JP2002317496A - 柱連結用ホゾ金具 - Google Patents
柱連結用ホゾ金具Info
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Abstract
な工法や作業を要さず、単にホゾ金具により柱材を立設
していく従来通りの施行によって、例えばすべての柱材
が震れを吸収して高い免震性能・耐震性能を有する建築
物を構築できる画期的な柱連結用ホゾ金具を提供するこ
と。 【解決手段】 土台、梁などの横架材とこの横架材に立
設する柱材とを連結する柱連結用ホゾ金具であって、前
記横架材より突出し前記柱材底部のホゾ孔に挿入される
金具本体を、芯材の外周を柔軟性材で覆った構成とした
柱連結用ホゾ金具。
Description
柱連結用ホゾ金具に関するものである。
住宅を建設する場合、土台と柱とは棒状のホゾ金具で連
結している。
る位置に取付孔(ホゾ孔)を設け、この取付孔(ホゾ
孔)に棒状のホゾ金具を上部突出状態に埋設し、このホ
ゾ金具を柱の底部に設けた取付孔(ホゾ孔)に挿入して
柱を土台に立設し、土台と柱の外面から係止ピンを打設
してホゾ金具に設けた貫通係止孔を貫通させ土台と柱と
を強固に連結するものである。
ため、特別な免震装置を地下に設けたり、免震性を向上
させる工法などの研究も進んでいるが、いずれも高価で
あり、複雑な工事を要する。
れを改良することで特別な免震装置を設けることなく、
また特別な工法や作業を要さず、単にホゾ金具により柱
材を立設していく従来通りの施行によって、例えばすべ
ての柱材が震れを吸収して高い免震性能・耐震性能を有
する建築物を構築できる画期的な柱連結用ホゾ金具を提
供することを目的としている。
明の要旨を説明する。
立設する柱材2とを連結する柱連結用ホゾ金具であっ
て、前記横架材1より突出し前記柱材2底部のホゾ孔3
に挿入される金具本体を、芯材4の外周を柔軟性材5で
覆った構成としたことを特徴とする柱連結用ホゾ金具に
係るものである。
記柔軟性材5であるゴム材5を被覆状態に設けた構成と
したことを特徴とする請求項1記載の柱連結用ホゾ金具
に係るのもである。
状態に設けたホゾ孔3に挿入配設する棒状体に前記金具
本体を構成し、この棒状の金具本体には前記横架材1及
び前記柱材2の外面より打設する係止体6を貫通する貫
通係止孔7を複数設けたことを特徴とする請求項1,2
のいずれか1項に記載の柱連結用ホゾ金具に係るもので
ある。
とに形成した前記ホゾ孔3に埋設状態に配設される金属
製パイプで前記芯材4を構成し、この金属製パイプの所
定位置を偏平状態にして前記所定の大きさの貫通係止孔
7を形成し、地震による前記柱材2の揺れを吸収し得る
厚さの前記柔軟材5で前記金属製芯材4の略外周を覆っ
た構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の柱連結用ホゾ金具に係るものである。
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
る柱材2とに設けられたホゾ孔3に本発明の柱連結用ホ
ゾ金具を挿入し、係止ピンを打設して貫通させることで
横架材1と柱材2とを連結し、柱材2を立設する。
ように単なる金属製のパイプ状金物ではなく、連結金具
としての剛性を確保する芯材4に柔軟性材5(弾性材
5)であるゴム材5を被覆した構成としているから、地
震により横架材1や柱材2が様々な方向へ震れる際、そ
の柔軟性材5(弾性材5)であるゴム材5がクッション
となってこの柱材2の震れを吸収し、免震性能を発揮す
る。
能を発揮することとなる。
具とすることで、従来の施行法通りにホゾ金具によって
柱材2を連結していくだけで、何ら特別な作業工程を追
加せずとも、何ら特別で大掛かりな免震装置を備えずと
も、秀れた免震性及び耐震性を有する建築物を建設でき
ることとなる。
ゾ金具が埋設され、このホゾ金具によって横架材1と連
結されていることになるから、一つのホゾ金具のゴム材
5による震れ吸収がたとえわずかであっても、すべての
柱材2において震れを吸収できるため、極めて高い免震
性能が従来通りの施行によって自動的に発揮されること
となる。
いて説明する。
なパイプ状金物を芯材4とし、この芯材4の略外周を震
れを吸収できる厚みの柔軟性(震れ吸収弾性)を有する
ゴム材5で被覆し従来と同寸法の表面ゴム材のパイプ状
金物としている。
土台1の上面に形成したホゾ孔3と、この土台1上面に
立設する柱材2の底部に形成したホゾ孔3に挿通配設
し、土台1及び柱材2の外面から打設する係止体6(係
止ピン6)を貫通係止する貫通係止孔7を形成している
が、図1〜図3に示す第一実施例では、上下同方向に対
向状態に貫通係止孔7を形成しており、図4〜図6に示
す第二実施例では、上下互いに90度異なる向きに形成
している。
した芯材4に所定厚のゴム材5を被覆して、前記ホゾ孔
3に挿入配設する柱連結用ホゾ金具に構成している。
に芯材4を圧入しても良いし、板状のゴム材5を丸め被
覆止着しても良く、インサート成形により被覆形成して
も良い。
材5を採用したが、その材質選定及び厚みの選定は各柱
材2をこの柱連結用ホゾ金具で土台1に連結して立設し
た場合、総じてこの建築物が十分に地震に耐え得る震れ
吸収性能を発揮するに十分な材質・厚み(柔軟性)とな
るように選定する。
金属製パイプとしているが、所定厚のゴム材5を被覆す
る分、従来のホゾ金具より細い径の金属製パイプを使用
している。
大きさの前記貫通係止孔7を形成しづらいため、本実施
例では貫通係止孔7を形成する位置を偏平状態に潰し、
この偏平部分8に貫通係止孔7を形成し、所定大きさの
貫通係止孔7を容易に形成できるようにしている。
5の厚みが薄くなるが、貫通係止孔7は上下端部寄りに
形成するため、中央部では、前記震れを十分に吸収でき
る厚みのゴム材5が形成されているため、震れ吸収性能
には支障はない。
はなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るもの
である。
別の免震装置を設けることなく、また特別な工法や作業
を要さず、単にホゾ金具により柱材を立設していく従来
通りの施行によって、例えばすべての柱材が震れを吸収
して高い免震性能・耐震性能を有する建築物を構成でき
る画期的な柱連結用ホゾ金具となる。
状金物ではなく、連結金具としての剛性を確保する芯材
に柔軟性材を被覆した構成としているから各柱材が震れ
を吸収でき、簡易な構成で秀れた免震性能を有し、しか
も従来の施行法通りにホゾ金具によって柱材を連結して
いくだけで、何ら特別な作業工程を追加せずとも、何ら
特別で大掛かりな免震装置を備えずとも、秀れた免震性
及び耐震性を有し、更にすべての柱材の連結部にこのホ
ゾ金具が埋設され、このホゾ金具によって横架材と連結
されていることになるから、一つのホゾ金具の柔軟性材
による震れ吸収がたとえわずかであっても、すべての柱
材において震れを吸収できるため、極めて高い免震性能
が従来通りの施行によって自動的に発揮されることとな
る画期的なアイデアに基づく秀れた柱連結用ホゾ金具と
なるものである。
は、簡易な構成で前記作用・効果が一層良好に発揮され
る極めて実用性に秀れた柱連結用ホゾ金具となる。
る。
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 土台,梁などの横架材とこの横架材に立
設する柱材とを連結する柱連結用ホゾ金具であって、前
記横架材より突出し前記柱材底部のホゾ孔に挿入される
金具本体を、芯材の外周を柔軟性材で覆った構成とした
ことを特徴とする柱連結用ホゾ金具。 - 【請求項2】 金属製とした前記芯材の外周に前記柔軟
性材であるゴム材を被覆状態に設けた構成としたことを
特徴とする請求項1記載の柱連結用ホゾ金具。 - 【請求項3】 前記横架材及び前記柱材に連通状態に設
けたホゾ孔に挿入配設する棒状体に前記金具本体を構成
し、この棒状の金具本体には前記横架材及び前記柱材の
外面より打設する係止体を貫通する貫通係止孔を複数設
けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記
載の柱連結用ホゾ金具。 - 【請求項4】 前記金具本体は、横架材と柱材とに形成
した前記ホゾ孔に埋設状態に配設される金属製パイプで
前記芯材を構成し、この金属製パイプの所定位置を偏平
状態にして前記所定の大きさの貫通係止孔を形成し、地
震による前記柱材の揺れを吸収し得る厚さの前記柔軟性
材で前記金属製芯材の略外周を覆った構成としたことを
特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の柱連結
用ホゾ金具。
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JP2001121636A JP4709416B2 (ja) | 2001-04-19 | 2001-04-19 | 柱連結用ホゾ金具 |
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JP4709416B2 JP4709416B2 (ja) | 2011-06-22 |
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JP2018526555A (ja) * | 2015-08-28 | 2018-09-13 | フェルロック ディベロップメンツ リミティド | 材木ポール基礎構造 |
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2001
- 2001-04-19 JP JP2001121636A patent/JP4709416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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