JP2002311072A - 車両用ガラスアンテナの評価システム - Google Patents

車両用ガラスアンテナの評価システム

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JP2002311072A
JP2002311072A JP2001117103A JP2001117103A JP2002311072A JP 2002311072 A JP2002311072 A JP 2002311072A JP 2001117103 A JP2001117103 A JP 2001117103A JP 2001117103 A JP2001117103 A JP 2001117103A JP 2002311072 A JP2002311072 A JP 2002311072A
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JP
Japan
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evaluation
vehicle
glass antenna
antenna
glass
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JP2001117103A
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English (en)
Inventor
Hisashi Takanoya
久 高野谷
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】刻々と変化する電界強度の変動のなかで、予め
設定した屋外のコースや、市街地を、基準とするガラス
アンテナを搭載した基準車両と、評価されるガラスアン
テナを搭載した評価車両を走行させ、両車両の放送局か
ら電波の受信を行う場合に、同一評価作業者によって、
ほぼ同一条件で比較評価できる。 【解決手段】車両用窓に搭載したアンテナ付き窓ガラ
ス、及びその受信システムの実車による走行評価システ
ムにおいて、基準となるガラスアンテナ、及びその受信
システムを搭載した基準車両と、評価したいパターンの
ガラスアンテナ、又はシステムを搭載した評価車両をそ
れぞれ同時に略同一コースで走行させ、放送局からの受
信電波を各車両のガラスアンテナシステムによって受信
後、同一基地局に送信して、基準車両のガラスアンテナ
システムと評価車両のガラスアンテナシステムの各受信
信号を比較し、受信性能を比較評価させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用窓に設ける
アンテナ付き窓ガラスの実車による走行性能テストの評
価システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用窓に設けるアンテナ付
き窓ガラスの受信特性の評価においては、放送局からの
電波、ノイズ外乱等を遮断した電波暗室内で一定の環境
条件下において、各種周波数の電波を送信アンテナから
送信し、評価したいガラスアンテナによって受信させ
て、受信特性を測定する静特性受信テストと、該ガラス
アンテナを実車に搭載して屋外を走行させ、放送局から
送信された電波を受信して実際に人の耳で受信状態を確
認する動特性受信テストの両方が一般的に行われてい
る。
【0003】これらのアンテナの受信特性を評価する場
合には、別途標準となるアンテナを設定して、環境条件
を合わせてそれぞれ受信し、両受信特性を相対的に比較
させて行われている。
【0004】前記静特性受信テストについては、例え
ば、特開平6−294833号公報には、入力された測
定条件に基づいて送信アンテナから放射する電波の周波
数・レベルを制御するとともに、測定対象である受信ア
ンテナで受信した信号に対して所定の処理を施して前記
受信アンテナの特性測定結果を出力する主測定部と、こ
の主測定部とデータ通信手段を介して接続され、入力部
から入力された測定条件を前記主測定部へ伝送するとと
もに、前記主測定部から供給される特性測定結果を表示
部に表示させる副測定部とからなるアンテナ特性測定装
置が公開されている。
【0005】また、例えば、特開平6−294834号
公報には、測定すべき自動車アンテナの受信レベルを測
定し、一方でダイポールアンテナを基準アンテナに採用
して、同一の測定条件下にて受信レベルを測定し、得た
基準アンテナの受信レベルにて前記自動車アンテナの受
信レベルを正規化して、前記自動車アンテナの相対感度
特性を測定時に、測定場所の床面に電波吸収体を敷設し
て受信レベル測定をおこなう自動車アンテナ特性測定装
置が公開されている。
【0006】一方、動特性受信テスト、つまり実車走行
テストを行う場合には、まず基準となるガラスアンテ
ナ、及びその受信システムを搭載した基準車両を予め設
定した地上のコース上や、市街地を走行させ、放送局か
ら受信した電波を評価作業者による視聴覚によって評価
した後、評価しようとするガラスアンテナ、及びその受
信システムを搭載した評価車両を同一コースを走行させ
て、放送局から受信した電波を基準車両と同一評価作業
者により視聴覚によって評価していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平6−294
833号公報に記載の発明は、電波暗室内から電波暗室
の室外に電波を送信するものであるが、ターンテーブル
上で静止した車に装着されたガラスアンテナの特性を測
定する静特性受信テストに関するものであって、屋外の
実車走行テストには適用できるものではない。
【0008】また、特開平6−294834号公報に記
載された発明は、基準アンテナとして用いるダイポール
アンテナによって受信した電波が、地面反射波の影響を
受け易いため、測定場所の床面に電波吸収体を敷設する
ことによって、地面反射波を減衰させ、ダイポールアン
テナ測定レベルの変動の原因である地面反射状態による
影響を受けないようにして受信レベルを測定するもの
で、これについても電波暗室内における静特性受信テス
トに関するものであり、屋外に於ける実車走行における
テストへの適用は困難である。
【0009】屋外における実車走行テストにおいては、
基準となるガラスアンテナシステムを搭載した基準車両
による走行と、評価しようとするガラスアンテナシステ
ムを搭載した評価車両による走行とは、同一コースの走
行であっても、同一評価作業者により聴覚によって評価
するため、基準車両の走行時と評価車両の走行時との測
定時刻が異なり、刻々と変化する電界強度の影響は避け
られないため、正確な比較評価が困難であった。
【0010】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、刻々と変化する電界強度の変動のなかで、予
め設定した屋外のコースや、市街地を、基準となるガラ
スアンテナ、及びその受信システムを搭載した基準車両
と、評価しようとするガラスアンテナ、及びその受信シ
ステムを搭載した評価車両を走行させ、放送局から送信
された電波を受信して基準車両と評価車両とを比較評価
する実車走行テストを行う場合に、同一評価作業者によ
る視聴覚によって、ほぼ同一条件で評価できることを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、車
両用窓に搭載したアンテナ付き窓ガラス、及びその受信
システムの実車による走行評価システムにおいて、基準
となるガラスアンテナ、及びその受信システムを搭載し
た基準車両と、評価したいパターンのガラスアンテナ、
又はシステムを搭載した評価車両をそれぞれ同時に略同
一コースで走行させ、放送局からの受信電波を各車両の
ガラスアンテナシステムによって受信後、同一基地局に
送信して、基準車両のガラスアンテナシステムと評価車
両のガラスアンテナシステムの各受信信号を比較し、受
信性能を比較評価させることを特徴とする車両用ガラス
アンテナの評価システムである。
【0012】あるいは本発明は、前記の受信した受信信
号を比較評価する基地局および評価システムを、基準車
両、または評価車両の何れか片方の車内に設けたことを
特徴とする上述の車両用ガラスアンテナの評価システム
である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、車両用窓に設けるアン
テナ付き窓ガラスの実車による走行性能テストの評価シ
ステムに関するものである。
【0014】基準となるアンテナパターンを設けた基準
ガラスアンテナ21を所定の窓枠に搭載した車両を基準
車両20とし、評価したいアンテナパターンを設けた評
価ガラスアンテナ11を所定の窓枠に搭載した車両を評
価車両10とした。
【0015】前記基準車両20と前記評価車両10のそ
れぞれ同一部位に装着した基準ガラスアンテナ21と評
価ガラスアンテナ11の夫々は、屋外に設けられた所定
のコース、または市街地におけるコースを走行しなが
ら、放送局から送信される電波を受信することが可能で
ある。
【0016】前記基準車両20と評価車両10の2台の
車両は、受信性能の測定条件を極力近づけるために、前
後または左右に接近して走行させるのがベターである。
【0017】放送局から送信された電波を基準車両20
と評価車両10の各車両のガラスアンテナ21、11が
受信すると、それぞれ受信した信号を基準用送信機22
と評価用送信機12によって、評価作業者30のいる遠
隔地に設けた基地局内の基準用受信機32と評価用受信
機31に送信される。
【0018】基準用受信機32と評価用受信機31によ
って受信された信号は、AM/FM等のラジオの音声信
号であればスピーカー等の音声出力装置に出力され、T
V等の映像信号であれば映像表示装置によって出力され
る。
【0019】音声信号の場合、基準ガラスアンテナ21
と評価ガラスアンテナ11のそれぞれのガラスアンテナ
が受信した音声信号を、左右に並設した基準用スピーカ
ー43と評価用スピーカー41のスピーカー群から出力
される音声を、評価作業者30によって聴き較べ評価ガ
ラスアンテナの受信性能の良否を判断することができ
る。
【0020】それぞれの音声信号を録音機等に記録して
おけば、記録された分については繰り返し再生できるの
で正確な比較判断が出来都合がよい。
【0021】テレビ等の映像信号の場合、基準ガラスア
ンテナ21と評価ガラスアンテナ11のそれぞれのガラ
スアンテナが受信した映像信号を、左右に並設した基準
用表示装置44と評価用表示装置42のディスプレイか
ら出力される映像を、評価作業者30によって較べ、評
価ガラスアンテナの受信性能が基準ガラスアンテナの受
信性能に較べた良否の判断をすることができる。
【0022】また、それぞれの映像信号を録画装置等に
記録しておけば、録画された分については繰り返し再生
できるので正確な比較判断が出来、都合がよい。
【0023】前記評価作業者は2台の車両から離れた基
地等で2台の車両から送られてきた電波を比較して評価
するようにしたが、評価作業者を2台の片方の車両に乗
せて、他方の車両から送られてきた電波を受信して、比
較するようにしても良い。
【0024】基準ガラスアンテナのパターンと、評価ガ
ラスアンテナのパターンとは、通常は異なるものである
が、測定の目的によっては同一形状となる場合もあり得
る。
【0025】本発明によれば、AM/FM等のラジオ放
送、VHF、UHF等のテレビジョン放送の電波を受信
するガラスアンテナや、その受信システムだけでなく、
移動用電話、衛星放送等各種情報通信用の電波の受信用
のガラスアンテナや、その受信システムにも応用でき
る。
【0026】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説
明する。
【0027】実施例1 図2に示すように、基準とするガラスアンテナ21を搭
載した基準車両20と、評価ガラスアンテナ11を搭載
した評価車両10の2台の車両を、屋外に設けた所定の
コースを前後に接近して走行させながら、放送局から送
信される電波を基準ガラスアンテナ21と評価ガラスア
ンテナ11によってそれぞれ別々に受信した。
【0028】基準ガラスアンテナ21と評価ガラスアン
テナ11によって受信した各信号は、各車両に搭載され
た基準用送信機22、評価用送信機12によって、遠隔
地に設けた基地局内の基準用受信機32と評価用受信機
31にそれぞれ送信され、AM/FM等のラジオ放送の
音声信号であれば、左右に並設した基準用スピーカー4
3と評価用スピーカー41から別々に出力され、評価作
業者30の聴覚によって判断することができた。
【0029】また、基地局内の基準用受信機32と評価
用受信機31に送信された各信号が、映像信号であれ
ば、左右に並設したディスプレイ装置等の基準用表示装
置44、評価用表示装置44から別々に出力され、評価
作業者30による視覚によって評価ガラスアンテナと基
準ガラスアンテナの受信性能を比較することができた。
【0030】実施例2 図3に示すように、基準とするガラスアンテナ21を搭
載した基準車両20と、評価ガラスアンテナ11を搭載
した評価車両10の2台の車両を、屋外に設けた所定の
コースを前後に接近して走行させながら、放送局から送
信される電波を基準ガラスアンテナ21と評価ガラスア
ンテナ11によってそれぞれ別々に受信した。
【0031】評価ガラスアンテナ11によって受信した
信号は、評価車両10に搭載された評価用送信機12に
より、基準車両20内に設置した評価用受信機31に送
信され、評価用増幅器33に伝送される。
【0032】一方、基準用ガラスアンテナによって受信
した信号は、基準車両20内に設けられた基準用受信機
へ直接送信される。
【0033】評価用受信機31によって受信した信号
が、AM/FM等のラジオの音声信号であれば、基準用
受信機によって受信した信号と共に、左右に並設した基
準用スピーカー43と評価用スピーカー41から別々に
出力され、評価作業者30によって聴き較べられる。
【0034】また、評価用受信機31によって受信され
た信号が、VHFやUHF等のテレビジョン放送の音声
信号であれば、基準用受信機によって受信された信号と
共に、左右に並設した基準用表示装置44と評価用表示
装置44から別々に出力され、評価作業者30による視
覚によって評価ガラスアンテナと基準ガラスアンテナの
受信性能を比較することができた。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、刻々と変化する電界強
度の変動のなかで、予め設定した屋外のコースや、市街
地を、基準となるガラスアンテナを搭載した基準車両
と、評価しようとするガラスアンテナを搭載した評価車
両を走行させ、基準車両と評価車両が放送局から受信し
た電波を比較評価する実車走行テストを行う場合に、同
一評価作業者による視聴覚によって、ほぼ同一条件で評
価できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の評価システムを説明する概念図。
【図2】本発明の評価システムの実施例1を説明する模
式図。
【図3】本発明の評価システムの実施例2を説明する模
式図。
【符号の説明】
1 放送局送信アンテナ 10 評価車両 11 評価ガラスアンテナ 12 評価用送信機 20 基準車両 21 基準ガラスアンテナ 22 基準用送信機 30 評価作業者 31 評価用受信機 32 基準用受信機 40 表示出力装置 41 評価用スピーカー 42 評価用表示装置 43 基準用スピーカー 44 評価用表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両用窓に搭載したアンテナ付き窓ガラ
    ス、及びその受信システムの実車による走行評価システ
    ムにおいて、基準となるガラスアンテナ、及びその受信
    システムを搭載した基準車両と、評価したいパターンの
    ガラスアンテナ、又はシステムを搭載した評価車両をそ
    れぞれ同時に略同一コースで走行させ、放送局からの受
    信電波を各車両のガラスアンテナシステムによって受信
    後、同一基地局に送信して、基準車両のガラスアンテナ
    システムと評価車両のガラスアンテナシステムの各受信
    信号を比較し、受信性能を比較評価させることを特徴と
    する車両用ガラスアンテナの評価システム。
  2. 【請求項2】前記の受信した受信信号を比較評価する基
    地局および評価システムを、基準車両、または評価車両
    の何れか片方の車内に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の車両用ガラスアンテナの評価システム。
JP2001117103A 2001-04-16 2001-04-16 車両用ガラスアンテナの評価システム Pending JP2002311072A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114285497A (zh) * 2021-12-18 2022-04-05 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种车载收音机性能测试方法及系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114285497A (zh) * 2021-12-18 2022-04-05 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种车载收音机性能测试方法及系统

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