JP2002307484A - 電動式射出成形機 - Google Patents
電動式射出成形機Info
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- JP2002307484A JP2002307484A JP2001120054A JP2001120054A JP2002307484A JP 2002307484 A JP2002307484 A JP 2002307484A JP 2001120054 A JP2001120054 A JP 2001120054A JP 2001120054 A JP2001120054 A JP 2001120054A JP 2002307484 A JP2002307484 A JP 2002307484A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 電動式射出成形機の過負荷運転を避けるた
め、実稼動状態を適格に反映した実効負荷率を表示した
電動式射出成形機を提供する。 【解決手段】 電動式射出成形機の各駆動軸を駆動する
サーボモータ５〜８を制御する各サーボアンプ９〜１２
の負荷電流を各成形サイクル毎にサンプリングし、各制
御軸の実効負荷率を各成形サイクル毎に算出、表示し、
必要に応じて警告メッセージを表示する。これにより、
従来ややもすると実稼動状態とかけ離れて形式的に表示
されていた実効負荷率を、実稼動状態をより適格に反映
した指標として表示し、過負荷運転による不測の運転停
止等を防止しすることができ、電動式射出成形機の安定
運転に役立つ事が出来る。
め、実稼動状態を適格に反映した実効負荷率を表示した
電動式射出成形機を提供する。 【解決手段】 電動式射出成形機の各駆動軸を駆動する
サーボモータ５〜８を制御する各サーボアンプ９〜１２
の負荷電流を各成形サイクル毎にサンプリングし、各制
御軸の実効負荷率を各成形サイクル毎に算出、表示し、
必要に応じて警告メッセージを表示する。これにより、
従来ややもすると実稼動状態とかけ離れて形式的に表示
されていた実効負荷率を、実稼動状態をより適格に反映
した指標として表示し、過負荷運転による不測の運転停
止等を防止しすることができ、電動式射出成形機の安定
運転に役立つ事が出来る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動式射出成形機
の過負荷運転を回避するための表示機能を有する電動式
射出成形機に関する。
の過負荷運転を回避するための表示機能を有する電動式
射出成形機に関する。
【０００２】
【従来の技術】電動式射出成形機が過負荷運転された場
合、運転停止が即発生する場合と、ある時間経過後に発
生する場合がある。運転停止が即発生する場合はメカ的
な異常や、過大な設定条件であったりするため、操作員
がその場に居ることが多く直ちに修正可能であるが、負
荷率が１００％強の場合は、ある時間経過後に運転停止
する場合が多く、この場合は操作員がその場にいないケ
ースが多く、稼動停止の状態が放置され、生産計画上大
きな支障を来していた。
合、運転停止が即発生する場合と、ある時間経過後に発
生する場合がある。運転停止が即発生する場合はメカ的
な異常や、過大な設定条件であったりするため、操作員
がその場に居ることが多く直ちに修正可能であるが、負
荷率が１００％強の場合は、ある時間経過後に運転停止
する場合が多く、この場合は操作員がその場にいないケ
ースが多く、稼動停止の状態が放置され、生産計画上大
きな支障を来していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電動式射出成形機では実稼動時の負荷状態を適格に表す
指標がなく、過負荷運転を見過ごし、その結果、不測の
運転停止や成形機へのダメージを引き起こす等、安定稼
動の面で問題があった。本発明は、このような事情を考
慮してなされたもので、その目的は、稼働時の成形機の
負荷状態を各駆動モータの実効負荷率として各成形サイ
クル毎に表示することにより、連続成形の可否等をユー
ザが適格に判断できる電動式射出成形機を提供すること
ある。
電動式射出成形機では実稼動時の負荷状態を適格に表す
指標がなく、過負荷運転を見過ごし、その結果、不測の
運転停止や成形機へのダメージを引き起こす等、安定稼
動の面で問題があった。本発明は、このような事情を考
慮してなされたもので、その目的は、稼働時の成形機の
負荷状態を各駆動モータの実効負荷率として各成形サイ
クル毎に表示することにより、連続成形の可否等をユー
ザが適格に判断できる電動式射出成形機を提供すること
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決すべくなされたもので、請求項１に記載の発明は、
各成形プロセスを制御する各駆動部の駆動手段として電
動機を使用した電動式射出成形機において、前記電動機
の負荷電流を一定時間間隔でサンプリングする電流測定
手段と、前記電流測定手段によってサンプリングされた
電流値を記憶する電流値記憶手段と、前記電流値記憶手
段によって記憶された電流値と該電流値の継続時間と前
記電動機の定格負荷電流に対応する値を使用して前記電
動機の実効負荷率を計算する演算手段と前記演算手段に
よって演算した実効負荷率を表示する表示手段とを具備
することを特徴とする電動式射出成形機。
解決すべくなされたもので、請求項１に記載の発明は、
各成形プロセスを制御する各駆動部の駆動手段として電
動機を使用した電動式射出成形機において、前記電動機
の負荷電流を一定時間間隔でサンプリングする電流測定
手段と、前記電流測定手段によってサンプリングされた
電流値を記憶する電流値記憶手段と、前記電流値記憶手
段によって記憶された電流値と該電流値の継続時間と前
記電動機の定格負荷電流に対応する値を使用して前記電
動機の実効負荷率を計算する演算手段と前記演算手段に
よって演算した実効負荷率を表示する表示手段とを具備
することを特徴とする電動式射出成形機。
【０００５】また、請求項２記載の発明は、請求項１記
載の電動式射出成形機において、前記実効負荷率は運転
中の各成形サイクル毎に算出、表示する事を特徴とす
る。また、請求項３記載の発明は、請求項１または請求
項２に記載の電動式射出成形機において、前記実効負荷
率の算出及び表示は各制御軸の駆動モータ毎に行われる
事を特徴とする。
載の電動式射出成形機において、前記実効負荷率は運転
中の各成形サイクル毎に算出、表示する事を特徴とす
る。また、請求項３記載の発明は、請求項１または請求
項２に記載の電動式射出成形機において、前記実効負荷
率の算出及び表示は各制御軸の駆動モータ毎に行われる
事を特徴とする。
【０００６】また、請求項４記載の発明は、請求項１〜
請求項３のいずれかの項に記載の電動式射出成形機にお
いて、前記実効負荷率は、 実効負荷率＝√｛（Ｔr12×Ｔ1＋Ｔr22×Ｔ2＋Ｔr32×
Ｔ3＋・・）／Ｔ｝ 但し、 Ｔrn（モータトルク％）＝｛（Ｉn）／（Ｉ）｝×１０
０ Ｉn ：負荷電流値 Ｉ ：定格負荷電流に対応する値 Ｔ（１成形サイクル時間）＝Ｔ1＋Ｔ2＋Ｔ3・・・Ｔｎ ｎ＝１、２、３、・・・・ なる式によって演算されることを特徴とする。
請求項３のいずれかの項に記載の電動式射出成形機にお
いて、前記実効負荷率は、 実効負荷率＝√｛（Ｔr12×Ｔ1＋Ｔr22×Ｔ2＋Ｔr32×
Ｔ3＋・・）／Ｔ｝ 但し、 Ｔrn（モータトルク％）＝｛（Ｉn）／（Ｉ）｝×１０
０ Ｉn ：負荷電流値 Ｉ ：定格負荷電流に対応する値 Ｔ（１成形サイクル時間）＝Ｔ1＋Ｔ2＋Ｔ3・・・Ｔｎ ｎ＝１、２、３、・・・・ なる式によって演算されることを特徴とする。
【０００７】また、請求項５記載の発明は、請求項１〜
請求項４のいずれかの項に記載の電動式射出成形機にお
いて、前記実効負荷率が一定値を超えた場合には、前記
表示部に警告メッセージを表示する事を特徴とする。
請求項４のいずれかの項に記載の電動式射出成形機にお
いて、前記実効負荷率が一定値を超えた場合には、前記
表示部に警告メッセージを表示する事を特徴とする。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図１〜図４を参照して本発
明の実施形態を説明する。図１に本実施形態の概略構成
図を示す。本実施例は射出軸、スクリュウ軸、型締軸、
エジェクト軸の４つの駆動軸を持った４軸制御の電動式
射出成形機である。符号１は本成形機全体を制御するコ
ントローラ、符号２は実効負荷率計算の元となる各サー
ボモータの負荷電流値を１成形サイクル毎に記憶するコ
ントローラ１内部のメモリである。符号３は本成形機の
コントローラに指令を与える機械操作パネル、符号４は
各種データを表示する表示器である。符号５〜８はそれ
ぞれ射出軸、スクリュウ軸、型締軸、エジェクト軸を駆
動するサーボモータであり、符号１３〜１６はサーボモ
ータ５〜８の調速用に使用されるエンコーダである。
明の実施形態を説明する。図１に本実施形態の概略構成
図を示す。本実施例は射出軸、スクリュウ軸、型締軸、
エジェクト軸の４つの駆動軸を持った４軸制御の電動式
射出成形機である。符号１は本成形機全体を制御するコ
ントローラ、符号２は実効負荷率計算の元となる各サー
ボモータの負荷電流値を１成形サイクル毎に記憶するコ
ントローラ１内部のメモリである。符号３は本成形機の
コントローラに指令を与える機械操作パネル、符号４は
各種データを表示する表示器である。符号５〜８はそれ
ぞれ射出軸、スクリュウ軸、型締軸、エジェクト軸を駆
動するサーボモータであり、符号１３〜１６はサーボモ
ータ５〜８の調速用に使用されるエンコーダである。
【０００９】符号９〜１２はそれぞれ前記４つのサーボ
モータ５〜８を制御するサーボアンプである。符号１７
はスクリュウ軸によって回転駆動され樹脂の攪拌、押出
しを行うスクリュウ部、符号１８は射出軸によって前進
・後退運動を行うスクリュウ部１７を内蔵する加熱シリ
ンダである。符号１９は金型を固定する固定盤、符号２
０は固定盤１９に固定される固定盤用金型、符号２１は
金型を固定する可動盤、符号２２は可動盤２１に固定さ
れる可動盤用金型である。可動盤２１と金型２２は型締
軸によって一体として駆動される。符号２３はエジェク
タ軸によって駆動され、成形後の製品を金型から取り外
すエジェクタである。符号２４は樹脂ペレットを投入す
るホッパである。
モータ５〜８を制御するサーボアンプである。符号１７
はスクリュウ軸によって回転駆動され樹脂の攪拌、押出
しを行うスクリュウ部、符号１８は射出軸によって前進
・後退運動を行うスクリュウ部１７を内蔵する加熱シリ
ンダである。符号１９は金型を固定する固定盤、符号２
０は固定盤１９に固定される固定盤用金型、符号２１は
金型を固定する可動盤、符号２２は可動盤２１に固定さ
れる可動盤用金型である。可動盤２１と金型２２は型締
軸によって一体として駆動される。符号２３はエジェク
タ軸によって駆動され、成形後の製品を金型から取り外
すエジェクタである。符号２４は樹脂ペレットを投入す
るホッパである。
【００１０】図２にサーボアンプ９〜１２の詳細を示
す。４つのサーボアンプ９〜１２の構成は同一である。
符号３０は外部から供給されるＡＣ電源、符号３１はＡ
Ｃ電源３０からの入力を周波数変換するＡＣ／ＡＣコン
バータでありサーボモータ（５〜８）へ駆動電力を供給
する。符号３２は調速用のエンコーダ（１３〜１６）を
使用してＡＣ／ＡＣコンバータ３２の周波数制御等を行
うをサーボアンプ（９〜１２）のローカルＣＰＵであ
る。符号３３はＣＴ（カレントトランス）でありサーボ
モータ（５〜８）の負荷電流をピックアップする。ピッ
クアップされた負荷電流はＡ／Ｄ変換器３４においてサ
ンプリングされ、次いでデジタル変換されてコントロー
ラ１のメモリ２へ転送され実効負荷率算出のため記憶さ
れる。
す。４つのサーボアンプ９〜１２の構成は同一である。
符号３０は外部から供給されるＡＣ電源、符号３１はＡ
Ｃ電源３０からの入力を周波数変換するＡＣ／ＡＣコン
バータでありサーボモータ（５〜８）へ駆動電力を供給
する。符号３２は調速用のエンコーダ（１３〜１６）を
使用してＡＣ／ＡＣコンバータ３２の周波数制御等を行
うをサーボアンプ（９〜１２）のローカルＣＰＵであ
る。符号３３はＣＴ（カレントトランス）でありサーボ
モータ（５〜８）の負荷電流をピックアップする。ピッ
クアップされた負荷電流はＡ／Ｄ変換器３４においてサ
ンプリングされ、次いでデジタル変換されてコントロー
ラ１のメモリ２へ転送され実効負荷率算出のため記憶さ
れる。
【００１１】図３に本実施例の動作フローを示す。上述
したように、４つのサーボモータ５〜８への負荷電流は
サーボアンプ９〜１２内の各Ａ／Ｄ変換器３４によって
一定周期で常時サンプリングされ、コントローラ１に転
送されているが、射出成形機の成形サイクルがスタート
すると（ステップＳ１）、サンプリングされた負荷電流
値がコントローラ１内のメモリ２に逐次記憶される。１
成形サイクルが終了するまでの間このプロセスを繰り返
すと（ステップＳ２、Ｓ３）、メモリ２にはモータ負荷
電流値が経過時間に対応して１成形サイクル（継続時間
Ｔ）分記憶され、負荷電流値波形となる。１成形サイク
ルが終了後（ステップＳ３）、このデータを使用して実
効負荷率の計算を行い（ステップＳ４）、この結果を表
示器３に各駆動軸毎に表示する（ステップＳ７）。得ら
れた実効負荷率が８５％以上の場合は（ステップＳ
５）、過負荷警告メッセージ（ステップＳ６）が表示器
３に併せて表示される（ステップＳ７）。これらのステ
ップ（Ｓ１〜Ｓ７）を各駆動軸に対し、また各成形サイ
クル毎に繰り返すことにより、本実施形態の射出成形機
は各成形サイクル毎の実効負荷率を射出軸、スクリュウ
軸、型締軸、エジェクト軸の４つの駆動軸毎に表示する
ことが出来る。
したように、４つのサーボモータ５〜８への負荷電流は
サーボアンプ９〜１２内の各Ａ／Ｄ変換器３４によって
一定周期で常時サンプリングされ、コントローラ１に転
送されているが、射出成形機の成形サイクルがスタート
すると（ステップＳ１）、サンプリングされた負荷電流
値がコントローラ１内のメモリ２に逐次記憶される。１
成形サイクルが終了するまでの間このプロセスを繰り返
すと（ステップＳ２、Ｓ３）、メモリ２にはモータ負荷
電流値が経過時間に対応して１成形サイクル（継続時間
Ｔ）分記憶され、負荷電流値波形となる。１成形サイク
ルが終了後（ステップＳ３）、このデータを使用して実
効負荷率の計算を行い（ステップＳ４）、この結果を表
示器３に各駆動軸毎に表示する（ステップＳ７）。得ら
れた実効負荷率が８５％以上の場合は（ステップＳ
５）、過負荷警告メッセージ（ステップＳ６）が表示器
３に併せて表示される（ステップＳ７）。これらのステ
ップ（Ｓ１〜Ｓ７）を各駆動軸に対し、また各成形サイ
クル毎に繰り返すことにより、本実施形態の射出成形機
は各成形サイクル毎の実効負荷率を射出軸、スクリュウ
軸、型締軸、エジェクト軸の４つの駆動軸毎に表示する
ことが出来る。
【００１２】「実効負荷率」の計算は１成形サイクル毎
に逐次的にメモリ２に蓄積されたデータ（負荷電流値波
形）を元に、１成形サイクル内の各処理プロセスに応じ
て変化する負荷電流値の定格負荷電流に対する比率（電
流負荷率）を％表現した値を「モータトルク％」と定義
し、１成形サイクル内のモータトルク％の実効値を計算
することによって求める。即ち、当該サーボモータの定
格負荷電流をＩ,メモリ２に記憶された負荷電流値の時
系列変化をＩ1、Ｉ2、Ｉ3、・・・、これらの各負荷電
流値に対応する継続時間をそれぞれＴ1、Ｔ2、Ｔ3、・
・・とすると、各時間帯（Ｔｎ）での各「モータトルク
％」は次式のようになる。 モータトルク％（Ｔrn）＝｛Ｉn／Ｉ｝×１００ Ｉn：負荷電流（n＝１、２、３、・・・） Ｉ ：定格負荷電流（一定値）
に逐次的にメモリ２に蓄積されたデータ（負荷電流値波
形）を元に、１成形サイクル内の各処理プロセスに応じ
て変化する負荷電流値の定格負荷電流に対する比率（電
流負荷率）を％表現した値を「モータトルク％」と定義
し、１成形サイクル内のモータトルク％の実効値を計算
することによって求める。即ち、当該サーボモータの定
格負荷電流をＩ,メモリ２に記憶された負荷電流値の時
系列変化をＩ1、Ｉ2、Ｉ3、・・・、これらの各負荷電
流値に対応する継続時間をそれぞれＴ1、Ｔ2、Ｔ3、・
・・とすると、各時間帯（Ｔｎ）での各「モータトルク
％」は次式のようになる。 モータトルク％（Ｔrn）＝｛Ｉn／Ｉ｝×１００ Ｉn：負荷電流（n＝１、２、３、・・・） Ｉ ：定格負荷電流（一定値）
【００１３】つぎに、このモータトルク％値を使用して
次の計算式によって実効負荷率を算出する。 実効負荷率＝√｛（Ｔr12×Ｔ1＋Ｔr22×Ｔ2＋Ｔr32×
Ｔ3＋・・・）／Ｔ｝ 此処に、 Ｔrn：モータトルク％（ｎ＝１、２、３、・・・） Ｔ（１成形サイクルタイム）＝Ｔ1＋Ｔ2＋Ｔ3・・・
次の計算式によって実効負荷率を算出する。 実効負荷率＝√｛（Ｔr12×Ｔ1＋Ｔr22×Ｔ2＋Ｔr32×
Ｔ3＋・・・）／Ｔ｝ 此処に、 Ｔrn：モータトルク％（ｎ＝１、２、３、・・・） Ｔ（１成形サイクルタイム）＝Ｔ1＋Ｔ2＋Ｔ3・・・
【００１４】図４にスクリュウ軸の実効負荷率の計算例
を示す。図４において、Ｘ軸は時間、Ｙ軸は樹脂圧（及
びその時のモータトルク％）を示す。この運転パターン
に於いては、１サイクル中の樹脂圧とその時のモータト
ルク％は下記の値とする。 Ｔ１（0.7秒） ：樹脂圧＝57.5ＭＰa、モータトルク％
＝ 90％ Ｔ２（1.65秒）：樹脂圧＝115ＭＰa、 モータトルク％
＝181％ Ｔ３（5.0秒） ：樹脂圧＝110ＭＰa、 モータトルク％
＝173％ Ｔ４（13.0秒）：樹脂圧＝0ＭＰa、 モータトルク％
＝ 0％ Ｔ（１サイクルタイム）＝（Ｔ１＋Ｔ２＋Ｔ３＋Ｔ４）
＝20.35秒 上記の実効負荷率の式にモータトルク％の値と継続時間
の値を代入すると、 √｛（902×0.7＋1812×1.65＋1732×５）／（0.7＋1.6
5＋5＋13）｝＝101% となり、本スクリュウ軸の実効負荷率は１０１％とな
る。実効負荷率が８５％以上の場合は、実効負荷率の表
示に加えて「過負荷警告」を表示し、注意を喚起する。
尚、モータトルク％の計算において、定格負荷電流に一
定の安全率を見込んだ値を使用してもよい。
を示す。図４において、Ｘ軸は時間、Ｙ軸は樹脂圧（及
びその時のモータトルク％）を示す。この運転パターン
に於いては、１サイクル中の樹脂圧とその時のモータト
ルク％は下記の値とする。 Ｔ１（0.7秒） ：樹脂圧＝57.5ＭＰa、モータトルク％
＝ 90％ Ｔ２（1.65秒）：樹脂圧＝115ＭＰa、 モータトルク％
＝181％ Ｔ３（5.0秒） ：樹脂圧＝110ＭＰa、 モータトルク％
＝173％ Ｔ４（13.0秒）：樹脂圧＝0ＭＰa、 モータトルク％
＝ 0％ Ｔ（１サイクルタイム）＝（Ｔ１＋Ｔ２＋Ｔ３＋Ｔ４）
＝20.35秒 上記の実効負荷率の式にモータトルク％の値と継続時間
の値を代入すると、 √｛（902×0.7＋1812×1.65＋1732×５）／（0.7＋1.6
5＋5＋13）｝＝101% となり、本スクリュウ軸の実効負荷率は１０１％とな
る。実効負荷率が８５％以上の場合は、実効負荷率の表
示に加えて「過負荷警告」を表示し、注意を喚起する。
尚、モータトルク％の計算において、定格負荷電流に一
定の安全率を見込んだ値を使用してもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各制御軸の駆動手段の負荷電流を常時サンプリング
し、定格電流に対する該負荷電流の比率を算出し、この
値を各成形サイクル毎に実効負荷率として、算出、表示
しているので、実稼動時の負荷状態を適格に表現した負
荷率指標となり、電動式射出成形機の負荷状態を各成形
サイクル毎に適格に把握でき、継続運転の可否等成形機
の安定運転の判断に役立つ。
ば、各制御軸の駆動手段の負荷電流を常時サンプリング
し、定格電流に対する該負荷電流の比率を算出し、この
値を各成形サイクル毎に実効負荷率として、算出、表示
しているので、実稼動時の負荷状態を適格に表現した負
荷率指標となり、電動式射出成形機の負荷状態を各成形
サイクル毎に適格に把握でき、継続運転の可否等成形機
の安定運転の判断に役立つ。
【図１】 本発明の実施形態に係る電動式射出成形機の
構成図である。
構成図である。
【図２】 同実施形態に係るサーボモータの詳細図であ
る。
る。
【図３】 同実施形態に係る動作のフローチャート図で
ある。
ある。
【図４】 同実施形態に係る実効負荷率計算の計算例で
ある。
ある。
１ コントローラ ２ メモリ ３ 機械操作パネル ４ 表示器 ５、６、７、８ サーボモータ ９、１０、１１、１２ サーボアンプ １３、１４、１５、１６ エンコーダ １７ スクリュウ部 １８ 加熱シリンダ １９ 固定盤 ２０ 固定盤用金型 ２１ 可動盤 ２２ 可動盤用金型 ２３ エジェクタ ３０ ＡＣ電源 ３１ ＡＣ／ＡＣコンバータ ３２ ＣＰＵ ３３ ＣＴ ３４ Ａ／Ｄ変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 景山 晃一 東京都大田区蒲田本町１丁目10番１号 新 潟鉄工成形機株式会社内 (72)発明者 舘野 悦男 東京都大田区蒲田本町１丁目10番１号 新 潟鉄工成形機株式会社内 (72)発明者 吉沢 行雄 東京都大田区蒲田本町１丁目10番１号 新 潟鉄工成形機株式会社内 Ｆターム(参考） 4F206 AM09 AP15 AR16 JA07 JP12 JP13 JP21 JT32
Claims (5)
- 【請求項１】 各成形プロセスを制御する各駆動部の駆
動手段として電動機を使用した電動式射出成形機におい
て、 前記電動機の負荷電流を一定時間間隔でサンプリングす
る電流測定手段と、 前記電流測定手段によってサンプリングされた電流値を
記憶する電流値記憶手段と、 前記電流値記憶手段によって記憶された電流値と該電流
値の継続時間と前記電動機の定格負荷電流に対応する値
を使用して前記電動機の実効負荷率を計算する演算手段
と、 前記演算手段によって演算した実効負荷率を表示する表
示手段と、を具備することを特徴とする電動式射出成形
機。 - 【請求項２】 前記実効負荷率は運転中の各成形サイク
ル毎に算出、表示する事を特徴とする請求項１記載の電
動式射出成形機。 - 【請求項３】 前記実効負荷率の算出及び表示は各制御
軸の駆動モータ毎に行われる事を特徴とする請求項１ま
たは請求項２に記載の電動式射出成形機。 - 【請求項４】前記実効負荷率は、 実効負荷率＝√｛（Ｔr12×Ｔ1＋Ｔr22×Ｔ2＋Ｔr32×
Ｔ3＋・・）／Ｔ｝ 但し、 Ｔrn（モータトルク％）＝｛（Ｉn）／（Ｉ）｝×１０
０ Ｉn ：負荷電流値 Ｉ ：定格負荷電流に対応する値 Ｔ（１成形サイクル時間）＝Ｔ1＋Ｔ2＋Ｔ3・・・Ｔｎ ｎ＝１、２、３、・・・・ なる式によって演算されることを特徴とする請求項１〜
請求項３のいずれかの項に記載の電動式射出成形機。 - 【請求項５】 前記実効負荷率が一定値を超えた場合に
は、前記表示部に警告メッセージを表示する事を特徴と
する請求項１〜請求項４のいずれかの項に記載の電動式
射出成形機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001120054A JP3520514B2 (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 電動式射出成形機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001120054A JP3520514B2 (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 電動式射出成形機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002307484A true JP2002307484A (ja) | 2002-10-23 |
| JP3520514B2 JP3520514B2 (ja) | 2004-04-19 |
Family
ID=18970168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001120054A Expired - Fee Related JP3520514B2 (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 電動式射出成形機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3520514B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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