JP2002315088A - 超音波に基づいたパラメトリックスピーカシステム - Google Patents

超音波に基づいたパラメトリックスピーカシステム

Info

Publication number
JP2002315088A
JP2002315088A JP2002105718A JP2002105718A JP2002315088A JP 2002315088 A JP2002315088 A JP 2002315088A JP 2002105718 A JP2002105718 A JP 2002105718A JP 2002105718 A JP2002105718 A JP 2002105718A JP 2002315088 A JP2002315088 A JP 2002315088A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
converter
signal
characteristic curve
transducer
modulation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002105718A
Other languages
English (en)
Inventor
Guido Kolano
コラノ グイド
Klaus Linhard
リンハルト クラウス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mercedes Benz Group AG
Original Assignee
DaimlerChrysler AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE10117529A external-priority patent/DE10117529B4/de
Application filed by DaimlerChrysler AG filed Critical DaimlerChrysler AG
Publication of JP2002315088A publication Critical patent/JP2002315088A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/20Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics
    • H04R1/32Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only
    • H04R1/323Arrangements for obtaining desired frequency or directional characteristics for obtaining desired directional characteristic only for loudspeakers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R17/00Piezoelectric transducers; Electrostrictive transducers
    • H04R17/10Resonant transducers, i.e. adapted to produce maximum output at a predetermined frequency
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R2217/00Details of magnetostrictive, piezoelectric, or electrostrictive transducers covered by H04R15/00 or H04R17/00 but not provided for in any of their subgroups
    • H04R2217/03Parametric transducers where sound is generated or captured by the acoustic demodulation of amplitude modulated ultrasonic waves

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、パラメトリックスピーカシ
ステムを制御するための新たな方法及び新たな装置を提
供することである。 【解決手段】 共振特性曲線のエッジ領域内でFM変調
信号(FM変調)によって変換器を制御するようにパラ
メトリックスピーカシステムを制御するための方法を構
成することにより解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波用の1つま
たは複数の変換器素子と、前記変換器素子に属する1つ
または複数の出力増幅器と、前記出力増幅器に接続され
た1つまたは複数の変調器とから成り、前記変換器素子
は適切な制御によりAM信号を生成することができ、該
AM信号は、ガス状媒体に伝播する際に自己復調により
可聴信号を生成し、前記変調器が入力信号としてソース
の信号を受け取る形式のパラメトリックスピーカシステ
ムを制御するための方法、及びこの方法を実施するのに
適した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビーム状音波を放射するには、複数の波
長領域において或る幾何学的サイズを有する音響変換器
が必要である。大きなジオメトリを形成するために、た
だ1つの変換器の代わりに複数の変換器を使用してもよ
い。複数の変換器から成る構成はアレイと称される。ア
レイの指向性を上げるために、付加的に個々の変換器に
信号処理部を前置接続してもよい。
【0003】変換器のサイズが小さい場合に強いビーム
を形成するためには、低周波有効信号(オーディオ信
号)を高周波搬送波信号と結合させる変調技術を使用す
ることができる。この場合、何よりも高周波搬送波信号
の波長が指向性にとって決定的である。搬送波信号のパ
ラメータは有効信号によって制御される。パラメトリッ
ク変換器またはパラメトリックアレイという名称はこれ
に由来している。
【0004】本発明は、搬送波信号として超音波を使用
するパラメトリックスピーカに関する。基礎となる物理
的実験は19世紀ドイツの物理学者ヘルムホルツに遡
る。適用可能なスピーカシステムは、Yoneyama et al.
1983による“The . , Vol. 73,pp. 1532-1536に記載さ
れている。その翌年、Berktay, Blackstock, Pompei他
による別の出版物においても、これに関しての報告が為
されている。
【0005】非常に高レベルの超音波が放射されると、
空気は非線形媒体となる。超音波が変調される際、この
非線形媒体の非線形性に基づいて自己復調が行われる。
これにより、変調された信号は再び聞き取れるようにな
る。超音波自体は聞き取れないままである。
【0006】WO 01/08449 A1号明細書から、超音波スピ
ーカを用いてオーディオ音声を再生するための方法が公
知であり、この方法では、再生すべきオーディオ信号
は、側波帯振幅変調によって超音波周波数領域の搬送波
信号と結合される。この場合、変調は、通常の両側波帯
AMとして実現されるか、または単側波帯AMとして実
現される。単側波帯AMでは、別の機能最適化のために
搬送波が約12dB抑制される。これに関連して、とり
わけ、強い非線形周波数応答を有する変換器を使用する
場合、周波数に依存した振幅誤差を補償するためには、
周波数応答の線形化が必要である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、超音
波用の1つまたは複数の変換器素子と、前記変換器素子
に属する1つまたは複数の出力増幅器と、前記出力増幅
器に接続された1つまたは複数の変調器とから成り、前
記変換器素子は適切な制御によりAM信号を生成するこ
とができ、該AM信号は、ガス状媒体に伝播する際に自
己復調により可聴信号を生成し、前記変調器が入力信号
としてソースの信号を受け取る形式のパラメトリックス
ピーカシステムを制御するための新たな方法及び新たな
装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
り、共振特性曲線のエッジ領域内でFM変調信号(FM
変調)によって変換器を制御するように、パラメトリッ
クスピーカシステムを制御するための方法を構成するこ
とにより解決される。
【0009】また上記課題は、本発明により、パラメト
リックスピーカを制御するための装置に、共振特性曲線
のエッジ領域内でFM変調信号(FM変調)によって変
換器を制御する手段を設けることにより解決される。
【0010】本発明の有利な実施形態及び発展形態は従
属請求項に記載されている。
【0011】
【発明の実施の形態】特に有利には、1つまたは複数の
超音波用変換器素子から成るパラメトリックスピーカシ
ステムを制御する本発明による方法及び装置では、変換
器素子はその共振特性曲線の領域内においてFM変調信
号によって制御される。この場合、変換器素子はAM信
号を生成することができ、このAM信号は、ガス状媒体
内に伝播する際に自己復調により可聴信号を生成する。
FM変調信号を用いてパラメトリックスピーカシステム
を制御することによって、変調された信号をとりわけ共
振変換器に良好に整合させることが可能となり、これに
より変換器が最適の共振領域で動作することを保証する
ことができる。
【0012】以下では、実施例に基づいて、さらに図面
を用いて本発明の対象を詳細に説明する。
【0013】
【実施例】パラメトリックスピーカ用の超音波信号を変
調するための従来技術から公知のシステムでは、振幅変
調(AM変調)が薦められる。この場合、通常の両側波
帯変調(英語では、double side band AM, DSB-AM)が
使用される。この場合、有効信号a(t)と搬送波信
号Acos(2πft)とから、DSB−AMのた
めの送信信号
【0014】
【数1】
【0015】が得られる。ここで、mは変調度を表し、
区間0<m<1にある。振幅a(t)は最大で1であ
る。tは時間を表し、fは搬送波の周波数を表す。
【0016】H(f)を超音波変換器の伝達関数とする
と、超音波変換器の出力信号YUS(f)の周波数領域
において、
【0017】
【数2】
【0018】が成り立つ。搬送波
【0019】
【数3】
【0020】の左側及び右側に2つの側波帯A(f
−f)及びA(f+f)が生じる。
【0021】図1には、原オーディオ信号(10)の周
波数領域と、搬送波周波数の右側(11)及び左側(1
2)に位置する周波数のオーディオ信号のAM変調器
(20)とが示されている。超音波変換器の例示的な伝
達関数(30)も図示されている。超音波変換器の応答
は周波数fのときに最大となる。搬送波周波数はf
に同調される。2つの側波帯は変換器の伝達関数に応じ
て放射される。
【0022】図2には、パラメトリックスピーカのブロ
ック回路図が示されている。オーディオ信号源(21)
はAM変調器(20)に信号を供給し、AM変調器(2
0)は出力増幅器(22)に信号を供給する。出a−
c)を並列に接続する。複数の変換器から成るこのよう
な構成はアレイとも称される。一般的な構成は、複数の
出力増幅器(22a−c)を使用し、各々の出力増幅器
(22a−c)に1つまたは複数の変換器(23a−
c)を接続することで得られる。図3には、複数の出力
増幅器(22a−c)を使用するこのようなシステムが
示されている。共通の変調器(20)が複数の出力増幅
器(22a−c)に信号を供給し、これらの出力増幅器
には1つまたは複数の変換器(23a−c)が接続され
ている。
【0023】さらに、図2及び3に従って複数の変換器
を使用するとアレイ指向性が生じる。すなわち、個々の
変換器の指向性がアレイによって生じる指向性と重なっ
て、全体として強い指向性が生じる。指向性の考慮は何
よりも変換器によって放射される超音波に関係してい
る。結果として生じる可聴オーディオ音声の指向性は、
モデルによる考察から導出してもよい。これによれば、
自己復調のプロセスは、超音波によって励起された3次
元空気柱内にある非常に多くの仮想スピーカによって表
される。これらの仮想ソースの重なりによって所望のオ
ーディオ指向性が得られる。
【0024】可聴音の生成は高い音圧の下での自己復調
に基づいている。非線形媒体内に伝播する際に再び可聴
となるような包絡線がなければならない。まず考えられ
るのは、通常のAM変調によって包絡線を生成すること
である。
【0025】本発明は、特に有利には、変調方式として
周波数変調(FM)を使用する。こうした理由から、従
来技術から公知の自己復調の物理的原理を利用するので
あれば、変換器によって放射されるべき信号の包絡線を
異なる手法で生成しなければならない。
【0026】例えば圧電変換器のような共振変換器を用
いた従来技術から公知のAM変調では、搬送波(通常は
変換器関数の最大値)と両側波帯は、変換器関数の完全
に異なる伝達値によって変換される。つまり、搬送波と
低オーディオ周波数は、2つの側波帯において完全に右
側または完全に左側に位置する高オーディオ周波数より
も強く伝達される。これにより、高オーディオ周波数が
比較的少なく変調され、したがって比較的弱く生成され
るように、変調度が変化することとなる。この場合、所
望の特性に応じて、オーディオ信号または変調された信
号の相応の補正が必要となる。FM原理は、共振エッジ
によってこの周波数依存性が生じないという根本的な利
点を有している。共振エッジはFM原理ではまさしく必
要不可欠である(干渉係数は必要ない)。
【0027】以下では、例として、超音波変換器と協働
する本発明の対象を詳細に説明する。これに関して、使
用される超音波変換器は共振変換器であることが前提と
される。
【0028】この超音波変換器において放射されるエネ
ルギーの一部は、使用される周波数に非常に強く依存す
る。この場合、放射が比較的高い値をとる1つまたは複
数の周波数(共振点)が存在する。これら共振点の近傍
では、放射される出力は多かれ少なかれ強く減少する。
この特性は、可聴音の生成に利用することができる。
【0029】共振変換器の例として、圧電セラミックか
ら構成された変換器を考察する。
【0030】H(f)を超音波変換器の伝達関数とし、
を共振点とする。すると、伝達関数はfで(少な
くとも局所的な)最大値をとる。周波数fの超音波信号
の振幅YUS及び電気的入力振幅XUSは、
【0031】
【数4】
【0032】によって与えられる。XUS=1及び有効
信号レベルaで、
【0033】
【数5】
【0034】が得られる。ここで、Δfは信号レベルに
依存した周波数増分をができる。
【0035】式5に対応するケースでは、有効振幅a
の変化に対しては、
【0036】
【数6】
【0037】または
【0038】
【数7】
【0039】が成り立ち、式6に対しては、
【0040】
【数8】
【0041】または
【0042】
【数9】
【0043】が成り立つ。
【0044】超音波変換器の伝達関数を共振周波数の左
側と右側の2つの単調な領域に分割することによって、
有効信号と共に同相または逆相に変化する包絡線を上記
の式に応じて選択的に生成することができる。どちらの
ケースも振幅変調された超音波を生成するのに使用する
ことができる。
【0045】図4には、共振変換器と関連したFM変調
を用いたパラメトリックスピーカの概略的構成が示され
ている。FM変調器(40)にはオーディオ信号(1
0)がれ、帯域幅要求も相応に制限される。いわゆる広
帯域FMでは、FM信号は、オーディオ信号の元の帯域
幅に比べて大きな帯域幅を使用する。いわゆる狭帯域F
Mでは、FM信号の帯域幅要求はオーディオ信号のオー
ダー内にある。FM帯域幅が過度に小さいと、結果とし
て相応のひずみ率が生じ得る。ここでは実験的な手法が
持ち込まれている。
【0046】後続の例をより良く理解するためには、入
力電圧を或る周波数に変換する変調器特性曲線をFM変
調器(40)として把握しなければならない。これに応
じて、変換器(例えば、圧電セラミックをベースとした
超音波変換器)は、周波数を電圧に変換する変換器特性
曲線として把握されなければならない。この意味におい
て、図5には、変調器特性曲線と変換器特性曲線の相互
作用がそれぞれ3つの例で示されている。ここで、より
良い理解のために以下の議論では、変換器はそれに属す
る周波数を電圧に変換するということが論じられること
を述べておきたい。しかしながら、これは明確化のため
の単純化であり、変換器で周波数/電圧変換が行われる
のではなく、周波数が音圧に変換されるのであることは
当業者には明らかである。音圧は測定マイクロフォンで
電圧として測定可能である。
【0047】以下のFM変調の例では、比較的簡単な表
現に基づいて、区間内で設定可能な直流電圧が入力信号
として使用されるケースが説明される。電圧区間の上位
値及び下位値が使用される場合、FM変調は特として選
定してもよい。その上、この周波数区間は、入力信号の
単一の帯域幅の少なくとも2倍に相当すべきである。周
波数区間を比較的大きく選定すれば、比較的高い伝送品
質を達成することができる。これに関して、周波数区間
に割当てられた共振器の共振エッジは十分なサイズで存
在していることに注意されたい。
【0048】定義された周波数区間を保持するために、
変換器に供給される前にFM信号を帯域通過フィルタに
よって制限してもよい。或る特定の帯域通過作用はすで
に変換器自体によって及ぼされている。これに関して既
に述べたように、帯域幅の選定に対して実験的な手法が
持ち込まれている。
【0049】図5a)に図示されているケースでは、共
振周波数fの左側の変換器特性曲線部分は単調であ
る。このためには、理想的には鏡映された変換器特性曲
線を用いた変調器が必要である。鏡映軸は特性マップ内
の45°対角線である。理想的なケースでは、変換器特
性曲線と(鏡映された)変調器特性曲線との相互作用に
よって、変換器においてオーディオ入力電圧が1:1の
変換比で包絡線出力電圧に変換される。電圧uは再び
電圧uに変換され、電圧uは再び電圧uに変換さ
れる。
【0050】ここでは、1:1の比での電圧変換は過度
に単純化して採用されている。実際の使用では、例えば
,u,u,uのような電圧値は一意的に値v
・u,v・u,v・u,v・uに変換される。こ
こで、vは増幅係数を表している。
【0051】図5b)には、変換器特性曲線と、共振周
波数の右側に単調な特性曲線部分を有する、変換器のた
めの理想的な変調器特性曲線とが示されている。a)の
ケースと同じ考察が為される。
【0052】図5c)には、変換器特性曲線が2つの直
線線分から成っているケースに対する理想的に適合され
た変調器が例として示されている。相応する理想的な変
調器特性曲線は、実施例a)及びb)と同様に45°軸
での鏡映によって生じる。
【0053】実施例a)〜c)と同様に、多数の直線線
分から成る特性曲線または一般のケースでは複数の単調
な曲線線分から成る特性曲線を有する変換器に対して
も、鏡映によって、相応する理想的な変調器特性曲線を
導出することができる。
【0054】図5では、変換器特性曲線における最小の
電圧は、ケースa)及びb)ではu によって、ケース
c)ではuによって表されている。これらの電圧はそ
の絶対値がゼロよりも大きく選定される。これらの電圧
がゼロに選定されると、変調度は100%になる。すな
わち、生成される包絡線は0から最大値uまでの電圧
領域を動く。最小値の絶対値がゼロよりも大きい図5の
例では、変調度<100%である。変調度は、
【0055】
【数10】
【0056】によって得られる。
【0057】変調度は変換器で電圧領域を選定すること
によって設定可能である。基本的に、一般に使用されて
いるFM変調器は、入力信号に一意的に出力電圧を割当
てる単調な曲線線分から成る特性マップから構成されて
いる。
【0058】実際的には、このFM変調器は有利には2
つの部分システムから構成してもよい。一方のシステム
は、変換器の特性曲線を「補償する」補正特性曲線を有
し、他方のシステムは、本来のFM変調器を有する。図
6には、2つの部分システムから成るFM変調器が示さ
れている。第1の特性曲線システムは入力側の電圧を出
力側の電圧に変換し、第2のシステムは通常のFM変調
器である。例として図5のケースc)を使用する場合、
変換器特性曲線の補正は第1のシステムの電圧補正曲線
である。中間値として電圧u10,u11,u12等が
得られる。後続する通常のFM変調器は「線形」の電圧
/周波数変換だけを行う。
【0059】従来技術のWO 01/08449号明細書から公知
である、超音波変換器のAM変調制御の際の周波数線形
化方法に対して、本発明による方法では、周波数に依存
する変換器特性曲線の補償は行われない。逆に、本発明
による方法は、有利には変換器の共振特性曲線の立ち上
がりエッジまたは立ち下がりエッジの利用に基づいてい
る。本発明の枠内では、そのつど使用されるエッジの立
ち上がりまたは立ち下がりを保持したもとでの直線化の
範囲内で1度だけ線形化を行う。この線形化は場合によ
っては変換器特性曲線を幾つかの部分線分に分割する。
まさに変換器の特性曲線エッジの上昇ないし下降する経
過を利用することによって、伝播媒体内で可聴信号に変
調可能な信号を生成することができる。
【0060】図7には、共振変換器を用いたFM変調に
基づくパラメトリックスピーカシステムが図示されてい
る。信号源(21)はFM変調器(20)に信号を供給
し、FM変調器(20)は1つまたは複数の出力増幅器
(22a,…,22c)に信号を供給する。1つまたは
複数の変換器(23a1,…,23c2)の各々は前記
出力増幅器(22a,…,22c)によってドライブさ
れる。
【0061】図8には、マルチウェイスピーカシステム
が図示されている。オーディオ信号(50)は周波数分
割によって複数の経路に分割される。例えば、低周波数
(51)に対して、中間周波数(52)に対して、なら
びに高周波数(53)に対して、3つの経路を設けるこ
とができる。これら「経路」の各々の信号は、相応する
FM変調器((61),(62)または(63))、増
幅段((71),(72)または(73))及び割当て
られた変換器に供給される。個々の経路に対して、異な
る変換器特性曲線((712),(722)または(7
32))を用いたさまざまな変換器を設けてもよい。例
えば、低周波数に対しては通常は高い出力を有する変換
器が使用される。
【0062】特に有利には、マルチウェイシステムは、
((71),(72)または(73))に応じて、各経
路においてFM変調によって各変換器の共振周波数f
に同調させることができ、これによって高い効率が得ら
れる。それゆえ、変換器は可能な範囲で最良の条件の下
で動作する。付加的に、各経路ごとに変換器タイプを選
定することによって、帯域幅と変換器の電力とを各信号
経路の信号に最適に整合させることが可能になる。
【0063】有利には、本発明によるマルチウェイシス
テムは、変換器グループからの変換器の選択が使用され
ている周波数帯域で必要な電力に整合するように、前記
周波数領域に亘って変換器の出力整合を行うように構成
してもよい。さらに、変換器グループからの変換器の選
択を個々の変換器の指向性に基づいて各周波数帯域にお
いて行うことによって、変換器グループの個々のグルー
プそれぞれに対して、スピーカシステムのそれぞれの指
向性を最適化すると有利である。
【0064】本発明によるマルチウェイシステムに対し
て、変換器の個々のグループを、例えばこのグループに
属する変調器の入力信号の周波数帯域に依存して、種々
異なる幾何学的形態で配置することによって、変換器グ
ループの個々のグループそれぞれに対して、スピーカシ
ステムのそれぞれの指向性を最適化すると特に有利であ
る。
【0065】低オーディオ周波数(アレイ外の変換器)
を形成するためには、高オーディオ周波数(アレイ内の
変換器)の場合よりも大きな空気柱が励起されなければ
ならないことは実験から既知である。したがって、マル
チウェイシステム内の変換器の幾何学的配置と分割によ
って、この点に関する最適化を達成することができる。
【0066】図9には、外側方形(80)内に8つの変
換器が配置された有利な実施例が示されている。ここ
で、変換器を方形の形に配置したのは単なる例としてで
ある。4つの変換器を有する別の方形(81)がさらに
内部に続き、最後には4つの変換器を有する斜めに配置
された方形(82)がアレイの内部に続いている。配置
全体は3ウェイシステムを表している。有利には、外側
方形内には低周波数のための強力な変換器が配置され、
さらに内部には中間周波数のための変換器が続き、最後
には中央に高周波数のための変換器が続く。
【0067】一般的には、図9に図示された有利な実施
形態とは無関係に、入力信号の低周波数に割当てられた
変換器は配置の外部領域にあり、入力信号の高周波数に
割当てられた変換器は配置の内部領域にあるように変換
器を配置することによって、変換器素子の有利な配置を
実現することができる。特に、これに関して、入力信号
の高周波数に割当てられた変換器は密に隣接して配置
し、入力信号の低周波数に割当てられた変換器は比較的
疎に(間引いて)配置することも考えられる。
【0068】圧電セラミックから成る通常の変換器は、
上述のように、共振特性曲線を示す。このために、FM
変調が上で説明した手法で理想的に適合される。静電変
換器は通常広帯域となる。すなわち、静電変換器は低出
力であるかまたは共振点を持たない。しかしながら、上
で説明したFM変調は、この種の変換器を共振回路内で
動作させる場合でも適用することができる。共振点は、
例えばRLC回路網で作ることができる。通常、変換器
自体がキャパシタンスを生成する。インダクタンス及び
相応する抵抗は選定可能である。
【0069】図10にはRLC回路網が示されており、
この場合、キャパシタンスは変換器によって生成され
る。図示された回路の変更は可能であるが、ここでは個
別に説明することはしない。
【0070】図10の回路網に対して、図11には、変
換器入力側で生じる(全出力電圧U RLCに関連した)
振幅電圧Uが示されている。C=1nF;L=10m
H;R=1kΩと値を選定することによって、およそ5
0kHzで共振点が生じる。上記RCL回路はいわば共
振変換器の等価回路図を示している。変換器が例えば容
量性である場合、相応してR及びLを補足することによ
って所望の共振特性曲線(90)を生成することができ
る。例として示されたRLC回路網の他に、別の回路網
を使用してもよい。この別の回路網はここでは一般的に
共振フィルタ回路網とだけ呼んでおく。
【0071】特に有利には、RLC回路網と接続された
広帯域変換器によっても、FM信号によって制御される
マルチウェイシステムを構成することができる。これに
より、共振変換器の場合と同じ整合の利点が得られる。
【0072】共振フィルタ回路網内への変換器の埋込み
は、変換器自体に出力増幅器よりも高い電圧が生じると
いうさらなる利点を有している。これにより、高い入力
電圧を必要とする変換器を出力増幅器において低い回路
コストで動作させることが可能になる。図11の例で
は、RLC回路網によって、およそ3の電圧増幅が達成
される。これは、変換器が例えば1000Vの電圧用に
設計されている場合には、増幅器はたった330V用に
設計されなければならないことを意味する。これによ
り、明らかにより簡単な回路構成が可能となる。
【0073】このような範囲内でのそれぞれの適用に依
存して、本発明によればパラメトリックスピーカが使用
される。変調器に供給される入力信号は、警告信号及び
/または通知信号及び/または(例えばアクティブノイ
ズ抑制のための)ノイズ信号及び/または音声信号(例
えばインタラクティブな音声ダイアログ)及び/または
音楽信号であることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術から公知の振幅変調の方法を概略的に
示す。
【図2】パラメトリックスピーカのブロック回路図を示
す。
【図3】複数の出力増幅器を使用するシステムを示す。
【図4】FM変調を用いたパラメトリックスピーカの構
成を概略的に示す。
【図5】変調器の特性曲線と変換器の特性曲線の相互作
用を3つの例を用いて示す。
【図6】2つの部分システムから成るFM変調器を示
す。
【図7】共振変換によるFM変調に基づいたパラメトリ
ックスピーカシステムを示す。
【図8】パラメトリックスピーカに基づいたマルチウェ
イスピーカシステムを示す。
【図9】マルチウェイスピーカシステム内の変換器の有
利な配置を示す。
【図10】共振点を生成するための、変換器におけるR
LC回路網を示す。
【図11】図8に図示された回路網の特性曲線を示す。
【符号の説明】
10 原オーディオ信号 11 搬送波周波数の右側 12 搬送波周波数の左側 20 AM変調器 21 オーディオ信号源 22 出力増幅器 22a 出力増幅器 22b 出力増幅器 22c 出力増幅器 23a 変換器 23b 変換器 23c 変換器 23a1 変換器 23b1 変換器 23c1 変換器 23c2 変換器 30 伝達関数 40 FM変調器 50 オーディオ信号 51 低周波数 52 中間周波数 53 高周波数 61 FM変調器 62 FM変調器 63 FM変調器 71 増幅段 72 増幅段 73 増幅段 712 変換器特性曲線 722 変換器特性曲線 732 変換器特性曲線 80 方形 81 方形 82 方形 90 共振特性曲線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クラウス リンハルト ドイツ連邦共和国 シェルクリンゲン グ ンダースホーフェン 86 Fターム(参考) 5D019 FF01 5D020 AC11

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラメトリックスピーカシステムを制御
    するための方法であって、 前記パラメトリックスピーカシステムは、 超音波用の1つまたは複数の変換器素子と、 前記変換器素子に属する1つまたは複数の出力増幅器
    と、 前記出力増幅器に接続された1つまたは複数の変調器と
    から成り、 前記変換器素子は適切な制御によりAM信号を生成する
    ことができ、 該AM信号は、ガス状媒体に伝播する際に自己復調によ
    り可聴信号を生成し、 前記変調器は入力信号としてソースの信号を受け取る形
    式の方法において、 共振特性曲線のエッジ領域内でFM変調信号(FM変
    調)によって変換器を制御することを特徴とするパラメ
    トリックスピーカシステムを制御するための方法。
  2. 【請求項2】 前記変換器が有効な共振特性曲線を有し
    ていない場合は、共振フィルタ回路網を有する変換器と
    接続し、前記フィルタ回路網が前記変換器を含めて共振
    エッジを生成するか、または、前記変換器の特性曲線の
    現在のエッジを、前記変換器によってFM変調をAM変
    調へ満足に変換するのに必要とされるエッジに変更する
    ことによって共振特性曲線を作成する、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 前記変調器に前置接続された特性曲線変
    更用ユニットが電圧/電圧変換を実行することによっ
    て、変換器から送出されるAM信号へのFM変調信号の
    変換が、変更の結果として生じる全特性曲線によって影
    響されるようにして共振特性曲線のエッジを変更する、
    請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記特性曲線変更用ユニットは変換器の
    特性曲線における不規則性を補償し、以て結果である全
    特性曲線が1つまたは複数の平滑化された曲線線分から
    得られるようにする、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 変換器で行われるFM/AM変換を線形
    化するために、前記特性曲線変更用ユニットを使用し、
    以て結果である全特性曲線によって理想的なAM変調が
    得られるようにする、請求項3または4記載の方法。
  6. 【請求項6】 変換器に印加される最小出力電圧を予め
    設定可能にすることによって、制御の変調度を調整する
    ことができる、請求項1から5のいずれか1項記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 変調器に供給される入力信号は、警告信
    号及び/または通知信号及び/またはノイズ信号及び/
    または音声信号及び/または音楽信号である、請求項1
    から6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 パラメトリックマルチウェイスピーカシ
    ステムを制御するために、すべての変換器をグループに
    分け、 各グループが当該グループに属する少なくとも1つのF
    M変調器によって制御されるようにする、請求項1から
    7のいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 個々のFM変調器のそれぞれに入力信号
    のマルチウェイ分割からの信号を供給し、 その際、前記マルチウェイ分割の枠内で、変調器の入力
    信号の周波数による帯域分割を行う、請求項8記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 複数のグループに分けられた変換器は
    グループごとにそれぞれ異なる特性曲線を有しており、
    グループごとにそれぞれ異なるFM変調器が割当てられ
    ている、請求項8または9記載の方法。
  11. 【請求項11】 変換器グループからの変換器の選択
    が、使用されている周波数帯域で必要な出力に整合する
    ように、前記周波数領域に亘って変換器の出力整合を行
    う、請求項8から10のいずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 変換器グループからの変換器の選択を
    個々の変換器の指向性に基づいて各周波数帯域において
    行うことによって、変換器グループの個々のグループそ
    れぞれに対して、スピーカシステムのそれぞれの指向性
    を最適化する、請求項8から11のいずれか1項記載の
    方法。
  13. 【請求項13】 変換器の個々のグループを、例えば当
    該グループに属する変調器の入力信号の周波数帯域に依
    存して、種々異なる幾何学的形態で配置することによっ
    て、変換器グループの個々のグループそれぞれに対し
    て、スピーカシステムのそれぞれの指向性を最適化す
    る、請求項8から12のいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 パラメトリックスピーカシステムを制
    御するための装置であって、 前記パラメトリックスピーカシステムが、 超音波用の1つまたは複数の変換器素子と、 前記変換器素子に属する1つまたは複数の出力増幅器
    と、 前記出力増幅器に接続された1つまたは複数の変調器と
    から成り、 前記変換器素子は適切な制御によりAM信号を生成する
    ことができ、 該AM信号は、ガス状媒体に伝播する際に自己復調によ
    り可聴信号を生成し、 前記変調器は入力信号としてソースの信号を受け取る形
    式の装置において、 共振特性曲線のエッジ領域内でFM変調信号(FM変
    調)によって変換器を制御する手段が設けられているこ
    とを特徴とするパラメトリックスピーカシステムを制御
    するための装置。
  15. 【請求項15】 前記変換器が有効な共振特性曲線を有
    していない場合のために、前記変換器を含むフィルタ回
    路網が設けられており、該フィルタ回路網は前記変換器
    の特性曲線の現在のエッジが前記変換器によってFM変
    調をAM変調へ満足に変換するのに必要とされるような
    共振エッジを生成する、請求項14記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記変調器に変更用ユニットが前置接
    続されており、該特性曲線変更用ユニットが電圧/電圧
    変換を実行することによって、変換器から送出されるA
    M信号へのFM変調信号の変換が、変更の結果として生
    じる全特性曲線によって影響されるようにして変換器の
    特性曲線のエッジを変更する、請求項14または15記
    載の装置。
  17. 【請求項17】 前記特性曲線変更用ユニットは変換器
    の特性曲線における不規則性を補償するよう構成されて
    おり、これにより結果である全特性曲線は1つまたは複
    数の平滑化された曲線線分から得られる、請求項16記
    載の装置。
  18. 【請求項18】 前記特性曲線変更用ユニットは変換器
    で行われるFM/AM変換を線形化するよう構成されて
    おり、これにより結果である全特性曲線によって理想的
    なAM変調が得られる、請求項16または17記載の装
    置。
  19. 【請求項19】 変換器に印加される最小出力電圧を予
    め設定可能にすることによって制御の変調度を調整する
    ための手段が設けられている、請求項14から18のい
    ずれか1項記載の装置。
  20. 【請求項20】 パラメトリックマルチウェイスピーカ
    システムを制御するために、すべての変換器がグループ
    に分けられており、 各グループは当該グループに属する少なくとも1つのF
    M変調器によって制御される、請求項14から19のい
    ずれか1項記載の装置。
  21. 【請求項21】 入力信号をマルチウェイ分割するため
    の手段が設けられており、前記マルチウェイ分割の枠内
    で、変調器の入力信号の周波数による帯域分割が行われ
    る、請求項20記載の装置。
  22. 【請求項22】 複数のグループに分けられた変換器が
    グループごとにそれぞれ異なる特性曲線を有する場合の
    ために、グループごとにそれぞれ異なるFM変調器が設
    けられている、請求項20または21記載の装置。
  23. 【請求項23】 変換器グループからの変換器の選択
    が、使用されている周波数帯域で必要な出力に整合する
    ように、前記周波数領域に亘って変換器の出力整合が行
    われる、請求項20から22のいずれか1項記載の装
    置。
  24. 【請求項24】 変換器グループからの変換器の選択が
    個々の変換器の指向性に基づいて各周波数帯域において
    行われることによって、変換器グループの個々のグルー
    プそれぞれに対して、スピーカシステムのそれぞれの指
    向性が最適化される、請求項20から23のいずれか1
    項記載の装置。
  25. 【請求項25】 変換器の個々のグループを、例えば当
    該グループに属する変調器の入力信号の周波数帯域に依
    存して、種々異なる幾何学的形態で配置することによっ
    て、変換器グループの個々のグループそれぞれに対し
    て、スピーカシステムのそれぞれの指向性が最適化され
    る、請求項20から24のいずれか1項記載の方法。
  26. 【請求項26】 変換器の個々のグループを、例えば当
    該グループに属する変調器周波数に割当てられた変換器
    は配置の外部領域にあり、入力信号の高周波数に割当て
    られた変換器は配置の内部領域にあるように変換器が配
    置されている、請求項20から25のいずれか1項記載
    の装置。
  27. 【請求項27】 入力信号の高周波数に割当てられた変
    換器は密に隣接して配置されており、入力信号の低周波
    数に割当てられた変換器は比較的疎に(間引いて)配置
    されている、請求項20から26のいずれか1項記載の
    装置。
JP2002105718A 2001-04-07 2002-04-08 超音波に基づいたパラメトリックスピーカシステム Pending JP2002315088A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10117529.9 2001-04-07
DE10117529A DE10117529B4 (de) 2001-04-07 2001-04-07 Ultraschallbasiertes parametrisches Lautsprechersystem

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002315088A true JP2002315088A (ja) 2002-10-25

Family

ID=7680859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002105718A Pending JP2002315088A (ja) 2001-04-07 2002-04-08 超音波に基づいたパラメトリックスピーカシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7181025B2 (ja)
EP (1) EP1248491B1 (ja)
JP (1) JP2002315088A (ja)
AT (1) ATE328455T1 (ja)
DE (2) DE10117528B4 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006022379A1 (ja) * 2004-08-27 2006-03-02 Yamaha Corporation アレイスピーカ装置
JP2007251272A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 超指向性スピーカー
JP2008504566A (ja) * 2004-06-28 2008-02-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 音響送信装置、音響受信装置、周波数範囲適応装置、音響信号送信方法
US7801315B2 (en) 2003-12-18 2010-09-21 Citizen Holdings Co., Ltd. Method and device for driving a directional speaker
JP2012217017A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nec Casio Mobile Communications Ltd スピーカ装置及び電子機器

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10117529B4 (de) * 2001-04-07 2005-04-28 Daimler Chrysler Ag Ultraschallbasiertes parametrisches Lautsprechersystem
WO2005043771A1 (en) * 2003-10-23 2005-05-12 American Technology Corporation Method of adusting linear parameters of a parametric ultrasonic signal to reduce non-linearities in decoupled audio output waves and system including same
CN1964219B (zh) * 2005-11-11 2016-01-20 上海贝尔股份有限公司 实现中继的方法和设备
DE202009017930U1 (de) 2008-03-11 2010-10-07 Merkel, Tobias, Dr. Virtuelles Mikrofon mit fremdmoduliertem Ultraschall
US8976980B2 (en) 2011-03-24 2015-03-10 Texas Instruments Incorporated Modulation of audio signals in a parametric speaker
WO2016032400A1 (en) 2014-08-28 2016-03-03 Nanyang Technological University An amplifier circuit for a parametric transducer and a related audio device
US9780753B2 (en) 2014-11-05 2017-10-03 Turtle Beach Corporation Adaptive equalization for an ultrasonic audio system
CN107864020B (zh) * 2017-11-07 2021-02-19 哈尔滨工程大学 水下小目标单分量声散射回波的变换域提取方法
WO2019212077A1 (ko) * 2018-05-04 2019-11-07 주식회사 제이디솔루션 안정성이 증가된 초지향성 스피커 회로{ultra directional speaker circuit with enhanced stability}

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1951669A (en) * 1931-07-17 1934-03-20 Ramsey George Method and apparatus for producing sound
US2371373A (en) * 1943-06-12 1945-03-13 Rca Corp Balanced frequency modulation system
US3418564A (en) * 1966-04-11 1968-12-24 Varian Associates Field modulated gyromagnetic resonance spectrometer detecting only the fm carrier resonance component
WO1986001670A1 (en) * 1984-08-28 1986-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Directional speaker system
JPH02265400A (ja) * 1989-04-05 1990-10-30 Matsushita Electric Works Ltd 拡声器
DE3929243A1 (de) * 1989-09-02 1991-03-07 Rump Elektronik Tech Apparat und verfahren zur verkuerzung der ausklingzeit in ultraschall-impuls-sendeeinrichtungen
US5357578A (en) * 1992-11-24 1994-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Acoustic output device, and electronic apparatus using the acoustic output device
US5917776A (en) * 1996-12-31 1999-06-29 Honeywell Inc. Means for reducing minimum sensing distance of an ultrasonic proximity sensor
US6044160A (en) * 1998-01-13 2000-03-28 American Technology Corporation Resonant tuned, ultrasonic electrostatic emitter
US6011855A (en) * 1997-03-17 2000-01-04 American Technology Corporation Piezoelectric film sonic emitter
US6359990B1 (en) * 1997-04-30 2002-03-19 American Technology Corporation Parametric ring emitter
JP4221792B2 (ja) * 1998-01-09 2009-02-12 ソニー株式会社 スピーカ装置及びオーディオ信号送信装置
US6850623B1 (en) * 1999-10-29 2005-02-01 American Technology Corporation Parametric loudspeaker with improved phase characteristics
AU4403600A (en) * 1999-04-30 2001-02-13 Sennheiser Electronic Gmbh And Co. Kg Method for the reproduction of sound waves using ultrasound loudspeakers
DE19931386C2 (de) * 1999-07-07 2003-10-09 Innomar Technologie Gmbh Anordnung zum Empfang von Signalen bei parametrischer Sendung zur Echolotung des Bodens, von Sedimentschichten und von Objekten am und im Boden sowie zur Unterwassernachrichtenübertragung

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7801315B2 (en) 2003-12-18 2010-09-21 Citizen Holdings Co., Ltd. Method and device for driving a directional speaker
JP2008504566A (ja) * 2004-06-28 2008-02-14 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 音響送信装置、音響受信装置、周波数範囲適応装置、音響信号送信方法
WO2006022379A1 (ja) * 2004-08-27 2006-03-02 Yamaha Corporation アレイスピーカ装置
JP2007251272A (ja) * 2006-03-13 2007-09-27 Mitsubishi Electric Engineering Co Ltd 超指向性スピーカー
JP2012217017A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Nec Casio Mobile Communications Ltd スピーカ装置及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
EP1248491A3 (de) 2004-01-07
EP1248491B1 (de) 2006-05-31
ATE328455T1 (de) 2006-06-15
US20020172375A1 (en) 2002-11-21
DE10117528B4 (de) 2004-04-01
DE10117528A1 (de) 2003-02-06
DE50206958D1 (de) 2006-07-06
EP1248491A2 (de) 2002-10-09
US7181025B2 (en) 2007-02-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3267231B2 (ja) 超指向性スピーカ
US8199931B1 (en) Parametric loudspeaker with improved phase characteristics
JP2002315088A (ja) 超音波に基づいたパラメトリックスピーカシステム
US7564981B2 (en) Method of adjusting linear parameters of a parametric ultrasonic signal to reduce non-linearities in decoupled audio output waves and system including same
JP2005304028A (ja) 高音質オーディオビーム生成装置及び方法
RU2569914C2 (ru) Возбуждение параметрических громкоговорителей
US20050207590A1 (en) Method of reproducing audio sound with ultrasonic loudspeakers
US20060093154A1 (en) Ultrasonic based parametric multivalve loudspeaker system
JP2007143157A (ja) 超指向性スピーカーシステム及び信号処理方法
US20050281413A1 (en) Parametric audio system for operation in a saturated air medium
JP2015084499A (ja) パラメトリックスピーカ
JP2013503554A (ja) 指向性音響システム
US20120148070A1 (en) Parametric signal processing systems and methods
CN110784799B (zh) 一种声音定向传输方法及系统
JP2007067514A (ja) スピーカー装置
Olszewski et al. Steerable highly directional audio beam loudspeaker.
JP2006081117A (ja) 超指向性スピーカシステム
Shi et al. A preprocessing method to increase high frequency response of a parametric loudspeaker
JP2004147311A (ja) 超音波パラメトリックスピーカ
wook Kim et al. Novel preprocessing technique to improve harmonic distortion in airborne parametric array
JPH0550196B2 (ja)
CN110138458B (zh) 一种声波远程定向聚束发射实现方法
JP2004349795A (ja) 局所空間拡声方法、局所空間拡声装置、局所空間拡声プログラム及びこのプログラムを記録した記録媒体
JP7336803B2 (ja) パラメトリックスピーカ、及び、音響信号の出力方法
JP3700841B2 (ja) 音場制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070907

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080222