JP3941113B2 - 会議に参加するための多様な端末が接続可能な音声、映像その他のデータブリッジから構成される会議システム - Google Patents

会議に参加するための多様な端末が接続可能な音声、映像その他のデータブリッジから構成される会議システム Download PDF

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Description

本発明は、会議に参加するための多様な端末が接続可能な音声、映像その他のデータブリッジから構成される会議システムに関する。
会議ブリッジ又は会議システムの主要部(各参加者は、ブリッジと直接的な関係を有するので該ブリッジを介して他の参加者との関係を有する)として、例えば、混合ブリッジ、多重ブリッジ又は複製ブリッジがある。
混合ブリッジは、すでに広く一般に普及しているため、ここではその動作モードについての説明は省略する。一方、多重及び複製ブリッジは、特にIPネットワーク会議の実情において使用され始めたばかりである。
複製ブリッジは、1の通信相手から他の複数の通信相手への音声、映像のデータを複製するものであり、該他の複数の通信相手は複合化すべき複数のデータの流れを受信する。音声データの流れは、再生される前に受信機によって混合され、それぞれ異なるスピーカによって放送される。映像が表示され、これにより全ての参加者が途切れることなく出席する会議に参加することが可能となる。
多重ブリッジも同様の原理に基づく。しかし、多重ブリッジは、他の複数の参加者のデータの流れを受信機Xに伝送するために単に該データの流れを二重化する代わりに多重化し、トランスポート層に関連したパケットのオーバーヘッドを制限することにより、データの伝送を最適化する。例えばIPネットワークにおいて、多重ブリッジは、遠隔参加者の数Nに対応する数N個のパケットを送信する代わりに、N人の遠隔参加者の多重データとともに単一のパケットを送信し、IPヘッダを因数分解することによって得られる通信速度を達成するので、例えばIP(Internet Protocol)、UDP(User Datagram Protocol)、RTPに関し、IPヘッダについてのパケットによるオーバーヘッドを最小限に抑えることができる。
混合ブリッジと多重ブリッジとを、又は混合ブリッジと複製ブリッジとを組み合わせることにより、会議において遠隔参加者N人のうちのM人(MはN以下)のみが絶え間なく会議に出席することができるようにすることが考えられる。
一般的に、会議に参加する参加者がそれぞれ異なる通信能力の端末を用いた場合は問題が生ずる。つまり、異種類のネットワークを接続して異種類のアクセス権を許容した場合は、参加者が会議に参加するための端末が、入力側の通信速度、出力側の通信速度又は演算処理能力等の通信能力がそれぞれ異なる。だが、どのようにして、全ての会議の参加者の端末に最低限の又は汎用な特性を要求することなく通信速度が遅い端末の参加者が会議に参加できるようにすればよいのかが問題となる。
複製又は多重ブリッジの場合、通信速度又はブリッジから参加者の端末へのデータの流れ量は、参加者の数とともに増加する。ここで、参加者の端末のいずれかの受信量が、与えられたそのネットワークアクセスにより一杯となった場合に、ネットワークアクセスを飽和させることなく、参加者への会議の質を維持しつつ新たな参加者が会議に参加することができるようにすることが問題となる。
他の問題としては、参加者の伝達能力のダイナミックバリエーションへ伝達される流れの割合の適合化が挙げられる。この問題の解決策としては、通信の維持及び通信経路の飽和が原因である情報の紛失に起因する通信の切断を防止することにある。
上記の問題を解決するために、従来フォールバックという技術があるが、この技術でも問題を完全に解決できるわけではない。
例えば、全ての参加者が同一のネットワークアクセス能力を有しない端末を用いる場合、第1の解決策としては、全ての参加者の端末が適応可能な通信手法である理想的な通信手法を見つけることが考えられる。ここでフォールバック手法を考慮することができる。しかし、会議の質は、最低限の能力を有する端末によって制限されるため、より高い能力を有する端末にとっては不適切である。さらに、異なる能力の端末間でのコネクションの確立のためには、複数の動作モードを有するターミナルやブリッジ等の機器を接続する必要が生じる。第2の解決策としては、ゲートウェイとして機能する要素を含むブリッジを接続することが考えられる。この場合、会議は最適なモードでのフォールバックに代えてより優れたモードで行われるが、ゲートウェイを介してブリッジにアクセスする能力を有しない端末は、コード変換をする。このようなゲートウェイを確立することは、複雑かつコストがかかるものであり、コード変換及び該コード変換に基づくさらなる通信遅延により質の低下が招かれる。さらに、システムに前記の要素を付加することにより、信頼性が低下してしまう。
同様に、多重又は複製ブリッジにおいて、会議の間に1の端末が少なくとも他の1の端末に対して通信能力を超えてしまっている場合に新たな参加者(制限された能力の端末を利用する者)の参加を許容する手法としては、より低レベルの会議モードへ質を低減させることが挙げられる。しかし、より複雑な技術の設立が可能である。例えば、VAD(Vocal Activity Detection)機能又は通話許容機能を用いるとともにミキシング機能やアクティブな参加者の数を制限する機能を付加することが可能である。
経路が動的に低下した場合に、符号器の機能を適宜変更することにより(これは特に既存の映像符号器で可能である)、通信速度を低下させる技術がある。しかしながら、例えば複製ブリッジにおいては、符号器の通信速度の動的低下は、1の通信経路のみが動的に低下したとしても、参加者の端末への信号の質の低下につながる。従って、この解決手法は理想的でない。さらに、ブリッジは、他の端末とのコネクションに応じて所定の端末の符号器を制御しなければならない。
本発明は上記従来技術の問題を解決するための手段を備える会議ブリッジを提供することを目的とする。本発明によれば、マルチメディア(音声及び音声−映像)会議を管理することを許容する手段が提供され、特に会議における複数の参加者端末の通信能力及び該通信能力の動的変化に基づいてデータを伝送するための手段が提供される。
また、本発明は、データの複製が可能な限り簡単な会議システムを提供することを目的とし、特に、データについての複雑な演算処理を要しないものを提供することを目的とする。本発明によれば、特別なハードウェア及びソフトウェア資源を要しない。
上記の目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る会議システムは、会議に参加するための複数の端末が接続可能で、の端末から音声、映像その他のデータの流れを受信して他の端末に送信するブリッジを備えた会議システムであって、前記端末によって送信される流れが、優先符号器によって符号化され、前記ブリッジが、端末からの音声、映像その他のデータの流れが端末への流れにおいて優先レベルを有するように処理するための手段と、会議システムに関する判別基準に基づいて該会議システムの状態に応じた前記優先レベルを決定するための手段とを備えることを特徴とする。
前記手段は、前記流れが必要に応じた優先レベルを有するように、送受信のためのパケットのペイロードを切断する処理部から構成されるものであってもよい。
前記手段が、前記ブリッジと一の端末との間の出力経路上の利用可能なバンド幅についての情報に基づいて、該一の端末に要求される優先レベルを決定するものであってもよい。
また、前記手段が、前記ブリッジと一の端末との間の出力経路上の利用可能なバンド幅についての情報と、会議に参加する端末の台数とに基づいて、該一の端末に要求される優先レベルを決定するものであってもよい。
さらに、前記手段は、前記ブリッジと一の端末との間の出力経路上の利用可能なバンド幅が、該一の端末が優先レベルq+1を受信するために用いられる通信速度未満で、かつ、該一の端末が優先レベルを受信するために用いられる通信速度以上の場合は該一の端末(i)に要求される優先レベルqを決定するものであってもよい。
前記手段が、前記ブリッジと一の端末との間の出力経路上の利用可能なバンド幅についての情報と、会議に参加する端末の台数と、優先レベルに関するその他の端末からブリッジへの通信速度についての情報に基づいて、該一の端末に要求される優先レベルを決定するものであってもよい。
前記手段が、(a)前記一の端末への経路の利用可能なバンド幅が、前記その他の端末により送信された流れの合計の通信速度以上で、前記その他の端末からの流れのパケットのヘッダに関するパケットオーバーヘッドが相互に共通化されるか又はブリッジの種類により変更されない場合、前記その他の端末から前記一の端末への流れの優先レベルを変更せず、(b)それ以外の場合に、前記その他の端末から伝送され、最も高い優先レベルを有する流れの優先レベルの値を一単位減少させ、(c)前記その他の端末からの流れのパケットのヘッダによるパケットオーバーヘッドが相互に共通化されるか又はブリッジの種類により変更されない場合に、再度、前記一の端末への経路の利用可能なバンド幅と、先に決定された優先レベルを有する前記その他の端末によって伝送された流れの合計の通信速度とを比較し、(d)当該バンド幅が、当該合計の通信速度以上の場合は、さらにまた優先レベルを変更せず、(e)それ以外の場合には、前記一の端末への経路の利用可能なバンド幅が先に決定された優先レベルを有する前記その他の端末によって伝送された流れの合計の通信速度以上になるまで(b)及び(c)の動作を繰り返す、ことにより前記その他の端末(j)からの流れの前記一の端末(i)に要求される優先レベル(q)を決定するものであってもよい。
前記その他の端末によって送信された前記流れが優先度の指数を有し、当該流れに割り当てられた前記優先度の指数の順に、当該流れについて、最高のレベルとなる前記優先レベルを減少させるステップ(b)が実行されるものであってもよい。
前記優先度の指数が、バイナリ値又は、複数の優先クラスを定める前記バイナリ値より複雑なデータ値であってもよい。
前記一の端末の有効なバンド幅についての前記情報が、該一の端末に利用可能な静的かつ論理的な情報から構成されるものであってもよい。
前記静的かつ論理的な情報が、論理上利用可能なバンド幅、前記一の端末の演算処理能力及び該一の端末へのアクセス権に依るものであってもよい。
前記一の端末の有効なバンド幅についての情報が、動的情報であってもよい。
前記一の端末への経路の有効なバンド幅についての動的な情報が、物理的に利用可能なバンド幅を監査する監査部によって伝達される動的情報であってもよい。
図1に、実質的にブリッジ10から構成される会議システムを示し、ブリッジ10には、会議に参加する端末1〜4が、それぞれ入力経路LE1〜LE4と出力経路LS1〜LS4とを介して接続される。図中には、所定の時間tにおいて4台の端末が接続されているが、端末の接続台数は時と場合により異なる。以下では、接続された端末の総数をNとして説明する。
本発明の基本原理は、一方では、会議に参加する別々の端末1からN間での通信に、優先的に符号化されたデータの流れを用いることであり、他方では、ブリッジ10のレベルにおいて、システムに関する判別基準に基づいて優先的なビットの集合(グループ)の数を判別し、経路LSiを介して端末iへ送信することであり、この判別基準としては、例えば、会議に参加する端末の総数N、バンド幅や利用可能な的若しくは動的通信速度Bpiといった点での端末i(iは1からNの間でとり得る整数)への経路LSiの能力、端末iのアクセス権、端末iの情報処理能力及び端末jによる通信速度DEj(jは、1からNの間でi以外のとり得る整数)が挙げられる。
優先符号器は、音声、映像その他のデータの信号等の元々の信号成分(例えば、特定の音声符号器の場合における20msの言語信号のフレーム)から、全体でMビットで示されてP個の連続したビットグループG1〜GP(P≧2かつP≦M)からなるバイナリビットのストリームを生成するものであり、図2にPが3の場合のストリームを示す。これらのグループのうちの最初のもので、基準となるグループG1は、要求される質にかかわらず、復号化された信号の生成のために不可欠なものである。このグループG1のみを復号化することにより、最低限度の質を得ることができる。これに続くグループG2からGPが、連続的に質を向上させることを可能とする。G1からGPの全てのグループが伝送された場合に、システムにより得られる質が最良のものとなる。グループGP−1が受信されない場合には、グループGPは、何の役にも立たない。従って、生成されたビットのグループには、優先順位がある。この種の符号器からのビットのストリームは、切断(トランケーション)によって容易に分割することができ、これにより、伝送または再生される信号の連続性を保証しつつ符号器の通信速度を変更することが可能となる。場合により、グループG1若しくはG2のみ、又は全てのグループG1、G2及びG3が伝送される。それぞれの場合を、優先レベル1、2、3とする。優先レベル1による通信速度DH1をD1とし、グループG1及びG2を合わせることによる通信速度DH2をD1+D2とし、グループG1からG3による通信速度DH3をD1+D2+D3とする。優先レベルqによる一般的な通信速度DHqは、各優先レベルの合計であり、優先レベルq以下で、また以下の数式のとおりである。
Figure 0003941113
例えば、40msのフレームを処理する優先言語符号器が、第1のグループG1について8kbit/sの優先レベルD1と、第2のグループG2について6kbit/sの優先レベルD2と、第3のグループG3について16kbit/sの優先レベルD3とで動作する場合を例として説明する。この場合、合計の通信速度は、8+6+16で30kbit/sであり、1フレームが150バイトのビットストリームは、それぞれ、40バイト、30バイト、80バイトの連続したグループに分割することができる。
ブリッジ10と端末iとの間で経路LSiを介して端末iへ伝送される優先的なビットグループの数についてを判別することにより、ブリッジ10は、上述した判別基準に基づいてビットストリームを切断して所望の優先レベルでデータの流れが経路LSiにおいてあふれだすことを低減させる。
本実施の形態においては、端末によって送信されたビットストリームが通信時に紛失することなくブリッジ10によって受信された場合を例とし、また、端末i及びブリッジ10が、他の端末(iを除く1〜N)の利用可能な通信速度能力に基づいてビットストリームの一部又は全部を送信する。データの処理は極めて単純である。これは、該データを演算処理するのではなく、単にデータの優先度を選択するだけだからである。
次に、ブリッジ10の第1のモードについて、図3を参照して説明する。図1に示したものと同様に、ブリッジ10は、入力信号用の入力経路LE1〜LE4と、出力信号用の出力経路LS1〜LS4とを介して接続された4台の端末1〜4をそれぞれ制御する。上述したように、端末の接続台数は時と場合により異なる。
ブリッジ10は、組み合わせ(アセンブリ)部11〜14から構成され、この組み合わせ部11〜14は、それぞれ、端末1〜4から受信した音声、映像その他のデータの流れであって、処理部212〜243によって演算処理された音声、映像、データの流れを組み合わせる。処理部の数N×(N−1)を、図3において、200番台の参照番号で示し、そのうちの2桁の数が対応する端末を示し、1桁の数が信号が処理された関連する端末を示す。例えば、処理部212は、端末2からの流れを、端末1に出力するために処理する。
組み合わせ部11〜14は、処理部212〜243が処理した音声、映像その他のデータの流れを、混合化、複製化又は多重化したもの等からなる組み合わせたものを生成し、出力経路LS1〜LS4のそれぞれへ出力する。
混合化したものは、異なる端末からそれぞれ出力された複数のデータを混合したもので、この混合によって新たなデータが生成される。入力データのペイロードは、(完全に又は部分的に)復号化された後に混合され、混合されたデータは、結果として得られるパケットのペイロードを生成するために符号化される。なお、これらのパケットは、それぞれのヘッダを有する。
複製化されたものは、各端末から他の端末へ伝達すべき複数のデータを複製したものであり、他の端末へのそれぞれのデータの流れが他の端末へ伝達されるとおりに各端末へ伝達される。
多重化されたものは、端末からの複数のデータを多重化したもので、多重化データが各端末へ伝達される。
図4に第2のモードを示すが、このモードは、特に複製又は多重ブリッジに適しており、組み合わせ部11〜14が、流れるデータを単純に複製化又は多重化する。
各処理部212〜243(2ij、iは整数であり、jはi以外の整数)の基本的な機能は、選択した優先符号化レベルqで信号を伝達するために端末iから受信した映像、画像その他のデータの流れを切断したり、あるいは切断しないことである。
各処理部212〜243は、制御部20の指示に従って動作し、この制御部20は、端末jに、対応する経路LSiでの伝送に応じ、システムに関連した判別基準に基づいて割り当てられる優先符号化レベルqを決定する。システムに関連した判別基準は、例えば、会議に参加するための端末の台数、端末iへの経路LSiの静的/動的通信速度又はバンド幅能力、端末iのアクセス権、端末jの通信速度である。制御部20は、ネットワークからの情報(矢印A)や、入力経路LE1〜LE4のそれぞれに適用されるバンド幅監査部からの情報や、あるいは出力経路LS1〜LS4の利用可能なバンド幅監査部41〜44からの情報から判別基準を決定する。これら監査部は、例えばリアルタイムIPの場合は、RTCP(Real Time control Protocol)により実現される。
次に、制御部20が、ブリッジ10と端末1〜Nとの間の経路LS1〜LSNに割り当てられた利用可能なバンド幅についての情報に基づいて単独で機能する際の該制御部20の動作のモードについて説明する。なお、利用可能なバンド幅に関する情報は、静的要因と、動的要因との2つの要因から構成される。
なお、静的要因とは、各端末に論理上利用可能なバンド幅の情報である。この情報は、ブリッジ10若しくは会議の管理者によって与えられてもよいし(矢印A)、または、端末がブリッジ10に接続された際の該端末とブリッジ10との情報交換の際に自動的に与えられるものであってもよい。論理上のバンド幅の値は、例えば、端末のアクセス権、演算処理能力、実際に利用可能なバンド幅に基づいて定められてもよい。
一方、動的情報は、出力経路LSiの利用可能なバンド幅についての連続的な情報である。上述のように、この情報は、リアルタイムIPの場合には例えばRTCPからなる監査部41〜44によって定められる。
以下では、利用可能なバンド幅という語を、これらの要因の組み合わせ、という意義で用いるとともにBpiで示す。iはこの利用可能なバンド幅の経路の参照番号である。
制御部20は、ブリッジ10から端末iへの経路iの利用可能なバンド幅Bpiについての情報とともに、会議に参加する端末の台数Nについての情報とに基づいて動作する。
例えば、端末の台数がNで、最高の優先レベルがpだとする。また、他の端末N−1から優先レベルqでデータを受信する端末iの有効な通信速度DUq iが、伝送されるパケットのペイロードに含まれて優先レベルqでの他の端末j(jが1〜Nで、j≠i)からの有用な情報の伝送に必要な通信速度DHqと、一般的にパケットヘッダによるオーバーヘッドと総称される伝送されたパケットのヘッダDhとの合計とする。
この場合、端末iの有用レートDuiを以下の数式で表すことができる。
Figure 0003941113
他の端末から受取ったパケットを用いて端末i用の新たなパケットを組む多重ブリッジの場合、伝送されるパケットのヘッダによるパケットヘッダオーバーヘッドDhは、会議における端末の数に依存しない。Dhを、経路上で伝送されるヘッダの流れの量としてDsで示す。これにより、以下の数式を得る。
Figure 0003941113
端末から受信された各パケットが複製されて他のパケットへ送信される複製ブリッジの場合、端末iへ伝送されるパケットのヘッダに関する情報量Dhは、ブリッジ10へ伝送される流れの数、すなわち、関連する端末以外の端末の数に比例する。そこで、以下の数式を得ることができる。
Figure 0003941113
Dsは出力流れのパケットのヘッダ量である。従って、端末iへの有効通信速度DUq iを、以下の数式によって示すことができる。
Figure 0003941113
優先レベルqでの端末iへの出力の流れについての端末jの全体的な通信速度をDGqjとし、iとjの値が同一でない場合、以下の数式を得ることができる。
Figure 0003941113
通信速度DUq iは、通信するデータの優先レベルqについての関数である。
第1のモードでは、会議に参加する端末iの出力経路LSiにおける利用可能なバンド幅Bpiが、優先レベルq+1での端末iにおけるデータの流れの有効通信速度DUq+1 i未満で、優先レベルqでの流れの通信速度DUq i以上の場合、制御部20は、処理部2ij(i≠j)に、優先レベルqで端末jから送信された音声、映像その他のデータの流れを切断する。
例えば、Pが3で、端末iの利用可能バンド幅Bpiが優先レベル3に対応する通信速度でのN−1の流れの伝送に必要な有効通信速度DU3 i(Bpi≧DU3 i =Dh+(N−1)(D1+D2+D3)以上の場合、端末iは、切断することなく他の端末j(j≠i)の全ての流れを受信する。
会議に参加する端末iの出力経路LSiの利用可能なバンド幅Bpiが有効通信速度DU3 i 未満でDU2 i(DU3 i >Bpi≧DU2 i )以上の場合、端末iは、優先レベル2で少なくとも1度の切断によって他の端末j(j≠i)の全てのデータの流れを受信する。
会議に参加する端末iの出力経路LSiの利用可能バンド幅Bpiが有効通信速度DU2 i 未満でDU1 i(DU2 i >Bpi≧DU1 i )以上の場合、端末iは、優先レベル1で少なくとも1度の切断で他の端末j(j≠i)の全てのデータの流れを受信する。
上述した方法の実施の例について説明する。ここでは、IPネットワークと、複製ブリッジを用いた音声会議の場合を例にして説明する。なお、他の場合、特に多重ブリッジの場合の実施例については、当業者であれば以下の説明から容易に理解できるので、ここではその詳細な説明については省略する。
音声会議のために、例えば4台の端末1〜4を用いる。これらの端末1、2、3及び4は、それぞれ、予めブリッジ10に接続され、利用可能なバンド幅BP1、BP2、BP3及びBP4を有する。この音声会議は、3つのレベルに対応する優先レベル符号器を用い、有効通信速度の最大値がD1+D2+D3=Dcで、IPネットワーク環境においての優先副通信速度がD1、D2及びD3である。出力の流れDsのパケットヘッダオーバーヘッドは、例えばリアルタイム音声フローの場合は、IP/UDP/RTPヘッダに対応する。IP/UDP/RTP流れの場合、音声パケットは音声フレームから構成され、一般的には、40バイトのヘッダ、より具体的には、40msのフレームにつき8kbit/sのパケットオーバーヘッドから構成される(40bytes*8bits/40ms)。
説明の便宜上、40msの音声フレームを用い、出力流れのパケットヘッダオーバーヘッドDsが8kbits/secの場合について説明する。また、D1が8kbits/sec、D2が6kbits/sec、D3が16kbits/secであり、利用可能バンド幅は、それぞれ、BP1が56kbits/s、BP2が96kbits/s、BP3が128kbits/s、BP4が256kbits/sの場合について説明する。
説明の便宜のため、NxNのサイズの2次元テーブル(Nは会議に参加する端末の台数)を以下に示す。同表において、行が端末iが他のそれぞれの端末から受信できる最速の通信速度を示し、列が端末iがブリッジ10の優先レベルに応じて他の端末へ送信できる最速の通信速度を示す。
Figure 0003941113
全体の通信速度が16kbit/sのDG1 i が優先レベル1に対応し、22kbit/sのDG2 i が優先レベル2(8+8+6kbit/s)に対応し、38kbit/sのDG3 i が優先レベル3(8+8+16kbit/s)に対応する。
表1に示すように、例えば、ブリッジ10は、端末1からの流れをそのまま端末3及び4に伝送するが、その一方で、他の端末2〜4から端末1へ伝送される流れは、優先レベル1で切断される。従って、本例の場合ではレベル1であるが、関連する優先レベルよりも高い優先レベルで、データグループが消去される。切断は、端末1へ伝送されるIPパケットのヘッダの切断により行われる。特に、パケット長やCRCに関連するヘッダのアップデートが必要である。
上記の例では、端末1〜4から出力される流れの全てが、例えば、とりえる最高レベルの明確な優先レベルでブリッジ10に送信される場合を例にして説明した。しかし、この例以外の場合には、説明した方法では損失が生じてしまう。加えて、ブリッジ10が優先レベル1においても端末1から端末2へ送信可能と判別したが、端末1が優先レベル1でのみブリッジ10へ送信する場合、ブリッジ10は優先レベル1でのみ端末2へ送信する。以下に説明する第2のモードは、この問題を解消する。
この第2のモードにおいては、ブリッジ10から端末iへの利用可能なバンド幅BPiについての情報と会議に参加している端末の台数Nについての情報に加え、各端末j(j=1からN、j≠I)からブリッジ10への通信速度DEjについての情報も判別材料とする。先に説明したように、情報の最後のビットは、端末からブリッジ10へ伝送されてもよいし、入力経路LE1〜LE4に関連した関連部31〜34によって監査されてもよい。
本実施の形態に係る第2のモードによれば、端末iへの出力経路LSiの利用可能なバンド幅が、N−1の他の端末j(j≠i)により送信される流れの通信速度の合計以上の場合、この流れは切断されない。そうでない場合には、より高い優先レベル(例えば、p)の流れは、切断により、1レベル(p−1)下げられた優先レベルを有する。切断が不要になるまで、この比較は繰り返して行われる。
送信データの流れのパケットのヘッダによるパケットオーバーヘッドは、分散化されたり、又は、ブリッジの種類には依存したりはしない。多重ブリッジの場合は多重化され、複製ブリッジの場合にはそうはされない。
より具体的に説明するため、上述したように、複製ブリッジ(sic)の場合であって、パケットヘッダオーバーヘッドDsが8kbit/sの40msのフレームを用いる場合を例とする。ここで、D1が8kbit/sで、D2が6kbit/sで、さらにD3が16kbit/sとし、経路LS1〜LS4のそれぞれの利用可能なバンド幅BP1〜BP4(例えば、通知されたバンド幅)が、それぞれ、56kbit/s、64kbit/s、96kbit/s、28kbit/sとする。
端末jによる通信速度DEq jは、パケットのペイロードの通信総量であり、端末jはこれらのペイロード及び入力データの流れのパケットのヘッダの通信速度Dを含む情報の優先レベルで伝送する。優先レベルがqの場合は、端末jによる通信速度DEを、以下の数式で示すことができる。
Figure 0003941113
以下では、端末1が優先レベル1(すなわち、DE1 1が、De+D1=8+8kbit/s=16kbit/s)を利用して伝送し、端末2及び4が優先レベル3(すなわち、DE3 2=DE3 4=De+D1+D2+D3=8+8+6+16=38kbit/s)を利用して伝送し、さらに、端末3が優先レベル2(すなわち、DE2 3=De+D1+D2=8+8+6=22kbit/s)を利用して伝送する場合を例として説明する。
上述の説明と同様に、起こりうる場合について説明するための表2を以下に示す。
Figure 0003941113
ブリッジ10から端末1への利用可能なバンド幅BP1(56kbit/s)は、それぞれの優先レベルにおいて端末1がN−1の他の端末から全ての流れを受けるのに有効な通信速度DU1(合計が38+22+38=98kbit/s)未満である。最も高い優先レベルの値を減少させる(この場合は、端末2及び4に用いられるものである)。端末1にとって、この新しい優先レベルで他の端末から全ての流れを受けるために有効な通信速度DU1は、22+22+22で、66kbit/sである。この新たなレベルでも、ブリッジ10から端末1への利用可能なバンド幅BP1は、未だ有効な通信速度DU1未満である。優先レベルの値、この場合には全ての優先レベルの値をさらに減少させる。有効な通信速度DU1は、16+16+16で48kbits/sである。端末1からの利用可能なバンド幅は、この合計の値よりも大きい。従って、端末からのデータの流れは、この通信速度を持つために切断される。
ブリッジ10から端末2への利用可能なバンド幅BP2(64kbits/s)は、端末2がN−1の他の端末から全ての流れを受信するための有効通信速度DU2(16+22+38=76)未満である。最も高い優先レベルの値(この場合では、端末4に用いられるもの)を減少させる。この新たな優先レベルで端末2が他の端末から受信するための有効通信速度DU2は、16+22+22で60kbits/sである。端末2からブリッジ10への利用可能なバンド幅BP2は有効通信速度DU2よりも高くなる。従って、端末から送信されるデータの流れは、この通信速度を有するように、切断される。
次に、上記実施の形態の変形例について説明する。この変形例においては、端末によって伝送される各流れには優先度の指数が割り当てられ、この指数と逆の順序で符号化優先レベルが減少させられる。この優先度の指数は、バイナリ値(優先/否優先)であってもよいし、複数の優先クラスを定めるもの等のより複雑なものであってもよい。
Figure 0003941113
ブリッジ10から端末3への利用可能なバンド幅BP3は、上述の例では96kbits/sであったがこの変形例の場合においては80kbits/sであり、他の端末のそれぞれの優先レベル(16+38+38=92kbits/s)において、端末3が他の端末から全ての流れを受信するための有効通信速度DU3よりも低い。前述の例(優先度の指数を用いなかったもの)は、最も高い値の優先レベル(この場合、端末2と端末4とに用いられたもの)を減少させた。端末3に有効通信速度DU3は16+22+22=60kbit/sに等しく、バンド幅BP3よりもさらに低い。従って、端末1からのデータの流れには優先レベル1が用いられ、端末2、4からの流れには優先レベル2が用いられる。
例えば、端末2が他の端末よりも優先度を有し、端末4の優先レベルのみが減少され、端末3に有効な通信速度DU3が16+38+22=76kbits/sでバンド幅BP3よりも低い場合に、端末1からのデータの流れには優先レベル1、端末2からのデータの流れには優先レベル3、端末4からのデータの流れには優先レベル2を用いる。
優先度の指数は、例えば、パケットのペイロードやヘッダに含まれたり、ネットワーク、ネットワークの管理者により(矢印Aの方向から)制御部20へ伝達されてもよい。
上述の方法は、制御部20により、利用可能なバンド幅の情報が変更された場合、端末が会議に参加、又は参加を中断した場合、端末によって伝送されたデータの流れが変更された場合に行われる。すなわち、例えば、ネットワーク又はネットワークの管理者から制御部20へ新しい情報が(矢印Aの方向から)伝達された場合に行われる。
より具体的な場合を説明する。新たに端末が会議に参加することを要求したが、すでに接続されている端末の少なくとも1台の処理能力が限界に達している場合、この新しい端末からの要求は、拒否される。この新しい端末が接続されても出力経路がパケットオーバーヘッド状態になった場合も同様である。その他の場合には、この新しい端末はコネクションを確立することができ、上述の方法が行われる。
上述した例では、音声符号器に適用される場合を例としたが、映像符号器の場合については上述した例から容易に推測することが可能であり、この場合には優先レベルの最大の通信速度を用いる。加えて、映像符号器の通信速度の最大の通信速度、すなわちピークでの画像の動きの量に応じて変動する。映像符号器の場合、各優先レベルについて最速の通信速度を定めることが可能である。
音声及び映像符号器を有する映像会議に上述の方法を適用する場合、音声符号器と映像符号器との優先レベルを組み合わせることにより、優先レベルを定めることが可能である。
同様に、流れが音声、映像、その他のデータだとしても、ブリッジを介して伝送される全ての優先ビットストリームに適用することにより、優先制の管理が可能である。
混合ブリッジにより適した形態を図4に示した。同図に示すように、ブリッジ10は、組み合わせ部11〜14から構成され、この組み合わせ部11〜14は、端末から受信した音声の流れを混合して単一の混合化音声流れを生成し、関連した端末へ送信する。一般的に、組み合わせ部11〜14は、単一の機能部15に含まれる。この種のブリッジでは、各端末iは、(音声会議の場合は)単一の音声データの流れのみを受け、また、映像会議の場合には単一の映像データの流れのみを受ける。
流れの伝達の前に、組み合わせ部11〜14によって伝達される音声データの流れは、それぞれ対応する処理部21〜24によって処理される。該処理部21〜24は、組み合わせ11〜14から来る流れを切断したり、あるいは切断せずに、制御部20によって特定された優先符号化レベルを有する流れを送る。上述の例のように、制御部20は、ネットワークから伝達された(矢印Aの方向)情報や、監査部41〜44によって伝達されて出力経路LS1〜LS4の利用可能なバンド幅BP1〜BP4についての情報等の判別基準に基づいて動作する。
この種のモードは、特に、上述した第1の方法に適している。加えて、出力経路LSiでの流れに適用される優先レベルの決定は、流れが端末iから伝達される方向の静的/動的能力の機能として行われる。所定の時間においての端末iへの経路LSiの能力に応じて、ブリッジ10は、端末iへ伝達される優先レベルを決定する。
組み合わせ部11〜14は、入力された音声データの流れの重畳に加え、最もアクティブなデータの流れを特定してより多くの会議参加者、換言すると参加用の端末を管理できるようにする。従って、信号が最もアクティブな会議者は、それらの信号よりも少ない重畳を受ける。映像については、組み合わせ部11〜14は、最もアクティブな経路(映像交換機)の映像を選択し、又は最もアクティブな経路から映像を作成する。
優先化符号器を用いて単一の符号化を行う場合を例としたが、多重化または複製化ブリッジの場合には、各参加者への送信に応じて送信される優先レベルについての判別が、ブリッジと参加者端末との間の利用可能なバンド幅に基づいて参加者によって行われる。
本発明は、参加者端末の通信能力の不一致をブリッジレベルで管理することができるので、各参加者において各参加者毎の最大の能力での良質なサービス(例えば、音声、映像信号の質)及び最大のシステム能力を提供することが可能である。
従来の会議システムでは、少なくとも1台の端末の処理能力が比較的低い場合、低い処理能力に合わせてフォールバックして質が低いモードを参加者に強要したり、最も能力が低い経路を犠牲にしたが、本発明はこのような従来の会議システムが持っていた問題が生じることを抑制することができる。経路を犠牲にした場合において、例えば、問題を踏まえることなく対応する経路上でデータを送信し続けると、経路が詰まり、パケットが損失した。このため、端末はエラーを含むデータしか受信できなかったので、質という観点上不利であり、さらに会議に参加することができなかった。本発明はこのような問題を解消することができる。
本発明の原理は、(演算処理能力、データの流れの優先度等の)判別基準に基づいて1以上の優先的な流れを受信する端末が音声の再生を確実なものとするために優先レベルを決定する場合に適用される。
本発明に係る会議システムの構成を示すブロック図である。 データのグループを説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る会議システムのブリッジの第1の動作モードを説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態に係る会議システムのブリッジの第2の動作モードを説明するためのブロック図である。
符号の説明
1〜4 端末
10 ブリッジ
20 制御部
21〜24 処理部
212〜243 処理部
31〜34 監査部

Claims (8)

  1. 会議に参加するための複数の端末(1〜4)が接続可能で、一の端末(1〜4)から音声、映像その他のデータの流れを受信して他の端末に送信するブリッジ(10)を備えた会議システムであって、
    前記端末(1〜4)によって送信される流れが、優先符号器によって符号化され、
    前記ブリッジ(10)が、一の端末(i)以外のその他の各端末(j)からの音声、映像その他のデータの流れが前記一の端末(i)への流れにおいて優先レベル(q)を有するように処理するための手段(21〜24、210〜243)と、会議システムに関する判別基準に基づいて該会議システムの状態に応じた前記優先レベルを決定するための手段(20)とを備え、
    前記手段(20)、前記ブリッジ(10)と前記一の端末(i)との間の出力経路(LSi)上の利用可能なバンド幅(BPi)についての情報と、会議に参加する端末の台数(N)と、優先レベル(q)への前記その他の端末(j)からブリッジ(10)への通信速度(DEq j)についての情報に基づいて、該一の端末(i)に要求される優先レベル(q)を決定するものであり、
    前記手段(21〜24、210〜243)は、受信する流れの優先レベル(p)が、このように決定される優先レベル(q)より高ければ、送信される前記流れが必要に応じた優先レベル(q)を有するように、パケットが前記端末(i)へ送信される前に、端末(j)から受信したパケットのペイロードを切断する処理部から構成されるものであることを特徴とする会議システム。
  2. 前記手段(20)が、
    (a)前記一の端末(i)への経路(LSi)の利用可能なバンド幅(BPi)が、前記その他の端末(j)により送信された流れの合計の通信速度(DEq j)以上で、前記その他の端末(j)からの流れのパケットのヘッダによるパケットオーバーヘッドが相互に共通化されるか又はブリッジの種類により変更されない場合、前記その他の端末(j)から前記一の端末(i)への流れの優先レベル(q)を変更せず、
    (b)それ以外の場合に、前記その他の端末(j)から伝送され、最も高い優先レベルを有する流れの優先レベルの値を一単位(q−1)減少させ、
    (c)前記その他の端末(j)からの流れのパケットのヘッダによるパケットオーバーヘッドが相互に共通化されるか又はブリッジの種類により変更されない場合に、再度、前記一の端末(i)への経路(LSi)の利用可能なバンド幅(BPi)と、先に決定された優先レベルを有する前記その他の端末(j)によって伝送された流れの合計の通信速度(DEq j)とを比較し、
    (d)当該バンド幅(BPi)が、当該合計の通信速度(DEq j)以上の場合は、優先レベルを変更せず、
    (e)それ以外の場合には、前記一の端末(i)への経路(LSi)の利用可能なバンド幅(BPi)が先に決定された優先レベルを有する前記その他の端末(j)によって伝送された流れの合計の通信速度(DUq i)以上になるまで(b)及び(c)の動作を繰り返す、
    ことにより、前記その他の端末(j)からの流れの前記一の端末(i)に要求される優先レベル(q)を決定することを特徴とする請求項に記載の会議システム。
  3. 前記その他の端末によって送信された前記流れが優先度の指数を有し、当該流れに割り当てられた前記優先度の指数の順に、当該流れについて、最高のレベルとなる前記優先レベルを減少させるステップ(b)が実行されることを特徴とする請求項に記載の会議システム。
  4. 前記優先度の指数が、バイナリ値又は、複数の優先クラスを定める前記バイナリ値より複雑なデータ値であることを特徴とする請求項に記載の会議システム。
  5. 前記一の端末(i)の有効なバンド幅(BPi)についての前記情報が、該一の端末(i)に利用可能な静的かつ論理的な情報から構成されることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の会議システム。
  6. 前記静的かつ論理的な情報が、論理上利用可能なバンド幅、前記一の端末(i)の演算処理能力及び該一の端末(i)へのアクセス権に依ることを特徴とする請求項に記載の会議システム。
  7. 前記一の端末(i)の有効なバンド幅(BPi)についての情報が、動的情報であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の会議システム。
  8. 前記一の端末(i)への経路(LSi)の有効なバンド幅(BPi)についての動的な情報が、物理的に利用可能なバンド幅を監査する監査部(31〜34)によって伝達される動的情報であることを特徴とする請求項に記載の会議システム。
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