JP2002311822A - ナビゲーション装置及びプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置及びプログラム

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JP2002311822A JP2001118868A JP2001118868A JP2002311822A JP 2002311822 A JP2002311822 A JP 2002311822A JP 2001118868 A JP2001118868 A JP 2001118868A JP 2001118868 A JP2001118868 A JP 2001118868A JP 2002311822 A JP2002311822 A JP 2002311822A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーにとって有益な情報が含まれるエリ
アのみ利用できるようにして地図データ使用料を安価に
し、地図データ提供者にとっても地図データ利用エリア
の拡大が図れるようにする。 【解決手段】 地図データを格納した記憶手段(3)
と、地図データの一部を開放エリアとして設定する設定
手段と、案内情報を出力する出力手段と、開放エリアの
地図データに基づく案内情報と、開放エリア以外のエリ
アの地図データに基づく案内情報とを異ならせて出力す
るように制御する制御手段(1)とを備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はユーザにとって有益
な情報が含まれるエリアの地図データのみ利用可能にし
たナビゲーション装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】経路探索や経路案内の機能を有するナビ
ゲーション装置では、従来、CDに格納された地図デー
タを利用しており、ユーザーは利用するエリアに応じた
枚数のCDを購入していた。ところが、近年、DVDの
ような大容量記憶装置が開発され、これに地図データを
格納してナビゲーション装置に搭載するようになってき
ており、1枚のDVDで日本全土の地図、欧州全域の地
図のように広範囲のデータが格納可能で、ユーザーは1
枚のDVDを購入すればすべてのエリアをカバーするこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ナビゲーシ
ョンシステムは、ユーザーの運転を助けるためのもので
あり、ユーザーの行動範囲は、地理的要因、個人的要因
により、多岐にわたっている。そのため小容量のデータ
ベースでは多くのユーザーのニーズを満足させることは
できない。その結果、すべての情報を含んだデータべー
スが望まれ、DVDはそれに応えられる記憶装置として
利用され、データベースの大容量化が進んできた。しか
し、DVDの使用でデータベースの大容量化が進むにつ
れ、そのロイヤルティが価格を上昇させる結果となって
いる。すべての情報を含んだデータべースは、ユーザー
にとっては有益な情報も有益でない情報も含んでおり、
必ずしもユーザーにとって必要でない情報に対してもユ
ーザーが使用料を支払わなくてはならず、地図データが
割高なものになってしまう。また、地図データ提供者側
にとっても地図データが割高となるために販路の拡大が
図れないという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためのもので、ユーザーにとって有益な情報が含ま
れるエリアのみ利用できるようにして地図データ使用料
を安価にし、地図データ提供者にとっても地図データ利
用エリアの拡大が図れるようにすることを目的とする。
【0005】そのために本発明は、記憶された地図デー
タに基づいてナビゲーション処理を行うナビゲーション
装置において、地図データを格納した記憶手段と、前記
地図データの一部を開放エリアとして設定する設定手段
と、案内情報を出力する出力手段と、前記開放エリアの
地図データに基づく案内情報と、前記開放エリア以外の
エリアの地図データに基づく案内情報とを異ならせて出
力するように制御する制御手段とを備えたことを特徴と
する。また、本発明は、記憶された地図データに基づい
てナビゲーション処理を行うナビゲーション装置におい
て、地図データを格納した記憶手段と、前記地図データ
の一部を開放エリアとして設定する設定手段と、所定地
域の地図の表示要求を行う要求手段と、前記記憶手段に
格納された全エリアの地図データに基づいて、前記表示
要求された地域の地図を読み込む読み込み手段と、前記
読み込まれた地図を表示する表示手段と、前記要求手段
により表示要求された地図データが開放エリア内にある
か否か判断し、開放エリア内にある地図データのみを読
み込んで前記表示手段へ出力する制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。また、本発明は、記憶された地図デー
タに基づいてナビゲーション処理を行うナビゲーション
装置において、地図データを格納した記憶手段と、前記
地図データの一部を開放エリアとして設定する設定手段
と、所定地域の地図の表示要求を行う要求手段と、前記
記憶手段に格納された全エリアの地図データに基づい
て、前記表示要求された地域の地図を読み込む読み込み
手段と、前記読み込まれた地図を表示する表示手段と、
前記読み込み手段により読み込まれた地図データが開放
エリア内にあるか否か判断し、開放エリア内にある地図
データのみを前記表示手段へ出力する制御手段とを備え
たことを特徴とする。また、本発明は、記憶された地図
データに基づいてナビゲーション処理を行うナビゲーシ
ョン装置において、地図データを格納した記憶手段と、
前記地図データの一部を開放エリアとして設定する設定
手段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段
と、案内情報を出力する出力手段と、前記現在位置検出
手段により検出された現在位置が開放エリア内にあるか
否か判断し、開放エリア外にあるとき、目的地に関する
案内情報を出力するように制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする。また、本発明は、記憶された地図デ
ータに基づいてナビゲーション処理を行うナビゲーショ
ン装置において、地図データを格納した記憶手段と、前
記地図データの一部を開放エリアとして設定する設定手
段と、車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、
目的地を入力する入力手段と、前記記憶手段に格納され
た全エリアの地図データに基づいて、前記目的地までの
経路を探索する探索手段と、前記探索手段により探索さ
れた経路上の案内地点を特定する特定手段と、前記現在
位置が前記案内地点に到達したとき、案内情報を出力す
る出力手段と、前記特定手段により特定された案内地点
が開放エリア内にあるか否か判断し、前記現在位置が開
放エリア内の案内地点に到達したとき、案内情報を出力
するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とす
る。また、本発明は記憶された地図データに基づいてナ
ビゲーション処理を行うプログラムにおいて、開放エリ
アの地図データに基づく案内情報と、開放エリア以外の
エリアの地図データに基づく案内情報とを異ならせて出
力することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明のナビゲーション
システムを説明するための図、図2は情報記憶装置に格
納されている地図データを説明する図である。情報記憶
装置3はDVDのような大容量記憶装置であり、例え
ば、日本全土の地図データ、欧州全域の地図データとい
うように、ユーザーが通常利用すると考えられる全地図
データ、レストラン、ガソリンスタンド等の物件情報、
すなわち施設データ、経路探索に使う探索データ、経路
案内に使う案内データ等が格納されている。ナビゲーシ
ョン装置1は中央処理装置、入力装置、位置検出装置、
出力装置等を備えている。中央処理装置は本実施例のフ
ローチャートに基づく処理を行うプログラム等、あらゆ
るナビゲーション用のプログラム、そのためのデータが
有していて、入力装置により目的地を入力すると、情報
記憶装置3の地図データを読み出し、位置検出装置で検
出した現在地あるいは入力装置で入力した出発地から目
的地までのルートを探索して出力装置で案内する。出力
装置は、ディスプレイやスピーカからなり、表示や音声
での案内が可能であり、目的地等の案内を音声や表示に
よって行えるようになっている。
【0007】本発明のナビゲーション装置においては、
情報記憶装置3に格納されている地図データベースは、
ユーザーの希望に応じたエリアのみが開放され(ナビゲ
ーション装置で使用可能とされ)、それ以外のエリアは
アクセスできないようになっていて、利用できるエリア
に応じて利用料金が決定される。エリアに応じた料金
は、例えば、エリアサイズを大、中、小のように分類し
て、その何れかで利用料金を決定する、エリアごとに料
金にウエイトをつけて、選択したエリアの合計料金を利
用料金とする、各エリア単位一律料金として、単純にエ
リア数で料金を決定する等さまざまな態様があり得る。
例えば、情報記憶装置3に格納されている地図データ
が、図2に示すように、エリアA、B、C……のように
区分され、各エリア単位でユーザーが利用できるように
なっている場合に、1エリア単位一律αとして、エリア
数がn個であれば、nαのように利用料金が決定され
る。また、エリア毎に利用料金を設定する際、各エリア
内の地図データ量、或いは面積に応じて利用料金が設定
されるようにしてもよい。
【0008】また、ナビゲーション装置を新規で購入し
た際、予め購入金額に対応して所定のエリアを選択可能
とした場合(例えば、欧州の3ケ国を選択可)、ナビゲ
ーション装置を購入後、ユーザーが任意のエリアを選択
すると、そのエリアの地図データが開放される。ナビゲ
ーション装置の購入金額として、最初に利用できるエリ
ア量に応じて金額が設定されるようにしてもよい。例え
ば、エリアサイズの大(7カ国選択可)、中(5カ国選
択可)、小(3カ国選択可)に応じて金額が設定され
る。その後、ユーザーが最初に利用できるエリア外でも
ナビゲーション装置を使用する頻度が高く、最初に選択
したエリアからさらにエリアを拡張したい場合、図4に
示すエリア解除プロセスが行われる。また、ナビゲーシ
ョン装置購入時は、そのナビゲーション装置購入金額に
は地図データの購入金額が含まれず、ナビゲーション装
置購入後、図4に示すエリア解除プロセスに基づき、ユ
ーザーが任意のエリアを購入できるようにしてもよい。
【0009】このようなシステムにおいては、地図デー
タが不正に利用されないようにすることが必要である。
そこで、本発明では各ナビゲーション装置のハードウエ
ア固有のシリアル番号(例えば製造番号)と、ナビゲー
ション装置に搭載する地図データを格納したディスク番
号(地図データの版番号)との組み合わせから、ナビゲ
ーション装置自身が固有の識別情報(ID)を生成す
る。このIDはナビゲーション装置内の中央処理装置に
より生成される。例えば、ナビゲーション装置がある関
数fを有していて、装置のシリアル番号がn、地図デー
タの版番号がmであるとき、 ID=f(n,m) のように中央処理装置においてIDが生成される。ここ
ではエリアサイズで料金が決定されるとすると、このI
Dとともに、希望するエリアサイズsをセンタに送る。
ナビゲーション装置はエリア入力(設定)手段を有して
いて、エリアサイズはこの入力手段により入力される。
また、エリア入力手段によりエリアサイズ大、中、小、
或いは○カ国などのように入力してもよく、また、ユー
ザーが識別番号をセンタに送信する段階で、例えば、
「ドイツ、フランス、ベルギー」というようにエリアを
指定するようにしてもよい。
【0010】センタ側には関数gが用意されていて、こ
のIDとエリアサイズsとから、 k=g(ID,s) として、キーコード(地図データアクセス権情報)を生
成する。センタ(センタに配置された処理装置)は、ナ
ビゲーション装置が生成したID、エリアサイズを取得
する手段を有するとともに、取得したID、エリアサイ
ズからキーコードを生成する手段(中央処理装置)を有
している。また、センタにはユーザーに対する課金方法
(クレジット等)が記憶保持されており、課金方法とキ
ーコードに応じて課金決済を実行する手段(中央処理装
置)を有していて、生成されたキーコードがユーザーに
送られると、課金処理が実行される。
【0011】キーコードにはエリアサイズ情報が含まれ
ており、ナビゲーション装置1にキーコードを入力する
と、中央処理装置に読み込まれたプログラムにより地図
データの開放が行われる。例えば、キーコードをエリア
サイズ解除キーとして用いる場合には、ナビゲーション
装置にキーが入力されると、エリア選択画面に遷移し、
ユーザーがエリア(例えば3カ国)を選択可能とし、選
択するとそのエリアが開放される。また、キーコードを
エリア入力手段により入力されたエリアの解除キーとし
て用いる場合には、キーが入力されると、ナビゲーショ
ン装置においては、入力されたエリアが解除される。
【0012】このようなシステムとすることにより、同
じ版番号のディスクであっても、装置が違えばシリアル
番号が異なるため、地図データが利用できない。上記の
エリアの拡大処理は、ディスクを使用している過程で随
時実施でき、また、新しいディスクを購入した場合に
は、再度、上記した方法でキーコードを生成する。
【0013】このような処理を行うために、ナビゲーシ
ョン装置には、図3に示すようなエリア拡大メニュー画
面が用意されており、ここでエリア選択を選ぶと、例え
ば、フラッシュロム上に設定されている装置のシリアル
番号と、情報記憶装置のディスク番号を読みだしてID
を自動的に生成する。また、このメニュー画面でキーコ
ード入力を選んで、センタから送られたキーコードを入
力すると、キーコードから対応するエリアサイズが特定
されて利用可能な地図データが開放される。
【0014】さらに、ナビゲーション装置の識別番号、
地図データ版別番号などをセンタが管理し、ユーザーか
らユーザーID(識別番号、版別番号に関連しなくても
可)とエリアサイズを送信すると、センタにおいてユー
ザーIDに対応するナビゲーション装置の識別番号、地
図データ版別番号を検索し、キーコードを生成するよう
にセンタ管理としてもよい。センタにおいて、あるユー
ザーが現時点でどのエリアの地図データを使用している
か(使用料を払っているか)を記憶管理し、ユーザーか
ら解除要求があった場合、使用している他のエリアを提
案(送信)するようにして、ユーザーに対して積極的に
選択を促す(特にエリアサイズの場合など)ようにして
もよい。
【0015】次に、本発明のシステムにおけるエリア解
除プロセスについて図4により説明する。まず、ナビゲ
ーション装置のエリア拡大メニュー画面を開いてエリア
選択を選び(ステップS1)、ハードウエアのシリアル
番号と、データディスクの版番号からナビゲーション装
置がIDを生成し、画面に表示する(ステップS2)。
次いで、ユーザーは表示されたIDと希望するエリアサ
イズをセンタに連絡する(ステップS3)。これらの情
報は、ナビゲーション装置が通信手段を備えている場
合、通信によりセンターに送信することも可能である。
センタ側では、ナビゲーション装置のID、課金方法、
希望するエリアサイズを取得し(ステップS4)、ID
とエリアサイズとからキーコードを生成する(ステップ
S5)。生成したキーコードは、ユーザーに送られ、キ
ーコードを受け取ったユーザーは、エリア拡大メニュー
画面を開き(ステップS6)、キーコードを入力する
(ステップS7)。ナビゲーション装置は入力されたキ
ーコードからエリアサイズを特定して当該地図データを
開放し(ステップS8)、開放したエリアサイズの中か
ら利用するエリアの選択画面へ遷移して選択されたエリ
アを解除する。この解除プロセスにおいてはキーコード
にエリアサイズが入っているとしてるが、キーコードに
具体的エリア(例えばドイツ、フランス等)の情報が入
っている場合には、キーコードが取得されると、指定さ
れたエリアの解除が行われることになる。
【0016】なお、上記の例ではナビゲーション装置と
センタとのデータのやりとりを人手で行うようにしてい
るが、センタの役割をインターネット上のサーバーやカ
スタマーサーバで行うようにすることにより、より簡便
に利用するエリアの選択が可能となる。また、仮にユー
ザーが同じナビゲーション装置を複数所有しており、そ
の機器間で同じディスクを使用することを希望する場合
には、「2台あるいは3台まで」というような制限を設
け、その範囲内であれば、無償で地図データを提供する
ようにしてもよい。この際、1台目のIDをセンタに送
ることで、過去の購入履歴を引き出すことが可能であ
り、センタ側ではこの購入履歴をみてこのような処置を
行うことができる。
【0017】また、上記説明では、ナビゲーション装置
とセンタ、或いはサーバーが通信を行い情報のやりとり
を行うようにしているが、エリアサイズや特定のエリア
に対応した地図データアクセス権情報が記憶されたカー
ド等を販売し、ユーザーが購入したカードをナビゲーシ
ョン装置に挿入することにより、特定のエリアを開放す
るようにしてもよい。この際、ナビゲーション装置には
カードスロットを備え、カードが挿入されると、キーコ
ード等の地図データアクセス権情報が読み込まれ、エリ
アに対応する地図データが開放される。カード販売者は
ユーザーから教えられた装置の識別情報等からキーコー
ドを作成し、カードに記憶させる。カード販売者側のホ
ストコンピュータにナビゲーション装置ユーザーの識別
情報等を登録するようにしておけば、容易にカードを作
成することができる。その他、ナビゲーション装置に地
図データアクセス権情報が取り込まれるよう構成すれば
適宜変更可能である。
【0018】また、ユーザーがナビゲーション装置を購
入後、一定期間は一部又は全部の地図データを使用可能
とし、一定期間経過後は地図データにアクセスできない
ようにし、上述のデータアクセス方法(エリア解除プロ
セス)を用いてユーザーが所望のエリアの地図データを
開放するようにしてもよい。この際、ナビゲーション装
置は時計を有し、或いはナビゲーション装置に接続され
たGPSから時刻情報を取得し、例えば1週間等の期間
を計時する。このように構成すれば、ユーザーは試用期
間を得て、その間に実際に使用したいエリアを選択する
ことができる。
【0019】ところで、現状の欧州の地図データベース
は、図5に示すように、フランス、オランダ・ベルギー
・ルクセンブルグ、ドイツ、スイス・オーストリア・イ
タリアの4地域に分割してCD化されている。そのた
め、ユーザの行動範囲によってはCDを2枚あるいは3
枚購入する必要があった。例えばベルギー、ルクセンブ
ルグに住んでいる人の場合、ドイツあるいはフランスの
地図を購入する必要があった。その場合でも、ユーザに
とって必要なのは東フランスあるいは西ドイツの地図で
あり、全フランス、全ドイツではない。もちろん、ベル
ギーに西ドイツ、東フランスを足したようなCDの作成
も技術的には可能であるが、固定費の問題や流通の問題
があり、現実的ではない。この問題を大きく解決したの
がDVDによるデータの大容量化であるが、それに伴い
データベースロイヤリティも増加しており、ユーザにと
って車で行く可能性のないロイヤリティを払わなければ
ならない。
【0020】そこで、本実施例においては、コンディシ
ョナルアクセス(条件付アクセス)を行うようにする。
条件付アクセスとは、全データを含んだ大容量データメ
ディア(DVD)のうち、ソフトウエア的に一部しかア
クセスできないようにすることで、これによりユーザに
とって必要なエリアのみ使用権を購入することを可能と
するものである。
【0021】そのためのエリア選択方法について、以下
に説明する。図6は任意の使用エリアを矩形によりユー
ザが指定できる例を示す図である。図示するように、予
め決められたサイズの矩形(長方形または正方形)Aを
用意し、その位置をユーザが自由に動かすことができ、
その位置により地図データの利用エリアを設定する。こ
のエリアの設定は入力装置により行う。データ利用料金
は指定された矩形のサイズに応じて決定される。矩形の
縦横比を変更してサイズを変えてデータの利用料金を決
定するなどしても良い。また欧州内の道路状況、混雑状
況を加味し地域によって料金を異ならせ、どのようなエ
リアが含まれるかにより料金を変更するようにしても良
い。
【0022】なお、ユーザーが地図データの利用料金を
予め設定しておき、予め設定された料金に応じた所定サ
イズの矩形をユーザーに提示して、開放エリアとして設
定してもよい。また、ユーザーが地図データの利用料金
を予め設定しておき、ユーザーが矩形のサイズを自由に
決めて地図データの開放エリアを設定するとき、予め設
定された料金により広げられる面積に上限値を設けるよ
うにしてもよい。すなわち、予めある金額の利用料金が
設定されている場合、矩形を広げていってもある大きさ
より広がらないようにする。矩形のサイズは、入力装置
により、例えば矩形の対角線をドラッグするように指示
入力して決める。このようにして縦横比が設定された矩
形について、続いてユーザーが自由に位置を指定するこ
とにより開放エリアを設定する。
【0023】図7は、全領域を予め区分しておき、その
中から使用エリアを選択する例を示す図である。図示す
るように、予め全データ範囲をサイズや縦横比の異なる
複数の矩形で区分し、支払う料金により、その中から予
め決められた数、例えば5個の矩形というように選択す
る。この場合も各矩形に対してそれぞれの使用料金を設
定し、支払う料金に応じてユーザの望む数だけ購入可能
としても良い。この際、各矩形に対して設定された使用
料金をエリア選択時の地図上に表示し、ユーザーに各矩
形の使用料金を分かりやすく表示するようにしてもよ
い。なお、使用エリアを曲線形状、円形等で分割するこ
とも可能ではあるが、ナビゲーションシステム側にとっ
てその制限の中での処理に手間がかかり、応答性に問題
があるため矩形でエリアを規定するのが望ましい。
【0024】図8は行政区画単位の境界によりエリアを
区分して選択できるようにした例を示す図である。図示
するように、面積が小さい国は国単位、大きい国は適切
な行政区画単位で区分し、その中からユーザが望むエリ
アを支払った料金に応じた数だけ選択できるようにす
る。ナビゲーションプログラムを単純化するために、細
かい行政区画ではなく、全て国毎にしてしまう方法であ
っても良い。この場合も行政区画の境界をそのまま用い
たのでは、曲線形状等のエリアが生じ、前述したように
ナビゲーション処理のレスポンスが確保できないので、
実際には適当な大きさの矩形の組み合わせにより行政区
画単位を近似することが望ましい。
【0025】次に、使用するエリアの制限をナビゲーシ
ョン処理の実行の流れの中でなるべく下流の所でエリア
判定を行い、エリアを選択するという本発明の機能の導
入による性能の低下を極力抑えるようにした例を以下に
説明する。
【0026】必要な範囲の料金のみ払うというユーザの
メリットを提供する条件付きアクセスにおいては、ナビ
ゲーションシステムとして利用エリア制約の中で各種処
理を行わなければならず、処理の負荷が増大して性能が
低下する可能性がある。性能を著しく落としては商品性
が下がってしまうので、ナビゲーション処理の実行の流
れの中でなるべく下流の所で使用するエリアを判定する
ことにより、条件付きアクセスによるナビゲーション処
理への影響を可能な限り押さえるようにする。なお、こ
こでは、単純に選択しなかったエリアのデータを幽閉し
てしまうのでなく、情報の中身は提供しなくてももって
いることをユーザに教えることにより、より広範囲の版
権の購入を促すようにする。
【0027】図9は物件情報を案内表示する前に警告す
る例を示す図である。ユーザーが設定した目的地の検索
は、座標で管理している地点データから通常のプロセ
ス、すなわち購入したエリアではなく、全データについ
て行い(ステップS11)、地点(物件)を目的地とし
て確定する処理を行う(ステップS12)。次いで、確
定した地点が購入済のエリア内か否か判断する(ステッ
プS13)。購入したエリア内であれば目的地の物件名
称、住所、電話番号等を表示し、「地図を見る」か、
「ここへ行く」のボタンで選択を促し(ステップS1
4)、ユーザのボタン操作に応じて、目的地が設定され
るか、或いは地図表示が行われる(ステップS15)。
ステップS13において、購入済エリア内でない場合、
画面に「選択された地点はお客様にご購入いただいたエ
リア外にあります」、「ご購入は0120−12345
6へお電話下さい(24時間年中無休)」のように警告
し(ステップS16)、ユーザにより広範囲の版権の購
入を促す。ユーザはこの警告画面から設定した目的地が
エリア外であることを知り、再度ステップS11の処理
をやり直すことになる。
【0028】このように、目的地検索は既存どおりに行
い、最終的に限定したところで、エリアの内外判定を行
うことにより、性能の低下を最小限にとどめるととも
に、データベース内にその情報があることを知らしめ、
購入を促すことができる。なお、ユーザーによっては、
目的地設定時に購入したエリアの内か外かが判定できた
方が、やり直しが早くできると考える可能性もあるの
で、内外判定をステップS11で行い、その後にエリア
外の場合にはステップS16のような警告を出すように
してもよい。
【0029】次に、目的地検索は既存どおりに行い、目
的地の物件情報の一部または全部を表示してデータがロ
ックされていることを警告することでデータベース内に
その情報があることを知らしめ、購入を促すようにした
例について図10、図11により説明する。図10は物
件情報を一部表示して、警告する例を示す図であり、物
件情報を一部表示することと、解除を希望するOKキー
を表示する以外は図9の場合と同様である。まず、目的
地を入力して全データを使用して通常の目的地検索プロ
セスが実行される(ステップS21)。次いで、目的地
の座標データより地点(物件)の確定処理が行われ(ス
テップS22)、その地点が購入済エリア内か否か判断
される(ステップS23)。購入したエリア内であれば
目的地の物件名称、住所、電話番号等を表示し、「地図
を見る」か、「ここへ行く」のボタンで選択を促し(ス
テップS24)、ユーザが所定のボタン操作を行うと目
的地設定、或いは地図表示が行われる(ステップS2
5)。ステップS23において、購入済エリア外である
場合には、目的地の物件名称、住所等の物件情報の一部
を表示すると共に、「データはロックされています。そ
の解除は0120−123456」の表示と、これを了
承するOKキーを表示する(ステップS26)。ユーザ
がOKキーを操作すると、ステップS21に戻り、目的
地設定処理をやり直すことになる。データロックの解除
を希望するユーザーは、前述の方法によりキーコードを
入手してデータロックを解除する。
【0030】図11は物件情報を全部表示した後で警告
する例を示す図である。まず、目的地を入力して全デー
タを使用して通常の目的地検索プロセスが実行される
(ステップS31)。次いで、目的地の座標データより
地点(物件)の確定処理が行われ(ステップS32)、
目的地の物件名称、住所、電話番号等を表示し(ステッ
プS33)、次いで、その地点が購入済エリア内か否か
判断される(ステップS34)。購入済エリア内であれ
ば、自動的に目的地設定、或いは地図表示が行われる
(ステップS35)。ステップS34において、購入済
エリア外である場合には、目的地の物件名称、住所等の
物件情報の全部を表示すると共に、「データはロックさ
れています。その解除は0120−123456」の表
示と、これを了承するOKキーを表示する(ステップS
36)。ユーザがOKキーを操作するとステップS33
に戻り、目的地設定処理をやり直すことになる。なお、
OKキーを操作するとデータロック解除の希望がセンタ
ーへ自動送信されるようにしてもよい。
【0031】なお、上記実施例では目的地設定を例にし
て説明したが、本発明は必ずしも目的地設定に限定され
るものではなく、地図表示装置においても地点(施設)
検索した後にその地点周辺の地図を表示するなど、目的
地設定以外の用途にも適用できることは言うまでもな
い。この場合、検索された施設が開放エリア外にあると
き、開放エリア外にあることを警告するようにする。
【0032】ところで、探索のプロセス中にエリアの内
外判定を行うと、探索終了までの性能が悪くなるだけで
なく、エリア制限の弊害により不条理なルートを探索し
てしまう可能性があるので、エリア制限を無視した状態
で探索し、その結果に対してエリア内外判定をすること
が望ましい。
【0033】図12は探索終了後、最初の音声案内をし
てからエリアチェックをする例を示す図である。この例
では、目的地の設定、ルート探索は全て全データについ
て行い、案内の段階でエリアチェックが行われる。ま
ず、通常の探索処理が行われ(ステップS41)、案内
が開始される(ステップS42)。次いで、ルート上に
エリア外の道路が1本でもあるか否か判断し(ステップ
S43)、なければそのまま案内が開始される(ステッ
プS45)。エリア外の道路が1本でもあると、「エリ
ア外道路を通行します。エリア外では地図表示、案内は
行われません。データの購入は0120−123456
へどうぞ(24時間年中無休)」のような画面表示が行
われるとともに、「エリア外道路を通行します。エリア
外では地図表示、音声案内は行われません。ご注意下さ
い。」のような音声による警告が行われて(ステップS
44)、ステップS45の案内が開始される。
【0034】図13は探索終了後、エリアチェックを行
う例を示す図である。まず、通常の探索処理が行われ
(ステップS51)、次いで、ルート上にエリア外の道
路が1本でもあるか否か判断する(ステップS52)。
なければそのまま案内が開始される(ステップS5
4)。エリア外の道路が1本でもあると、「エリア外道
路を通行します。エリア外では地図表示、案内は行われ
ません。データの購入は0120−123456へどう
ぞ(24時間年中無休)」のような画面表示が行われる
とともに、「エリア外道路を通行します。エリア外では
地図表示、音声案内は行われません。ご注意下さい。」
のような音声による警告が行われ(ステップS53)、
ステップS54の案内が開始される。
【0035】次に、上記のように全データに基づいてル
ート探索した結果、一部エリア外を含む結果となった場
合の画面表示方法について以下に説明する。図14はデ
ータ読み込み時に読み込むデータのエリア内外を判定す
る例を示す図である。地図表示要求を行うと(ステップ
S61)、システムは読み込むデータ(探索したルート
のデータ)がエリア内か否か判断する(ステップS6
2)。エリア内であれば、通常通り読み込み(ステップ
S63)、エリア外のデータについては読み込まない
(ステップS64)。次いで、読み込んだデータに基づ
いて地図表示が行われる(ステップS65)。このよう
に、地図データ記憶手段(DVD)からデータを読み込
む段階でエリアの内外判定を行って、開放されたエリア
内の地図データのみを中央処理装置に読み込むようにす
る。また、地図データ記憶手段(DVD)から全ての地
図データを中央処理装置に読み込み、表示手段へ案内情
報を出力する段階でエリアの内外判定を行い、開放エリ
ア内の地図のみ表示手段へ出力するようにしてもよい。
また、地図表示要求は、経路探索後の地図表示、経路を
設定せず、単に地図表示を要求する場合などいずれの場
合でもよい。
【0036】図15は自車位置がエリア内にあるときの
み案内情報を提供する例を示す図である。全データによ
るルート探索が行われた後、自車位置がエリア内か否か
判断し(ステップS71)、エリア内であれば通常の案
内画面を表示する(ステップS72)。エリア外であれ
ば地図表示をせずに、目的地までの直線距離と目的地の
直線方向を示す矢印のみ表示する(ステップS73)。
また、目的地までの直線距離、目的地の方向のいずれか
を音声や表示により出力するようにしてもよい。
【0037】図16は発話地点(音声案内する地点)の
座標のエリア内外を判定して案内するか、案内しないか
を制御する例を示す図である。音声案内の発話地点を特
定し(ステップS81)、発話地点はエリア内か否か判
断し(ステップS82)、発話地点がエリア内であれば
自車位置が発話地点に到着したとき発話(音声案内)す
る(ステップS83)。発話地点がエリア外であれば、
自車位置が発話地点に到着しても何もしない(ステップ
S84)。
【0038】このように、開放エリアの地図データに基
づく案内情報と、開放エリア以外の地図データに基づく
案内情報とを異ならせて出力することにより、ユーザー
によりエリアの拡大を促すことが可能となる。
【0039】図17は、図16の処理フローを図示した
もので、矩形の枠がエリアの境界を示し、案内ルートが
R1,R2,R3,R4,R5,R6のように探索さ
れ、ルートR2,R3,R4がエリア境界外であり、
A、B、C、D、E、Fが発話地点であるとする。ルー
トR1の発話地点Aでは、「300m先右方向です。」
の案内を行い、ルートR2,R3,R4の発話地点B、
C、Dにおいては音声案内を行わない。ルートR5の発
話地点Eでは「300m先左方向です。」の案内を行
い、発話地点Fでは「間もなく左方向です。」のような
案内を行う。なお経路上の案内地点のエリア内外判定に
おいては、音声発話地点がエリア内か否かだけでなく、
交差点拡大図の表示出力地点(案内交差点から300m
手前など)のエリア内外判定により、交差点拡大図を表
示する・表示しないの制御を行うようにしてもよい。
【0040】なお、現在位置から目的地までの経路を探
索した結果、開放エリア外があった場合、さらに開放エ
リア内のみの地図データを用いて探索を行うことによ
り、開放エリア外の道路を含まない経路(第2の経路)
を探索して、該経路に関する経路情報をユーザーに提示
するようにしてもよい。例えば、図18に示すように、
現在地(出発地)Sから目的地Dでの全データによる探
索で、経路R1が最適経路として提示されたが、一部エ
リア外になる場合、開放エリア外では、経路案内に制限
が課せられるため詳細な案内が受けられない。そこで、
開放エリア内のみの地図データを用いて探索を行うこと
により、第2の経路R2が探索された場合、最適経路R
1と最適ではないが開放エリア内で詳細な案内の受けら
れる第2の経路R2をユーザーが比較して選択すること
が可能となる。経路情報として、探索された経路全体を
表示してもよいし、探索された経路に沿った道路名称や
高速料金などの情報を表示してもよい。
【0041】なお、上記各実施例においては地図データ
の開放エリアの指定は、矩形、国単位、行政区画単位な
どのエリアで指定するようにしたが、利用料金に合わせ
て地図の種別(広域図、詳細図、市外地図など)やサー
ビスの内容(地図表示のみ、案内も行うなど)も指定で
きるようにしてもよい。例えば、フランスは表示だけ、
ドイツは案内も行う、イタリアは市街地図も表示するな
どの、よりユーザーの好みに合わせた開放エリアの設定
を行うことが可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記憶媒体
に格納された全データのうち、開放エリアの地図データ
に基づく案内情報と、開放エリア以外のエリアの地図デ
ータに基づく案内情報とを異ならせて出力するようにし
たので、ユーザーが購入したエリア以外では案内に制限
をかけ、エリアに応じた適切な案内を行うことが可能と
なる。また、ユーザーが所有している記憶媒体には、購
入済みのエリア以外のデータも入っていることをユーザ
ーに知らせることができ、さらなるエリアの購入意欲を
あおることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のナビゲーションシステムを説明する
図である。
【図2】 利用する地図エリアを説明する図である。
【図3】 エリア拡大メニュー画面を説明する図であ
る。
【図4】 エリア解除プロセスを説明する図である。
【図5】 欧州の地図データベースを説明する図であ
る。
【図6】 使用エリアを矩形領域でユーザが指定できる
例を示す図である。
【図7】 全領域を予め分割し、その中から使用エリア
を選択する例を示す図である。
【図8】 行政区画によりエリアを分割して選択できる
ようにした例を示す図である。
【図9】 物件情報を案内表示する前に警告する例を示
す図である。
【図10】 物件情報を一部表示して、警告を出す場合
の例を示す図である。
【図11】 物件情報を全部表示した後で警告する例を
示す図である。
【図12】 探索終了後、最初の音声案内をしてからエ
リアチェックする例を示す図である。
【図13】 探索終了後、エリアチェックを行う例を示
す図である。
【図14】 データ読み込み時に読み込むデータのエリ
ア内外を判定する例を示す図である。
【図15】 自車位置がエリア内にあるときのみ案内情
報を提供する例を示す図である。
【図16】 発話地点座標のエリア内外を判定して案内
するか、案内しないかを制御する例を示す図である。
【図17】 図16の処理フローを説明する図である。
【図18】 探索した経路に開放エリア外があった場
合、さらに開放エリア内のみの地図データを用いて探索
する場合の例を説明する図である。
【符号の説明】
1…ナビゲーション装置、2…センタ、3…情報記憶装
置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09B 29/10 G09B 29/10 A (72)発明者 小川 智 愛知県岡崎市岡町原山6番地18 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 Fターム(参考) 2C032 HB02 HB22 HB25 HC08 HC24 HC31 HD03 HD07 HD16 2F029 AA02 AC02 AC14 AC18 5H180 AA01 BB13 EE10 FF03 FF25 FF27 FF32 5J062 AA03 BB01 CC07 HH05

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶された地図データに基づいてナビゲ
    ーション処理を行うナビゲーション装置において、地図
    データを格納した記憶手段と、前記地図データの一部を
    開放エリアとして設定する設定手段と、案内情報を出力
    する出力手段と、前記開放エリアの地図データに基づく
    案内情報と、前記開放エリア以外のエリアの地図データ
    に基づく案内情報とを異ならせて出力するように制御す
    る制御手段と、を備えたことを特徴とするナビゲーショ
    ン装置。
  2. 【請求項2】 記憶された地図データに基づいてナビゲ
    ーション処理を行うナビゲーション装置において、地図
    データを格納した記憶手段と、前記地図データの一部を
    開放エリアとして設定する設定手段と、所定地域の地図
    の表示要求を行う要求手段と、前記記憶手段に格納され
    た全エリアの地図データに基づいて、前記表示要求され
    た地域の地図を読み込む読み込み手段と、前記読み込ま
    れた地図を表示する表示手段と、前記要求手段により表
    示要求された地図データが開放エリア内にあるか否か判
    断し、開放エリア内にある地図データのみを読み込んで
    前記表示手段へ出力する制御手段と、を備えたことを特
    徴とするナビゲーション装置。
  3. 【請求項3】 記憶された地図データに基づいてナビゲ
    ーション処理を行うナビゲーション装置において、地図
    データを格納した記憶手段と、前記地図データの一部を
    開放エリアとして設定する設定手段と、所定地域の地図
    の表示要求を行う要求手段と、前記記憶手段に格納され
    た全エリアの地図データに基づいて、前記表示要求され
    た地域の地図を読み込む読み込み手段と、前記読み込ま
    れた地図を表示する表示手段と、前記読み込み手段によ
    り読み込まれた地図データが開放エリア内にあるか否か
    判断し、開放エリア内にある地図データのみを前記表示
    手段へ出力する制御手段と、を備えたことを特徴とする
    ナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 記憶された地図データに基づいてナビゲ
    ーション処理を行うナビゲーション装置において、地図
    データを格納した記憶手段と、前記地図データの一部を
    開放エリアとして設定する設定手段と、車両の現在位置
    を検出する現在位置検出手段と、案内情報を出力する出
    力手段と、前記現在位置検出手段により検出された現在
    位置が開放エリア内にあるか否か判断し、開放エリア外
    にあるとき、目的地に関する案内情報を出力するように
    制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするナビゲ
    ーション装置。
  5. 【請求項5】 前記目的地に関する案内情報は、目的地
    までの直線距離または目的地の方向であることを特徴と
    する請求項4記載のナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 記憶された地図データに基づいてナビゲ
    ーション処理を行うナビゲーション装置において、地図
    データを格納した記憶手段と、前記地図データの一部を
    開放エリアとして設定する設定手段と、車両の現在位置
    を検出する現在位置検出手段と、目的地を入力する入力
    手段と、前記記憶手段に格納された全エリアの地図デー
    タに基づいて、前記目的地までの経路を探索する探索手
    段と、前記探索手段により探索された経路上の案内地点
    を特定する特定手段と、前記現在位置が前記案内地点に
    到達したとき、案内情報を出力する出力手段と、前記特
    定手段により特定された案内地点が開放エリア内にある
    か否か判断し、前記現在位置が開放エリア内の案内地点
    に到達したとき、案内情報を出力するように制御する制
    御手段と、を備えたことを特徴とするナビゲーション装
    置。
  7. 【請求項7】 前記特定手段は、経路上の音声発話地点
    を特定し、前記制御手段は、前記特定手段により特定さ
    れた音声発話地点が開放エリア内にあるか否か判断し、
    前記現在位置が開放エリア内の音声発話地点に到達した
    とき、音声案内情報を出力するように制御することを特
    徴とする請求項6記載のナビゲーション装置。
  8. 【請求項8】 記憶された地図データに基づいてナビゲ
    ーション処理を行うプログラムにおいて、開放エリアの
    地図データに基づく案内情報と、開放エリア以外のエリ
    アの地図データに基づく案内情報とを異ならせて出力す
    ることを特徴とするプログラム。
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