JP2002513249A - ディジタル通信システム内での音声およびデータ送信切換 - Google Patents

ディジタル通信システム内での音声およびデータ送信切換

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Abstract

(57)【要約】 単一回路上での音声(56,57)およびデータ(52,53)の切換通信が通信ネットワーク内で実現されており、このネットワークは第1ノード(61)を含み、これはデータ源(62)と音声源(63)の両方を含む。音声パラメータまたはデータのいずれかを含むディジタル情報が、個別ブロック(51−57)の中で、ネットワークに接続されている第1ノード(61)と第2ノード(73)の間で送信される。インバンド・シグナリング・ビット・パターン(51,55)が送信ノード(61,73)内のTX切換器(64,79)から送られる選択されたブロック内に含まれていて、以下の全てのディジタル情報が受信ノードで音声またはデータのいずれとして解釈されるべきかを指示し、受信ノード内(61,73)のRX切換器(74,84)はディジタル情報を最後に受信されたインバンド・シグナリング・ビット・パターン(51,55)に基づいて解釈する。1つの例はタンデム・フリー操作中のGSMセルラ無線ネットワーク内で実施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は統合ディジタル通信網(ISDN)およびディジタル無線システムの
ようなディジタル通信ネットワークに係わり、更に詳細にはそのようなネットワ
ーク並びにシステム内の音声およびデータ通信の切換送信に関する。
【0002】 (関連技術の説明) 此処に記述する関連技術は、基本的に無線通信に関するもので構成されている
が、それはこの分野において音声およびデータの切換送信に関するほとんどの仕
事がなされているからである。しかしながら、本発明は本発明のシステムの制御
の下に選択的にバイパスされる、関連する符号化器または復号器を有する全ての
端末に等しく適用可能である。
【0003】 伝統的に、有線および無線通信ネットワークの両方が、音声情報をネットワー
ク内の1つの点から他へ送信するために使用されている。最近のコンピュータお
よび通信技術の進歩は、将来は無線および有線通信ネットワーク両方の主要な用
途が音声ではなくデータ通信であることを示している。いわゆる「マルチメディ
ア」アプリケーション並びにサービスが最近急増しており、これは単一の使用者
アプリケーションの中で音声およびデータの両方を組み合わせて使用することを
しばしば必要とする。その様なアプリケーションを移動体無線ネットワーク内で
実施する場合、加入者が音声およびデータの両方を同時にまたは切り換えて送信
出来ることが必要である。
【0004】 ディジタル・セルラ無線システム内でのその様なマルチメディア・サービスに
対する需要の増大は、ネットワーク内での音声並びにデータ両方の高速でフレキ
シブルな送信を必要としている。これらの潜在的アプリケーションの多くは音声
並びにデータを共に完全に同時送信することを必要とはしないにしても、音声お
よびデータを相互にシステム内で非常に迅速かつフレキシブルに切り換えること
が出来ればそれらは非常に効率的に機能できる。
【0005】 例えば、移動体使用者は音声で制御される自動呼回送の様な機能を必要とする
に違いない。このサービスは加入者電話機に固定ネットワーク内で接続された回
送サーバを持たせて、そのサーバに対して音声認識によりその加入者の通常番号
への全ての入力呼を、或る特定の代わりの番号に再回送するように通知すること
で実現できる。このサービスはサーバへの制御命令用のデータと、言葉による指
令に対する音声パラメータの両方の送信を必要とする。音声とデータの切換送信
を必要とするその他の潜在的アプリケーションは、音声可能化eメールを使用す
る場合であって、そこでは使用者が固定ネットワークの中に接続されていてeメ
ール・ボックスとして機能するサーバにダイアルを回す。この使用者はサーバに
対してデータ送信を介して命令を発し、サーバが使用者端末の上に受信eメール
のリストを表示し、使用者がそのリストをスクロールして上下させて、サーバに
対してそれらのeメールの内の選択された1つを音声合成によって読みとること
が可能なようにさせる。このアプリケーションの中で、使用者はディジタル制御
指令と音声ベクトルを使用者端末とサーバとの間で交互に送信する。更に別の「
マルチメディア」アプリケーションはディジタル・データを、使用者がサーバ内
の音声認識ソフトウェアに話しながら同一接続を介してファイル転送する場合と
、単一接続を介してビデオ会議を実施する場合である。
【0006】 多くの従来技術参照例では音声とデータとを単一通信チャンネルの中にマルチ
プレクスすることを試みている。例えば、Futatoに付与された米国特許第4,8
13,040号、名称「通信チャンネル上でディジタル・データ並びに実時間デ
ィジタル化音声情報を送信するための方法並びに装置("Method and Apparatus
for Transmitting Digital Data and Real-Time Digitized Voice Information
Over Communication Channels")」1989年、3月14日発行では、データが
通信チャンネル上の音声通信の無声区間の中に挿入されている。同様に、PCT
公開明細書、第WO96/13916号、名称「第1信号不在中に第2信号を送
信するための通信方法並びに装置("Communications Method and Apparatus Wit
h Transmission of a Second Signal During Absence of a First One")」の中
では、システムは主信号(音声)とデータ信号の両方を送信する。主信号が存在
するかまたは情報を含む際にはそれが送信される。しかしながら、主信号が存在
していないかまたは大量のデータを含んでいない時には、データがそのチャンネ
ルを通して送信される。これらのシステムの何れも、ディジタル無線を含むリン
ク上での音声およびデータ送信切換に係わる問題を解決する事は意図していない
【0007】 TDMAディジタル・セルラ・システムのようなディジタル無線システムにお
いて、ディジタル音声内容とディジタル・データ内容とはそのシステム内で異な
る取り扱いをされている。使用者がディジタル無線システムの加入者端末に話し
かけると、その声は複数の音声パラメータに符号化されこれらは、移動通信用グ
ローバルシステム(GSM)の全速(FR:Full Rate)符号化技法では20ミリ秒
フレーム毎に260ビットで送信される。これは毎秒13Kビットのデータ速度
である。これらの符号化された音声パラメータが固定ネットワークに到達すると
、それらは従来同様に音声復号器によって通常の8Kディジタル音声サンプルに
変換され、毎秒64Kビットの速度で送信される。これに比較して、データは一
般的に固定ネットワーク内で、これとはいささか異なる規格に基づいて送信され
るが、それは音声とデータ通信との間には本質的に異なる特性が在るためである
【0008】 音声に関しては送信中の遅延を非常に小さくして、通常の会話と同等な時間フ
レーム内で相手方が受信できるようにすることが非常に重要である。ディジタル
音声の性質はまた、音声のディジタル表現内のエラーに対して非常に許容度があ
る。音声は冗長であり聴取者もまた冗長であるので、1つの場所から別の場所へ
のディジタル音声表現の送信中に多くのエラーが発生したとしても通信は十分で
あり容易に理解可能である。一方、データはエラーに対する耐性は非常に小さい
。従って、エラー訂正符号および通信ネットワーク内で1つの場所から別の場所
へのデータ送信する際の高い精度を保証するためのその他の技術で符号化されな
ければならない。一方、1つの場所から他へデータ送信する際の遅れはデータ回
路の場合は非常に許容度が大きい。データがネットワーク内で1つの場所から他
へ移動する途中で、データが遅延したりまたは送信回路途中の色々な場所でバッ
ファされても通常は問題にならない。
【0009】 通信ネットワーク内で音声およびデータを取り扱う際の方法がこの様に非常に
異なるため、同一通信回路内でその両方が効率的に送信されることは希である。
例えば、GSMセルラ・ネットワーク内で現在具備されているマルチメディア設
備では、回路の音声部分は基本的施設(infrastructure)の1セットで取り扱わ
れ、その様な回路のデータ部分は異なるデータ経路基本的施設で取り扱われてい
る。この結果2つの経路の同期が取れなくなり、両方を含むサービスを実施する
ことが困難となる。従って、ネットワーク内で2つの別々のノード間で音声およ
びデータの切換送信を単一のアプリケーションの中に組み合わせることは、特に
その1つがディジタル無線リンクを含む場合は非常に困難である。
【0010】 現在のGSM規格は種々の異なるサービスと3つの音声チャンネル、全速(F
R)、半速(HR:Half Rate)および強化全速(EFR:Enhanced Full Rate
)のようなトラヒック・チャンネルと、同様に多くの異なる型式のデータ・トラ
ヒック・チャンネルとを具備している。1つのセル内で音声とデータを同時また
は切換送信するための解決手段が記述されたGSM勧告が存在するが、マルチメ
ディア・サービスを実際に実現する際には、仕様が十分で無いことからネットワ
ーク管理者が十分な実現手段および十分なサポートを提供していないことまで、
多くの異なる問題に直面する。
【0011】 例えば、既存の示唆されている解決策に対するいくつかの欠点は、既存のデー
タ・サービスが遅延が長いため音声送信には適せず、一方現在の音声サービスは
データに対して透過的でないという事実を含む。加えてこれら2つの型式のサー
ビス間での「モード変更」が非常に遅く、実際に実施する際に煩わしいものとな
る。GSMに対するUSSDの様な現在行われている解決策では、音声チャンネ
ルと並行して低速データを搬送する;しかしながら、音声送信とは異なりUSS
Dデータは固定ネットワーク内で終端されていて透過的では無い。更に、会話型
データの遅延は1秒以上あり、これは使用者の指令に対する応答としては許容出
来ない程度に遅くなる。
【0012】 加えて、二重トーン多重周波数(DTMF)指令がしばしば音声メール・ボッ
クスのような使用者サービスに使用されている。待ち時間が比較的小さくまたこ
れらの指令はネットワークを通して透過的に送られるが、データ速度は遅くまた
DTMFは通常移動体からのシグナリング用にのみ実施されており、移動体へ向
けての反対方向では実施されていない。更に、ディジタル移動局とインターネッ
ト・プロトコル(IP)電話機との間の現行の接続はデータ接続または音声をU
DP/IPに変換するゲートウェイのいずれかを使用している。データ接続は無
線用の符号化音声のようには音声に対して最適化されておらず、その遅延はイン
タリーブを行うため相変わらず長い。ゲートウェイを使用する際には、いくつか
の同時接続に対する音声符号化を処理するために高性能の計算力が必要である。
従って纏めると、透過音声また同様にディジタル・セルラ電話、IP電話、サー
ビス・ノードに対する端末間での待ち時間を短くすることの解決策は従来技術の
範囲内では見られない。
【0013】 最近公表され、間もなく欧州電気通信規格協会(ETSI: European Telecommuni
cation Standard Institute)で採用されるはずの、GSMセルラ・ネットワー
ク仕様の革新は、章GSM04.53、草稿版0.1.3、名称「音声コーデックのインバ
ンド・タンデム・フリー操作(TFO)」(Inband Tandem Free Operation(TFO
) of Speech Codecs)に表れている。この革新はGSMネットワーク内で移動端
末から移動端末へ通話する際の2人の加入者間での音声通信品質を改善する努力
に関連している。先に述べたように、例えばGSMネットワークのようなディジ
タル無線ネットワーク内で音声呼を取り扱う従来の方法は、最初に話者の音声を
移動端末内で端末内のマイクロフォンの出力の或る特性を表現するディジタル音
声パラメータに符号化する。例えば、ある種のパラメータは音声信号のスペクト
ル包絡を記述し、別のパラメータは音量を記述し、更に別のものは音声材質の詳
細構造を特性付ける。これらの符号化された音声パラメータは次に毎秒13Kビ
ットで無線インタフェースを経由して固定ネットワークに送信され、そこでそれ
らは毎秒8Kサンプルの標準速度でサンプリングされた音声信号を表すディジタ
ル信号に復号される。この信号は続いて固定ネットワークを通して会話の終端部
に送信されるがこの移動体から移動体への場合、その終端部とは別の無線基地局
である。ここで信号は再び音声サンプルから音声パラメータに符号化されて、空
気インタフェース上を毎秒13Kビットで送信される。加入者の移動体端末にお
いて、音声パラメータは再び復号されて音声信号の電気的表現となり、端末内の
拡声器へ供される。これらの符号化および復号化操作の各々は実際に損失が多い
ことが良く知られている。すなわち信号が符号化および復号化される毎に、信号
内に有る程度の量のエラーが混入し、その結果最初にマイクロフォンに話された
ものに較べて音声信号の劣化が生じる。TFO技法の目的は、移動体から移動体
への呼の場合に不必要な音声信号の符号化および復号化を除去することである。
すなわち、TFO機能が可能化されると、空気インタフェース上を発信元の移動
局から毎秒13Kビットで送信された符号化された音声パラメータは、それらが
固定ネットワークで受信された際に復号されない。というよりはむしろ、それら
は固定ネットワークを通して透過的に毎秒13Kビットの音声パラメータとして
送信され、またそこから空気インタフェース上で受信移動端末に戻される。そこ
で音声パラメータは音声信号に復号されて、受信者端末の拡声器に供給される。
これは信号が固定ネットワークを通過する際の符号化と復号化の完全に1つの周
期を除去し、その結果もう一方の端でかなり高い品質が得られる。
【0014】 図1を参照すると、ここにはGSMネットワーク内でTFO機能を実現する従
来技術のブロック図が示されている。図1は移動局から移動局への呼におけるタ
ンデム・フリー操作を取り扱うための機能要素を示している。第1移動体通信交
換局(MSC1)は第1基地局コントローラ(BSC1)と通信するように接続
されており、これは次に基地トランシーバ局に接続され続いて無線を介して無線
端末(MS1)に接続されている。タンデム・フリー操作トランスコーダと速度
調整ユニット(TFO−TRAU1)は物理的にはBTS1,BSC1またはM
SC1のいずれかの1部であるが此処では別に示されており、BTS1へのアッ
プリンク(UL)およびダウンリンク(DL)の両方の中に置かれている。アッ
プリンク内で復号器11はTFO送信機(TFO−TX)12と並列接続されて
おり、それらの出力信号は13で加算される。ダウンリンク上では、符号化器1
4およびTFO−RX15はそれらの出力をスイッチ16を通して交互かつ選択
的に接続可能である。
【0015】 同様にMSC2はBSC2に接続されており、これは次にBTS2に接続され
続いて無線を介して無線端末MS2に接続されている。第2TFO−TRAU2
は、物理的にはBTS2,BSC2またはMSC2のいずれかの1部であるが此
処では別に示されており、ダウンリンク内にTFO−RX2と並列接続されてい
る符号化器21を含み、その出力は選択的にかつ切換可能なようにスイッチ23
を通して接続可能である。アップリンク内で(音声)復号器24およびTFO−
TX25は、それらの出力を置き換えユニット26、「+」符号で示されている
、を通して接続されている。TFOが動作中にこのユニットはPCMオクテット
(各音声サンプルのディジタル表現)の1つまたは2つのLSBをTFOフレー
ムの1または2ビット(それぞれHRまたはFRの場合)で置き換える。これら
のTRAUはBTSで制御され、音声/データ情報およびTRAU制御信号はB
TS内のチャンネル・コーデック・ユニット(CCU)とTRAUとの間で交換
され、それらは「TRAUフレーム」と表されているフレーム内で伝送される。
タンデム・フリー操作の中で同様のフレームが、「TFO音声フレーム」と表さ
れているTRAU間のAインタフェース上で移送される。これらのフレームに加
えて、シグナリング情報もまたAインタフェース上で「TFO調停メッセージ」
を用いて伝送され、これはPCMオクテットの最下位ビットにマッピングされる
。図1の参照モデルに図示されているように、TRO操作が可能化されると、透
過ディジタルリンクが有線接続ネットワークを通して双方向に、第1移動体の音
声復号器の入力から第2移動体の音声符号化器の出力に提供される。GSM全速
音声トラヒック・チャンネルは20ミリ秒毎に260ビットを有するので、これ
らの260ビットは不等エラー保護技法を用いて全方エラー符号化され、20ミ
リ秒フレーム内の456ビットのパケットとして送信される。
【0016】 またTFOに類似の技法が提案されており、IS−54およびIS−136お
よび日本ディジタル規格(JDC)に準じる米国D−AMPSの様なその他のデ
ィジタル・システム内で実施されている。これらのディジタル・システム内のT
FO機能が、1つのディジタル・ネットワーク内で音声とデータを交互に送信す
るための技術の一部として使用できると望ましいであろう。
【0017】 (発明の簡単な概要) 1つの特徴として本発明は1つのディジタル電気通信ネットワーク内での音声
とデータの切換送信を含み、これはネットワークに接続されているデータ源と音
声符号化器の両方を含む第1ノードを含み、これはデータまたは音声パラメータ
のいずれかを含む信号をネットワークに選択的に送信する。データ受信機および
音声復号器を含む第2ノードがネットワークを通して第1ノードとデータおよび
音声通信の両方を行うために接続されている。音声符号化器および復号器はネッ
トワーク内で選択的にバイパスされ、ディジタル情報の個別ブロックが標準音声
パラメータのサイズとデータ速度でネットワークを通して第1ノードと第2ノー
ドの間を透過的に通過出来るようにしている。第1のインバンド・シグナリング
・ビット・パターン(inband signalling bit pattern)がディジタル情報の個
別ブロックの1つの中で、第1および第2ノードの間で送信されてそのブロック
の残り部分と、ディジタルの後続ブロックに含まれるディジタル情報が音声パラ
メータを表すことを示している。第2インバンド・シグナリング・ビット・パタ
ーンがディジタル情報の個別ブロックの後続の1つの中で第1ノードと第2ノー
ドとの間で送信されて、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロッ
クに含まれるディジタル情報がデータを表すことを示している。第2ノードで受
信されたディジタル情報が最後に受信された第1または第2インバンド・シグナ
リング・ビット・パターンに基づいて解釈されて、音声とデータの切換送信が第
1ノードと第2ノードとの間で単一通信チャンネル上で可能となるようにしてい
る。
【0018】 別の特徴として、本発明は電気通信ネットワーク内で音声とデータを交互に送
信することを含み、このネットワークは空気インタフェースによって固定ネット
ワークに接続された少なくとも1つのディジタル移動局を含み、これは音声パタ
ーンを含む信号を固定ネットワークとの間で送受信する。固定ネットワークは無
線基地機器を含み、これは移動局から入力される音声パラメータを復号するため
の音声復号器と、固定ネットワークからの音声を移動局へ送信するための音声パ
ラメータに符号化するための音声符号化器を含む。終端ノードが、固定ネットワ
ークを通してディジタル移動局とデータおよび音声通信の両方を行うために固定
ネットワークに接続されている。音声符号化器および復号器はネットワーク内で
選択的にバイパスされ、ディジタル情報の個別ブロックが標準音声パラメータの
サイズとデータ速度でネットワークを通して終端ノードとディジタル移動局の間
を透過的に通過出来るようにしている。第1インバンド・シグナリング・ビット
・パターンがディジタル情報の前記個別ブロックの1つの中で、ディジタル移動
局と終端ノードとの間で送信されて、そのブロックの残り部分とディジタル情報
の後続ブロックに含まれるディジタル情報が音声パラメータを表すことを示して
いる。第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンがディジタル情報の個
別ブロックの後続の1つの中でディジタル移動局と終端ノードとの間で送信され
、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックに含まれるディジタ
ル情報がデータを表すことを示している。ディジタル移動局と端末ノードで受信
されたディジタル情報は最後に受信された第1または第2インバンド・シグナリ
ング・ビット・パターンに基づいて解釈され、音声およびデータの両方をディジ
タル移動局と端末ノードとの間で単一通信チャンネル上を交互に交換出来るよう
にしている。
【0019】 更に別の特徴として、本発明は音声およびデータをその中にタンデム・フリー
操作(TFO:Tandem Free Operation)が実現されている移動通信用グローバ
ルシステム(GSM)仕様に基づいて動作するセルラ無線通信ネットワーク内で
交互に送信することを含み、音声復号器と音声符号化器がネットワークの中で選
択的にバイパス可能であり、音声パラメータがネットワークを通して1つの移動
局から別のノードへ透過的に通すことが出来るようにしている。ディジタル移動
体無線加入者局を含む第1ノードが第2ノードに接続されており、これはネット
ワーク内に接続されているサービス・ノードを含む。タンデム・フリー操作が固
定通信ネットワーク内で実現されており、音声パラメータとほぼ同一サイズとデ
ータ速度のディジタル情報のブロックが第1および第2ノードの間で送信される
。このブロックは1つのインバンド・シグナリング・ビット・パターンを含み、
これは受信ノードに対してそれに続くディジタル情報がそのノードで音声として
解釈されるかまたはデータとして解釈されるかを示している。ディジタル情報の
送信されたブロックは受信ノードで受信され、インバンド・シグナリング・ビッ
ト・パターンに含まれる指示に基づいて音声またはデータとして解釈される。
【0020】 更に別の特徴として、本発明は音声並びにデータを1つのディジタル電気通信
ネットワーク内で交互に送信することを含み、このネットワークはネットワーク
に接続されたデータ・シンクと音声シンクの両方を含む第1ノードを含み、そこ
で第1ノードはデータまたは音声パラメータのいずれかを含む信号をネットワー
クから選択的に受信する。データ源を含む第2ノードが、ネットワークを通して
前記第1ノードとデータ通信を行うネットワークに接続されており、音声源を含
む第3ノードがネットワークを通して第1ノードと音声通信を行うためにネット
ワークに接続されている。通信接続が第1ノードと第2および第3ノードの両方
との間で1つのスイッチを通して確立されている。第3ノードの音声源からの音
声はスイッチの中で音声パラメータに翻訳される。スイッチ内のTX(送信側)
切換器(TX alternator)は第3ノードからの翻訳された音声パラメータまたは
第2ノードからのデータのいずれかを交互に選択し、選択されたディジタル情報
を個別ブロック内で第1ノードに送信する。第1インバンド・シグナリング・ビ
ット・パターンがディジタル情報の個別ブロックの1つの中で、スイッチ内のT
X切換器から第1ノードに送信され、そのブロックの残り部分とディジタル情報
の後続ブロックの中に含まれるディジタル情報が音声パラメータを表すことを示
している。第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンがディジタル情報
の個別ブロックの後続の1つの中で、スイッチ内のTX切換器から第2ノードに
送信され、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックの中に含ま
れるディジタル情報がデータを表すことを示している。第1ノード内のRX(受
信側)切換器(RX alternator)で受信されたディジタル情報は最後に受信され
た第1または第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンに基づいて解釈
され、音声またはデータのいずれかを表すディジタル情報ブロックを音声シンク
(speech sink)またはデータ・シンク(data sink)で適切に交互受信すること
を可能としている。
【0021】 本発明並びに本発明のその他の目的および特長を理解するために、添付図を参
照して次に以下の説明を行う。
【0022】 (好適な実施例の詳細な説明) 次に図2を参照すると、ここにはディジタル・セルラ無線システムに関する本
発明のシステムの特定の実施例のブロック図が示されている。本発明は此処では
GSM全速音声トラヒックチャンネルをただ1つの考えられる例として説明され
ている。しかしながら、音声およびデータの切換交換を容易にするためのTFO
類似機能を使用する本技術は、例えばGSM半速コーデック(HR)、GSM強
化全速コーデック(EFR)、米国TDMA標準コーデック(D−AMPS)、
日本ディジタル標準(JDC)コーデックおよび提案されているGSM−AMR
のコーデック・ファミリーの様なその他のコーデックおよびシステムに簡単に変
換可能である。これらのコーデックの各々は、異なる正味ビット速度(保護され
ていない音声パラメータのビット速度)と、同様に異なる総ビット速度(適切な
前方エラー訂正を行った後の無線チャンネル上で送信されるビット速度)を有す
るはずである。加えて、従来20ミリ秒である音声パラメータの1ブロック(音
声フレーム)内で符号化された音声信号の量もまた異なる場合、例えば10ミリ
秒、もある。
【0023】 図2には、第1移動局31から空気インタフェースと固定ネットワークを通し
て第2移動局32への送信例が示されている。第1移動局31は音声符号化器3
3とチャンネル符号化器34とを含む。符号化された音声パラメータは毎秒約1
3Kビットで空気インタフェース35上をTFOモードで動作している固定ネッ
トワークに送信される。ブロードキャスト音声パラメータは基地トランシーバ局
36で受信され、これはチャンネル復号器37および音声復号器38を含む。固
定ネットワークはTFOモードで動作しているので、音声復号器38は音声パラ
メータが復号されないようにバイパスされ、代わりに固定ネットワークを通して
毎秒13Kビットで透過的に通される。固定ネットワーク40は、広範なマルチ
メディア・アプリケーション41を提供するはずの、多くのその他のノードに接
続できる可能性を含む。これらのノードは複数のサーバを含み、その上で複数の
アプリケーションが実行されて、例えば音声制御呼転送、音声合成eメール復元
、同時ファイル転送および音声相互作用、ビデオ会議およびその他のサービスな
ど、同一通信リンク上で音声とデータの交互送信を必要とするものを提供する。
固定ネットワーク40はまた別の基地局機器42に接続されており、これはまた
TFOモードで動作する音声符号化器43とチャンネル符号化器44を含む。再
び、固定ネットワークはTFOモードで動作しているので音声符号化器43はバ
イパスされ、ネットワークを透過的に通された符号化された音声パラメータは符
号化器43を透過的に通過しチャンネル符号化器44に送られる。チャンネル符
号化された信号は空気インタフェース45を経由して第2移動体32に送信され
、これはチャンネル復号器46と音声復号器47を含む。次に音声信号は第2移
動体32の拡声器に引き渡される。
【0024】 先に説明したように、固定ネットワーク40がTFOモードで動作している際
には、音声復号器38および音声符号化器43は共に不能化またはバイパスされ
て、符号化された音声パラメータが固定ネットワーク40を透過的に通過して別
の移動体32で復号されるようにしている。
【0025】 図2に図示されるように2つの加入者局間の移動体から移動体への呼の場合、
一度TFO呼が移動体加入者局で確立されると、通信リンクの両端、すなわち移
動局31および32は、260ビットの音声パケットを20ミリ秒毎に送信し、
双方向で毎秒13Kビットの送信容量を提供することが可能である。この送信容
量がどの様に使用されるかは個々のアプリケーションに依存する。通常の場合、
この容量は2つの移動局31と32の間で音声パラメータを送信するために使用
される。
【0026】 1つまたは複数の260ビット音声パケット・インバンドをある特定のビット
パターンで生成することにより、アプリケーションの一方の端はもう一方の端に
、そのパケット内に含まれるビットの意味がどの様に解釈されるかを信号通知す
ることが出来る。従って、符号化された音声パラメータを表す代わりに、各々の
260ビット音声パケットが音声以外の情報を含むように定義することも可能で
ある。例えば、任意の型式のディジタルデータを、パケット内に含まれるデータ
の性質を指定するインバンド信号に続いて、パケット内に含むことも可能である
。データとしてのパケットの送信および解釈は、音声パケットの内容を再び従来
型音声パケットとして解釈するような遷移を示すインバンド・シグナリングを含
む最終データ・パケットが発生するまで継続する。このパケットの内容の意味の
切換は特定アプリケーションの制御の下で必要な回数繰り返すことが可能である
。もちろん、この動作モードにおいて、音声送信はデータ・パケットがデータ送
信として使用される限り中断される。
【0027】 インバンド・シグナリングの中で使用されデータ・パケットに適用される解釈
を定義する「マーキング・パターン」は十分に長くして、通常の音声送信中には
ほとんど生じないようにしなければならない。統計的に、例えば典型的に80か
ら100ビットの長さのインバンド・シグナリング・マーキング・パターンを使
用すると、通常の音声送信中に認識可能なパターンが発生する機会を最少にする
のに十分である。パケットのインバンド・マーキング用に100ビットを予約す
るという単純な定義を仮定すると、別の160ビット(パケット毎に全部で26
0ビットの残り)がそのパケット内での別のデータ送信用に残されるはずである
。アプリケーション特定の設計および実施に際しては、160ビット・ブロック
内のこれらのデータのみをそのシーケンス内のデータ送信として、次のパケット
を再び通常の音声に戻すことも可能である。これに代わって、インバンド信号に
続く全てのパケットもまたデータ・パケットとしてそれらの各々のパケットの全
260ビットをデータ送信用として、システムを再び音声送信に切換戻すことを
示す別のインバンド信号マーキング・ビット・パターンを含む最終データ・パケ
ットが出現するまで送信する事も可能である。
【0028】 此処ではGSM−FR符号化器は20ミリ秒ブロック毎に260ビット・パケ
ットを生成する例として使用されているが、別の符号化器の例は下記の表1に示
すように異なる総および正味ビット速度を生成する。更に、既存または将来開発
されるであろうその他の符号化器は、正味および総ビット速度が異なっているで
あろう、従って此処で説明されている技法は、シグナリングおよびデータ転送で
使用されるビット数に関して調整が必要である。しかしながら本発明の基本原理
は実際の数には影響されない。
【0029】
【表1】
【0030】 次に図3を参照すると、此処には本発明の1つの特徴を実現する移動局(MS
)からサーバへの完全送信チェインの場合の1例のブロック図が示されている。
ノード間の双方向トラヒックの場合、接続の両端が音声符号化器と復号器を含み
、2つのノード間の接続がディジタル的に透過であることが重要である。もちろ
ん、ただ1方向のみの音声およびデータ・トラヒックが実現できるアプリケーシ
ョンに対して、接続の音声発信元は音声符号化器を含み、接続の音声終了端は音
声復号器を含みまたそれらの間の接続はディジタル的に透過でなければならない
【0031】 図3に示されるように、移動局61はデータ符号化器62と音声符号化器63
を含み、それらは共にTX切換器64とチャンネル符号化器65に接続されてい
る。チャンネル符号化器からの変調出力信号は無線周波数で空気インタフェース
66を通って基地トランシーバ局67へ送信される。基地トランシーバ局はチャ
ンネル復号器を含み、これはネットワーク・インタフェース69を通して、タン
デム・フリー操作トランスコーダ兼速度調整ユニット(TFO−TRAU)71
内に含まれるTFO送信機(TFO−TX)70に接続されている。TFO−T
RAU71の出力はネットワーク・インタフェースを通して、ネットワークに接
続されているマルチメディア・サーバ(MMS)73に送られる。MMS73は
RX切換器74を含み、これはデータ復号器75と音声復号器76の両方に接続
されている。これによりMS61からMMS73への経路が完成し、その上を音
声および音声がMSからMMSへ1つの呼の間の異なる時刻に通過する。
【0032】 同様に、MMS73は音声符号化器77とデータ符号化器78を含み、これら
はTX切換器79に結合されている。切換器からの信号はネットワーク72を通
ってTFO受信機(TFO−RX)81に送られ、そこからネットワーク69を
通って、基地トランシーバ局67およびチャンネル符号化器82に送られる。信
号は次に基地トランシーバ局から空気インタフェース66を通って移動局61の
RX切換器84に接続されているチャンネル復号器83の中に送られ、このRX
切換器は続いてデータ復号器85および音声復号器86に接続されている。これ
によってMMS73からMS61への経路が完成し、その上を音声並びにデータ
が共にMMSからMSへ1つの呼の間の異なる時刻に移動する。
【0033】 先に説明したように、MS61内のTX切換器64およびMMS73内の79
の各々は、GSM−FRコーデックの例では、PCMオクテットの2つの最下位
ビット(LSB)をTFOフレームの2ビットで置き換えるように働く。例えば
、従来技術の図1を参照すると、アップリンク内で音声復号器11とTFO−T
X12はそれらの出力をTX切換器64と同等の置き換えユニット13を通して
接続されている。TFO動作中のシステムでは置き換えユニットはPCMオクテ
ットの2つの最下位ビットをTFOフレームの2ビットで置き換える。情報経路
が選択的にTFOモードに設定されている場合、TFO−TRAUはネットワー
クを通る全経路を、ネットワークを通る音声またはデータの何れに対してもディ
ジタル的に透過とする。
【0034】 図4に図示されるように、GSM−FRコーデックを含むシステムに関連する
260ビット・パケットのシーケンスが図示されており、その中でシーケンスの
第1パケットはインバンド・シグナリング・パターン51を含み、260ビット
・フレームの残りの160ビットはデータを含む。パターン51はそのパターン
に続き、更に別の指示が受信されるまでの送信の全てがデータを含むことを示し
ている。従って、ブロック52の160ビットはデータであり、ブロック53の
260ビットも同様である。次のフレーム54はインバンド・シグナリング・パ
ターン55で始まっており、これはそのパターンに続くディジタル情報が更に別
の指示が来るまで音声であることを示しており、従ってブロック56の160ビ
ット、同様にブロック57の260ビットは音声を含む。
【0035】 260ビットの全てが等しくビット・エラーに対して良好に保護されているわ
けでもなく、また音声に対して使用されている保護はいくつかのデータ・アプリ
ケーションに対して十分では無いので、別のチャンネル・エラー保護が260ビ
ットの内側に必要である。従って、別の二分の一速度従来型符号または特定アプ
リケーション向けに最適化されたその他の技術の様な、前方エラー訂正(FEC
)を使用することが出来る。これに代わって、自動繰り返し要求(ARQ:Auto
matic Repeat Request)プロトコルおよびそれに類似のエラー保護も使用するこ
とが可能であるが、しかしながらこれは完全に特定のアプリケーションにゆだね
られており、本発明の特定の技術に依存するものではない。
【0036】 多くのアプリケーションに対して、182個の良好に保護されたビット内の二
分の一前方エラー訂正(FEC)技術と78個の非保護ビット(全速度符号化の
場合)内の四分の一速度FECで十分であり、結果として20ミリ秒フレーム毎
に約96ビットまたは毎秒4.8Kビットのデータ速度が得られる。この符号化
を使用することによる遅延は各方向で90ミリ秒程度である。
【0037】 TFOは1つの呼全体の期間内で希望するモードに切り換えられることに注意
されたい。しかしながら、TFOが透過モードの時、本発明による高速切換が各
方向に対して別々に実現でき、これはTX切換器から送信される先に説明したイ
ンバンド・シグナリング・パターンの制御の下で関連するRX切換器によってな
される。
【0038】 TFO動作は、基地サイト制御装置(BSC)または移動通信交換局(MSC
)の何れの仲介を受けることなく、どちら側からも通信を開始できることに注意
されたい。使用されている端末または終端ノードは全て、移動局(MS)、PB
X、サービス・ノード、ISDN電話機、IP電話機および多くのその他の端末
の組み合わせとすることが出来る。各々の当事者はTRAUをそれぞれ各々の方
向に対して次の可能なモードのいずれかで独立して制御する事が可能である。す
なわち、(a)音声符号化/復号化動作または(b)TFOまたは使用者データ
に関してディジタル的に透過にする、のいずれかのモードである。
【0039】 透過の場合は、毎秒13KビットのGSM−FRデータが変更されずにネット
ワーク基本的施設で提供される毎秒64KビットのPCMチャンネル上で各々の
PCMオクテットの2つのLSBを使用して送信されるか、またはその他の任意
の透過ディジタル・データ・チャンネルで送信される。従って完全な透過ディジ
タル接続が確立される。移動局から移動局への接続の場合、TRAUが両方とも
切り離されている標準TFOの場合、端末は透過的に符号化音声とデータ交換を
交互に通信する事が可能である。
【0040】 例えば、移動体加入者に利用可能な多くのマルチメディア・アプリケーション
を実施する際に特に有用な、移動局(MS)とサービス・ノード(SN)との接
続の場合、音声はMSとSNの内部でのみ符号化/復号化されてTRAUの中で
は行われず、此処でも両方の当事者は交互にデータおよび符号化された音声を送
信することが出来る。これはサービス・ノードが送信ネットワークに対してディ
ジタル接続を有することを必要とする。
【0041】 移動局とIP電話機の場合、音声はTRAU内では符号化/復号化されない。
むしろ、両方の端末で同じコーディングが使用されている場合は音声はMSとI
P電話機の中でのみ符号化される。この構成で音声とデータの交互送信が可能で
ある。
【0042】 先に図式的に示された2つの当事者のこの関係に加えて、いくつかの当事者が
本発明の原理を用いて同一接続に参加することが可能である。例えば、単一の端
末をそのサービス・ノードを経由して、そこに多数の別の当事者が接続できる第
2サービス・ノードに接続することが出来る。
【0043】 次に図5を参照すると、此処には本発明のシステムの1つの実施例が動作する
方法を示す流れ図が示されており、例として1方向のみへのディジタル情報の送
信が図示されている。91に於いて、移動局が例えばネットワーク基本的施設内
に含まれるサービス・ノードに接続する。92で、サービス・ノードまたは移動
端末のいずれかがタンデム・フリー操作(TFO)への切換を指示する。93で
端末またはノードの1つがインバンド・シグナリング・ビット・パターンの中で
ディジタル情報の型式、すなわち音声または特定のデータ片、を示す指示を送信
し、これはその端末またはノードから他へ送られる。94でディジタル情報が送
信され、95で他の端末で受信される。96で、受信端末はインバンド・シグナ
リング・ビット・パターン内の指示から受信されたディジタル情報の性質を決定
し、97でその指示が音声用の場合その情報を音声として処理し適切に応答する
。98で、システムは情報を指示に基づいてデータとして解釈し、それを適切に
処理する。その後、システムは93へ戻り、もう一方の端末またはサービスノー
ドは別のビット・パターン指示と続いてディジタル情報を送り、実施される特定
のアプリケーションの処理手順に基づいて実行する。
【0044】 次に図6を参照すると、此処には本発明の別の特徴を組み入れた実施例を表す
ブロック図が示されている。図6は2つ以上の端末を含む通信システム内で音声
およびデータ送信を切り換えるためのシステムを示す。先に図1−5に関連して
説明した本発明の実施例において、2つの端末は互いに2つの加入者間のマルチ
メディア・アプリケーションで必要とされる音声およびデータ符号を交互に使用
して通信していた。図6の実施例では、3当事者通信が図示されている。通常旧
電話サービス(POTS:Plain Old Telephone Service)に従って動作してい
る、加入者Aは加入者Bに電話を掛け、これは移動無線端末MSとラップトップ
・コンピュータPCの両方と通信している。この呼は図式的に公衆電話交換網(
PSTN)とGSMネットワークを経由して設定されており、このネットワーク
は移動体通信交換局(MSC)、基地局コントローラ(BSC)、基地トランシ
ーバ局(BTS)および矢印101で示される無線空気インタフェースを含む。
ラップトップ・コンピュータPC2で通信している第3加入者Cは、Eメール・
メッセージを加入者Bに送信し、このメッセージはMSC内のバッファに格納さ
れてBに配信される機会まで待機する。Eメール・サービスはMSC内にプログ
ラムを含み、これは全てのEメール・メッセージを加入者Bが呼び出されるかま
たは別の加入者を呼び出す期間の間に好適にパックグラウンド・データとして送
信するように命令されている。その様な呼が予め定められた時間の間に発生しな
い場合に限って、Eメール・サービスはそのEメール・メッセージを配信するよ
うに加入者Bに専用の呼を設定するようにプログラムされている(例えば、Eメ
ール・メッセージを発した当事者によって指定されても構わない)。従って、指
定された時刻に3当事者通信が加入者A,BおよびCの間で実施され、ここで1
つの通信は実時間音声接続で別の独立した通信は、第3加入者Cを含んだ格納お
よび転送接続である。本発明のこの3当事者実施例の1つの特長は、そうしない
場合には使用されなかったはずの接続時間を利用するという経済的な特長の他に
、彼/彼女が他の誰かと電話で話している間に加入者に接続出来る可能性がある
と言う点である。
【0045】 図7は図6の実施例に関する図式的詳細を表すブロック図であり、加入者Aお
よびCから加入者Bへのアップリンク接続のみを示す。加入者Aからの音声は、
音声の8ビット・サンプルとしてパルス符号変調(PCM)で送信される。これ
らのサンプルはMSC内でブロックTFO−RXに切り換えられ、これは8ビッ
トPCM符号を、8ビットPCMワードの2ビットのみを占めるGSMの空気イ
ンタフェース符号に翻訳する。各々関連する2ビットと不使用の6ビットを含む
、8ビットPCMワードは8ビット・ワードを取り扱うスイッチを通して再び送
信される。そこから音声情報はこの音声情報とEメール・データの間で切り換え
るブロックに入り、この切換はアップリンク接続が音声送信で使用されていない
期間中に実施される。これは下記のように実施される:TX切換器は音声が存在
しない時を検出し、特別なユニーク・パターンP1を、先に説明したように、デ
ータ・バッファから取り出されたEメール・データのヘッダとして送信する。こ
れに代わって、TX切換器は異なる特別なユニーク・パターンP2をヘッダとし
て送信し、続いて音声符号を加入者Aから送信する。特別なユニーク(インバン
ド)パターンP1およびP2は、RX切換器に到着したデータを音声シンクまた
はデータシンクに応用可能なように切り替えさせる。送信は、図7のブロック図
から分かるようにTX切換器からスイッチを通してBSC(図示せず)、チャン
ネル符号化器を含むBTSに行き、GSM空気インタフェース101経由で端末
Bに送られる。TFO−RXは符号翻訳で要求された際に接続で使用されること
の出来る機器グループの一員である。加入者Aが移動無線端末を持っている場合
、符号翻訳従ってTFO−RXは不要であり、AからBへの接続はスイッチを一
度のみ通って送られる。
【0046】 TFO−RXは呼全体の期間に渡って選択されたりまたは選択されなかったり
するが、音声およびEメール・データの選択はより高速で1つの呼の間に多数回
発生することを注意されたい。図6および7の簡略化されたブロック図は音声お
よびEメールを切り換える1つの可能な実現方法を示している。しかしながら、
多くの変形が可能であり、例えばEメール・メッセージが加入者Bに送信される
まで格納されるサービス・ノードも使用できる。これはEメールを固定場所に格
納するという特長を有し、一方使用されるMSCは移動中の加入者Bによって変
化する場合がある。これらの変更は当業分野で知識を有する者には容易に理解さ
れるので更に説明する必要は無い。
【0047】 個別のアプリケーションが情報パケットをどの様に使用するかを、固定ネット
ワークの接続を変更せずに決定するので、本発明のシステムはネットワーク管理
者の影響または協力を得ずに実施できることに注意されたい。本発明は、希望す
るサービスに応じて多くの新たなアプリケーション用に全体として開放的なイン
タフェースを提供する。
【0048】 本発明の方法および装置の好適な実施例を添付図に図示し、先の説明の中で説
明されてきたが、本発明は開示された実施例に制限されるものでは無く、多数の
再構成、修正変更および置き換えを添付の特許請求の項で定義されている本発明
の精神から逸脱することなく出来ることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、GSMディジタル・セルラ・システム内の移動体から移動体への呼の
中でタンデム・フリー操作(TFO)を取り扱うための機能要素の従来技術によ
る参照モデルのブロック図である。
【図2】 図2は本発明に基づき、ディジタル無線リンクを含む通信システム内で音声お
よびデータを交互に送信するためのシステムの1つの実施例のブロック図である
【図3】 図3は本発明の別の特徴を実施する、MSとサーバとの相互接続を行う完全な
送信チェインの1例を図示するブロック図である。
【図4】 図4は本発明に基づく音声およびデータの交互送信の図式図である。
【図5】 図5は本発明に基づく方法の1つの特徴を示す流れ図である。
【図6】 図6は2つまたはそれ以上の端末を含む通信システム内で音声およびデータを
交互に送信するためのシステムの更に別の実施例のブロック図である。
【図7】 図7は図6に図示されたシステムの更に詳細を示すブロック図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年3月23日(2001.3.23)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 多くの従来技術参照例では音声とデータとを単一通信チャンネルの中にマルチプ
レクスすることを試みている。例えば、Futatoに付与された米国特許第4,81
3,040号、名称「通信チャンネル上でディジタル・データ並びに実時間ディ
ジタル化音声情報を送信するための方法並びに装置("Method and Apparatus fo
r Transmitting Digital Data and Real-Time Digitized Voice Information Ov
er Communication Channels")」1989年、3月14日発行では、データが通
信チャンネル上の音声通信の無声区間の中に挿入されている。同様に、PCT公
開明細書、第WO96/13916号、名称「第1信号不在中に第2信号を送信
するための通信方法並びに装置("Communications Method and Apparatus With
Transmission of a Second Signal During Absence of a First One")」の中で
は、システムは主信号(音声)とデータ信号の両方を送信する。主信号が存在す
るかまたは情報を含む際にはそれが送信される。しかしながら、主信号が存在し
ていないかまたは大量のデータを含んでいない時には、データがそのチャンネル
を通して送信される。これらのシステムの何れも、ディジタル無線を含むリンク
上での音声およびデータ送信切換に係わる問題を解決する事は意図していない。 音声/データ通信システムの図示的な例がWO9426056 Alに与えら れており、これはアナログ音声と表示データを順番に公衆電話システムを経由し て加入者位置とエージェント位置との間で通信するための遠距離通信システムを 一般的に記述している。典型的な音声通信の期間中、音声/データ選択器が電話 回線上の入力信号を監視する。表示データの始まりを示す特定のトーン・シーケ ンスが検出されると、音声/データ選択器は自動的に入力データ・ストリームを 表示端末に切り換えることができる。表示データの送信に続いて音声/データ選 択器は自動的に電話機に切り換え戻してアナログ音声通信を継続することができ る。別の音声/データ通信システムの図示的な例が米国特許第5,533,01 9号に与えられており、これはアナログ式セルラ・システム内の回路切換式単一 使用者トラヒック・チャンネル・パケット・データ通信に関する方法並びに装置 を一般的に記述している。ジェリー・スキーン(Jerry Skene)著の論文、名称
「UFO?いいえ、TFO!(UFO?NO,TFO)」、コヒーレント・コミ ュニケーションズ(Coherent Communications)論文、1998年1月、XP0
02085966は、中間フォーマット変換を取り除くために、2つのGSMセ ルラ電話機にタンデム・フリー操作(TFO)を使用して接続するための努力が 存在することを一般的に記述している。米国特許第5,502,723号は、複 数のセル・スロットを1つまたは複数の通信チャンネルにそれらのチャンネルを セル・スロットに1対1変換に基づいてマッピングして割り当てるための方法を 一般的に記述している。米国特許第5,361,255号は、高速非同期転送モ ード(ATM)切替器に関する方法並びに装置を一般的に記述しており、これは 入力バッファ回路、出力バッファ回路、および入力と出力バッファとを接続する ための切換マトリクスを含む。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/24 H04Q 11/04 R 7/26 7/30 11/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W Fターム(参考) 5D015 KK01 KK02 KK04 5D045 DA20 5K034 AA01 CC01 DD03 EE03 EE11 EE12 FF02 HH01 HH02 HH05 HH07 HH12 HH16 KK21 LL01 LL07 MM24 MM36 5K067 AA23 BB04 BB21 DD54 EE00 EE02 EE10 GG01 HH22 HH24 KK00 5K069 BA02 CA03 CB08 FA26 FC03 FC06 FC11 FC17

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続されたデータ源と音声符号化器の両方を
    含む第1ノードを含み、データまたは音声パラメータのいずれかを含む信号を前
    記ネットワークに選択的に送信するディジタル電気通信システム内で音声および
    データを交互に送信するための方法であって、 前記ネットワークに接続され、前記第1ノードと前記ネットワークを通してデ
    ータおよび音声両方の通信を行うためのデータ受信機と音声復号器を含む第2ノ
    ードを用意し、 前記ネットワーク内で音声符号化器と復号器を選択的にバイパスしてディジタ
    ル情報の個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズおよびデータ速度で前記
    ネットワークを通って前記第1ノードから前記第2ノードへ透過的に通過するこ
    とを可能とし、 第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの1つの中で、前記第1ノードから前記第2ノードへ送信して、その
    ブロックの残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタル情
    報が音声パラメータを表すことを示し、 第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンを、前記第1ノードから前
    記第2ノードへ送られるディジタル情報の前記個別ブロックの後続の1つの中で
    送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックの中に含まれ
    るディジタル情報がデータを表すことを示し、 前記第2ノードで受信されたディジタル情報を、最後に受信された前記第1ま
    たは前記第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンに基づいて解釈し、
    前記第1ノードから前記第2ノードへの単一通信チャンネル上での音声およびデ
    ータ両方の切換送信を可能とする、以上のステップを含むディジタル電気通信シ
    ステム内で音声とデータを切換送信するための前記方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、前記ネットワークが移動通信用グローバルシステム
    (GSM)仕様に基づいて動作しているセルラ無線ネットワークであり、前記ネ
    ットワーク内で音声符号化器と復号器を選択的にバイパスしてディジタル情報の
    個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズおよびデータ速度で前記ネットワ
    ークを通って前記第1および第2終端ノードの間で透過的に通過することを可能
    とする前記ステップが、前記GSMネットワークの動作をタンデム・フリー操作
    (TFO)仕様でインボークすることを含む、電気通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するための前記方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、前記ネットワークに接続されている前記第2ノード
    が使用者サービスを前記第1ノードに提供するアプリケーションが実行されるサ
    ーバである、電気通信システム内で音声とデータを切換送信するための前記方法
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、前記ネットワークに接続されている前記第1ノード
    がディジタル移動体加入者局である、電気通信システム内で音声とデータを切換
    送信するための前記方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、データの前記個別ブロックが第1ノードから雑音に
    曝される汎用送信チャンネル上で送信され、第1および第2インバンド・シグナ
    リング・ビット・パターンをディジタル情報の前記各々の個別ブロックの1つの
    中で、前記第1ノードと前記第2ノードの間で送信して、そのブロックの残り部
    分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタル情報が音声パラメー
    タまたはデータを表すことを示す前記ステップが、更に 送信中に生じる可能性の有る前記第1ノード内のエラーを削減するために、デ
    ータの前記個別ブロックのチャンネル符号化と、 データの前記個別ブロックのチャンネル復号とを含む、電気通信システム内で
    音声とデータを切換送信するための前記方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、ディジタル情報の前記個別ブロックが前記第1およ
    び第2ノードの間で、13Kビット/秒程度の送信速度で送信される、電気通信
    システム内で音声とデータを切換送信するための前記方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、第1および第2インバンド・シグナリング・ビット
    ・パターンをディジタル情報の前記チャンネル符号化された各々の個別ブロック
    の1つの中で、前記第1ノードと前記第2ノードの間で送信して、そのブロック
    の残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタル情報が音声
    パラメータまたはデータを表すことを示す前記ステップが、更に 送信中に生じる可能性のあるエラーを更に削減するために、データの前記個別
    ブロックを前方エラー訂正符号で符号化することを含む、電気通信システム内で
    音声とデータを切換送信するための前記方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、前記第1ノードが更に前記ネットワークから入力さ
    れる音声パラメータを復号するための音声復号器を含み、前記第2ノードが更に
    前記第1ノードに前記ネットワークを通して送信されるべき音声パラメータを符
    号化するための音声符号化器を含み、そして前記ネットワークが更に前記第2ノ
    ードから入力される音声パラメータを復号するための音声復号器と前記ネットワ
    ークを通って通過する音声を、前記第1ノードに送信するための音声パラメータ
    に符号化するための音声符号化器とを含み、前記第1および第2ノードの間で両
    方向に音声およびデータを切換送信可能とする、前記方法に於いて、 前記ネットワーク内で前記音声符号化器と復号器を選択的にバイパスする前記
    ステップが、音声符号化器と復号器を両方向で選択的にバイパスしてディジタル
    情報の個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズおよびデータ速度で前記ネ
    ットワークを通って前記第1および前記第2ノードの間で透過的に通過すること
    を可能とし、 第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの1つの中で送信する前記ステップが、前記パターンを前記第1と前
    記第2ノードの間で双方向に送信することを含み、そのブロックの残り部分とデ
    ィジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタル情報が音声パラメータを表
    すことを示し、 第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンを、ディジタル情報の前記
    個別ブロックの後続の1つの中で送信する前記ステップが、前記パターンを前記
    第1および第2ノードの間で双方向に送信することを含み、そのブロックの残り
    部分とディジタル情報の後続ブロックの中に含まれるディジタル情報がデータを
    表すことを示し、 ディジタル情報を、最後に受信された前記第1または前記第2インバンド・シ
    グナリング・ビット・パターンに基づいて解釈する前記ステップが、前記第1お
    よび第2ノードで実施され、前記第1と前記第2ノードの間で単一通信チャンネ
    ル上での音声およびデータ両方の切換送信を可能とする、以上の手順を含むディ
    ジタル電気通信システム内で音声とデータを切換送信するための前記方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための方法において、音声パラメータとデータの両方が前記ネットワーク
    上でディジタル情報の個別ブロックの中で、GSM−FR速度である約13Kビ
    ット/秒で送信され、ネットワーク基本的施設で提供される64Kビット/秒P
    CMチャンネル上を手を付けられずに通過する、電気通信システム内で音声とデ
    ータを切換送信するための前記方法。
  10. 【請求項10】 請求項3記載の電気通信システム内で音声とデータを切換
    送信するための方法において、使用者サービスを前記第1ノードに提供するため
    の前記アプリケーションが作動する前記サーバが、前記第2インバンド・シグナ
    リング・ビット・パターンに続くデータに与えられる特定の解釈を決定する、電
    気通信システム内で音声とデータを切換送信するための前記方法。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の電気通信システム内で音声とデータを切換
    送信するための方法において、前記第1ノードがインターネットを介して前記ネ
    ットワークに接続されているインターネット・プロトコル(IP)に基づいて動
    作する加入者端末である、電気通信システム内で音声とデータを切換送信するた
    めの前記方法。
  12. 【請求項12】 固定ネットワークに空気インタフェースで接続され、音声
    パラメータを含む信号を前記固定ネットワークとの間で送受信する少なくとも1
    つのディジタル移動局を含む電気通信システム内で音声およびデータを交互に送
    信する方法であって、固定ネットワークは前記移動局から入力される音声パラメ
    ータを復号するための音声復号器と、前記固定ネットワークからの音声を前記移
    動局に送信するための音声パラメータに符号化するための音声符号化器を含む無
    線基地機器を含み、前記方法は 前記固定ネットワークに接続され、データおよび音声通信の両方を前記ディジ
    タル移動局と前記固定ネットワークを通して行うための終端ノードとを用意し、 前記固定ネットワーク内で音声符号化器と復号器を選択的にバイパスしてディ
    ジタル情報の個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズおよびデータ速度で
    前記ネットワークを通って前記終端ノードと前記ディジタル移動局の間で透過的
    に通過することを可能とし、 第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの1つの中で、前記ディジタル移動局と前記終端ノードとの間で送信
    して、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるデ
    ィジタル情報が音声パラメータを表すことを示し、 第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの後続の1つの中で、前記ディジタル移動局と前記終端ノードとの間
    で送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックの中に含ま
    れるディジタル情報がデータを表すことを示し、 前記ディジタル移動局と前記端末ノードで受信されたディジタル情報を、最後
    に受信された前記第1または前記第2インバンド・シグナリング・ビット・パタ
    ーンに基づいて解釈し、前記ディジタル移動局と前記端末ノードの間で単一通信
    チャンネル上での音声およびデータ両方の切換送信を可能とする、以上のステッ
    プを含むディジタル電気通信システム内で音声とデータを切換送信するための前
    記方法。
  13. 【請求項13】 タンデム・フリー操作(TFO)が実施され、ネットワー
    クの固定部分内の音声復号器と音声符号化器が選択的にバイパス可能であり、音
    声パラメータが固定ネットワークを通して1つの移動局から別の移動局へ透過的
    に通過されるようになっている、移動通信用グローバルシステム(GSM)仕様
    に基づいて動作しているセルラ無線通信システム内で音声とデータを切換送信す
    るための方法であって、 ディジタル移動体無線加入者局を含む第1ノードをネットワーク内で接続され
    ているサービスノードを含む第2ノードに接続し、 タンデム・フリー操作を固定通信ネットワーク内で実施し、 前記ネットワーク内で送信される音声パラメータとほぼ同じサイズおよびデー
    タ速度のディジタル情報のブロックを前記第1および第2ノードの間で送信し、
    前記ブロックがインバンド・シグナリング・ビット・パターンを含みこれが受信
    ノードに対して以下に続くディジタル情報がそのノードで音声またはデータの何
    れで解釈されるべきかを示し、 送信されたディジタル情報のブロックを受信ノードで受信し、 受信ノードで受信されたディジタル情報のブロックを、インバンド・シグナリ
    ング・ビット・パターンの中に含まれる指示に基づいて音声またはデータのいず
    れかと解釈する、以上のステップを含むセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するための前記方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するための方法において、前記第1および第2ノードの間で送られ
    るディジタル情報の前記ブロックのサイズが、それが含んでいるインバンド・シ
    グナリング・ビット・パターンよりも大きく、前記同一ブロック内で前記ビット
    パターンに続くディジタル情報が前記パターンの構成に基づいて音声またはデー
    タのいずれかとして解釈される、前記セルラ無線通信システム内で音声とデータ
    を切換送信するための前記方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するための方法において、前記第1および第2ノードの間で、前記
    インバンド・シグナリング・ビット・パターンを含む前記ブロックに続いて送ら
    れるディジタル情報の全ての後続のブロックが受信ノードに於いて、前記ノード
    で異なるインバンド・シグナリング・ビット・パターンを含む別のブロックが受
    信されるまで、前記パターンの構成に基づいて音声またはデータのいずれかとし
    て解釈される、セルラ無線通信システム内で音声とデータを切換送信するための
    前記方法。
  16. 【請求項16】 請求項13記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するための方法において、前記第1および第2ノードの間で送られ
    るディジタル情報の前記ブロックのサイズが、それが含んでいるインバンド・シ
    グナリング・ビット・パターンよりも大きく、前記ビット・パターンがまた前記
    パターンの構成に基づいて音声またはデータのいずれかとして解釈される、前記
    ビット・パターンを含む前記ブロックに続くディジタル情報の後続のブロック数
    の指示を含む、前記セルラ無線通信システム内で音声とデータを切換送信するた
    めの前記方法。
  17. 【請求項17】 請求項13記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するための方法において、ネットワーク内で接続されているサーバ
    ノードを含む前記第2ノードが、前記ディジタル移動局に使用者サービスを提供
    するためのアプリケーションが作動しているサーバである、前記セルラ無線通信
    システム内で音声とデータを切換送信するための前記方法。
  18. 【請求項18】 ネットワークに接続されたデータ・シンクと音声シンクの
    両方を備える第1ノードを含み、その第1ノードはデータまたは音声パラメータ
    のいずれかを含む信号を前記ネットワークから選択的に受信する、ディジタル電
    気通信システム内で音声およびデータを交互に送信するための方法であって、 前記ネットワークに接続され、前記第1ノードと前記ネットワークを通してデ
    ータ通信を行うためのデータ源を含む第2ノードを用意し、 前記ネットワークに接続され、前記第1ノードと前記ネットワークを通して音
    声通信を行うための音声源を含む第3ノードを用意し、 前記第1ノードと前記第2および第3ノードの両方との間でスイッチを通して
    通信接続を確立し、 前記第3ノードの音声源からの音声を音声パラメータに翻訳し、 前記第3ノードからの前記音声パラメータまたは前記第2ノードからの前記デ
    ータのいずれかを交互に選択し、前記選択されたディジタル情報を個別ブロック
    の中で前記第1ノードに送信するために、前記スイッチ内にTX切換器を配備し
    、 第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの1つの中で、前記スイッチ内の前記TX切換器から前記第1ノード
    へ送信して、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含ま
    れるディジタル情報が音声パラメータを表すことを示し、 第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンを、前記スイッチ内の前記
    TX切換器から前記第2ノードへ送られるディジタル情報の前記個別ブロックの
    後続の1つの中で送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロ
    ックの中に含まれるディジタル情報がデータを表すことを示し、 前記第1ノード内のRX切換器で受信されたディジタル情報を、最後に受信さ
    れた前記第1または前記第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンに基
    づいて解釈し、音声またはデータのいずれかを表す前記ディジタル情報ブロック
    を前記音声シンクまたは前記データシンクで適切に交互に受信できるようにする
    、以上のステップを含むディジタル電気通信システム内で音声とデータを切換送
    信するための前記方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の方法において、前記第3ノードの前記音
    声源からの前記音声が、最初はPCMで符号化され次に前記スイッチ内で音声パ
    ラメータに翻訳される、前記方法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の方法において、前記第2ノード内の前記
    データ源からのディジタル情報が、前記TX切換器で選択される前にバッファ内
    に最初に格納される、前記方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の方法において、前記バッファ内に格納さ
    れた前記ディジタル情報が前記第1ノードに宛てられた電子メールを含む、前記
    方法。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の方法において、前記バッファ内の前記電
    子メールが前記第1ノードが前記スイッチを通して前記第3ノードから呼び出さ
    れるかまたは呼び出す際の時間の間のみ、前記第1ノードにバックグラウンド・
    データとして配信される、前記方法。
  23. 【請求項23】 請求項18記載の方法において、前記第1ノードが前記ネ
    ットワークに無線空気インタフェースを通して接続されている、前記方法。
  24. 【請求項24】 請求項18記載の方法において、前記第2ノードがその中
    に電子メール・メッセージが格納されるサービス・ノードである、前記方法。
  25. 【請求項25】 第1ノードは音声パラメータを含むディジタル情報のブロ
    ックを第2ノードへネットワークを通して送信するための音声源と、データを含
    むディジタル情報を前記第2ノードへ前記ネットワークを通して送信するための
    データ源とを含み、前記第2ノードは前記第1ノードから送られた音声パラメー
    タを含むディジタル情報の前記ブロックを受信するための音声シンクと、前記第
    1ノードから送られたデータを含むディジタル情報の前記ブロックを受信するた
    めのデータ・シンクとを含み、ディジタル電気通信システム内で前記第1ノード
    から前記第2ノードへ音声およびデータを交互に送信するための方法であって、 前記第1ノード内にTX切換器と前記第2ノード内にRX切換器を用意し、 前記第1ノード内のTX切換器から前記第2ノードへ、ディジタル情報の1つ
    のブロック内で第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンを送信して、
    そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタ
    ル情報がデータを表すことを示し、 前記第1ノード内のTX切換器から前記第2ノードへ、ディジタル情報の1つ
    のブロック内で第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンを送信して、
    そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタ
    ル情報が音声パラメータを表すことを示し、 ディジタル情報の後続のブロックを前記第2ノードで受信し、 前記第2ノード内のRX切換器で前記受信された情報のブロック内に前記第1
    インバンド・シグナリング・ビット・パターンまたは前記第2インバンド・シグ
    ナリング・ビット・パターンのいずれかが存在するかを検出し、最後に受信され
    たインバンド・シグナリング・ビット・パターンの1つまたはもう一方に基づい
    てデータまたは音声パラメータのいずれかとして交互に解釈し、 音声パラメータを含む情報のブロックを前記音声シンクに引き渡して処理し、
    データを含む情報のブロックを前記データシンクに引き渡して処理し、前記第1
    ノードから前記第2ノードへ音声およびデータを単一通信チャンネル上で切換送
    信を可能とする、以上のステップを含む、前記方法。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の電気通信システム内で音声とデータを切
    換送信するための方法において、前記第1ノード内の前記音声源は音声符号化器
    を含み、前記第2ノード内の前記音声シンクは音声復号器を含み、前記方法が更
    に 前記第1および第2ノード内の前記音声符号化器と復号器を選択的にバイパス
    して、標準音声パラメータのサイズおよびデータ速度でディジタル情報の個別ブ
    ロックが前記ネットワークを通って前記第1ノードから前記第2ノードへタンデ
    ム・フリー操作に基づいて透過的に通過することを可能とするステップを含む、
    前記方法。
  27. 【請求項27】 ネットワークに接続されたデータ源と音声符号化器の両方
    を含む第1ノードを含み、データまたは音声パラメータのいずれかを含む信号を
    前記ネットワークに選択的に送信するディジタル電気通信システム内で音声とデ
    ータを切換送信するためのシステムであって、前記ネットワークは前記第1ノー
    ドから入力される音声パラメータを復号するための音声復号器と、音声を第2ノ
    ードへ送信するために前記ネットワークを通して音声パラメータに符号化するた
    めの音声符号化器とを含み、前記システムが 前記ネットワークを通して前記第1ノードとデータおよび音声通信の両方を行
    うために、前記ネットワークに接続されたデータ受信機と音声復号器とを含む第
    2ノードを具備するための手段と、 前記ネットワーク内の前記音声符号化器と復号器とを選択的にバイパスしてデ
    ィジタル情報の個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズおよびデータ速度
    で前記ネットワークを通して前記第1ノードから前記第2ノードへ透過的に通過
    出来るようにするための手段と、 ディジタル情報の前記個別ブロックの1つの中で第1インバンド・シグナリン
    グ・ビット・パターンを前記第1ノードから前記第2ノードへ送信し、そのブロ
    ックの残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタル情報が
    音声パラメータを表すことを指示するための手段と、 送信されたディジタル情報の前記個別ブロックの後続の1つの中で第2インバ
    ンド・シグナリング・ビット・パターンを前記第1ノードから前記第2ノードへ
    送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれる
    ディジタル情報がデータを表すことを指示するための手段と、 前記第2ノードで受信されたディジタル情報を、最後に受信された前記第1ま
    たは第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンに基づいて解釈し、前記
    第1ノードから前記第2ノードへ単一通信チャンネル上で音声およびデータ両方
    の切換送信を可能とするための手段とを含む、電気通信ネットワーク内で音声と
    データを切換送信するための前記システム。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記ネットワークが移動通信用グロー
    バルシステム(GSM)仕様に基づいて動作し、前記音声符号化器と復号器を前
    記ネットワーク内で選択的にバイパスしディジタル情報の個別ブロックが、標準
    音声パラメータのサイズおよびデータ速度で前記ネットワークを通して前記第1
    および前記第2終端ノード間で透過的に通過出来るようにするためのステップが
    、前記GSMネットワークの動作をタンデム・フリー操作(TFO)仕様に基づ
    いてインボークすることを含む、電気通信ネットワーク内で音声とデータを切換
    送信するための前記システム。
  29. 【請求項29】 請求項28記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記ネットワークに接続されている前
    記第2ノードが、前記第1ノードに対して使用者サービスを提供するためのアプ
    リケーションを作動させているサーバである、電気通信ネットワーク内で音声と
    データを切換送信するための前記システム。
  30. 【請求項30】 請求項28記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記ネットワークに接続されている前
    記第1ノードがディジタル移動体加入者局である、電気通信ネットワーク内で音
    声とデータを切換送信するための前記システム。
  31. 【請求項31】 請求項27記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記第1および第2インバンド・シグ
    ナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個別ブロックの各々と共に
    前記第1および第2ノード間で送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情
    報の後続のブロックに含まれるディジタル情報が音声パラメータまたはデータを
    指示させるための前記手段が、更に データの前記個別ブロックをチャンネル符号化し送信中に生じる可能性のある
    エラーを削減するための手段を含む、電気通信ネットワーク内で音声とデータを
    切換送信するための前記システム。
  32. 【請求項32】 請求項28記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、ディジタル情報の前記個別ブロックが
    前記第1および第2ノードの間を13Kビット/秒程度の送信速度で送信される
    、電気通信ネットワーク内で音声とデータを切換送信するための前記システム。
  33. 【請求項33】 請求項31記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記第1および第2インバンド・シグ
    ナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記チャンネル符号化された個
    別ブロックの各々と共に前記第1および第2ノード間で送信し、そのブロックの
    残り部分とディジタル情報の後続のブロックに含まれるディジタル情報が音声パ
    ラメータまたはデータを指示させるための前記手段が、更に データの前記個別ブロックを前方エラー訂正符号で符号化し、送信中に発生す
    る可能性のあるエラーを更に削減する手段を含む、電気通信ネットワーク内で音
    声とデータを切換送信するための前記システム。
  34. 【請求項34】 請求項27記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記第1ノードが更に前記ネットワー
    クから入力される音声パラメータを復号するための音声復号器を含み、前記第2
    ノードが更に前記ネットワークを通して前記第1ノードに送信される音声パラメ
    ータを符号化するための音声符号化器を含み、前記ネットワークが前記第2ノー
    ドから入力される音声パラメータを復号するための音声復号器と、前記ネットワ
    ークを通って通過する音声を前記第1ノードに送信するために音声パラメータに
    符号化するための音声符号化器とを含み、前記第1および第2ノードの間で双方
    向に音声とデータを切換送信可能とし、 前記ネットワーク内で前記音声符号化器と復号器を選択的にバイパスする前記
    手段が、音声符号化器と復号器を双方向に選択的にバイパスしディジタル情報の
    個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズとデータ速度で前記ネットワーク
    を通って双方向に前記第1および第2ノードの間を通過出来るようにし、 第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの1つの中で送信するための前記手段が、前記パターンを前記第1お
    よび第2ノードの間で双方向送信して、そのブロックの残り部分とディジタル情
    報の後続ブロックに含まれるディジタル情報が音声パラメータを表すことを指示
    することを含み、 第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの後続の1つの中で送信するための前記手段が、前記パターンを前記
    第1および第2ノードの間で双方向送信して、そのブロックの残り部分とディジ
    タル情報の後続ブロックに含まれるディジタル情報がデータを表すことを指示す
    ることを含み、 ディジタル情報を最後に受信された前記第1または第2インバンド・シグナリ
    ング・ビット・パターンに基づいて解釈するための前記手段が、前記第1および
    第2ノードの両方に配置されており、前記第1および第2ノードの間で単一通信
    チャンネル上で音声およびデータの両方を切換送信可能とする、電気通信ネット
    ワーク内で音声とデータを切換送信するための前記システム。
  35. 【請求項35】 請求項32記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、音声パラメータとデータが前記ネット
    ワーク上をディジタル情報の個別ブロックの中で、13Kビット/秒のGSM−
    FR速度で送信され、手を入れられることなく固定ネットワーク基本的施設で提
    供される64Kビット/秒PCMチャンネル上をその最下位ビットを使用して通
    過される、電気通信ネットワーク内で音声とデータを切換送信するための前記シ
    ステム。
  36. 【請求項36】 請求項29記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記第1ノードに使用者サービスを提
    供するための前記アプリケーションが作動している前記サーバが、前記第2イン
    バンド・シグナリング・ビット・パターンに続くデータに与えられるべき特定の
    解釈を決定する、電気通信ネットワーク内で音声とデータを切換送信するための
    前記システム。
  37. 【請求項37】 請求項27記載の電気通信ネットワーク内で音声とデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記第1ノードがインターネット上で
    前記ネットワークに接続されているインターネット・プロトコル(IP)に基づ
    いて動作する加入者端末である、電気通信ネットワーク内で音声とデータを切換
    送信するための前記システム。
  38. 【請求項38】 空気インタフェースによって固定ネットワークに接続され
    た少なくとも1つのディジタル移動体局を含み、音声パラメータを含む信号を前
    記固定ネットワークとの間で相互に送受信する電気通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するためのシステムであって、前記固定ネットワークは前記移動体
    局から入力される音声パラメータを復号するための音声復号器と、前記固定ネッ
    トワークからの音声を前記移動体局へ送信するために音声パラメータに符号化す
    るための音声符号化器とを含む無線基地機器を含み、前記システムは 前記固定ネットワークを通して前記ディジタル移動体局とデータおよび音声通
    信の両方を行うために、前記固定ネットワークに接続された終端ノードを具備す
    るための手段と、 前記固定ネットワーク内の前記音声符号化器と復号器とを選択的にバイパスし
    てディジタル情報の個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズおよびデータ
    速度で前記ネットワークを通して前記終端ノードから前記ディジタル移動体局へ
    透過的に通過出来るようにするための手段と、 第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの1つの中で前記ディジタル移動体局と前記終端ノードとの間で送信
    し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックに含まれるディジ
    タル情報が音声パラメータを表すことを指示するための手段と、 第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの後続の1つの中で前記ディジタル移動体局と前記終端ノードとの間
    で送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックに含まれる
    ディジタル情報がデータを表すことを指示するための手段と、 前記ディジタル移動体局で受信されたディジタル情報を、最後に受信された前
    記第1または第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンに基づいて解釈
    し、前記ディジタル移動体局と前記終端ノードとの間で単一通信チャンネル上で
    音声およびデータ両方の切換送信を可能とするための手段とを含む、電気通信ネ
    ットワーク内で音声とデータを切換送信するための前記システム。
  39. 【請求項39】 タンデム・フリー操作(TFO)が実施され、ネットワー
    クの固定部分内の音声復号器と音声符号化器が選択的にバイパス可能であり、音
    声パラメータが固定ネットワークを通して1つの移動局から別の移動局へ透過的
    に通過されるようにした、移動通信用グローバルシステム(GSM)仕様に基づ
    いて動作しているセルラ無線通信システム内で音声とデータを切換送信するため
    のシステムであって、 ディジタル移動体無線加入者局を含む第1ノードをネットワーク内で接続され
    ているサービスノードを含む第2ノードに接続するための手段と、 タンデム・フリー操作を固定通信ネットワーク内で実施するための手段と、 前記ネットワーク内で送信される音声パラメータとほぼ同じサイズおよびデー
    タ速度のディジタル情報のブロックを、前記第1および第2ノードの間で送信し
    、前記ブロックがインバンド・シグナリング・ビット・パターンを含みこれが受
    信ノードに対して以下に続くディジタル情報がそのノードで音声またはデータの
    何れで解釈されるべきかを示すための手段と、 送信されたディジタル情報のブロックを受信ノードで受信するための手段と、 受信ノードで受信されたディジタル情報のブロックを、インバンド・シグナリ
    ング・ビット・パターンの中に含まれる指示に基づいて音声またはデータのいず
    れかと解釈するための手段、とを含むセルラ無線通信システム内で音声とデータ
    を切換送信するための前記システム。
  40. 【請求項40】 請求項39記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するためのシステムにおいて、前記第1および第2ノードの間で送
    信されるディジタル情報の前記ブロックのサイズがそれが含むインバンド・シグ
    ナリング・ビット・パターンよりも大きく、前記同一ブロック内で前記ビット・
    パターンに続くディジタル情報が、前記パターンの構成に基づいて音声またはデ
    ータのいずれかとして解釈される、セルラ無線通信システム内で音声とデータを
    切換送信するための前記システム。
  41. 【請求項41】 請求項39記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するためのシステムにおいて、前記インバンド・シグナリング・ビ
    ット・パターンを含む前記ブロックに続いて前記第1および第2ノードの間で送
    信されるディジタル情報の全ての後続ブロックが、受信ノードによって音声また
    はデータのいずれかとして、前記パターンの構成に基づいて解釈され、これが別
    の異なるインバンド・シグナリング・ビット・パターンを含む別のブロックが前
    記ノードで受信されるまで継続する、セルラ無線通信システム内で音声とデータ
    を切換送信するための前記システム。
  42. 【請求項42】 請求項39記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するためのシステムにおいて、前記第1および第2ノードの間で送
    信されるディジタル情報の前記ブロックのサイズがそれが含むインバンド・シグ
    ナリング・ビット・パターンよりも大きく、前記ビットパターンがまた、前記ビ
    ット・パターンを含む前記ブロックに続き、前記パターンの構成に基づいて音声
    またはデータのいずれかとして解釈されるべきディジタル情報の後続ブロック数
    の指示を含む、セルラ無線通信システム内で音声とデータを切換送信するための
    前記システム。
  43. 【請求項43】 請求項39記載のセルラ無線通信システム内で音声とデー
    タを切換送信するためのシステムにおいて、ネットワーク内に接続されたサービ
    ス・ノードを含む前記第2ノードが、前記ディジタル移動体局に使用者サービス
    を提供するためのアプリケーションを作動させているサーバである、セルラ無線
    通信システム内で音声とデータを切換送信するための前記システム。
  44. 【請求項44】 ネットワークに接続されたデータ・シンクと音声シンクの
    両方を含む第1ノードを含み、前記第1ノードはデータまたは音声パラメータの
    いずれかを含む信号を前記ネットワークから選択的に受信するようにした、ディ
    ジタル電気通信システム内で音声とデータを切換送信するためのシステムであっ
    て、 前記ネットワークに接続され前記ネットワークを通して前記第1ノードとデー
    タ通信をするためのデータ源を含む第2ノードを具備するための手段と、 前記ネットワークに接続され前記ネットワークを通して前記第1ノードと音声
    通信をするための音声源を含む第3ノードを具備するための手段と、 前記第1ノードと前記第2および第3ノードの両方との間でスイッチを通して
    通信接続を確立するための手段と、 前記第3ノードの音声源からの音声を音声パラメータに翻訳するための手段と
    、 前記スイッチ内にTX切換器を具備し、前記第3ノードからの前記音声パラメ
    ータまたは前記第2ノードからの前記データのいずれかを交互に選択し、前記選
    択されたディジタル情報を前記第1ノードへ個別ブロックの中で送信するための
    手段と、 第1インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの1つの中で、前記スイッチ内の前記TX切換器から前記第1ノード
    に送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックに含まれる
    ディジタル情報が音声パラメータを表すことを指示するための手段と、 第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報の前記個
    別ブロックの後続の1つの中で、前記スイッチ内の前記TX切換器から前記第2
    ノードに送信し、そのブロックの残り部分とディジタル情報の後続ブロックに含
    まれるディジタル情報がデータを表すことを指示するための手段と、 前記第1ノード内のRX切換器で受信されたディジタル情報を最後に受信され
    た前記第1または第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンに基づいて
    解釈し、音声またはデータのいずれかを表す前記ディジタル情報を前記音声シン
    クまたは前記データ・シンクで適切に切り替え受信する事を可能とする手段とを
    含む、セルラ無線通信システム内で音声とデータを切換送信するための前記シス
    テム。
  45. 【請求項45】 請求項44記載のシステムにおいて、前記第3ノードの前
    記音声源からの前記音声が、最初はPCM符号化され続いて前記スイッチ内で音
    声パラメータに翻訳される、前記システム。
  46. 【請求項46】 請求項44記載のシステムにおいて、前記第2ノード内の
    前記データ源からのディジタル情報が、前記TX切換器で選択される前に最初バ
    ッファ内に格納される、前記システム。
  47. 【請求項47】 請求項46記載のシステムにおいて、前記バッファに格納
    される前記ディジタル情報が前記第1ノードに宛てられた電子メールを含む、前
    記システム。
  48. 【請求項48】 請求項47記載のシステムにおいて、前記バッファ内の前
    記電子メールが、前記第1ノードが前記スイッチを通して前記第3ノードから呼
    び出されるかまたは呼び出す時間の間のみバックグラウンド・データとして配信
    される、前記システム。
  49. 【請求項49】 請求項44記載のシステムにおいて、前記第1ノードが前
    記ネットワークに無線空気インタフェースを通して接続されている、前記システ
    ム。
  50. 【請求項50】 請求項44記載のシステムにおいて、前記第2ノードがそ
    の中に電子メール・メッセージが格納されているサービス・ノードである、前記
    システム。
  51. 【請求項51】 第1ノードは音声パラメータを含むディジタル情報のブロ
    ックを第2ノードへネットワークを通して送信するための音声源と、データを含
    むディジタル情報を前記第2ノードへ前記ネットワークを通して送信するための
    データ源とを含み、前記第2ノードは前記第1ノードから送信された音声パラメ
    ータを含むディジタル情報の前記ブロックを受信するための音声シンクと、前記
    第1ノードから送信されたデータを含むディジタル情報の前記ブロックを受信す
    るためのデータ・シンクとを含む、ディジタル電気通信システム内で前記第1ノ
    ードから前記第2ノードへ音声およびデータを切換送信するためのシステムであ
    って、 TX切換器を前記第1ノード内に、またRX切換器を前記第2ノード内に具備
    するための手段と、 前記第1ノード内の前記TX切換器から前記第2ノードへ、第1インバンド・
    シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報のブロック内で送信し、その
    ブロックの残り部分とディジタル情報の各々の後続ブロックに含まれるディジタ
    ル情報がデータを表すことを指示するための手段と、 前記第1ノード内の前記TX切換器から前記第2ノードへ、第2インバンド・
    シグナリング・ビット・パターンをディジタル情報のブロック内で送信し、その
    ブロックの残り部分とディジタル情報の各々の後続ブロックに含まれるディジタ
    ル情報が音声パラメータを表すことを指示するための手段と、 ディジタル情報の後続ブロックを前記第2ノードで受信するための手段と、 前記第2ノード内の前記RX切換器で前記第1インバンド・シグナリング・ビ
    ット・パターンまたは前記第2インバンド・シグナリング・ビット・パターンが
    前記受信された情報のブロック内に存在するかを検出し、受信された情報のブロ
    ックを最後に受信された1つまたはもう1つの前記インバンド・シグナリング・
    ビット・パターンに従って、データまたは音声パラメータのいずれかとして交互
    に解釈するための手段と、 音声パラメータを含む情報のブロックを前記音声シンクに引き渡して処理し、
    またデータを含む情報のブロックを前記データ・シンクに引き渡して処理し、前
    記第1ノードから前記第2ノードへの音声およびデータの単一通信チャンネル上
    での切換送信を可能とする手段とを含む、前記システム。
  52. 【請求項52】 請求項51記載の電気通信システム内で音声およびデータ
    を切換送信するためのシステムにおいて、前記第1ノード内の前記音声源が音声
    符号化器を含み、前記第2ノード内の前記音声シンクが音声復号器を含み、前記
    システムが更に 前記音声符号化器と復号器を前記第1および第2ノード内で選択的にバイパス
    し、ディジタル情報の個別ブロックが、標準音声パラメータのサイズおよびデー
    タ速度で前記ネットワークを通して前記第1ノードから前記第2ノードへタンデ
    ム・フリー操作に基づいて透過的に通過出来るようにする手段を含む、電気通信
    システム内で音声およびデータを切換送信するための前記システム。
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