JP2002307416A - パネルの製造方法 - Google Patents
パネルの製造方法Info
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Abstract
て生産する方法を提供する。 【解決手段】 フェノール樹脂、水酸化アルミニウム、
カオリンクレイ及び無機繊維を含有し、揮発成分含有量
が5質量%以上、15質量%以下であるパネル成形用組
成物を用いプレス成形によってパネルを得る。
Description
ネルの製造方法に関する。
その外壁面は木やモルタルによって仕上げられ、その表
面を吹き付けによる塗装で仕上げられるのが一般的であ
った。この木造軸組構法の場合、モルタルの養生期間や
塗料の乾燥のための養生期間が必要であり、そのためこ
の構法は湿式構法と呼ばれる。一方、間柱に合板やパネ
ルを釘付けし、その外側に窯業系サイディングボードを
釘付けしたり、タイル等を横レールに引っかけるなどと
いった、プレハブ構法、ツーバイフォー構法と呼ばれる
構法による住宅が最近では一般的になっており、これら
の構法は乾式構法と呼ばれている。
付けによる塗装を行った場合、近隣家屋への塗料液微粉
の飛散や塗料中の有機溶剤の揮散による環境負荷の増大
が問題であるばかりでなく、塗装仕上げ面が約10年で
色調や表面樹脂層が劣化して外壁の見栄えが劣るように
なる問題があり、そのため再塗装を必要とした。また、
レンガ、タイル等をモルタルを介して積み重ねたり、張
り付けたりする構法でもやはり、養生のため長い工期を
要する点が問題であった。
05−209454号公報に開示されているような窯業
系サイディングボードやタイル等を用いる場合、これら
の単位面積当たりの重量は過大である事が多く、住宅設
計の段階から大きな重量に耐えうる設計をしなければな
らなかった。また、木造軸組構造の家屋のうち、築後1
0年以上のいわゆる中古住宅の外壁の改装(リフォー
ム)を再塗装によらずに実施しようとして窯業系サイデ
ィングボードやタイル等を用いようとした場合には、既
存の外壁材や柱の設計強度を越えることになり、これら
の大きな重量の窯業系サイディングボードやタイル等は
使用できない場合が多いし、窯業系サイディングボード
や該タイル等を用いた家屋そのもののリフォームであっ
ても、既存の外壁材や柱の設計荷重を越えないようにす
るための、既存外壁材の除去や柱の増強等の別工事が発
生し、リフォーム工事の施工上極めて不便であった。
例えば3尺×6尺(約90cm×約180cm)板の大
平面のパネルを釘打ちで固定していくため、重量物であ
る該パネルの運搬や壁面での位置決め作業の際に施工者
にかかる負担も大きいのが現状である。そのため、近
年、軽量外壁材として、金属サイディング等の軽量サイ
ディング材が開発されてきているが、これは、表層を構
成するアルミニウム等の金属薄板表面にエンボス状凹凸
をつけ、その内層をウレタンフォーム等とした構造であ
りこれを釘打ちによって既存外壁面に取り付ける構法が
採用されている。この構法は、例えば、特開昭63−1
25770号公報に開示されている。しかしながら、デ
ザインの面では、表層を構成するアルミニウムの表面の
凹凸形状は、光沢感が出過ぎるため外観の高級感に欠け
ることが多い。また、アルミニウムの場合は、その融点
が660℃であるため、火災等によって外壁表面に裸火
が激しく接するような場合、表層が溶融破壊され、防火
性の面で問題があった。
材として利用でき、防火性に優れたパネルの製造方法を
提供することを目的とする。
を達成するために鋭意研究した結果、本発明を完成する
に至った。すなわち、本発明は、(1) 少なくともフ
ェノール樹脂、水酸化アルミニウム、カオリンクレイ及
び無機繊維を含有し、且つ揮発成分含有量が5質量%以
上、15質量%以下であるパネル成形用組成物を用い、
プレス成形することを特徴とするパネルの製造方法、
(2) パネル成形用組成物が、40℃以上、120℃
以下で熱処理して得られたものである請求項1記載のパ
ネルの製造方法、である。
本発明で用いるパネル成形用組成物は、少なくともフェ
ノール樹脂、水酸化アルミニウム、カオリンクレイ及び
無機繊維を含有することが必要である。本発明において
用いられるフェノール樹脂としては、レゾール系フェノ
ール樹脂であっても、ノボラック系フェノール樹脂であ
っても良く、また、これらの樹脂に、必要に応じて重合
度を高める目的で、レゾール型フェノール樹脂では酸触
媒、ノボラック型フェノール樹脂では塩基触媒を添加し
て用いても良いが、常温で液状を示すレゾール系フェノ
ール樹脂を無触媒で用いることが、成形加工性および生
産性の点から好ましい。
含有量は、パネルの耐久性および成形時の成形性の観点
から、フェノール樹脂、水酸化アルミニウム、カオリン
クレイ及び無機繊維の総質量に対して10質量%以上が
好ましく、また防火性の観点から60質量%以下が好ま
しく、さらに好ましくは15質量%以上、40質量%以
下である。なお、ここでいうフェノール樹脂の含有量
は、該樹脂中に含まれる水分を除いた量である。
酸化アルミニウムとカオリンクレイの合計の含有量は、
パネルの防火性、耐久性の観点からフェノール樹脂、水
酸化アルミニウム、カオリンクレイ及び無機繊維の総質
量に対して30質量%以上が好ましく、成形性の観点か
ら80質量%以下が好ましく、より好ましくは40質量
%以上、70質量%以下である。水酸化アルミニウムと
カオリンクレイの混合比は成形性の観点から質量比で
1:9〜9:1の範囲が好ましく、より好ましくは1:
5〜5:1の範囲、特に好ましくは1:3〜3:1の範囲
である。
アルミニウム、カオリンクレーの他に炭酸カルシウム、
タルク、マイクロバルーン、硫化バリウム、無水ケイ
酸、けい藻土、ガラスパウダー、マイカ、炭酸マグネシ
ウム、三酸化アンチモン、ゾノトライト、トバモライ
ト、ワラストナイト、けい砂等が含まれていても良い
が、成形性の観点から30質量%以下が好ましい。パネ
ル成形用組成物中に含まれる無機繊維としては、ガラス
繊維、金属繊維、鉱物繊維等が挙げられ、これらを単独
または混合して用いることができる。該無機繊維の含有
量は、パネルの成形性とパネル強度の観点からフェノー
ル樹脂、水酸化アルミニウム、カオリンクレイ及び無機
繊維の総質量に対して3質量%以上、40質量%以下が
好ましく、5質量%以上、20質量%以下がより好まし
い。中でもガラス繊維は軽量で強度も高く好適である。
ラス、T−ガラス、AR−ガラス、D−ガラス等が挙げ
られ、これらのいずれの種類のガラスを用いても良い
が、コスト面などからE−ガラスが好ましい。また、無
機繊維の繊維径は3〜30μm程度の繊維径のものが好
ましく、より好ましくは6〜15μmである。無機繊維
の繊維長はパネルの耐久性の観点から0.5mm以上が
好ましく、パネルの成形性の観点から50mm以下が好
ましく、より好ましくは1.0mm以上、15mm以下
である。
ェノール樹脂、水酸化アルミニウム、カオリンクレイ及
び無機繊維を少なくとも含有することが必要であり、こ
れらを主な成分とする組成物をプレス成形用の成形材料
とする。また、該組成物には得られる成形体の防火性、
耐久性等を高めるため難燃剤、紫外線吸収剤、内部離型
剤、増粘剤等の添加剤を加えてもよく、特に成形加工性
を向上させるため内部離型剤を添加することが推奨され
る。内部離型剤の添加量は、パネル成形用組成物中のフ
ェノール樹脂、水酸化アルミニウム、カオリンクレイ及
び無機繊維の総質量に対して0.1質量部以上、10質
量部以下が好ましく、より好ましくは1質量部以上、5
質量部以下である。内部離型剤としては脂肪族炭化水素
系のもの、高級脂肪族アルコール系のもの、脂肪酸アマ
イド系のもの、金属石けん系のもの、リン酸系のものな
どが挙げられ、中でもステアリン酸亜鉛、中和性リン酸
アルコールは離型効果が高く好ましい。
揮発成分は5質量%以上、15質量%以下、好ましくは
7質量%以上、12質量%以下であることが必要であ
る。揮発成分が5質量%未満の場合は、成形する際の流
動性が不足し成形体の良品収率が低下するため好ましく
ない。また揮発成分が15質量%を超える場合は成形時
に揮発成分が急激に蒸発し、またその際の衝撃で硬化前
の成形体が破損し良品収率を低下させ、また流動性が大
きすぎバリの発生が多くなる。
組成物100gを厚み5mmの板状にした状態で上部の
開放した容器に入れて180℃で20分間加熱し、加熱
前後の重量を測定し、加熱前の組成物の重量に対する、
その重量減少分の質量%をいう。原料組成物中の揮発成
分が15質量%を超える場合は、該組成物を熱処理する
ことで、揮発成分含有量を本発明のパネル成形用組成物
の範囲内に含まれるように調整する。このような調整を
した組成物も本発明のパネル成形用組成物として好適に
用いることができる。熱処理の温度は処理時間を短時間
とするために40℃以上が好ましく、また該組成物中の
フェノール樹脂の硬化を進行させないという観点から1
20℃以下が好ましく、より好ましくは80℃以上、1
00℃以下である。
発成分の組成や揮発成分の含有量によって異なることか
ら、あらかじめ熱処理の温度、時間と揮発成分減少量の
相関を調べた上で、揮発成分の含有量が5質量%以上、
15質量%以下、好ましくは7質量%以上、12質量%
以下となるように決定すれば良い。またこの熱処理は原
料組成物を平らな板上で0.3MPaの圧力でプレス
し、厚み5mmの板状にした状態で行うのが好ましい。
原料組成物中の揮発成分の量が5質量%未満の場合は、
該組成物に純水、アルコール等の揮発成分を添加して、
揮発成分含有量が本発明のパネル成形用組成物の範囲内
に含まれるように調整する。この際、添加する揮発成分
の量は、原料組成物の組成によっても異なるため、あら
かじめ揮発成分の添加量と揮発成分量の相関を調べた上
で決定すれば良い。
してはフェノール樹脂、水酸化アルミニウム、カオリン
クレイ、無機繊維、および難燃剤、紫外線吸収剤、内部
離型剤、増粘剤等の添加剤をニーダー、オムニミキサー
等の混合機に投入し、含まれる揮発成分や、用いる混合
機にもよるが3〜30分間、好ましくは5〜20分間混
合して、原料組成物を製造し、該原料組成物中の一部を
用いて、上述の測定法により揮発成分含有量を測定す
る。揮発成分含有量が本発明のパネル成形用組成物の範
囲内に含まれない場合は、上述の方法で揮発成分含有量
を調整する。
成物を製造する際に混合状態を良好にするとともに必要
な混練時間を短縮するため、予め揮発成分を多めに添加
して混合し、その後に熱処理を行い、揮発成分含有量を
本発明のパネル成形用組成物の範囲内に調整する方法も
推奨される。また、本発明においてはパネル成形用組成
物中の揮発成分含有量が本発明の範囲内に入っている場
合でも、プレス成形する前に該組成物を熱処理すること
も推奨される。この熱処理によって該パネル成形用組成
物中の樹脂成分は適度に高分子量化し、プレス成形の際
により良好な成形性を示すようになる。この熱処理温度
としても40℃以上、120℃以下が好ましく、より好
ましくは80℃以上、100℃以下である。熱処理時間
としては120℃であれば10分程度、40℃であれば
24時間程度が好ましい。但し、熱処理後の該組成物中
の揮発成分含有量が、本発明のパネル成形用組成物の範
囲内に入るように熱処理温度および処理時間を調整する
ことが必要である。熱処理前に多めに水、アルコール等
の揮発成分を添加し、熱処理の温度と時間により揮発成
分含有量を調整することは、本発明の好ましい実施態様
である。
用組成物を用い、プレス成形によってパネルを製造する
方法である。ここでプレス成形とは成形体の形状を型ど
った金型とプレス機によって原料を圧縮して成形体を製
造する方法を指す。この時、プレスの硬化時間、温度、
圧力は用いるパネル成形用組成物の組成によって変わる
が、本発明の範囲において良好な成形体が得られる条件
として、プレスの硬化時間として30秒以上、300秒
以下、好ましくは60秒以上、120秒以下であり、プ
レスの温度は150℃以上、200℃以下、好ましくは
170℃以上、190℃以下であり、プレスの圧力とし
ては3MP以上、9MPa以下、好ましくは4MPa以
上、6MPa以下が推奨される。
平板または表面に意匠を有する平板であるパネル状の成
形体を総称していう。本発明によって得られるパネルは
外壁材、内壁材、床材、屋根材、天井素材等の建築用素
材として利用可能である。このためパネルの構造を工夫
してより簡易に施工でき、かつ頑健なものとすることが
好ましい。パネルの厚みは薄すぎるとパネルの形状保
持、強度低下が顕著になるため、パネルの平均厚みは1
mm以上、5mm以下とすることが推奨される。また、
パネル一枚の大きさを0.2m2以上、1m2以下とする
ことが好ましく、パネル一枚の質量は0.5kg以上、
7kg以下が好ましく、パネルの上下左右部に嵌合構造
を持たせることなども好ましい態様である。なおここで
嵌合構造とはパネルの一部分に凸部、別のパネルの一部
分に凹部を持たせて2枚のパネルの凸部と凹部をはめ込
んでパネルを継ぎ足していくことができる構造をいう。
説明する。なお、揮発成分含有量の測定は、原料組成物
100gを試料として用い、厚み5mmの板状にした状
態で上部の開放した容器に入れて、180℃で20分間
加熱し、加熱前後の重量を測定し揮発成分含有量を求め
た。
ハイジライトH32)100.0質量部、カオリンクレ
イ(ENGELHARD社製 ASP−400P)100.0質量
部、レゾール系フェノール樹脂(昭和高分子(株)製B
RL−240、含水率20質量%)78.0質量部、増
粘剤として水酸化カルシウム(関東化学(株)製 試薬
特級)0.9質量部、内部離型剤としてステアリン酸亜
鉛(関東化学(株)製試薬一級)3.1質量部、繊維長
3mmのガラス繊維(日東紡績(株)製 CS−3SK)3
0.0質量部をオムニミキサー(千代田技研工業(株)
製 OM−5)にて約15分間、混合撹拌し、原料組成
物を得た。この原料組成物中の揮発成分含有量は7.5
質量%であった。
成物として用い、180℃に加熱した加圧プレスに装着
された表面クロムメッキ仕上げ、パネル面積225cm
2の溝付き鋼製金型へセットし、金型を閉めて加熱加圧
1.17×107Paでプレスしたところ金型内形状と
同型のパネルを得た。この時バリの発生量は1.5gで
あり、パネルは原料の未充填部のない良品であった。こ
のパネルを10cm×10cmの大きさに切り出し、東
洋精機(株)のコーンカロリーメータIII装置を用い、
(財)日本建築総合試験所編「防耐火性能試験・評価業務
方法書」に基づいて燃焼試験を行ったところ総発熱量は
9.1MJ/m2であった。
水30.0質量部を加え、オムニミキサーの混合時間を
約3分間とする以外は、実施例1と同様に原料を混合撹
拌し、原料組成物を得た。この原料組成物は、混合時間
は実施例1の約1/3であったが、実施例1におけるパ
ネル成形用組成物と同等に十分に混合されていた。この
原料組成物中の揮発成分含有量を測定したところ17.
0質量%であった。この原料組成物を平らな板上で0.
3MPaの圧力でプレスし、厚み5mmの板状にした状
態で100℃で10分間熱処理した。その後再びこの原
料組成物中の揮発成分量を測定したところ12.0質量
%であった。
成物として用い、180℃に加熱した加圧プレスに装着
された表面クロムメッキ仕上げ、パネル面積225cm
2の溝付き鋼製金型へセットし、金型を閉めて加熱加圧
1.17×107Paでプレスしたところ金型内形状と
同型のパネルを得た。この時バリの発生量は2.5gで
あり、パネルは原料の未充填部のない良品であった。こ
のパネルを10cm×10cmの大きさに切り出し、東
洋精機(株)のコーンカロリーメータIII装置を用い、
(財)日本建築総合試験所編「防耐火性能試験・評価業務
方法書」に基づいて燃焼試験を行ったところ総発熱量は
8.1MJ/m2であった。
によって含水率12質量%に調整した昭和高分子(株)
製BRL−240を用いる以外は実施例1と同様にして
原料組成物を作製し、揮発成分含有量を測定したところ
6質量%であった。実施例1と同様にパネルを成形しバ
リの発生量とパネルの状態を確認し、燃焼試験を行っ
た。バリの発生量は0.8gであり、パネルは原料の未
充填部のない良品であった。燃焼試験における総発熱量
は8.8MJ/m2であった。
によって含水率7質量%に調整した昭和高分子(株)製
BRL−240を用いる以外は実施例1と同様に原料組
成物を作製し、揮発成分含有量を測定したところ4質量
%であった。実施例1と同様にパネルを成形し、バリの
発生量とパネルの状態を確認した。バリの発生量は0g
であり、パネルはその周辺部に原料の未充填部が発生し
たものとなった。
0質量%の原料組成物をそのまま熱処理せず、実施例1
と同様にパネルを成形しバリの発生量とパネルの状態を
確認した。プレス時のガス抜け音が大きく、パネルは原
料の未充填部のない状態であったがパネル表面に細かい
亀裂が発生し、バリの発生量も4.8gと多かった。
良好な収率をもって得ることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくともフェノール樹脂、水酸化アル
ミニウム、カオリンクレイ及び無機繊維を含有し、且つ
揮発成分含有量が5質量%以上、15質量%以下である
パネル成形用組成物を用い、プレス成形することを特徴
とするパネルの製造方法。 - 【請求項2】 パネル成形用組成物が、40℃以上、1
20℃以下で熱処理して得られたものである請求項1記
載のパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001120040A JP2002307416A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | パネルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001120040A JP2002307416A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | パネルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002307416A true JP2002307416A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18970156
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001120040A Pending JP2002307416A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | パネルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002307416A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-04-18 JP JP2001120040A patent/JP2002307416A/ja active Pending
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JP3038085U (ja) | 軽量屋根材 |
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