JP2002313303A - 密閉形電池用安全弁およびそれを備えた密閉形蓄電池 - Google Patents

密閉形電池用安全弁およびそれを備えた密閉形蓄電池

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JP2002313303A
JP2002313303A JP2001112330A JP2001112330A JP2002313303A JP 2002313303 A JP2002313303 A JP 2002313303A JP 2001112330 A JP2001112330 A JP 2001112330A JP 2001112330 A JP2001112330 A JP 2001112330A JP 2002313303 A JP2002313303 A JP 2002313303A
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JP
Japan
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valve
battery
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valve body
side wall
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JP2001112330A
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English (en)
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Yoshitaka Sunakawa
芳隆 砂川
Takashi Nakajima
孝 中嶋
Yoshie Suzuki
芳江 鈴木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉形電池の安全弁において弁筒天面部と弁
体内側天面部、弁筒側壁部と弁体内側側壁部の固着によ
る開弁圧に異常な上昇を抑制し、信頼性の高い密閉形電
池を得ること。 【解決手段】 電槽の蓋1に形成された弁筒部3にキャ
ップ状の弁体4が装着され、前記弁体4の弁体内側天面
部4aと弁体内側側壁部4bにシール剤6を保持できる
発泡部材5を有し、電池内部の減圧時に弁体4の天面が
電池内側へ引張られ、前記発泡部材5が圧縮されること
で前記発泡部材5からシール剤6を弁筒天面部3aと弁
筒側壁部3bにしみ出させる。これにより常に弁筒天面
部3aと弁体内側天面部4a、弁筒側壁部3bと弁体内
側側壁部4bの間にシール剤6がある状態になり弁筒天
面部3aと弁体内側天面部4a、弁筒側壁部3bと弁体
内側側壁部4bの固着を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は密閉形電池の安全弁
とこれを備えた密閉形蓄電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】密閉形電池の安全弁の構造に関して、種
々の形態が提案されている。例えば、図2に示すように
電池の単位セルを収納した電槽(図示せず)の開口部を
閉塞する蓋11に凹部12が形成されており、凹部12
の底壁12aに中空の弁筒部13を形成し、この弁筒部
13にキャップ状で合成ゴム製の弁体14を装着し、弁
筒天面部13aと弁体内側天面部14a、弁筒側壁部1
3bと弁体内側側壁部14bの間に耐薬品性液体のシー
ル剤15が塗布されている。
【0003】このシール剤15としては例えばシリコン
オイルやフッ素樹脂系グリスが使用されている。このシ
ール剤15は弁筒部13と弁体14との間の隙間に充填
され、この弁筒部13と弁体14間の気密を保持する。
また、電池充電時のガス発生によって電池内圧が上昇
し、所定の内圧に達した場合には弁筒部13と弁体14
との間に隙間が生じて、この隙間を通して電池内部の過
剰ガスを電池外部に放出する構成を有している。なお、
16は弁押え板、17は上蓋である。
【0004】そして電池内圧が所定内圧以下に低下した
時点で弁筒部13と弁体14との間の隙間が無くなり、
弁筒天面部13aと弁体内側天面部14a、弁筒側壁部
13bと弁体内側側壁部14bとの間は再びシール剤1
5で閉塞され、安全弁が閉じて再び電池内の気密が保持
される。
【0005】したがって、このような安全弁構造を採用
する場合、シリコンオイル等の液体シール剤が弁筒部と
弁体との間に保持されていることが必要となる。しかし
ながらシリコンオイルやフッ素樹脂系グリスといった液
体シール剤は流動性があるため、時間の経過により弁筒
天面部13aと弁体内側天面部14a、弁筒側壁部13
bと弁体内側側壁部14bの間から流出してしまう。
【0006】そのため、弁筒天面部13a、弁筒側壁部
13bとキャップ状の弁体14の間にシリコンオイル等
のシール剤が無くなり、弁筒天面部13a、弁筒側壁部
13bと弁体14とが固着し、開弁圧が異常に上昇して
しまう。開弁圧が異常に上昇した状態で電池を充電した
場合、弁体14が所定の開弁圧で開弁せず電池内の圧力
が上昇し、その結果、電池が膨れ変形するという問題が
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、密閉形電池
の安全弁において前記したような弁筒天面部と弁体内側
天面部、弁筒側壁部と弁体内側側壁部が固着することに
よる開弁圧の異常上昇を抑制し、信頼性の高い安全弁構
造とこれを備えた密閉形電池を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明の請求項1に記載の発明は電槽蓋に形成
された弁筒部にキャップ状の弁体が装着され、弁体内側
天面部に発砲部材を備え、前記弁体と弁筒部との間隙お
よび前記発砲部材にシリコンオイル等のシール剤を含浸
保持させたことを特徴とする密閉形電池用安全弁を示す
ものである。
【0009】さらに本発明の請求項2に記載の発明は請
求項1に記載の構成を有する密閉形電池用安全弁を備え
た密閉形蓄電池を示すものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図を
用いて説明する。
【0011】図1は本発明の密閉形電池の安全弁の構成
を示す要部断面図である。
【0012】電池の極板群を収納した電槽(図示せず)
の開口部を閉塞する蓋1に凹部2が形成されており、凹
部2の底壁2aには中空の円筒状の弁筒部3が形成され
ている。この弁筒部3にはキャップ状の弁体4が装着さ
れている。
【0013】本発明においては弁体内側天面部4aに発
泡部材5が設けられており、この発泡部材5にシリコン
オイル等のシール剤6を含浸保持させるとともに、この
シール剤6は弁筒部3と弁体4の間に塗布されている。
そしてこの発泡部材5は例えば発泡ゴム等の弾性を有し
たものが使用される。また、この発泡部材5は連続気泡
を有したものが好ましい。
【0014】この発泡部材5の作用について以下説明す
る。
【0015】電池内圧が大気圧よりも低く、減圧されて
いる場合には弁体内側天面部4aが電池内側へ大気圧に
より押され、発泡部材5が弾性変形により圧縮変形する
ことで発泡部材5に含浸保持されたシール剤6が発泡部
材5から弁筒天面部3aと弁筒側壁部3bにしみ出し、
常に弁筒天面部3aと弁筒側壁部3bとキャップ状の弁
体4の間にシール剤6を存在させることができる。
【0016】また、電池内圧が上昇するとしみ出した余
剰のシール剤6は圧縮変形が解かれてもとの状態に復元
した発泡部材5に毛細管現象により再び吸収される。こ
のような構成にすることで弁筒天面部3aと弁筒側壁部
3bとキャップ状の弁体4の弁体内側天面部4aと弁体
内側側壁部4bとの間のシール剤6の流出を抑制し、弁
体4と弁筒部3との間にシール剤6を存在させることが
できるので、これら弁体4と弁筒部3との間に塗着した
シール剤6の流出による弁体4と弁筒部3との固着を防
止できる。
【0017】ここで発泡部材5は圧縮されて内部に保持
したシリコンオイル等のシール剤6を一旦放出する作用
が必要なため、弾性材で構成する必要がある。また、シ
ール剤6を有効に含浸保持するために連続気泡を有した
ものが好ましい。
【0018】以降は弁体4が弁筒部3からはずれないよ
うに保持する弁押え板7や上蓋8が蓋1に超音波溶着等
の手段により接合され、本発明による密閉形蓄電池が構
成される。
【0019】
【実施例】図2に示した従来例の安全弁を備えた密閉形
蓄電池(従来例の電池B)と、図1に示した本発明の実
施の形態による密閉形蓄電池(本発明例の電池A)を作
製した。
【0020】なお弁筒部3,13はそれぞれ底壁2a,
12aからの高さが5mmであり、それぞれの弁筒部
3,13にシリコンオイルのシール剤6,15を塗布し
た後に本発明例の電池Aについては弁体4を、従来例の
電池Bについては弁体14を装着している。この弁体4
および弁体14はいずれもエチレン・プロピレンゴムで
構成されている。
【0021】本発明例に用いる弁体4にはこの弁体内側
天面部4aに弁体4の内径と同サイズの1mm厚の発泡
部材5を貼り付けた。この発泡部材5は弁体4と同じく
エチレン・プロピレンゴムで構成し、連続気泡を有して
いる。弁体4を弁筒部3に装着するに先立ってシリコン
オイルのシール剤6を弁体4の内壁に塗布するととも
に、発泡部材5にこのシール剤6を含浸させた。
【0022】その後、図1および図2に示したようにそ
れぞれの電池の蓋1,11に弁押え板7,16と上蓋
8,17とを超音波溶着により接合して6V7Ahの密
閉形蓄電池を作製した。これら本発明例の電池Aおよび
従来例の電池Bについてそれぞれ安全弁の開弁圧を測定
した。
【0023】その後、これらの本発明例の電池Aおよび
従来例の電池Bとを充電状態で放置した後、これら電池
の開閉弁圧を再度測定した。測定した個数は各18個で
ある。その結果を表1に示す。なお、放置条件は60℃
気相中で3ヶ月間とした。
【0024】
【表1】
【0025】表1に示したように本発明例の電池Aは放
置の前後で開閉弁圧が安定した値を示していることがわ
かる。従来例の電池Bは放置後に開弁圧が上昇する一方
で閉弁圧の低下が見られる。従来例の電池Bの90%で
開弁圧が200mmHgを超え、この状態で電池を充電
した場合には電池内圧により電槽が変形する。また反対
に従来例の電池Bの閉弁圧は低下していた。中でも閉弁
圧が0mmHgとなり閉弁が行われないものが発生して
いた。
【0026】本発明例の電池Aと従来例の電池Bの放置
後の安全弁の状態を確認したところ、本発明例のものに
ついては弁体と弁筒部の間にシリコンオイルのシール剤
が存在しており、正常な弁機能を有していることがわか
った。
【0027】一方、従来例のものについては弁体と弁筒
部との間にシリコンオイルのシール剤が殆ど残存してい
ない状態であった。放置後の従来例の電池の一部につい
て開弁圧測定を行わず、弁体と弁筒部の状態を確認した
ところ、弁体と弁筒部とが固着しているものがあった。
【0028】したがって、従来例の電池については放置
中に弁体と弁筒部との間に塗布されたシリコンオイルの
シール剤が流出することにより弁体と弁筒部とが固着
し、異常に高い開弁圧を示したと考えられる。開弁圧測
定操作によって、一旦開弁すると弁体と弁筒部とを密着
させるシリコンオイルのシール剤がもはや存在しない状
態になっており、結果として閉弁圧が急激に低下したと
考えられる。
【0029】
【発明の効果】前記したように本発明によれば密閉形電
池の安全弁において弁筒天面部と弁体内側天面部、弁筒
側壁部と弁体内側側壁部が固着することを抑制すること
により、充電時にガスが発生した際の開弁圧の異常な上
昇を抑制でき、信頼性に優れた密閉形電池を提供できる
ことから工業上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における密閉形蓄電池の
安全弁を示す要部断面図
【図2】従来例による密閉形蓄電池の安全弁を示す要部
断面図
【符号の説明】
1,11 蓋 2,12 凹部 2a,12a 底壁 3,13 弁筒部 3a,13a 弁筒天面部 3b,13b 弁筒側壁部 4,14 弁体 4a,14a 弁体内側天面部 4b,14b 弁体内側側壁部 5 発砲部材 6,15 シール剤 7,16 弁押さえ板 8,17 上蓋
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 芳江 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H012 AA07 BB02 BB03 CC01 CC08 DD03 DD06 DD07 EE01 EE08 EE09 GG05 JJ01 5H028 AA01 BB01 BB03 CC04 CC08 EE06 EE10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電槽蓋に形成された弁筒部にキャップ状
    の弁体が装着され、弁体内側天面部に弾性を有する発泡
    部材を備え、前記弁体と弁筒部との間隙および前記発泡
    部材にシリコンオイル等のシール剤を含浸保持させたこ
    とを特徴とする密閉形電池用安全弁。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の密閉形電池用安全弁を
    備えた密閉形蓄電池。
JP2001112330A 2001-04-11 2001-04-11 密閉形電池用安全弁およびそれを備えた密閉形蓄電池 Pending JP2002313303A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017069440A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ニチコン株式会社 封口体及び電解コンデンサ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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