JP2017092684A - 複合スイッチ回路、物理量検出装置、電子機器および移動体 - Google Patents

複合スイッチ回路、物理量検出装置、電子機器および移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路、物理量検出装置、電子機器および移動体を提供すること。【解決手段】複合スイッチ回路90は、第1端子901が入力端INに接続さている第1スイッチSW1と、第3端子903が第2端子902と接続され、第4端子904が出力端OUTに接続されている第2スイッチSW2と、第5端子905が、第2端子902と第3端子903とが接続されている第1ノードN1に接続され、第6端子906が、第2ノードN2に接続されている第3スイッチSW3と、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2をOFFに切り替え、第3スイッチSW3をONに切り替えるための第1制御と、を行う制御回路920と、第1制御が行われている期間において、第1ノードN1の電圧と第2ノードN2の電圧とを比較する比較回路930と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、複合スイッチ回路、物理量検出装置、電子機器および移動体に関する。
様々な物理量を検出する物理量検出装置が知られている。例えば、物理量として角速度を検出する角速度検出装置が知られており、角速度検出装置を搭載し、角速度検出装置により検出された角速度に基づいて所定の制御を行う様々な電子機器やシステムが広く利用されている。例えば、自動車の車両走行制御システムでは角速度検出装置により検出された角速度に基づいて、自動車の横滑りを防止する走行制御が行なわれている。
このような物理量検出装置の一例として、特許文献1には、スイッチを用いた同期検波回路を備えている物理量測定装置が開示されている。
特開2009−168659号公報
特許文献1の物理量測定装置では、同期検波回路に用いられているスイッチが閉じた状態で固着するなどの故障が発生した場合に、当該スイッチが故障したことを検出することができなかった。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、本発明のいくつかの態様によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路、物理量検出装置、電子機器および移動体を提供することができる。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
本適用例に係る複合スイッチは、
入力端と出力端とを備える複合スイッチ回路であって、
第1端子と第2端子とを含み、前記第1端子が前記入力端に接続さている第1スイッチと、
第3端子と第4端子とを含み、前記第3端子が前記第2端子と接続され、前記第4端子が前記出力端に接続されている第2スイッチと、
第5端子と第6端子とを含み、前記第5端子が、前記第2端子と前記第3端子とが接続されている第1ノードに接続され、前記第6端子が、第2ノードに接続されている第3スイッチと、
前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをOFFに切り替え、前記第3スイッチをONに切り替えるための第1制御と、
前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをONに切り替え、前記第3スイッチをOFFに切り替えるための第2制御と、
を行う制御回路と、
少なくとも前記第1制御が行われている期間において、前記第1ノードの電圧と前記第
2ノードの電圧とを比較する比較回路と、
を備えている、複合スイッチ回路である。
本適用例によれば、第1スイッチおよび第2スイッチが正常な場合には、第1ノードと第2ノードとの間の電圧は小さく、第1スイッチおよび第2スイッチの少なくとも一方がONで固着している場合には、第1ノードと第2ノードとの間の電圧は大きくなる。したがって、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路を実現できる。
[適用例2]
上述の複合スイッチ回路であって、
前記制御回路は、
前記第2ノードに、周期的に変化する電圧を印加してもよい。
本適用例によれば、第1スイッチおよび第2スイッチの少なくとも一方がONで固着している場合に、第2ノードと入力端または出力端との間の電圧が偶発的に小さくなる場合においても、第2ノードの電圧が変化することで、第1ノードと第2ノードとの間の電圧はいずれ大きくなる。したがって、スイッチの故障の少なくとも一部を精度よく検出できる複合スイッチ回路を実現できる。
[適用例3]
上述の複合スイッチ回路であって、
前記制御回路は、
前記第2ノードに、前記第1制御が行われている期間内に周期的に変化する電圧を印加してもよい。
本適用例によれば、第1スイッチおよび第2スイッチの少なくとも一方がONで固着している場合に、第2ノードと入力端または出力端との間の電圧が偶発的に小さくなる場合においても、第1制御が行われている期間内に第2ノードの電圧が変化することで、第1ノードと第2ノードとの間の電圧は第1制御が行われている期間内にいずれ大きくなる。したがって、スイッチの故障の少なくとも一部を精度よく検出できる複合スイッチ回路を実現できる。
[適用例4]
本適用例に係る複合スイッチは、
第1入力端と、第2入力端と、第1出力端と、第2出力端とを備える複合スイッチ回路であって、
第1端子と第2端子とを含み、前記第1端子が前記第1入力端に接続さている第1スイッチと、
第3端子と第4端子とを含み、前記第3端子が前記第2端子と接続され、前記第4端子が前記第1出力端に接続されている第2スイッチと、
第5端子と第6端子とを含み、前記第5端子が、前記第2端子と前記第3端子とが接続されている第1ノードに接続され、前記第6端子が、第2ノードに接続されている第3スイッチと、
第7端子と第8端子とを含み、前記第7端子が前記第2入力端に接続さている第4スイッチと、
第9端子と第10端子とを含み、前記第9端子が前記第8端子と接続され、前記第10端子が前記第2出力端に接続されている第5スイッチと、
第11端子と第12端子とを含み、前記第11端子が、前記第8端子と前記第9端子とが接続されている第3ノードに接続され、前記第12端子が、第4ノードに接続されている第6スイッチと、
前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをOFFに切り替え、前記第3スイッチをONに切り替えるための第1制御と、
前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをONに切り替え、前記第3スイッチをOFFに切り替えるための第2制御と、
前記第4スイッチおよび前記第5スイッチをOFFに切り替え、前記第6スイッチをONに切り替えるための第3制御と、
前記第4スイッチおよび前記第5スイッチをONに切り替え、前記第6スイッチをOFFに切り替えるための第4制御と、
を行う制御回路と、
少なくとも前記第1制御および前記第3制御が行われている期間において、前記第1ノードの電圧と前記第3ノードの電圧とを比較する比較回路と、
を備えている、複合スイッチ回路である。
本適用例によれば、第1スイッチおよび第2スイッチが正常な場合には、第1ノードと第2ノードとの間の電圧は小さく、第1スイッチおよび第2スイッチの少なくとも一方がONで固着している場合には、第1ノードと第2ノードとの間の電圧は大きくなる。また、第4スイッチおよび第5スイッチが正常な場合には、第3ノードと第4ノードとの間の電圧は小さく、第4スイッチおよび第5スイッチの少なくとも一方がONで固着している場合には、第3ノードと第4ノードとの間の電圧は大きくなる。その結果、第1スイッチ、第2スイッチ、第4スイッチおよび第5スイッチのいずれかがONで固着している場合には、第1ノードと第3ノードとの間の電圧が大きくなる。したがって、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路を実現できる。
[適用例5]
本適用例に係る物理量検出装置は、
上述のいずれかの複合スイッチ回路を含む同期検波回路を備えている、物理量検出装置である。
本適用例によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路を含んでいるので、信頼性の高い用途に適した物理量検出装置を実現できる。
[適用例6]
上述の物理量検出装置において、
レジスターと、
前記比較回路が前記比較した結果に基づいて異常が生じていることを判定し、前記判定の結果が異常である場合に前記レジスターにエラー情報を書き込む、異常判定回路と、
を備えてもよい。
本適用例によれば、他の回路ブロックや装置でエラー情報を容易に利用できる。
[適用例7]
上述の物理量検出装置であって、
前記比較回路が前記比較した結果に基づいて異常が生じていることを判定し、前記判定の結果が異常である場合に外部にエラー情報信号を出力する異常判定回路を備えてもよい。
本適用例によれば、他の回路ブロックや装置でエラー信号を容易に利用できる。
[適用例6]
本適用例に係る電子機器は、
上述のいずれかの複合スイッチ回路を含む、電子機器である。
本適用例によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路を含んでいるので、信頼性の高い用途に適した電子機器を実現できる。
[適用例7]
本適用例に係る移動体は、
上述のいずれかの複合スイッチ回路を含む、移動体である。
本適用例によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路を含んでいるので、信頼性の高い用途に適した移動体を実現できる。
第1実施形態の複合スイッチ回路の回路図である。 第2実施形態の複合スイッチ回路の回路図である。 第3実施形態の複合スイッチ回路の回路図である。 第4実施形態の複合スイッチ回路の回路図である。 第1実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図である。 ジャイロセンサー素子の振動片の平面図である。 ジャイロセンサー素子の動作について説明するための図である。 ジャイロセンサー素子の動作について説明するための図である。 第2実施形態の角速度検出装置の構成例を示す図である。 第3実施形態の物理量検出装置の機能ブロック図である。 本実施形態に係る電子機器の機能ブロック図である。 電子機器の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。 本実施形態に係る移動体の一例を示す図(上面図)である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて詳細に説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.複合スイッチ回路
1−1.第1実施形態
図1は、第1実施形態の複合スイッチ回路90の回路図である。
本実施形態の複合スイッチ回路90は、入力端INと出力端OUTとを備えている。図1に示される例では、複合スイッチ回路90は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2および第3スイッチSW3を含むスイッチ部900と、制御回路920と、比較回路930と、を含んで構成されている。
第1スイッチSW1は、第1端子901と第2端子902とを含み、第1端子901が入力端INに接続さている。
第2スイッチSW2は、第3端子903と第4端子904とを含み、第3端子903が第2端子902と接続され、第4端子904が出力端OUTに接続されている。
第3スイッチSW3は、第5端子905と第6端子906とを含み、第5端子905が、第2端子902と第3端子903とが接続されている第1ノードN1に接続され、第6
端子906が、第2ノードN2に接続されている。図1に示される例では、第2ノードN2は接地電位に接続されているが、これに限らず、他の固定電位であってもよい。
制御回路920は、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2をOFFに切り替え、第3スイッチSW3をONに切り替えるための第1制御と、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2をONに切り替え、第3スイッチSW3をOFFに切り替えるための第2制御と、を行う。制御回路920が、第1制御を行うことによって、入力端INと出力端OUTとの間をOFFにでき、第2制御を行うことによって、入力端INと出力端OUTとの間をONにできる。
図1に示される例では、制御回路920は、制御信号S1によって第1スイッチSW1および第2スイッチSW2を制御し、制御信号S2によって第3スイッチSW3を制御している。また、図1に示される例では制御回路920は、基準クロック信号の入力を受け付けて基準電圧と比較することで制御信号S1を生成するコンパレーター921と、制御信号S1を反転して制御信号S2を生成するインバーター922と、を含んで構成されている。
比較回路930は、少なくとも第1制御が行われている期間において、第1ノードN1の電圧と第2ノードN2の電圧とを比較し、比較信号93を出力する。比較回路930は、第1ノードN1の電圧と第2ノードN2との間の電圧が基準値以上である場合にはハイレベルを出力し、基準値未満である場合にはローレベルを出力する。
本実施形態によれば、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が正常な場合には、第1ノードN1と第2ノードN2との間の電圧は小さく、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の少なくとも一方がONで固着している場合には、第1ノードN1と第2ノードN2との間の電圧は大きくなる。したがって、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路90を実現できる。
1−2.第2実施形態
図2は、第2実施形態の複合スイッチ回路90aの回路図である。第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
複合スイッチ回路90aは、スイッチ部900と、制御回路920aと、比較回路930と、を含んで構成されている。
制御回路920aは、第2ノードN2に、周期的に変化する電圧を印加する。図2に示される例では、制御回路920aは、第2ノードN2に、周期的に変化する電圧信号である制御信号S3を出力する。また、図2に示される例では、制御回路920aは、制御信号S1を2分周する分周回路923を含んで構成されている。分周回路923の分周比は、特に限定されない。
本実施形態によれば、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の少なくとも一方がONで固着している場合に、第2ノードNと入力端INまたは出力端OUTとの間の電圧が偶発的に小さくなる場合においても、第2ノードN2の電圧が変化することで、第1ノードN1と第2ノードN2との間の電圧はいずれ大きくなる。したがって、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の故障の少なくとも一部を精度よく検出できる複合スイッチ回路90aを実現できる。
1−3.第3実施形態
図3は、第3実施形態の複合スイッチ回路90bの回路図である。第1実施形態と同様
の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
複合スイッチ回路90bは、スイッチ部900と、制御回路920bと、比較回路930と、を含んで構成されている。
制御回路920bは、第2ノードN2に、第1制御が行われている期間内に周期的に変化する電圧を印加する。図3に示される例では、制御回路920bは、第2ノードN2に、第1制御が行われている期間内に周期的に変化する電圧信号である制御信号S4を出力する。また、図3に示される例では、制御回路920bは、制御信号S1の位相を90度遅らせる移相回路924を含んで構成されている。
本実施形態によれば、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の少なくとも一方がONで固着している場合に、第2ノードN2と入力端INまたは出力端OUTとの間の電圧が偶発的に小さくなる場合においても、第1制御が行われている期間内に第2ノードN2の電圧が変化することで、第1ノードN1と第2ノードN2との間の電圧は第1制御が行われている期間内にいずれ大きくなる。したがって、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の故障の少なくとも一部を精度よく検出できる複合スイッチ回路90bを実現できる。
1−4.第4実施形態
図4は、第4実施形態の複合スイッチ回路90cの回路図である。
本実施形態の複合スイッチ回路90cは、第1入力端IN1と、第2入力端IN2と、第1出力端OUT1と、第2出力端OUT2とを備える複合スイッチ回路90cである。図4に示される例では、複合スイッチ回路90cは、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2および第3スイッチSW3を含むスイッチ部900と、第4スイッチSW4、第5スイッチSW5および第6スイッチSW6を含むスイッチ部900aと、制御回路920cと、比較回路930aと、を含んで構成されている。
第1スイッチSW1は、第1端子901と第2端子902とを含み、第1端子901が第1入力端IN1に接続さている。
第2スイッチSW2は、第3端子903と第4端子904とを含み、第3端子903が第2端子902と接続され、第4端子904が第1出力端OUT1に接続されている。
第3スイッチSW3は、第5端子905と第6端子906とを含み、第5端子905が、第2端子902と第3端子903とが接続されている第1ノードN1に接続され、第6端子906が、第2ノードN2に接続されている。
第4スイッチSW4は、第7端子907と第8端子908とを含み、第7端子907が第2入力端IN2に接続さている。
第5スイッチSW5は、第9端子909と第10端子910とを含み、第9端子909が第8端子908と接続され、第10端子910が第2出力端OUT2に接続されている。
第6スイッチSW6は、第11端子911と第12端子912とを含み、第11端子911が、第8端子908と第9端子909とが接続されている第3ノードN3に接続され、第12端子912が、第4ノードN4に接続されている。
制御回路920cは、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2をOFFに切り替え、第3スイッチSW3をONに切り替えるための第1制御と、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2をONに切り替え、第3スイッチSW3をOFFに切り替えるための第2制御と、第4スイッチSW4および第5スイッチSW5をOFFに切り替え、第6スイッチSW6をONに切り替えるための第3制御と、第4スイッチSW4および第5スイッチSW5をONに切り替え、第6スイッチSW6をOFFに切り替えるための第4制御と、を行う。制御回路920が、第1制御を行うことによって、第1入力端IN1と第1出力端OUT1との間をOFFにでき、第2制御を行うことによって、第1入力端IN1と第1出力端OUT1との間をONにできる。また、制御回路920が、第3制御を行うことによって、第2入力端IN2と第2出力端OUT2との間をOFFにでき、第4制御を行うことによって、第2入力端IN2と第2出力端OUT2との間をONにできる。
図4に示される例では、制御回路920cは、制御信号S1によって第1スイッチSW1および第2スイッチSW2を制御し、制御信号S2によって第3スイッチSW3を制御し、制御信号S5によって第4スイッチSW4および第5スイッチSW5を制御し、制御信号S6によって第6スイッチSW6を制御している。また、図4に示される例では制御回路920cは、基準クロック信号の入力を受け付けて基準電圧と比較することで制御信号S1を生成するコンパレーター921と、制御信号S1を反転して制御信号S2を生成するインバーター922と、制御信号S1の位相を90度遅らせて制御信号S5を生成する移相回路925と、制御信号S5を反転して制御信号S6を生成するインバーター926と、を含んで構成されている。
比較回路930aは、少なくとも第1制御および第3制御が行われている期間において、第1ノードN1の電圧と第3ノードN3の電圧とを比較し、比較信号93aを出力する。比較回路930aは、第1ノードN1の電圧と第3ノードN3との間の電圧が基準値以上である場合にはハイレベルを出力し、基準値未満である場合にはローレベルを出力する。
本実施形態によれば、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2が正常な場合には、第1ノードN1と第2ノードN2との間の電圧は小さく、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の少なくとも一方がONで固着している場合には、第1ノードN1と第2ノードN2との間の電圧は大きくなる。また、第4スイッチSW4および第5スイッチSW5が正常な場合には、第3ノードN3と第4ノードN4との間の電圧は小さく、第4スイッチSW4および第5スイッチSW5の少なくとも一方がONで固着している場合には、第3ノードN3と第4ノードN4との間の電圧は大きくなる。その結果、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第4スイッチSW4および第5スイッチSW5のいずれかがONで固着している場合には、第1ノードN1と第3ノードN3との間の電圧が大きくなる。したがって、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第4スイッチSW4および第5スイッチSW5の故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路90cを実現できる。
2.物理量検出装置
2−1.第1実施形態
以下では、物理量として角速度を検出する物理量検出装置(角速度検出装置)を例にとり説明するが、本発明は、角速度、加速度、地磁気、圧力等の様々な物理量のいずれかを検出することができる装置に適用可能である。
図5は、第1実施形態の角速度検出装置1の構成例を示す図である。角速度検出装置1は、複合スイッチ回路90を含む同期検波回路を備えている。
第1実施形態の角速度検出装置1は、ジャイロセンサー素子100と角速度検出回路4(物理量検出回路の一例)を含んで構成されている。
ジャイロセンサー素子100(振動子の一例)は、駆動電極と検出電極が配置された振動片が不図示のパッケージに封止されて構成されている。一般的に、振動片のインピーダンスをできるだけ小さくして発振効率を高めるためにパッケージ内の気密性が確保されている。
ジャイロセンサー素子100の振動片は、例えば、水晶(SiO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)、ニオブ酸リチウム(LiNbO)等の圧電単結晶やジルコン酸チタン酸鉛(PZT)等の圧電セラミックスなどの圧電性材料を用いて構成してもよいし、シリコン半導体の表面の一部に、駆動電極に挟まれた酸化亜鉛(ZnO)、窒化アルミニウム(AlN)等の圧電薄膜を配置した構造であってもよい。
本実施形態では、ジャイロセンサー素子100は、T型の2つの駆動振動腕を有するいわゆるダブルT型の振動片により構成される。ただし、ジャイロセンサー素子100の振動片は、例えば、音叉型であってもよいし、三角柱、四角柱、円柱状等の形状の音片型であってもよい。
図6は、本実施形態のジャイロセンサー素子100の振動片の平面図である。
本実施形態のジャイロセンサー素子100は、Zカットの水晶基板により形成されたダブルT型の振動片を有する。水晶を材料とする振動片は、温度変化に対する共振周波数の変動が極めて小さいので、角速度の検出精度を高めることができるという利点がある。なお、図6におけるX軸、Y軸、Z軸は水晶の軸を示す。
図6に示すように、ジャイロセンサー素子100の振動片は、2つの駆動用基部104a、104bからそれぞれ駆動振動腕101a、101bが+Y軸方向および−Y軸方向に延出している。駆動振動腕101aの側面および上面にはそれぞれ駆動電極112および113が形成されており、駆動振動腕101bの側面および上面にはそれぞれ駆動電極113および112が形成されている。駆動電極112、113は、それぞれ、図1に示した角速度検出回路4の外部出力端子11、外部入力端子12を介して駆動回路20に接続される。
駆動用基部104a、104bは、それぞれ−X軸方向と+X軸方向に延びる連結腕105a、105bを介して矩形状の検出用基部107に接続されている。
検出振動腕102は、検出用基部107から+Y軸方向および−Y軸方向に延出している。検出振動腕102の上面には検出電極114および115が形成されており、検出振動腕102の側面には共通電極116が形成されている。検出電極114、115は、それぞれ、図1に示した角速度検出回路4の外部入力端子13、14を介して検出回路30に接続される。また、共通電極116は接地される。
駆動振動腕101a、101bの駆動電極112と駆動電極113との間に駆動信号として交流電圧が与えられると、図7に示すように、駆動振動腕101a、101bは逆圧電効果によって矢印Bのように、2本の駆動振動腕101a、101bの先端が互いに接近と離間を繰り返す屈曲振動(励振振動)をする。
この状態で、ジャイロセンサー素子100の振動片にZ軸を回転軸とした角速度が加わると、駆動振動腕101a、101bは、矢印Bの屈曲振動の方向とZ軸の両方に垂直な
方向にコリオリの力を得る。その結果、図8に示すように、連結腕105a、105bは矢印Cで示すような振動をする。そして、検出振動腕102は、連結腕105a、105bの振動(矢印C)に連動して矢印Dのように屈曲振動をする。このコリオリ力に伴う検出振動腕102の屈曲振動と駆動振動腕101a、101bの屈曲振動(励振振動)とは位相が90°ずれている。
ところで、駆動振動腕101a、101bが屈曲振動(励振振動)をするときの振動エネルギーの大きさまたは振動の振幅の大きさが2本の駆動振動腕101a、101bで等しければ、駆動振動腕101a、101bの振動エネルギーのバランスがとれており、ジャイロセンサー素子100に角速度がかかっていない状態では検出振動腕102は屈曲振動しない。ところが、2つの駆動振動腕101a、101bの振動エネルギーのバランスがくずれると、ジャイロセンサー素子100に角速度がかかっていない状態でも検出振動腕102に屈曲振動が発生する。この屈曲振動は漏れ振動と呼ばれ、コリオリ力に基づく振動と同様に矢印Dの屈曲振動であるが、駆動信号とは同位相である。
そして、圧電効果によってこれらの屈曲振動に基づいた交流電荷が、検出振動腕102の検出電極114、115に発生する。ここで、コリオリ力に基づいて発生する交流電荷は、コリオリ力の大きさ(言い換えれば、ジャイロセンサー素子100に加わる角速度の大きさ)に応じて変化する。一方、漏れ振動に基づいて発生する交流電荷は、ジャイロセンサー素子100に加わる角速度の大きさに関係せず一定である。
なお、駆動振動腕101a、101bの先端には、駆動振動腕101a、101bよりも幅の広い矩形状の錘部103が形成されている。駆動振動腕101a、101bの先端に錘部103を形成することにより、コリオリ力を大きくするとともに、所望の共振周波数を比較的短い振動腕で得ることができる。同様に、検出振動腕102の先端には、検出振動腕102よりも幅の広い錘部106が形成されている。検出振動腕102の先端に錘部106を形成することにより、検出電極114、115に発生する交流電荷を大きくすることができる。
以上のようにして、ジャイロセンサー素子100は、Z軸を検出軸としてコリオリ力に基づく交流電荷(検出信号)と、励振振動の漏れ振動に基づく交流電荷(漏れ信号)とを検出電極114、115を介して出力する。
図1に戻り、角速度検出回路4は、駆動回路20および検出回路30を含んで構成されている。
駆動回路20は、ジャイロセンサー素子100を励振振動させるための駆動信号21を生成し、外部出力端子11を介してジャイロセンサー素子100の駆動電極112に供給する。また、駆動回路20は、ジャイロセンサー素子100の励振振動により駆動電極113に発生する駆動信号22が外部入力端子12を介して入力され、この駆動信号22の振幅が一定に保持されるように駆動信号21の振幅レベルをフィードバック制御する。
駆動回路20は、I/V変換回路(電流電圧変換回路)210、AC増幅回路220および振幅調整回路230を含んで構成されている。
ジャイロセンサー素子100の振動片に流れた駆動電流は、I/V変換回路210によって交流電圧信号に変換される。
I/V変換回路210から出力された交流電圧信号は、AC増幅回路220および振幅調整回路230に入力される。AC増幅回路220は、入力された交流電圧信号を増幅し
、所定の電圧値でクリップさせて方形波電圧信号23を出力する。振幅調整回路230は、I/V変換回路210が出力する交流電圧信号のレベルに応じて、方形波電圧信号23の振幅を変化させ、駆動電流が一定に保持するようにAC増幅回路220を制御する。
方形波電圧信号23は、駆動信号21として外部出力端子11を介してジャイロセンサー素子100の振動片の駆動電極112に供給される。このように、ジャイロセンサー素子100は図3に示すような所定の駆動振動を継続して励振している。また、駆動電流を一定に保つことにより、ジャイロセンサー素子100の駆動振動腕101a、101bは一定の振動速度を得ることができる。そのため、コリオリ力を発生させる元となる振動速度は一定となり、感度をより安定にすることができる。
検出回路30は、外部入力端子13,14を介して、ジャイロセンサー素子100の検出電極114、115に発生する交流電荷(検出電流)31,32がそれぞれ入力され、これらの交流電荷(検出電流)に含まれる所望の成分を抽出する。
検出回路30は、チャージアンプ310,312、差動増幅回路320、AC増幅回路330、複合スイッチ回路90、積分回路360およびDC増幅回路370を含んで構成されている。
チャージアンプ310には、外部入力端子13を介してジャイロセンサー素子100の振動片の検出電極114から検出信号と漏れ信号を含む交流電荷が入力される。
同様に、チャージアンプ312には、外部入力端子14を介してジャイロセンサー素子100の振動片の検出電極115から検出信号と漏れ信号を含む交流電荷が入力される。
このチャージアンプ310および312は、それぞれ入力された交流電荷を、基準電圧Vrefを基準とした交流電圧信号に変換する。なお、Vrefは、不図示の基準電源回路により、外部から入力された外部電源に基づいて生成される。
差動増幅回路320は、チャージアンプ310の出力信号とチャージアンプ312の出力信号を差動増幅する。差動増幅回路320は、同相成分を消去し、逆相成分を加算増幅するためのものである。
AC増幅回路330は、差動増幅回路320の出力信号を増幅する。AC増幅回路330の出力信号は、複合スイッチ回路90の入力端INに入力される。このAC増幅回路330の出力信号には物理量(角速度)の大きさに応じた検出信号と、駆動信号に基づく振動の漏れ信号が含まれている。
複合スイッチ回路90は、入力端INに入力される信号に対して方形波電圧信号23に基づいて生成される制御信号S1に基づいて検出信号を同期検波して。出力端OUTを介して積分回路350に出力する。すなわち、複合スイッチ回路90は、同期検波回路として機能する。
複合スイッチ回路90の出力端OUTからの出力信号は、積分回路360で直流電圧信号に平滑化され、角速度信号36aとしてDC増幅回路370に入力される。
DC増幅回路380は、角速度信号36aを所望のレベルになるように増幅または減衰し、角速度信号37aとして外部出力端子16を介して外部に出力する。そして、外部装置(不図示)は、この角速度信号37aをモニターすることで角速度の情報を得ることができる。
異常判定回路40は、複合スイッチ回路90の比較回路930からの比較信号93に基づいて、異常の有無を判定して、判定結果に関する情報をエラー情報信号41として外部出力端子19に出力する。本実施形態においては、異常判定回路40は、比較回路930が比較信号93としてハイレベルを出力した場合に異常が生じているものと判定する。
本実施形態において、角速度検出装置1(物理量検出装置)が異常と判定された場合に、異常判定回路40が、判定結果が異常であったことを表すエラー情報信号41を外部出力端子19へ出力してもよい。これによって、他の回路ブロックや装置でエラー情報信号を容易に利用できる。
本実施形態において、角速度信号処理回路4は、レジスター43を備えている。レジスター43は、記憶されている情報をデジタル信号44として外部端子18を介して外部に出力可能に構成されている。また、異常判定回路40は、比較信号93に基づいて角速度検出装置1(物理量検出装置)が異常と判定した場合に、レジスター43にエラー情報を書き込んでもよい。図1に示される例では、異常判定回路40は、エラー情報信号42をレジスター43に出力することによって、レジスター43にエラー情報を書き込む。レジスター43を有することによって、他の回路ブロックや装置でエラー情報を容易に利用できる。
本実施形態によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路90を含んでいるので、信頼性の高い用途に適した角速度検出装置1(物理量検出装置)を実現できる。
なお、複合スイッチ回路90に代えて、複合スイッチ回路90aまたは複合スイッチ回路90bを用いた場合においても、同様の効果を奏する。
2−2.第2実施形態
図9は、第2実施形態の角速度検出装置1aの構成例を示す図である。角速度検出装置1aは、複合スイッチ回路90cを含む同期検波回路を備えている。なお、第1実施形態の角速度検出装置1と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
複合スイッチ回路90aは、第1入力端IN1に入力される信号に対して方形波電圧信号23に基づいて生成される制御信号S1に基づいて検出信号を同期検波して。第1出力端OUT1を介して積分回路360に出力する。また、複合スイッチ回路90aは、第2入力端IN2に入力される信号に対して制御信号S1位相を90度遅らせた制御信号S5に基づいて漏れ信号を同期検波して。第2出力端OUT2を介して積分回路362に出力する。すなわち、複合スイッチ回路90cは、同期検波回路として機能する。
複合スイッチ回路90cの第1出力端OUT1からの出力信号は、積分回路360で直流電圧信号に平滑化され、角速度信号36aとしてDC増幅回路370に入力される。
複合スイッチ回路90cの第2出力端OUT2からの出力信号は、積分回路362で直流電圧信号に平滑化され、漏れ信号36bとしてDC増幅回路372に入力される。
DC増幅回路380は、角速度信号36aを所望のレベルになるように増幅または減衰し、角速度信号37aとして外部出力端子16を介して外部に出力する。そして、外部装置(不図示)は、この角速度信号37aをモニターすることで角速度の情報を得ることができる。
DC増幅回路382は、漏れ信号36bを所望のレベルになるように増幅または減衰し、漏れ信号37bとして外部出力端子17を介して外部に出力する。そして、外部装置(不図示)は、この漏れ信号37bを監視することで、ジャイロセンサー素子100の故障や断線等の故障の有無を判定することができる。
異常判定回路40aは、複合スイッチ回路90cの比較回路930aからの比較信号93aに基づいて、異常の有無を判定して、判定結果に関する情報をエラー情報信号41aとして外部出力端子19に出力する。本実施形態においては、異常判定回路40aは、比較回路930aがハイレベルを出力した場合に異常が生じているものと判定する。
また、異常判定回路40aは、比較信号93aに基づいて角速度検出装置1a(物理量検出装置)が異常と判定した場合に、レジスター43にエラー情報を書き込んでもよい。図9に示される例では、異常判定回路40aは、エラー情報信号42をレジスター43に出力することによって、レジスター43にエラー情報を書き込む。レジスター43を有することによって、他の回路ブロックや装置でエラー情報を容易に利用できる。
本実施形態によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路90cを含んでいるので、信頼性の高い用途に適した角速度検出装置1(物理量検出装置)を実現できる。
2−3.第3実施形態
図10は、第3実施形態の物理量検出装置1000の機能ブロック図である。第1実施形態の物理量検出装置(角速度検出装置1)と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
物理量検出装置1000は、物理量として1軸方向の角速度と2軸方向の加速度とを検出する。物理量検出装置1000は、角速度を検出する構成として、ジャイロセンサー素子100と、角速度検出回路4と、を備えている。物理量検出装置1000は、加速度を検出する構成として、検出素子400xと、検出素子400yと、加速度検出回路5と、を備えている。また、物理量検出装置1000は、温度に基づく補正を行うために、温度センサー3を備えている。
本実施形態の物理量検出装置1000は、さらに、選択回路6、ADC(Analog-to-digital converter)7、デジタル処理回路8、インターフェイス回路9および故障診断回路10を備えている。
本実施形態においては、ジャイロセンサー素子100、検出素子400xおよび検出素子400yを除く構成は、物理量検出回路(集積回路装置)2として構成されている。なお、本実施形態の物理量検出装置1000は、これらの一部の構成(要素)を省略したり、新たな構成(要素)を追加した構成としたりしてもよい。
温度センサー3は、温度に応じた温度信号408を選択回路6に出力する。
角速度検出回路4は、角速度に応じた角速度信号37aを選択回路6に出力する。また、角速度検出回路4は、エラー情報信号41を故障診断回路10に出力する。
検出素子400xおよび検出素子400yは、静電容量型の加速度検出素子で構成されている。検出素子400xは、加速度検出回路5から搬送波信号401を受け、検出した加速度に応じた検出信号402および検出信号403を加速度検出回路5に差動出力する。検出素子400yは、加速度検出回路5から搬送波信号401を受け、検出した加速度
に応じた検出信号404および検出信号405を加速度検出回路5に差動出力する。
加速度検出回路5は、検出信号402〜405に基づいて、加速度に応じた加速度信号406を選択回路6に出力する。また、加速度検出回路5は、加速度検出回路5内で生じた異常に関する情報をエラー情報信号407として故障診断回路10に出力する。
選択回路6は、入力される信号から1つを順次選択して信号409としてADC7に出力する。
ADC7は、入力される信号をデジタル信号に変換して信号410としてデジタル処理回路8に出力する。
デジタル処理回路8は、入力される信号に対して種々のデジタル処理を行って信号411としてインターフェイス回路9に出力する。デジタル処理としては、例えば、フィルター処理や温度特性を補正する処理などを行ってもよい。
故障診断回路10は、入力される信号に基づいて、角速度検出回路4、加速度検出回路5、ジャイロセンサー素子100、検出素子400xおよび検出素子400yの少なくともいずれかで異常が発生しているか否かを判定して、判定結果を信号412としてインターフェイス回路9に出力する。
インターフェイス回路9は、入力される信号を所定の通信フォーマットに変換して信号413として外部に出力する。
第3実施形態の物理量検出装置1000においても、第1実施形態と同様の理由により同様の効果を奏する。また、角速度検出回路4に代えて角速度検出回路4aを用いた場合においても、同様の効果を奏する。
3.電子機器
図11は、本実施形態に係る電子機器500の機能ブロック図である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る電子機器500は、複合スイッチ回路90を含む角速度検出回路4(物理量検出回路)を備えている角速度検出装置1(物理量検出装置)を含む電子機器500である。図11に示される例では、電子機器500は、角速度検出装置1、CPU(Central Processing Unit)520、操作部530、ROM(Read Only Memory)540、RAM(Random Access Memory)550、通信部560、表示部570、音出力部580を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る電子機器500は、図11に示される構成要素(各部)の一部を省略または変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
CPU520は、ROM540等に記憶されているプログラムに従い、不図示のクロック信号生成回路が出力するクロックパルスを用いて各種の計算処理や制御処理を行う。具体的には、CPU520は、操作部530からの操作信号に応じた各種の処理、外部とデータ通信を行うために通信部560を制御する処理、表示部570に各種の情報を表示させるための表示信号を送信する処理、音出力部580に各種の音を出力させる処理等を行う。
操作部530は、操作キーやボタンスイッチ等により構成される入力装置であり、ユーザーによる操作に応じた操作信号をCPU520に出力する。
ROM540は、CPU520が各種の計算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。
RAM550は、CPU520の作業領域として用いられ、ROM540から読み出されたプログラムやデータ、操作部530から入力されたデータ、CPU520が各種プログラムにしたがって実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部560は、CPU520と外部装置との間のデータ通信を成立させるための各種制御を行う。
表示部570は、LCD(Liquid Crystal Display)や電気泳動ディスプレイ等により構成される表示装置であり、CPU520から入力される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。
そして、音出力部580は、スピーカー等の音を出力する装置である。
CPU520は、角速度検出装置1に何らかの異常があったことを表すエラー信号を角速度検出装置1から受信した場合に、異常が発生した箇所を特定するために、上述した第1実施形態の角速度信号処理回路4または第2実施形態の角速度信号処理回路4aによって、スイッチの少なくとも一部に異常が生じているか否かを異常判定回路40に判定するよう命令するコマンドを、角速度検出装置1に対して送信してもよい。
本実施形態に係る電子機器500によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路90を含んでいるので、信頼性の高い用途に適した電子機器500を実現することができる。複合スイッチ回路90に代えて、複合スイッチ回路90、90a、90bまたは90cを用いた場合においても、同様の効果を奏する。
電子機器500としては種々の電子機器が考えられる。例えば、パーソナルコンピューター(例えば、モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター、タブレット型パーソナルコンピューター)、携帯電話機などの移動体端末、ディジタルカメラ、インクジェット式吐出装置(例えば、インクジェットプリンター)、ルーターやスイッチなどのストレージエリアネットワーク機器、ローカルエリアネットワーク機器、移動体端末基地局用機器、テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ゲーム用コントローラー、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS(point of sale)端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、電力計、フライトシミュレーター、ヘッドマウントディスプレイ、モーショントレース、モーショントラッキング、モーションコントローラー、PDR(歩行者位置方位計測)等が挙げられる。
図12は、電子機器500の一例であるスマートフォンの外観の一例を示す図である。電子機器500であるスマートフォンは、操作部530としてボタンを、表示部570としてLCDを備えている。そして、電子機器500であるスマートフォンは、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路90を含んでいるので、信頼性の高い用途に適した電子機器500を実現することができる。
4.移動体
図13は、本実施形態に係る移動体600の一例を示す図(上面図)である。なお、上述された各実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態に係る移動体600は、複合スイッチ回路90を含む角速度検出回路4(物理量検出回路)を備えている物理量検出装置1000を含む移動体400である。また、図13に示される例では、移動体600は、エンジンシステム、ブレーキシステム、キーレスエントリーシステム等の各種の制御を行うコントローラー620、コントローラー630、コントローラー640、バッテリー650およびバックアップ用バッテリー660を含んで構成されている。なお、本実施形態に係る移動体600は、図13に示される構成要素(各部)の一部を省略または変更してもよいし、他の構成要素を付加した構成としてもよい。
本実施形態に係る移動体600によれば、スイッチの故障の少なくとも一部を検出できる複合スイッチ回路90を含んでいるので、信頼性の高い用途に適した移動体600を実現することができる。複合スイッチ回路90に代えて、複合スイッチ回路90、90a、90bまたは90cを用いた場合においても、同様の効果を奏する。
このような移動体600としては種々の移動体が考えられ、例えば、自動車(電気自動車も含む)、ジェット機やヘリコプター等の航空機、船舶、ロケット、人工衛星等が挙げられる。
本発明は本実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
1…角速度検出装置、2…物理量検出回路(集積回路装置)、3…温度センサー、4,4a…角速度検出回路、5…加速度検出回路、6…選択回路、7…ADC、8…デジタル処理回路、9…インターフェイス回路、10…故障診断回路、11,16〜19…外部出力端子、12〜14…外部入力端子、20…駆動回路、21,22…駆動信号、23…方形波電圧信号、30,30a…検出回路、31,32…交流電荷(検出電流)、36a,37a…角速度信号、36b,37b…漏れ信号、40,40a…異常判定回路、41,41a…エラー情報信号、42,42a…書き込み信号、43…レジスター、44…デジタル信号、90,90a,90b,90c…複合スイッチ回路、93,93a…比較信号、100…ジャイロセンサー素子、101a〜101b…駆動振動腕、102…検出振動腕、103…錘部、104a〜104b…駆動用基部、105a〜105b…連結腕、106…錘部、107…検出用基部、112〜113…駆動電極、114〜115…検出電極、116…共通電極、210…I/V変換回路(電流電圧変換回路)、220…AC増幅回路、230…振幅調整回路、310,312…チャージアンプ、320…差動増幅回路、330…AC増幅回路、360,362…積分回路、370,372…DC増幅回路、400x,400y…検出素子、401…搬送波信号、402〜405…検出信号、40
6…加速度信号、407…エラー情報信号、408…温度信号、409〜413…信号、500…電子機器、520…CPU、530…操作部、540…ROM、550…RAM、560…通信部、570…表示部、580…音声出力部、600…移動体、620…コントローラー、630…コントローラー、640…コントローラー、650…バッテリー、660…バックアップ用バッテリー、900,900a…スイッチ部、901…第1端子、902…第2端子、903…第3端子、904…第4端子、905…第5端子、906…第6端子、907…第7端子、908…第8端子、909…第9端子、910…第10端子、911…第11端子、912…第12端子、920,920a,920b,920c…制御回路、921…コンパレーター、922…インバーター、923…分周回路、924…移相回路、925…移相回路、926…インバーター、930,930a…比較回路、IN…入力端、IN1…第1入力端、IN2…第2入力端、N1…第1ノード、N2…第2ノード、N3…第3ノード、N4…第4ノード、OUT…出力端、OUT1…第1出力端、OUT2…第2出力端、S1…制御信号、S2…制御信号、S3…制御信号、S4…制御信号、S5…制御信号、S6…制御信号、SW1…第1スイッチ、SW2…第2スイッチ、SW3…第3スイッチ、SW4…第4スイッチ、SW5…第5スイッチ、SW6…第6スイッチ、1000…物理量検出装置

Claims (9)

  1. 入力端と出力端とを備える複合スイッチ回路であって、
    第1端子と第2端子とを含み、前記第1端子が前記入力端に接続さている第1スイッチと、
    第3端子と第4端子とを含み、前記第3端子が前記第2端子と接続され、前記第4端子が前記出力端に接続されている第2スイッチと、
    第5端子と第6端子とを含み、前記第5端子が、前記第2端子と前記第3端子とが接続されている第1ノードに接続され、前記第6端子が、第2ノードに接続されている第3スイッチと、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをOFFに切り替え、前記第3スイッチをONに切り替えるための第1制御と、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをONに切り替え、前記第3スイッチをOFFに切り替えるための第2制御と、
    を行う制御回路と、
    少なくとも前記第1制御が行われている期間において、前記第1ノードの電圧と前記第2ノードの電圧とを比較する比較回路と、
    を備えている、複合スイッチ回路。
  2. 請求項1に記載の複合スイッチ回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第2ノードに、周期的に変化する電圧を印加する、複合スイッチ回路。
  3. 請求項2に記載の複合スイッチ回路であって、
    前記制御回路は、
    前記第2ノードに、前記第1制御が行われている期間内に周期的に変化する電圧を印加する、複合スイッチ回路。
  4. 第1入力端と、第2入力端と、第1出力端と、第2出力端とを備える複合スイッチ回路であって、
    第1端子と第2端子とを含み、前記第1端子が前記第1入力端に接続さている第1スイッチと、
    第3端子と第4端子とを含み、前記第3端子が前記第2端子と接続され、前記第4端子が前記第1出力端に接続されている第2スイッチと、
    第5端子と第6端子とを含み、前記第5端子が、前記第2端子と前記第3端子とが接続されている第1ノードに接続され、前記第6端子が、第2ノードに接続されている第3スイッチと、
    第7端子と第8端子とを含み、前記第7端子が前記第2入力端に接続さている第4スイッチと、
    第9端子と第10端子とを含み、前記第9端子が前記第8端子と接続され、前記第10端子が前記第2出力端に接続されている第5スイッチと、
    第11端子と第12端子とを含み、前記第11端子が、前記第8端子と前記第9端子とが接続されている第3ノードに接続され、前記第12端子が、第4ノードに接続されている第6スイッチと、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをOFFに切り替え、前記第3スイッチをONに切り替えるための第1制御と、
    前記第1スイッチおよび前記第2スイッチをONに切り替え、前記第3スイッチをOFFに切り替えるための第2制御と、
    前記第4スイッチおよび前記第5スイッチをOFFに切り替え、前記第6スイッチをONに切り替えるための第3制御と、
    前記第4スイッチおよび前記第5スイッチをONに切り替え、前記第6スイッチをOFFに切り替えるための第4制御と、
    を行う制御回路と、
    少なくとも前記第1制御および前記第3制御が行われている期間において、前記第1ノードの電圧と前記第3ノードの電圧とを比較する比較回路と、
    を備えている、複合スイッチ回路。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の複合スイッチ回路を含む同期検波回路を備えている、物理量検出装置。
  6. 請求項5に記載の物理量検出装置であって、
    レジスターと、
    前記比較回路が前記比較した結果に基づいて異常が生じていることを判定し、前記判定の結果が異常である場合に前記レジスターにエラー情報を書き込む、異常判定回路と、
    を備える、物理量検出装置。
  7. 請求項5に記載の物理量検出装置であって、
    前記比較回路が前記比較した結果に基づいて異常が生じていることを判定し、前記判定の結果が異常である場合に外部にエラー情報信号を出力する異常判定回路を備える、物理量検出装置。
  8. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の複合スイッチ回路を含む、電子機器。
  9. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の複合スイッチ回路を含む、移動体。
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