JPH11503582A - スピーチのタンデムコード化を防止するトランスコーダ - Google Patents

スピーチのタンデムコード化を防止するトランスコーダ

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JPH11503582A
JPH11503582A JP8530745A JP53074596A JPH11503582A JP H11503582 A JPH11503582 A JP H11503582A JP 8530745 A JP8530745 A JP 8530745A JP 53074596 A JP53074596 A JP 53074596A JP H11503582 A JPH11503582 A JP H11503582A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、無線経路の送信レートを減少するスピーチコード化方法を使用した移動通信システム内で移動対移動(MS1,MS2)通話のスピーチのタンデムコード化を防止する手段を有するトランスコーダ(TRCU1,TRCU2)に係る。このトランスコーダ(TRCU1,TRCU2)は、移動ステーションへ送信するためにスピーチ信号をスピーチパラメータにエンコードすると共に、移動ステーションから受け取ったスピーチパラメータを上記スピーチコード化方法に基づいてスピーチ信号にデコードするスピーチコーダ(52,73)と、PCMスピーチサンプルの形態でアップリンクスピーチ信号をPCMインターフェイスへ送信しそしてそこからダウンリンクスピーチ信号を受信するためのPCMコーダ(54,72)とを備えている。通常の動作に加えて、上記トランスコーダは、スピーチパラメータを、PCMインターフェイスを経て、PCMスピーチサンプルの最下位ビットで形成されたサブチャンネルにおいて送信及び受信する。従って、タンデムコード化を防止できると同時に標準的なPCMインターフェイス及びそれに関連した信号及びサービスを維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 スピーチのタンデムコード化を防止するトランスコーダ発明の分野 本発明は、無線経路の送信レートを減少するスピーチコード化方法を使用する 移動通信システム内で移動対移動通話のスピーチのタンデムコード化を防止する 手段と、移動ステーションへ送信されるべきスピーチ信号をスピーチパラメータ にエンコードすると共に、移動ステーションから受け取ったスピーチパラメータ を上記スピーチコード化方法に基づいてスピーチ信号にデコードするスピーチコ ーダと、PCMスピーチサンプルの形態でアップリンクスピーチ信号をPCMイ ンターフェイスへ送信しそしてそこからダウンリンクスピーチ信号を受信するた めのPCMコーダとを備えたトランスコーダに係る。先行技術の説明 近年、完全にデジタルのスピーチ及びデータ送信のためのデジタル移動通信シ ステムが導入されている。移動通信ネットワークに関する限り、最も制限のある リソースは、移動ステーションとベースステーションとの間の無線経路である。 無線経路における無線接続の所要帯域巾を減少するために、電話ネットワークに 通常使用される64kビット/sの送信レートではなく、例えば、16又は8k ビット/sの低い送信レートを与えるスピーチエンコード方法がスピーチ送信に 使用される。スピーチエンコード動作の場合には、移動ステーション及び固定ネ ットワーク端の両方がスピーチエンコーダ及びスピーチデコーダを有していなけ ればならない。ネットワーク側では、スピーチコード化機能が多数の別々の場所 に配置され、例えば、ベースステーション又は移動サービス交換センターに配置 される。スピーチエンコーダ及びデコーダは、ベースステーションから離れて、 いわゆる遠隔トランスコーダユニットにしばしば配置される。後者の場合には、 スピーチエンコードパラメータが特定のフレームにおいてベースステーションと トランスコーダユニットとの間に送信される。 各移動発信又は移動着信スピーチ通話においては、ネットワーク側のスピーチ 接続部にトランスコーダが接続される。トランスコーダは、移動発信のスピーチ 信号(アップリンク方向)をデコードし、そして移動着信のスピーチ信号(ダウ ン リンク方向)をエンコードする。この形式の構成は、スピーチ当事者の一方が移 動ステーションでそしてその他方が例えば公衆交換電話ネットワーク(PSTN )の加入者である限りは、問題を生じない。 2つの移動ステーションの間で通話が行われる(移動対移動通話、MMC)の 場合には、移動通信ネットワークの動作は、発呼側移動ステーションと移動サー ビス交換センターとの間の接続にトランスコーダを含み、そして対応的に、被呼 側移動加入者と(同じ又は別の)移動サービス交換センターとの間に第2のトラ ンスコーダを含む。これらのトランスコーダは、通常の通話交換の結果として、 移動サービス交換センター(1つ又は複数)によって相互接続される。換言すれ ば、各MMC通話ごとに、2つのトランスコーダユニットが直列に接続され、そ してスピーチエンコード及びデコード動作が通話に対して2回実行される。これ は、タンデムコード化として知られている。このタンデムコード化は、余計なス ピーチエンコード及びデコード動作によりスピーチの質を低下させるので、移動 通信ネットワークにおいて問題を生じる。これまでのところ、MMC通話が比較 的少数であるために、タンデムコード化が大きな問題にはなっていない。しかし ながら、移動ステーションの数が増加するにつれて、MMC通話の数も益々増加 するであろう。発明の要旨 本発明の目的は、タンデムコード化を防止し、ひいては、移動対移動通話にお けるスピーチの質を改善することである。 この目的は、上記スピーチパラメータを、上記PCMスピーチサンプルと同時 に、上記PCMスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビットで形成されたサブチ ャンネルにおいて送信及び受信するための手段を備えたことを特徴とする本発明 のトランスコーダによって達成される。 又、本発明は、移動対移動通話におけるスピーチのタンデムコード化を防止す る方法であって、送信レートを減少しそしてスピーチパラメータを与えるスピー チコード化方法によりスピーチ信号をエンコードし、スピーチパラメータを無線 インターフェイスを経て移動通信ネットワークの第1トランスコーダへ送信し、 上記スピーチコード化方法によりスピーチパラメータをデコードして上記スピー チ信号を回復し、そして上記スピーチ信号を第1トランスコーダから第2トラン スコーダへPCMスピーチサンプルとして送信するという段階を備えた方法にも 係る。本発明の方法は、更に、無線インターフェイスを経て受け取った上記スピ ーチパラメータを、上記PCMスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビットで形 成されたサブチャンネルにおいて上記PCMスピーチサンプルと同時に第1トラ ンスコーダから第2トランスコーダへ送信することを特徴とする。 更に、本発明は、移動通信システムにおけるスピーチのタンデムコード化を防 止する構成体であって、移動ステーション及び移動通信ネットワークが、スピー チコードレートのスピーチコード化パラメータの形態で無線経路を経てスピーチ 信号を送信するためのスピーチコーダを備え、移動対移動通話が、移動通信ネッ トワークにおいて、2つのスピーチコーダのタンデム接続を含み、このタンデム 接続においてスピーチコーダ間に通常のPCMインターフェイスが存在するよう な構成体において、移動通信ネットワークのスピーチコーダでデコード動作又は エンコード動作を行わずに、移動ステーションのスピーチコーダにより与えられ たスピーチコード化パラメータを移動通信ネットワークを経て送信するために、 PCMインターフェイスにおけるPCMスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビ ットによって形成されるサブチャンネルを備えたことを特徴とする構成体にも係 る。 本発明の好ましい実施形態では、移動通信ネットワークの通常の手順に基づい てMMC通話を確立することができ、従って、接続は2つのトランスコーダをタ ンデム構成で有する。トランスコーダと移動ステーションとの間に転送されるス ピーチは、送信レートを減少するスピーチコード化方法によりコード化される。 両トランスコーダは、一方のトランスコーダにおいてスピーチを通常のデジタル パルスコード変調(PCM)スピーチサンプルにデコードし、これらスピーチサ ンプルを第2のトランスコーダへ送ってそこで上記スピーチコード化方法により エンコードすることにより、スピーチに対する通常のトランスコード動作を実行 する。PCMスピーチサンプルの1つ又は2つの最下位ビットで形成されたサブ チャンネルにおいて、移動ステーションから受け取られた上記スピーチコード化 方法に基づくスピーチ情報、即ちスピーチパラメータが同時に転送され、これに ついては、タンデム接続されたトランスコーダのいずれにおいてもトランスコー ド動作(エンコード及びデコード動作)が行われない。受信側のトランスコーダ は、主として、このスピーチコード化方法に基づくスピーチ情報を、無線インタ ーフェイスを経て受信側の移動ステーションへ送信すべきものとして選択する。 従って、スピーチコード化は、主として、移動ステーションのみにおいて実行さ れ、コード化されたスピーチ情報、即ちスピーチパラメータは、タンデムコード 化を伴わずに移動通信ネットワークを通過し、これにより、スピーチの質が改善 される。受信側のトランスコーダが、PCMスピーチサンプルの最下位ビットに コード化スピーチ情報を見出せない場合には、無線インターフェイスを経て送信 されるべきスピーチ情報がPCMスピーチサンプルから通常の仕方でエンコード される。PCMスピーチサンプルの1つ又は2つの最下位ビットを本発明による サブチャンネルとして使用する場合は、PCM接続のスピーチの質が僅かに低下 するだけであり、その作用は、低いビットレートのスピーチコード化によるスピ ーチの質の必然的な低下によって軽減される。 タンデムコード化を回避することのみを目的とする解決策は、トラフィックチ ャンネル以外での信号送信を必要とし、これは、種々のネットワーク要素の変更 とは別に、例えば、種々の種類の補足的なサービスの結果として多数の他の問題 を引き起こす。このような補足的なサービスは、通話の転送や、例えば、移動サ ービス交換センターにより発呼者へ音楽を発生することのできる通話の保留や、 多数の加入者に対するサービス(会議通話)等を含む。例えば、センターからの アナウンスメントや音楽は、トランスコーダ間にスピーチエンコード情報のみが 転送される場合には加入者に到達しない。本発明のタンデム接続トランスコーダ 間には通常のPCMインターフェイスが存在するので、このインターフェイス及 び補足的サービスに関連した全ての標準的な信号を維持し、そして上記の問題を 回避することができる。本発明の実施においては、トランスコーダのみを変更す ればよい。これらの変更は、標準化される必要がなく、互換性の問題を生じるこ となく製造者独自で実施することができる。本発明は、移動ステーションが同じ 移動サービス交換センターのサービスエリア内にあるかどうかに関わりなく全て のMMC通話に適用することができる。唯一必須とされることは、トランスコー ダ間のデジタルの端/端接続であるが、このような接続が欠落しても、付加的な 問題を生じることがなく、本発明による「サブチャンネル」が単に切断するだけ であり、これは、通常のタンデムコード化通話の状態に対応する。 移動通信システムでは、トランスコーダが多数の別々の位置に配置され、例え ば、ベースステーションに又はベースステーションから離れたところに配置され る。後者の場合には、トランスコーダは、リモートトランスコーダと称され、ス ピーチエンコード情報は、移動通信ネットワークにおいてベースステーションと リモートトランスコーダとの間で特定のフレームで転送され、このフレームは、 同期及び制御情報も含む。このようにすることにより、僅かな変更のみで、トラ ンスコーダがスピーチエンコード動作もデコード動作も行わずに、ベースステー ションから受け取ったフレームを2つのタンデム接続トランスコーダ間の「サブ チャンネル」を経て別のベースステーションへ送ることにより、MMC通話にお いてタンデムコード化を回避することができる。受信側トランスコーダは、PC Mスピーチサンプルの1つ又は2つの最下位ビットの同期を連続的にサーチし、 そしてPCMサンプルを同時にエンコードする。同期が見つかった場合には、受 信側トランスコーダは、サブチャンネルから受け取ったフレームをベースステー ションへ転送する。同期が存在しないか、又は失われた場合には、受信側トラン スコーダは、通常のPCMサンプルからエンコードされてフレームにパックされ たスピーチエンコード情報をベースステーションに送信する。従って、トランス コーダは、通話がMMC通話であること及びタンデム防止モードが必要であるこ とを知る必要がない。しかしながら、このような情報は、ベースステーションか ら送られたフレームを、そのフレームがMMC通話に関連しているという情報と 共にトランスコーダへ送ることにより(アップリンクフレーム)、トランスコー ダに与えられる。従って、各フレームの取り扱いに関する判断は、特定のフレー ムの情報に基づく。更に、フレームの取り扱いは、それらに含まれた制御情報に 基づいて異なる。特殊な取り扱いの例として、不良フレームの取り扱い及び不連 続送信(DTX)が挙げられる。 トランスコーダがベースステーションに配置された場合の1つの解決策は、無 線インターフェイスから受け取ったスピーチコード化情報をフレームに変換し、 これらフレームを、例えばリモートトランスジューサの場合と同じ原理をたどる ことにより、本発明の「サブチャンネル」を経て第2のベースステーションへ転 送することである。図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照し、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 図1は、本発明による移動通信システムを示す図である。 図2は、GSM推奨勧告8.60に基づくTRAUスピーチフレームを示す図 である。 図3及び4は、TXDTX及びRXDTXハンドラーのブロック図である。好ましい実施形態の詳細な説明 本発明は、送信レートを減少するデジタルスピーチ送信及びスピーチエンコー ド技術を用いたいかなる移動通信システムにも適用できる。 一例として、移動通信システムの世界的な標準となりつつあるヨーロピアンデ ジタルセルラー移動通信システムGSM(移動通信用のグローバルなシステム) が挙げられる。GSMシステムの基本的な要素は、GSM推奨勧告に規定されて いる。GSMシステムの詳細な説明については、GSM推奨勧告及び「移動通信 用のGSMシステム(The GSM System for Mobile Communications)」、M.モー リ及びM.ポーテット著、パライゼウ、フランス、1992年、ISBN:2− 9507190−0−7を参照されたい。 GSMシステム及びその変形、即ち1800MHzの周波数レンジで動作する DCS1800(デジタルコミュニケーションシステム)は、本発明の主たる目 標であるが、本発明は、これらの無線システムに限定されるものではない。 図1は、GSMシステムの基本的な要素を簡単に示している。移動サービス交 換センターMSCは、入呼び及び出呼びの接続を処理する。これは、公衆交換電 話ネットワーク(PSTN)の交換機と同様の機能を果たす。これに加えて、加 入者位置管理のような移動通信のみの特徴である機能も実行する。移動ステーシ ョンMSは、ベースステーションシステムによりセンターMSCに接続される。 ベースステーションシステムは、ベースステーションコントローラBSC及びベ ースステーションBTSで構成される。1つのベースステーションコントローラ BSCが多数のベースステーションBTSを制御するのに使用される。 GSMシステムは、完全にデジタルであり、スピーチ及びデータ送信も完全に デジタルで実行され、これは、スピーチの質を均一なものにする。スピーチ送信 に使用される現在のスピーチエンコード方法は、RPE−LTP(規則的パルス 励起−長時間予想)であり、これは、短時間及び長時間の両方の予想を使用して いる。コード化によりLAR、RPE及びLTPパラメータが発生され、これら は、実際のスピーチに代わって送られる。スピーチの送信は、GSM推奨勧告の 第6章に規定され、特に、スピーチのエンコード動作は、推奨勧告06.10に 規定されている。近い将来、半レート方法のような他のコード化方法も使用され るであろうが、本発明は、これにも使用することができる。本発明は、実際に、 スピーチエンコード方法に関連したものでなく、それとは独立しているので、ス ピーチコード化方法については、ここでは詳細に説明しない。 当然ながら、移動ステーションは、スピーチコード化のためにスピーチコーダ 及びデコーダを有していなければならない。移動ステーションの実施は、本発明 にとって重要でもないし、又、例外的なものでもないので、これも、ここでは、 詳細に説明しない。 1.トランスコーダ及びTRAUフレーム ネットワーク側においては、スピーチコード化及びレート適応に関連した種々 の機能がトランスコーダユニットTRCU(トランスコーダ/レートアダプタユ ニット)に集中される。TRCUは、製造者が行う選択に基づいてシステムの別 々の多数の位置に配置される。トランスコーダユニットのインターフェイスは、 移動サービス交換センタ−MSCに向かう64kビット/sのPCM(パルスコ ード変調)インターフェイス(Aインターフェイス)と、ベースステーションB TSに向かう16又は8kビット/sのGSMインターフェイスとを含む。これ らインターフェイスに関連して、GSM推奨勧告では「アップリンク」及び「ダ ウンリンク」という用語も使用され、アップリンクは、ベースステーションBT Sから移動サービス交換センターMSCへの方向であり、一方、ダウンリンクは 逆の方向である。 TRCUがベースステーションBTSから離れて配置される場合には、情報が ベースステーションとトランスコーダ/レートアダプタユニットTRCUとの間 でいわゆるTRAUフレームにおいて送信される。TRAUフレームは、推奨勧 告08.60に基づく320ビットと、推奨勧告08.61に基づく160ビッ トとを含む。現在では、それらの情報内容に基づいて定義された4つの異なるフ レーム形式がある。それらは、スピーチと、動作/保守と、データと、いわゆる アイドルスピーチフレームである。 通常、トランスコーダユニットTRCUは、移動サービス交換センターMSC に配置されるが、ベースステーションコントローラBSC又はベースステーショ ンBTSの一部分であってもよい。ベースステーションBTSから離れて配置さ れたトランスコーダユニットは、効率的なデコード動作のために無線インターフ ェイスを経て情報を受信しなければならない。トランスコーダのこのような制御 及び同期のために、ベースステーションとトランスコーダユニットとの間の16 kビット/sのチャンネルに特殊な種類のインバンド信号が使用される。このチ ャンネルは、スピーチ及びデータ送信にも使用される。トランスコーダユニット のこのような遠隔制御は、GSM推奨勧告08.60及び08.61に記載され ている。以下、推奨勧告08.60に基づくシステムのみを取り扱うが、ここに 述べる方法は、推奨勧告08.61に基づくシステムにも容易に適用できる。 同期を得るために、各フレームの第1の2つのオクテットは、16個の同期ビ ットを含む。更に、フレームを構成する16ビットワード(2オクテット)の第 1ビットは、同期チェックビットである。実際のスピーチ、データ又は動作/保 守情報を含むビットに加えて、各フレームは、フレーム形式の情報及び変化する 量の他のフレーム形式特有の情報が搬送される制御ビットを備えている。更に、 例えば、スピーチ及びアイドルフレームの最後の4つのビットT1−T4は、上 記の時間整列のために指定される。 図2は、21個の制御ビットC1−C21を有するTRAUスピーチフレーム を示しており、更に、フレームの最後の4ビットT1−T4が時間整列に指定さ れる。実際のスピーチ情報ビットは、オクテット4−38にある。実際に、スピ ーチ情報は、RPE−LTP(規則的パルス−長時間予想)スピーチエンコード 方法のLAR、RPE及びLTPパラメータで構成される。アイドルスピーチフ レームは、フレームの全てのトラフィックビットが論理「1」状態であることを 除くと、図2に示したスピーチフレームと同様である。 GSM推奨勧告08.60は、制御ビットを次のように定義する。ビットC1 −C4は、フレーム形式を決定し、即ちC1C2C3C4=1110=ダウンリ ンクスピーチフレームでありそしてC1C2C3C4=0001=アップリンク スピーチフレームである。ビットC5は、チャンネル形式を決定し、即ちC5= 0=全レートチャンネルであり、そしてC5=1=半レートチャンネルである。 ビットC6−C11は、時間整列のための制御ビットである。ビットC12−C 15は、アップリンク方向のフレーム指示子であり、そしてC16は、ダウンリ ンク方向のフレーム指示子であり、主として不連続送信に関連している。フレー ム指示子のコード化及び使用については、GSM推奨勧告08.60及び06. 31に規定されている。C12は、不良フレーム指示子BFIであって、連続的 な送信にも使用され、即ちBFI=0=良好フレームであり、そしてBFI=1 =不良フレームである。C13−C14は、SIDコード(サイレンス記述子) を確立する。C15は、時間整列ビットTAFである。C17は、不連続な送信 DTXがダウンリンクに使用される(DTX=1)か、されない(DTX=0) かを指示するダウンリンクDTXビットである。ビットC18−C21は、アッ プリンク方向のスペアビットである。C16は、ダウンリンク方向において上記 フレームがスピーチを含むかどうか指示するSPビットである。ダウンリンク方 向において、他の制御ビットは、スペアビットである。 推奨勧告08.60と共に、新たなGSM推奨勧告08.61が現在存在し、 そこでは、多数のTRAUフレーム形式も定義されるが、使用される制御ビット は、GSM推奨勧告08.60のものとは異なる。しかしながら、本発明に関連 した全ての基本的な解決策は、GSM推奨勧告08.61に基づく移動通信シス テムにおいて容易に実施することができる。 2.不連続送信DTX 不連続送信DTXとは、無線経路の送信をスピーチの休止の時間中に遮断する 方法を指す。その目的は、移動ステーションの主な問題である送信器の消費電力 を減少すると共に、システム容量に影響する無線経路の一般的なノイズレベルを 減少することである。DTXは、本発明のタンデム防止動作においてある独特の 特徴を発揮し、従って、以下の説明では、一例としてGSMシステムを使用する ことにより通常のDTXを例示する。 不連続送信は、3つの主要要素によって行われる。送信側では、音声アクティ ビティ検出VADが要求され、これは、調査中の信号がスピーチを含むか又は単 にバックグランドノイズを含むだけであるかをチェックするために使用される。 VAD機能は、GSM推奨勧告6.32に規定され、これは、基本的に信号エネ ルギー及びスペクトル変化の分析に基づく。更に、バックグランドノイズパラメ ータを計算するための機能が送信側に必要とされる。送信側から得たノイズパラ メータに基づいて、いわゆる快適ノイズが受信側に発生され、聴取者がバックグ ランドノイズを伴うスピーチと全くの無音状態との間の不快な切り換えを受けな いようにする。不連続送信の全ての要素は、主として、RPE−LTPコード化 を実施するスピーチコーデック及びその内部パラメータに基づく。 2.1 送信側の機能(トランスコーダダウンリンクDTX) 送信側における不連続送信を取り扱う機能、即ちTXDTXハンドラー(送信 DTX)が図3に示されている。これは、スピーチフレームを通信システムに連 続的に送信する。スピーチフレームは、制御ビットのSP(スピーチ)フラグで マークされ、これは、上記フレームがスピーチを含むかどうか、或いはそれが、 受信端の快適ノイズ発生に対しバックグランドノイズの情報を含むいわゆるSI D(サイレンス記述子)フレームであるかどうかを指示する。SPフラグは、音 声アクティビティ検出ユニットから得たVADフラグに基づいて決定される。V ADフラグがゼロになって、信号にスピーチが検出されないことを指示すると、 バックグランドノイズパラメータを計算するのに必要なフレーム数が通過した後 にも、SPフラグのゼロへの遷移が生じる。更に、無線システムの送信ユニット は、ゼロのSPフラグでマークされ且つノイズパラメータを含むこのフレームを 送信し、その後、無線経路の送信が不連続とされる。しかしながら、TXDTX ハンドラーは、ノイズ情報を含むフレームを無線システムへ送信し続け、無線シ ステムは、所定の時間インターバルで、それらの1つを無線経路へ送り、受信側 のノイズパラメータを更新する。スピーチが再び信号において検出されたとき、 SPが1にセットされ、連続送信が推奨される。 従って、不連続送信においては、バックグランドノイズパラメータを計算する ための機能が送信側に必要とされる。送信側の上記エンコーダは、バックグラン ドノイズを表すパラメータを発生する。通常のパラメータから、ノイズのレベル 及びスペクトルに関する情報を与えるパラメータ、即ちブロックマキシム、及び LAR係数に変換される反射係数が、バックグランドノイズを表すように選択さ れる。4つのスピーチフレームの時間周期にわたり、選択されたパラメータに対 する平均値が更に計算される。4つのブロックマキシムの1つの共通の値が4つ のスピーチブロックの時間周期にわたって計算される。これらのパラメータは、 上記のように無線経路を経て送信される。従って、スピーチパラメータの一部分 のみが送信され、幾つかのパラメータは、95個のゼロを含むSIDコードワー ドと置き換えられる。使用されない残りのパラメータは、0にコード化される。 2.2 受信側の機能(トランスコーダアップリンクDTX) 受信側の不連続送信は、対応的に、RXDTX(受信DTX)ハンドラーによ って取り扱われ、その構造が図4に示されている。これは、無線システムからフ レームを受け取り、制御ビットに得られる3つのフラグに基づいてそれらを処理 する。 BFIフラグ(不良フレーム指示子)は、当該フレームが感知し得る情報を含 むかどうか指示する。即ち、フレームが、例えば、無線経路においてベースステ ーションの無線部で再構成できない程に崩壊した場合には、そのフレームを欠陥 とマークするのにBFIフレームが使用される。不良フレーム、即ちBFIフラ グの値が1のフレームが受け取られたときには、そのフレームのスピーチパラメ ータが、デコード動作の前に、その手前のフレームのスピーチパラメータと置き 換えられる。BFIフラグでマークされた多数のフレームが受け取られた場合に は、GSM推奨勧告に基づくミューティング動作が実行される。BFIフラグの 上記取り扱いに対する唯一の例外は、アップリンクDTX状態であり、即ち有効 なSID更新フレームが受信されるが、BFI値が0の通常のスピーチフレーム がその後に受信されないという状態である。このようなアップリンクDTX状態 においては、BFIフラグをもつフレームは、快適ノイズ発生を続けなければな らないことのみを意味する。或いは又、これは、アイドルフレームを送信するこ とにより行ってもよい。 SIDフラグは、2ビットより成り、これは、無線システムにより送信された SIDフレームをフレームの特定に形成されたコードワードのエラーに基づいて 分類するのに使用される。この分類に基づき、フレームを後でいかに使用するか の判断がなされる。SIDが値2を有しそしてBFIが値0を有する場合には、 ノイズパラメータを更新するのに使用できる有効なSIDフレームとなる。 TAFフラグ(時間整列フラグ)は、当該フレームがそのサブシステム外での 信号送信に使用されたかどうかを指示するのに使用され、即ちその目的は、主と して次のSID更新がいつ予想されるかを指示することである。 ミューティングのような快適ノイズ発生に関連した動作は、上記3つのフラグ の組合せに基づき、GSM推奨勧告06.11又は06.21、06.21又は 06.22、そして06.31又は06.41に従って実行されるが、一般的に 述べると、新たな有効なSIDフレームを受け取る際に快適ノイズ発生がスター トされ又は快適ノイズが更新されると言える。 快適ノイズの発生は、対応的に、バックグランドノイズを発生するための上記 のデコーダを使用する。送信側から受け取った平均化されたパラメータは、通常 の仕方で使用され、次の更新まで不変に維持される。他のパラメータ値は、デシ メーショングリッドの位置及び13個のRPEサンプルに、各々、0−3及び1 −6の範囲内で均一に分布された整数がフレーム特有に割り当てられるようにセ ットされる。長時間残留信号の遅延パラメータaは、サブフレームにおいて、値 40、120、40、120の順に、即ち最小値及び最大値の順にセットされ、 そして長時間残留信号の利得パラメータが全てのサブフレームにおいてゼロにセ ットされる。 3.公知のMMC通話 公知の移動通信システムにおいて移動ステーションMSから通話が発信された ときには、それに関連する信号がベースステーションBTSから移動サービス交 換センターMSCへ送られ、該センターは、次いで、例えば、PSTNラインと 上記Aインターフェイスのラインとの間に接続を確立する。同時に、トランスコ ーダユニットTRCUが割り当てられそしてAインターフェイスラインに接続さ れる。移動サービス交換センターMSCは、更に、発呼側移動ステーションMS が通信するベースステーションBTSを、割り当てられたAインターフェイスラ インに接続するようにベースステーションコントローラBSCに指令する。ベー スステーションコントローラBSCは、Aインターフェイスと、発呼側MSが通 信するベースステーションBTSとの間に接続を確立する。ベースステーション BTSは、無線経路における通話の確立を独立して取り扱う。従って、移動ステ ーションMS、ベースステーションBTS、ベースステーションコントローラB SC、トランスコーダユニットTRCU、及び移動サービス交換センターMSC を直列に有する接続が確立される。従って、この接続は、コード化されたスピー チをMS−TRCU間に、そしてTRAUフレームをBTS−TRCU間に送信 するのに使用される。 公知の移動通信システムが2つの移動ステーションMS間のMMC(移動対移 動通話)を取り扱う場合には、発呼側移動ステーションに関する限り上記と同様 に通話接続が行われるが、ここでは、移動サービス交換センターが、発呼側MS に割り当てられたAインターフェイスラインと、被呼側MSに割り当てられたA インターフェイスラインとの間に接続を確立する。被呼側MSのAインターフェ イスラインは、第2のトランスコーダユニットに接続される。上記第2のトラン スコーダユニットから被呼側移動ステーションMSのベースステーションへ接続 が確立される。換言すれば、各MMC通話ごとに、2つのトランスコーダユニッ トが直列に接続され、そして通話が2回エンコード及びデコードされる。これは タンデムコード化として知られており、余分なエンコード及びデコード動作によ りスピーチの質を悪化させる。 4.本発明によるMMC通話 本発明においては、MMC通話を移動通信ネットワークの通常の手順に基づい て接続することができ、接続は、タンデム構成の2つのトランスコーダTRCU を備えている。MMC通話において、ベースステーションBTSから受け取った フレームを、僅かな変更で、上記2つのタンデムコード化トランスコーダTRC Uを経て、これらトランスコーダがスピーチのエンコードもデコードも行 わずに第2のベースステーションBTSへ送信することにより、タンデムコード 化を回避することができる。その結果、スピーチコード化は、移動ステーション MSにおいて行われるだけで、スピーチパラメータは、移動通信ネットワークを 経て単に前進されるだけであり、これは、従来のタンデムコード化に比してスピ ーチの質を著しく改善する。 トランスコーダは、全レート及び半レートのような多数の異なるコード化形式 を実施することができ、そして各コード化形式ごとに本発明によるタンデム防止 モードを含む。或いは又、異なる形式を表すトランスコーダTRCUをプールに おいてグループ編成し、そこから通話ごとに適当なトランスコーダを選択するこ とができる。 Abisインターフェイスは、上記信号手順へのある追加を除くと同一に維持 される。AbisインターフェイスのTRAUフレームにおいては、本発明の主 たる実施形態への唯一の追加は、以下に述べるように、アップリンクにおいては タンデム防止モードの指示であり、そしてダウンリンクにおいてはAインターフ ェイスの同期欠如又は同期エラーを通知することである。 以下、1つの移動サービス交換センターMSC内でMMC通話のタンデムコー ド化を防止するための本発明の好ましい実施形態による構成を説明する。明瞭化 のために、アップリンク転送BTS−TRCUと、トランスコーダ間の転送TR CU−TRCUと、ダウンリンク転送TRCU−BTSの3つの部分について説 明する。 最初に、図1において、ベースステーションBTS1のカバーエリア内に移動 ステーションMS1があって、この移動ステーションMS1が、ベースステーシ ョンBTS3のカバーエリア内に位置する第2の移動ステーションMS2へのM MC通話設定を開始すると仮定する。このような場合に、移動発信通話MOCに 対する通常の通話確立がGSM推奨勧告に基づいて行われる。通話の確立は、M S1とベースステーションコントローラBSC1との間に信号を送信し、そして 加入者確証及び暗号キー交換の目的で移動サービス交換センターMSC1とビジ ター位置レジスタVLR(図示せず)との間に信号を送信することを含む。MS C1は、MS1からB加入者のディレクトリー番号を受け取り、そしてB加 入者が別の移動加入者であることに気付いたときに、GSM推奨勧告に基づきB 加入者のホーム位置レジスタHLR(図示せず)へ質問を行う。B加入者がMS C1エリア内にいるために、HLRは、MSC1にルートアドレスを与えること により応答する。従って、MSC1は、GSM推奨勧告に基づき、移動着信通話 MTCの通話確立を行い、この通話確立は、ビジター位置レジスタVLRへのデ ータベース問合せと、移動ステーションMS2のページングと、確証と、暗号キ ーの交換等を含む。 MSC1は、Aインターフェイスの専用のPCMラインを両移動ステーション MS1及びMS2に対して予約する。更に、MSC1は、トランスコーダユニッ トTRCU1をMS1に対して予約し、そしてAインターフェイスの対応するP CMラインに接続されたトランスコーダTRCU2をMS2に対して予約する。 MSC1は、接続MS1−TRCU1とMS2−TRCU2を確立すると共に、 MS1に割り当てられたAインターフェイスラインと、MS2に割り当てられた Aインターフェイスラインとの間の接続も確立する。従って、MS1とMS2と の間には、直列接続された2つのトランスコーダTRCU1及びTRCU2を有 するスピーチ接続が存在する。トランスコーダ間には、Aインターフェイス、即 ちデジタルPCM接続が存在する。 通話設定は、GSM推奨勧告に厳密に従う。しかしながら、通話設定は、MS C1がMMC通話及びタンデムコード化防止の必要性を検出したときに、それに 関する情報をベースステーションBTS1及びBTS3へ信号送信するよう変更 される。この情報片は、既存のメッセージに含ませることができる。 4.1 アップリンク転送BTS−TRCU 以下、アップリンク転送BTS1−TRCU1について説明する。アップリン ク転送BTS3−TRCU2は、全く同じ原理で行われる。GSM推奨勧告08 .60に規定されたBTS1チャンネルコーデックユニットCCUは、タンデム 防止モードの情報を受け取ると、アップリンクTRAUフレームに、それらフレ ームがMMC通話に関連したものでそれらに対してスピーチデコード動作を行う べきでないことをトランスコーダTRCU1に指示する情報を与える。この情報 は、アップリンクTRAUフレームの空き制御ビットC18−C21の1つ 又はそれらの組合せにおいて転送することができる。タンデム防止動作について は、制御ビットC1−C4が指示するところの新たなフレーム形式を決定するこ ともできる。以下の例では、タンデム防止モードは、制御ビットC21により指 示され、即ちC21=0=タンデム防止モードであり、そしてC21=1=通常 モードである。 しかしながら、本発明は、タンデム防止についての何らかの種類の情報を転送 するTRAUフレームを伴わずに実施できることに注意されたい。換言すれば、 移動サービス交換センターMSCは、通話がMMC通話であることをベースステ ーションに信号送信せず、又、TRAUフレームの制御ビット、例えば、C21 は、ベースステーションのアップリンク方向にタンデム防止の通知に使用されな い。更に、このような場合、TRCU1は、制御ビットC21をチェックせず、 以下に述べるように、制御ビット値C21=0、即ちタンデム防止モードで連続 的に動作する。しかしながら、信号及びC21制御ビットを使用する実施形態に ついて例示する。というのは、2つの実施形態のうちの複雑な方だからである。 図5は、本発明によるトランスコーダTRCU1のアップリンク方向の機能を 示すフローチャートである。ベースステーションBTS1からTRAUスピーチ フレームを受け取ると、トランスコーダTRCU1は、スピーチデコード動作を 除いて、GSM推奨勧告に規定された受信TRAUフレームのための全ての手順 (ブロック51)を実行する。ブロック51で取り扱われるTRAUフレームは スピーチデコード機能52及び補足的処理機能53へ送られる。 更に、ブロック51は、フレームの制御ビットC21の状態をチェックする。 制御ビットC21が状態1である場合には、TRCU1は、通常の動作モードで 動作し、そしてTRAUフレームをスピーチデコード機能へ転送するが、補足的 処理機能53には転送しない。このような場合に、TRCU1の動作は、完全に GSM推奨勧告に基づく。 スピーチコード化機能52は、GSM推奨勧告に基づくものであり、スピーチ コード化パラメータからデジタルスピーチ信号を発生し、この信号は、パルスコ ード変調(PCM)ブロック54に送られ、このブロックは、例えば、CCIT T推奨勧告G.711−G.716に基づくパルスコード変調(PCM)により デ ジタルスピーチ信号を64kビット/sのビットレートに変換する。64kビッ ト/sのレートのパルスコード変調(PCM)は、スピーチ信号が125マイク ロ秒ごとにサンプリングされ、即ちサンプリングレートが8kHzであり、そし て各サンプルの振幅がA法則又はu法則コード化を用いて8ビットコードに量子 化されるように機能する。ブロック54は、PCMスピーチサンプルをAインタ ーフェイスを経てTRCU2へ送信する。 しかしながら、BTS1がTRAUフレームの制御ビットC21=0を挿入し たことがブロック51で検出された場合には、TRCU1がタンデム防止モード へ移行する。タンデム防止モードにおいては、ブロック51は、TRAUフレー ムをデコード機能52及び補足的処理機能53の両方に送信する。ブロック52 でデコードされたスピーチ信号は、PCMブロック54へ送られ、そこで、通常 の動作モードの場合と同様に、PCMスピーチサンプルにコード化される。 補足的処理ブロック53は、GSM推奨勧告08.60(又は08.61)に 基づき、PCMブロック54及びAインターフェイスを経て第2のトランスコー ダへ送信されるべきTRAUフレームを発生する。デコード動作が行われないの で、Aインターフェイスへ送られるTRAUフレームは、ベースステーションB TS1から受け取ったフレームと本質的に同じスピーチパラメータ及び制御デー タを含む。しかしながら、ブロック53は、受け取ったTRAUフレームの制御 ビットをチェックし、それらの内容に基づいて、Aインターフェイスへ送られる TRAUフレームの内容を変更する補足的機能を実行する。 不良のアップリンクTRAUフレーム、即ちBFIフラグ値1でマークされた TRAUフレームを受け取ると、ブロック53は、そのアップリンクTRAUフ レームのスピーチパラメータを手前のアップリンクTRAUフレームのスピーチ パラメータと置き換え、そしてそのTRAUフレームをAインターフェイス及び TRCU2へ送る前に、BFIフラグの値を0にセットする。BFIフラグでマ ークされた多数のアップリンクTRAUフレームが受け取られた場合には、ブロ ック53は、スピーチパラメータの値に対してGSM推奨勧告に基づくミューテ ィング手順を実行し、そして不良のTRAUフレームにおいてBFIフラグ値を 0にセットした後にそれらをAインターフェイスへ送信するが、この場合には、 デコード動作は実行されない。 唯一の例外は、アップリンクTDXの状態であり、アイドルスピーチフレーム 又はBFIフラグ値1でマークされたTRAUフレームは、ブロック53が快適 ノイズを発生し続けねばならないことだけを意味する。 ブロック53は、有効なSID更新を受け取ると、通常のアップリンクDTX 状態となるように機能し、即ち快適ノイズ発生がアクチベートされるか又は快適 ノイズがパラメータへと更新されるが、デコード動作は、この場合も、実行され ない。 簡単に述べると、GSM推奨勧告06.11又は06.21に規定された全て の動作は、デコード動作を除いて実行され、BFIフラグは、0にセットされ、 そしてアップリンクDTXは次のように取り扱われると言える。GSM推奨勧告 06.31又は06.41に基づくSIDフレームを受信すると、GSM推奨勧 告06.12又は06.22に基づく快適ノイズ発生が実行されるが、この場合 にも、デコード動作は行われず、変更されたパラメータがフレームに詰め戻され る。Aインターフェイスへ送られる全てのフラグにおいて制御ビットは不変であ る。 GSM推奨勧告08.61に基づくTRAUフレームにおいては、制御ビット は、更に、UFIフラグと、繰り返し冗長度チェック(CRC)のためのチェッ ク和を含み、これは、受け取ったTRAUフレームをAインターフェイスへ送る 前にTRAUフレームのスピーチパラメータを変更する。GSM推奨勧告08. 61に基づくTRAUフレームの場合に、トランスコーダTRCU1は、とりわ け、それに関連したパラメータを変更する必要がある場合に新たなCRCチェッ ク和を計算しなければならない。 ブロック53は、タンデム防止モードで取り扱われたTRAUフレームをPC Mブロックへ転送し、このブロックは、最下位ビット(例えば、8kビット/s のスピーチコード化)又は2つの最下位ビット(例えば、16kビット/sのス ピーチコード化)で形成された「サブチャンネル」にTRAUフレームを挿入す ることにより通常のPCMスピーチサンプルにそれらを組み込む。もっと多数の 最下位ビットを用いることもできるが、スピーチの質が更に大きく悪化する ことになる。 図6は、図2のTRAUフレームを160個の次々の8ビットPCMサンプル に挿入したものを示す。各PCMサンプルには、TRAUフレームの2ビットが PCMスピーチサンプルの2つの最下位ビットに代わって挿入される。PCMサ ンプル1−8は、同期ゼロを含み、PCMサンプル9−18は、制御ビットC1 −C15を含み、PCMサンプル19−155は、データビットを含み、そして PCMサンプル156−160は、制御ビットC16−C21及びT1−T4を 含む。PCMサンプルの6つの最上位ビットは、PCMスピーチサンプルのオリ ジナルビットである(記号Xでマークした)。 本発明の好ましい実施形態では、TRCU1が通常の状態(C21=1)であ る場合に、PCMブロック54は、TRAUフレームのビットをPCMスピーチ サンプルの2つの最下位ビットに挿入せず、即ち、Aインターフェイスに送られ るサンプルの全てのビットは、PCMサンプルのオリジナルビットである。これ は、例えば、PSTN加入者を一方の当事者としてもつ通話においてタンデム防 止が使用されないためにスピーチの質の不必要な低下をいかに回避できるかであ る。 しかしながら、TRCU1は、連続的にタンデム防止モードにあり、即ちTR AUフレームをPCMサンプルに常に挿入することができる。このような場合に は、受信端がPCMサンプルを使用すべきかTRAUフレームを使用すべきかを 判断する。ここでの効果は、本発明により必要とされる全ての変更がトランスコ ーダに集中されるので、通話がMMC通話であることを移動サービス交換センタ ーMSC及びベースステーションBTS1が知る必要がないことである。このよ うな状態では、制御ビットC21は、上記のようには使用されない。これに伴う 欠点は、PSTNへの通常の通話のスピーチの質が若干低下することである。推 奨勧告08.61に基づくフレーム及び1つの最下位ビットで形成されたサブチ ャンネルが使用される場合には、実際には、質低下に気付くことがない。 又、トランスコーダTRCU2は、アップリンク方向のトラフィックに対して 図5の送信ユニットも備えている。 4.2 トランスコーダ間の転送TRCU1−TRCU2 TRCU2は、ベースステーションBTS3から受け取ったアップリンクTR AUフレームを、トランスコーダTRCU1に関連して上記したのと同様に取り 扱い、そしてC21=0を検出すると、タンデム防止モードに入るか、又は永久 的に防止モードとなる。同様に、TRCU1は、Aインターフェイスから受け取 ったTRAUフレーム及びPCMサンプルを、TRCU2に関連して以下に述べ るように取り扱う。 GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づくTRAUフレームは、PC Mスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビットで形成されたサブチャンネルにお いてAインターフェイスを経てトランスコーダTRCU1とTRCU2との間に 転送される。更に、トランスコーダTRCU1とTRCU2との間の転送におい ては、GSM推奨勧告08.60及び08.61に基づく同期方法であって、ベ ースステーションBTS1とトランスコーダTRCU1との間に使用されるのと 同じ同期方法を使用することができる。 4.3 ダウンリンク転送TRCU2−BTS3 以下、AインターフェイスからトランスコーダTRCU2への受信と、ダウン リンク転送TRCU2−BTS3のみを説明する。Aインターフェイスからトラ ンスコーダTRCU1への受信及びダウンリンク転送TRCU1−BTS3にも 全く同じ原理を適用することができる。 図7は、本発明によるダウンリンク方向のトランスコーダTRCU2の機能を 示したフローチャートである。GSM推奨勧告08.60又は08.61によれ ば、受信側トランスコーダTRCU2の同期ブロック71は、Aインターフェイ スから受け取ったPCMサンプルのサブチャンネル、即ち1つ又は2つの最下位 ビットにおいて同期を見出すように連続的に試みる。TRAUフレームとの同期 は、フレームにおける同期0及び1により行われる。通話の始めに、同期がまだ 見つからないか、又は通話中に、同期が失われたときには、通常のPCMサンプ ルの最下位ビットにおけるランダムな同期パターンではなく、TRAUフレーム を含む8又は16kビット/sのサブチャンネルが見つかるように確保するため に、充分な数のTRAUフレームの受信が待機される。フレームとの同期は連続 的に実行され、そして分析に使用される時間周期が考えられるタイミング変化に 基づいて変更される。 分離ブロック72は、PCMスピーチサンプルをエンコードブロック73へ分 離し、そしてTRAUフレームを補足的処理ブロック74へ分離する。 全体的には、GSM推奨勧告に基づき、エンコードブロック73は、PCMス ピーチサンプルを低いレートのスピーチエンコード方法のスピーチエンコードパ ラメータにエンコードする。PCMサンプルのエンコードは、TRAUフレーム との同期が達成されるか否かに関わりなく連続的に行われる。 TRAUフレームとの同期が得られないか、又は同期の照合が待機される場合 には、PCMスピーチサンプルからエンコードされたスピーチコード化パラメー タがエンコードブロック73から処理ブロック75へ送られる。処理ブロック7 5は、TRAUフレームにスピーチコード化パラメータを挿入し、そしてトラン スコーダTRCU2に対してGSM推奨勧告に規定された全ての手順をそれらに 対して実行した後に、GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づいてフレ ームをベースステーションBTS3へ送信する。 TRAUフレームとの同期がとられた場合には、スピーチコード化パラメータ がエンコードブロック73から処理ブロック75へ送られない。むしろ、処理ブ ロック75には、Aインターフェイスから受け取ったTRAUフレームが与えら れ、このTRAUフレームは、補足的処理ブロック74で処理されている。これ らのTRAUフレームに対し、処理ブロック75は、GSM推奨勧告でトランス コーダに対して規定された全ての手順を実行し、そしてGSM推奨勧告08.6 0(又は08.61)に基づくTRAUフレームをAbisインターフェイスを 経てBTS3へ送信すべく発生する。スピーチエンコード動作が実行されないの で、送信されるべきTRAUフレームは、Aインターフェイスを経て受け取られ るTRAUフレームと本質的に同じスピーチパラメータ及び制御データを含む。 しかしながら、補足的処理ブロック74は、Aインターフェイスから受け取った TRAUフレームの制御ビットをチェックし、そしてそれらの内容に基づいて、 BTS3へ送られるTRAUフレームの内容を変更する補足的な機能を実行する ことができる。 以下、補足的処理ブロック74の補足的特徴について説明する。 TRCU2が、BTS3により送られたアップリンクTRAUフレームによる か又は何らかの他の手段により、ダウンリンクDTXオフモードにセットされた 場合には、ブロック74は、Aインターフェイスから受け取ったTRAUフレー ムを、そのフレームの形式を通常のダウンリンクスピーチフレームの形式に変更 するだけで送信する。換言すれば、GSM推奨勧告08.60に基づくフレーム においては、補足的処理ブロック74は、TRAUフレームがダウンリンクフレ ーム即ちC1C2C3C4=1110であって、SPビット及びスペアビットが 常に1であることを指示するように制御ビットC1−C4をセットする。 ダウンリンクDTXがオンにセットされる場合には、補足的処理ブロック74 は、Aインターフェイスから受け取ったTRAUフレームがそれらの制御情報に 関して通常のスピーチフレームである場合に、その形式を通常のダウンリンクス ピーチフレームの形式に変更することによってそれらのTRAUフレームを前方 に送出する。Aインターフェイスから受け取った全てのTRAUフレームであっ て、その制御ビットに基づいて、快適ノイズ発生フレームとして解釈できるフレ ーム、即ちTRCU1がアップリンクDTXの快適ノイズ発生フレームに属する と解釈されるフレームにおいては、SPフラグが0に保持され、SIDコードワ ードが不必要なスピーチパラメータにセットされ、そして不必要なパラメータの 残りが0にセットされる。通常のスピーチフレームがAインターフェイスから受 け取られた場合には、SPが再びこれらダウンリンクフレームにおいて1にセッ トされる。 トランスコーダTRCU1は、ダウンリンク方向のスピーチ情報を処理するた めの図7に基づく受信ユニットも備えている。 又、上記トランスコーダTRCU2のダウンリンク補足処理ブロック74がB TS1から受け取ったフレームに対する全ての変更(即ち、TRCU1のアップ リンク捕足処理ブロック53について上記した機能)を実行し、そしてTRCU 1のダウンリンク補足処理ブロック74がBTS2から受け取ったTRAUフレ ームに対する全ての変更(即ち、TRCU2のアップリンク補足処理ブロック5 3について決定された全ての機能)を実行するようにトランスコー ダTRCU1及びTRCU2の機能を移し替えて、機能の位置に関して若干異な る構成を得ることもできる。このような場合に、TRCU1は、アップリンクフ レームをTRCU2へ送り、そしてTRCU2は、対応的にTRCU1へ送る。 上記例は、1つの移動サービス交換センターMSC1のエリア内のMMC通話 を説明している。本発明は、異なる移動サービス交換センターに位置する移動ス テーションMSとのMMC通話にも適用できる。 図1に示すシステムにおいて、ベースステーションBTS1及び移動サービス 交換センターMSC1のエリア内に位置するMSC1が、ベースステーションB TS4及び移動サービス交換センターMSC2のエリア内に位置する移動ステー ションMS3へ通話を発すると仮定する。MMC通話の開始は、上記例と同様に 進むが、ここでは、ホーム位置レジスタHLRが移動サービス交換センターMS C2のアドレスを移動サービス交換センターMSC1へ返送する。MSC1は、 通話をMSC2へルート指定し、通話がMMC通話であるという情報を信号に含 ませる。MSC1は、前記例の場合と同様に、トランスコーダTRCU1の割り 当て及び移動ステーションMS1の方向への通話の確立を実行する。次いで、M SC2は、上記例においてMSC1がトランスコーダTRCU2の割り当て及び 移動ステーションMS2への通話確立を実行したのと同様に、トランスコーダT RCU3を割り当て、そして移動ステーションMS3への通話確立を実行する。 移動サービス交換センターMSC1とMSC2との間に接続が確立され、そして トランスコーダTRCU1及びTRCU2が直列に接続される。これに続いて、 BTS−TRCU間のTRAUフレームアップリンク転送、TRCU−BTS間 のダウンリンク転送、及びトランスコーダ間の転送が上記例の場合と同様に実行 される。 添付図面及びそれを参照した以上の説明は、本発明を単に例示するものに過ぎ ない。しかしながら、請求の範囲から逸脱せずに本発明の上記実施形態に種々の 変更がなされ得ることが理解されよう。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年6月30日 【補正内容】請求の範囲 1.無線経路の送信レートを減少するスピーチコード化方法を用いる移動通信シ ステム内で移動対移動(MS1,MS2)通話のスピーチのタンデムコード化を防止する 手段を備え、更に、移動ステーションへ送信されるべきスピーチ信号をスピーチ パラメータにエンコードすると共に、移動ステーションから受け取ったスピーチ パラメータを上記スピーチコード化方法に基づいてスピーチ信号にデコードする スピーチコーダ(52,73)と、PCMスピーチサンプルの形態でアップリンクスピ ーチ信号をPCMインターフェイスへ送信しそしてそこからダウンリンクスピー チ信号を受信するためのPCMコーダ(54,72)とを備えたトランスコーダにおい て、 上記スピーチパラメータを、上記PCMスピーチサンプルと同時に、上記P CMスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビットで形成されたサブチャンネルに おいて送信(53,54)及び受信(71,72,74)するための手段を備えたことを特徴とす るトランスコーダ。 2.上記スピーチパラメータは、上記サブチャンネルを経てスピーチフレームに おいて送信され、上記スピーチフレームは、制御及び同期情報も搬送し、 サブチャンネルから受け取ったフレームは、ダウンリンクフレームであり、 サブチャンネルへ送られるべきフレームは、アップリンクフレームである請求項 1に記載のトランスコーダ。 3.上記トランスコーダは、移動ステーションから受け取ったスピーチパラメー タを、PCMスピーチフレームにデコードされたもの及びデコードされないスピ ーチパラメータの両方として上記サブチャンネルにおいて送信するように構成さ れる請求項1に記載のトランスコーダ。 4.上記トランスコーダは、上記サブチャンネルからのフレームにおいて受け取 ったスピーチパラメータを、エンコードしないがおそらくはアップリンクフレー ムの制御情報に基づいて変更して、移動ステーションへ送信するように構成され 、 上記エンコーダは、PCMスピーチサンプルをスピーチパラメータに連続的 にエンコードするように構成され、そして 上記トランスコーダは、上記サブチャンネルからスピーチパラメータを適切 に受け取らない場合には、PCMスピーチサンプルからエンコードされたスピー チパラメータを移動ステーションへ送信するように構成される請求項2又は3に 記載のトランスコーダ。 5.上記トランスコーダは、サブチャンネルから受け取った同期情報に同期され るように構成され、そして上記トランスコーダは、サブチャンネルから受け取っ たフレームにおいてフレーム同期を連続的にサーチし、そして同期が見つかった 場合にフレームを適切に受信したと確認するように構成された請求項4に記載の トランスコーダ。 6.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づくTRA Uフレームである請求項2、3、4又は5に記載のトランスコーダ。 7.上記トランスコーダは、ベースステーションから離れて位置されたリモート トランスコーダであり、該リモートトランスコーダは、上記サブチャンネルに使 用されたフレームと実質的に同様のフレームを用いることによりベースステーシ ョンと通信するように構成され、そしてトランスコーダ間の上記同期は、ベース ステーションとトランスコーダとの間の同期と実質的に同様である請求項2、3 、4、5又は6に記載のトランスコーダ。 8.不良のアップリンクフレームは、不良フレーム指示子を含み、 上記トランスコーダは、ベースステーションから受け取ったアップリンクフ レームに不良フレーム指示子が発生するのに応答して、手前のフレームのスピー チエンコード情報を、送信されるべきフレームに挿入し、そして不良フレーム指 示子を除去する請求項7に記載のトランスコーダ。 9.上記トランスコーダは、ベースステーションから受け取った多数の次々のア ップリンクフレームにおける不良フレーム指示子の発生に応答して、スピーチエ ンコード情報に対し、それらをフレームにパックして送出する前にデコードを除 く所定のミューティング動作を実行し、そして不良フレーム指示子を除去する請 求項7に記載のトランスコーダ。 10.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づくTRA Uフレームであり、そして 上記ミューティング動作は、GSM推奨勧告06.11又は08.21に対 応するが、デコードは伴わない請求項9に記載のトランスコーダ。 11.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づくTRA Uフレームであり、そして 快適ノイズ発生に関連したミューティングのような全ての動作は、GSM推 奨勧告06.11、06.21、06.12、06.22、06.31及び06 .41のいずれかに規定されたように行われる請求項7に記載のトランスコーダ 。 12.上記トランスコーダは、アップリンク方向における不連続送信の間に、GS M推奨勧告06.31又は06.41に基づく有効なSIDフレームであるTR AUフレームの受信に応答して、デコード動作を伴わないGSM推奨勧告06. 12又は06.22に基づく快適ノイズ更新及び発生を実行する請求項7に記載 のトランスコーダ。 13.上記トランスコーダは、アップリンク方向における不連続送信の間に、不良 フレーム又はアイドルスピーチフレームを指示するBFIビット値1でマークさ れたフレームを受信するのに応答して、デコード動作を伴わないGSM推奨勧告 06.12又は06.22に基づく快適ノイズの発生を継続する請求項7に記載 のトランスコーダ。 14.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、そして 上記トランスコーダは、通常のスピーチフレームであるTRAUフレームを PCMインターフェイスから受信するのに応答して、フレームの形式を通常のダ ウンリンクスピーチフレームに変更し、そしてフレームをベースステーションへ 送出する請求項1、2、3、4又は5に記載のトランスコーダ。 15.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、そして 上記トランスコーダは、通常のスピーチフレームであるTRAUフレームを Aインターフェイスから受信するのに応答して、フレームの形式を通常のダウン リンクスピーチフレームに変更し、SPビット及びスペアビットを1にセッ トする請求項7に記載のトランスコーダ。 16.上記トランスコーダは、アップリンク方向の不連続送信中に、Aインターフ ェイスから、推奨勧告06.31又は06.41に基づく快適ノイズ更新又は発 生のためのフレームとして解釈できるTRAUフレームを受信するのに応答して 、SPビット値が0で、SIDコードワードが未使用のスピーチパラメータにセ ットされそして未使用のパラメータの残りが値0であるフレームに対して、フレ ームのダウンリンク方向を変更する請求項13に記載のトランスコーダ。 17.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、ベースステーションのアップリンクフレームは、移動対移 動通話にスピーチエンコードディスエイブル指示子を含み、そしてこのスピーチ エンコードディスエイブル指示子は、フレーム形式フィールドにおける新たなT RAUフレーム形式、又は空き制御ビットのTRAUフレーム或いはその組合せ をGSM推奨勧告08.60又は08.61に基づいて決定する値を含む請求項 7ないし16のいずれかに記載のトランスコーダ。 18.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、そして上記トランスコーダは、スピーチエンコードディス エイブル指示子を含むアップリンクフレームに対して、デコード動作を除く全て の通常の動作を実行する請求項の前記いずれかに記載のトランスコーダ。 19.ベースステーションとトランスコーダとの間の同期、及びトランスコーダ間 の同期は、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応する請求項7に記載 の移動通信システム。 20.移動対移動通話におけるスピーチのタンデムコード化を防止する方法であっ て、送信レートを減少しそしてスピーチパラメータを与えるスピーチコード化方 法によりスピーチ信号をエンコードし、スピーチパラメータを無線インターフェ イスを経て移動通信ネットワークの第1トランスコーダへ送信し、上記スピーチ コード化方法によりスピーチパラメータをデコードして上記スピーチ信号を回復 し、そして上記スピーチ信号を第1トランスコーダから第2トランス コーダへPCMスピーチサンプルとして送信するという段階を備えた方法におい て、 無線インターフェイスを経て受け取った上記スピーチパラメータを、上記P CMスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビットで形成されたサブチャンネルに おいて上記PCMスピーチサンプルと同時に第1トランスコーダから第2トラン スコーダへ送信することを特徴とする方法。 21.移動通信システムにおけるスピーチのタンデムコード化を防止する構成体で あって、移動ステーション(MS1,MS2)及び移動通信ネットワークが、スピーチコ ードレートのスピーチコード化パラメータの形態で無線経路を経てスピーチ信号 を送信するためのスピーチコーダを備え、そして移動対移動通話が、移動通信ネ ットワークにおいて、2つのスピーチコーダ(TRCU1,TRCU2)のタンデム接続を含 み、このタンデム接続においてスピーチコーダ間に通常のPCMインターフェイ スが存在するような構成体において、移動通信ネットワークのスピーチコーダ(T RCU1,TRCU2)でデコード動作又はエンコード動作を行わずに、移動ステーション のスピーチコーダにより与えられたスピーチコード化パラメータを移動通信ネッ トワークを経て送信するために、PCMインターフェイスにおけるPCMスピー チサンプルの1つ以上の最下位ビットでサブチャンネルを形成するようにスピー チコーダが構成されたことを特徴とする構成体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 7/26 7/30 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.無線経路の送信レートを減少するスピーチコード化方法を用いる移動通信シ ステム内で移動対移動(MS1,MS2)通話のスピーチのタンデムコード化を防止する 手段と、移動ステーションへ送信されるべきスピーチ信号をスピーチパラメータ にエンコードすると共に、移動ステーションから受け取ったスピーチパラメータ を上記スピーチコード化方法に基づいてスピーチ信号にデコードするスピーチコ ーダ(52,73)と、PCMスピーチサンプルの形態でアップリンクスピーチ信号を PCMインターフェイスへ送信しそしてそこからダウンリンクスピーチ信号を受 信するためのPCMコーダ(54,72)とを備えたトランスコーダにおいて、 上記スピーチパラメータを、上記PCMスピーチサンプルと同時に、上記P CMスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビットで形成されたサブチャンネルに おいて送信(53,54)及び受信(71,72,74)するための手段を備えたことを特徴とす るトランスコーダ。 2.上記フレームは、上記サブチャンネルを通る送信中にスピーチフレームを搬 送し、上記フレームは、制御及び同期情報も搬送し、そして サブチャンネルから受け取ったフレームは、ダウンリンクフレームであり、 サブチャンネルへ送られるべきフレームは、アップリンクフレームである請求項 1に記載のトランスコーダ。 3.上記トランスコーダは、移動ステーションから受け取ったスピーチパラメー タを、PCMスピーチフレームにデコードされたもの及びデコードされないスピ ーチパラメータの両方として上記サブチャンネルにおいて送信するように構成さ れる請求項1に記載のトランスコーダ。 4.上記トランスコーダは、上記サブチャンネルからのフレームにおいて受け取 ったスピーチパラメータを、エンコードしないがおそらくはアップリンクフレー ムの制御情報に基づいて変更して、移動ステーションへ送信するように構成され 、 上記エンコーダは、PCMスピーチサンプルをスピーチパラメータに連続的 にエンコードするように構成され、そして 上記トランスコーダは、上記サブチャンネルからスピーチパラメータを適切 に受け取らない場合には、PCMスピーチサンプルからエンコードされたスピー チパラメータを移動ステーションへ送信するように構成される請求項2又は3に 記載のトランスコーダ。 5.フレームの同期情報に基づくトランスコーダ間同期手順を備え、上記トラン スコーダは、サブチャンネルから受け取ったフレームにおいてフレーム同期を連 続的にサーチし、そして同期が見つかった場合にフレームを適切に受信したと確 認するように構成された請求項4に記載のトランスコーダ。 6.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づくTRA Uフレームである請求項2、3、4又は5に記載のトランスコーダ。 7.上記トランスコーダは、ベースステーションから離れて位置されたリモート トランスコーダであり、該リモートトランスコーダは、上記サブチャンネルに使 用されたフレームと実質的に同様のフレームを用いることによりベースステーシ ョンと通信するように構成され、そしてトランスコーダ間の上記同期は、ベース ステーションとトランスコーダとの間の同期と実質的に同様である請求項2、3 、4、5又は6に記載のトランスコーダ。 8.不良のアップリンクフレームは、不良フレーム指示子を含み、 上記トランスコーダは、ベースステーションから受け取ったアップリンクフ レームに不良フレーム指示子が発生するのに応答して、手前のフレームのスピー チエンコード情報を、送信されるべきフレームに挿入し、そして不良フレーム指 示子を除去する請求項7に記載のトランスコーダ。 9.上記トランスコーダは、ベースステーションから受け取った多数の次々のア ップリンクフレームにおける不良フレーム指示子の発生に応答して、スピーチエ ンコード情報に対し、それらをフレームにパックして送出する前にデコードせず に、所定のミューティング動作を実行し、そして不良フレーム指示子を除去する 請求項7に記載のトランスコーダ。 10.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づくTRA Uフレームであり、そして 上記ミューティング動作は、GSM推奨勧告06.11又は08.21に対 応するが、デコードは伴わない請求項9に記載のトランスコーダ。 11.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に基づくTRA Uフレームであり、そして 快適ノイズ発生に関連したミューティングのような全ての動作は、GSM推 奨勧告06.11又は06.21、06.12又は06.22、及び06.31 又は06.41に規定されたように実行される請求項7に記載のトランスコーダ 。 12.上記トランスコーダは、アップリンク方向における不連続送信の間に、GS M推奨勧告06.31又は06.41に基づく有効なSIDフレームであるTR AUフレームの受信に応答して、デコード動作を伴わないGSM推奨勧告06. 12又は06.22に基づく快適ノイズ更新及び発生を実行する請求項7に記載 のトランスコーダ。 13.上記トランスコーダは、アップリンク方向における不連続送信の間に、不良 フレーム又はアイドルスピーチフレームを指示するBFIビット値1でマークさ れたフレームを受信するのに応答して、デコード動作を伴わないGSM推奨勧告 06.12又は06.22に基づく快適ノイズの発生を継続する請求項7に記載 のトランスコーダ。 14.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、そして 上記トランスコーダは、通常のスピーチフレームであるTRAUフレームを PCMインターフェイスから受信するのに応答して、フレームの形式を通常のダ ウンリンクスピーチフレームに変更し、そしてフレームをベースステーションへ 送出する請求項1、2、3、4又は5に記載のトランスコーダ。 15.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、そして 上記トランスコーダは、通常のスピーチフレームであるTRAUフレームを Aインターフェイスから受信するのに応答して、フレームの形式を通常のダウン リンクスピーチフレームに変更し、SPビット及びスペアビットを1にセットす る請求項7に記載のトランスコーダ。 16.上記トランスコーダは、アップリンク方向の不連続送信中に、Aインターフ ェイスから、推奨勧告06.31又は06.41に基づく快適ノイズ更新又は発 生のためのフレームとして解釈できるTRAUフレームを受信するのに応答して 、SPビット値が0で、SIDコードワードが未使用のスピーチパラメータにセ ットされそして未使用のパラメータの残りが値0であるフレームに対して、フレ ームのダウンリンク方向を変更する請求項13に記載のトランスコーダ。 17.上記移動サービス交換センターは、発呼及び被呼移動ステーションのベース ステーションと、おそらくは通話に関連した他のネットワーク要素であって通話 中にスピーチコード化防止を使用すべき他のネットワーク要素への通話信号情報 を制御する請求項1に記載のトランスコーダ。 18.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、ベースステーションのアップリンクフレームは、移動対移 動通話にスピーチエンコードディスエイブル指示子を含み、そしてこのスピーチ エンコードディスエイブル指示子は、フレーム形式フィールドにおける新たなT RAUフレーム形式、又は空き制御ビットのTRAUフレーム或いはその組1 せ をGSM推奨勧告08.60又は08.61に基づいて決定する値を含む請求項 7ないし17のいずれかに記載のトランスコーダ。 19.上記フレームは、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応するTR AUフレームであり、そして上記トランスコーダは、スピーチエンコードディス エイブル指示子を含むアップリンクフレームに対して、デコード動作を除く全て の通常の動作を実行する請求項の前記いずれかに記載のトランスコーダ。 20.ベースステーションとトランスコーダとの間の同期、及びトランスコーダ間 の同期は、GSM推奨勧告08.60又は08.61に対応する請求項7に記載 の移動通信システム。 21.移動対移動通話におけるスピーチのタンデムコード化を防止する方法であっ て、送信レートを減少しそしてスピーチパラメータを与えるスピーチコード化方 法によりスピーチ信号をエンコードし、スピーチパラメータを無線インター フェイスを経て移動通信ネットワークの第1トランスコーダへ送信し、上記スピ ーチコード化方法によりスピーチパラメータをデコードして上記スピーチ信号を 回復し、そして上記スピーチ信号を第1トランスコーダから第2トランスコーダ へPCMスピーチサンプルとして送信するという段階を備えた方法において、 無線インターフェイスを経て受け取った上記スピーチパラメータを、上記P CMスピーチサンプルの1つ以上の最下位ビットで形成されたサブチャンネルに おいて上記PCMスピーチサンプルと同時に第1トランスコーダから第2トラン スコーダへ送信することを特徴とする方法。 22.移動通信システムにおけるスピーチのタンデムコード化を防止する構成体で あって、移動ステーション(MS1,MS2)及び移動通信ネットワークが、スピーチコ ードレートのスピーチコード化パラメータの形態で無線経路を経てスピーチ信号 を送信するためのスピーチコーダを備え、そして移動対移動通話が、移動通信ネ ットワークにおいて、2つのスピーチコーダ(TRCU1,TRCU2)のタンデム接続を含 み、このタンデム接続においてスピーチコーダ間に通常のPCMインターフェイ スが存在するような構成体において、移動通信ネットワークのスピーチコーダ(T RCU1,TRCU2)でデコード動作又はエンコード動作を行わずに、移動ステーション のスピーチコーダにより与えられたスピーチコード化パラメータを移動通信ネッ トワークを経て送信するために、PCMインターフェイスにおけるPCMスピー チサンプルの1つ以上の最下位ビットによって形成されたサブチャンネルを備え たことを特徴とする構成体。
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