JP2002315329A - 電気機器の省電力電源システム - Google Patents
電気機器の省電力電源システムInfo
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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- Y02B70/10—Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes
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- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スタンバイ状態時でも消費電力の無駄を排除
し、省電力化を図る。 【解決手段】 電圧検出手段1−9によって検出された
出力電圧値及び電流検出手段1−10によって検出され
た出力電流値は、ADコンバータ1−12によりアナロ
グ値からディジタル値に変換されてMPU1−13に転
送され、電圧切り替えスイッチ1−7へスイッチ制御信
号を、メインスイッチドライバ1−6へVin制御PW
M信号を送信する。切り替えスイッチ1−7によって選
択された2次側電圧出力は、電気機器へDC入力電圧V
inとして出力される。電気機器がスタンバイ状態にあ
るときは、スタンバイモードに適した出力の方を選択し
た後に電気機器へ出力し、電気機器が通常の動作状態に
あるときは、通常の動作モードに適した出力の方を選択
した後に前記電気機器へ出力する。
し、省電力化を図る。 【解決手段】 電圧検出手段1−9によって検出された
出力電圧値及び電流検出手段1−10によって検出され
た出力電流値は、ADコンバータ1−12によりアナロ
グ値からディジタル値に変換されてMPU1−13に転
送され、電圧切り替えスイッチ1−7へスイッチ制御信
号を、メインスイッチドライバ1−6へVin制御PW
M信号を送信する。切り替えスイッチ1−7によって選
択された2次側電圧出力は、電気機器へDC入力電圧V
inとして出力される。電気機器がスタンバイ状態にあ
るときは、スタンバイモードに適した出力の方を選択し
た後に電気機器へ出力し、電気機器が通常の動作状態に
あるときは、通常の動作モードに適した出力の方を選択
した後に前記電気機器へ出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SW電源タイプの
外付けAC−アダプタを有する形態の電気機器の省電力
電源システムに関するものである。
外付けAC−アダプタを有する形態の電気機器の省電力
電源システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、電気機器全般的に、ブルーエンジ
ェルやエナジースターと言ったような様々な規格によ
り、その機器の動作待機時における省電力化が求められ
ている。このような流れを受けて、SW電源タイプの外
付けAC−アダプタを有する形態の電気機器の省電力電
源システムにおいて省電力化を図る場合、次のような構
成が一般的であった。ここでは、特に、そのような電気
機器の中で、インクジェットプリンタを例にとって説明
する。
ェルやエナジースターと言ったような様々な規格によ
り、その機器の動作待機時における省電力化が求められ
ている。このような流れを受けて、SW電源タイプの外
付けAC−アダプタを有する形態の電気機器の省電力電
源システムにおいて省電力化を図る場合、次のような構
成が一般的であった。ここでは、特に、そのような電気
機器の中で、インクジェットプリンタを例にとって説明
する。
【0003】まず、インクジェットプリンタは、凡そ、
その用途がホームユーザ向けである場合が多く、そのた
め、オフィス用やネットワーク対応の機器とは異なり、
その構成が全体的に小さめに設計される場合がほとんど
である。これにより、インクジェットプリンタ用の電源
は、AC−アダプタという形で外付けになることが多々
ある。これは、電源に必要な電気部品のサイズが大き
く、インクジェットプリンタのダウンサイジング化を妨
げてしまうからである。
その用途がホームユーザ向けである場合が多く、そのた
め、オフィス用やネットワーク対応の機器とは異なり、
その構成が全体的に小さめに設計される場合がほとんど
である。これにより、インクジェットプリンタ用の電源
は、AC−アダプタという形で外付けになることが多々
ある。これは、電源に必要な電気部品のサイズが大き
く、インクジェットプリンタのダウンサイジング化を妨
げてしまうからである。
【0004】図2は、従来の外付けAC−アダプタを有
するインクジェットプリンタの電源システムの代表例を
示す図である。まず、インクジェットプリンタ2−2
と、電源機構であるAC−アダプタ2−1は、別々の機
器ユニットに分割されている。電源の供給は、まず、A
C−アダプタ2−1の一部であるACプラグ1−1が、
ユーザの手により、一般家庭にある商用電源、すなわ
ち、100V供給用のコンセントに接続され、入力のA
C電圧がAC−アダプタ2−1により、ある規定のDC
電圧Vinに変換された後に出力される。
するインクジェットプリンタの電源システムの代表例を
示す図である。まず、インクジェットプリンタ2−2
と、電源機構であるAC−アダプタ2−1は、別々の機
器ユニットに分割されている。電源の供給は、まず、A
C−アダプタ2−1の一部であるACプラグ1−1が、
ユーザの手により、一般家庭にある商用電源、すなわ
ち、100V供給用のコンセントに接続され、入力のA
C電圧がAC−アダプタ2−1により、ある規定のDC
電圧Vinに変換された後に出力される。
【0005】一般的に、インクジェットプリンタの場合
であれば、AC100Vから、DC10〜20V程度に
降圧されることが多い。このAC−アダプタ自体の電気
的構成は、特に、各種規格などで規定されてはおらず、
スイッチング電源であればRCCタイプかFCCタイプ
のいずれかが、または、廉価タイプであれば、降圧トラ
ンスのみからなる構成が用いられることが一般的であ
る。
であれば、AC100Vから、DC10〜20V程度に
降圧されることが多い。このAC−アダプタ自体の電気
的構成は、特に、各種規格などで規定されてはおらず、
スイッチング電源であればRCCタイプかFCCタイプ
のいずれかが、または、廉価タイプであれば、降圧トラ
ンスのみからなる構成が用いられることが一般的であ
る。
【0006】このAC−アダプタ2−1により生成され
たDC電圧出力Vinは、DCプラグ1−12を介して
インクジェットプリンタ2−2に供給され、インクジェ
ットプリンタ2−2は、このDC電圧Vinにより駆動
される。この電圧Vinは、AC−アダプタ2−1の働
きにより規定の値Vconstに安定化されている。
たDC電圧出力Vinは、DCプラグ1−12を介して
インクジェットプリンタ2−2に供給され、インクジェ
ットプリンタ2−2は、このDC電圧Vinにより駆動
される。この電圧Vinは、AC−アダプタ2−1の働
きにより規定の値Vconstに安定化されている。
【0007】図3は、従来のAC−アダプタを有するタ
イプのインクジェットプリンタユニット内部の電源シス
テムを示す図で、AC−アダプタ2−1からの出力電圧
Vinは、インクジェットプリンタ2−2内部に取得さ
れた後、まず、DC−DCコンバータ3−1に入力され
る。このDC−DCコンバータ3−1は、インクジェッ
トプリンタ2−2内部で必要とされる多種類のDC電圧
出力を再生成する機構を有する。
イプのインクジェットプリンタユニット内部の電源シス
テムを示す図で、AC−アダプタ2−1からの出力電圧
Vinは、インクジェットプリンタ2−2内部に取得さ
れた後、まず、DC−DCコンバータ3−1に入力され
る。このDC−DCコンバータ3−1は、インクジェッ
トプリンタ2−2内部で必要とされる多種類のDC電圧
出力を再生成する機構を有する。
【0008】ここで言う、多種類のDC電圧出力とは、
以下のようなものである。すなわち、第1に、MPUや
メモリやG.A.を含む論理ユニット3−2用の出力電
圧、これらは、通常、3〜5V程度の駆動電圧Vlog
icを必要とする。第2に、モータユニット3−3用の
出力電圧、すなわち、プリント用紙の給排紙を行うため
のL.F.モータ、印字ヘッドを物理的に駆動するため
のC.R.モータ、また、印字ヘッドのインクの目詰ま
りを取り除くための回復モータなどの駆動用に10〜4
0V程度の電圧Vmotorが必要とされる。場合によ
っては、このVmotorは、C.R.モータ、L.
F.モータなどで別々の値となり、モータ駆動用のみで
2〜3種類の駆動電圧値が必要となる場合がある。第3
に、印字ヘッドユニット3−4を駆動用の出力電圧Vh
eadで、この電圧値は10〜40V程度になるのが通
常である。
以下のようなものである。すなわち、第1に、MPUや
メモリやG.A.を含む論理ユニット3−2用の出力電
圧、これらは、通常、3〜5V程度の駆動電圧Vlog
icを必要とする。第2に、モータユニット3−3用の
出力電圧、すなわち、プリント用紙の給排紙を行うため
のL.F.モータ、印字ヘッドを物理的に駆動するため
のC.R.モータ、また、印字ヘッドのインクの目詰ま
りを取り除くための回復モータなどの駆動用に10〜4
0V程度の電圧Vmotorが必要とされる。場合によ
っては、このVmotorは、C.R.モータ、L.
F.モータなどで別々の値となり、モータ駆動用のみで
2〜3種類の駆動電圧値が必要となる場合がある。第3
に、印字ヘッドユニット3−4を駆動用の出力電圧Vh
eadで、この電圧値は10〜40V程度になるのが通
常である。
【0009】インクジェットプリンタのスタンバイ時、
これらの各ユニットに対し、以下のような方法で、省電
力制御が行われる。まず、図3に示すように、インクジ
ェットプリンタ内部の、MPUはモータユニット3−3
や、印字ヘッドユニット3−4の動作制御を行う信号と
は別に、DC−DCコンバータ3−1の各出力を、すな
わち、Vlogic、Vmotor、そして、Vhea
dを個別にオン/オフ制御できるDC−DCコンバータ
3−1の制御信号をも有している。そして、これらの制
御信号を用い、スタンバイ移行を検出したMPUは、モ
ータユニット3−3と印字ヘッドユニット3−4の動作
を停止するのに加えて、DC−DCコンバータ3−1の
各出力の停止、すなわち、VmotorとVheadに
対するスイッチ制御を止め電圧出力を行わない、などの
方法が用いられている。
これらの各ユニットに対し、以下のような方法で、省電
力制御が行われる。まず、図3に示すように、インクジ
ェットプリンタ内部の、MPUはモータユニット3−3
や、印字ヘッドユニット3−4の動作制御を行う信号と
は別に、DC−DCコンバータ3−1の各出力を、すな
わち、Vlogic、Vmotor、そして、Vhea
dを個別にオン/オフ制御できるDC−DCコンバータ
3−1の制御信号をも有している。そして、これらの制
御信号を用い、スタンバイ移行を検出したMPUは、モ
ータユニット3−3と印字ヘッドユニット3−4の動作
を停止するのに加えて、DC−DCコンバータ3−1の
各出力の停止、すなわち、VmotorとVheadに
対するスイッチ制御を止め電圧出力を行わない、などの
方法が用いられている。
【0010】しかし、通常、インクジェットプリンタ
は、そのメインスイッチとしてソフトウェア感知型スイ
ッチを使用しているので、少なくとも論理ユニット3−
2用の出力電圧Vlogicは、常に保持される必要が
あり、論理ユニット3−2は、常時、メイン電源スイッ
チのON/OFFを検出可能なよう用意された状態にあ
る。そして、このMPU用の出力電圧Vlogicこそ
が、スタンバイ時の待機電力となる。
は、そのメインスイッチとしてソフトウェア感知型スイ
ッチを使用しているので、少なくとも論理ユニット3−
2用の出力電圧Vlogicは、常に保持される必要が
あり、論理ユニット3−2は、常時、メイン電源スイッ
チのON/OFFを検出可能なよう用意された状態にあ
る。そして、このMPU用の出力電圧Vlogicこそ
が、スタンバイ時の待機電力となる。
【0011】このように、スタンバイ時の待機電力が必
要となる状況は、他のSW電源タイプの外付けAC−ア
ダプタを有する形態の電気機器でも同様である。
要となる状況は、他のSW電源タイプの外付けAC−ア
ダプタを有する形態の電気機器でも同様である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
ると、SW電源タイプの外付けAC−アダプタを有する
形態の電気機器は、スタンバイ時に、使用されないユニ
ットに対して電圧出力OFFを試みることで、省電力を
行っている。これに対して、上述した従来例の中で、A
C−アダプタ2−1は、インクジェットプリンタ2−2
のスタンバイ状態に関わらず、常に、規定のDC出力電
圧Vconstを保持する必要があった。これは、前述
したように、インクジェットプリンタ2−2はスタンバ
イ時においても、MPU用の駆動電圧Vlogicの出
力が不可欠であるためである。このように、スタンバイ
時の待機電力が必要となる状況は、他のSW電源タイプ
の外付けAC−アダプタを有する形態の電気機器でも同
様である。
ると、SW電源タイプの外付けAC−アダプタを有する
形態の電気機器は、スタンバイ時に、使用されないユニ
ットに対して電圧出力OFFを試みることで、省電力を
行っている。これに対して、上述した従来例の中で、A
C−アダプタ2−1は、インクジェットプリンタ2−2
のスタンバイ状態に関わらず、常に、規定のDC出力電
圧Vconstを保持する必要があった。これは、前述
したように、インクジェットプリンタ2−2はスタンバ
イ時においても、MPU用の駆動電圧Vlogicの出
力が不可欠であるためである。このように、スタンバイ
時の待機電力が必要となる状況は、他のSW電源タイプ
の外付けAC−アダプタを有する形態の電気機器でも同
様である。
【0013】つまり、このスタンバイ時には、待機電力
となるMPU用の駆動電圧Vlogicを出力するた
め、以下のような機能を行っている。まず、おおもとの
入力電圧であるAC100Vは、まず、AC−アダプタ
2−1により規定のDC出力値VconstにAC−D
C変換、および、降圧される。その後、駆動される電気
機器内部のDC−DCコンバータ3−1により、再度、
MPU用の出力電圧Vlogicまで降圧変換される。
すなわち、AC入力は、少なくとも2段の電力変換を受
けて待機電圧になっている。
となるMPU用の駆動電圧Vlogicを出力するた
め、以下のような機能を行っている。まず、おおもとの
入力電圧であるAC100Vは、まず、AC−アダプタ
2−1により規定のDC出力値VconstにAC−D
C変換、および、降圧される。その後、駆動される電気
機器内部のDC−DCコンバータ3−1により、再度、
MPU用の出力電圧Vlogicまで降圧変換される。
すなわち、AC入力は、少なくとも2段の電力変換を受
けて待機電圧になっている。
【0014】通常、AC−DC又はDC−DCなどの変
換が1回行われる度、そのAC入力電力の内10〜30
%がさまざまな形で損失となってしまう。変換が2回で
あれば、その損失は20〜50%にも昇る。すなわち、
駆動される電気機器がスタンバイ状態に入り、その内部
消費電力が1W程度に落とされていたとしても、おおも
とのAC入力段では、その1.2〜2.0倍もの入力が
発生している。
換が1回行われる度、そのAC入力電力の内10〜30
%がさまざまな形で損失となってしまう。変換が2回で
あれば、その損失は20〜50%にも昇る。すなわち、
駆動される電気機器がスタンバイ状態に入り、その内部
消費電力が1W程度に落とされていたとしても、おおも
とのAC入力段では、その1.2〜2.0倍もの入力が
発生している。
【0015】このように、従来のSW電源タイプの外付
けAC−アダプタを有する形態の電気機器の省電力電源
システムでは、そのスタンバイ状態時において、排除さ
れるべき無駄な損失分が存在することが明確であり、こ
れは、前述した現在の省電力化のトレンドから考える
と、解決されるべき課題になりうる。
けAC−アダプタを有する形態の電気機器の省電力電源
システムでは、そのスタンバイ状態時において、排除さ
れるべき無駄な損失分が存在することが明確であり、こ
れは、前述した現在の省電力化のトレンドから考える
と、解決されるべき課題になりうる。
【0016】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、スタンバイ状態時
でも消費電力の無駄を排除し、さらなる省電力化を図る
ようにした電気機器の省電力電源システムを提供するこ
とにある。
たもので、その目的とするところは、スタンバイ状態時
でも消費電力の無駄を排除し、さらなる省電力化を図る
ようにした電気機器の省電力電源システムを提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、SW電
源タイプの外付けAC−アダプタを有する形態の電気機
器の省電力電源システムにおいて、前記SW電源タイプ
の外付けAC−アダプタの内部構成として、該AC−ア
ダプタの出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記AC
−アダプタの出力電流を検出する電流検出手段と、両検
出手段の検出結果に基づきAC−アダプタの出力電圧を
2段階で切り替え可能な切替手段とを有し、前記電気機
器がスタンバイ状態にあるときは、前記AC−アダプタ
は、前記切替手段による2段階で切り替え可能な出力の
うちスタンバイモードに適した出力の方を選択した後に
前記電気機器へ出力し、前記電気機器が通常の動作状態
にあるときは、前記AC−アダプタは、前記切替手段に
よる2段階で切り替え可能な出力のうち通常の動作モー
ドに適した出力の方を選択した後に前記電気機器へ出力
することを特徴とする。
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、SW電
源タイプの外付けAC−アダプタを有する形態の電気機
器の省電力電源システムにおいて、前記SW電源タイプ
の外付けAC−アダプタの内部構成として、該AC−ア
ダプタの出力電圧を検出する電圧検出手段と、前記AC
−アダプタの出力電流を検出する電流検出手段と、両検
出手段の検出結果に基づきAC−アダプタの出力電圧を
2段階で切り替え可能な切替手段とを有し、前記電気機
器がスタンバイ状態にあるときは、前記AC−アダプタ
は、前記切替手段による2段階で切り替え可能な出力の
うちスタンバイモードに適した出力の方を選択した後に
前記電気機器へ出力し、前記電気機器が通常の動作状態
にあるときは、前記AC−アダプタは、前記切替手段に
よる2段階で切り替え可能な出力のうち通常の動作モー
ドに適した出力の方を選択した後に前記電気機器へ出力
することを特徴とする。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、ユーザの操作などを受けて、前
記電気機器の動作モードがスタンバイ状態から通常動作
に移行する際、前記電気機器の内部にある特定の動作ユ
ニットに対して駆動を行ない、その負荷電流の増加を前
記AC−アダプタの構成要素の1つである前記電流検出
手段で検出し、前記AC−アダプタの出力電圧値を前記
電気機器のスタンバイ時の動作電圧値から前記電気機器
の通常動作時の電圧値へと変換させる変換手段と、ユー
ザの操作などを受けて、前記電気機器の動作モードが通
常動作からスタンバイ状態に移行する際、前記電気機器
の内部にある特定の動作ユニットに対して電力の出力を
停止させ、その負荷電流の減少を前記AC−アダプタの
構成要素の1つである電流検出手段で検出し、前記AC
−アダプタの出力電圧値を前記電気機器の通常の動作電
圧値から前記電気機器のスタンバイ時の動作電圧値へと
変換させる変換手段とを有することを特徴とする。
に記載の発明において、ユーザの操作などを受けて、前
記電気機器の動作モードがスタンバイ状態から通常動作
に移行する際、前記電気機器の内部にある特定の動作ユ
ニットに対して駆動を行ない、その負荷電流の増加を前
記AC−アダプタの構成要素の1つである前記電流検出
手段で検出し、前記AC−アダプタの出力電圧値を前記
電気機器のスタンバイ時の動作電圧値から前記電気機器
の通常動作時の電圧値へと変換させる変換手段と、ユー
ザの操作などを受けて、前記電気機器の動作モードが通
常動作からスタンバイ状態に移行する際、前記電気機器
の内部にある特定の動作ユニットに対して電力の出力を
停止させ、その負荷電流の減少を前記AC−アダプタの
構成要素の1つである電流検出手段で検出し、前記AC
−アダプタの出力電圧値を前記電気機器の通常の動作電
圧値から前記電気機器のスタンバイ時の動作電圧値へと
変換させる変換手段とを有することを特徴とする。
【0019】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記切替手段による前記2段階
の電圧出力のうち、その1つは、前記電気機器の論理ユ
ニットの駆動電圧値に等しく、もう一方は、前記電気機
器の通常の動作時に必要とされる電圧出力値であること
を特徴とする。
に記載の発明において、前記切替手段による前記2段階
の電圧出力のうち、その1つは、前記電気機器の論理ユ
ニットの駆動電圧値に等しく、もう一方は、前記電気機
器の通常の動作時に必要とされる電圧出力値であること
を特徴とする。
【0020】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載の発明において、前記電気機器はインクジェット
プリンタであることを特徴とする。
に記載の発明において、前記電気機器はインクジェット
プリンタであることを特徴とする。
【0021】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記インクジェットプリンタの
動作モードが、スタンバイ状態から通常動作に移行する
際、前記インクジェットプリンタ内部にある各種モータ
に対して駆動を行い、その負荷電流の増加を前記AC−
アダプタの構成要素の1つである電流検出手段で検出
し、前記AC−アダプタの出力電圧値を、インクジェッ
トプリンタのスタンバイ時の動作電圧値から、インクジ
ェットプリンタの通常動作時の電圧値へと変換させる変
換手段を有することを特徴とする。
に記載の発明において、前記インクジェットプリンタの
動作モードが、スタンバイ状態から通常動作に移行する
際、前記インクジェットプリンタ内部にある各種モータ
に対して駆動を行い、その負荷電流の増加を前記AC−
アダプタの構成要素の1つである電流検出手段で検出
し、前記AC−アダプタの出力電圧値を、インクジェッ
トプリンタのスタンバイ時の動作電圧値から、インクジ
ェットプリンタの通常動作時の電圧値へと変換させる変
換手段を有することを特徴とする。
【0022】また、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、前記AC−アダプタの内部構成
として、逆結合コンバータ(reverse coupled converte
r)型のSW安定化電源を用いたことを特徴とする。
に記載の発明において、前記AC−アダプタの内部構成
として、逆結合コンバータ(reverse coupled converte
r)型のSW安定化電源を用いたことを特徴とする。
【0023】また、請求項7に記載の発明は、請求項5
に記載の発明において、前記AC−アダプタの内部構成
として、順結合コンバータ(forward coupled converte
r)型のSW安定化電源を用いたことを特徴とする。
に記載の発明において、前記AC−アダプタの内部構成
として、順結合コンバータ(forward coupled converte
r)型のSW安定化電源を用いたことを特徴とする。
【0024】また、請求項8に記載の発明は、請求項6
又は7に記載の発明において、AC−アダプタの内部構
成として、その出力電圧を検出する電圧検出手段と、そ
の出力電流を検出する電流検出手段の一部にADコンバ
ータを用い、その内部制御のために汎用のMPUを用い
ることを特徴とする。
又は7に記載の発明において、AC−アダプタの内部構
成として、その出力電圧を検出する電圧検出手段と、そ
の出力電流を検出する電流検出手段の一部にADコンバ
ータを用い、その内部制御のために汎用のMPUを用い
ることを特徴とする。
【0025】このような構成により、本発明によれば、
SW電源タイプの外付けAC−アダプタを有する形態の
電気機器の省電力電源システムにおいて、スタンバイ状
態時でも消費電力の無駄を排除し、さらなる省電力化を
図ることが可能となる。
SW電源タイプの外付けAC−アダプタを有する形態の
電気機器の省電力電源システムにおいて、スタンバイ状
態時でも消費電力の無駄を排除し、さらなる省電力化を
図ることが可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。本実施例では、SW電源タイプ
の外付けAC−アダプタを有する電気機器の省電力電源
システムの一実施例として、インクジェットプリンタを
取り上げて説明する。また、ここでは、AC−アダプタ
はRCC型と仮定して説明を行うが、AC−アダプタが
FCC型などSW電源タイプであれば実施は可能であ
る。
施例について説明する。本実施例では、SW電源タイプ
の外付けAC−アダプタを有する電気機器の省電力電源
システムの一実施例として、インクジェットプリンタを
取り上げて説明する。また、ここでは、AC−アダプタ
はRCC型と仮定して説明を行うが、AC−アダプタが
FCC型などSW電源タイプであれば実施は可能であ
る。
【0027】図1は、本発明のSW電源タイプの外付け
AC−アダプタを有するインクジェットプリンタの電源
システムにおけるAC−アダプタの電気的構成図で、A
C入力は、ACプラグ1−1を介して、本ユニットに投
入される。入力されたAC電力は、ラインフィルタ1−
2を通過し、整流器1−3によって全波整流波形にAC
→DC変換される。ここでDCに変換された電力は、C
MOS−FETなどで構成されるメインスイッチ1−4
によりレギュレーションを受け、トランス1−5に入力
される。メインスイッチ1−4は、メインスイッチドラ
イバ1−6により、スイッチング制御信号を入力され
る。以上が、RCC制御方AC−アダプタの1次側の機
能である。
AC−アダプタを有するインクジェットプリンタの電源
システムにおけるAC−アダプタの電気的構成図で、A
C入力は、ACプラグ1−1を介して、本ユニットに投
入される。入力されたAC電力は、ラインフィルタ1−
2を通過し、整流器1−3によって全波整流波形にAC
→DC変換される。ここでDCに変換された電力は、C
MOS−FETなどで構成されるメインスイッチ1−4
によりレギュレーションを受け、トランス1−5に入力
される。メインスイッチ1−4は、メインスイッチドラ
イバ1−6により、スイッチング制御信号を入力され
る。以上が、RCC制御方AC−アダプタの1次側の機
能である。
【0028】1次側から2次側へのパワー伝達は、トラ
ンス1−5によって行われる。このとき、トランス1−
5はV1、および、V2と言った2系統の出力を持つ。
このとき、V1≠V2であり、これら2つの値は、トラ
ンス1−5の巻き線比によって決められる。この2つの
出力のうち、どちらを用いるかは、電圧切り替えスイッ
チ1−7の接続によって決定する。電圧切り替えスイッ
チ1−7は、標準部品である機械的リレーなどで充分で
ある。切り替えスイッチ1−7によって選択された2次
側電圧出力は、平滑フィルタ1−8とDC−ジャック1
−11を介し、インクジェットプリンタ2−2へDC入
力電圧Vinとして出力される。2次側トランスに直結
するダイオード1−9は、トランス1−5が2次側に負
電力を発生させたときに、それを排除する働きを有す
る。以上が、RCC制御方AC−アダプタの2次側の機
能である。
ンス1−5によって行われる。このとき、トランス1−
5はV1、および、V2と言った2系統の出力を持つ。
このとき、V1≠V2であり、これら2つの値は、トラ
ンス1−5の巻き線比によって決められる。この2つの
出力のうち、どちらを用いるかは、電圧切り替えスイッ
チ1−7の接続によって決定する。電圧切り替えスイッ
チ1−7は、標準部品である機械的リレーなどで充分で
ある。切り替えスイッチ1−7によって選択された2次
側電圧出力は、平滑フィルタ1−8とDC−ジャック1
−11を介し、インクジェットプリンタ2−2へDC入
力電圧Vinとして出力される。2次側トランスに直結
するダイオード1−9は、トランス1−5が2次側に負
電力を発生させたときに、それを排除する働きを有す
る。以上が、RCC制御方AC−アダプタの2次側の機
能である。
【0029】次に、AC−アダプタの制御機構について
説明する。基本的な制御機構の設定は、出力電圧値と出
力電流値のモニタ結果によって決定される。出力電圧値
は、複数の分圧抵抗などで構成される電圧検出手段1−
9によって、出力電流値は、金属皮膜抵抗などで構成さ
れる電流検出手段1−10によってモニタされる。検出
された各値は、ADコンバータ1−12によりアナログ
値からディジタル値に変換されMPU1−13に転送さ
れる。これを受けたMPU1−13は、電圧切り替えス
イッチ1−7へスイッチ制御信号を、メインスイッチド
ライバ1−6へVin制御PWM信号を送信する。この
とき、1次側と2次側は分離される必要があるので、1
次側のメインスイッチドライバ1−6へのVin制御P
WM信号伝達は、フォトカプラなどのアイソレータ1−
14を介される。
説明する。基本的な制御機構の設定は、出力電圧値と出
力電流値のモニタ結果によって決定される。出力電圧値
は、複数の分圧抵抗などで構成される電圧検出手段1−
9によって、出力電流値は、金属皮膜抵抗などで構成さ
れる電流検出手段1−10によってモニタされる。検出
された各値は、ADコンバータ1−12によりアナログ
値からディジタル値に変換されMPU1−13に転送さ
れる。これを受けたMPU1−13は、電圧切り替えス
イッチ1−7へスイッチ制御信号を、メインスイッチド
ライバ1−6へVin制御PWM信号を送信する。この
とき、1次側と2次側は分離される必要があるので、1
次側のメインスイッチドライバ1−6へのVin制御P
WM信号伝達は、フォトカプラなどのアイソレータ1−
14を介される。
【0030】また、MPU1−13は、上述した構成に
基づき以下のような制御を行う。まず、電流検出手段1
−10によって検出した電流値Iobより、電圧切り替
えスイッチ1−7をV1とV2のどちらに接続するかを
決定する。ここでは仮に、切り替えスイッチ1−7がV
1に接続されており、Iobが規定の閾値Ith1より
も小さくなった場合、V1→V2への切り替えが行わ
れ、切り替えスイッチ1−7がV2に接続されており、
Iobが規定の閾値Ith2よりも大きくなった場合、
V2→V1への切り替えが行われるものとする。これら
の制御は、電圧切り替えスイッチ1−7へのスイッチ制
御信号により行われる。
基づき以下のような制御を行う。まず、電流検出手段1
−10によって検出した電流値Iobより、電圧切り替
えスイッチ1−7をV1とV2のどちらに接続するかを
決定する。ここでは仮に、切り替えスイッチ1−7がV
1に接続されており、Iobが規定の閾値Ith1より
も小さくなった場合、V1→V2への切り替えが行わ
れ、切り替えスイッチ1−7がV2に接続されており、
Iobが規定の閾値Ith2よりも大きくなった場合、
V2→V1への切り替えが行われるものとする。これら
の制御は、電圧切り替えスイッチ1−7へのスイッチ制
御信号により行われる。
【0031】次に、電圧検出手段1−9の検出結果Vo
bに基づき、MPU1−13は、出力電圧値の設定、す
なわち、メインスイッチドライバ1−6へ出力するVi
n制御PWM信号のパルス幅の決定を行う。このとき、
切り返スイッチがV1に接続されている場合は、Vin
がインクジェットプリンタ2−2の要求する規定のDC
電圧入力値Vconstに安定するようにVin制御P
WM信号が発信される。また、切り返スイッチがV2に
接続されている場合は、Vinがインクジェットプリン
タ2−2内部の論理回路ユニットの駆動電圧Vlogi
cに安定するようにVin制御PWM信号が発信され
る。すなわち、電圧V1はスイッチング制御で、Vco
nstに安定させやすいような値を、電圧V2はスイッ
チング制御でVlogicに安定させやすいような値
を、予め、トランス1−5の巻き線比で決定されている
必要がある。
bに基づき、MPU1−13は、出力電圧値の設定、す
なわち、メインスイッチドライバ1−6へ出力するVi
n制御PWM信号のパルス幅の決定を行う。このとき、
切り返スイッチがV1に接続されている場合は、Vin
がインクジェットプリンタ2−2の要求する規定のDC
電圧入力値Vconstに安定するようにVin制御P
WM信号が発信される。また、切り返スイッチがV2に
接続されている場合は、Vinがインクジェットプリン
タ2−2内部の論理回路ユニットの駆動電圧Vlogi
cに安定するようにVin制御PWM信号が発信され
る。すなわち、電圧V1はスイッチング制御で、Vco
nstに安定させやすいような値を、電圧V2はスイッ
チング制御でVlogicに安定させやすいような値
を、予め、トランス1−5の巻き線比で決定されている
必要がある。
【0032】以上が、本実施例におけるAC−アダプタ
のシステムについての説明である。また、本実施例に必
要なインクジェットプリンタの構成については、上述し
た図3の構成と同じである。
のシステムについての説明である。また、本実施例に必
要なインクジェットプリンタの構成については、上述し
た図3の構成と同じである。
【0033】次に、本実施例の制御システムについて説
明する。図4は、AC−アダプタに必要とされる制御の
フローチャートで、図5は、インクジェットプリンタに
必要とされる制御のフローチャートを各々示す図であ
る。
明する。図4は、AC−アダプタに必要とされる制御の
フローチャートで、図5は、インクジェットプリンタに
必要とされる制御のフローチャートを各々示す図であ
る。
【0034】まず、ユーザの手により、AC−アダプタ
2−1へのAC100Vの電源投入が行われる(str
at−1)。このとき、AC−アダプタ2−1内部で、
MPU1−13はスイッチ制御信号を用い、切り替えス
イッチ1−7はV2側を選択し(S1−1)、かつ、V
in制御PWM信号により、出力VinがVlogic
に等しくなるようスイッチング制御を開始する(S1−
2)。そして、その後、電流検出手段1−10の検出値
Iobが、規定値Ith2を越えるまで、この状態で待
機する(S1−3のnoの場合)。
2−1へのAC100Vの電源投入が行われる(str
at−1)。このとき、AC−アダプタ2−1内部で、
MPU1−13はスイッチ制御信号を用い、切り替えス
イッチ1−7はV2側を選択し(S1−1)、かつ、V
in制御PWM信号により、出力VinがVlogic
に等しくなるようスイッチング制御を開始する(S1−
2)。そして、その後、電流検出手段1−10の検出値
Iobが、規定値Ith2を越えるまで、この状態で待
機する(S1−3のnoの場合)。
【0035】次に、ユーザの手により、インクジェット
プリンタ2−2に対し、AC−アダプタ2−1のDC−
ジャック1−11が差し込まれると(strat−
2)、インクジェットプリンタ2−2は、DC−DCコ
ンバータ3−1は自動的に論理ユニット3−2への出力
Vlogicのみを開始し(S2−1)、その内部のM
PUなどの論理ユニットのみを起動させる。このとき、
他のモータユニット3−3や印字ユニット3−4は起動
されず、インクジェットプリンタ2−2としてはスタン
バイ状態にある(S2−2)。この状態は、ユーザがイ
ンクジェットプリンタ2−2のメインスイッチをオンす
るまで継続する(S2−3のnoの場合)。
プリンタ2−2に対し、AC−アダプタ2−1のDC−
ジャック1−11が差し込まれると(strat−
2)、インクジェットプリンタ2−2は、DC−DCコ
ンバータ3−1は自動的に論理ユニット3−2への出力
Vlogicのみを開始し(S2−1)、その内部のM
PUなどの論理ユニットのみを起動させる。このとき、
他のモータユニット3−3や印字ユニット3−4は起動
されず、インクジェットプリンタ2−2としてはスタン
バイ状態にある(S2−2)。この状態は、ユーザがイ
ンクジェットプリンタ2−2のメインスイッチをオンす
るまで継続する(S2−3のnoの場合)。
【0036】ここで、ユーザがインクジェットプリンタ
2−2のメインスイッチをオンした場合(S2−3のy
esの場合)、インクジェットプリンタ2−2内部のM
PUは、インクジェットプリンタ2−2内部にある特定
の動作ユニットに対して駆動をかけようとする。ここで
は、特に、この特定のユニットを印字ヘッドキャリッジ
の動作を行うCRモータだと仮定する。このCRモータ
は、ステッピングモータであろうと、DCモータであろ
うと、どちらでも構わない。インクジェットプリンタ2
−2内部のMPUは、CRモータの駆動を行うために、
DC−DCコンバータ3−1に対し、Vmotorの出
力を開始させる(S2−4)。
2−2のメインスイッチをオンした場合(S2−3のy
esの場合)、インクジェットプリンタ2−2内部のM
PUは、インクジェットプリンタ2−2内部にある特定
の動作ユニットに対して駆動をかけようとする。ここで
は、特に、この特定のユニットを印字ヘッドキャリッジ
の動作を行うCRモータだと仮定する。このCRモータ
は、ステッピングモータであろうと、DCモータであろ
うと、どちらでも構わない。インクジェットプリンタ2
−2内部のMPUは、CRモータの駆動を行うために、
DC−DCコンバータ3−1に対し、Vmotorの出
力を開始させる(S2−4)。
【0037】こうして駆動可能になったCRモータに対
し、インクジェットプリンタ2−2内部のMPUは、イ
ンクジェットプリンタの他の機器ユニットへ影響が及ば
ないような動作、例えば、固定相への励磁などを行う
(S2−5)。このとき、固定相への励磁電流値は、A
C−アダプタ2−1の電流検出手段1−10の検出値I
obが、規定値Ith2を越える程度の値である必要が
あり、Ith2もCRモータ固定相への励磁電流値程度
で明確な切り分けが可能なように予め設定されている必
要がある。また、前述したインクジェットプリンタ2−
2内部にある特定の動作ユニットに対しての駆動とは、
Iob>Ith2の切りわけが可能で、かつ、インクジ
ェットプリンタの他の機器ユニットへ影響が及ばないよ
うな動作あれば何でもよく、LFモータや回復モータの
固定相励磁、印字ヘッドの予備吐動作などを用いても構
わない。
し、インクジェットプリンタ2−2内部のMPUは、イ
ンクジェットプリンタの他の機器ユニットへ影響が及ば
ないような動作、例えば、固定相への励磁などを行う
(S2−5)。このとき、固定相への励磁電流値は、A
C−アダプタ2−1の電流検出手段1−10の検出値I
obが、規定値Ith2を越える程度の値である必要が
あり、Ith2もCRモータ固定相への励磁電流値程度
で明確な切り分けが可能なように予め設定されている必
要がある。また、前述したインクジェットプリンタ2−
2内部にある特定の動作ユニットに対しての駆動とは、
Iob>Ith2の切りわけが可能で、かつ、インクジ
ェットプリンタの他の機器ユニットへ影響が及ばないよ
うな動作あれば何でもよく、LFモータや回復モータの
固定相励磁、印字ヘッドの予備吐動作などを用いても構
わない。
【0038】これらのようなIob切り分けのための動
作は、AC−アダプタ2−1の出力電圧VinがVlo
gicからVconstに変換されるまで行われる(S
2−6のnoの場合)。このVinの変化の検出は、イ
ンクジェットプリンタ2−2の内部にADコンバータを
持たせてVconstへの移行を検出させても良いし、
簡単に、タイマである一定時間、すなわち、AC−アダ
プタ2−1の出力電圧が切り替わるのに必要と思われる
期間中のみ励磁するだけでも良い。
作は、AC−アダプタ2−1の出力電圧VinがVlo
gicからVconstに変換されるまで行われる(S
2−6のnoの場合)。このVinの変化の検出は、イ
ンクジェットプリンタ2−2の内部にADコンバータを
持たせてVconstへの移行を検出させても良いし、
簡単に、タイマである一定時間、すなわち、AC−アダ
プタ2−1の出力電圧が切り替わるのに必要と思われる
期間中のみ励磁するだけでも良い。
【0039】このとき、AC−アダプタ2−1の内部の
電流検出手段1−10は、Iob>Ith2であること
を検出し(S1−3のyesの場合)、AC−アダプタ
2−1の内部のMPU1−13はスイッチ制御信号によ
り、切り替えスイッチの出力をV2側からV1側に変化
させる(S1−4)。その後、MPU1−13はVin
制御PWM信号により、出力VinがVconstに等
しくなるようスイッチング制御を開始する(S1−
5)。この状態は、電流検出手段1−10の検出値Io
bが、規定値Ith1を下回るまで保持される(S1−
6のnoの場合)。
電流検出手段1−10は、Iob>Ith2であること
を検出し(S1−3のyesの場合)、AC−アダプタ
2−1の内部のMPU1−13はスイッチ制御信号によ
り、切り替えスイッチの出力をV2側からV1側に変化
させる(S1−4)。その後、MPU1−13はVin
制御PWM信号により、出力VinがVconstに等
しくなるようスイッチング制御を開始する(S1−
5)。この状態は、電流検出手段1−10の検出値Io
bが、規定値Ith1を下回るまで保持される(S1−
6のnoの場合)。
【0040】インクジェットプリンタ2−2は、このよ
うにしてVlogicからVconstの電圧値へ切り
替わったVinを検知(S2−6のyesの場合)する
と、インクジェットプリンタ2−2内部のMPUは、D
C−DCコンバータ3−1に対し、印字ヘッドユニット
など、必要なユニットへの電圧出力をすべて開始させ
(S2−7)、インクジェットプリンタ2−2のモード
を通常動作モードへ移行させる(S2−8)。この状態
は、印字動作など、インクジェットプリンタの保有する
サービスをすべて、ユーザに提供可能なモードである。
この状態は、ユーザがインクジェットプリンタ2−2の
メインスイッチをオフするまで継続する(S2−9のn
oの場合)。
うにしてVlogicからVconstの電圧値へ切り
替わったVinを検知(S2−6のyesの場合)する
と、インクジェットプリンタ2−2内部のMPUは、D
C−DCコンバータ3−1に対し、印字ヘッドユニット
など、必要なユニットへの電圧出力をすべて開始させ
(S2−7)、インクジェットプリンタ2−2のモード
を通常動作モードへ移行させる(S2−8)。この状態
は、印字動作など、インクジェットプリンタの保有する
サービスをすべて、ユーザに提供可能なモードである。
この状態は、ユーザがインクジェットプリンタ2−2の
メインスイッチをオフするまで継続する(S2−9のn
oの場合)。
【0041】そして、ユーザがインクジェットプリンタ
2−2のメインスイッチをオフした場合(S2−9のy
esの場合)、インクジェットプリンタ2−2内部のM
PUは、インクジェットプリンタ2−2内部にある論理
ユニット以外への出力の出力停止、ここではVlogi
cを残してVmotorやVheadをオフするよう、
DC−DCコンバータ3−1へ指示する(S2−1
0)。その後、インクジェットプリンタ2−2は、スタ
ンバイモードへ移行する(S2−2)。
2−2のメインスイッチをオフした場合(S2−9のy
esの場合)、インクジェットプリンタ2−2内部のM
PUは、インクジェットプリンタ2−2内部にある論理
ユニット以外への出力の出力停止、ここではVlogi
cを残してVmotorやVheadをオフするよう、
DC−DCコンバータ3−1へ指示する(S2−1
0)。その後、インクジェットプリンタ2−2は、スタ
ンバイモードへ移行する(S2−2)。
【0042】このとき、VmotorやVheadがオ
フされることで、AC−アダプタ2−1内部の電流検出
手段1−10の検出値IobがIth1を下回ったこと
を検出したMPU1−13は、スイッチ制御信号により
切り替えスイッチの出力をV1側からV2側に変化させ
る(S1−2)。その後、MPU1−13はVin制御
PWM信号により、出力VinがVlogicに等しく
なるようなスイッチング制御を開始する(S1−2)。
このとき、Ith1の値は、インクジェットプリンタの
状態がスタンバイ状態に移行したことを明確に検知可能
なような値に、予め設定されている必要がある。その
後、再び、ユーザによりインクジェットプリンタのスイ
ッチがオンされた場合の動作は、前述したものと同様で
ある。
フされることで、AC−アダプタ2−1内部の電流検出
手段1−10の検出値IobがIth1を下回ったこと
を検出したMPU1−13は、スイッチ制御信号により
切り替えスイッチの出力をV1側からV2側に変化させ
る(S1−2)。その後、MPU1−13はVin制御
PWM信号により、出力VinがVlogicに等しく
なるようなスイッチング制御を開始する(S1−2)。
このとき、Ith1の値は、インクジェットプリンタの
状態がスタンバイ状態に移行したことを明確に検知可能
なような値に、予め設定されている必要がある。その
後、再び、ユーザによりインクジェットプリンタのスイ
ッチがオンされた場合の動作は、前述したものと同様で
ある。
【0043】また、ユーザにより、インクジェットプリ
ンタ2−2へ差し込まれたDC−ジャック1−11が、
いきなり引き抜かれた場合は、インクジェットプリンタ
2−2は、フローチャート−2のどの制御ステートに位
置しようとも、マスク不能の割り込み処理として、すべ
てのインクジェットプリンタの制御動作が強制終了させ
られる。同様に、ユーザにより、AC−アダプタ2−1
のAC−プラグ1−1がAC100Vより引き抜かれた
場合、AC−アダプタ2−1は、フローチャート−1の
どの制御ステートに位置しようとも、マスク不能の割り
込み処理として、すべてのAC−アダプタの制御動作が
強制終了させられ、かつ、インクジェットプリンタ2−
2も、フローチャート−2のどの制御ステートに位置し
ようとも、マスク不能の割り込み処理として、すべての
インクジェットプリンタの制御動作が強制終了させられ
る。
ンタ2−2へ差し込まれたDC−ジャック1−11が、
いきなり引き抜かれた場合は、インクジェットプリンタ
2−2は、フローチャート−2のどの制御ステートに位
置しようとも、マスク不能の割り込み処理として、すべ
てのインクジェットプリンタの制御動作が強制終了させ
られる。同様に、ユーザにより、AC−アダプタ2−1
のAC−プラグ1−1がAC100Vより引き抜かれた
場合、AC−アダプタ2−1は、フローチャート−1の
どの制御ステートに位置しようとも、マスク不能の割り
込み処理として、すべてのAC−アダプタの制御動作が
強制終了させられ、かつ、インクジェットプリンタ2−
2も、フローチャート−2のどの制御ステートに位置し
ようとも、マスク不能の割り込み処理として、すべての
インクジェットプリンタの制御動作が強制終了させられ
る。
【0044】上述したシステムによれば、インクジェッ
トプリンタ2−2のスタンバイ時には、AC−アダプタ
2−1は電圧出力Vinとして、論理ユニット3−2を
起動できる程度の電力のみを供給し、インクジェットプ
リンタ2−2の通常動作時には、AC−アダプタ2−1
は電圧出力Vinとして、インクジェットプリンタ中の
すべての機器ユニットが起動可能な電力を供給してい
る。
トプリンタ2−2のスタンバイ時には、AC−アダプタ
2−1は電圧出力Vinとして、論理ユニット3−2を
起動できる程度の電力のみを供給し、インクジェットプ
リンタ2−2の通常動作時には、AC−アダプタ2−1
は電圧出力Vinとして、インクジェットプリンタ中の
すべての機器ユニットが起動可能な電力を供給してい
る。
【0045】通常、DC−DCコンバータは、入力電圧
値と出力すべき電圧値が同じな場合、そのスイッチング
動作は行われず、入力電圧が直接に出力される。したが
って、上述したシステムによれば、インクジェットプリ
ンタ2−2の通常動作時には入力としてVconstが
入り、DC−DCコンバータ3−1が機能し、Vlog
ic、Vmotor、そして、Vheadなどに変換さ
れるが、スタンバイ時には入力としてVlogicが入
り、かつ、起動されるユニットはVlogicで駆動す
る論理ユニットのみなので、DC−DCコンバータ3−
1は機能せず、入力のVlogicが直接にインクジェ
ットプリンタ2−2で用いられる。
値と出力すべき電圧値が同じな場合、そのスイッチング
動作は行われず、入力電圧が直接に出力される。したが
って、上述したシステムによれば、インクジェットプリ
ンタ2−2の通常動作時には入力としてVconstが
入り、DC−DCコンバータ3−1が機能し、Vlog
ic、Vmotor、そして、Vheadなどに変換さ
れるが、スタンバイ時には入力としてVlogicが入
り、かつ、起動されるユニットはVlogicで駆動す
る論理ユニットのみなので、DC−DCコンバータ3−
1は機能せず、入力のVlogicが直接にインクジェ
ットプリンタ2−2で用いられる。
【0046】すなわち、このときの、AC−アダプタ2
−1とインクジェットプリンタ内部での電圧変換はAC
100VからVlogicへの1回のみとなり、従来
の、AC100→Vconst→Vlogicと言う、
2回の変換過程よりも1回分少ない勘定となる。通常、
AC−DC又はDC−DCなどの変換が1回行われる
度、そのAC入力電力の内10〜30%がさまざまな形
で損失となってしまう。従来の電源システムのように、
変換が2回であれば、その損失は20〜50%にも昇
る。しかしながら、本実施例によれば、インクジェット
プリンタがスタンバイ状態での、電圧変換は一回のみな
ので、その損失はAC入力電力の内10〜30%に収ま
ることになる。
−1とインクジェットプリンタ内部での電圧変換はAC
100VからVlogicへの1回のみとなり、従来
の、AC100→Vconst→Vlogicと言う、
2回の変換過程よりも1回分少ない勘定となる。通常、
AC−DC又はDC−DCなどの変換が1回行われる
度、そのAC入力電力の内10〜30%がさまざまな形
で損失となってしまう。従来の電源システムのように、
変換が2回であれば、その損失は20〜50%にも昇
る。しかしながら、本実施例によれば、インクジェット
プリンタがスタンバイ状態での、電圧変換は一回のみな
ので、その損失はAC入力電力の内10〜30%に収ま
ることになる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
気機器がスタンバイ状態にあるときは、AC−アダプタ
は、2段階で切り替え可能な出力のうちスタンバイモー
ドに適した出力の方を選択した後に、電気機器へ出力
し、電気機器が通常の動作状態にあるときは、AC−ア
ダプタは、2段階で切り替え可能な出力のうち通常の動
作モードに適した出力の方を選択した後に、電気機器へ
出力することで、電力変換の無駄を省くことができ、ス
タンバイモードにおいて更なる省電力化を可能としてい
る。
気機器がスタンバイ状態にあるときは、AC−アダプタ
は、2段階で切り替え可能な出力のうちスタンバイモー
ドに適した出力の方を選択した後に、電気機器へ出力
し、電気機器が通常の動作状態にあるときは、AC−ア
ダプタは、2段階で切り替え可能な出力のうち通常の動
作モードに適した出力の方を選択した後に、電気機器へ
出力することで、電力変換の無駄を省くことができ、ス
タンバイモードにおいて更なる省電力化を可能としてい
る。
【図1】本発明のSW電源タイプの外付けAC−アダプ
タを有するインクジェットプリンタの電源システムにお
けるAC−アダプタの電気的構成図である。
タを有するインクジェットプリンタの電源システムにお
けるAC−アダプタの電気的構成図である。
【図2】従来の外付けAC−アダプタを有するインクジ
ェットプリンタの電源システムの代表例を示す図であ
る。
ェットプリンタの電源システムの代表例を示す図であ
る。
【図3】従来のAC−アダプタを有するタイプのインク
ジェットプリンタユニット内部の電源システムを示す図
である。
ジェットプリンタユニット内部の電源システムを示す図
である。
【図4】AC−アダプタに必要とされる制御のフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】インクジェットプリンタに必要とされる制御の
フローチャートである。
フローチャートである。
1−1 AC−アダプタ内部のAC−プラグ 1−2 AC−アダプタ内部のラインフィルタ 1−3 AC−アダプタ内部の整流器 1−4 AC−アダプタ内部のメインスイッチ 1−5 AC−アダプタ内部のトランス 1−6 AC−アダプタ内部のメインスイッチドライバ 1−7 AC−アダプタ内部の電圧切り替えスイッチ 1−8 AC−アダプタ内部の平滑フィルタ 1−9 AC−アダプタ内部の電圧検出手段 1−10 AC−アダプタ内部の電流検出手段 1−11 AC−アダプタ内部のDC−ジャック 1−12 AC−アダプタ内部のADコンバータ 1−13 AC−アダプタ内部のMPU 1−14 AC−アダプタ内部のアイソレータ 2−1 AC−アダプタ 2−2 インクジェットプリンタ 3−1 DC−DCコンバータ 3−2 MPU&論理ユニット 3−3 モータユニット 3−4 印字ヘッドユニット
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AQ05 HH11 HK11 HN02 HN15 HT06 HT11 HT13 5G065 AA01 DA02 DA06 EA06 LA01 LA02 5H730 AA14 BB23 CC01 DD02 EE03 EE77 FD01 FD31
Claims (8)
- 【請求項1】 SW電源タイプの外付けAC−アダプタ
を有する形態の電気機器の省電力電源システムにおい
て、 前記SW電源タイプの外付けAC−アダプタの内部構成
として、該AC−アダプタの出力電圧を検出する電圧検
出手段と、前記AC−アダプタの出力電流を検出する電
流検出手段と、両検出手段の検出結果に基づきAC−ア
ダプタの出力電圧を2段階で切り替え可能な切替手段と
を有し、 前記電気機器がスタンバイ状態にあるときは、前記AC
−アダプタは、前記切替手段による2段階で切り替え可
能な出力のうちスタンバイモードに適した出力の方を選
択した後に前記電気機器へ出力し、 前記電気機器が通常の動作状態にあるときは、前記AC
−アダプタは、前記切替手段による2段階で切り替え可
能な出力のうち通常の動作モードに適した出力の方を選
択した後に前記電気機器へ出力することを特徴とする電
気機器の省電力電源システム。 - 【請求項2】 ユーザの操作などを受けて、前記電気機
器の動作モードがスタンバイ状態から通常動作に移行す
る際、前記電気機器の内部にある特定の動作ユニットに
対して駆動を行ない、その負荷電流の増加を前記AC−
アダプタの構成要素の1つである前記電流検出手段で検
出し、前記AC−アダプタの出力電圧値を前記電気機器
のスタンバイ時の動作電圧値から前記電気機器の通常動
作時の電圧値へと変換させる変換手段と、 ユーザの操作などを受けて、前記電気機器の動作モード
が通常動作からスタンバイ状態に移行する際、前記電気
機器の内部にある特定の動作ユニットに対して電力の出
力を停止させ、その負荷電流の減少を前記AC−アダプ
タの構成要素の1つである電流検出手段で検出し、前記
AC−アダプタの出力電圧値を前記電気機器の通常の動
作電圧値から前記電気機器のスタンバイ時の動作電圧値
へと変換させる変換手段とを有することを特徴とする請
求項1に記載の電気機器の省電力電源システム。 - 【請求項3】 前記切替手段による前記2段階の電圧出
力のうち、その1つは、前記電気機器の論理ユニットの
駆動電圧値に等しく、もう一方は、前記電気機器の通常
の動作時に必要とされる電圧出力値であることを特徴と
する請求項2に記載の電気機器の省電力電源システム。 - 【請求項4】 前記電気機器はインクジェットプリンタ
であることを特徴とする請求項3に記載の電気機器の省
電力電源システム。 - 【請求項5】 前記インクジェットプリンタの動作モー
ドが、スタンバイ状態から通常動作に移行する際、前記
インクジェットプリンタ内部にある各種モータに対して
駆動を行い、その負荷電流の増加を前記AC−アダプタ
の構成要素の1つである電流検出手段で検出し、前記A
C−アダプタの出力電圧値を、インクジェットプリンタ
のスタンバイ時の動作電圧値から、インクジェットプリ
ンタの通常動作時の電圧値へと変換させる変換手段を有
することを特徴とする請求項4に記載の電気機器の省電
力電源システム。 - 【請求項6】 前記AC−アダプタの内部構成として、
逆結合コンバータ型のSW安定化電源を用いたことを特
徴とする請求項5に記載の電気機器の省電力電源システ
ム。 - 【請求項7】 前記AC−アダプタの内部構成として、
順結合コンバータ型のSW安定化電源を用いたことを特
徴とする請求項5に記載の電気機器の省電力電源システ
ム。 - 【請求項8】 AC−アダプタの内部構成として、その
出力電圧を検出する電圧検出手段と、その出力電流を検
出する電流検出手段の一部にADコンバータを用い、そ
の内部制御のために汎用のMPUを用いることを特徴と
する請求項6又は7に記載の電気機器の省電力電源シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001118583A JP2002315329A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 電気機器の省電力電源システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001118583A JP2002315329A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 電気機器の省電力電源システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002315329A true JP2002315329A (ja) | 2002-10-25 |
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ID=18968953
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---|---|---|---|
JP2001118583A Pending JP2002315329A (ja) | 2001-04-17 | 2001-04-17 | 電気機器の省電力電源システム |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002315329A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2001
- 2001-04-17 JP JP2001118583A patent/JP2002315329A/ja active Pending
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