JP2002310660A - 外力検知センサの検査装置 - Google Patents

外力検知センサの検査装置

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JP2002310660A
JP2002310660A JP2001115394A JP2001115394A JP2002310660A JP 2002310660 A JP2002310660 A JP 2002310660A JP 2001115394 A JP2001115394 A JP 2001115394A JP 2001115394 A JP2001115394 A JP 2001115394A JP 2002310660 A JP2002310660 A JP 2002310660A
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force detection
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slip ring
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Tomoyasu Hasegawa
友保 長谷川
Kaneo Yachi
兼雄 矢地
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多数の外力検知センサ18を効率良く検査す
る。 【解決手段】 回転テーブル2の回転中心軸上にはスリ
ップリング3を設ける。回転テーブル2にはセンサ出力
切り換え装置11を設ける。回転テーブル2上に配置さ
れた外力検知センサ18のセンサ出力部はセンサ出力切
り換え装置11とスリップリング3を介して回転テーブ
ル2の外部の測定部に接続する。複数の外力検知センサ
18のセンサ出力はセンサ出力切り換え装置11の切り
換え動作によって1つずつ順次スリップリング3を介し
て測定部に加わる。センサ出力切り換え装置11とスリ
ップリング3を接続する配線材の本数を、回転テーブル
2上に配設される外力検知センサ18の数よりも少なく
することができる。スリップリング3の配線材の接続上
限本数に制約されずに、多数の外力検知センサ18を回
転テーブル2上に配置して一度に検査することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャイロ等の外力
検知センサを検査するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6には外力検知センサである角速度セ
ンサ(ジャイロ)の一例が模式的な平面図により示され
ている。この角速度センサ40は、基部41と、この基
部41に対して浮いた状態の振動体42と、この振動体
42を固定部43に支持する4本の梁44と、静電力を
利用して振動体42をX方向に振動させる駆動手段45
と、コリオリ力に起因した振動体42のY方向の振動の
大きさを静電容量変化を利用して検出する検出手段46
とを有して構成されている。
【0003】この角速度センサ40では、駆動手段45
によって振動体42がX方向に駆動振動しているとき
に、Z軸方向を中心軸として回転すると、Y方向のコリ
オリ力が発生し、このコリオリ力によって振動体42が
Y方向に検出振動する。この検出振動の大きさが検出手
段46により例えば電圧として検出出力される。この検
出値(センサ出力)に基づきZ軸回りの回転の角速度の
大きさを検出することができる。
【0004】このような角速度センサ(ジャイロ)40
の特性を検査する際には、例えば、図7に示すような検
査装置1を用いる。この検査装置1は回転テーブル2
と、この回転テーブル2の回転中心軸上に配設されるス
リップリング3と、回転テーブル2の外部に設けられる
測定器4と、電源5と、回転テーブル2の回転手段6と
を有して構成されている。
【0005】上記回転テーブル2上には検査対象の複数
の角速度センサ40が配設され、これら各角速度センサ
40の検出手段46はそれぞれ当該センサ40のセンサ
出力部(図示せず)から配線材7aとスリップリング3
と配線材7bを介して測定器4に接続される。また、各
角速度センサ40の駆動手段45はそれぞれ当該センサ
40の電力入力部(図示せず)と配線材8aとスリップ
リング3と配線材8bを介して電源5に接続される。さ
らに、各角速度センサ40のグランドはそれぞれ配線材
(図示せず)とスリップリング3と配線材(図示せず)
を介して電源5あるいは測定器4のグランドに接地され
る。なお、スリップリング3と測定器4を接続する配線
材7bや、スリップリング3と電源5を接続する配線材
8bは各角速度センサ40にそれぞれ対応させて設けら
れるが、図7では、一部の配線材7bや配線材8bの図
示が省略されている。
【0006】回転手段6は回転テーブル2をZ軸を中心
軸として回転させるものである。スリップリング3は、
その回転手段6によって回転テーブル2が回転する際
に、配線材7a,8a等が絡まるのを防止し、かつ、角
速度センサ40側の配線材7a,8aと測定部側の配線
材7b,8bの配線導通を中継する機能を備えたもので
ある。
【0007】電源5は各角速度センサ40の駆動手段4
5に駆動電圧Vccを供給するものであり、測定器4は、
各角速度センサ40の検出手段46の出力(センサ出
力)を測定する構成を有している。
【0008】このような検査装置1では、例えば、回転
テーブル2上に複数の角速度センサ40を配設し、それ
ら各角速度センサ40の所定の配線作業が終了した後
に、各角速度センサ40の駆動手段45に電源5から駆
動電圧Vccを供給して振動体42をX方向を駆動振動さ
せ、また、回転手段6によって回転テーブル2をZ軸を
中心にして回転させる。すると、そのZ軸を中心とした
回転によるコリオリ力が各角速度センサ40の振動体4
2に加えられて振動体42が検出振動する。
【0009】この振動体42の検出振動の状態が検出手
段46により電圧により検出出力され、この検出電圧
(センサ出力)が配線材7aとスリップリング3と配線
材7bを介して測定器4に加えられる。この測定器4の
測定結果に基づいて、各角速度センサ40の特性が検査
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各角速度セ
ンサ40には、それぞれ、例えばセンサ出力伝達用の配
線材7aと電力供給用の配線材8aと接地用の配線材と
いうような複数の配線材の各一端側が接続され、これら
配線材の各他端側が直接的にスリップリング3に接続さ
れている。しかしながら、スリップリング3に接続でき
る配線材の本数は、例えば、20〜30本程度というよ
うに限りがある。このため、そのスリップリング3の接
続上限本数に制限されて、回転テーブル2上に配設して
一度に検査できる角速度センサ40の数が例えば10個
以下というような少数に限られてしまう。このために、
効率良く角速度センサ40の検査を行うことができず、
多数の角速度センサ40を検査するのに多くの時間を要
し、角速度センサ40のコスト上昇の原因となってい
た。
【0011】本発明は上記課題を解決するために成され
たものであり、その目的は、角速度センサ等の外力検知
センサを効率良く検査できる外力検知センサの検査装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。すなわち、この発明は、複数の外力
検知センサを配置する回転テーブルと、この回転テーブ
ルの外部に設けられ上記回転テーブルの回転に起因した
上記各外力検知センサのセンサ出力を測定する測定部
と、上記回転テーブルの回転中心軸上に配設され上記外
力検知センサ側と測定部側との配線導通を中継するスリ
ップリングとを有した外力検知センサの検査装置であっ
て、上記回転テーブル上には、複数のセンサ接続用入力
端子及びこれらセンサ接続用入力端子よりも少ない数の
出力端子を備えたセンサ出力切り換え装置が設けられて
おり、このセンサ出力切り換え装置のセンサ接続用入力
端子は、対応する外力検知センサに配線接続され、上記
出力端子は上記スリップリングに配線接続されており、
上記センサ出力切り換え装置は上記複数のセンサ接続用
入力端子の中から順次選択されたセンサ接続用入力端子
に配線接続されている外力検知センサのセンサ出力を上
記出力端子から出力する構成をもって前記課題を解決す
る手段としている。
【0013】この発明では、回転テーブル上に配置され
る複数の外力検知センサはそれぞれスリップリングに直
接的に配線接続されず、センサ出力切り換え装置を介し
てスリップリングに配線接続される。そのセンサ出力切
り換え装置は、例えば、切り換え動作により、複数のセ
ンサ接続用入力端子の中から順次択一的に選択されたセ
ンサ接続用入力端子と、出力端子とを導通接続状態とし
て、その選択されたセンサ接続用入力端子に接続されて
いる外力検知センサのセンサ出力を出力端子からスリッ
プリングに向けて出力する構成と成している。
【0014】このようなセンサ出力切り換え装置を設け
ることにより、スリップリングに接続されるセンサ出力
伝達用の配線材の本数を、回転テーブル上に配設される
外力検知センサの数よりも少なくすることが可能であ
る。
【0015】これにより、スリップリングに接続可能な
配線材の上限本数に制約されることなく、多数の外力検
知センサを回転テーブル上に配置して一度に検査するこ
とができることとなる。つまり、外力検知センサの検査
を効率良く行うことができることとなり、多数の外力検
知センサを短時間で検査することが可能となる。これに
より、外力検知センサのコスト低下を図ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づいて説明する。
【0017】図1には第1実施形態例の外力検知センサ
の検査装置が模式的に示されている。この第1実施形態
例において最も特徴的なことは、配線中継部10が回転
テーブル2上に設けられていることである。その配線中
継部10に関わる構成以外の構成は前記従来例とほぼ同
様であり、この第1実施形態例の説明では、従来例と同
一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説
明は省略する。
【0018】配線中継部10は、図2に示されるよう
に、センサ出力切り換え装置11と、電力分配部12
と、接地集合部13とを有して構成されている。
【0019】センサ出力切り換え装置11は、複数のセ
ンサ接続用入力端子14(14,14,14,・
・・14(nは2以上の整数))と、出力端子15
と、制御信号入力用端子16と、切り換え部17とを有
して構成されている。
【0020】各センサ接続用入力端子14には、それぞ
れ、互いに異なる配線材20(20 ,20,・・・
20(nは2以上の整数))の一端側が接続され、こ
れら各配線材20の他端側が外力検知センサ18(例え
ば角速度センサ)のセンサ出力部に接続される。なお、
回転テーブル2上に配設された各外力検知センサ18の
センサ出力部はそれぞれ互いに異なる配線材20により
配線中継部10のセンサ接続用入力端子14に導通接続
されるが、図1では、図の煩雑化を避けるために、一部
の配線材20の図示を省略している。
【0021】出力端子15は配線材21aを介してスリ
ップリング3に接続され、さらに、このスリップリング
3を通して配線材21bにより測定器4に接続される。
【0022】切り換え部17は、複数のセンサ接続用入
力端子14の中から択一的に選択されたセンサ接続用入
力端子14と、出力端子15とを切り換え接続させる構
成を備えている。この第1実施形態例では、制御信号発
信器25が回転テーブル2の外部に設けられており、切
り換え部17は、制御信号入力用端子16と配線材22
aとスリップリング3と配線材22bを介して制御信号
発信器25に導通接続されている。この制御信号発信器
25は、制御装置(例えばパソコン)26に接続されて
いる。その制御装置26には切り換え部17の切り換え
動作を制御するためのプログラムが与えられており、制
御装置26はそのプログラムに従って制御信号発信器2
5を制御して、切り換え部17の切り換え動作を制御す
るための制御信号を作り出させる。その制御信号は制御
信号発信器25から切り換え部17に加えられ、この制
御信号に基づいて切り換え部17は切り換え動作を行
う。
【0023】この切り換え部17の切り換え動作によっ
て、複数のセンサ接続用入力端子14にそれぞれ接続さ
れている外力検知センサ18のセンサ出力が1つずつ順
次出力端子15から測定器4に向けて出力される。
【0024】電力分配部12は複数の電力供給用の出力
端子28(28,28,・・・28(nは2以上
の整数))と、電力供給用の入力端子29と、電力分配
回路30とを有して構成されている。各電力供給用の出
力端子28にはそれぞれ互いに異なる配線材23の一端
側が接続され、これら各配線材23の他端側はそれぞれ
異なる外力検知センサ18の電力入力部に接続される。
なお、図1では、外力検知センサと出力端子28を接続
する配線材23の図示が省略されている。
【0025】電力供給用の入力端子29は、配線材24
aとスリップリング3と配線材24bを介して電源5に
導通接続される。電力分配回路30は、電源5から電力
供給用の入力端子29を通して加えられた例えば駆動電
圧Vccを分配して複数の出力端子28からそれぞれ配線
材23を通して各外力検知センサ18に駆動電圧Vccを
加える回路構成を備えている。
【0026】接地集合部13は複数のセンサ側接地端子
31(31,31,・・・31 (nは2以上の整
数))と、メイン接地端子32とを有している。各セン
サ側接地端子31にはそれぞれ互いに異なる配線材33
の一端側が接続されており、これら各配線材33の他端
側はそれぞれ対応する外力検知センサ18のグランドに
接続される。メイン接地端子32は配線材34aとスリ
ップリング3と配線材34bを介して例えば測定器4と
電源5の各グランドに接続される。なお、図1では、外
力検知センサ18とセンサ側接地端子31を接続する配
線材33の図示が省略されている。また、この第1実施
形態例では、測定器4と電源5と制御信号発信器25と
制御装置26によって、測定部が構成されている。
【0027】この第1実施形態例の検査装置1では、例
えば、回転テーブル2上に複数の外力検知センサ18を
配置し、これら各外力検知センサ18の所定の配線作業
が終了した後に、制御装置26の制御により回転手段6
を駆動させて回転テーブル2をZ軸を中心にして回転さ
せ、また、電源5の駆動電圧Vccの供給によって各外力
検知センサ18を駆動させる。この状態で、センサ出力
切り換え装置11の切り換え部17の切り換え動作によ
って、予め定めたタイミング毎に、出力端子15に接続
しているセンサ接続用入力端子14が順次切り換わる。
これにより、回転テーブル2上の複数の外力検知センサ
18のセンサ出力が1つずつ順次測定器4に加えられ
る。その測定器4により測定された各外力検知センサ1
8のセンサ出力が、例えば、制御装置26に取り込ま
れ、この制御装置26によって各外力検知センサ18の
特性が評価される。
【0028】この第1実施形態例の構成では、配線中継
部10を設けたことにより、回転テーブル2上に配設す
る外力検知センサ18の数に関係なく、配線中継部10
とスリップリング3を接続する配線材の本数は4本で済
むこととなる。これにより、多数の外力検知センサ18
を回転テーブル2上に配置して一度に検査することがで
きることとなる。このことから、外力検知センサ18の
検査の効率を飛躍的に向上させることが可能となり、検
査工程に起因した外力検知センサ18のコスト増加を抑
制することが可能となる。
【0029】以下に、第2実施形態例を説明する。な
お、この第2実施形態例の説明において、第1実施形態
例と同一名称部分には同一符号を付し、その共通部分の
重複説明は省略する。
【0030】この第2実施形態例では、8チャンネル切
り換えタイプのマルチプレクサを利用してセンサ出力切
り換え装置11を構築した場合の一例を示す。なお、マ
ルチプレクサは、第1実施形態例に示した電力分配部1
2及び接地集合部13の機能と同様の機能を持つもので
あるので、この第2実施形態例に示すセンサ出力切り換
え装置11が配線中継部10となる。
【0031】この第2実施形態例では、センサ出力切り
換え装置11は、1段目の2個のマルチプレクサ35
(35,35)と、2段目の16個のマルチプレク
サ36(36,36,・・・3616)と、電力供
給用の入力端子48と、接地端子49と、端子α,β
と、制御信号入力用端子a,b,c,d,e,fとを有
して構成されている。
【0032】2段目の各マルチプレクサ36は、それぞ
れ、8個の入力端子CH1〜CH8と、出力端子50と、3
個の制御信号入力用端子d’,e’,f’と、電力供給
用の入力端子51と、メイン接地端子52と、電力供給
用の出力端子(図示せず)と、センサ側接地端子(図示
せず)とを有している。これら各マルチプレクサ36の
入力端子CH1〜CH8はそれぞれセンサ接続用入力端子と
して機能するものであり、配線材20を介して外力検知
センサ18のセンサ出力部に接続される。つまり、この
第2実施形態例では、最大128個の外力検知センサ1
8をセンサ出力切り換え装置11に接続することができ
る。
【0033】各マルチプレクサ36の制御信号入力用端
子d’,e’,f’はそれぞれセンサ出力切り換え装置
11の制御信号入力用端子d,e,fに導通接続されて
いる。これら各制御信号入力用端子d,e,fは、それ
ぞれ、図4のモデル図に示されるように、配線材22a
とスリップリング3と配線材22bを介して制御信号発
信器25に接続されている。制御装置26の制御に基づ
いて制御信号発信器25から制御信号が各マルチプレク
サ36に向けて出力され、各マルチプレクサ36では、
その制御信号が制御信号入力用端子d’,e’,f’を
通して入力し、この制御信号に基づいて、切り換え動作
が行われる。この切り換え動作により、各マルチプレク
サ36では、各入力端子CH1〜CH8にそれぞれ接続され
ている外力検知センサ18のセンサ出力が1つずつ順次
出力端子50から出力可能な状態となる。
【0034】なお、制御信号発信器25や制御装置26
の各構成には様々な構成があり、ここでは、それら何れ
の構成を採用してもよく、その説明は省略する。
【0035】1段目の各マルチプレクサ35は、それぞ
れ、2段目のマルチプレクサ36とほぼ同様に、8個の
入力端子CH1〜CH8と、出力端子54と、3個の制御信
号入力用端子a’,b’,c’と、電力供給用の入力端
子55と、メイン接地端子56と、電力供給用の出力端
子(図示せず)と、センサ側接地端子(図示せず)とを
有している。
【0036】各入力端子CH1〜CH8はそれぞれ対応する
2段目のマルチプレクサ36の出力端子50に導通接続
されている。また、マルチプレクサ35の出力端子5
4はセンサ出力切り換え装置11の端子αに、マルチプ
レクサ35の出力端子54はセンサ出力切り換え装置
11の端子βにそれぞれ導通接続されている。端子αは
配線材21aとスリップリング3と配線材21bを介し
て測定器4αに接続されている。また、端子βは配線材
21aとスリップリング3と配線材21bを介して測定
器4βに接続されている。
【0037】さらに、制御信号入力用端子a’,b’,
c’はそれぞれセンサ出力切り換え装置11の制御信号
入力用端子a,b,cに導通接続されている。これら各
制御信号入力用端子a,b,cはそれぞれ配線材22a
とスリップリング3と配線材22bを介して制御信号発
信器25に接続されている。1段目の各マルチプレクサ
35も、2段目の各マルチプレクサ36と同様に、制御
信号発信器25から制御信号入力用端子a’,b’,
c’を通して加えられる制御信号に基づいて切り換え動
作が行われる。
【0038】この1段目のマルチプレクサ35と2段
目のマルチプレクサ36〜36の各切り換え動作に
よって、2段目のマルチプレクサ36〜36の入力
端子CH1〜CH8に接続されている複数の外力検知センサ
18のセンサ出力が1つずつ順次、1段目のマルチプレ
クサ35の出力端子54からセンサ出力切り換え装置
11の端子αを介して測定器4αに加えられる。
【0039】また、同様に、1段目のマルチプレクサ3
と2段目のマルチプレクサ36 〜3616の各切
り換え動作によって、2段目のマルチプレクサ36
36 16の入力端子CH1〜CH8に接続されている複数の
外力検知センサ18のセンサ出力が1つずつ順次1段目
のマルチプレクサ35の出力端子54からセンサ出力
切り換え装置11の端子βを介して測定器4βに加えら
れることとなる。
【0040】前記したように、各マルチプレクサ35,
36は第1実施形態例に示した電力分配部12と接地集
合部13の各機能と同様の機能を備えている。このこと
から、電源5から配線材24bとスリップリング3と配
線材24aを介してセンサ出力切り換え装置11の電力
供給用の入力端子48に加えられた電力(駆動電圧Vc
c)は各マルチプレクサ35とマルチプレクサ36を介
して各外力検知センサ18に加えられる。また、各外力
検知センサ18のグランドは、マルチプレクサ35,3
6とセンサ出力切り換え装置11の接地端子49と配線
材34aとスリップリング3と配線材34bを介して、
測定器4と電源5の各グランドに接地される。
【0041】この第2実施形態例においても、第1実施
形態例と同様に、各外力検知センサ18のセンサ出力が
測定器4α,4βにより測定され、これら各測定器4
α,4βの測定値に基づいて各外力検知センサ18の特
性が評価される。
【0042】この第2実施形態例によれば、マルチプレ
クサ35,36を利用してセンサ出力切り換え装置11
を構成しており、そのマルチプレクサ35,36は小型
なものであるので、回転テーブル2の大型化を防止しつ
つ、多数の外力検知センサ18を回転テーブル2上に配
置して一度に検査することができる。
【0043】以下に、第3実施形態例を説明する。この
第3実施形態例では、回転テーブル2上の各外力検知セ
ンサ18にそれぞれ補償用信号(例えば温度補償をする
ための信号)を供給して各外力検知センサ18の検査を
行う装置の一例を説明する。なお、この第3実施形態例
の説明において、前記各実施形態例と同一構成部分には
同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0044】この第3実施形態例では、図5に示すよう
に、センサ出力切り換え装置11は第2実施形態例とほ
ぼ同様の構成を備えているが、このセンサ出力切り換え
装置11と外力検知センサ18の配線構造が第2実施形
態例と異なる。つまり、この第3実施形態例では、外力
検知センサ18には補償用信号を入力させるための入力
部が形成されており、2段目のマルチプレクサ36
3616の端子CH1〜CH8にはそれぞれ対応する外力検
知センサ18の補償用信号の入力部が配線材37を介し
て接続される。
【0045】なお、2段目のマルチプレクサ36〜3
の端子CH1〜CH8にはそれぞれ、第2実施形態例と
同様に、対応する外力検知センサ18のセンサ出力部が
配線材20を介して接続される。
【0046】この第3実施形態例では、センサ出力切り
換え装置11の端子βは補償用信号発信器(図示せず)
に接続されており、この補償用信号発信器から出力され
た補償用信号は、センサ出力切り換え装置11のマルチ
プレクサ35とマルチプレクサ36〜3616の各
切り換え動作によって、マルチプレクサ36〜36
16の端子CH1〜CH8に接続されている外力検知センサ
18の補償用信号入力部に順次加えられる。
【0047】このように、各外力検知センサ18に補償
用信号を供給しながら検査を行う場合にも、この第3実
施形態例に示した構成を備えることによって、スリップ
リング3の配線材接続上限本数に制約されることなく、
回転テーブル2に多数の外力検知センサ18を設置して
一度に検査することができる。
【0048】なお、この発明は上記各実施形態例に限定
されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例
えば、上記各実施形態例では、センサ出力切り換え装置
11を1個設ける構成であったが、複数のセンサ出力切
り換え装置11を回転テーブル2上に点在させる構成と
してもよい。
【0049】さらに、第2実施形態例では、センサ出力
切り換え装置11の端子α,βからそれぞれ外力検知セ
ンサ18のセンサ出力が出力され、それら各センサ出力
をそれぞれ別々の測定器4α,4βに入力する構成であ
ったが、測定器4を唯1つ設ける構成としてもよい。こ
の場合には、例えば、スリップリング3と測定器4の間
に、スキャン装置とマルチメータを介設させ、これらス
キャン装置とマルチメータによって、センサ出力切り換
え装置11から出力される複数のセンサ出力を1つずつ
順次測定器4に入力させる構成としてもよい。
【0050】さらに、上記各実施形態例では、外力検知
センサとして角速度センサを例にして説明したが、検査
対象の外力検知センサは角速度センサに限定されるもの
ではなく、例えば加速度センサを検査対象のセンサとし
てもよい。また、上記各実施形態例では、電源5が設け
られていたが、検査対象の外力検知センサに電源を供給
する必要が無い場合には、電源5を省略してもよい。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、回転テーブル上に配
置される複数の外力検知センサと、スリップリングとを
直接的に配線接続するのではなく、各外力検知センサと
スリップリングをセンサ出力切り換え装置を介して接続
する構成とし、そのセンサ出力切り換え装置は複数のセ
ンサ接続用入力端子の中から順次選択されたセンサ接続
用入力端子に接続されている外力検知センサのセンサ出
力を出力端子を介して出力する構成を備えている。これ
により、センサ出力切り換え装置とスリップリング間を
配線接続する配線材の本数を、回転テーブル上に配設す
る外力検知センサの数よりも少なくすることが可能であ
る。これにより、スリップリングの配線材接続上限本数
に制限されることなく、多くの外力検知センサを回転テ
ーブル上に配設して一度に検査することができる。この
ことから、外力検知センサの検査の効率を格段に向上さ
せることができて、外力検知センサのコスト低下を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外力検知センサの検査装置の第1実施形態例を
示すモデル図である。
【図2】第1実施形態例において特徴的なセンサ出力切
り換え装置を備えた配線中継部の構成を説明するための
図である。
【図3】第2実施形態例において特徴的なセンサ出力切
り換え装置の構成を説明するための図である。
【図4】第2実施形態例におけるセンサ出力切り換え装
置をスリップリングを介して測定部に接続する配線状態
を模式的に示した説明図である。
【図5】第3実施形態例において特徴的なセンサ出力切
り換え装置の構成を説明するための図である。
【図6】外力検知センサである角速度センサの一構成例
を示したモデル図である。
【図7】外力検知センサの検査装置の一従来例を示すモ
デル図である。
【符号の説明】
1 外力検知センサの検査装置 2 回転テーブル 3 スリップリング 11 センサ出力切り換え装置 18 外力検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F105 BB20 CC04 CD03 CD05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の外力検知センサを配置する回転テ
    ーブルと、この回転テーブルの外部に設けられ上記回転
    テーブルの回転に起因した上記各外力検知センサのセン
    サ出力を測定する測定部と、上記回転テーブルの回転中
    心軸上に配設され上記外力検知センサ側と測定部側との
    配線導通を中継するスリップリングとを有した外力検知
    センサの検査装置であって、上記回転テーブル上には、
    複数のセンサ接続用入力端子及びこれらセンサ接続用入
    力端子よりも少ない数の出力端子を備えたセンサ出力切
    り換え装置が設けられており、このセンサ出力切り換え
    装置のセンサ接続用入力端子は、対応する外力検知セン
    サに配線接続され、上記出力端子は上記スリップリング
    に配線接続されており、上記センサ出力切り換え装置は
    上記複数のセンサ接続用入力端子の中から順次選択され
    たセンサ接続用入力端子に配線接続されている外力検知
    センサのセンサ出力を上記出力端子から出力する構成と
    成していることを特徴とした外力検知センサの検査装
    置。
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