JP2005110294A - 送受信方法およびその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インターネットのような、様々な接続形態が存在し、しかも伝送帯域が変動する伝送路において(特に、従来安定した伝送品質でデータ伝送を行うことが困難であった有線網、無線網の混在する接続形態において)、安定した伝送品質でデータ伝送を行う。
【解決手段】 有線区間と無線区間の境界に位置するゲートウェイ62から、受信端末61に対して有線区間でのパケットロスをロス通知パケットを用いて通知することにより、パケットロスの原因を切り分ける。また、このロス通知パケットを利用して、有線区間、無線区間のパケットロス率を個別に計算し、それぞれの区間のロス率に応じて、送信端末60におけるデータパケットの伝送レート、誤り耐性強度を決定する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、携帯電話や携帯情報端末、パソコンやTVといった様々な仕様、能力を持つ受信端末が無数に存在するネットワーク環境におけるデータの送受信方法に関し、特に音声情報などの時系列的制約が大きい情報と、絵画や医療画像などの静止画像データのように、時間的にはとびとびになっても情報伝達を行うことができる情報とが混在する中で、いかに効率良く、情報を伝達するかといった情報通信技術に関するものである。
パケットロスの発生する環境においてパケットを送信する場合には、ロスしたパケットの再送を行うことで、サービス品質の高いデータ送信が可能となる。RTP(Realtime Transport Protocol)に再送の枠組みを提供する方法として、W−RTP(Wireless-RTP)やRTP/RXといったストリームパケットの送受信方法が挙げられる。W−RTPやRTP/RXでは、ロスしたパケットに対して受信端末からRTCP(RTP Control Protocol)を用いて再送要求を送信し、送信端末は再送要求に応じてRTPパケットを再送する(A. Miyazaki et al., "RTP Payload Format to Enable Multiple Selective Retransmissions", Internet Draft, draft-miyazaki-avt-rtp-selret-01.txt, Internet Engineering Taskforce, Jul. 2000や、K. Yano et al., "RTP Profile for RTCP-based Retransmission Request for Unicast session", Internet Draft, draft-podolsky-avt-rtprx-01.txt, Internet Engineering Taskforce, Mar. 2000を参照)。
一方、RFC2733には、FEC(Forward Error Correction)によりロスパケットを復元する技術が規定されている(J. Rosenberg et al., "An RTP Payload Format for Generic Forward Error Correction", RFC 2733, Internet Engineering Taskforce, Dec. 1999)。日本国特開2001−045098号公報に開示された技術によれば、マルチキャスト環境において各受信端末がそれぞれの受信環境に適した受信レートおよびエラー耐性を選択できるように、送信側においてデータの階層符号化を採用し、かつ各受信端末が必要に応じてFECデータを利用する。各受信端末は、パケットロス率、送信レート、受信レートといった送受信状況をモニタし、送信レートに対する受信レートの比、つまり送受信レート比を計算し、パケットロス率および送受信レート比に従って、受信すべきデータの階層と、FECデータの受信の要否とを決定する。
上記従来技術には、次のような種々の課題があった。
〈課題1〉
(1)送信端末や伝送路が過負荷な状態になった場合、(2)より多くの受信端末にストリームパケットを送信するために再送を制限してストリームパケット送信用の帯域を確保する場合、(3)受信端末ごとに再送を行うか行わないかを区別することで異なるサービスを提供する場合には、再送を制限する必要がある。W−RTPやRTP/RXは、こういった場合でも再送要求を停止する機能を持たないため、受信端末が再送要求パケットを送信し続け、帯域を無駄に消費することになる。
〈課題2〉
W−RTPやRTP/RXによれば、送信端末が複数の受信端末から一度に多くの再送要求パケットを受信した場合には、送信端末もしくは伝送路が瞬間的な過負荷状態となるため、送信端末のデータパケットの送信処理に悪影響を及ぼす場合がある。
〈課題3〉
パケットの伝送路が有線区間と無線区間とをもつものとする。一般に、有線区間と無線区間のロスの原因は異なる。有線区間のパケットロスは輻輳が原因であるため、再送要求を行うとより輻輳を悪化させる可能性がある。したがって、有線区間でのパケットロスである場合には、再送要求を行う際に、パケットの伝送レートを下げるか、もしくは再送要求を行わないといった処理を行う必要がある。また、無線区間でのパケットロスの原因は、ビット誤りによる受信端末でのパケット廃棄である。したがって、有線区間での再送方法を利用して、再送要求に従ってパケットの伝送レートを下げてもパケットロス率は変化しないため、パケットの伝送レートを下げ続ける結果となる。以上から、受信端末は、再送要求を行う場合にロスがどちらの区間でロスしたかを切り分け、有線区間でロスした場合と、無線区間でロスした場合とで再送要求の方法を切り替えることが必要となる。
ところが、RTP/RXには、有線区間と無線区間のパケットロスを区別するための方法がない。W−RTPは、有線区間と無線区間の境界に存在するゲートウェイにおいてW−RTPパケットのSSN(Second Sequence Number)を変更することで、有線区間で発生したパケットロスに対して再送要求を行わないようにすることが可能である。しかしながら、W−RTPはRTPのパケットフォーマットを変更する方法であるため、従来のRTPパケットを送信する送信端末からのストリームを受信するためには、W−RTPパケットを送信するように送信端末を変更するか、ゲートウェイにおいてRTPヘッダをW−RTP用に変換する変換処理が必要になる。
〈課題4〉
パケットロスの原因による動作の切り替えは、再送の場合だけでなく、伝送レート制御や、データパケットに誤り耐性を付加する場合にも必要である。輻輳が原因でパケットロスが発生した場合には、輻輳回避のために伝送レートを下げる必要があるが、伝送誤りが原因である場合には、伝送レートを下げても誤り率は変化しないため、伝送レートを下げるのは無意味であり、むしろデータパケットに付加する誤り耐性を強化すべきである。
上記日本国特開2001−045098号公報の技術では、各受信端末において受信レートをモニタするために、伝送誤りが発生したパケットについてもパケット長を知る必要がある。ところが、パケット長を示すフィールドにも誤りが発生している可能性があるため、正確な受信レートを求めることができない。さらに、送受信レート比からは、無線区間で実際にどれだけのパケットロスが発生したかを知ることはできないため、どの程度の誤り耐性強度を付加するべきかを決定する(すなわち、送受信レート比の閾値を決定する)のが困難である。
本発明は、このような従来の課題を考慮し、インターネットのような、様々な接続形態が存在し、しかも伝送帯域が変動する伝送路において(特に、従来安定した伝送品質でデータ伝送を行うことが困難であった有線網、無線網の混在する接続形態において)、安定した伝送品質でデータ伝送を行うことを目的とする。
この目的を達成するため、本発明に係る送受信方法は、有線区間と無線区間とをもつ伝送路において、両区間の境界部分にゲートウェイが存在し、当該ゲートウェイを介して送信端末と受信端末との間でデータパケットを送受信し、かつゲートウェイと受信端末との間でロスしたデータパケットについては受信端末が再送要求を行う送受信方法であって、送信端末とゲートウェイとの間でデータパケットがロスしたことを示す情報を、ゲートウェイがロス通知パケットとして受信端末に送信し、当該ロス通知パケットにより通知されたデータパケットについては受信端末が再送要求を行わないこととしたものである。
以下では、本発明に係る実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
〈実施の形態1〉
本実施の形態は、送信端末から複数の受信端末の再送要求を各々禁止/許可することにより、主として前述の課題1を解決するものである。
図1は、本実施の形態における全体像を示す概略図である。送信端末10において、送受信部101はモデム、LAN(Local Area Network)等のパケットを送受信する手段である。通信環境としては、ノイズや輻輳によりパケットロスの発生する環境を想定している。
データ送信部100は、ビデオキャプチャ、マイク、ファイル、共有メモリといった入力からデータを受け取り、必要なら符号化し、必要ならパケット化して、送受信部101を通して受信端末11へデータパケットを送信する手段である。また、再送制御部102の指示により、再送要求のあったデータパケットを再送する手段でもある。
再送制御部102は、受信端末11からの再送要求パケットを受信し、要求のあったデータパケットの再送をデータ送信部100に指示する手段である。また、再送要求禁止/許可制御部104の指示により、受信端末11に対して再送要求禁止通知パケット、再送要求許可通知パケットを送信する手段でもある。
再送要求禁止/許可制御部104は、伝送路や送信端末10の負荷の状態、接続しているユーザの種別、各ユーザが使用しているアプリケーションの種別などを監視し、これらの情報に応じて再送要求禁止通知パケットもしくは再送要求許可通知パケットを受信端末11へ送信するよう再送制御部102に指示する手段である。ユーザの種別による再送要求の禁止/許可の例としては、ユーザが加入しているサービスによって再送の有無を区別し、より高いサービス料金を支払っているユーザに再送を行って、より良いサービス品質を提供するといった例が考えられる。また、アプリケーションの種別による再送要求の禁止/許可の例としては、VoD(Video on Demand)のようなリアルタイム性の低いアプリケーションであれば再送要求を許可し、TV電話のようなリアルタイム性の強いアプリケーションであれば再送要求を禁止するといった例が考えられる。リアルタイム性の強いアプリケーションでは、再送が間に合わない場合が多いためである。
端末制御部103は、これら各部を制御する手段である。
受信端末11において、送受信部110は、モデム、LAN等の、送信端末10より送信されたデータパケットを受信する手段である。データ受信部111は、送受信部110からデータパケットを受け取り、必要ならパケットをシーケンス番号順に並べ替え、必要ならパケットをほどき、必要なら復号化し、モニタ、スピーカ、ファイル、共有メモリといった出力にデータを渡す手段である。再送要求制御部112は、データパケットのロスを観測し、ロスしたパケットに対して再送要求を行う。また、送信端末10から再送要求禁止通知パケットを受信した場合には、再送要求を行わないように制御する手段でもある。端末制御部113は、これら各部を制御する手段である。
送信端末10と受信端末11との間で送受信される情報は、再送要求パケット、再送要求禁止/許可通知パケット、データパケット、再送データパケットである。再送要求パケットは、再送要求制御部112から送信され、再送制御部102で受信される。再送要求禁止/許可通知パケットは、再送制御部102から送信され、再送要求制御部112で受信される。データパケットおよび再送データパケットは、データ送信部100から送信され、データ受信部111で受信される。送信端末10は、複数の受信端末11との間で、再送要求パケット、再送要求禁止/許可通知パケット、データパケット、再送データパケットの各情報を送受信する。
図2は、送信端末10と受信端末11との間で、再送要求禁止/許可通知パケットおよび再送要求パケットの送受信にRTCPを用い、データパケットの送受信にRTPを用いた場合のシーケンス図である。
送信端末10は、(1)送信端末10もしくは伝送路が過負荷の状態になり、再送に応じられない、(2)より多くの受信端末11にデータパケットを送信するために、再送機能を停止して送信端末10もしくは伝送路のリソースを確保する、(3)TV電話のようなリアルタイム性の強いアプリケーションを利用している、(4)ユーザが再送を行わないサービスに加入している、(5)伝送されるべきデータの種別といった理由により、一部もしくは全ての受信端末11に再送要求禁止通知パケットを通知する(RTCPパケット201)。再送要求禁止通知パケットを受け取った受信端末11は、パケットロスを観測した場合でも再送要求を行わない(再送要求しない200)。なお、伝送されるべきデータの種別に関しては、例えば、映像であればI(Intra)、P(Predictive)、B(Bidirectionally predictive)といったフレームタイプ、MPEG(Moving Picture Coding Experts Group)であればGOP(Group Of Pictures)といったシーケンスブロック、音声であれば有音部と無音部、データ構造であればヘッダ部分とペイロード部分、文書であれば見出し部分と本文、あるいは予めデータに編者の意図やエンコーダで優先度情報が付与されていてデータ種別が区別できることを想定している。それぞれのデータ種別に相対的な第1の優先度を付与し、第1の優先度の低い情報に関しては再送を禁止する。例えば、フレーム単位の場合は、IフレームはP、Bフレームより第1の優先度は高いとする。Iフレームは単独で復号が可能であるが、P、Bフレームは単独では復号できないためである。シーンブロック単位の場合、編者が強調したいシーンブロック(MPEGではシーンブロックはGOP単位で再生されるのが一般的である)の優先度を高くする。具体的なコンテンツとしてはコマーシャルなどシーンブロックの第1の優先度を高くする。音声であれば、無音部分は情報としては意味をなさないので、第1の優先度は低くする。データ構造であれば、ヘッダ情報は復号、再生に不可欠であるため、ペイロード部分より第1の優先度を高くする。文書の場合は、見出し部分は本文よりも要点が記述されているため、第1の優先度を高くする。このように優先度付けを行い、優先度の高いデータには再送を許可し、優先度の低いデータには再送を禁止する。また、メディアの種類毎に第2の優先度を割り当て、第1と第2の優先度の関係(例えば、優先度値を加算、減算する)から再送禁止のデータを決定してもよい。第2の優先度に関しては、例えば、制御情報、音声、映像の順に高い優先度を付与する。
また、送信端末10は、(1)送信端末10もしくは伝送路が過負荷状態から負荷の小さい状態になる、(2)受信端末11の数が少なく、データパケットを再送する資源を確保できる状況となる、(3)VoDのようなリアルタイム性の弱いアプリケーションを利用している、(4)ユーザが再送を行うサービスに加入している、(5)伝送されるべきデータの種別といった理由から、一部もしくは全ての受信端末11に再送要求許可通知パケットを送信する(RTCPパケット202)。再送要求許可通知パケットを受け取った受信端末11は、パケットロスを観測した場合に再送要求パケットを送信してもよい(RTCPパケット203)。
図3は、送信端末10や伝送路の負荷、ユーザの加入サービスに基づいて、再送制御部102が再送要求禁止/許可通知パケットの送信を決定する際の動作を表すフローチャートである。まず、再送制御部102は、新規受信端末が接続したかどうかを判定する。新規受信端末が接続した場合には、その受信端末が、再送を行うサービスに加入しているか判定する。サービスに加入していない場合には、再送要求禁止通知パケットをその受信端末に通知し、その受信端末からの再送要求を禁止する。つまり、その受信端末に対しては、再送要求許可通知パケットは送信しない(ステップ300)。
続いて、送信端末10のメモリ使用率、CPU(Central Processing Unit)使用率、帯域使用率を取得し、これらをそれぞれの閾値と比較する(ステップ301)。使用率Pが閾値Tよりも大きい場合、つまり、利用率Pとその閾値Tとの差分Dが正である場合には、許容範囲内に収まるよう再送要求禁止通知パケットを受信端末11に送信する(ステップ302)。このとき、再送により送信端末10もしくは伝送路にかかる負荷Fを、再送率(全送信パケットに対する再送パケットの割合)Rと、使用率Pとに基づいて、F=P・Rと計算する。受信端末11の1台あたりに再送する負荷Gは、接続端末数をNとするとG=F/Nである。これらの値から、負荷を許容範囲内に収めるために再送要求禁止通知パケットの送信対象とする受信端末11の数Mは、M=D/G=D・N/(P・R)となる。続いて、M台の受信端末11をランダムに選択し、選択された受信端末11に再送要求禁止通知パケットを送信する。
また、メモリ使用率、CPU使用率、帯域使用率のいずれもが閾値よりも小さい場合には、送信端末10および伝送路に余裕があるため、U(Uは適当な固定値)台の受信端末11に再送要求許可通知パケットを送信する(ステップ303)。
図4は、送信するデータパケットの種別に応じて再送制御部102が再送要求禁止/許可通知パケットの送信を決定する際の動作を表すフローチャートである。まず、再送制御部102は、送信するデータパケットの種別を取得する(ステップ400)。送信するデータパケットの種別が再送を許可する種別であった場合には、再送要求許可通知パケットを送信する(ステップ401)。一方、再送を許可しない種別であった場合には、再送要求禁止通知パケットを送信する(ステップ402)。
なお、本実施の形態は、通常のIP(Internet Protocol)ネットワークの形態であるユニキャストネットワークだけでなく、マルチキャスト、ブロードキャストといったネットワーク形態においても適用が可能である。
〈実施の形態2〉
本実施の形態は、受信端末の再送要求をランダム化することにより、主として前述の課題2を解決するものである。
図5は、本実施の形態における送受信方法を説明するシーケンス図である。この例では、データパケットの送受信にRTPを、再送要求パケットの送受信にRTCPをそれぞれ用いることとしている。受信端末501,502でのパケットロスの検知方法としては、RTPパケットのシーケンス番号の跳びを観測することとしている。
図5において、受信端末501,502は再送要求を送信するかしないかをランダム化しており、その結果、受信端末502はパケットロスが発生しても再送要求パケットを送信しない(503)。受信端末501からの再送要求パケットを受信した送信端末500は、データパケットの再送要求をしていない受信端末502にも送信する(504)。これにより、送信端末500が統計的には一度に多くの再送要求パケットを受信することがなくなり、再送要求受信による送信端末500もしくは伝送路の瞬時的な過負荷状態を防ぐことが可能となる。なお、再送要求をするかしないかではなく、パケットロスを検出してから再送要求するまでの時間をランダム化することにしてもよい。過去の再送要求の履歴を参照し、再送要求の傾向の似ている端末をグループ化して、グループ単位に再送を行うことにしてもよい。
〈実施の形態3〉
本実施の形態は、ゲートウェイからロス通知パケットを送信することにより、主として前述の課題3および4を解決するものである。
図6は、本実施の形態における全体像を示す概略図である。図6において、送信端末60は、ゲートウェイ62を介して受信端末61に接続されている。送信端末60とゲートウェイ62との間は有線網により、ゲートウェイ62と受信端末61との間は無線網によりそれぞれ接続されている。このような接続形態は、携帯電話などの移動体端末が受信端末61となり、サーバ(送信端末60)に接続する場合などが考えられる。すなわち、サーバ60とゲートウェイ62とがイーサネット(Ethernet)やATM(Asynchronous Transfer Mode)などの有線網で接続され、受信端末61とゲートウェイ62とが無線LANやW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)などの無線網で接続されている場合である。また、家庭内ネットワークが無線LAN、BlueToothなどにより構成されており、家庭内のネットワークと外部ネットワークとを接続するホームゲートウェイなどから電話回線などを通じてインターネットに接続されている場合にも、同様の接続形態になる。アプリケーションとしては、VoDのような映像配信や、TV電話のような双方向の通信を想定している。
送信端末60は、図1における送信端末10から、再送制御部102および再送要求禁止/許可制御部104を削除したものと同等である。受信端末61は、再送要求制御部610を除き、図1における受信端末11と同等のものである。
受信端末61において、再送要求制御部610は、パケットロスを観測し、ゲートウェイ62に再送要求を行う手段である。ただし、ゲートウェイ62から送信されるロス通知パケットに示されるデータパケットについては、パケットロスを観測しても再送要求パケットを送信しない。使用するプロトコルとしては、RTCPといった制御情報用のプロトコルを使用してもよい。
ゲートウェイ62は、送信端末60と受信端末61との間に位置し、有線区間と無線区間との境界部に存在する。このゲートウェイ62において、送受信部620,623、データ受信部621、データ送信部622、端末制御部625はそれぞれ、図1の送受信部101、データ受信部111、データ送信部100、端末制御部103と同等である。再送制御部624は、受信端末61からの再送要求パケットを受信し、データ送信部622に再送を指示する手段である。また、データ受信部621において受信されるデータパケットにパケットロスが発生した場合には、受信端末61にロス通知パケットを送信する手段でもある。
送信端末60とゲートウェイ62との間で送受信される情報は、データパケットである。ゲートウェイ62と受信端末61との間で送受信される情報は、再送要求パケット、ロス通知パケット、データパケット、再送データパケットである。再送要求パケットは、再送要求制御部610から送信され、再送制御部624で受信される。ロス通知パケットは、再送制御部624から送信され、再送要求制御部610で受信される。データパケットは、データ送信部600から送信され、データ受信部621、データ送信部622を通してデータ受信部611で受信される。再送データパケットは、データ送信部622から送信され、データ受信部611で受信される。
この構成によれば、受信端末61は、ゲートウェイ62に無駄な再送要求をすることがなくなり、前述の課題3を解決することができる。
なお、本実施の形態では、再送データパケットはデータパケット送信用のチャネルとは別の制御情報用チャネルを用いて送信することにしている。ただし、データ送信用のチャネルを用いてロスしたデータパケットの代わりに送信してもよい。
また、本実施の形態では、再送要求をゲートウェイ62で処理することにしているが、ゲートウェイ62はロス通知パケットを送信するのみとし、再送要求は送信端末60が処理することにしてもよい。この構成によれば、受信端末61は無線網のロスに対してのみ再送要求を行うことになるため、ロス通知パケットを送信しないで送信端末60と受信端末61との間で再送を行う場合と比較して、再送による有線区間の輻輳の悪化を防ぐことが可能となる。
図7は、データパケットの送受信にRTPを、再送要求パケットおよびロス通知パケットの送受信にRTCPをそれぞれ用いた場合のシーケンス図である。また、この例では、受信端末61でのパケットロスの検知方法として、RTPパケットのシーケンス番号の欠落を観測することとしている。
ゲートウェイ62は、送信端末60からのデータパケットのロスを観測した場合には、ロス通知パケットを受信端末61へ送信する。図7では、データパケット2のロスを検知したため、データパケット2がロスしたことを示すロス通知パケットを送信している(701)。なお、ロス通知パケットは、複数のパケットロスの情報を束ねて送信してもよい。ロス通知パケットがロスする可能性を考慮して、データパケットのロスの情報を複数回送信することとしてもよい。受信端末61は、ロス通知パケットを受信した場合には、ロス通知パケットに示されるパケットについてはRTPパケットのロスを観測した場合でも再送要求パケットを送信しない(702)。また、受信端末61において、ロス通知パケットを受信していない状態でパケットロスを観測した場合には、再送要求パケットを送信する。図7では、RTPデータパケット4のロスを確認したため、受信端末61が再送要求パケットを送信している(703)。ゲートウェイ62は、再送要求に応じて再送パケットを送信する。図7では、データパケット4の再送を要求され、この要求に応じて再送を行っている(704)。
図8および図9(a)〜図9(c)は、上記再送要求禁止/許可通知パケットおよび上記ロス通知パケットを送信するプロトコルとしてRTCPを利用した場合のフォーマットの例である。
図8において、バージョン801、パディング802、パケットタイプ804、長さ805、SSRC806については、他のRTCPパケットと同じ意味を持つ。パケットタイプ804には、例えば再送要求の禁止を通知するパケットであることを意味する識別子を入力する。サブタイプ(SubType)807には、再送要求禁止通知、再送要求許可通知、パケットロス通知のいずれかを表す識別子を入力する。例えば、SubType=0が再送要求禁止通知を、SubType=1がパケットロス通知を、SubType=2が再送要求許可通知をそれぞれ意味する。再送要求禁止通知部808は、サブタイプ807の値によって構造が変化する。
図9(a)は、サブタイプ807が再送要求禁止もしくは再送要求許可を表す識別子である場合、つまりSubType=0または2の場合のフォーマットの例である。パディング901は、バイトアラインのためのパディングビットであり、入力される値に意味はない。シーケンス番号902は、再送要求の禁止もしくは許可を開始するデータパケットのシーケンス番号を入力する。
図9(b)および図9(c)は、サブタイプ807がパケットロス通知である場合、つまりSubType=1の場合のフォーマットの例である。フォーマットタイプ(FT)903は、ロス通知パケットのいくつかのフォーマットのうちどれを利用しているかを示す識別子であり、例えば000、001、010、011、111のいずれかである。フォーマットタイプ903に入力される値により、フォーマットタイプ903以降のフォーマットがさらに図9(b)および図9(c)に示されるとおりに変化する。
フォーマットタイプ(FT)に入力される識別子が111以外である場合には、図9(b)のフォーマットが利用される。パディング904は、ビットアラインのためのパディングビットであり、入力される値に意味はない。シーケンス番号905は、ロスしたパケットを表すRTPのシーケンス番号を入力する。フォーマットタイプ903の識別子をFT=000〜010にすることによって、シーケンス番号905に入力された値からいくつまでがロスしたかを表すことが可能である。また、フォーマットタイプ903の識別子をFT=011とすることによって、シーケンス番号905および906を用いてこの間にあるRTPパケットの全てがロスしたことを表すこともできる。
フォーマットタイプ(FT)に入力される識別子が111である場合には、図9(c)に示すフォーマットを用いてパケットロスの状態を表現する。シーケンス番号908は、ビットマップ909で表されるパケットの欠落状態を表すビット列の先頭ビットがどのシーケンス番号のパケットにあたるかを表す。ビットマップ909は、先頭からNビット目のビットが、シーケンス番号908に入力された値+N番目のパケットロスの状態を表しており、例えばロスしていれば1を、ロスしていなければ0を入力する。また、長さ907はビットマップ909の長さを表しており、図8中の長さ805で表される最終32ビットワードのビット列のうち、何ビットまでが有効であるかを示す。
図9(a)〜図9(c)のいずれかで表されるフォーマットを1つの要素とし、この要素を列挙することで、複数の情報を表してもよい。ただし、図9(c)のフォーマットを利用する場合には、要素列の一番最後に配置しなくてはならない。図8中の要素数803には、再送要求禁止通知部808に含まれる要素の数を表す値を入力する。
さて、上記ゲートウェイ62からのロス通知パケットを無線区間のパケットロス率の計算に利用し、無線区間、有線区間のパケットロス率それぞれに基づいて、データパケットの誤り耐性強度の決定、伝送レートの決定を行うことができる。具体的に述べると、ゲートウェイ62からのロス通知パケットは、有線区間のパケットロス数を通知するものであり、受信端末61で観測されるパケットロス数は、有線区間と無線区間の両方でロスしたパケットロス数となる。したがって、
(受信端末61で観測されたパケットロス数)−(ロス通知パケットで通知されるパケットロス数)=(無線区間でロスしたパケットロス数)
となり、受信端末61は、ロス通知パケットを受信することで、無線区間でロスしたパケット数、有線区間でロスしたパケット数をそれぞれ知ることができる。これらの値から有線区間、無線区間のパケットロス率をそれぞれ計算して送信端末60に通知し、送信端末60は、これらのパケットロス率に基づいてデータパケットの伝送レート、誤り耐性強度を決定するのである。これにより、前述の課題4を解決することができる。この課題4の解決については、以下の実施形態においてさらに詳しく説明する。
〈実施の形態4〉
図10は、本実施の形態における全体像を表す概略図である。図10において、送信端末120は、ゲートウェイ122を介して受信端末121に接続されている。送信端末120とゲートウェイ122との間は有線網により、ゲートウェイ122と受信端末121との間は無線網によりそれぞれ接続されている。
ゲートウェイ122は、送信端末120からのデータパケットを監視し、パケットロスが発生した場合には、パケットロスが発生したことをパケットロス通知を用いて受信端末121に通知する。このゲートウェイ122において、送受信部1020は、図6中の送受信部623と同等である。
データパケット観測部1021は、送信端末120からのデータパケットのパケットロスの発生を検出し、パケットロス通知送信部1022に通知する手段である。パケットロスは、データパケットに付加されたシーケンス番号の欠落により検出が可能である。
パケットロス通知送信部1022は、データパケット観測部1021より通知されたパケットロス発生情報に基づいて、パケットロスが発生したことを示すパケットロス通知を生成し、受信端末121に送信する。なお、パケットロス通知のフォーマットは、図8および図9(b)に示すフォーマットを用いてもよい。このパケットロス通知送信部1022で生成されるパケットロス通知は、送信端末120からゲートウェイ122までの伝送路上で発生したパケットロスを通知するものであるため、有線区間のパケットロスを通知することとなる。
端末制御部1023は、これら各部を統括管理する手段である。
受信端末121は、図6の受信端末61から再送要求制御部610を削除し、パケットロス率計算部1014、誤り訂正部1010、パケットロス通知受信部1012、制御情報送信部1013を加えたものである。
受信端末121中のデータ受信部1011は、送信端末120からのデータパケットを受信し、必要ならパケットをシーケンス番号順に並べ替え、必要ならパケットをほどき、必要なら復号化し、モニタ、スピーカ、ファイル、共有メモリといった出力にデータを渡す手段である。また、受信したデータパケットのシーケンス番号のうち、最大の値を最大シーケンス番号として記憶し、また、データパケットのパケットロスを、データパケットのシーケンス番号の欠落から検出し、データのパケットロス数を計算する手段でもある。
パケットロス通知受信部1012は、ゲートウェイ122からのパケットロス通知を受信し、この通知に含まれる有線区間のパケットロスの情報から、有線区間のパケットロス数を取得する手段である。
パケットロス率計算部1014は、データ受信部1011において観測されたパケットロス数と、パケットロス通知受信部1012から通知された有線区間でのパケットロス数とから、有線区間、無線区間それぞれのパケットロス率を計算する手段である。
制御情報送信部1013は、パケットロス率計算部1014で計算された有線区間、無線区間のパケットロス率を、送信端末120への制御情報パケットに入力して送信する手段である。
誤り訂正部1010は、データ受信部1011で受信したデータを監視し、パケットロスを検出した場合には、可能であればロスしたパケットの復元を行う手段である。ロスパケットの復元を行う方法としては、RFC2733に記述される方式を用いてもよい。
送信端末120は、図6の送信端末60に誤り耐性強度決定部1000、伝送レート決定部1001、誤り耐性付加部1002、伝送レート変更部1003、制御情報受信部1004を加えたものと同等である。
制御情報受信部1004は、受信端末121から送信される制御情報パケットから、有線区間、無線区間の各々のパケットロス率を取得する手段である。
誤り耐性強度決定部1000は、制御情報受信部1004で取得された無線区間のパケットロス率から、データパケットに付加する誤り耐性強度を決定する手段である。
伝送レート決定部1001は、制御情報受信部1004で取得された有線区間のパケットロス率から伝送レートを決定する手段である。そのアルゴリズムとして、DDA方式(D. Sisalem et al.,"The Direct Adjustment Algorithm: A TCP-Friendly Adaptation Scheme", Technical Report GMD-FOKUS, August 1997. Available from http://www.fokus. gmd.dc/usr/sisalem)、LDA方式(D. Sisalem et al.,"The Loss-Delay Based Adjustment Algorithm: A TCP-Friendly Adaptation Scheme", in the proceedings of NOSSDAV'98, July, Cambridge, UK)などを適用してもよい。
誤り耐性付加部1002は、誤り耐性強度決定部1000から通知された誤り耐性強度を送信データに付加するための手段である。付加する誤り耐性としては、例えば映像データの符号化方式としてMPEG4を利用する場合には、Iフレームの挿入間隔、データパケットサイズ、AIR(Adaptive Intra Refresh)を行う1フレームあたりのマクロブロックの数、CIR(Constant Intra Refresh)の周期、HEC(Header Extension Code)の挿入方法、RFC2733で規定されるFECパケットの挿入間隔などを変更することで、誤り耐性付加を行うこととしてもよい。
なお、誤り耐性付加部1002において、データパケット自体に誤り耐性を付加する以外にも、制御情報送信部1013において、無線区間のパケットロス率が大きい場合には、有線区間、無線区間のパケットロス率を通知する制御情報パケットの通知間隔を短くすることで、誤り耐性を強化してもよい。制御情報パケットの送信間隔を短くすると、(1)制御情報パケットの送信回数が増え、制御情報の冗長度が上がるため、制御情報パケット自体の誤り耐性強化の効果があるという点と、(2)無線区間のパケットロスが発生した際に、すばやく誤り耐性強度を強くすることが可能となるという点において、誤り耐性を強化する結果となる。
伝送レート変更部1003は、データパケットの伝送レートを、伝送レート決定部1001で決定された伝送レートに変更する手段である。
図11は、本実施形態の動作を表すシーケンス図である。送信端末120が受信端末121にデータパケットを送信する際に、送信端末120とゲートウェイ122との間の有線区間でパケットがロスした場合には、ゲートウェイ122がシーケンス番号の欠落でパケットロスを検出し、ゲートウェイ122からパケットロス通知を送信する(ステップ1100)。一方、ゲートウェイ122と受信端末121との間の無線区間でデータパケットがロスした場合には、ゲートウェイ122からパケットロス通知を送信しない(ステップ1101)。受信端末121は、当該受信端末121で検出されるパケットロスと、ゲートウェイ122からのパケットロス通知から、一定期間の無線区間のパケットロス率と、有線区間のパケットロス率とを計算し、RTCPを用いて送信端末120に通知する(ステップ1102)。送信端末120は、ステップ1102において受け取ったRTCPパケットから有線区間、無線区間のパケットロス率を知ることができ、この値に基づいてデータパケットの伝送レート、誤り耐性強度を決定する。
図12は、パケットロス率計算部1014における有線区間、無線区間のパケットロス率の計算方法を示すフローチャートである。パケットロス率計算部1014は、データパケットの受信開始とともに起動し、まず、送信端末120に無線区間、有線区間のパケットロス率を通知する通知時刻を決定するタイマーをセットする(ステップ1200)。本フローチャートでは、送信間隔をIとしている。続いて、通知時刻になると、データ受信部1011から過去の時間Iの間に受信端末121で観測されたパケットロスの数と、過去受信したデータパケットの最大シーケンス番号とを取得する。また、パケットロス通知受信部1012から過去の時間Iの間にロスしたデータパケットの数を取得する(ステップ1201)。これらの値に基づいて、無線区間のパケットロス率を求め、無線区間、有線区間のパケットロス率を送信端末120に通知する(ステップ1202)。最後に、次の通知時刻を決定し(ステップ1203)、ステップ1201に戻る。
図13は、誤り耐性強度決定部1000におけるデータパケットに付加する誤り強度を決定するアルゴリズムを示すフローチャートである。誤り耐性強度決定部1000は、データ送信開始から起動し、まず、閾値L(i)とそれに対応する誤り耐性方式T(i)との対応表を、送信端末120に蓄積されたファイルなどから取得する(ステップ1300)。ここで、この対応表は、図14に示すとおり、無線区間のパケットロス率がある閾値の範囲内のときに、データパケットに付加する誤り耐性強度を決定する表となっている。続いて、無線区間のパケットロス率L3が入力された制御情報パケットを受信すると、閾値L(i)とL3とを比較し、対応する誤り耐性方式を選択する(ステップ1301)。その結果を誤り耐性付加部1002に通知し(ステップ1302)、ステップ1301に戻る。
なお、上記の例では、受信端末121は有線区間のパケットロス率と無線区間のパケットロス率とを送信端末120にRTCPなどを用いて通知し、送信端末120がこれらの値に基づいて伝送レート制御、誤り耐性付加を行うが、受信端末121が伝送レート決定部1001と誤り耐性強度決定部1000とを有し、受信端末121が伝送レートや誤り耐性強度を決定することとしてもよい。
また、上記パケットロス通知を行う代わりに、ゲートウェイ122での輻輳を通知することとしてもよい。例えば、ゲートウェイ122において輻輳が発生し、当該ゲートウェイ122のキュー長がある閾値よりも大きくなった場合に、パケットロスを通知するのと同じ方法で輻輳が発生したことを受信端末121に通知する。すなわち、ロスしたパケットを通知する代わりに、ゲートウェイ122のキュー長がある閾値よりも長い状態のときに到着したパケットを通知する。受信端末121は、パケットロス通知を受信した場合と同様に、輻輳が発生した場合には伝送レートを下げるよう送信端末120に通知し、輻輳がない場合には伝送レートを上げるよう送信端末120に指示する。この方式では、有線区間でのパケットロスが発生する前に伝送レートを下げるため、有線区間でのパケットロスが発生しない。したがって、受信端末121は、観測される全てのパケットロスが無線区間のパケットロスであると判定できるようになり、観測されるパケットロス数を誤り耐性の強度の変更に利用できるようになる。なお、輻輳通知は、輻輳が発生しているかどうかを2値で表すだけでなく、輻輳の度合いを表す値(例えば、輻輳なし:1、小輻輳:2、大輻輳:3といったように)を入力してもよい。
〈実施の形態5〉
上記実施の形態4では、受信端末121において無線区間のパケットロス率を計算したが、送信端末120やゲートウェイ122において無線区間のパケットロス率を計算することとしてもよい。本実施の形態では、図15に示すように、送信端末150において無線区間のパケットロス率を計算するよう構成する。
送信端末150は、図10の送信端末120にパケットロス通知受信部1504とパケットロス率計算部1505とを加えたものと同等である。ゲートウェイ152のパケットロス通知送信部1520からのパケットロス通知を、送信端末150に対して送信するのである。なお、この場合には、受信端末151で観測されるパケットロス率を制御情報送信部1510が送信端末150へ通知することとする。
図16は、図15の構成におけるパケットロス率計算部1505のパケットロス率計算方法を表すフローチャートである。パケットロス率計算部1505は、制御情報受信部1502が制御情報パケットを受信すると、この制御情報パケットから受信端末151で観測されたパケットロス率を取得する。また、パケットロス通知受信部1504から、前回制御情報パケットを受信してから今回制御情報パケットを受信するまでの間にロスしたデータパケットの数を取得する。また、データ送信部1503から送信したデータパケットの最大シーケンス番号を取得する(ステップ1601)。これらの値に基づいて、無線区間のパケットロス率、有線区間のパケットロス率を求め、無線区間のパケットロス率を誤り耐性強度決定部1500に通知し、有線区間のパケットロス率を伝送レート決定部1501に通知し(ステップ1602)、ステップ1601に戻る。
〈実施の形態6〉
本実施の形態では、図17に示すように、ゲートウェイ172において無線区間のパケットロス率を計算するよう構成する。
図17は、図10の構成からパケットロス通知送信部1022、パケットロス通知受信部1012を削除し、図10のゲートウェイ122に、パケットロス率計算部1700、制御情報観測部1701、制御情報送信部1702を追加したものと同等である。
制御情報観測部1701は、受信端末171から送信される制御情報パケットを受信し、この制御情報パケットに含まれている、受信端末171で観測されたパケットロス率を取得する手段である。また、データパケット観測部1703で観測された有線区間のパケットロス数を、受信した制御情報パケットに入力して送信する手段でもある。
パケットロス率計算部1700は、データパケット観測部1703で観測された有線区間のパケットロス数と、制御情報観測部1701で取得された受信端末171のパケットロス率とから、無線区間のパケットロス率を計算する手段である。
制御情報送信部1702は、パケットロス率計算部1700で計算された無線区間のパケットロス率を制御情報パケットとして送信端末170に送信する手段である。使用するプロトコルとしては、RTCPを想定している。
図17に示す構成により、ゲートウェイ172で無線区間のパケットロス率を計算し、この値を送信端末170に通知する。送信端末170からみると、図10の構成の場合と比べて、制御情報パケットの送信元が異なることを除けば、受信する制御情報パケットは同じである。したがって、図17に示す構成により、ゲートウェイ172で無線区間のパケットロス率を計算する構成としても、本発明の実施は可能である。
〈実施の形態7〉
本発明は、1対1通信だけでなく、図18に示すような1対N通信(マルチキャスト)においても適用可能である。以下に、マルチキャストにおける実施の形態を示す。
図19は、マルチキャストにおける実施の形態の全体像を表す概略図である。送信端末190において、データ情報送信部1903は、送信端末190が送信可能な伝送レート、誤り耐性強度を入力したデータ情報を送信する手段である。データ情報としては、図20に示すような、マルチキャストアドレスとパケットロス率の閾値とを対応させた対応表を送信してもよい。この表は、例えば、無線区間のパケットロス率が0.1以上0.2未満であり、かつ有線区間のパケットロス率が0.2以上であった場合には、アドレス「12」で表されるマルチキャストアドレスを選択し、このアドレス「12」を用いてマルチキャストグループに参加することを意味している。
データ送信部1900,1901は、ビデオキャプチャ、マイク、ファイル、共有メモリといった入力からデータを受け取り、必要なら符号化し、必要ならパケット化して、送受信部1904を通して受信端末191へデータパケットを送信する手段である。これらのデータ送信部1900,1901は、互いに異なる伝送レートや誤り耐性を付加したデータを送信するものとする。送信端末190は、このようなデータ送信部を、図20に示す対応表に記載されるマルチキャストアドレスの数だけ保持しているものとする。送受信部1904は、図1における送受信部101と同等である。端末制御部1902は、これら各部を統括管理する手段である。
ゲートウェイ192は、図10におけるゲートウェイ122と同等である。
受信端末191は、図10における受信端末121から制御情報送信手段1013を削除し、受信データ選択部1910、データ情報受信部1911を加えたものである。
データ情報受信部1911は、送信端末190から送信される、当該送信端末190が送信可能な伝送レート、誤り耐性強度を入力したデータ情報を受信する手段である。
受信データ選択部1910は、パケットロス率計算部1912で計算された有線区間、無線区間のパケットロス率と、データ情報受信部1911で取得された対応表とに基づき、受信端末191が所属するマルチキャストグループのマルチキャストアドレスを選択する。また、選択したマルチキャストグループに所属するマルチキャストグループを変更する手段でもある。1913は、受信端末191が備えたパケットロス通知受信部である。
図21は、本実施の形態の動作を表すフローチャートである。まず、受信端末191は、送信端末190からデータ情報を取得する(ステップ2100)。続いて、取得したデータ情報の中から、適当なマルチキャストアドレスを選択し、そのマルチキャストアドレスを用いてマルチキャストグループに参加する(ステップ2101)。この際、IGMP(Internet Group Management Protocol)を用いる。そして、参加したマルチキャストグループにおいて、データパケットの受信を開始する。データの伝送途中で、有線区間でパケットロスが発生した場合には、ゲートウェイ192からパケットロス通知を受信端末191へ送信し(ステップ2102)、無線区間でパケットロスが発生した場合には、パケットロス通知を送信しない(ステップ2103)。受信端末191は、当該受信端末191で観測されるパケットロスと、パケットロス通知により通知されるパケットロス情報とから、有線区間、無線区間のパケットロス率を計算し、これらの値から当該受信端末191が所属するマルチキャストグループを決定する。決定されたマルチキャストグループが、現在所属するマルチキャストグループと異なる場合には、現在所属するマルチキャストグループを離脱し、新しいマルチキャストアドレスに所属しなおす(ステップ2104)。
なお、上記のマルチキャストにおける実施の形態においては、マルチキャストアドレスごとに独立したデータを送信することとしたが、階層符号化を利用し、送信端末190でベースレイヤ、エンハンスメントレイヤ、誤り耐性レイヤ(FECレイヤ)を準備し、受信端末191は有線区間、無線区間のパケットロス率に応じて、これらのレイヤを組み合わせて受信することとしてもよい。例えば、受信端末191にデータ情報として、図22の表を送信する。ここで、Bはベースレイヤ、E1、E2はエンハンスメントレイヤ、F1、F2は誤り耐性レイヤのマルチキャストアドレスを表すものとする。そして、例えば受信端末191で観測された無線区間のパケットロス率が0.1以上0.2未満であり、かつ有線区間のパケットロス率が0.05未満であった場合には、ベースレイヤ、エンハンスメントレイヤ1、FECレイヤ1を選択し、これらのレイヤを受信することとするのである。
〈実施の形態8〉
図23は、マルチキャストにおける他の実施の形態の全体像を示す概略図である。図23は、図19において、受信端末191からパケットロス通知受信部1913、パケットロス率計算部1912を削除し、送信端末190にこれら各部を追加している。また、データ情報送信部1903、データ情報受信部1911を削除し、制御情報受信部2300、グループ決定部2301を送信端末230に追加し、制御情報送信部2310、グループ変更部2311を受信端末231に追加している。
制御情報送信部2310は、受信端末231で観測されるパケットロス率を制御情報パケットに入力して送信端末230に送信する手段である。使用するプロトコルとしては、RTCPを想定している。
送信端末230において、制御情報受信部2300は、受信端末231から送信された制御情報パケットから、パケットロス率を取得する手段である。
グループ決定部2301は、パケットロス率計算部2302により計算された、有線区間、無線区間のパケットロス率に基づき、受信端末231が所属するマルチキャストグループを決定する。また、受信端末231が所属するマルチキャストグループを通知するマルチキャストグループ通知パケットを受信端末231に送信する手段でもある。パケットロス率からマルチキャストグループを決定する方法としては、前述の図20に示す対応表を保持し、この対応表を参照してマルチキャストグループを決定することとしてもよい。
受信端末231のグループ変更部2311は、送信端末230から送信されたマルチキャストグループ通知パケットを受信し、通知されたマルチキャストグループが、当該受信端末231が現在所属するマルチキャストグループと異なる場合には、所属するマルチキャストグループを変更する手段である。
図24は、図23に示す構成の動作を表すシーケンス図である。受信端末231は、最初に、マルチキャストグループAに参加し、データの受信を開始する(ステップ2400)。データ送信中に、有線区間でパケットロスが発生した場合には、ゲートウェイ232からパケットロス通知を送信端末230へ送信し、無線区間でパケットロスが発生した場合にはパケットロス通知を送信しない(ステップ2401)。受信端末231は、当該受信端末231で観測されるパケットロスからパケットロス率を計算し、RTCPを用いて送信端末230に送信する(ステップ2402)。送信端末230は、パケットロス通知と受信端末231からのパケットロス率から、有線区間、無線区間のパケットロス率をそれぞれ計算し、それらの値から受信端末231が所属すべきマルチキャストグループを決定し、受信端末231に通知する(ステップ2403)。図24の例では、マルチキャストグループBに所属するよう通知している。受信端末231は、現在所属するマルチキャストグループと通知されたマルチキャストグループとが異なる場合には、現在所属するマルチキャストグループから離脱し、通知されたマルチキャストグループに所属しなおす(ステップ2404)。以上により、受信端末231は、受信状況に応じたデータ受信が可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態1〜8を説明してきた。なお、上記各実施の形態においては、送信端末が有線区間に存在し、受信端末が無線区間に存在するという伝送路を前提としていたが、送信端末が無線区間に、受信端末が有線区間に存在する場合にも、本発明の実施は可能である。
また、上記各実施の形態においては有線区間、無線区間が1段ずつ接続した伝送路を想定しているが、例えば図25に示すような、有線区間、無線区間が複数縦属接続された伝送路でも、本発明は適用可能である。図25に示す接続形態としては、屋内のネットワークが有線で構築されており、FWA(Fixed Wireless Access)などで外部ネットワークに接続している形態が考えられる。また、自動車の車内ネットワークが有線で構築されており、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などで外部ネットワークと接続している場合も同様の接続形態となる。アプリケーションとしては、VoDのような映像配信や、TV電話のような双方向の通信が考えられる。
図25のような接続形態の場合には、ゲートウェイ2501が送信端末2500からゲートウェイ2501までの間で発生したパケットロスを検出し、受信端末2503(もしくは送信端末2500)にパケットロス通知を送信する。また、ゲートウェイ2502は、送信端末2500とゲートウェイ2502との間で発生したパケットロスを検出し、受信端末2503(もしくは送信端末2500)に通知する。通知を受信した受信端末2503(もしくは送信端末2500)では、
(有線区間2504のパケットロス率)=(ゲートウェイ2501からのパケットロス通知から計算されるパケットロス率)、
(無線区間2505のパケットロス率)=(ゲートウェイ2502からのパケットロス通知から計算されるパケットロス率)−(ゲートウェイ2501からのパケットロス通知から計算されるパケットロス率)、
(有線区間2506のパケットロス率)=(受信端末2503でのパケットロス率)−(ゲートウェイ2502からのパケットロス通知から計算されるパケットロス率)、
(全有線区間のパケットロス率)=(有線区間2504のパケットロス率)+(有線区間2506のパケットロス率)
と計算することができ、無線区間のパケットロス率と有線区間のパケットロス率とをそれぞれ計算することが可能である。このように、有線区間と無線区間とを相互接続するゲートウェイからパケットロス通知を送信することで、個々の有線区間、無線区間のパケットロス率が計算可能となるため、有線区間、無線区間が複数段接続した場合にも本発明が適用可能であることは明らかである。
以上、本発明に係る実施の形態1〜8とその変形例とを説明したが、本発明の送受信方法を実現するための送信装置(送信端末)、受信装置(受信端末)、ゲートウェイ、およびこれらを備えた送受信システムも本発明に含まれることは、言うまでもない。
本発明は、上述した本発明の送信装置、受信装置、ゲートウェイ、送受信システムの全部または一部の手段(または、装置、素子、回路、部など)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムをも含む。なお、本発明のコンピュータは、CPUなどの純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアやOS(Operating System)、さらに周辺機器を含むものであってもよい。
本発明は、上述した本発明の送受信方法の全部または一部のステップ(または、工程、動作、作用など)の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムをも含む。
また、本発明のプログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も本発明に含まれる。また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読み取られ、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。また、記録媒体としては、ROM(Read Only Memory)等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
また、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、インターネットのような、様々な接続形態が存在し、しかも伝送帯域が変動する伝送路において、安定した伝送品質で、効率良くデータ伝送を行うことができる。特に、従来安定した伝送品質でデータ伝送を行うことが困難であった有線網、無線網の混在する接続形態においても、本発明を適用することにより、インターネットTV電話、VoD、放送(マルチキャスト)、ビデオ掲示板などの幅広いアプリケーションにおいて、安定した伝送品質で、効率良くデータ伝送を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態1における全体像を示す概略図である。 本発明の実施の形態1における送信端末と受信端末との間のシーケンス図である。 本発明の実施の形態1における再送制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における他の再送制御のフローチャートである。 本発明の実施の形態2における送信端末と複数の受信端末との間のシーケンス図である。 本発明の実施の形態3における全体像を示す概略図である。 本発明の実施の形態3における送信端末と受信端末との間のシーケンス図である。 本発明の実施の形態1および3におけるRTCPパケットのフォーマット例を示す図である。 (a)〜(c)は、図8中のサブタイプ(SubType)以下の部分のフォーマット例を示す図である。 本発明の実施の形態4における全体像を示す概略図である。 本発明の実施の形態4における送信端末と受信端末との間のシーケンス図である。 本発明の実施の形態4におけるパケットロス率の計算手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4における誤り耐性強度の決定手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4におけるパケットロス率の閾値と誤り耐性方式との対応表である。 本発明の実施の形態5における全体像を示す概略図である。 本発明の実施の形態5におけるパケットロス率の計算手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6における全体像を示す概略図である。 本発明の実施の形態7におけるマルチキャストでの接続形態を表す図である。 本発明の実施の形態7における全体像を示す概略図である。 本発明の実施の形態7における有線区間、無線区間のパケットロス率と所属すべきマルチキャストグループとの対応を示す図である。 本発明の実施の形態7における送信端末と受信端末との間のシーケンス図である。 本発明の実施の形態7における有線区間、無線区間のパケットロス率と所属すべきマルチキャストグループとの対応を示す他の図である。 本発明の実施の形態8における全体像を示す概略図である。 本発明の実施の形態8における送信端末と受信端末との間のシーケンス図である。 本発明が適用可能な、送信端末と受信端末との他の接続形態を示す図である。

Claims (3)

  1. 有線区間と無線区間とをもつ伝送路において、前記両区間の境界部分にゲートウェイが存在し、前記ゲートウェイを介して送信端末と受信端末との間でデータパケットを送受信し、かつ前記ゲートウェイと前記受信端末との間でロスしたデータパケットについては、前記受信端末が再送要求を行う送受信方法であって、
    前記送信端末と前記ゲートウェイとの間でデータパケットがロスしたことを示す情報を、前記ゲートウェイがロス通知パケットとして前記受信端末に送信し、
    前記ロス通知パケットにより通知されたデータパケットについては、前記受信端末が再送要求を行わないことを特徴とする送受信方法。
  2. 請求項1記載の送受信方法において、
    前記受信端末からの再送要求を、前記送信端末もしくは前記ゲートウェイに送信することを特徴とする送受信方法。
  3. 有線区間と無線区間とをもつ伝送路において、送信装置と受信装置との間のデータパケットの中継を司るように前記両区間の境界部分に存在するゲートウェイであって、
    前記送信装置と前記ゲートウェイとの間で発生したデータパケットのパケットロスを検出するデータパケット観測手段と、
    パケットロスを検出した際に、パケットロスが発生したことを前記受信装置もしくは前記送信装置に通知するパケットロス通知送信手段とを備えたことを特徴とするゲートウェイ。
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