JP2002311109A - 交差電圧判定回路 - Google Patents
交差電圧判定回路Info
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- JP2002311109A JP2002311109A JP2001111490A JP2001111490A JP2002311109A JP 2002311109 A JP2002311109 A JP 2002311109A JP 2001111490 A JP2001111490 A JP 2001111490A JP 2001111490 A JP2001111490 A JP 2001111490A JP 2002311109 A JP2002311109 A JP 2002311109A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 差動出力回路が規格を満足するかどうかを容
易に判別すること。 【解決手段】 差動出力回路の差動出力(正転・反転出
力)波形が、第1または第2の基準電圧を横切る時間
を、それぞれ論理波形で検出し、検出した波形の論理変
化の一方をフリップフロップ回路のデータに、もう一方
の論理波形の変化をクロックに使用し、フリップフロッ
プにデータが保持されるか否かで、差動出力波形が、基
準電圧を通過する時間の順番を諭理信号で検出し、且
つ、差動出力回路の動作に連動して検出基準電圧を選択
制御する制御回路を兼ね備え、差動出力波形の正転出力
の立上り・反転波形の立下りの時の第1、第2の基準電
圧を横切る時間、及び、差動出力波形の正転出力の立下
り・反転波形の立上りの時の第1、第2の基準電圧を横
切る時間の4つの時間を自動的に切換え検出し、交差電
圧の位置を論理で抽出して判定する。
易に判別すること。 【解決手段】 差動出力回路の差動出力(正転・反転出
力)波形が、第1または第2の基準電圧を横切る時間
を、それぞれ論理波形で検出し、検出した波形の論理変
化の一方をフリップフロップ回路のデータに、もう一方
の論理波形の変化をクロックに使用し、フリップフロッ
プにデータが保持されるか否かで、差動出力波形が、基
準電圧を通過する時間の順番を諭理信号で検出し、且
つ、差動出力回路の動作に連動して検出基準電圧を選択
制御する制御回路を兼ね備え、差動出力波形の正転出力
の立上り・反転波形の立下りの時の第1、第2の基準電
圧を横切る時間、及び、差動出力波形の正転出力の立下
り・反転波形の立上りの時の第1、第2の基準電圧を横
切る時間の4つの時間を自動的に切換え検出し、交差電
圧の位置を論理で抽出して判定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
係り、特に差動出力回路の差動出力(正転・反転出力)
波形の交差点電圧が規格内に入っているかどうかを判別
する交差電圧判定回路に関する。
係り、特に差動出力回路の差動出力(正転・反転出力)
波形の交差点電圧が規格内に入っているかどうかを判別
する交差電圧判定回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、USBトランシーバ等では、
差動出力回路を内蔵する半導体集積回路が用いられ、こ
の差動出力回路の差動出力波形の交差電圧は仕様などに
より規定されている場合がある。
差動出力回路を内蔵する半導体集積回路が用いられ、こ
の差動出力回路の差動出力波形の交差電圧は仕様などに
より規定されている場合がある。
【0003】図8は、上記した半導体集積回路に内蔵さ
れる差動出力回路の差動出力(正転・反転出力)の波形
例を示した図である。正転と反転の差動出力の波形は交
差ポイント90で交差するが、この交差点の電圧が電圧
V1,V2で示される交差電圧の規定範囲に納まってい
ることが、仕様などにより規定されている場合がある。
れる差動出力回路の差動出力(正転・反転出力)の波形
例を示した図である。正転と反転の差動出力の波形は交
差ポイント90で交差するが、この交差点の電圧が電圧
V1,V2で示される交差電圧の規定範囲に納まってい
ることが、仕様などにより規定されている場合がある。
【0004】そこで、従来は差動出力の波形が上記規格
を満足しているかどうかを選別判定するために、デジタ
ルテスタが使用されている。
を満足しているかどうかを選別判定するために、デジタ
ルテスタが使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
半導体集積回路に内蔵される差動出力回路の差動出力が
規格内に納まっているか、どうかは、デジタルテスタを
用いて判定しているが、一般の半導体集積回路の製造工
程で使用されているデジタルテスタでは、測定不能であ
るか、測定に多くの所要時間を必要とし、規格を満足す
る差動出力回路の選別が困難であるという問題があっ
た。
半導体集積回路に内蔵される差動出力回路の差動出力が
規格内に納まっているか、どうかは、デジタルテスタを
用いて判定しているが、一般の半導体集積回路の製造工
程で使用されているデジタルテスタでは、測定不能であ
るか、測定に多くの所要時間を必要とし、規格を満足す
る差動出力回路の選別が困難であるという問題があっ
た。
【0006】本発明は、上述の如き従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的は、差動出力回路が
規格を満足するかどうかを容易に判別することができる
交差電圧判定回路を提供することである。
るためになされたもので、その目的は、差動出力回路が
規格を満足するかどうかを容易に判別することができる
交差電圧判定回路を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の手段の特徴は、正転出力信号と反転出力信号
を出力する差動出力回路の前記正転出力信号と反転出力
信号の交差点電圧が基準電圧V1とV2の間に納まって
いるかどうかを判定する交差電圧判定回路において、前
記正転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧V
2とをそれぞれ比較する第1の比較機能と、前記反転出
力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧V2とをそ
れぞれ比較する第2の比較機能と、前記第1の比較機能
の比較対象基準電圧が前記基準電圧V1及び前記基準電
圧V2の時に出力される2個の比較結果信号を入力デー
タとし、前記第2の比較機能の比較対象基準電圧が前記
基準電圧V1の時に出力される比較結果信号及び前記基
準電圧V2の時に出力される比較結果信号の反転信号を
クロックとして用いて、前記入力データのラッチの可否
により前記交差点電圧が基準電圧V1とV2の間に納ま
っているかどうかを示す判定信号を出力する判定機能と
を具備することにある。
に、第1の手段の特徴は、正転出力信号と反転出力信号
を出力する差動出力回路の前記正転出力信号と反転出力
信号の交差点電圧が基準電圧V1とV2の間に納まって
いるかどうかを判定する交差電圧判定回路において、前
記正転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧V
2とをそれぞれ比較する第1の比較機能と、前記反転出
力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧V2とをそ
れぞれ比較する第2の比較機能と、前記第1の比較機能
の比較対象基準電圧が前記基準電圧V1及び前記基準電
圧V2の時に出力される2個の比較結果信号を入力デー
タとし、前記第2の比較機能の比較対象基準電圧が前記
基準電圧V1の時に出力される比較結果信号及び前記基
準電圧V2の時に出力される比較結果信号の反転信号を
クロックとして用いて、前記入力データのラッチの可否
により前記交差点電圧が基準電圧V1とV2の間に納ま
っているかどうかを示す判定信号を出力する判定機能と
を具備することにある。
【0008】第2の手段の前記第1の比較機能は、前記
差動出力回路の正転出力信号が基準電圧V1又はV2を
通過する時間に応じて論理レベルを出力する第1のコン
パレータと、前記第1のコンパレータの比較対象基準電
圧として外部から与えられる前記V1と前記V2を交互
に選択して供給する第1の選択回路とを有し、前記第2
の比較機能は、前記差動出力回路の反転出力信号が基準
電圧V1又はV2を通過する時間に応じて論理レベルを
出力する第2のコンパレータと、前記第2のコンパレー
タの比較対象基準電圧として外部から与えられる前記V
1と前記V2を交互に選択して供給する第2の選択回路
とを有し、前記判定機能は、前記差動出力回路が論理変
化する時間以前の正論理または負諭理を選択信号とし、
前記第2のコンパレータから出力される一方の論理信号
と、他方の論理信号の反転信号を入力とする第3の選択
回路と、前記第3選択回路の出力信号をクロックとして
用いて、前記第1のコンパレータの出力を入力データと
してラッチするフリップフロップとを有し、前記第1の
選択回路と前記第2の選択回路は共通であることを特徴
とする。
差動出力回路の正転出力信号が基準電圧V1又はV2を
通過する時間に応じて論理レベルを出力する第1のコン
パレータと、前記第1のコンパレータの比較対象基準電
圧として外部から与えられる前記V1と前記V2を交互
に選択して供給する第1の選択回路とを有し、前記第2
の比較機能は、前記差動出力回路の反転出力信号が基準
電圧V1又はV2を通過する時間に応じて論理レベルを
出力する第2のコンパレータと、前記第2のコンパレー
タの比較対象基準電圧として外部から与えられる前記V
1と前記V2を交互に選択して供給する第2の選択回路
とを有し、前記判定機能は、前記差動出力回路が論理変
化する時間以前の正論理または負諭理を選択信号とし、
前記第2のコンパレータから出力される一方の論理信号
と、他方の論理信号の反転信号を入力とする第3の選択
回路と、前記第3選択回路の出力信号をクロックとして
用いて、前記第1のコンパレータの出力を入力データと
してラッチするフリップフロップとを有し、前記第1の
選択回路と前記第2の選択回路は共通であることを特徴
とする。
【0009】第3の手段の前記第1、第2の選択回路
は、前記差動出力回路が論理変化する時間以前の正論理
または負論理をクロックとして用いるT型フリップフロ
ップと、前記T型フリップフロップの出力信号を選択信
号とし、前記外部から与えられる基準電圧V1,V2の
いずれか一方を交互に選択して前記第1、第2のコンパ
レータへ供給するアナログスイッチ回路とを有すること
を特徴とする。
は、前記差動出力回路が論理変化する時間以前の正論理
または負論理をクロックとして用いるT型フリップフロ
ップと、前記T型フリップフロップの出力信号を選択信
号とし、前記外部から与えられる基準電圧V1,V2の
いずれか一方を交互に選択して前記第1、第2のコンパ
レータへ供給するアナログスイッチ回路とを有すること
を特徴とする。
【0010】第4の手段の特徴は、前記第1のコンパレ
ータの出力を遅延させるダミー回路を設け、このダミー
回路により遅延された前記出力を前記フリップフロップ
に入力することにある。
ータの出力を遅延させるダミー回路を設け、このダミー
回路により遅延された前記出力を前記フリップフロップ
に入力することにある。
【0011】第5の手段の特徴は、前記第1のコンパレ
ータと前記フリップフロップを接続するパスと、前記第
2のコンパレータと前記フリップフロップを前記第3の
選択回路を介して接続するパスとの信号遅延差を吸収す
るセットアップ、ホールド時間を前記フリップフロップ
に持たせたことにある。
ータと前記フリップフロップを接続するパスと、前記第
2のコンパレータと前記フリップフロップを前記第3の
選択回路を介して接続するパスとの信号遅延差を吸収す
るセットアップ、ホールド時間を前記フリップフロップ
に持たせたことにある。
【0012】第6の手段の特徴は、前記基準電圧V1及
び前記基準電圧V2を発生する基準電圧発生回路を前記
交差電圧判定回路と同一チップ内に形成することにあ
る。
び前記基準電圧V2を発生する基準電圧発生回路を前記
交差電圧判定回路と同一チップ内に形成することにあ
る。
【0013】第7の手段の特徴は、正転出力信号と反転
出力信号を出力する差動出力回路の前記正転出力信号と
反転出力信号の交差点電圧が基準電圧V1とV2の間に
納まっているかどうかを判定する交差電圧判定回路にお
いて、前記正転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基
準電圧V2とをそれぞれ比較する第1の比較機能と、前
記反転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧V
2とをそれぞれ比較する第2の比較機能と、前記第1の
比較機能の比較対象基準電圧が前記基準電圧V1及び前
記基準電圧V2の時に出力される2個の比較結果信号を
入力データとし、前記第2の比較機能の比較対象基準電
圧が前記基準電圧V1の時に出力される比較結果信号及
び前記基準電圧V2の時に出力される比較結果信号の反
転信号をクロックとして用いて、前記入力データのラッ
チの可否により前記交差点電圧が基準電圧V1とV2の
間に納まっているかどうかを示す判定信号を出力する第
1の判定機能と、前記第2の比較機能の比較対象基準電
圧が前記基準電圧V1及び前記基準電圧V2の時に出力
される2個の比較結果信号を入力データとし、前記第1
の比較機能の比較対象基準電圧が前記基準電圧V1の時
に出力される比較結果信号及び前記基準電圧V2の時に
出力される比較結果信号の反転信号をクロックとして用
いて、前記入力データのラッチの可否により前記交差点
電圧が基準電圧V1とV2の間に納まっているかどうか
を示す判定信号を出力する第2の判定機能と、前記第
1、前記第2の判定機能の判定結果のいずれか一方を交
互に選択して出力する出力選択機能とを具備することに
ある。
出力信号を出力する差動出力回路の前記正転出力信号と
反転出力信号の交差点電圧が基準電圧V1とV2の間に
納まっているかどうかを判定する交差電圧判定回路にお
いて、前記正転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基
準電圧V2とをそれぞれ比較する第1の比較機能と、前
記反転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧V
2とをそれぞれ比較する第2の比較機能と、前記第1の
比較機能の比較対象基準電圧が前記基準電圧V1及び前
記基準電圧V2の時に出力される2個の比較結果信号を
入力データとし、前記第2の比較機能の比較対象基準電
圧が前記基準電圧V1の時に出力される比較結果信号及
び前記基準電圧V2の時に出力される比較結果信号の反
転信号をクロックとして用いて、前記入力データのラッ
チの可否により前記交差点電圧が基準電圧V1とV2の
間に納まっているかどうかを示す判定信号を出力する第
1の判定機能と、前記第2の比較機能の比較対象基準電
圧が前記基準電圧V1及び前記基準電圧V2の時に出力
される2個の比較結果信号を入力データとし、前記第1
の比較機能の比較対象基準電圧が前記基準電圧V1の時
に出力される比較結果信号及び前記基準電圧V2の時に
出力される比較結果信号の反転信号をクロックとして用
いて、前記入力データのラッチの可否により前記交差点
電圧が基準電圧V1とV2の間に納まっているかどうか
を示す判定信号を出力する第2の判定機能と、前記第
1、前記第2の判定機能の判定結果のいずれか一方を交
互に選択して出力する出力選択機能とを具備することに
ある。
【0014】第8の手段の前記第1の比較機能は、前記
差動出力回路の正転出力信号が基準電圧V1又はV2を
通過する時間に応じて論理レベルを出力する第1のコン
パレータと、前記第1のコンパレータの比較対象基準電
圧として外部から与えられる前記V1と前記V2を交互
に選択して供給する第1の選択回路とを有し、前記第2
の比較機能は、前記差動出力回路の反転出力信号が基準
電圧V1又はV2を通過する時間に応じて論理レベルを
出力する第2のコンパレータと、前記第2のコンパレー
タの比較対象基準電圧として外部から与えられる前記V
1と前記V2を交互に選択して供給する第2の選択回路
とを有し、前記第1の判定機能は、前記差動出力回路が
論理変化する時間以前の正論理または負論理を選択信号
とし、前記第2のコンパレータから出力される一方の論
理信号と、他方の論理信号の反転信号を入力とする第3
の選択回路と、前記第3の選択回路の出力信号をクロッ
クとして用いて、前記第1のコンパレータの出力を入力
データとしてラッチする第1のフリップフロップとを有
し、前記第2の判定機能は、前記差動出力回路が論理変
化する時間以前の正論理または負論理を選択信号とし、
前記第1のコンパレータから出力される一方の論理信号
と、他方の論理信号の反転信号を入力とする第4の選択
回路と、前記第4の選択回路の出力信号をクロックとし
て用いて、前記第2のコンパレータの出力を入力データ
としてラッチする第2のフリップフロップとを有し、前
記出力選択機能は、前記差動出力回路が論理変化する時
間以前の正論理または負論理をクロック入力としたT型
フリップフロップと、前記T型フリップフロップの出力
信号を選択信号とし、前記第1、第2のフリップフロッ
プのラッチ出力のいずれか一方を交互に選択して出力す
るマルチプレクサとを有することを特徴とする。
差動出力回路の正転出力信号が基準電圧V1又はV2を
通過する時間に応じて論理レベルを出力する第1のコン
パレータと、前記第1のコンパレータの比較対象基準電
圧として外部から与えられる前記V1と前記V2を交互
に選択して供給する第1の選択回路とを有し、前記第2
の比較機能は、前記差動出力回路の反転出力信号が基準
電圧V1又はV2を通過する時間に応じて論理レベルを
出力する第2のコンパレータと、前記第2のコンパレー
タの比較対象基準電圧として外部から与えられる前記V
1と前記V2を交互に選択して供給する第2の選択回路
とを有し、前記第1の判定機能は、前記差動出力回路が
論理変化する時間以前の正論理または負論理を選択信号
とし、前記第2のコンパレータから出力される一方の論
理信号と、他方の論理信号の反転信号を入力とする第3
の選択回路と、前記第3の選択回路の出力信号をクロッ
クとして用いて、前記第1のコンパレータの出力を入力
データとしてラッチする第1のフリップフロップとを有
し、前記第2の判定機能は、前記差動出力回路が論理変
化する時間以前の正論理または負論理を選択信号とし、
前記第1のコンパレータから出力される一方の論理信号
と、他方の論理信号の反転信号を入力とする第4の選択
回路と、前記第4の選択回路の出力信号をクロックとし
て用いて、前記第2のコンパレータの出力を入力データ
としてラッチする第2のフリップフロップとを有し、前
記出力選択機能は、前記差動出力回路が論理変化する時
間以前の正論理または負論理をクロック入力としたT型
フリップフロップと、前記T型フリップフロップの出力
信号を選択信号とし、前記第1、第2のフリップフロッ
プのラッチ出力のいずれか一方を交互に選択して出力す
るマルチプレクサとを有することを特徴とする。
【0015】第9の手段の特徴は、前記差動回路と前記
交差電圧判定回路を同一の半導体集積回路内に形成する
ことにある。
交差電圧判定回路を同一の半導体集積回路内に形成する
ことにある。
【0016】本発明は、差動出力回路の差動出力(正転
・反転出力)波形が交差する電圧が、第1の基準電圧と
第2の基準電圧の間にあるか否かを判定する機能とし
て、差動出力の立上り側と、差動出力の立下り側で、基
準電圧を通過する時間の早い・遅いで検知する事が出来
る。例えば、第1の基準電圧が第2の基準電圧より低い
場合、差動出力の立上りが差動出力の立下りより早く、
第1の基準電圧を横切り、且つ、差動出力の立上りが差
動出力の立下りより遅く、第2の基準電圧を横切つた場
合、差動出力の交差する電圧は、第1の基準電圧と第2
の基準電圧の間にあると判定できる。
・反転出力)波形が交差する電圧が、第1の基準電圧と
第2の基準電圧の間にあるか否かを判定する機能とし
て、差動出力の立上り側と、差動出力の立下り側で、基
準電圧を通過する時間の早い・遅いで検知する事が出来
る。例えば、第1の基準電圧が第2の基準電圧より低い
場合、差動出力の立上りが差動出力の立下りより早く、
第1の基準電圧を横切り、且つ、差動出力の立上りが差
動出力の立下りより遅く、第2の基準電圧を横切つた場
合、差動出力の交差する電圧は、第1の基準電圧と第2
の基準電圧の間にあると判定できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の交差電圧判定回
路の第1の実施形態に係る構成を示した回路図である。
図2は本例の交差電圧判定回路の動作を示したタイミン
グチャートである。交差電圧判定回路100は、例えば
差動出力回路60と同一のチップ内に形成され、差動出
力回路60が規格内に入っているどうかを判別する動作
を行う。
に基づいて説明する。図1は、本発明の交差電圧判定回
路の第1の実施形態に係る構成を示した回路図である。
図2は本例の交差電圧判定回路の動作を示したタイミン
グチャートである。交差電圧判定回路100は、例えば
差動出力回路60と同一のチップ内に形成され、差動出
力回路60が規格内に入っているどうかを判別する動作
を行う。
【0018】図1における交差電圧判定回路はアナログ
スイッチ50を有し、このアナログスイッチ50は第1
の基準電圧V1を端子Aに入力し、第2の基準電圧V2
を端子Bに入力する。前記アナログスイッチ50は、端
子Sの入力レベルで入力を選択し、ローレベルで端子A
が選択され、出力端子Ζに基準電圧V1が出力される。
また、ハイレベルで端子Bが選択され、出力端子Ζに基
準電圧V2が出力される。前記アナログスイッチ50の
選択入力端子Sには、セレクト(select)信号が入力さ
れる。このセレクト(select)信号は、T型フリツプフ
ロツプ40の出力端子QNより与えられる。前記T型フ
リップフロップ40のクロック入力端子CKは、差動出
力回路60の入力信号VPの逆相信号VMを入力する。
スイッチ50を有し、このアナログスイッチ50は第1
の基準電圧V1を端子Aに入力し、第2の基準電圧V2
を端子Bに入力する。前記アナログスイッチ50は、端
子Sの入力レベルで入力を選択し、ローレベルで端子A
が選択され、出力端子Ζに基準電圧V1が出力される。
また、ハイレベルで端子Bが選択され、出力端子Ζに基
準電圧V2が出力される。前記アナログスイッチ50の
選択入力端子Sには、セレクト(select)信号が入力さ
れる。このセレクト(select)信号は、T型フリツプフ
ロツプ40の出力端子QNより与えられる。前記T型フ
リップフロップ40のクロック入力端子CKは、差動出
力回路60の入力信号VPの逆相信号VMを入力する。
【0019】前記アナログスイッチ50の端子Ζから出
力される基準電圧信号は、第1のコンパレータ20及び
第2のコンパレータ21のそれぞれの非反転端子である
入力端子(一)に入力する。前記第1のコンパレータ2
0の反転端子である入力端子(+)は、差動出力回路6
0の出力信号DMを入力し、前記第2のコンパレータ2
1の(+)入力端子は、差動出力回路の出力信号DPを
入力する。前記第1のコンパレータ20の出力信号DM
dataは選択回路(マルチプレクサ)10の入力端子
Bに入力し、入力端子Aはインバータ11を介したDM
dataの反転信号を入力する。前記選択回路10の選
択端子Sには、差動出力回路60の入力信号VPの逆相
信号VMを入力し、出力端子Zより出力信号DMckを
出力する。
力される基準電圧信号は、第1のコンパレータ20及び
第2のコンパレータ21のそれぞれの非反転端子である
入力端子(一)に入力する。前記第1のコンパレータ2
0の反転端子である入力端子(+)は、差動出力回路6
0の出力信号DMを入力し、前記第2のコンパレータ2
1の(+)入力端子は、差動出力回路の出力信号DPを
入力する。前記第1のコンパレータ20の出力信号DM
dataは選択回路(マルチプレクサ)10の入力端子
Bに入力し、入力端子Aはインバータ11を介したDM
dataの反転信号を入力する。前記選択回路10の選
択端子Sには、差動出力回路60の入力信号VPの逆相
信号VMを入力し、出力端子Zより出力信号DMckを
出力する。
【0020】フリップフロップ30は立上りクロックで
データをラッチするフリップフロップであり、データ入
力端子Dは、前記第2のコンパレータ21の出力信号D
Pdataを入力し、クロック入力端子CKには、前記
選択回路10の出力信号DMckを入力する。
データをラッチするフリップフロップであり、データ入
力端子Dは、前記第2のコンパレータ21の出力信号D
Pdataを入力し、クロック入力端子CKには、前記
選択回路10の出力信号DMckを入力する。
【0021】ここで、差動出力回路60は入力パルス信
号VP及び、VPの反転信号VMが入力され、一定のス
イッチング時間を経た後、DPにスルーレートを持った
VPと同相の波形として出力される。同じくDMには,
VMと同相のスルーレートを持つた波形が出力される。
尚、基準電圧V1,V2は外部から交差電圧判定回路1
00に与えられる。
号VP及び、VPの反転信号VMが入力され、一定のス
イッチング時間を経た後、DPにスルーレートを持った
VPと同相の波形として出力される。同じくDMには,
VMと同相のスルーレートを持つた波形が出力される。
尚、基準電圧V1,V2は外部から交差電圧判定回路1
00に与えられる。
【0022】以下、図2のタイミングチャートを使って
DPとDMの出力交差電圧が、基準電圧V1とV2の間
にある時の動作を説明する。尚、この実施形態では、V
1及びV2の電位はV1<V2とする。この実施形態で
は、差動出力回路60の入力波形VPがハイレベル、V
Mがローレベルで安定した時間に交差電圧判定回路10
0のRESET信号(図2(E))としてハイレベルが
フリップフロップ30、40に印可され、前記交差電圧
判定回路100が動作状態となる。
DPとDMの出力交差電圧が、基準電圧V1とV2の間
にある時の動作を説明する。尚、この実施形態では、V
1及びV2の電位はV1<V2とする。この実施形態で
は、差動出力回路60の入力波形VPがハイレベル、V
Mがローレベルで安定した時間に交差電圧判定回路10
0のRESET信号(図2(E))としてハイレベルが
フリップフロップ30、40に印可され、前記交差電圧
判定回路100が動作状態となる。
【0023】まず、第1の動作として、差動出力回路6
0の入力波形VP(図2(A))がハイレベルからレロ
ーレベルに、VM(図2(B))がローレベルからハイ
レベルに変化するとき、T型フリップフロップ40から
出力されるセレクト信号(図2(F))は、VMの立上
り波形に同期してローレベルをアナログスイッチ50の
端子Sに入力される。これにより、アナログスイッチ5
0により基準電圧V1が選択され、コンパレータ20、
21の(−)入力端子に出力される。
0の入力波形VP(図2(A))がハイレベルからレロ
ーレベルに、VM(図2(B))がローレベルからハイ
レベルに変化するとき、T型フリップフロップ40から
出力されるセレクト信号(図2(F))は、VMの立上
り波形に同期してローレベルをアナログスイッチ50の
端子Sに入力される。これにより、アナログスイッチ5
0により基準電圧V1が選択され、コンパレータ20、
21の(−)入力端子に出力される。
【0024】次に、差動出力回路60に入力されたVP
及びVMは、前記差動出力回路60のスイッチングディ
レイ分遅れてDP(図2(C))及びDM(図2
(C))に、あるスルーレートを持った波形として出力
される。この時、DPの立下り波形が基準電圧V1を横
切った時間に同期して、コンパレータ21よりローレベ
ルの論理信号DPdata(図2(G))が出力され
る。また、DMの立上り波形も、基準電圧V1を横切っ
た時間に同期して、コンパレータ20よりハイレベルの
論理信号DMdataが出力される。
及びVMは、前記差動出力回路60のスイッチングディ
レイ分遅れてDP(図2(C))及びDM(図2
(C))に、あるスルーレートを持った波形として出力
される。この時、DPの立下り波形が基準電圧V1を横
切った時間に同期して、コンパレータ21よりローレベ
ルの論理信号DPdata(図2(G))が出力され
る。また、DMの立上り波形も、基準電圧V1を横切っ
た時間に同期して、コンパレータ20よりハイレベルの
論理信号DMdataが出力される。
【0025】この時、選択回路10は、差動出力回路6
0の入力信号VM(ハイレベル)によりB端子が選択さ
れており、DMdataの正転信号がそのまま論理信号
DMck(図2(H))としてZ端子からフリップフロ
ップ30のCK端子に出力され、フリップフロップ30
の立上りクロック信号となる。この時、フリップフロッ
プ30にハイレベルがラッチされれば、DP立下り波形
が基準電圧V1を横切つた時間が、DM立上り波形が基
準電圧V1を横切った時間より遅い時間であったことに
なり、少なくとも、DP立下り波形とDM立上り波形の
交差電圧ポイントは、基準電圧V1より高い位置にある
ことが分る。フリップフロップ30のラッチデータはQ
端子からOUT信号(図2(I))として出力される。
0の入力信号VM(ハイレベル)によりB端子が選択さ
れており、DMdataの正転信号がそのまま論理信号
DMck(図2(H))としてZ端子からフリップフロ
ップ30のCK端子に出力され、フリップフロップ30
の立上りクロック信号となる。この時、フリップフロッ
プ30にハイレベルがラッチされれば、DP立下り波形
が基準電圧V1を横切つた時間が、DM立上り波形が基
準電圧V1を横切った時間より遅い時間であったことに
なり、少なくとも、DP立下り波形とDM立上り波形の
交差電圧ポイントは、基準電圧V1より高い位置にある
ことが分る。フリップフロップ30のラッチデータはQ
端子からOUT信号(図2(I))として出力される。
【0026】次に、第2の動作として、差動出力回路6
0の入力波形VPがローレベルからハイレベル、VMが
ハイレベルからローレベルに変化するが、VMは立下り
のためセレクト信号はローレベルのままであり、アナロ
グスイッチ50により選択される基準電圧もV1のまま
である。したがって、コンパレータ21はDPの立上り
波形が基準電圧V1を横切った時間に同期してハイレベ
ルをフリップフロップ30の端子Dに出力し、コンパレ
ータ20は、DMの立下り波形が基準電圧V1を横切っ
た時間に同期してローレベルをDMdataとしてイン
バータ11に出力する。
0の入力波形VPがローレベルからハイレベル、VMが
ハイレベルからローレベルに変化するが、VMは立下り
のためセレクト信号はローレベルのままであり、アナロ
グスイッチ50により選択される基準電圧もV1のまま
である。したがって、コンパレータ21はDPの立上り
波形が基準電圧V1を横切った時間に同期してハイレベ
ルをフリップフロップ30の端子Dに出力し、コンパレ
ータ20は、DMの立下り波形が基準電圧V1を横切っ
た時間に同期してローレベルをDMdataとしてイン
バータ11に出力する。
【0027】この時、選択回路10は、VMがローレベ
ルに変化した時点で選択端子をBからA端子に切換え
る。出力信号DMckはローレベルにセットされてお
り、ローレベルのDMdataの出力はインバータ11
で反転され、選択回路10を通してフリップフロップ3
0の立上りクロックとして入力される。このとき、フリ
ップフロップ30にハイレベルがラッチされず、DP立
上り波形が基準電圧V1を横切つた時間が、DM立下り
波形が基準電圧V1を横切った時問より早い時間であっ
たことになり、少なくとも、DP立上り波形とDM立下
り波形の交差電圧ポイントは、基準電圧V1より高い位
置にあることが分る。
ルに変化した時点で選択端子をBからA端子に切換え
る。出力信号DMckはローレベルにセットされてお
り、ローレベルのDMdataの出力はインバータ11
で反転され、選択回路10を通してフリップフロップ3
0の立上りクロックとして入力される。このとき、フリ
ップフロップ30にハイレベルがラッチされず、DP立
上り波形が基準電圧V1を横切つた時間が、DM立下り
波形が基準電圧V1を横切った時問より早い時間であっ
たことになり、少なくとも、DP立上り波形とDM立下
り波形の交差電圧ポイントは、基準電圧V1より高い位
置にあることが分る。
【0028】次に、第3の動作として、再び差動出力回
路60の入力波形VPがハイレベルからローレベルに、
VMがローレベルからハイレベルに変化する。この時、
VMは立上り信号のためセレクト信号はハイレベルに変
化し、アナログスイッチ50により基準電圧V2が選択
される。したがつて、コンパレータ21は、DPの立下
り波形が基準電圧V2を横切った時間に同期してローレ
ベルをDPdataとしてフリップフロップ30の端子
Dに出力し、コンパレータ20は、DMの立上り波形が
基準電圧V2を横切った時間に同期してハイレベルをD
Mdataとして選択回路10の端子Bに出力する。
路60の入力波形VPがハイレベルからローレベルに、
VMがローレベルからハイレベルに変化する。この時、
VMは立上り信号のためセレクト信号はハイレベルに変
化し、アナログスイッチ50により基準電圧V2が選択
される。したがつて、コンパレータ21は、DPの立下
り波形が基準電圧V2を横切った時間に同期してローレ
ベルをDPdataとしてフリップフロップ30の端子
Dに出力し、コンパレータ20は、DMの立上り波形が
基準電圧V2を横切った時間に同期してハイレベルをD
Mdataとして選択回路10の端子Bに出力する。
【0029】この時、選択回路10は、VMがハイレベ
ルに変化した時点で選択端子をAからB端子に切換え、
出力信号ZからのDMckはローレベルにセットされて
おり、ハイレベルのDMdataの出力は、選択回路1
0を通してフリップフロップ30の立上りクロックとし
て入力される。
ルに変化した時点で選択端子をAからB端子に切換え、
出力信号ZからのDMckはローレベルにセットされて
おり、ハイレベルのDMdataの出力は、選択回路1
0を通してフリップフロップ30の立上りクロックとし
て入力される。
【0030】この時、前記フリップフロップ30にロー
レベルがラッチされれば、DP立下り波形が基準電圧V
2を横切った時間が、DM立上り波形が基準電圧V2を
横切った時間より早い時間であったことになり、少なく
とも、DP立下り波形とDM立上り波形の交差電圧ボイ
ントは、基準電圧V2より低い位置にあることが分る。
レベルがラッチされれば、DP立下り波形が基準電圧V
2を横切った時間が、DM立上り波形が基準電圧V2を
横切った時間より早い時間であったことになり、少なく
とも、DP立下り波形とDM立上り波形の交差電圧ボイ
ントは、基準電圧V2より低い位置にあることが分る。
【0031】次に、第4の動作として、再び差動出力回
路60の入力波形VPがローレベルからハイレベルに、
VMがハイレベルからローレベルに変化する。この時、
VMは立下り信号のためセレクト信号はハイレべルのま
まであり、アナログスイッチ50により基準電圧V2が
選択される。したがって、コンパレータ21はDPの立
上り波形が基準電圧V2を横切った時間に同期してハイ
レベルをフリップフロップ30の端子Dに、コンパレー
タ20はDMの立下り波形が基準電圧V2を横切つた時
間に同期してローレレベルをDMdataとしてインバ
ータ11に出力する。
路60の入力波形VPがローレベルからハイレベルに、
VMがハイレベルからローレベルに変化する。この時、
VMは立下り信号のためセレクト信号はハイレべルのま
まであり、アナログスイッチ50により基準電圧V2が
選択される。したがって、コンパレータ21はDPの立
上り波形が基準電圧V2を横切った時間に同期してハイ
レベルをフリップフロップ30の端子Dに、コンパレー
タ20はDMの立下り波形が基準電圧V2を横切つた時
間に同期してローレレベルをDMdataとしてインバ
ータ11に出力する。
【0032】この時、選択回路10は、VMがローレベ
ルに変化した時点で選択端子をBからA端子に切換え、
出力端子Zからの出力信号DMckはローレベルにセッ
トされており、ローレベルのDMdataの出力はイン
バータ11で反転され、選択回路10を通してフリップ
フロップ30の立上りクロックとして入力される。この
時、前記フリップフロップ30にローレベルがラッチさ
れれば、DP立上り波形が基準電圧V2を横切つた時問
が、DM立下り波形が基準電圧V2を横切った時間より
遅い時間であったことになり、少なくとも、DP立上り
波形とDM立下り波形の交差電圧ポイントは、基準電圧
V2より低い位置にあることが分る。
ルに変化した時点で選択端子をBからA端子に切換え、
出力端子Zからの出力信号DMckはローレベルにセッ
トされており、ローレベルのDMdataの出力はイン
バータ11で反転され、選択回路10を通してフリップ
フロップ30の立上りクロックとして入力される。この
時、前記フリップフロップ30にローレベルがラッチさ
れれば、DP立上り波形が基準電圧V2を横切つた時問
が、DM立下り波形が基準電圧V2を横切った時間より
遅い時間であったことになり、少なくとも、DP立上り
波形とDM立下り波形の交差電圧ポイントは、基準電圧
V2より低い位置にあることが分る。
【0033】以上の第1、第2、第3、第4の動作が一
致した時、DP立上り波形とDM立下り波形の交差電圧
と、DP立下り波形とDM立上り波形の交差電圧が共
に、基準電圧V1とV2の間にあることが判定できる。
致した時、DP立上り波形とDM立下り波形の交差電圧
と、DP立下り波形とDM立上り波形の交差電圧が共
に、基準電圧V1とV2の間にあることが判定できる。
【0034】本実施形態によれば、フリップフロップ3
0の端子Qから出力がハイレベルであるか、ローレベル
であるかを一般のデジタルテスタで測定するだけで、差
動出力回路の正転と反転の差動出力の波形の交差ポイン
トが、電圧V1,V2で示される交差電圧の規定範囲に
納まっているどうか、即ち、規格を満足するかどうかを
容易に判別することができる。
0の端子Qから出力がハイレベルであるか、ローレベル
であるかを一般のデジタルテスタで測定するだけで、差
動出力回路の正転と反転の差動出力の波形の交差ポイン
トが、電圧V1,V2で示される交差電圧の規定範囲に
納まっているどうか、即ち、規格を満足するかどうかを
容易に判別することができる。
【0035】尚、交差電圧判定回路100と差動出力回
路60は同一の半導体集積回路内に形成されるが、場合
によっては、交差電圧判定回路100を独立させて、1
チップにすることもできる。
路60は同一の半導体集積回路内に形成されるが、場合
によっては、交差電圧判定回路100を独立させて、1
チップにすることもできる。
【0036】図3は、本発明の交差電圧判定回路の第2
の実施形態に係る構成を示した回路図である。本実施形
態は、コンパレータ21の出力とフリップフロップ30
の入力端子Dとの間にダミー回路200が挿入されてい
るところが図1に示した第1の実施形態と異なるが、他
の構成は同様である。
の実施形態に係る構成を示した回路図である。本実施形
態は、コンパレータ21の出力とフリップフロップ30
の入力端子Dとの間にダミー回路200が挿入されてい
るところが図1に示した第1の実施形態と異なるが、他
の構成は同様である。
【0037】ダミー回路200は選択回路10と同一の
マルチプレクサ15で構成され、コンパレータ21の出
力信号はこのマルチプレクサ15を通して、フリップフ
ロップ30のD端子に入力される。従って、コンパレー
タ20の出力端子から、フリップフロップ30のCK端
子までのパス遅延と、コンパレータ21の出力端子か
ら、フリップフロップ30のD端子までのパス遅延まで
を同一にすることができ、差動出力の波形の交差ポイン
トが、電圧V1,V2で示される交差電圧規定範囲にぎ
りぎりに納まっているような微妙な判定の時も誤判定な
く正確な判定を行うことができる。他の動作は図1に示
した第1の実施形態と同様であり、同様の効果がある。
マルチプレクサ15で構成され、コンパレータ21の出
力信号はこのマルチプレクサ15を通して、フリップフ
ロップ30のD端子に入力される。従って、コンパレー
タ20の出力端子から、フリップフロップ30のCK端
子までのパス遅延と、コンパレータ21の出力端子か
ら、フリップフロップ30のD端子までのパス遅延まで
を同一にすることができ、差動出力の波形の交差ポイン
トが、電圧V1,V2で示される交差電圧規定範囲にぎ
りぎりに納まっているような微妙な判定の時も誤判定な
く正確な判定を行うことができる。他の動作は図1に示
した第1の実施形態と同様であり、同様の効果がある。
【0038】尚、コンパレータ21とフリップフロップ
30を接続するパスと、コンパレータ20とフリップフ
ロップ30を選択回路10を介して接続するパスとの信
号遅延差を吸収するように、フリップフロップ30のセ
ットアップ、ホールド時間を設計すれば、ダミー回路2
00がなくとも、交差電圧の規定範囲にぎりぎりに納ま
っているような微妙な判定の時も、誤判定なく正確な判
定を行うことができる。
30を接続するパスと、コンパレータ20とフリップフ
ロップ30を選択回路10を介して接続するパスとの信
号遅延差を吸収するように、フリップフロップ30のセ
ットアップ、ホールド時間を設計すれば、ダミー回路2
00がなくとも、交差電圧の規定範囲にぎりぎりに納ま
っているような微妙な判定の時も、誤判定なく正確な判
定を行うことができる。
【0039】図4は、本発明の交差電圧判定回路の第3
の実施形態に係る構成を示した回路図である。本例は、
図2に示した第2の実施形態の構成に加えて、基準電圧
発生回路300が設けられ、この基準電圧発生回路30
0から発生された基準電圧V1,V2がアナログスイッ
チ50で選択されるようになっている。
の実施形態に係る構成を示した回路図である。本例は、
図2に示した第2の実施形態の構成に加えて、基準電圧
発生回路300が設けられ、この基準電圧発生回路30
0から発生された基準電圧V1,V2がアナログスイッ
チ50で選択されるようになっている。
【0040】本例は基準電圧発生回路300を交差電圧
判定回路100、差動出力回路60と同一半導体集積回
路内に形成した構成とすることによって、外部から基準
電圧V1,V2を与える必要がなく、チップのピンを削
減することができる。他の構成は図2に示した第2の実
施形態と同様で、同様の効果がある。
判定回路100、差動出力回路60と同一半導体集積回
路内に形成した構成とすることによって、外部から基準
電圧V1,V2を与える必要がなく、チップのピンを削
減することができる。他の構成は図2に示した第2の実
施形態と同様で、同様の効果がある。
【0041】尚、基準電圧発生回路300を図1の第1
の実施形態の構成に設けて同一半導体集積回路内に形成
することにより、同様に、チップのピンを削減する効果
がある。また、外部に基準電圧発生回路を用意する必要
がなく、測定時の操作性を向上させることができる。
の実施形態の構成に設けて同一半導体集積回路内に形成
することにより、同様に、チップのピンを削減する効果
がある。また、外部に基準電圧発生回路を用意する必要
がなく、測定時の操作性を向上させることができる。
【0042】ここで、上記した第1、第2、第3の実施
形態の交差電圧判定回路の出力信号は、フリップフロッ
プ30のQの出力信号であるため、フリップフロップ3
0がデータをラッチするタイミングとして、セットアッ
プとホールドの両方のタイミングを用い、両タイミング
でのラッチした結果により差動出力回路60が規格を満
足しているかどうかを判定している。しかし、フリップ
フロップ30のセットアップ時間とホールド時間には誤
差があり、しかも、セットアップでラッチするか、ホー
ルドでラッチするかによりDPとDMの交差電圧の判定
電圧ポイントの基準電圧に対する方向性が逆になるた
め、交差電圧の規定範囲にぎりぎりに納まっているよう
な微妙な判定の際には、判定に違いが生じる場合がで
き、その分、マージンがとれないということが言える。
形態の交差電圧判定回路の出力信号は、フリップフロッ
プ30のQの出力信号であるため、フリップフロップ3
0がデータをラッチするタイミングとして、セットアッ
プとホールドの両方のタイミングを用い、両タイミング
でのラッチした結果により差動出力回路60が規格を満
足しているかどうかを判定している。しかし、フリップ
フロップ30のセットアップ時間とホールド時間には誤
差があり、しかも、セットアップでラッチするか、ホー
ルドでラッチするかによりDPとDMの交差電圧の判定
電圧ポイントの基準電圧に対する方向性が逆になるた
め、交差電圧の規定範囲にぎりぎりに納まっているよう
な微妙な判定の際には、判定に違いが生じる場合がで
き、その分、マージンがとれないということが言える。
【0043】図5は、本発明の交差電圧判定回路の第4
の実施形態に係る構成を示した回路図である。図6は本
例の交差電圧判定回路の動作を示したタイミングチャー
トである。本例はフリップフロップ30、31のセット
アップタイムのみで差動出力回路60の交差電圧の判定
を行うように動作する。
の実施形態に係る構成を示した回路図である。図6は本
例の交差電圧判定回路の動作を示したタイミングチャー
トである。本例はフリップフロップ30、31のセット
アップタイムのみで差動出力回路60の交差電圧の判定
を行うように動作する。
【0044】本例の交差電圧判定回路100は、選択回
路10及びデータラッチ用のフリップフロップ30の他
に、選択回路(マルチプレクサ)12及びデータラッチ
用のフリップフロップ31と、出力用選択回路(マルチ
プレクサ)14及び出力用選択回路14の選択動作を切
り換える信号SHselを発生するT型フリップフロッ
プ41が設けられており、他の構成は図1に示した第1
の実施形態と同様である。
路10及びデータラッチ用のフリップフロップ30の他
に、選択回路(マルチプレクサ)12及びデータラッチ
用のフリップフロップ31と、出力用選択回路(マルチ
プレクサ)14及び出力用選択回路14の選択動作を切
り換える信号SHselを発生するT型フリップフロッ
プ41が設けられており、他の構成は図1に示した第1
の実施形態と同様である。
【0045】次に本実施形態の動作について説明する。
選択回路12は、DPdata(図6(J))の正転信
号を入力端子Bに、DPdetaの反転信号を入力端子
Aに入力し、選択端子Sに、差動出力回路60の入力信
号VPを入力する。フリップフロップ31は、選択回路
12の出力信号DPck(図6(H))をクロック端子
CKに、コンパレータ20からのDMdata(図6
(G))をデータ端子Dに入力する。出力用選択回路1
4は、フリップフロップ31の出力端子Qの出力信号D
MQ(図6(I))を入力端子Aに、フリップフロップ
30の出力端子Qの出力信号DPQ(図6(L))を入
力端子Bに入力し、且つ、選択端子Sに、差動出力回路
60の入力信号VPをクロックとしたT型フリップフロ
ップ41のQ出力を選択信号SHsel(図6(M))
として入力する。
選択回路12は、DPdata(図6(J))の正転信
号を入力端子Bに、DPdetaの反転信号を入力端子
Aに入力し、選択端子Sに、差動出力回路60の入力信
号VPを入力する。フリップフロップ31は、選択回路
12の出力信号DPck(図6(H))をクロック端子
CKに、コンパレータ20からのDMdata(図6
(G))をデータ端子Dに入力する。出力用選択回路1
4は、フリップフロップ31の出力端子Qの出力信号D
MQ(図6(I))を入力端子Aに、フリップフロップ
30の出力端子Qの出力信号DPQ(図6(L))を入
力端子Bに入力し、且つ、選択端子Sに、差動出力回路
60の入力信号VPをクロックとしたT型フリップフロ
ップ41のQ出力を選択信号SHsel(図6(M))
として入力する。
【0046】選択回路12とフリップフロップ31の動
作は、使用するデータが異なるだけで、その動作は選択
回路10とフリップフロップ30と同様であるが、選択
信号SHselがローレベルの時、出力用選択回路14
が端子Aを、ハイレベルの時、端子Bを選択するため、
OUT信号として、フリップフロップ31がラッチした
出力信号DMQか、或いはフリップフロップ30がラッ
チした出力信号DPQが出力されることになる。しか
も、図6(H)、図6(K)の矢印で示したように、フ
リップフロップ30、31がDPdata、DMdat
aをラッチするタイミングは全てセットアップになる。
作は、使用するデータが異なるだけで、その動作は選択
回路10とフリップフロップ30と同様であるが、選択
信号SHselがローレベルの時、出力用選択回路14
が端子Aを、ハイレベルの時、端子Bを選択するため、
OUT信号として、フリップフロップ31がラッチした
出力信号DMQか、或いはフリップフロップ30がラッ
チした出力信号DPQが出力されることになる。しか
も、図6(H)、図6(K)の矢印で示したように、フ
リップフロップ30、31がDPdata、DMdat
aをラッチするタイミングは全てセットアップになる。
【0047】本実施形態によれば、出力用選択回路14
の出力信号OUTは、常にフリップフロップ30とフリ
ップフロップ31のそれぞれのセットアップでデータを
ラッチした時のみの信号を選択して出力することができ
るため、交差電圧が規定範囲にぎりぎりに納まっている
ような微妙な判定の際にも、判定に違いが生じる場合が
なく、その分、マージンを大きくとることができる。他
の効果は図1に示した第1の実施形態と同様である。
の出力信号OUTは、常にフリップフロップ30とフリ
ップフロップ31のそれぞれのセットアップでデータを
ラッチした時のみの信号を選択して出力することができ
るため、交差電圧が規定範囲にぎりぎりに納まっている
ような微妙な判定の際にも、判定に違いが生じる場合が
なく、その分、マージンを大きくとることができる。他
の効果は図1に示した第1の実施形態と同様である。
【0048】尚、出力用選択回路14の選択信号Sの入
力信号SHselを、その反転信号であるT型フリップ
フロップ41のQN出力に変更する事により、全てホー
ルドタイムでラッチしたデータのみを、出力信号OUT
として取り出すことができ、同様の効果がある。
力信号SHselを、その反転信号であるT型フリップ
フロップ41のQN出力に変更する事により、全てホー
ルドタイムでラッチしたデータのみを、出力信号OUT
として取り出すことができ、同様の効果がある。
【0049】図7は本発明の交差電圧判定回路の第5の
実施形態に係る構成を示した回路図である。本例では、
図4に示した第4の実施形態の構成にパス遅延を補正す
るダミー回路201をコンパレータ20とフリップフロ
ップ31との間、ダミー回路200をコンパレータ21
とフリップフロップ30との間に挿入して、微妙な判定
の時も誤判定なく正確な判定を行うことができ、判別精
度を向上させている。
実施形態に係る構成を示した回路図である。本例では、
図4に示した第4の実施形態の構成にパス遅延を補正す
るダミー回路201をコンパレータ20とフリップフロ
ップ31との間、ダミー回路200をコンパレータ21
とフリップフロップ30との間に挿入して、微妙な判定
の時も誤判定なく正確な判定を行うことができ、判別精
度を向上させている。
【0050】尚、図7に示した構成に、図4に示した基
準電圧発生回路を設けて、図4の実施形態と同様にチッ
プのピン数を減少させることができ、の効果を得ること
ができる。また、基準電圧発生回路は図6に示した構成
に設けても、チップのピンを削減することができる。ま
た、外部に基準電圧発生回路を用意する必要がなく、測
定時の操作性を向上させることができる。
準電圧発生回路を設けて、図4の実施形態と同様にチッ
プのピン数を減少させることができ、の効果を得ること
ができる。また、基準電圧発生回路は図6に示した構成
に設けても、チップのピンを削減することができる。ま
た、外部に基準電圧発生回路を用意する必要がなく、測
定時の操作性を向上させることができる。
【0051】また、本発明は上記実施形態に限定される
ことなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的
な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態に
よっても実施することができる。
ことなく、その要旨を逸脱しない範囲において、具体的
な構成、機能、作用、効果において、他の種々の形態に
よっても実施することができる。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の交
差電圧判定回路によれば、差動出力回路の交差電圧の電
圧ボイントがどの範囲にあるかを、論理レベルで抽出で
き、デジタルテスターでも容易に差動出力回路が規格を
満足しているかどうかを短時間で判定できる。また、交
差電圧の判定にセットアップタイムまたはホールドタイ
ムのいずれか一方を用いているため、精度の高い交差電
圧の抽出判定が実現できる他、信号経路の遅延時間の合
わせこみも容易であり、さらに精度の高い交差電圧の抽
出判定が実現できる。また、基準電圧を同一の半導体集
積回路内に設ければ専用の基準電圧電圧入力端子を外部
に設ける必要もなくなる。
差電圧判定回路によれば、差動出力回路の交差電圧の電
圧ボイントがどの範囲にあるかを、論理レベルで抽出で
き、デジタルテスターでも容易に差動出力回路が規格を
満足しているかどうかを短時間で判定できる。また、交
差電圧の判定にセットアップタイムまたはホールドタイ
ムのいずれか一方を用いているため、精度の高い交差電
圧の抽出判定が実現できる他、信号経路の遅延時間の合
わせこみも容易であり、さらに精度の高い交差電圧の抽
出判定が実現できる。また、基準電圧を同一の半導体集
積回路内に設ければ専用の基準電圧電圧入力端子を外部
に設ける必要もなくなる。
【図1】本発明の交差電圧判定回路の第1の実施形態に
係る構成を示した回路図である。
係る構成を示した回路図である。
【図2】タイミングチャートを使ってDPとDMの出力
交差電圧が、基準電圧V1とV2の間にある時の動作を
説明する。
交差電圧が、基準電圧V1とV2の間にある時の動作を
説明する。
【図3】本発明の交差電圧判定回路の第2の実施形態に
係る構成を示した回路図である。
係る構成を示した回路図である。
【図4】本発明の交差電圧判定回路の第3の実施形態に
係る構成を示した回路図である。
係る構成を示した回路図である。
【図5】本発明の交差電圧判定回路の第4の実施形態に
係る構成を示した回路図である。
係る構成を示した回路図である。
【図6】本例の交差電圧判定回路の動作を示したタイミ
ングチャートである。
ングチャートである。
【図7】本発明の交差電圧判定回路の第5の実施形態に
係る構成を示した回路図である。
係る構成を示した回路図である。
【図8】従来の半導体集積回路に内蔵される差動出力回
路の差動出力(正転・反転出力)の波形例を示した図で
ある。
路の差動出力(正転・反転出力)の波形例を示した図で
ある。
10、12、 選択回路 11、13 インバータ 14 出力用選択回路 15 マルチプレクサ 20、21 コンパレータ 30、31 フリップフロップ 40、41 T型フリップフロップ 50 アナログスイッチ 60 差動出力回路 100 交差電圧判定回路 200、201 ダミー回路 300 基準電圧発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩見 俊一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 2G132 AA12 AD01 AE14 AK09 AL09 AL11 5J056 AA04 BB59 BB60 CC00 CC04 CC09 CC14 FF08 KK01
Claims (9)
- 【請求項1】 正転出力信号と反転出力信号を出力する
差動出力回路の前記正転出力信号と反転出力信号の交差
点電圧が基準電圧V1とV2の間に納まっているかどう
かを判定する交差電圧判定回路において、 前記正転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧
V2とをそれぞれ比較する第1の比較機能と、 前記反転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧
V2とをそれぞれ比較する第2の比較機能と、 前記第1の比較機能の比較対象基準電圧が前記基準電圧
V1及び前記基準電圧V2の時に出力される2個の比較
結果信号を入力データとし、前記第2の比較機能の比較
対象基準電圧が前記基準電圧V1の時に出力される比較
結果信号及び前記基準電圧V2の時に出力される比較結
果信号の反転信号をクロックとして用いて、前記入力デ
ータのラッチの可否により前記交差点電圧が基準電圧V
1とV2の間に納まっているかどうかを示す判定信号を
出力する判定機能と、 を具備することを特徴とする交差電圧判定回路。 - 【請求項2】 前記第1の比較機能は、前記差動出力回
路の正転出力信号が基準電圧V1又はV2を通過する時
間に応じて論理レベルを出力する第1のコンパレータ
と、前記第1のコンパレータの比較対象基準電圧として
外部から与えられる前記V1と前記V2を交互に選択し
て供給する第1の選択回路とを有し、前記第2の比較機
能は、前記差動出力回路の反転出力信号が基準電圧V1
又はV2を通過する時間に応じて論理レベルを出力する
第2のコンパレータと、前記第2のコンパレータの比較
対象基準電圧として外部から与えられる前記V1と前記
V2を交互に選択して供給する第2の選択回路とを有
し、 前記判定機能は、前記差動出力回路が論理変化する時間
以前の正論理または負諭理を選択信号とし、前記第2の
コンパレータから出力される一方の論理信号と、他方の
論理信号の反転信号を入力とする第3の選択回路と、前
記第3選択回路の出力信号をクロックとして用いて、前
記第1のコンパレータの出力を入力データとしてラッチ
するフリップフロップとを有し、 前記第1の選択回路と前記第2の選択回路は共通である
ことを特徴とする請求項1に記載の交差電圧判定回路。 - 【請求項3】 前記第1、第2の選択回路は、前記差動
出力回路が論理変化する時間以前の正論理または負論理
をクロックとして用いるT型フリップフロップと、前記
T型フリップフロップの出力信号を選択信号とし、前記
外部から与えられる基準電圧V1,V2のいずれか一方
を交互に選択して前記第1、第2のコンパレータへ供給
するアナログスイッチ回路とを有することを特徴とする
請求項2に記載の交差電圧判定回路。 - 【請求項4】 前記第1のコンパレータの出力を遅延さ
せるダミー回路を設け、このダミー回路により遅延され
た前記出力を前記フリップフロップに入力することを特
徴とする請求項2又は3に記載の交差電圧判定回路。 - 【請求項5】 前記第1のコンパレータと前記フリップ
フロップを接続するパスと、前記第2のコンパレータと
前記フリップフロップを前記第3の選択回路を介して接
続するパスとの信号遅延差を吸収するセットアップ、ホ
ールド時間を前記フリップフロップに持たせたことを特
徴とする請求項2又は3に記載の交差電圧判定回路。 - 【請求項6】 前記基準電圧V1及び前記基準電圧V2
を発生する基準電圧発生回路を前記交差電圧判定回路と
同一チップ内に形成することを特徴とする請求項1乃至
5いずれかに記載の交差電圧判定回路。 - 【請求項7】 正転出力信号と反転出力信号を出力する
差動出力回路の前記正転出力信号と反転出力信号の交差
点電圧が基準電圧V1とV2の間に納まっているかどう
かを判定する交差電圧判定回路において、 前記正転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧
V2とをそれぞれ比較する第1の比較機能と、 前記反転出力信号と前記基準電圧V1及び前記基準電圧
V2とをそれぞれ比較する第2の比較機能と、 前記第1の比較機能の比較対象基準電圧が前記基準電圧
V1及び前記基準電圧V2の時に出力される2個の比較
結果信号を入力データとし、前記第2の比較機能の比較
対象基準電圧が前記基準電圧V1の時に出力される比較
結果信号及び前記基準電圧V2の時に出力される比較結
果信号の反転信号をクロックとして用いて、前記入力デ
ータのラッチの可否により前記交差点電圧が基準電圧V
1とV2の間に納まっているかどうかを示す判定信号を
出力する第1の判定機能と、 前記第2の比較機能の比較対象基準電圧が前記基準電圧
V1及び前記基準電圧V2の時に出力される2個の比較
結果信号を入力データとし、前記第1の比較機能の比較
対象基準電圧が前記基準電圧V1の時に出力される比較
結果信号及び前記基準電圧V2の時に出力される比較結
果信号の反転信号をクロックとして用いて、前記入力デ
ータのラッチの可否により前記交差点電圧が基準電圧V
1とV2の間に納まっているかどうかを示す判定信号を
出力する第2の判定機能と、 前記第1、前記第2の判定機能の判定結果のいずれか一
方を交互に選択して出力する出力選択機能と、 を具備することを特徴とする交差電圧判定回路。 - 【請求項8】 前記第1の比較機能は、前記差動出力回
路の正転出力信号が基準電圧V1又はV2を通過する時
間に応じて論理レベルを出力する第1のコンパレータ
と、前記第1のコンパレータの比較対象基準電圧として
外部から与えられる前記V1と前記V2を交互に選択し
て供給する第1の選択回路とを有し、前記第2の比較機
能は、前記差動出力回路の反転出力信号が基準電圧V1
又はV2を通過する時間に応じて論理レベルを出力する
第2のコンパレータと、前記第2のコンパレータの比較
対象基準電圧として外部から与えられる前記V1と前記
V2を交互に選択して供給する第2の選択回路とを有
し、 前記第1の判定機能は、前記差動出力回路が論理変化す
る時間以前の正論理または負論理を選択信号とし、前記
第2のコンパレータから出力される一方の論理信号と、
他方の論理信号の反転信号を入力とする第3の選択回路
と、前記第3の選択回路の出力信号をクロックとして用
いて、前記第1のコンパレータの出力を入力データとし
てラッチする第1のフリップフロップとを有し、 前記第2の判定機能は、前記差動出力回路が論理変化す
る時間以前の正論理または負論理を選択信号とし、前記
第1のコンパレータから出力される一方の論理信号と、
他方の論理信号の反転信号を入力とする第4の選択回路
と、前記第4の選択回路の出力信号をクロックとして用
いて、前記第2のコンパレータの出力を入力データとし
てラッチする第2のフリップフロップとを有し、 前記出力選択機能は、前記差動出力回路が論理変化する
時間以前の正論理または負論理をクロック入力としたT
型フリップフロップと、前記T型フリップフロップの出
力信号を選択信号とし、前記第1、第2のフリップフロ
ップのラッチ出力のいずれか一方を交互に選択して出力
するマルチプレクサと、 を有することを特徴とする請求項7に記載の交差電圧判
定回路。 - 【請求項9】 前記差動回路と前記交差電圧判定回路を
同一の半導体集積回路内に形成することを特徴とする請
求項1乃至8いずれかに記載の交差電圧判定回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001111490A JP2002311109A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 交差電圧判定回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001111490A JP2002311109A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 交差電圧判定回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002311109A true JP2002311109A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18963083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001111490A Withdrawn JP2002311109A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 交差電圧判定回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002311109A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292143A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Samsung Electronics Co Ltd | シングルエンド信号をシリアル併合して分析する測定回路及びその方法 |
-
2001
- 2001-04-10 JP JP2001111490A patent/JP2002311109A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005292143A (ja) * | 2004-04-02 | 2005-10-20 | Samsung Electronics Co Ltd | シングルエンド信号をシリアル併合して分析する測定回路及びその方法 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080701 |