JP2001352326A - 通信装置、通信制御装置および通信方法 - Google Patents

通信装置、通信制御装置および通信方法

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JP2001352326A
JP2001352326A JP2000171813A JP2000171813A JP2001352326A JP 2001352326 A JP2001352326 A JP 2001352326A JP 2000171813 A JP2000171813 A JP 2000171813A JP 2000171813 A JP2000171813 A JP 2000171813A JP 2001352326 A JP2001352326 A JP 2001352326A
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Japan
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communication
congestion
signal
communication device
congestion state
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JP2000171813A
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Akiyoshi Murayama
明佳 村山
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信回線に輻輳が生じた場合のユーザの不快
感を和らげることが可能な通信装置を提供する。 【解決手段】 帯域保証を行わない通信回線を介して通
信を行う場合に、当該通信回線に生じた輻輳を輻輳監視
回路24で監視し、その結果を示す表示パターンを、受
信した信号の復号回路23による復号結果の画像と共
に、ディスプレイ10に表示する。また、符号化回路2
0における信号の符号化レートを、輻輳監視回路24の
監視結果に基づいて可変にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯域保証を行わな
い通信回線で通信を行う通信装置、通信制御装置および
通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】TV電話システムやTV会議システムな
どでは、インターネットやLAN(Local Area Network)
などの帯域保証を行わない通信回線を用いて、2地点間
あるいは多地点間でリアルタイムに通信を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たシステムでは、通信回線に生じた輻輳により、画像の
フレームレートや解像度が落ちたり、また音声が途切れ
るなどの画質および音質の劣化が生じ、ユーザに不快感
を与える。また、上述したシステムでは、輻輳状態にも
かかわらず会議資料などのファイルデータを新たに転送
してしまい、輻輳状態をさらに悪化させたり、パケット
ロスによる無駄を生じさせたりして、ユーザの不快感お
よび通信コストの増加を招いてしまうことがある。ま
た、輻輳時のエラー耐性向上のために画像などをスケー
ラブルに階層化して符号化する場合には、輻輳状態によ
っては、階層化や符号化レートが不適切なものになり、
これによっても、ユーザの不快感および通信コストの増
加を招いてしまうことがある。
【0004】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、通信回線に輻輳が生じた場合のユーザの不快
感を和らげることが可能な通信装置、通信制御装置およ
び通信方法を提供することを目的とする。また、本発明
は、通信回線に生じた輻輳を緩和できる通信装置、通信
制御装置および通信方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、第1の発
明の通信装置は、通信回線を介して信号を受信する受信
手段と、前記受信した信号を復号する復号手段と、前記
復号された信号に応じた表示を行う表示手段とを有し、
前記表示手段は、前記通信回線上の当該通信装置と前記
信号の送信元との間の通信経路の輻輳状態を示す輻輳情
報を表示する。
【0006】第1の発明の通信装置の作用は以下のよう
になる。受信手段で、通信回線を介して信号が受信され
る。次に、復号手段で、当該受信された信号が復号され
る。次に、表示手段で、当該復号された信号に応じた表
示が行われる。このとき、前記表示手段は、前記通信回
線上の当該通信装置と前記信号の送信元との間の通信経
路の輻輳状態を示す輻輳情報を表示する。
【0007】また、第1の発明の通信装置は、好ましく
は、前記通信回線上の当該通信装置と前記信号の送信元
との間の通信経路の輻輳状態を監視し、前記輻輳情報を
生成する輻輳監視手段をさらに有する。
【0008】また、第1の発明の通信装置は、好ましく
は、前記受信手段は、階層化した符号化処理によって生
成され所定の優先度が付けられた複数の符号化信号であ
って、前記通信経路に生じた輻輳状態に応じて優先度の
低いものから破棄される複数の符号化信号を受信し、前
記輻輳監視手段は、前記受信手段で受信された前記符号
化信号の優先度に基づいて、前記輻輳情報を生成する。
【0009】また、第1の発明の通信装置は、好ましく
は、前記輻輳監視手段は、前記受信手段が受信する前記
信号の単位時間の情報量が前記通信経路の輻輳状態に応
じて変動する場合に、前記受信手段が受信した前記信号
の単位時間の情報量に基づいて前記輻輳情報を生成す
る。
【0010】また、第1の発明の通信装置は、好ましく
は、前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状態を数値で
示した前記輻輳情報を表示する。
【0011】また、第1の発明の通信装置は、好ましく
は、前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状態を図形、
模様および色のうち少なくとも一つで示した前記輻輳情
報を表示する。
【0012】また、第1の発明の通信装置は、好ましく
は、前記受信手段は、リアルタイムに前記信号を受信す
る。
【0013】また、第1の発明の通信装置は、好ましく
は、前記通信回線は、帯域保証を行わない通信回線であ
る。
【0014】また、第2の発明の通信装置は、信号を符
号化する符号化手段と、前記符号化した信号を通信回線
を介して送信する送信手段と、前記通信回線上の当該通
信装置と前記信号の送信先との間の通信経路の輻輳状態
を示す輻輳情報を表示する表示手段とを有する。
【0015】第2の発明の通信装置の作用は以下のよう
になる。符号化手段によって、信号が符号化される。次
に、送信手段によって、当該符号化された信号が通信回
線を介して送信される。このとき、表示手段によって、
前記通信回線上の当該通信装置と前記信号の送信先との
間の通信経路の輻輳状態を示す輻輳情報が表示される。
【0016】また、第2の発明の通信装置は、好ましく
は、前記通信回線上の当該通信装置と前記信号の送信先
との間の通信経路の輻輳状態を監視し、前記輻輳情報を
生成する輻輳監視手段をさらに有する。
【0017】また、第2の発明の通信装置は、好ましく
は、前記符号化手段は、前記輻輳情報に応じて、前記信
号を符号化するときの符号化レートを決定する。
【0018】また、第2の発明の通信装置は、好ましく
は、前記符号化手段は、前記信号を階層化して符号化
し、各階層の符号化によって得られた複数の符号化信号
に、前記通信経路に輻輳が生じたときに破棄するか否か
を決定するための所定の優先度を付ける。
【0019】また、第2の発明の通信装置は、好ましく
は、前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状態を数値で
示した前記輻輳情報を表示する。
【0020】また、第2の発明の通信装置は、好ましく
は、前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状態を図形、
模様および色のうち少なくとも一つで示した前記輻輳情
報を表示する。
【0021】また、第3の発明の通信制御装置は、通信
回線を介して複数の通信装置を用いて行われる多地点間
通信を制御する通信制御装置であって、前記複数の通信
装置がそれぞれ送信した信号を、少なくとも当該信号を
送信した通信装置以外の他の前記通信装置が受信するよ
うに制御する通信制御手段と、前記多地点間通信で前記
複数の通信装置が用いる通信経路の輻輳状態をそれぞれ
監視して輻輳情報を生成する輻輳監視手段と、前記輻輳
情報を前記複数の通信装置に送信する送信手段とを有す
る。
【0022】また、第4の発明の通信方法は、通信回線
を介して信号を受信し、前記受信した信号を復号し、前
記復号された信号に応じた画像と、前記通信回線上の当
該通信装置と前記信号の送信元との間の通信経路の輻輳
状態を示す輻輳情報を示す画像とを表示手段に表示す
る。
【0023】また、第4の発明の通信方法は、好ましく
は、前記通信回線上の当該通信装置と前記信号の送信元
との間の通信経路の輻輳状態を監視し、前記輻輳情報を
生成する。
【0024】また、第4の発明の通信方法は、好ましく
は、階層化した符号化処理によって生成され所定の優先
度が付けられた複数の符号化信号であって、前記通信経
路に生じた輻輳状態に応じて優先度の低いものから破棄
される複数の符号化信号を受信し、前記受信された前記
符号化信号の優先度に基づいて、前記輻輳情報を生成す
る。
【0025】また、第4の発明の通信方法は、好ましく
は、前記受信する前記信号の単位時間の情報量が前記通
信経路の輻輳状態に応じて変動する場合に、前記受信し
た前記信号の単位時間の情報量に基づいて前記輻輳情報
を生成する。
【0026】また、第4の発明の通信方法は、好ましく
は、前記通信経路の輻輳状態を数値で示した前記輻輳情
報を示す画像を表示する。
【0027】また、第4の発明の通信方法は、好ましく
は、前記通信経路の輻輳状態を図形、模様および色のう
ち少なくとも一つで示した前記輻輳情報を示す画像を表
示する。
【0028】また、第5の発明の通信方法は、信号を符
号化し、前記符号化した信号を通信回線を介して送信
し、前記通信回線上の当該通信装置と前記信号の送信先
との間の通信経路の輻輳状態を示す輻輳情報を表示手段
に表示する。
【0029】また、第5の発明の通信方法は、前記通信
回線上の当該通信装置と前記信号の送信先との間の通信
経路の輻輳状態を監視し、前記輻輳情報を生成する。
【0030】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は、本実施形態のTV電話システム1の構成図であ
る。図1に示すように、TV電話システム1では、ネッ
トワーク2を介して、通信装置31 と32 とが接続され
ている。ここで、ネットワーク2は、インターネットや
LAN(Local Area Network)などの帯域保証を行わない
ネットワーク通信網である。また、通信装置31 ,32
が本発明の通信装置に対応している。
【0031】図2は、図1に示す通信装置31 ,32
構成図である。図2に示すように、通信装置31 ,32
は、例えば、ディスプレイ10、スピーカ11、カメラ
12、マイク13および信号処理回路14を有する。こ
こで、ディスプレイ10が本発明の表示手段に対応して
いる。ディスプレイ10は、信号処理回路14から入力
した画像信号に応じた表示を行う。スピーカ11は、信
号処理回路14から入力した音声信号に応じた出力を行
う。カメラ12は、例えば、当該通信装置のユーザの顔
を撮像し、撮像結果を示す画像信号を符号化回路20に
出力する。マイク13は、当該通信装置のユーザが発し
た音声を入力し、当該音声に応じた音声信号を符号化回
路20に出力する。
【0032】信号処理回路14は、図2に示すように、
例えば、符号化回路20、送信用インターフェース2
1、受信用インターフェース22、復号回路23、輻輳
監視回路24および加算回路25を有する。ここで、エ
ンコーダ20が本発明の符号化手段に対応し、送信用イ
ンターフェース21が本発明の送信手段に対応し、受信
用インターフェース22が本発明の受信手段に対応し、
復号回路23が本発明の復号手段に対応し、輻輳監視回
路24が本発明の輻輳監視手段に対応している。 〔符号化回路24〕符号化回路20は、図1に示すカメ
ラ12およびマイク13から入力した画像信号および音
声信号などの信号を符号化して送信用の信号を生成し、
これを送信用インターフェース21に出力する。図3
は、符号化回路20の構成図である。図3に示すよう
に、符号化回路20は、例えば、第1階層符号化回路3
0、第2階層符号化回路31、第3階層符号化回路32
およびレート制御回路33を有する。
【0033】ここで、第1階層符号化回路30、第2階
層符号化回路31および第3階層符号化回路32は、カ
メラ12およびマイク13から入力した信号の、例えば
周波数領域(直交変換係数)の階層符号化を実現する。
階層符号化は、例えば、ベースとなる画像あるいは音声
を提供する信号に高い優先度を付けて送信すると共に、
例えば、符号化雑音を低減することによってベースの画
質を向上させるための補助的な信号を低い優先度を付け
て送信する。これによって、受信側が、両方の信号を受
信できた場合には、高品質な画像および音声が得られ、
伝送路の輻輳などにより、補助的な信号を受信できない
場合でも、ベースとなる信号によってある程度の品質の
画像および音声が得られる。なお、音声に関しては、情
報量が少ないため、当該階層化を用いた符号化を行わな
くてもよい。
【0034】本実施形態では、ネットワーク2で輻輳が
発生した場合には、優先度の低い階層の符号化信号が廃
棄される。従って、優先度の高い符号化信号が受信側で
に高い確率で遅延することなく受信され、受信側におい
て、画像および音声が途切れることを回避できる。ま
た、受信側では、後述するように、複数の階層の符号化
信号のうち、どの階層の符号化信号を受信したかに基づ
いて、当該通信経路の輻輳状態を知ることができる。
【0035】本実施形態では、第1階層符号化回路30
がベースとなる信号を生成し、第2階層符号化回路31
および第3階層符号化回路32が補助的な信号を生成す
る。
【0036】第1階層符号化回路30は、カメラ12お
よびマイク13から入力した信号を、レート制御回路3
3からの制御信号に基づいて、128Kbps(34パ
ケット/秒)の符号化レートで符号化して第1階層の符
号化信号を生成し、当該符号化信号を図1に示す送信用
インターフェース21に出力すると共に、当該第1階層
の符号化に関する情報を示す階層符号化信号を第2階層
符号化回路31に出力する。第2階層符号化回路31
は、カメラ12およびマイク13から入力した信号を、
第1階層符号化回路30からの情報およびレート制御回
路33からの制御信号に基づいて、64Kbps(17
パケット/秒)の符号化レートで符号化して第2階層の
符号化信号を生成し、当該符号化信号を図1に示す送信
用インターフェース21に出力すると共に、当該第2階
層の符号化に関する情報を示す階層符号化信号を第3階
層符号化回路32に出力する。第3階層符号化回路32
は、第2階層符号化回路31からの情報およびレート制
御回路33からの制御信号に基づいて、カメラ12およ
びマイク13から入力した信号を、64Kbps(17
パケット/秒)の符号化レートで符号化して第3階層の
符号化信号を生成し、当該符号化信号を図2に示す送信
用インターフェース21に出力する。レート制御回路3
3は、第1階層符号化回路30、第2階層符号化回路3
1および第3階層符号化回路32の符号化レートを、予
め決められた内容で制御する。
【0037】〔送信用インターフェース21〕送信用イ
ンターフェース21は、符号化回路20からの第1階
層、第2階層および第3階層の符号化信号をネットワー
ク2を介して、通話相手先の通信装置に送信する。この
とき、第1階層の符号化信号に最も高い優先度「3」が
付けられ、第2階層の符号化信号に優先度「2」が付け
られ、第3階層の符号化信号に最も低い優先度「1」が
付けられる。
【0038】〔受信用インターフェース22〕受信用イ
ンターフェース22は、ネットワーク2を介して、通話
相手先の通信装置から受信した第1階層、第2階層およ
び第3階層の符号化信号を復号回路23に出力する。
【0039】〔復号回路23〕復号回路23は、受信用
インターフェース22から入力した第1階層、第2階層
および第3階層の符号化信号を、それぞれの階層に応じ
た復号方法で復号した信号を生成し、当該復号した信号
のうち、画像信号を加算回路25に出力し、音声信号を
スピーカ11に出力する。復号回路23では、上述した
ように、第1階層が128kbpsで符号化された優先
度「3」の符号化信号であり、第2階層が64kbps
で符号化された優先度「2」の符号化信号であり、第3
階層が64kbpsで符号化された優先度「1」の符号
化信号である場合に、第2階層および第3階層の符号化
信号が受信できない場合には基準となる第1階層の符号
化信号を復号してある程度の画質および音質の画像信号
および音声信号を得る。また、復号回路23では、第3
階層の符号化信号が受信できない場合には、第1階層お
よび第2階層の符号化信号を用いて復号を行って比較的
高画質および高音質の画像信号および音声信号を得る。
また、復号回路23では、第1階層、第2階層および第
3階層の全ての階層の符号化信号を受信した場合には、
それらを用いて復号を行って更に高画質および高音質の
画像信号および音声信号を得る。
【0040】〔輻輳監視回路24〕輻輳監視回路24
は、例えば、復号回路23の復号結果に基づいて、復号
可能な符号化信号の階層数を基準にして、ネットワーク
2上の通信先の通信装置との間の通信経路の輻輳状態を
判断する。具体的には、上述したように、第1階層を1
28kbpsで符号化して優先度「3」とし、第2階層
を64kbpsで符号化して優先度「2」とし、第3階
層を64kbpsで符号化して優先度「1」とした場合
に、輻輳監視回路24は、復号回路23の復号結果か
ら、第1階層の符号化信号のみを受信および復号したと
判断した場合には、ネットワーク2の輻輳状態はレベル
「1」であると判断する。また、輻輳監視回路24は、
復号回路23の復号結果から、第1階層および第2階層
の符号化信号のみを受信および復号したと判断した場合
には、ネットワーク2の輻輳状態はレベル「2」である
と判断する。輻輳監視回路24は、復号回路23の復号
結果から、第1階層、第2階層および第3階層の全ての
符号化信号を受信および復号したと判断した場合には、
ネットワーク2の輻輳状態はレベル「3」(輻輳が発生
していない状態)であると判断する。この場合にはネッ
トワーク2のスループットとは関係なく、画質および音
質と表示が1対1に対応するイメージとなる。
【0041】例えば、10パケット/秒が廃棄される場
合、第3階層のパケットの一部が廃棄されるので、第
1、第2階層が復号され、輻輳監視回路24は、輻輳状
態が75%であると判断してもよい。また、30パケッ
ト/秒が廃棄される場合、第3階層のパケットの全てと
第2階層のパケットの一部が廃棄されるので、第1階層
のみ復号されるので、輻輳監視回路24は、輻輳状態が
50%であると判断してもよい。
【0042】輻輳監視回路24は、ネットワーク2の輻
輳状態の判断結果を示す表示パターンを生成するための
画像信号を生成し、これを加算回路25に出力する。
【0043】〔加算回路25〕加算回路25は、復号回
路23からの画像信号と、輻輳監視回路24からの画像
信号とを合成した画像信号を生成し、これをディスプレ
イ10に出力する。この場合に、復号回路23からの画
像信号が例えば、通話相手の姿を撮像したものであり、
輻輳監視回路24からの画像信号が輻輳状態70%を示
している場合には、ディスプレイ10には、例えば、図
4に示すように、撮像結果の画像40と、輻輳状態の表
示パターン41とを含む画像が表示される。なお、輻輳
状態の表示パターンには、種々の態様が考えられる。例
えば、図4に示すように、実際の通信速度が設定値の何
パーセントにあたるかを示す他に、通信速度そのものを
表示したり、フレームレートを表示したり、解像度を表
示したりすることなどが考えられる。また、数値ではな
く、輻輳状態を、抽象化したアニメーションやグラフな
どの図形、模様および色などで示すパターンを表示して
もよい。
【0044】以下、図1に示すTV電話システム1の動
作を説明する。通信装置31 において、通信装置31
ユーザの顔の画像がカメラ12で撮像されると共に、当
該ユーザの音声がマイク13から入力される。そして、
通信装置31 の符号化回路20において、カメラ12か
らの画像信号とマイク13からの音声信号とが符号化さ
れ、符号化信号が送信用インターフェース21から、ネ
ットワーク2を介して、通信装置32 に送信される。
【0045】通信装置32 では、ネットワーク2を介し
て通信装置31 から受信した符号化信号が、図2に示す
受信用インターフェース22を介して復号回路23に入
力され、復号回路23において復号される。そして、当
該復号によって得られた画像信号が加算回路25に出力
され、音声信号がスピーカ11に出力される。また、輻
輳監視回路24において、復号回路23からの復号結果
に基づいて、ネットワーク2上の通信装置31 と322
との間の通信経路の輻輳状態が監視され、その結果を示
す表示パターンの画像信号が生成される。そして、加算
回路25において、輻輳監視回路24からの画像信号
と、復号回路23からの画像信号とが合成され、それに
よって得られた画像信号がディスプレイ10に出力され
る。これにより、通信装置32 のディスプレイ10に
は、通信装置31 のユーザの顔の画像と、通信装置31
と32 との間の通信経路の輻輳状態を示す表示パターン
が表示される。
【0046】また、同様に、通信装置32 のユーザの顔
の画像および音声が、通信装置32から通信装置31
ネットワーク2を介して送信され、同様に、通信装置3
1 のディスプレイ10に、通信装置32 のユーザの顔の
画像と輻輳状態を示す表示パターンが表示される。ま
た、通信装置31 と32 との間では、マイク13から入
力された音声による通話が行われる。
【0047】以上説明したように、TV電話システム1
によれば、通信中に輻輳状態を通信装置31 ,32 のデ
ィスプレイ10に表示することで、輻輳により発生する
画橡の品質劣化(フレームレートの低下や解像度の悪
化)や、音声の品質劣化(音声の途切れや音質の変化)
の発生原因をユーザが容易に認識できるようにすること
で、これらの品質劣化に対するユーザの不快感を和らげ
ることができる。
【0048】また、TV電話システム1によれば、ユー
ザは自らが使用しようとする通信経路の輻輳状態を知る
ことができるため、輻輳が発生しているにもかかわらず
新たにデータ転送をしてしまい、輻輳を悪化させてしま
うことを未然に防いだり、パケットロスの発生による無
駄やコスト増加を抑制できると同時に、重要度の低いデ
ータ転送を一時的に停止し、輻輳を緩和した上で重要度
の高いデータを転送するなどの対策を行いやすくなり、
ネットワークの有効利用が図れる。また、TV電話シス
テム1によれば、更に輻輳相手に画像や音声を転送する
際、ビットレートを押さえるために階層化を施して符号
化する場合に、階層化の最適化を行うことができ、また
不必要な階層化による符号化効率の低下を防いだり、各
通信装置の負荷の低減を図ることができる。
【0049】なお、本実施形態では、TV電話システム
1を例示したが、TV電話以外にも、TV会議や、リア
ルタイムで渋滞情報を映橡と音声で提供するWebサイ
トなどにも、上述した通信装置31 ,32 は適用でき
る。
【0050】第1実施形態の第1の変形例 上述した第1実施形態では、図1に示す符号化回路20
として図3に示すような構成のもを例示したが、符号化
回路20として図5に示すような構成のものを用いても
よい。図5に示す符号化回路20は、図2に示す輻輳監
視回路24から、輻輳情報を入力し、当該輻輳情報に基
づいて、第1階層符号化回路30、第2階層符号化回路
31および第3階層符号化回路32の符号化レートを制
御する。
【0051】例えば、上述した第1実施形態の場合にお
いて、通信装置31 と32 との間の輻輳状態が、60パ
ケット/秒であったとき、(通常時は、68パケット/
秒)、第1階層の符号化信号の34パケットと、第2階
層の符号化信号の17パケットと、第3階層の符号化信
号の9パケットが、相手先の通信装置に届き、第3階層
の符号化信号の8パケットが廃棄される。受信側で、復
号できるのは第1階層および第2階層の符号化信号であ
り、受信した第3階層の符号化信号の9パケットは使用
できず無駄になる。また通常、階層化を行うと階層化を
行わない場合に比べて符号化効率が落ちる。この場合に
は、符号化の階層を3段階にしないで、例えば第1階層
と第2階層を統合して全体で2段階の階層にしたほう
が、効率が良い。すなわち、符号化の階層が分かれてい
るためにオーバーヘッドが大きくなり、符号化効率を落
とすことになる。
【0052】このような無駄を防ぐために、図5に示す
符号化回路20では、輻輳監視回路24から得られた通
信装置31 と32 との間の通信経路の輻輳状態に基づい
て、レート制御回路33aによって、符号化効率をあま
り落とさないように、第1階層符号化回路30、第2階
層符号化回路31および第3階層符号化回路32の符号
化レートを制御する。例えば、上述した場合において、
レート制御回路33aの制御によって、第1階層の符号
化レートを58パケット/秒にし、第2階層の符号化レ
ートを10パケット/秒にすることにより、受信側の通
信装置は、受信した60個のパケットのうち、58個を
使用できるので、無駄がなくなり効率が上がる。また、
例えば、通信装置31 と32 との間の輻輳状態が、40
パケット/秒しか受信できない状態である場合に、レー
ト制御回路33aの制御によって、第1階層の符号化レ
ートを38パケット/秒にし、第2階層の符号化レート
を20パケット/秒にし、第3階層の符号化レートを1
0パケット/秒として符号化すれば、受信側は、受け取
ったパケットを無駄にせずに復号を行える。以上のよう
に、当該変形例では、ネットワーク2の輻輳を監視し、
それを符号化時の階層の深さや、階層毎のビットレート
の制御に反映させることにより、単純に階層化する場合
に比べて、符号化効率を上げ、より高画質で送受信でき
るようになる。
【0053】第1実施形態の第2の変形例 上述した第1実施形態では、輻輳監視回路24におい
て、受信した符号化信号の階層数に基づいて輻輳状態を
判断したが、それ以外にも、例えば、動画像通信では、
動画像のビットレートからネットワーク2に必要なスル
ープットが得られるので、それに基づいて通常時の単位
時間当たりの平均受信パケット数も計算し、実際に単位
時間当たりに受信した受信パケット数と、当該平均受信
パケット数とを比較して輻輳状態を判断してもよい。例
えば、画像を256kbpsで符号化し、これを512
バイト長のTCP/IPパケットに乗せて送る場合、T
CPヘッダが20バイト、IPヘッダが20バイトとす
れば、画像データ部は472バイト(=3776ビッ
ト)で、256000÷3776≒67.8となり毎秒
約68パケットが転送されることになる。これを使っ
て、S=(受信パケット数N)/68×100(%)と
して計算する。そして、Sの値を10%刻みや25%刻
みで表示する。以下、N=50,35,75の場合のS
の値を例示する。
【0054】
【表1】 刻み 10% 25% N =50:S=50÷68×100 ≒73.5 → 70% 75% N =35:S=35÷68×100 ≒51.5 → 50% 50% N =75:S=75÷68×100 ≒110.2 → 110 %(100 %)100 %
【0055】第2実施形態 本実施形態では、多地点間通信を行うTV会議システム
100を説明する。図6は、TV会議システム100の
構成図である。図6に示すように、TV会議システム1
00では、ネットワーク102を介して、通信装置
10,311,312,313およびサーバ装置110が接続
されている。 〔ネットワーク102〕ネットワーク102は、インタ
ーフェースやLANなどの帯域保証を行わないネットワ
ーク通信網である。
【0056】〔通信装置〕通信装置310,311,312
13は、サーバ装置110を介して、あるいは、サーバ
装置110の制御によって、他の通信装置との間で通信
を行う。通信装置310〜313は、図2に示す通信装置3
1 ,32 と同じ構成および機能を有している。通信装置
10〜313は、図2に示すカメラ12で当該通信装置の
ユーザの顔などを撮像して得られた画像信号と、マイク
13で当該ユーザの声などの入力して得られた音声信号
とを、符号化回路20で符号化して送信用インターフェ
ース21を介してサーバ装置110に送信する。また、
通信装置310〜313は、図2に示す輻輳監視回路24で
監視した当該通信装置とサーバ装置110との間の通信
経路の輻輳状態を示す輻輳状態信号をネットワーク10
2を介してサーバ装置110に送信する。
【0057】〔サーバ装置110〕サーバ装置110
は、ネットワーク102を介して通信装置310〜313
ら画像信号および輻輳状態信号を受信し、これらを用い
て、例えば、図7に示すように、通信装置310〜313
ユーザA,B,C,Dの顔などの画像1201 〜120
4 と、通信装置310〜313とサーバ装置110との間の
通信経路の輻輳状態を示す表示パターン1211 〜12
4 とを同時に表示するための画像信号を生成し、これ
をネットワーク102を介して通信装置310〜313に送
信する。また、サーバ装置110は、ネットワーク10
2を介して通信装置310〜313から音声信号を受信し、
これらを合成した音声信号をネットワーク102を介し
て通信装置310〜313に送信する。
【0058】なお、本発明では、通信装置310〜313
おいて当該通信装置とサーバ装置110との間の通信経
路の輻輳状態を監視するのではなく、サーバ装置110
において通信装置310〜313とサーバ装置110との間
の通信経路の輻輳状態を監視し、その監視結果をサーバ
装置110から通信装置310〜313に送信する画像に反
映させてもよい。この場合には、サーバ装置110は、
図8に示すように、通信装置310〜313がそれぞれ送信
した信号を、少なくとも当該信号を送信した通信装置以
外の他の通信装置が受信するように制御する通信制御回
路70と、当該多地点間通信で通信装置310〜313が用
いる通信経路の輻輳状態をそれぞれ監視して輻輳情報を
生成する輻輳監視回路71と、輻輳情報などを通信装置
10〜3 13に送信するインターフェース72とを有す
る。
【0059】以下、TV会議システム100の動作を説
明する。通信装置310〜313において、、図2に示すカ
メラ12で当該通信装置のユーザの顔などを撮像して得
られた画像信号と、マイク13で当該ユーザの声などの
入力して得られた音声信号とが、符号化回路20で符号
化された後に送信用インターフェース21を介してサー
バ装置110に送信される。また、通信装置310〜313
において、図2に示す輻輳監視回路24で監視した輻輳
状態を示す輻輳状態信号がネットワーク102を介して
サーバ装置110に送信される。
【0060】次に、サーバ装置110において、ネット
ワーク102を介して通信装置310〜313から受信した
画像信号および輻輳状態信号を用いて画像合成が行わ
れ、それによって画像信号が生成される。また、サーバ
装置110において、ネットワーク102を介して通信
装置310〜313から受信した音声信号の合成が行われ、
それによって得られた音声信号がネットワーク102を
介して通信装置310〜313に送信される。次に、ネット
ワーク102を介してサーバ装置110から通信装置3
10〜313に、当該生成された画像信号および音声信号が
送信される。そして、通信装置310〜313において、サ
ーバ装置110から受信した画像信号が復号回路23で
復号され、例えば図7に示す画像がディスプレイ10に
表示される。また、通信装置310〜313において、サー
バ装置110から受信した音声信号が復号回路23で復
号され、それに応じた音声がスピーカ11から出力され
る。
【0061】このような状況で、例えば、ネットワーク
102上の通信装置310とサーバ装置110との間の通
信経路に輻輳が発生した場合、通信装置310からサーバ
装置110への画像信号および音声信号の到達が遅れ、
サーバ装置110が通信装置310〜313に提供する通信
装置310のユーザの顔の画質や声の音質が低下する。こ
の場合に、本実施形態では、図7に示すように、通信装
置310とサーバ装置110との間の輻輳状態を示す表示
パターン1211 が、他の通信装置311〜313のディス
プレイ10に表示されるため、通信装置311〜313は、
通信装置310のユーザの画質および音質の低下の要因
が、通信装置310とサーバ装置110との間の転送速度
の低下、すなわち輻輳状態であることをユーザが認識で
き、ユーザの不快感を和らげることができる。
【0062】また、TV会議システム100によれば、
会議資料などのデータ量の大きい信号を通信装置310
送信する作業は、輻輳状態の回復を待って転送したり、
一時的に画像の転送を停止し、データ転送用の帯域を確
保した上で転送するなどの対策を取ることが容易にな
る。これにより、ネットワーク資源の有効活用を促せ
る。
【0063】また、TV会議システム100によれば、
サーバ装置110と通信装置310との間に輻輳が生じて
いる場合に、サーバ装置110と通信装置310との間で
は、輻輳の無い状態で設定したビットレートを用いる
と、リアルタイムな通信ができない。従って、サーバ装
置110と通信装置310との間の通信では、低いビット
レートを用いた低階層の信号を用いて通信を行い、サー
バ装置110と通信装置311〜313との間では、高いビ
ットレートを用いた高階層の信号を用いて通信を行う。
また、このとき、サーバ装置110と通信装置310との
間で輻輳が生じていることを、通信装置310〜313のデ
ィスプレイに表示する。このようにすることで、輻輳状
態に応じて適切なビットレートを用いて信号を符号化し
て通信を行うことができる。また、TV会議システム1
00によれば、サーバ装置110と通信装置310との間
の輻輳が解消され、全てのユーザが所望の通信品質を確
保できている状態では、階層化自体をやめてしまうこと
ができ、階層化による符号化効率の低下を防いだり、符
号化と復号に必要な負荷を低減することができる。
【0064】第3実施形態 上述した第2実施形態では、サーバ装置110と通信装
置310〜313との間の1対多の放送型の多地点間通信シ
ステムを例示したが、例えば、図9に示すように、通信
装置310〜313との間で多対多で通信を行う多地点間通
信システムにも本発明は適用可能である。通信装置310
〜313は、一の通信装置が、他の全ての通信装置に画像
信号および音声信号を送信すると共に、他の全ての通信
装置から画像信号および音声信号を受信する点を除い
て、図2に示す構成およびディスプレイ10に表示する
画面などは、前述した第2実施形態と同じである。
【0065】この場合には、例えば、通信装置310と3
11との間に輻輳が生じている場合に、通信装置310と3
11との間では、輻輳の無い状態で設定したビットレート
を用いると、リアルタイムな通信ができない。従って、
通信装置310と通信装置311との間の通信では、低いビ
ットレートを用いた低階層の信号を用いて通信を行い、
通信装置310と通信装置312,313との間では、高いビ
ットレートを用いた高階層の信号を用いて通信を行う。
また、このとき、通信装置310と通信装置311との間で
輻輳が生じていることを、通信装置310〜313のディス
プレイに表示する。このようにすることで、輻輳状態に
応じて適切なビットレートを用いて信号を符号化して通
信を行うことができる。また、通信装置310と311の間
の輻輳が解消され、全てのユーザが所望の通信品質を確
保できている状態では、階層化自体をやめてしまうこと
ができ、階層化による符号化効率の低下を防いだり、符
号化と復号に必要な負荷を低減することができる。図9
に示す本実施形態のTV会議システムでも、前述した第
2実施形態のTV会議システム100と同様の効果が得
られる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信回線に輻輳が生じた場合のユーザの不快感を和らげ
ることが可能な通信装置、通信制御装置および通信方法
を提供できる。また、本発明によれば、通信回線に生じ
た輻輳を緩和できる通信装置、通信制御装置および通信
方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態のTV電話シス
テムの構成図である。
【図2】図2は、図1に示す通信装置の構成図である。
【図3】図3は、図2に示す符号化回路の構成図であ
る。
【図4】図4は、図2に示すディスプレイの表示例であ
る。
【図5】図5は、図2に示す符号化回路の変形例の構成
図である。
【図6】図6は、本発明の第2実施形態のTV会議シス
テムの構成図である。
【図7】図7は、図6に示す通信装置の図2に示すディ
スプレイの表示例である。
【図8】図8は、図6に示すサーバ装置の一例の構成図
である。
【図9】図9は、本発明の第3実施形態のTV会議シス
テムの構成図である。
【符号の説明】
1…TV電話システム、2,102…ネットワーク、3
1 ,32 ,310〜313…通信装置、10…ディスプレ
イ、11…スピーカ、12…カメラ、13…マイク、1
4…信号処理回路、20…エンコーダ、21…送信用イ
ンターフェース、22…受信用インターフェース、23
…デコーダ、24…輻輳監視回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA13 HA08 MA01 MB02 MC07 MC08 5K034 AA17 EE11 FF20 HH16 HH64 MM08 MM21 NN11 TT02 5K035 AA06 BB04 DD01 EE21 KK04 5K101 KK04 KK07 LL05 MM02 MM04 MM05 MM06 NN06 NN07 NN18 NN25 NN34 RR01 TT05 VV01

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線を介して信号を受信する受信手段
    と、 前記受信した信号を復号する復号手段と、 前記復号された信号に応じた表示を行う表示手段とを有
    し、 前記表示手段は、前記通信回線上の当該通信装置と前記
    信号の送信元との間の通信経路の輻輳状態を示す輻輳情
    報を表示する通信装置。
  2. 【請求項2】前記通信回線上の当該通信装置と前記信号
    の送信元との間の通信経路の輻輳状態を監視し、前記輻
    輳情報を生成する輻輳監視手段をさらに有する請求項1
    に記載の通信装置。
  3. 【請求項3】前記受信手段は、 階層化した符号化処理によって生成され所定の優先度が
    付けられた複数の符号化信号であって、前記通信経路に
    生じた輻輳状態に応じて優先度の低いものから破棄され
    る複数の符号化信号を受信し、 前記輻輳監視手段は、 前記受信手段で受信された前記符号化信号の優先度に基
    づいて、前記輻輳情報を生成する請求項2に記載の通信
    装置。
  4. 【請求項4】前記輻輳監視手段は、 前記受信手段が受信する前記信号の単位時間の情報量が
    前記通信経路の輻輳状態に応じて変動する場合に、前記
    受信手段が受信した前記信号の単位時間の情報量に基づ
    いて前記輻輳情報を生成する請求項2に記載の通信装
    置。
  5. 【請求項5】前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状態
    を数値で示した前記輻輳情報を表示する請求項1に記載
    の通信装置。
  6. 【請求項6】前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状態
    を図形、模様および色のうち少なくとも一つで示した前
    記輻輳情報を表示する請求項1に記載の通信装置。
  7. 【請求項7】前記受信手段は、リアルタイムに前記信号
    を受信する請求項1に記載の通信装置。
  8. 【請求項8】前記通信回線は、帯域保証を行わない通信
    回線である請求項1に記載の通信装置。
  9. 【請求項9】信号を符号化する符号化手段と、 前記符号化した信号を通信回線を介して送信する送信手
    段と、 前記通信回線上の当該通信装置と前記信号の送信先との
    間の通信経路の輻輳状態を示す輻輳情報を表示する表示
    手段とを有する通信装置。
  10. 【請求項10】前記通信回線上の当該通信装置と前記信
    号の送信先との間の通信経路の輻輳状態を監視し、前記
    輻輳情報を生成する輻輳監視手段をさらに有する請求項
    9に記載の通信装置。
  11. 【請求項11】前記符号化手段は、 前記輻輳情報に応じて、前記信号を符号化するときの符
    号化レートを決定する請求項10に記載の通信装置。
  12. 【請求項12】前記符号化手段は、前記信号を階層化し
    て符号化し、各階層の符号化によって得られた複数の符
    号化信号に、前記通信経路に輻輳が生じたときに破棄す
    るか否かを決定するための所定の優先度を付ける請求項
    9に記載の通信装置。
  13. 【請求項13】前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状
    態を数値で示した前記輻輳情報を表示する請求項9に記
    載の通信装置。
  14. 【請求項14】前記表示手段は、前記通信経路の輻輳状
    態を図形、模様および色のうち少なくとも一つで示した
    前記輻輳情報を表示する請求項9に記載の通信装置。
  15. 【請求項15】前記送信手段は、リアルタイムに前記信
    号を受信する請求項9に記載の通信装置。
  16. 【請求項16】前記通信回線は、帯域保証を行わない通
    信回線である請求項9に記載の通信装置。
  17. 【請求項17】通信回線を介して複数の通信装置を用い
    て行われる多地点間通信を制御する通信制御装置であっ
    て、 前記複数の通信装置がそれぞれ送信した信号を、少なく
    とも当該信号を送信した通信装置以外の他の前記通信装
    置が受信するように制御する通信制御手段と、 前記多地点間通信で前記複数の通信装置が用いる通信経
    路の輻輳状態をそれぞれ監視して輻輳情報を生成する輻
    輳監視手段と、 前記輻輳情報を前記複数の通信装置に送信する送信手段
    とを有する通信制御装置。
  18. 【請求項18】通信回線を介して信号を受信し、 前記受信した信号を復号し、 前記復号された信号に応じた画像と、前記通信回線上の
    当該通信装置と前記信号の送信元との間の通信経路の輻
    輳状態を示す輻輳情報を示す画像とを表示手段に表示す
    る通信方法。
  19. 【請求項19】前記通信回線上の当該通信装置と前記信
    号の送信元との間の通信経路の輻輳状態を監視し、前記
    輻輳情報を生成する請求項10に記載の通信方法。
  20. 【請求項20】階層化した符号化処理によって生成され
    所定の優先度が付けられた複数の符号化信号であって、
    前記通信経路に生じた輻輳状態に応じて優先度の低いも
    のから破棄される複数の符号化信号を受信し、 前記受信された前記符号化信号の優先度に基づいて、前
    記輻輳情報を生成する請求項19に記載の通信方法。
  21. 【請求項21】前記受信する前記信号の単位時間の情報
    量が前記通信経路の輻輳状態に応じて変動する場合に、
    前記受信した前記信号の単位時間の情報量に基づいて前
    記輻輳情報を生成する請求項19に記載の通信方法。
  22. 【請求項22】前記通信経路の輻輳状態を数値で示した
    前記輻輳情報を示す画像を表示する請求項18に記載の
    通信方法。
  23. 【請求項23】前記通信経路の輻輳状態を図形、模様お
    よび色のうち少なくとも一つで示した前記輻輳情報を示
    す画像を表示する請求項18に記載の通信方法。
  24. 【請求項24】信号を符号化し、 前記符号化した信号を通信回線を介して送信し、 前記通信回線上の当該通信装置と前記信号の送信先との
    間の通信経路の輻輳状態を示す輻輳情報を表示手段に表
    示する通信方法。
  25. 【請求項25】前記通信回線上の当該通信装置と前記信
    号の送信先との間の通信経路の輻輳状態を監視し、前記
    輻輳情報を生成する請求項24に記載の通信方法。
  26. 【請求項26】前記輻輳情報に応じて、前記信号を符号
    化するときの符号化レートを決定する請求項24に記載
    の通信方法。
  27. 【請求項27】前記信号を階層化して符号化し、各階層
    の符号化によって得られた複数の符号化信号に、前記通
    信経路に輻輳が生じたときに破棄するか否かを決定する
    ための所定の優先度を付ける請求項24に記載の通信方
    法。
  28. 【請求項28】前記通信経路の輻輳状態を数値で示した
    前記輻輳情報を示す画像を表示する請求項24に記載の
    通信方法。
  29. 【請求項29】前記通信経路の輻輳状態を図形、模様お
    よび色のうち少なくとも一つで示した前記輻輳情報の画
    像を表示する請求項24に記載の通信方法。
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