JP2002311137A - ドップラ速度計 - Google Patents

ドップラ速度計

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JP2002311137A
JP2002311137A JP2001110165A JP2001110165A JP2002311137A JP 2002311137 A JP2002311137 A JP 2002311137A JP 2001110165 A JP2001110165 A JP 2001110165A JP 2001110165 A JP2001110165 A JP 2001110165A JP 2002311137 A JP2002311137 A JP 2002311137A
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JP
Japan
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light
doppler
light source
reflected
doppler velocimeter
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JP2001110165A
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English (en)
Inventor
Manabu Takayama
学 高山
Masahiko Igaki
正彦 井垣
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体の速度や粒子の速度をドップラ原理に
基づいて測定する場合に低コスト、信頼性、寿命の向上
を実現する。 【解決手段】 LEDから成る光源10から出射した光
束を光回折素子12により2本のビームに分岐し、収束
レンズ機能を果たす集光レンズ13によって被測定物S
上に収束させる。被測定物Sが移動することにより、そ
の被測定面で反射される散乱光はドップラ効果を受け
る。それらの散乱光を受光し信号処理することにより、
被測定物Sの移動速度を知ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に移動する物体
や流体の速度を非接触に測定するドップラ速度計に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から物体や流体の移動速度を非接触
でかつ高精度に測定する装置として、レーザードップラ
速度計が使用されている。このレーザードップラ速度計
とは、移動する物体や流体にレーザー光を照射し、この
移動体又は移動流体による散乱光の周波数が移動速度に
比例して偏移(シフト)する効果つまりドップラ効果を
利用して、移動体又は移動流体の移動速度を測定する装
置である。
【0003】図5は従来のレーザードップラ速度計の一
例を示す説明図である、光路1として半導体レーザー光
源を用い、光源1から出射されたレーザー光はコリメー
タレンズ2によって平行光束となり、ビームスプリッタ
3によって2光束に分割されてミラー4a、4bで反射
された後に、速度Vで移動している物体又は流体である
被測定物Sに入射角θで2光束照射される。このとき、
2光束による散乱光の周波数は、被測定物Sの移動速度
Vに比例して、それぞれ+f、−fのドップラ効果を受
ける。ここで、レーザー光の波長をλとすれば、fは次
の(1)式で表すことができる。
【0004】 f=V・sinθ/λ …(1)
【0005】周波数+f、−fのドップラシフトを受け
た散乱光は、互いに干渉し合って光検出器5の受光面で
の明暗の変化をもたらし、その周波数Fは次の(2)式
で与えられる。
【0006】 F=2f=2V・sinθ/λ …(2)
【0007】従って、光検出器5の出力信号の周波数
(以下、ドップラ周波数と云う)を測定すれば、(2)
式に基づいて移動物体Sの速度Vを求めることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例においては、(2)式から明らかなように、ドップ
ラ周波数Fはレーザー光の波長λに反比例する。従っ
て、レーザードップラ速度計としては波長が安定したレ
ーザー光源を使用する必要がある。連続発信が可能で波
長が安定したレーザー光源としては、He−Ne等のガ
スレーザー光がよく使用されるが、レーザー発信器が大
きくまた電源に高圧が必要で、装置が大きく高価にな
る。また、コンパクトディスク、ビデオディスク、光フ
ァイバ通信等に使用されているレーザーダイオードは超
小型で駆動も容易であるが、寿命、信頼性、コストの面
から問題がある。
【0009】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
OA機器にも搭載可能でコスト、寿命、信頼性を有する
ドップラ速度計を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係るドップラ速度計は、LEDを光源として
用いることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図4に図示の実施
の形態に基づいて詳細に説明する。図1は第1の実施の
形態の構成図である。LED(light emiting diode)
から成る光源10の前方には、コリメータレンズ11、
回折格子12、集光レンズ13、光検出器14、移動物
体又は移動流体から成る被測定物Sを配置する。そし
て、光検出器14の出力を計測器15に接続する。
【0012】光源10から出射された光束をコリメータ
レンズ11により平行光に変換し、変換された光を回折
格子12により2本の光束に分離する。この2本に分離
した光を被測定物Sの被測定面に集光レンズ13により
導き、被測定物Sに入射角θの角度で2光束を照射させ
る。このとき、2光束による散乱光の周波数は、被測定
物Sの移動速度Vに比例して、それぞれ+f、−fのド
ップラ効果を受ける。ここで、レーザー光の波長をλと
すれば、前述の(1)式、(2)式が成立する。
【0013】従って、光検出器14の出力信号の周波数
(以下、ドップラ周波数と呼ぶ)を測定すれば、(2)
式に基づいて計測器15で被測定物Sの速度Vを求める
ことができる。
【0014】光源10は電流狭窄型LEDであり、波長
半値幅が10μm程度で可干渉性も優れている。このよ
うに、LEDでも半導体レーザー光源に近い特性を示す
光源を用いることにより、ドップラ信号を取得すること
ができる。
【0015】図2は第2の実施の形態の構成図であり、
第1の実施の形態の集光レンズ13の代りに光路の両側
にミラー21a、21bを配置する。
【0016】光源10から出射した光束は、第1の実施
の形態と同様に回折格子12で2本の光束に分離される
が、それぞれミラー21a、21bにより反射されて被
測定物Sに集光し、その被測定面で反射され光検出器1
4に至る。そして、光検出器14の出力は第1の実施の
形態と同様な処理がなされる。
【0017】図3は第3の実施の形態の構成図であり、
LEDから成る光源10と被測定物Sの間にはビームス
プリッタ31を設け、このビームスプリッタ31の光源
10の方向からの光束の反射方向には全反射ミラー32
を配置し、被測定物Sからの光束の反射方向には光検出
器33が配置され、光検出器33の出力を計測器34に
接続する。
【0018】光源10から出射された光は、ビームスプ
リッタ31で反射される周波数変化のない周波数f0の
参照光と、被測定物Sに向けて出射される周波数f0の
出射光とに分岐する。分岐した参照光は全反射ミラー3
2で全反射し、再びビームスプリッタ31を通過し光検
出器33に入射する。一方、ビームスプリッタ31を直
進し、被測定物Sに向けて出射した出射光は、被測定物
Sで反射してドップラ効果を受け、この反射光(周波数
f0+fD)は再びビームスプリッタ31に到達し、方
向を変えた後に光検出器33に入射する。
【0019】このように、参照光と反射光とを合波させ
た光が光検出器33に入射するが、ここで光学的にヘテ
ロダイン検波された出力信号の周波数は、参照光と反射
光とのビート周波数、即ちドップラ周波数fDに等し
く、このドップラ周波数fDを光検出器33で計測し、
この値から被測定物Sの移動速度Vを計測器34におい
て求めることができる。
【0020】なお図3においては、マイケルソン・モー
レー型の干渉計を示したが、この他にもマッハツェンダ
干渉器等の種々の構成が考えられる。
【0021】図4は第4の実施の形態のドップラ速度計
の構成図であり、LEDから成る光源10と光検出器4
1と光導波路42a、42bをパッケージ43として一
体化している。つまり、光源10の出射部には2つの光
導波路42a、42bを接続し、その開口方向を被測定
物Sに向ける。また、光検出器41の受光面を被測定物
Sに向けてパッケージ43に取り付ける。
【0022】光源10から出射された光束を光導波路4
2a、42bによって導波し、2光束に分離する。分離
した光束を被測定物Sに集光させ、その被測定面からの
ドップラ効果を受けた散乱光を受光することによって、
被測定物Sの速度情報を得ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るドップ
ラ速度計は、光源にLEDを用いることにより、OA機
器にも組み込み可能となり、低コストと寿命、信頼性の
向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の構成図である。
【図2】第2の実施の形態の構成図である。
【図3】第3の実施の形態の構成図である。
【図4】第4の実施の形態の構成図である。
【図5】従来例のドップラ速度計の構成図である。
【符号の説明】
10 光源 11 コリメーターレンズ 12 回折格子 13 集光レンズ 14、33 光検出器 15、34、41 計測器 21a、21b ミラー 31 ビームスプリッタ 32 全反射ミラー 42a、42b 光導波路 S 被測定物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J084 AB20 AD04 BA02 BA14 BA51 BA56 BB02 BB34 BB40 CA80 DA01 EA32 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 LEDを光源として用いることを特徴と
    するドップラ速度計。
  2. 【請求項2】 前記光源からの光束を光学素子により複
    数に分岐し、これらの光束が被測定物で反射し光検出器
    で受光するまでの複数の光路長を同一になるように構成
    した請求項1に記載のドップラ速度計。
  3. 【請求項3】 前記光源からの光束を光学素子により複
    数に分岐し、被測定物にこれらの複数の光束を導いた後
    に、前記被測定物が移動することにより反射されるドッ
    プラ効果を受けた拡散光を受光し前記被測定物の移動速
    度を知る請求項1に記載のドップラ速度計。
  4. 【請求項4】 前記光源からの光束を光学素子により入
    射し参照光と反射光に分岐し、被測定物に前記反射光を
    導いた後に前記被測定物が移動することにより前記反射
    光はドップラ効果を受け、前記反射光と参照光が干渉す
    ることにより前記被測定物の移動速度を知る請求項1に
    記載のドップラ速度計。
JP2001110165A 2001-04-09 2001-04-09 ドップラ速度計 Pending JP2002311137A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008512674A (ja) * 2004-09-13 2008-04-24 ジ ユニバーシティ オブ ワイカト レンジおよび速度を検出するシステム
JP2012255745A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 流体測定器および流体測定方法
CN112904040A (zh) * 2021-01-25 2021-06-04 上海兰宝传感科技股份有限公司 激光多普勒测速装置

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JP2012255745A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 流体測定器および流体測定方法
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