JP2004104591A - 通信負荷表示方法及び通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザによる回線速度の設定を不要とすると共に通信負荷の表示が正しく行えるようにする。
【解決手段】CPUは、一定時間毎に発生するタイマ割り込みの都度、送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値をもとに、送信側と受信側のそれぞれの回線速度を算出する(S4,S5a,S5b)。CPUは、値の大きい方の回線速度を選択し、選択された回線速度が現在の回線速度KSCを上回っているならば、その選択された回線速度に回線速度KSCを更新する(S6〜S12)。CPUは、最新の回線速度KSCと送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値とをもとに、最新のトラフィックゲージの最高値を基準とする上記通信ポートでの、それぞれ送信負荷及び受信負荷の割合を算出して、トラフィックゲージにより表示する。
【選択図】 図4
【解決手段】CPUは、一定時間毎に発生するタイマ割り込みの都度、送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値をもとに、送信側と受信側のそれぞれの回線速度を算出する(S4,S5a,S5b)。CPUは、値の大きい方の回線速度を選択し、選択された回線速度が現在の回線速度KSCを上回っているならば、その選択された回線速度に回線速度KSCを更新する(S6〜S12)。CPUは、最新の回線速度KSCと送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値とをもとに、最新のトラフィックゲージの最高値を基準とする上記通信ポートでの、それぞれ送信負荷及び受信負荷の割合を算出して、トラフィックゲージにより表示する。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置に係り、特にトラフィックゲージを用いて通信負荷を表示するのに好適な通信負荷表示方法及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置として、例えば、ネットワーク間を接続するネットワーク間接続装置が知られている。このネットワーク間接続装置の代表的なものに、通信ポートとしてのブロードバンドポートを有するルータ装置、いわゆるブロードバンドルータが知られている。ブロードバンドルータは一般に、ブロードバンドポートを、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、或いはケーブルモデムを介してADSL網に接続して使用される。
【0003】
最近のブロードバンドルータの中には、トラフィックゲージを用いて通信負荷を例えばLCD表示器に表示するものがある。ここでは、ゲージの最高値は回線速度の公称値をもとに算出される。このため、ゲージの最高値は固定値となる。そして、このゲージの最高値に対する通信負荷の割合を算出し、トラフィックゲージを用いて表示する。これによりユーザは、ルータでの通信負荷を視認できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、トラフィックゲージを用いて通信負荷を表示する従来のブロードバンドルータ(通信装置)では、ゲージの最高値に、回線速度の公称値から算出される固定値を用いている。しかし、ブロードバンドルータに接続されたADSLモデム、或いはケーブルモデム等のモデムから先の回線速度、つまりADSL網側の回線速度は、契約するプロバイダにより異なる。このため従来のブロードバンドルータでは、ユーザは当該ルータに対して回線速度を設定する必要がある。また、プロバイダの変更や、利用環境(局からの距離など)に起因して公称値と実効値との間に差異があるなどの要因で、実際の回線速度が設定値と異なってしまう場合、通信負荷表示が正しく行われないという問題が生じる。
【0005】
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、通信量に応じて自動的にトラフィックゲージの最高値を調整し、その調整後の最高値に対する通信負荷の割合を表示することにより、ユーザによる回線速度の設定を不要とすると共に通信負荷の表示が正しく行える通信負荷表示方法及び通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点によれば、外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置において当該通信ポートでの通信負荷を表示する通信負荷表示方法が提供される。この方法は、予め定められた一定時間における上記通信ポートでの通信量を検出するステップと、上記通信量が検出される毎に、当該通信量に応じてトラフィックゲージの最高値を調整するステップと、上記通信量が検出される毎に、当該検出された通信量をもとに、最新の上記トラフィックゲージの最高値を基準とする上記通信ポートでの通信負荷の割合を算出するステップと、この算出された通信負荷の割合をトラフィックゲージにより表示するステップとから構成される。
【0007】
上記の構成においては、通信ポートでの実際の通信量に応じてトラフィックゲージの最高値が自動調整される。この自動調整は、結果的にトラフィックゲージの最高値が変化しない場合も含むものとする。また、上記の構成においては、この自動調整後のトラフィックゲージの最高値、つまり最新のトラフィックゲージの最高値に対する通信負荷の割合が、通信ポートでの実際の通信量に応じて算出されて、トラフィックゲージにより表示される。これにより、ユーザによる回線速度の設定が不要となり、しかも通信負荷の表示が正しく行える。つまり上記の構成においては、通信ポートでの実際の通信量に応じて自動的にトラフィックゲージの最高値が調整されることから、この調整されたトラフィックゲージの最高値を基準とする通信負荷の割合を表示することにより、ユーザは回線速度を意識することなく、その時点における正しい通信負荷を把握できる。
【0008】
ここで、通信ポートでの通信量を、送信量と受信量とに区分して、当該送信量と受信量とをそれぞれ検出し、値の大きい方のデータ量をもとにトラフィックゲージの最高値を調整するとよい。具体的には、検出された送信量及び受信量をもとに、それぞれ送信側回線速度及び受信側回線速度を算出し、この算出された送信側回線速度及び受信側回線速度のうち、値の大きい方の回線速度が最新のトラフィックゲージの最高値に対応する回線速度を上回っている場合に、当該値の大きい方の回線速度をもとにトラフィックゲージの最高値を更新するとよい。
【0009】
以上の通信負荷表示方法に係る本発明は、外部と通信するための通信ポートを備え、当該方法を適用する通信装置に係る発明としても成立する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をネットワーク間接続装置としてのブロードバンドルータに適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態に係るブロードバンドルータを含む通信システムの構成を示す。同図に示すように、ブロードバンドルータ11の筐体111の背面111R側には、通信ポートとしてのブロードバンドポート112及びLANポート113と、電源スイッチSWとが設けられている。ルータ11のブロードバンドポート112は、LANケーブル12及びADSLモデム13を介してADSL網14と接続されている。一方、ルータ11のLANポート113は、LANケーブル15及びLAN16を介して、ネットワークアクセス可能な電子機器、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)17と接続されている。この図1に示すシステムにおいて、ルータ11は、LANポート112に(LAN16を介して)接続されたPC17からのインターネットアクセス等の操作を可能とする。
【0012】
また、ブロードバンドルータ11の筐体111には、図2に示すように、その前面111F側に、表示器、例えばLCD(液晶)表示器114が設けられている。このLCD表示器114は、ルータ11のポート112での通信負荷をトラフィックゲージで表示するのに用いられる。
【0013】
図3は、ブロードバンドルータ11の本発明に関係する部分の構成を示すブロック図である。図3に示すように、ルータ11は、上記LCD表示器114の他に、送受信ドライバ115と、ROM116と、CPU117とを備えている。LCD表示器114、送受信ドライバ115、ROM116及びCPU117は、内部バス118により相互接続されている。なお、LANポート113側の送受信ドライバは省略されている。
【0014】
送受信ドライバ115は、ブロードバンドポート112を介してADSLモデム13との間でデータの送受信を行う。送受信ドライバ115は、ポート112での通信量をカウント(計測)する手段としての送信カウンタTC及び受信カウンタRCを含む。送信カウンタTCは、ポート112での電源投入時からの送信量、例えば送信バイト数をカウントし、受信カウンタRCは、ポート112での電源投入時からの受信量、例えば受信バイト数をカウントする。送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値、即ち送信カウンタTC及び受信カウンタRCによりカウントされる送信バイト数及び受信バイト数を、それぞれ(TC)及び(RC)で表現する。
【0015】
ROM116には、CPU117が実行するプログラム(ファームウェア)が予め格納されている。CPU117は、ROM116に格納されているプログラムに従ってルータ11内の各部を制御する。特にCPU117は、一定時間T[秒]毎に、送受信ドライバ115内の送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値をもとにブロードバンドポート112での通信量を求めて、トラフィックゲージの最高値を調整しながら、当該ポート112での通信負荷をLCD表示器114にトラフィックゲージで表示するための制御を行う。CPU117は、時間Tを繰り返しカウントするインターバルタイマITを内蔵する。
【0016】
次に、図1のシステム中のルータ11における通信負荷表示について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、ルータ11の電源スイッチSWがON操作されて、当該ルータ11の電源が投入(ON)されると、送受信ドライバ115内の送信カウンタTC及び受信カウンタRCはリセットされる。
【0017】
またルータ11の電源が投入されると、CPU117がルータ11の初期化処理を開始する。この初期化処理において、CPU117は、ポート112側の回線速度KSC[bps]を初期値、例えばISDN(Integrated Services Digital Network)の回線速度64,000[bps](=64[Kbps])に設定する(ステップS1)。またCPU117は、前回のタイマ割り込み時(チェック時)までの、それぞれ送信バイト数(を表す変数)L(TC)及び受信バイト数(を表す変数)L(RC)を、いずれも初期値0に設定する(ステップS2)。
【0018】
その後、CPU117は、初期化処理の終了時に、インターバルタイマITを起動する。これによりインターバルタイマITは、一定時間T[秒]をカウントする毎に、パルスを発生する。このインターバルタイマITからのパルスは、CPU117に対する割り込み信号(タイマ割り込み)として用いられる。
【0019】
CPU117は、インターバルタイマITからのタイマ割り込みを検出する都度(ステップS4)、通信負荷表示のための処理を次のように実行する。
まずCPU117は、ブロードバンドポート112での今回のタイマ割り込み時点における送信側回線速度TSC[bps]を、送信カウンタTCのカウント値(TC)、即ち(電源投入時から)今回のタイマ割り込み時点までに送信カウンタTCによりカウントされている送信バイト数(TC)と、(電源投入時から)前回のタイマ割り込み時までの送信バイト数L(TC)とをもとに、1バイト=8ビットとして、次式
送信側回線速度TSC[bps]={(TC)−L(TC)}×8/T (1)
に従って算出する(ステップS5a)。ここで、式(1)中の(TC)−L(TC)は、前回のタイマ割り込み時から今回のタイマ割り込み時点までの送信バイト数、つまり最新の時間Tにおけるブロードバンドポート112での送信データの通信量(送信量)を示す。明らかなように、送信側回線速度TSCは、通信負荷が100%となるように算出されたものである。
【0020】
同様にCPU117は、ブロードバンドポート112での今回のタイマ割り込み時点における受信側回線速度RSC[bps]を、受信カウンタRCのカウント値(RC)、即ち(電源投入時から)今回のタイマ割り込み時点までに送信カウンタTCによりカウントされている受信バイト数(RC)と、(電源投入時から)前回のタイマ割り込み時までの受信バイト数L(RC)とをもとに、次式
受信側回線速度RSC[bps]={(RC)−L(RC)}×8/T (2)
に従って算出する(ステップS5b)。ここで、式(2)中の(RC)−L(RC)は、前回のタイマ割り込み時から今回のタイマ割り込み時点までの受信バイト数、つまり最新の時間Tにおけるブロードバンドポート112での受信データの通信量(受信量)を示す。明らかなように、受信側回線速度RSCは、通信負荷が100%となるように算出されたものである。
【0021】
次にCPU117は、ステップS5aで算出された送信側回線速度TSCとステップS5bで算出された受信側回線速度RSCの大小を比較して(ステップS6)、値の大きい方(速度が速い方)を選択する(ステップS7またはS8)。即ちCPU117は、TSC>RSCであるならば、TSCを選択し(ステップS7)、TSC>RSCでないならば、RSCを選択する(ステップS8)。
【0022】
次にCPU117は、選択した回線速度(TSCまたはRSC)を現在の回線速度KSC(電源投入直後は初期値64[Kbps])と比較する(ステップS9またはS10)。そしてCPU117は、この比較結果に応じて回線速度KSCの調整を次のように行う。まず、選択された回線速度(TSCまたはRSC)が現在の回線速度KSCを上回るならば、つまりTSC>KSCまたはRSC>KSCであるならば、CPU117は、現在の回線速度KSCを選択された回線速度(TSCまたはRSC)に更新(調整)する(ステップS11またはS12)。これに対し、選択された回線速度(TSCまたはRSC)が現在の回線速度KSC以下であるならば、CPU117は、ステップS11またはS12をバイパスして回線速度KSCを更新しない。即ちCPU117は、TSC≦KSCまたはRSC≦KSCの場合、回線速度KSCを現在の値のままに維持(調整)する。
【0023】
次にCPU117は、(調整後の)最新の回線速度KSCと、前回のタイマ割り込み時から今回のタイマ割り込み時点までの通信バイト数(送信バイト数及び受信バイト数)とをもとに、送信負荷(送信側の通信負荷)Tx及び受信負荷(受信側の通信負荷)Rxを次式
送信負荷Tx[%]={(TC)−L(TC)}×8/(KSC×T) (3)
受信負荷Rx[%]={(RC)−L(RC)}×8/(KSC×T) (4)
に従って算出する(ステップS13a,S13b)。
【0024】
ここで、最新の回線速度KSCは、ステップS11またはS12が実行された場合であれば、当該ステップS11またはS12で更新された回線速度KSCであり、ステップS11またはS12がバイパスされた場合であれば、更新されなかった回線速度KSC、つまり前回に用いられた回線速度KSCである。
【0025】
次にCPU117は、ステップS13a及びS13bで算出された通信負荷、即ち送信負荷Tx[%]及び受信負荷Rx[%]をLCD表示器114にグラフィカルに表示する(ステップS14)。ここでは、送信負荷Tx[%]及び受信負荷Rx[%]はトラフィックゲージで表示される。このトラフィックゲージの表示例を図6に示す。
【0026】
次にCPU117は、前回のタイマ割り込み時までの送信バイト数L(TC)を、今回のタイマ割り込み時点の送信カウンタTCの値(TC)、つまり今回のタイマ割り込み時点までに送信カウンタTCによりカウントされている送信バイト数(TC)に更新すると共に、前回のタイマ割り込み時までの受信バイト数L(RC)を、今回のタイマ割り込み時点の受信カウンタRCの値(RC)、つまり今回のタイマ割り込み時点までに受信カウンタRCによりカウントされている受信バイト数(RC)に更新する(ステップS15)。そしてCPU117は、インターバルタイマITからの次のタイマ割り込みを待つ(ステップS4)。
【0027】
以上に述べたように、本実施形態においては、時間T毎に、その時間Tの間におけるブロードバンドポート112での送信バイト数及び受信バイト数(通信量)をもとに、通信負荷が100%となるように最新の送信側回線速度TSC及び受信側回線速度RSCを算出している。そして、送信側回線速度TSC及び受信側回線速度RSCを算出する毎に、そのうちの値の大きい方を選択して、現在の回線速度KSCと比較する。この比較の結果、算出され且つ選択された回線速度TSCまたはRSCの方が値が大きい(速度が速い)場合、その回線速度TSCまたはRSCに回線速度KSCを更新している。本実施形態では、このようにして得られた最新の回線速度KSCを基準に、ブロードバンドポート112での通信量に応じた通信負荷(送信負荷Tx、受信負荷Rx)を算出してトラフィックゲージで表示しているため、ユーザによるルータ11に対する回線速度の設定操作を必要とすることなく、実際の回線速度を反映した正しい通信負荷表示のためのユーザインタフェースを実現できる。
【0028】
このように本実施形態では、図4及び図5のフローチャートに従う処理により、ユーザによるルータ11に対する回線速度の設定操作を不要とし、且つ実際の回線速度を反映した通信負荷表示を図っている。しかし、回線速度の設定操作は不要とするものの、従来と同様の通信負荷表示で構わないならば、以下に述べるように上記処理を簡略化できる。例えば、回線速度KSCを調整する技術を利用して、回線速度の公称値を推測する。回線速度の公称値は、64Kbps,1.5Mbps,8Mbps,12Mbpsのように予め決まっている。このため、例えば更新された回線速度KSC以上の公称値の中から、当該KSCに最も近い公称値を、実際の回線速度の公称値として推測するならば、その推測した回線速度の公称値をルータ11内に自動設定できる。また、推測した回線速度の公称値をもとにトラフィックゲージの最高値を調整し、その調整されたトラフィックゲージの最高値を基準とする通信負荷の割合を表示するモードと、上記実施形態で適用された手順で通信負荷の割合を表示するモードとが、ユーザにより選択指定可能な構成とすることも可能である。
【0029】
上記実施形態では、本発明を、ルータにおける通信負荷表示に適用している。しかし、本発明は、ブリッジ装置、ゲートウェイ装置など、ルータ以外のネットワーク間接続装置は勿論、ADSLモデムなど、外部と通信を行うための通信ポートを有する通信装置における通信負荷表示全般に適用することができる。
【0030】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、通信ポートでの実際の通信量に応じてトラフィックゲージの最高値を自動的に調整し、この調整されたトラフィックゲージの最高値を基準とする通信負荷の割合を表示する構成としたので、ユーザによる回線速度の設定を不要とすると共に通信負荷の表示が正しく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るブロードバンドルータを含む通信システムの構成を示す図。
【図2】図1中のブロードバンドルータ11の前面にLCD表示器114が設けられている様子を示す外観図。
【図3】ブロードバンドルータ11の本発明に関係する部分の構成を示すブロック図。
【図4】ブロードバンドルータ11における通信負荷表示を説明するためのフローチャートの一部を示す図。
【図5】ブロードバンドルータ11における通信負荷表示を説明するためのフローチャートの残りを示す図。
【図6】トラフィックゲージの表示例を示す図。
【符号の説明】
11…ブロードバンドルータ(通信装置)
13…ADSLモデム
14…ADSL網
112…ブロードバンドポート(通信ポート)
114…LCD表示器
115…送受信ドライバ
117…CPU
TC…送信カウンタ
RC…受信カウンタ
IT…インターバルタイマ
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置に係り、特にトラフィックゲージを用いて通信負荷を表示するのに好適な通信負荷表示方法及び通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置として、例えば、ネットワーク間を接続するネットワーク間接続装置が知られている。このネットワーク間接続装置の代表的なものに、通信ポートとしてのブロードバンドポートを有するルータ装置、いわゆるブロードバンドルータが知られている。ブロードバンドルータは一般に、ブロードバンドポートを、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)モデム、或いはケーブルモデムを介してADSL網に接続して使用される。
【0003】
最近のブロードバンドルータの中には、トラフィックゲージを用いて通信負荷を例えばLCD表示器に表示するものがある。ここでは、ゲージの最高値は回線速度の公称値をもとに算出される。このため、ゲージの最高値は固定値となる。そして、このゲージの最高値に対する通信負荷の割合を算出し、トラフィックゲージを用いて表示する。これによりユーザは、ルータでの通信負荷を視認できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、トラフィックゲージを用いて通信負荷を表示する従来のブロードバンドルータ(通信装置)では、ゲージの最高値に、回線速度の公称値から算出される固定値を用いている。しかし、ブロードバンドルータに接続されたADSLモデム、或いはケーブルモデム等のモデムから先の回線速度、つまりADSL網側の回線速度は、契約するプロバイダにより異なる。このため従来のブロードバンドルータでは、ユーザは当該ルータに対して回線速度を設定する必要がある。また、プロバイダの変更や、利用環境(局からの距離など)に起因して公称値と実効値との間に差異があるなどの要因で、実際の回線速度が設定値と異なってしまう場合、通信負荷表示が正しく行われないという問題が生じる。
【0005】
本発明は上記事情を考慮してなされたものでその目的は、通信量に応じて自動的にトラフィックゲージの最高値を調整し、その調整後の最高値に対する通信負荷の割合を表示することにより、ユーザによる回線速度の設定を不要とすると共に通信負荷の表示が正しく行える通信負荷表示方法及び通信装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の1つの観点によれば、外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置において当該通信ポートでの通信負荷を表示する通信負荷表示方法が提供される。この方法は、予め定められた一定時間における上記通信ポートでの通信量を検出するステップと、上記通信量が検出される毎に、当該通信量に応じてトラフィックゲージの最高値を調整するステップと、上記通信量が検出される毎に、当該検出された通信量をもとに、最新の上記トラフィックゲージの最高値を基準とする上記通信ポートでの通信負荷の割合を算出するステップと、この算出された通信負荷の割合をトラフィックゲージにより表示するステップとから構成される。
【0007】
上記の構成においては、通信ポートでの実際の通信量に応じてトラフィックゲージの最高値が自動調整される。この自動調整は、結果的にトラフィックゲージの最高値が変化しない場合も含むものとする。また、上記の構成においては、この自動調整後のトラフィックゲージの最高値、つまり最新のトラフィックゲージの最高値に対する通信負荷の割合が、通信ポートでの実際の通信量に応じて算出されて、トラフィックゲージにより表示される。これにより、ユーザによる回線速度の設定が不要となり、しかも通信負荷の表示が正しく行える。つまり上記の構成においては、通信ポートでの実際の通信量に応じて自動的にトラフィックゲージの最高値が調整されることから、この調整されたトラフィックゲージの最高値を基準とする通信負荷の割合を表示することにより、ユーザは回線速度を意識することなく、その時点における正しい通信負荷を把握できる。
【0008】
ここで、通信ポートでの通信量を、送信量と受信量とに区分して、当該送信量と受信量とをそれぞれ検出し、値の大きい方のデータ量をもとにトラフィックゲージの最高値を調整するとよい。具体的には、検出された送信量及び受信量をもとに、それぞれ送信側回線速度及び受信側回線速度を算出し、この算出された送信側回線速度及び受信側回線速度のうち、値の大きい方の回線速度が最新のトラフィックゲージの最高値に対応する回線速度を上回っている場合に、当該値の大きい方の回線速度をもとにトラフィックゲージの最高値を更新するとよい。
【0009】
以上の通信負荷表示方法に係る本発明は、外部と通信するための通信ポートを備え、当該方法を適用する通信装置に係る発明としても成立する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をネットワーク間接続装置としてのブロードバンドルータに適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0011】
図1は本発明の一実施形態に係るブロードバンドルータを含む通信システムの構成を示す。同図に示すように、ブロードバンドルータ11の筐体111の背面111R側には、通信ポートとしてのブロードバンドポート112及びLANポート113と、電源スイッチSWとが設けられている。ルータ11のブロードバンドポート112は、LANケーブル12及びADSLモデム13を介してADSL網14と接続されている。一方、ルータ11のLANポート113は、LANケーブル15及びLAN16を介して、ネットワークアクセス可能な電子機器、例えばパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)17と接続されている。この図1に示すシステムにおいて、ルータ11は、LANポート112に(LAN16を介して)接続されたPC17からのインターネットアクセス等の操作を可能とする。
【0012】
また、ブロードバンドルータ11の筐体111には、図2に示すように、その前面111F側に、表示器、例えばLCD(液晶)表示器114が設けられている。このLCD表示器114は、ルータ11のポート112での通信負荷をトラフィックゲージで表示するのに用いられる。
【0013】
図3は、ブロードバンドルータ11の本発明に関係する部分の構成を示すブロック図である。図3に示すように、ルータ11は、上記LCD表示器114の他に、送受信ドライバ115と、ROM116と、CPU117とを備えている。LCD表示器114、送受信ドライバ115、ROM116及びCPU117は、内部バス118により相互接続されている。なお、LANポート113側の送受信ドライバは省略されている。
【0014】
送受信ドライバ115は、ブロードバンドポート112を介してADSLモデム13との間でデータの送受信を行う。送受信ドライバ115は、ポート112での通信量をカウント(計測)する手段としての送信カウンタTC及び受信カウンタRCを含む。送信カウンタTCは、ポート112での電源投入時からの送信量、例えば送信バイト数をカウントし、受信カウンタRCは、ポート112での電源投入時からの受信量、例えば受信バイト数をカウントする。送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値、即ち送信カウンタTC及び受信カウンタRCによりカウントされる送信バイト数及び受信バイト数を、それぞれ(TC)及び(RC)で表現する。
【0015】
ROM116には、CPU117が実行するプログラム(ファームウェア)が予め格納されている。CPU117は、ROM116に格納されているプログラムに従ってルータ11内の各部を制御する。特にCPU117は、一定時間T[秒]毎に、送受信ドライバ115内の送信カウンタTC及び受信カウンタRCのカウント値をもとにブロードバンドポート112での通信量を求めて、トラフィックゲージの最高値を調整しながら、当該ポート112での通信負荷をLCD表示器114にトラフィックゲージで表示するための制御を行う。CPU117は、時間Tを繰り返しカウントするインターバルタイマITを内蔵する。
【0016】
次に、図1のシステム中のルータ11における通信負荷表示について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。
まず、ルータ11の電源スイッチSWがON操作されて、当該ルータ11の電源が投入(ON)されると、送受信ドライバ115内の送信カウンタTC及び受信カウンタRCはリセットされる。
【0017】
またルータ11の電源が投入されると、CPU117がルータ11の初期化処理を開始する。この初期化処理において、CPU117は、ポート112側の回線速度KSC[bps]を初期値、例えばISDN(Integrated Services Digital Network)の回線速度64,000[bps](=64[Kbps])に設定する(ステップS1)。またCPU117は、前回のタイマ割り込み時(チェック時)までの、それぞれ送信バイト数(を表す変数)L(TC)及び受信バイト数(を表す変数)L(RC)を、いずれも初期値0に設定する(ステップS2)。
【0018】
その後、CPU117は、初期化処理の終了時に、インターバルタイマITを起動する。これによりインターバルタイマITは、一定時間T[秒]をカウントする毎に、パルスを発生する。このインターバルタイマITからのパルスは、CPU117に対する割り込み信号(タイマ割り込み)として用いられる。
【0019】
CPU117は、インターバルタイマITからのタイマ割り込みを検出する都度(ステップS4)、通信負荷表示のための処理を次のように実行する。
まずCPU117は、ブロードバンドポート112での今回のタイマ割り込み時点における送信側回線速度TSC[bps]を、送信カウンタTCのカウント値(TC)、即ち(電源投入時から)今回のタイマ割り込み時点までに送信カウンタTCによりカウントされている送信バイト数(TC)と、(電源投入時から)前回のタイマ割り込み時までの送信バイト数L(TC)とをもとに、1バイト=8ビットとして、次式
送信側回線速度TSC[bps]={(TC)−L(TC)}×8/T (1)
に従って算出する(ステップS5a)。ここで、式(1)中の(TC)−L(TC)は、前回のタイマ割り込み時から今回のタイマ割り込み時点までの送信バイト数、つまり最新の時間Tにおけるブロードバンドポート112での送信データの通信量(送信量)を示す。明らかなように、送信側回線速度TSCは、通信負荷が100%となるように算出されたものである。
【0020】
同様にCPU117は、ブロードバンドポート112での今回のタイマ割り込み時点における受信側回線速度RSC[bps]を、受信カウンタRCのカウント値(RC)、即ち(電源投入時から)今回のタイマ割り込み時点までに送信カウンタTCによりカウントされている受信バイト数(RC)と、(電源投入時から)前回のタイマ割り込み時までの受信バイト数L(RC)とをもとに、次式
受信側回線速度RSC[bps]={(RC)−L(RC)}×8/T (2)
に従って算出する(ステップS5b)。ここで、式(2)中の(RC)−L(RC)は、前回のタイマ割り込み時から今回のタイマ割り込み時点までの受信バイト数、つまり最新の時間Tにおけるブロードバンドポート112での受信データの通信量(受信量)を示す。明らかなように、受信側回線速度RSCは、通信負荷が100%となるように算出されたものである。
【0021】
次にCPU117は、ステップS5aで算出された送信側回線速度TSCとステップS5bで算出された受信側回線速度RSCの大小を比較して(ステップS6)、値の大きい方(速度が速い方)を選択する(ステップS7またはS8)。即ちCPU117は、TSC>RSCであるならば、TSCを選択し(ステップS7)、TSC>RSCでないならば、RSCを選択する(ステップS8)。
【0022】
次にCPU117は、選択した回線速度(TSCまたはRSC)を現在の回線速度KSC(電源投入直後は初期値64[Kbps])と比較する(ステップS9またはS10)。そしてCPU117は、この比較結果に応じて回線速度KSCの調整を次のように行う。まず、選択された回線速度(TSCまたはRSC)が現在の回線速度KSCを上回るならば、つまりTSC>KSCまたはRSC>KSCであるならば、CPU117は、現在の回線速度KSCを選択された回線速度(TSCまたはRSC)に更新(調整)する(ステップS11またはS12)。これに対し、選択された回線速度(TSCまたはRSC)が現在の回線速度KSC以下であるならば、CPU117は、ステップS11またはS12をバイパスして回線速度KSCを更新しない。即ちCPU117は、TSC≦KSCまたはRSC≦KSCの場合、回線速度KSCを現在の値のままに維持(調整)する。
【0023】
次にCPU117は、(調整後の)最新の回線速度KSCと、前回のタイマ割り込み時から今回のタイマ割り込み時点までの通信バイト数(送信バイト数及び受信バイト数)とをもとに、送信負荷(送信側の通信負荷)Tx及び受信負荷(受信側の通信負荷)Rxを次式
送信負荷Tx[%]={(TC)−L(TC)}×8/(KSC×T) (3)
受信負荷Rx[%]={(RC)−L(RC)}×8/(KSC×T) (4)
に従って算出する(ステップS13a,S13b)。
【0024】
ここで、最新の回線速度KSCは、ステップS11またはS12が実行された場合であれば、当該ステップS11またはS12で更新された回線速度KSCであり、ステップS11またはS12がバイパスされた場合であれば、更新されなかった回線速度KSC、つまり前回に用いられた回線速度KSCである。
【0025】
次にCPU117は、ステップS13a及びS13bで算出された通信負荷、即ち送信負荷Tx[%]及び受信負荷Rx[%]をLCD表示器114にグラフィカルに表示する(ステップS14)。ここでは、送信負荷Tx[%]及び受信負荷Rx[%]はトラフィックゲージで表示される。このトラフィックゲージの表示例を図6に示す。
【0026】
次にCPU117は、前回のタイマ割り込み時までの送信バイト数L(TC)を、今回のタイマ割り込み時点の送信カウンタTCの値(TC)、つまり今回のタイマ割り込み時点までに送信カウンタTCによりカウントされている送信バイト数(TC)に更新すると共に、前回のタイマ割り込み時までの受信バイト数L(RC)を、今回のタイマ割り込み時点の受信カウンタRCの値(RC)、つまり今回のタイマ割り込み時点までに受信カウンタRCによりカウントされている受信バイト数(RC)に更新する(ステップS15)。そしてCPU117は、インターバルタイマITからの次のタイマ割り込みを待つ(ステップS4)。
【0027】
以上に述べたように、本実施形態においては、時間T毎に、その時間Tの間におけるブロードバンドポート112での送信バイト数及び受信バイト数(通信量)をもとに、通信負荷が100%となるように最新の送信側回線速度TSC及び受信側回線速度RSCを算出している。そして、送信側回線速度TSC及び受信側回線速度RSCを算出する毎に、そのうちの値の大きい方を選択して、現在の回線速度KSCと比較する。この比較の結果、算出され且つ選択された回線速度TSCまたはRSCの方が値が大きい(速度が速い)場合、その回線速度TSCまたはRSCに回線速度KSCを更新している。本実施形態では、このようにして得られた最新の回線速度KSCを基準に、ブロードバンドポート112での通信量に応じた通信負荷(送信負荷Tx、受信負荷Rx)を算出してトラフィックゲージで表示しているため、ユーザによるルータ11に対する回線速度の設定操作を必要とすることなく、実際の回線速度を反映した正しい通信負荷表示のためのユーザインタフェースを実現できる。
【0028】
このように本実施形態では、図4及び図5のフローチャートに従う処理により、ユーザによるルータ11に対する回線速度の設定操作を不要とし、且つ実際の回線速度を反映した通信負荷表示を図っている。しかし、回線速度の設定操作は不要とするものの、従来と同様の通信負荷表示で構わないならば、以下に述べるように上記処理を簡略化できる。例えば、回線速度KSCを調整する技術を利用して、回線速度の公称値を推測する。回線速度の公称値は、64Kbps,1.5Mbps,8Mbps,12Mbpsのように予め決まっている。このため、例えば更新された回線速度KSC以上の公称値の中から、当該KSCに最も近い公称値を、実際の回線速度の公称値として推測するならば、その推測した回線速度の公称値をルータ11内に自動設定できる。また、推測した回線速度の公称値をもとにトラフィックゲージの最高値を調整し、その調整されたトラフィックゲージの最高値を基準とする通信負荷の割合を表示するモードと、上記実施形態で適用された手順で通信負荷の割合を表示するモードとが、ユーザにより選択指定可能な構成とすることも可能である。
【0029】
上記実施形態では、本発明を、ルータにおける通信負荷表示に適用している。しかし、本発明は、ブリッジ装置、ゲートウェイ装置など、ルータ以外のネットワーク間接続装置は勿論、ADSLモデムなど、外部と通信を行うための通信ポートを有する通信装置における通信負荷表示全般に適用することができる。
【0030】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、通信ポートでの実際の通信量に応じてトラフィックゲージの最高値を自動的に調整し、この調整されたトラフィックゲージの最高値を基準とする通信負荷の割合を表示する構成としたので、ユーザによる回線速度の設定を不要とすると共に通信負荷の表示が正しく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るブロードバンドルータを含む通信システムの構成を示す図。
【図2】図1中のブロードバンドルータ11の前面にLCD表示器114が設けられている様子を示す外観図。
【図3】ブロードバンドルータ11の本発明に関係する部分の構成を示すブロック図。
【図4】ブロードバンドルータ11における通信負荷表示を説明するためのフローチャートの一部を示す図。
【図5】ブロードバンドルータ11における通信負荷表示を説明するためのフローチャートの残りを示す図。
【図6】トラフィックゲージの表示例を示す図。
【符号の説明】
11…ブロードバンドルータ(通信装置)
13…ADSLモデム
14…ADSL網
112…ブロードバンドポート(通信ポート)
114…LCD表示器
115…送受信ドライバ
117…CPU
TC…送信カウンタ
RC…受信カウンタ
IT…インターバルタイマ
Claims (7)
- 外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置において当該通信ポートでの通信負荷を表示する通信負荷表示方法であって、
予め定められた一定時間における前記通信ポートでの通信量を検出するステップと、
前記通信量が検出される毎に、当該通信量に応じてトラフィックゲージの最高値を調整するステップと、
前記通信量が検出される毎に、当該検出された通信量をもとに、最新の前記トラフィックゲージの最高値を基準とする前記通信ポートでの通信負荷の割合を算出するステップと、
前記算出された通信負荷の割合を前記トラフィックゲージにより表示するステップと
を具備することを特徴とする通信負荷表示方法。 - 前記通信量を検出するステップは、前記通信ポートでの送信量を検出するステップと、前記通信ポートでの受信量を検出するステップとを含み、
前記トラフィックゲージの最高値を調整するステップは、前記検出された送信量及び受信量できまる送信側回線速度及び受信側回線速度を算出するステップと、前記算出された送信側回線速度及び受信側回線速度のうち、値の大きい方の回線速度を選択するステップと、前記選択された回線速度が最新の前記トラフィックゲージの最高値に対応する回線速度を上回っている場合に、前記選択された回線速度をもとに前記トラフィックゲージの最高値を更新するステップとを含み
前記通信負荷の割合を算出するステップは、前記検出された送信量をもとに、最新の前記トラフィックゲージの最高値を基準とする前記通信ポートでの送信負荷の割合を算出するステップと、前記検出された受信量をもとに、最新の前記トラフィックゲージの最高値を基準とする前記通信ポートでの受信負荷の割合を算出するステップとを含む
ことを特徴とする請求項1記載の通信負荷表示方法。 - 前記通信量を検出するステップを前記一定時間間隔で定期的に実行することを特徴とする請求項1記載の通信負荷表示方法。
- 外部と通信するための通信ポートを備えた通信装置において、
予め定められた一定時間における前記通信ポートでの通信量を検出する通信量検出手段と、
前記通信量が検出される毎に、当該通信量に応じてトラフィックゲージの最高値を調整する調整手段と、
前記通信量が検出される毎に、当該検出された通信量をもとに、最新の前記トラフィックゲージの最高値を基準とする前記通信ポートでの通信負荷の割合を算出する通信負荷算出手段と、
前記通信負荷算出手段により算出された通信負荷の割合を前記トラフィックゲージにより表示器に表示させる手段と
を具備することを特徴とする通信装置。 - 前記通信ポートでの通信量を計測する通信量計測手段を更に具備し、
前記通信量検出手段は、前記一定時間の開始時における前記通信量計測手段の計測結果と前記一定時間の終了時における前記通信量計測手段の計測結果とをもとに、前記一定時間における通信量を検出する
ことを特徴とする請求項4記載の通信装置。 - 前記通信量計測手段は、前記通信ポートでの送信量を計測する送信量計測手段と、前記通信ポートでの受信量を計測する受信量計測手段とを含み、
前記通信量検出手段は、前記送信量計測手段の計測結果をもとに前記一定時間における送信量を算出する送信量算出手段と、前記受信量計測手段の計測結果をもとに前記一定時間における受信量を算出する受信量算出手段とを含み、
前記調整手段は、前記算出された送信量及び受信量できまる送信側回線速度及び受信側回線速度を算出する手段と、前記算出された送信側回線速度及び受信側回線速度のうち、値の大きい方の回線速度を選択する手段と、前記選択された回線速度が最新の前記トラフィックゲージの最高値に対応する回線速度を上回っている場合に、前記選択された回線速度をもとに前記トラフィックゲージの最高値を更新する手段とを含み、
前記通信負荷算出手段は、前記算出された送信量をもとに、最新の前記トラフィックゲージの最高値を基準とする前記通信ポートでの送信負荷の割合を算出すると共に、前記算出された受信量をもとに、最新の前記トラフィックゲージの最高値を基準とする前記通信ポートでの受信負荷の割合を算出する
ことを特徴とする請求項5記載の通信装置。 - 前記送信量計測手段は前記通信装置の電源投入時からの前記通信ポートでの送信バイト数をカウントする送信カウンタであり、前記受信量計測手段は前記通信装置の電源投入時からの前記通信ポートでの受信バイト数をカウントする受信カウンタである
ことを特徴とする請求項6記載の通信装置。
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