JP2002313075A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

Info

Publication number
JP2002313075A
JP2002313075A JP2001112371A JP2001112371A JP2002313075A JP 2002313075 A JP2002313075 A JP 2002313075A JP 2001112371 A JP2001112371 A JP 2001112371A JP 2001112371 A JP2001112371 A JP 2001112371A JP 2002313075 A JP2002313075 A JP 2002313075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic disk
housing
disk drive
opening
outside
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001112371A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Tanaka
秀明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2001112371A priority Critical patent/JP2002313075A/ja
Priority to US10/075,243 priority patent/US7046469B2/en
Publication of JP2002313075A publication Critical patent/JP2002313075A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1446Reducing contamination, e.g. by dust, debris
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B33/00Constructional parts, details or accessories not provided for in the other groups of this subclass
    • G11B33/14Reducing influence of physical parameters, e.g. temperature change, moisture, dust
    • G11B33/1486Control/regulation of the pressure, e.g. the pressure inside the housing of a drive

Landscapes

  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部環境変化に対する信頼性の高い磁気ディ
スク装置を得る。 【解決手段】 磁気ディスク装置において磁気ディスク
や磁気ヘッド等を収容した筐体1に形成された通気孔6
に、当該通気孔6を開閉する弁体71、弁体71を支点
71aで支持するレバー71b、レバー71bを介して
弁体71を閉塞方向に付勢するスプリング74、スプリ
ング74の付勢力に抗して、弁体71を開放方向に変位
させるソレノイド72、等で構成される開閉制御機構を
設け、停止状態では筐体1の通気孔6を弁体71にて閉
塞して筐体1を密閉構造とし、筐体1の内部温度が上昇
する動作状態でのみ通気孔6を開放することにより、外
部環境から侵入する湿気やガス、塵埃等に起因する筐体
1の内部環境の劣化を最小に抑え、磁気ディスクや磁気
ヘッド等の腐食による信頼性低下を抑止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
関し、特に、情報処理機器等の記憶装置として用いられ
る磁気ディスク装置に関し、より詳細には、外部環境の
変化に対する信頼性を高めた磁気ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置は、記録媒体となる磁
気ディスクと記録再生用磁気ヘッドとを主構成要素と
し、さらに磁気ディスクの回転機構、磁気ヘッドの位置
決め機構等より構成されており、それらが筐体内に配置
された構造を有する。磁気ディスク装置はパソコンやそ
の他の情報機器に接続されて主記憶装置として用いら
れ、高い信頼性が要求される。
【0003】ところで特に磁気ディスク装置がモバイル
パソコン等に搭載される場合、様々な外部環境にさらさ
れることになり、外部環境の変化に対して信頼性が劣化
しないことが重要である。かかる外部環境の変化因子と
しては、温度変化、気圧変化、湿度変化、及び微量のコ
ンタミネーション成分の存在有無等が代表的な例であ
る。
【0004】このうちコンタミネーション成分は、汚れ
として磁気ヘッドや磁気ディスク表面に堆積して障害の
原因となる各種有機ガスや有機金属ガス等、磁気ヘッド
や磁気ディスクの腐食を引き起こす腐食性ガス、あるい
は磁気ディスクの磁気ヘッドとの隙間に侵入して損傷を
招く塵埃等が代表的な例である。これらの成分の悪影響
を防止するため、磁気ディスク装置の筐体は通常呼吸孔
と呼ばれる微小な通気孔を介して半密閉構造を有してお
り、その筐体内部には、有害なガス成分を吸着するため
の吸着剤や、塵埃を取り除くためのフィルタユニット等
が設置される。これにより有害なコンタミネーション成
分を除いて磁気ディスク装置内を清浄に保ち、コンタミ
ネーション成分による信頼性の劣化を防止している。
【0005】特開平7−287976号公報には、さら
に呼吸孔の外側にバッファとなる膨張室を有するフィル
タユニットを設け、外部から侵入した腐食性のガス等を
膨張室に滞留させることにより、外部から筐体内部への
コンタミネーション成分の侵入を一層抑制した磁気ディ
スク装置が開示されている。
【0006】コンタミネーション成分は通常極めて低濃
度であるため、上記の構造で十分に抑えることができ
た。しかし上記した従来の筐体構造では、外部湿度の変
化に対して十分な信頼性確保が困難である。磁気ディス
ク装置の筐体内には、水分を吸着するための吸湿剤が設
けられ、通常筐体内は低湿度に保たれている。しかし磁
気ディスク装置の外部環境として高湿度環境は考慮せね
ばならず、この場合外部の高濃度の水分が筐体内部に徐
々に侵入するのは避けられない。特に高湿度環境で長期
間放置された場合、限られた量の吸湿剤で完全に水分を
除くことは不可能であり、吸湿剤が飽和した時点で筐体
内の湿度は外部環境とほぼ等しくなる。この状態でさら
に放置されると、磁気ヘッドや磁気ディスクの腐食が加
速され、磁気ディスク装置の信頼性を損なう大きな要因
となっている。
【0007】特開平5−12848号公報には、筐体内
外を連通する吸湿剤ユニット内にヒータを設け、吸湿剤
を定期的にヒータによって再生するに際し、吸湿剤ユニ
ットから筐体内外への通気孔の開閉制御をヒータの熱に
よって変形する形状記憶合金で行う磁気ディスク装置が
開示されている。本公知例では、通常は吸湿剤ユニット
から筐体外部への通気孔を閉塞して、筐体内部と吸湿剤
ユニットが接続された密閉構造となり、吸湿剤の再生時
にヒータで加熱した場合には、筐体外部への通気孔が開
放され、筐体内部への通気孔が閉塞されて筐体部のみが
密閉構造となり、吸湿剤から放出された水分は筐体外部
に排出される。これにより筐体内部を常に低湿度に保
ち、筐体内部への水分の蓄積を防止し耐食性が向上する
とされている。しかし本公知例では筐体は常に密閉され
た構造となっているため、外部温度変化または外部気圧
変化によって筐体内外の圧力差の発生が避けられないと
いう技術的課題がある。
【0008】筐体内への有害成分侵入防止の観点から
は、磁気ディスク装置は完全密閉構造とすることが望ま
しい。しかしながら、完全密閉構造とした場合には、外
部温度あるいは外部気圧の変化によって筐体内外の圧力
差が生じ、磁気ヘッドの浮上量が変化したり、筐体及び
周辺機構部品の変形により磁気ヘッドの位置決め精度を
悪化させる等によって、データエラーを生ずる危険性が
ある。
【0009】特開平5−314751号公報には、筐体
を密閉構造として、筐体内外を可動シリンダを介して連
結する、あるいは密閉構造の一部に弾性構造を設ける等
の圧力調整機構を設けることによって、外部温度変化や
外部圧力変化による筐体内外の圧力差を防止するととも
に、外部からの有害ガス等の侵入を防止した磁気ディス
ク装置が開示されている。しかし磁気ディスク装置は通
常−5℃程度から+60℃程度の外部温度変化及び外部
気圧変化として高度約3000m(約0.7気圧)を許
容する必要がある。これらの条件でも筐体内外の圧力を
一定に保つためには、圧力調整機構は筐体容積の±30
%以上の体積変化を吸収できる必要があり、機構自体が
非常に大きなものとなる。このため特に小型の磁気ディ
スク装置においては適用が困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では、磁気ディスク装置の外部環境として想定される温
度、気圧、湿度、コンタミネーション等の外部環境の変
化に対して、磁気ディスク装置の信頼性を確保するには
不十分である。
【0011】本発明の目的は、外部環境の変化、特に温
度や気圧の変化が起った場合や高湿度環境に長期間放置
された場合でも、高い信頼性を維持できる磁気ディスク
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも磁
気ディスクが収容される密閉可能な筐体構造を有し、こ
の筐体構造の内部と外部との間に通気孔を備えた磁気デ
ィスク装置において、磁気ディスク装置の動作状態に応
じて通気孔の開放及び閉塞を制御する開閉制御手段を備
えたものである。
【0013】また、本発明は、少なくとも磁気ディスク
が収容される密閉可能な筐体構造を有し、この筐体構造
の内部と外部との間に通気孔を備えた磁気ディスク装置
において、通気孔の開放及び閉塞を制御する開閉制御手
段を設けてなり、磁気ディスク装置の停止時には通気孔
を閉塞して筐体構造内を密閉状態とし、磁気ディスク装
置の動作時には通気孔を開放状態として、通気孔を介し
て筐体構造の内部と外部との通気を確保するものであ
る。
【0014】また、本発明は、少なくとも磁気ディスク
が収容される密閉可能な筐体構造を有し、この筐体構造
の内部と外部との間に通気孔を備えた磁気ディスク装置
において、通気孔の開放及び閉塞を制御する開閉制御手
段を設けてなり、磁気ディスクの回転機構が停止状態に
ある時に通気孔を閉塞して筐体構造内を密閉状態とし、
回転機構が動作状態にある時には通気孔を開放状態とし
て、通気孔を介して筐体構造の内部と外部との通気を確
保するものである。
【0015】また、本発明は、少なくとも磁気ディスク
が収容される密閉可能な筐体構造を有し、この筐体構造
の内部と外部との間に通気孔を備えた磁気ディスク装置
において、通気孔を閉塞し、筐体構造の内部と外部との
圧力差が所定の値以上になったときには通気孔を開放し
て通気を確保する閉塞手段を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施の形態である磁気
ディスク装置の構成の一例を示す断面図である。この図
1において、1は磁気ディスク装置の筐体、2は磁気デ
ィスク、3は磁気ディスクの回転機構、4は磁気ヘッ
ド、5は磁気ヘッドの位置決め機構、6は筐体に設けら
れた通気孔、7は通気孔の開閉制御機構、8は通気孔に
設置されたフィルタユニットをそれぞれ示す。
【0018】本実施の形態では、開閉制御機構7によ
り、後述のように、磁気ディスク装置の動作状態に応じ
て通気孔6の開閉を制御することにより、外部環境変化
に対する信頼性を高める。既に述べたように、筐体1を
密閉状態とした場合には外部温度や気圧の変化による筐
体1の内外の圧力差発生が大きな技術的課題である。し
かし既に述べたように圧力差が引き起こす技術的課題
は、磁気ヘッド4の浮上量変化、機構部品の変形による
磁気ヘッドの位置決め機構5の精度低下等、磁気ディス
ク装置が動作状態にある時に影響が大きく、停止状態に
おいては影響が小さい。
【0019】このため、本実施の形態では、磁気ディス
ク装置の動作状態においては通気孔6を解放して、筐体
1の内外の通気を確保することで筐体1の内外の圧力差
発生を防止し、磁気ディスク装置の停止状態においては
通気孔6を閉塞して筐体1を密閉状態とすることによ
り、外部から筐体1の内部への湿気や塵埃等の侵入を阻
止することで、密閉構造に起因する技術的課題を解決す
ることができる。これにより、停止状態においては外部
からの水分等の筐体1の内部への侵入を効果的に防止で
きる。この効果は、例えば高湿度の環境下で長期間保管
される場合の筐体1の内部に収容された磁気ディスク2
や磁気ヘッド4の腐食発生防止に大きな効果がある。
【0020】本実施の形態の方法では、磁気ディスク装
置の動作状態においては通気孔6が開放されるため、外
部からの水分等の筐体1の内部への侵入を完全に防止す
ることはできない。しかし磁気ディスク装置の動作状態
においては、筐体1の内部温度は動作時の発熱等により
外部環境より高くなるのが通常である。高湿度環境下で
磁気ディスク装置が長期間動作した場合、最終的には筐
体1の内外の水蒸気分圧がほぼ等しくなる。しかし筐体
1の内部温度が高いため、飽和蒸気圧は筐体1の内部で
高くなり、その結果、相対湿度は筐体1の内部では低く
抑えることができる。磁気ディスク2や磁気ヘッド4の
腐食に対しては、絶対的な水蒸気分圧よりも相対湿度が
支配的であることが知られている。このため、本実施の
形態のように、動作状態で通気孔6を開放し、動作停止
状態では通気孔6を閉塞する構造においては、高湿度環
境下での耐食性劣化はほとんど生じない。
【0021】以上のように本実施の形態によれば、磁気
ディスク装置の停止状態においては通気孔6を閉塞して
筐体1を密閉状態とし、動作状態では通気孔6を開放し
て筐体1の内外の通気を確保することにより、外部温度
や気圧変化に対する筐体1の内外圧力差発生に伴う信頼
性の劣化を生ずることなく、かつ高湿度環境下で長期間
保管された場合でも耐食性を飛躍的に向上させることが
でき、外部環境依存性の少ない高信頼性の磁気ディスク
装置を得ることができる。
【0022】なお本実施の形態において、磁気ディスク
装置内の環境をより清浄に保つため、筐体1の内部には
吸湿剤及び有害ガスの吸着剤を設けることがより望まし
い。また通気孔6の開口部には外部からの有害ガスや塵
埃の侵入を抑えるためのフィルタユニット8を設けるこ
とがより望ましい。前記吸湿剤、有害ガスの吸着剤、フ
ィルタユニット8は、各々別々に設けても良いが、設置
スペースやコスト低減の観点からは全てを一体としたも
のがより望ましい。
【0023】ここで、磁気ディスク装置の停止/動作状
態の判定基準は、磁気ディスク装置に通電がなされてい
るか否かを用いても良い。しかし磁気ディスク装置に通
電がなされている場合でも、スタンバイモードやスリー
プモード等のように磁気ディスク装置の筐体1の内部温
度上昇がほとんどない場合もありうる。この場合、通電
の有無を状態判定基準とすると、スタンバイモードやス
リープモード等が多く使われるケースには、高湿度条件
での長期間放置において耐食性が若干低下する可能性も
ある。このため、停止/動作状態の判定基準として、磁
気ディスクの回転機構3が動作中であるか否かを用いる
ことがより望ましい。磁気ディスク2が回転した状態で
は、筐体1の内部の温度上昇が確実に望めるため、高湿
度環境下に置かれた場合でもより信頼性の高い磁気ディ
スク装置を得ることができる。
【0024】本実施の形態における通気孔6の開閉制御
機構7は、磁気ディスク装置の停止/動作状態を判定し
て通気孔6の開閉を制御できるものであればどのような
構造でも構わない。開閉制御機構7の取付け位置は、磁
気ディスク装置の筐体1の内部でも外部でもどちらでも
良い。
【0025】一つの望ましい例としては電磁弁によって
開閉制御するもので良い。電磁弁は小型化が可能であ
り、小型の磁気ディスク装置への搭載が容易であるため
好都合である。本実施の形態の通気孔6の開閉制御機構
7の一実施の形態の概略構造を図2に示す。
【0026】図2の例では、弁体71は、支点71aを
中心として揺動するレバー71bに支持され、レバー7
1bは、支点71aの反対側に設けられた磁石73にソ
レノイド72から磁力を作用させることで変位し、弁体
71に通気孔6の開閉動作を行わせる構成である。
【0027】この場合、図2(a)の装置停止状態か
ら、磁気ディスク装置の動作開始時にソレノイド72に
通電することで磁石73との反発力を生じさせて弁体7
1を持ち上げることにより、図2(b)のように通気孔
6を開放し、装置停止時には図2(a)のように通気孔
6を閉塞すればよい。
【0028】装置停止時においては、通電も遮断される
場合があるため、通電なしの状態で弁体71の閉塞状態
を保持できるものであることが望ましい。例えば、図2
の例では、スプリング74等でレバー71b(弁体7
1)が閉方向に加圧されており、装置動作時のみソレノ
イド72により弁体71を開放するような電磁弁を用い
ることができる。この場合、磁気ディスク装置への通電
が突然遮断されて装置が停止状態に至った場合でも、ス
プリング74に加圧された弁体71により通気孔6が自
動的に閉塞されるため、信頼性確保に有効である。ただ
しこの場合、磁気ディスク装置の動作時には常にソレノ
イド72に通電している必要があり、磁気ディスク装置
の消費電力低減のためには不利である。
【0029】一方、弁体71の開方向及び閉方向の両方
向で、通電なしでも保持可能な状態保持機能を有するト
グルタイプの電磁弁を用い、開閉状態の切り替えの際の
みに電磁力で弁体71の移動を行う機構とすれば、切り
替え時のみの通電で良いため、消費電力低減の観点から
はより望ましい。このような本実施の形態の通気孔6の
開閉制御機構7の変形例の概略構造を図3に示す。
【0030】図3の例では、弁体71は、支点71aを
中心として揺動するレバー71bに支持され、レバー7
1bは、支点71aを挟む両端部にそれぞれ設けられた
磁石731および磁石732にソレノイド721および
ソレノイド722からそれぞれ磁力を作用させることで
変位し、弁体71に通気孔6の開閉動作を行わせる構成
である。この場合、レバー71bにおける磁石731の
装着端側には、スプリング75cを介して係止片75d
が支持され、筐体1の側に支持された状態保持機能75
のノッチ75aおよびノッチ75bの2位置に対して嵌
合することで、レバー71bの揺動による弁体71の開
閉位置を保持する構成となっている。
【0031】図3(a)の係止片75dがノッチ75b
の閉止位置に嵌合した停止状態から動作状態に変化した
場合、ソレノイド721に通電して磁石731との反発
力を生じさせて弁体71を持ち上げることにより図3
(b)のように通気孔6を開放する。弁体71の開放後
はソレノイド721への通電を停止しても、状態保持機
能75のノッチ75aに係止片75dが嵌合することに
よって弁体71は開放状態で保持される。
【0032】逆に、図3(b)の動作状態から停止状態
に変化した場合は、ソレノイド722に通電して磁石7
32との反発力を生じさせて図3(a)のように弁体7
1を閉じて通気孔6を閉塞し、筐体1を密閉構造とす
る。弁体71の閉塞後はソレノイド721への通電を停
止しても、状態保持機能75のノッチ75bに係止片7
5dが嵌合することによって弁体71は閉塞状態で保持
される。
【0033】なお本実施の形態では、状態保持機能75
を別に搭載した例を示したが、弁体71の閉塞状態にお
いてはソレノイド721と磁石731が接触しており、
開放状態ではソレノイド722と磁石732が接触して
おり、各々の状態で磁石の磁力によって状態保持するこ
ともできる。この場合、状態保持機能75を別に設けな
くても良い。また図3では弁体71の開放と閉塞用に2
つのソレノイドを用いた一例を示したが、開放時と閉塞
時でソレノイドに流す電流の向きを変えて、1つのソレ
ノイドで開放、閉塞を制御しても構わない。この場合に
は部品点数が削減できるので、より望ましい。
【0034】ところで本実施の形態の場合には、通電が
突然遮断されて装置が停止状態に至った場合にも弁体7
1を確実に閉塞するため、非常時の電力供給源を併用す
る必要がある。かかる電力供給源としては、コンデンサ
や電池等を用いればよい。磁気ディスク装置の動作状態
を、磁気ディスク2の回転機構3が動作中であるかによ
って判定する場合には、弁体71が開の状態では必ず磁
気ディスク2は回転している。このため、通電が突然遮
断された場合でも磁気ディスク2は慣性で回転を続けて
おり、この場合には電力供給源として回転機構3の逆起
電力を用いても良い。これによれば特別な電力供給源が
不要となるため、コスト低減ができるメリットがあり特
に望ましい。
【0035】他の望ましい通気孔の開閉制御機構の例と
しては、磁気ディスクの回転による気流によって動作す
る弁体を用いても良い。本実施の形態の通気孔の開閉制
御機構7のさらに他の変形例の概略構造を図4に示す。
【0036】この図4で用いられる弁体71は気流を受
けて回転軸76aの周りの回動力を発する受風部76に
連結アーム76bを介して接続され、磁気ディスク2の
回転停止時には受風部76を付勢するスプリング74等
で閉方向に加圧されており、磁気ディスク2の回転時に
気流を受けた受風部76が発生する回転力でスプリング
74の付勢力に抗して弁体71を開放するものであるこ
とが望ましい。この場合には、磁気ディスク2の回転有
無に同期して自動的に弁体71の開閉が行われ、特別な
外部電力を必要としないため、磁気ディスク装置の節電
等の観点から特に望ましい。
【0037】本実施の形態において、磁気ディスク装置
の停止状態では、筐体1は密閉構造となる。既に述べた
ように磁気ディスク装置の停止時においては、外部温度
や気圧の変化によって筐体1の内外の圧力差が変化して
も、信頼性に対する悪影響はほとんどない。しかしなが
ら万一通常使用温度や気圧から著しく逸脱した条件にさ
らされた場合には、筐体1の内外の圧力差が大きくなり
過ぎて、筐体構造の大きな変形を起こすような力が働く
可能性もありうる。この場合、筐体1あるいは機構部品
の一部が塑性変形を起こして、位置ずれ等構造上の機能
劣化が生ずる危険性もある。また圧力差が大きすぎる
と、停止状態から装置の起動時に通気孔6を開放して
も、通気孔6の口径が小さい場合には流路抵抗は大きい
ために圧力の開放が速やかに行われず、回転を始めた磁
気ディスク2や回転機構3、あるいは動作を開始した磁
気ヘッドの位置決め機構5が筐体1の一部と接触して障
害の原因となる可能性もある。
【0038】このため、このような苛酷な条件にさらさ
れる危険性が想定される場合でも、磁気ディスク装置の
一層の信頼性を確保するため、極端な筐体1の内外圧力
差が生じた場合のみに作動する図示しない安全弁を筐体
1に設けて、万一の場合に筐体1の内外の圧力差を緩和
するようにすることがより望ましい。
【0039】あるいは、発想を変えて、筐体1の内外圧
力差が生じた場合のみに通気孔6を開放するように動作
する閉塞構造9を設ける構成でもよい。このような閉塞
構造9の磁気ディスク装置に対する装着例を図5に示
す。
【0040】筐体1には外部に貫通した二つの通気孔6
aおよび6bが設けられ、各々は、筐体1の内側、およ
び外側から、板ばね9cおよび板ばね9dにて付勢され
る弁体9aおよび弁体9bにて、開閉可能に、それぞれ
閉塞されている。通気孔6aおよび6bの形成部は、フ
ィルタユニット8にて覆われており、外部から筐体1の
内部に通気孔6aおよび6bを経由して流通する空気の
湿気、ガス、塵埃等の除去が行われる。
【0041】弁体9aおよび弁体9bを付勢する板ばね
9cおよび板ばね9dのばね定数の値(ばねの強弱)
は、通気孔6aおよび6bを開放して緩和する必要のあ
る筐体1の内外の気圧差の閾値(筐体1の剛性等で異な
る)の大小に応じて適宜設定される。
【0042】そして、なんらかの原因(たとえば磁気デ
ィスク装置の動作による筐体1の内部の発熱や、磁気デ
ィスク装置を保管中の外気圧の低下等)で、筐体1の内
部の気圧が、外部の気圧よりも大きくなり、その気圧差
が板ばね9dのばね定数で定まる閾値を超えると、当該
気圧差により、外側に弁体9bが押し退けられて、通気
孔6bが開放され、筐体1の内部から外部に通気孔6b
を通じて気流が流出して気圧差が緩和された時点で弁体
9bは元の閉塞位置に戻る。
【0043】逆に、なんらかの原因(たとえば磁気ディ
スク装置の動作停止による筐体1の内部の冷却や、磁気
ディスク装置を保管中の外気圧の上昇等)で、筐体1の
内部の気圧が、外部の気圧よりも小さくなり、その気圧
差が板ばね9cのばね定数で定まる閾値を超えると、当
該気圧差により、内側に弁体9aが押し退けられて、通
気孔6aが開放され、筐体1の外部から内部に通気孔6
aを通じて気流が流入して気圧差が緩和された時点で弁
体9aは元の閉塞位置に戻る。なお、このとき、筐体1
の内部に流入した気流に含まれる湿気、ガス、塵埃等は
フィルタユニット8にて補足される。
【0044】このように、図5に例示される閉塞構造9
は、磁気ディスク装置の動作や通電の有無に関係なく可
能な限り通気孔6aおよび6bを閉塞しているととも
に、筐体1の内外で当該筐体1を許容以上に変形させる
ような気圧差を緩和するように、通気孔6aおよび6b
を適宜開閉する動作を行うので、筐体1の密閉による外
部からの湿気、ガス、塵埃の侵入阻止と、筐体1の内外
の気圧差の緩和による、筐体1の変形防止とを両立させ
ることが可能になる。しかも、閉塞構造9の開放動作は
気圧差自体によって自動的に行われるので、なんらの複
雑な構成や動力は必要としない、という利点もある。
【0045】図6に図5と同様の発想に基づく閉塞構造
10の磁気ディスク装置に対する装着例を示す。
【0046】すなわち、この図6の例では、磁気ディス
ク装置の筐体1に設けられた通気孔6に、閉塞構造10
として、たとえばゴム等の弾性体からなるブッシュ10
aを装着する。このブッシュ10aの中央部には、厚さ
方向に貫通するように、スリット10bが形成されてい
る。このスリット10bは、ブッシュ10aの通気孔6
に対する装着圧等による弾性変形にて閉塞状態となって
いる。筐体1の内外の気圧差が、ブッシュ10aの弾係
数や厚さ寸法等によって適宜の値に設定可能な閾値を超
えると、当該気圧差による変形にてスリット10bが拡
開されて通気孔6が開放状態となり筐体1の内外の気圧
差を緩和するように作用する。
【0047】すなわち、なんらかの原因(たとえば磁気
ディスク装置の動作による筐体1の内部の発熱や、磁気
ディスク装置を保管中の外気圧の低下等)で、筐体1の
内部の気圧が、外部の気圧よりも大きくなり、その気圧
差が閾値を超えると、当該気圧差により、ブッシュ10
aは外部側に膨らむように変形して、スリット10bが
拡開され、通気孔6が開放され、筐体1の内部から外部
に通気孔6(スリット10b)を通じて気流が流出して
気圧差が緩和された時点でスリット10bは元の縮閉状
態に戻る。
【0048】逆に、なんらかの原因(たとえば磁気ディ
スク装置の動作停止による筐体1の内部の冷却や、磁気
ディスク装置を保管中の外気圧の上昇等)で、筐体1の
内部の気圧が、外部の気圧よりも小さくなり、その気圧
差がブッシュ10aの物性等による閾値を超えると、当
該気圧差により、ブッシュ10aは内部側に膨らむよう
に変形して、スリット10bが拡開され、通気孔6が開
放され、筐体1の外部から内部に通気孔6(スリット1
0b)を通じて気流が流入して気圧差が緩和された時点
でスリット10bは元の縮閉状態に戻る。なお、このと
き、筐体1の内部に流入した気流に含まれる湿気、ガ
ス、塵埃等はフィルタユニット8にて補足される。
【0049】この図6の閉塞構造10の場合には、磁気
ディスク装置の動作や通電の有無に関係なく可能な限り
通気孔6を閉塞しているとともに、筐体1の内外で当該
筐体1を許容以上に変形させるような気圧差を緩和する
ように、通気孔6を適宜開閉する動作を行うので、筐体
1の密閉による外部からの湿気、ガス、塵埃の侵入阻止
と、筐体1の内外の気圧差の緩和による、筐体1の変形
防止等とを両立させることが可能になる。しかも、閉塞
構造10の開放動作は気圧差自体によって自動的に行わ
れるので、なんらの複雑な構成や動力は必要としない、
という利点もある。さらに、図6の閉塞構造10の場合
には、図5の閉塞構造9に比較して、一つの通気孔6で
より簡便に、同一の機能を実現できる、という利点もあ
る。
【0050】図7には本発明の上述のような実施の形態
による磁気ディスク装置と、従来の通常の通気孔を有す
る磁気ディスク装置について、温度60℃、相対湿度9
0%の高温高湿環境下に長期間停止状態で放置した場合
の、筐体内部の相対湿度変化を測定した結果を示す。
【0051】本測定では、小型の湿度センサを筐体1の
内部に設置して、直接、筐体1の内部の相対湿度変化を
計測している。従来の磁気ディスク装置では10日間の
放置後で筐体1の内部は相対湿度80%以上に達した。
30日間放置後に装置を分解して、磁気ディスク2及び
磁気ヘッド4を調査した結果、磁気ヘッド4の一部に腐
食の発生が認められた。一方、本発明の磁気ディスク装
置では、10日間放置後でも筐体1の内部湿度は50%
以下であり、30日間の放置後の磁気ディスク2及び磁
気ヘッド4には腐食発生は認められず、耐環境性に優れ
た磁気ディスク装置であることを確認した。
【0052】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、磁気ディスク装置の筐
体構造の通気孔に開閉制御手段を設け、停止状態では筐
体の通気孔を閉塞して筐体を密閉構造とし、筐体内部温
度が上昇する動作状態でのみ通気孔を開放することによ
り、磁気ディスク装置の外部環境変化、特に高湿度条件
下で長期間保管された場合においても、高い信頼性を有
する磁気ディスク装置が得られる。
【0054】また、本発明によれば、磁気ディスク装置
の筐体構造の通気孔に閉塞手段を設け、筐体の内外の気
圧差が所定の許容値以下に維持されるように、気圧差が
発生した時にのみ通気孔を開いて気圧差を緩和すること
により、磁気ディスク装置の外部環境変化、特に高湿度
条件下で長期間保管された場合においても、高い信頼性
を有する磁気ディスク装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である磁気ディスク装置
の構成の一例を示す断面図である。
【図2】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態
である磁気ディスク装置における通気孔の開閉制御機構
の構成および作用の一例を示す模式図である。
【図3】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態
である磁気ディスク装置における通気孔の開閉制御機構
の構成および作用の変形例を示す模式図である。
【図4】(a)および(b)は、本発明の一実施の形態
である磁気ディスク装置における通気孔の開閉制御機構
の構成および作用の変形例を示す模式図である。
【図5】本発明の一実施の形態である磁気ディスク装置
における通気孔の閉塞構造の構成の一例を示す断面図で
ある。
【図6】本発明の一実施の形態である磁気ディスク装置
における通気孔の閉塞構造の構成の変形例を示す断面図
である。
【図7】本発明の一実施の形態である磁気ディスク装置
の作用効果を、従来の磁気ディスク装置の場合と比較対
照して例示したグラフである。
【符号の説明】
1…磁気ディスク装置の筐体、2…磁気ディスク、3…
磁気ディスクの回転機構、4…磁気ヘッド、5…磁気ヘ
ッドの位置決め機構、6…通気孔、7…通気孔の開閉制
御機構、8…フィルタユニット、71…弁体、72,7
21,722…ソレノイド、73,731,732…磁
石、74…スプリング、75…状態保持機能、76…受
風部、9,10…閉塞構造。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも磁気ディスクが収容される密
    閉可能な筐体構造を有し、前記筐体構造の内部と外部と
    の間に通気孔を備えた磁気ディスク装置であって、 前記磁気ディスク装置の動作状態に応じて前記通気孔の
    開放及び閉塞を制御する開閉制御手段を設けたことを特
    徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気ディスク装置におい
    て、 前記開閉制御手段は、 前記磁気ディスク装置が通電されていない装置停止時、
    および前記磁気ディスクの回転機構の回転停止時の少な
    くとも一方の場合には、前記通気孔を閉塞して筐体構造
    内を密閉状態とし、 前記磁気ディスク装置が通電されている装置動作時、お
    よび前記磁気ディスクの回転機構の回転時の少なくとも
    一方の場合には前記通気孔を開放状態として、前記通気
    孔を介して前記筐体構造の内部と外部との通気を確保す
    る動作を行う、ことを特徴とする磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の磁気ディスク装置におい
    て、 前記開閉制御手段は電磁弁を含み、前記磁気ディスク装
    置への電源が遮断された場合には、前記磁気ディスクの
    前記回転機構が発生する起電力によって前記電磁弁を作
    動させることで前記通気孔が閉塞されることを特徴とす
    る磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも磁気ディスクが収容される密
    閉可能な筐体構造を有し、前記筐体構造の内部と外部と
    の間に通気孔を備えた磁気ディスク装置であって、 前記通気孔の密閉および開放の少なくとも一方が、前記
    磁気ディスクの回転によって生ずる気流を受けて動作す
    る開閉制御手段によって行われることを特徴とする磁気
    ディスク装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも磁気ディスクが収容される密
    閉可能な筐体構造を有し、前記筐体構造の内部と外部と
    の間に通気孔を備えた磁気ディスク装置であって、 前記通気孔を閉塞し、前記筐体構造の内部と外部との気
    圧差が所定の値以上になったときには前記通気孔を開放
    して通気を確保する閉塞手段を備えたことを特徴とする
    磁気ディスク装置。
JP2001112371A 2001-04-11 2001-04-11 磁気ディスク装置 Pending JP2002313075A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001112371A JP2002313075A (ja) 2001-04-11 2001-04-11 磁気ディスク装置
US10/075,243 US7046469B2 (en) 2001-04-11 2002-02-15 Hard disk drive

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001112371A JP2002313075A (ja) 2001-04-11 2001-04-11 磁気ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002313075A true JP2002313075A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18963803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001112371A Pending JP2002313075A (ja) 2001-04-11 2001-04-11 磁気ディスク装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7046469B2 (ja)
JP (1) JP2002313075A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060506A1 (ja) * 2007-11-05 2009-05-14 Fujitsu Limited 記憶媒体駆動装置および記憶媒体駆動装置向けランプ部材の温度制御方法
JP2014092830A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 I-O Data Device Inc 外部記憶装置用保護装置

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6940687B2 (en) * 2002-07-19 2005-09-06 Seagate Technology Llc Rigid housing member for a data storage device with integrated contaminant adsorbent filter
US7570454B1 (en) * 2004-05-04 2009-08-04 Maxtor Corporation Fill valve with a press-fit member for a sealed housing
US7843689B2 (en) * 2005-04-22 2010-11-30 Robby Jay Moore Fire resistant and water resistant enclosure for operable computer digital data storage device
US20070171563A1 (en) * 2006-01-25 2007-07-26 Remmelt Pit System and method for adjusting pressure sensitivity in sealed disk drive to account for temperature-induced changes in fly height
US7298571B1 (en) * 2006-04-28 2007-11-20 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. Method and a system for maintaining an acceptable level of relative humidity inside of a disk drive
US7876526B2 (en) * 2006-05-11 2011-01-25 Seagate Technology Llc Fill-port assembly with reflowed seal member
US20080173089A1 (en) * 2007-01-19 2008-07-24 Seagate Technology Llc Transducing system with integrated environmental sensors
US7609473B1 (en) 2008-05-13 2009-10-27 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands, B.V. Dissipation of liquid droplets in a magnetic disk drive
US8102619B2 (en) * 2009-01-07 2012-01-24 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Airborne particle trap within an enclosure containing sensitive equipment
JP2011253582A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Nec Corp ハードディスクドライブ装置
US8934194B2 (en) * 2011-01-09 2015-01-13 Erhard Schreck System and method for maintaining a low density gas environment in a disk drive

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3573771A (en) * 1969-04-21 1971-04-06 Ibm Flexible disc magnetic storage device
JPS516707A (en) 1974-07-06 1976-01-20 Nippon Electric Co Jikideisukusochino bojinkiko
US4389687A (en) * 1981-03-23 1983-06-21 Storage Technology Corporation Exhaust air valve for magnetic disk drives
JPS5862879A (ja) 1981-10-08 1983-04-14 Nec Corp 磁気デイスク装置
JPS5922274A (ja) 1982-07-28 1984-02-04 Nec Corp 密封型磁気デイスク装置
JPS6462890A (en) 1987-09-01 1989-03-09 Mitsubishi Electric Corp Magnetic disk device
JPH04299092A (ja) 1991-03-27 1992-10-22 Nippon Densan Corp モータ駆動用半導体装置及びモータ駆動システム
JPH0512848A (ja) 1991-07-01 1993-01-22 Mitsubishi Electric Corp 磁気デイスクの湿度調整装置
JPH05314751A (ja) 1992-05-06 1993-11-26 Nec Ibaraki Ltd 磁気ディスク装置
JP3547480B2 (ja) 1994-04-19 2004-07-28 富士通株式会社 磁気ディスク装置
US6578816B1 (en) * 2000-04-14 2003-06-17 International Business Machines Corporation Active micromechanical air valve for pressure control and method for making same
US20020012279A1 (en) * 2000-05-10 2002-01-31 Angelo James Edward Low pressure operation for reduced excitation in a disc drive
JP2002100179A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Toshiba Corp 磁気ディスク装置
US6831811B1 (en) * 2002-04-08 2004-12-14 Maxtor Corporation Disk drive with evacuation/fill valve assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060506A1 (ja) * 2007-11-05 2009-05-14 Fujitsu Limited 記憶媒体駆動装置および記憶媒体駆動装置向けランプ部材の温度制御方法
JP2014092830A (ja) * 2012-11-01 2014-05-19 I-O Data Device Inc 外部記憶装置用保護装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7046469B2 (en) 2006-05-16
US20020149871A1 (en) 2002-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002313075A (ja) 磁気ディスク装置
JP2601999B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2006216157A (ja) 磁気ディスク装置
US20090244769A1 (en) Scheme to protect media and head against corrosion/oxidation in a hard disk drive
US5650890A (en) Apparatus for controlling humidity in a disk drive enclosure
US6735044B2 (en) Magnetic disk apparatus with humidity controller
JP2705302B2 (ja) 磁気ディスク装置
JPH11281613A (ja) センサー素子の劣化防止構造およびそれを使用したガス測定器
JP5261561B2 (ja) 情報処理装置
JPS5817990B2 (ja) 磁気ディスク装置
US20060032931A1 (en) Humidity control in a sealed housing
US6000121A (en) Method for manufacturing an enclosed disk drive
US20050270679A1 (en) Condensation compensation in a motion control system
US20220375502A1 (en) Magnetic recording/reproducing apparatus and method for manufacturing the same
JPH05314751A (ja) 磁気ディスク装置
JPH0636548A (ja) 磁気ディスク装置
JP2004318932A (ja) 磁気ディスク装置
JP2006294159A (ja) ハードディスクドライブの結露防止装置
JP2007193857A (ja) 記録再生装置
JPH0127513B2 (ja)
JPH10326476A (ja) 磁気ディスク装置
JPH07320453A (ja) 磁気ヘッド吸着防止機構付き磁気ディスク装置
JPS5922274A (ja) 密封型磁気デイスク装置
JP2002109855A (ja) 固定磁気ディスク装置
JPH01182991A (ja) 磁気ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050624

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050819

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050920