JP2002307045A - 廃棄物熱分解プラント - Google Patents

廃棄物熱分解プラント

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JP2002307045A JP2001116907A JP2001116907A JP2002307045A JP 2002307045 A JP2002307045 A JP 2002307045A JP 2001116907 A JP2001116907 A JP 2001116907A JP 2001116907 A JP2001116907 A JP 2001116907A JP 2002307045 A JP2002307045 A JP 2002307045A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物熱分解プラントの緊急時に発生する熱
分解ガスを緊急燃焼装置により燃焼処理する際のダイオ
キシン類の発生およびダイオキシン類への再合成を防止
するとともに、燃焼処理の効率化を図り緊急燃焼装置の
大型化を防ぐことができる熱分解ガス処理装置を提供す
る。 【解決手段】 廃棄物熱分解ガス処理装置40は、熱分
解炉1と、通常時ガス処理装置30とを備えている。熱
分解炉1には、緊急時における熱分解炉1からの熱分解
ガス10からダイオキシン類の前駆物質を除去する熱分
解ガス凝縮器3が接続されている。また、熱分解ガス凝
縮器3には、熱分解ガス10を燃焼処理する緊急燃焼装
置2が接続されている。これにより、熱分解ガス凝縮器
3によりダイオキシン類の前駆物質が除去された熱分解
ガス10が、緊急燃焼装置2に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緊急時において熱
分解炉で発生する熱分解ガスを燃焼処理する廃棄物熱分
解プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】廃プラスチック等の廃棄物は、熱分解炉
を備えた廃棄物熱分解プラントで熱分解処理される。特
に近年では、廃棄物熱分解プラントで発生する熱分解ガ
スを改質、洗浄した後に、熱分解ガスに含まれる各種成
分から精製ガスを生成し、この精製ガスを、発電装置や
熱発生装置等におけるエネルギー源として利用したり、
化学原料として利用している。このような廃棄物熱分解
プラントのうち熱分解ガス化溶融プラントが実用化され
ている。この熱分解ガス化溶融プラントは、熱分解炉で
発生した熱分解ガスを熱分解炉に接続された溶融炉等の
通常時ガス処理装置で燃焼して熱分解ガスに含まれる灰
分を溶融処理する。
【0003】このような廃棄物熱分解プラントにおい
て、廃棄物熱分解プラントの構成機器が故障した場合や
配管が閉塞した場合等の緊急時には、熱分解炉および通
常時ガス処理装置の運転を停止する必要があり、廃棄物
の熱分解炉への投入も停止される。
【0004】このとき、熱分解炉では、熱分解炉への廃
棄物の投入停止後も一定の時間は、すでに投入された廃
棄物から熱分解ガスが発生するのが一般的である。この
ように熱分解炉および通常時ガス処理装置の運転停止後
に熱分解炉で発生する熱分解ガスは、ダイオキシン類の
前駆物質である高分子の炭化水素類等の環境汚染物質を
多量に含んでいる。
【0005】従って、熱分解炉および通常時ガス処理装
置の運転停止後に熱分解炉で発生する熱分解ガスは、ダ
イオキシン類の発生を極力低減するために、緊急燃焼装
置において十分な滞留時間、高温で燃焼処理が施されて
環境汚染物質が除去された後に、系外に排出されること
が多い。
【0006】図6は、従来の廃棄物熱分解プラントを示
す構成図である。
【0007】図6に示すように、廃棄物熱分解プラント
40は、廃棄物16が投入され乾留される熱分解炉1
と、熱分解炉1に接続されたガス改質炉または溶融炉2
0とを備えている。ガス改質炉または溶融炉20には、
ボイラ等の熱交換器21が接続され、また、熱交換器2
1には、ガス洗浄装置または排出ガス浄化装置22が接
続されている。なお、ガス改質炉または溶融炉20と、
熱交換器21と、ガス洗浄装置また排出ガス浄化装置2
2とから通常時ガス処理装置30が構成されている。ま
た、熱分解炉1には緊急燃焼装置2が接続されている。
【0008】通常時には、熱分解炉1で発生する熱分解
ガス10は、通常時ガス処理装置30においてガス処理
が行われており、緊急燃焼装置2は停止している。
【0009】しかし、熱分解炉1および通常時ガス処理
装置30の運転が停止されると、熱分解炉1で発生する
熱分解ガス10は、緊急燃焼装置2に送られて、十分な
時間、高温で燃焼処理が施されて環境汚染物質が除去さ
れた後に系外に排出される。
【0010】なお、緊急燃焼装置2においてダイオキシ
ン類の発生を極力抑制し、廃棄物熱分解プラントの系内
の急激な圧力上昇を防止するためには、例えば、熱分解
ガス10を2秒間以上の滞留時間を持って800℃以上
で燃焼処理する必要がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、熱分解
炉1および通常時ガス処理装置30の運転停止後に熱分
解炉1で発生する熱分解ガス10は、そのまま緊急燃焼
装置2に送られ、燃焼処理されて環境汚染物質が除去さ
れている。
【0012】しかしながら、熱分解ガス10は、廃棄物
16が熱分解炉1において通常400〜600℃で分解
されて発生したものであり、この熱分解ガス10中には
高分子の炭化水素類が多く含まれている。この高分子の
炭化水素類は、燃焼するとダイオキシン類を発生する。
従って、熱分解ガス10を緊急燃焼装置2で燃焼処理す
る際にも、熱分解ガス10中の高分子の炭化水素類が燃
焼されて、ダイオキシン類が発生しやすい。
【0013】また、ダイオキシン類は、塩化水素を燃焼
処理する場合にも発生する。従って、塩化水素を含む熱
分解ガス10を緊急燃焼装置2で燃焼処理する際にもダ
イオキシン類が発生しやすい。
【0014】また、緊急燃焼装置2から燃焼排出ガス1
1をそのまま系外の大気中に放出すると、燃焼排出ガス
11は大気中で拡散冷却される。この燃焼排出ガス11
が拡散冷却される過程では、燃焼排出ガス11に含まれ
る各種成分がダイオキシン類に再合成することも考えら
れる。
【0015】さらに、緊急燃焼装置2は、熱分解炉1お
よび通常時ガス処理装置30の運転停止時以外にはほと
んど使用されないにもかかわらず、熱分解炉1および通
常時ガス処理装置30の運転停止後の熱分解炉1で一時
的に多量に発生する熱分解ガス10を燃焼処理する必要
があるので、大型化して不経済である。
【0016】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、熱分解炉および通常時ガス処理装置の運転
停止後の熱分解炉で発生する熱分解ガスを緊急燃焼装置
により燃焼処理する際にダイオキシン類が発生すること
を防止するとともに、熱分解ガスを燃焼処理した燃焼排
出ガスがダイオキシン類に再合成することを防止し、さ
らに緊急燃焼装置における熱分解ガスの燃焼処理の効率
化を図り緊急燃焼装置の大型化を防ぐことができる廃棄
物熱分解プラントを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱分解炉と、
通常時における熱分解炉からの熱分解ガスを処理する通
常時ガス処理装置と、緊急時における熱分解炉からの熱
分解ガスを燃焼処理する緊急燃焼装置と、熱分解炉と緊
急燃焼装置との間に設置され、熱分解炉からの熱分解ガ
スからダイオキシン類の前駆物質を除去する熱分解ガス
凝縮器と、を備えたことを特徴とする廃棄物熱分解プラ
ントである。
【0018】本発明によれば、熱分解ガスは、緊急燃焼
装置に送られる前に、熱分解ガス凝縮器によりダイオキ
シン類の前駆物質である高分子の炭化水素類が除去され
る。
【0019】本発明は、熱分解炉と、通常時における熱
分解炉からの熱分解ガスを処理する通常時ガス処理装置
と、緊急時における熱分解炉からの熱分解ガスを燃焼処
理する緊急燃焼装置と、緊急燃焼装置の下流側に設置さ
れ、緊急燃焼装置からの燃焼排出ガスを所望温度に冷却
する急冷装置と、を備えたことを特徴とする廃棄物熱分
解プラントである。
【0020】本発明は、熱分解炉と、通常時における熱
分解炉からの熱分解ガスを処理する通常時ガス処理装置
と、緊急時における熱分解炉からの熱分解ガスを燃焼処
理する緊急燃焼装置と、熱分解炉と緊急燃焼装置との間
に設置され、熱分解炉からの熱分解ガスからダイオキシ
ン類の前駆物質を除去する熱分解ガス凝縮器と、緊急燃
焼装置の下流側に設置され、緊急燃焼装置からの燃焼排
出ガスを所望温度に冷却する急冷装置と、を備えたこと
を特徴とする廃棄物熱分解プラントである。
【0021】また、好ましくは、熱分解ガス凝縮器と緊
急燃焼装置との間に、熱分解炉からの熱分解ガスから塩
化水素を除去する塩化水素除去装置を設けている。
【0022】また、好ましくは、塩化水素除去装置は、
熱分解炉からの熱分解ガスに消石灰を投入する消石灰投
入装置と、消石灰投入装置の下流側に取り付けられてい
る。
【0023】また、好ましくは、熱分解ガス凝縮器と緊
急燃焼装置との間には、熱分解炉からの熱分解ガスから
炭化水素類を除去する炭化水素類除去装置が設けられて
いる。
【0024】また、好ましくは、炭化水素類除去装置
は、熱分解炉からの熱分解ガスに活性炭を投入する活性
炭投入器と、活性炭投入器の下流側に取り付けられた第
2集塵装置と、からなる。
【0025】
【発明の実施の形態】第1の実施の形態 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。
【0026】図1は本発明の第1の実施の形態を示す図
である。ここで図1は、廃棄物熱分解プラントを示す構
成図である。
【0027】図1において、廃棄物熱分解プラント40
は、投入された廃棄物16を乾留して熱分解ガス10を
発生させる熱分解炉1と、熱分解炉1に接続され、熱分
解炉1からの熱分解ガス10を改質して改質ガスを生成
するガス改質炉または熱分解ガス10を燃焼して燃焼ガ
スを生成する溶融炉20とを備えている。
【0028】ガス改質炉または溶融炉20にはボイラ等
の熱交換器21が接続され、この熱交換器21は、ガス
改質炉または溶融炉20からの改質ガスまたは燃焼ガス
等の燃焼排出ガス11を冷却し、排熱利用している。熱
交換器21にはガス洗浄装置または排出ガス浄化装置2
2が取り付けられ、熱交換器21からの燃焼排出ガス1
1は、ガス洗浄装置または排ガス浄化装置により洗浄さ
れたり浄化される。その後、ガス洗浄装置または排出ガ
ス浄化装置22からの燃焼排出ガス11は、ガス発電装
置や排熱利用装置等に利用され、図示しない排気筒を介
してそのまま大気中に排気される。
【0029】なお、ガス改質炉または溶融炉20と、熱
交換器21と、ガス洗浄装置また排出ガス浄化装置22
とから通常時ガス処理装置30が構成されている。
【0030】また、図1に示すように、熱分解炉1に
は、熱分解ガス凝縮器3を介して緊急燃焼装置2が接続
されている。熱分解ガス凝縮器3は、例えば蓄熱式熱交
換器からなり、熱分解炉1からの熱分解ガス10からダ
イオキシン類の前駆物質等を凝縮除去した後、熱分解ガ
ス10を緊急燃焼装置2へ送るものである。また、緊急
燃焼装置2は、熱分解炉1から熱分解ガス凝縮器3を介
して供給された熱分解ガス10を燃焼処理する。
【0031】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0032】廃棄物熱分解プラント40の通常運転時に
おいて、熱分解炉1に投入された廃棄物16から発生す
る熱分解ガス10は、通常時ガス処理装置30により処
理されて、その後、ガス発電装置や排熱利用装置等に利
用され、排気筒を介してそのまま大気中に排気される。
【0033】しかしながら、通常時ガス処理装置30の
各種機器に故障が生じた場合や配管の閉塞が生じた場合
等の廃棄物熱分解プラント40の緊急時には、熱分解炉
1および通常時ガス処理装置30の運転を停止する必要
があり、熱分解炉1への廃棄物16の投入も停止する。
【0034】この場合、熱分解炉1では、廃棄物16の
投入を停止した後も数時間程度の間、熱分解炉1にすで
に投入されている廃棄物16が熱分解して熱分解ガス1
0が発生する。
【0035】このように熱分解炉1および通常時ガス処
理装置30の運転停止後に熱分解炉1で発生する熱分解
ガス10は、緊急燃焼装置2により処理する必要があ
る。
【0036】この場合は、熱分解炉1で発生した熱分解
ガス10が、熱分解ガス凝縮器3に送られて、250℃
以下に冷却される。これにより、ダイオキシン類の前駆
物質となり得るオイルやタール等の高分子の炭化水素類
は、凝縮し、液体または固体となって熱分解ガス10か
ら除去される。その後、熱分解ガス10は、熱分解ガス
凝縮器3から緊急燃焼装置2に送られて、燃焼処理が施
される。
【0037】このように、熱分解炉1と緊急燃焼装置2
との間に熱分解ガス凝縮器3を設置して、熱分解炉1で
発生した熱分解ガス10は、熱分解ガス凝縮器3におい
て高分子の炭化水素類が凝縮除去された後に、緊急燃焼
装置2に送られる。このとき、緊急燃焼装置2に送られ
る熱分解ガス10の主成分は、低温で気体である水素、
一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、水分、メタン等の低分
子の炭化水素類から成り、ダイオキシン類の前駆物質と
なり得る高分子の炭化水素類はほとんど含まれない。従
って、このような熱分解ガス10を緊急燃焼装置2によ
り燃焼することにより、高分子の炭化水素類からダイオ
キシン類が発生することを抑制することができる。
【0038】また、熱分解ガス凝縮器3において高分子
の炭化水素類等の可燃成分が熱分解ガス10から除去さ
れて、緊急燃焼装置2における熱分解ガス10の燃焼量
は減少するので、緊急燃焼装置2の燃焼室の容積やバー
ナ容量を小さくできる。
【0039】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、熱分解炉1および通常時ガス処理装置30の運転が
停止した場合において、熱分解炉1で発生する熱分解ガ
ス10は、熱分解ガス凝縮器3においてダイオキシン類
の前駆物質となり得る高分子の炭化水素類が除去された
後に、緊急燃焼装置2で燃焼処理が施されるので、緊急
燃焼装置2における燃焼処理の際のダイオキシン類の発
生を抑制することができる。また、熱分解ガス10は高
分子の炭化水素類等の可燃成分が除去された後に、緊急
燃焼装置2で燃焼処理が施されるので、緊急燃焼装置2
の燃焼室の容積やバーナ容量を小さくすることができ、
緊急燃焼装置2の小型化を図ることができる。
【0040】第2の実施の形態 図2は本発明の第2の実施の形態を示す図である。ここ
で図2は、廃棄物熱分解プラントを示す構成図である。
【0041】図2に示す第2の実施の形態において、熱
分解炉1には、熱分解炉1からの熱分解ガス10を燃焼
処理する緊急燃焼装置2が直接接続されている。また、
緊急燃焼装置2の下流側には急冷装置4が設置され、こ
の急冷装置4は、緊急燃焼装置2からの燃焼排出ガス1
1を所望温度に冷却するようになっている。他の構成は
図1に示す第1の実施の形態と略同一である。図2にお
いて、図1に示す第1の実施の形態と同一部分には同一
符号を付して詳細な説明は省略する。
【0042】廃棄物熱分解プラント40の緊急時におい
て、熱分解炉1および通常時ガス処理装置30の運転が
停止される。このとき熱分解炉1で発生する熱分解ガス
10は、緊急燃焼装置2に送られて、燃焼処理が施され
る。
【0043】緊急燃焼装置2で燃焼処理された高温の燃
焼排出ガス11は、急冷装置4に送られ、この急冷装置
4において短時間に極力低温となるように冷却され、3
00℃以下となる。
【0044】このように、緊急燃焼装置2からの燃焼排
出ガス11は、急冷装置4により冷却された後、大気中
に放出されるので、大気中に放出された燃焼排出ガス1
1に含まれる各種成分がダイオキシン類に再合成する可
能性を抑制することができる。すなわち、燃焼排出ガス
11が冷却されず高温の状態で大気中に放出された場合
に比べて、燃焼排出ガス11が急冷装置4により冷却さ
れた後に大気中に放出された場合には、燃焼排出ガス1
1に含まれる各種成分が燃焼排出ガス11が、大気中で
拡散冷却する過程において、ダイオキシン類に再合成す
る可能性を抑制することができる。
【0045】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、熱分解ガス10を緊急燃焼装置2で燃焼処理した燃
焼排出ガス11は、急冷装置4で冷却された後に大気中
へ放出される。これにより、燃焼排出ガス11が大気中
で拡散冷却する過程において、燃焼排出ガス11に含ま
れる各種成分がダイオキシン類に再合成する可能性を抑
制することができる。
【0046】第3の実施の形態 図3は本発明の第3の実施の形態を示す図である。ここ
で図3は、廃棄物熱分解プラントを示す構成図である。
【0047】図3に示す第3の実施の形態において、熱
分解炉1と緊急燃焼装置2との間には熱分解ガス凝縮器
3が設置され、この熱分解ガス凝縮器3は、熱分解炉1
からの熱分解ガス10からダイオキシン類の前駆物質等
を凝縮除去するようになっている。また、緊急燃焼装置
2の下流側には急冷装置4が設置され、この急冷装置4
は、緊急燃焼装置2からの燃焼排出ガス11を所望温度
に冷却する。他の構成は図1に示す第1の実施の形態と
略同一である。図3において、図1に示す第1の実施の
形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0048】廃棄物熱分解プラント40の緊急時におい
て、熱分解炉1および通常時ガス処理装置30の運転が
停止する。この場合、熱分解炉1で発生する熱分解ガス
10は、熱分解ガス凝縮器3に送られて、ダイオキシン
類の前駆物質となり得る高分子の炭化水素類等が凝縮除
去された後、緊急燃焼装置2に送られる。
【0049】緊急燃焼装置2に送られた熱分解ガス10
は、燃焼処理が施された後、高温の状態で燃焼排出ガス
11として急冷装置4に送られる。
【0050】急冷装置4に送られた燃焼排出ガス11
は、急冷装置4により短時間に極力低温となるように冷
却された後、大気中に放出される。
【0051】従って、熱分解炉1で発生する熱分解ガス
10は、熱分解ガス凝縮器3においてダイオキシン類の
前駆物質となり得る高分子の炭化水素類が除去された後
に、緊急燃焼装置2で燃焼処理が施されるので、緊急燃
焼装置2におけるダイオキシン類の発生を抑制すること
ができる。また、熱分解ガス10は、高分子の炭化水素
類等の可燃成分が除去された後に緊急燃焼装置2で燃焼
処理が施されるので、緊急燃焼装置2の燃焼室の容積や
バーナ容量を小さくして、緊急燃焼装置2の小型化を図
ることができる。さらに、熱分解炉1で発生した熱分解
ガス10を緊急燃焼装置2で燃焼した燃焼排出ガス11
は、急冷装置4で冷却された後に、大気中に放出される
ので、大気中に放出された燃焼排出ガス11の各種成分
がダイオキシン類に再合成する可能性を抑制することが
できる。
【0052】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、緊急燃焼装置2におけるダイオキシン類の発生を抑
制することができ、また、緊急燃焼装置2の小型化を図
ることができ、さらに、大気中に放出された燃焼排出ガ
ス11の各種成分がダイオキシン類に再合成する可能性
を抑制することができる。
【0053】第4の実施の形態 図4は本発明の第4の実施の形態を示す図である。ここ
で図4は、廃棄物熱分解プラントを示す構成図である。
【0054】図4(a)に示す第4の実施の形態におい
て、熱分解炉1と緊急燃焼装置2との間には熱分解ガス
凝縮器3と、消石灰投入器5と、第1集塵装置7とが順
次設置されている。このうち、熱分解ガス凝縮器3は、
熱分解炉1からの熱分解ガス10からダイオキシン類の
前駆物質等を除去するものであり、急冷装置4は、緊急
燃焼装置2からの燃焼排出ガス11を所望温度に冷却す
るものである。
【0055】なお、消石灰投入器5および第1集塵装置
7により塩化水素除去装置が構成されている。他の構成
は図1に示す第1の実施の形態と略同一である。図4
(a)において、図1に示す第1の実施の形態と同一部
分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0056】廃棄物熱分解プラント40の緊急時におい
て、熱分解炉1および通常時ガス処理装置30の運転が
停止する。この場合、熱分解炉1で発生する熱分解ガス
10は、熱分解ガス凝縮器3に送られて、ダイオキシン
類の前駆物質となり得る高分子の炭化水素類等が除去さ
れた後、消石灰投入器5に送られる。
【0057】消石灰投入器5に送られた熱分解ガス10
は、この消石灰投入器5において消石灰12が投入され
る。これにより、熱分解ガス10に含まれる塩化水素
と、投入された消石灰12とが反応して塩化カルシウム
13が生成される。その後、熱分解ガス10は、塩化カ
ルシウム13および未反応の消石灰12とともに、第1
集塵装置7に送られる。
【0058】第1集塵装置7では、熱分解ガス10か
ら、塩化カルシウム13および未反応の消石灰12が回
収、除去される。その後、熱分解ガス10は、第1集塵
装置7から緊急燃焼装置2に送られる。
【0059】熱分解ガス10は、緊急燃焼装置2で燃焼
処理されて燃焼排出ガス11となり、その後、大気中に
放出される。
【0060】一般に、塩化水素を緊急燃焼装置2で燃焼
処理するとダイオキシン類が発生することがある。しか
しながら、本実施の形態の廃棄物熱分解プラント40に
よれば、熱分解ガス10に含まれる塩化水素は、緊急燃
焼装置2に送られる前に、消石灰投入器5において塩化
カルシウム13とされ、この塩化カルシウム13は第1
集塵装置7で熱分解ガス10から回収、除去される。こ
れにより、緊急燃焼装置2に送られて燃焼処理が施され
る塩化水素は低減するので、緊急燃焼装置2での熱分解
ガス10を燃焼処理する際におけるダイオキシン類の発
生を抑制することができる。
【0061】次に、本実施の形態の一変形例について説
明する。図4(b)は、本実施の形態の一変形例を示す
廃棄物熱分解プラント40の構成図である。
【0062】図4(b)に示すように、緊急燃焼装置2
の下流側に急冷装置4を接続してもよい。図4(b)に
おいて、緊急燃焼装置2において燃焼処理が施された燃
焼排出ガス11は、急冷装置4に送られる。急冷装置4
に送られた燃焼排出ガス11は、急冷装置4で冷却され
た後に大気中に放出される。従って、大気中で燃焼排出
ガス11が拡散冷却する過程において、燃焼排出ガス1
1の各種成分がダイオキシン類に再合成する可能性を抑
制することができる。
【0063】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、熱分解ガス10が緊急燃焼装置2に送られる前に、
熱分解ガス10に含まれる塩化水素は消石灰投入器5で
塩化カルシウム13とされ、この塩化カルシウム13は
第1集塵装置7で熱分解ガス10から回収、除去され
る。これにより、緊急燃焼装置2に送られる熱分解ガス
10に含まれる塩化水素は低減するので、緊急燃焼装置
2で熱分解ガス10を燃焼処理する際のダイオキシン類
の発生を抑制することができる。
【0064】第5の実施の形態 図5は本発明の第5の実施の形態を示す図である。ここ
で図5は、廃棄物熱分解プラントを示す構成図である。
【0065】図5(a)に示す第5の実施の形態におい
て、熱分解炉1と緊急燃焼装置2との間に、熱分解炉1
からの熱分解ガス10からダイオキシン類の前駆物質等
を除去する熱分解ガス凝縮器3と、活性炭投入器6と、
第2集塵装置8とが順次設置されている。なお、活性炭
投入器6と、第2集塵装置8とから炭化水素類除去装置
が構成されている。他の構成は図4(a)に示す第4の
実施の形態と略同一である。図5(a)において、図4
(a)に示す第4の実施の形態と同一部分には同一符号
を付して詳細な説明は省略する。
【0066】廃棄物熱分解プラント40の緊急時におい
て、熱分解炉1および通常時ガス処理装置30の運転が
停止する。この場合、熱分解炉1で発生する熱分解ガス
10は、熱分解ガス凝縮器3に送られて、ダイオキシン
類の前駆物質となり得る高分子の炭化水素類等が除去さ
れた後、消石灰投入器5に送られる。このとき、熱分解
ガス10に含まれるベンゼン等の低沸点の炭化水素類の
一部は、熱分解ガス凝縮器3では凝縮除去されず、熱分
解ガス10中に残存する。
【0067】活性炭投入器6に送られた熱分解ガス10
には活性炭14が投入される。これにより、熱分解ガス
10に含まれる熱分解ガス凝縮器3において凝縮除去す
ることができなかった低沸点の炭化水素類が、投入され
た活性炭14に吸着される。その後、熱分解ガス10
は、低沸点の炭化水素類を吸着した活性炭15および未
吸着の活性炭14とともに第2集塵装置8に送られる。
【0068】第2集塵装置8では、熱分解ガス10か
ら、低沸点の炭化水素類を吸着した活性炭15および未
吸着の活性炭14が回収、除去される。
【0069】その後、熱分解ガス10は、第2集塵装置
8から緊急燃焼装置2に送られ、緊急燃焼装置2におい
て燃焼処理が施されて、大気中に放出される。
【0070】熱分解ガス凝縮器3において凝縮除去する
ことができないベンゼン等の低沸点の炭化水素類は、ダ
イオキシン類の前駆物質であるので、緊急燃焼装置2に
おいて燃焼処理が施されるとダイオキシン類が発生す
る。しかしながら、本実施の形態の廃棄物熱分解プラン
ト40によれば、熱分解ガス10に含まれる低沸点の炭
化水素類は、緊急燃焼装置2に送られる前に、活性炭投
入器6において活性炭14に吸着される。そして、この
低沸点の炭化水素類を吸着した活性炭15は、第2集塵
装置8で熱分解ガス10から回収、除去される。これに
より、緊急燃焼装置2に送られて、燃焼処理が施される
低沸点の炭化水素類は低減するので、緊急燃焼装置2に
おいて熱分解ガス10を燃焼処理する際のダイオキシン
類の発生を抑制することができる。
【0071】次に、本実施の形態の一変形例について説
明する。図5(b)は、本実施の形態の一変形例におけ
る廃棄物熱分解プラントを示す構成図である。
【0072】図5(b)に示すように、緊急燃焼装置2
の下流側に急冷装置4を接続してもよい。図5(b)に
おいて、緊急燃焼装置2で燃焼処理された燃焼排出ガス
11は、急冷装置4に送られる。急冷装置4に送られた
燃焼排出ガス11は、急冷装置4で冷却された後に、大
気中に放出される。これにより、大気中に放出された燃
焼排出ガス11の各種成分からダイオキシン類が再合成
する可能性を抑制することができる。
【0073】次に、本実施の形態の更に他の変形例につ
いて説明する。図5(c)は、本実施の形態の他の変形
例における廃棄物熱分解プラントを示す構成図である。
【0074】図5(c)に示すように、緊急燃焼装置2
の下流側に急冷装置4を接続するとともに、熱分解ガス
凝縮器3と第2集塵装置8との間に消石灰投入器5およ
び活性炭投入器6を設けてもよい。このとき、消石灰投
入器5と活性炭投入器6とは、それぞれ単独に作動させ
てもよいし、同時に作動させてもよい。これにより、消
石灰投入器5により投入された消石灰12と熱分解ガス
10に含まれる塩化水素ガスとが反応して塩化カルシウ
ム13となり、また、活性炭投入器6により投入された
活性炭14に、熱分解ガス10に含まれる低沸点の炭化
水素類が吸着する。熱分解ガス10は、塩化カルシウム
13、塩化水素ガスと未反応である消石灰12、低沸点
の炭化水素類を吸着した活性炭15、および未吸着の活
性炭14とともに、消石灰投入器5および活性炭投入器
6から第2集塵装置8に送られる。第2集塵装置8にお
いて、塩化カルシウム13、塩化水素ガスと未反応であ
る消石灰12、低沸点の炭化水素類を吸着した活性炭1
5、および未吸着の活性炭14が、熱分解ガス10から
回収、除去される。その後、熱分解ガス10は、第2集
塵装置8から緊急燃焼装置2送られて燃焼処理が施され
る。このようにして、熱分解ガス10は、緊急燃焼装置
2に送られる前に、ダイオキシン類の前駆物質である高
分子の炭化水素類および塩化水素が除去されるので、緊
急燃焼装置2における燃焼処理の際のダイオキシン類の
発生を抑制することができる。
【0075】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、熱分解ガス10が緊急燃焼装置2に送られる前に、
熱分解ガス10に含まれる低沸点の炭化水素類は、活性
炭投入器6で活性炭14に吸着され、この活性炭15は
第2集塵装置8で熱分解ガス10から回収、除去され
る。これにより、緊急燃焼装置2に送られる熱分解ガス
10に含まれる低沸点の炭化水素類は低減するので、緊
急燃焼装置2で熱分解ガス10を燃焼処理する際のダイ
オキシン類の発生を抑制することができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
廃棄物熱分解プラントの緊急時に熱分解炉で発生する熱
分解ガスは、熱分解ガス凝縮器、塩化水素除去装置、お
よび炭化水素類除去装置により、ダイオキシン類の前駆
物質が低減された後に緊急燃焼装置へ送られる。これに
より、緊急燃焼装置により熱分解ガスを燃焼処理する際
に、ダイオキシン類が発生することを防止することがで
きる。また、熱分解ガスを緊急燃焼装置により燃焼処理
した燃焼排出ガスは、冷却装置により冷却した後に大気
中に放出されるので、燃焼排出ガスの冷却過程におい
て、燃焼排出ガスがダイオキシン類に再合成することを
防止することができる。緊急燃焼装置における熱分解ガ
スの燃焼処理の効率化が図られ、緊急燃焼装置の大型化
を防ぐことができ、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による廃棄物熱分解プラントの第1の実
施の形態を示す構成図。
【図2】本発明による廃棄物熱分解プラントの第2の実
施の形態を示す構成図。
【図3】本発明による廃棄物熱分解プラントの第3の実
施の形態を示す構成図。
【図4】本発明による廃棄物熱分解プラントの第4の実
施の形態を示す構成図。
【図5】本発明による廃棄物熱分解プラントの第5の実
施の形態を示す構成図。
【図6】従来の廃棄物熱分解プラントを示す構成図。
【符号の説明】
1 熱分解炉 2 緊急燃焼装置 3 熱分解ガス凝縮器 4 急冷装置 5 消石灰投入器 6 活性炭投入器 7 第1集塵装置 8 第2集塵装置 10 熱分解ガス 11 燃焼排出ガス 12 消石灰 13 塩化カルシウム 14 活性炭 15 低沸点の炭化水素類を吸着した活性炭 16 廃棄物 20 ガス改質炉または溶融炉 21 熱交換器 22 ガス洗浄装置または排出ガス浄化装置 30 通常時ガス処理装置 40 廃棄物熱分解プラント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F23J 15/00 B01D 53/34 134A 15/06 D // C07D 319/24 (72)発明者 唐 戸 茂 樹 神奈川県横浜市鶴見区末広町2丁目4番地 株式会社東芝京浜事業所内 Fターム(参考) 3K061 AA24 AB02 AB03 AC11 AC13 3K070 DA05 DA12 DA27 DA35 4D002 AA21 AB01 AC04 BA03 BA04 BA13 BA14 CA20 DA05 DA41 EA05 GB03 4D004 AA07 AB06 BA03 CA27 CB34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱分解炉と、 通常時における熱分解炉からの熱分解ガスを処理する通
    常時ガス処理装置と、 緊急時における熱分解炉からの熱分解ガスを燃焼処理す
    る緊急燃焼装置と、 熱分解炉と緊急燃焼装置との間に設置され、熱分解炉か
    らの熱分解ガスからダイオキシン類の前駆物質を除去す
    る熱分解ガス凝縮器と、を備えたことを特徴とする廃棄
    物熱分解プラント。
  2. 【請求項2】熱分解炉と、 通常時における熱分解炉からの熱分解ガスを処理する通
    常時ガス処理装置と、 緊急時における熱分解炉からの熱分解ガスを燃焼処理す
    る緊急燃焼装置と、 緊急燃焼装置の下流側に設置され、緊急燃焼装置からの
    燃焼排出ガスを所望温度に冷却する急冷装置と、を備え
    たことを特徴とする廃棄物熱分解プラント。
  3. 【請求項3】熱分解炉と、 通常時における熱分解炉からの熱分解ガスを処理する通
    常時ガス処理装置と、 緊急時における熱分解炉からの熱分解ガスを燃焼処理す
    る緊急燃焼装置と、 熱分解炉と緊急燃焼装置との間に設置され、熱分解炉か
    らの熱分解ガスからダイオキシン類の前駆物質を除去す
    る熱分解ガス凝縮器と、 緊急燃焼装置の下流側に設置され、緊急燃焼装置からの
    燃焼排出ガスを所望温度に冷却する急冷装置と、を備え
    たことを特徴とする廃棄物熱分解プラント。
  4. 【請求項4】熱分解ガス凝縮器と緊急燃焼装置との間
    に、熱分解炉からの熱分解ガスから塩化水素を除去する
    塩化水素除去装置を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは3記載の廃棄物熱分解プラント。
  5. 【請求項5】塩化水素除去装置は、熱分解炉からの熱分
    解ガスに消石灰を投入する消石灰投入装置と、消石灰投
    入装置の下流側に取り付けられた第1集塵装置と、から
    なることを特徴とする請求項4記載の廃棄物熱分解プラ
    ント。
  6. 【請求項6】熱分解ガス凝縮器と緊急燃焼装置との間に
    は、熱分解炉からの熱分解ガスから炭化水素類を除去す
    る炭化水素類除去装置が設けられたことを特徴とする請
    求項1、3、4、または5のいずれかに記載の廃棄物熱
    分解プラント。
  7. 【請求項7】炭化水素類除去装置は、熱分解炉からの熱
    分解ガスに活性炭を投入する活性炭投入器と、活性炭投
    入器の下流側に取り付けられた第2集塵装置と、からな
    ることを特徴とする請求項6記載の廃棄物熱分解プラン
    ト。
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