JP2002316132A - 有機性廃棄物処理装置 - Google Patents

有機性廃棄物処理装置

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JP2002316132A
JP2002316132A JP2001125438A JP2001125438A JP2002316132A JP 2002316132 A JP2002316132 A JP 2002316132A JP 2001125438 A JP2001125438 A JP 2001125438A JP 2001125438 A JP2001125438 A JP 2001125438A JP 2002316132 A JP2002316132 A JP 2002316132A
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fermentation
organic waste
chamber
garbage
partition plate
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Tadao Okada
匡夫 岡田
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UNIVERSAL LINE KK
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/34Internal compartments or partitions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M27/00Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
    • C12M27/02Stirrer or mobile mixing elements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
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    • C12M27/06Stirrer or mobile mixing elements with horizontal or inclined stirrer shaft or axis
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M45/00Means for pre-treatment of biological substances
    • C12M45/02Means for pre-treatment of biological substances by mechanical forces; Stirring; Trituration; Comminuting

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトな構成で、管理も容易であって、
短時間に大きな減容率を得ることができる有機性廃棄物
処理装置を提供すること。 【解決手段】 廃棄物処理装置1は、2次発酵槽6を備
え、菌床と共にホッパ21から投入された生ごみが粉砕
器2で粉砕され、チューブポンプ3により1次発酵槽4
に搬送される。1次発酵槽4では攪拌手段より十分な空
気が与えられ高温菌により急速に生ごみが発酵され減容
する。ここで、1次発酵が終了したタイミングに合わせ
て生ごみを2次発酵槽6に移送し、細菌による発酵に適
した堆積した環境で攪拌しながら2次発酵を行う。この
ように微生物の発酵段階にあわせて最適な環境とするこ
とで効率の高い微生物による消滅型の廃棄物の処理をお
こなうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機性廃棄物処理
装置に係り、詳しくは短時間に大きな減容率を得ること
ができる高効率の有機性廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】可燃ごみの4割を占める飲食物の残滓等
の有機性廃棄物、いわゆる生ごみの処理は、従来より他
の可燃ごみとともに焼却処理されることが多かったが、
水分を多く含有しているため、多量の化石燃料を消費す
るばかりか、燃焼温度の低下に伴って発生するダイオキ
シンが問題となった。そこで微生物を使用し、有機物を
二酸化炭素、水、無機物に分解することで、処理する生
ごみの処理方法が省資源・無公害であることから注目さ
れるようになってきた。微生物による処理によれば、多
量の化石燃料の消費やダイオキシンの発生を伴わずに生
ごみを処理することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高速型
の微生物による生ごみ処理機では、比較的短時間で処理
ができるが、減容率が低く、結局処理後の生ごみを焼
却、埋め立て等によって再処理をする必要があるという
問題があった。
【0004】一方、消滅型の微生物を用いた処理では9
0%以上の減容率が望めるが、産業用の大容量のもので
は処理に1ヶ月以上かかり処理速度が極めて遅いという
問題があった。
【0005】さらに、処理後に生ごみが多く残留すれば
菌床の再使用はできず、またバクテリアの管理が困難に
なり、菌床を補充或いは交換してやる必要があるという
問題があった。
【0006】そして、装置も大がかりなものが多く、設
置場所に大きなスペースを必要とするという問題があっ
た。特に加熱装置を備えたものは、装置も複雑となり、
かつ省エネルギーに反し、管理も手間がかかるという問
題があった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであ
り、コンパクトな構成で、管理も容易であって、短時間
に大きな減容率を得ることができる高効率の有機性廃棄
物処理装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置では、鉛直
方向の回転軸を備え投入された有機性廃棄物と微生物と
を水平方向に回転して攪拌する第1の攪拌手段と、有機
性廃棄物の移送を制御する移送制御手段とを備えた1次
発酵槽と、底部から上方に向けて設けられた仕切板に隔
離され、1次発酵された有機性廃棄物が投入される投入
室と1又は複数の中間発酵室と排出口を備えた排出室と
を含む連続する複数の発酵室と、水平方向の回転軸を備
え当該複数の発酵室の有機性廃棄物を上下方向に回転し
ながら攪拌する第2の攪拌手段とを備えた2次発酵槽と
を設けたことを要旨とする。
【0009】請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置で
は、短時間で大きな減容が望める高温菌などの微生物に
適したいわゆる縦型発酵槽と、有機物を堆積させて処理
をおこない最終処理物をほとんど消滅させる細菌類に適
した横型発酵槽を備え、これらの微生物にそれぞれ最も
適した環境をタイミングを合わせて提供することで、全
体として極めて短時間で、かつ極めて減容率が大きく、
それでいて管理が容易な連続処理ができるという作用が
ある。
【0010】また、請求項2に記載の有機性廃棄物処理
装置では、請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置の構
成に加え、前記仕切板は、排出室側が投入室側より順次
低くなるように設けられ、前記1次発酵槽から有機性廃
棄物が投入された投入室に有機性廃棄物が充満された場
合には隣接した中間発酵室に溢入し、当該中間発酵室に
有機性廃棄物が充満された場合には隣接する他の中間発
酵室若しくは排出室に溢入し、前記排出室に有機性廃棄
物が充満された場合には、前記排出室に設けられた排出
口から外部に溢出するように構成されたことを要旨とす
る。
【0011】請求項2に記載の有機性廃棄物処理装置で
は、請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置の作用に加
え、投入室に投入された有機性廃棄物が、逆流すること
なく排出室側に移動するため、発酵段階の異なる有機性
廃棄物が混合しにくく、部分部分において発酵段階を均
一にすることができる。そのため、その発酵段階の微生
物が最も適した状態とし最も効率的な発酵をさせること
ができるという作用がある。
【0012】また、請求項3に記載の有機性廃棄物処理
装置では、請求項1又は請求項2に記載の有機性廃棄物
処理装置の構成に加え、前記仕切板に隔離された連続す
る複数の発酵室の一部若しくは全部に、上部より下方に
向けて設けられた下向き仕切板を備え、当該下向き仕切
板の下端が底面より高くかつ前記仕切板の上端より低い
位置に設けられたことを要旨とする。
【0013】請求項3に記載の有機性廃棄物処理装置で
は、請求項1又は請求項2に記載の有機性廃棄物処理装
置の作用に加え、1つの発酵室での発酵段階が異なる部
分の混合を少なくして、部分部分において発酵段階を均
一にすることができる。そのため、その発酵段階の微生
物が最も適した状態とし最も効率的な発酵をさせること
ができるという作用がある。
【0014】さらに、請求項4に記載の有機性廃棄物処
理装置では、前記仕切板は、前記複数の発酵室がその発
酵段階の減容率に応じた容積になるように配置され、前
記各発酵室にそれぞれ有機性廃棄物の滞留する時間が概
ね等しくなるように構成されたことを要旨とする。
【0015】請求項4に記載の有機性廃棄物処理装置で
は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の有機性廃
棄物処理装置の作用に加え、各発酵室の容量に無駄がで
きず、装置全体をコンパクトに構成できることに加え、
発酵段階が異なる部分の混合を少なくして、部分部分に
おいて発酵段階を均一にすることができる。そのため、
その発酵段階の微生物が最も適した状態とし最も効率的
な発酵をさせることができるという作用がある。
【0016】そして、請求項5に記載の有機性廃棄物処
理装置では、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
有機性廃棄物処理装置の構成に加え、投入された有機性
廃棄物を粉砕する粉砕手段と、前記粉砕手段により粉砕
された有機性廃棄物を前記1次発酵槽に搬送する搬送手
段とを備えたことを要旨とする。
【0017】請求項5に記載の有機性廃棄物処理装置で
は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の有機性廃
棄物処理装置の作用に加え、有機性廃棄物の組織を破壊
して微生物による分解を容易にするとともに、微生物の
付着面積を大きくして微生物による分解を促進させると
いう作用がある。また、投入された有機性廃棄物が粉砕
されることでハンドリングが容易になり搬送手段による
搬送が容易にできるという作用がある。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態の構成)以下、
本発明を具体化した一の実施の形態である廃棄物処理装
置1を図1〜図9に従って説明する。本実施の形態で
は、有機性廃棄物として食物の残滓である生ごみを例に
説明する。図1は、廃棄物処理装置1の斜視図である。
また、図2は廃棄物処理装置1を図1のX方向から見た
正面図である。図3は廃棄物処理装置1を図1のY方向
から見た右側面図である。図4は廃棄物処理装置1を図
1のZ方向から見た平面図である。なお、本説明におい
てX方向の反対方向を正面側、Y方向の反対方向を右側
面側とする。図1に示すように廃棄物処理装置1は、粉
砕手段である粉砕器2と、搬送手段であるチューブポン
プ3と、縦型の1次発酵槽4と、横型の2次発酵槽6と
を備える。
【0019】粉砕器2は、上方に開口したロート状のホ
ッパ21を備える。そして、ここから菌床とともに投入
された生ごみは、ホッパ21の下部に配置された粉砕部
22で粉砕される。粉砕部22は、内部に図示しないモ
ータにより回転駆動されるブレードを備え、生ごみをカ
ッティングして粉砕する。ここで生ごみを粉砕すること
で、植物繊維、表皮等を寸断し内部組織を露出させると
ともに表面積を増加させ、その後の生ごみの乾燥と微生
物による発酵・分解を容易にすることができる。粉砕部
22で粉砕された生ごみは下方に落下し、粉砕部22の
下部に設けられた内部中空の箱状の部分である貯留部2
3に貯留される。貯留部23の内部には図示しないセン
サが設けられ、粉砕された生ごみが一次発酵槽4の最大
容量であるおよそ180リットルよりやや少ない170
リットル程度貯留されると、満杯になったとして図示し
ない制御パネルに表示を行い、満杯になったことを表示
する。
【0020】チューブポンプ3は、空気圧で対象物を搬
送するポンプで、本実施の形態では、モータ31により
ポンプ本体32に備えられたファンを回転させて20リ
ットル/毎分程度の空気の吐出量を得ている。図2に示
すように吸引チューブ33の一端は貯留部23の下部に
接続され、貯留部23に貯留されている粉砕された生ご
みがポンプ本体32により吸引される。吸引チューブ3
3に吸引された生ごみは、ポンプ本体32を通過して搬
送チューブ34(図2参照)を通って1次発酵槽4の上
方の蓋部42に開口された孔から1次発酵槽4内に投入
される。
【0021】縦型の1次発酵槽4は、円筒形の部分とこ
こから下方に続く逆円錐台の部分からなる形状の内部中
空の本体41を備え、およそ180リットル程度の容量
を有する。本体41は断熱材を内部に備え、高い保温力
を有している。本体上部は、蓋部42により覆われてお
り気密性が保持される。蓋部42の上部には、モータ4
3と、ギヤ部44が設けられる。
【0022】ここで、図5は、図4のA−A線に沿った
1次発酵槽4の部分断面図を示す。1次発酵槽4は、中
心部に垂直方向に回転軸45が設けられ、下端がベアリ
ングを備えた軸受46に回転可能に支持される。また、
上端が蓋部42を貫通してギヤ部44(図1参照)に連
結され、モータ43によりギヤ部44を介して50〜1
50回転/毎分程度で回転駆動される。
【0023】また、回転軸45のほぼ中央部に、水平方
向に本体21近傍まで延設された上アーム48が設けら
れ、下端近傍に水平方向に本体21近傍まで延設された
下アーム49とが設けられ、その先端に攪拌羽47が配
設される。ここで図6は、1次発酵槽4の攪拌手段を平
面視した図である。なお図6において上アーム48は、
二点鎖線で表示している。攪拌羽47は、図5、図6に
示すようにその先端部47Fが本体部41に沿うように
直線的に設けられ、後端部47Bが回転軸45側に近接
するように湾曲した曲面形状となっており、回転軸45
により平面視半時計回りに回転される。そのため、攪拌
羽47が回転軸45を中心に回転されると、本体41内
に貯留された生ごみをすくい上げるように攪拌する。な
お、板状の上アーム48、下アーム49も下向きの偏角
を有し回転により生ごみを上方にすくい上げるような形
状になっている。また、この攪拌羽47、上アーム4
8、下アーム49の回転軸45中心に180度回転移動
した位置には、同様に構成された攪拌羽50、上アーム
51、下アーム52が配設される。これらにより第1の
攪拌手段が構成される。
【0024】このように構成された第1の攪拌手段で
は、モータ43により攪拌羽47,50、上アーム4
8,51、下アーム49,52により、生ごみがすくい
上げられるように攪拌されるため、生ごみの混合ととも
に生ごみ中に多量の空気を送り込むことができる。その
ため、好気性の微生物による発酵を促進しより多くの呼
吸熱を発生させることができる。また、攪拌羽47,5
0等により摩擦熱が生じ、生ごみの温度を上昇させる。
さらに、波動熱による発熱も生じ、これらが相俟って密
閉された本体41内の生ごみの温度を上昇させる。
【0025】また、図5に示すように本体41の背面側
下部には、斜め下方に向けて、円筒状の排出筒53が本
体41に連通するように設けられる。また図3に示すよ
うに排出筒53には、ナイフゲート54が設けられる。
ナイフゲート54は、ソレノイド55により開閉可能に
構成され、発酵中は閉鎖することで生ごみを本体41内
部に貯留させ、1次発酵が完了したときには開放するこ
とで生ごみを排出筒53から落下、排出させることがで
きる。
【0026】ソレノイド55は、図示を省略した制御部
の制御パネルによりコントロールされる駆動装置により
駆動電流が流されて制御される。排出筒53は投入室7
1(図7(a)参照)の上方で鉛直下方に向けて屈曲さ
れ、下端から2次発酵槽6の投入室71に生ごみを投入
させるように構成されている。本実施の形態では、図示
しない制御部により90分経過した時点でソレノイド5
5が駆動されナイフゲート54が開放するように制御さ
れる。また、投入室71の右端面61Rには、仕切板7
0aの上端の高さと同じ高さでハイセンサ75が設けら
れ生ごみの貯留量を監視する。また、ハイセンサ75の
下方にはローセンサ76が設けられて同様に最低量の監
視をする。図示しない制御部はこのハイセンサ75及び
ローセンサ76による生ごみの貯留量の検出に基づいて
ナイフゲート54を開閉させる。
【0027】2次発酵槽6は、図1〜4に示すように、
上面が平面の全体が概ね逆かまぼこ形の形状である。こ
こで図7(a)は、2次発酵槽6の内部を示す図4のB
−B線に沿った断面図である。2次発酵槽6は、上面が
開放した逆かまぼこ状の本体61と、上面に配置された
矩形の蓋部62を備える。なお、本体61は、図示を省
略した脚部により自立するように構成される。本体61
の底面は半割円筒形の形状で、底面の中心線に沿って水
平な回転軸63が配置される。回転軸63の一端は、本
体61の右端面61Rに配置されたベアリングを備えた
軸受64に回転可能に支持され、また、他の一端が、左
端面61Lを貫通して、図1に示すようにギヤ部66、
駆動プーリ67、駆動ベルト68、従動プーリ69を介
してモータ65に連結され回転駆動される。
【0028】本体61の内部は、仕切板70a,70
b,70c,70dの4枚の仕切板により仕切られて、
投入室71、中間発酵室前72a、中間発酵室後72
b、排出室前73a、排出室後73bの5つの発酵室が
形成されている。
【0029】投入室71は、本体61の右端面61Rと
仕切板70aに囲まれて構成された発酵室で、蓋部62
に1次発酵槽4から排出筒53が連通するように接続さ
れている。従って、1次発酵槽4で1次発酵が完了した
生ごみが排出筒53から投入される。仕切板70aは、
右端面61Rから本体61の左右長のおよそ1/3の位
置に設けられる。仕切板70aは、本体61の底面から
上方に向けて設けられ、本体61の底面から蓋部62ま
での高さのおよそ80%を仕切っている。また、仕切板
70aの上端と蓋部62との間には間隙が設けられる。
従って、排出筒53から生ごみが投入されると、所定量
までは投入室71に貯留され、所定の量を超えると生ご
みが仕切板70aを乗り越えて溢出する。本実施の形態
では、容量がおよそ770リットルであり、概ね1次発
酵槽4の5杯分に相当する量の1次発酵が終了した生ご
みを貯留できる。
【0030】中間発酵室前72a及び中間発酵室後72
bは、仕切板70aと、仕切板70cにより仕切られて
形成される。仕切板70cは、仕切板70aと同様の構
成で、右端面61Rから本体61の左右長のおよそ7/
10の位置に設けられる。また、仕切板70aと仕切板
70cの中間よりやや左よりの位置には、仕切板70b
が配置される。仕切板70bは、本体61の上部から下
方に向かって設けられ、上方から高さの60%まで程度
が仕切られている。仕切板70bの下端部と本体61の
底面の間には間隙が設けられ、生ごみが移動可能になっ
ている。なお、仕切板70bの上端部は蓋部62との間
にも間隙を有しており、発生した二酸化炭素や水蒸気等
の気体の排出を妨げないように構成されている。この仕
切板70bに仕切られて、中間発酵室前72aと中間発
酵室後72bとが形成されている。
【0031】排出室前73a及び排出室後73bは、仕
切板70cと本体61の左端面61Lとにより仕切られ
て形成される。また、仕切板70dは仕切板70bと同
様の構成で、仕切板70cと左端面61Lとの中間より
やや左よりの位置に配置される。この仕切板70dによ
り、排出室前73aと排出室後73bとが仕切られてい
る。排出室後73bの本体61の前面側には、仕切板7
0cの上端と略同じ高さで、図7(a)において二点鎖
線で示すようなドレン78が配設される。ドレン78
は、開口部であって、排出室後73bに所定量以上の生
ごみが貯留された場合に、2次発酵が完了した生ごみを
ここから溢出させて排出させる機能を有するものであ
る。なお、ドレン78には下方が開口した筒状のドレン
カバー79(図1参照)が配置され、処理済みの生ごみ
の回収を容易にしている。
【0032】回転軸63には、左側から順に、攪拌アー
ム77a,77b,77c,77d,77e,77f,
77g,77h,77i,77j,77k,77l,7
7m,77n,77o,77p,77q,77r,77
sが装着される。それぞれの攪拌アーム77a〜77s
は、棒状のアームが回転軸63に対して垂直に設けられ
る。そして、その先端には攪拌羽がそれぞれ配設され、
生ごみの攪拌効率と空気の混入率が高められている。ま
た、攪拌アーム77a〜77sは、回転軸63の全体に
略等間隔で配置される。なお、これらが第2の攪拌手段
の一例である。
【0033】ここで、図7(b)は、回転軸63及びこ
こに装着された攪拌アーム77a〜77sを右側面視し
た図である。一番右端に配置される攪拌アーム77aを
基準にすると、右手方向から見て、その1つ左方向に配
置される攪拌アーム77bは、90度右回りにずらして
配置される。さらに、攪拌アーム77bの左に続く攪拌
アーム77c〜77jは、120度ずつ順次右回りにず
らして配置される。また、攪拌アーム77jより左に続
く、77k〜77sは、90度ずつ順次右回りにずらし
て配置される。
【0034】また、図7(a)に示すように攪拌アーム
77a〜77gは、投入室71に配置される。また攪拌
アーム77h〜77kは、中間発酵室前72aに配置さ
れ、攪拌アーム77l〜77nは、中間発酵室後72b
に配置される。そして、攪拌アーム77o〜77qは、
排出室前73aに配置され、攪拌アーム77r〜77s
は排出室後73bに配置される。
【0035】また、本体61下部にはエアソケット80
a〜80kが設けられ、外部からエアコンプレッサやエ
アポンプ、エアボンベ等により本体61内部にクリーン
エアを導入することができる。また、蓋部62の右側端
部近傍には排気筒74が配設される。排気筒74は本体
61に連通しており、図示を省略した強制排気装置が設
けられて、本体61内部の空気を排出する。このとき、
本体61上部は、前述した仕切板70b、70dの部分
を含め、蓋部62下部に空気の通路が形成されているた
め、本体61内部の気体を効率よく排気筒74から排出
することができる。
【0036】投入室71、中間発酵室前72a、中間発
酵室後72b、排出室前73a、排出室後73bの底面
の背面側には耐熱ゴム製のドレン蓋81a〜81eが設
けられ、このドレン蓋81a〜81eを取り外すことで
内容物の強制排出が可能になっている。
【0037】次に、本実施の形態の菌床について説明す
る。一般に消滅型の廃棄物処理装置では、生ごみととも
に菌床を使用する。ここで菌床とは、微生物が働きやす
いようにした分解基材であり、微生物が付着しやすく、
空気が混入しやすい例えばオガクズのようなものが一般
に使用される。この菌床の内部で炭素・酸素・水素・窒
素から構成される有機性廃棄物中が二酸化炭素と水、ア
ンモニア等の低分子のものに分解され、理論的には無機
質以外は完全消滅させるものである。
【0038】本実施の形態では、菌床として一般にホー
ムセンターやスーパーにおいて販売されている有機性廃
棄物処理器用のバイオ基材、具体的には、例えば有限会
社アースラブ・ニッポン製のアースラブ等を好適に用い
ることができる。なお、消滅型の有機性廃棄物処理方法
には土壌微生物を利用したものがあるが、この場合でも
処理は可能であるが、分解により処理水が生じたり残滓
が生じる。一方動物の腸内微生物が作り出す酵素・代謝
物質を使った生物系分解方式では加温等のエネルギーを
かけずに体温的環境で略完全に分解させることができ
る。そのため菌床としては生物系分解方式の菌床が望ま
しい。
【0039】以下この生物系分解方式による菌床である
アースラブを説明すると、酵素代謝液を分解基材として
のオガクズに混合して使用する。この酵素代謝液の中に
は、Pseudemonas aeruginosa、
Pseudemonas Stutzeri、Serr
tia liguefacient、Serrtiam
arcescens、Stenotrophonasm
altophilia、Bacillus sphae
ricus等の微生物が特定されているが、分解過程で
産出される消化酵素の生産過程等は十分には解析されて
いない。また、上述の酵素代謝液のアミノ酸組成は、総
アミノ酸含有量が1720μg/ml、ホスホセリン1
5.85μg/ml、ホスホエタノールアミン4.82
μg/ml、ウレア136.75μg/ml、シスチン
11.88μg/ml、アンモニア1449.95μg
/ml、カルニチン1.99μg/ml(Hitach
iL−8500:生態分析カラムにて98年12月29
日分析大阪府立大学)であった。
【0040】以下、本実施の形態の廃棄物処理装置1の
使用について図1〜9を参照して説明する。ここで、図
8は、廃棄物処理装置1の処理の手順を示す行程図であ
る。まず予め生ごみとこの菌床を1:1で混合しホッパ
21から投入する(S1)。本実施の形態では、1次発
酵槽4に一回あたり質量60kgの生ごみと同じく質量
60kgの菌床を混合して投入する。生ごみの種類にも
よるが、通常含水率が50〜60%程度で、およそ86
リットルの体積があり、全体で172リットル程度の量
となる。生ごみは粉砕器2で粉砕される(S2)。な
お、先に生ごみ、或いは菌床を投入しても差し支えな
い。
【0041】粉砕後、チューブポンプ3により生ごみ及
び菌床が1次発酵槽4に搬送される(S3)。搬送は、
粉砕後直ちに行ってもよいが、粉砕された生ごみを貯留
部23に蓄積しておき、所定量が蓄積された時点で図示
しないセンサにより検知され制御パネルに表示されるの
で、ここでまとめて搬送することが望ましい。このよう
にすることで、1次発酵槽4に投入する生ごみの量を、
最大処理量に定量化することができる。そのため無駄を
省いてランニングコストを低下させ、また省エネルギー
化を計り、さらに一定の条件を保つことで処理の均質化
を計ることができる。そして1次発酵槽4で1次発酵が
行われる(S4)。
【0042】1次発酵は、まず糸状菌による糖分、アミ
ノ酸等の分解から開始される。糸状菌は自然界のどこに
でも存在する真菌類で、増殖速度が速いが、呼吸熱を発
生し40度以上では分解能力下がる。このように温度が
上昇してきた次の段階では、放線菌を中心とする高温菌
が増殖する。放線菌などの高温菌は高温に強く、糸状菌
では分解できなかったセルロースやセミセルロースを分
解する。このとき呼吸熱だけでも60度以上になる。本
実施の形態では、第1の攪拌手段により空気を積極的に
混入することで呼吸熱の発生を促進し、さらに摩擦熱及
び波動熱を生じるさせるため、極めて高温の状態を保つ
ことができる。また、密閉された1次発酵槽4では、さ
らに保温効果が高いので生じた熱を逃がさないため高温
の状態を保持することができる。
【0043】ここで図9は、1次発酵槽4における温度
変化の実験例を示すグラフである。外気温20℃におい
て、1次発酵槽4における温度変化は図9に示すよう
に、投入時には約28℃、30分後には約60℃、60
分後には約78℃、90分後には約100℃を越えた。
なお、温度上昇については、生ごみの含水率、生ごみの
成分、菌床の微生物の状態等条件を特定しがたいのであ
るが、自然の状態の高温菌による発酵における温度上昇
が60℃程度であることと比較すれば、何の加温装置も
用いず、わずか90分の間に顕著に温度が上昇している
ことは、本発明の作り出した環境が温度上昇の要因であ
ることは明らかである。
【0044】ここで、低温殺菌(pasteuriza
tion)の理論によれば、弱い菌では45℃・30分
間、強い菌でも65℃・30分間の加熱により死滅させ
ることができ、60〜70℃で、30〜60分間加熱す
れば芽胞を除くほとんどの感染性、病原性の細菌を死滅
させることができることが知られている。従って、本実
施の形態では、1次発酵槽4における上記実験結果のよ
うな温度上昇によれば細菌のほとんどが死滅する。従っ
て、焼却処理によらずとも、微生物による発酵により医
療機関における感染性の生ごみ等も安全に処理すること
ができる。特に、この過程では抗生物質を生成する微生
物が多く、この抗生物質により有害微生物や病原菌を死
滅させるため、より安全な処理が可能となる。
【0045】また、1次発酵槽4での処理は、上述のよ
うに高熱で処理をおこなうため発生したアンモニア(N
3)は気体となって発散するため。このため脱臭装置
で脱臭でき、さらに亜硝酸菌により硝酸体( NHO3
は強制還元により水と窒素に分離され消滅する。
【0046】この1次発酵では、およそ90分で質量1
20kgが10%程度減少して108kgになる。な
お、菌床自体はほとんど減少しないので、生ごみ自体の
質量の減少率はおよそ20%となる。また、体積も概ね
172リットル程度から10%減容して、154リット
ル程度に減容する。
【0047】1次発酵槽4に投入後、原則として90分
経過後に、ナイフゲート54(図3参照)を開放して、
1次発酵が完了した生ごみを排出筒53から2次発酵槽
6の投入室71(図7参照)に排出落下させる(S
5)。なお、1次発酵槽4への投入への投入量が1回6
0kgで、連続した排出落下は1日5回なので、一日の
合計が300kgまでである。これを超すと2次発酵槽
での発酵が不十分になるおそれが生じる。
【0048】次に、投入室71での2次発酵が行われる
(S6)。ここで、2次発酵について説明する。1次発
酵槽4における放線菌を中心とする高温菌による分解が
すすみ分解する物質が減少すると、放線菌等の高温菌の
増殖が低下し、温度が低下する。次の段階として、細菌
(バクテリア)により、分解して柔らかくなったセルロ
ースやセミセルロースなどの繊維組織をさらに分解す
る。また、両性消化菌によって酸化と還元の相互発酵を
し、有機物を水と二酸化炭素と窒素に分離し無機化す
る。一般に、放線菌などの分解に比較して長い時間が必
要となる。本実施の形態の廃棄物処理装置1では、この
段階の発酵を、前の段階の発酵と分離してそれぞれ最適
な方法により効率的に処理するため、全体として投入か
ら消滅までの時間を極めて短時間にしている。
【0049】微生物によりアンモニア、アミン類、アル
デヒド等の有機物を効率よく分解するためには、一定の
密度や温度が必要である。そのためにはある程度堆積さ
せて有機性廃棄物の自重に由来する圧力を発生させた
り、厚みによる保温効果を生じさせることが必要で、一
般には40〜60cm以上が望ましいとされている。あ
まり高さが低いと、十分な密度や温度が達成できない。
そこで、本実施の形態では、2次発酵槽6の内部を仕切
板70a、70cで仕切ることで、生ごみが少量の場合
であっても、生ごみを2次発酵槽6全体に広げさせない
ようにして堆積させるようにし、圧力及び保温効果を上
げている。そのため、別途加温することもなく、攪拌す
るのみで効率のよい発酵を達成している。
【0050】具体的には、外気温20℃であれば、投入
室71においては概ね55℃±10℃、中間発酵室前7
2a、中間発酵室後72bにおいては概ね55℃±10
℃、排出室前73a、排出室後73bにおいては概ね4
0℃±10℃の温度を維持する。
【0051】ここで図8に戻り説明を続けると、投入室
71での2次発酵が終了すると(S6)、次の1次発酵
が完了した生ごみが1次発酵槽4から投入され、投入室
71内の生ごみの量が増量し、仕切板70aから生ごみ
が中間発酵室前72aに溢出する。そして、中間発酵室
前72aにおける2次発酵が進行する(S7)。続い
て、仕切板70aを越えて溢入する生ごみの質量により
中間発酵室前72a内の生ごみが上部から押され、仕切
板70bの下方の間隙から中間発酵室後72bに移動を
する。そして、中間発酵室後72bにおける2次発酵に
移行する(S8)。同様に、排出室前73aにおいて2
次発酵が進行し(S9)、排出室後73bにおける2次
発酵が行われる(S10)。このように各発酵室を移動
しながら2次発酵が進行するが、上方に向けて設けられ
た仕切板70a,70cの作用で生ごみが前の発酵室に
逆戻りすることがない。また、下向きに設けられた仕切
板70b、70dの作用で、中間発酵室全体の中で、流
れができ、生ごみが逆流せず、発酵の進行度が同じ程度
のものが分散せずに各発酵室を移動する。従って、部分
部分における生ごみの発酵の進行度が均一化し、温度条
件など最適な発酵を進行させることができる。
【0052】以上のようにして2次発酵が排出室後73
bにおいて完了すると(S10)、後から投入された生
ごみに押され、ドレン78から廃棄物処理装置1の外部
に溢出して排出され処理が完了する(S11)。
【0053】廃棄物処理装置1の処理により、最初に投
入したおよそ60kg、86リットルの生ごみは、およ
そ1.5kg、2リットルとなり、質量の減少率は9
7.5%となる。つまり、略消滅してしまうことにな
る。一方、菌床に関しては、若干の減少はあるが、その
まま次の生ごみと混合して廃棄物処理装置に再投入が可
能である。なお、各発酵段階で働く微生物についてはす
べて休眠状態で維持されており、それぞれの発酵段階で
再び増殖して所定の発酵を行う。そのため、基本的に菌
床の再利用が可能で、極めて長期間、菌床の交換は必要
がない。
【0054】上記実施形態の廃棄物処理装置1によれ
ば、以下のような効果がある。 (1)上記実施形態の廃棄物処理装置1では、短時間で
大きな減容が望める高温菌などの微生物に適したいわゆ
る縦型の1次発酵槽4と、有機物を堆積させて処理をお
こない最終処理物をほとんど消滅させる細菌類に適した
いわゆる横型の2次発酵槽6を備え、これらの微生物に
それぞれ最も適した環境をタイミングを合わせて提供す
ることで処理効率を高め、全体として極めて短時間で、
かつ極めて減容率が大きく、それでいて管理が容易な処
理ができるという効果がある。また、何らの加温装置も
必要とせず、省資源・省エネルギーに合致するものであ
る。 (2)また、投入室71に投入された生ごみが、逆流す
ることなく排出室後73b側に移動するため、連続して
生ごみを投入したときでも発酵段階の異なる有機性廃棄
物が混合しにくく、部分部分において発酵段階を均一に
することができる。そのため、その発酵段階の微生物が
最も適した状態とし最も効率的な発酵をさせながら連続
処理ができるという効果がある。 (3)さらに、粉砕器2により生ごみの組織を破壊して
内部組織を露出させ微生物による分解を容易にするとと
もに、微生物の付着面積を大きくして微生物による分解
を促進させるという効果がある。また、投入された生ご
みが粉砕されることでハンドリングが容易になりチュー
ブポンプ3による搬送が容易にできるという効果があ
る。
【0055】(第2の実施形態)以下、本発明の有機性
廃棄物処理装置を具体化した第2の実施形態である廃棄
物処理装置101を図10(a)、(b)に沿って説明
する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態の2次
発酵槽6を変更したのみの構成であるため、同様の部分
についてはその詳細な説明を省略する。
【0056】2次発酵槽106は、第1の実施形態と同
様に、上面が平面の全体が概ね逆かまぼこ形の形状であ
る。ここで図10(a)は、2次発酵槽106の内部を
示す図4のB−B線と同位置の線に沿った断面図であ
る。2次発酵槽106は、上面が開放した逆かまぼこ状
の本体161と、上面に配置された矩形の蓋部162を
備える。なお、本体161は、図示を省略した脚部によ
り自立するように構成される。本体161の底面は半割
円筒形の形状で、底面の中心線に沿って水平な回転軸1
63が配置される。回転軸163の一端は、本体161
の右端面161Rに配置されたベアリングを備えた軸受
164に回転可能に支持され、また、他の一端が、左端
面161Lを貫通してギヤ部166、駆動プーリ16
7、駆動ベルト168、従動ベルトプーリ169を介し
てモータ165に連結され回転駆動される(図1参
照)。
【0057】本体61の内部は、仕切板170a,17
0b,170c,170dの4枚の仕切板により仕切ら
れて、投入室171、中間発酵室前172a、中間発酵
室中172b、中間発酵室後172c、排出室173の
5つの発酵室が形成されている。
【0058】投入室171は、本体161の右端面16
1Rと仕切板170aに囲まれて構成された発酵室で、
蓋部162に1次発酵槽4から排出筒53が連通するよ
うに接続されている。従って、1次発酵槽4で1次発酵
が完了した生ごみが排出筒53から投入される。仕切板
170aは、右端面161Rから本体161の左右長の
およそ1/3の位置に設けられる。仕切板170aは、
本体161の底面から上方に向けて設けられ、本体16
1の底面から蓋部162までの高さのおよそ80%を仕
切っている。また、仕切板170aの上端と蓋部162
との間には間隙が設けられる。従って、排出筒53から
生ごみが投入されると、所定量までは投入室171に貯
留され、所定の量を超えると生ごみが仕切板170aを
乗り越えて溢出する。本実施の形態では、容量がおよそ
770リットルであり、概ね1次発酵槽4の5杯分の1
次発酵が終了した生ごみを貯留できる。
【0059】中間発酵室前172aは、仕切板170a
と、仕切板170bにより仕切られて形成される。仕切
板170bは、仕切板170aと同様の構成で、高さが
本体161の底面から蓋部162までの高さのおよそ7
0%であることが異なる。また、右端面161Rから本
体161の左右長のおよそ53%の位置に設けられる。
【0060】中間発酵室中172bは、仕切板170b
と、仕切板170cにより仕切られて形成される。仕切
板170cは、仕切板170aと同様の構成で、高さが
本体161の底面から蓋部162までの高さのおよそ6
0%であることが異なる。また、右端面161Rから本
体161の左右長のおよそ70%の位置に設けられる。
【0061】中間発酵室後172cは、仕切板170c
と、仕切板170dにより仕切られて形成される。仕切
板170dは、仕切板170aと同様の構成で、高さが
本体161の底面から蓋部162までの高さのおよそ5
0%であることが異なる。また、右端面161Rから本
体161の左右長のおよそ87%の位置に設けられる。
【0062】排出室前173は、仕切板170dと本体
161の左端面161Lとにより仕切られて形成され
る。排出室173の本体161の前面側には、高さが本
体161の底面から蓋部162までの高さのおよそ40
%の高さで、図10において二点鎖線で示すようなドレ
ン178が配設される。ドレン178は、開口部であっ
て、排出室173に所定量以上の生ごみが貯留された場
合に、2次発酵が完了した生ごみをここから溢出させて
排出させる機能を有するものである。なお、ドレン17
8には下方が開口した筒状のドレンカバー179(不図
示)が配置され、処理済みの生ごみの回収を容易にして
いる。
【0063】回転軸63には、攪拌アーム177a,1
77b,177c,177d,177e,177f,1
77g,177h,177i,177j,177k,1
77l,177m,177n,177o,177p,1
77q,177r,177sが装着される。それぞれの
攪拌アーム177a〜177sは、棒状のアームが回転
軸163と垂直に設けられる。そして、その先端には攪
拌羽がそれぞれ配設され、生ごみの攪拌効率と空気の混
入率が高められている。また、攪拌アーム177a〜1
77sは、回転軸163の全体に略等間隔で配置され
る。なお、これらが第2の攪拌手段の一例である。
【0064】ここで、図10(b)は、回転軸163及
びここに装着された攪拌アーム177a〜177sを右
側面視した図である。一番右端に配置される攪拌アーム
177aを基準にすると、右手方向から見て、その1つ
左方向に配置される攪拌アーム177b〜177sは、
90度ずつ順次右回りにずらして配置される。
【0065】また、図10(a)に示すように攪拌アー
ム177a〜177gは、投入室171に配置される。
また攪拌アーム177h〜177kは、中間発酵室前1
72aに配置され、攪拌アーム177l〜177nは、
中間発酵室中172bに配置される。そして、攪拌アー
ム177o〜177qは、中間発酵室172cに配置さ
れ、攪拌アーム177r、177sは排出室173に配
置される。
【0066】また、本体161下部にはエアソケット1
80a〜180kが設けられ、外部からエアコンプレッ
サやエアポンプ、エアボンベ等により本体161内部に
クリーンエアを導入することができる。また、蓋部16
2の右側端部近傍には排気筒174が配設される。排気
筒174は本体161に連通しており、図示を省略した
強制排気装置が設けられて、本体161内部の空気を排
出する。このとき、本体161上部は、蓋部162下部
に空気の通路が形成されているため、本体161内部の
気体を効率よく排気筒174から排出することができ
る。
【0067】投入室171、中間発酵室前172a、中
間発酵室中172b、中間発酵室後173c、排出室1
73の底面の背面側には耐熱ゴム製のドレン蓋181a
〜181eが設けられ、このドレン蓋181a〜181
eを取り外すことで内容物の強制排出が可能になってい
る。
【0068】上記実施形態の廃棄物処理装置101によ
れば、以下のような効果を得ることができる。 (1)上記実施形態では、仕切板170a〜170d
は、排出室173側が投入室171側より順次低くなる
ように設けられているため、投入室173に連続的に投
入された生ごみが、逆流することなく排出室173側に
溢出しながら移動するため、発酵段階の異なる有機性廃
棄物が混合しにくく、部分部分において発酵段階を均一
にすることができる。そのため、その発酵段階の微生物
に最も適した状態とし最も効率的な発酵をさせながら連
続処理ができるという効果がある。 (2)また、仕切板170a〜170dは、前記複数の
発酵室171〜173がその発酵段階の減容率に応じた
容積になるように配置され、発酵室171〜173にそ
れぞれ有機性廃棄物の滞留する時間が概ね等しくなるよ
うに構成されているため、発酵室の容量に無駄ができ
ず、廃棄物処理装置101全体をコンパクトに構成でき
ることに加え、発酵段階が異なる部分の混合を少なくし
て、部分部分において発酵段階を均一にすることができ
る。そのため、連続的に生ごみを投入したときであって
も、その発酵段階の微生物が最も適した状態とし最も効
率的な発酵をさせながら連続処理をすることができると
いう効果がある。
【0069】なお第1の実施形態及び第2の実施形態は
以下のように変更してもよい。 ○廃棄物処理装置1,101は、鉄板の外、ステンレス
スチール、等の金属材料や、耐熱性及び強度が満足され
れば樹脂等各種の材料で構成可能である。 ○各部分の回転の駆動源としては電気によるモータ以外
にも油圧モータ等が使用でき、また、ナイフゲート54
に代えて各種の開閉装置が使用できる。また、これらを
開閉する駆動源もソレノイドに代えて、油圧、空気圧、
モータ等が使用できる。 ○1次発酵槽4の形状は、全体が逆三角錐形状等その形
状は限定されない。 ○発酵槽の数は、1次発酵槽4と、2次発酵槽6,10
6の外、更に他段階に設けてもよいことはもちろんであ
る。また、発酵室の数は、中間発酵室の数が微生物や生
ごみの内容によって処理期間が異なる場合は増減するこ
とができる。例えば、中間発酵室を4以上備えるような
ものであってもよい。 ○本発明には、加温装置は必須ではないが、使用環境や
使用する菌床の種類によっては、加温装置を設けること
を妨げるものではない。加温装置としては、温風を吹き
込むもの、発酵槽の周囲或いは内部に電気による発熱体
を設けたもの、温水・スチーム等を循環させるもの等が
挙げられる。 ○また、2次発酵槽6,106にはエアソケット80,
180を備えるが、1次発酵槽4についても外気導入す
るような装置をそなえてもよい。 ○本発明には排気装置は必須ではないが、排気装置を設
け、さらに脱臭装置を設けてもよい。脱臭装置には、熱
による分解、オゾン発生装置等による化学的分解、活性
炭などの化学的吸着を行うもの、シャワー装置などが挙
げられる。 ○攪拌手段は例示したもの以外にも、種々の形状のもの
が使用でき、複数の回転軸を持つものや、様々な形状の
攪拌羽を備えるものが使用できる。さらにドラム自体の
回転を伴うものであってもよい。 ○菌床は、生物系分解方式の微生物を使用しているが、
有機物を分解する様々な好気性或いは通性嫌気性の微生
物を利用することができる。
【0070】次に上記実施形態及び別例から把握できる
技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記
する。 (1)鉛直方向の回転軸を備えた1次発酵槽において、
投入された有機性廃棄物を投入された微生物とともに第
1の攪拌手段により水平方向に回転して攪拌しながら1
次発酵を行う1次発酵のステップと、有機性廃棄物の移
送を制御する移送制御のステップと、底部から上方に向
けて設けられた仕切板に隔離され、1次発酵された有機
性廃棄物が投入される投入室と1又は複数の中間発酵室
と排出口を備えた排出室とを含む連続する複数の発酵室
と、水平方向の回転軸を備えた2次発酵槽において、当
該複数の発酵室の有機性廃棄物を第2の攪拌手段により
上下方向に回転しながら攪拌しながら2次発酵を行う2
次発酵槽ステップとを備えたことを特徴とする有機性廃
棄物処理方法。
【0071】このような有機性廃棄物処理方法によれ
ば、短時間で大きな減容が望める高温菌などの微生物に
適したいわゆる縦型発酵槽と、有機物を堆積させて処理
をおこない最終処理物をほとんど消滅させる細菌類に適
した横型発酵槽により搬送のステップにより連続して処
理できるため、これらの微生物にそれぞれ最も適した環
境をタイミングを合わせて提供することで、全体として
極めて短時間で、かつ極めて減容率が大きく、それでい
て管理が容易な処理ができるという作用がある。 (2)前記粉砕手段により粉砕された有機性廃棄物を前
記菌床とともに貯留する貯留手段を備えたことを特徴と
する請求項5に記載の廃棄物処理装置。
【0072】このように構成された廃棄物処理装置で
は、粉砕した生ごみが蓄積されるまで貯留することがで
き、任意の時に1次発酵を開始することができる。 (3)前記貯留手段は、蓄積量が一定量になった場合に
報知する報知手段を備えたことを特徴とする上記の廃棄
物処理装置。
【0073】このように構成された廃棄物処理装置であ
れば、1次発酵槽での処理に適した量の生ごみの蓄積が
されたことが了知され、常に適量で1次発酵ができる。 (4)前記粉砕手段は、カッターブレードを備え、有機
性廃棄物を切断することで粉砕することを特徴とする請
求項5に記載の廃棄物処理装置。
【0074】このように構成された廃棄物処理装置で
は、有機性廃棄物を切断することで菌床との混合性を良
好にし発酵の効率を高めることができる。 (5)前記搬送手段は、チューブポンプを用いて粉砕さ
れた有機性廃棄物を空気圧で搬送することを特徴とする
請求項5に記載の廃棄物処理装置。
【0075】このように構成された廃棄物処理装置で
は、粉砕された有機性廃棄物、さらに菌床と混合された
有機性廃棄物を衛生的に効率よく搬送ができ、特に有機
性廃棄物に十分な空気を混合することができる。
【0076】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明の有機性
廃棄物処理装置では、コンパクトな構成で、管理も容易
であって、短時間に大きな減容率を得ることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 廃棄物処理装置1の斜視図。
【図2】 廃棄物処理装置1を図1のX方向から見た正
面図。
【図3】 廃棄物処理装置1を図1のY方向から見た右
側面図。
【図4】 廃棄物処理装置1を図1のZ方向から見た平
面図。
【図5】 図4のA−A線に沿った1次発酵槽4の部分
断面図。
【図6】 1次発酵槽4の攪拌手段を平面視した図。
【図7】(a)2次発酵槽6の内部を示す図4のB−B
線に沿った断面図。(b)回転軸63及びここに装着さ
れた攪拌アーム77a〜77sを右側面視した図。
【図8】 廃棄物処理装置1の処理の手順を示す行程
図。
【図9】 1次発酵槽4における温度変化の実験例を示
すグラフ。
【図10】 (a)2次発酵槽106の内部を示す図4
のB−B線と同位置の線に沿った断面図。(b)回転軸
163及びここに装着された攪拌アーム177a〜17
7sを右側面視した図。
【符号の説明】
1…廃棄物処理装置,2…粉砕器,3…チューブポン
プ,4…1次発酵槽,6…2次発酵槽,21…ホッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12M 1/00 C12N 1/00 S C12N 1/00 B09B 3/00 ZABD Fターム(参考) 4B029 AA03 CC02 EA02 EA09 EA11 4B065 AA99X BB22 BC41 CA55 4D004 AA03 CA04 CA15 CA19 CA48 CB05 CB13 CB21 CB27 CB42 CB45 4G035 AB46 AE13 4G078 AA30 AB20 BA01 BA05 BA09 CA01 CA08 CA12 CA17 DA01 DA30 EA10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向の回転軸を備え、投入された有
    機性廃棄物と微生物とを水平方向に回転して攪拌する第
    1の攪拌手段と、 有機性廃棄物の移送を制御する移送制御手段とを備えた
    1次発酵槽と、 底部から上方に向けて設けられた仕切板に隔離され、1
    次発酵された有機性廃棄物が投入される投入室と1又は
    複数の中間発酵室と排出口を備えた排出室とを含む連続
    する複数の発酵室と、 水平方向の回転軸を備え当該複数の発酵室の有機性廃棄
    物を上下方向に回転しながら攪拌する第2の攪拌手段と
    を備えた2次発酵槽とを設けたことを特徴とする有機性
    廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 前記仕切板は、排出室側が投入室側より
    順次低くなるように設けられ、前記1次発酵槽から有機
    性廃棄物が投入された投入室に有機性廃棄物が充満され
    た場合には隣接した中間発酵室に溢入し、当該中間発酵
    室に有機性廃棄物が充満された場合には隣接する他の中
    間発酵室若しくは排出室に溢入し、前記排出室に有機性
    廃棄物が充満された場合には、前記排出室に設けられた
    排出口から外部に溢出するように構成されたことを特徴
    とする請求項1に記載の有機性廃棄物処理装置。
  3. 【請求項3】 前記仕切板に隔離された連続する複数の
    発酵室の一部若しくは全部に、上部より下方に向けて設
    けられた下向き仕切板を備え、当該下向き仕切板の下端
    が底面より高くかつ前記仕切板の上端より低い位置に設
    けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の有機性廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 前記仕切板は、前記複数の発酵室がその
    発酵段階の減容率に応じた容積になるように配置され、
    前記各発酵室にそれぞれ有機性廃棄物の滞留する時間が
    概ね等しくなるように構成されたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項3のいずれかに記載の有機性廃棄物処理
    装置。
  5. 【請求項5】 投入された有機性廃棄物を粉砕する粉砕
    手段と、 前記粉砕手段により粉砕された有機性廃棄物を前記1次
    発酵槽に搬送する搬送手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の有機性廃棄物
    処理装置。
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