JP3167205B2 - 多重放送受信装置 - Google Patents
多重放送受信装置Info
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- JP3167205B2 JP3167205B2 JP00995093A JP995093A JP3167205B2 JP 3167205 B2 JP3167205 B2 JP 3167205B2 JP 00995093 A JP00995093 A JP 00995093A JP 995093 A JP995093 A JP 995093A JP 3167205 B2 JP3167205 B2 JP 3167205B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多重放送受信装置に関
し、特にダイバーシティ受信方式のための複数のアンテ
ナを備えた車載用の多重放送受信装置に関するものであ
る。
し、特にダイバーシティ受信方式のための複数のアンテ
ナを備えた車載用の多重放送受信装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−94400号公報には、車
両のための地図情報通信システムが開示されている。こ
のシステムは、車両からの情報要求信号に応じて地上制
御部から地図情報を電波に乗せて送るものである。これ
とは違って、主放送と副放送とを1つの電波(特定の周
波数帯域)に乗せて送るFM多重放送が各地で実用化さ
れようとしている。主放送の内容は音楽、ニュース等の
従来のアナログ音声情報であり、副放送の内容は例えば
交通情報、気象情報等のデジタル情報である。
両のための地図情報通信システムが開示されている。こ
のシステムは、車両からの情報要求信号に応じて地上制
御部から地図情報を電波に乗せて送るものである。これ
とは違って、主放送と副放送とを1つの電波(特定の周
波数帯域)に乗せて送るFM多重放送が各地で実用化さ
れようとしている。主放送の内容は音楽、ニュース等の
従来のアナログ音声情報であり、副放送の内容は例えば
交通情報、気象情報等のデジタル情報である。
【0003】ところで、車両に搭載された受信装置でF
M放送を受信する場合、受信電波の電界強度が変動する
ために生じるフェージング、車両の移動に伴うマルチパ
スノイズ等による音質の低下を軽減するために、複数の
アンテナの中から最も受信状態の良いアンテナを選択す
るダイバーシティ受信方式を採用することがある。ダイ
バーシティ受信方式には、1チューナ方式と複数チュー
ナ方式とがある。1チューナ方式とは、切替手段(スイ
ッチング回路)を介して複数のアンテナを単一のチュー
ナに接続しておき、S/N比が悪化しそうになった場合
にアンテナを切替える方式である。複数チューナ方式と
は、複数のアンテナにそれぞれチューナを接続してお
き、各々の受信状態を常時監視して、S/N比の良好な
側のアンテナ及びチューナを選択する方式である。具体
的には、例えば実開昭61−26344号公報に開示さ
れているように、アンテナ誘起電圧のレベル判別あるい
はその変動検出の結果に応じて受信系を切替えていた。
M放送を受信する場合、受信電波の電界強度が変動する
ために生じるフェージング、車両の移動に伴うマルチパ
スノイズ等による音質の低下を軽減するために、複数の
アンテナの中から最も受信状態の良いアンテナを選択す
るダイバーシティ受信方式を採用することがある。ダイ
バーシティ受信方式には、1チューナ方式と複数チュー
ナ方式とがある。1チューナ方式とは、切替手段(スイ
ッチング回路)を介して複数のアンテナを単一のチュー
ナに接続しておき、S/N比が悪化しそうになった場合
にアンテナを切替える方式である。複数チューナ方式と
は、複数のアンテナにそれぞれチューナを接続してお
き、各々の受信状態を常時監視して、S/N比の良好な
側のアンテナ及びチューナを選択する方式である。具体
的には、例えば実開昭61−26344号公報に開示さ
れているように、アンテナ誘起電圧のレベル判別あるい
はその変動検出の結果に応じて受信系を切替えていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記FM多重放送の受
信にダイバーシティ受信方式を採用する場合、副放送で
送られてくるデジタル情報の“1”,“0”の判定(サ
ンプリング)が容易な電波状況であっても音質を優先し
て主放送の受信状態の良否に応じて受信系を切替えるこ
ととすると、副放送の受信にとって無用の切替えとなる
ばかりか、副放送の受信が阻害される場合がある。デジ
タル情報のサンプリング中に受信電波の電界強度を表わ
すSメータ信号のレベルに応じてアンテナが切替えられ
ると、切替ノイズのためにデジタル情報中に欠落ビット
が生じることがあるのである。
信にダイバーシティ受信方式を採用する場合、副放送で
送られてくるデジタル情報の“1”,“0”の判定(サ
ンプリング)が容易な電波状況であっても音質を優先し
て主放送の受信状態の良否に応じて受信系を切替えるこ
ととすると、副放送の受信にとって無用の切替えとなる
ばかりか、副放送の受信が阻害される場合がある。デジ
タル情報のサンプリング中に受信電波の電界強度を表わ
すSメータ信号のレベルに応じてアンテナが切替えられ
ると、切替ノイズのためにデジタル情報中に欠落ビット
が生じることがあるのである。
【0005】逆に、副放送の受信状態の良否を表わすエ
ラーレートの値のみに応じて受信系を切替えることとす
ると、多重サービスを実施していない放送局からの電波
を受信している場合や、副放送受信用のユニットを後付
けする場合には、主放送の受信がいたずらに阻害される
こととなる。
ラーレートの値のみに応じて受信系を切替えることとす
ると、多重サービスを実施していない放送局からの電波
を受信している場合や、副放送受信用のユニットを後付
けする場合には、主放送の受信がいたずらに阻害される
こととなる。
【0006】本発明の目的は、多重放送を車両にてダイ
バーシティ受信方式で受信するための多重放送受信装置
において、主放送の受信と副放送の受信との調整を図
り、以て両放送の円滑な受信を達成することにある。
バーシティ受信方式で受信するための多重放送受信装置
において、主放送の受信と副放送の受信との調整を図
り、以て両放送の円滑な受信を達成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、副放送の利用可能性に応じてアンテナ切
替方式を選択する構成を採用したものである。
め、本発明は、副放送の利用可能性に応じてアンテナ切
替方式を選択する構成を採用したものである。
【0008】具体的には、請求項1の発明は、特定エリ
ア向けに多重サービスを実施している放送局から送信さ
れる主放送と副放送とを含んだ多重放送を車両にてダイ
バーシティ受信方式で受信するための多重放送受信装置
において、副放送の強度に応じて該副放送の利用可能性
を判定することとしたものである。すなわち、複数のア
ンテナと、アンテナの切替えを実行するための受信系切
替手段と、主放送を受信するための主放送受信手段と、
該主放送受信手段と同じアンテナを通じて副放送を受信
するための副放送受信手段とに加えて、次のようなサー
ビス報知手段と、切替方式選択手段とを備えた構成を採
用したものである。このうち、サービス報知手段は、副
放送受信手段にて受信した副放送の強度に応じて、自車
が多重サービスのエリア内にいるか否かを示す多重サー
ビス存在信号を出力するための手段である。切替方式選
択手段は、多重サービスのエリア外であることをサービ
ス報知手段からの多重サービス存在信号が示している場
合には主放送受信手段による主放送の受信の状態の良否
に応じて受信系切替手段にアンテナの切替えを実行さ
せ、かつ多重サービスのエリア内であることを多重サー
ビス存在信号が示している場合には副放送受信手段によ
る副放送の受信の状態の良否に応じて受信系切替手段に
アンテナの切替えを実行させるための手段である。
ア向けに多重サービスを実施している放送局から送信さ
れる主放送と副放送とを含んだ多重放送を車両にてダイ
バーシティ受信方式で受信するための多重放送受信装置
において、副放送の強度に応じて該副放送の利用可能性
を判定することとしたものである。すなわち、複数のア
ンテナと、アンテナの切替えを実行するための受信系切
替手段と、主放送を受信するための主放送受信手段と、
該主放送受信手段と同じアンテナを通じて副放送を受信
するための副放送受信手段とに加えて、次のようなサー
ビス報知手段と、切替方式選択手段とを備えた構成を採
用したものである。このうち、サービス報知手段は、副
放送受信手段にて受信した副放送の強度に応じて、自車
が多重サービスのエリア内にいるか否かを示す多重サー
ビス存在信号を出力するための手段である。切替方式選
択手段は、多重サービスのエリア外であることをサービ
ス報知手段からの多重サービス存在信号が示している場
合には主放送受信手段による主放送の受信の状態の良否
に応じて受信系切替手段にアンテナの切替えを実行さ
せ、かつ多重サービスのエリア内であることを多重サー
ビス存在信号が示している場合には副放送受信手段によ
る副放送の受信の状態の良否に応じて受信系切替手段に
アンテナの切替えを実行させるための手段である。
【0009】請求項2の発明では、自車がどの位置にあ
るかに応じて副放送の利用可能性を判定することとし
た。すなわち、複数のアンテナと、アンテナの切替えを
実行するための受信系切替手段と、主放送を受信するた
めの主放送受信手段と、該主放送受信手段と同じアンテ
ナを通じて副放送を受信するための副放送受信手段とに
加えて、次のような位置検知手段と、サービス報知手段
と、切替方式選択手段とを備えた構成を採用したもので
ある。このうち、位置検知手段は、人工衛星から発せら
れる電波を受信して自車の絶対位置を測定する衛星航法
(Global Positioning System )等を利用して自車の位
置を検知するための手段である。サービス報知手段は、
位置検知手段による検知結果に応じて、自車が多重サー
ビスのエリア内にいるか否かを示す多重サービス存在信
号を出力するための手段である。切替方式選択手段は、
多重サービスのエリア外であることをサービス報知手段
からの多重サービス存在信号が示している場合には主放
送受信手段による主放送の受信の状態の良否に応じて受
信系切替手段にアンテナの切替えを実行させ、かつ多重
サービスのエリア内であることを多重サービス存在信号
が示している場合には副放送受信手段による副放送の受
信の状態の良否に応じて受信系切替手段にアンテナの切
替えを実行させるための手段である。
るかに応じて副放送の利用可能性を判定することとし
た。すなわち、複数のアンテナと、アンテナの切替えを
実行するための受信系切替手段と、主放送を受信するた
めの主放送受信手段と、該主放送受信手段と同じアンテ
ナを通じて副放送を受信するための副放送受信手段とに
加えて、次のような位置検知手段と、サービス報知手段
と、切替方式選択手段とを備えた構成を採用したもので
ある。このうち、位置検知手段は、人工衛星から発せら
れる電波を受信して自車の絶対位置を測定する衛星航法
(Global Positioning System )等を利用して自車の位
置を検知するための手段である。サービス報知手段は、
位置検知手段による検知結果に応じて、自車が多重サー
ビスのエリア内にいるか否かを示す多重サービス存在信
号を出力するための手段である。切替方式選択手段は、
多重サービスのエリア外であることをサービス報知手段
からの多重サービス存在信号が示している場合には主放
送受信手段による主放送の受信の状態の良否に応じて受
信系切替手段にアンテナの切替えを実行させ、かつ多重
サービスのエリア内であることを多重サービス存在信号
が示している場合には副放送受信手段による副放送の受
信の状態の良否に応じて受信系切替手段にアンテナの切
替えを実行させるための手段である。
【0010】請求項3の発明は、主放送と副放送とを含
んだ多重放送を車両にてダイバーシティ受信方式で受信
するための多重放送受信装置において、副放送の受信の
ためのユニットが接続されているか否かに応じて副放送
の利用可能性を判定することとしたものである。すなわ
ち、複数のアンテナと、アンテナの切替えを実行するた
めの受信系切替手段と、主放送を受信するための主放送
受信手段と、該主放送受信手段と同じアンテナを通じて
副放送を受信するための後付け可能な副放送受信手段と
に加えて、次のような切替方式選択手段を備えた構成を
採用したものである。その切替方式選択手段とは、副放
送受信手段が接続されていない場合には主放送受信手段
による主放送の受信の状態の良否に応じて受信系切替手
段にアンテナの切替えを実行させ、かつ副放送受信手段
が接続された場合には該副放送受信手段による副放送の
受信の状態の良否に応じて受信系切替手段にアンテナの
切替えを実行させるための手段である。
んだ多重放送を車両にてダイバーシティ受信方式で受信
するための多重放送受信装置において、副放送の受信の
ためのユニットが接続されているか否かに応じて副放送
の利用可能性を判定することとしたものである。すなわ
ち、複数のアンテナと、アンテナの切替えを実行するた
めの受信系切替手段と、主放送を受信するための主放送
受信手段と、該主放送受信手段と同じアンテナを通じて
副放送を受信するための後付け可能な副放送受信手段と
に加えて、次のような切替方式選択手段を備えた構成を
採用したものである。その切替方式選択手段とは、副放
送受信手段が接続されていない場合には主放送受信手段
による主放送の受信の状態の良否に応じて受信系切替手
段にアンテナの切替えを実行させ、かつ副放送受信手段
が接続された場合には該副放送受信手段による副放送の
受信の状態の良否に応じて受信系切替手段にアンテナの
切替えを実行させるための手段である。
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば副放送の強度に応じ
て、請求項2の発明によれば検知した自車位置に応じ
て、それぞれ自車が多重サービスのエリア内にいるか否
かが判定される。そして、多重サービスのエリア外であ
る場合には、主放送の受信状態の良否に応じてアンテナ
の切替えが実行される。これにより、副放送が利用不能
である場合には音質を重視した従来のダイバーシティ受
信方式が実現される。これに対して、多重サービスのエ
リア内である場合には、副放送の受信状態の良否に応じ
てアンテナの切替えが実行される。これにより、副放送
が利用可能である場合には該副放送の受信を阻害しない
アンテナ切替方式が選択される。
て、請求項2の発明によれば検知した自車位置に応じ
て、それぞれ自車が多重サービスのエリア内にいるか否
かが判定される。そして、多重サービスのエリア外であ
る場合には、主放送の受信状態の良否に応じてアンテナ
の切替えが実行される。これにより、副放送が利用不能
である場合には音質を重視した従来のダイバーシティ受
信方式が実現される。これに対して、多重サービスのエ
リア内である場合には、副放送の受信状態の良否に応じ
てアンテナの切替えが実行される。これにより、副放送
が利用可能である場合には該副放送の受信を阻害しない
アンテナ切替方式が選択される。
【0012】請求項3の発明によれば、副放送受信手段
の接続の有無に応じて副放送の利用可能性が判定され
る。そして、副放送受信手段が接続されていない場合に
は、主放送の受信状態の良否に応じてアンテナの切替え
が実行される。これにより、副放送が利用不能である場
合には音質を重視した従来のダイバーシティ受信方式が
実現される。副放送受信手段が接続された後は、副放送
の受信状態の良否に応じてアンテナの切替えが実行され
る。これにより、副放送が利用可能である場合には該副
放送の受信を阻害しないアンテナ切替方式が選択され
る。
の接続の有無に応じて副放送の利用可能性が判定され
る。そして、副放送受信手段が接続されていない場合に
は、主放送の受信状態の良否に応じてアンテナの切替え
が実行される。これにより、副放送が利用不能である場
合には音質を重視した従来のダイバーシティ受信方式が
実現される。副放送受信手段が接続された後は、副放送
の受信状態の良否に応じてアンテナの切替えが実行され
る。これにより、副放送が利用可能である場合には該副
放送の受信を阻害しないアンテナ切替方式が選択され
る。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係るFM多
重放送受信装置の構成を示すブロック図である。
重放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【0014】図1に示す車載用のFM多重放送受信装置
は、1チューナ・ダイバーシティ受信方式を採用したも
のであって、フロントウィンドウ内に埋込まれた第1の
アンテナ(シールドアンテナ)2aと、車体後部に取付
けられた第2のアンテナ(伸縮自在のパワーアンテナ)
2bとを備えている。両アンテナ2a,2bは、スイッ
チング回路4を介して高周波(RF)増幅器6に接続さ
れている。RF増幅器6、周波数混合器8、局部発振器
10、中間周波(IF)増幅器12及びFM検波器14
は、スーパーヘテロダイン方式のFM受信を実現するた
めの回路ブロックである。FM検波器14の出力中の主
放送信号は、ステレオ復調器16、左右の可聴周波増幅
器(オーディオアンプ)18及び左右のスピーカ20に
よってステレオ音声に変換される。すなわち、RF増幅
器6からスピーカ20に至る回路要素は、主放送受信手
段61を構成するものである。
は、1チューナ・ダイバーシティ受信方式を採用したも
のであって、フロントウィンドウ内に埋込まれた第1の
アンテナ(シールドアンテナ)2aと、車体後部に取付
けられた第2のアンテナ(伸縮自在のパワーアンテナ)
2bとを備えている。両アンテナ2a,2bは、スイッ
チング回路4を介して高周波(RF)増幅器6に接続さ
れている。RF増幅器6、周波数混合器8、局部発振器
10、中間周波(IF)増幅器12及びFM検波器14
は、スーパーヘテロダイン方式のFM受信を実現するた
めの回路ブロックである。FM検波器14の出力中の主
放送信号は、ステレオ復調器16、左右の可聴周波増幅
器(オーディオアンプ)18及び左右のスピーカ20に
よってステレオ音声に変換される。すなわち、RF増幅
器6からスピーカ20に至る回路要素は、主放送受信手
段61を構成するものである。
【0015】IF増幅器12の出力は、受信電波の電界
強度に比例したSメータ信号を出力するための電界強度
測定器22に与えられる。ダイバ回路24は、電界強度
測定器22から出力されるSメータ信号を監視してお
り、該Sメータ信号が所定レベルを下回った場合にスイ
ッチング回路4へのダイバ切替信号を出力する機能を備
えている。
強度に比例したSメータ信号を出力するための電界強度
測定器22に与えられる。ダイバ回路24は、電界強度
測定器22から出力されるSメータ信号を監視してお
り、該Sメータ信号が所定レベルを下回った場合にスイ
ッチング回路4へのダイバ切替信号を出力する機能を備
えている。
【0016】FM検波器14の出力中の副放送信号は、
FM多重デコーダ42によってサンプリングされる。4
4はインターフェイス、46はCPU、48はプログラ
ム等が格納されたROM、50はRAMである。FM多
重デコーダ42によってサンプリングされた副放送のデ
ジタル情報は、RAM50に順次蓄えられる。すなわ
ち、RF増幅器6からFM検波器14に至る回路要素
と、FM多重デコーダ42、インターフェイス44、C
PU46、ROM48及びRAM50とは、副放送受信
手段62を構成するものである。52はディスプレイ、
54は自車位置を検知するためのナビゲーションシステ
ムである。ナビゲーションシステム54は、例えば方位
センサや距離センサに基づいて自車の相対位置を推測す
る推測航法、人工衛星から発せられる電波を受信して自
車の絶対位置を測定する衛星航法等を利用したものであ
る。ディスプレイ52の画面には自車付近の地図が映し
出されるとともに、ナビゲーションシステム54で検知
した自車位置が表示される。また、RAM50に蓄えら
れた副放送のデータがディスプレイ52の画面上に更に
表示されるようになっている。
FM多重デコーダ42によってサンプリングされる。4
4はインターフェイス、46はCPU、48はプログラ
ム等が格納されたROM、50はRAMである。FM多
重デコーダ42によってサンプリングされた副放送のデ
ジタル情報は、RAM50に順次蓄えられる。すなわ
ち、RF増幅器6からFM検波器14に至る回路要素
と、FM多重デコーダ42、インターフェイス44、C
PU46、ROM48及びRAM50とは、副放送受信
手段62を構成するものである。52はディスプレイ、
54は自車位置を検知するためのナビゲーションシステ
ムである。ナビゲーションシステム54は、例えば方位
センサや距離センサに基づいて自車の相対位置を推測す
る推測航法、人工衛星から発せられる電波を受信して自
車の絶対位置を測定する衛星航法等を利用したものであ
る。ディスプレイ52の画面には自車付近の地図が映し
出されるとともに、ナビゲーションシステム54で検知
した自車位置が表示される。また、RAM50に蓄えら
れた副放送のデータがディスプレイ52の画面上に更に
表示されるようになっている。
【0017】特定エリア向けに多重サービスを実施して
いる放送局から副放送を通じて送信されてくるデジタル
情報は、複数のブロックに分割されたフレーム構成を持
っている。FM多重デコーダ42は、受信データのブロ
ック毎にエラーレートを算出する。更に、FM多重デコ
ーダ42は、FM検波器14から得た副放送信号の強度
に応じて、あるいはナビゲーションシステム54による
検知結果に応じて、自車が多重サービスのエリア内にい
るか否かを示す多重サービス存在信号を出力する機能を
備えている。
いる放送局から副放送を通じて送信されてくるデジタル
情報は、複数のブロックに分割されたフレーム構成を持
っている。FM多重デコーダ42は、受信データのブロ
ック毎にエラーレートを算出する。更に、FM多重デコ
ーダ42は、FM検波器14から得た副放送信号の強度
に応じて、あるいはナビゲーションシステム54による
検知結果に応じて、自車が多重サービスのエリア内にい
るか否かを示す多重サービス存在信号を出力する機能を
備えている。
【0018】ダイバ回路24は、FM多重デコーダ42
によって算出されたエラーレートをも監視しており、該
エラーレートが所定値以上になった場合にスイッチング
回路4へのダイバ切替信号を出力する機能をも持ってい
る。ダイバ回路24がSメータ信号とエラーレートとの
2情報のうちのいずれの情報に基づいてダイバ切替信号
を生成するかは、FM多重デコーダ42からの多重サー
ビス存在信号に応じて決定される。すなわち、多重サー
ビスのエリア外である場合には従来のSメータ信号によ
るアンテナ切替えが実行され、多重サービスのエリア内
である場合にはエラーレートによるアンテナ切替えが実
行されるようになっている。
によって算出されたエラーレートをも監視しており、該
エラーレートが所定値以上になった場合にスイッチング
回路4へのダイバ切替信号を出力する機能をも持ってい
る。ダイバ回路24がSメータ信号とエラーレートとの
2情報のうちのいずれの情報に基づいてダイバ切替信号
を生成するかは、FM多重デコーダ42からの多重サー
ビス存在信号に応じて決定される。すなわち、多重サー
ビスのエリア外である場合には従来のSメータ信号によ
るアンテナ切替えが実行され、多重サービスのエリア内
である場合にはエラーレートによるアンテナ切替えが実
行されるようになっている。
【0019】図2は、以上の構成を備えたFM多重放送
受信装置におけるアンテナ切替方式の選択過程を示すフ
ローチャート図である。
受信装置におけるアンテナ切替方式の選択過程を示すフ
ローチャート図である。
【0020】ステップS11では、FM検波器14から
得た副放送信号の強度に応じてあるいはナビゲーション
システム54による検知結果に応じてFM多重デコーダ
42で生成される多重サービス存在信号の有無を判定す
る。多重サービス存在信号がない場合すなわち多重サー
ビスのエリア外である場合には、ステップS12におい
て、従来のSメータ信号によるアンテナ切替えを実行す
る。ダイバ回路24は、主放送の受信状態を良好に保つ
ように、電界強度測定器22から出力されるSメータ信
号が所定レベルを下回った場合にダイバ切替信号をスイ
ッチング回路4へ出力することによってアンテナ2a,
2bを切替えさせるのである。
得た副放送信号の強度に応じてあるいはナビゲーション
システム54による検知結果に応じてFM多重デコーダ
42で生成される多重サービス存在信号の有無を判定す
る。多重サービス存在信号がない場合すなわち多重サー
ビスのエリア外である場合には、ステップS12におい
て、従来のSメータ信号によるアンテナ切替えを実行す
る。ダイバ回路24は、主放送の受信状態を良好に保つ
ように、電界強度測定器22から出力されるSメータ信
号が所定レベルを下回った場合にダイバ切替信号をスイ
ッチング回路4へ出力することによってアンテナ2a,
2bを切替えさせるのである。
【0021】多重サービス存在信号がある場合すなわち
多重サービスのエリア内である場合には、ステップS1
3〜S17において、副放送のエラーレートによるアン
テナ切替えを実行する。具体的には、まずステップS1
3でブロック単位のエラーレートを算出する。ステップ
S14では、算出したエラーレートの大小を判定する。
受信中のブロックのエラーレートが所定値を下回ってい
る場合すなわち副放送の受信状態が良好である場合に
は、アンテナ切替えをせずにステップS17へ飛ぶ。エ
ラーレートが所定値以上である場合すなわち副放送の受
信状態が良好でない場合には、ステップS15において
1ブロックのデータサンプリング期間の終了を待って、
ステップS16でアンテナ切替えを実行する。ダイバ回
路24は、副放送の受信状態を良好に保つように、FM
多重デコーダ42で算出されたエラーレートが所定値以
上になった場合にダイバ切替信号をスイッチング回路4
へ出力することによってアンテナ2a,2bを切替えさ
せるのである。ステップS17では、全データの受信が
完了したかどうかを調べる。受信が完了していない場合
には、ステップS13へ戻って次ブロックのデータを受
信する。
多重サービスのエリア内である場合には、ステップS1
3〜S17において、副放送のエラーレートによるアン
テナ切替えを実行する。具体的には、まずステップS1
3でブロック単位のエラーレートを算出する。ステップ
S14では、算出したエラーレートの大小を判定する。
受信中のブロックのエラーレートが所定値を下回ってい
る場合すなわち副放送の受信状態が良好である場合に
は、アンテナ切替えをせずにステップS17へ飛ぶ。エ
ラーレートが所定値以上である場合すなわち副放送の受
信状態が良好でない場合には、ステップS15において
1ブロックのデータサンプリング期間の終了を待って、
ステップS16でアンテナ切替えを実行する。ダイバ回
路24は、副放送の受信状態を良好に保つように、FM
多重デコーダ42で算出されたエラーレートが所定値以
上になった場合にダイバ切替信号をスイッチング回路4
へ出力することによってアンテナ2a,2bを切替えさ
せるのである。ステップS17では、全データの受信が
完了したかどうかを調べる。受信が完了していない場合
には、ステップS13へ戻って次ブロックのデータを受
信する。
【0022】以上のとおり本実施例によれば、自車が多
重サービスのエリア内にいるか否かに応じてアンテナ切
替方式を選択することとしたので、副放送が利用不能で
ある場合には音質を重視した従来のダイバーシティ受信
方式を実現できる一方、副放送が利用可能である場合に
は該副放送の受信阻害を防止できる。なお、自車が多重
サービスのエリア内にいるか否かの判定には、FM検波
器14からの副放送信号の強度と、ナビゲーションシス
テム54による自車位置検知結果とのいずれかを採用す
ればよい。複数チューナのダイバーシティ受信方式にも
本発明が適用可能であることは、もちろんである。
重サービスのエリア内にいるか否かに応じてアンテナ切
替方式を選択することとしたので、副放送が利用不能で
ある場合には音質を重視した従来のダイバーシティ受信
方式を実現できる一方、副放送が利用可能である場合に
は該副放送の受信阻害を防止できる。なお、自車が多重
サービスのエリア内にいるか否かの判定には、FM検波
器14からの副放送信号の強度と、ナビゲーションシス
テム54による自車位置検知結果とのいずれかを採用す
ればよい。複数チューナのダイバーシティ受信方式にも
本発明が適用可能であることは、もちろんである。
【0023】図3は、本発明の第2の実施例に係るFM
多重放送受信装置の構成を示すブロック図である。
多重放送受信装置の構成を示すブロック図である。
【0024】図3に示す車載用のFM多重放送受信装置
において、アンテナ2a,2b、スイッチング回路4、
RF増幅器6、周波数混合器8、局部発振器10、IF
増幅器12、FM検波器14、ステレオ復調器16、オ
ーディオアンプ18、スピーカ20及び電界強度測定器
22は、図1に示したものと同じ構成である。このう
ち、RF増幅器6、周波数混合器8、局部発振器10、
IF増幅器12及びFM検波器14は主放送受信専用の
メインチューナを構成する回路ブロックであって、ステ
レオ復調器16、オーディオアンプ18及びスピーカ2
0を含めて主放送受信手段61を構成するものである。
において、アンテナ2a,2b、スイッチング回路4、
RF増幅器6、周波数混合器8、局部発振器10、IF
増幅器12、FM検波器14、ステレオ復調器16、オ
ーディオアンプ18、スピーカ20及び電界強度測定器
22は、図1に示したものと同じ構成である。このう
ち、RF増幅器6、周波数混合器8、局部発振器10、
IF増幅器12及びFM検波器14は主放送受信専用の
メインチューナを構成する回路ブロックであって、ステ
レオ復調器16、オーディオアンプ18及びスピーカ2
0を含めて主放送受信手段61を構成するものである。
【0025】FM多重放送受信ユニット30は、副放送
を受信するための後付け可能な副放送受信手段62を構
成するものである。このユニット30は、多重ユニット
接続コネクタ26を介してスイッチング回路4の出力側
に接続されるようになっている。FM多重放送受信ユニ
ット30中のRF増幅器32、周波数混合器34、局部
発振器36、IF増幅器38及びFM検波器40は副放
送受信専用のサブチューナを構成する回路ブロックであ
る。FM多重放送受信ユニット30中のFM多重デコー
ダ42、インターフェイス44、CPU46、ROM4
8、RAM50及びディスプレイ52は、図1中の同一
符号の回路ブロックに各々対応するものである。
を受信するための後付け可能な副放送受信手段62を構
成するものである。このユニット30は、多重ユニット
接続コネクタ26を介してスイッチング回路4の出力側
に接続されるようになっている。FM多重放送受信ユニ
ット30中のRF増幅器32、周波数混合器34、局部
発振器36、IF増幅器38及びFM検波器40は副放
送受信専用のサブチューナを構成する回路ブロックであ
る。FM多重放送受信ユニット30中のFM多重デコー
ダ42、インターフェイス44、CPU46、ROM4
8、RAM50及びディスプレイ52は、図1中の同一
符号の回路ブロックに各々対応するものである。
【0026】ダイバ回路24は、電界強度測定器22か
ら出力されるSメータ信号を監視しており、該Sメータ
信号が所定レベルを下回った場合にスイッチング回路4
へのダイバ切替信号を出力する機能を備えるとともに、
FM多重放送受信ユニット30中のFM多重デコーダ4
2によって算出されたエラーレートをも監視しており、
該エラーレートが所定値以上になった場合にスイッチン
グ回路4へのダイバ切替信号を出力する機能をも持って
いる。ダイバ回路24がSメータ信号とエラーレートと
の2情報のうちのいずれの情報に基づいてダイバ切替信
号を生成するかは、多重ユニット接続コネクタ26への
FM多重放送受信ユニット30の接続の有無に応じて生
成される接続ON/OFF信号に従って決定される。す
なわち、FM多重放送受信ユニット30が接続されてい
ない場合には従来のSメータ信号によるアンテナ切替え
が実行され、該ユニット30が接続された場合にはエラ
ーレートによるアンテナ切替えが実行されるようになっ
ている。
ら出力されるSメータ信号を監視しており、該Sメータ
信号が所定レベルを下回った場合にスイッチング回路4
へのダイバ切替信号を出力する機能を備えるとともに、
FM多重放送受信ユニット30中のFM多重デコーダ4
2によって算出されたエラーレートをも監視しており、
該エラーレートが所定値以上になった場合にスイッチン
グ回路4へのダイバ切替信号を出力する機能をも持って
いる。ダイバ回路24がSメータ信号とエラーレートと
の2情報のうちのいずれの情報に基づいてダイバ切替信
号を生成するかは、多重ユニット接続コネクタ26への
FM多重放送受信ユニット30の接続の有無に応じて生
成される接続ON/OFF信号に従って決定される。す
なわち、FM多重放送受信ユニット30が接続されてい
ない場合には従来のSメータ信号によるアンテナ切替え
が実行され、該ユニット30が接続された場合にはエラ
ーレートによるアンテナ切替えが実行されるようになっ
ている。
【0027】図4は、以上の構成を備えたFM多重放送
受信装置におけるアンテナ切替方式の選択過程を示すフ
ローチャート図である。
受信装置におけるアンテナ切替方式の選択過程を示すフ
ローチャート図である。
【0028】接続ON/OFF信号がFM多重放送受信
ユニット30の非接続を示している場合には、ステップ
S21からステップS22へ進み、Sメータ信号による
アンテナ切替えを実行する。接続ON/OFF信号がF
M多重放送受信ユニット30の接続を示している場合に
は、ステップS21からステップS23へ進み、前記ス
テップS13〜S17(図2参照)の場合と同様、副放
送のエラーレートによるアンテナ切替えを実行する。
ユニット30の非接続を示している場合には、ステップ
S21からステップS22へ進み、Sメータ信号による
アンテナ切替えを実行する。接続ON/OFF信号がF
M多重放送受信ユニット30の接続を示している場合に
は、ステップS21からステップS23へ進み、前記ス
テップS13〜S17(図2参照)の場合と同様、副放
送のエラーレートによるアンテナ切替えを実行する。
【0029】以上のとおり本実施例によれば、FM多重
放送受信ユニット30の接続の有無に応じてアンテナ切
替方式を選択することとしたので、副放送が利用不能で
ある場合には音質を重視した従来のダイバーシティ受信
方式を実現できる一方、副放送が利用可能である場合に
は該副放送の受信阻害を防止できる。しかも、主放送受
信専用のメインチューナとは別に副放送受信専用のサブ
チューナをFM多重放送受信ユニット30に内蔵させて
いるので、該ユニット30の接続後は、ある放送局の主
放送をメインチューナで受信しながら他の放送局の副放
送をサブチューナで受信できる。
放送受信ユニット30の接続の有無に応じてアンテナ切
替方式を選択することとしたので、副放送が利用不能で
ある場合には音質を重視した従来のダイバーシティ受信
方式を実現できる一方、副放送が利用可能である場合に
は該副放送の受信阻害を防止できる。しかも、主放送受
信専用のメインチューナとは別に副放送受信専用のサブ
チューナをFM多重放送受信ユニット30に内蔵させて
いるので、該ユニット30の接続後は、ある放送局の主
放送をメインチューナで受信しながら他の放送局の副放
送をサブチューナで受信できる。
【0030】図5は、副放送データの取扱いの他の例を
示すフローチャート図である。
示すフローチャート図である。
【0031】従来のSメータ信号のみに基づくアンテナ
切替えを実行すると、前記のとおり受信した副放送デー
タに欠落ビットが生じることがある。そこで、データサ
ンプリング中にアンテナ切替えが実行された場合には、
受信した副放送データをキャンセルするのである。具体
的には、図5に示すように、ステップS31においてS
メータ信号によるアンテナ切替えを実行した後、ステッ
プS32でデータサンプリング期間中にアンテナが切替
えられたか否かを判定する。データサンプリング期間中
でなかった場合には受信データを有効なものとして取り
扱うが、データサンプリング期間中であった場合にはス
テップS33において受信データをキャンセルし、次デ
ータの受信に備える。これにより、副放送に関する誤情
報の入力を防止できる。
切替えを実行すると、前記のとおり受信した副放送デー
タに欠落ビットが生じることがある。そこで、データサ
ンプリング中にアンテナ切替えが実行された場合には、
受信した副放送データをキャンセルするのである。具体
的には、図5に示すように、ステップS31においてS
メータ信号によるアンテナ切替えを実行した後、ステッ
プS32でデータサンプリング期間中にアンテナが切替
えられたか否かを判定する。データサンプリング期間中
でなかった場合には受信データを有効なものとして取り
扱うが、データサンプリング期間中であった場合にはス
テップS33において受信データをキャンセルし、次デ
ータの受信に備える。これにより、副放送に関する誤情
報の入力を防止できる。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、請求項1の発
明によれば、自車が多重サービスのエリア内にいるか否
かを副放送の強度に応じて判定し、そのいずれであるか
に応じてアンテナ切替方式を選択することとしたので、
副放送が利用不能である場合には音質を重視した主放送
のダイバーシティ受信方式を実現できる一方、副放送が
利用可能である場合には該副放送の受信阻害を防止でき
る。
明によれば、自車が多重サービスのエリア内にいるか否
かを副放送の強度に応じて判定し、そのいずれであるか
に応じてアンテナ切替方式を選択することとしたので、
副放送が利用不能である場合には音質を重視した主放送
のダイバーシティ受信方式を実現できる一方、副放送が
利用可能である場合には該副放送の受信阻害を防止でき
る。
【0033】請求項2の発明によれば、検知した自車位
置に応じて自車が多重サービスのエリア内にいるか否か
を判定し、そのいずれであるかに応じてアンテナ切替方
式を選択することとしたので、副放送が利用不能である
場合には音質を重視した主放送のダイバーシティ受信方
式を実現できる一方、副放送が利用可能である場合には
該副放送の受信阻害を防止できる。
置に応じて自車が多重サービスのエリア内にいるか否か
を判定し、そのいずれであるかに応じてアンテナ切替方
式を選択することとしたので、副放送が利用不能である
場合には音質を重視した主放送のダイバーシティ受信方
式を実現できる一方、副放送が利用可能である場合には
該副放送の受信阻害を防止できる。
【0034】請求項3の発明によれば、副放送受信手段
の接続の有無に応じてアンテナ切替方式を選択すること
としたので、副放送受信手段が接続されていない場合に
は音質を重視した主放送のダイバーシティ受信方式を実
現できる一方、副放送受信手段の接続時には副放送の受
信阻害を防止できる。
の接続の有無に応じてアンテナ切替方式を選択すること
としたので、副放送受信手段が接続されていない場合に
は音質を重視した主放送のダイバーシティ受信方式を実
現できる一方、副放送受信手段の接続時には副放送の受
信阻害を防止できる。
【図1】本発明の第1実施例に係る多重放送受信装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図2】図1の多重放送受信装置におけるアンテナ切替
方式の選択過程を示すフローチャート図である。
方式の選択過程を示すフローチャート図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る多重放送受信装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】図3の多重放送受信装置におけるアンテナ切替
方式の選択過程を示すフローチャート図である。
方式の選択過程を示すフローチャート図である。
【図5】副放送データの取扱いの他の例を示すフローチ
ャート図である。
ャート図である。
2a 第1のアンテナ 2b 第2のアンテナ 4 スイッチング回路(受信系切替手段) 6,32 高周波(RF)増幅器 8,34 周波数混合器 10,36 局部発振器 12,38 中間周波(IF)増幅器 14,40 FM検波器 16 ステレオ復調器 18 可聴周波増幅器(オーディオアンプ) 20 スピーカ 22 電界強度測定器 24 ダイバ回路(切替方式選択手段) 26 多重ユニット接続コネクタ 30 FM多重放送受信ユニット(副放送受信手段) 42 FM多重デコーダ(サービス報知手段) 44 インターフェイス 46 CPU 48 ROM 50 RAM 52 ディスプレイ 54 ナビゲーションシステム(位置検知手段) 61 主放送受信手段 62 副放送受信手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−97680(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/04 - 7/38 H04B 7/08 H04L 1/02
Claims (3)
- 【請求項1】 特定エリア向けに多重サービスを実施し
ている放送局から送信される主放送と副放送とを含んだ
多重放送を車両にてダイバーシティ受信方式で受信する
ための多重放送受信装置であって、 複数のアンテナと、 前記複数のアンテナの中から使用すべきアンテナを選択
してアンテナの切替えを実行するための受信系切替手段
と、 前記複数のアンテナのうちの前記受信切替手段によって
選択されたアンテナを通じて主放送を受信するための主
放送受信手段と、 前記主放送受信手段と同じアンテナを通じて副放送を受
信するための副放送受信手段と、 前記副放送受信手段にて受信した副放送の強度に応じ
て、自車が多重サービスのエリア内にいるか否かを示す
多重サービス存在信号を出力するためのサービス報知手
段と、 多重サービスのエリア外であることを前記サービス報知
手段からの多重サービス存在信号が示している場合には
前記主放送受信手段による主放送の受信の状態の良否に
応じて前記受信系切替手段にアンテナの切替えを実行さ
せ、かつ多重サービスのエリア内であることを前記多重
サービス存在信号が示している場合には前記副放送受信
手段による副放送の受信の状態の良否に応じて前記受信
系切替手段にアンテナの切替えを実行させるための切替
方式選択手段とを備えたことを特徴とする多重放送受信
装置。 - 【請求項2】 特定エリア向けに多重サービスを実施し
ている放送局から送信される主放送と副放送とを含んだ
多重放送を車両にてダイバーシティ受信方式で受信する
ための多重放送受信装置であって、 複数のアンテナと、 前記複数のアンテナの中から使用すべきアンテナを選択
してアンテナの切替えを実行するための受信系切替手段
と、 前記複数のアンテナのうちの前記受信系切替手段によっ
て選択されたアンテナを通じて主放送を受信するための
主放送受信手段と、 前記主放送受信手段と同じアンテナを通じて副放送を受
信するための副放送受信手段と、 自車の位置を検知するための位置検知手段と、 前記位置検知手段による検知結果に応じて、自車が多重
サービスのエリア内にいるか否かを示す多重サービス存
在信号を出力するためのサービス報知手段と、 多重サービスのエリア外であることを前記サービス報知
手段からの多重サービス存在信号が示している場合には
前記主放送受信手段による主放送の受信の状態の良否に
応じて前記受信系切替手段にアンテナの切替えを実行さ
せ、かつ多重サービスのエリア内であることを前記多重
サービス存在信号が示している場合には前記副放送受信
手段による副放送の受信の状態の良否に応じて前記受信
系切替手段にアンテナの切替えを実行させるための切替
方式選択手段とを備えたことを特徴とする多重放送受信
装置。 - 【請求項3】 主放送と副放送とを含んだ多重放送を車
両にてダイバーシティ受信方式で受信するための多重放
送受信装置であって、 複数のアンテナと、 前記複数のアンテナの中から使用すべきアンテナを選択
してアンテナの切替えを実行するための受信系切替手段
と、 前記複数のアンテナのうちの前記受信系切替手段によっ
て選択されたアンテナを通じて主放送を受信するための
主放送受信手段と、 前記主放送受信手段と同じアンテナを通じて副放送を受
信するための後付け可能な副放送受信手段と、 前記副放送受信手段が接続されていない場合には前記主
放送受信手段による主放送の受信の状態の良否に応じて
前記受信系切替手段にアンテナの切替えを実行させ、か
つ前記副放送受信手段が接続された場合には該副放送受
信手段による副放送の受信の状態の良否に応じて前記受
信系切替手段にアンテナの切替えを実行させるための切
替方式選択手段とを備えたことを特徴とする多重放送受
信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00995093A JP3167205B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 多重放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00995093A JP3167205B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 多重放送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06224810A JPH06224810A (ja) | 1994-08-12 |
JP3167205B2 true JP3167205B2 (ja) | 2001-05-21 |
Family
ID=11734260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00995093A Expired - Fee Related JP3167205B2 (ja) | 1993-01-25 | 1993-01-25 | 多重放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3167205B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3578839B2 (ja) * | 1995-07-18 | 2004-10-20 | 三菱電機株式会社 | ディジタル受信機 |
JP4341539B2 (ja) | 2004-12-07 | 2009-10-07 | 株式会社日立製作所 | 受信装置及び受信アンテナ設定方法 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP00995093A patent/JP3167205B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06224810A (ja) | 1994-08-12 |
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