JP2002315848A - マルチピースソリッドゴルフボール - Google Patents

マルチピースソリッドゴルフボール

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JP2002315848A JP2001125715A JP2001125715A JP2002315848A JP 2002315848 A JP2002315848 A JP 2002315848A JP 2001125715 A JP2001125715 A JP 2001125715A JP 2001125715 A JP2001125715 A JP 2001125715A JP 2002315848 A JP2002315848 A JP 2002315848A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】飛び性能に優れ、アイアンやアプローチショッ
ト時のスピン性能、打感、耐久性、反発性をより向上さ
せたマルチピースソリッドゴルフボールの提供。 【解決手段】 弾性ソリッドコアを少くとも1層のカバ
ーで被覆し、該コアとカバーとの間に熱可塑性の材料か
らなる中間層を介在させたマルチピースソリッドゴルフ
ボールにおいて、上記コアは98N負荷状態から127
4Nに至る負荷変形量が3.2〜6.5mmである一
方、上記カバーがショアD硬度45〜55であり、かつ
上記中間層がショアD硬度54〜65の範囲にあって中
間層のショアD硬度がカバーのショアD硬度より高く、
また、カバーと中間層との厚さの和が2.3〜3.5m
mであり、且つ中間層の厚さに対するカバー厚さの比が
0.48〜0.84の範囲内にあることを特徴とするマ
ルチピースソリッドゴルフボールを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飛び性能、アプロ
ーチショット、フィーリング,耐久性に優れたマルチピ
ースソリッドゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、プロや上級者の要求に応えるためのゴルフボールと
して、ソリッドコアに2層以上のカバーを具備したマル
チピースソリッドゴルフボール等が提案されており、例
えば、内側のカバー硬度を外側のカバー硬度に比べて硬
くした内硬外軟構造のゴルフボール(特開平7−240
85号公報)等や、このようなマルチピースソリッドゴ
ルフボールのスピン性能、耐久性、飛距離性能を更に向
上させた提案(特開平10−151226号公報)等が
挙げられる。
【0003】しかしながら、これらの改良は未だ不十分
であり、特にプロや上級者が要求するアイアンやアプロ
ーチショット時のスピン性能、打感、耐久性、反発性を
より向上させたゴルフボールが依然として求められてい
る。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、飛び性能に優れ、アイアンやアプローチショット時
のスピン性能、打感、耐久性、反発性をより向上させた
マルチピースソリッドゴルフボールを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため、鋭意検討を行った
結果、弾性ソリッドコアを少くとも1層のカバーで被覆
し、該コアとカバーとの間に熱可塑性の材料からなる中
間層を介在させたマルチピースソリッドゴルフボールに
おいて、上記コアは98N(10kgf)負荷状態から
1274N(130kgf)に至る負荷変形量が3.2
〜6.5mmである一方、上記カバーがショアD硬度4
5〜55であり、かつ上記中間層がショアD硬度54〜
65の範囲にあって中間層のショアD硬度がカバーのシ
ョアD硬度より高く、また、カバーと中間層との厚さの
和(カバー厚さ+中間層厚さ)が2.3〜3.5mmで
あり、且つ中間層の厚さに対するカバー厚さの比(カバ
ー厚さ/中間層厚さ)が0.48〜0.84の範囲内に
あることを特徴とするマルチピースソリッドゴルフボー
ルは、上記各要件が適正化されたことによる相乗効果
で、飛距離の増大化が図れ、アイアンやアプローチショ
ットでのスピン性能に優れると共に、割れ耐久性、トッ
プに対する耐久性、耐ササクレ性についても良好で、打
感が良く、特にプロや上級者が要求する優れた性能を備
えたものであることを知見し、本発明をなすに至ったも
のである。
【0006】従って、本発明は、下記マルチピースソリ
ッドゴルフボールを提供する。 〔請求項1〕弾性ソリッドコアを少くとも1層のカバー
で被覆し、該コアとカバーとの間に熱可塑性の材料から
なる中間層を介在させたマルチピースソリッドゴルフボ
ールにおいて、上記コアは98N(10kgf)負荷状
態から1274N(130kgf)に至る負荷変形量が
3.2〜6.5mmである一方、上記カバーがショアD
硬度45〜55であり、かつ上記中間層がショアD硬度
54〜65の範囲にあって中間層のショアD硬度がカバ
ーのショアD硬度より高く、また、カバーと中間層との
厚さの和(カバー厚さ+中間層厚さ)が2.3〜3.5
mmであり、且つ中間層の厚さに対するカバー厚さの比
(カバー厚さ/中間層厚さ)が0.48〜0.84の範
囲内にあることを特徴とするマルチピースソリッドゴル
フボール。 〔請求項2〕上記カバーが熱可塑性又は熱硬化性ポリウ
レタン、ポリエステル系エラストマー、アイオノマー樹
脂、ポリオレフィン系エラストマー又はこれらの混合物
を主材として形成された請求項1記載のマルチピースソ
リッドゴルフボール。 〔請求項3〕上記中間層がアイオノマー樹脂を30質量
部以上含む樹脂組成物にて形成されたものである請求項
1又は2記載のマルチピースソリッドゴルフボール。 〔請求項4〕上記樹脂組成物が下記成分(a)〜(c)、 (a)オレフィン−不飽和カルボン酸ランダム共重合体、オレフィン−不飽和カ ルボン酸−不飽和カルボン酸エステルランダム共重合体若しくはこれら共重合体 の金属イオン中和物、又は、これら共重合体,中和物の混合物 100質量部、 (b)分子量が280以上の脂肪酸又はその誘導体 5〜80質量部、 (c)上記(a)、(b)成分中の酸基を中和することができる塩基性無機金属 化合物 0.1〜10質量部 を必須成分として配合する樹脂組成物にて形成されたも
のである請求項3記載のマルチピースソリッドゴルフボ
ール。 〔請求項5〕上記カバーと中間層との間に接着剤層を設
けた請求項1〜4のいずれか1項記載のマルチピースソ
リッドゴルフボール。
【0007】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のマルチピースソリッドゴルフボールは、例
えば、図1に示される3層構造のゴルフボールGのよう
に、弾性ソリッドコア1、カバー2、中間層3を具備す
る少なくとも3層の構造からなるものである。
【0008】ここで、上記弾性ソリッドコアは、公知の
材料で製造することができ、ゴム組成物にて形成したも
のが好ましい。ゴム組成物としては、基材としてポリブ
タジエンを使用したものが好ましい。このポリブタジエ
ンとしては、シス構造を少なくとも40%以上有する
1,4−シスポリブタジエンが好適に挙げられる。ま
た、この基材ゴム中には、所望により該ポリブタジエン
に天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエン
ゴムなどを適宜配合することができる。ゴム成分を多く
することにより、ゴルフボールの反発性を向上させるこ
とができる。
【0009】また、上記ゴム組成物には、硬化剤として
メタクリル酸亜鉛、アクリル酸亜鉛等の不飽和脂肪酸の
亜鉛塩、マグネシウム塩やトリメチロールプロパンメタ
クリレート等のエステル化合物を配合し得るが、特にア
クリル酸亜鉛を好適に使用し得る。これら硬化剤の配合
量は、上記基材ゴム100質量部に対し、10質量部以
上、特に20質量部以上、上限として50質量部以下、
特に39質量部以下とすることが好ましい。
【0010】上記ゴム組成物中には、通常、架橋剤が配
合されているが、この架橋剤中には、1分間で半減期を
迎える温度を155℃以下とするパーオキサイドが含ま
れていることが推奨され、その配合量は架橋剤全体の2
0質量%以上、特に30質量%以上であり、その上限は
特に制限されないが、70質量%以下であることが好ま
しい。このようなパーオキサイドとしては、市販品を挙
げることができ、例えばパーヘキサ3M(日本油脂社
製)、Luperco 231XL(アトケム社製)等
が挙げられる。その配合量は、基材ゴム100質量部に
対し、0.2質量部以上、特に0.6質量部以上、上限
として2.0質量部以下、特に1.5質量部以下とする
ことができる。
【0011】更に、必要に応じて、老化防止剤や比重調
整の充填剤として酸化亜鉛や硫酸バリウム等を配合する
ことができる。
【0012】本発明のゴム組成物においては、特に有機
硫黄化合物を配合することが好ましく、例えば、チオフ
ェノール、チオナフトール、ハロゲン化チオフェノール
又はそれらの金属塩を配合することが推奨され、より具
体的には、ペンタクロロチオフェノール、ペンタフルオ
ロチオフェノール、ペンタブロモチオフェノール、パラ
クロロチオフェノール、ペンタクロロチオフェノール等
の亜鉛塩、硫黄数が2〜4のジフェニルポリスルフィ
ド、ジベンジルポリスルフィド、ジベンゾイルポリスル
フィド、ジベンゾチアゾイルポリスルフィド、ジチオベ
ンゾイルポリスルフィド等が挙げられるが、特に、ペン
タクロロチオフェノールの亜鉛塩、ジフェニルジスルフ
ィドを好適に用いることができる。このような、有機硫
黄化合物の配合量は、上記基材ゴム100質量部に対し
て、通常0.3質量部以上、好ましくは0.5質量部以
上、上限として2質量部以下、更に好ましくは1.2質
量部以下であることが推奨され、配合量が少なすぎる
と、反発性が十分でなくなったり、コア硬度が低下する
場合があり、多すぎると、コア硬度が軟らかくなりすぎ
たり、打感が鈍くなり、繰り返し打撃した時の割れ耐久
性が悪くなる場合がある。
【0013】上記ゴム組成物は、公知の方法で加硫・硬
化させてソリッドコアを製造することができるが、その
直径は35.6mm以上、好ましくは36mm以上、更
に好ましくは36.2mm以上であり、上限として39
mm以下、好ましくは38mm以下、更に好ましくは3
7mm以下とすることが推奨される。
【0014】本発明において、弾性ソリッドコアは、9
8N(10kgf)の負荷状態から1274N(130
kgf)に荷重を増加させたときまでの変形量が、3.
2mm以上、好ましくは3.4mm以上、更に好ましく
は3.6mm以上であり、上限としては、6.5mm以
下、好ましくは4.1mm以下であることが必要であ
り、変形量が少なすぎると、打感が悪くなると共に、特
にドライバーなどのボールに大変形が生じるロングショ
ット時にスピンが増えすぎて飛ばなくなり、軟らかすぎ
ると、打感が鈍くなると共に、反発が十分でなくなり飛
ばなくなる上、繰り返し打撃による割れ耐久性が悪くな
る。
【0015】上記ソリッドコアの比重は、通常1.00
以上、好ましくは1.05以上、更に好ましくは1.1
0以上、上限として1.30以下、好ましくは1.25
以下、更に好ましくは1.20以下であることが推奨さ
れる。
【0016】次に、本発明の中間層は、後述するカバー
の厚さの適正化された関係を満たし、かつ硬度が所定の
ものであれば特に制限されるものではないが、材料とし
て、アイオノマー樹脂を30質量部以上、特に50質量
部以上配合する樹脂組成物にて形成されたものであるこ
とが推奨される。
【0017】本発明の中間層材としては、上記樹脂組成
物として、特に下記成分(a)〜(c)を必須成分とし
て配合する樹脂組成物の使用が推奨される。(a)オレ
フィン−不飽和カルボン酸ランダム共重合体、オレフィ
ン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステルラン
ダム共重合体若しくはこれら共重合体の金属イオン中和
物、又は、これら共重合体,中和物の混合物、(b)分
子量が280以上の脂肪酸又はその誘導体、(c)上記
(a)、(b)成分中の酸基を中和することができる塩
基性無機金属化合物。
【0018】ここで、上記(a)〜(c)を必須成分と
する樹脂組成物は、熱安定性、流動性、成形性が良好
で、優れた反発性を中間層に付与することができるもの
である。
【0019】上記(a)成分のオレフィンとしては、通
常炭素数2以上、上限として8以下、特に6以下のもの
であることが好ましく、具体的には、エチレン、プロピ
レン、ブテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテン、オクテ
ン等が挙げられ、特にエチレンであることが好ましい。
【0020】また、不飽和カルボン酸としては、例えば
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸等を
挙げることができ、特にアクリル酸、メタクリル酸であ
ることが好ましい。
【0021】更に、不飽和カルボン酸エステルとして
は、上述した不飽和カルボン酸の低級アルキルエステル
が好適で、具体的には、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチ
ル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸ブチル等を挙げることができ、特
にアクリル酸ブチル(n−アクリル酸ブチル、i−アク
リル酸ブチル)であることが好ましい。
【0022】上記(a)成分のランダム共重合体は、上
記各成分を公知の方法に従ってランダム共重合させるこ
とにより得ることができる。ここで、ランダム共重合体
中に含まれる不飽和カルボン酸の含量(酸含量)は、通
常2質量%以上、好ましくは6質量%以上、更に好まし
くは8質量%以上、上限としては25質量%以下、好ま
しくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下
であることが推奨される。酸含量が少ないと反発性が低
下する可能性があり、多いと耐久性が低下する可能性が
ある。
【0023】上記(a)成分のランダム共重合体の中和
物は、上記ランダム共重合体中の酸基を部分的に金属イ
オンで中和することによって得ることができる。ここ
で、酸基を中和する金属イオンとしては、例えば、Na
+、K+、Li+、Zn++、Cu+ +、Mg++、Ca++、C
++、Ni++、Pb++等が挙げられるが、好ましくはN
+、Li+、Zn++、Mg++であり、更に好ましくはZ
++であることが推奨される。これら金属イオンのラン
ダム共重合体の中和度は、特に限定されるものではな
い。このような中和物は公知の方法で得ることができ、
例えば、上記ランダム共重合体に対して、上記金属イオ
ンのギ酸塩、酢酸塩、硝酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、酸
化物、水酸化物及びアルコキシド等の化合物を使用して
導入することができる。
【0024】本発明の中間層材料は、上述した(a)成
分のベース樹脂に対し、(b)成分、(c)成分を所定
量配合してなるものであるが、混合物中の酸基の50モ
ル%以上、好ましくは60モル%以上、より好ましくは
70モル%以上、更に好ましくは80モル%以上が中和
されていることが推奨され、高中和化によりベース樹脂
と脂肪酸(誘導体)のみを使用した場合に問題となる交
換反応をより確実に抑制し、脂肪酸の発生を防ぐことが
でき、熱的な安定性が著しく増大し、成形性が良好で、
従来のアイオノマー樹脂と比較して反発性の著しく増大
した材料になり得る。
【0025】上記(a)成分としては、例えば、ニュク
レルAN4311、同AN4318、同1560(いず
れも三井・デュポンポリケミカル社製)、ハイミラン1
554、同1557、同1601、同1605、同17
06、同1855、同1856、同AM7316(いず
れも三井・デュポンポリケミカル社製)、サーリン63
20、同7930、同8120、同8940、同991
0、同9945、同8945(いずれも米国デュポン社
製)等が挙げられ、特に、亜鉛イオン中和型アイオノマ
ー樹脂(ハイミランAM7316等)を好適に使用でき
る。
【0026】上記(b)成分は、分子量280以上の脂
肪酸又はその脂肪酸誘導体であり、上記(a)成分と比
較して分子量が極めて小さく、樹脂組成物の流動性向上
に寄与する成分で、中間層材の溶融粘度の著しい増加に
寄与するものである。また、(b)成分の脂肪酸(誘導
体)は、分子量が280以上で高含量の酸基(誘導体)
を含むため、反発性の損失を抑制することができるもの
である。
【0027】上記(b)成分の脂肪酸又はその脂肪酸誘
導体は、アルキル基中に二重結合又は三重結合を含む不
飽和脂肪酸(誘導体)であっても、アルキル基中の結合
が単結合のみにより構成される飽和脂肪酸(誘導体)で
あってもよいが、1分子中の炭素数は、通常18以上、
特に20以上、好ましくは22以上である。上限として
80以下、特に60以下、好ましくは40以下、更に好
ましくは30以下であることが推奨される。炭素数が少
ないと、耐熱性の改善が達成できない可能性がある上、
酸基の含量が多すぎて(a)成分中に含まれる酸基との
相互作用により流動性の改善の効果を少なくする場合が
ある。一方、炭素数が多い場合には、分子量が大きくな
るため、流動性改質効果が少なくなる可能性がある。
【0028】(b)成分の脂肪酸として、具体的には、
ステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、べヘニ
ン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキジ
ン酸、リグノセリン酸などが挙げられ、特に、ステアリ
ン酸、アラキジン酸、べヘニン酸、リグノセリン酸を好
適に用いることができ、特に好ましくはベヘニン酸を挙
げることができる。
【0029】また、本発明の脂肪酸誘導体は、脂肪酸の
酸基に含まれるプロトンを置換したものが挙げられ、こ
のような脂肪酸誘導体としては、金属イオンにより置換
した金属せっけんが例示できる。金属せっけんに用いら
れる金属イオンとしては、例えば、Li+、Ca++、M
++、Zn++、Mn++、Al+++、Ni++、Fe++、F
+++、Cu++、Sn++、Pb++、Co++等が挙げら
れ、特にCa++、Mg++、Zn++が好ましい。
【0030】(b)成分の脂肪酸誘導体として、具体的
には、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシ
ウム、ステアリン酸亜鉛、12−ヒドロキシステアリン
酸マグネシウム、12−ヒドロキシステアリン酸カルシ
ウム、12−ヒドロキシステアリン酸亜鉛、アラキジン
酸マグネシウム、アラキジン酸カルシウム、アラキジン
酸亜鉛、べヘニン酸マグネシウム、べヘニン酸カルシウ
ム、べヘニン酸亜鉛、リグノセリン酸マグネシウム、リ
グノセリン酸カルシウム、リグノセリン酸亜鉛等が挙げ
られ、特にステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、ステアリン酸亜鉛、アラキジン酸マグネシウ
ム、アラキジン酸カルシウム、アラキジン酸亜鉛、べヘ
ニン酸マグネシウム、べヘニン酸カルシウム、べヘニン
酸亜鉛、リグノセリン酸マグネシウム、リグノセリン酸
カルシウム、リグノセリン酸亜鉛を好適に使用すること
ができる。
【0031】上記(c)成分は、上記(a)成分及び
(b)成分中の酸基を中和することができる塩基性無機
金属化合物である。
【0032】ここで、(c)成分は、上記(a)成分及
び(b)成分中の酸基を中和することができる塩基性無
機金属化合物であれば、特に制限されるものではない
が、反応性が高く、反応副生成物に有機物を含まないた
め、熱安定性を損なうことなく、中間層材の中和度を上
げることができる点から、特に、水酸化物であることが
推奨される。
【0033】ここで、塩基性無機金属化合物に使われる
金属イオンとしては、例えば、Li +、Na+、K+、C
++、Mg++、Zn++、Al+++、Ni++、Fe++、F
+++、Cu++、Mn++、Sn++、Pb++、Co++等が
挙げられ、無機金属化合物としては、これら金属イオン
を含む塩基性無機金属化合物、具体的には、酸化マグネ
シウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、酸化
亜鉛、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、酸化カルシ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム、炭酸リチウ
ム等が挙げられるが、上述したように水酸化物が好適
で、(a)成分、特にアイオノマー樹脂との反応性の高
い水酸化カルシウムを好適に使用できる。
【0034】本発明の中間層材は、公知の混合方法を採
用して得ることができるが、特に上記成分(a)〜
(c)を配合する場合には、各成分の配合量は、(a)
成分100質量部に対して、(b)成分を通常5質量部
以上、上限として80質量部以下、好ましくは40質量
部以下、更に好ましくは20質量部以下、(c)成分を
0.1質量部以上、上限として10質量部以下、好まし
くは5質量部以下にすることが推奨され、(b)成分の
配合量が少ないと、溶融粘度が低くなり、加工性が低下
する場合があり、(c)成分の配合量が少ない場合、熱
安定性、反発性の向上が見られず、多い場合、過剰の塩
基性無機金属化合物により組成物の耐熱性が却って低下
する場合がある。
【0035】更に、中間層の比重は0.8以上、好まし
くは0.9以上、更に好ましくは0.93以上であり、
また上限としては1.5以下、好ましくは1.2以下、
更に好ましくは1.05以下であることが推奨される。
【0036】上記中間層の厚さは、例えば図1のマルチ
ピースソリッドゴルフボールGにおいては、4で示され
るコア表面から中間層外表面までの厚さのことをいい、
通常1.2mm以上、好ましくは1.6mm以上であ
り、上限としては2.4mm以下、好ましくは1.9m
m以下であることが推奨される。この場合、中間層の厚
さは、後述するカバーの厚さと共に適正化される必要が
ある。
【0037】また、本発明の中間層は、適正化されたシ
ョアD硬度を有するものであるが、ショアD硬度につい
ては後述する。
【0038】次に、本発明のカバーは、特に制限されな
いが、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を主材としてなる
材料にて形成することが好ましい。カバーの主材とし
て、具体的には、熱可塑性又は熱硬化性のポリウレタン
系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、アイオ
ノマー樹脂、ポリオレフィン系エラストマー又はこれら
の混合物等を挙げることができる。これらは、1種を単
独で又は2種以上を混合して用いることができ、必要に
応じて硫酸バリウム等の充填材を入れて使用することが
可能であるが、耐ささくれ性及び生産性に優れることか
ら、熱可塑性ポリウレタン系エラストマーの使用が推奨
される。
【0039】このような熱可塑性ポリウレタン系エラス
トマーは、粘弾性測定によるtanδピーク温度が−1
5℃以下、特に−16℃以下、下限として−50℃以上
であるものが軟らかさ、反発性の点から好ましい。
【0040】本発明のカバー材としては、上述した熱可
塑性ポリウレタン系エラストマーとイソシアネート化合
物との反応生成物を用いることもでき、これによりアイ
アン打撃時の表面耐久性を更に向上させることができ
る。
【0041】熱可塑性ポリウレタン系エラストマーとし
ては、市販品を用いることができ、例えばパンデックス
T7298,同T7295,同T7890、同TR30
80(DIC・バイエルポリマー社製)などのジイソシ
アネートが脂肪族であるもの等が挙げられる。また、ア
イオノマー樹脂の市販品としては、サーリン6320、
ハイミラン1855、サーリン8120等を例示でき
る。
【0042】更に、上記カバーの主材に対しては、任意
成分として、上記以外の熱可塑性エラストマー等のポリ
マーを配合することができる。任意成分のポリマーとし
て、具体的には、ポリアミド系エラストマー、スチレン
系ブロックエラストマー、水添ポリブタジエン、エチレ
ン−酢酸ビニル(EVA)共重合体等を配合し得る。
【0043】本発明のカバーは、上述した材料のいずれ
を使用する場合であっても、比重が調整されることが好
ましく、通常0.9以上、好ましくは1以上,上限とし
て1.3以下、好ましくは1.22以下であることが推
奨される。特に比重を1以上にすることにより、慣性モ
ーメントを大きくでき、飛翔中のスピン保持力に優れ、
ドライバー、ロングアイアンでのショットでは、落ち際
までスピンが減少しすぎることなく、弾道に最後の伸び
を与えて飛距離の増大を図ることができる。
【0044】上記カバーの厚さは、0.7mm以上、好
ましくは1.0mm以上、上限として1.6mm以下、
好ましくは1.2mm以下であることが推奨される。カ
バーの厚さは、図1を参照すると、5で示される中間層
3の表面からカバー表面のディンプルDの非形成部分
(陸部)との厚さのことをいう。
【0045】本発明のゴルフボールは、上記中間層及び
カバーの合計厚さ(カバーの厚さ+中間層の厚さ)は、
2.3mm以上、好ましくは2.5mm以上、上限とし
ては3.5mm以下、好ましくは3.3mm以下とする
ことが必要である。厚さが薄すぎると、繰り返し打撃を
した時の割れ耐久性が劣化し、また、厚すぎるとボール
の反発性が低下して飛距離が落ちる。
【0046】また、本発明においては、中間層の厚さに
対するカバー厚さの比(カバー厚さ/中間層厚さ)は、
0.48以上、特に0.53以上、上限として0.84
以下、特に0.78以下であることが必要で、厚さの比
が小さすぎると、アイアンショットでトップした時の耐
久性が極端に劣化する上、耐ささくれ性が悪化し、ま
た、大きすぎると、反発性が低下したり、繰り返し打撃
した時の割れ耐久性が悪くなる。
【0047】本発明においては、上記中間層と、カバー
とのショアD硬度との適正化が要求され、中間層の場
合、ショアD硬度が54以上、好ましくは57以上、更
に好ましくは59以上、また上限としては65以下、特
に63以下、好ましくは61以下である。中間層が軟ら
かすぎると、各ショット時にスピン量が増えることによ
り、飛距離が落ちてしまったり、打感が軟らかくなりす
ぎることがある。硬すぎるとスピン量が減り、コントロ
ール性に劣ったり、打感が硬くなったり、繰り返し打撃
した時の割れ耐久性が劣化することがある。
【0048】一方、カバーのショアD硬度は45以上、
好ましくは47以上、より好ましくは50以上であり、
また上限としては55以下、好ましくは53以下であ
り、且つ中間層の上記ショアD硬度より小さいことが必
要である。カバーが軟らかすぎると、各ショット時にス
ピン量が増えることにより、飛距離が落ちてしまった
り、打感が軟らかくなりすぎることがある。硬すぎると
スピン量が減り、コントロール性に劣ったり、打感が硬
くなったり、繰り返し打撃した時の割れ耐久性が劣化す
ることがある。
【0049】本発明において、上記カバーの硬度は、中
間層の硬度より軟らかく形成されることが必要である。
この場合、カバーと中間層とは、通常、ショアD硬度
が、2以上、特に5以上、好ましくは7以上、更に好ま
しくは9以上、上限として30以下、特に25以下、よ
り好ましくは20以下の硬度差を有することが推奨され
る。硬度差が少なすぎると、スピンがかかりすぎて飛距
離が低下する傾向があり、硬度差が多すぎると、耐久性
が低下する場合がある。
【0050】上記中間層とカバーとの間には、中間層と
カバーとの密着性を向上させるため、打撃時の耐久性を
向上させるために、必要に応じて接着剤層を設けること
ができる。この場合、接着剤としては、エポキシ樹脂系
接着剤、ビニル樹脂系接着剤、ゴム系接着剤などを挙げ
ることもできるが、特にはウレタン樹脂系接着剤、塩素
化ポリオレフィン系接着剤を用いることが好ましく、市
販品として、レザミンD6208(大日精化工業社製:
ウレタン樹脂系接着剤)、RB182プライマー(日本
ビーケミカル社製:塩素化ポリオレフィン系接着剤)等
を好適に使用することができる。
【0051】この場合、接着剤層の形成をディスパージ
ョン塗装にて行うことができるが、ディスパージョン塗
装に用いるエマルジョンの種類に限定はない。エマルジ
ョン調製用の樹脂粉末としては、熱可塑性樹脂粉末でも
熱硬化性樹脂粉末でも用いることができ、例えば酢酸ビ
ニル樹脂、酢酸ビニル共重合樹脂、EVA(エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂)、アクリル酸エステル(共)重
合樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化性ウレタン樹脂、熱可塑
性ウレタン樹脂等を使用することができる。これらの中
で、特に好ましいのはエポキシ樹脂、熱硬化性ウレタン
樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂、アクリル酸エステル
(共)重合樹脂であり、中でも熱可塑性ウレタン樹脂が
好適である。
【0052】なお、接着剤層の厚さは0.1μm以上、
好ましくは0.2μm以上、更に好ましくは0.3μm
以上、上限として30μm以下、好ましくは25μm以
下、更に好ましくは20μm以下とすることが推奨され
る。
【0053】本発明のマルチピースソリッドゴルフボー
ルは、公知の方法で製造することができ、特に制限され
るものではないが、弾性ソリッドコアを加硫加圧成形し
た後、射出成形用金型内に配備して、中間層材、カバー
材の順に所定の方法に従って射出し、中間層、カバーを
形成する方法を作業性等の観点から好適に採用できる。
【0054】本発明のマルチピースソリッドゴルフボー
ルは、競技用としてゴルフ規則に従うものとすることが
でき、直径42.67mm以上、重量45.93g以下
に形成することができる。
【0055】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、飛距離の増大
化が図れ、アイアンやアプローチショットでのスピン性
能に優れると共に、繰り返し打撃した場合の割れ耐久
性、トップに対する耐久性、耐ささくれ性についても良
好で、打感が良く特にプロや上級者が要求する優れた性
能を備えたものである。
【0056】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるも
のではない。
【0057】〔実施例1〜4,比較例1〜10〕表1に
示すコア材料を用いて、表3に示す直径、変形量を有す
る弾性ソリッドコアをそれぞれ製造した。
【0058】上記弾性ソリッドコアに、中間層材、カバ
ー材として表2に示す組成の樹脂材料を用いて、直径及
び深さが異なる3種類のディンプルを同様に配列した表
3に示す中間層、カバーを具備したスリーピースソリッ
ドゴルフボールを製造した。
【0059】なお、表中の主な項目は以下の通りであ
る。 ポリブタジエン(1):JSR社製 BR11 ポリブタジエン(2):JSR社製 BR18 過酸化物(1):ジクミルパーオキサイド:商品名パー
クミルD(日本油脂製) 過酸化物(2):1,1−ビス(t−ブチルパーオキ
シ)3,3,5−トリメチルシクロヘキサン40%希釈
品:商品名パーヘキサ3M−40(日本油脂製) 老化防止剤:商品名ノクラックNS−6(大内新興化学
工業社製) 接着剤:RB−182プライマー(日本ビーケミカル
製) 接着剤層の形成厚さ:3μm ハイミラン:三井・デュポンポリケミカル社製アイオノ
マー樹脂 AM7315:三井・デュポンポリケミカル社製酸含量
20%のZn系アイオノマー樹脂 AM7318:三井・デュポンポリケミカル社製酸含量
18%のNa系アイオノマー樹脂 ニュクレル:三井・デュポンポリケミカル社エチレン・
メタクリル酸・アクリル酸エステル三元共重合体 パンデックス:大日本インキ化学工業製、熱可塑性ポリ
ウレタン系エラストマー ベヘニン酸:日本油脂社製NAA222−Sビーズ指定 水酸化カルシウム:白石工業社製CLS−B指定
【0060】コア硬度 98〜1274N荷重負荷時のコア変形量(mm)
【0061】飛び性能 打撃マシンにて、ドライバー(W#1)にてヘッドスピ
ード50m/sで打撃したときの飛距離について下記基
準で評価した。 ○:250m以上 ×:250m未満
【0062】SWアプローチスピン 打撃マシンにて、サンドウェッジ(SW)にてヘッドス
ピード20m/sで打撃したときのスピン量について下
記基準で評価した。 ○:6000rpm以上 △:5500rpm以上6000rpm未満 ×:5500rpm未満
【0063】フィーリング 各クラブ打撃(ドライバー、サンドウェッジ、パター)
によるプロゴルファー3名の打感を下記基準で評価し
た。 ○:良好な打感 ×:硬すぎる又は軟らかすぎる
【0064】繰返し打撃時の反発低下までの耐久性 打撃マシンにて、ドライバー(W#1)でヘッドスピー
ド50m/sで初速度が低下するまで打撃を繰り返し、
反発性が連続して3%低下したときの回数について実施
例4の耐久性を100として、下記基準で評価した。 ○:100以上(実施例4と同様又はそれ以上使用でき
る) ×:100未満(実施例に比べて耐久性が劣る)
【0065】耐ささくれ性 打撃マシンにて、ピッチングウェッジでヘッドスピード
45m/sで1回打撃したときの傷の程度を目視にて判
断した。目視判断の採点者3人により、2人以上がまだ
使えると判断したものを○、1人以下がまだ使えると判
断した場合を×とした。 ○:まだ使用できる ×:もう使用できない。
【0066】アイアンでトップしたときの耐久性 上記耐ささくれ性のテストのボールの位置より若干低め
の位置に上記打撃マシンをセットしてヘッドスピード4
5m/sにてトップしたときの評価を耐ささくれ性と同
様に評価した。 ○:まだ使用できる ×:もう使用できない。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】表3の結果より、本発明のゴルフボールは
いずれも、飛び性能、アプローチショット、フィーリン
グ、耐久性、スピン性能に優れたものであった。
【0071】これに対して、比較例のゴルフボールは、
以下の点で劣るものであった。 比較例1:カバーが軟らかすぎるため、ドライバーでス
ピンがかかりすぎて飛ばない。 比較例2:カバーが硬すぎるため、アプローチでスピン
がかからず、コントロール性に劣る。 比較例3:中間層が軟らかすぎるため、ドライバーでス
ピンがかかりすぎて飛ばない。 比較例4:中間層が硬すぎて,打感が硬くなることがあ
ると共に、耐ささくれ性及び繰り返し打撃時の割れ耐久
性が悪い。 比較例5:コア硬度が硬いために、ドライバー及びピッ
チングウェッジショット時の打感が硬い。 比較例6:コア硬度が軟らかすぎるために、打感が鈍く
なると共に、反発性が落ちてドライバーで飛ばなくな
る。 比較例7:カバー/中間層厚さ比が小さすぎるため、パ
ターでの打感が硬く感じられると共に、耐ささくれ性及
びアイアンでトップした時の割れ耐久性が悪い。 比較例8:カバー/中間層厚さ比が大きすぎるため、繰
り返し打撃時の割れ耐久性が悪い。 比較例9:カバー+中間層厚さが薄すぎるため、繰り返
し打撃時の割れ耐久性が悪い。 比較例10:カバー+中間層厚さが厚すぎるため、反発
性が低下してドライバーでの飛距離がでない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すゴルフボールの断面図
である。
【符号の説明】
1 弾性ソリッドコア 2 カバー 3 中間層 4 中間層厚さ 5 カバー厚さ G マルチピースソリッドゴルフボール D ディンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 5/09 C08K 5/09 C08L 23/26 C08L 23/26 (72)発明者 下坂 浩貴 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BB101 BB141 BB231 DE057 DE077 DE087 DE107 DE227 DE237 EF036 EF046 EF056 EG036 EG046 EG056 FD206 FD207 GC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性ソリッドコアを少くとも1層のカバ
    ーで被覆し、該コアとカバーとの間に熱可塑性の材料か
    らなる中間層を介在させたマルチピースソリッドゴルフ
    ボールにおいて、上記コアは98N(10kgf)負荷
    状態から1274N(130kgf)に至る負荷変形量
    が3.2〜6.5mmである一方、上記カバーがショア
    D硬度45〜55であり、かつ上記中間層がショアD硬
    度54〜65の範囲にあって中間層のショアD硬度がカ
    バーのショアD硬度より高く、また、カバーと中間層と
    の厚さの和(カバー厚さ+中間層厚さ)が2.3〜3.
    5mmであり、且つ中間層の厚さに対するカバー厚さの
    比(カバー厚さ/中間層厚さ)が0.48〜0.84の
    範囲内にあることを特徴とするマルチピースソリッドゴ
    ルフボール。
  2. 【請求項2】 上記カバーが熱可塑性又は熱硬化性ポリ
    ウレタン、ポリエステル系エラストマー、アイオノマー
    樹脂、ポリオレフィン系エラストマー又はこれらの混合
    物を主材として形成された請求項1記載のマルチピース
    ソリッドゴルフボール。
  3. 【請求項3】 上記中間層がアイオノマー樹脂を30質
    量部以上含む樹脂組成物にて形成されたものである請求
    項1又は2記載のマルチピースソリッドゴルフボール。
  4. 【請求項4】 上記樹脂組成物が下記成分(a)〜
    (c)、 (a)オレフィン−不飽和カルボン酸ランダム共重合体、オレフィン−不飽和カ ルボン酸−不飽和カルボン酸エステルランダム共重合体若しくはこれら共重合体 の金属イオン中和物、又は、これら共重合体,中和物の混合物 100質量部、 (b)分子量が280以上の脂肪酸又はその誘導体 5〜80質量部、 (c)上記(a)、(b)成分中の酸基を中和することができる塩基性無機金属 化合物 0.1〜10質量部 を必須成分として配合する樹脂組成物にて形成されたも
    のである請求項3記載のマルチピースソリッドゴルフボ
    ール。
  5. 【請求項5】 上記カバーと中間層との間に接着剤層を
    設けた請求項1〜4のいずれか1項記載のマルチピース
    ソリッドゴルフボール。
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