JP2002312963A - 光ヘッド装置 - Google Patents

光ヘッド装置

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JP2002312963A
JP2002312963A JP2001114413A JP2001114413A JP2002312963A JP 2002312963 A JP2002312963 A JP 2002312963A JP 2001114413 A JP2001114413 A JP 2001114413A JP 2001114413 A JP2001114413 A JP 2001114413A JP 2002312963 A JP2002312963 A JP 2002312963A
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optical
head device
optical head
light
wiring board
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JP2001114413A
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Katsuya Moriyama
克也 森山
Hisahiro Ishihara
久寛 石原
Masao Takemura
政夫 竹村
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Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線基板を構成部品の搭載基板として利用し
て、装置の薄型化を図った光ヘッド装置において、対物
レンズ駆動機構から発生する振動により配線基板上の光
学部品が振動することが無いようにする。 【解決手段】 光ヘッド装置1では、その光学系を構成
している各光学部品4、6、7、8を直接に配線基板3
に搭載しているが、振動発生源である対物レンズ駆動機
構11の構成部品であるワイヤサスペンション13およ
びヨーク板14は樹脂製の装置フレーム5に搭載され、
この装置フレーム5が配線基板3の表面に積層されてい
る。対物レンズ駆動機構11で発生した振動がダンパ機
能を有する樹脂製の装置フレーム5によって吸収される
ので、配線基板3に搭載されている各光学部品4、6、
7、8が振動することを確実に防止でき、振動に起因す
る光学特性の劣化を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(デジタルバーサタイルディスク)
などの光記録ディスクの再生に用いられる光ヘッド装置
に関するものである。さらに詳しくは、光学系を構成し
ている部品に対物レンズ駆動機構からの振動が伝わるこ
とを防止可能とした光ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光記録ディスクの再生に用いられる再生
機器のキーパーツである光ヘッド装置は、ノートパソコ
ンの普及やポータブル再生機器の需要拡大により、小型
化、薄型化が進んでいる。薄型化、小型化を図るための
工夫としては、光ヘッド装置の配線基板を、光学部品、
その外の構成部品を搭載するための装置フレームとして
利用する提案がなされている。例えば、特開平8−23
5627号公報にはかかる構造の光学ピックアップ装置
が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、アルミニウム
製や樹脂製の厚い装置フレームに構成部品が搭載されて
いる場合とは異なり、薄い配線基板に各構成部品が搭載
されている場合には、次のような問題が発生する。すな
わち、薄い配線基板に対物レンズ駆動機構等の振動発生
部分が搭載されているので、そこで発生した振動が、配
線基板に搭載されている光学系構成部品に伝わり、これ
らの構成部品が振動してしまう。特に、レーザダイオー
ドや受光素子に振動が伝わると、光学系の光学特性が著
しく悪化するので好ましくない。
【0004】このような弊害を防止するために、例え
ば、特開平11−185270号公報には、対物レンズ
駆動装置および光学系構成部品が搭載されている平板に
おいて、対物レンズ駆動装置の搭載部分と、光学部品の
搭載部分との間にスリットを形成して、振動の伝達を防
止している。
【0005】しかしながら、薄く、剛性の不足しがちな
配線基板にスリットを形成すると、剛性が大幅に低下し
てしまい、また、構成部品の設置スペースや配線スペー
スも狭まってしまうので好ましくない。
【0006】そこで、本発明の課題は、配線基板を構成
部品搭載用の基板として利用して装置の薄型化を図った
光ヘッド装置において、配線基板の剛性低下、その部品
搭載スペースや配線スペースを狭めることなく、対物レ
ンズ駆動機構の振動が光学部品に伝わることを防止にす
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、光源と、この光源からの出射光を光記録
媒体に集光させる対物レンズを保持するレンズホルダ
と、このレンズホルダをフォーカシング方向およびトラ
ッキング方向の少なくとも一方に移動可能な状態で支持
しているホルダ支持部材と、前記光記録媒体からの戻り
光を受光する受光素子と、前記光源からの出射光を前記
対物レンズに導くと共に、前記光記録媒体からの戻り光
を前記受光素子に導く光学系を構成している複数の光学
部品とを有する光ヘッド装置において、前記光源、前記
受光素子および少なくとも一つの前記光学部品は、前記
光源および前記受光素子に対する給電用配線パターンが
形成された配線基板に搭載されており、この配線基板に
は、ダンパ部材を介して、前記ホルダ支持部材が取り付
けられていることを特徴としている。
【0008】本発明では、ホルダ支持部材がダンパ部材
を介して配線基板に取り付けられているので、ホルダ支
持部材で発生した振動はダンパ部材で吸収され、配線基
板の側には伝達しない。従って、レンズホルダとホルダ
支持部材の間に構成される対物レンズ駆動機構の駆動に
よって振動が発生しても、当該振動によって配線基板に
搭載されている光学部品が振動して、その光学系の光学
特性が劣化してしまうという弊害を防止できる。
【0009】ここで、前記ダンパ部材を、光記録媒体の
半径方向に架け渡された主軸または副軸に沿って摺動可
能な軸受部を備えた装置フレームとすることができる。
【0010】この場合、装置フレームを樹脂製のものと
して防振効果を高めることが望ましい。
【0011】また、装置フレームに、吸振材収納部を形
成し、この中に吸振材を収納することで、枠体にダンパ
機能を付与してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を適用した光ヘッド装置の例を説明する。
【0013】図1は、本例の光ヘッド装置を示す断面図
である。図2は、図1に示す光ヘッド装置の分解斜視図
である。図3は、図1に示す光ヘッド装置の受発光素子
を示す斜視図である。図4は、図1に示す光ヘッド装置
における光学系を取り出して示す斜視図である。
【0014】これらの図を参照して説明すると、本例の
光ヘッド装置1は、CDあるいはDVDなどの光記録媒
体2に対する情報記録、情報再生を行なうために、波長
が650nm帯のレーザ光と、波長が780nm帯のレ
ーザ光とを用いる2波長光ヘッド装置であり、配線基板
3と、この表面に積層固定された樹脂製の装置フレーム
5とを有し、これらに光ヘッド装置1の各構成部品が搭
載されている。
【0015】配線基板3には、受発光素子4と、第1お
よび第2の光学素子6、7と、コリメートレンズ8と立
ち上げミラー9が搭載されている。これに対して、装置
フレーム5には、対物レンズ10をトラッキング方向お
よびフォーカシング方向の移動させるための対物レンズ
駆動機構11の構成部品が搭載されている。
【0016】対物レンズ駆動機構11は、対物レンズ1
0を保持しているレンズホルダ12と、これをトラッキ
ング方向およびフォーカシング方向に移動可能な状態で
支持しているワイヤーサスペンション13(ホルダ支持
部材)と、レンズホルダ12をトラッキング方向および
フォーカシング方向に移動させるための磁力を発生する
磁気駆動機構を備えている。磁気駆動機構は、装置フレ
ーム5に固定したヨーク板14に取り付けた駆動マグネ
ットと、レンズホルダ12に取り付けた駆動コイル(共
に図示せず)から構成されている。
【0017】本例の配線基板3は、配線板部分31と、
金属製のベース板部分32とを積層した構成となってい
る。配線板部分31には、各部を位置決めするための枠
状の部品ホルダ15が搭載され、この部品ホルダ15
に、受発光素子4、第1の光学素子6、第2の光学素子
7、コリメートレンズ8および立上げミラー9が保持固
定される。また、配線基板3の表面には、受発光素子4
および磁気駆動機構の駆動コイルに通電するための配線
パターンおよび外部配線との接続用のコネクタ16が配
置されている。
【0018】これに対して、装置フレーム5は樹脂製で
あり、その両端部分には、主軸ガイド孔51と副軸ガイ
ド溝52が形成されている。これらの主軸ガイド孔51
および副軸ガイド溝52は、光ヘッド装置1が組み込ま
れる記録再生装置本体の側に配置されている主軸および
副軸にそれぞれ摺動自在に取り付けられ、光ヘッド装置
1が全体として光記録媒体2の半径方向に往復移動可能
となっている。
【0019】図3に示すように、受発光素子4は、配線
基板31の表面に銀ペースト等の固着剤で積層固着した
半導体基板(PDIC基板)41と、この半導体基板4
1の上面に積層固着された第1および第2のレーザダイ
オードチップ43、44を備えている。第1のレーザダ
イオードチップ43は、波長780nm帯のレーザ光を
出射し、第2のレーザダイオードチップ44は、波長6
50nm帯のレーザ光を出射するものである。
【0020】半導体基板41には、光信号を検出するた
めの受光部45と、レーザ光の出力を検出する第2の受
光部451と、受光部45で得られる検出信号を処理す
る信号演算回路が作り込まれている。また、受光部45
が作り込まれている半導体基板41の表面部分には、戻
り光を下向きに反射して当該受光部45に導くための全
反射ミラー46が搭載されている。また、第1および第
2のレーザダイオードチップ43、44の搭載部には、
位置決め部材48が形成されている。この位置決め部材
48は、光軸方向および光軸方向に直交する方向を規制
する3個の突出部48a、48b、48c有し、第1お
よび第2のレーザダイオードチップ43、44の位置決
めをする。また、レーザ光が半導体基板の表面で蹴られ
るのを防止するためにレーザ光通過用の溝413が、半
導体基板41の表面に彫り込まれている。
【0021】次に、図4を参照して、本例の光ヘッド装
置1の光学系について説明すると、受発光素子4におけ
る第1および第2のレーザダイオードチップ43、44
から対物レンズ10に至る光路上には、第1の光学素子
6、第2の光学素子7、コリメートレンズ8および立上
げミラー9が配置されている。第1の光学素子6は、第
1のレーザダイオードチップ43から出射される波長7
80nm帯のレーザ光のみを3ビームに分割する波長選
択性ホログラム素子である。第2の光学素子7は、往復
の光路を変える波長選択性ホログラム素子であり、光記
録媒体2からの戻り光の光路を変えて、受発光素子4の
全反射ミラー46に導くものである。立上げミラー9は
コリメートレンズ8により平行光化された出射レーザ光
を直角に反射して対物レンズ10に導くためのものであ
る。
【0022】光学系を構成する光学部品のうち、受発光
素子4、第1の光学素子6、第2の光学素子7、コリメ
ートレンズ8は、感光性ガラスからなる部品ホルダ15
に位置決めされた状態で取付けられ、当該部品ホルダ1
5が配線基板3の表面に搭載されている。部品ホルダ1
5は、平板の内側を切り欠いた形状をしており、その左
右一対の腕枠部分における対向内側側面には、受発光素
子4、第1の光学素子6、第2の光学素子7およびコリ
メートレンズ8を各々所定の位置に所定の姿勢で保持す
る位置決め用端面が形成されている。部品ホルダ15に
搭載される光学部品は、光軸方向の位置調整が自動的に
行なわれる。
【0023】このように構成された光ヘッド装置1で
は、光記録媒体2としてDVDから情報を再生等すると
きは、第2のレーザダイオードチップ44から波長が6
50nm帯のレーザ光が出射され、一方、光記録媒体2
としてCD−Rに情報を記録等するときは、第1のレー
ザダイオードチップ43から波長が780nm帯のレー
ザ光が出射されることにより、異なる種類の光記録媒体
2の情報再生、情報記録等が行われる。
【0024】次に、本例の光ヘッド装置1の組み立て手
順を説明する。図5は、光ヘッド装置1の組み立て手順
を示す工程図である。図6は、光ヘッド装置1の受発光
素子4における半導体レーザチップの位置決め部材形成
方法を示す説明図である。図7は、光ヘッド装置1の受
発光素子4における半導体レーザチップ位置決め方法を
示す説明図である。図8は、光ヘッド装置1における配
線基板3に光学部品を搭載する様子を示す分解斜視図で
ある。
【0025】まず、図5に示す工程ST1から工程ST
9により、受発光素子4を製造する。図6に示すよう
に、光記録媒体からの戻り光を受光し、その受光信号を
検出する受光部45と、受光信号を演算する集積回路と
が作り込まれた半導体基板41が複数形成された基板
(ウェハー)410を用意し、ウエハー410に感光性
ポリイミドからなるレジスト部材411を塗布する。こ
のレジスト部材411にフォトマスク412を被せて露
光を行う(工程ST1、工程ST2)。感光したレジス
ト部材411を現像、硬化させることにより、各半導体
基板41領域に位置決め部材48を形成する(工程ST
3、工程ST4)。
【0026】位置決め部材48が形成されたウェハー4
10を個別のチップにダイシングカットする(工程ST
5)。チップ状態になった半導体基板41には、図7に
示すように、3個の突出部48a、48b、48cから
なる位置決め部材48形成されている。この位置決め部
材48に第1および第2のレーザダイオードチップ4
3、44を押し当てて位置決めし、予め、半導体基板4
1に形成された融着剤414を加熱溶融させて硬化させ
ることにより、第1および第2のレーザダイオードチッ
プ43、44が固着される。(工程ST6、工程ST
7、工程ST8)。
【0027】これらの固着された第1および第2のレー
ザダイオード43、44のレーザ出射方向には、所定の
発散角を有するレーザ光が半導体基板41の表面で蹴ら
れることを防止するためのレーザ通過用溝413が形成
されている。このレーザ光通過用溝413は、PDIC
作製のウェハプロセスにおいて、エッチング、または、
レーザ加工により形成される。
【0028】次に、受発光素子4の光信号検出用受光部
45上に、全反射ミラー面をもった三角形状のミラー4
6を所定の位置に搭載、接着固定する(工程ST9)。
【0029】一方、図5における工程ST21、ST2
2において、配線板部分31と、金属製のベース板部分
32とを積層した構成の配線基板3を用意する。配線板
部分31の所定位置に感光性ガラス枠体の部品ホルダ1
5を接着固定する(工程ST22)。
【0030】工程ST23から工程ST28において、
配線基板3に各部品を搭載する状態を図8も参照して説
明する。
【0031】まず、受発光素子4を配線基板3の部品ホ
ルダ15で位置決めされる位置に配置固定する。このと
き、配線基板3において受発光素子4が配置される領域
は、配線部分31が開口しているので、受発光素子4は
ベース板部分32に銀ペーストにより固定される(工程
ST23)。
【0032】次に、受発光素子4上に形成されたレーザ
ダイオードチップ43、44、受光部45および集積回
路それぞれの電極と、配線基板3の電極をワイヤボンデ
ィングにより電気的に接続する(工程ST24)。
【0033】第1および第2の光学素子6、7、コリメ
ートレンズ8および立上げミラー9を部品ホルダ15で
位置決めされる位置に搭載し、位置調整を行う。波長選
択性ホログラム素子である第1および第2の光学素子
6、7のトラッキング方向およびフォーカシング方向の
位置調整は、実際にレーザ光を照射して、対物レンズで
光記録ディスクに収束させて行う。第1および第2の光
学素子6、7が配置される配線基板3の配置領域は、貫
通穴となっているので、この貫通穴を利用してピンなど
の治具で位置を調整する(工程ST25、工程ST2
6、工程ST27、工程ST28)。
【0034】ここで、工程ST30において、装置フレ
ーム5の所定の位置に対物レンズ駆動機構11の構成部
品を接着剤などで固定する。
【0035】次に、工程ST31において、装置本体の
主軸、副軸に取り付けられたフレーム5に、光学部品が
搭載された配線基板3をねじ等で固定する。
【0036】工程ST32では、配線板部分31にとり
つけた給電用コネクタから第1および第2のレーザダイ
オードチップ43、44、受光部45および対物レンズ
駆動機構11に給電し、対物レンズの傾角調整を行う。
傾角調整後、配線板部分31が配置される部分の装置フ
レーム5上面に、樹脂製カバーを取り付け、特性検査、
外観検査を経て、光ヘッド装置1が完成する。
【0037】以上説明したように、本例の光ヘッド装置
1では、配線基板3上には、受発光素子4等の各光学部
品を搭載している。これに対して、振動発生源である対
物レンズ駆動機構11は、装置フレーム5に搭載され、
この装置フレーム5を介して配線基板3に取り付けられ
ている。
【0038】樹脂製の装置フレーム5は、ダンパ部材と
して機能して対物レンズ駆動機構11の振動を吸収する
ので、配線基板の側に振動が伝わって、そこに搭載され
ている各光学部品が振動してしまうことを防止できる。
また、本例ではダンパ部材として、両端部に主軸ガイド
孔および副軸ガイド溝が形成された装置フレーム5を利
用しているので、別途、ダンバ部材を取り付ける必要が
ない。更に、振動の伝播を防止するためにスリット等を
配線基板に開ける必要がないので、配線基板3の剛性の
低下を防止でき、配線パターン領域を狭めることもな
い。
【0039】なお、上記の光ヘッド装置1では、レーザ
光を対物レンズに向けて立ち上げる立ち上げミラーを配
線基板上に搭載しているが、立ち上げミラーを装置フレ
ームの側に搭載することもできる。例えば、図9に示す
光ヘッド装置1Aのように、装置フレーム5に立ち上げ
ミラーを搭載してもよい。
【0040】この代わりに、配線基板上に立ち上げミラ
ーを搭載すると共に、この立ち上げミラーの位置決め
を、部品ホルダを用いて行なうようにしてもよい。例え
ば、図10に示す光ヘッド装置1Bのように、部品ホル
ダ15の一端を光軸方向に延長して立ち上げミラ位置決
め部を形成した部品ホルダ15Aを用いて、立ち上げミ
ラーを配線基板上に搭載してもよい。
【0041】(その他の実施の形態)次に、上記の例で
は、対物レンズ駆動機構の振動を吸収するために、樹脂
製の装置フレームを介してワイヤサスペンションおよび
ヨーク板を配線基板に取り付けているが、装置フレーム
の内部をくりぬいて吸振材収納室を形成して、その吸振
材収納室にゲル状あるいは流動性の樹脂等からなる吸振
材を収納するようにしても良い。このように構成した場
合は、対物レンズ駆動機構の振動と逆位相で振動する吸
収材のアクティブダンパ効果により、対物レンズ駆動機
構の振動を吸収することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本例の光ヘッド装
置では、その光学系を構成している各光学部品を配線基
板上に搭載しているが、振動発生源である対物レンズ駆
動機構の構成部品はダンパ部材を介して配線基板に取り
付けるようにしている。従って、対物レンズ駆動機構で
発生した振動がダンパ部材によって吸収されるので、配
線基板に搭載されている各光学部品が振動することを確
実に防止でき、振動に起因する光学特性の劣化を回避で
きる。
【0043】また、本発明では、ダンパ部材として、両
端部に主軸ガイドおよび副軸ガイドが形成された装置フ
レームを利用しているので、別途、ダンパ部材を設ける
必要がないので、光ヘッド装置の薄型化を妨げることが
ない。
【0044】更に、配線基板にスリット等を形成して振
動伝達を防止する必要がないので、配線基板の剛性低下
を防止でき、また、配線パターン領域が狭まることもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ヘッド装置を示す断面図で
ある。
【図2】図1に示す光ヘッド装置の分解斜視図である。
【図3】図1に示す光ヘッド装置の受発光素子を示す斜
視図である。
【図4】図1に示す光ヘッド装置の光学系を取り出して
示す斜視図である。
【図5】光ヘッド装置の組み立て手順を示す工程図であ
る。
【図6】光ヘッド装置の受発光素子における半導体レー
ザチップの位置決め部材形成方法を示す説明図である。
【図7】光ヘッド装置の受発光素子における半導体レー
ザチップ位置決め方法を示す説明図である。
【図8】光ヘッド装置における配線基板に光学部品を搭
載する様子を示す分解斜視図である。
【図9】図1に示す光ヘッド装置の別の例を示す分解斜
視図である。
【図10】図1に示す光ヘッド装置のさらに別の例を示
す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置 2 光記録媒体 3 配線基板 4 受発光素子 5 装置フレーム 6 第1の光学素子 7 第2の光学素子 8 コリメータレンズ 9 立ち上げミラー 10 対物レンズ 11 対物レンズ駆動機構 12 レンズホルダ 13 ワイヤサスペンション 14 ヨーク板 15 部品ホルダ 31 配線板部分 32 ベース板部分 41 半導体基板 42 サブマウント基板 43 第1のレーザダイオードチップ 44 第2のレーザダイオードチップ 45 受光部 46 全反射ミラー 48 位置決め部材 49 電極部分 51 主軸ガイド孔 52 副軸ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹村 政夫 長野県諏訪郡原村10801番地の2 株式会 社三協精機製作所諏訪南工場内 Fターム(参考) 5D118 AA24 BA01 BF02 CC12 DC01 FB04 FB12 5D119 AA02 BA01 JC04 JC06 MA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、この光源からの出射光を光記録
    媒体に集光させる対物レンズを保持するレンズホルダ
    と、このレンズホルダをフォーカシング方向およびトラ
    ッキング方向の少なくとも一方に移動可能な状態で支持
    しているホルダ支持部材と、前記光記録媒体からの戻り
    光を受光する受光素子と、前記光源からの出射光を前記
    対物レンズに導くと共に、前記光記録媒体からの戻り光
    を前記受光素子に導く光学系を構成している複数の光学
    部品とを有する光ヘッド装置において、 前記光源、前記受光素子および少なくとも一つの前記光
    学部品は、前記光源および前記受光素子に対する給電用
    配線パターンが形成された配線基板に搭載されており、 前記配線基板には、ダンパ部材を介して、前記ホルダ支
    持部材が取り付けられていることを特徴とする光ヘッド
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記ダンパ部材は、光記録媒体の半径方向に架け渡され
    た主軸または副軸に沿って摺動可能な軸受部を備えた装
    置フレームであることを特徴とする光ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記装置フレームは樹脂製であることを特徴とする光ヘ
    ッド装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記装置フレームは、吸振材収納部と、この吸振材収納
    部に収納されている吸振材とを備えていることを特徴と
    する光ヘッド装置。
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