx 減少作動線との交点で定まるエ
ンジン回転数)に前記変数Kを掛け合わせた回転数との
和の回転数が求められる。その回転数は、変数Kが
「0.5」より大きければ、NOx 減少作動線寄りの回
転数になり、また反対に「0.5」よりも小さければ、
PM減少作動線寄りの回転数になる。その回転数を図2
では、等出力線上の丸印で示してある。
【0040】前述したように、アクセル開度などに基づ
いて目標駆動力が求まり、その目標駆動力や車速などに
基づいて目標出力が求まるので、その目標出力と目標エ
ンジン回転数とに基づいて目標エンジン負荷が求められ
る(ステップS5)。その演算は、例えば図1のステッ
プS5に記載してある式に基づいておこなうことができ
る。この目標エンジン負荷や上記の目標エンジン回転数
は、NOx やPMの排出の履歴もしくはその排出量積算
値に基づいて求められ、要求駆動量や走行状態などの変
化に起因するものではないから、目標エンジン回転数や
目標エンジン負荷によって定まる運転状態は、直前の出
力を維持するように等出力線上で変更される。そして、
目標エンジン回転数は前記無段変速機17の変速比を制
御することにより達成され、また目標エンジン負荷は燃
料噴射量を制御することにより達成される。
【0041】したがって上記の図1に示す制御例では、
NOx の排出量積算値が大きくなると、変数Kが大きく
なることにより、運転状態はNOx 減少作動線で示され
る運転点に近い運転状態となり、また反対にPM排出量
積算値が大きくなると、変数Kが小さくなることによ
り、運転状態はPM減少作動線で示される運転点に近い
運転状態となる。結局、排出量積算値の大きい排出物質
の量を減少させる方向にエンジン1の運転状態が変更さ
せられる。なお、前述したようにNOx の排出量とPM
の排出量とにはある程度の相関があっていずれか一方の
排出履歴もしくは排出積算値に基づいて他方の排出の状
態を知ることができるので、いずれか一方の排出量もし
くはその積算値に基づいて運転状態を変更することもで
きる。したがって上記のステップS4およびステップS
5の機能的手段が、請求項1の発明における運転状態変
更手段に相当する。
【0042】上記の図1に示す制御を実行する装置によ
れば、排出特性が相反するNOx とPMとの排出量に基
づき、いずれかの排出量積算値すなわち合計としての排
出量が増大した場合に、その増大した汚染物質の排出量
が低下するようにエンジン1の運転状態が変更される。
そのため、NOx とPMとのいずれかが過剰に排出され
る事態を未然に回避できるので、排気についての排出規
制をクリアーし易くなり、また同時に燃費を向上させる
ことができる。
【0043】なお、前述したように、リッチスパイクを
おこなうことによりNOx 吸蔵還元型触媒の吸蔵能力が
回復するので、上記のNOx 排出量積算値はリッチスパ
イクの実行によってリセットされ、またPMがフィルタ
ーに捕捉された後、焼却される場合には、その焼却の実
行によってPM排出量積算値はリセットされる。
【0044】ところで、エンジン1における燃料の燃焼
で生じた排気は、前述した触媒コンバータ11などのい
わゆる排気処理装置で処理された後に大気中に放出され
るので、その排気処理装置の処理能力がNOx やPMの
大気中への排出量に影響を及ぼす。したがってその排気
処理装置の処理能力を加味してエンジン1の運転状態の
制御を実行することにより、より精度のよい制御が可能
になる。
【0045】図3はその制御例を示すフローチャートで
あって、上述した図1に示す制御例における目標エンジ
ン回転数決定用変数Kを、排気処理装置のNOx 処理能
力とPM処理能力とを勘案して決定するように構成した
例を示している。すなわちステップS2に続くステップ
S21では、NOx 処理能力指標が算出され、さらにこ
れに続くステップS22では、PM処理能力指標が算出
される。
【0046】前述したNOx 吸蔵還元型触媒を排気処理
装置に使用している場合には、NOx の吸蔵量が増大す
ることによりその処理能力が次第に低下するので、NO
x 処理能力はリッチスパイクを実行した後のエンジン1
の運転時間や走行距離によって算出もしくは推定するこ
とができる。あるいは排気処理装置の排出側のNOx量
(もしくは濃度)を適宜のセンサーで検出し、その検出
結果に基づいてNOx処理能力を算出し、もしくは推定
することができる。
【0047】PM処理能力は、NOx の吸蔵還元処理と
併せてPMの酸化処理をおこなう触媒の場合には、NO
x の処理能力の算出もしくは推定と同様にして、算出も
しくは推定することができる。また、PMを捕捉するフ
ィルターを使用している場合には、そのフィルターの再
生をおこなった後のエンジン1の運転時間や走行距離な
どに基づいて算出し、もしくは推定することができる。
【0048】このようにして求められた各処理能力を数
値処理した各処理能力指標と、NOx およびPMの各排
出量積算値とをパラメータとする評価関数Gに基づい
て、目標エンジン回転数決定用変数Kが算出される(ス
テップS30)。その評価関数Gは、例えば、 K={(NOx 排出量積算値×NOx 処理能力指標)/
(PM排出量積算値×PM処理能力指標)}×定数 である。なお、この評価関数Gにおいては、各処理能力
指標として、各処理能力が高いほど小さい値となる指標
が採用される。
【0049】このようにして求めた変数Kに基づいて目
標エンジン回転数が求められ(ステップS4)、またそ
の目標エンジン回転数と目標出力とに基づいて目標エン
ジン負荷が求められる(ステップS5)。そして、無段
変速機17の変速比や燃料噴射量を制御することによ
り、これらの目標値が達成されるのは、上述した制御例
と同様である。
【0050】したがって図3に示す制御例では、NOx
の排出量が多いことによりその積算値が大きくなり、あ
るいは排気処理装置によるNOx の処理能力が低下する
と、目標エンジン回転数決定用変数Kの値が大きくな
り、その結果、図2に示すように、エンジン1の運転状
態は、等出力線上において、NOx 減少作動線に近い運
転状態に設定される。また反対に、PMの排出量が多い
ことによりその積算値が大きくなり、あるいは排気処理
装置によるPMの処理能力が低下すると、目標エンジン
回転数決定用変数Kの値が小さくなり、その結果、図2
に示すように、エンジン1の運転状態は、等出力線上に
おいて、PM減少作動線に近い運転状態に設定される。
【0051】言い換えれば、図3に示す制御例では、排
気処理装置による処理能力に余裕のある排出物の量が相
対的に増大するようにエンジン1の運転状態を変更する
ことになるので、NOx とPMとのいずれかが過剰に排
出される事態を未然に回避して、排気についての規制を
クリアーし易くなる。また運転状態の変更を最適燃費線
上の運転状態からの変更とすることにより、燃費の悪化
を防止しもしくは燃費の悪化を抑制することができる。
【0052】なお、上記の各処理能力指標は、リッチス
パイクやPMの焼却処理もしくはフィルターに対する排
気の逆流などの回復処理の実行によってリセットされ
る。また、各処理能力指標は、上述した排出物の堆積
(吸蔵)量以外に、排気処理装置の温度や触媒の被毒の
程度などの予測値もしくは計測値により求めてもよい。
【0053】ここで図3に示す具体例とこの発明との関
係を説明すると、上記のステップS21およびステップ
S22の機能的手段が、請求項2の発明における排気浄
化能力判定手段に相当し、またステップS4およびステ
ップS5の機能的手段が、請求項2の発明における運転
状態変更手段に相当する。
【0054】炭化水素を主成分とする燃料を燃焼させる
内燃機関、特にディーゼルエンジンの排気に、未燃焼炭
化水素(HC)や煤などの微粒子排出物(PM)が混入
していることは広く知られている。この種のPMは大気
を汚染するので、その排出量を排出規制値以下に抑制す
る必要があり、一般には、前述した触媒やフィルターで
一旦捕捉した後、酸化などの処理を施している。そのた
め、触媒やフィルターなどの排気処理装置には、時間の
経過と共にPMの堆積量が増大し、これが原因となって
排気の通路が閉塞状態になることがある。その場合、排
気の浄化性能が低下し、特に前述したNOx 吸蔵還元型
触媒にあってはPMの堆積量の増大によってNOx の浄
化性能をも低下することがある。そこでこの発明の制御
装置は、NOx 吸蔵還元型触媒やフィルターなどを含む
排気処理装置の閉塞状態に基づいてエンジン1の運転状
態を変更する。
【0055】図4はその制御例を示すフローチャートで
あって、所定の短時間Δtごとに実行されてエンジン1
の目標運転点を設定するように構成されている。この図
4に示す例は、ディーゼルエンジンからPMを捕捉して
酸化処理するとともに、NOx を吸蔵還元処理する触媒
コンバータ(DPNR)を有するエンジン1を対象とす
る制御例であり、先ず、DPNRの圧力損失が上昇した
か否かが判断される(ステップS31)。DPNRが閉
塞状態となるとその上流側(流入側)の圧力が上昇する
ので、ステップS31の判断は触媒コンバータ11に設
けた圧力センサー13の検出値に基づいておこなうこと
ができる。また、DPNRに閉塞状態が生じると、排気
の再循環量が増大して空燃比が大きくなる変化が生じる
ので、前述した空燃比センサー12の検出値に基づいて
DPNRの閉塞状態を判断することができる。
【0056】このステップS31で否定的に判断された
場合には、排気処理装置の状態に基づいてエンジン1の
運転状態を変更する要因が特には生じていないことにな
るので、通常の目標回転数(エンジン回転数)が設定さ
れ(ステップS32)、また通常の目標エンジン負荷が
設定される(ステップS33)。これらの目標エンジン
回転数および目標エンジン負荷は、前述した最適燃費線
に沿ってエンジン1を運転する場合に設定される回転数
および負荷である。
【0057】これに対してステップS31で肯定的に判
断された場合には、閉塞状態を軽減もしくは回復するた
めの目標エンジン回転数すなわち詰まり回復制御時の目
標回転数が設定される(ステップS34)。さらに、出
力を維持しつつ目標エンジン回転数を変更することに伴
って目標エンジン負荷すなわち詰まり回復制御時の目標
エンジン負荷が設定される(ステップS35)。言い換
えれば、閉塞状態を軽減し、あるいは解消するために好
適な運転状態が設定される。
【0058】具体的には、上記の閉塞状態は、PMの堆
積が原因となっているので、PMの排出量が少なくなる
運転状態が設定される。例えば運転点が、等出力線上で
高負荷・低回転数側に変更される。あるいはPMの燃焼
(酸化)を促進するために排気温度の高くなる運転状態
に変更される。その際に設定されるエンジン回転数は、
閉塞状態の判定が成立した時点の回転数に対して所定の
回転数を減算もしくは加算した回転数としてもよく、あ
るいはその時点の要求出力量や車速に基づいて定まる最
適燃費線上の運転点での回転数に対して、閉塞状態に基
づいて定まる回転数を減算もしくは加算した回転数とし
てもよい。
【0059】したがって上記のステップS31の機能的
手段が、請求項3の発明における閉塞状態判定手段に相
当し、ステップS34およびステップS35の機能的手
段が、請求項3の発明における運転状態変更手段に相当
する。
【0060】この図4に示す制御を実行する制御装置に
よれば、排気処理装置の閉塞状態を判定してその閉塞状
態を軽減もしくは解消するようにエンジン1の運転状態
を変更するので、排気処理装置の閉塞すなわち処理能力
の低下を回避もしくは防止でき、その結果、上記のエン
ジン1を搭載した車両の排気を規制値以下の清浄なもの
に維持することができる。また、排気系統の閉塞状態を
迅速に解消して燃費の良好な運転が可能になる。
【0061】なお、排気処理装置として、排気の流入方
向を反転する装置を使用した場合には、図4に示す制御
を、排気の流入方向の反転と併せて実行することとして
もよい。
【0062】排気が流通する流路の閉塞状態は、上記の
触媒コンバータ11以外に、排気再循環装置においても
生じる可能性がある。すなわち、排気再循環装置には排
気温度を低下させるためのEGRクーラー15が設けら
れており、このEGRクーラー15では流路面積の小さ
い多数の流通路を設け、排気からの放熱面積を広くして
おり、それに伴って流路面積の小さい各流路にPMが付
着して堆積しやすくなっている。
【0063】このような排気再循環装置で閉塞状態が生
じると、排気の再循環が適正に実行されないことにより
NOx の排出量が増大し、これを抑制するために空燃比
を小さくすることにより燃費が悪化するなどの事態が生
じる可能性がある。そこでこの発明の制御装置では、E
GRクーラー15での閉塞状態が判定された場合には、
以下のように制御する。
【0064】図5はその制御例を示すフローチャートで
あって、所定の短時間Δtごとに実行されてエンジン1
の目標運転点を設定するように構成されている。図5に
おいて、先ず、EGRクーラー15の圧力損失が上昇し
たか否かが判断される(ステップS41)。そのEGR
クーラー15での圧力損失は、その流入側と流出側との
圧力を検出し、その差圧として求めることが最も確実で
あるが、これに替えて、前述した圧力センサー13によ
る検出圧力や空燃比センサー12による検出値に基づい
て判断することもできる。
【0065】このステップS41で否定的に判断された
場合には、通常の目標エンジン回転数が設定され(ステ
ップS42)、またその回転数に基づいて通常の目標エ
ンジン負荷が設定される(ステップS43)。これらの
ステップS42およびステップS43の制御は、前述し
た図4に示すステップS32およびステップS33と同
様の制御である。
【0066】これに対してステップS41で肯定的に判
断された場合には、EGRクーラー15の閉塞状態を軽
減もしくは回復するための目標エンジン回転数すなわち
詰まり回復制御時の目標回転数が設定される(ステップ
S44)。さらに、出力を維持しつつ目標エンジン回転
数を変更することに伴って目標エンジン負荷すなわち詰
まり回復制御時の目標エンジン負荷が設定される(ステ
ップS45)。言い換えれば、閉塞状態を軽減し、ある
いは解消するために好適な運転状態が設定される。
【0067】これらステップS44およびステップS4
5の制御は、前述した図4におけるステップS34およ
びステップS35の制御と同種の制御であり、閉塞状態
の生じている箇所が、排気処理装置とEGRクーラー1
5との相違があることによる制御上の僅かな相違がある
のみである。すなわち、上記の閉塞状態は、PMの堆積
が原因となっているので、PMの排出量が少なくなる運
転状態が設定される。例えば運転点が、等出力線上で高
負荷・低回転数側に変更される。あるいはPMの燃焼
(酸化)を促進するために排気温度の高くなる運転状態
に変更される。さらには、堆積したPMを吹き飛ばすた
めに、排気流量が増大する運転状態(高回転数・低負荷
の運転状態)に変更される。
【0068】したがって上記のステップS41の機能的
手段が、請求項4の発明における閉塞状態判定手段に相
当し、ステップS44およびステップS45の機能的手
段が、請求項4の発明における運転状態変更手段に相当
する。
【0069】この図5に示す制御を実行する制御装置に
よれば、排気再循環装置の閉塞状態を判定してその閉塞
状態を軽減もしくは解消するようにエンジン1の運転状
態を変更するので、排気再循環装置の閉塞すなわちNO
x 低減機能の低下を回避もしくは防止でき、その結果、
上記のエンジン1を搭載した車両の排気を規制値以下の
清浄なものに維持することができる。また、排気系統の
閉塞状態を迅速に解消して燃費の良好な運転が可能にな
る。
【0070】なお、上記の具体例では、変速機として無
段変速機を連結したエンジン1を例にして説明したが、
この発明は上記の具体例に限定されないのであって、内
燃機関に連結する変速機は有段式の変速機であってもよ
い。また、運転状態の変更を、エンジン回転数およびエ
ンジン負荷を変更することにより変更するように構成し
たが、これとは別に、あるいはこれらと同時に、過給機
3による過給圧を変更することとしてもよい。さらに、
この発明で排出特性が互いに相反する特性となる排出物
はNOx とPMとの限定されないのであり、他の適宜の
物質であってもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、所定の排出物を含む排気が内燃機関の運転中に
継続して排出されると、その排出物についての排出の履
歴が判定され、その判定結果に基づいて内燃機関の運転
状態が変更され、例えば排出量の積算値が多くなった場
合に、その排出物の排出量が低下するように運転状態が
変更されるから、排気の浄化を促進することができ、ま
た特定の排出物の量を過度に減じるために燃料を必要以
上に消費する事態を未然に回避できるので、排気の浄化
と燃費の向上とを両立させることができる。
【0072】また、請求項2の発明によれば、排気処理
装置の排気浄化能力が求められ、その排気浄化能力に基
づいて内燃機関の運転状態が変更させられ、例えば浄化
能力が低下した排出物の排出量が低下するように、例え
ば負荷あるいは回転数が増大もしくは低下させられるか
ら、排気の浄化を促進することができ、また特定の排出
物の量を過度に減じるために燃料を必要以上に消費する
事態を未然に回避できるので、排気の浄化と燃費の向上
とを両立させることができる。
【0073】さらに、請求項3の発明によれば、燃料の
燃焼によって生じた微粒子排出物が排気経路に設けられ
た処理装置に捕捉され、その閉塞状態が判定されると、
閉塞状態を軽減するように内燃機関の運転状態が変更さ
れる。例えば、閉塞の原因となった微粒子排出物の排出
量が低下するように、あるいは処理装置に付着している
微粒子排出物を除去するように運転状態が変更される。
その結果、微粒子排出物質がそのまま排出されるなどの
事態を未然に回避して所定の排出物の排出規制を容易に
クリアーすることが可能になり、また、特定の排出物の
生成量を減じるために燃料を過剰に消費するなどの事態
を回避できるので、排気の浄化と燃費の向上とを両立す
ることができる。
【0074】そして請求項4の発明によれば、排気再循
環装置の閉塞状態が判定されると、その閉塞状態を軽減
するように内燃機関の運転状態が変更される。例えば、
閉塞の原因となっている物質を酸化させて除去し、ある
いは気流で排除し、その物質の内燃機関での生成量が少
なくなるように、負荷や回転数などの運転状態が変更さ
れる。その結果、NOx などの所定の排出物の排出量を
低減して所定の排出物の排出規制を容易にクリアーする
ことが可能になり、また、特定の排出物の生成量を減じ
るために燃料を過剰に消費するなどの事態を回避できる
ので、排気の浄化と燃費の向上とを両立することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の制御装置による制御例を示すフロ
ーチャートである。
【図2】 エンジン回転数とエンジントルク(エンジン
負荷)とをパラメータとして運転状態を示す線図であ
る。
【図3】 この発明の制御装置による他の制御例を示す
フローチャートである。
【図4】 この発明の制御装置による更に他の制御例を
示すフローチャートである。
【図5】 この発明の制御装置によるまた更に他の制御
例を示すフローチャートである。
【図6】 この発明で対象とする内燃機関を搭載した車
両の動力系統の一例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン、 11…触媒コンバータ、 15…EG
Rクーラー、 17…無段変速機、 18…エンジン用
電子制御装置、 19…変速機用電子制御装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F01N 3/20 F01N 3/20 B 3/24 3/24 E S F02D 21/08 301 F02D 21/08 301Z F02M 25/07 550 F02M 25/07 550L Fターム(参考) 3G062 AA01 AA05 BA02 BA05 CA06 EB10 FA06 FA13 FA18 FA19 GA01 GA04 GA08 GA17 GA22 GA25 GA31 3G084 AA01 BA02 BA03 BA05 BA08 BA13 BA20 BA24 BA32 DA02 DA10 DA27 EB08 EB12 FA05 FA07 FA10 FA20 FA27 FA33 3G090 AA03 BA01 DA03 DA09 DA10 DA13 DA14 DA18 DA19 DA20 EA05 EA06 3G091 AA02 AA10 AA11 AA17 AA18 AA24 AB02 AB06 AB13 BA00 BA14 BA38 CA13 CB02 CB03 CB07 CB09 DA01 DA02 DA04 DB06 DB07 DB08 DB09 DB10 EA00 EA01 EA03 EA07 EA16 EA18 EA30 EA32 EA34 EA39 FB10 FB11 FB12 HA08 HA14 HA36 HA39 HB03 HB05 HB06 3G092 AA02 AA06 AA17 AA18 AB03 BB01 BB04 DB03 DC03 DC09 DC15 DE01 EA02 FA18 FA24 FB06 HA01Z HA06Z HB01X HD08Z HE01X HE01Z HE08Z HF12X HF12Z HF21Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料の燃焼に伴って生じる排気中の所定
    の排出物の量を減少させるように運転状態を変更するこ
    とに伴って他の排出物の量が増大する内燃機関の制御装
    置において、 前記内燃機関の運転中におけるいずれかの排出物の排出
    の履歴を判定する排出履歴判定手段と、 その排出履歴判定手段で判定されたいずれかの排出物の
    排出の履歴に基づいて前記内燃機関の運転状態を変更す
    る運転状態変更手段とを備えていることを特徴とする内
    燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】 燃料の燃焼に伴って生じる排気中の所定
    の排出物の量を減少させるように運転状態を変更するこ
    とに伴って他の排出物の量が増大し、かつ少なくともい
    ずれかの排出物の量を減少させて排気を浄化する排気処
    理装置が排気経路に設けられた内燃機関の制御装置にお
    いて、 前記いずれかの排出物の量を減少させる前記排気処理装
    置の排気浄化能力を求める排気浄化能力判定手段と、 その排気浄化能力判定手段によって求められた排気浄化
    能力に基づいて前記内燃機関の運転状態を変更する運転
    状態変更手段とを備えていることを特徴とする内燃機関
    の制御装置。
  3. 【請求項3】 燃料の燃焼によって微粒子排出物を生
    じ、かつその微粒子排出物を処理する処理装置を排気経
    路に備えた内燃機関の制御装置において、 前記処理装置の前記微粒子排出物による閉塞状態を判定
    する閉塞状態判定手段と、 前記処理装置の閉塞状態の悪化が前記閉塞状態判定手段
    で判定された場合にその処理装置の閉塞状態を軽減する
    ように前記内燃機関の運転状態を変更する運転状態変更
    手段とを備えていることを特徴とする内燃機関の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 燃料の燃焼によって生じた排気の一部を
    吸気側に戻す排気再循環装置を備えた内燃機関の制御装
    置において、 前記排気再循環装置における閉塞状態を判定する閉塞状
    態判定手段と、 前記排気再循環装置における閉塞状態が前記閉塞状態判
    定手段によって判定された場合にその排気再循環装置の
    閉塞状態を軽減するように前記内燃機関の運転状態を変
    更する運転状態変更手段とを備えていることを特徴とす
    る内燃機関の制御装置。
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