JP2002313407A - カートリッジ構造 - Google Patents

カートリッジ構造

Info

Publication number
JP2002313407A
JP2002313407A JP2001120406A JP2001120406A JP2002313407A JP 2002313407 A JP2002313407 A JP 2002313407A JP 2001120406 A JP2001120406 A JP 2001120406A JP 2001120406 A JP2001120406 A JP 2001120406A JP 2002313407 A JP2002313407 A JP 2002313407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
fuel cell
gas
pipe
cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001120406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4884598B2 (ja
Inventor
Kenichiro Kosaka
健一郎 小阪
Hiroshi Tsukuda
洋 佃
Yoshiaki Inoue
好章 井上
Akira Hashimoto
彰 橋本
Osao Kudome
長生 久留
Koji Ikeda
浩二 池田
Tatsuo Kahata
達雄 加幡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001120406A priority Critical patent/JP4884598B2/ja
Publication of JP2002313407A publication Critical patent/JP2002313407A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4884598B2 publication Critical patent/JP4884598B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池の交換が容易でカートリッジ構造の故
障への対応を迅速かつ容易に行なうことが可能であり、
燃料電池の発電電力量を容易に変更することが可能なカ
ートリッジ構造。 【解決手段】横置筒型形状を有する収容容器に収められ
た、供給される燃料ガス1と供給される酸化剤ガス2と
により発電を行なう複数の燃料電池カートリッジ40
と、燃料ガス1を燃料電池カートリッジ40に供給し、
燃料電池カートリッジ40から排出される排出燃料ガス
1により燃料電池カートリッジ40に供給される燃料ガ
ス1を加熱する第1熱交換器16と、酸化剤ガス2を燃
料電池カートリッジ40に供給し、燃料電池カートリッ
ジ40から排出される排出酸化剤ガス2により燃料電池
カートリッジ40に供給される酸化剤ガス2を加熱する
第2熱交換器17とを具備するカートリッジ構造を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池のカート
リッジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料電池発電システムの概略構成
の一例を図6に示す。ただし、図6では、ガスの予熱と
熱交換に関する部分、及び、発電された電力の集電に関
わる部分は省略している。
【0003】図6を参照して、燃料電池は、ガス供給部
であるヘッダ110と、発電部であるセルチューブ11
1とを具備する。ヘッダ110は、仕切板110a、底
板110b、供給室110c、排出室110dを有す
る。また、セルチューブは、案内管112を有する。
【0004】ヘッダ110の内部は、仕切板110aに
より上下方向に区分けされ、上方が供給室110c、下
方が排出室110dとして構成されている。ヘッダ11
0の底板110bには、セルチューブ111の上端部
(一端部)が排出室110dとガスの出入りが出来るよ
うに連結され、支持されている。セルチューブ111の
下端部(他端部)は、閉塞されている。セルチューブ1
11の内部には、案内管112が、同軸をなして挿入さ
れている。案内管112は、その一端部(上端部)が、
上記供給室110cとガスの出入りが出来るように、上
記仕切板110aに連結され、支持されている。このよ
うなセルチューブ111及び案内管112は、複数本存
在し、ヘッダ110に連結され、支持されている。ここ
で、セルチューブ111は、多孔質の基体管の外周面に
燃料電池セルを形成された燃料電池を構成する円筒型セ
ルチューブである。
【0005】一方、図7を参照して、セルチューブ11
1に関する概略構成図である。セルチューブ111の上
端部(一端部)及び下端部(他端部)を除く中間部の外
周部には、燃料電池セルが形成されている(図示せ
ず)。セルチューブ111の下端部には、シールキャッ
プ114が取付けられ、セルチューブ111が閉塞され
ている。
【0006】また、燃料電池セルで発電された電力の集
電は以下のようになる。最上部にある燃料電池セル(図
示せず)からリード線の役割を果たすリード膜115
が、外周部において、上端部(一端部)へ向けて延び、
上端部で内周部側へ折り返している。そして、そのリー
ド膜115と接触した円筒状の集電接合部116の外周
部と、円筒状の集電キャップ113の外周部とが接して
いる。そして、集電キャップ113が、外部のリード線
に接続され、そこから発電された電力が集電されてい
る。
【0007】このような構成をなす燃料電池では、供給
室110c内に水素やメタンのような燃料ガス1を供給
すると共に、セルチューブ111の外周面に沿って酸素
や空気のような酸化剤ガス2を供給する。そうすると、
燃料ガス1が各案内管112に対してばらつきの無い流
量で流入して、案内管112の先端まで達する。しかる
後、燃料ガス1は、セルチューブ111内のシールキャ
ップ114により折り返し、セルチューブ111の他端
側から一端側へ向かって流通する。一方、酸化剤ガス2
は、外部から進入し、セルチューブ111の外周部に達
する。そして、燃料ガス1と酸化剤ガス2がセルチュー
ブ111の前記燃料電池セルで電気化学的に反応して電
力を発生し、当該電力が集電キャップ113などを介し
て外部に取出される。
【0008】上述のようなシステムにおいては、セルチ
ューブ111の交換は、燃料電池が収容された容器の上
部の蓋を開放し、ヘッダ110の供給室110cを外す
必要がある。ヘッダ110は、燃料電池システム全体に
使用しているものであり、一部のセルチューブ111の
交換のために、ヘッダ110を取り外すのは、手間と労
力がかかる。また、発電規模を変更するには、1本1本
セルチューブ111を取り外す(あるいは加える)必要
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、燃料電池の交換が容易である燃料電池のカートリッ
ジ構造を提供することである。
【0010】また、別の目的としては、燃料電池の交換
を、あるまとまった単位で行なうことが可能な燃料電池
のカートリッジ構造を提供することである。
【0011】更に、別の目的としては、燃料電池の発電
電力量を容易に変更することが可能な燃料電池のカート
リッジ構造を提供することである。
【0012】更に、別の目的としては、燃料電池システ
ムの大きさをコンパクトにまとめることが可能な燃料電
池のカートリッジ構造を提供することである。
【0013】更に別の目的は、燃料電池システムの故障
への対応が迅速かつ容易に行なうことが出来る燃料電池
のカートリッジ構造を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するための
手段の項における、図番号、符号は、特許請求の範囲と
発明の実施の形態との対応を示すために記したものであ
り、特許請求の範囲の解釈に用いてはならない。
【0015】上記課題を解決するために、本発明のカー
トリッジ構造は、供給される燃料ガスと供給される酸化
剤ガスとにより発電を行なう燃料電池カートリッジ部
(図3、41)と、前記燃料ガスを前記燃料電池カート
リッジ部(図3、41)に供給し、前記燃料電池カート
リッジ部(図3、41)から排出される排出燃料ガスに
より前記燃料電池カートリッジ部(図3、41)に供給
される前記燃料ガスを加熱する第1熱交換器(図3、1
6)と、前記酸化剤ガスを前記燃料電池カートリッジ部
(図3、41)に供給し、前記燃料電池カートリッジ部
(図3、41)から排出される排出酸化剤ガスにより前
記燃料電池カートリッジ部(図3、41)に供給される
前記酸化剤ガスを加熱する第2熱交換器(図3、17)
とを具備する。
【0016】また、本発明のカートリッジ構造は、前記
燃料電池カートリッジ部(図3、41)、前記第1熱交
換器(図3、16)、及び前記第2熱交換器(図3、1
7)とを密閉して収容するための収容容器(図3、3
0)を更に具備し、前記第2熱交換器(図3、17)
は、前記加熱された酸化剤ガスが前記収容容器(図3、
30)内に充満するように放出される。
【0017】また、本発明のカートリッジ構造は、定常
運転時に、前記収容容器(図3、30)内の温度が、1
00℃以上である。
【0018】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
収容容器(図3、30)は、横置筒型形状を有し、側板
(図3、32−1:図示せず)は筒部(図3、39)か
ら取り外し可能であり、前記側板(図3、32−1:図
示せず)が取り外されたとき、前記燃料電池カートリッ
ジ部(図3、41)、前記第1熱交換器(図3、1
6)、及び前記第2熱交換器(図3、17)のアッセン
ブリは、摺動して前記筒部(図3、39)から取り出し
可能である。
【0019】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
収容容器(図3、30)は、前記燃料電池カートリッジ
部(図3、41)の下部に設置された支持体移動部(図
3、35/36)と、前記支持体移動部(図3、35/
36)の移動を補助する伸縮可能な移動補助部(図3、
38)とを更に具備し、前記移動補助部(図3、38)
を前記収容容器(図3、30)外に伸ばし、前記支持体
移動部(図3、35/36)を前記移動補助部(図3、
38)上で移動させることにより、前記燃料電池カート
リッジ部(図3、41)が前記収容容器(図3、30)
から取り出し可能である。
【0020】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
燃料電池カートリッジ部(図3、41)は、並べられた
複数の燃料電池カートリッジ(図2、40)からなり、
前記第1熱交換器(図2、16)と前記第2熱交換器
(図2、17)は、前記複数の燃料電池カートリッジ
(図2、40)の各々から離脱可能である。
【0021】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
複数の燃料電池カートリッジ(図2、40)の各々は、
前記第1熱交換器(図2、16)と前記第2熱交換器
(図2、17)から離脱されているとき、前記燃料電池
カートリッジ部(図3、41)から取り出し可能であ
る。
【0022】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
燃料電池カートリッジ(図2、40)は、前記燃料ガス
を供給する供給室(図1、8)と、前記燃料ガスを排出
する排出室(図1、9)と、前記供給室(図1、8)と
前記排出室(図1、9)との間に隔離されて設けられ、
前記酸化剤ガスを供給する酸化剤供給部(図1、4)
と、基体管の外面に燃料電池を形成した燃料電池セル管
(図1、3)とを具備し、前記燃料電池セル管(図1、
3)の一端部である第1端部は、前記供給室(図1、
8)に開放されて接合され、前記燃料電池セル管(図
1、9)の他端部である第2端部は、前記排出室(図
1、9)に開放されて接合される。
【0023】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
第1熱交換器(図1/2/3、16)は、複数に分割し
て取り外し可能である。
【0024】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
第1熱交換器(図3、16)に前記燃料ガスを供給する
燃料導入管(図3、19)と、前記第1熱交換器(図
3、16)から前記排出燃料ガスを排出する燃料処分管
(図3、18)とを更に具備し、前記燃料導入管(図
3、19)及び前記燃料処分管(図3、18)は、前記
第1熱交換器(図3、16)の分割に対応して分割して
取り外し可能である。
【0025】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
第1熱交換器(図1/2、16)の、前記燃料ガスを前
記燃料電池カートリッジ(図2、40)に供給する管で
ある第1供給管(図1/2、16−1)の一端部である
第3端部(図1/2、16−6)は、前記燃料導入管
(図1/2、19)に接続され、前記第1供給管(図1
/2、16−1)の他端部である第4端部(図1/2、
16-2)は、前記供給室(図1/2、8)に開放され
て接合され、前記第1熱交換器(図1/2、16)の、
前記燃料電池カートリッジ(図2、40)から前記排出
燃料ガスを排出する管である第1排出管(図1/2、1
6−4)の一端部である第5端部(図1/2、16−
3)は、前記排気室(図1/2、9)に開放されて接続
され、前記第1排出管(図1/2、16−4)の他端部
である第6端部(図1/2、16−5)は、前記燃料処
分管(図1/2、18)に接続される。
【0026】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
第2熱交換器(図1/2、17)は、一端部である第7
端部が前記酸化剤供給部(図1/2、4)に開放されて
接続され、他端部である第8端部が前記第2熱交換器
(図1/2、17)の、前記燃料電池カートリッジ(図
2、40)から前記排出酸化剤ガスを排出する管である
第2排出管(図1/2、17−4)の途中に接続される
酸化剤排出管(図1/2、17−2)とを更に具備し、
前記第2熱交換器(図1/2、17)の、前記酸化剤ガ
スを前記燃料電池カートリッジ(図2、40)に供給す
る管である第2供給管(図1/2、17−1)から前記
酸化剤ガスが前記酸化剤供給部(図1/2、4)へ供給
されるように放出され、前記排出酸化剤ガスを前記酸化
剤排出管(図1/2、17−2)を介して、前記第2排
出管(図1/2、17−4)へ排出する。
【0027】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
第1熱交換器(図1/2、16)は、二重管構造を有
し、前記第1供給管(図1/2、16−1)が、前記第
1熱交換器の内管(図1/2、16−1)であり、前記
第1排出管(図1/2、16−4)が、前記第1熱交換
器の外管(図1/2、16−4)である。
【0028】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
第2熱交換器(図1/2、17)は、二重管構造を有
し、前記第2排出管(図1/2、17−4)が、前記第
2熱交換器の内管(図1/2、17−4)であり、前記
第2供給管(図1/2、17−1)が、前記第2熱交換
器の外管(図1/2、17−1)である。
【0029】更に、本発明のカートリッジ構造は、前記
供給室(図1、8)は、前記燃料ガスを供給するガス供
給口(図1、8−1)を具備し、前記排出室(図1、
9)は、前記燃料ガスを排出するガス排出口(図1、9
−1)を具備し、前記燃料ガスは、前記ガス供給口(図
1、8−1)から前記供給室(図1、8)に供給され、
前記燃料電池セル管(図1、3)を通過し、前記排出室
(図1、9)に入り、前記ガス排出口(図1、9−1)
から排出される。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明であるカートリッジ
構造の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明す
る。本実施例において、筒型のうち円筒型の燃料電池の
カートリッジ構造を有する燃料電池のカートリッジ構造
に関して例を示して説明するが、他の筒型構造を有する
燃料電池にも適用が可能である。なお、各実施の形態に
おいて同一又は相当部分には同一の符号を付して説明す
る。
【0031】図1は、本発明であるカートリッジ構造の
一実施の形態の構成を示す図(断面図)である。燃料電
池は、燃料電池セル管としてのセルチューブ3、酸化剤
ガス供給口4−1及び酸化剤ガス排出口4−2を有する
酸化剤供給部としての酸化剤供給室4、セル接合部6−
1を有する第1管板としての管板A6、セル接合部7−
1を有する第2管板としての管板B7、ガス供給口8−
1を有する供給室8、ガス排出口9−1を有する排出室
9、第1支持体としての支持体A10、第2支持体とし
ての支持体B11、下部断熱部12、下部固定部13、
上部断熱部14、上部固定部15、低温燃料管16−1
と燃料供給管16−2と燃料排出管16−3と高温燃料
管16−4と燃料出口管16−5と燃料入口管16−6
とを有する第1熱交換器としての燃料熱交換器16、低
温酸化剤供給管17−1と酸化剤排出管17−2と酸化
剤供給口17−3と高温酸化剤排出管17−4とを有す
る第2熱交換器としての酸化剤熱交換器17、収容容器
30、容器フランジ33、容器断熱部34、支持体移動
部としての燃料電池支持部35及び支持体車輪36、移
動補助部としての支持体レール38、酸化剤保持室37
からなる。なお、図1の構成は、集電に関する構成につ
いて、省略している。
【0032】また、図2は、本発明であるカートリッジ
構造の実施の一形態の構成に関わる燃料電池部分の詳細
を示す図である。燃料電池は、燃料電池セル23を複数
個有する発電部24を具備するセルチューブ3、酸化剤
ガス供給口4−1及び酸化剤ガス排出口4−2を有する
酸化剤供給室4、管板A6、管板B7、ガス供給口8−
1を有する供給室8、ガス排出口9−1を有する排出室
9、支持体A10、支持体B11、下部断熱部12、下
部固定部13、上部断熱部14、上部固定部15、低温
燃料管16−1と燃料供給管16−2と燃料排出管16
−3と高温燃料管16−4と燃料出口管16−5と燃料
入口管16−6とを有する燃料熱交換器16、低温酸化
剤供給管17−1と酸化剤排出管17−2と酸化剤供給
口17−3と高温酸化剤排出管17−4とを有する酸化
剤熱交換器17、フレーム20(フレーム20−1〜フ
レーム20−4)からなる。なお、図2の構成は、集電
に関する構成について、省略している。
【0033】なお、本発明においては、セルチューブ3
と酸化剤供給室4と管板A6と管板B7と供給室8と排
出室9と支持体A10と支持体B11とフレーム20と
で構成される構造及びその内部に含まれる構成(燃料電
池セル23、酸化剤ガス供給口4-1など後述のもの、
集電端子等の部材など図示しない部品)を燃料電池カー
トリッジ40と呼ぶことにする。また、収容容器30
(後述)内に、燃料電池カートリッジ40を複数集めて
収納した構成を燃料電池カートリッジ部41と呼ぶこと
とする。
【0034】図3は、本発明であるカートリッジ構造の
一実施の形態の構成を示す図である。図2で示す料電池
の他に、燃料処分管18、燃料導入管19、収容容器3
0、容器脚部31(容器脚部31−1〜容器脚部31−
4)、側板としての容器外蓋32(図3手前側は容器外
蓋32−1、奥側は容器外蓋32−2)、容器フランジ
33、容器断熱部34、支持体移動部としての燃料電池
支持部35及び支持体車輪36、移動補助部としての支
持体レール38、容器筒部39からなる。
【0035】燃料ガス1は、収容容器30の外部から進
入し、燃料導入管19から燃料熱交換器16の燃料入口
管16−6を経由して燃料熱交換器16へ入る。そし
て、低温燃料管16−1で、燃料ガス1の排ガスと熱交
換を行ない高温となり、燃料供給管16−2を経由して
ガス供給口8−1から供給室8に供給される。次に、そ
こからセルチューブ3に進入し、セルチューブ3の内側
を一方向へ進み、発電に寄与する。その後、排出燃料ガ
スとしての使用済みの燃料ガスは、排出室9に達し、ガ
ス排出口9−1から燃料排出管16−3を経由して高温
燃料管16−4に入る。そして、そこで新しい燃料ガス
1と熱交換をして低温となり、燃料出口管16−5を経
由して燃料処分管18から収容容器30の外部へ排出さ
れる。燃料ガス1の流れは、セルチューブに沿った一方
向(ワンスルー)であり、案内管は必要ない。
【0036】また、酸化剤ガス2は、収容容器30の外
部から進入し、酸化剤熱交換器17の低温酸化剤供給管
17−1において排ガスの酸化剤ガス2と熱交換を行な
い高温となる。次に、酸化剤供給口17−3から酸化剤
保持室37に入り、酸化剤ガス供給口4−1より酸化剤
供給室4へ進入する。そして、セルチューブ3の外側を
セルチューブに沿ってへ進み、セルチューブ3の中心付
近から、セルチューブ3から離れ、酸化剤ガス排出口4
−2より酸化剤供給室4から排出される。排出酸化剤ガ
スとしての使用済み酸化剤ガス2は、酸化剤排出管17
−2を経由し、高温酸化剤排出管17−4において新し
い酸化剤ガス2と熱交換を行ない、低温となり、収容容
器30の外部へ排出される。
【0037】本発明では、まず図1及び図2において、
燃料電池が横置きである。すなわち、燃料電池セル13
が形成された燃料電池セル管としてのセルチューブ3は
横置きであり、支持体A10及び支持体B又は管板A6
及び管板B7によって、2点で支持されている。そし
て、供給室8側の管板A6及び排出室9側の管板B7の
2点でガスシールされている。すなわち、2点でセルチ
ューブ3を支持し、シールを行なっている。
【0038】更に、図3において、図2に示す燃料電池
カートリッジ40の燃料電池が、収容容器30の長手方
向に複数重ねて並べられて収納されている。そして、燃
料電池モジュールを収納している部分は支持体車輪36
がついている。従って、収容容器30の蓋を外した後、
支持体レール38(伸縮可能)を手前に引き出すことに
より、支持体レール38上を手前に容易に引き出すこと
が可能である。そして、複数ある燃料電池カートリッジ
40のどれか一つあるいは複数をきわめて容易に取り出
すことが可能となる。また、収容容器30の大きさの範
囲内において、燃料電池カートリッジ40を出し入れす
ることにより、容易に燃料電池の発電電力量を増減する
ことが可能となる。また、故障した燃料電池の属する燃
料電池カートリッジ40を交換又は取り外すことによ
り、容易に修理を完了することができ、残りの燃料電池
を安全に運転できる。
【0039】以下に各構成を詳細に説明する。まず、図
1、図5を参照して、燃料電池の1つのカートリッジ構
造(燃料電池カートリッジ40)の構成について説明す
る。
【0040】燃料電池セル管としてのセルチューブ3
は、多孔質セラミックスの基体管の外周面に燃料電池セ
ル23を形成された、燃料電池を構成する円筒型の管で
ある。セルチューブ3は、第1端部としての一端側を供
給室8(後述)に、第2端部としての他端側を排出室9
(後述)にそれぞれ嵌合され、支持されている。そし
て、一端側が供給室8(後述)と、他端側が排出室9
(後述)とガスの出入りが出来るように開放されてい
る。内部に、従来例にある案内管を、含んでいない。材
質は、安定化ジルコニアである。基体管の長手方向の一
定の幅毎に、外周面上に燃料極、電解質、空気極が順に
積層(図示せず)され、燃料電池セル13(後述)を形
成している。それぞれの燃料電池セル13同士は、イン
タコネクタ膜(図示せず)で接合されている。燃料ガス
1が、セルチューブ3の一端よりセルチューブ3の内部
に供給され、基体管の厚み方向に孔中を拡散し燃料極に
達し、セルチューブ3の外側を流れる酸化剤ガス2と共
に発電に寄与する。
【0041】供給室8は、セルチューブ3の一端部にあ
り、中空の直方体や円柱状等の形をしているガス分配室
である。本実施例では、直方体である。燃料ガス1(後
述)の供給を受けるためのガス供給口8−1を有する。
内部にガスの流れを整える整流板のような機構(図示せ
ず)が付属している場合もある。一方の面は管板A6
(後述)であり、セルチューブ3が取付けられている。
セルチューブ3は、供給室8に入った燃料ガス1がセル
チューブ3へ供給されるように管板A6と連結、接合し
ている。複数存在する各セルチューブ3へ、均等に燃料
ガス1を供給する、ニッケル、ステンレスや耐熱合金な
どの金属製の室である。
【0042】排出室9は、セルチューブ3の他端部にあ
り、中空の直方体や円柱状等の形をしているガス分配室
である。本実施例では、直方体である。排出燃料ガスと
しての使用済み燃料ガス1(後述)の排出を行なうため
のガス排出口9−1を有する。内部にガスの流れを整え
る整流板のような機構(図示せず)が付属している場合
もある。一方の面は管板B7(後述)であり、セルチュ
ーブ3が取付けられている。セルチューブ3は、セルチ
ューブ3から排出される使用済み燃料ガス1を収集可能
なように管板B7と連結、接合している。ニッケル、ス
テンレスや耐熱合金などの金属製の室である。
【0043】酸化剤供給部としての酸化剤供給室4は、
管板A6と管板B7と上部固定部15(上部断熱部14
を含む)と下部固定部13(下部断熱部12を含む)と
隣接する手前側と奥側の他の燃料電池カートリッジ40
の側壁部(図示せず、2枚の金属又はセラミックスの
板)とで囲まれた領域である。ただし、側壁部は無くて
も良い。供給室8(の管板A6)と排出室9(の管板B
7)との間にあり、それらと隔離され、セルチューブ3
を含んでいる。すなわち、セルチューブ3に酸化剤ガス
2を供給する室である。酸化剤ガス2(後述)の供給を
受けるための酸化剤ガス供給口4−1及び排出酸化剤ガ
スとしての使用済み酸化剤ガス2の排出を行なうための
酸化剤ガス排出口4−2を有する。酸化剤ガス供給口4
−1は、酸化剤供給室4の管板A6と接する側と、管板
B7と接する側とに、それぞれ2箇所づつあり、酸化剤
保持室37に接続している。酸化剤ガス排出口4−2
は、酸化剤供給室4の下部中央にあり、酸化剤排出管1
7−2に接続している。内部の管板A6及び管板B7の
近傍に、支持体A10(管板A6側)及び支持体B11
(管板B7側)を固定している。ステンレスや耐熱合金
などの金属製の室である。
【0044】酸化剤ガス2は、4箇所の酸化剤ガス供給
口4−1から酸化剤供給室4に入り、支持体A10と管
板A6とで形成された空間(隙間)又は支持体B11と
管板B7とで形成された空間(隙間)を進む。そして、
セルチューブ3と支持体A10との隙間又はセルチュー
ブ3と支持体B11との隙間から、セルチューブ3の外
周面に沿って、セルチューブ3の中央(酸化剤供給室4
の中央)側へ進む。そして、セルチューブ3の中央(酸
化剤供給室4の中央)部付近から、その流れを下向き
(酸化剤ガス排出口4−2の向き)に変え、酸化剤ガス
排出口4−2から排出される。
【0045】第1管板としての管板A6は、供給室8の
一方の面の板であり、セルチューブ3を接続するための
孔が(セルチューブ3の数だけ)開口している。セルチ
ューブ3と、セルチューブ3の一端部でガスの出入りが
出来るように連結し、開放されて接合している。接合部
分は、管板A6とセルチューブ3との隙間からガスをリ
ークさせないために、応力などによる位置ずれや振動や
衝撃を吸収することが可能なように、薄い金属製の板の
ような柔軟性のある部材を使用する。その際、酸化雰囲
気でもあることから、ステンレスや耐熱合金などの耐酸
化性の部材を使用する。セルチューブ3と管板A6との
接合部であるセル接合部6−1では、セルチューブ3を
支持する役割もある。必要に応じて、ガスタイト性を確
保するために、充填剤を用いて、セル接合部6−1での
リークを完全に抑えるようにする。なお、薄い金属板の
形状を長期間安定的に維持する為に、薄い金属板の周囲
を強固な金属製のフレーム(管板用フレーム:図示せ
ず)で囲っている。
【0046】図5(a)に、管板A6の正面図(図1に
おいて供給室8側又は排出室9側から見た図)を示す。
図1は、断面図であるので、管板A6が小さく区切られ
て見えるが、図5(a)に示すように一体の部材であ
る。図5(a)では、例として、管板A6は縦3個×横
3個の合計9個のセルチューブ3用の孔(セル接合部6
−1)が開口した、縦3本×横3本の合計9本のセルチ
ューブ3を有する燃料電池カートリッジ40用の管板A
6を示している。ただし、本発明が、9本のセルチュー
ブ3による燃料電池カートリッジ40に限られるもので
はない。
【0047】第2管板としての管板B7は、排出室9の
一方の面の板であり、セルチューブ3を接続するための
孔が(セルチューブ3の数だけ)開口している。セルチ
ューブ3と、セルチューブ3の他端部でガスの出入りが
出来るように連結し、開放されて接合している。接合部
分は、管板B7とセルチューブ3との隙間からガスをリ
ークさせないために、応力などによる位置ずれや振動や
衝撃を吸収することが可能なように、薄い金属製の板の
ような柔軟性のある部材を使用する。その際、酸化雰囲
気でもあることから、ステンレスや耐熱合金などの耐酸
化性の部材を使用する。セルチューブ3と管板B7との
接合部であるセル接合部7−1では、セルチューブ3を
支持する役割もある。必要に応じて、ガスタイト性を確
保するために、充填剤を用いて、セル接合部7−1での
リークを完全に抑えるようにする。なお、薄い金属板の
形状を長期間安定的に維持する為に、薄い金属板の周囲
を強固な金属製のフレーム(管板用フレーム:図示せ
ず)で囲っている。また、管板B7の正面図は、管板A
6の図5(a)と同様であるので、省略する。
【0048】支持体A10は、管板A6の近傍であっ
て、供給室8の外側の酸化剤供給室4内に固定されてい
る。そして、セルチューブ3上の端部の近傍において、
管板と共に酸化剤ガス2の流路を形成している。そし
て、セルチューブ3をその下方部分において支持してい
る。また、セルチューブ3の発電部24側の熱を遮断
し、管板A6あるいはセルチューブ3と管板A6との接
合部であるセル接合部6−1について、熱的に保護す
る。材料としては、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、シ
リカ、アルミナ、マグネシアなどを主成分とする多孔体
などである。
【0049】図5(b)に、支持体A10の正面図(図
1において供給室8側又は排出室9側から見た図)を示
す。図1は、断面図であるので、支持体A10が小さく
区切られて見えるが、図5(b)に示すように一体の部
材である。図5(b)では、例として、支持体A10
は、縦3個×横3個の合計9個のセルチューブ3用の孔
が開口した、縦3本×横3本の合計9本のセルチューブ
3を有する燃料電池カートリッジ40用の支持体A10
を示している。ただし、本発明が、9本のセルチューブ
3による燃料電池カートリッジ40に限られるものでは
ない。
【0050】また、セル支持部10−1の直径は、セル
チューブ3、セル接合部6−1の直径よりもやや大き
い。セルチューブ3とセル支持部10−1との隙間を酸
化剤ガス2が通過するためである。それと同時に、熱な
どによるセルチューブ3のずれ、セルチューブ3の受け
る振動及び衝撃に関する予測に基づいて、セルチューブ
3に無理な力がかからないためでもある。
【0051】支持体B11は、管板B7の近傍であっ
て、排出室9の外側の酸化剤供給室4内に固定されてい
る。そして、セルチューブ3上の端部の近傍において、
管板と共に酸化剤ガス2の流路を形成している。そし
て、セルチューブ3をその下方部分において支持してい
る。また、セルチューブ3の発電部24側の熱を遮断
し、管板B7あるいはセルチューブ3と管板B7との接
合部であるセル接合部7−1について、熱的に保護す
る。材料としては、多孔質シリカ、多孔質アルミナ、シ
リカ、アルミナ、マグネシアなどを主成分とする多孔体
などである。なお、セル支持部11−1を有する支持体
B11の正面図は、支持体A10の図5(b)と同様で
あるので、図示及びその説明を省略する。
【0052】ここで、図4を参照して、管板A6とセル
チューブ3との接合部分について説明する。基体管21
とリード膜22と燃料電池セル23と発電部24と集電
部25を有するセルチューブ3と、セル接合部6−1を
有する管板A6と、支持体A10と、充填材26とから
なる。
【0053】管板A6は、セルチューブ3を通す孔の部
分が、ガスシールを行なうガス接合部6−1を形成す
る。管板A6のセルチューブ3を通す孔の直径を、セル
チューブ3の直径より、やや小さくする。すなわち、図
4で示すように管板A6の孔部にセルチューブ3を通し
た時、管板A6の孔部の内周部分が、セルチューブ3を
通した方向に内側に変形し、セルチューブ3の外周部と
管板A6の孔部の内周部分が密着する程度である。セル
チューブ3を通すに当たっては、深絞り加工などのプレ
スにより事前に通し易くしておく。管板A6の孔部の内
周部分は、セルチューブ3と密接する際、酸化剤供給室
4側への湾曲に伴う管板A6の孔部の内周部分の弾性力
により密着し、ガスシール性を発揮する。それと同時
に、管板A6は、ステンレスなどの薄い金属の板を使用
しているので、その弾性力により可動性、振動及び衝撃
吸収性が発揮される。すなわち、管板A6(薄い金属
板)は、その伸縮自在性により、上下方向に可動である
他、前後左右の横方向や、斜め上下方向にもある程度の
範囲まで可動である。管板A6の他の部分は図1で説明
した管板A6と同一であるのでその説明は省略する。
【0054】充填材26は、セルチューブ3と管板A6
の孔部とが接触する付近の隙間がある可能性がある領域
に充填されるガスシール材である。その隙間を埋め、供
給室8の燃料ガス1と、酸化剤供給室4の酸化剤ガス2
との間をガスシールする。セルチューブ3を管板A6に
通す時にグランドパッキンを施工しておく方法や、その
周辺の最高使用温度に合わせてハンダを行なう方法、最
高使用温度がそれほど高く無い場合に樹脂などを埋め込
む方法などが使用できる。
【0055】支持体A10がセルチューブ3を支持して
いる個所であるセル支持部10−1に隙間があるのは、
セル支持部10−1の直径が、酸化剤ガス2を通過させ
るため及びセルチューブ3の位置のずれを許容できるよ
うにするためである。その場合、セルチューブ3の支持
は、基本的には管板A6のセル接合部6−1で行なう。
そして、補助的に、支持体10において、支持する。例
えば、セルチューブ3から見て下側のセル支持部10−
1の面に、酸化剤ガス2の通過の大きな妨げにならない
部材を入れる。部材の例としては、ガラスウールや石綿
のような耐熱性で変形容易な(あるいは弾性体のような
性質を持つ)材料をその隙間に埋め込む、気孔率の高い
セラミックス多孔体の小片を入れ込むなどで実施可能で
ある。支持体A10のその他の詳細は図1における説明
の通りであるので省略する。
【0056】基体管21は、燃料電池セル管としてのセ
ルチューブ3の燃料電池セル23や、発電部24、集電
部25、リード膜22(後述)などが形成される際の基
板となる基体管である。セラミックス製の多孔質である
筒型の管である。内部を流れる燃料ガスが、側面(壁
面)を径方向に拡散し、基体管21の外周部に形成され
た燃料電池セル23に達することが可能である。
【0057】リード膜22は、複数の燃料電池セル23
で発電した直流電力の一方の極を集電部25(又は排出
室9側の集電部)へ引き出すための引き出し線の役割を
する膜である。膜保護のため、上部に保護膜(金属の酸
化物などの気密絶縁膜)が積層されている。基体管21
の外周部の発電部24のうち、最も一端部寄りの燃料電
池セル23と接続している。そして、リード膜22は、
その燃料電池セル23から基体管21の外周部をその一
端部まで延びている。周方向の幅は、発電する電力の大
きさとそのリード膜22の厚みにより、抵抗が十分低く
なるように設定する。発電基体管全面であっても、ある
特定の幅であってもよい。
【0058】燃料電池セル23は、セルチューブ3の外
周面上に燃料極、電解質、空気極が順に積層(図示せ
ず)された燃料電池のセルである。それぞれの燃料電池
セル23同士は、インタコネクタ膜(図示せず)で直列
に接合されている。セルチューブ3の内側から拡散して
くる燃料ガス1と、セルチューブ3の外側から供給され
る酸化剤ガス2とにより、発電が行なわれる。
【0059】発電部24は、燃料電池セル23を複数個
有し、それらが直列接続しているセルチューブ3上の発
電領域である。燃料電池運転時には、燃料電池セル23
の発電に伴い、発熱し高温になっている。
【0060】集電部25は、発電部24で発電された電
力を取り出すための端子を取付ける部分である。本実施
例(図面中)では、省略している。電力の取出しは、こ
の集電部25と排出室9側の集電部とにより行なう。例
えば、集電部25については、そこに金属線を取り付け
て引き出し、供給室8の壁面から絶縁体を介して(供給
室8と接触しないようにして)外部へ延ばす。そして、
そこから電力を取出す。
【0061】なお、排出室9側のセルチューブ3と管板
B7との接合部周辺については、管板が管板B7を用い
ている点が図4と異なるが、その他の構成は図4と同様
であるので、その説明は省略する。
【0062】なお、燃料ガス1は、水素、メタン等のガ
スと水蒸気との混合ガスである。また、酸化剤ガスは、
酸素、空気、あるいはそれらを含む混合ガスである。
【0063】次に、図2を参照して、燃料電池の1つの
燃料電池カートリッジ40の構造に関わる燃料ガス1及
び酸化剤ガス2の流路の構成について説明する。本図面
においては、集電に関する構成(燃料電池セル23を含
む)について、省略している。
【0064】まず、燃料ガス1の流路に関わる構成につ
いて説明する。第1熱交換器としての燃料熱交換器16
は、二重管構造を有し、第1供給管あるいは第1内管と
しての低温燃料管16−1と、その一端部である第3端
部としての燃料入口管16−6と、その他端部である第
4端部としての燃料供給管16−2、及び、第1排出管
あるいは第1外管としての高温燃料管16−4と、その
一端部である第5端部としての燃料排出管16−3と、
その他端部である第6端部としての燃料出口管16−5
とを有する。燃料電池カートリッジ40の1個につき、
その上部に1個設置されている。新しく供給された低温
の燃料ガス1を低温燃料管16−1に通し、それと同時
に、使用済みの高温の燃料ガス1を高温燃料管16−4
に通すことにより、燃料熱交換器16で燃料ガス1の熱
交換を行なう。
【0065】燃料入口管16−6は、新しい燃料ガス1
の入口の管であり、その一端部は、燃料導入管19に接
続し、そこから新しい燃料ガス1を受ける。その他端部
は低温燃料管16−1の一端部に接続し、そこへ新しい
燃料ガス1を供給する。低温燃料管16−1は、高温燃
料管16−4に含まれ(二重管構造)、その一端部を燃
料入口管16−6と接続している。また、他端部を燃料
供給管16−2に接続している。そして、燃料入口管1
6−6から供給されてきた新しい燃料ガス1を燃料供給
管16−2へ供給する際、高温燃料管16−4内を流れ
る高温の使用済みの燃料ガス1と新しい燃料ガス1とを
熱交換させ、新しい燃料ガス1を高温にする。燃料供給
管16−2は、その一端部を低温燃料管16−1と接続
し、他端部を供給室8のガス供給口8−1に接続してい
る。燃料供給管16−2は、低温燃料管16−1から供
給された高温の新しい燃料ガス1を供給室8のガス供給
口8−1に供給する。
【0066】一方、燃料排出管16−3は、その一端部
を排出室9のガス排出口9−1と接続し、他端部を高温
燃料管16−4に接続している。燃料排出管16−3
は、排出室9のガス排出口9−1から供給された高温の
使用済み燃料ガス1を高温燃料管16−4に供給する。
高温燃料管16−4は、低温燃料管16−1を含み(二
重管構造)、その一端部を燃料排出管16−3に接続し
ている。また、他端部を燃料出口管16−5に接続して
いる。そして、燃料排出管16−3から供給されてきた
使用済み燃料ガス1を燃料出口管16−5へ供給する
際、低温燃料管16−1内を流れる低温の新しい燃料ガ
ス1と高温燃料管16−4を流れる使用済み燃料ガス1
とを熱交換させ、新しい燃料ガス1を高温にする。それ
と共に、使用済みの燃料ガス1が低温になる。燃料出口
管16−5は、使用済み燃料ガス1の出口の管であり、
その一端部は、高温燃料管16−4に接続し、その他端
部は燃料処分管18に接続している。高温燃料管16−
4から使用済み燃料ガス1が供給され、それを燃料処分
管18へ排出する。
【0067】本実施例では、第1熱交換器としての燃料
熱交換器16は、二重管構造を有している。しかし、必
ずしも上記の二重管構造に限定されるものではなく、高
温燃料管16−4を流れる排出燃料ガス1と、低温燃料
管16−1を流れる燃料ガス1とが、熱交換を行なえる
構造であれば良い。例えば、両管が並列し接触して流れ
る構造等がある。又、内管と外管とが本実施例と逆にな
った場合でもよい。
【0068】次に、酸化剤ガス2の流路に関わる構成に
ついて説明する。第2熱交換器としての酸化剤熱交換器
17は、二重管構造を有し、第2供給管あるいは第2外
管としての低温酸化剤供給管17−1と酸化剤排出管1
7−2と酸化剤供給口17−3と、第2排出管あるいは
第2内管としての高温酸化剤排出管17−4とを有す
る。燃料電池カートリッジ40の1個毎に対応して、そ
の下部に設置されている。新しく供給された低温の酸化
剤ガス1を低温酸化剤供給管17−1に通し、それと同
時に、使用済みの高温の酸化剤ガス2を高温酸化剤排出
管17−4に通すことにより、酸化剤熱交換器17で酸
化剤ガス2の熱交換を行なう。
【0069】低温酸化剤供給管17−1は、内部に高温
酸化剤排出管17−4を含み(二重管構造)、燃料電池
カートリッジ40のある位置の下方の位置に、酸化剤供
給口17−3を有する。内部を流れる新しい低温の酸化
剤ガス2を酸化剤供給口17−3から酸化剤保持室37
へ供給する際、低温の酸化剤ガス2と高温酸化剤排出管
17−4とを熱交換させ、高温の酸化剤ガス2に変え
る。酸化剤供給口17−3は、低温酸化剤供給管17−
1に開口した孔であり、そこから新しい酸化剤ガス2
を、低温酸化剤供給管17−1から酸化剤保持室37へ
供給する。
【0070】酸化剤保持室37(図1参照)は、収容容
器30(容器断熱部34を含む)内における、燃料電池
カートリッジ40(供給室8、酸化剤供給室4及び排出
室9など)、下部固定部13、上部固定部15、燃料熱
交換器16、酸化剤熱交換器17などを除いた空間であ
る。酸化剤供給口17−3から供給8(放出)された新
しい酸化剤ガス2は、熱交換により高温化され、収容容
器30内に充満し、定常運転(立上げや停止のような一
時的な運転状態を除く)時に容器全体を100℃以上の
温度に保つ。100℃以上にするのは、燃料ガス1中の
水蒸気を水に戻さない為である。酸化剤供給室4の酸化
剤ガス供給口4−1(供給室8側及び排出室9側)へ供
給される。なお、酸化剤保持室37は、収容容器30の
容器断熱部34の内側における温度を100℃以上に保
つ(配管の水を水蒸気の状態に保つ)働きもある。
【0071】一方、酸化剤排出管17−2は、その第7
端部としての一端部を酸化剤ガス排出口4−2と(開放
して)接続し、第8端部としての他端部を高温酸化剤排
出管17−4に接続している。酸化剤ガス排出口4−2
から排出された高温の使用済み酸化剤ガス2を、高温酸
化剤排出管17−4へ排出する。高温酸化剤排出管17
−4は、酸化剤排出管17−2と接続し、低温酸化剤供
給管17−1の内部に含まれ(二重間構造)ている。酸
化剤排出管17−2から排出された高温の使用済み酸化
剤ガス2が外部に排出される際、低温酸化剤供給管17
−1を流れる低温の新しい酸化剤ガス2と熱交換し、低
温となる。新しい酸化剤ガス2は、熱交換により高温と
なる。
【0072】本実施例では、第2熱交換器としての酸化
剤熱交換器17は、二重管構造を有している。しかし、
必ずしも上記の二重管構造に限定されるものではなく、
高温酸化剤排出管17−4を流れる排出酸化剤ガス2
と、低温酸化剤供給管17−1を流れる酸化剤ガス2と
が、熱交換を行なえる構造であれば良い。例えば、両管
が並列し接触して流れる構造等がある。又、内管と外管
とが本実施例と逆になった場合でもよい。
【0073】上部断熱部14は、燃料電池カートリッジ
40の部分の上部にある直方体形状の断熱材である。ア
ルミナや、シリカ、マグネシアのような多孔質のセラミ
ックスである。酸化剤供給室4内のセルチューブ3の発
電部24で発生する熱に対する断熱用である。セルチュ
ーブ3の長手方向の幅は、支持体A10−1の管板A6
側から支持体B10−2の管板B7側までと同じ長さで
ある。その幅と直角の方向の奥行きは、供給室8の奥行
き(=排出室9の奥行き)と同じである。高さ(厚み)
は、断熱材の上部(発電部24と反対の側)において、
温度を何度にするかにより決定される。燃料電池カート
リッジ40上に直接取り付ける。断熱材がセルチューブ
3に影響することを避けたい場合には、セラミックスや
金属などの板(上部断熱部14と同じ平面サイズ)を、
燃料電池カートリッジ40と上部断熱部14との間に入
れても良い。
【0074】上部固定部15は、上部断熱部14の上部
にある直方体形状の金属板である。上部断熱部14を固
定すると共に、その上部にある燃料熱交換器16を固定
する。ニッケルやステンレスなどの金属である。幅は、
上部断熱部14よりもその両端で若干長い。奥行きは、
上部断熱部14と同じであり、高さ(厚み)は、上部断
熱部14と燃料熱交換器16を固定するのに必要な厚み
である。
【0075】下部断熱部12は、燃料電池カートリッジ
40の部分の下部にある直方体形状の断熱材である。ア
ルミナや、シリカ、マグネシアのような多孔質のセラミ
ックスである。酸化剤供給室4内のセルチューブ3の発
電部24で発生する熱に対する断熱用である。セルチュ
ーブ3の長手方向の幅は、支持体A10の管板A6側か
ら支持体B11の管板B7側までと同じ長さである。そ
の幅と直角の方向の奥行きは、供給室8の奥行き(=排
出室9の奥行き)と同じである。高さ(厚み)は、断熱
材の下部(発電部24と反対の側)において、温度を何
度にするかにより決定される。幅及び奥行きにおいて、
その中央部分に高さ方向に酸化剤排出管17−2を通す
ための孔が開口している。燃料電池カートリッジ40下
に直接取り付ける。断熱材がセルチューブ3に影響する
ことを避けたい場合には、セラミックスや金属などの板
(下部断熱部12と同じ平面サイズで孔が開口)を、燃
料電池カートリッジ40と下部断熱部12との間に入れ
ても良い。
【0076】下部固定部13は、下部断熱部12の下部
にある直方体形状の金属板である。下部断熱部12を固
定すると共に、その上部にある燃料電池カートリッジ4
0を下部断熱部12を介して支持する。ニッケルやステ
ンレスなどの金属である。幅は、上部断熱部14よりも
その両端で若干長い。そして、その両端部において、下
部断熱材12の両端を挟むような突起部がある。奥行き
は、下部断熱部12と同じであり、高さ(厚み)は、下
部断熱部12と燃料電池カートリッジ40を固定するの
に必要な厚みである。幅及び奥行きにおいて、その中央
部分に高さ方向に酸化剤排出管17−2を通すための孔
が開口している。
【0077】フレーム20は、管板A6と管板B7とを
繋ぐフレームである。すなわち、管板A6と管板B7と
を繋ぐことにより、供給室8とセルチューブ3と排出室
9と(酸化剤供給室4と)を一体化させている。フレー
ム20である4本のフレーム(フレーム20−1〜フレ
ーム20−4)は、管板A6の周囲を囲む管板用フレー
ム(図示せず)の4つの角部と対向する管板B7の周囲
を囲む管板用フレーム(図示せず)4つの角部とをそれ
それ接合している。材質は、セルチューブ3とほぼ同一
の熱膨張係数を有するものを使用する。熱膨張係数の相
違により、無理な力が管板A6や管板B7,セルチュー
ブ3などにかかることを防ぐためである。安定化ジルコ
ニアやマグネシヤスピネル(MgO−MgAl
)、コバール(Fe−Ni−Co合金)などであ
る。
【0078】セルチューブ3は、図2では、図1及び図
5の例と異なり、縦10本×横3本=合計30本 を例
示している。しかし、セルチューブの本数は、これらの
例に限定されるものではない。設計変更により変更可能
である。セルチューブ3に関わるその他の構成について
は、図1で説明した通りなので、その説明を省略する。
【0079】燃料電池カートリッジ40における、酸化
剤ガス供給口4−1及び酸化剤ガス排出口4−2を有す
る酸化剤供給室4、管板A6、管板B7、ガス供給口8
−1を有する供給室8、ガス排出口9−1を有する排出
室9、支持体A10、支持体B11については、図1で
説明した通りなので、その説明を省略する。
【0080】次に、図3を参照して、複数の燃料電池カ
ートリッジ40を有する燃料電池のカートリッジ構造に
ついて説明する。本図面においては、集電に関する構成
(燃料電池セル23を含む)について、省略している。
図2で示す燃料電池カートリッジ40(セルチューブ
3、酸化剤供給室4及びその関連部分、管板A6、管板
B7、供給室8、排出室9、支持体A10、支持体B1
1、フレーム20など)及び、下部断熱部12、下部固
定部13、上部断熱部14、上部固定部15、燃料熱交
換器16(16−1〜16−6を含む)については、図
1で説明した通りなので、その説明を省略する。
【0081】燃料導入管19は、燃料熱交換器16の上
部にあり、燃料電池カートリッジ40の長手方向(セル
チューブ3の方向)と直角の方向に延び、容器外蓋32
を通って、外部の配管と接合している。外部から供給さ
れる燃料ガス1を、図3で示す燃料電池のカートリッジ
構造へ導入する金属製の配管である。各燃料電池カート
リッジ40の燃料入口管16−6に接合され、そこを通
して各燃料電池カートリッジ40に燃料ガス1を供給す
る。燃料電池カートリッジ40が無い部分については、
燃料入口管16−6との接合部に栓をしておく。また、
燃料電池カートリッジ40を取り外す場合、燃料導入管
19は、その燃料電池カートリッジ40部分のみの取り
外しが可能である。すなわち、燃料導入管19は、燃料
電池カートリッジ40の幅分の配管を細かく接合したも
のである。
【0082】燃料処分管18は、燃料熱交換器16の上
部にあり、燃料電池カートリッジ40の長手方向(セル
チューブ3の方向)と直角の方向に延び、容器外蓋32
を通って、外部の配管と接合している。各燃料電池カー
トリッジ40で使用された使用済み燃料ガス1を、図3
で示す燃料電池のカートリッジ構造の外部へ排出する金
属製の配管である。各燃料電池カートリッジ40の燃料
出口管16−5に接合され、そこから各燃料電池カート
リッジ40の使用済み燃料ガス1を受け取る。燃料電池
カートリッジ40が無い部分については、燃料出口管1
6−5との接合部に栓をしておく。また、燃料電池カー
トリッジ40を取り外す場合、燃料処分管18は、その
燃料電池カートリッジ40部分のみの取り外しが可能で
ある。すなわち、燃料処分管18は、燃料電池カートリ
ッジ40の幅分の配管を細かく接合したものである。
【0083】酸化剤熱交換器17(17−1〜17−4
を含む)は、燃料電池カートリッジ40の下部にあり、
燃料電池カートリッジ40の長手方向(セルチューブ3
の方向)と直角の方向に延び、容器外蓋32を通って、
外部の配管と接合している。新しい酸化剤ガス2を外部
から燃料電池のカートリッジ構造へ導入すると共に、各
燃料電池カートリッジ40で使用された使用済み酸化剤
ガス2を燃料電池のカートリッジ構造の外部へ排出する
金属製の配管である。各燃料電池カートリッジ40の酸
化剤ガス排出口4−2に接合され、そこから各燃料電池
カートリッジ40の使用済み酸化剤ガス2を受け取る。
燃料電池カートリッジ40が無い部分については、酸化
剤ガス排出口4−2と酸化剤排出管17−2との接合
部、及び、酸化剤供給口17−3の開口部に栓をしてお
く。その他の酸化剤熱交換器17については、図1で説
明した通りなので、その説明を省略する。
【0084】収容容器30は、図3に示す燃料電池のカ
ートリッジ構造を内包する円筒形の容器である。円筒形
の筒部である容器筒部39と、容器の蓋である容器外蓋
32と、容器筒部39と側板としての容器外蓋32とを
接合ずるための容器フランジ33と、容器を自立させる
ための容器脚部31とから成る。
【0085】収容容器30及び容器筒部39は、ニッケ
ルやステンレルなどの金属製である。容器脚部31(容
器脚部31−1〜容器脚部31−4、ただし、容器客部
31−3、4は図示せず)は、収容容器30を支える4
脚ある脚部である。ニッケルやステンレルなどの金属製
である。
【0086】容器外蓋32(図3に示す容器の手前側の
蓋を容器外蓋32−1(図示せず)とし、奥側の蓋を容
器外蓋32−2とする)は、燃料電池システムの燃料電
池カートリッジ40を取出し可能な側(容器外蓋32−
1)と反対の側(容器外蓋32−2)の、収容容器30
の蓋である。ニッケルやステンレルなどの金属製であ
る。奥側の蓋である容器外蓋32−2には、燃料導入管
19、燃料処分管18及び酸化剤熱交換器17が、外部
の配管と接続するための接合部がある。燃料電池システ
ムの燃料電池カートリッジ40を取出し可能な側にも容
器外蓋32−1(配管の接合は無し)があるが、図示し
ていない。
【0087】容器フランジ33(図3に示す容器外蓋3
2−1(図示せず)に対応するフランジを容器フランジ
33−1とし、容器外蓋32−2に対応するフランジを
容器フランジ33−2とする)は、容器筒部39と容器
外蓋32とを接合ずるためのフランジであり、通常ボル
トナットで締める。ニッケルやステンレルなどの金属製
である。容器筒部39と容器外蓋32との接合面は、内
部のガスがリークしないように、シール用のOリング
(温度により銅やアルミニウムのような金属又はシリコ
ーン製のゴムのような樹脂)を使用する。
【0088】容器断熱部34は、収容容器30の内壁面
全体を覆う断熱材である。収容容器30内は、温度が1
00℃以上に保たれているため、外部にその温度が伝わ
らないように、内壁面を断熱している。容器外蓋32の
内壁面についても同様である。アルミナやシリカ、マグ
ネシアの多孔質材料や、ガラスウール、石綿などが用い
られる。
【0089】支持体移動部の一部としての燃料電池支持
部35は、各燃料電池カートリッジ40を、それぞれの
供給室8及び排気室9の下部の2箇所において支持する
2つ(供給室8側及び排気室9側)の金属製の部材であ
る。断面はL字型であり、L字の縦の辺が、供給室8及
び排気室9のそれぞれの発電部24とは反対側の側面に
接して、それらを支持する。また、L字の横の辺が、供
給室8及び排気室9それぞれの下側に接して、それらを
支持する。そして、燃料電池支持部35は、セルチュー
ブ3と直角の方向(容器筒部39の側面と平行な方向)
に延び、下部固定部13(下部断熱部12を含む)と共
に、各燃料電池カートリッジ40を支持している。
【0090】支持体移動部の一部としての支持体車輪3
6は、2つの燃料電池支持部35の下部にそれぞれ取り
付けられた複数の車輪である。そして、燃料電池カート
リッジ部41、燃料電池支持部35及び支持体車輪36
を収容容器30の手前側に引き出す時に、その複数の支
持体車輪36により、燃料電池カートリッジ40の集合
体が支持体レール38(後述)上を転がり又は滑り(摺
動し)、移動することが出来る。
【0091】移動補助体としての支持体レール38は、
支持体車輪36がその上を動くための、複数の支持体車
輪36の下部に取り付けられたレールである。2つ(供
給室8側及び排気室9側)の支持体移動部としての燃料
電池支持部35に対応して、供給室8側及び排気室9側
に1個所づつ、合計2つある。燃料電池カートリッジ4
0の集合体を収容容器30の手前側に引き出す時に、手
前側に延びる(例えば、支持体レールの中に長さが同じ
で断面の大きさがやや小さい支持体レールを入れてお
き、それを手前に出す)構造をしている。
【0092】では、本発明であるカートリッジ構造の実
施の一形態の動作に関して、図面を参照して説明する。
まず、通常の発電に関わる燃料ガス1及び酸化剤ガス2
に関わる動作について説明する。図1及び図3を参照し
て、このような構成をなす燃料電池において、収容容器
30の容器外蓋32を通して、燃料導入管19へ低温
(ただし、100℃以上)の燃料ガス1が供給される。
燃料導入管19を通って供給された燃料ガス1は、各燃
料入口管16−6から各燃料電池カートリッジ40へ分
配、供給される。燃料ガス1は、低温燃料管16−1に
おいて、その周囲を流れる高温の使用済みの燃料ガス1
と熱交換を行ない、高温となる。そして、燃料供給管1
6−2をとおり、ガス供給口8−1から供給室8に供給
される。
【0093】供給室8内に供給された燃料ガス1は、セ
ルチューブ3の一端部から、ばらつきの無い流量で流入
する。そして、供給室8から排出室9へ向かう方向へ、
移動して行く。
【0094】一方、収容容器30の容器外蓋32を通し
て、酸化剤熱交換器17の低温酸化剤供給管17−1へ
低温(ただし、100℃以上)の酸化剤ガス2が供給さ
れる。酸化剤ガス2は、低温酸化剤供給管17−1を通
る間に、高温酸化剤排出管17−4を流れる高温の使用
済み酸化剤ガス2と熱交換を行ない、高温となる。そし
て、各酸化剤供給口17−3から酸化剤保持室37へ入
り、その後、各燃料電池カートリッジ40へ分配、供給
される。すなわち、4箇所の酸化剤ガス供給口4−1か
ら酸化剤供給室4に供給される。
【0095】酸化剤ガス供給口4−1から酸化剤供給室
4に供給された酸化剤ガス2は、供給室8側では、支持
体A10と管板A6とに挟まれ形成された領域を管板A
6に沿って移動する。そして、各セルチューブ3に達す
ると、支持体A10とセルチューブ3の外周部との間の
空間を通り、概ねセルチューブ3の外周部に沿って、移
動する。また、同様に、酸化剤ガス2は、排出室9側で
は、支持体B11と管板B7とに挟まれ形成された領域
を管板B7に沿って移動する。そして、各セルチューブ
3に達すると、支持体B11とセルチューブ3の外周部
との間の空間を通り、概ねセルチューブ3の外周部に沿
って、移動する。
【0096】燃料ガス1は、出口ガス組成でセルチュー
ブ3を進み、セルチューブ3の発電部24において、そ
の壁面(側面)内部へ壁面の外側に向かって拡散し、燃
料電池セル23の燃料極であるアノードに達する。一
方、酸化剤ガス2は、セルチューブ3の外周面に沿って
進み、セルチューブ3の発電部24において、燃料電池
セル23の空気極であるのカソード側に達する。そし
て、燃料電池セル23において、燃料ガス1と酸化剤ガ
ス2との電気化学的反応により、発電が行なわれ、電力
が発生する。
【0097】発電の際、燃料電池セル23では、その特
性に基づいた、ある大きさの電力が発生すると共に、電
気エネルギーに変換されなかったエネルギーが熱エネル
ギーとなって放出される。熱エネルギーの原因として
は、抵抗分極(電極、電解質、セパレータ等に関する電
気抵抗損)、活性化分極(電極反応に関わる活性化エネ
ルギー)、拡散分極(ガス濃度分布に関わる拡散のエネ
ルギー)等である。その発熱により、燃料電池セル23
及びその近傍の温度が、燃料電池セル13の動作温度で
ある900℃〜1000℃に維持される。
【0098】また、発電が続けば発熱により温度が更に
高温になるが、供給する燃料ガス1及び酸化剤ガス2が
熱量を持ち去る。従って、燃料ガス1及び酸化剤ガス2
の流量、発電量を適切にすることで、動作温度を一定の
範囲に抑えることが可能である。その場合、燃料ガス1
及び酸化剤ガス2の温度は高温になるため、その熱を無
駄にしないため、本発明においては、燃料熱交換器16
及び酸化剤熱交換器17において、熱交換を行なう。
【0099】発電部24を通過した高温の使用済み燃料
ガス1(発電により生じた水蒸気を含む)は、排出室9
に達し、そこで集められて排出口9−1から排出され
る。そして、その使用済み燃料ガス1は、燃料排出管1
6−3を経由して燃料熱交換器16の高温燃料管16−
4に達する。そこで、低温燃料管16−1の周囲を流れ
ながら低温燃料管16−1を流れる新しい燃料ガス1と
熱交換を行ない、低温の使用済み燃料ガス1(ただし1
00℃以上)となる(低温燃料管16−1を流れる新し
い燃料ガス1は、高温となる)。低温となった使用済み
燃料ガス1は、燃料出口管16−5を介して燃料処分管
18に達する。そして、燃料処分管18を通り、容器外
蓋32から外部へ排出される。
【0100】発電部24を通過した高温の使用済み酸化
剤ガス2は、セルチューブ3の中心付近から酸化剤ガス
供給室4の下部の中心付近にある酸化剤ガス排出口4−
2に達し、そこで集められて排出される。そして、酸化
剤排出管17−2を経由して酸化剤熱交換器17の高温
酸化剤排出管17−4に達する。その使用済み酸化剤ガ
ス2は、低温酸化剤供給管17−1の内部にある高温酸
化剤排出管17−4を流れながら、その周囲を流れる新
しい酸化剤ガス2と熱交換を行ない、低温の使用済み酸
化剤ガス2となる(低温酸化剤供給管17−1を流れる
新しい酸化剤ガス2は、高温となる)。低温となった使
用済み酸化剤ガス2は、高温酸化剤排出管17−4から
容器外蓋32に達し、外部へ排出される。
【0101】以上の動作により、本発明のカートリッジ
構造は、燃料ガス1及び酸化剤ガス2が、内部で熱交換
を行ない、効率的な発電を行なうことが可能となる。
【0102】次に、図2及び図3を参照して、燃料電池
カートリッジ40の取り外しについて、説明する。燃料
電池システムが、完全に静止し、内部のガスが付活性ガ
スに置換された状態において、容器外蓋32−2を通る
酸化剤熱交換器17、燃料処分管18及び燃料導入管1
9に続く配管の接合を外す。この時、集電に関する配線
も取り外す。次に、容器フランジ33にボルト締めされ
取り付けられた前部の容器外蓋32−1(図示せず)を
開ける。続いて、支持体レール38を2本手前に引き出
す。引き出す燃料電池カートリッジ部41の範囲に応じ
て、支持体レール38を適量伸ばす。そして、燃料電池
カートリッジ部41を含む燃料電池のカートリッジ構造
の発電本体を引き出す。その時、発電本体が支持体レー
ル38上を支持体車輪36の転がりにより引き出される
ようにする。一方、所望の燃料電池カートリッジ40に
ついて、まず燃料処分管18及び燃料導入管19から、
それぞれ燃料出口管16−5及び燃料入口管16−6を
取り外す。次に、燃料電池カートリッジ40毎に分割可
能な燃料処分管18及び燃料導入管19における、所望
の燃料電池カートリッジ40に対応する部分を取り外
す。続いて、燃料供給管16−2及び燃料排出管16−
3をそれぞれガス供給口8−1及びガス排出口9−1か
ら取り外す。そして、燃料熱交換器16、上部固定部1
5、上部断熱部14を、この順番に取り外す。また、集
電に関する配線も取り外す。
【0103】以上の動作により、本発明のカートリッジ
構造は、燃料電池システムにおいて、横置筒型形状を有
する収容容器30の側板としての容器外蓋32−1(図
示せず)を取り外したとき、燃料電池カートリッジ部4
1(燃料電池カートリッジ40を含む)、第1熱交換器
としての燃料熱交換器16、及び第2熱交換器としての
酸化剤熱交換器17の各アッセンブリ(各部や各機器の
構成部品を含む一つの構成単位)は、支持体レール38
上を摺動して(滑り、転がりを含む)、収容容器30の
容器筒部39から容易に取り出し可能である。
【0104】ある燃料電池カートリッジ40の燃料電池
が故障した場合や、燃料電池の発電規模を変更したい場
合などにおいて、燃料電池カートリッジ40を機動的に
着脱、交換することが出来る。燃料ガス1及び酸化剤ガ
ス2が、内部で熱交換を行ない、効率的な発電を行なう
ことが可能となる。なお、燃料電池カートリッジ40を
取出した後、予備の燃料電池カートリッジ40がない場
合には、ダミーの燃料電池カートリッジ40を入れるこ
とにより対応する。
【0105】なお、取り付けは、上記取り外しプロセス
の逆を行なえば良いので、その説明を省略する。
【0106】以上のプロセスにより、燃料電池セル23
で発電の際に発生する熱量を有効利用して、高温用の熱
交換器を用いることなく燃料ガス1及び酸化剤ガス2を
予熱することが可能となる。すなわち、発電に伴い発生
している熱を燃料電池のカートリッジ構造内で利用する
ので、熱効率が高く、熱エネルギーのロスを少なくする
ことができる。また、発電により発生する熱を効率良く
逃がすため、発電部24の熱的な安定性が高まり、信頼
性が向上する。
【0107】また、燃料電池カートリッジ40を収納し
ている部分は支持体車輪36がついている。従って、収
容容器30の蓋を外した後、支持体レール38(伸縮可
能)を手前に引き出すことにより、複数重ねて収納され
ている燃料電池カートリッジ40を支持体レール38上
を手前に容易に引き出すことが可能である。そして、複
数ある燃料電池カートリッジ40のどれか一つあるいは
複数をきわめて容易に取り出すことが可能となる。ま
た、収容容器30の大きさの範囲内において、燃料電池
カートリッジ40を出し入れすることにより、容易に燃
料電池の発電電力量を増減することが可能となる。ま
た、故障した燃料電池の属する燃料電池カートリッジ4
0を交換又は取り出すことにより、容易に修理を完了す
ることができ、残りの燃料電池を安全に運転できる。
【0108】加えて、ガスは、横置き、2点で支持及び
2点シールである。従って、一方向に流れるだけで良い
ので、案内管12を用いる必要が無く、セルチューブ3
及びその周辺部分の構造を簡単にすることが出来る。す
なわち、部品点数を減らすことが出来、コストの削減に
つながる。加えて、部品点数が減ることにより、部品相
互で拘束し合う関係が減少する為、設計の自由度の向上
や部品の破損等の問題が減り、全体としての信頼性の向
上にもつながる。
【0109】
【発明の効果】本発明により、燃料電池の交換が容易で
あり、燃料電池のカートリッジ構造の故障への対応を迅
速かつ容易に行なうことが可能となる。
【0110】また、本発明により、燃料電池の交換を、
あるまとまった単位で行なうことができ、燃料電池の発
電電力量を容易に変更することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるカートリッジ構造の実施の形態の
構成を示す図である。
【図2】本発明であるカートリッジ構造の実施の形態に
おける燃料電池カートリッジ及びその周辺の構成を示す
図である。
【図3】本発明であるカートリッジ構造の実施の形態に
おける全体の構成を示す図である。
【図4】本発明であるカートリッジ構造の実施の形態に
おけるセルチューブの一端側の詳細な構成を示す図であ
る。
【図5】(a)本発明であるカートリッジ構造の実施の
形態の管板の正面図を示す図である。(b)本発明であ
るカートリッジ構造の実施の形態の支持体の正面図を示
す図である。
【図6】従来の技術の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【図7】従来の技術の実施の形態に関するセルチューブ
を示す図である。
【符号の説明】
1 燃料ガス 2 酸化剤ガス 3 セルチューブ 4 酸化剤供給室 4−1 酸化剤ガス供給口 4−2 酸化剤ガス排出口 6 管板A 6−1 セル接合部 7 管板B 7−1 セル接合部 8 供給室 8−1 ガス供給口 9 排出室 9−1 ガス排出口 10 支持体A 11 支持体B 12 下部断熱部 13 下部固定部 14 上部断熱部 15 上部固定部 16 燃料熱交換器 16−1 低温燃料管 16−2 燃料供給管 16−3 燃料排出管 16−4 高温燃料管 16−5 燃料出口管 16−6 燃料入口管 17 酸化剤熱交換器 17−1 低温酸化剤供給管 17−2 酸化剤排出管 17−3 酸化剤供給口 17−4 高温酸化剤排出管 18 燃料処分管 19 燃料導入管 20 フレーム 20−1 フレーム 20−2 フレーム 20−3 フレーム(20−4 フレーム) 21 基体管 22 リード膜 23 燃料電池セル 24 発電部 25 集電部 26 充填材 30 収容容器 31 容器脚部 31−1 容器脚部 31−2 容器脚部 31−3 容器脚部 31−4 容器脚部 32 容器外蓋(32−1 容器外蓋) 32−2 容器外蓋 33 容器フランジ 33−1 容器フランジ 33−2 容器フランジ 34 容器断熱部 35 燃料電池支持部 36 支持体車輪 37 酸化剤保持室 38 支持体レール 39 容器筒部 40 燃料電池カートリッジ 41 カートリッジ部 110 ヘッダ 110a 仕切板 110b 底板 110c 供給室 110d 排出室 111 セルチューブ 112 案内管 113 集電キャップ 114 シールキャップ 115 リード膜 116 集電接合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 好章 長崎県長崎市深堀町五丁目717番1号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 橋本 彰 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 久留 長生 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 池田 浩二 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 加幡 達雄 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA01 CC06 CX06 HH08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給される燃料ガスと供給される酸化剤ガ
    スとにより発電を行なう燃料電池カートリッジ部と、 前記燃料ガスを前記燃料電池カートリッジ部に供給し、
    前記燃料電池カートリッジ部から排出される排出燃料ガ
    スにより前記燃料電池カートリッジ部に供給される前記
    燃料ガスを加熱する第1熱交換器と、 前記酸化剤ガスを前記燃料電池カートリッジ部に供給
    し、前記燃料電池カートリッジ部から排出される排出酸
    化剤ガスにより前記燃料電池カートリッジ部に供給され
    る前記酸化剤ガスを加熱する第2熱交換器と、を具備す
    るカートリッジ構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のカートリッジ構造におい
    て、 前記燃料電池カートリッジ部、前記第1熱交換器、及び
    前記第2熱交換器とを密閉して収容するための収容容器
    を更に具備し、 前記第2熱交換器は、前記加熱された酸化剤ガスが前記
    収容容器内に充満するように放出されるカートリッジ構
    造。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のカートリッジ構造におい
    て、 定常運転時に、前記収容容器内の温度が、100℃以上
    であるカートリッジ構造。
  4. 【請求項4】前記収容容器は、横置筒型形状を有し、側
    板は筒部から取り外し可能であり、前記側板が取り外さ
    れたとき、前記燃料電池カートリッジ部、前記第1熱交
    換器、及び前記第2熱交換器のアッセンブリは、摺動し
    て前記筒部から取り出し可能である、 請求項2又は3のいずれか一項に記載のカートリッジ構
    造。
  5. 【請求項5】前記収容容器は、 前記燃料電池カートリッジ部の下部に設置された支持体
    移動部と、 前記支持体移動部の移動を補助する伸縮可能な移動補助
    部と、 を更に具備し、 前記移動補助部を前記収容容器外に伸ばし、前記支持体
    移動部を前記移動補助部上で移動させることにより、前
    記燃料電池カートリッジ部が前記収容容器から取り出し
    可能な、 請求項2乃至4のいずれか一項に記載のカートリッジ構
    造。
  6. 【請求項6】前記燃料電池カートリッジ部は、並べられ
    た複数の燃料電池カートリッジからなり、前記第1熱交
    換器と前記第2熱交換器は、前記複数の燃料電池カート
    リッジの各々から離脱可能である、 請求項2乃至5のいずれか一項に記載のカートリッジ構
    造。
  7. 【請求項7】前記複数の燃料電池カートリッジの各々
    は、前記第1熱交換器と前記第2熱交換器から離脱され
    ているとき、前記燃料電池カートリッジ部から取り出し
    可能である、 請求項6に記載のカートリッジ構造。
  8. 【請求項8】前記燃料電池カートリッジは、 前記燃料ガスを供給する供給室と、 前記燃料ガスを排出する排出室と、 前記供給室と前記排出室との間に隔離されて設けられ、
    前記酸化剤ガスを供給する酸化剤供給部と、 基体管の外面に燃料電池を形成した燃料電池セル管と、 を具備し、 前記燃料電池セル管の一端部である第1端部は、前記供
    給室に開放されて接合され、 前記燃料電池セル管の他端部である第2端部は、前記排
    出室に開放されて接合される、 請求項6又は7に記載のカートリッジ構造。
  9. 【請求項9】前記第1熱交換器は、複数に分割して取り
    外し可能である、 請求項1乃至8のいずれか一項に記載のカートリッジ構
    造。
  10. 【請求項10】前記第1熱交換器に前記燃料ガスを供給
    する燃料導入管と、 前記第1熱交換器から前記排出燃料ガスを排出する燃料
    処分管と、 を更に具備し、 前記燃料導入管及び前記燃料処分管は、前記第1熱交換
    器の分割に対応して分割して取り外し可能である、 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のカートリッジ構
    造。
  11. 【請求項11】前記第1熱交換器の、前記燃料ガスを前
    記燃料電池カートリッジに供給する管である第1供給管
    の一端部である第3端部は、前記燃料導入管に接続さ
    れ、 前記第1供給管の他端部である第4端部は、前記供給室
    に開放されて接合され、 前記第1熱交換器の、前記燃料電池カートリッジから前
    記排出燃料ガスを排出する管である第1排出管の一端部
    である第5端部は、前記排気室に開放されて接続され、 前記第1排出管の他端部である第6端部は、前記燃料処
    分管に接続される、 請求項10に記載のカートリッジ構造。
  12. 【請求項12】前記第2熱交換器は、 一端部である第7端部が前記酸化剤供給部に開放されて
    接続され、他端部である第8端部が前記第2熱交換器
    の、前記燃料電池カートリッジから前記排出酸化剤ガス
    を排出する管である第2排出管の途中に接続される酸化
    剤排出管と、 を更に具備し、 前記第2熱交換器の、前記酸化剤ガスを前記燃料電池カ
    ートリッジに供給する管である第2供給管から前記酸化
    剤ガスが前記酸化剤供給部へ供給されるように放出さ
    れ、 前記排出酸化剤ガスを前記酸化剤排出管を介して、前記
    第2排出管へ排出する、請求項8乃至10に記載のカー
    トリッジ構造。
  13. 【請求項13】前記第1熱交換器は、二重管構造を有
    し、 前記第1供給管が、前記第1熱交換器の内管であり、 前記第1排出管が、前記第1熱交換器の外管である、 請求項11に記載のカートリッジ構造。
  14. 【請求項14】前記第2熱交換器は、二重管構造を有
    し、 前記第2排出管が、前記第2熱交換器の内管であり、 前記第2供給管が、前記第2熱交換器の外管である、 請求項12に記載のカートリッジ構造。
  15. 【請求項15】前記供給室は、前記燃料ガスを供給する
    ガス供給口を具備し、 前記排出室は、前記燃料ガスを排出するガス排出口を具
    備し、 前記燃料ガスは、前記ガス供給口から前記供給室に供給
    され、前記燃料電池セル管を通過し、前記排出室に入
    り、前記ガス排出口から排出される、 請求項1乃至14のいずれか一項に記載のカートリッジ
    構造。
JP2001120406A 2001-04-18 2001-04-18 カートリッジ構造 Expired - Lifetime JP4884598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001120406A JP4884598B2 (ja) 2001-04-18 2001-04-18 カートリッジ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001120406A JP4884598B2 (ja) 2001-04-18 2001-04-18 カートリッジ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002313407A true JP2002313407A (ja) 2002-10-25
JP4884598B2 JP4884598B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=18970449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001120406A Expired - Lifetime JP4884598B2 (ja) 2001-04-18 2001-04-18 カートリッジ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4884598B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1590844A2 (en) * 2002-12-24 2005-11-02 Fuelcell Energy, Inc. Fuel cell end unit with integrated heat exchanger
JP2011527820A (ja) * 2008-07-08 2011-11-04 シーメンス エナジー インコーポレイテッド 開放端におけるアノードガス管理の改良のため移行断面を備えた固体酸化物型燃料電池

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6297270A (ja) * 1985-10-22 1987-05-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料電池
JPH01130476A (ja) * 1987-11-16 1989-05-23 Toshiba Corp 燃料電池
JPH05101842A (ja) * 1991-10-03 1993-04-23 Yuasa Corp 固体電解質型燃料電池の集合電池および電解セルの集合セル
JPH05174855A (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池モジュールの点検方法
JPH06163067A (ja) * 1992-11-16 1994-06-10 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池スタック
JPH06163068A (ja) * 1992-11-16 1994-06-10 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池スタック
JPH08273686A (ja) * 1995-04-04 1996-10-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体電解質型燃料電池モジュール

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6297270A (ja) * 1985-10-22 1987-05-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 燃料電池
JPH01130476A (ja) * 1987-11-16 1989-05-23 Toshiba Corp 燃料電池
JPH05101842A (ja) * 1991-10-03 1993-04-23 Yuasa Corp 固体電解質型燃料電池の集合電池および電解セルの集合セル
JPH05174855A (ja) * 1991-12-20 1993-07-13 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池モジュールの点検方法
JPH06163067A (ja) * 1992-11-16 1994-06-10 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池スタック
JPH06163068A (ja) * 1992-11-16 1994-06-10 Fujikura Ltd 固体電解質型燃料電池スタック
JPH08273686A (ja) * 1995-04-04 1996-10-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 固体電解質型燃料電池モジュール

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1590844A2 (en) * 2002-12-24 2005-11-02 Fuelcell Energy, Inc. Fuel cell end unit with integrated heat exchanger
EP1590844A4 (en) * 2002-12-24 2010-06-09 Fuelcell Energy Inc FUEL CELL END UNIT WITH INTEGRATED HEAT EXCHANGER
JP2011527820A (ja) * 2008-07-08 2011-11-04 シーメンス エナジー インコーポレイテッド 開放端におけるアノードガス管理の改良のため移行断面を備えた固体酸化物型燃料電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP4884598B2 (ja) 2012-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101451456B1 (ko) 유동 후드를 포함하는 연료전지 스택 조립체 및 그 제조 방법
JP4991097B2 (ja) 燃料電池発電装置
JPH0757759A (ja) 燃料電池
JP4467831B2 (ja) 燃料電池
JP3868253B2 (ja) 燃料電池の熱交換構造
EP2424027B1 (en) Fuel cell stack and fuel cell cogeneration system equipped with fuel cell stack
JP2007180000A (ja) 燃料電池
JPH09259910A (ja) 溶融炭酸塩型燃料電池とこれを用いた発電装置
JP2010062134A (ja) 燃料電池システム
JP2005005213A (ja) 固体電解質型燃料電池を含む発電・給湯コジェネレーションシステム
JP2005078859A (ja) 燃料電池システム
JP3912997B2 (ja) 空気予熱構造
JP2002313407A (ja) カートリッジ構造
JP2008021636A (ja) 燃料電池
JP3886763B2 (ja) 燃料電池の熱交換構造
EP3147985A1 (en) Fuel cell module and method of operating such module
JP3727906B2 (ja) 燃料電池モジュール
JP2004039331A (ja) 燃料電池モジュール
US10797326B2 (en) High-temperature proton exchange membrane electrochemical reactor suitable for low-temperature storage
JP3961198B2 (ja) 排熱利用燃料電池
JP6261989B2 (ja) 燃料電池及び燃料電池の冷却方法
JP2003086206A (ja) 燃料電池システム
JP2018133305A (ja) 燃料電池モジュール、これを備えた複合発電システム及び燃料電池モジュールの温度調整方法
KR20230100856A (ko) 수냉식 냉각채널을 갖는 튜브형 연료전지 및 그 제조방법
JP4884595B2 (ja) 固体電解質型燃料電池モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040624

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100608

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4884598

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term