JP2002307435A - プラスチック成型機用の供給原料乾燥装置 - Google Patents

プラスチック成型機用の供給原料乾燥装置

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JP2002307435A
JP2002307435A JP2001115973A JP2001115973A JP2002307435A JP 2002307435 A JP2002307435 A JP 2002307435A JP 2001115973 A JP2001115973 A JP 2001115973A JP 2001115973 A JP2001115973 A JP 2001115973A JP 2002307435 A JP2002307435 A JP 2002307435A
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Japan
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raw material
molding machine
plastic molding
outside
cylinder
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JP2001115973A
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Tadashi Tsunoda
正 津野田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラスチック成形機に供給する原料を異物の
混入なく乾燥させることができるとともに、成型加工時
に原料が酸素と接触しない構成のプラスチック成型機用
の供給原料乾燥装置を提供することを課題とする。 【解決手段】プラスチック成型機20の原料である樹脂
ぺレット2は補助タンク1から原料乾燥筒3の内部に供
給される。原料乾燥筒3の内部には内筒9が配設されて
おり、外部には外筒8が配設されている。外筒8および
内筒9の内部には外部から熱風Bが供給されている。原
料乾燥筒3内の樹脂ペレット2は、原料排出管15を通
ってプラスチック成型機20に供給される。補助タンク
1,原料乾燥筒3,原料排出管15の内部には外部から
窒素ガスAが供給されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックの射
出成型機に乾燥した原料を供給するためのプラスチック
成形機用の供給原料乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプラスチック成形においては、原
料である樹脂ペレットが吸湿していると、完成品である
成形品の機械的特性が劣化したり、シルバーストリー
ク、気泡、フラッシュなどの不都合が生じたりした。
【0003】そこで従来は、プラスチック成型機の原料
投入口の直前に配設されている原料供給タンク内に熱風
を導入し、原料供給タンク内の樹脂ペレットを熱風によ
り乾燥させた後プラスチック成型機に供給していた。
【0004】しかしながら、従来のこの種の乾燥方法で
は、外部から導入される熱風を樹脂ペレットに直接接触
させて乾燥させるために、熱風内のゴミなどの異物が樹
脂ペレットに混入することがあり、そのため不良品が発
生してしまうという問題があった。
【0005】この問題を解決するために、本願出願人
は、外部から導入される熱風と樹脂ペレットとを非接触
の状態に保ちつつ樹脂ペレットを乾燥させる装置を既に
提案している(実用新案登録番号第3025349
号)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、プラスチッ
ク成型品においては、上述したような原料にゴミ等が混
入して不良品が発生するという問題の他、プラスチック
成型品が黄色に変色してしまうという問題があった。
【0007】このようなプラスチック成型品の変色は、
プラスチックレンズや液晶用導光板等の光学的特性を要
求されるプラスチック成型品においては特に解消しなけ
ればならない課題となっていた。
【0008】本願発明は、プラスチック成型品の変色
は、プラスチックの成型加工時に原料が酸素と接触しな
ければ防ぎ得るとの知見に基づいてなされたものであ
る。
【0009】本願発明の目的は、プラスチック成形機に
供給する原料を異物の混入なく乾燥させることができる
とともに、成型加工時に原料が酸素と接触しない構成の
プラスチック成型機用の供給原料乾燥装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに本発明は、プラスチック成型機の原料を供給する補
助タンクが上端部に配設され、前記プラスチック成型機
に前記原料を供給する原料排出管が下端部に配設され、
外気が内部に入らぬよう密閉状態に構成された原料乾燥
筒と、該原料乾燥筒の周囲を間隔を空けて覆うように構
成された外筒であって、当該外筒の内部に外部から熱風
を供給するための熱風供給管と、内部の熱風を外部に排
出するための排気管とが配設された外筒とからなるプラ
スチック成型機用の供給原料乾燥装置において、前記原
料乾燥筒には、前記外筒の外部から供給される窒素ガス
を当該原料乾燥筒の内部に導入するための窒素ガス供給
管が配設されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0012】図1は本発明の一実施形態の構成を示した
構成図である。
【0013】図1において、1は、外部から供給される
原料である樹脂ペレット2を一時貯蔵するための補助タ
ンクである。補助タンク1の下端部には、樹脂ペレット
2を原料乾燥筒3内に供給するためのバルブ送り機構4
が設けられている。このバルブ送り機構4は、原料乾燥
筒3内に配設されているセンサー5と連動しており、原
料乾燥筒3内の樹脂ペレット2の量が所定量に保たれる
ように作動する。
【0014】さらに、補助タンク1には、補助タンク1
の内部に外部から窒素ガスAを供給するための窒素ガス
供給管6と、内部の窒素ガスおよび水蒸気を外部に排出
するための排気管7とが設けられている。
【0015】原料乾燥筒3の外部には、この原料乾燥筒
3の周囲を間隔を空けて覆うように外筒8が設けられて
おり、原料乾燥筒3の内部には、内筒9が設けられてい
る。
【0016】外筒8の下端部には、外筒8の内部に外部
から熱風Bを供給するための熱風供給管10が設けられ
ている。また、内筒9の内部と原料乾燥筒3の外部とは
熱風導入管11により連通しているので、内筒9の内部
にも熱風Bは供給される。12は内筒9の内部の熱風B
を外部に排出するための排気管であり、13は外筒8の
内部の熱風Bを外部に排出するための排気管である。
【0017】原料乾燥筒3の下端部には、プラスチック
成型機20に一定量の樹脂ペレット2を供給するための
定量送り機構14が設けられている。原料乾燥筒3とプ
ラスチック成型機20との間には、原料排出管15が配
設されている。
【0018】原料乾燥筒3には、原料乾燥筒3の内部に
外部から窒素ガスAを供給するための窒素ガス供給管1
6が配設されており、原料排出管15には、その内部に
外部から窒素ガスAを供給するための窒素ガス供給管1
7が配設されている。
【0019】原料排出管15の下端部には、通常の構成
のプラスチック成型機20が装着されている。このプラ
スチック成型機20は、図2に示すようにシリンダ2
1、スクリュ22、油圧モータ23、油圧シリンダ2
4、ヒータ25、金型26によって構成されており、原
料である樹脂ペレット2は、原料排出管15が装着され
ているシリンダ21の上端部からシリンダ21内に導入
される。
【0020】以上のように構成された本実施形態におい
ては、原料乾燥筒3の上端縁部や原料乾燥筒3と原料排
出管15との接続部分、さらに原料排出管15とプラス
チック成型機との接続部分等にOリングが配設されてお
り、原料乾燥筒3はその内部に外気が入らないように、
即ち内部が密閉状態となるように構成されている。ま
た、内筒9および熱風導入管11も内部の熱風が外部に
漏れないように、即ち内部が密閉状態となるように構成
されている。
【0021】本実施形態においては、補助タンク1、原
料乾燥筒3および原料排出管15の内部に充たされる窒
素ガスの圧力が1気圧以上となるように、窒素ガス供給
管6,16,17を通して外部から窒素ガスAが供給さ
れる構成となっている。従って内部の窒素ガスは、樹脂
ペレット2の乾燥時に生じる水蒸気と共に排気管7から
外部に排出される。ここで、内部の窒素ガスの圧力が1
気圧以上に保たれているために、排気管7から外部の空
気中の酸素が内部に入ることはない。
【0022】さらに、1気圧以上の圧力の窒素で充たさ
れている原料排出管15の下端部に装着されているプラ
スチック成型機20のシリンダ21内も、原料排出管1
5の内部と連通しており、窒素ガスで充たされるため
に、本実施形態においては、成型加工時に原料が酸素と
接触しないようにすることができる。
【0023】以上のように構成された本実施形態におい
ては、外部から供給される熱風Bによって原料乾燥筒3
の壁面および内筒9の壁面が熱せられる。この熱せられ
た壁面によって原料乾燥筒3内の温度が上昇し、原料乾
燥筒3内部の樹脂ペレット2は窒素ガスで充たされてい
る原料乾燥筒3内で乾燥状態になる。この乾燥過程で、
樹脂ペレット2は、外部から供給される熱風Bと直接接
触しないので、樹脂ペレット2に外部の異物が混入する
ようなことはない。このようにして原料乾燥筒3内で乾
燥状態になった樹脂ペレット2は、窒素ガスで充たされ
た原料排出管15を通して、プラスチック成型機20に
供給される。
【0024】以上のようにして、本実施形態によれば、
異物を混入させることなく原料を乾燥させることができ
るとともに、その乾燥した原料を酸素と接触させない状
態でプラスチック成型機に供給することができる。な
お、本実施形態においては原料乾燥筒3内に、酸素吸着
剤を配設してもよく、また電気制御ヒータを配設しても
よい。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラスチック成形機に供給する原料を異物の混入なく乾
燥させることができるとともに、成型加工時に原料が酸
素と接触しない構成のプラスチック成型機用の供給原料
乾燥装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示す構成図であ
る。
【図2】プラスチック成型機の構成を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 補助タンク 2 樹脂ペレット 3 原料乾燥筒 4 バルブ送り機構 5 センサー 6,16,17 窒素ガス供給管 7,12,13 排気管 8 外筒 9 内筒 10 熱風供給管 11 熱風導入管 14 定量送り機構 15 原料排出管 20 プラスチック成型機 21 シリンダ 22 スクリュ 23 油圧モータ 24 油圧シリンダ 25 ヒータ 26 金型 A 窒素ガス B 熱風
フロントページの続き Fターム(参考) 3L113 AA01 AB05 AC67 BA01 CB19 DA24 4F201 AC01 AH74 AK13 AR02 BA04 BC02 BC12 BC19 BN05 BN25 BN37 BN50

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック成型機の原料を供給する補
    助タンクが上端部に配設され、前記プラスチック成型機
    に前記原料を供給する原料排出管が下端部に配設され、
    外気が内部に入らぬよう密閉状態に構成された原料乾燥
    筒と、 該原料乾燥筒の周囲を間隔を空けて覆うように構成され
    た外筒であって、当該外筒の内部に外部から熱風を供給
    するための熱風供給管と、内部の熱風を外部に排出する
    ための排気管とが配設された外筒とからなるプラスチッ
    ク成型機用の供給原料乾燥装置において、 前記原料乾燥筒には、前記外筒の外部から供給される窒
    素ガスを当該原料乾燥筒の内部に導入するための窒素ガ
    ス供給管が配設されていることを特徴とするプラスチッ
    ク成型機用の供給原料乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記原料乾燥筒の内部には、内部が密閉
    状態となるよう構成された内筒であって、当該内部に前
    記外筒の内部の前記熱風を導入するための熱風導入管
    と、内部の熱風を前記外筒の外部に排出するための排気
    管とを具えた内筒が配設されていることを特徴とする請
    求項1に記載のプラスチック成型機用の供給原料乾燥装
    置。
  3. 【請求項3】 前記原料乾燥筒内に外部から供給される
    前記窒素ガスの前記原料乾燥筒の内部における圧力は1
    気圧以上であることを特徴とする請求項1または2に記
    載のプラスチック成型機用の供給原料乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記補助タンクおよび前記原料排出管に
    は、外部から供給される窒素ガスを内部に導入するため
    の窒素ガス供給管が設けられていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかの項に記載のプラスチック成
    型機用の供給原料乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記補助タンクには、前記原料乾燥筒内
    の前記窒素ガスおよび水蒸気を外部に排出するための排
    気管が設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかの項に記載のプラスチック成型機用の供給
    原料乾燥装置。
JP2001115973A 2001-04-13 2001-04-13 プラスチック成型機用の供給原料乾燥装置 Pending JP2002307435A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127143A (ja) * 2015-01-30 2015-07-09 株式会社カワタ 粉粒体処理方法
JP2016101757A (ja) * 2016-01-13 2016-06-02 株式会社カワタ 粉粒体処理方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015127143A (ja) * 2015-01-30 2015-07-09 株式会社カワタ 粉粒体処理方法
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