JP2001052368A - レーザモジュール - Google Patents

レーザモジュール

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JP2001052368A
JP2001052368A JP11222646A JP22264699A JP2001052368A JP 2001052368 A JP2001052368 A JP 2001052368A JP 11222646 A JP11222646 A JP 11222646A JP 22264699 A JP22264699 A JP 22264699A JP 2001052368 A JP2001052368 A JP 2001052368A
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laser
laser module
laser diode
diode chip
monitor
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JP11222646A
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English (en)
Inventor
Kenji Suga
健司 菅
Toshio Takeuchi
俊夫 竹内
Susumu Ishida
進 石田
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザダイオードチップから出射された出射
光の光量を正確にモニタすること。 【解決手段】 レーザダイオードチップ41をパッケー
ジ31,32内に搭載したレーザモジュールにおいて、
パッケージ31,32内でかつレーザダイオードチップ
41の前方に、レーザダイオードチップ41から出射さ
れた出射光の一部の光をモニタするフロントモニタ42
を設ける。このフロントモニタ42は、出射光の光学的
有効範囲外に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップに
用いられるレーザモジュールに関し、特に、CD−R、
CD−RW、DVD−RAMやMO等のように、読込み
だけでなく書込みも可能な光記録媒体用に適したレーザ
モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、パーソナルコンピュータ
等の電子機器には種々の周辺装置が接続されるが、その
1つに記憶装置(記録媒体)がある。そして、記憶装置
(記録媒体)にも色々な種類があって、その1つにCD
−R(compact disc recordable)がある。CD−Rは
追記が可能な記録媒体であって、CD−ROMやオーデ
ィオCD(CD−DA)と互換性がある。CD−Rへの
書込みには専用の装置と書込み用アプリケーションが必
要だが、CD−Rからの読出しは通常のCD−ROMド
ライブでできる。いったん書き込んだデータは消去でき
ないが、何度も追記できる。
【0003】また、消去・再書き込み可能な光ディスク
の一種としてCD−RW、DVD−RAM、光磁気ディ
スク(MO)も知られている。CD−RW、DVD−R
AMは、相変化記録方法で情報(データ)を書き込む。
MOは、磁気薄膜の熱−磁気効果を使って情報(デー
タ)を書き込み、光−磁気効果を使って情報(データ)
を読み出すディスク状の光メモリーである。
【0004】さて、このようなCD−RやMOなどの光
ディスクに情報(データ)を書き込んだり、それから情
報(データ)を読み出すためには、光ディスク上にレー
ザビームを照射するための記録再生用光ピックアップが
必要となる。
【0005】一般に、この種の光ピックアップは、レー
ザビームを出射するレーザ光源と、この出射されたレー
ザビームを光ディスクなどの記録媒体へ導く光学系とを
備えている。前述したように、CD−R、CD−RW、
DVD−RAMやMOでは情報の読出しばかりでなく、
情報の書込みをも行うことができるが、CD−R、CD
−RW、DVD−RAMやMO用の光ピックアップで
は、レーザ光源から出射されるレーザビームの出力を、
情報の読出し時と情報の書込み時とで切り替える必要が
ある。その理由は、情報の書込みを、レーザビームの照
射により光ディスクの記録層にピットを形成することで
行うからであり、情報書込み時におけるレーザ光源から
出射されるレーザビームの出力は、情報読出し時におけ
る出力に比較して大きく、例えば、10〜20倍程度で
ある。
【0006】次に、図5を参照して、CD−R等の光デ
ィスク記録/再生装置に使用される光ピックアップにつ
いて説明する。
【0007】図示の光ピックアップ1は、光学ベース2
と、対物レンズ3−1やトラッキングコイル(図示せ
ず)及びフォーカシングコイル(図示せず)を備えたレ
ンズホルダ3と、ダンパベース4と、レンズホルダ3お
よびダンパベース4を収容するアクチュエータベース5
等を備えている。
【0008】光ピックアップ1は、レーザビームを出射
するレーザ光源であるレーザ部11を備えている。レー
ザ部11から出射されたレーザビームは、回折格子(後
述する)、ビームスプリッタ(後述する)、コリメータ
レンズ(後述する)、および対物レンズ3−1を通っ
て、光記憶媒体である光ディスク(CD−R、CD−R
W、DVD−RAMやMO)(後述する)上に照射され
る。この光ディスクからの反射光は、対物レンズ3−
1、コリメータレンズ、およびビームスプリッタを通っ
て受光装置であるフォトダイオード(PD)(後述す
る)に入射する。即ち、フォトダイオードは光ディスク
からの反射光を受光する。
【0009】レーザ部11及びビームスプリッタ等の光
学部品は光学ベース2に保持されている。尚、光学ベー
ス2は、さらに光ディスクドライブの筐体(図示せず)
に摺動可能に保持される。光学ベース2の側面には、回
路基板15が固定されている。回路基板15は、それに
接続されたフレキシブルケーブル16により光ディスク
ドライブの他の回路要素(図示せず)に電気的に接続さ
れる。
【0010】レンズホルダ3とダンパベース4との間
は、複数のサスペンションワイヤ6で連結され、これら
の組立体がアクチュエータベース5に収容されている。
アクチュエータベース5の一部は、ヨーク7となってお
り、このヨーク7にはマグネットが組み合わされてい
る。
【0011】アクチュエータベース5は、金属材料で成
形された略枠状体の一端側にダンパベース4の受入れ部
(図示せず)を有する。この受入れ部には、ダンパベー
ス4を固定するための支持ブロック5−1を有する。支
持ブロック5−1は、アクチュエータベース5に一体に
成形されている。更に、略枠状体の両側壁には、光学ベ
ース2に設けられた支持部2−1で支持される略半円形
状の突起5−2が設けられている。
【0012】ダンパベース4には、透明な樹脂素材で形
成されたダンパベースカバー4−2が取り付けられてお
り、その後部にはサスペンションワイヤ6の一端を固定
するための固定部4−1が設けられ、ダンパベース4と
ダンパベースカバー4−2との間の空間にサスペンショ
ンワイヤ6の振動を抑制するための制振材(図示せず)
が注入されている。
【0013】ダンパベース4の後壁には、固定された更
に先のサスペンションワイヤ6の端部と半田付け接続す
るためのフレキシブル配線基板8が設けられている。ダ
ンパベース4は、アクチュエータベース5の両側壁と支
持ブロック5−1との間のスペースに挿入された状態に
て固定される。
【0014】ダンパベース4は、ネジ9により支持ブロ
ック5−1とダンパベース4とを挟み付けるようにして
取り付けられ、ダンパベース4をネジ9を中心として回
動可能としている。これはスキュー調整するためであ
る。
【0015】ダンパベース4をアクチュエータベース5
に固定する前に、ダンパベース4にはサスペンションワ
イヤ6が取り付けられる。即ち、レンズホルダ3とダン
パベース4とは、複数のサスペンションワイヤ6で連結
された組立体の状態にてアクチュエータベース5に収容
され固定される。
【0016】図6に上述した光ピックアップ1の光学系
のシステム構成例を示す。図示の光学系は、レーザダイ
オードLD(図3のレーザ部11に相当)、回折格子G
RT、偏光ビームスプリッタPBS、コリメータレンズ
CL、1/4波長板QWP、立ち上げミラーMIR、対
物レンズOL(図3の対物レンズ3−1に相当)、光デ
ィスクDISC、センサレンズSL、およびフォトダイ
オード(受光素子)PDを有する。
【0017】レーザダイオードLDから水平右方向へ出
射された1本のレーザビームは、回折格子GRTで3本
のレーザビームに分離され、偏光ビームスプリッタPB
S、コリメータレンズCL、および1/4波長板QWP
を通過し、立ち上げミラーMIRで直角に折り曲げられ
て鉛直上方向へ進み、対物レンズOLを介して光ディス
クDISC上へ照射される。
【0018】尚、回折格子GRTで分離された3本のレ
ーザビームの内、中央の1本のレーザビームは信号読み
取り用に使用され、残り2本のレーザビームはトラッキ
ングサーボのために使用される。
【0019】光ディスクDISCからの反射光は、鉛直
下方向へ進み、対物レンズOLを通過し、立ち上げミラ
ーMIRで直角に折り曲げられて水平左方向へ進み、1
/4波長板QWPおよびコリメータレンズCLを通り、
偏光ビームスプリッタPBSで直角に折り曲げられて水
平手前方向へ進み、センサレンズSLを通してフォトダ
イオードPDで受光される。
【0020】ところで、レーザ光源として使用されるレ
ーザダイオードは、レーザダイオードチップを内蔵又は
搭載したレーザモジュールとして提供される。そして、
このレーザモジュールには、レーザダイオードチップか
ら出射した光量をモニタするためのフォトダイオードチ
ップ(受光素子)も搭載されている。通常、このフォト
ダイオードチップは、レーザダイオードチップの背面側
から出射された光(光学的な有効範囲外にある光)をモ
ニタするバックモニタとして搭載される。このバックモ
ニタは、レーザダイオードチップから出射されるレーザ
ビームの光量を制御するために使用される。
【0021】一般的に、この種のレーザモジュールは、
銅または鉄からなるステム上に垂直方向にブロック(ダ
イ)を取り付け、このダイ上にサブマウントを介してレ
ーザダイオードチップを搭載した構造をしている。さら
に、レーザダイオードチップの背面側にレーザダイオー
ドチップの背面から出射した光量をモニタするためのフ
ォトダイオードチップ(バックモニタ)を搭載してい
る。そして、これらダイ、サブマウント、レーザダイオ
ードチップ、およびバックモニタはキャップで覆われて
いる。
【0022】しかしながら、このような構成のレーザモ
ジュールには、パッケージコストが高くなるとか、レー
ザダイオードチップとフォトダイオードチップのワイヤ
ボンディング方向が異なるので組み立てに手間がかかる
などの多くの欠点がある。
【0023】そこで、このような欠点を解消するため
に、図7乃至図10に示すような、リードフレームタイ
プのレーザモジュールの開発が進められている。但し、
図示のレーザモジュールは、CD−ROMのような低出
力の光ピックアップに用いられるものである。
【0024】図7は上パッケージ(後述する)を省いた
状態の平面図、図8は筐体50’上に搭載された状態の
正面図、図9は底面図、図10は側断面図である。
【0025】図示のレーザモジュールは、リードフレー
ム20’とレーザモジュール本体30’とを有し、前後
方向に延びる中心線Cを境にして実質的に左右対称な形
状をしている。レーザモジュール本体30’は、下パッ
ケージ31’、上パッケージ32’、及びカバーガラス
33を有する。下パッケージ31’と上パッケージ3
2’とを一纏めにして単にパッケージと呼ぶ。レーザモ
ジュールは、リードフレーム20’とパッケージとを一
体成型して製造されるので、製造し易いという利点があ
る。
【0026】リードフレーム20’は、所定の厚さの導
電性の平板をプレスして、図7に示されるような形状に
作られる。図示のリードフレーム20’は、レーザダイ
オードチップ41及びバックモニタ(フォトダイオード
チップ)42’を搭載するチップ搭載リード端子21’
と、レーザダイオードアノード側リード端子22’と、
バックモニタカソード側リード端子23’と、レーザモ
ジュール本体30’を筐体50’上に取り付けるために
レーザモジュール本体30’の両側面から外側へ突出し
た右フレーム支持部24’および左フレーム支持部2
5’とを有し、これらは二点鎖線で示す架橋部分26’
で連結されている。レーザダイオードチップ41は、サ
ブマウント43を介してチップ搭載リード端子21’上
に搭載されている。尚、この架橋部分26’は最後の製
造工程でダイバーカットされる。
【0027】チップ搭載リード端子21’は中心線Cの
方向へレーザモジュール本体30’の背面側から延在し
ている。また、レーザダイオードアノード側リード端子
22’およびバックモニタカソード側リード端子23’
は、それぞれ、チップ搭載リード端子21’の右側及び
左側でチップ搭載リード端子21’と平行に間隔を空け
て延在している。
【0028】レーザダイオードチップ41、バックモニ
タ42’、及びサブマウント43は、下パッケージ3
1’、上パッケージ32’、及びカバーガラス33で囲
まれたレーザモジュール本体30’の収容空間内に収容
される。図7及び図10から明らかなように、レーザダ
イオードチップ41およびサブマウント43は、チップ
搭載リード端子21’上の先端側(前方)に搭載され、
バックモニタ42’はレーザダイオードチップ41の背
面側でチップ搭載リード端子21’上に搭載されてい
る。
【0029】右フレーム支持部24’には、その背面側
に切り欠き部241’が形成され、左フレーム支持部2
5’には、その前面側に切り欠き部251’が形成され
ている。
【0030】次に、このようなレーザモジュールの製造
方法について説明する。先ず、リードフレーム20’
は、下パッケージ31’によってモールド成型される。
その後、図7に示されるように、レーザダイオードチッ
プ41とレーザダイオイードアノード側リード端子2
2’とを第1のワイヤ61でワイヤボンディングし、バ
ックモニタ(フォトダイオードチップ)42’とバック
モニタカソード側リード端子23’とを第2のワイヤ6
2でワイヤボンディングする。そして、前面にカバーガ
ラス33を配置した状態で、下パッケージ31’と上パ
ッケージ32’とを接着剤または超音波溶着などにより
接合する。そして、上記架橋部分26’をダイバーカッ
トする。
【0031】このような構成のレーザモジュールは、図
8及び図10に示されるように、筐体50’の矩形の凹
部51’上に配置される。上述したように、右フレーム
支持部24’及び左フレーム支持部25’には、図7及
び図9に示されるように、それぞれ、切り欠き部24
1’および251’が設けられている。また、筐体5
0’上には、凹部51’に近接した左右の位置に、それ
ぞれ、右ボス52’および左ボス53’が突出してい
る。レーザモジュールを筐体50’の凹部51’上に搭
載する際、図7および図9に示されるように、右ボス5
2’及び左ボス53’を、それぞれ、右フレーム支持部
24’の切り欠き部241’及び左フレーム支持部2
5’の切り欠き部251’に係合させ、これによってレ
ーザモジュールを位置決めする。その後、UV接着剤5
5を右ボス52’及び左ボス53’の部分に上から滴ら
して、レーザモジュールを筐体50’上に固定する。U
V接着剤55の代りにはんだ等で融着しても良い。
【0032】このような構成のリードフレームタイプの
レーザモジュールの場合、リードフレーム20’と下パ
ッケージ31’とが一体成型されるので、製造し易いと
いう利点がある。また、レーザダイオードチップ41と
バックモニタ42’を同一平面上に配置できるため、ワ
イヤボンディングが容易であるという利点もある。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のリードフレームタイプのレーザモジュールでは、レー
ザダイオードチップ41からの出射光のパワー制御を行
うために、レーザダイオードチップ41の背面側に設置
されたバックモニタ42’によって、出射光の光量をモ
ニタしている。
【0034】レーザダイオードチップ41の背面は、基
本的に反射面であって、レーザダイオードチップ41で
発生した僅かな光量しか外部へ漏洩光として透過しな
い。したがって、バックモニタ42’は、この僅かな光
量の漏洩光から実際の出射光の光量を推定してモニタし
なければならない。しかも、レーザダイオードチップ
は、個々に、背面(反射面)での反射率も異なるので、
バックモニタ42’では正確に出射光の光量をモニタす
ることは困難である。
【0035】そのため、バックモニタ42’をレーザモ
ジュールに内蔵する代りに、レーザモジュールとは別パ
ーツとして、別途、フロントモニタをレーザモジュール
の前方へ配置することが一般的に行われる。すなわち、
このフロントモニタで出射光の一部の光をモニタして、
出射光のパワー制御を行っている。
【0036】しかしながら、フロントモニタをレーザモ
ジュールとは別パーツで構成した場合、フロントモニタ
それ自身の個々の精度や、フロントモニタを取付ける位
置(場所)、フロントモニタの取付け精度等に起因し
て、フロントモニタに流れる電流値が変わってしまう。
したがって、この方法でも、やはり出射光の光量を正確
にモニタすることは困難である。
【0037】したがって、本発明の課題は、レーザダイ
オードチップから出射された出射光の光量を正確にモニ
タすることができる機能を有するレーザモジュールを提
供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、レーザ
ダイオードチップ(41)をパッケージ(31,32)
内に搭載したレーザモジュールにおいて、パッケージ
(31,32)内でかつレーザダイオードチップ(4
1)の前方に、このレーザダイオードチップ(41)か
ら出射された出射光の一部の光をモニタするフロントモ
ニタ(42)を設けたことを特徴とするレーザモジュー
ルが得られる。
【0039】上記レーザモジュールにおいて、前記フロ
ントモニタ(42)を前記出射光の光学的有効範囲外に
配置することが好ましい。
【0040】なお、上記括弧内の符号は、理解を容易に
するために付したものであり、一例にすぎず、これらに
限定されない。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0042】図1乃至図4を参照して、本発明の一実施
の形態に係るレーザモジュールについて説明する。図示
のレーザモジュールは、CD−R、CD−RW、DVD
−RAMやMOのような高出力の光ピックアップに用い
られるものである。
【0043】図1は上パッケージ(後述する)を省いた
状態の平面図、図2は筐体50上に搭載された状態の図
1のII−II線における正断面図、図3は底面図、図4は
側断面図である。
【0044】図示のレーザモジュールは、リードフレー
ム20とレーザモジュール本体30とを有し、前後方向
に延びる中心線Cを境にして実質的に左右対称な形状を
している。レーザモジュール本体30は、下パッケージ
31、上パッケージ32、及びカバーガラス33を有す
る。下パッケージ31と上パッケージ32とを一纏めに
して単にパッケージと呼ぶ。レーザモジュールは、リー
ドフレーム20とパッケージとを一体成型して製造され
るので、製造し易いという利点がある。
【0045】リードフレーム20は、所定の厚さの導電
性の平板をプレスして、図1に示されるような形状に作
られる。図示のリードフレーム20は、レーザダイオー
ドチップ41及びフロントモニタ(フォトダイオードチ
ップ)42を搭載するチップ搭載リード端子21と、レ
ーザダイオードアノード側リード端子22と、フロント
モニタカソード側リード端子23と、レーザモジュール
本体30を筐体50上に取り付けるためにレーザモジュ
ール本体30の両側面から外側へ突出した右フレーム支
持部24および左フレーム支持部25とを有し、これら
は二点鎖線で示す架橋部分26で連結されている。
【0046】さらに、チップ搭載リード端子21と、右
フレーム支持部24および左フレーム支持部25とは、
それぞれ、第1及び第2の連結部分27および28によ
って連結されている。すなわち、レーザダイオードチッ
プ41を搭載するチップリード部分であるチップ搭載リ
ード端子21は、第1及び第2の連結部分27および2
8によって右フレーム支持部24および左フレーム支持
部25と一体化されて、リードフレーム部分29として
形成されている。このリードフレーム部分29は、図3
に示されるように、筐体50のレーザモジュール載置面
と接触可能なように外部に露出している。
【0047】尚、レーザダイオードチップ41は、サブ
マウント43を介してチップ搭載リード端子21上に搭
載されている。尚、架橋部分26は最後の製造工程でダ
イバーカットされる。
【0048】チップ搭載リード端子21は中心線Oの方
向へレーザモジュール本体30の背面側から延在してい
る。また、レーザダイオードアノード側リード端子22
およびバックモニタカソード側リード端子23は、それ
ぞれ、チップ搭載リード端子21の右側及び左側でチッ
プ搭載リード端子21と平行に間隔を空けて延在してい
る。
【0049】レーザダイオードアノード側リード端子2
2およびフロントモニタカソード側リード端子23は、
それぞれ、折り曲げ部221および231を有し、ここ
から、レーザモジュール本体30側でチップ搭載リード
端子21よりも高い位置に置かれる。すなわち、レーザ
ダイオードアノード側リード端子22およびフロントモ
ニタカソード側リード端子23に段差を設けている。こ
のように段差を設けたのは、絶縁を考慮に入れたのと、
ワイヤボンディング時のワイヤのループ長をできるだけ
短くして、断線不良を少なくするためである。
【0050】また、リード間距離も長くなるため、図示
しないフレキシブル基板への接合も容易となる。
【0051】図示の例では、レーザダイオードアノード
側リード端子22およびフロントモニタカソード側リー
ド端子23は、サブマウント43に相当する分だけチッ
プ搭載リード端子21より高くなっている。したがっ
て、図2より明らかなように、レーザモジュール本体3
0のチップ収容空間において、レーザダイオードアノー
ド側リード端子22およびフロントモニタカソード側リ
ード端子23は、チップ搭載リード端子21よりも高く
なっている。
【0052】レーザダイオードチップ41、フロントモ
ニタ42、及びサブマウント43は、下パッケージ3
1、上パッケージ32、及びカバーガラス33で囲まれ
た、レーザモジュール本体30のチップ収容空間内に収
容される。図1及び図4から明らかなように、レーザダ
イオードチップ41およびサブマウント43は、チップ
搭載リード端子21上の先端より所定距離だけ後方に搭
載され、フロントモニタ42はレーザダイオードチップ
41の前面側でチップ搭載リード端子21上の先端部に
搭載されている。
【0053】フロントモニタ42は、レーザダイオード
チップ41から出射された出射光の一部の光をモニタす
るためのものである。本実施の形態では、図4から明ら
かなように、レーザダイオードチップ41は、サブマウ
ント43の高さ分だけフロントモニタ42より高い位置
に設置されており、それによって、フロントモニタ42
を出射光の光学的有効範囲外に配置している。従って、
たとえフロントモニタ42をレーザモジュールに内蔵し
ても、レーザダイオードチップ41から出射された出射
光のうち、実際に有効な出射光を妨害することはない。
【0054】このように、フロントモニタを別途設ける
のではなく、フロントモニタ42をレーザモジュールに
内蔵したので、別途設けるものに比較して、フロントモ
ニタ42に流れる電流のバラツキを少なくすることがで
きる。
【0055】右フレーム支持部24には、その背面側に
切り欠き部241が斜めに形成され、左フレーム支持部
25には、その前面側に切り欠き部251が斜めに形成
されている。また、レーザモジュール本体30には、そ
の背面に、図4に示されるように、偏芯ドライバ70の
先端71が挿入可能な調整穴34があけられている。
【0056】次に、このようなレーザモジュールの製造
方法について説明する。先ず、リードフレーム20は、
下パッケージ31によってモールド成型される。その
後、図1に示されるように、レーザダイオードチップ4
1とレーザダイオイードアノード側リード端子22とを
第1のワイヤ61でワイヤボンディングし、フロントモ
ニタ(フォトダイオードチップ)42とフロントモニタ
カソード側リード端子23とを第2のワイヤ62でワイ
ヤボンディングする。ここで、レーザダイオードアノー
ド側リード端子21およびフロントモニタカソード側リ
ード端子23は、レーザダイオードチップ搭載面より高
い位置に構成され絶縁されているので、ワイヤボンディ
ング時に、第1および第2のワイヤ61および62のル
ープ長を短くすることができる。そのため、断線不良を
少なくすることができる。
【0057】そして、下パッケージ31と上パッケージ
32とを接着剤または超音波溶着などにより接合し、前
面にカバーガラス33を配置する。そして、上記架橋部
分26をダイバーカットする。
【0058】このような構成のレーザモジュールは、図
2及び図4に示されるように、筐体50の円板形の台座
51上に搭載される。すなわち、この台座51はレーザ
モジュール載置面として働く。台座51の中心は、図4
に示されるように、レーザダイオードチップ搭載面に対
して直交する方向に延在し且つレーザダイオードチップ
41の発光中心点411を通る回転軸Oと同軸である。
そして、この台座51から、図2および図4に示すよう
に、回転軸Oと同軸の円柱状の凸部54が突出してい
る。また、リードフレーム部分29には、回転軸Oと同
軸に円柱状の凹部291が形成されている。この凹部2
91は、たとえば、プレスにより圧縮することにより形
成できる。
【0059】一方、上述したように、右フレーム支持部
24及び左フレーム支持部25には、図1及び図3に示
されるように、それぞれ、切り欠き部241および25
1が設けられている。また、筐体50上には、図1に示
されるように、発光中心点411(凸部54)に関して
対称な位置に右ボス52および左ボス53が突出してい
る。レーザモジュールを筐体50の台座51上に搭載す
る際、図2および図4に示されるように、筐体50の凸
部54をリードフレーム部分29の凹部291に挿入す
ると共に、図1および図3に示されるように、右ボス5
2及び左ボス53を、それぞれ、右フレーム支持部24
の切り欠き部241及び左フレーム支持部25の切り欠
き部251に係合させ、これによってレーザモジュール
を位置決めする。そして、図4に示されるように、偏芯
ドライバ70の先端71を調整治具80を介して調整穴
34に挿入した状態で、偏芯ドライバ70をその軸の回
りに回転することにより、レーザモジュールを回転軸O
の回りに回転して、レーザダイオードチップ41の発光
中心点411における水平方向の角度を調整する。その
後、UV接着剤55を右ボス52及び左ボス53の部分
に上から滴らして、レーザモジュールを筐体50上に固
定する。
【0060】このように、本実施の形態では、リードフ
レーム部分29を、直接、筐体50に接触させるので、
レーザダイオードチップ41から発生した熱を、直接、
筐体50に逃がすことができる。これにより、レーザモ
ジュールの熱抵抗をCANパッケージのレーザモジュー
ルと同等にすることができる。したがって、大出力のレ
ーザダイオードチップ41を使用しても、動作電流の増
大や波長の変化等が余り問題となることがない。また、
レーザモジュールを筐体50に対して回転軸Oの回りに
回転可能としたので、レーザダイオードチップ41の発
光中心点411における水平方向の角度を調整すること
が可能である。さらに、リードフレーム20と樹脂パッ
ケージ31,32の一体成型により製造できるので安価
である。また、バックモニタ41’の代りにフロントモ
ニタ42を搭載(内蔵)しているので、別パーツとして
構成したフロントモニタに比較して、正確に出射光の光
量をモニタすることが可能である。
【0061】尚、本発明は、上述した実施の形態に限定
されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更
が可能なのはいうまでもない。たとえば、上述した実施
の形態では、リードフレーム部分29を外部に露出して
いるが、必ずしも外部に露出する必要はない。この場合
には、レーザモジュールを筐体50上に固定するための
接着剤として導電性の接着剤を使用すれば良い。これに
より、レーザダイオードチップで発生した熱を、リード
フレーム部分及びボスを介して筐体に逃がすことができ
る。また、上述した実施の形態では、レーザモジュール
本体側に凹部を形成し、筐体側に凸部を形成している
が、これらを逆に設けても良いのは勿論であす。すなわ
ち、レーザモジュール本体側に凸部を形成し、筐体側に
凹部を形成しても良い。とにかく、レーザモジュールを
筐体に対してレーザダイオード発光点を中心に回転可能
な構造であれば、どのような構成を採用しても良い。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、フロ
ントモニタを内蔵したので、別途設ける場合に比較し
て、フロントモニタに流れる電流値のバラツキを少なく
することができ、その結果として、レーザダイオードチ
ップから出射された出射光の光量を正確にモニタするこ
とができる。また、バックモニタを省けるので、低価格
化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレーザモジュール
の構成を示す平面図である。
【図2】図1に示したレーザモジュールのII−II線での
正断面図である。
【図3】図1に示したレーザモジュールの底面図であ
る。
【図4】図1に示したレーザモジュールの側断面図であ
る。
【図5】本発明に係るレーザモジュールが適用される光
ピックアップを示す平面図である。
【図6】図5に示した光ピックアップの光学系を示す構
成図である。
【図7】従来のレーザモジュールの構成を示す平面図で
ある。
【図8】図7に示したレーザモジュールの正面図であ
る。
【図9】図7に示したレーザモジュールの底面図であ
る。
【図10】図7に示したレーザモジュールの側断面図で
ある。
【符号の説明】
20 リードフレーム 21 チップ搭載リード端子 22 レーザダイオードアノード側リード端子 23 フロントモニタカソード側リード端子 24 右フレーム支持部 25 左フレーム支持部 26 架橋部分 27,28 連結部分 29 リードフレーム部分 291 凹部 30 レーザモジュール本体 31 下パッケージ 32 上パッケージ 33 カバーガラス 41 レーザダイオードチップ 411 発光中心点 42 フロントモニタ(フォトダイオードチップ) 43 サブマウント 50 筐体 51 台座 52 右ボス 53 左ボス 54 凸部 61,62 ワイヤ 70 偏芯ドライバ O 回転軸
フロントページの続き (72)発明者 石田 進 東京都調布市国領町8丁目8番地2 ミツ ミ電機株式会社内 Fターム(参考) 5D119 AA41 FA05 FA23 FA28 5F073 BA05 FA04 FA16 FA24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオードチップ(41)をパッ
    ケージ(31,32)内に搭載したレーザモジュールに
    おいて、 前記パッケージ(31,32)内でかつ前記レーザダイ
    オードチップ(41)の前方に、該レーザダイオードチ
    ップ(41)から出射された出射光の一部の光をモニタ
    するフロントモニタ(42)を設けたことを特徴とする
    レーザモジュール。
  2. 【請求項2】 前記フロントモニタ(42)を前記出射
    光の光学的有効範囲外に配置したことを特徴とする請求
    項1に記載のレーザモジュール。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7023787B2 (en) 2002-03-01 2006-04-04 Sharp Kabushiki Kaisha Optical pickup device
US7417934B2 (en) * 2003-01-24 2008-08-26 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical pickup
US7492695B2 (en) 2004-03-29 2009-02-17 Sharp Kabushiki Kaisha Optical pick-up capable of increasing the quantity of received laser beam
US7619960B2 (en) 2005-04-15 2009-11-17 Sharp Kabushiki Kaisha Optical pickup device

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