JP2002309694A - 組立ブロック、及び、梁兼用の中空柱、連結ジョイント、目地具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】軽量で持ち運びが容易で壊れ難く、組立て連結
も簡単で塀や垣根、仕切、間仕切など多様な組付けパタ
ーンの壁面を、美観を整えて強固に構築することができ
るとともに、壁面が一部破損をした修復でも、模様替
え、移設などを日曜大工程度の技術で施工できるように
する。 【解決の手段】肉抜き窓１０を有した二枚の外枠２背面
の嵌入溝１３に固着穴１９をもつネジ受１８を有した角
支持プレート３と中支持プレート４を嵌入し両外枠２正
面部、化粧外板取付け面７の固着皿穴９からネジ６で固
着穴１９に固着することで空箱形状のブロック基体を形
成する、両化粧外板取付け面７の嵌入穴８に化粧外板５
背面より係コブ２１、抜け止穴２２を有した係止２０が
符合して嵌着されブロック基体の組立部を隠し外面を装
飾する構造で組立られ、分解も連結もできる組立ブロッ
ク１を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、敷地境界、家屋廻
りの仕切塀、垣根、花壇、屋内の間仕切などに使用され
る組立ブロック、及び、梁兼用の中空柱、連結ジョイン
ト、目地具である。

【０００２】従来、この種のブロックは、セメント製、
煉瓦、石材などが一般的に知られてはいるが、近年では
合成樹脂を用いて、二個の箱体を嵌合一体化されたも
の、また、四方の側壁から形成された角筒状の中枠、両
側から面部材を係合せ装着するものがある。（例えば、
実開平６−６７７３１号、及び、特開平５−１４８９２
１号、広報参照）

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のブロックなど
は、セメント製、煉瓦、石材で重量が重く、材質的にも
軽量化が図り難く、衝撃などの外力を受けると脆く欠け
易く、取り扱い難いこと、また、塀や垣根、仕切などを
構築するには熟練した技術と経験、それに多大な労力と
時間を要しなければ見栄を整えた壁面の施工が困難であ
り、まして日曜大工程度の技術で組み付け施工ができる
ものではなかった。

【０００４】また、従来のブロックを使った塀や垣根な
どの壁面が一部破損や亀裂を生じ交換、取替えをする場
合に、セメントの目地部とブロックを破壊して鉄筋を切
断し、これらを取り除く、又、復旧完成させるために多
大な労力と時間と手間を要すること。

【０００５】近年のプラスチック製ブロックでは、表面
板と枠材が一体成形された、二個の箱体を結合して密閉
された箱形状のブロックであるため、複数個を用いて壁
面を施工する場合に位置合せの係穴や連結穴がなく、ま
た、ブロック内部に手を入れて固定作業ができないため
連結施工が困難であり、見栄を整えた壁面施工がし難
い。

【０００６】また、上記プラスチック製ブロックでは、
表面板が網目状で固定された形であり内部に雨水や塵芥
などが侵入し、雨水が枠材接合部に浸透し氷結した場合
に接合部が分解する欠点を有している。

【０００７】また、合成樹脂を用いたブロックでは、複
数個のブロックを連結して塀や仕切など壁面を施工した
場合に、温度変化による伸縮を吸収できない欠点を有し
ているため温度変化の少ない場所の使用に限られ用途限
定の機構である、また、壁面の一部支持枠破損の修復で
は係合部が突起して係合つているた広範囲の分解修復作
業を要しなければならない煩わしさがある。

【０００８】本発明は、従来のブロックが有していた、
上記の問題点を解消し、日曜大工程度の技術で塀や垣
根、仕切などの壁面の施工が特殊な機械、道具を用いず
家族施工が容易に見栄えを整えた壁面を強固に構築でき
るとともに壁面の一部破損修復、模様替え、移設など分
解修復も簡易に施工できることを目的として提供するも
のである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上記、目的を達成するた
めに、本発明の組立ブロックにおいては、軽量にした二
枚の外枠、背面の嵌入溝に角支持プレートと中支持プレ
ートを差し込み外枠で挟み付け両外枠正面部よりネジで
角支持プレートと中支持プレートが有するネジ受の固着
穴に締付け固着することで空箱形状の組立ブロック、ブ
ロック基体が形成される、このブロック基体の両外枠正
面部に有した化粧外板取付け面の嵌入穴に化粧外板の背
面に突起した係止が符合して押し込まれ嵌着される構造
のため簡単に組立ができ、また、分解も簡単に出来るよ
うにしたものである。

【００１０】また、組立ブロックの連結には、角支持プ
レート、及び、中支持プレートの板面が抜け止め起伏状
をなした板面に貫通した係止穴と固定穴を有して隣接す
る組立ブロックの係止穴と固定穴が符合するもので係止
穴に連結ジョイントを通し係止することで連結ジョイン
トの抜け止係と支持プレートの抜け止が噛み合い連結さ
れる、更に、連結を強固にするために固定穴にネジを通
し締付けて連結ができる構造である。なお、温度変化の
少ない場所の壁面の施工では固定穴のネジ締付けだけの
連結でもよい。

【００１１】また、組立ブロックの連結補強、及び、壁
面最終端部止めは、組立ブロックの両外枠の外周端部が
後述する梁兼用の中空柱に有した掛り縁に差し込まれ係
止穴、固定穴にネジを通し締付けて固着連結できる構造
でもある。

【００１２】上記、目的を達成するために、本発明の梁
兼用の中空柱においては，略四角形のパイプ直管で外面
四隅角部に、上記、組立ブロックの両外枠、外周端部が
簡単に差し込まれる掛り縁を有して、組立ブロックの連
結で塀や垣根、仕切などの壁面を構築する場合いに用い
られ、基礎梁や中間梁、笠木梁、及び、止柱や中間補強
柱、角柱などに使われ基準面の簡易性、壁面強度の増
強、作業時間の短縮ができる構造とパイプ内面のビス溝
はピンを差し込みパイプ延長の位置決めができるととも
に最終端の蓋止めもできる構造である。

【００１３】上記、目的を達成するために、本発明の連
結ジョイントは、長四角形の板状で長手方向両端寄りの
巾方向片端面から凹状に切り込まれた係り溝がありこの
溝の側面に鋸歯状の抜け止係りをなし、また、係り溝外
端の両板面に凸状の膨らんだ嵌入コブの抜け止めを有し
た形で、上記、組立ブロックの平・底面部、左・右側面
部に有した係止穴に嵌入係止され抜け止係が抜け止と咬
み合って嵌着されるもので、組立ブロックの連結に用い
位置揃え合わせて隣接する組立ブロックの隙間を均一に
揃え見栄えを整えた壁面を簡易に構築できる構造であ
る。

【００１４】上記、目的を達成するために、本発明の目
地具は、略Ω（オーム）形状の帯板で、巾方向の略中央
部に膨らんだブロック当りをなし、両裾に長手方向に並
行に繋がった平板の差し込み部からなり、上記、組立ブ
ロックの塀や垣根、仕切など連結部の隙間に差し込み、
温度変化による組立ブロックに伸縮の歪をブロック当り
が吸収して隙間を隠す構造である。

【００１５】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、一実施例
にもとづき図面を参照して説明する。図１において、組
立ブロック１の分解斜視図である。ネジ６以外は全てプ
ラスチックを材料に用い金型にて射出成形、又は、真空
成形やプレス成形などで成形された、二枚の外枠２、数
個の角支持プレート３、数枚の中支持プレート４、二枚
の化粧外板とネジ６数個で構成される組立ブロック１で
ある。この組立ブロックの対向する部材は同一形状で、
略長四角形状の外枠２の背面に周設された補強リブ１
２、嵌入溝１３、内縁１５の嵌入溝１３の四隅角部に平
板を直角に曲げた角支持プレート３嵌入し、長手方向略
中心部の上・下の嵌入溝１３に略平板状の中支持プレー
ト４をそれぞれに嵌入して、この角支持プレート３と中
支持プレート４に設けられたネジ受１８の固着穴１９に
両外枠２正面の化粧外板取付け面７の固着皿穴９が符合
して固着皿穴９よりネジ６を通し両外枠２で挟みネジ６
を締付け固着することで組立ブロック１のブロック基体
をなす、両外枠２正面部は外周縁を額縁１１内周面に添
って周設した一段沈んだ面に長手方向略中心部の上・下
を繋いだ面の化粧外板取付け面７が嵌入穴８と固着皿穴
９を数箇所に有した面をみせ、この面以外は肉抜き窓１
０をなし軽量化と連結作業の開口部である。また、両外
枠２正面部に直交して装着される化粧外板５は略長四角
形状の略平板で背面に突起した係止コブ２１と抜け止穴
２２を有した係止２０が数箇所に点在する面で、この係
止２０が嵌入穴８と符合して押し込まれ装着されて組立
てられ、又、分解もできる機構の組立ブロック１であ
る。

【００１６】また、ネジ６は鋼製が望ましいが、プラス
チック製のネジ６を用いてもよい。

【００１７】また、組立ブロック１の連結は角支持プレ
ート３と中支持プレート４の板面表裏に抜け止２４の起
伏面をなし、この起伏面に貫通した固定穴１６と係止穴
１７が設けられていて隣接する組立ブロック１の固定穴
１６と係止穴１７のそれぞれが符合することで後述する
連結ジョイント３０を用いて係止穴に通し係止して連結
をすることができる。更に、固定穴１７にネジなどを通
し締め付け強固に連結固着できるものである。

【００１８】図２（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は、前記、
外枠２の一実施例を示す展開図である。（ａ）は、平面
部を示す図で、底面部は同一形状のため省略する。額縁
１１端面をみせ背面側の面に添って、面より一段出っ張
った面の補強リブ１２の上面が長手方向に両側の額縁１
１端より少し短い面をみせた形である。（ｂ）は、正面
部を示す図で、略長四角形状の表面の外周縁を額縁１１
で縁取られ、その内側に添って一段沈んだ面の化粧外板
取付け面７が廻り長手方向の略中心部を縦に繋いだ形の
面をなし、この両側の空間が肉抜き窓１０で連結作業の
とき手を入れる開口部である。化粧外板取付け面７にネ
ジ６を通す貫通したの固着皿穴９と、化粧外板５の係止
２０が嵌入される貫通した嵌入穴８が数箇所に有した面
をみせた形である。なお、額縁１１の表面部は素材着色
の平らな面でもよいが、凸凹や模様、丸みをつけた形、
シボ加工などの変化をつけた形でもよい。（ｃ）は、背
面部を示す図で、額縁１１外周端より一段内側に入った
面に補強リブ１２が全周に角縁状に出っ張った面をみ
せ、この面の略中心部に角支持レート３、中支持プレー
ト４が嵌入される凹状の嵌入溝１３が全周面に彫り込ま
れている。また、内縁１５に囲まれた内面は全面が一段
沈んだ面をなし肉抜き窓１０と、この回りに固着皿穴
９、嵌入穴８が数箇所に貫通した穴をみせた形である。
（ｄ）は、右側面部を示す図で、左側面部は同一形状の
ため省略する。外枠２右側の背面に添って、面より一段
出っ張った面の補強リブ１２の側面が、上・下方向にの
び、上・下の額縁１１端より少し短い面をなした形であ
る。

【００１９】また、外枠２の化粧外板取付け面７に貫通
した嵌入穴８にこだわるものではなく嵌入穴８は設けな
くてもよい。

【００２０】また、外枠２正面に周設された額縁１１の
縁取り形状にこだわるものではなく額縁１１をなくし平
坦な化粧外板取付け面７が外枠２正面の外周端までとし
てもよい。

【００２１】また、外枠２背面に周設された補強リブ１
２、嵌入溝１３、内縁１５は周設にこだわるものではな
く、各支持プレート３、４の嵌入される部分だけに設け
ることでもよい、また、嵌入溝１３のみを設けた形でも
よい。

【００２２】また、外枠２正面の形状は、略長四角形状
のこだわるものではなく、台形、及び、菱形や多角形、
直線と曲線を組合せた形状などとしてもよい。

【００２３】また、外枠２の材料にプラスチックを用い
ることにこだわものではなく、アルミニウム軽合金など
を用いて成形してもよい。

【００２４】図３（ａ）（ｂ）（ｃ）は、前記、角支持
プレート３の一実施例を示す展開図である。（ａ）は、
正面部を示す図で、平面部は同一形状の面のため省略す
る。略四角形状で一部分に凸凹の抜け止２４面をみせ、
巾方向の略中心上部にボトル・ネジなどを通し連結固着
する貫通した丸穴の固定穴１６、また、巾方向の左・右
端部寄りの縦方向中程に連結ジョイント３０を嵌入係止
する略四角穴の係止穴１７を有した面、また、この面の
上部両端に面巾より突起して背面よりネジ受１８が外面
をみせた形である。（ｂ）は、背面部を示す図で、底面
部は同一形状の面のため省略する。上部に角支持プレー
ト３の板厚面をみせ、この下面の奥まった隅部に板巾両
端より少し内側に切り込まれて繋がったネジ受１８が一
段下った位置から板巾両端より突起している。このネジ
受１８より下方向に略四角形状の板面をみせて凸凹の表
面をみせた抜け止２４の板面があり、この面に貫通され
た、前記、固定穴１６と、係止穴１７を有した面をみせ
た形である。（ｃ）は、右側面部を示す図で、左側面部
は同一形状の面のため省略する。略直角に折れ曲って外
面と内面の一部分に凸凹の起伏を有した抜け止２４の板
の端面をみせ、折れ曲った入隅から斜めに突き出たネジ
受１８が略鍵穴形状の端面をみせ、その中心に固着穴１
９の丸穴を有している。また、入隅から繋いだ部分は外
枠２の内縁１５と接面となるため凹に切り欠いた口面を
みせた形である。なお、略直角に折れ曲った角度は、こ
の角度に限定したものではない。

【００２５】また、角支持プレート３板面表裏に凸凹の
抜け止２４は、この形状にこだわるものではなく、片面
のみの起伏や一コブの膨んだ抜け止としてもよく、ま
た、凹んだ溝でも、貫通した穴としてもよく、平坦な面
としてもよい。

【００２６】また、角支持プレート３は、この形状にこ
だわるものではなく、折れ曲った板部と丸棒状、角棒状
で固着穴１９を有したネジ受１８が分離した形でもよ
く、又、折れ曲った板部のみの形としてもよい。

【００２７】また、角支持プレート３の材料にプラスチ
ックを用いることにこだわるものではなく、アルミニウ
ム軽合金などを用いて成形してもよい。

【００２８】図４（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は、前記、
中支持プレート４の実施例を示す展開図である。（ａ）
は、平面部を示す図で、底面部は同一形状の面のため省
略する。中支持プレート４の正・背面部の両板面の一部
分に凸凹の起伏を有した抜け止２４の板厚面をみせ、背
面部の面の略中心部に鍵穴形状のネジ受１８が板面に直
交して突起した端面をみせ固着穴１９を有した形をな
し、また、板面と繋がった位置は、外枠２の内縁１５と
接面となるため凹状に切り欠いた口面をみせた形状であ
る。（ｂ）は、正面部を示す図で、略四角形状で一部分
に凸凹の抜け止２４の表面をみせ上・下端寄りに連結ジ
ョイント３０を嵌入係止する略四角穴の係止穴１７を数
箇所に有し、高さ方向の略中心の左・右端寄りにボルト
・ネジなどを通し連結固定する、固定穴１９の丸穴が貫
通している。また、左・右方向の略中心部の上・下端部
より突起したネジ受１８が外面をみせた形である。
（ｃ）は、背面部を示す図で、略四角形状で一部分に凸
凹の起伏を有した抜け止２４の板面を有し左・右方向の
略中心部に上・下方向に繋がって、板面の端より突き出
た形のネジ受１８が外面をみせ、また、左・右の端寄り
に係止穴１７が数箇所と固定穴１６が貫通した丸穴面を
みせている形である。（ｄ）は、右側面部を示す図で、
左側面部は同一形状の面のため省略する。中支持プレー
ト４の板厚面をみせ、背面部の面に繋がったネジ受１８
が上・下端より突き出た形をみせ、また、板面とネジ受
１８を繋ぐ部分は外枠２の内縁１５と接面となるため凹
状に切り欠いた面を上・下にみせた形である。

【００２９】また、中支持プレート４板面表裏に凸凹の
起伏をした抜け止２４はこの形状にこだわるものではな
く、片面のみの起伏や一コブの膨らんだ抜け止２４とし
てもよく、また、凹んだ溝でも、貫通した穴としてもよ
く、平坦な面としてもよい。

【００３０】また、中支持プレート４は、この形状にこ
だわるものではなく、板部と丸棒状、で固着穴１９を有
したネジ受１８が分離した形でもよく、板部のみやネジ
受１８のみの形としてもよい。

【００３１】また、中支持プレート４の材料にプラスチ
ックを用いることにこだわるものではなく、アルミニウ
ム軽合金などを用いて成形してもよい。

【００３２】図５（ａ）（ｂ）（ｃ）（ｄ）は、前記、
化粧外板５の一実施例を示す展開図である。（ａ）は、
平面部を示す図で、底面部は同一形状の面のため省略す
る。化粧外板５の板厚面をみせ、背面側の面に繋がった
略四角形の係止２０が数箇所に板面に直交して突起して
いる。なお、左・右の端部寄りの係止２０は、板厚面に
係コブ２１の膨らみをみたせた形をみせ、他の係止２０
は、突起方向の略中心部に係コブ２１が巾方向全長に繋
がった板面をみせ、先端部に針金、ピンなどを通す貫通
した丸穴の抜け止穴２２を有した板面の形である。
（ｂ）は、正面部を示す図で、略長四角形の形状の面を
みせた形で、前述した、外枠２の化粧外板取り付け面７
に符合して嵌入される形状である。（ｃ）は、背面部を
示す図で、略長四角形の形状面で、板面の数箇所に係止
２０が係コブ２１の膨らみを板面にもった形をみせてい
る。（ｄ）は、右側面部を示す図で、左側面部は同一形
状の面のため省略する。化粧外板５の板厚面をみせ、背
面側の面に直交して突起して繋がった係止２０が上・下
端寄りと上・下方向の略中心部に係コブ２１を有して、
板厚側面をみせ、これら係止２０の中間部に、板面を見
せた係止２０が先端部の略中心に貫通した丸穴の抜け止
穴２２、と、突起長の中程に板巾全長に係コブ２１外面
をみせた形である。

【００３３】また、化粧外板５は、透明や不透明な材料
を用いてもよい、なお、正面部表面は平坦な素材着色の
色彩を施した面でもよいが、色、柄模様、シボ加工、凸
凹の起伏模様などの変化を施し見栄えを整えた面として
もよい。

【００３４】また、化粧外板５は、プラスチック材料に
こだわるものではなく、アルミニウム軽合金などの材料
を用いて成形してもよい。

【００３５】また、化粧外板５背面、係止２０の形状は
略四角形や両面の係コブ２１形状にこだわるものではな
く、きのこ状の円柱形の形でも、係止２０先端部に膨ら
みをもたせたクサビ状にしてもよく、片面のみの係コブ
２１や係爪などとしてもよい。

【００３６】また、化粧外板５背面、係止２０に有した
抜け止穴２２を設けてあるが、これにこだわるものでは
なく、抜け止穴２２は設けなくてもよい。

【００３７】また、化粧外板５背面に突起した係止２０
にこだわるものではなく、化粧外板５板面に貫通した穴
を数箇所に設けた形としてもよい。

【００３８】また、化粧外板５板面、形状の大きさは外
枠２の額縁１１内周面にこだわるものではなく、外枠２
の正面外周端までの大きさ形状としてもよい。

【００３９】また、化粧外板５の形状は、略長四角形状
にこだわるものではなく、台形、及び、菱形や多角形、
直線と曲線を組合せた形状などとしてもよい。

【００４０】図６においては、梁兼用の中空柱２５の一
実施例における、斜視図である。材質はプラスチックを
用い金型にて射出成形、連続押し出し成形により成形さ
れる、変形した外面の中空角パイプ構造で、外面の四隅
角部に四方向の側面から略直角に一段沈んで、階段状の
掛り縁２６を有した外面、内面は略八角形の形状で四隅
の小壁面の略中心部に略鍵穴形状のビス溝２８が彫り込
まれた面をみせて繋がった梁兼用の中空柱２５である。
なお、材質には軽量のアルミニウム軽合金などを用いて
もよい。また、四辺の外表面は素材着色の色彩を有した
平らな面でもよいが、凸凹の起伏、シボ加工、模様など
変化をもたせてもよい。

【００４１】図７（ａ）（ｂ）は、前記梁兼用の中空柱
２５の一実施例を示す展開図である。（ａ）は、平面部
を示す図で、正面部・背面部・底面部は同一形状の面の
ため省略する。左・右に伸びた面の上・下の端に並行し
て続いた二段の掛り縁２６が上・下に面をみせた形の平
面部である。（ｂ）は、右側面部を示す図で、左側面部
は同一形状の面のため省略する。変形した外面の中空角
パイプ直管で、四隅角部が四方向の面部から略直角に一
段沈んだ面の掛り縁２６が階段状の形で四隅角部に有し
た外面、内面は、略八角形状をなし四隅角部の小壁面の
略中心面部に略鍵穴状のビス溝２８が彫り込まれ繋がっ
た端面をみせた形である。

【００４２】また、梁兼用の中空柱２５内面のビス溝２
８は四箇所に限定されたものではない。

【００４３】図８においては、連結ジョイント３０の実
施例における、斜視図である。材質はプラスチックを用
い金型にて射出成形により成形された、変形した板状片
で、略長四角形の形状で長手方向の両端部寄りに丸く凸
状に膨らんだ嵌入コブ３１が板両面上に有してその直近
の中心寄りに凹状に切り込まれた係り溝３２を二個有
し、また、この係り溝３２の両側面に抜け止係り３４が
鋸歯状の形をみせた連結ジョイント３０である。

【００４４】また、連結ジョイント３０の嵌入コブ３１
は板両面上にこだわつたものではなく片板面のみの嵌入
コブ３１や爪としてもよく、平坦な板面のみとしてもよ
い。

【００４５】また、連結ジョイント３０の係り溝３２両
側面に有した抜け止係り３４の形状は鋸歯状にこだわつ
たものではなく、一コブの膨らみの抜け止係り３４や係
爪を両面、及び、片面に設けた形、又、凹状だけの平坦
な溝としてもよい。

【００４６】また、連結ジョイント３０に用いる材料
は、プラスチックに限定したものではなく、アルミニウ
ム軽合金などを用いて成形してもよい。

【００４７】図９においては、目地具３５の一実施例に
おける、斜視図である。材質はゴムまた、ポリウレタン
などを用い金型にて射出成形、連続押し出し成形により
成形され弾力性を有した材料と形状を要する。略Ω（オ
ーム）形状の端面をみせた帯板で、板巾中央部の丸みの
ついた膨らみがブロック当り３７で連なり、両側に平板
が並行して繋がった差し込み部３６が連なった形の目地
具３５である。

【００４８】図１０においては、組立ブロック他一の実
施例における、分解斜視図である。ネジ６以外は全てプ
ラスチックを材料に用い、金型にて射出成形、又は、真
空成形やプレス成形などで成形された、四角形の略平
板、化粧外板５の二枚、四角形の略平板で肉抜き窓１０
を有した外枠２の二枚、略平板を折り曲げた角支持プレ
ート３の数個、ネジ６数個で構成される組立ブロック他
一で、四角形の外枠２の背面に周設された補強リブ１
２、嵌入溝１３、内縁１５の嵌入溝１３の四隅角部に角
支持プレート３を嵌入し、この角支持プレート３に設け
られたネジ受１８の固着穴１９に両外枠２正面の化粧外
板取付け面７の固着皿穴９が符合して固着皿穴９よりネ
ジ６を通し両外枠２で挟みネジ６を締め付け固着するこ
とで四角形の空箱形状のブロック基体をなす、両外枠２
正面部は外周縁を額縁１１で縁取られ、額縁１１内周面
に添つて周設された一段沈んだ面の化粧外板取付け面７
に貫通した嵌入穴８と固着皿穴９を数箇所に有した面を
みせ、この面の内側面は空間をなした肉抜き窓１０で軽
量化と連結作業の開口部でもある、両外枠２正面部に直
交して装着される化粧外板５は背面に係コブ２１と抜け
止穴２２を有した係止２０が数箇所に突起して嵌入穴８
と符合して押し込まれ装着されて組立られ、又、分解も
できる機構の組立ブロック他一である。

【００４９】また、組立ブロック他一の連結は角支持プ
レート３の板面表裏に抜け止２４起伏面をみせ、この面
に貫通した固定穴１６と係止穴１７が併設されていて隣
接する組立ブロック他一、及び、前述した組立ブロック
１後述する組立ブロック他二の固定穴１６と係止穴１７
のそれぞれが符合することで前述した連結ジョイント３
０を用いて係止穴１７に通し係止して連結する、また、
固定穴１７にネジなどを通し締め付け強固に連結固着で
きるものである。

【００５０】また、組立ブロック他一の材料にプラスチ
ックを用いることにこだわるものではなく、アルミニウ
ム軽合金などを用いて成形してもよい。

【００５１】また、外枠２の化粧外板取付け面７に貫通
した嵌入穴８にこだわるものではなく嵌入穴８は設けな
くてもよい。

【００５２】また、外枠２正面に周設された額縁１１の
縁取り形状にこだわるものではなく額縁１１をなくし平
坦な化粧外板取付け面７が外枠２正面の外周端までとし
てもよい。

【００５３】また、外枠２背面に周設された補強リブ１
２、嵌入溝１３、内縁１５は周設にこだわるものではな
く、角支持プレート３の嵌入される部分だけに設けるこ
とでもよい、また、嵌入溝１３のみを設けた形でもよ
い。

【００５４】また、角支持プレート３板面表裏に凸凹の
抜け止２４起伏はこの形状にこだわるものではなく、片
面のみの起伏や一コブの膨らんだ抜け止２４としてもよ
く、又、凹んだ溝でも、貫通した穴としてもよく、平坦
な面としてもよい。

【００５５】また、角支持プレート３は、この形状にこ
だわるものではなく、折れ曲った板部と丸棒状、角棒状
で固着穴１９を有したネジ受１８が分離した形でもよ
く、又、折れ曲った板部のみの形でもよい。

【００５６】また、化粧外板５は、透明、不透明な材料
を用いてもよい、なお、正面部表面は平坦な素材着色の
色彩を施した面でもよいが、色、柄模様、シボ加工、凸
凹の起伏模様など変化を施し見栄えを整えた面としても
よい。

【００５７】また、化粧外板５背面、係止２０の形状は
略四角形や両面に係コブ２１の形にこだわるものではな
く、きのこ状の円柱形でも、係止２０先端部に膨らみを
もたせたクサビ状でもよく、片面のみの係コブ２１や係
爪としてもよい。

【００５８】また、化粧外板５背面に有した抜け止穴２
２を設けているが、これにこだわるものではなく、抜け
止穴２２は設けなくてもよい。

【００５９】また、化粧外板５背面に突起した係止２０
にこだわるものではなく、化粧外板５に貫通した穴を数
箇所に設けた形としてもよい。

【００６０】また、化粧外板５板面形状の大きさは、外
枠２の額縁１１内周面にこだわるものではなく、外枠２
正面の外周端までの大きさ形状としてもよい。

【００６１】また、ネジ６は鋼製が望ましいが、プラス
チック製のネジ６を用いてもよい。

【００６２】図１１においては、組立ブロック他二の実
施例における、分解斜視図である。ネジ６以外は全てプ
ラスチックを材料に用い金型にて射出成形、又は、真空
成形やプレス成形などで成形された、三角形略平板の化
粧外板５の二枚、三角形の略平板で肉抜き窓１０を有し
た外枠２の二枚、略平板を折り曲げた角支持プレート３
と略平板の先端部を折り曲げた角支持プレート３、略平
板の中支持プレート４、ネジ６で構成される組立ブロッ
ク他二で、外枠２の背面に周設された補強リブ１２、嵌
入溝１３、内縁１５の嵌入溝１３の三隅角部に角支持プ
レート３を嵌入し、底辺部中央の嵌入溝１３に中支持プ
レート４も嵌入し、これら支持プレート３，４に設けら
れたネジ受１８の固着穴１９が固着皿穴９と符合しネジ
６を通し両外枠２で挟みネジ６を締付け固着することで
三角形の空箱形状ブロック基体をなす両外枠２正面部は
三角の外周縁を額縁１１内周面に添って周設された一段
沈んだ面の化粧外板取付け面７に貫通した嵌入穴８と固
着皿穴９を数箇所に有した面をみせ、この面の内側は空
間をなした肉着される化粧外板５は背面に係コブ２１と
抜け止穴２２を有した係止２０が数箇所に突起して嵌入
穴８と符合して押し込まれ装着されて組立られ、又、分
解もできる機構の組立ブロック他二である。

【００６３】また、組立ブロック他二の連結はそれぞれ
の支持プレート３，４の板面表裏に抜け止２４起伏面を
みせ、この面に貫通した固定穴１６と係止穴１７が併設
されていて隣接する組立ブロック他二、前述した組立ブ
ロック１、組立ブロック他一などの固定穴１６と係止穴
１７のそれぞれが符合することで前述した連結ジョイン
ト３０を用いて係止穴１７に通し係止めして連結する、
また、固定穴１７にネジなどを通し締め付け強固に連結
固着できるものである。

【００６４】また、組立ブロック他二の材料にプラスチ
ックを用いることにこだわるものではなく、アルミニウ
ム軽合金などを用いて成形してもよい。

【００６５】また、外枠２の化粧外板取付け面７に貫通
した嵌入穴８にこだわるものではなく嵌入穴８は設けな
くてもよい。

【００６６】また、外枠２正面に周設された額縁１１の
縁取り形状にこだわるものではなく額縁１１をなくし平
坦な化粧外板取付け面７が外枠２正面の外周端までとし
てもよい。

【００６７】また、外枠２背面に周設された補強リブ１
２、嵌入溝１３、内縁１５は周設にこだわるものではな
く、角支持プレート３の嵌入される部分だけに設けるこ
とでもよい、また、嵌入溝１３のみを設けた形でもよ
い。

【００６８】また、角支持プレート３板面表裏に凸凹の
抜け止２４起伏はこの形状にこだわるものではなく、片
面のみの起伏や一コブの膨らんだ抜け止２４としてもよ
く、又、凹んだ溝でも、貫通した穴としてもよく、平坦
な面としてもよい。

【００６９】また、角支持プレート３は、この形状にこ
だわるものではなく、折れ曲った板部と丸棒状、角棒状
で固着穴１９を有したネジ受１８が分離した形でもよ
く、又、折れ曲った板部のみの形でもよい。

【００７０】また、化粧外板５は、透明や不透明な材料
を用いてもよい、なお、正面部表面は平坦な素材着色の
色彩を施した面でもよいが、色、柄模様、シボ加工、凸
凹の起伏模様などの変化を施し見栄えを整えた面として
もよい。

【００７１】また、化粧外板５背面、係止２０の形状は
略四角形や両面の係コブ２１の形にこだわるものではな
く、きのこ状の円柱形でも、係止２０先端部に膨らみを
もたせたクサビ状でもよく、片面のみの係コブ２１や係
爪などとしてもよい。

【００７２】また、化粧外板５背面、係止２０のに有し
た抜け止穴２２を設けてあるが、これにこだわるもので
はなく、抜け止穴２２は設けなくてもい。

【００７３】また、化粧外板５背面に突起した係止２０
にこだわるものではなく化粧外板５に貫通した穴を数箇
所に設けた形としてもよい。

【００７４】また、化粧外板５板面、形状の大きさは外
枠２の額縁１１内周面にこだわるものではなく、外枠２
正面の外周端までの大きさ形状としてもよい。

【００７５】また、ネジ６は鋼製が望ましいが、プラス
チック製のネジ６を用いてもよい。

【００７６】図１２においては、梁兼用の中空柱他一の
実施例おける、斜視図である。材質はプラスチックを用
い金型にて射出成形、連続押し出し成形により成形され
る変形した外面の中空角パイプ構造で、外面の二箇所の
角部は略直角に一段沈んだ掛り縁２６と別の二箇所の角
部は略直角で二段に沈んだ階段状の掛り縁２６をなした
外面、内面は略八角形の形状で四隅の小壁面の略中心部
に略鍵穴形状のビス溝２８が彫り込まれた面をみせて繋
がった構造で外面三方向から組立ブロック１、組立ブロ
ック他一、組立ブロック他二などを差し込め、残る外面
の一面は装飾された面をもつ梁兼用の中空柱他一であ
る。

【００７７】また、梁兼用の中空柱他一の材料にプラス
チックを用いることにこだわるものではなくアルミニウ
ム軽合金などを用いて成形してもよい。

【００７８】また、梁兼用の中空柱他一内面のビス溝２
８は四箇所に限定されたものではない。

【００７９】図１３においては、目地具他一の実施例に
おける、斜視図である。材料はプラスチックを用い金型
にて連続押し出し成形により成形され、帯板の差し込み
部３６の巾方向の略中心部から突き出た鏃状の断面をし
たブロック当り３７が直交した形で繋がっている目地具
他一である。

【００８０】

【発明の効果】本発明は、以上、説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を得ること
ができる。

【００８１】本発明の組立ブロックにおいては、材質
に、プラスチックを用いたのは、素材自体が軽量である
ことと、また、粘りを有し脆く欠け難いため取り扱いが
容易である。

【００８２】また、分解・組立構造の部材成形のため単
純小型形状で成形の時、無理抜き箇所が無く、均一な成
形で、生産性を上げることができる。

【００８３】また、対向する部材は対称な形状のため、
対向する部材を取り替えても組立ができ、なお、その場
所で上下・左右を反転させても組立ができる構造のた
め、組立の失敗がない。

【００８４】また、外枠と角支持プレート、中支持プレ
ートを組み合せ嵌入しネジを通し締め付ければ固着され
たブロック基体が作られ、このブロック基体の正・背面
部に化粧外板を嵌入装着すれば、組立ブロックである。
以上のように組立られた、組立ブロックは、中空の空洞
構造のため、軽量で持ち運び易く、取り扱いが容易で、
誰にでも組立ができるもので、例え、組付を間違えたと
しても取り外し可能な分解構造のため、組付けの失敗が
ない。

【００８５】また、この組立ブロックを用い連結組付け
を行う場合、複数のブロック基体の平底面部、又、左・
右面部を対向させた端を揃えて整えれば対向した面の係
止穴、固定穴の位置が揃い符合して、ブロック基体の正
・背面部の肉抜き窓、各支持プレート間の隙間から連結
ジョイントやボルト・ネジなどを手を入れて通し、係
止、及び締付ければ連結組付け作業が簡単に行え固着す
ることができる構造である。

【００８６】また、化粧外板は、脱着が行える構造のた
め、季節や雰囲気の変化、模様替えを楽しむことが簡易
に行える。また、上下・左右を反転しても、他の化粧外
板取付け面でも同形状の組立ブロックであれば嵌入装着
できるため、取り替えの失敗がない。

【００８７】また、化粧外板背面の係止とブロック基体
の嵌入穴との嵌合部は少し緩めとして雰囲気温度の変化
で伸縮の歪を吸収する隙間をもたせたものである。

【００８８】また、化粧外板は組立ブロックの正・背面
部を装飾するものでもあるが、組立ブロックのネジ締め
組立部を隠し、塵芥・雨水などの侵入を防ぎ一体成形の
ような外観を見せ見栄えを整えた構造である。

【００８９】また、化粧外板は、徒で取り外されないよ
うに背面に有した係止に抜け止穴を有しているため、こ
の穴に針金やピンなどを通し簡易に外れない構造にもで
き、徒防止ができる構造である。

【００９０】本発明の梁兼用の中空柱においては、プラ
スチックを材料に用い軽量で粘りを有し脆く欠け難く、
長さ決めの切断加工が簡単に行え、取り扱いが容易で、
用途が広く用いられるものである。

【００９１】また、梁兼用の中空柱の四面の外面に有し
た掛り縁には四方向の面に直交して、同位置の四方向か
ら、前述した、組立ブロックの平・底面部、又、左・右
側面部、外枠の端部を差し込める構造であるため、塀や
垣根、仕切などの曲り角部の直角二方向から差し込むコ
ーナー柱、又、壁面の中間に用い直方向差し込みの中間
柱、壁面の中間部で壁面強度を増すため三方向から差し
込む補強柱、と、壁面最終端の一方向の差し込みの留枠
柱などや梁としても用い土中、また、床面に置く基礎基
準の梁や壁面中間の梁、壁面最上部の笠木梁などに用い
られる、広範の用途を有した梁兼用の中空柱である。

【００９２】また、梁兼用の中空柱は、組立ブロック壁
面の最終端部に差し込み固着され組立ブロック壁面の組
立内部を隠し、壁面強度の増強と塵芥・雨水の侵入を防
ぎ壁面全体の見栄えを整えるものでもある。

【００９３】本発明の連結ジョイントにおいては、連結
部品で前述した、組立ブロックの平・底面部、および、
左・右側面部に有した、係止穴に通し押し込むことで簡
単に嵌入係止され連結組付ができるものである。

【００９４】また、連結ジョイントは、隣接した組立ブ
ロックの対向面を揃えることで係止穴の位置が一致す
る。この係止穴に連結ジョイントを嵌入し係り溝に係止
穴の縁を合せ差し込んで係止固定する。この作業を繰り
返して壁面を施工することで隣接する組立ブロック間の
隙間が均一に揃い整えられ、又、壁面も均一に揃い整え
られて美観を有した壁面を得ることができる。

【００９５】また、係り溝に有した鋸歯状の抜け係りが
角支持プレート、中支持プレートの面に凸凹の起伏に噛
み合い抜け止め構造を有している。

【００９６】また、壁面の隣接した組立ブロック間の隙
間から見える、連結ジョイントの中間部板面は、後述す
る、目地具を組立ブロック間の隙間に差し込んで用いる
場合に額縁の背面とで挟み付ける支え面となるもので、
目地具の抜け落ち防止ともなる。

【００９７】本発明の目地具においては、前述した、組
立ブロックを用いて壁面製作で隣接した組立ブロック間
の隙間に簡単に差し込まれて用いられるものである。

【００９８】また、壁面の組立ブロック間、隙間から雨
水、塵芥などの侵入を防止し、隙間の隠閉として用い
る。

【００９９】また、壁面の設置された環境で、雰囲気温
度の変化による組立ブロックの伸縮など歪みが生じるた
め、歪みの吸収材として用い、隙間を生じないための形
である。

【０１００】本発明を用いて、屋外で構築される塀や垣
根、仕切など施工は、壁面に対する風圧など外力が強い
ため、基礎部を埋め込んで基礎風鎮の製作となる。壁面
位置の土を掘り深さを決め梁兼用の中空柱を基準の基礎
梁として用い組立ブロックを梁兼用の中空柱、の梁に差
し込み連結して固着するが地上壁面と同様に連結ジョイ
ント、目地具などを用い連結固着することが基本であ
る。又、中間柱、留柱など設置する場合は梁兼用の中空
柱、の梁とＴ字・Ｌ字金具など使って固定しておき、水
平、垂直などを決め化粧外板を係止装着して基礎風鎮の
外廻りに土を被せ固め、組立ブロックの内部に、セメン
ト、モルタルを練って流し込み、基礎風鎮の組立ブロッ
ク上面の八分目程度までセメント詰を行い固まれば、強
固な基礎台が製作できる、ものであり、型枠など組むこ
となく製作できるものである。

【０１０１】また、屋内で施工される簡易な仕切など壁
面は、温度や風圧など環境変化が少ない場所では、組立
ブロックを直付けし対向した面の固定穴にボルト・ネジ
などを通し固着して連結して積み重ねれば簡易な壁面を
施工できる。なお、この様な壁面では不安な場合は、左
・右の壁面端の組立ブロックに梁兼用の中空柱を差し込
みネジで固着し壁面と直交した梁兼用の中空柱の二面か
一面に組立ブロックを一列に差し込み積み重ねネジで固
着すれば支え組立ブロック柱となり安定した自立簡易仕
切が製作できる。

【０１０２】本発明を用いて、塀や垣根、仕切などの施
工には、日曜大工、程度の技術と経験があれば、特殊な
道具や専門的な技術、多大な労力も要することも専門家
に依頼することもなく、家族で楽しみながら施工でき
る。

【０１０３】また、すでに、本発明を用いた壁面で一部
破損や模様替えなど化粧外板を取外し破損部分だけの分
解、交換修復が簡易に行え、又、化粧外板の取替えで雰
囲気の模様替えも簡易に速やかに、日曜大工程度の技術
で行える。

【０１０４】本発明の組立ブロック他一は、正・背面部
の横長さが二分一で略四角形は、塀や垣根、仕切の構築
で、組立ブロックの横積み半分掛けの積み重ねた壁面、
又、壁面の横方向の長さ調整などに用いられ、壁面の左
・右端部の空間部を埋め固着接面部を増して強度を上げ
るものでもある。

【０１０５】本発明の組立ブロック他二は、正・背面部
の形状が三角形をしたもので、塀や垣根、仕切の構築
で、組立ブロックの４５度斜め半分掛けの積み重ねの壁
面では、上下、左右の壁面端では、梁兼用の中空柱の留
柱、基礎梁、笠木梁などとの接面部角部のみとなり、
又、三角形の空間を生じ壁面の強度が低下するため、固
着接面部の空間を無くし壁面の強度を上げるとともに壁
面全体の美観としても優れた面をなすものである。

【０１０６】また、組立ブロック１や組立ブロック他一
などと組み合せて、いろんなパターンの連結で壁面模様
が施工できるもである。

【０１０７】本発明の梁兼用の中空柱他一においては、
変形した外面形状の略四角形のパイプ直管で三方向の外
面に、前述した、組立ブロックを直交させ差し込むこと
のできる、なお、残り一面は化粧された外面をなす、梁
兼用の中空柱他一で、塀や垣根、仕切など壁面の中間
柱、留柱、梁、笠木などに用いられ、壁面の支え柱、梁
として三方向、又、二方向からの組立ブロックの差し込
んで支えられる用途が多く、一方向外面が化粧されてい
るため、見栄を整える面をみせることができる。よっ
て、この外面に凹凸の起状模様、色、柄模様、筋目模様
など、又、素材色調の平らかな面としてもよい。また、
材質的には、プラスチックでもアルミニウム軽合金でも
よい。

【０１０８】本発明の目地具他一においては、前述し
た、目地具と同様ではあるが、ブロック当りの部分に弾
力性を有した、コーキング材を充填して、組立ブロック
の伸縮による歪みを吸収しようとするもので鏃状はコー
キング材の保持と隙間を防ぐためのものである。

【０１０９】本発明を用いて構築される組立ブロック壁
面は組立が化粧外板で隠され、連結部は目地具で隠れ、
壁面、最終端部は梁兼用の中空柱で塞ぎ隠され美観を整
えた壁面が日曜大工程度の技術で構築できるものであ
る。

【０１１０】

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の組立ブロックの一実施例における分解
斜視図である。

【図２】組立ブロックの外枠の展開図 （ａ）平面部図 （ｂ）正面部図 （ｃ）背面部図 （ｄ）右側面部図

【図３】組立ブロックの角支持プレートの展開図 （ａ）正面部図 （ｂ）背面部図 （ｃ）右側面部図

【図４】組立ブロックの中支持プレートの展開図 （ａ）平面部図 （ｂ）正面部図 （ｃ）背面部図 （ｄ）右側面部図

【図５】組立ブロックの化粧外板の展開図 （ａ）平面部図 （ｂ）正面部図 （ｃ）背面部図 （ｄ）右側面部図

【図６】本発明の梁兼用の中空柱、の一実施例における
斜視図である。

【図７】梁兼用の中空柱、の展開図 （ａ）平面部図 （ｂ）右側面部図

【図８】本発明の連結ジョイントの実施例における斜視
図である。

【図９】本発明の目地具の一実施例における斜視図であ
る。

【図１０】本発明の組立ブロック他一の実施例における
分解斜視図である。

【図１１】本発明の組立ブロック他二の実施例における
分解斜視図である。

【図１２】本発明の梁兼用の中空柱他一、の実施例にお
ける斜視図である。

【図１３】本発明の目地具他一の実施例における斜視図
である。

【符号の説明】

１ 組立ブロック ２ 外枠 ３ 角支持プレート ４ 中支持プレート ５ 化粧外板 ６ ネジ ７ 化粧外板取付け面 ８ 嵌入穴 ９ 固着皿穴 １０ 肉抜き窓 １１ 額縁 １２ 補強リブ １３ 嵌入溝 １５ 内縁 １６ 固定穴 １７ 係止穴 １８ ネジ受 １９ 固着穴 ２０ 係止 ２１ 係コブ ２２ 抜け止穴 ２４ 抜け止 ２５ 梁兼用の中空柱 ２６ 掛り縁 ２８ ビス溝 ３０ 連結ジョイント ３１ 嵌入コブ ３２ 係り溝 ３４ 抜け止係 ３５ 目地具 ３６ 差し込み部 ３７ ブロック当り

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 肉抜き窓（１０）を有した二枚の外枠
   （２）背面の嵌入溝（１３）に固着穴（１９）を明けた
   ネジ受（１８）を有した角支持プレート（３）と中支持
   プレート（４）を嵌入し両外枠（２）正面部、化粧外板
   取付け面（７）の固着皿穴（９）からネジ（６）で固着
   穴（１９）に固着することで空箱形状のブロック基体を
   形成する、両化粧外板取付け面（７）の嵌入穴（８）に
   化粧外板（５）背面より係コブ（２１）と抜け止穴（２
   ２）を有した係止（２０）が符合して嵌着されブロック
   基体の組立部を隠し外面を装飾する構造で組立られ、分
   解も連結もできる組立ブロック（１）。
2. 【請求項２】 変形した外面の略四角パイプ直管で外面
   の四隅角部に請求項１記載の組立ブロック（１）両外枠
   （２）の外周端部が差し込み掛かる、掛り縁（２６）を
   有して他の面に差し込まれた組立ブロック（１）と干渉
   することなく差し込みパイプ面にネジ止め固着できる、
   パイプ内面は略八角形の断面で四隅小辺部にパイプ延長
   の位置決め、蓋止め用のビス溝（２８）を有した形状に
   形成された梁兼用の中空柱（２５）。
3. 【請求項３】 略板状片で両端部の両板面に嵌入コブ
   （３１）を有し側近に板巾片端面より切り込まれた係り
   溝（３２）が抜け止係（３４）を有した形状で請求項１
   記載の組立ブロック（１）の係止穴（１７）に嵌入係止
   することによつて位置決め、連結の繋ぎ部材として用い
   る連結ジョイント（３０）。
4. 【請求項４】 略Ω（オーム）状の断面をした帯板で丸
   く膨らんだブロック当り（３７）と両裾部の差し込み部
   （３６）からなり請求項１記載の組立ブロック（１）を
   複数繋ぎ連結した隣接接合間に差し込み用いられる目地
   具（３５）。