JP2002311471A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2002311471A
JP2002311471A JP2001115734A JP2001115734A JP2002311471A JP 2002311471 A JP2002311471 A JP 2002311471A JP 2001115734 A JP2001115734 A JP 2001115734A JP 2001115734 A JP2001115734 A JP 2001115734A JP 2002311471 A JP2002311471 A JP 2002311471A
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JP2001115734A
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Shinya Yajima
信哉 矢島
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カメラの振れ信号が所定のしきい値を超えてい
る間の積分値を求め、その積分値に基づいて画角変更時
か否かを判断し、像振れ補正を停止させる等の処理に自
動的に切り換えることにより、的確にパン/チルト等の
画角変更動作による振動であるか否かを判断し、画角変
更時と判断した場合には、像振れ補正を停止させること
により画角変更時における像振れ補正による不具合を防
止する防振装置を提供する。 【解決手段】CPU16は、角速度センサ14からの信
号に基づいて像振れを補正する防振レンズ10の変位量
(振れ信号)を求める。そして、その振れ信号につい
て、所定のしきい値を超えている期間の積分値を求め、
その積分値が一定時間において、所定の判定値を超えた
場合には、画角変更時であると判断して、像振れ補正を
オフにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防振装置に係り、特
に振動によるカメラの像振れを防止する防振装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、テレビカメラの撮影光学系に防
振レンズを光軸と直交する面内で移動自在に配置し、カ
メラ(カメラの撮影光学系)に振動が加わると、その振
動を打ち消す方向に防振レンズをアクチュエータで動か
して像振れを補正する防振装置が知られている。このよ
うな防振装置において、従来、カメラに加わった振動が
振れ検出センサ(角速度センサや加速度センサ等)によ
って検出された場合に、その振動が、一定画角(一定の
撮影方向)の撮影を意図している際に生じた振動(手振
れ等)であるのか、又は、パン/チルト等の意図的な画
角変更時においてその画角変更動作によって生じた振動
であるのかを自動的に判別することが課題となってい
る。例えば、一定画角の撮影を意図している際(以下、
一定画角時)に生じた振動に対してはその振動を打ち消
すように防振レンズを駆動すること、即ち、像振れ補正
を実行することが適切であるが、パン/チルト等の画角
変更時の振動に対しては、像振れ補正を実行すると、そ
の画角変更動作に対する応答性が悪くなり、操作性が損
なわれるので像振れ補正を実行することは望ましくな
い。従って、画角変更時には、像振れ補正を実行しない
ことが望ましく、また、像振れ補正を実行するか否かを
撮影者が何らかの操作を行って切り替えるのは煩雑で現
実的でないため、カメラに加わった振動が、画角変更時
のものか否かを自動的に判断し、これに応じて像振れ補
正を実行するか否かを自動的に切り替えるようにするこ
とが望まれている。このようなことから特開平5−14
2624号公報には、振れ検出センサから得られた振れ
信号、即ち、カメラ又は像の振れ量を示す信号に基づい
て、カメラに加わった振動が画角変更時のものか否かを
自動的に判断する方法が提案されている。
【0003】これによれば、一定画角時の振動、いわゆ
る手振れによる振動の周波数は1〜12Hz程度である
のに対して、画角変更時の画角変更動作によって生じる
振動は、それよりも低い周波数であることに鑑み、振れ
検出センサから得られる振れ信号が、所定の判定時間よ
りも長い間継続して、一方向、即ち、振れ中心(零値)
に対して正又は負のいずれか一方向への振れを示す場合
には、カメラに加わった振動は画角変更時のものと判断
できるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際問
題として特開平5−142624号公報に記載の方法で
は、以下のような理由から、カメラに加わった振動が画
角変更時のものか否かを正しく判断することはできな
い。即ち、画角変更時には、その画角変更動作による理
想的な振動(低い周波数の振動)のみでなく手振れ等に
相当する高い周波数の振動も重畳されることが経験的に
明らかである。特に、カメラの撮影光学系が高倍率の場
合(焦点距離が長い場合)には、カメラに加わった微小
な振動も大きな像振れを引き起こす関係上、微小な振動
を検出するために振れ検出センサの感度は非常に高く設
定されている。このため、振れ検出センサから得られる
振れ信号には画角変更動作による理想的な振動のみでな
く手振れ等に相当する高い周波数の振動も大きな信号成
分として顕著に現れる。そして、その振れ信号は振れ中
心(零値)に対して容易に正負にまたがって振動するこ
とになる。
【0005】従って、特開平5−142624号公報の
ように、振れ検出センサから得られる振れ信号が所定の
判定時間よりも長い時間継続して、一方向への振れを示
したときに、カメラに加わった振動が画角変更時の振動
と判定するような場合には、その判定時間を決める際に
少なくとも画角変更時の振動に、画角変更動作による理
想的な低い周波数の振動以外に手振れ等に相当する高い
周波数も重畳されていることを考慮しなければならな
い。これに反して例えば、画角変更時の振動が、理想的
な低い周波数の振動のみであるとして判定時間を設定す
ると、画角変更時であっても、そのような判定時間より
も長い時間の一方向への振れを示す振れ信号は検出され
ないという事態が生じることとなる。
【0006】しかしながら、実際の画角変更時の振動
(高い周波数の振動を含むもの)を考慮すると、画角変
更時において振れ信号が一方向への振れを継続する時間
のばらつきを考慮した長さ範囲と、一定画角時において
振れ信号が一方向への振れを継続する時間のばらつきを
考慮した長さ範囲とが、一部において重複しているた
め、どのような判定時間を設定しても、画角変更時にお
いて、判定時間よりも長い時間の一方向への振れが検出
されないという事態や、逆に、一定画角時において、判
定時間よりも長い時間の一方向への振れが検出される等
の事態が頻繁に生じるおそれがある。従って、適切な判
定時間を設定することは困難である。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カメラ等の撮影光学系に加わった振動、特に高
倍率の撮影光学系に加わった振動に対して画角変更時の
振動とそうでない場合の振動とを的確に判別し、画角変
更時の振動と判断した場合には的確な処理に自動的に切
り替えることができる防振装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、撮影光学系に加わった振
動を検出する振動検出手段と、該振動検出手段によって
検出された振動に基づいて像振れを補正するための補正
量を出力する補正量出力手段と、前記補正量出力手段に
よって出力された補正量に基づいて像振れ補正を実行す
る像振れ補正手段と、を備えた防振装置において、前記
補正量出力手段から出力された補正量が所定のしきい値
を超えている期間について前記補正量に対応する値を積
分し、該積分した値が所定の判定値を超えた場合には、
前記像振れ補正手段による像振れ補正を停止させ、又
は、前記像振れ補正手段において前記補正量に基づく通
常の像振れ補正よりも補正能力を低減させた像振れ補正
を実行させる制御手段を備えたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は、前記補正量出
力手段から出力された補正量が前記しきい値を超えてい
るか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって
前記しきい値を超えていると判定された期間について前
記補正量に対応する値を積算する積算手段と、所定時間
の間に前記積算手段によって積算された値が前記判定値
を超えた場合には、前記像振れ補正手段による像振れ補
正を停止させ、又は、前記像振れ補正手段において前記
補正量に基づく通常の像振れ補正よりも補正能力を低減
させた像振れ補正を実行させる像振れ補正制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記像振れ補正制御手段は、前
記像振れ補正を停止させた後、又は、前記低減された像
振れ補正を実行させた後、所定時間の間に前記積算手段
によって積算された値が所定の判定値を超えない場合に
は、前記像振れ補正手段による通常の像振れ補正を開始
させることを特徴としている。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記制御手段は、前記補正量出
力手段から出力された補正量が前記しきい値を超えてい
るか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって
前記しきい値を超えていると判定された期間について前
記補正量に対応する値を積算し、前記判定手段によって
前記しきい値を超えていないと判定された期間において
は、前記積算した値を所定値ずつ減算する演算手段と、
前記演算手段によって演算された値が前記判定値を超え
た場合には、前記像振れ補正手段による像振れ補正を停
止させ、又は、前記像振れ補正手段において前記補正量
に基づく通常の像振れ補正よりも補正能力を低減させた
像振れ補正を実行させる像振れ補正制御手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の発明において、前記像振れ補正制御手段は、前
記像振れ補正を停止させた後、又は、前記低減された像
振れ補正を実行させた後、前記演算手段によって演算さ
れた値が所定の判定値を超えない場合には、前記像振れ
補正手段による通常の像振れ補正を開始させることを特
徴としている。
【0013】本発明によれば、像振れを補正するための
補正量が所定のしきい値を超えている期間についての積
分値を求め、その積分値が所定の判定値を超えたか否か
によって画角変更時か否かを判断し、像振れ補正を停止
させる等の処理に自動的に切り替えるようにしたため、
的確に画角変更時と一定画角時とを判別することができ
ると共に、画角変更時には煩雑な手間なく自動的に的確
な処理に切り替わるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る防振装置の好ましい実施の形態について詳述する。
【0015】図1は、本発明に係る防振装置の実施の形
態を示した構成図である。防振装置は、例えば、テレビ
カメラ用のレンズ装置(撮影レンズ)、ムービカメラ、
又は、スチルカメラ等に搭載され、同図に示す防振レン
ズ10は、防振装置が搭載されるレンズ装置又はカメラ
の撮影光学系において、光軸に対して垂直な面内で上下
(鉛直方向)、左右(水平方向)に移動自在に配置され
る。また、防振レンズ10は、モータ12により上下、
又は、左右駆動されるようになっており、カメラ(撮影
光学系)に振動が生じた場合には、このモータ12によ
り像振れを防止する位置(振動を打ち消す位置)に移動
するようになっている。尚、防振レンズ10は上下方向
と左右方向に駆動されるが、いずれの方向についても各
方向に生じた振動に基づいて同様に駆動されるため、本
実施の形態では、上下方向についての防振を行う構成に
ついて説明する。
【0016】同図に示す角速度センサ14は、カメラの
振動を検出するための振れ検出センサとして用いられ
る。尚、角速度センサの代わりに速度センサ、加速度セ
ンサ等を使用することもできる。この角速度センサ14
は、例えばレンズ鏡胴の上面に設置され、レンズ鏡胴の
上下方向の振動の角速度を検出し、検出した角速度に応
じた電圧の電気信号を出力する。
【0017】同図に示すCPU16は、上記角速度セン
サ14から出力された電気信号をA/D変換器18を介
して取得することにより、カメラに加わった振動の角速
度を取得する。そして、この振動の角速度に一階積分等
の処理を施して、像振れを補正(防止)するための防振
レンズ10の位置(以下、像振れ補正位置)、即ち、防
振レンズ10の振れ中心に対する変位量(像振れを補正
するための補正量)を示す振れ信号を求める。尚、カメ
ラ又は像の振れ量と防振レンズ10の振れ中心に対する
変位量とは、予め像振れを防止するように対応付けられ
ているため、CPU16が求める振れ信号は、カメラ又
は像の振れ量を示す信号と解することもできる。
【0018】詳細を後述のようにCPU16は、この振
れ信号に基づいて、角速度センサ14によって検出され
た振動がパン/チルト等の画角変更時におけるその画角
変更動作によるものであるか、又は、一定画角の撮影を
意図している際に生じたものかを判別する。即ち、現在
のカメラ動作が画角変更中(画角変更時)か否かを判別
する。この結果、画角変更時ではなく、一定画角時と判
定した場合には、像振れ補正の処理を実行する(像振れ
補正オン)。即ち、上述の振れ信号を、像振れ補正位置
への移動を指令する位置指令信号としてD/A変換器2
0を介してモータ駆動回路22に出力する。一方、画角
変更時と判定した場合には、像振れ補正の処理を停止す
る(像振れ補正オフ)。即ち、振れ信号の値にかかわら
ず防振レンズ10を振れ中心に移動させる位置指令信号
をD/A変換器20を介してモータ駆動回路22に出力
する。
【0019】モータ駆動回路22は、ポテンショメータ
24によって防振レンズ10の位置を検出しながらCP
U16から与えられた位置指令信号に基づいてモータ1
2を駆動し、その位置指令信号が指令する位置に防振レ
ンズ10を移動させる。
【0020】次に、上記CPU16における画角変更時
か否かの判断方法について説明する。上述のようにCP
U16は角速度センサ14から検出される振れ信号(像
振れを補正するための補正量)に基づいてカメラがパン
/チルト等の画角変更時であるか、一定画角時であるか
を判別する。そこで、まず、図2に示すように、振れ信
号(の値)xに対して零値とは異なる所定のしきい値x
S1、−xS1(xS1は正)を設定する。画角変更動作の開
始時において、振れ信号xは、正又は負の方向に非常に
大きな値を示し、図中波形S1 のように少なくともこの
ときにはしきい値xS1(又は−xS1)を超える。従っ
て、例えば、図3の曲線S2 、S3 のように振れ信号x
がしきい値xS1又は−xS1を超えない場合、即ち、xS1
≧x≧−x S1の場合には、画角変更時ではないと判定す
ることができる。尚、しきい値xS1、−xS1は、少なく
とも零値又は零値近傍の値ではない。例えば、撮影光学
系の焦点距離が1000mm程度の場合に、防振レンズ
10が撮影画面の5分の1程度の像振れを防止する能力
を有すると仮定すると、好適なしきい値xS1、−x
S1は、そのときの防振レンズ10の最大変位量近傍の値
に設定される。
【0021】一方、振れ信号xがしきい値xS1又は−x
S1を超えた場合、即ち、x>xS1、又は、x<−xS1
場合、必ずしも画角変更時であるとは限らず、一定画角
時の振動による場合も考えられる。そこで、CPU16
は、振れ信号xがしきい値x S1又は−xS1を超えている
期間における振れ信号x(の絶対値)の積分値Uを求
め、その積分値Uに基づいて画角変更時か一定画角時か
を判定する。例えば、図2において、振れ信号xがしき
い値xS1又は−xS1を超えている期間は、図中斜線で示
す期間であり、この期間の積分値Uを求める。そして、
一定時間(積分区間)T内に得られた積分値Uが、所定
の判定値US を超えた場合には、画角変更時と判定す
る。一方、判定値US を超えない場合には、一定画角時
と判定する。即ち、画角変更時において振れ信号xがし
きい値xS1(又は−xS1)を超えている期間についての
上記積分値Uは、少なくとも一定画角時の場合よりも大
きい、上記積分値Uが所定の判定値US を超えた場合に
は、画角変更時と判定することができる。尚、積分値U
は、振れ信号xの値そのものを積分したものではなく、
振れ信号xに対応する値を積分したものであればよい。
例えば、振れ信号xとしきい値xS1(又は−xS1)との
差分を積分したものでもよい。また、積分値Uは、振れ
信号xの絶対値を積分したものであり、例えば、振れ信
号xが正と負の両側にしきい値xS1又は−xS1を超える
場合には、ともに正の値として積分値Uに寄与するが、
以下の説明では、図2のように振れ信号xが正の側のし
きい値xS1を超える場合を想定し、単に振れ信号xを積
分して積分値Uを求めるものとする。
【0022】以上のようなしきい値xS1(及び−xS1
と判定値US の具体的な値は、上述のようにこれらのし
きい値xS1と判定値US によって画角変更時であるか否
かを判別することができるようにカメラの撮影光学系の
種類等に応じて好適な値に設定される。尚、本発明に係
る同一構成の防振装置を各種撮影光学系(焦点距離等が
異なる各種レンズ)に使用できるようにする場合におい
て、CPU16が、その撮影光学系の種類を自動的に判
別し、撮影光学系の種類に応じて予め決められた好適な
しきい値xS1(及び−xS1)と判定値US を設定するよ
うにしてもよい。また、しきい値xS1(及び−xS1)と
判定値US をユーザが所定の調整手段によりCPU16
に設定できるようにしてもよい。
【0023】また、焦点距離が変更可能であって、防振
レンズ10の変位量に対する撮影画面上での像のシフト
量が、焦点距離にかかわらず一定となるような撮影光学
系においては、角速度センサ14の出力信号から取得す
る上記振れ信号xは、焦点距離に応じて変更される。即
ち、撮影光学系に加わった振動が同じであっても画面上
での像の振れ量は焦点距離によって異なるため、その像
の振れ量を補正するための防振レンズ10の変位量(振
れ信号x)も焦点距離によって変更される。例えば、角
速度センサ14の出力信号から上記振れ信号xを算出す
る過程でゲインが焦点距離に基づいて変更され(焦点距
離が長い程(テレ端に近い程)、そのゲインが大きくな
り、振れ信号xが大きくなる)、角速度センサ14の出
力信号をs、焦点距離をfとすると、振れ信号xは、次
式で表される。
【0024】x=G(f)・F(s) ただし、F(s)は、焦点距離fを考慮せずに角速度セ
ンサ14の出力信号sから算出される値を示し、G
(f)は焦点距離fによって決まるゲインを示す。例え
ばG(f)は、fに定数(正の実数)をかけた値であ
る。
【0025】このような場合に、上記しきい値xS1(及
び−xS1)も、焦点距離に応じて変更するのが適切であ
り、例えば、ある焦点距離f0 における適切なしきい値
S1がxS10 とすると、焦点距離fにおけるしきい値x
S1は、上記ゲインG(f)を用いて次式により変更され
る。
【0026】xS1=(G(f)/G(f0 ))・xS10 また、上述のような撮影光学系の場合、防振レンズ10
の最大変位量も焦点距離に応じて変更するのが適切であ
り、例えば、変更可能な焦点距離の範囲で最も長い焦点
距離fT (テレ端)における最大変位量をu0 (及び−
0 )とすると、焦点距離fにおける最大変位量uは次
式により変更される。
【0027】u=(G(f)/G(f0 ))・u0 テレ端における最大変位量u0が機械的な制限端の範囲
内であれば、上式により得られる最大変位量uに制御上
で制限する(振れ信号xが最大変位量uを超えている場
合には、防振レンズ10を最大変位量u以上に変位させ
ない)ことが可能である。このように防振レンズ10の
最大変位量も焦点距離に応じて変更する場合、ある焦点
距離において防振レンズ10の最大変位量の値又は近傍
の値に上記しきい値xS1が設定された場合には、焦点距
離にかかわらず防振レンズ10の最大変位量近傍の値に
設定されることになる。経験上、好適な最大変位量の値
と、好適なしきい値xS1とは、略一致し(ただし、必ず
しもそうとは限らない)、例えば、焦点距離が1000
mm付近に設定されている状態において、防振レンズ1
0の好適な最大変位量は、撮影画面上で像が5分の1シ
フトする程度であり、好適なしきい値xS1は、この最大
変位量の値又は近傍の値である。また、このとき、防振
レンズ10の最大変位量又はしきい値xS1は、画角変更
時か否かを判断する基準値と、好適な防振動作を確保す
るために防振レンズ10の変位可能な範囲を制限する値
とに兼用し得るものであり、いずれか一方のみの値を設
定し、両方の目的に使用することができる。
【0028】図4は、画角変更時か否かの判定に基づく
上記CPU16における像振れ補正オン/オフの切替え
処理の手順(第1の実施の形態)を示したフローチャー
トである。まず、CPU16は、角速度センサ14から
の信号に基づいて防振レンズ10の振れ中心からの変位
量を示す振れ信号xを取得する(ステップS10)。そ
して、その振れ信号xが所定のしきい値xS1(又は−x
S1)を超えたか否かを判定する(ステップS12)。即
ち、x>xS1、又は、x<−xS1であるか否かを判定す
る。このとき、NOと判定した場合は、上記ステップS
10の処理に戻る。
【0029】一方、ステップS12においてYESと判
定した場合には、積分処理を行う(ステップS14)。
即ち、ステップS10で取得した振れ信号xを上記積分
値Uを示す積算値Uに加算(積算)する(U=U+
x)。次に、積分処理を開始した時点から一定時間(積
分区間)T以下か否かを判定する(ステップS16)。
NOと判定した場合には、上記ステップS10からの処
理を繰り返す。ステップS16において一定時間Tを超
えたと判定するまで上記ステップS10からステップS
14の処理を繰り返すことにより、振れ信号xがしきい
値xS1又は−xS1を超えている期間における振れ信号x
の積算値U(積分値U)が求められる。尚、ステップS
10からステップS16の処理を繰り返す間、後述のス
テップS24における像振れ補正オフの処理によって既
に像振れ補正が停止(オフ)の状態となっている場合を
除いては、CPU16は像振れ補正を実行すべくステッ
プS10で検出した振れ信号xを位置指令信号としてD
/A変換器20に出力し、防振レンズ10を像振れを防
止する位置に移動させる。一方、既に像振れ補正がオフ
の状態となっている場合には、ステップS10で検出し
た振れ信号xにかかわらず防振レンズ10を振れ中心に
停止させておく。
【0030】上記ステップS16においてYESと判定
した場合には、次に積算値Uが所定の判定値US を超え
たか否かを判定する(ステップS18)。NOと判定し
た場合には、一定画角時と判定し、像振れ補正オンの処
理を実行する(ステップS20)。即ち、像振れ補正が
オフの状態となっている場合には、以後、像振れ補正を
実行する処理に切り替える。既に像振れ補正が実行(オ
ン)の状態となっている場合にはそのまま像振れ補正の
オンの状態を継続する。
【0031】一方、ステップS18においてNOと判定
した場合には、パン/チルト動作時、即ち、画角変更時
と判定し(ステップS22)、像振れ補正オフの処理を
実行する(ステップS24)。即ち、像振れ補正がオン
の状態となっている場合には、CPU16は、像振れ補
正をオフにすべく防振レンズ10の振れ中心(零値)へ
の移動を示す位置指令信号をD/A変換器20に出力
し、防振レンズ10を振れ中心に移動させ、振れ中心で
停止させる。既に、像振れ補正がオフの状態となってい
る場合にはそのまま像振れ補正のオフの状態を継続す
る。
【0032】以上のステップS10からステップS24
の処理を繰り返すことにより、連続的に画角変更時か否
かを判定することができる。そして、像振れ補正を実行
している場合(像振れ補正がオンの状態の場合)におい
て画角変更時と判定した場合には、像振れ補正を停止
(オフ)の状態に自動的に切り替えることができ、一
方、像振れ補正が停止している場合(像振れ補正がオフ
の状態の場合)において一定画角時、即ち、画角変更動
作が停止したと判定した場合には、像振れ補正を実行
(オン)の状態に自動的に切り替えることができる。
【0033】尚、上記図4のフローチャートの処理を繰
り返す場合、ステップS14における積分処理により求
められる積分値(積算値U)は、一定時間ずつ繰り返さ
れる各積分区間で積分された値である。即ち、一定時間
の積算値Uを求めると、ステップS18の判定処理を行
った後、積算値Uを0にリセットして再度ステップS1
4の積分処理により一定時間の積算値Uが求められる。
しかしながら、この場合に限らず、ステップS10で振
れ信号xを取得した時点から一定時間(積分区間)T遡
った時点を積分区間の開始点として積分値Uを求めるこ
とも容易可能であり、この場合には、ステップS16の
ような判定処理によって一定時間経過するのを待つこと
なく、振れ信号を取得するごとに画角変更時か否かの判
定を行うことができる。
【0034】次に、画角変更時か否かの判定に基づく上
記CPU16における像振れ補正オン/オフの切替え処
理の手順について第2の実施の形態を図5のフローチャ
ートを用いて説明する。まず、CPU16は、角速度セ
ンサ14からの信号に基づいて防振レンズ10の振れ中
心からの変位量を示す振れ信号xを取得する(ステップ
S30)。そして、その振れ信号xが所定のしきい値x
S1(又は−xS1)を超えたか否かを判定する(ステップ
S32)。即ち、x>xS1、又は、x<−xS1であるか
否かを判定する。このときYESと判定した場合には、
上記第1の実施の形態と同様に積分処理を行う(ステッ
プS34)。即ち、ステップS30で取得した振れ信号
xを上記積分値Uを示す積算値Uに加算する(U=U+
x)。一方、NOと判定した場合は、減算処理、即ち、
積算値Uから所定値を減算する処理を行う(ステップS
36)。
【0035】次に、積算値Uが判定値US を超えたか否
かを判定する(ステップS38)。NOと判定した場合
には、像振れ補正オンの処理を実行する(ステップS1
4)。即ち、像振れ補正がオフの状態となっている場合
において、以後、像振れ補正を実行する処理に切り替え
る。既に像振れ補正が実行(オン)の状態となっている
場合にはそのまま像振れ補正のオンの状態を継続する。
また、CPU16は像振れ補正を実行すべくステップS
10で検出した振れ信号を位置指令信号としてD/A変
換器20に出力し、防振レンズ10を像振れを防止する
位置に移動させる。
【0036】一方、ステップS36においてNOと判定
した場合には、パン/チルト動作時、即ち、画角変更時
と判定し(ステップS42)、像振れ補正オフの処理を
実行する(ステップS44)。即ち、像振れ補正がオン
の状態となっていた場合には、CPU16は、像振れ補
正をオフにすべく防振レンズ10の振れ中心(零値)へ
の移動を示す位置指令信号をD/A変換器20に出力
し、防振レンズ10を振れ中心に移動させ、振れ中心で
停止させる。既に、像振れ補正がオフの状態となってい
る場合にはそのまま像振れ補正のオフの状態を継続す
る。
【0037】以上のステップS30からステップS44
の処理を繰り返すことにより、連続的に画角変更時か否
かを判定することができる。そして、像振れ補正を実行
している場合(像振れ補正がオンの状態の場合)におい
て画角変更時と判定した場合には、像振れ補正を停止
(オフ)の状態に自動的に切り替えることができ、一
方、像振れ補正が停止している場合(像振れ補正がオフ
の状態の場合)において一定画角時、即ち、画角変更動
作が停止したと判定した場合には、像振れ補正を実行
(オン)の状態に自動的に切り替えることができる。
【0038】尚、上記図4、図5のフローチャートで
は、像振れ補正をオフにする場合と像振れ補正をオンに
する場合の判定値US は一致しているが必ずしも一致し
ている必要はない。また、像振れ補正をオフからオンに
切り替える場合の判定方法は他の判定方法を用いてもよ
い。
【0039】以上、上記実施の形態では、画角変更時に
は像振れ補正を自動的にオフするようにしたが、このよ
うに画角変更時に像振れ補正をオフにするモードと、画
角変更時か否かにかかわらず、常時、像振れ補正をオン
にするモードとを所定のスイッチによってユーザが選択
できるようにしてもよい。
【0040】また、上記実施の形態では、画角変更時に
は像振れ補正をオフするようにしたが、これに限らず、
画角変更時には像振れ補正オン時の通常の像振れ補正に
対して補正能力を低減させて像振れ補正を行うようにし
てもよい。補正能力を低減する方法としては、例えば、
角速度センサ14から上述のように検出した振れ信号を
一定割合で減少させ、その減少させた振れ信号により防
振レンズ10を変位させることにより、防振レンズ10
を像振れを防止する位置よりも少ない変位量で変位させ
るようにすることが考えられる。
【0041】また、上記実施の形態では、撮影光学系の
光軸に垂直な面内で変位する防振レンズによって像振れ
を防止する場合について説明したが、本発明は上述のよ
うな振れ信号により指示される補正量(上記実施の形態
では防振レンズ10の変位量)に基づいて補正光学系を
駆動して像振れを防止する防振装置すべてに適用するこ
とができる。また、撮像素子から映像信号を切り出す範
囲をシフトさせて像振れを防止するような電子的方法を
用いた防振装置においても本発明を適用することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る防振装
置によれば、像振れを補正するための補正量が所定のし
きい値を超えている期間についての積分値を求め、その
積分値が所定の判定値を超えたか否かによって画角変更
時か否かを判断し、像振れ補正を停止させる等の処理に
自動的に切り替えるようにしたため、的確に画角変更時
と一定画角時とを判別することができると共に、画角変
更時には煩雑な手間なく自動的に的確な処理に切り替わ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る防振装置の実施の形態を
示した構成図である。
【図2】図2は、画角変更時か否かの判断方法の説明に
使用した説明図である。
【図3】図3は、画角変更時か否かの判断方法の説明に
使用した説明図である。
【図4】図4は、CPUにおける画角補正オン/オフの
切替え処理の手順について第1の実施の形態を示したフ
ローチャートである。
【図5】図5は、CPUにおける画角補正オン/オフの
切替え処理の手順について第2の実施の形態を示したフ
ローチャートである。
【符号の説明】
10…防振レンズ、12…モータ、14…角速度セン
サ、16…CPU、22…モータ駆動回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系に加わった振動を検出する振
    動検出手段と、該振動検出手段によって検出された振動
    に基づいて像振れを補正するための補正量を出力する補
    正量出力手段と、前記補正量出力手段によって出力され
    た補正量に基づいて像振れ補正を実行する像振れ補正手
    段と、を備えた防振装置において、 前記補正量出力手段から出力された補正量が所定のしき
    い値を超えている期間について前記補正量に対応する値
    を積分し、該積分した値が所定の判定値を超えた場合に
    は、前記像振れ補正手段による像振れ補正を停止させ、
    又は、前記像振れ補正手段において前記補正量に基づく
    通常の像振れ補正よりも補正能力を低減させた像振れ補
    正を実行させる制御手段を備えたことを特徴とする防振
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記補正量出力手段から出力された補正量が前記しきい
    値を超えているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって前記しきい値を超えていると判定
    された期間について前記補正量に対応する値を積算する
    積算手段と、 所定時間の間に前記積算手段によって積算された値が前
    記判定値を超えた場合には、前記像振れ補正手段による
    像振れ補正を停止させ、又は、前記像振れ補正手段にお
    いて前記補正量に基づく通常の像振れ補正よりも補正能
    力を低減させた像振れ補正を実行させる像振れ補正制御
    手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1の防振装置。
  3. 【請求項3】 前記像振れ補正制御手段は、前記像振れ
    補正を停止させた後、又は、前記低減された像振れ補正
    を実行させた後、所定時間の間に前記積算手段によって
    積算された値が所定の判定値を超えない場合には、前記
    像振れ補正手段による通常の像振れ補正を開始させるこ
    とを特徴とする請求項2の防振装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記補正量出力手段から出力された補正量が前記しきい
    値を超えているか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段によって前記しきい値を超えていると判定
    された期間について前記補正量に対応する値を積算し、
    前記判定手段によって前記しきい値を超えていないと判
    定された期間においては、前記積算した値を所定値ずつ
    減算する演算手段と、 前記演算手段によって演算された値が前記判定値を超え
    た場合には、前記像振れ補正手段による像振れ補正を停
    止させ、又は、前記像振れ補正手段において前記補正量
    に基づく通常の像振れ補正よりも補正能力を低減させた
    像振れ補正を実行させる像振れ補正制御手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1の防振装置。
  5. 【請求項5】 前記像振れ補正制御手段は、前記像振れ
    補正を停止させた後、又は、前記低減された像振れ補正
    を実行させた後、前記演算手段によって演算された値が
    所定の判定値を超えない場合には、前記像振れ補正手段
    による通常の像振れ補正を開始させることを特徴とする
    請求項4の防振装置。
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