JP2002314596A - パケット通信システム - Google Patents

パケット通信システム

Info

Publication number
JP2002314596A
JP2002314596A JP2001112488A JP2001112488A JP2002314596A JP 2002314596 A JP2002314596 A JP 2002314596A JP 2001112488 A JP2001112488 A JP 2001112488A JP 2001112488 A JP2001112488 A JP 2001112488A JP 2002314596 A JP2002314596 A JP 2002314596A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
real
voice
time
data packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001112488A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Ogawa
勇 小川
Wataru Fushimi
渉 伏見
Shigeaki Suzuki
茂明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2001112488A priority Critical patent/JP2002314596A/ja
Publication of JP2002314596A publication Critical patent/JP2002314596A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 非リアルタイムパケットの送出にかかる時間
を調節し、リアルタイムパケットの送出遅延の増大を防
ぐ。 【解決手段】 音声信号(リアルタイム情報)の入力を
検出する音声検出部1と、音声信号の高能率符号化を行
う音声符号化部2と、高能率符号化された音声信号をパ
ケット化する音声パケット作成部3と、作成されたパケ
ットを格納する音声パケット格納バッファ4と、データ
信号(非リアルタイム情報)をパケット化するデータパ
ケット作成部8と、作成されたパケットを格納するデー
タパケット格納バッファ9と、パケット格納バッファ
4,9が格納しているパケットを通信網へ送出する回線
制御部5と、音声検出部1が音声信号を検出した場合
に、音声符号化部2が高能率符号化を行う時の符号化フ
レーム周期の情報に基づいて、データパケット作成部8
が作成するパケットの長さを決定するデータパケット長
変更部7とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケット通信システ
ムに関し、特に、音声や映像情報等のリアルタイム情報
をパケット化して伝送するパケット通信システムに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図17は、例えば特開昭63−9204
0号公報に開示された従来のパケット通信方式をパケッ
ト通信端末の送信部分に適用した場合の構成を示すブロ
ック図である。この図において、101はパケット組立
部、102は回線制御部、104はパケット長設定部、
103は網状態検出部である。
【0003】次に動作について説明する。まず、パケッ
ト組立部101は、端末に入力された情報をパケット化
し、回線制御部102を通じて交換機へ送出する。この
時、パケット組立部101は、後述するパケット長設定
部104からのパケット長情報に基づいてパケット長を
制御する。パケット長設定部104は、通信する情報の
種別情報及び/又は通信網の状態情報によりパケット長
を決定し、そのパケット長情報をパケット組立部101
へ伝える。例えば、種別情報として音声、動画像、静止
画像の3種類を設定しておき、遅延の影響が大きい音声
や動画像についてはパケット長を短く設定し、遅延の影
響が小さい静止画像についてはパケット長を長く設定す
る。また、網状態検出部103は、回線制御部102を
監視し、交換機(もしくは対向の装置)からのフロー制
御状態等を検出することによって通信網の状態情報(例
えば、輻輳しているかどうか)を検出し、検出結果をパ
ケット長設定部104へ伝える。そして、パケット長設
定部104は通信網の状態情報に応じてパケット長の設
定を行う。例えば、通信網が輻輳しない場合はあらかじ
め定めた所定の長さのパケット長を設定し、通信網が輻
輳した場合はパケット長を(当該所定の長さより)長く
設定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のパケット通信方
式は、遅延の影響が大きい情報(例えば音声や動画像)
を格納したパケット(以下、リアルタイムパケット)の
データ長を短く設定し、遅延の影響が小さい情報(例え
ば静止画像)を格納したパケット(以下、非リアルタイ
ムパケット)のデータ長を長く設定しているため、例え
ば通信網への出力回線速度が遅い場合、非リアルタイム
パケットの送出にかかる時間がリアルタイムパケットの
送出周期よりも長くなる可能性がある。このような場合
に各パケットを混在して送出すると、従来のパケット通
信方式では、非リアルタイムパケットの送出が完了する
までリアルタイムパケットの送出が待たされるため、リ
アルタイムパケットの送出遅延が増大するという問題点
があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、非リアルタイムパケットのパケ
ット長を必要に応じて変更することにより、非リアルタ
イムパケットの送出にかかる時間を調節し、リアルタイ
ムパケットの送出遅延の増大を防ぐことが可能なパケッ
ト通信システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、リアルタイ
ム情報が入力されたことを検出するリアルタイム情報検
出手段と、検出された上記リアルタイム情報の高能率符
号化を所定の符号化フレームで行うリアルタイム情報符
号化手段と、上記リアルタイム情報符号化手段により高
能率符号化された上記リアルタイム情報をパケット化す
るリアルタイムパケット作成手段と、上記リアルタイム
パケット作成手段が作成したパケットを格納するリアル
タイムパケット格納手段と、非リアルタイム情報が入力
されたときに、非リアルタイム情報をパケット化する非
リアルタイムパケット作成手段と、上記非リアルタイム
パケット作成手段が作成したパケットを格納する非リア
ルタイムパケット格納手段と、上記リアルタイムパケッ
ト格納手段および上記非リアルタイムパケット格納手段
が格納している上記パケットを通信網へ送出する回線制
御手段と、上記リアルタイム情報検出手段がリアルタイ
ム情報を検出した場合に、上記リアルタイム情報符号化
手段が高能率符号化を行う時の上記符号化フレーム周期
の情報に基づいて、上記非リアルタイムパケット作成手
段が作成するパケットの長さを決定するパケット長変更
手段とを備えたパケット通信システムである。
【0007】また、上記リアルタイム情報検出手段、上
記リアルタイム情報符号化手段、上記リアルタイムパケ
ット作成手段および上記非リアルタイムパケット作成手
段をチャネル毎に備え、上記リアルタイムパケット格納
手段および非リアルタイムパケット格納手段が複数チャ
ネルのパケットを格納し、上記パケット長変更手段が各
チャネルのリアルタイム情報の検出結果から、各チャネ
ルの上記非リアルタイムパケット作成手段が作成するパ
ケットの長さを決定する。
【0008】また、上記リアルタイム情報符号化手段
が、上記リアルタイムパケット格納手段内に蓄積される
データ量に応じてリアルタイム情報の伝送速度を変更す
る。
【0009】また、この発明は、上記リアルタイム情報
が入力されたことを検出するリアルタイム情報検出手段
と、検出された上記リアルタイム情報をパケット化する
リアルタイムパケット作成手段と、上記リアルタイムパ
ケット作成手段が作成したパケットを格納するリアルタ
イムパケット格納手段と、非リアルタイム情報が入力さ
れたときに、上記非リアルタイム情報をパケット化する
非リアルタイムパケット作成手段と、上記非リアルタイ
ムパケット作成手段が作成したパケットを格納する非リ
アルタイムパケット格納手段と、上記リアルタイムパケ
ット格納手段および上記非リアルタイムパケット格納手
段が格納している上記パケットを通信網へ送出する回線
制御手段と、上記リアルタイム情報検出手段がリアルタ
イム情報を検出した場合に、上記リアルタイムパケット
作成手段がパケットを作成する周期の情報から、上記非
リアルタイムパケット作成手段が作成するパケットの長
さを決定するパケット長変更手段とを備えたパケット通
信システムである。
【0010】また、上記リアルタイム情報検出手段、上
記リアルタイムパケット作成手段および上記非リアルタ
イムパケット作成手段をチャネル毎に備え、上記リアル
タイムパケット格納手段および上記非リアルタイムパケ
ット格納手段が複数チャネルのパケットを格納し、上記
パケット長変更手段が各チャネルのリアルタイム情報の
検出結果から、各チャネルの上記非リアルタイムパケッ
ト作成手段が作成する。
【0011】また、上記リアルタイム情報として音声も
しくは動画像が入力される。
【0012】また、上記リアルタイム情報検出手段が呼
の発生と終了を検出し、上記非リアルタイムパケット作
成手段が作成するパケットの長さを、上記パケット長変
更手段が上記リアルタイム情報検出手段による呼の検出
結果に応じて決定する。
【0013】また、上記リアルタイム情報検出手段が、
リアルタイム情報として音声が入力された場合に音声の
有音・無音区間を検出し、上記非リアルタイムパケット
作成手段が作成するパケットの長さを、上記パケット長
変更手段が上記リアルタイム情報検出手段による有音・
無音区間の検出結果に応じて決定する。
【0014】また、通信網の負荷が高いか否かを検出す
る網状態検出手段をさらに備え、上記非リアルタイムパ
ケット作成手段が作成するパケットの長さを、上記パケ
ット長変更手段が上記網状態検出手段の検出結果に応じ
て決定する。
【0015】また、上記回線制御手段が、上記リアルタ
イムパケット格納手段に格納されているパケットと上記
非リアルタイムパケット格納手段に格納されているパケ
ットの送出量の比率が一定になるように制御する。
【0016】また、上記リアルタイム情報と上記非リア
ルタイム情報のどちらを優先して送出するかをあらかじ
め設定する優先度設定手段をさらに備え、上記パケット
長変更手段が、上記優先度設定手段に設定された優先度
に応じて上記非リアルタイムパケット作成手段が作成す
るパケットの長さを決定する。
【0017】また、上記リアルタイムパケット格納手段
内に蓄積されるデータ量に応じて、回線制御手段が上記
非リアルタイムパケットの送出を停止する。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1によるパケット通信方式をパケット通信端
末の送信部分に適用した場合のパケット通信システムの
構成を示すブロック図である。この図において、1は音
声信号の入力状態を監視し、音声信号の入力状態に応じ
て音声信号が有音か無音かを判定する音声検出部(リア
ルタイム情報検出手段)、2は入力された音声信号を符
号化する音声符号化部(リアルタイム情報符号化手
段)、3は符号化された音声信号をパケット化し、音声
パケットとして出力する音声パケット作成部(リアルタ
イムパケット作成手段)、4は音声パケット作成部3に
より作成された音声パケットを格納する音声パケット格
納バッファ(リアルタイムパケット格納手段)、8は入
力されたデータ信号をパケット化し、データパケットと
して出力するデータパケット作成部(非リアルタイムパ
ケット作成手段)、9はデータパケット作成部8により
作成されたデータパケットを格納するデータパケット格
納バッファ(非リアルタイムパケット格納手段)、5は
あらかじめ設定された音声パケット連続送信数の情報に
したがって音声パケット格納バッファ4に格納されてい
る音声パケットとデータパケット格納バッファ9に格納
されているデータパケットを読み込んで通信網へ送出す
る回線制御部(回線制御手段)、10は交換機(もしく
は対向の装置)からのフロー制御状態等の情報から通信
網の状態を判定する網状態検出部(網状態検出手段)、
6は音声とデータに対してあらかじめ設定された優先度
の情報を格納する優先度設定部(優先度設定手段)、7
は音声検出部1の判定結果と、音声符号化部2の符号化
フレーム周期と、優先度設定部6で設定された優先度
と、網状態検出部10の判定結果とから、データパケッ
ト作成部8で作成するデータパケットの長さを設定する
データパケット長変更部(パケット長変更手段)であ
る。
【0019】次に動作について説明する。まず、音声信
号(リアルタイム情報)が入力された場合の動作につい
て述べる。音声信号が入力された場合、音声信号は音声
検出部1及び音声符号化部2に入力される。音声検出部
1は、入力された音声信号から音声パケットの発生・未
発生を判定する。図2に示すフローチャートを用いて音
声検出部1の詳細な動作を説明する。まず、音声検出部
1は、音声信号が入力されたか否かを判定する(ステッ
プST1)。そして、ステップST1において、音声信
号が入力されたと判定した場合、入力された音声信号が
有音か否かを判定し(ステップST2)、入力された音
声信号が有音であると判定した場合は、音声パケットの
発生を示す信号をデータパケット長変更部7および音声
符号化部2へ出力する(ステップST3)。なお、ステ
ップST2における音声信号の有音判定方法としては、
例えば、音声信号のパワーと予め設定された有音判定し
きい値とを比較して、音声信号のパワーが当該しきい値
より大きい場合に、有音と判定するようにすればよい。
【0020】ステップST1において音声信号が入力さ
れていないと音声検出部1が判定した場合と、ステップ
ST2において入力された音声信号が有音でないと音声
検出部1が判定した場合は、次に、過去の所定の時間内
に有音となる音声信号が入力されたか否かを判定する
(ステップST4)。例えば、音声検出部1にタイマを
用意し、ステップST2において入力された音声信号が
有音であると判定した場合にタイマを0にリセットする
ようにしておく。そして、タイマの値が所定の値を越え
なければ、所定の時間内に有音となる音声信号が入力さ
れていると判定する。
【0021】ステップST4において、所定の時間内に
有音となる音声信号が入力されていると音声検出部1が
判定した場合、音声パケットの発生を示す信号をデータ
パケット長変更部7および音声符号化部2へ出力する
(ステップST3)。また、所定の時間内に有音となる
音声信号が入力されていないと音声検出部1が判定した
場合、音声パケットの未発生を示す信号をデータパケッ
ト長変更部7および音声符号化部2へ出力する(ステッ
プST5)。
【0022】次に、音声符号化部2は、音声検出部1か
ら受信した信号に応じて音声信号を高能率符号化し、符
号化した音声信号(以下、高能率音声符号化信号)を音
声パケット作成部3に出力する。例えば、音声符号化部
2は、入力された音声信号を所定の時間(これを符号化
フレーム周期と呼ぶ)毎に分割して音声フレームとし、
音声検出部1から受信した信号が音声パケットの発生を
示す場合のみ、音声フレームに該当する音声信号の符号
化を実施する。音声検出部1から受信した信号が音声パ
ケットの未発生を示す場合は、音声フレームに該当する
音声信号を廃棄する。
【0023】次に、音声パケット作成部3は、音声符号
化部2から出力される高能率音声符号化信号を受信し、
音声パケットの形式に組み立てた後、音声パケット格納
バッファ4に出力する。
【0024】次に、データ信号(非リアルタイム情報)
が入力された場合の動作について述べる。データ信号が
入力された場合、データ信号はデータパケット作成部8
に入力される。データパケット作成部8は、データパケ
ット長変更部7から出力されるデータパケット長の情報
を受信し、受信したデータパケット長の情報にしたがっ
て、入力されたデータ信号をデータパケットの形式に組
み立てた後、データパケットをデータパケット格納バッ
ファ9に出力する。
【0025】次に、回線制御部5の動作について説明す
る。回線制御部5には、あらかじめ設定した音声パケッ
ト連続送信数の情報が格納されており、回線制御部5は
この情報にしたがって各バッファからパケットの読み込
みを行う。例えば、回線制御部5に音声パケット連続送
信数として2が設定されている場合、回線制御部5は音
声パケット格納バッファ4から2個の音声パケットを読
み込んで通信網へ送出した後、データパケット格納バッ
ファ9から1個のデータパケットを読み込んで通信網へ
送出する。このように、回線制御部5は、音声パケット
格納バッファ4に格納されているパケットとデータパケ
ット格納バッファに格納されているパケットの送出量の
比率が一定になるように制御する。
【0026】次に、図3に示すフローチャートを用いて
網状態検出部10の動作について説明する。まず、網状
態検出部10は、端末と接続される交換機(もしくは対
向の装置)から、通信網の負荷情報(例えばフロー制御
状態)を受信する(ステップST6)。そして、受信し
た通信網の負荷情報から、通信網の負荷を判定する(ス
テップST7)。ステップST7において、通信網の負
荷が高いと判定した場合(例えばフロー制御状態が通信
網の輻輳を示している場合)は、通信網の負荷が高いこ
とを示す信号をデータパケット長変更部7へ出力する
(ステップST8)。また、ステップST7において、
受信した通信網の負荷情報から、通信網の負荷が低いと
判定した場合(例えばフロー制御状態が通信網の輻輳を
示していない場合)は、通信網の負荷が低いことを示す
信号をデータパケット長変更部7へ出力する(ステップ
ST9)。
【0027】次に、図4に示すフローチャートを用いて
データパケット長変更部7の動作を説明する。まず、デ
ータパケット長変更部7は、音声検出部1が出力した信
号を受信し、音声パケットの発生・未発生を判定する
(ステップST10)。ステップST10において、受
信した信号が音声パケットの発生を示す場合、データパ
ケット長変更部7は、次に優先度設定部6に格納されて
いる情報を読み込み、音声・データの優先度を判定する
(ステップST11)。例えば、音声を優先する場合は
優先度設定部6に0を格納し、データを優先する場合は
優先度設定部6に1を格納するようにした場合、データ
パケット長変更部7が、優先度設定部6から読み込んだ
値が0ならば音声の優先度がデータよりも高いと判定
し、優先度設定部6から読み込んだ値が1ならばデータ
の優先度が音声よりも高いと判定する。ステップST1
1において、音声の優先度がデータよりも高いと判定し
た場合、データパケット長変更部7は、次に、網状態検
出部10が出力した信号を受信し、通信網の負荷状態を
判定する(ステップST12)。ステップST12にお
いて、通信網の負荷が高いことを示す信号を受信した場
合、データパケット長変更部7は、音声符号化部2の符
号化フレーム周期の情報と、回線制御部5に格納されて
いる音声パケット連続送信数の情報にしたがってデータ
パケットのパケット長を変更し、データパケット作成部
8に対して変更したデータパケット長の情報を出力する
(ステップST13)。例えば、回線制御部5に格納さ
れている音声パケット連続送信数を2とし、符号化フレ
ーム周期で送信可能な通信網のデータ量を100byt
eとし、符号化フレーム周期で作成される音声パケット
を40byteとした場合、データパケット長変更部7
は、データパケットのパケット長が120byte以下
になるように変更する。
【0028】なお、ステップST10において、受信し
た情報が音声パケットの未発生を示す場合と、ステップ
ST11において、データの優先度が音声よりも高いと
判定した場合と、ステップST12において、通信網の
負荷が低いことを示す信号を受信した場合は、データパ
ケット長変更部7が、データパケットのパケット長を、
データパケットの送信に適した長さに変更し、データパ
ケット作成部8に対して変更したデータパケット長の情
報を出力する(ステップST14)。
【0029】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、データパケット長変更部7が、音声パケットの符号
化フレーム周期に応じてデータパケットのパケット長を
変更するようにしたことにより、データパケットの送出
時において音声パケットの送出遅延時間が増大すること
を防ぐことができ、音声パケットの遅延が増大すること
を抑制することができるという効果が得られる。
【0030】また、この実施の形態1によれば、データ
パケット長変更部7が、音声符号化部2の符号化フレー
ム周期に応じてデータパケットのパケット長を変更する
ため、音声パケットの発生周期に応じた適切なデータパ
ケット長を設定できるという効果が得られる。
【0031】また、この実施の形態1によれば、データ
パケット長変更部7が、音声検出部1から音声パケット
の発生を示す信号を受信した場合にデータパケット長を
変更することにより、音声パケット未発生時にデータパ
ケット長を長く設定することで、データパケットのヘッ
ダ情報によるオーバヘッドの増大を抑制することがで
き、通信網の利用効率を向上できるという効果が得られ
る。
【0032】また、この実施の形態1によれば、優先度
設定部6によって、音声とデータの優先度を設定可能と
したことにより、ユーザの要求に応じた伝送品質を実現
できるという効果が得られる。
【0033】また、この実施の形態1によれば、データ
パケット長変更部7が、網状態検出部10により通信網
の負荷が高いと判定された場合にデータパケット長を変
更することにより、通信網の帯域が十分に確保されてい
る場合にデータパケット長を長く設定することで、デー
タパケットのヘッダ情報によるオーバヘッドの増大を抑
制することができ、通信網の利用効率を向上できるとい
う効果が得られる。
【0034】また、この実施の形態1によれば、回線制
御部5があらかじめ設定した音声パケット連続送信数の
情報に応じて音声パケット格納バッファ4およびデータ
パケット格納バッファ9に格納されている音声・データ
パケットを通信網へ送出することにより、音声パケット
の送出遅延時間を一定に保つことができ、遅延ゆらぎに
よる音声品質の低下を抑制できるという効果が得られ
る。
【0035】なお、この実施の形態1では、データパケ
ット長変更部7が、音声検出部1からの信号と、優先度
設定部6に格納されている情報と、網状態検出部10か
らの信号に応じてデータパケット長の変更を行っている
が、上記3つの内の1つの情報のみを使用するようにし
てもよい。例えば、データパケット長変更部7が、音声
検出部1からの信号のみを使用してデータパケット長の
変更の判定を行うようにしてもよい。
【0036】また、この実施の形態1では、データパケ
ット長変更部7が、音声検出部1からの信号と、優先度
設定部6に格納されている情報と、網状態検出部10か
らの信号に応じてデータパケット長の変更を行っている
が、上記3つの内の2つの情報のみを使用するようにし
てもよい。例えば、データパケット長変更部7が、音声
検出部1からの信号と網状態検出部10からの信号のみ
を使用してデータパケット長の変更の判定を行うように
してもよい。
【0037】また、この実施の形態1では、遅延の影響
が大きい情報として音声信号を入力し、遅延の影響が小
さい情報としてデータ信号を入力しているが、遅延の影
響が大きい情報として、音声信号の代わりに動画像信号
を入力するようにしてもよい。また、遅延の影響が大き
い情報として音声信号と画動像信号の両方を入力するよ
うにしてもよい。
【0038】また、この実施の形態1では、音声検出部
1によって音声パケットの発生・未発生を常に判定する
ようにしているが、この判定を呼の発生時と終了時に限
定して行うようにしてもよい。例えば、音声検出部1が
呼の発生を検出した場合、音声パケットの発生を示す信
号を出力し、呼の終了を検出した場合は、音声パケット
の未発生を示す信号を出力するようにしてもよい。さら
に、その場合には、データパケット作成部8が作成する
パケットの長さを、データパケット長変更部7が音声検
出部1による呼の検出結果に応じて決定するようにして
もよい。
【0039】また、この実施の形態1では、データパケ
ット長変更部7が、音声符号化部2の符号化フレーム周
期の情報と、回線制御部5に格納されている音声パケッ
ト連続送信数の情報にしたがってデータパケットのパケ
ット長を変更しているが、音声パケット作成部3が、符
号化フレーム周期×nの時間周期で音声パケットの作成
を行うようにし、データパケット長変更部7が、音声符
号化部2の符号化フレーム周期の情報と、音声パケット
作成部3のnの情報のみにしたがってデータパケットの
パケット長を変更するようにしてもよい。
【0040】また、この実施の形態1では、音声検出部
1が音声パケットの発生・未発生を検出しているが、音
声検出部1が、音声が入力された場合に音声の有音・無
音区間を検出し、データパケット作成部8が作成するパ
ケットの長さを、データパケット長変更部7が音声検出
部1による有音・無音区間の検出結果に応じて決定する
ようにしてもよい。
【0041】また、この実施の形態1では、回線制御部
5が音声パケット連続送信数の情報に従って各バッファ
4及び9からパケットの読み込みを行っているが、音声
パケット格納バッファ4内に蓄積されるデータ量に応じ
て、回線制御部5がデータパケットの送出を停止するよ
うにしてもよい。
【0042】実施の形態2.上記実施の形態1では、デ
ータパケット長変更部7が、符号化フレーム周期の情報
にしたがってデータパケットのパケット長を変更してい
るが、この実施の形態2は、音声パケット作成周期の情
報にしたがってデータパケットのパケット長を変更する
ものである。
【0043】図5は、この発明の実施の形態2によるパ
ケット通信方式をパケット通信端末の送信部分に適用し
た場合のパケット通信システムの構成を示すブロック図
である。なお、この図において、データパケット作成部
8、音声パケット格納バッファ4、データパケット格納
バッファ9、回線制御部5、網状態検出部10、及び、
優先度設定部6は、実施の形態1と同一であるため説明
を省略する。
【0044】図5において、22は音声信号の入力状態
を監視し、音声信号の入力状態に応じて音声信号が有音
か無音かを判定する音声検出部(リアルタイム情報検出
手段)、20はあらかじめ設定されたパケット作成周期
の情報にしたがって音声信号をパケット化し、音声パケ
ットとして出力する音声パケット作成部(リアルタイム
パケット作成手段)、21は音声検出部1の判定結果
と、音声パケット作成部20のパケット作成周期と、優
先度設定部6で設定された優先度と、網状態検出部10
の判定結果から、データパケット作成部8で作成するデ
ータパケットの長さを設定するデータパケット長変更部
(パケット長変更手段)である。
【0045】次に動作について説明する。まず、音声信
号が入力された場合の動作について述べる。音声信号が
入力された場合、音声信号は音声検出部22及び音声パ
ケット作成部20に入力される。ここで、音声検出部2
2の動作は、音声パケットの発生・未発生を示す信号を
音声符号化部2ではなく音声パケット作成部20へ出力
する点を除いて実施の形態1における音声検出部1の動
作と同一であるため説明を省略する。
【0046】次に、音声パケット作成部20は、入力さ
れた音声信号を受信し、音声検出部22から受信した信
号が音声パケットの発生を示す場合のみ、あらかじめ設
定されたパケット作成周期の情報にしたがって音声パケ
ットの形式に組み立てた後、音声パケット格納バッファ
4に出力する。
【0047】次に、データ信号が入力された場合の動作
について述べる。データ信号が入力された場合、データ
信号はデータパケット作成部8に入力される。データパ
ケット作成部8の動作は実施の形態1と同一であるため
説明を省略する。
【0048】なお、回線制御部5、網状態検出部10の
動作についても実施の形態1と同一であるため説明を省
略する。
【0049】次に、図6に示すフローチャートを用いて
データパケット長変更部21の動作について説明する。
まず、データパケット長変更部7は、音声検出部22が
出力した信号を受信し、音声パケットの発生・未発生を
判定する(ステップST20)。ステップST20にお
いて、受信した信号が音声パケットの発生を示す場合、
データパケット長変更部21は、次に、優先度設定部6
に格納されている情報を読み込み、音声・データの優先
度を判定する(ステップST21)。ステップST21
において、音声の優先度がデータよりも高いと判定した
場合、データパケット長変更部21は、次に、網状態検
出部10が出力した信号を受信し、通信網の負荷が高い
か否かを判定する(ステップST22)。ステップST
22において、通信網の負荷が高いことを示す信号を受
信した場合、データパケット長変更部21は、音声パケ
ット作成部20の音声パケット作成周期の情報と、回線
制御部5に格納されている音声パケット連続送信数の情
報にしたがってデータパケットのパケット長を変更し、
データパケット作成部8に対して変更したデータパケッ
ト長の情報を出力する(ステップST23)。
【0050】なお、ステップST20において、受信し
た情報が音声パケットの未発生を示す場合と、ステップ
ST21において、データの優先度が音声よりも高いと
判定した場合と、ステップST22において、通信網の
負荷が低いことを示す信号を受信した場合は、データパ
ケット長変更部21が、データパケットのパケット長
を、データパケットの送信に適した長さに変更し、デー
タパケット作成部8に対して変更したデータパケット長
の情報を出力する(ステップST24)。
【0051】以上のように、この実施の形態2によれ
ば、データパケット長変更部21が、音声パケット作成
周期の情報に応じてデータパケットのパケット長を変更
することにより、データパケットの送出時に音声パケッ
トの送出遅延時間が増大することを防ぐことができ、音
声パケットの遅延が増大することを抑制することができ
るという効果が得られる。
【0052】また、この実施の形態2によれば、データ
パケット長変更部21が、音声パケット作成部20の音
声パケット作成周期に応じてデータパケットのパケット
長を変更するため、音声パケットの発生周期に応じた適
切なデータパケット長を設定できるという効果が得られ
る。
【0053】また、この実施の形態2によれば、データ
パケット長変更部21が、音声検出部22から音声パケ
ットの発生を示す信号を受信した場合にデータパケット
長を変更することにより、音声パケット未発生時にデー
タパケット長を長く設定することで、データパケットの
ヘッダ情報によるオーバヘッドの増大を抑制することが
でき、通信網の利用効率を向上できるという効果が得ら
れる。
【0054】また、この実施の形態2によれば、優先度
設定部6によって、音声とデータの優先度を設定可能と
したことにより、ユーザの希望に応じた送信品質を実現
できるという効果が得られる。
【0055】また、この実施の形態2によれば、データ
パケット長変更部21が、網状態検出部10により通信
網の負荷が高いと判定された場合にデータパケット長を
変更することにより、通信網の帯域が十分に確保されて
いる場合にデータパケット長を長く設定することで、デ
ータパケットのヘッダ情報によるオーバヘッドの増大を
抑制することができ、通信網の利用効率を向上できると
いう効果が得られる。
【0056】また、この実施の形態2によれば、回線制
御部5があらかじめ設定した音声パケット連続送信数の
情報に応じて音声パケット格納バッファ4およびデータ
パケット格納バッファ9に格納されている音声・データ
パケットを通信網へ送出することにより、音声パケット
の送出遅延時間を一定に保つことができ、遅延ゆらぎに
よる音声品質の低下を抑制できるという効果が得られ
る。
【0057】なお、この実施の形態2では、データパケ
ット長変更部21が、音声検出部22からの信号と、優
先度設定部6に格納されている情報と、網状態検出部1
0からの信号に応じてデータパケット長の変更を行って
いるが、上記3つの内の1つの情報のみを使用するよう
にしてもよい。例えば、データパケット長変更部21
が、音声検出部22からの信号のみを使用して、データ
パケット長の変更の判定を行うようにしてもよい。
【0058】また、この実施の形態2では、データパケ
ット長変更部21が、音声検出部22からの信号と、優
先度設定部6に格納されている情報と、網状態検出部1
0からの信号に応じてデータパケット長の変更を行って
いるが、上記3つの内の2つの情報のみを使用するよう
にしてもよい。例えば、データパケット長変更部21
が、音声検出部22からの信号と網状態検出部10から
の信号のみを使用してデータパケット長の変更の判定を
行うようにしてもよい。
【0059】また、この実施の形態2では、遅延の影響
が大きい情報として音声信号を入力し、遅延の影響が小
さい情報としてデータ信号を入力しているが、遅延の影
響が大きい情報として、音声信号の代わりに動画像信号
を入力するようにしてもよい。また、遅延の影響が大き
い情報として音声信号と画動像信号の両方を入力するよ
うにしてもよい。
【0060】また、この実施の形態2では、音声検出部
1によって音声パケットの発生・未発生を常に判定する
ようにしているが、この判定を呼の発生時と終了時に限
定して行うようにしてもよい。例えば、音声検出部1が
呼の発生を検出した場合、音声パケットの発生を示す信
号を出力し、呼の終了を検出した場合は、音声パケット
の未発生を示す信号を出力するようにしてもよい。さら
に、その場合には、データパケット作成部8が作成する
パケットの長さを、データパケット長変更部21が音声
検出部22による呼の検出結果に応じて決定するように
してもよい。
【0061】また、この実施の形態2では、データパケ
ット長変更部21が、音声パケット作成部20の音声パ
ケット作成周期の情報と、回線制御部5に格納されてい
る音声パケット連続送信数の情報にしたがってデータパ
ケットのパケット長を変更しているが、データパケット
長変更部21が、音声パケット作成部20の音声パケッ
ト作成周期の情報のみにしたがってデータパケットのパ
ケット長を変更するようにしてもよい。
【0062】また、この実施の形態2では、音声検出部
22が音声パケットの発生・未発生を検出しているが、
音声検出部22が、音声が入力された場合に音声の有音
・無音区間を検出し、データパケット作成部8が作成す
るパケットの長さを、データパケット長変更部21が音
声検出部22による有音・無音区間の検出結果に応じて
決定するようにしてもよい。
【0063】また、この実施の形態2では、回線制御部
5が音声パケット連続送信数の情報に従って各バッファ
4及び9からパケットの読み込みを行っているが、音声
パケット格納バッファ4内に蓄積されるデータ量に応じ
て、回線制御部5がデータパケットの送出を停止するよ
うにしてもよい。
【0064】実施の形態3.上記実施の形態2では、音
声パケット作成周期の情報にしたがってデータパケット
のパケット長を変更しているが、この実施の形態3は、
音声パケットの送出量に応じて音声パケットのパケット
長を変更し、符号化フレーム周期の情報にしたがってデ
ータパケットのパケット長を変更するものである。
【0065】図7は、この発明の実施の形態3によるパ
ケット通信方式をパケット通信端末の送信部分に適用し
た場合のパケット通信システムの構成を示すブロック図
である。なお、この図において、音声検出部1、データ
パケット作成部8、データパケット格納バッファ9、網
状態検出部10、及び、優先度設定部6は、実施の形態
1と同一であるため説明を省略する。
【0066】また、この図において、41は入力された
音声信号を符号化する音声符号化部(リアルタイム情報
符号化部)、42は符号化された音声信号をパケット化
して音声パケットとして出力する音声パケット作成部
(リアルタイムパケット作成手段)、43は音声パケッ
ト作成部42により作成された音声パケットを格納する
音声パケット格納バッファ(リアルタイムパケット格納
手段)、44は音声パケット格納バッファ43に格納さ
れている音声パケットとデータパケット格納バッファ9
に格納されているデータパケットを読み込んで通信網へ
送出する回線制御部(回線制御手段)、45は音声検出
部1から受信した信号と、音声符号化部41の符号化フ
レーム周期と、音声パケット格納バッファ43に格納さ
れているデータ量と、優先度設定部6に格納されている
情報と、網状態検出部10より受信した信号から、音声
パケット作成部3で作成する音声パケットの長さと、デ
ータパケット作成部8で作成するデータパケットの長さ
を設定する音声・データパケット長変更部(パケット長
変更手段)である。
【0067】次に動作について説明する。まず、音声信
号が入力された場合の動作について述べる。音声信号が
入力された場合、音声信号は音声検出部1及び音声符号
化部41に入力される。音声検出部1の動作は実施の形
態1と同一であるため説明を省略する。
【0068】次に、音声符号化部41は、音声検出部1
から受信した信号と、音声・データパケット長変更部4
5から受信した符号化速度の情報にしたがって音声信号
の高能率符号化を行い、高能率音声符号化信号を音声パ
ケット作成部42に出力する。例えば、音声符号化部4
1は、音声検出部1から受信した信号が音声パケットの
発生を示す場合のみ、音声フレームに該当する音声信号
の符号化を実施する。音声検出部1から受信した信号が
音声パケットの未発生を示す場合は、音声フレームに該
当する音声信号を廃棄する。
【0069】次に、音声パケット作成部42は、音声符
号化部41から出力される高能率音声符号化信号を受信
し、音声・データパケット長変更部45から出力される
音声パケットのパケット長の情報にしたがって音声パケ
ットを組み立てた後、音声パケット格納バッファ43に
出力する。
【0070】次に、データ信号が入力された場合の動作
について述べる。データ信号が入力された場合、データ
信号はデータパケット作成部8に入力される。データパ
ケット作成部8の動作は実施の形態1と同一であるため
説明を省略する。
【0071】また、網状態検出部10の動作は、実施の
形態1と同一であるため説明を省略する。
【0072】次に、回線制御部44の動作について説明
する。回線制御部44には、あらかじめ音声パケット連
続送信数の情報が格納されており、回線制御部44はこ
の情報と、音声・データパケット長変更部45から出力
されるデータパケット送出信号にしたがって各バッファ
からパケットの読み込みを行う。例えば、回線制御部4
4に音声パケット連続送信数として2が設定されてお
り、音声・データパケット長変更部45から受信したデ
ータパケット送出信号がデータパケットの送出許可を示
す場合は、回線制御部5は音声パケット格納バッファ4
3から2個の音声パケットを読み込んで通信網へ送出し
た後、データパケット格納バッファ9から1個のデータ
パケットを読み込んで通信網へ送出する。このように、
回線制御部44は、音声パケット格納バッファ43に格
納されているパケットとデータパケット格納バッファ9
に格納されているパケットの送出量の比率が一定になる
ように制御する。なお、音声・データパケット長変更部
45から受信したデータパケット送出信号がデータパケ
ットの送出停止を示す場合、回線制御部44は、音声パ
ケット格納バッファ43に格納されている音声パケット
のみ送出する。
【0073】次に、図8に示すフローチャートを用いて
音声・データパケット長変更部45の動作について説明
する。まず、音声・データパケット長変更部45は、音
声パケット格納バッファ43に格納されている音声パケ
ットのデータ量を調査して、送信データ量の変更を行う
(ステップST41)。
【0074】図9に示すフローチャートを用いて、図8
のステップST41の送信データ量の変更の処理の詳細
について説明する。まず、音声・データパケット長変更
部45は、音声パケット格納バッファ43に格納されて
いるデータ量を調査し、音声パケット格納バッファ43
に対してあらかじめ設定している閾値Aと比較する(ス
テップST47)。そして音声パケット格納バッファ4
3に格納されているデータ量が閾値Aよりも小さい場合
は、音声符号化の伝送速度を通常の速度に設定し、音声
符号化部41に対しては、通常の伝送速度の情報を出力
し、音声パケット作成部42に対しては、通常の伝送速
度で符号化する場合のパケット長の情報を出力する(ス
テップST52)。そして、音声・データパケット長変
更部45は、回線制御部44に対し、データパケット送
出信号としてデータパケットの送出を許可する信号を出
力する(ステップST51)。
【0075】ステップST47において、音声パケット
格納バッファ43に格納されているデータ量が閾値Aよ
りも大きい場合は、次に、音声パケット格納バッファ4
3に格納されているデータ量と、音声パケット格納バッ
ファ43に対してあらかじめ設定している閾値Bとを比
較する(ステップST48)。そして、音声パケット格
納バッファ43に格納されているデータ量が閾値Bより
も小さい場合は、音声符号化の伝送速度を低速度に設定
し、音声符号化部41に対しては、通常よりも低速度の
伝送速度の情報を出力し、音声パケット作成部42に対
しては、通常よりも低速度の伝送速度で符号化する場合
のパケット長の情報を出力する(ステップST50)。
そして、音声・データパケット長変更部45は、回線制
御部44に対し、データパケット送出信号としてデータ
パケットの送出を許可する信号を出力する(ステップS
T51)。
【0076】ステップST48において、音声パケット
格納バッファ43に格納されているデータ量が閾値Bよ
りも大きい場合、音声・データパケット長変更部45
は、回線制御部44に対し、データパケット送出信号と
してデータパケットの送出を停止する信号を出力する
(ステップST49)。なお、音声パケット格納バッフ
ァ43に対してあらかじめ設定している閾値は、閾値A
<閾値Bとする。
【0077】図8のフローチャートの説明に戻る。ステ
ップST41において送信データ量の変更を行った後、
音声・データパケット長変更部45は、音声検出部1が
出力した信号を受信し、音声パケットの発生・未発生を
判定する(ステップST42)。ステップST42にお
いて、受信した信号が音声パケットの発生を示す場合、
音声・データパケット長変更部45は、次に、優先度設
定部6に格納されている情報を読み込み、音声・データ
の優先度を判定する(ステップST43)。ステップS
T43において、音声の優先度がデータよりも高いと判
定した場合、音声・データパケット長変更部45は、次
に、網状態検出部10が出力した信号を受信し、通信網
の負荷が高いか否かを判定する(ステップST44)。
ステップST44において、通信網の負荷が高いことを
示す信号を受信した場合、音声・データパケット長変更
部45は、音声符号化部41の符号化フレーム周期の情
報と、回線制御部44に格納されている音声パケット連
続送信数の情報にしたがってデータパケットのパケット
長を変更し、データパケット作成部8に対して変更した
データパケット長の情報を出力する(ステップST4
5)。
【0078】なお、ステップST42において、受信し
た情報が音声パケットの未発生を示す場合と、ステップ
ST43において、データの優先度が音声よりも高いと
判定した場合と、ステップST44において、通信網の
負荷が低いことを示す信号を受信した場合は、音声・デ
ータパケット長変更部45が、データパケットのパケッ
ト長を、データパケットの送信に適した長さに変更し、
データパケット作成部8に対して変更したデータパケッ
ト長の情報を出力する(ステップST46)。
【0079】以上のように、この実施の形態3によれ
ば、音声・データパケット長変更部45が、音声パケッ
トの符号化フレーム周期に応じてデータパケットのパケ
ット長を変更することにより、データパケットの送出時
に音声パケットの送出遅延時間が増大することを防ぐこ
とができ、音声パケットの遅延が増大することを抑制す
ることができるという効果が得られる。
【0080】また、この実施の形態3によれば、音声・
データパケット長変更部45が、音声パケット格納バッ
ファ43に格納されているデータ量に応じて音声パケッ
トの伝送速度を低下させることにより、音声パケットの
送出遅延を抑制することができるという効果が得られ
る。
【0081】また、この実施の形態3によれば、音声・
データパケット長変更部45が、音声パケット格納バッ
ファ43に格納されているデータ量に応じてデータパケ
ットの送出を停止することにより、音声パケットの送出
遅延を抑制することができるという効果が得られる。
【0082】また、この実施の形態3によれば、音声・
データパケット長変更部45が、音声符号化部41の符
号化フレーム周期に応じてデータパケットのパケット長
を変更するため、音声パケットの発生周期に応じた適切
なデータパケット長を設定できるという効果が得られ
る。
【0083】また、この実施の形態3によれば、音声・
データパケット長変更部45が、音声検出部1から音声
パケットの発生を示す信号を受信した場合にデータパケ
ット長を変更することにより、音声パケット未発生時に
データパケット長を長く設定することで、データパケッ
トのヘッダ情報によるオーバヘッドの増大を抑制するこ
とができ、通信網の利用効率を向上できるという効果が
得られる。
【0084】また、この実施の形態3によれば、優先度
設定部6によって、音声とデータの優先度を設定可能と
したことにより、ユーザの希望に応じた送信品質を実現
できるという効果が得られる。
【0085】また、この実施の形態3によれば、音声・
データパケット長変更部45が、網状態検出部10によ
り通信網の負荷が高いと判定された場合にデータパケッ
ト長を変更することにより、通信網の帯域が十分に確保
されている場合にデータパケット長を長く設定すること
で、データパケットのヘッダ情報によるオーバヘッドの
増大を抑制することができ、通信網の利用効率を向上で
きるという効果が得られる。
【0086】また、この実施の形態3によれば、回線制
御部44があらかじめ設定した音声パケット連続送信数
の情報に応じて音声パケット格納バッファ4およびデー
タパケット格納バッファ9に格納されている音声・デー
タパケットを通信網へ送出することにより、音声パケッ
トの送出遅延時間を一定に保つことができ、遅延ゆらぎ
による音声品質の低下を抑制できるという効果が得られ
る。
【0087】なお、この実施の形態3では、音声・デー
タパケット長変更部45が、音声検出部1からの信号
と、優先度設定部6に格納されている情報と、網状態検
出部10からの信号に応じてデータパケット長の変更を
行っているが、上記3つの内の1つの情報のみを使用す
るようにしてもよい。例えば、音声・データパケット長
変更部45が、音声検出部1からの信号のみを使用して
データパケット長の変更の判定を行うようにしてもよ
い。
【0088】また、この実施の形態3では、音声・デー
タパケット長変更部45が、音声検出部1からの信号
と、優先度設定部6に格納されている情報と、網状態検
出部10からの信号に応じてデータパケット長の変更を
行っているが、上記3つの内の2つの情報のみを使用す
るようにしてもよい。例えば、音声・データパケット長
変更部45が、音声検出部1からの信号と網状態検出部
10からの信号のみを使用してデータパケット長の変更
の判定を行うようにしてもよい。
【0089】また、この実施の形態3では、遅延の影響
が大きい情報として音声信号を入力し、遅延の影響が小
さい情報としてデータ信号を入力しているが、遅延の影
響が大きい情報として、音声信号の代わりに動画像信号
を入力するようにしてもよい。また、遅延の影響が大き
い情報として音声信号と画動像信号の両方を入力するよ
うにしてもよい。
【0090】また、この実施の形態3では、音声検出部
1によって音声パケットの発生・未発生を常に判定する
ようにしているが、この判定を呼の発生時と終了時に限
定して行うようにしてもよい。例えば、音声検出部1が
呼の発生を検出した場合、音声パケットの発生を示す信
号を出力し、呼の終了を検出した場合は、音声パケット
の未発生を示す信号を出力するようにしてもよい。さら
に、その場合には、データパケット作成部8が作成する
パケットの長さを、音声・データパケット長変更部45
が音声検出部1による呼の検出結果に応じて決定するよ
うにしてもよい。
【0091】また、この実施の形態3では、音声・デー
タパケット長変更部45が、音声符号化部41の符号化
フレーム周期の情報と、回線制御部44に格納されてい
る音声パケット連続送信数の情報にしたがってデータパ
ケットのパケット長を変更しているが、音声パケット作
成部42が、符号化フレーム周期×nの時間周期で音声
パケットの作成を行うようにし、音声・データパケット
長変更部45が、音声符号化部41の符号化フレーム周
期の情報と、音声パケット作成部42のnの情報にした
がってデータパケットのパケット長を変更するようにし
てもよい。
【0092】また、この実施の形態3では、音声パケッ
ト格納バッファ43に格納されているデータ量を調査
し、音声パケット格納バッファ43に対してあらかじめ
設定している2つの閾値と比較することにより、音声信
号の伝送速度の低下とデータパケットの送信停止を判定
しているが、閾値を1つに設定し、音声信号の伝送速度
の低下とデータパケットの送信停止のいずれか一方のみ
行うようにしてもよい。
【0093】また、この実施の形態3では、音声検出部
1が音声パケットの発生・未発生を検出しているが、音
声検出部1が、音声が入力された場合に音声の有音・無
音区間を検出し、データパケット作成部8が作成するパ
ケットの長さを、音声・データパケット長変更部45が
音声検出部1による有音・無音区間の検出結果に応じて
決定するようにしてもよい。
【0094】また、この実施の形態3では、回線制御部
44が音声パケット連続送信数の情報に従って各バッフ
ァ43及び9からパケットの読み込みを行っているが、
音声パケット格納バッファ43内に蓄積されるデータ量
に応じて、回線制御部5がデータパケットの送出を停止
するようにしてもよい。
【0095】実施の形態4.上記実施の形態1〜実施の
形態3では、単一チャネルの入力にのみ対応している
が、この実施の形態4は、複数チャネルの入力に対応
し、なおかつ音声パケットの送出量に応じて音声パケッ
トのパケット長を変更し、符号化フレーム周期の情報に
したがってデータパケットのパケット長を変更するもの
である。
【0096】図10は、この発明の実施の形態4による
パケット通信方式を非パケット通信端末と交換機を接続
するゲートウェイ装置の送信部分に適用した場合のパケ
ット通信システムの構成を示すブロック図である。な
お、図10は、実施の形態3で示した図7の構成におい
て、音声検出部、音声符号化部、音声パケット作成部、
および、データパケット作成部を複数のチャネル毎に備
えた例について示しているが、この場合に限らず、本実
施の形態は、上記実施の形態のいずれにも適用できる。
【0097】図10において、61は各チャネルの音声
信号の入力状態を監視し、各チャネルの音声信号の入力
状態に応じて音声信号が有音か無音かを判定する音声検
出部(リアルタイム情報検出手段)、62は各チャネル
に入力された音声信号を符号化する音声符号化部(リア
ルタイム情報符号化手段)、63は符号化された音声信
号をパケット化し、音声パケットとして出力する音声パ
ケット作成部(リアルタイムパケット作成手段)、64
は各チャネルに入力されたデータ信号をパケット化し、
データパケットとして出力するデータパケット作成部
(非リアルタイムパケット作成手段)、67は音声パケ
ット作成部63により作成された音声パケットを格納す
る音声パケット格納バッファ(リアルタイムパケット格
納手段)、68はデータパケット作成部64により作成
されたデータパケットを格納するデータパケット格納バ
ッファ(非リアルタイムパケット格納手段)、69は音
声パケット格納バッファ67に格納されている音声パケ
ットとデータパケット格納バッファ68に格納されてい
るデータパケットを読み込んで通信網へ送出する回線制
御部(回線制御手段)、65は交換機(もしくは対向の
装置)からのフロー制御状態等の情報から通信網の状態
を判定する網状態検出部(網状態検出手段)、66は音
声検出部61から受信した信号と音声パケット格納バッ
ファ67に格納されているデータ量と、音声符号化部6
2の符号化フレーム周期と、網状態検出部65から受信
した信号により、音声パケット作成部63で作成する音
声パケットの長さと、データパケット作成部64で作成
するデータパケットの長さを設定する音声・データパケ
ット長変更部(パケット長変更手段)である。
【0098】次に動作について説明する。まず、各チャ
ネルに音声信号が入力された場合の動作について述べ
る。各チャネルに音声信号が入力された場合、音声信号
は音声検出部61及び音声符号化部62に入力される。
音声検出部61は、入力された音声信号から音声パケッ
トの発生・未発生を判定する。図12に示すフローチャ
ートを用いて音声検出部61の詳細な動作を説明する。
まず、音声検出部61は、音声信号が入力されたか否か
を判定する(ステップST60)。そして、ステップS
T60において、音声信号が入力されたと判定した場
合、入力された音声信号が有音か否かを判定し(ステッ
プST61)、入力された音声信号が有音であると判定
した場合は、音声パケットの発生を示す信号を音声・デ
ータパケット長変更部66および音声符号化部62へ出
力する(ステップST63)。
【0099】ステップST60において、音声検出部6
1が音声信号が入力されていないと判定した場合と、ス
テップST61において、入力された音声信号が有音で
ないと音声検出部61が判定した場合は、次に、所定の
時間内に有音となる音声信号が入力されたか否かを判定
する(ステップST62)。例えば、音声検出部61に
タイマを用意し、入力された音声信号が有音であると判
定した場合にタイマを0にリセットするようにしてお
く。そして、タイマの値が所定の値を越えなければ、所
定の時間内に有音となる音声信号が入力されていると判
定する。
【0100】ステップST62において、音声検出部6
1が、所定の時間内に有音となる音声信号が入力されて
いると判定した場合、音声パケットの発生を示す信号を
音声・データパケット長変更部66および音声符号化部
62へ出力する(ステップST63)。また、音声検出
部61が、所定の時間内に有音となる音声信号が入力さ
れていないと判定した場合、音声パケットの未発生を示
す信号を音声符号化部62へ出力する(ステップST6
4)。
【0101】次に、音声符号化部62は、音声検出部6
1から受信した信号と、音声・データパケット長変更部
66から受信した符号化速度の情報にしたがって音声信
号の高能率符号化を行い、高能率音声符号化信号を音声
パケット作成部63に出力する。例えば、音声符号化部
62は、音声検出部61から受信した信号が音声パケッ
トの発生を示す場合のみ、音声フレームに該当する音声
信号の符号化を実施する。音声検出部61から受信した
信号が音声パケットの未発生を示す場合は、音声フレー
ムに該当する音声信号を廃棄する。
【0102】次に、音声パケット作成部63は、音声符
号化部62から出力される高能率音声符号化信号を受信
し、音声・データパケット長変更部66から出力される
音声パケットのパケット長の情報にしたがって音声パケ
ットを組み立てた後、音声パケット格納バッファ67に
出力する。音声パケット格納バッファ67は、音声パケ
ットを受信した後、音声パケットを受信した時間を音声
パケット受信時間として音声パケットと共に蓄積する。
図11に音声パケット格納バッファ67の構造を示す。
【0103】次に、各チャネルにデータ信号が入力され
た場合の動作について述べる。各チャネルにデータ信号
が入力された場合、データ信号はデータパケット作成部
64に入力される。データパケット作成部64は、音声
・データパケット長変更部66から出力されるデータパ
ケット長の情報を受信し、受信したデータパケット長の
情報をしたがって、入力されたデータ信号をデータパケ
ットの形式に組み立てた後、データパケットをデータパ
ケット格納バッファ68に出力する。
【0104】次に、回線制御部69の動作について説明
する。回線制御部69には、あらかじめ設定した音声パ
ケット送出遅延時間の閾値が格納されており、回線制御
部69はこの情報と、音声・データパケット長変更部6
6から出力されるデータパケット送出信号にしたがって
各バッファからパケットの読み込みを行う。図13に示
すフローチャートを用いて回線制御部69の詳細な動作
を説明する。まず、回線制御部69は、音声・データパ
ケット長変更部66から出力されるデータパケット送出
信号を読み込み(ステップST65)、読み込んだデー
タパケット送出信号がデータパケットの送出許可を示す
か否かを判定する(ステップST66)。ステップST
66において、読み込んだデータパケット送出信号がデ
ータパケットの送出許可を示すと判定した場合は、次
に、音声パケット格納バッファ67から音声パケットと
音声パケット受信時間を読み込み(ステップST6
7)、読み込んだ音声パケットの遅延時間を音声パケッ
ト受信時間から求め、求めた遅延時間とあらかじめ設定
した音声パケットの送出遅延時間の閾値を比較する(ス
テップST68)。そして、読み込んだ音声パケットの
遅延時間があらかじめ設定した音声パケットの送出遅延
時間の閾値よりも小さい場合、読み込んだ音声パケット
を通信網へ送出した後、データパケット格納バッファ6
8から1個のデータパケットを読み込んで通信網へ送出
する(ステップST69)。
【0105】ステップST68において、読み込んだ音
声パケットの遅延時間があらかじめ設定した音声パケッ
トの送出遅延時間の閾値よりも大きい場合は、読み込ん
だ音声パケットのみ通信網へ送出する(ステップST7
0)。
【0106】次に、図14に示すフローチャートを用い
て網状態検出部65の動作について説明する。まず、網
状態検出部65は、ゲートウェイ装置と接続される交換
機(もしくは対向の装置)から、通信網の負荷情報(例
えばフロー制御状態)を受信する(ステップST7
1)。そして、ステップST72において、受信した通
信網の負荷情報から、通信網の負荷が高いと判定した場
合(例えばフロー制御状態が通信網の輻輳を示している
場合)は、通信網の負荷が高いことを示す信号を音声・
データパケット長変更部66へ出力する(ステップST
73)。また、ステップST72において、受信した通
信網の負荷情報から、通信網の負荷が低いと判定した場
合(例えばフロー制御状態が通信網の輻輳を示していな
い場合)は、通信網の負荷が低いことを示す信号を音声
・データパケット長変更部66へ出力する(ステップS
T74)。
【0107】次に、図15に示すフローチャートを用い
て音声・データパケット長変更部66の動作について説
明する。まず、音声・データパケット長変更部66は、
音声パケット格納バッファ67に格納されている音声パ
ケットのデータ量を調査して、送信データ量の変更を行
う(ステップST75)。
【0108】図16に示すフローチャートを用いて送信
データ量の変更について説明する。まず、音声・データ
パケット長変更部66は、音声パケット格納バッファ6
7に格納されているデータ量を調査し、音声パケット格
納バッファ67に対してあらかじめ設定している閾値A
と比較する(ステップST80)。そして音声パケット
格納バッファ67に格納されているデータ量が閾値Aよ
りも小さい場合は、音声符号化の伝送速度を通常の速度
に設定し、音声符号化部62に対しては、通常の伝送速
度の情報を出力し、音声パケット作成部63に対して
は、通常の伝送速度で符号化する場合のパケット長の情
報を出力する(ステップST85)。そして、音声・デ
ータパケット長変更部66は、回線制御部69に対し、
データパケット送出信号としてデータパケットの送出を
許可する信号を出力する(ステップST84)。
【0109】ステップST80において、音声パケット
格納バッファ67に格納されているデータ量が閾値Aよ
りも大きい場合は、次に、音声パケット格納バッファ6
7に格納されているデータ量と、音声パケット格納バッ
ファ67に対してあらかじめ設定している閾値Bとを比
較する(ステップST81)。そして、音声パケット格
納バッファ67に格納されているデータ量が閾値Bより
も小さい場合は、音声符号化の伝送速度を低速度に設定
し、音声符号化部62に対しては、通常よりも低速度の
伝送速度の情報を出力し、音声パケット作成部63に対
しては、通常よりも低速度の伝送速度で符号化する場合
のパケット長の情報を出力する(ステップST83)。
そして、音声・データパケット長変更部66は、回線制
御部69に対し、データパケット送出信号としてデータ
パケットの送出を許可する信号を出力する(ステップS
T84)。
【0110】ステップST81において、音声パケット
格納バッファ67に格納されているデータ量が閾値Bよ
りも大きい場合、音声・データパケット長変更部66
は、回線制御部69に対し、データパケット送出信号と
してデータパケットの送出を停止する信号を出力する
(ステップST82)。なお、音声パケット格納バッフ
ァ67に対してあらかじめ設定している閾値は、閾値A
<閾値Bとする。
【0111】次に、ステップST75において送信デー
タ量の変更を行った後、音声・データパケット長変更部
66は、音声検出部61が出力した信号を受信し、音声
パケットの発生・未発生を判定する(ステップST7
6)。ステップST76において、受信した信号が音声
パケットの発生を示す場合、音声・データパケット長変
更部66は、次に、網状態検出部65が出力した信号を
受信し、通信網の負荷状態を判定する(ステップST7
7)。ステップST77において、通信網の負荷が高い
ことを示す信号を受信した場合、音声・データパケット
長変更部66は、音声符号化部62の符号化フレーム周
期の情報と、回線制御部69に格納されている音声パケ
ット連続送信数の情報にしたがってデータパケットのパ
ケット長を変更し、データパケット作成部64に対して
変更したデータパケット長の情報を出力する(ステップ
ST78)。
【0112】なお、ステップST76において、受信し
た情報が音声パケットの未発生を示す場合と、ステップ
ST77において、通信網の負荷が低いことを示す信号
を受信した場合は、音声・データパケット長変更部66
が、データパケットのパケット長を、データパケットの
送信に適した長さに変更し、データパケット作成部64
に対して変更したデータパケット長の情報を出力する
(ステップST79)。
【0113】以上のように、この実施の形態4によれ
ば、音声・データパケット長変更部66が、音声パケッ
トの符号化フレーム周期に応じて各チャネルのデータパ
ケットのパケット長を変更することにより、複数チャネ
ルの入力に対しても、データパケットの送出時に音声パ
ケットの送出遅延時間が増大することを防ぐことがで
き、音声パケットの遅延が増大することを抑制すること
ができるという効果が得られる。
【0114】また、この実施の形態4によれば、音声・
データパケット長変更部66が、音声パケット格納バッ
ファ67に格納されているデータ量に応じて音声パケッ
トの伝送速度を低下させることにより、音声パケットの
送出遅延を抑制することができるという効果が得られ
る。
【0115】また、この実施の形態4によれば、音声・
データパケット長変更部66が、音声パケット格納バッ
ファ67に格納されているデータ量に応じてデータパケ
ットの送出を停止することにより、音声パケットの送出
遅延を抑制することができるという効果が得られる。
【0116】また、この実施の形態4によれば、音声・
データパケット長変更部66が、音声符号化部62の符
号化フレーム周期に応じてデータパケットのパケット長
を変更するため、音声パケットの発生周期に応じた適切
なデータパケット長を設定できるという効果が得られ
る。
【0117】また、この実施の形態4によれば、音声・
データパケット長変更部66が、音声検出部61から音
声パケットの発生を示す信号を受信した場合に、データ
パケット長を変更することにより、音声パケット未発生
時にデータパケット長を長く設定することで、データパ
ケットのヘッダ情報によるオーバヘッドの増大を抑制す
ることができ、通信網の利用効率を向上できるという効
果が得られる。
【0118】また、この実施の形態4によれば、音声・
データパケット長変更部66が、網状態検出部65によ
り通信網の負荷が高いと判定された場合に、データパケ
ット長を変更することにより、通信網の帯域が十分に確
保されている場合にデータパケット長を長く設定するこ
とで、データパケットのヘッダ情報によるオーバヘッド
の増大を抑制することができ、通信網の利用効率を向上
できるという効果が得られる。
【0119】また、この実施の形態4によれば、回線制
御部69が音声パケット格納バッファ67に格納されて
いる音声パケットの遅延時間に応じて通信網へ送出する
パケットを音声パケット格納バッファ67およびデータ
パケット格納バッファ9から選択するようにしたことに
より、複数チャネルのパケットが入力された場合におい
ても、音声パケットの送出遅延時間が増大することを抑
制できるという効果が得られる。
【0120】なお、この実施の形態4では、音声・デー
タパケット長変更部66が、音声検出部61からの信号
および網状態検出部66からの信号に応じてデータパケ
ット長の変更を行っているが、上記2つの内の1つの情
報のみを使用するようにしてもよい。例えば、音声・デ
ータパケット長変更部66が、音声検出部61からの信
号のみを使用してデータパケット長の変更の判定を行う
ようにしてもよい。
【0121】また、この実施の形態4では、遅延の影響
が大きい情報として音声信号を入力し、遅延の影響が小
さい情報としてデータ信号を入力しているが、遅延の影
響が大きい情報として、音声信号の代わりに動画像信号
を入力するようにしてもよい。また、遅延の影響が大き
い情報として音声信号と画動像信号の両方を入力するよ
うにしてもよい。
【0122】また、この実施の形態4では、音声検出部
61によって音声パケットの発生もしくは未発生を常に
判定するようにしているが、この判定を呼の発生時と終
了時にのみ行うようにしてもよい。例えば、音声検出部
61が呼の発生を検出した場合、音声パケットの発生を
示す信号を出力し、呼の終了を検出した場合は、音声パ
ケットの未発生を示す信号を出力するようにする。さら
に、その場合には、データパケット作成部64が作成す
るパケットの長さを、音声・データパケット長変更部6
6が音声検出部61による呼の検出結果に応じて決定す
るようにしてもよい。
【0123】また、この実施の形態4では、音声・デー
タパケット長変更部66が、音声符号化部62の符号化
フレーム周期の情報と、回線制御部69に格納されてい
る音声パケット連続送信数の情報にしたがってデータパ
ケットのパケット長を変更しているが、音声パケット作
成部63が、符号化フレーム周期×nの時間周期で音声
パケットの作成を行うようにし、音声・データパケット
長変更部66が、音声符号化部62の符号化フレーム周
期の情報と、音声パケット作成部63のnの情報にした
がってデータパケットのパケット長を変更するようにし
てもよい。
【0124】また、この実施の形態4では、音声パケッ
ト格納バッファ67に格納されているデータ量を調査
し、音声パケット格納バッファ67に対してあらかじめ
設定している2つの閾値と比較することにより、音声信
号の伝送速度の低下とデータパケットの送信停止を判定
しているが、閾値を1つに設定し、音声信号の伝送速度
の低下とデータパケットの送信停止のいずれか一方のみ
行うようにしてもよい。
【0125】また、この実施の形態4では、音声検出部
61が音声パケットの発生・未発生を検出しているが、
音声検出部61が、音声が入力された場合に音声の有音
・無音区間を検出し、データパケット作成部64が作成
するパケットの長さを、音声・データパケット長変更部
66が音声検出部61による有音・無音区間の検出結果
に応じて決定するようにしてもよい。
【0126】
【発明の効果】この発明は、リアルタイム情報が入力さ
れたことを検出するリアルタイム情報検出手段と、検出
された上記リアルタイム情報の高能率符号化を所定の符
号化フレームで行うリアルタイム情報符号化手段と、上
記リアルタイム情報符号化手段により高能率符号化され
た上記リアルタイム情報をパケット化するリアルタイム
パケット作成手段と、上記リアルタイムパケット作成手
段が作成したパケットを格納するリアルタイムパケット
格納手段と、非リアルタイム情報が入力されたときに、
非リアルタイム情報をパケット化する非リアルタイムパ
ケット作成手段と、上記非リアルタイムパケット作成手
段が作成したパケットを格納する非リアルタイムパケッ
ト格納手段と、上記リアルタイムパケット格納手段およ
び上記非リアルタイムパケット格納手段が格納している
上記パケットを通信網へ送出する回線制御手段と、上記
リアルタイム情報検出手段がリアルタイム情報を検出し
た場合に、上記リアルタイム情報符号化手段が高能率符
号化を行う時の上記符号化フレーム周期の情報に基づい
て、上記非リアルタイムパケット作成手段が作成するパ
ケットの長さを決定するパケット長変更手段とを備えた
パケット通信システムであるので、非リアルタイム情報
のパケット長を必要に応じて変更することができるの
で、非リアルタイム情報の送出にかかる時間を調節し、
リアルタイム情報のパケットの送出遅延を増大すること
ができる。
【0127】また、上記リアルタイム情報検出手段、上
記リアルタイム情報符号化手段、上記リアルタイムパケ
ット作成手段および上記非リアルタイムパケット作成手
段をチャネル毎に備え、上記リアルタイムパケット格納
手段および非リアルタイムパケット格納手段が複数チャ
ネルのパケットを格納し、上記パケット長変更手段が各
チャネルのリアルタイム情報の検出結果から、各チャネ
ルの上記非リアルタイムパケット作成手段が作成するパ
ケットの長さを決定するようにしたので、複数のチャネ
ルの入力に対しても、データパケットの送出時に音声パ
ケットの送出遅延時間が増大することを防ぐことがで
き、音声パケットの遅延が増大することを抑制すること
ができる。
【0128】また、上記リアルタイム情報符号化手段
が、上記リアルタイムパケット格納手段内に蓄積される
データ量に応じてリアルタイム情報の伝送速度を変更す
るようにしたので、音声パケットの送出遅延を抑制する
ことができる。
【0129】また、この発明は、上記リアルタイム情報
が入力されたことを検出するリアルタイム情報検出手段
と、検出された上記リアルタイム情報をパケット化する
リアルタイムパケット作成手段と、上記リアルタイムパ
ケット作成手段が作成したパケットを格納するリアルタ
イムパケット格納手段と、非リアルタイム情報が入力さ
れたときに、上記非リアルタイム情報をパケット化する
非リアルタイムパケット作成手段と、上記非リアルタイ
ムパケット作成手段が作成したパケットを格納する非リ
アルタイムパケット格納手段と、上記リアルタイムパケ
ット格納手段および上記非リアルタイムパケット格納手
段が格納している上記パケットを通信網へ送出する回線
制御手段と、上記リアルタイム情報検出手段がリアルタ
イム情報を検出した場合に、上記リアルタイムパケット
作成手段がパケットを作成する周期の情報から、上記非
リアルタイムパケット作成手段が作成するパケットの長
さを決定するパケット長変更手段とを備えたパケット通
信システムであるので、非リアルタイム情報のパケット
長を必要に応じて変更することができるので、非リアル
タイム情報の送出にかかる時間を調節し、リアルタイム
情報のパケットの送出遅延を増大することができる。
【0130】また、上記リアルタイム情報検出手段、上
記リアルタイムパケット作成手段および上記非リアルタ
イムパケット作成手段をチャネル毎に備え、上記リアル
タイムパケット格納手段および上記非リアルタイムパケ
ット格納手段が複数チャネルのパケットを格納し、上記
パケット長変更手段が各チャネルのリアルタイム情報の
検出結果から、各チャネルの上記非リアルタイムパケッ
ト作成手段が作成するようにしたので、複数のチャネル
の入力に対しても、データパケットの送出時に音声パケ
ットの送出遅延時間が増大することを防ぐことができ、
音声パケットの遅延が増大することを抑制することがで
きる。
【0131】また、上記リアルタイム情報として音声も
しくは動画像が入力されるので、遅延の影響が大きいそ
れらのデータの遅延を防止することができる。
【0132】また、上記リアルタイム情報検出手段が呼
の発生と終了を検出し、上記非リアルタイムパケット作
成手段が作成するパケットの長さを、上記パケット長変
更手段が上記リアルタイム情報検出手段による呼の検出
結果に応じて決定するようにしたので、リアルタイム情
報の発生・未発生を常に判定する場合に比べ、処理量を
削減することができる。
【0133】また、上記リアルタイム情報検出手段が、
リアルタイム情報として音声が入力された場合に音声の
有音・無音区間を検出し、上記非リアルタイムパケット
作成手段が作成するパケットの長さを、上記パケット長
変更手段が上記リアルタイム情報検出手段による有音・
無音区間の検出結果に応じて決定するようにしたので、
データパケットの送出時に音声パケットの送出遅延時間
が増大することを防ぐことができ、音声パケットの遅延
が増大することを抑制することができる。
【0134】また、通信網の負荷が高いか否かを検出す
る網状態検出手段をさらに備え、上記非リアルタイムパ
ケット作成手段が作成するパケットの長さを、上記パケ
ット長変更手段が上記網状態検出手段の検出結果に応じ
て決定するようにしたので、通信網の帯域が十分に確保
されている場合にデータパケット長を長く設定すること
で、データパケットのヘッダ情報によるオーバヘッドの
増大を抑制することができ、通信網の利用効率を向上で
きる。
【0135】また、上記回線制御手段が、上記リアルタ
イムパケット格納手段に格納されているパケットと上記
非リアルタイムパケット格納手段に格納されているパケ
ットの送出量の比率が一定になるように制御するように
したので、音声パケットの送出遅延時間を一定に保つこ
とができ、遅延ゆらぎによる音声品質の低下を抑制でき
る。
【0136】また、上記リアルタイム情報と上記非リア
ルタイム情報のどちらを優先して送出するかをあらかじ
め設定する優先度設定手段をさらに備え、上記パケット
長変更手段が、上記優先度設定手段に設定された優先度
に応じて上記非リアルタイムパケット作成手段が作成す
るパケットの長さを決定するようにしたので、ユーザの
要求に応じた伝送品質を実現できる。
【0137】また、上記リアルタイムパケット格納手段
内に蓄積されるデータ量に応じて、回線制御手段が上記
非リアルタイムパケットの送出を停止するようにしたの
で、非リアルタイム情報の送出にかかる時間を調節し、
リアルタイム情報のパケットの送出遅延を増大すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるパケット通信
システムの構成を示したブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるパケット通信
システムに設けられた音声検出部の動作を示した流れ図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるパケット通信
システムに設けられた網状態検出部の動作を示した流れ
図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるパケット通信
システムに設けられたデータパケット長変更部の動作を
示した流れ図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるパケット通信
システムの構成を示したブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態2によるパケット通信
システムに設けられたデータパケット長変更部の動作を
示した流れ図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるパケット通信
システムの構成を示したブロック図である。
【図8】 この発明の実施の形態3によるパケット通信
システムに設けられた音声・データパケット長変更部の
動作を示した流れ図である。
【図9】 この発明の実施の形態3によるパケット通信
システムにおける送信データ量の変更の動作を示した流
れ図である。
【図10】 この発明の実施の形態4によるパケット通
信システムの構成を示したブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態4によるパケット通
信システムに設けられた音声パケット格納バッファの構
造を示した説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態4によるパケット通
信システムにおける音声検出部の動作を示した流れ図で
ある。
【図13】 この発明の実施の形態4によるパケット通
信システムにおける回線制御部の動作を示した流れ図で
ある。
【図14】 この発明の実施の形態4によるパケット通
信システムにおける網状態検出部の動作を示した流れ図
である。
【図15】 この発明の実施の形態4によるパケット通
信システムにおける音声・データパケット長変更部の動
作を示した流れ図である。
【図16】 この発明の実施の形態4によるパケット通
信システムにおける送信データ量の変更の動作を示した
流れ図である。
【図17】 従来のパケット通信システムの構造を示し
たブロック図である。
【符号の説明】
1,22,61 音声検出部、2,41,62 音声符
号化部、3,20,42,63 音声パケット作成部、
4,43,67 音声パケット格納バッファ、5,4
4,69 回線制御部、6 優先度設定部、7,21
データパケット長変更部、8,64 データパケット作
成部、9,68 データパケット格納バッファ、10,
65 網状態検出部、45,66 音声・データパケッ
ト長変更部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 茂明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA02 HA08 HB01 HB02 HB21 JA05 KA03 KA19 MB11 5K051 AA02 BB02 JJ01 JJ13 5K101 LL02 SS08 UU19 UU20

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアルタイム情報が入力されたことを検
    出するリアルタイム情報検出手段と、 検出された上記リアルタイム情報の高能率符号化を所定
    の符号化フレームで行うリアルタイム情報符号化手段
    と、 上記リアルタイム情報符号化手段により高能率符号化さ
    れた上記リアルタイム情報をパケット化するリアルタイ
    ムパケット作成手段と、 上記リアルタイムパケット作成手段が作成したパケット
    を格納するリアルタイムパケット格納手段と、 非リアルタイム情報が入力されたときに、非リアルタイ
    ム情報をパケット化する非リアルタイムパケット作成手
    段と、 上記非リアルタイムパケット作成手段が作成したパケッ
    トを格納する非リアルタイムパケット格納手段と、 上記リアルタイムパケット格納手段および上記非リアル
    タイムパケット格納手段が格納している上記パケットを
    通信網へ送出する回線制御手段と、 上記リアルタイム情報検出手段がリアルタイム情報を検
    出した場合に、上記リアルタイム情報符号化手段が高能
    率符号化を行う時の上記符号化フレーム周期の情報に基
    づいて、上記非リアルタイムパケット作成手段が作成す
    るパケットの長さを決定するパケット長変更手段とを備
    えたことを特徴とするパケット通信システム。
  2. 【請求項2】 上記リアルタイム情報検出手段、上記リ
    アルタイム情報符号化手段、上記リアルタイムパケット
    作成手段および上記非リアルタイムパケット作成手段を
    チャネル毎に備え、上記リアルタイムパケット格納手段
    および非リアルタイムパケット格納手段が複数チャネル
    のパケットを格納し、上記パケット長変更手段が各チャ
    ネルのリアルタイム情報の検出結果から、各チャネルの
    上記非リアルタイムパケット作成手段が作成するパケッ
    トの長さを決定することを特徴とする請求項1記載のパ
    ケット通信システム。
  3. 【請求項3】 上記リアルタイム情報符号化手段が、上
    記リアルタイムパケット格納手段内に蓄積されるデータ
    量に応じてリアルタイム情報の伝送速度を変更すること
    を特徴とする請求項1または2に記載のパケット通信シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記リアルタイム情報が入力されたこと
    を検出するリアルタイム情報検出手段と、 検出された上記リアルタイム情報をパケット化するリア
    ルタイムパケット作成手段と、 上記リアルタイムパケット作成手段が作成したパケット
    を格納するリアルタイムパケット格納手段と、 非リアルタイム情報が入力されたときに、上記非リアル
    タイム情報をパケット化する非リアルタイムパケット作
    成手段と、 上記非リアルタイムパケット作成手段が作成したパケッ
    トを格納する非リアルタイムパケット格納手段と、 上記リアルタイムパケット格納手段および上記非リアル
    タイムパケット格納手段が格納している上記パケットを
    通信網へ送出する回線制御手段と、 上記リアルタイム情報検出手段がリアルタイム情報を検
    出した場合に、上記リアルタイムパケット作成手段がパ
    ケットを作成する周期の情報から、上記非リアルタイム
    パケット作成手段が作成するパケットの長さを決定する
    パケット長変更手段とを備えたことを特徴とするパケッ
    ト通信システム。
  5. 【請求項5】 上記リアルタイム情報検出手段、上記リ
    アルタイムパケット作成手段および上記非リアルタイム
    パケット作成手段をチャネル毎に備え、上記リアルタイ
    ムパケット格納手段および上記非リアルタイムパケット
    格納手段が複数チャネルのパケットを格納し、上記パケ
    ット長変更手段が各チャネルのリアルタイム情報の検出
    結果から、各チャネルの上記非リアルタイムパケット作
    成手段が作成するパケットの長さを決定することを特徴
    とする請求項4記載のパケット通信システム。
  6. 【請求項6】 上記リアルタイム情報として音声もしく
    は動画像が入力されることを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれかに記載のパケット通信システム。
  7. 【請求項7】 上記リアルタイム情報検出手段が呼の発
    生と終了を検出し、上記非リアルタイムパケット作成手
    段が作成するパケットの長さを、上記パケット長変更手
    段が上記リアルタイム情報検出手段による呼の検出結果
    に応じて決定することを特徴とする請求項1ないし6の
    いずれかに記載のパケット通信システム。
  8. 【請求項8】 上記リアルタイム情報検出手段が、リア
    ルタイム情報として音声が入力された場合に音声の有音
    ・無音区間を検出し、上記非リアルタイムパケット作成
    手段が作成するパケットの長さを、上記パケット長変更
    手段が上記リアルタイム情報検出手段による有音・無音
    区間の検出結果に応じて決定することを特徴とする請求
    項1ないし6のいずれかに記載のパケット通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 通信網の負荷が高いか否かを検出する網
    状態検出手段をさらに備え、 上記非リアルタイムパケット作成手段が作成するパケッ
    トの長さを、上記パケット長変更手段が上記網状態検出
    手段の検出結果に応じて決定することを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載のパケット通信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 上記回線制御手段が、上記リアルタイ
    ムパケット格納手段に格納されているパケットと上記非
    リアルタイムパケット格納手段に格納されているパケッ
    トの送出量の比率が一定になるように制御することを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のパケット
    通信システム。
  11. 【請求項11】 上記リアルタイム情報と上記非リアル
    タイム情報のどちらを優先して送出するかをあらかじめ
    設定する優先度設定手段をさらに備え、 上記パケット長変更手段が、上記優先度設定手段に設定
    された優先度に応じて上記非リアルタイムパケット作成
    手段が作成するパケットの長さを決定することを特徴と
    する請求項1ないし10のいずれかに記載のパケット通
    信システム。
  12. 【請求項12】 上記リアルタイムパケット格納手段内
    に蓄積されるデータ量に応じて、回線制御手段が上記非
    リアルタイムパケットの送出を停止することを特徴とす
    る請求項1ないし11のいずれかに記載のパケット通信
    システム。
JP2001112488A 2001-04-11 2001-04-11 パケット通信システム Pending JP2002314596A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001112488A JP2002314596A (ja) 2001-04-11 2001-04-11 パケット通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001112488A JP2002314596A (ja) 2001-04-11 2001-04-11 パケット通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002314596A true JP2002314596A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18963894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001112488A Pending JP2002314596A (ja) 2001-04-11 2001-04-11 パケット通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002314596A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006310994A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Hitachi Communication Technologies Ltd 無線lan接続装置およびパケット長制御方法
JP2008510337A (ja) * 2004-08-12 2008-04-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 集積回路において少なくとも1つのパケットにデータを割り当てる方法
JP2008283429A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Nec Corp リッチメディアコミュニケーションにおける品質制御システムおよび品質制御方法
US7616664B2 (en) 2005-02-18 2009-11-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method of sending video and audio data over a network
KR101050658B1 (ko) * 2005-07-05 2011-07-19 삼성전자주식회사 레지덴셜 이더넷에서 고속 이더넷을 수용하는 전송 사이클설정방법
JP2016225929A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 株式会社日立製作所 通信制御装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510337A (ja) * 2004-08-12 2008-04-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 集積回路において少なくとも1つのパケットにデータを割り当てる方法
US7616664B2 (en) 2005-02-18 2009-11-10 Hewlett-Packard Development Company, L.P. System and method of sending video and audio data over a network
JP2006310994A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Hitachi Communication Technologies Ltd 無線lan接続装置およびパケット長制御方法
KR101050658B1 (ko) * 2005-07-05 2011-07-19 삼성전자주식회사 레지덴셜 이더넷에서 고속 이더넷을 수용하는 전송 사이클설정방법
JP2008283429A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Nec Corp リッチメディアコミュニケーションにおける品質制御システムおよび品質制御方法
JP2016225929A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 株式会社日立製作所 通信制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4426454B2 (ja) 通信リンク間の遅延トレードオフ
JP3882187B2 (ja) フロー制御システムおよび方法
US7680099B2 (en) Jitter buffer adjustment
US6983163B2 (en) Multipoint communication method and communication control device
US20070263672A1 (en) Adaptive jitter management control in decoder
US20040032860A1 (en) Quality of voice calls through voice over IP gateways
JP2002513249A (ja) ディジタル通信システム内での音声およびデータ送信切換
JP2002534936A (ja) マルチメディア装置におけるビットレート制御
JP2007288342A (ja) メディアストリーム中継装置および方法
KR20060086063A (ko) 디지털 통신 시스템에서 음성 패킷의 전송과 처리 장치 및방법
JP2002152310A (ja) 無線送信装置及び方法、無線受信装置及び方法、無線送受信システム、並びに記憶媒体
JPH11177623A (ja) データ送出装置、データ受信装置及びデータ伝送装置
JP2002314596A (ja) パケット通信システム
WO2007109960A1 (fr) Procédé, système et détecteur de signal de données permettant de réaliser un service de données
JP3541288B2 (ja) パケット交換システム及び通信端末
JP2939933B2 (ja) 時系列情報の通信システム
JP4400571B2 (ja) 異種通信網間接続における符号化データの処理方法及びゲートウェイ装置
JP2001352326A (ja) 通信装置、通信制御装置および通信方法
JP4050961B2 (ja) パケット型音声通信端末
CN100525297C (zh) 一种实现语音业务的方法
JP4406382B2 (ja) 音声符号化選択制御方法
US6785234B1 (en) Method and apparatus for providing user control of audio quality
JP4470345B2 (ja) データ配信装置及び方法、データ配信システム
JP3169828B2 (ja) 音声信号中継装置
JP2001308919A (ja) 通信装置