JPH11122296A - 帯域制御方法 - Google Patents

帯域制御方法

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JPH11122296A
JPH11122296A JP27744997A JP27744997A JPH11122296A JP H11122296 A JPH11122296 A JP H11122296A JP 27744997 A JP27744997 A JP 27744997A JP 27744997 A JP27744997 A JP 27744997A JP H11122296 A JPH11122296 A JP H11122296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信帯域の利用についての優先度付けに基づ
いたきめ細かいサービスを実現する。 【解決手段】 レイヤ4処理部12では、通常、相手ノ
ードの受信能力を示す受信告知ウィンドウ値と、ネット
ワークの転送能力を推定した輻輳ウィンドウ値とのいず
れか小さい値に基づいて、パケット送信に用いる通信帯
域を設定する通信プロトコルを実行する。ここで、パケ
ット紛失事象検出時には、輻輳ウィンドウ値を直ちには
削減せずにそのまま保持し、その後のパケット紛失状況
が悪化した場合にのみ輻輳ウィンドウ値を削減して通信
帯域を削減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯域制御方法に関
し、特に通信プロトコル処理を実行するノードにおける
プロトコルレイヤ4の帯域を制御する場合の帯域制御方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、インターネット/イントラネット
ではベストエフォート型サービスが主要なサービス形態
であり、各コネクションには時々刻々変化するネットワ
ーク状況に応じた帯域が提供される。代表的通信プロト
コルであるTCPでは、パケット紛失事象の検出などを
基にしてネットワーク状況の変化を検出し、送信量を調
整する。
【0003】このために、相手ノードの受信能力を示す
パラメータである受信告知ウィンドウ値(adwnd)
の他に、ネットワークの転送能力の推定値を示すパラメ
ータである輻輳ウィンドウ値(cwnd)を用いて、m
in(adwnd,cwnd)の範囲で送信する。ただ
し、min(A,B)はAとBのいずれか小さい方の値
を採ることを示している。
【0004】送信量の調整のための帯域制御はcwnd
を中心として実現され、前述のパラメータの他にスロー
スタート閾値(ssthresh)がある。これらのパ
ラメータに基づいてパケット送信が行われるが、スロー
スタートフェーズと輻輳回避フェーズと呼ばれる2つの
フェーズがあり、制御の方法が異なる。
【0005】その方式の概要は次のようなものである。
なお、帯域制御の各パラメータの単位は、TCPの実装
ではバイト数を用いているが、以下では説明を容易にす
るためパケット数で表現する。まず、コネクション設定
後、帯域制御のパラメータを、ssthresh=ad
wnd、cwnd=1に初期設定する。
【0006】そしてスロースタートフェーズに入り、1
個のデータパケット(DTパケット)の送信を行い、確
認応答パケット(ACKパケット)の受信を待つ。一定
時間内にACKパケットを受信したら、cwndを+1
し、次には2パケットの送信を行い、以降、ACKパケ
ットを受信するごとに確認したDTパケット数だけ、次
の送信可能量であるcwndが閾値ssthreshに
なるまで増加させる。
【0007】したがって、送信可能量cwndは、1,
2,4,8,…と言った具合に増加していく。cwnd
がssthreshに達したら、輻輳回避フェーズに入
る。輻輳回避フェーズでは、ACKパケット受信ごとに
cwndを1/cwndだけ増加させるので、スロース
タートフェーズと比較して、遥かに緩やかな増加とな
る。
【0008】代表的なTCPの実装では、DTパケット
紛失事象は、確認応答が受信されず時間監視がタイムア
ウトした時、または一定数(通常は3)以上の重複AC
Kを受信した時に、パケット紛失が発生したものと判断
する。なお、重複ACK受信とは、同一の受信シーケン
ス番号を有するACKパケットを連続して複数個受信す
ることをいう。
【0009】DTパケット紛失と判断した時は、帯域制
御のパラメータを調整し、ssthreshはmin
(cwnd,adwnd)/2とする。またcwndに
ついて、重複ACK検出の場合には、新cwnd=旧c
wnd/2とし、タイムアウトの場合には、新cwnd
=1とするものとなっている(例えば、 W.R.Stevens
著、TCP Illustrated Vol.1 のChapter 21、Addison We
sley、1994など参照)
【0010】一方、誤り回復の迅速化を狙いとした選択
的応答(SACK)の機能がTCPのオプションとして
1996年にインターネット・ドキュメントであるRF
C2018で規定された。SACK情報は、受信側でパ
ケット紛失により非連続受信となったパケット全てにつ
いて、受信できた区間をACKパケットに付加して具体
的に通知するものである。送信側では、この情報を使用
して、紛失パケットのみを再送する。
【0011】帯域制御(輻輳制御)との関係について
は、RFC2018では既存機能が保存されるべきとあ
るので、SACK情報によりパケット紛失を検出した場
合には、前述の重複ACK検出時と同様のパラメータ調
整を行う。以上のように、重複ACK、応答確認タイム
アウト、SACK情報によりパケット紛失事象を検出し
た場合、そのコネクションを使用しているユーザレベル
やアプリケーション種別によらず、一律に送信量を削減
する制御を行うものとなっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の帯域制御方法、特に、現状の各種ホスト/端
末装置で実現されているTCPでは、パケット紛失事象
が発生するようなネットワーク混雑時には、アプリケー
ションやユーザの通信要求条件に依らず、各コネクショ
ンの通信帯域を一律に削減するベストエフォート型サー
ビスを提供するものとなっているため、インターネット
の混雑時には、例えば、重要/緊急などの優先度の高い
通信のコネクションで帯域を確保することができないと
いう問題点があった。
【0013】すなわち、情報通信サービスの多様化・高
度化に伴い、ベストエフォート型サービスにおいて、い
わゆるQoS(サービス品質)の要求条件の一つとし
て、通信帯域の利用についての優先度付けを行い、きめ
細かいサービス実現が必要となりつつある。例えば、社
内利用を想定したイントラネットにおいて、業務種別や
職位に応じて通信帯域の割当の優先度をつけて、重要通
信や緊急通信でのスループット確保や応答時間短縮を図
ることが考えられるが、現状のTCPの帯域制御では実
現できない。
【0014】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、通信帯域の利用についての優先度付けに基
づいたきめ細かいサービスを実現できる帯域制御方法を
提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による帯域制御方法のうち、請求項1
の発明は、相手ノードの受信能力を示す受信告知ウィン
ドウ値と、ネットワークの転送能力を推定した輻輳ウィ
ンドウ値とのいずれか小さい値に基づいて、パケット送
信に用いる通信帯域を設定する通信プロトコルにおい
て、パケット紛失事象検出時には、輻輳ウィンドウ値を
直ちには削減せずにそのまま保持し、その後のパケット
紛失状況が悪化した場合にのみ輻輳ウィンドウ値を削減
して通信帯域を削減するようにしたものである。したが
って、パケット紛失事象検出時には、直ちに通信帯域が
削減されず現状のまま保持され、その後のパケット紛失
状況が悪化した場合にのみ通信帯域が削減される。
【0016】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、ユーザレベルあるいはアプリケーション種別
に応じて帯域を優先的に割当てる優先通信が必要か否か
判断し、優先通信が不要な場合には、パケット紛失事象
検出時に輻輳ウィンドウ値を直ちに削減し、優先通信が
必要な場合には、パケット紛失事象検出時に輻輳ウィン
ドウ値を直ちには削減せずにそのまま保持し、その後の
パケット紛失状況が悪化した場合にのみ輻輳ウィンドウ
値を削減して通信帯域を削減するようにしたものであ
る。したがって、パケット紛失事象検出時、優先通信が
不要なコネクションについては直ちに通信帯域が削減さ
れ、これにより解放された通信帯域を用いて優先通信が
必要なコネクションの通信帯域が現状のまま保持され、
その後のパケット紛失状況が悪化した場合になって初め
て、優先通信が必要なコネクションの通信帯域が削減さ
れる。
【0017】また、請求項3の発明は、請求項1または
2の発明において、所定の監視区間ごとにパケット紛失
量を算出し、任意の監視区間での第1のパケット紛失量
と、その直後の監視区間での第2のパケット紛失量とを
比較し、第2のパケット紛失量が第1のパケット紛失量
より大きい場合には、パケット紛失状況が悪化している
と判断するようにしたものである。また、請求項4の発
明は、請求項3の発明において、パケット紛失事象検出
時点から送信済みのパケットすべてについて受信側から
送達確認通知された時点までの区間を監視区間とするよ
うにしたものである。
【0018】また、請求項5の発明は、ネットワークの
負荷状況を示すスループットを所定長の測定区間ごとに
測定し、その変化に応じてパケット送信量を調整する通
信プロトコルにおいて、スループットの低下検出時に
は、パケット送信量を直ちには削減せずにそのまま保持
し、その後のスループット低下がさらに悪化した場合に
のみパケット送信量を削減して通信帯域を削減するよう
にしたものである。したがって、スループット低下検出
時には、直ちに通信帯域が削減されず現状のまま保持さ
れ、その後のスループット低下がさらに悪化した場合に
のみ通信帯域が削減される。
【0019】また、請求項6の発明は、請求項5の発明
において、ユーザレベルあるいはアプリケーション種別
に応じて帯域を優先的に割当てる優先通信が必要か否か
判断し、優先通信が不要な場合には、スループット低下
検出時にパケット送信量を直ちに削減し、優先通信が必
要な場合には、スループット低下検出時にパケット送信
量を直ちには削減せずにそのまま保持し、その後のスル
ープット低下がさらに悪化した場合にのみパケット送信
量を削減して通信帯域を削減するようにしたものであ
る。したがって、スループット低下検出時、優先通信が
不要なコネクションについては直ちに通信帯域が削減さ
れ、これにより生じた通信帯域を用いて優先通信が必要
なコネクションの通信帯域が現状のまま保持され、その
後のスループット低下がさらに悪化した場合になって初
めて、優先通信が必要なコネクションの通信帯域が削減
される。
【0020】また、請求項7の発明は、請求項5または
6の発明において、任意の第1の測定区間でのスループ
ットと、その直後の第2の測定区間でのスループットと
の差から第1のスループット変化量を算出し、算出され
た第1のスループット変化量が所定しきい値以上の場合
に、スループットが低下していると判断し、第2の測定
区間でのスループットと、その直後の第3の測定区間で
のスループットとの差から第2のスループット変化量を
算出し、算出された第1および第2のスループット変化
量が所定しきい値以上の場合には、スループット低下が
さらに悪化していると判断するようにしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態である
通信システムのブロック図である。同図において、エン
ドノード1は、情報通信網2に接続され、相手のエンド
ノード1と通信するノード、情報通信網2は通信回線お
よび中継ノードから構成されるネットワークである。
【0022】エンドノード1は、下位レイヤ処理部1
1、レイヤ4処理部12、アプリケーション処理部13
から構成されている。下位レイヤ処理部11は、プロト
コルレイヤ3以下の処理、すなわち、通信回線との電気
的整合などのレイヤ1、フレームの組立/分解などのレ
イヤ2、およびルーティングなどのレイヤ3(ここでは
IPとする)の各処理を行う。
【0023】レイヤ4処理部12は、レイヤ4(ここで
はTCPとする)のコネクションの設定解放やフロー制
御などに基づいたデータ送受信の処理を行う。この場
合、プロトコルレイヤ4(TCP)用の帯域制御のパラ
メータとして、受信告知ウィンドウ値(adwnd)、
輻輳ウィンドウ値(cwnd)、スロースタート閾値
(ssthresh)の他に、パケット紛失数をカウン
トする機能、パケット紛失数を保持する変数loss1
とloss2、パケット紛失事象検出時の送信済みで未
確認の最大送信シーケンス番号を保持する変数hi_c
hkを用いる。
【0024】送信可能なパケット数は、min(cwn
d,adwnd)であり、各パラメータの変動に伴い通
信中に変化していく。ただし、min(A,B)はAと
Bの小さい方の値を採ることを示す。また、上位レイヤ
がON/OFFを設定し、TCPでの帯域制御の方法を
選択するための優先通信フラグを持つ。
【0025】本発明の第1の実施の形態では、優先通信
フラグがONのコネクションにおいてパケット紛失事象
が検出された場合には、直ちに帯域制御パラメータss
threshとcwndを削減せずに保持し、その後の
紛失状況が悪化した場合にのみ帯域制御パラメータss
threshとcwndを削減するものである。また、
パケット紛失事象が検出された時点での送信済みでかつ
送達未確認のパケットすべてについて送達確認されるま
でを監視区間とし、隣接する2つの監視区間に紛失した
それぞれの紛失パケット総数を比較することにより、パ
ケット紛失事象検出後の紛失状況が悪化しているか否か
を判断するものである。
【0026】次に、図2〜4を参照して、本発明の第1
の実施の形態による動作として、帯域制御を中心とした
データ送信の動作について説明する。図2は通信シーケ
ンス全体の概略を示すシーケンス説明図、図3は帯域制
御全体の概略を示すフローチャート、図4は優先通信時
の帯域制御処理を示す状態遷移表である。以下では、ク
ライアント側(受信側)からの要求に応じて、サーバ側
(送信側)からパケット転送を行う場合を例に説明す
る。
【0027】まず、クライアント側のレイヤ4処理部1
2(TCP)は、アプリケーション処理部13(上位A
P)からの通信開始要求に基づいて、コネクション設定
要求およびコネクション設定応答を、サーバ側のレイヤ
4処理部12(TCP)とやり取りすることにより、コ
ネクションの設定を行う。このとき、TCPコネクショ
ンでSACKオプションを使用したい場合には、コネク
ション設定要求パケットにSACK表示を付加して、送
信側と受信側でネゴシエーションしておく。
【0028】なお、クライアント側のレイヤ4処理部1
2(TCP)は、アプリケーション処理部13(上位A
P)からの通信終了要求に基づいて、コネクション開放
要求およびコネクション開放応答を、サーバ側のレイヤ
4処理部12(TCP)とやり取りすることにより、コ
ネクションの開放を行う。
【0029】図2に示すように、コネクション設定完了
後、サーバ側はデータ転送可能な通常(N)状態となる
(図3:ステップ31)。サーバ側の上位APは、クラ
イアント側の上位APから通知されるユーザIDまたは
要求アプリケーションIDに基づいて、設定したTCP
コネクションで優先的な帯域制御を行うか否か判断す
る。
【0030】ここで、通知されたIDが、優先通信の必
要なコネクションを示す場合には、優先通信フラグをO
Nに設定し、優先通信の必要でないコネクションを示す
場合には、優先通信フラグをOFFに設定しておく。し
たがって、以降のデータ転送の通常(N)状態におい
て、サーバ側のレイヤ4処理部12により、TCPのD
Tパケットの紛失事象が検出された場合には、この優先
通信フラグのON/OFFにより、そのコネクションに
優先通信が必要か否か判断される。
【0031】図3に示すように、データ転送の通常
(N)状態(ステップ31)において、サーバ側のレイ
ヤ4処理部12により、TCPのDTパケットの紛失事
象が検出された場合、その優先通信フラグがチェックさ
れる(ステップ32)。ここで、優先通信フラグがOF
Fならば、従来と同様の通常帯域制御が指定されている
コネクションであると判断して、直ちに帯域制御パラメ
ータssthreshとcwndの削減を行う(ステッ
プ33)。
【0032】一方、優先通信フラグがONの場合には、
優先通信が必要なコネクションであると判断して、以下
のような帯域制御処理を実行する。なお、パケット紛失
事象は、重複ACK、SACK(選択的応答)情報、送
達応答確認タイムアウトにより把握できる。また、紛失
パケット数Lは、重複ACK、送達確認タイムアウトの
場合は1となるが、SACK情報の場合はその情報から
判明する新たな紛失数Lとなる。
【0033】通常(N)状態で、重複ACK受信時また
はSACK受信時には、監視区間が開始され、その時点
での送信済みで未確認の最大送信シーケンス番号を変数
hi_chkへ設定し、変数loss1へ紛失パケット
数Lを設定し、cwndとssthreshの値を削減
することなく、監視1(M1)状態(ステップ34)へ
遷移する。またN状態において、送達確認タイムアウト
時にも監視区間が開始され、その時点での送信済みで未
確認の最大送信シーケンス番号を変数hi_chkへ設
定し、変数loss1へ1を設定し、cwndとsst
hreshの値を削減することなく、M1状態(ステッ
プ34)へ遷移する。
【0034】M1状態において、ACK受信時の処理は
次のようになる。受信したACKパケットの受信シーケ
ンス番号(ACKseq)が、hi_chk>ACKs
eqの場合、すなわち送信済みで未確認のパケットすべ
てについてまだ送達確認されていない場合には、los
s1の変更はなく、M1状態のままとし、監視区間を継
続する。
【0035】一方、hi_chk≦ACKseqの場
合、すなわち送信済みで未確認のパケットすべてについ
て送達確認された場合には、その時点での送信済みで未
確認の最大送信シーケンス番号をhi_chkへ設定
し、変数loss2を0とし、監視2(M2)状態(ス
テップ35)へ遷移する。これにより、最初の監視区間
が終了して、次の監視区間が開始される。
【0036】また、M1状態において、重複ACK受信
時またはSACK受信時の処理は次のようになる。受信
するACKパケットの受信シーケンス番号(ACKse
q)が、hi_chk>ACKseqの場合、すなわち
送信済みで未確認のパケットすべてについてまだ送達確
認されていない場合には、新たなパケット紛失の検出が
あればloss1へ紛失数Lを加算し、M1状態のまま
とし、監視区間を継続する。
【0037】一方、hi_chk≦ACKseqの場
合、すなわち送信済みで未確認のパケットすべてについ
て送達確認された場合には、その時点での送信済みで未
確認の最大送信シーケンス番号をhi_chkへ設定
し、新たなパケット紛失の検出があればloss2へ紛
失数Lを設定して、M2状態へ遷移する。これにより、
最初の監視区間が終了して、次の監視区間が開始され
る。さらに、M1状態で、送達確認タイムアウト時は、
loss1を+1し、M1状態のままとし、監視区間を
継続する。
【0038】また、M2状態において、ACK受信時の
処理は次のようになる。受信するACKパケットの受信
シーケンス番号(ACKseq)が、hi_chk>A
CKseqの場合、すなわち送信済みで未確認のパケッ
トすべてについてまだ送達確認されていない場合には、
loss2の変更はなく、M2状態のままとし、監視区
間を継続する。
【0039】一方、hi_chk≦ACKseqの場
合、すなわち送信済みで未確認のパケットすべてについ
て送達確認された場合には、前後2つの監視区間が終了
したと判断して、loss1とloss2の値を比較す
る(ステップ36)。ここで、loss2=0ならば、
後続の監視区間において紛失パケットが発生していない
ことから、輻輳状況は解消したと判断して、帯域制御パ
ラメータssthreshとcwndは削減せず、通常
(N)状態(ステップ31)へ遷移する。
【0040】また、loss1≧loss2ならば、後
続の監視区間での紛失パケット総数が低減していること
から、輻輳状況は改善しつつあると考えられるため、帯
域制御パラメータssthreshとcwndは削減せ
ず、さらに様子を見るため、新たな監視区間を開始す
る。このため、loss2の値をloss1へ設定し、
loss2=0とし、その時点での送信済みで未確認の
最大送信シーケンス番号をhi_chkへ設定して、M
2状態(ステップ35)へ戻り、監視区間を継続する。
【0041】また、loss1<loss2ならば、後
続の監視区間での紛失パケット総数が増加していること
から、ネットワークの輻輳状況が悪化していると考えら
れるため、帯域制御パラメータssthreshとcw
ndを削減(ステップ37)した後に、N状態(ステッ
プ31)へ遷移する。
【0042】また、M2状態において、重複ACK受信
時またはSACK受信時の処理は次のようになる。受信
するACKパケットの受信シーケンス番号(ACKse
q)が、hi_chk>ACKseqの場合、すなわち
送信済みで未確認のパケットすべてについてまだ送達確
認されていない場合には、新たなパケット紛失の検出が
あればloss2へ紛失数Lを加算し、M2状態のまま
とし、監視区間を継続する。
【0043】hi_chk≦ACKseqの場合、すな
わち送信済みで未確認のパケットすべてについて送達確
認された場合には、前後2つの監視区間が終了したと判
断して、loss1とloss2の値を比較する(ステ
ップ38)。ここで、loss1≧loss2ならば、
後続の監視区間での紛失パケット総数が低減しているこ
とから、輻輳状況は改善しつつあると考えられるため、
帯域制御パラメータssthreshとcwndは削減
しない。
【0044】そして、さらに様子を見るため、loss
2の値をloss1へ設定するとともに、その時点での
送信済みで未確認の最大送信シーケンス番号をhi_c
hkへ設定し、新たなパケット紛失の検出があればlo
ss2へ紛失数Lを設定して、M2状態(ステップ3
5)へ戻り、新たな監視区間を開始する。
【0045】また、loss1<loss2ならば、後
続の監視区間での紛失パケット総数が増加していること
から、ネットワークの輻輳状況が悪化していると考えら
れるため、帯域制御パラメータssthreshとcw
ndを削減(ステップ39)した後に、N状態(ステッ
プ31)へ遷移する。
【0046】さらに、M2状態で、送達確認タイムアウ
ト時は、loss2を+1し、M2状態のままとし、監
視区間を継続する。なお、ステップ36,38での帯域
制御パラメータssthreshとcwndの削減は、
ここでは従来方式と同様に、ssthresh=min
(cwnd,adwnd)/2、新cwnd=旧cwn
d/2とする。
【0047】このように、本発明の第1の実施の形態で
は、パケット紛失事象が検出された場合には、直ちに帯
域制御パラメータssthreshとcwndを削減せ
ずに保持し、その後の紛失状況が悪化した場合にのみ帯
域制御パラメータssthreshとcwndを削減す
るようにした。したがって、図5(a)に示す従来の帯
域制御方法のように、パケット紛失事象の検出に応じて
一律に帯域削減を行う場合と比較して、図5(b)に示
すように、重要/緊急などの優先度の高い通信のコネク
ションで帯域を確保することができ、通信帯域の利用に
ついての優先度付けに基づいたきめ細かいサービスを実
現できる。
【0048】また、パケット紛失事象が検出された時点
での送信済みでかつ送達未確認のパケットすべてについ
て送達確認されるまでを監視区間とし、任意の監視区間
とその直後の監視区間で紛失したそれぞれの紛失パケッ
ト総数loss1,loss2を比較するようにしたの
で、パケット紛失事象検出後の紛失状況が悪化している
か否かを正確に判断できる。
【0049】また、受信側(クライアント側)から通知
されたユーザIDまたは要求アプリケーションIDに基
づき、送信側(サーバ側)でそのコネクションへの優先
的な帯域制御を行うか否か判断するようにしたので、多
数の受信側に対する無制限な優先通信を容易に抑制する
ことができるとともに、優先通信を行わない従来と同様
のコネクションについてはパケット紛失事象の検出に応
じて直ちに帯域削減が行われ、優先通信を行うための帯
域を確保できる。
【0050】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。ここでは、ネットワークの輻輳状況をパケッ
ト紛失事象でなく、スループットの変化状況から把握し
て、送信量を調整する通信プロトコル(例えば、TCP
−Vegasと呼ばれるTCPバージョン)の場合につ
いて説明する。なお、考え方は前述と同様であり、ここ
では簡単に説明する。
【0051】まず、所定長の測定区間ごとにスループッ
トを算出する。スループットを算出する場合、まず、任
意の測定区間でのパケット送信開始から、その測定区間
に送信した全送信パケットに対して受信側から送達確認
通知されるまでの所要時間を計時する。そして、その測
定区間に送信したパケット送信量を所要時間で除算する
ことによりスループットを算出する。
【0052】続いて、任意の測定区間で算出したスルー
プットをP1とするとともに、その直後の測定区間で算
出したスループットをP2とし、両測定区間におけるス
ループット変化量Dを、両者の差すなわちD=P1−P
2で求める。この場合、所定のしきい値aを定めて、ス
ループットが低下しているか否かの状況判断に使用す
る。
【0053】ここで、優先通信フラグがONの場合の動
作は次のようになる。D<aならば、スループットが良
好であると判断して、パケット送信量を増加させる。ま
た、D≧aならば、スループットが低下していると判断
して、現状の送信量の値を保持して次期間の様子を見
る。
【0054】続いて、このP2の値をP1として保存し
ておき、次期間のスループットをP2として求める。そ
して、再びスループット変化量Dを算出してしきい値a
との比較を行い、再びD≧aならば、スループット低下
がさらに悪化していると判断して、現状のパケット送信
量の値を削減する。
【0055】一方、優先通信フラグがOFFの場合の動
作は次のようになる。前述と同様にして算出したスルー
プット変化量Dとしきい値aとを比較し、D<aなら
ば、スループットが良好であると判断して、送信量を増
加させる。また、D≧aならば、スループットが低下し
て、ネットワークの負荷が高くなりつつあるものとし
て、直ちに現状の送信量の値を削減する。
【0056】したがって、スループットの変化状況から
把握して、送信量を調整する通信プロトコルでは、スル
ープット低下が検出された場合には、直ちにパケット送
信量を削減せずに保持し、その後のスループット低下が
さらに悪化した場合にのみパケット送信量を削減するよ
うにしたので、従来のようにパケット紛失事象の検出に
応じて一律に帯域削減を行う場合と比較して、重要/緊
急などの優先度の高い通信のコネクションで帯域を確保
することができ、通信帯域の利用についての優先度付け
に基づいたきめ細かいサービスを実現できる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、ネッ
トワークの輻輳状況が検出された場合には、優先通信を
行うコネクションにおいて、直ちにパケット送信量を削
減せずそのまま保持し、その後の輻輳状況がさらに悪化
した場合にのみ優先通信を行うコネクションの通信帯域
を削減するようにしたものである。したがって、従来の
ようにパケット紛失事象の検出に応じて一律に帯域削減
を行う場合と比較して、重要/緊急などの優先度の高い
通信のコネクションで帯域を確保することができるとと
もに、さらには、ベストエフォート型サービスにおける
QoS(サービス品質)の多様化に対応でき、通信帯域
の利用についての優先度付けに基づいたきめ細かいサー
ビスを実現できる。例えば、社内利用を想定したイント
ラネットにおいて、業務種別やユーザ種別に応じて通信
帯域の割当の優先度をつけて、重要通信や緊急通信での
スループット確保や応答時間短縮を図ることができ、ア
グレッシブなベストエフォート型サービスを実現でき
る。
【0058】また、ユーザレベルあるいはアプリケーシ
ョン種別に応じて帯域を優先的に割当てる優先通信が必
要か否か判断し、優先通信が不要なコネクションについ
ては、輻輳状況検出時にパケット送信量を直ちに削減
し、優先通信が必要なコネクションについては、輻輳状
況検出時にパケット送信量を直ちには削減せずにそのま
ま保持し、その後の輻輳状況が悪化した場合にのみパケ
ット送信量を削減して通信帯域を削減するようにしたも
のである。したがって、ネットワークで輻輳状況が発生
し、使用可能な通信帯域が低減した場合でも、輻輳発生
に応じて直ちに削減された優先通信が不要なコネクショ
ンの通信帯域を用いて、優先通信が必要なコネクション
の通信帯域が現状のまま保持される。さらに、ユーザレ
ベルあるいはアプリケーション種別に応じて帯域を優先
的に割当てる優先通信が必要か否かを送信側で判断で
き、多数の受信側に対する無制限な優先通信を容易に抑
制することができるとともに、優先通信を行わない従来
と同様のコネクションについてはパケット紛失事象の検
出に応じて直ちに帯域削減が行われ、優先通信を行うた
めの帯域を確保できる。
【0059】また、所定の監視区間ごとにパケット紛失
量を算出し、任意の監視区間での第1のパケット紛失量
と、その直後の監視区間での第2のパケット紛失量とを
比較し、第2のパケット紛失量が第1のパケット紛失量
より大きい場合には、パケット紛失状況が悪化している
と判断するようにし、さらには、パケット紛失事象検出
時点から送信済みのパケットすべてについて受信側から
送達確認通知された時点までの区間を監視区間とするよ
うにしたので、ネットワークの輻輳状況をパケット紛失
事象により検出し、そのパケット送信量を調整する通信
プロトコルにおいて、パケット紛失事象検出後の紛失状
況が悪化しているか否かを正確に判断できる。
【0060】また、任意の第1の測定区間でのスループ
ットと、その直後の第2の測定区間でのスループットと
の差から第1のスループット変化量を算出し、算出され
た第1のスループット変化量が所定しきい値以上の場合
に、スループットが低下していると判断し、第2の測定
区間でのスループットと、その直後の第3の測定区間で
のスループットとの差から第2のスループット変化量を
算出し、算出された第1および第2のスループット変化
量が所定しきい値以上の場合には、スループット低下が
さらに悪化していると判断するようにしたので、ネット
ワークの輻輳状況をスループットの変化により検出し、
そのパケット送信量を調整する通信プロトコルにおい
て、スループットの低下、およびその後のさらなる悪化
を正確に判断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるデータ通信シス
テムのブロック図である。
【図2】 通信シーケンス全体の概略を示すシーケンス
説明図である。
【図3】 帯域制御全体の概略を示すフローチャートで
ある。
【図4】 優先通信時の帯域制御処理を示す状態遷移表
である。
【図5】 本発明の動作概念を示す説明図である。
【符号の説明】
1…エンドノード、2…情報通信網、11…下位レイヤ
処理部、12…レイヤ4処理部、13…アプリケーショ
ン処理部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手ノードの受信能力を示す受信告知ウ
    ィンドウ値と、ネットワークの転送能力を推定した輻輳
    ウィンドウ値とのいずれか小さい値に基づいて、パケッ
    ト送信に用いる通信帯域を設定する通信プロトコルにお
    いて、 パケット紛失事象検出時には、輻輳ウィンドウ値を直ち
    には削減せずにそのまま保持し、 その後のパケット紛失状況が悪化した場合にのみ輻輳ウ
    ィンドウ値を削減して通信帯域を削減することを特徴と
    する帯域制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の帯域制御方法において、 ユーザレベルあるいはアプリケーション種別に応じて帯
    域を優先的に割当てる優先通信が必要か否か判断し、 優先通信が不要な場合には、パケット紛失事象検出時に
    輻輳ウィンドウ値を直ちに削減し、 優先通信が必要な場合には、パケット紛失事象検出時に
    輻輳ウィンドウ値を直ちには削減せずにそのまま保持
    し、 その後のパケット紛失状況が悪化した場合にのみ輻輳ウ
    ィンドウ値を削減して通信帯域を削減することを特徴と
    する帯域制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の帯域制御方法に
    おいて、 所定の監視区間ごとにパケット紛失量を算出し、 任意の監視区間での第1のパケット紛失量と、その直後
    の監視区間での第2のパケット紛失量とを比較し、 第2のパケット紛失量が第1のパケット紛失量より大き
    い場合には、パケット紛失状況が悪化していると判断す
    ることを特徴とする帯域制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の帯域制御方法において、 パケット紛失事象検出時点から送信済みのパケットすべ
    てについて受信側から送達確認通知された時点までの区
    間を監視区間とすることを特徴とする帯域制御方法。
  5. 【請求項5】 ネットワークの負荷状況を示すスループ
    ットを所定長の測定区間ごとに測定し、その変化に応じ
    てパケット送信量を調整する通信プロトコルにおいて、 スループットの低下検出時には、パケット送信量を直ち
    には削減せずにそのまま保持し、 その後のスループット低下がさらに悪化した場合にのみ
    パケット送信量を削減して通信帯域を削減することを特
    徴とする帯域制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の帯域制御方法において、 ユーザレベルあるいはアプリケーション種別に応じて帯
    域を優先的に割当てる優先通信が必要か否か判断し、 優先通信が不要な場合には、スループット低下検出時に
    パケット送信量を直ちに削減し、 優先通信が必要な場合には、スループット低下検出時に
    パケット送信量を直ちには削減せずにそのまま保持し、 その後のスループット低下がさらに悪化した場合にのみ
    パケット送信量を削減して通信帯域を削減することを特
    徴とする帯域制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の帯域制御方法に
    おいて、 任意の第1の測定区間でのスループットと、その直後の
    第2の測定区間でのスループットとの差から第1のスル
    ープット変化量を算出し、 算出された第1のスループット変化量が所定しきい値以
    上の場合に、スループットが低下していると判断し、 第2の測定区間でのスループットと、その直後の第3の
    測定区間でのスループットとの差から第2のスループッ
    ト変化量を算出し、 算出された第1および第2のスループット変化量が所定
    しきい値以上の場合には、スループット低下がさらに悪
    化していると判断することを特徴とする帯域制御方法。
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